JP2003057044A - ナビゲーション装置、データ修復方法及びそのプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、データ修復方法及びそのプログラム

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JP2003057044A
JP2003057044A JP2001243861A JP2001243861A JP2003057044A JP 2003057044 A JP2003057044 A JP 2003057044A JP 2001243861 A JP2001243861 A JP 2001243861A JP 2001243861 A JP2001243861 A JP 2001243861A JP 2003057044 A JP2003057044 A JP 2003057044A
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Noboru Ishibashi
登 石橋
Masaki Kato
真佐基 加藤
Kunihiro Yamada
邦博 山田
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】破損したデータを迅速に、かつ、容易に修復す
ることができるようにする。 【解決手段】記録媒体と、記録媒体に記録されたデータ
を読み出す読出処理手段91と、データに基づいて所定
のナビゲーション処理を行うナビゲーション処理手段9
2と、データが破損しているかどうかを判断するデータ
破損判断処理手段95と、データが破損している場合
に、ナビゲーション装置の外部から修復用のデータを取
得する情報取得処理手段93と、修復用のデータに基づ
いて、破損したデータを修復するデータ修復処理手段9
4とを有する。ナビゲーション装置の外部から修復用の
データが取得されるので、修復用のデータに基づいて、
破損したデータを迅速に、かつ、容易に修復することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置、データ修復方法及びそのプログラムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置においては、
現在地検出手段によって車両の現在の位置、すなわち、
現在地が検出されるとともに、車両の方位、すなわち、
自車方位が検出され、データ記録部から読み出された地
図データに基づいて、表示部のディスプレイに地図画面
が形成され、該地図画面に前記現在地、自車方位及び周
辺の地図が表示されるようになっている。また、前記ナ
ビゲーション装置は、経路探索装置として使用され、操
作者、例えば、運転者によって入力部が操作されて目的
地が設定されると、データ記録部から読み出された探索
データに基づいて経路探索処理を行い、現在地から目的
地までの経路を探索し、前記地図画面に探索された経
路、すなわち、探索経路を表示する。したがって、運転
者は、前記地図又は探索経路に従って車両を走行させる
ことができる。
【0003】ところで、前記データ記録部としては、一
般に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体が使
用されるが、運転者に提供される情報が多くなるに従っ
てデータ記録部で必要とされる記録容量が大きくなり、
十分な記録領域を確保することが困難になるだけでな
く、地図データ、探索データ等の各種のデータを読み出
すのに必要な時間が長くなってしまう。
【0004】また、目的地等を設定する際に使用される
地点を登録するための地点登録データ、電波ビーコン、
FM多重放送、光ビーコン等によって、通信部を介して
取得された渋滞情報、交通規制等の交通情報を示すVI
CSデータ、及び車両を走行させるのに伴って取得され
る走行軌跡データ等のデータについては、随時記録する
必要があるが、前記CD−ROM、DVD−ROM等は
読出し専用の記録媒体であるので、前記各データをCD
−ROM、DVD−ROM等に書き込むことができず、
ナビゲーション装置の内部に配設された記憶容量の小さ
いRAM等に記録するようにしている。したがって、十
分な量のデータを記録することができない。
【0005】そこで、前記データ記録部として、十分な
量のデータを記録することができるハードディスク装置
を使用したナビゲーション装置が提供されている。前記
ハードディスク装置においては、記録媒体としてハード
ディスクが使用され、磁気ヘッドによって、所定のデー
タをハードディスクから読み出したり、ハードディスク
に書き込んだりすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、ハードディスクに
各種のデータを書き込んでいるときに、車両の走行等に
伴って振動が発生し、該振動が前記ハードディスク装置
に伝達されると、データが破損することがある。また、
磁気ヘッドに振動が伝達された場合は、磁気ヘッドによ
って書込みが行われるセクタだけでなく、該セクタに隣
接するセクタに記録されているデータが破損することも
ある。その場合、破損されたデータを修復する必要があ
るが、そのための作業が煩わしく、運転者に与える影響
が大きい。
【0007】本発明は、前記従来のナビゲーション装置
の問題点を解決して、破損したデータを迅速に、かつ、
容易に修復することができるようにしたナビゲーション
装置、データ修復方法及びそのプログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のナ
ビゲーション装置においては、記録媒体と、該記録媒体
に記録されたデータを読み出す読出処理手段と、読み出
されたデータに基づいて所定のナビゲーション処理を行
うナビゲーション処理手段と、前記データが破損してい
るかどうかを判断するデータ破損判断処理手段と、前記
データが破損している場合に、ナビゲーション装置の外
部から破損したデータに対応する修復用のデータを取得
する情報取得処理手段と、前記修復用のデータに基づい
て、破損したデータを修復するデータ修復処理手段とを
有する。
【0009】本発明の他のナビゲーション装置において
は、さらに、前記データ修復処理手段は、破損したデー
タを修復用のデータに置き換える。
【0010】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記データ修復処理手段は、破損して
いないデータ及び修復用のデータを所定の領域に書き込
む。
【0011】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記データ修復処理手段は、破損した
データを所定の地域ごとに修復する。
【0012】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記所定の地域は、車両が走行してい
