JPH08339466A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

Info

Publication number
JPH08339466A
JPH08339466A JP14633795A JP14633795A JPH08339466A JP H08339466 A JPH08339466 A JP H08339466A JP 14633795 A JP14633795 A JP 14633795A JP 14633795 A JP14633795 A JP 14633795A JP H08339466 A JPH08339466 A JP H08339466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
medium
take
unit
banknote
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14633795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsunoda
洋之 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP14633795A priority Critical patent/JPH08339466A/ja
Publication of JPH08339466A publication Critical patent/JPH08339466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】入金処理時における障害の発生を低減し、信頼
性が高く利用範囲の広い自動取引装置を提供することに
ある。 【構成】現金自動取引装置は、複数枚の紙幣が投入され
る受渡し部4を備え、受渡し部に投入された紙幣は、取
出し機構34によって1枚づつ取り出された後、搬送機
構により紙幣鑑査部36を通して対応する金庫50、5
1、52へ搬送される。金融機関の窓口営業時間外およ
び休日における休日運転時の入金取引において、取出し
機構および搬送機構は金融機関の営業時間中の定常運転
時に処理速度よりも遅い処理速度で作動され、複数枚の
紙幣は、定常運転時よりも広い紙幣間隔をもって、か
つ、定常運転時よりも遅い搬送速度で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金融機関等に設置さ
れ利用者に対して現金の入出金を行なう現金自動取引装
置等の自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関等においては、利用者に
対して現金を自動的に入出金処理する自動取引装置とし
ての現金自動取引装置が広く使用されている。この種の
自動取引装置は、利用者に対して紙幣、硬貨等の現金を
入金および出金するための入出金口と、現金を貯蔵した
複数の金庫と、これらの間を通して現金を搬送する搬送
路とを備えている。そして、入金処理時、入出金口から
投入された現金は、例えば、紙幣は、入出金口から一枚
づつ取り出されて鑑査部へ送られ、鑑査部によって金
種、金額等が鑑査された後、対応する金庫へ送られる。
また、出金処理時には、所望の金庫から現金が取り出さ
れ、搬送路および鑑査部を介して入出金口へ出金され
る。
【0003】近年、このように構成された自動入出金装
置は、サービス性の向上を図るべく、金融機関の窓口営
業時間外や休日においても稼働され現金取引が行えるよ
うになっている。そして、これらの時間帯における自動
取引装置の運用管理は、金融機関以外の管理会社、例え
ば、警備会社等に委託されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動取引装置においては、以下に述べる理由により、窓
口営業時間外や休日の業務に限って、出金取引のみが実
行可能であり、現金の入金や現金の振り込みといった入
金取引は行えないものとなっている。
【0005】つまり、例えば、自動取引装置の紙幣入出
金ユニットにおける入金処理では、利用者が紙幣入出金
口へセットした紙幣を取り込んで装置内の金庫へ収納す
る。この際、紙幣入出金口への紙幣の装填状態が悪い場
合や、折れ曲がった紙幣のように紙幣自体の状態が悪い
紙幣が装填される場合もあり、予め金庫に内に整頓され
た状態から紙幣を取り出す出金処理に比較して、入金処
理時における装置の機械的な負荷が大きくなってしま
う。特に、一般的な入金処理において、利用者によって
投入された紙幣は一旦紙幣鑑査装置まで搬送され、鑑査
装置で初めて紙幣の状態が判別されるため、紙幣入出金
口への紙幣の装填状態が著しく悪い場合や紙幣自体の状
態が悪い場合には、紙幣を鑑査装置まで搬送する間に、
紙幣の詰まり等の障害が発生してしまう。
【0006】このような障害が発生した場合には、自動
取引装置の管理者が人手によって装置内の現金を処理す
る必要がある。一方、上述したように、一般に、営業時
間外や休日における自動取引装置の管理は警備会社等に
委託されているが、利用者の所持する現金の取扱につい
ては委託されていない。そのため、これらの時間帯に入
金処理が行なわれて自動取引装置に障害が発生した場合
でも、警備会社等は装置内の現金を処理することはでき
ず、自動取引装置は、入金処理中の現金が装置内に残っ
