JPH1040362A - 電子地図情報の再生装置及び再生方法 - Google Patents
電子地図情報の再生装置及び再生方法Info
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- JPH1040362A JPH1040362A JP8212036A JP21203696A JPH1040362A JP H1040362 A JPH1040362 A JP H1040362A JP 8212036 A JP8212036 A JP 8212036A JP 21203696 A JP21203696 A JP 21203696A JP H1040362 A JPH1040362 A JP H1040362A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 書き替え不能な記録媒体に格納された既存の
地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表示装
置上に反映させることのできる電子地図情報の再生装置
及び再生方法を提供する。 【解決する手段】 地図情報が記録された読出専用記録
媒体を再生する再生手段と、地図情報の書き替えが可能
な書込可能媒体を記録再生する記録再生手段と、前記再
生手段から再生された基本地図情報と前記記録再生手段
から再生された更新地図情報との差分情報を検出して出
力する差分抽出手段と、前記再生手段から得られる基本
地図情報及び前記記録再生手段から得られる更新地図情
報を合成して表示装置に出力する合成手段とを備える。
地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表示装
置上に反映させることのできる電子地図情報の再生装置
及び再生方法を提供する。 【解決する手段】 地図情報が記録された読出専用記録
媒体を再生する再生手段と、地図情報の書き替えが可能
な書込可能媒体を記録再生する記録再生手段と、前記再
生手段から再生された基本地図情報と前記記録再生手段
から再生された更新地図情報との差分情報を検出して出
力する差分抽出手段と、前記再生手段から得られる基本
地図情報及び前記記録再生手段から得られる更新地図情
報を合成して表示装置に出力する合成手段とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置等に用いられる地図情報を記録した記録媒体から地図
情報を読出し、これを表示装置上に表示する電子地図情
報の再生装置及び再生方法に関する。
置等に用いられる地図情報を記録した記録媒体から地図
情報を読出し、これを表示装置上に表示する電子地図情
報の再生装置及び再生方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、車載用ナビゲーションシステ
ムにおいて使用される、ＣＤ−ＲＯＭ等の読出専用媒体
に地図情報を電気的に記録した電子地図記録媒体が知ら
れている。特にＣＤ−ＲＯＭを例に説明すると、ＣＤ−
ＲＯＭに記録された信号は光学的ピックアップにて読み
取られ、復調器にて地図情報として復調され、これがデ
ィスプレイ装置に表示される。地図上の車両の位置はＧ
ＰＳ受信機にて受信した衛星からの位置情報を用いた
り、あるいは車両の速度、方向等をセンサを使用して求
められた位置情報を用いて検出される。車両の位置が検
出されると、この検出位置は、地図上の緯度・経度にマ
ッチングされ、キャラクタジェネレータ等を用いて生成
された車両マークや、走行軌跡として画面上に重畳表示
される。
ムにおいて使用される、ＣＤ−ＲＯＭ等の読出専用媒体
に地図情報を電気的に記録した電子地図記録媒体が知ら
れている。特にＣＤ−ＲＯＭを例に説明すると、ＣＤ−
ＲＯＭに記録された信号は光学的ピックアップにて読み
取られ、復調器にて地図情報として復調され、これがデ
ィスプレイ装置に表示される。地図上の車両の位置はＧ
ＰＳ受信機にて受信した衛星からの位置情報を用いた
り、あるいは車両の速度、方向等をセンサを使用して求
められた位置情報を用いて検出される。車両の位置が検
出されると、この検出位置は、地図上の緯度・経度にマ
ッチングされ、キャラクタジェネレータ等を用いて生成
された車両マークや、走行軌跡として画面上に重畳表示
される。
【０００３】ＣＤ−ＲＯＭ上に記録される地図情報は、
道路地図をベクトル的に表したものであり、例えば道路
の起点から見た終点までの距離、方向や各道路毎の接続
点の情報等が記録されている。また、このＣＤ−ＲＯＭ
には、道路地図の他に、付帯情報としてその道路の太さ
や優先度を示す属性情報、及び周辺の主たる建築物や設
備に関する情報も記録されている。
道路地図をベクトル的に表したものであり、例えば道路
の起点から見た終点までの距離、方向や各道路毎の接続
点の情報等が記録されている。また、このＣＤ−ＲＯＭ
には、道路地図の他に、付帯情報としてその道路の太さ
や優先度を示す属性情報、及び周辺の主たる建築物や設
