JPH1079070A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH1079070A
JPH1079070A JP23302896A JP23302896A JPH1079070A JP H1079070 A JPH1079070 A JP H1079070A JP 23302896 A JP23302896 A JP 23302896A JP 23302896 A JP23302896 A JP 23302896A JP H1079070 A JPH1079070 A JP H1079070A
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JP
Japan
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transport
operation mode
driven
motor
transfer
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JP23302896A
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English (en)
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Hiroyuki Tsunoda
洋之 角田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送機構の負荷が増加した場合においても運転
を停止することなく、通常運転可能な状態に復帰可能な
自動取引装置を提供することにある。 【解決手段】紙幣入出金ユニットは紙幣入出金部と複数
の金庫とを有し、紙幣は、搬送機構により紙幣入出金部
と金庫との間に設けられた搬送路を通して搬送される。
通常の取引時、搬送機構は、搬送モータにより通常運転
モードで駆動される。装置の起動時、あるいは、所定時
間非作動状態が維持された際、搬送機構の過負荷状態が
検出されると、搬送モータは、通常運転モードよりも回
転速度の低い低速運転モードで駆動され、搬送機構の暖
機運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関等に設
置され利用者に対して現金の入出金を行なう自動取引装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関等においては、利用者に
対して現金を自動的に入出金処理する自動取引装置が広
く使用されている。この種の自動取引装置は、紙幣を取
り扱う紙幣入出金ユニット、硬貨を取り扱う硬貨入出金
ユニット、通帳プリンタ部等を備えて構成されている。
【0003】例えば、紙幣入出金ユニットは、顧客に対
して紙幣を入出金するための紙幣入出金口と、紙幣を収
納する複数の紙幣収納部と、を備え、これらの間には、
紙幣を搬送するための搬送機構が設けられている。
【0004】一般に、搬送機構は、多数の搬送ベルト、
搬送ローラ等によって形成され、これら搬送ベルトおよ
び搬送ローラはモータ等の駆動手段によって駆動され
る。そして、紙幣は、搬送ベルトおよび搬送ローラによ
り所定の搬送路を通って搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の自動取引装
置において、環境温度が低温となった場合や経年変化に
より、搬送ベルトが硬化したり、あるいは、軸受等の可
動部の潤滑性が低下すると、搬送ベルト、搬送ローラ等
の搬送機構の負荷が増大する。この場合、搬送機構は充
分な駆動力を得ることができず、紙幣を所定の搬送速度
で搬送することがで困難となる。また、このような過負
荷状態は、自動取引装置の始動時にも生じる。
【0006】一方、過負荷状態において、駆動モータに
は通常よりも大電流が流れる。従来の装置の運用方法で
は、搬送機構の過負荷に起因する大電流が駆動モータに
流れると、これを検知して自動取引装置の運転を停止し
ている。そして、停止後、装置の搬送機構を点検した
後、運転を再開している。
【0007】しかしながら、従来のように、搬送機構の
過負荷状態が発生する毎に装置の運転を停止および点検
する場合には、その都度、顧客に対する取引が停止され
るため、顧客に対するサービス性が低下してしまう。
【0008】そこで、この発明は以上の点に鑑みなされ
てもので、その目的は、搬送機構の負荷が増加した場合
においても運転を停止することなく、通常の運転状態に
復帰可能な自動取引装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の自動取引装置は、利用者
に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納
する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との