たまま運転不能な状態となってしまう。
【0007】従って、現状の金融機関における自動取引
装置では、上記のような障害発生時の現金の取扱を考慮
して、窓口営業時間外や休日の業務に限って、入金取引
を停止し、出金取引のみを実行可能としている。
【0008】しかしながら、自動取引装置としての現金
自動取引装置は、現金を管理する側の人手を介在するこ
となく自動的に現金の取引を可能とする目的で設けられ
た装置であり、本来、営業時間外や休日においても、出
金取引に限らず入金取引をも処理出来ることが望まし
く、かつ、そのような要望も高い。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、媒体処理時における障害の発生を低減
し、信頼性が高く利用範囲の広い自動取引装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の自動取引装置は、利用者
に対して取引媒体の受渡しを行なう受渡し部と、取引媒
体を収納する媒体収納部と、上記受渡し部と媒体収納部
と間で上記取引媒体の受渡しを行なう媒体処理機構と、
上記媒体処理機構を駆動する駆動手段と、障害を解消可
能な管理下にある定常運転時、上記駆動手段により上記
媒体処理機構を第1の処理速度で作動させるとともに、
障害を解消不能な非管理下にある休日運転時、上記駆動
手段により上記媒体処理機構を上記第1の処理速度より
も遅い第2の処理速度で作動させる制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0011】請求項2に係るこの発明の自動取引装置
は、利用者に対して取引媒体の受渡しを行なう受渡し部
と、取引媒体を収納する媒体収納部と、上記受渡し部か
ら取引媒体を順次取り出す取出し機構と、上記取出し機
構により取り出された取引媒体を上記収納部へ搬送する
搬送機構と、上記取出し機構および搬送機構を駆動する
駆動手段と、障害を解消可能な管理下にある定常運転
時、上記駆動手段により上記取出し機構および搬送機構
を第1の処理速度で作動させるとともに、障害を解消不
能な非管理下にある休日運転時、上記駆動手段により上
記取出し機構および搬送機構を上記第1の処理速度より
も遅い第2の処理速度で作動させる制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】請求項3に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、制御手段は、上記取出し機構により取り出され
た取引媒体の数を計数する計数手段と、上記休日運転
時、上記計数手段により計数された取引媒体の数が上記
定常運転時における第1の最大取り込み数よりも少ない
第2の最大取り込み数に達した時点で、上記駆動手段に
よる上記取出し機構の駆動を停止する停止手段と、を備
えている。
【0013】請求項4に係るこの発明の自動取引装置
は、利用者に対して取引媒体の受渡しを行なう受渡し部
と、取引媒体を収納する媒体収納部と、上記受渡し部か
ら取引媒体を順次取り出す取出し機構と、上記取引媒体
を鑑査する鑑査手段と、上記取出し機構により取り出さ
れた取引媒体を上記鑑査手段を介して上記収納部へ搬送
する搬送機構と、上記取出し機構および搬送機構を駆動
する駆動手段と、上記取出し機構と鑑査手段との間に設
けられ、上記取出し機構により取り出された取引媒体の
取出し状態および破損状態を検出する検出手段と、障害
を解除不能な非管理下において処理を行なう休日運転時
において、上記検出手段により取引媒体の取出し異常お
よび破損が検出された際、上記取り出された取引媒体を
上記取出し機構によって上記受渡し部へ返却するように
上記駆動手段を作動させる制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0014】
【作用】上記のように構成された請求項1に係るこの発
明の自動取引装置によれば、この自動取引装置を管理し
ている会社の営業時間外あるいは休日に行なわれる休日
運転において、制御手段は、駆動手段の動作を制御する
ことにより、定常運転時よりも遅い第2の処理速度で媒
体処理機構を作動させる。
【0015】請求項2に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、休日運転時、制御手段は取出し機構および搬送
機構を定常運転時よりも遅い第2の処理速度でそれぞれ
作動させる。それにより、取引媒体は、取出し機構によ
って定常運転時よりも広い紙幣間隔をもって取り出さ
れ、同時に、搬送機構により定常運転時よりも遅い搬送
速度で搬送される。
【0016】請求項3に係る自動取引装置によれば、休
日運転時、取出し機構によって取り出される取引媒体の
数は、定常運転時よりも少ない最大取り込み数に制限さ
れ、この最大取り込み枚数に達した時点で取出し機構の
動作が停止される。
【0017】請求項4に係るこの発明の自動取引装置に
よれば、休日運転時、取出し機構によって取り出された
取引媒体は、鑑査手段に送られる以前に、検出手段によ
って取出し状態および破損状態が検出される。そして、
検出手段によって取出し異常あるいは破損が検出された
取引媒体は、取出し機構によって受渡し部へ戻され、利
用者へ返却される。
【0018】また、請求項5に係るこの発明の自動取引