る地域、及び運転者が指定した地域のうちの一方であ
る。
【0013】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、データを修復するのに必要な費用、及
びデータを修復するのに必要な時間のうちの少なくとも
一方を表示する表示処理手段を有する。
【0014】本発明のデータ修復方法においては、記録
媒体に記録され、所定のナビゲーション処理を行うため
のデータが破損しているかどうかを判断し、該データが
破損している場合に、ナビゲーション装置の外部から破
損したデータに対応する修復用のデータを取得し、該修
復用のデータに基づいて破損したデータを修復する。
【0015】本発明のデータ修復方法のプログラムにお
いては、コンピュータを、記録媒体に記録されたデータ
を読み出す読出処理手段、読み出されたデータに基づい
て所定のナビゲーション処理を行うナビゲーション処理
手段、前記データが破損しているかどうかを判断するデ
ータ破損判断処理手段、前記データが破損している場合
に、ナビゲーション装置の外部から破損したデータに対
応する修復用のデータを取得する情報取得処理手段、及
び前記修復用のデータに基づいて、破損したデータを修
復するデータ修復処理手段として機能させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーション装置の機能ブロック図である。
【0018】図において、52は記録媒体としてのハー
ドディスク、91は該ハードディスク52に記録された
データを読み出す読出処理手段、92は読み出されたデ
ータに基づいて所定のナビゲーション処理を行うナビゲ
ーション処理手段、95は前記データが破損しているか
どうかを判断するデータ破損判断処理手段、93は前記
データが破損している場合に、ナビゲーション装置の外
部から破損したデータに対応する修復用のデータを取得
する情報取得処理手段、94は前記修復用のデータに基
づいて、破損したデータを修復するデータ修復処理手段
である。
【0019】図2は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーション装置のブロック図である。
【0020】図において、14はナビゲーション装置で
あり、該ナビゲーション装置14は、現在地等を検出す
る現在地検出処理部15、データ記録部としてのハード
ディスク装置16、コンピュータとして配設され、各種
の処理手段として機能し、入力された情報に基づいて、
ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲー
ション処理部17、操作手段としての入力部34、表示
手段としての表示部35、音声入力部36、音声出力部
37及び通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部
17に車速センサ41が接続される。
【0021】そして、前記現在地検出処理部15は、現
在地検出手段としてのGPS(グローバルポジショニン
グシステム)21、地磁気センサ22、距離センサ2
3、ステアリングセンサ24、ジャイロセンサ26、図
示されない高度計等から成る。
【0022】前記GPS21は、人工衛星によって発生
させられた電波を受信することによって地球上における
現在地を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測
定することによって自車方位を検出し、前記距離センサ
23は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。距
離センサ23としては、例えば、図示されない車輪の回
転速度を測定し、該回転速度に基づいて距離を検出する
もの、加速度を測定し、該加速度を2回積分して距離を
検出するもの等を使用することができる。
【0023】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出し、ステアリングセンサ24としては、
例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に
取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、
車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0024】そして、前記ジャイロセンサ26は、車両
の回転角速度、すなわち、旋回角に基づいて自車方位を
検出し、ジャイロセンサ26としては、例えば、ガスレ
ートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。
【0025】なお、前記GPS21は単独で現在地を検
出することができる。そして、距離センサ23によって
検出された距離と、地磁気センサ22によって検出され
た自車方位、ステアリングセンサ24によって検出され
た舵角、又はジャイロセンサ26によって検出された旋
回角とを組み合わせることにより現在地を検出すること
もできる。この場合、距離センサ23と、地磁気センサ
22、ステアリングセンサ24又はジャイロセンサ26
とによって現在地検出手段が構成される。
【0026】前記ハードディスク装置16は、ナビゲー
ション処理部17外に配設された外部の記録媒体として
のハードディスク52(図1)、該ハードディスク52
に対して各種のデータの読出し及び書込みを行うための
読出/書込装置としての図示されない磁気ヘッド等を備
える。なお、本実施の形態においては、前記ハードディ
スク52として磁気ディスクが使用されるようになって
いるが、該磁気ディスクに代えて磁気ドラムを使用する
こともできる。
【0027】そして、前記ハードディスク52は、地図
データファイル、道路データファイル、交差点データフ
ァイル、ノードデータファイル、探索データファイル、
案内データファイル、施設データファイル等の各ファイ
ルから成るデータベースを備える。
【0028】前記地図データファイルには、前記表示部
35の図示されないディスプレイに形成された地図画面
に地図を表示するための道路の形状、施設の名称等を表
す地図データが記録される。また、道路データファイル
には、道路に関する道路データが記録され、該道路デー
タによって、道路自体については、幅員、勾(こう)
配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線
数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等が、コーナに
ついては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等
が、道路属性については、降坂路、登坂路等が、道路種
別としては、国道、一般道路、高速道路等がそれぞれ表
される。前記道路データによって、踏切、高速道路ラン
プウェイ、高速道路の料金所等も表される。