備に関する情報も記録されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子地図情報は、書き替え不可能な読出専用
メモリに格納されているため、新しく建設された道路
や、周辺設備がある場合、これらの新規情報は既存の地
図情報に反映させることができない。
うな従来の電子地図情報は、書き替え不可能な読出専用
メモリに格納されているため、新しく建設された道路
や、周辺設備がある場合、これらの新規情報は既存の地
図情報に反映させることができない。
【０００５】ＣＤ−ＲＯＭの供給者は例えば年に一回程
度の頻度で改訂版を出版するようにサービスを整えては
いるが、地図を編集する作業等を含めると、実際に新し
いＣＤ−ＲＯＭに反映された地図情報は、すでに一年以
上経過したものとなることがあり、必ずしも正確な地図
情報を提供しているとは言い難い。
度の頻度で改訂版を出版するようにサービスを整えては
いるが、地図を編集する作業等を含めると、実際に新し
いＣＤ−ＲＯＭに反映された地図情報は、すでに一年以
上経過したものとなることがあり、必ずしも正確な地図
情報を提供しているとは言い難い。
【０００６】また、付帯情報として付加される建築物や
設備情報も日々変化するものであることを考えると、道
路走行中にこれらの設備情報が更新されていない場合に
は、走行中の目印を把握できないことになり、不便であ
る。
設備情報も日々変化するものであることを考えると、道
路走行中にこれらの設備情報が更新されていない場合に
は、走行中の目印を把握できないことになり、不便であ
る。
【０００７】さらに、地図情報には一般的な情報しか記
録されていないため、例えば個人的に目印としている建
築物や設備は表示されない。
録されていないため、例えば個人的に目印としている建
築物や設備は表示されない。
【０００８】本発明は、このような従来の技術の有する
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、書き替え不能な記録媒体に格納された既
存の地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表
示装置上に反映させることのできる電子地図情報の再生
装置及び再生方法を提供することにある。
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、書き替え不能な記録媒体に格納された既
存の地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表
示装置上に反映させることのできる電子地図情報の再生
装置及び再生方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項１に記
載の電子地図情報の再生装置は、入力装置と、入力装置
から入力された更新地図情報を格納する書込可能媒体
と、書込可能媒体に対する更新地図情報の記録再生を行
なう記録再生手段とを備えたことを特徴とする。
載の電子地図情報の再生装置は、入力装置と、入力装置
から入力された更新地図情報を格納する書込可能媒体
と、書込可能媒体に対する更新地図情報の記録再生を行
なう記録再生手段とを備えたことを特徴とする。
【００１０】そして、この出願の請求項１に記載の電子
地図の再生装置によれば、使用者が入力手段により更新
されるべき地図情報を入力すると、入力された更新地図
情報は書込可能媒体に記録され、必要に応じて再生され
る。そのため、新しい道路、建造物、設備やユーザ独自
の地図情報を更新しつつ利用することができる。
地図の再生装置によれば、使用者が入力手段により更新
されるべき地図情報を入力すると、入力された更新地図
情報は書込可能媒体に記録され、必要に応じて再生され
る。そのため、新しい道路、建造物、設備やユーザ独自
の地図情報を更新しつつ利用することができる。
【００１１】この出願の請求項２に記載の電子地図情報
の再生装置は、基本地図情報が記録された読出専用記録
媒体を再生する再生手段と、更新地図情報の書き替えが
可能な書込可能媒体を記録再生する記録再生手段と、再
生手段から再生された基本地図情報と記録再生手段から
再生された更新地図情報との差分情報を検出して出力す
る差分抽出手段と、再生手段から得られる基本地図情報
及び記録再生手段から得られる更新地図情報を合成して
表示装置に出力する合成手段とを備えたことを特徴とす
る。
の再生装置は、基本地図情報が記録された読出専用記録
媒体を再生する再生手段と、更新地図情報の書き替えが
可能な書込可能媒体を記録再生する記録再生手段と、再
生手段から再生された基本地図情報と記録再生手段から
再生された更新地図情報との差分情報を検出して出力す
る差分抽出手段と、再生手段から得られる基本地図情報
及び記録再生手段から得られる更新地図情報を合成して
表示装置に出力する合成手段とを備えたことを特徴とす
る。
【００１２】そして、この出願の請求項２に記載の電子