装置によれば、取引媒体の取出し状態および破損状態
は、第1の検出手段によって取引媒体の傾きを検出し、
第2の検出手段によって取引媒体の寸法を検出すること
により判別される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明に係る自
動取引装置を現金自動取引金装置(以下ATMと称す
る)に適用した実施例について詳細に説明する。図1お
よび図2に示すように、紙幣、硬貨等を取引媒体として
処理するATM1は、装置本体としてのほぼ矩形箱状の
筐体2を備え、筺体2の前面には利用者に対面する略L
字形状の操作部3が形成されている。
【0020】操作部3の水平面には、預金、振替、振込
すべき紙幣Pあるいは出金される紙幣Pを、多数枚一括
して投入あるいは取り出しが可能な紙幣入出金口4が設
けられ、この紙幣入出金口4には開閉自在な扉5が設け
られている。
【0021】また、操作部3の水平面には、タッチセン
サ内蔵のカラーCRTからなる表示部6が設けられてい
る。表示部6は、操作手順、その他の情報をイラスト、
文字あるいは文言によってCRT画面に表示し、利用者
を誘導するとともに、その表示によって暗証番号、金
額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取り消しなど
に応じたキーを表示する。そして、表示されたキーが押
圧されると、タッチセンサ(図示しない)がそれを検知
し、後述する主制御部11へ対応する信号を出力する、
いわゆるキー入力操作が行われる。
【0022】また、操作部3の垂直面には、暗証番号お
よび口座番号が記録されているカードAを挿入するため
のカード挿入口7、通帳Bを挿入するための通帳挿入口
8、硬貨Cを投入する硬貨入出金口9などが設けられて
いる。なお、紙幣P、カードA、通帳B、硬貨Cは、A
TMが処理する取扱媒体を構成している。
【0023】筺体2内には、図2に示すように、ATM
全体の動作を制御する主制御部11、カード挿入口7か
ら挿入されたカードAを受け入れてカードA上の磁気ス
トライプ部から暗証番号、口座番号などの口座情報を読
み取る磁気カードリーダ部12、挿入口8から挿入され
た通帳Bの磁気ストライプから情報を読み取るとともに
通帳Bおよび図示しないジャーナル用紙に取引内容を記
録する通帳プリンタ部13が設けられている。
【0024】また、筐体2内には、紙幣入出金口4に挿
入された紙弊Pを受け入れるとともに、指定された金額
の紙弊Pを入出金口4に払い出す紙幣入出金ユニット1
4、硬貨挿入出金口9に投入された硬貨Cを受け入れる
とともに指定された金額の硬貨Cを硬貨入出金口9に払
い出す硬貨入出金ユニット15、表示部6によって構成
される接客ユニット16、および係員用操作部としての
内部モニタ18が設けられている。これらの磁気カード
リード部12、通帳プリンタ部13、紙幣入出金ユニッ
ト14、硬貨入出金ユニット15は、それぞれ媒体処理
ユニットを構成している。
【0025】更に、筐体2内には、振り込み取引に必要
な金融機関の情報たとえば銀行、支店名が50音順に記
録されたデータファイルとしてのフロッピーディスク1
9aを駆動するディスクドライブ19、主制御部11と
図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を制
御する伝送制御部20、および電源部21が設けられて
いる。
【0026】主制御部11は、ATM1の外部に設けら
れた係員用のリモートモニタ22に接続されている。そ
して、内部モニタ18およびリモートモニタ22によ
り、ATM1の有り高検知、金庫の交換、ジャーナルの
補充等の処理が指示されるようになっている。
【0027】次に、図3を参照して紙幣入出金ユニット
14の構成について詳細に説明する。この紙幣入出金ユ
ニット14は、大別して上部ユニット30と下部ユニッ
ト31とで構成されている。
【0028】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、紙幣入出金口4が設けられている。また、紙
幣入出金口4の下方には、紙幣Pを多数枚一括して収容
可能な紙幣収容室32が形成されている。紙幣収容室3
2は、固定側壁22と、固定側壁22に対して接離する
方向に移動可能なバックアップ体35との間に規定さ
れ、バックアップ体35の位置に応じて紙幣収容室32
の容量を可変できるようになっている。そして、入金処
理時、紙幣入出金口4を通して挿入された紙幣は、立位
状態でかつ水平方向に積層した状態で紙幣収容室32内
に収容される。
【0029】また、このバックアップ体35は図示しな
い付勢部材によって固定側壁22側へ付勢されており、
紙幣取り込み時、紙幣収容室32に投入された紙幣Pを
後述する取出しローラ33に押し付ける。
【0030】この発明における受渡し部として作用する
紙幣収容室32の前方下方には、紙幣収容室32内の紙
幣Pを順次一枚ずつ取り出す取り出し機構34が設けら
れている。取出し機構34は、紙幣収容室32の固定側
壁22に隣接して設けられた取出しローラ33と取出し
ローラ33を回転駆動する後述の取出しモータとを有し
ている。この取出しモータはこの発明における駆動手段
の一部を構成している。紙幣の入金処理時、紙幣収容室
32内に収容された紙幣Pは、バックアップ体35によ
って取出しローラ33に押し付けられ、取出しローラ3