【0029】また、交差点データファイルには、各交差
点に関する交差点データが記録され、ノードデータファ
イルには、各道路を形成する各ノードのノードデータが
記録され、前記ノードデータによって道路の位置及び形
状が表される。そのために、前記ノードデータは、道路
の分岐点(交差点、T字路等も含む)、ノード、各ノー
ド間を結ぶリンク等を示すデータから成り、前記各ノー
ドにノード番号が、前記各リンクにリンク番号が付され
る。
【0030】そして、探索データファイルには、経路を
探索するための道路データ、交差点データ等が記録さ
れ、案内データファイルには、探索経路に沿って案内図
を表示したり、交差点又は探索経路上の特徴的な写真、
コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、次の交
差点における進行方向等を表示したり、他の案内情報を
表示したりするための各種の案内データが記録される。
また、施設データファイルには、ホテル、ガソリンスタ
ンド、駐車場、観光地案内等の施設の情報(例えば、名
称、住所、電話番号、位置座標等)を表す施設データが
記録される。
【0031】さらに、前記ハードディスク52には、目
的地等を設定する際に使用される地点を登録するための
地点登録データ、通信部38を介して取得された交通情
報等のVICSデータ、同様に通信部38を介して取得
された施設の通信情報データ(新しくできた施設の情報
(名称、住所、電話番号、位置座標等)、並びに施設の
営業日及び営業時間等のように、リアルタイムに変化
し、あらかじめ記録しておけない情報)、車両を走行さ
せるのに伴って取得される走行軌跡データ、所定の情報
を音声出力部37によって出力するための音声出力デー
タ等のデータも記録される。
【0032】前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲ
ーション装置14の全体の制御を行う主制御部としての
CPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当
たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、
及び制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探
索、探索経路における案内、すなわち、経路案内等を行
うための各種のプログラムが記録されたROM33から
成るとともに、前記ナビゲーション処理部17に、前記
入力部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部
37及び通信部38が接続される。なお、前記RAM3
2、ROM33等によってナビゲーション処理部17内
に配設された内部の記録媒体が構成される。
【0033】前記RAM32及びROM33は、図示さ
れない磁気コア、半導体メモリ等によって構成される。
また、前記ハードディスク52とは別に、外部の他の記
録媒体として、所定の情報を記録するために、磁気テー
プ、フレキシブルディスク、CD、MD、DVD、光デ
ィスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等
を使用し、ナビゲーション処理部17に接続することも
できる。
【0034】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記ハードディスク5
2に各種のデータが記録されるようになっているが、プ
ログラムをハードディスク52に記録したり、プログラ
ム、データ等を前記外部の他の記録媒体に記録したりす
ることもできる。この場合、前記外部の他の記録媒体か
ら前記プログラム、データ等を読み出して前記ハードデ
ィスク52に書き込んだり、また、例えば、前記ナビゲ
ーション処理部17に図示されないフラッシュメモリを
配設し、前記外部の他の記録媒体から前記プログラム、
データ等を読み出してフラッシュメモリに書き込んだり
することができる。したがって、外部の他の記録媒体を
交換することによって前記プログラム、データ等を更新
することができる。また、ハードディスク52に記録さ
れた各種のデータに基づいて、走行制御、コーナ制御等
の自動変速機の制御を行うようにした車両においては、
自動変速機の制御用のプログラム等も前記外部の他の記
録媒体に記録することができる。このように、各種の記
録媒体に記録されたプログラムを起動し、データに基づ
いて各種の処理を行うことができる。
【0035】さらに、前記通信部38は、FM多重の送
信装置、電話回線、通信回線等との間で各種のプログラ
ム、データ等の送受信を行うためのものであり、例え
ば、図示されないテレターミナルから送信される渋滞情
報、規制情報、駐車場情報等の各情報から成る交通情報
のほか、交通事故情報、GPS21の検出誤差を検出す
るD−GPS情報等の各種のVICSデータを受信す
る。そのために、前記通信部38は、受信機、送信機、
ビーコンセンサ等を備える。該ビーコンセンサは、道路
に沿って配設された電波ビーコン、光ビーコン等からの
位置情報のほかに、各種のVICSデータ等を受信す
る。なお、ビーコンセンサによって現在地検出手段が構
成される。
【0036】また、ナビゲーション装置14を動作させ
るためのその他のプログラム、データ等を、情報センタ
(インターネットサーバ、ナビゲーション用サーバ等)
から複数の基地局(インターネットのプロバイダ端末、
前記通信部38と電話回線、通信回線等を介して接続さ
れた通信局等)に送信し、更に、各基地局から通信部3
8に送信することもできる。その場合、各基地局から送
信された前記プログラム、データ等の少なくとも一部が
通信部38によって受信されると、前記CPU31は、
例えば、RAM32、フラッシュメモリ、ハードディス
ク52等にダウンロードし、前記プログラムを起動し、
前記データに基づいて各種の処理を行う。なお、プログ
ラムとデータとを互いに異なる記録媒体に記録したり、
同じ記録媒体に記録したりすることもできる。
【0037】また、家庭用のパソコンを使用して、前記
情報センタから送信されたプログラム、データ等を、パ
ソコンに対して着脱自在なメモリカード、フレキシブル
ディスク等の外部の記録媒体にダウンロードし、前記プ
ログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行う
こともできる。
【0038】そして、前記入力部34は、前記ディスプ
レイに形成された画面に画像で表示された操作キー、操
作メニュー等の操作スイッチから成り、該操作スイッチ
を押す(タッチする)ことによって、ナビゲーション装
置14の各種の機能を選択したり、走行開始時の現在地
を修正したり、目的地を設定したりすることができる。
なお、入力部34として、表示部35と別に配設された
キーボード、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、