地図の再生装置によれば、予め地図情報が記録された読
出専用記録媒体から基本地図情報が読み出され、さらに
書込可能媒体からも更新地図情報が読み出され、その
後、差分抽出装置により両者の差分が求められ、両地図
情報が合成手段により合成される。そのため、ユーザが
入力した更新地図情報が書込不可能メディア上に記録さ
れている基本地図情報と合成して表示されるので、より
最新の地図情報を表示することができる。
地図の再生装置によれば、予め地図情報が記録された読
出専用記録媒体から基本地図情報が読み出され、さらに
書込可能媒体からも更新地図情報が読み出され、その
後、差分抽出装置により両者の差分が求められ、両地図
情報が合成手段により合成される。そのため、ユーザが
入力した更新地図情報が書込不可能メディア上に記録さ
れている基本地図情報と合成して表示されるので、より
最新の地図情報を表示することができる。
【００１３】この出願の請求項３に記載の電子地図情報
の再生装置は、記録再生手段により書込可能媒体に記録
された更新地図情報をさらに格納する外部補助可般型記
憶媒体に記録する第２の記録再生装置を備えたことを特
徴とする。
の再生装置は、記録再生手段により書込可能媒体に記録
された更新地図情報をさらに格納する外部補助可般型記
憶媒体に記録する第２の記録再生装置を備えたことを特
徴とする。
【００１４】そして、この請求項３に記載の電子地図の
再生装置によれば、書込可能媒体に記録された更新更新
地図情報がさらに外部補助可般型記憶媒体に記録され
る。そのため、ユーザが入力した更新地図情報の使い回
しが可能となる。
再生装置によれば、書込可能媒体に記録された更新更新
地図情報がさらに外部補助可般型記憶媒体に記録され
る。そのため、ユーザが入力した更新地図情報の使い回
しが可能となる。
【００１５】この出願の請求項４に記載の電子地図情報
の再生方法は、地図情報が記録された読出専用記録媒体
から基本地図情報を読み取る第１のステップと、地図情
報の書き替えが可能な書込可能媒体から更新地図情報を
読み取る第２のステップと、読出専用記録媒体からの基
本地図情報と書込可能媒体からの更新地図情報との差分
を検出する第３のステップと、求められた差分に応じて
読出専用記録媒体からの基本地図情報と書込可能媒体か
らの更新地図情報を合成する第４のステップとからなる
ことを特徴とする。
の再生方法は、地図情報が記録された読出専用記録媒体
から基本地図情報を読み取る第１のステップと、地図情
報の書き替えが可能な書込可能媒体から更新地図情報を
読み取る第２のステップと、読出専用記録媒体からの基
本地図情報と書込可能媒体からの更新地図情報との差分
を検出する第３のステップと、求められた差分に応じて
読出専用記録媒体からの基本地図情報と書込可能媒体か
らの更新地図情報を合成する第４のステップとからなる
ことを特徴とする。
【００１６】そして、この請求項４に記載の電子地図の
再生装置によれば、読出専用記録媒体から基本地図情報
が読み出され、さらに書込可能媒体から更新地図情報が
読み出され、その後、両者の差分に応じて地図情報が合
成される。そのため、基本地図情報と更新地図情報とを
適宜組合せながら最新、あるいは最適な地図情報の表示
が可能となる。
再生装置によれば、読出専用記録媒体から基本地図情報
が読み出され、さらに書込可能媒体から更新地図情報が
読み出され、その後、両者の差分に応じて地図情報が合
成される。そのため、基本地図情報と更新地図情報とを
適宜組合せながら最新、あるいは最適な地図情報の表示
が可能となる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発
明にかかる電子地図の再生装置の一実施形態の構成を概
略的に示すブロック図である。
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図１は本発
明にかかる電子地図の再生装置の一実施形態の構成を概
略的に示すブロック図である。
【００１８】同図において、読出専用記録媒体としての
書込不可能メディア１には基本地図情報が記憶されてい
る。この書込不可能メディア１は例えばＣＤ−ＲＯＭか
らなる。なお図面上では混乱を避けるため記載していな
いが、ここで言う書込不可能メディア１には、かかる書
込不可能メディア１を再生する再生手段としてのＣＤ−
ＲＯＭドライブ装置も含まれている。書込不可能メディ
ア１から得られる基本地図情報は、ビデオＲＡＭ３及び
差分抽出手段としての差分抽出装置５に供給される。ビ
デオＲＡＭ３は一画面分の基本地図情報を一時格納し、
後段の合成手段としてのスーパーインポーズ装置７に地
図情報を送るものである。
書込不可能メディア１には基本地図情報が記憶されてい
る。この書込不可能メディア１は例えばＣＤ−ＲＯＭか
らなる。なお図面上では混乱を避けるため記載していな
いが、ここで言う書込不可能メディア１には、かかる書
込不可能メディア１を再生する再生手段としてのＣＤ−