間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬
送する搬送手段と、を備えている。
【0010】そして、上記搬送手段は、第1の回転速度
および上記第1の回転速度よりも低い第2の回転速度に
て選択的に駆動可能な搬送モータと、上記搬送モータに
よって駆動される搬送機構と、上記搬送機構の負荷状態
を検出する検出手段と、上記搬送モータを第1の回転速
度で駆動させる通常運転モードと上記搬送モータを第2
の回転速度で駆動させる低速運転モードとで上記搬送モ
ータを選択的に駆動する駆動手段と、上記通常運転モー
ドにおいて、上記検出手段により搬送機構の過負荷状態
が検出された場合、上記搬送モータを上記低速運転モー
ドで所定時間駆動する制御手段と、を備えていることを
特徴としている。
【0011】請求項2に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、搬送手段は、第1の回転速度および上記第1の
回転速度よりも低い第2の回転速度にて選択的に駆動可
能な搬送モータと、上記搬送モータによって駆動される
搬送機構と、上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手
段と、上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通
常運転モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動
させる低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆
動する駆動手段と、上記搬送モータを上記通常運転モー
ドで駆動した状態で、上記検出手段により搬送機構の過
負荷状態が検出された場合、上記搬送モータを上記低速
運転モードで所定時間駆動した後、上記搬送モータを上
記通常運転モードで駆動した状態で、上記検出手段によ
り搬送機構の負荷状態を再度検出し、上記搬送機構の過
負荷状態が解消するまで所定回数だけ上記通常運転モー
ドおよび低速運転モードを繰り返す制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】請求項3に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、搬送手段は、第1の回転速度および上記第1の
回転速度よりも低い第2の回転速度にて選択的に駆動可
能な搬送モータと、上記搬送モータによって駆動される
搬送機構と、上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手
段と、上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通
常運転モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動
させる低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆
動する駆動手段と、起動時、および上記搬送機構が所定
時間非作動状態に維持された際、上記搬送モータを上記
通常運転モードで駆動し、上記検出手段により搬送機構
の過負荷状態が検出された場合、上記搬送モータを上記
低速運転モードで所定時間駆動する制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0013】また、請求項4に係るこの発明の自動取引
装置によれば、上記搬送手段は、第1の回転速度および
上記第1の回転速度よりも低い第2の回転速度にて選択
的に駆動可能な搬送モータと、上記搬送モータによって
駆動される搬送機構と、上記搬送機構の負荷状態を検出
する検出手段と、上記搬送モータを第1の回転速度で駆
動させる通常運転モードと上記搬送モータを第2の回転
速度で駆動させる低速運転モードとで上記搬送モータを
選択的に駆動する駆動手段と、起動時、および上記搬送
機構が所定時間非作動状態に維持された際、上記搬送モ
ータを上記通常運転モードで駆動し、上記検出手段によ
り搬送機構の過負荷状態が検出された場合、上記搬送モ
ータを上記低速運転モードで所定時間駆動した後、上記
搬送モータを上記通常運転モードで駆動した状態で、上
記検出手段により搬送機構の負荷状態を再度検出し、上
記搬送機構の過負荷状態が解消するまで所定回数だけ上
記通常運転モードおよび低速運転モードを繰り返す制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】更に、請求項5に係るこの発明の自動取引
装置によれば、上記搬送手段は、第1の回転速度および
上記第1の回転速度よりも低い第2の回転速度で選択的
に駆動可能な搬送モータと、上記搬送モータによって駆