遠隔操作用のリモートコントロール装置等を使用するこ
ともできる。
【0039】そして、前記ディスプレイに各種の画面が
形成され、各画面には、操作案内、操作メニュー、現在
地から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が
表示される。前記表示部35としては、CRTディスプ
レイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のデ
ィスプレイを使用したり、フロントガラスにホログラム
を投影するホログラム装置等を使用したりすることがで
きる。
【0040】また、音声入力部36は、図示されないマ
イクロホン等によって構成され、音声によって必要な情
報を入力することができる。さらに、音声出力部37
は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音
情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声か
ら成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力する。
なお、音声合成装置によって合成された音声のほかに、
各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各
種の案内情報をスピーカから出力することもできる。
【0041】次に、前記構成のナビゲーション装置14
の動作について説明する。
【0042】まず、前記CPU31のナビゲーション処
理手段92は、ナビゲーション処理を行う。そして、前
記CPU31の情報取得処理手段93は、情報取得処理
を行い、ハードディスク52から、地図データ、道路デ
ータ、交差点データ、ノードデータ等を読み出して取得
し、前記CPU31の図示されない表示処理手段は、表
示処理を行い、GPS21によって検出された現在地、
ジャイロセンサ26によって検出された自車方位、及び
前記情報取得処理手段93によって取得された地図デー
タ、道路データ、交差点データ、ノードデータ等を読み
込み、前記ディスプレイに地図画面を形成し、該地図画
面に現在地、自車方位及び周辺の地図を表示する。
【0043】そして、前記ナビゲーション装置14を経
路探索装置として使用した場合、操作者、例えば、運転
者によって入力部34が操作されて目的地が設定される
と、前記情報取得処理手段93は、探索データを読み出
して取得し、前記ナビゲーション処理手段92の図示さ
れない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、現在
地、探索データ等を読み込み、前記目的地、現在地及び
探索データに基づいて現在地から目的地までの経路を探
索する。
【0044】また、前記表示処理手段は、前記地図画面
に、現在地、周辺の地図及び探索経路を表示する。した
がって、運転者は、探索経路に従って車両を走行させこ
とができる。また、前記情報取得処理手段93は、案内
データを読み出して取得し、前記ナビゲーション処理手
段92の図示されない経路案内処理手段は、経路案内処
理を行い、音声出力部37によって探索経路を案内す
る。なお、前記ナビゲーション処理手段92の図示され
ない走行軌跡データ作成処理手段は、走行軌跡データ作
成処理を行い、車両を走行させたときの現在地、自車方
位等に基づいて、走行軌跡データを作成し、ハードディ
スク52に記録する。
【0045】本実施の形態において、前記情報取得処理
手段93は、ハードディスク52から地図データ、道路
データ、交差点データ、ノードデータ等の情報を読み出
して取得するようになっているが、通信部38を介して
前記情報を取得することもできる。
【0046】ところで、前記ナビゲーション装置14
は、前記テレターミナルから送信される交通情報等を表
示するための情報表示装置として使用される。
【0047】この場合、前記交通情報は、渋滞情報、規
制情報、駐車場情報等の各情報ごとにパケットに編集さ
れ、電波ビーコン、FM多重放送、光ビーコン等のメデ
ィアに乗せられて、前記テレターミナルから送信され、
FM多重放送のエリア内に車両が位置するとき、電波ビ
ーコン又は光ビーコンの直下を車両が通過するとき等
に、通信部38によって受信される。そして、例えば、
前記ナビゲーション処理手段93の図示されない渋滞判
定処理手段は、渋滞判定処理を行い、各リンクについ
て、前記交通情報のうちの前記リンクに関するリンク情
報に基づいて渋滞が発生しているかどうかを判断し、渋
滞が発生している場合、前記表示処理手段は、前記リン
ク情報に基づいて、渋滞が発生していることを表す渋滞
矢印を地図画面上の道路に沿って表示する。
【0048】次に、前記ハードディスク装置16につい
て説明する。
【0049】図3は本発明の第1の実施の形態における
ハードディスク装置の概略図、図4は本発明の第1の実
施の形態におけるディスク制御装置の動作を説明する図
である。
【0050】図において、16はハードディスク装置、
49はケース、51はディスク駆動モータとしての図示
されないスピンドルモータのシャフトであり、該シャフ
ト51によって少なくとも1枚のハードディスク52が
回転自在に支持され、前記スピンドルモータを駆動する
ことによって、ハードディスク52を一定の回転速度で
回転させることができる。なお、複数のハードディスク
が使用される場合、各ハードディスクは図示されないス
ペーサを介して所定の間隔を置いて配設される。前記ハ
ードディスク52は、硬質の磁気媒体によって形成さ
れ、精密ガラス又はアルミニウム系の合金から成るディ
スク原型の表面及び裏面に、塗布、めっき、蒸着等の付
着手段によって薄い磁化膜が被覆される。
【0051】また、前記ハードディスク52の表面及び
裏面と対向させて、アクセスアーム53がシャフト54
を中心にして揺動自在に配設され、前記アクセスアーム
53の先端に読出/書込自在の磁気ヘッド55が取り付
けられ、該磁気ヘッド55を前記ハードディスク52の
表面又は裏面の所定の箇所に置くことによって、所定の
読出/書込方法で前記ハードディスク52に記録された
データを読み出したり、ハードディスク52にデータを
書き込んだりすることができる。前記磁気ヘッド55は
ハードディスク52の表面及び裏面ごとに配設され、各
アクセスアーム53はシャフト54に対して同じ位置に
取り付けられているので、各磁気ヘッド55はハードデ
ィスク52上の同じ位置に置かれる。
【0052】前記ハードディスク52を揺動させてシー
ク動作を行うために、前記シャフト54に隣接させてア
ーム用モータとしてのボイスコイルモータ56が配設さ
れ、該ボイスコイルモータ56を駆動することによっ
て、前記ハードディスク52に同心状に形成された複数
のトラックのうちの所定のトラック上に、かつ、各トラ
ックを分割することによって形成された複数のセクタの
うちの所定のセクタ上に前記磁気ヘッド55を置くこと
ができる。