ＲＯＭドライブ装置も含まれている。書込不可能メディ
ア１から得られる基本地図情報は、ビデオＲＡＭ３及び
差分抽出手段としての差分抽出装置５に供給される。ビ
デオＲＡＭ３は一画面分の基本地図情報を一時格納し、
後段の合成手段としてのスーパーインポーズ装置７に地
図情報を送るものである。
【００１９】一方書込可能媒体としての書込可能メディ
ア２は、例えばランダムアクセスメモリ、あるいは磁気
記録媒体等からなる。書込可能メディア２に対する情報
の書込及び読出を行なう記録再生手段も、混乱を避ける
ため特に図示していない。書込可能メディア２には入力
装置８から入力された更新地図情報が差分抽出装置５を
介して記録される他、記録された更新地図情報を第２の
ビデオＲＡＭ４に供給する。ビデオＲＡＭ４はビデオＲ
ＡＭ３と同様に一画面分の更新地図情報を一時格納し、
スーパーインポーズ装置７に更新地図情報を送る。スー
パーインポーズ装置７は、ビデオＲＡＭ３及び４から供
給される基本地図情報及び更新地図情報を合成して、表
示装置６に合成地図情報を供給する。
ア２は、例えばランダムアクセスメモリ、あるいは磁気
記録媒体等からなる。書込可能メディア２に対する情報
の書込及び読出を行なう記録再生手段も、混乱を避ける
ため特に図示していない。書込可能メディア２には入力
装置８から入力された更新地図情報が差分抽出装置５を
介して記録される他、記録された更新地図情報を第２の
ビデオＲＡＭ４に供給する。ビデオＲＡＭ４はビデオＲ
ＡＭ３と同様に一画面分の更新地図情報を一時格納し、
スーパーインポーズ装置７に更新地図情報を送る。スー
パーインポーズ装置７は、ビデオＲＡＭ３及び４から供
給される基本地図情報及び更新地図情報を合成して、表
示装置６に合成地図情報を供給する。
【００２０】書込可能メディア２にはさらに外部補助可
般型記憶媒体の記録再生を行なう外部補助可般型記憶装
置９が接続されている。
般型記憶媒体の記録再生を行なう外部補助可般型記憶装
置９が接続されている。
【００２１】入力装置８は例えばキーボード、キーパッ
ド、マウス装置などからなり、図示しないコンピュータ
システムと共働して、ユーザが独自に作成した地図情報
を差分検出装置５に供給する。表示装置６はＣＲＴディ
スプレイ、液晶ディスプレイ等からなる。
ド、マウス装置などからなり、図示しないコンピュータ
システムと共働して、ユーザが独自に作成した地図情報
を差分検出装置５に供給する。表示装置６はＣＲＴディ
スプレイ、液晶ディスプレイ等からなる。
【００２２】次に、図１に示される電子地図の表示装置
の動作を図２のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
の動作を図２のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【００２３】同図において、処理が開始されると、ま
ず、書込不可能メディア１に記録された基本地図情報が
読み取られ（ステップ２００）、次いで書込可能メディ
ア２に記録された更新地図情報が読み取られる（ステッ
プ２０１）。次いで、両者の差分があるかどうかが差分
抽出装置５で検出され（ステップ２０２）、差分がある
場合には書込可能メディア２から得られる更新地図情報
のうち、差分に相当するデータのみが読み込まれる（ス
テップ２０３）。次いで、書込不可能メディア１からの
基本地図情報と、書込可能メディア２から読み取られた
更新地図情報のうちの差分に相当する差分情報とが合成
される（ステップ２０４）。その後、合成された地図情
報は表示装置５により表示される（ステップ２０５）。
ず、書込不可能メディア１に記録された基本地図情報が
読み取られ（ステップ２００）、次いで書込可能メディ
ア２に記録された更新地図情報が読み取られる（ステッ
プ２０１）。次いで、両者の差分があるかどうかが差分
抽出装置５で検出され（ステップ２０２）、差分がある
場合には書込可能メディア２から得られる更新地図情報
のうち、差分に相当するデータのみが読み込まれる（ス
テップ２０３）。次いで、書込不可能メディア１からの
基本地図情報と、書込可能メディア２から読み取られた
更新地図情報のうちの差分に相当する差分情報とが合成
される（ステップ２０４）。その後、合成された地図情
報は表示装置５により表示される（ステップ２０５）。
【００２４】図２における動作説明のうち、差分データ
の検出ステップであるステップ２０２について補足説明
する。
の検出ステップであるステップ２０２について補足説明
する。
【００２５】書込可能メディア２に記憶される更新地図
情報は、本来ユーザによって入力装置８から入力された
地図情報であるので、書込不可能メディア１に格納され
た基本地図情報とは異なるはずである。しかしながら、
新しいバージョンの書込不可能メディア１を用いた場
合、古いバージョンにはなかった情報が含まれる場合が
あり、この新しい情報が書込可能メディア２に記憶され
た更新地図情報と一致した場合には、書込不可能メディ
ア１に格納された基本地図情報を優先して合成させるよ