動される搬送機構と、上記搬送モータを第1の回転速度
で駆動させる通常運転モードと上記搬送モータを第2の
回転速度で駆動させる低速運転モードとで上記搬送モー
タを選択的に駆動する駆動手段と、起動時、および上記
搬送機構が所定時間非作動状態に維持された際、上記搬
送モータを上記低速運転モードで所定時間駆動する制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項6に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、上記搬送手段は、第1の回転速度および上記第
1の回転速度よりも低い第2の回転速度にて選択的に駆
動可能な搬送モータと、上記搬送モータによって駆動さ
れる搬送機構と、上記搬送モータの回転速度を検出する
検出手段と、上記搬送モータを第1の回転速度で駆動さ
せる通常運転モードと上記搬送モータを第2の回転速度
で駆動させる低速運転モードとで上記搬送モータを選択
的に駆動する駆動手段と、上記通常運転モードにおい
て、上記検出手段により検出された回転速度が上記第1
の回転速度に達しない場合、上記搬送モータを上記低速
運転モードで所定時間駆動する制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0016】上記のように構成された自動取引装置によ
れば、通常の運転時、受渡し部に投入された紙幣は、搬
送手段により搬送路を通して紙幣収容部へ搬送されて収
容されるとともに、紙幣収容部から取り出された紙幣は
搬送路を通して受渡し部へ搬送され、利用者へ出金され
る。
【0017】例えば、装置の起動時、あるいは、所定時
間非動作状態に維持された場合、搬送機構を構成する可
動部の摩擦抵抗の増加等により搬送機構が過負荷状態と
なっている場合がある。そこで、装置の起動時、あるい
は、所定時間非動作状態に維持された場合、制御手段
は、搬送モータを通常運転モードで駆動し、検出手段に
より搬送機構の負荷状態を検出する。そして、搬送機構
の過負荷状態が検出された場合には、搬送モータを低速
運転モードに切り換えて所定時間駆動し、いわゆる暖機
運転によって搬送機構の過負荷状態を解消する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1および図
2は、この発明の実施の形態に係る自動取引装置(以
下、ATMと称する)1を示している。このATM1は
金融機関の営業店に設置され、現金の受払い、通帳への
記録、新規通帳の発行等をセルフサービス的に実行す
る。
【0019】ATM1は装置本体としてのほぼ矩形箱状
の筐体2を備え、筺体2の前面には利用者に対面する略
L字形状の操作部3が形成されている。操作部3の水平
面には、預金、振替、振込すべき紙幣Pあるいは出金さ
れる紙幣Pを、多数枚一括して投入あるいは取り出しが
可能な紙幣入出金口4が設けられ、この紙幣入出金口4
には開閉自在な扉5が設けられている。
【0020】また、操作部3の水平面には、タッチパネ
ルを備えたカラー液晶表示装置からなる表示部6が設け
られている。表示部6は、操作手順、その他の情報をイ
ラスト、文字あるいは文言によってカラー画面に表示
し、利用者を誘導するとともに、その表示によって暗証
番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取り
消しなどに応じたキーを表示する。そして、表示された
キーが押圧されると、タッチセンサ(図示しない)がそ
れを検知し、後述する主制御部11へ対応する信号を出
力するもので、いわゆるキー入力操作が可能となってい
る。
【0021】また、操作部3の垂直面には、暗証番号お
よび口座番号が記録されているカードを挿入するための
カード挿入口7、通帳を挿入するための通帳挿入口8、
硬貨を投入する硬貨入出金口9などが設けられている。
なお、紙幣、カード、通帳、硬貨は、ATMが処理する
取扱媒体を構成している。
【0022】筺体2内には、ATM全体の動作を制御す
る主制御部11、カード挿入口7から挿入されたカード
を受け入れてカード上の磁気ストライプから暗証番号、
口座番号などの口座情報を読み取る磁気カードリーダ部
12、通帳挿入口8から挿入された通帳の磁気ストライ
プから情報を読み取るとともに通帳および図示しないジ
ャーナル用紙に取引内容を記録する通帳プリンタ部13
が設けられている。
【0023】また、筐体2内には、紙幣入出金口4に挿
入された紙弊Pを受け入れるとともに、指定された金額
の紙弊Pを人出金口4に払い出す紙幣入出金ユニット1
4、硬貨入出金口9に投人された硬貨Cを受け人れると
ともに指定された金額の硬貨Cを硬貨入出金口9に払い
出す硬貨入出金ユニット15、表示部6によって構成さ
れる接客ユニット16、係員用操作部としての内部モニ
タ18が設けられている。
【0024】更に、筺体2内には、振り込み取引に必要
な金融機関の情報、例えば、銀行の支店名が50音順に