【0053】また、前記磁気ヘッド55によってデータ
を読み出したときに、磁気ヘッド55によって発生させ
られた出力は、増幅回路57によって増幅される。
【0054】前記ケース49の裏面には、図示されない
基板上に各種の図示されない電子部品が搭載され、該各
電子部品は、前記増幅回路57と共にディスク制御装置
を構成する。したがって、該ディスク制御装置を作動さ
せることによって、磁気ヘッド55をハードディスク5
2上の所定の位置に置くための位置制御、並びに前記磁
気ヘッド55によるデータの読出し及び書込みを行うこ
とができる。また、前記ディスク制御装置は、各磁気ヘ
ッド55のうちの一つを選択してデータの読出し及び書
込みを行う。
【0055】そして、前記ディスク制御装置は、前記増
幅回路57、図示されないCPUによって形成されたデ
ィスク制御部81、RAM82等を備え、前記ディスク
制御部81に、データを読み出すための読出処理手段9
1(図1)が、データを書き込むための図示されない書
込処理手段が配設される。
【0056】ところで、前記ハードディスク52に各種
のデータを書き込んでいるときに、車両の走行等に伴っ
て振動が発生し、該振動が前記ハードディスク装置16
に伝達されると、データが破損することがある。また、
磁気ヘッド55に振動が伝達された場合は、磁気ヘッド
55によって書込みが行われているセクタだけでなく、
該セクタに隣接するセクタに記録されているデータが破
損することもある。
【0057】そこで、データが破損したときに、前記情
報取得処理手段93は、通信部38又は家庭用のパソコ
ンを介して、情報センタ(インターネットサーバ、ナビ
ゲーション用サーバ等)等のナビゲーション装置14の
外部から前記破損したデータに対応する修復用のデータ
を取得するようになっている。そして、前記書込処理手
段のデータ修復処理手段94は、前記情報取得処理手段
93によって取得された修復用のデータに基づいて、破
損したデータを修復する。
【0058】図5は本発明の第1の実施の形態における
修復前のハードディスクのデータ構造を示す図、図6は
本発明の第1の実施の形態における通信部を介して取得
された修復用のデータを示す図、図7は本発明の第1の
実施の形態における修復後のデータ構造を示す図、図8
は本発明の第1の実施の形態におけるデータ修復案内画
面を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における
メニュー画面を示す図、図10は本発明の第1の実施の
形態におけるサブメニュー画面を示す図、図11は本発
明の第1の実施の形態における経過表示画面を示す第1
の図、図12は本発明の第1の実施の形態における結果
表示画面を示す図、図13は本発明の第1の実施の形態
における確認画面を示す図、図14は本発明の第1の実
施の形態における経過表示画面を示す第2の図、図15
は本発明の第1の実施の形態における経過表示画面を示
す第3の図、図16は本発明の第1の実施の形態におけ
る終了案内画面を示す図である。
【0059】図において、71はハードディスク52
(図1)の表面及び裏面に形成された記録面としてのメ
モリ領域であり、該メモリ領域71には、ハードディス
ク52の回転中心に近い側、すなわち、径方向内方か
ら、前記回転中心から遠い側、すなわち、径方向外方に
かけて、領域AR1、AR2、…が設定され、領域AR
1には、ハードディスク52のフォーマットを表すため
の管理データのファイルf1が記録される。また、領域
AR2〜AR4には、地図データファイル、道路データ
ファイル、交差点データファイル、ノードデータファイ
ル、探索データファイル、案内データファイル、施設デ
ータファイル、地点登録データファイル、VICSデー
タファイル、通信情報データファイル、走行軌跡データ
ファイル等の各ファイルf2、f3、…が記録される。
そして、領域AR5は空き領域であり、ファイルは記録
されない。
【0060】なお、ハードディスク52の径方向内方か
ら径方向外方にかけて、データが破損したときに修復す
るのが困難なファイル、修復するのが中程度であるファ
イル、修復するのが容易であるファイル等を順に記録す
ることができる。
【0061】そして、前記読出処理手段91は、読出処
理を行い、前記各領域AR2〜AR4のうちの所定の領
域から地図データ、道路データ、交差点データ、ノード
データ、探索データ、案内データ、施設データ、地点登
録データ、VICSデータ、通信情報データ、走行軌跡
データ等の各データを読み出す。また、前記書込処理手
段は、書込処理を行い、所定の領域に地点登録データ、
VICSデータ、通信情報データ、走行軌跡データ等の
各データを書き込む。
【0062】ところで、前記各ファイルf1、f2、…
には、ファイルf1、f2、…を構成するデータの内容
に基づいて設定されたファイル名が付与されるととも
に、図5に示されるように、マトリックス状の16進数
のアドレス(0000H、0001H、…、000F
H、0010H、0011H、…、001FH、002
0H、0021H、…、002FH、…)(なお、
「H」は16進数であることを表す。)が設定され、各
アドレスに1ブロックのデータが記録される。なお、図
において、「*」は各ブロックのデータを表す。
【0063】ところで、前記磁気ヘッド55によって、
前記各ファイルf1、f2、…の所定のアドレスにアク
セスしてデータを読み出しているときに、前記ディスク
制御部81(図4)の図示されないエラー判定処理手段
は、エラー判定処理を行い、各ブロックごとに、読み出
されたデータに基づいて、所定の方法でデータのチェッ
クを行い、データにエラーが発生しているかどうかを判
断する。そして、データにエラーが発生している場合、
前記エラー判定処理手段は、エラー履歴を作成し、エラ
ー履歴が作成されたファイル、すなわち、対象ファイル
のファイル名、及びエラーが発生したブロックのアドレ
スを、RAM82(図4)に記録する。なお、本実施の
形態においては、前記ファイル名及びアドレスをRAM
82に記録するようになっているが、該RAM82に代
えて、前記ハードディスク52においてあらかじめ設定
された所定の領域等に記録することもできる。
【0064】例えば、ファイルf3が地図データファイ
ルであり、「X」で示されるブロックにおいてデータに
エラーが発生すると、前記エラー判定処理手段は、「c
hizu 005AH」、「chizu 005B
H」、「chizu 005CH」、「chizu 0
05DH」、「chizu 00B3H」、「chiz
u00B4H」等のようにエラー履歴を作成する。
【0065】続いて、前記表示処理手段は、前記エラー
履歴を読み込み、前記ディスプレイに、図8に示される
ようなデータ修復案内画面を形成し、該データ修復案内
画面に「DISCが読めません」等のメッセージを表示
し、運転者に、データにエラーが発生し、データを読み
出すことができない旨を通知する。なお、本実施の形態
において、前記表示処理手段は、運転者に、一つ以上の