うにするため、差分データの検出が行なわれるのであ
る。
情報は、本来ユーザによって入力装置８から入力された
地図情報であるので、書込不可能メディア１に格納され
た基本地図情報とは異なるはずである。しかしながら、
新しいバージョンの書込不可能メディア１を用いた場
合、古いバージョンにはなかった情報が含まれる場合が
あり、この新しい情報が書込可能メディア２に記憶され
た更新地図情報と一致した場合には、書込不可能メディ
ア１に格納された基本地図情報を優先して合成させるよ
うにするため、差分データの検出が行なわれるのであ
る。
【００２６】次に図３のフローチャートを用いて、更新
地図情報の書込可能メディア２への記録動作を説明す
る。
地図情報の書込可能メディア２への記録動作を説明す
る。
【００２７】ユーザによる入力装置８を用いた編集用地
図情報の入力がなされると（ステップ３０１）、差分抽
出装置５は入力された編集用地図情報と書込不可能メデ
ィア１に記録された基本地図情報との差分のみを抽出す
る（ステップ３０２）。差分の地図情報は基本地図情報
から構成される地図に合成され（ステップ３０３）、表
示装置６により表示される（ステップ３０５）。一方、
ステップ３０２で抽出された差分の地図情報は書込可能
メディア２に記録されることとなる（ステップ３０
４）。
図情報の入力がなされると（ステップ３０１）、差分抽
出装置５は入力された編集用地図情報と書込不可能メデ
ィア１に記録された基本地図情報との差分のみを抽出す
る（ステップ３０２）。差分の地図情報は基本地図情報
から構成される地図に合成され（ステップ３０３）、表
示装置６により表示される（ステップ３０５）。一方、
ステップ３０２で抽出された差分の地図情報は書込可能
メディア２に記録されることとなる（ステップ３０
４）。
【００２８】なお、書込可能メディア２に格納された更
新地図情報は、さらに外部補助可般型記憶媒体に記憶さ
せることが可能である。かかる外部補助可般型記憶媒体
を用いると、ユーザが個別に作成した更新地図情報の使
い回しが可能となる。
新地図情報は、さらに外部補助可般型記憶媒体に記憶さ
せることが可能である。かかる外部補助可般型記憶媒体
を用いると、ユーザが個別に作成した更新地図情報の使
い回しが可能となる。
【００２９】また、ユーザによる編集用地図情報の入力
は、編集されたイメージをビットマップデータや、ベク
トルデータに変換することで行なわれる。従って、差分
検出装置５による書込不可能メディア１に記録された基
本地図情報と、編集用地図情報の差分の検出も、書込不
可能メディア１上の地図フォーマットに準じて行なうこ
とが可能であり、さらには地図描画パラメータをすり替
える方法も可能である。
は、編集されたイメージをビットマップデータや、ベク
トルデータに変換することで行なわれる。従って、差分
検出装置５による書込不可能メディア１に記録された基
本地図情報と、編集用地図情報の差分の検出も、書込不
可能メディア１上の地図フォーマットに準じて行なうこ
とが可能であり、さらには地図描画パラメータをすり替
える方法も可能である。
【００３０】このようにユーザによる編集用地図情報を
更新地図情報として書込可能メディア２に格納できるよ
うにしたことで、例えば基本地図情報にはない新しい道
路、建造物、設備等の情報を適宜追加することができる
他、ユーザ独自の地図情報を付加することも可能とな
る。
更新地図情報として書込可能メディア２に格納できるよ
うにしたことで、例えば基本地図情報にはない新しい道
路、建造物、設備等の情報を適宜追加することができる
他、ユーザ独自の地図情報を付加することも可能とな
る。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、書き替え不能な記録媒体に格納された既存の
地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表示装
置上に反映させることのできる電子地図情報の再生装置
及び再生方法を提供することができる。
によれば、書き替え不能な記録媒体に格納された既存の
地図情報を使用しつつも、更新された地図情報を表示装
置上に反映させることのできる電子地図情報の再生装置
及び再生方法を提供することができる。
【図１】本発明にかかる電子地図の表示装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図２】図１の電子地図の表示装置における表示方法の
一実施例を説明するためのフローチャートである。
一実施例を説明するためのフローチャートである。
【図３】図１の電子地図の表示装置における書込可能メ
ディア２への更新地図情報の書込動作を説明するための
フローチャートである。
ディア２への更新地図情報の書込動作を説明するための
フローチャートである。
１ 書込不可能メディア ２ 書込可能メディア ３ ビデオＲＡＭ ４ ビデオＲＡＭ ５ 差分抽出装置 ６ 表示装置 ７ スーパーインポーズ装置（合成手段） ８ 入力装置 ９ 外部補助可般型記憶装置