記録されたデータファイルとしてのフロッピーディスク
19aを駆動するディスクドライブ19、主制御部11
と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を
制御する伝送制御部20、および電源部21が設けられ
ている。
【0025】主制御部11は、ATM1の外部に設けら
れた係員用のリモートモニタ22に接続されている。そ
して、内部モニタ18およびリモートモニタ22によ
り、ATM1の有り高検知、金庫の交換、ジャーナルの
補充等の処埋が指示されるようになっている。
【0026】次に、図3を参照して紙幣入出金ユニット
14の構成について詳細に説明する。この紙幣入出金ユ
ニット14は、大別して上部ユニット30と下部ユニッ
ト31とで構成されている。
【0027】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、紙幣入出金口4が設けられている。また、紙
幣入出金口4の下方には、紙幣Pを多数枚一括して収容
可能な紙幣収容室32が形成されている。紙幣収容室3
2は、この発明における受渡し部を構成している。
【0028】紙幣収容室32の前部下方には、紙幣収容
室32内の紙幣Pを取出しローラ33によって順次一枚
ずつ取り出す取り出し装置34が設けられている。紙幣
収容室32の一壁面は、他壁面に対して接離する方向に
移動可能なバックアップ体35によって構成され、紙幣
収容室32の容量を可変できるようになっている。ま
た、このバックアップ体35は、紙幣取り込み時に、紙
幣収容室32に投人された紙幣Pを取り出しローラ33
側に付勢する。
【0029】上部ユニット30の接客面方向(図中左方
向)下部には、紙幣Pの券種、真偽、重ね搬送、正損、
表裏、破損等の判別を行う監査手段としての紙幣監査装
置36が設けられているとともに、この紙幣監査装置の
後ろ側、すなわち上部ユニット30の前後方向中央部に
はユニット制御部37が設けられている。
【0030】ユニット制御部37の上方には、入金され
た紙幣Pをその表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部
38に一時的に集槓する入金一時集槓装置39が設けら
れている。更に、入金一時集積部38と紙幣収容室32
との間には、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時集
積部40に一時的に集積した後、紙幣収容室32に放出
する出金一時集積装置41が設けられている。
【0031】一方、下部ユニット31内の前後方向中央
部には、接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫
50、第2の金庫51、第3の金庫52が配置されてい
る。これらの金庫の内、第1の金庫50および第2の金
庫51は一万円紙幣を収納する万円庫として使用され、
残りの第3の金庫52は千円紙幣を収納する千円庫とし
て使用される。
【0032】第1、第2、第3の金庫50、51、52
は、それぞれ上端部に紙幣取り込み機構53と紙幣取り
出し機構54とを備えて構成され、顧客の入金した紙弊
Pを収納するとともに、出金時に紙幣を取り出して顧客
に支払うリサクル庫として機能する。
【0033】下部ユニット31内の背面方向(図中右方
向)の下部には、3つの収納型金庫60、61、62が
上下方向に積層された状態で配設されている。これらの
収納型金庫60、61、62はカセット化されて金庫カ
セット63を構成しており、筺体2から一体的に取り出
し可能となっている。
【0034】金庫カセット63の上段の金庫60は入金
時の五千円紙幣および破損券を収納する五千円庫/破損
庫を、中段の金庫61は顧客の取り忘れた紙幣を保管す
る取り忘れ保管庫を、金庫62は出金および入金時のリ
ジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫を構
成している。
【0035】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にもおよぶ状態で補助金庫65が設けられ
ている。補助金庫65は、リサイクル紙幣の補充に利用
する紙幣を収納した装填庫、および算当処理時に第1、
第2、第3の金庫50、51、52の紙幣Pを一時的に
回収して収納する移換庫として利用される。
【0036】第1ないし第3の金庫50、51、52、
金庫カセット63、および補助金庫65は、この発明に
おける紙幣収納部として機能する。紙幣収容部32と、
第1ないし第3の金庫50、51、52、金庫カセット
63、および補助金庫65との間には、複数の紙幣搬送
路R1〜R19が形成されているとともに、装置本体内
には、紙幣搬送路を通して紙幣を搬送する搬送機構が設
けられている。
【0037】搬送機構は、紙幣搬送路R1〜R19に沿