ブロックのデータにエラーが発生したときに、データに
エラーが発生したことを通知するようになっているが、
あらかじめ設定された数以上のブロックのデータにエラ
ーが発生したときに、データにエラーが発生したことを
通知することもできる。
【0066】次に、前記表示処理手段は、前記ディスプ
レイに、図9に示されるようなメニュー画面を形成し、
該メニュー画面に、「メニュー」のメッセージ、並びに
「DISCチェック」及び「DISCリカバリー」の選
択項目を表示し、運転者に、ハードディスク52のデー
タのチェック、又はデータの修復を選択するように促
す。そして、運転者が、ハードディスク52のデータの
チェックを選択すると、前記表示処理手段は、前記ディ
スプレイに、図10に示されるようなサブメニュー画面
を形成し、該サブメニュー画面に、選択項目を表す「D
ISCチェック」のメッセージ、並びに「対象ファイル
のみ」及び「全ファイル」の選択項目を表示し、運転者
に、対象ファイルのみのデータのチェック、又はすべて
のファイル、すなわち、全ファイルのデータのチェック
を選択するように促す。
【0067】次に、運転者が、対象ファイルのみのデー
タのチェックを選択すると、前記ディスク制御部81の
データ破損判断処理手段95は、データ破損判断処理を
行い、対象ファイルについてのデータのチェックを開始
する。この場合、前記データ破損判断処理手段95は、
前記エラー判定処理と同様に、各ブロックごとに、読み
出されたデータに基づいて、所定の方法でデータのチェ
ックを行い、データにエラーが発生しているかどうかを
判断し、データにエラーが発生している場合、データが
破損していると判断し、データにエラーが発生していな
い場合、データが破損していないと判断する。
【0068】そして、前記表示処理手段は、前記ディス
プレイに、図11に示されるような経過表示画面を形成
し、該経過表示画面に、選択項目を表す「対象ファイル
のみ」のメッセージ、並びにハードディスク52のデー
タのチェックが行われていることを表す「DISCチェ
ック中」のメッセージ、及びその進行度合いを表す「○
○%終了」のメッセージを表示する。
【0069】そして、前記データ破損判断処理の結果、
所定のブロックのデータが破損していることが分かる
と、前記表示処理手段は、前記ディスプレイに、図12
に示されるような結果表示画面を形成し、該結果表示画
面に、選択項目を表す「対象ファイルのみ」のメッセー
ジ、並びにデータ破損判断処理の結果を表す「破損ブロ
ックを見つけました」のメッセージ、「修復方法を選択
してください」のメッセージ、「サーバから直接ダウン
ロード(10分、500円)」及び「PC経由でダウン
ロード」のメッセージを表示し、運転者に、データの修
復方法、例えば、通信部38を介する所定のサーバから
の直接のダウンロード、又は家庭用のパソコンを経由し
た(電話回線、インターネット等を介して)ダウンロー
ドを選択するように促す。なお、「サーバから直接ダウ
ンロード(10分、500円)」のメッセージが表示さ
れるので、ダウンロードを行うのに必要な時間及び費
用、すなわち、データを修正するのに必要な時間及び費
用を参照して、データの修復方法を選択することができ
る。なお、本実施の形態においては、ダウンロードを行
うのに必要な時間及び費用が表示されるようになってい
るが、ダウンロードを行うのに必要な時間及び費用のう
ちの少なくとも一方を表示することもできる。
【0070】次に、運転者が、サーバからの直接のダウ
ンロードを選択すると、前記表示処理手段は、前記ディ
スプレイに、図13に示されるような確認画面を形成
し、該確認画面に、選択項目を表す「サーバから直接ダ
ウンロード」のメッセージ、並びに「サーバに接続しま
す」、「はい」及び「いいえ」のメッセージを表示し、
運転者に、「はい」又は「いいえ」を選択するように促
し、サーバに接続してよいかどうかの確認をする。
【0071】そして、運転者が、「はい」を選択する
と、前記情報取得処理手段93は、通信部38を介して
ナビゲーション処理部17を外部のサーバに接続し、破
損したブロックのアドレスを送信する。一方、前記サー
バには、地図データ、道路データ、交差点データ、ノー
ドデータ等のナビゲーション処理に必要なデータが、ナ
ビゲーション装置14のハードディスク52に記録され
ているデータと共通のアドレスで記録されており、前記
サーバは、通信部を介して前記破損したブロックのアド
レスを受信すると、そのアドレスに対応するブロックの
データを抽出し、通信部を介して送信する。そして、前
記情報取得処理手段93は、受信したデータを修復用デ
ータとして取り込んで取得する。なお、ナビゲーション
装置14側及びサーバ側に記録されているデータのアド
レスが共通にされているが、どちらか一方のデータにア
ドレスを変換するテーブルを持たせれば、共通にする必
要はない。
【0072】次に、前記表示処理手段は、前記ディスプ
レイに、図14に示されるような経過表示画面を形成
し、該経過表示画面に、選択項目を表す「サーバから直
接ダウンロード」のメッセージ、並びにダウンロードが
行われていることを表す「ダウンロード中」のメッセー
ジ、及びその進行度合いを表す「○○%終了、残り○
分」のメッセージを表示する。
【0073】この場合、前記情報取得処理手段93は、
データが破損したブロック(図5において、「X」で示
される。)について、修復用のデータをピンポイントで
ブロック(図6において、「△」で示される。)ごとに
読み込んで取得し、図6に示されるようにRAM32
(図2)に書き込む。なお、本実施の形態においては、
修復用のデータをRAM32に書き込むようになってい
るが、該RAM32に代えて、RAM82、ハードディ
スク52においてあらかじめ設定された所定の領域等に
書き込むこともできる。
【0074】このようにして、データが破損したブロッ
クについてのすべての修復用のデータが取得されると、
前記データ修復処理手段94は、データ修復処理を行
い、対象ファイルに対応する修復用のデータをアドレス
に従ってブロックごとに走査し、データが破損したブロ
ックに当たると、そのたびに、前記RAM32から対応
するブロックの修復用のデータを読み出し、該修復用の
データをデータが破損したブロックのアドレスに書き込
み、上書きを行う。このようにして、図7に示されるよ
うに、破損したデータが修復用のデータに置き換えられ
る。なお、前記RAM32から修復用のデータが読み出
された後、前記ディスク制御部81によって、RAM3
2の修復用のデータは削除される。
【0075】そして、前記表示処理手段は、前記ディス
プレイに、図15に示されるような経過表示画面を形成
し、該経過表示画面に、選択項目を表す「サーバから直
接ダウンロード」のメッセージ、並びにデータの修復が
行われていることを表す「リカバリ中」のメッセージ、
及びその進行度合いを表す「○○%終了」のメッセージ
を表示する。
【0076】このようにして、各ブロックごとにすべて