Claims (4)
- 【請求項１】入力装置と、前記入力装置から入力された
更新地図情報を格納する書込可能媒体と、前記書込可能
媒体に対する更新地図情報の記録再生を行なう記録再生
手段とを備えたことを特徴とする電子地図情報の再生装
置。 - 【請求項２】地図情報が記録された読出専用記録媒体を
再生する再生手段と、地図情報の書き替えが可能な書込
可能媒体を記録再生する記録再生手段と、前記再生手段
から再生された基本地図情報と前記記録再生手段から再
生された更新地図情報との差分情報を検出して出力する
差分抽出手段と、前記再生手段から得られる基本地図情
報及び前記記録再生手段から得られる更新地図情報を合
成して表示装置に出力する合成手段とを備えたことを特
徴とする電子地図情報の再生装置。 - 【請求項３】前記記録再生手段により書込可能媒体に記
録された更新地図情報をさらに格納する外部補助可般型
記憶媒体に記録する第２の記録再生装置を備えたことを
特徴とする請求項２に記載の電子地図情報の再生装置。 - 【請求項４】地図情報が記録された読出専用記録媒体か
ら基本地図情報を読み取る第１のステップと、地図情報
の書き替えが可能な書込可能媒体から更新地図情報を読
み取る第２のステップと、前記読出専用記録媒体からの
基本地図情報と書込可能媒体からの更新地図情報との差
分を検出する第３のステップと、求められた差分に応じ
て前記読出専用記録媒体からの基本地図情報と前記書込
可能媒体からの更新地図情報を合成する第４のステップ
とからなることを特徴とする電子地図情報の再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212036A JPH1040362A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 電子地図情報の再生装置及び再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212036A JPH1040362A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 電子地図情報の再生装置及び再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040362A true JPH1040362A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16615814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8212036A Pending JPH1040362A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 電子地図情報の再生装置及び再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040362A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1195657A (ja) * | 1997-09-17 | 1999-04-09 | Toyota Motor Corp | 地図データ処理装置、地図データ処理方法および地図データ処理システム |
| JP2002530658A (ja) * | 1998-11-16 | 2002-09-17 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ナビゲーション装置に走行目的地を入力するための装置 |
| US6546334B1 (en) | 1999-06-29 | 2003-04-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Car navigation map update system and car navigation terminal |
| DE102005055125B4 (de) * | 2004-11-18 | 2013-09-26 | Xanavi Informatics Corp. | Kartenaktualisierungssystem, Navigationsvorrichtung und Bereitstellungsvorrichtung |
| WO2013145649A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 株式会社デンソー | 情報処理システム |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8212036A patent/JPH1040362A/ja active Pending
Cited By (8)
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