って配設された多数の搬送ベルト、搬送ローラ等を備え
ている。また、搬送機構は、下部ユニット31内の接客
面方向(図中左方向)に設けられた駆動源としてのモー
タM、およびこのモータMの駆動力を搬送べルト、搬送
ローラ等の被駆動部に伝達する駆動力伝達系86とを備
えている。
【0038】モータMは、2段階の回転速度、つまり、
回転数で駆動可能に構成されている。例えば、モータM
は、第1の回転速度として2600rpm、第2の回転
速度として650rpmで選択的に駆動可能となってい
る。また、搬送機構が無負荷の状態で、つまり、正常な
状態で、モータMを駆動した際、モータMには、第1の
回転速度時に0.31A、第2の回転速度時に0.13
Aの電流が流れる。
【0039】図4は、モータMの回転数N−トルク特
性、および電流I−トルクT特性を示している。この図
から分かるように、電流Iは、回転数NおよびトルクT
の上昇に比例して上昇し、また、トルクTは回転数に拘
らずほぼ一定の値となっている。そして、搬送機構の負
荷の増大に伴い、モータMの電流値も増大する。
【0040】図3に示すように、紙幣搬送路R1〜R1
9には、紙幣Pの搬送方向を振り分ける多数のゲート7
0が設けられている。また、紙幣収容部32、入金集積
部38、出金集積部40、および紙幣搬送路R1〜R1
9の各部には、紙幣の有無および紙幣の通過やジャムを
検出する多数の光学的なセンサ71が設けられている。
【0041】一方、図5に示すように、紙幣入出金ユニ
ット14はユニット全体の動作を制御する前述したユニ
ット制御部37を備え、このユニット制御部37はAT
M1全休の動作を制御する主制御部11に接続されてい
る。ユニット主制御部37には、紙幣鑑査装置36、お
よびユニット副制御部90が接続されている。
【0042】また、ユニット副制御部90には、取出し
装置34を駆動する駆動モータ91および搬送機構の搬
送モータM、がそれぞれモータドライバ92、93を介
して接続されているとともに、ゲード70を切換えるソ
レノイド94がソレノイドドライバ95を介して接続さ
れている。搬送モータMには、このモータMの電流値を
検出する電流センサ88が接続され、その検出出力はユ
ニット副制御部90に入力される。
【0043】更に、ユニット副制御部90には、センサ
71、および紙幣人出金ユニット14の動作を制御する
動作プログラム等が格納されたROM96が接続されて
いる。そして、ユニット副制御部90は、ユニット主制
御部37からの指令により、ROM96に格納された動
作プログラムに従ってモータドライバ92、93、およ
びソレノイドドライバ95の動作を制御する制御手段と
して機能する。また、ユニット副制御部90は、電流セ
ンサ88からの検出出力を受け、入力された検出出力に
基づいて搬送モータMの回転速度および搬送機能の負荷
状態を検出する検出手段としても機能する。
【0044】次に、上述した構成を有する紙幣入出金ユ
ニット14の各種処埋動作について説明する。図6およ
び図7は、入金取引時の紙幣の流れを示している。ま
ず、図6に示すように、紙幣Pが紙幣入出金口4から紙
幣収容室32に投入されセンサ71によって紙幣の投入
が検出されると、これらの紙幣Pは取出し装置34のバ
ックアップ体35によって取出しローラ33に押し付け
られる。この状態で、ユニット副制御部90は、ユニッ
ト主制御部37からの指令に基づき、モータドライバ9
2を介して駆動モータ91を作動させ、取出しローラ3
3を図6において時計方向に回転駆動する。取出しロー
ラ33の回転により、紙幣収容室4内の紙幣Pは1枚づ
つ取り出され、紙幣搬送路R1へ送られる。
【0045】また、ユニット副制御部90は、モータド
ライバ93を介して搬送モータMを作動させ、搬送機構
の搬送ローラ、搬送ベルト等を駆動するとともに、ソレ
ノイドトライバ95、ソレノイド94を介して各ゲート
70を所定のタイミングで切換える。
【0046】それにより、紙幣Pは図6に実線矢印で示
すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され、入金
一時集積装置39に導かれる。この際、各紙幣Pは紙幣
搬送路R2に設けられた紙幣鑑査装置36により金種、
表裏、真偽、重ね搬送、正損、破損等が判別される。こ
の後、入金一時集積装置39内の紙幣は紙幣搬送路R5
あるいはR6に選択的に振り分けられて表裏を取り揃え
た状態で入金一時集積部38に一時集積される。
【0047】紙幣監査装置36で読み取れなかったリジ
ェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R
6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙
幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して戻され
るとともに、扉5を開放して顧客に払戻され再投人を促