のデータが修復されると、前記表示処理手段は、前記デ
ィスプレイに、図16に示されるような終了案内画面を
形成し、該終了案内画面に、選択項目を表す「サーバか
ら直接ダウンロード」のメッセージ、並びにデータの修
復が終了したことを表す「リカバリが正常に終了しまし
た」のメッセージ、及びその進行度合いを表す「100
%終了」のメッセージを表示する。
【0077】このように、データが破損している場合
に、破損したデータに対応する修復用のデータが取得さ
れ、破損したデータが修復用のデータに置き換えられる
ので、破損したデータを迅速に、かつ、容易に修復する
ことができる。したがって、ハードディスク52に記録
されたデータが破損したときに運転者に与える影響を小
さくすることができる。
【0078】また、車両の走行中にハードディスク装置
16の図示されない電源をオフにする必要がないので、
VICSデータ等の走行中においても記録する必要があ
る情報を記録することができ、運転者に交通情報等を常
時提供することができる。
【0079】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0080】図17は本発明の第2の実施の形態におけ
るハードディスクのデータ構造を示す図、図18は本発
明の第2の実施の形態における通信部を介して取得され
た修復用のデータを示す図である。
【0081】この場合、読出/書込装置としての磁気ヘ
ッド55(図4)によって、各ファイルf2、f3、…
の所定のアドレスにアクセスしてデータを読み出してい
るときに、ディスク制御部81の図示されないエラー判
定処理手段は、エラー判定処理を行い、各ブロックごと
に、読み出されたデータに基づいて、所定の方法でデー
タのチェックを行い、データにエラーが発生しているか
どうかを判断する。そして、データにエラーが発生して
いる場合、前記エラー判定処理手段は、エラー履歴を作
成し、対象ファイルのファイル名、及びデータにエラー
が発生したブロックのアドレスを、RAM82に記録す
る。
【0082】続いて、運転者が、対象ファイルのみのデ
ータのチェックを選択すると、前記ディスク制御部81
のデータ破損判断処理手段95は、データ破損判断処理
を行い、対象ファイルについてのデータのチェックを開
始する。そして、前記データ破損判断処理手段95によ
るデータのチェックが終了し、前記データ破損判断処理
の結果、所定のブロックのデータが破損していることが
分かり、運転者によって修復方法として所定のサーバか
らの直接のダウンロードが選択されると、CPU31
(図2)の情報取得処理手段93は、情報取得処理を行
い、通信部38を介して、ナビゲーション処理部17を
外部のサーバに接続し、対象ファイルに対応する修復用
のデータを取り込んで取得し、RAM32に書き込む。
【0083】このようにして、データが破損したブロッ
ク(図17において、「X」で示される。)についての
すべての修復用のデータがブロック(図18において、
「△」で示される。)ごとに取得されると、前記書込処
理手段のデータ修復処理手段94は、データ修復処理を
行い、対象ファイルのデータをアドレスに従ってブロッ
クごとに走査し、各ブロックごとにデータを読み出し、
他の所定の領域としてのファイルが記録されていない空
き領域である領域AR5に順次書き込む。
【0084】そして、データが破損したブロックに当た
ると、そのたびに、前記データ修復処理手段94は、前
記RAM32から対応するブロックの修復用のデータを
読み出し、該修復用のデータを前記領域AR5に書き込
む。これに伴って、所定のファイルが記録された領域が
変化するので、領域AR1に記録された、ハードディス
ク52のフォーマットを表すための管理データが変更さ
れる。
【0085】このようにして、対象ファイルのデータの
うちの破損していないデータ、及び修復用のデータが他
の所定の領域に書き込まれ、データの修復が行われる。
前記対象ファイルの各データは、他の領域へのデータの
書込みが終了した後、ディスク制御部81によって削除
される。なお、対象ファイルのデータのうちの破損して
いないデータ、及び修復用のデータを所定の領域として
のRAM32、他の記録媒体等に記録することもでき
る。
【0086】このように、データが破損している場合
に、破損したデータに対応する修復用のデータが取得さ
れ、破損していないデータと共に他の所定の領域に書き
込まれるので、破損したデータを迅速に、かつ、容易に
修復することができる。したがって、ハードディスク5
2に記録されたデータが破損したときに運転者に与える
影響を小さくすることができる。
【0087】また、車両の走行中にハードディスク装置
16の図示されない電源をオフにする必要がないので、
VICSデータ等の走行中においても記録する必要があ
る情報を記録することができ、運転者に交通情報等を常
時提供することができる。
【0088】本実施の形態においては、各ファイルf
2、f3、…のうちの所定のファイルを対象ファイルと
してデータの修復を行うようになっているが、すべての
ファイルf2、f3、…のデータの修復を行うこともで
きる。また、各ファイルf2、f3、…のうちの所定の
領域のデータだけを修復することができる。その場合、
例えば、地図データファイルの地図データを修復する場
合、所定の地域だけ、例えば、現在地に基づいて、車両
が走行している地域だけの地図データを修復したり、運
転者が指定した地域だけの地図データを修復したりする
ことができる。
【0089】図19は本発明の第3の実施の形態におけ
る結果表示画面を示す図である。
【0090】この場合、前記データ破損判断処理の結
果、所定のブロックのデータが破損していることが分か
ると、前記表示処理手段は、前記ディスプレイに、図に
示されるような結果表示画面を形成し、該結果表示画面
に、選択項目を表す「対象ファイルのみ」のメッセージ
を表示し、データ破損判断処理の結果を表す「破損ブロ
ックを見つけました」のメッセージを表示するととも
に、「修復方法を選択してください」のメッセージ、並
びに「サーバから直接ダウンロード」、「現在地の県
(5分、300円)」、「○○県(20分、1000
円)」及び「△△県(10分、500円)」のメッセー
ジを表示し、さらに、「PC経由でダウンロード」のメ
ッセージを表示し、運転者に、データの修復方法、すな
わち、通信部38を介する所定のサーバからの直接のダ
ウンロード、又は家庭用のパソコン(電話回線、インタ
ーネット等を介して)を経由したダウンロードを選択す
るよう促す。
【0091】この場合、データを修正するのに必要な時
間及び費用を参照して、データの修復方法を選択するこ
とができるようになる。また、運転者にとって不要な地
域については、データを修復する必要がなくなるので、
データを修復するのに必要な時間を短くすることができ
るだけでなく、データを修復するのに必要な費用を少な
くすることができる。