す。
【0048】全ての入金紙幣Pが読み取れたときは、表
示部6へ入金額を表示する。顧客が入金金額を確認し、
正しければタッチパネル内蔵の表示部6の確認ボタンを
押す。確認ボタンが押されると、図7中に実線矢印で示
すように、入金一時集積部38内の紙幣Pは一枚ずつ取
り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9を通って
順次搬送される。
【0049】そして、一万円紙幣Pおよび千円紙幣Pは
紙幣搬送路R10側に導かれ、紙幣取り込み機構53に
よって第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫
(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)52にそ
れぞれ収容される。
【0050】また、五千円紙幣Pおよび破損券は、破線
矢印で示すように、紙幣搬送路R12を通して金庫カセ
ット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60に収容さ
れる。また、リジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すよう
に、紙幣搬送路R14を通して金庫カセット63の下段
の金庫(リジェクト庫)62に収容される。
【0051】一方、図8に示すように、出金取引時に
は、顧客が要求した金額に対応する紙幣が、第1の金庫
(万円庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、お
よび第3の金庫(千円庫)52から取り出される。取り
出された紙幣は、紙幣搬送路R10、R15、R2、R
3、R4、R6を順に通って搬送され、出金一時集積装
置41に導かれ出金一時集積部40に一時集積される。
そして、集積後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室3
2に一括して送られるとともに、扉5が開らいて顧客に
支払われる。
【0052】その際、紙幣鑑査装置36によって判別さ
れたリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣
搬送路R14を通って金庫カセット63の下段の金庫
(リジェクト庫)62に送られて収容される。
【0053】出金取引時において、一定時間経過しても
紙幣収容室32に払い出された紙幣Pが残っている場
合、「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉塞
後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33によ
り一枚ずつ取り込まれ、紙幣搬送路R1、R2、R9、
R11、およびR13を通って金庫カセット63の中段
の金庫(取り忘れ保管庫)61に回収される。
【0054】上述した入金取引、出金取引等の通常運転
時、搬送モータMは、第1の回転速度2600rpmで
駆動され、搬送機構は所定の速度で紙幣を搬送する。そ
の際、搬送モータMの電流値は0.31Aとなってい
る。
【0055】一方、上記構成の自動取引装置において、
装置の起動時には搬送機構の負荷が大きく、搬送モータ
Mの電流値が電源容量をオーバーする恐れがある。ま
た、寒冷地等においては、電源の投入された自動取引装
置を長期間非作動状態に放置した後、取引作動を開始し
た場合、初回の取引作動時における搬送機構の負荷が大
きく、搬送モータMの電流値が電源容量をオーバーする
恐れがある。
【0056】そこで、本実施の形態に係る自動取引装置
によれば、起動時、つまり、電源投入時、および、所定
時間非作動状態に維持された後に取引動作を開始する場
合、ユニット副制御部90は、搬送モータMを第2の回
転速度650rpmで駆動し、所定時間だけ搬送機構の
暖機運転を行う。
【0057】詳細に述べると、図9に示すように、暖機
運転モードにおいては、自動取引装置の電源投入時、あ
るいは、自動取引装置が所定時間作動されずに維持され
た場合、ユニット副制御部90は、入出金ユニット14
のモータドライバ93により、搬送モータMを第1の回
転速度で回転駆動するために必要な電圧を搬送モータM
に印加し、搬送機構を通常運転モードで強制的に駆動す
る(ステップ1)。その際、電流センサによって搬送モ
ータMの電流値Iを検出し、搬送機構の負荷状態を検出
する(ステップ2)。
【0058】検出された電流値Iが第1の回転速度26
00rpmに対応した電流値0.31である場合、ユニ
ット副制御部90は、搬送機構が過負荷状態になく通常
運転モードにて正常に取引可能であると判断し、搬送モ
ータMの駆動を停止して暖機運転モードを終了する(ス
テップ3)。
【0059】ステップ2において、検出された電流値I
が第1の回転速度2600rpmに対応した電流値0.
31よりも高い場合、ユニット複制御部90は搬送機構
が過負荷状態であると判断し、搬送モータMへの印加電
圧を第1の回転速度よりも低い第2の回転速度650r
pmで回転駆動するための電圧に切換え、搬送機構を低
速運転モード、つまり、暖機運転モードで駆動する(ス
テップ4)。
【0060】低速運転モードにおいて、搬送機構の搬送
ベルト、搬送ローラ等は、低速で駆動されて暖機され、
可動部の摩擦抵抗が徐々に低下し過負荷状態も徐々に解
消される。また、搬送機構が過負荷状態であっても、搬
送モータMの電流値Iは電源容量をオーバーすることが
なく、搬送モータが起動エラーとなることはない。
【0061】続いて、所定時間、例えば、3分間経過
後、ユニット制御部90は、搬送機構を通常運転モード
に切換えて駆動し(ステップ5)、電流センサ88から
の検出信号に基づいて、搬送機構の過負荷状態を再度判
別する(ステップ6)。そして、過負荷状態が解消され
ている場合、搬送機構の運転を停止し(ステップ3)、
暖機運転を終了する。
【0062】ステップ6において搬送機構の過負荷状態
が解消していない場合、ユニット制御部90は、ステッ
プ4〜6の低速運転と通常運転とを所定回数、例えば、
3回繰り返して実施し、過負荷状態の解消を図る。そし
て、所定回数実施した後においても搬送機構の過負荷状
態が解消させない場合には、ユニット副制御部90は、
搬送機構のエラーとして判断し、搬送機構の運転を停止
するとともに自動取引装置の主制御部11へその旨を出
力する。
【0063】以上のように構成された自動取引装置によ
れば、自動取引装置の電源投入時、あるいは、自動取引
装置が所定時間作動されずに維持された場合、通常運転
よりも低速で搬送機構を暖機運転することにより、潤滑
油の粘度上昇あるいは搬送ベルトの硬化による摩擦抵抗
の増大等に起因する搬送機構の過負荷状態を徐々に解消
し、通常運転モードでの取引動作を可能としている。
【0064】そして、搬送モータを通常運転モード時よ
りも低速で駆動した場合、搬送機構が過負荷状態であっ
ても、搬送モータの電流値が電源容量を越えることがな
く、搬送モータの起動エラーとして自動取引装置が停止
してしまうことがない。従って、自動取引装置を停止す
ることなく搬送機構の過負荷状態を解消することがで
き、自動取引装置の停止率を低減し、顧客に対するサー
ビス性の向上を図ることができる。
【0065】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、上記実施の形態においては、暖機運転モー
ド時、予め通常運転モードにて搬送機構を運転して過負
荷状態を検出した後に低速運転モードにて搬送機構を駆
動する構成としたが、通常運転モードを実行することな
く、直ちに低速運転モードを実行するようにしてもよ
い。
【0066】また、搬送機構の過負荷状態を検出方法と
しては、搬送モータの電流値を検出する方法に限らず、
搬送モータの回転数を検出し、その検出結果に基づい
て、搬送機構の負荷状態を検出するようにしてもよい。
この発明は、紙幣入出金ユニットに限らず、硬化入出金
ユニットにも適用できることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、搬送機構の負荷が増加した場合においても、搬送機
構を通常運転速度よりも低速で運転して過負荷状態を解
消することにより、運転を停止することなく、通常運転
に復帰可能な自動取引装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動取引装置の斜
視図。
【図2】上記自動取引装置全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図3】上記自動取引装置の紙幣入出金ユニットを示す
断面図。
【図4】上記紙幣入出金ユニットの搬送モータの特性を
示すグラフ。
【図5】上記紙幣入出金ユニットの構成を概略的に示ず
プロック図。
【図6】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図7】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図8】上記紙幣入出金ユニットの出金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図9】上記紙幣入出金ユニット内における暖機運転モ
ードを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…自動取引装置 11…主制御部 14…紙幣入出金ユニット 15…硬貨入出金ユニット 32…紙幣収容部 34…取出し装置 36…紙幣鑑査装置 37…ユニット制御部 50、51、52…金庫 71…センサ 88…電流センサ 90…ユニット副制御部 R1ないしR19…紙幣搬送路 M…搬送モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度にて選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手段と、 上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転
    モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる
    低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する
    駆動手段と、 上記通常運転モードにおいて、上記検出手段により搬送
    機構の過負荷状態が検出された場合、上記搬送モータを
    上記低速運転モードで所定時間駆動する制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度にて選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手段と、 上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転
    モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる
    低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する