【0092】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0093】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、データが破損している場合に、ナビゲーション装
置の外部から破損したデータに対応する修復用のデータ
が取得されるので、修復用のデータに基づいて、破損し
たデータを迅速に、かつ、容易に修復することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるハードディ
スク装置の概略図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるディスク制
御装置の動作を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における修復前のハ
ードディスクのデータ構造を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における通信部を介
して取得された修復用のデータを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における修復後のデ
ータ構造を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるデータ修復
案内画面を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるメニュー画
面を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるサブメニ
ュー画面を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における経過表示
画面を示す第1の図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態における結果表示
画面を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態における確認画面
を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における経過表示
画面を示す第2の図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態における経過表示
画面を示す第3の図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態における終了案内
画面を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態におけるハードデ
ィスクのデータ構造を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における通信部を
介して取得された修復用のデータを示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における結果表示
画面を示す図である。
【符号の説明】
14 ナビゲーション装置 17 ナビゲーション処理部 52 ハードディスク 91 読出処理手段 92 ナビゲーション処理手段 93 情報取得処理手段 94 データ修復処理手段 95 データ破損判断処理手段
フロントページの続き (72)発明者 山田 邦博 愛知県岡崎市岡町原山6番地18 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC14 AC18 5B018 GA06 KA22 MA12 QA14 5D044 AB10 BC01 CC04 GK19 HL11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と、該記録媒体に記録されたデ
    ータを読み出す読出処理手段と、読み出されたデータに
    基づいて所定のナビゲーション処理を行うナビゲーショ
    ン処理手段と、前記データが破損しているかどうかを判
    断するデータ破損判断処理手段と、前記データが破損し
    ている場合に、ナビゲーション装置の外部から破損した
    データに対応する修復用のデータを取得する情報取得処
    理手段と、前記修復用のデータに基づいて、破損したデ
    ータを修復するデータ修復処理手段とを有することを特
    徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記データ修復処理手段は、破損したデ
    ータを修復用のデータに置き換える請求項1に記載のナ
    ビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記データ修復処理手段は、破損してい
    ないデータ及び修復用のデータを所定の領域に書き込む
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記データ修復処理手段は、破損したデ
    ータを所定の地域ごとに修復する請求項1に記載のナビ
    ゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の地域は、車両が走行している
    地域、及び運転者が指定した地域のうちの一方である請
    求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 データを修復するのに必要な費用、及び
    データを修復するのに必要な時間のうちの少なくとも一
    方を表示する表示処理手段を有する請求項1に記載のナ
    ビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に記録され、所定のナビゲーシ
    ョン処理を行うためのデータが破損しているかどうかを
    判断し、該データが破損している場合に、ナビゲーショ
    ン装置の外部から破損したデータに対応する修復用のデ
    ータを取得し、該修復用のデータに基づいて破損したデ
    ータを修復することを特徴とするデータ修復方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、記録媒体に記録された
    データを読み出す読出処理手段、読み出されたデータに
    基づいて所定のナビゲーション処理を行うナビゲーショ
    ン処理手段、前記データが破損しているかどうかを判断
    するデータ破損判断処理手段、前記データが破損してい
    る場合に、ナビゲーション装置の外部から破損したデー
    タに対応する修復用のデータを取得する情報取得処理手
    段、及び前記修復用のデータに基づいて、破損したデー
    タを修復するデータ修復処理手段として機能させること
    を特徴とするデータ修復方法のプログラム。
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