    駆動手段と、 上記搬送モータを上記通常運転モードで駆動した状態
    で、上記検出手段により搬送機構の過負荷状態が検出さ
    れた場合、上記搬送モータを上記低速運転モードで所定
    時間駆動した後、上記搬送モータを上記通常運転モード
    で駆動した状態で、上記検出手段により搬送機構の負荷
    状態を再度検出し、上記搬送機構の過負荷状態が解消す
    るまで所定回数だけ上記通常運転モードおよび低速運転
    モードを繰り返す制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度にて選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手段と、 上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転
    モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる
    低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する
    駆動手段と、 起動時、および上記搬送機構が所定時間非作動状態に維
    持された際、上記搬送モータを上記通常運転モードで駆
    動し、上記検出手段により搬送機構の過負荷状態が検出
    された場合、上記搬送モータを上記低速運転モードで所
    定時間駆動する制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度にて選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送機構の負荷状態を検出する検出手段と、 上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転
    モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる
    低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する
    駆動手段と、 起動時、および上記搬送機構が所定時間非作動状態に維
    持された際、上記搬送モータを上記通常運転モードで駆
    動し、上記検出手段により搬送機構の過負荷状態が検出
    された場合、上記搬送モータを上記低速運転モードで所
    定時間駆動した後、上記搬送モータを上記通常運転モー
    ドで駆動した状態で、上記検出手段により搬送機構の負
    荷状態を再度検出し、上記搬送機構の過負荷状態が解消
    するまで所定回数だけ上記通常運転モードおよび低速運
    転モードを繰り返す制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度で選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転
    モードと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる
    低速運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する
    駆動手段と、 起動時、および上記搬送機構が所定時間非作動状態に維
    持された際、上記搬送モータを上記低速運転モードで所
    定時間駆動する制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】利用者に対して現金の受渡しを行なう受渡
    し部と、 現金を収納する現金収納部と、 上記現金収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して現金を搬送する搬送手段と、
    を備え、 上記搬送手段は、 第1の回転速度および上記第1の回転速度よりも低い第
    2の回転速度にて選択的に駆動可能な搬送モータと、 上記搬送モータによって駆動される搬送機構と、 上記搬送モータの回転速度を検出する検出手段と、上記
    搬送モータを第1の回転速度で駆動させる通常運転モー
    ドと上記搬送モータを第2の回転速度で駆動させる低速
    運転モードとで上記搬送モータを選択的に駆動する駆動
    手段と、 上記通常運転モードにおいて、上記検出手段により検出
    された回転速度が上記第1の回転速度に達しない場合、
    上記搬送モータを上記低速運転モードで所定時間駆動す
    る制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】上記搬送機構は、上記搬送路を形成してい
    るとともに上記搬送モータによって駆動される多数の搬
    送ベルトと搬送ローラとを備えていることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の自動取引装
    置。
JP23302896A 1996-09-03 1996-09-03 自動取引装置 Pending JPH1079070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003278053A (ja) * 2002-03-14 2003-10-02 Tsudakoma Corp 織機の運転制御方法及び装置
JP2012200820A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Seiko Instruments Inc スピンドル制御装置及びスピンドル制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003278053A (ja) * 2002-03-14 2003-10-02 Tsudakoma Corp 織機の運転制御方法及び装置
JP2012200820A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Seiko Instruments Inc スピンドル制御装置及びスピンドル制御方法

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