3の回転により1枚づつ紙幣収容室32から取り出され
る。
【0031】取出しローラ33の近傍には、取り出され
た紙幣の取出し状態および破損状態を検出する第1のセ
ンサ23と、取り出された紙幣の厚さを検出する第2の
センサ24とが順に設けられている。
【0032】図5a、5bに示すように、この発明にお
ける検出手段、第1および第2の検出手段として機能す
る第1のセンサ23は、取出し機構34による紙幣取出
し方向Aに対して直交する方向に並んでかつ所定間隔離
間して配設された第1および第2の検出部25a、25
bを有している。第1および第2の検出部25a、25
bの各々は、図示しない発光素子および受光素子によっ
て構成され、取り出された紙幣はこれら発光素子と受光
素子との間を通過する。
【0033】図3に示すように、上部ユニット30の接
客面方向(図中左方向)下部には、紙幣Pの券種、真
偽、重ね搬送、正損、表裏、破損等の判別を行う監査手
段としての紙幣監査装置36が設けられているととも
に、この紙幣監査装置の後ろ側、すなわち上部ユニット
30の前後方向中央部にはユニット主制御部37が設け
られている。
【0034】ユニット制御部37の上方には、入金され
た紙幣Pをその表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部
38に一時的に集積する入金一時集積装置39が設けら
れている。更に、入金一時集積部38と紙幣収容室32
との間には、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時集
積部40に一時的に集積した後、紙幣収容室32に放出
する出金一時集積装置41が設けられている。
【0035】一方、下部ユニット31内の前後方向中央
部には、接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫
50、第2の金庫51、第3の金庫52が配置されてい
る。これらの金庫の内、第1の金庫50および第2の金
庫51は一万円紙幣を収納する万円庫として使用され、
残りの第3の金庫52は千円紙幣を収納する千円庫とし
て使用される。
【0036】この発明における取引媒体の収納部として
機能する第1、第2、第3の金庫50、51、52は、
それぞれ上端部に紙幣取り込み機構53と紙幣取出し機
構54とを備えて構成され、顧客の入金した紙弊Pを収
納するとともに、出金時に紙幣を取り出して顧客に支払
うリサクル庫として機能する。
【0037】また、下部ユニット31内の接客面方向
(図中左方向)には、この発明における駆動手段の一部
を構成する搬送モータM、およびこの搬送モータMの駆
動力を搬送ベルト、ローラ等の被駆動部に伝達する駆動
力伝達系45が設けられている。搬送モータMはその回
転速度を可変なモータによって構成されている。下部ユ
ニット31内の背面方向(図中右方向)の下部には、3
つの収納型金庫60、61、62が上下方向に積層され
た状態で配設されている。これらの収納型金庫60、6
1、62はカセット化されて金庫カセット63を構成し
ており、筐体2から一体的に取り出し可能となってい
る。
【0038】金庫カセット63の上段の金庫60は入金
時の五千円紙幣および破損券を収納する五千円庫/破損
庫を、中段の金庫61は顧客の取り忘れた紙幣を保管す
る取り忘れ保管庫を、金庫62は出金および入金時のリ
ジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫を構
成している。
【0039】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にもおよぶ状態で補助金庫65が設けられ
ている。補助金庫65は、リサイクル紙幣の補充に使用
する紙幣を収納した装填庫、および算当処理時に第1、
第2、第3の金庫50、51、52の紙幣Pを一時的に
回収して収納する移換庫として利用される。
【0040】また、上部ユニット30および下部ユニッ
ト31内には、搬送モータMによって駆動される複数の
搬送ベルトやローラ等が配設され複数の紙幣搬送路R1
〜R19を形成しているとともに、紙幣Pの搬送方向を
振り分ける多数のゲート70および紙幣の通過やジャム
を検知する多数の光学的なセンサ71が配設されてい
る。紙幣搬送路を形成している複数の搬送ベルトおよび
ローラは、搬送モータMとともにこの発明における搬送
機構を構成している。そして、搬送モータMの回転速度
を変更することにより、紙幣の搬送速度を調整可能とな
っている。なお、搬送機構は、上述した取出し機構34
とともにこの発明における媒体処理機構を構成してい
る。
【0041】一方、図4に示すように、紙幣入出金ユニ
ット14はユニット全体の動作を制御する前述したユニ
ット主制御部37を備え、このユニット主制御部37は
ATM1全体の動作を制御する主制御部11に接続され
ている。ユニット主制御部37には、紙幣鑑査装置3
6、およびユニット副制御部80が接続されている。
【0042】また、ユニット副制御部80には、取出し
機構34の駆動モータ84および搬送機構の搬送モータ
M、がそれぞれモータドライバ86を介して接続されて
いるとともに、ゲード70を切換えるソレノイド87が
ソレノイドドライバ88を介して接続されている。更
に、ユニット副制御部80には、搬送路における紙幣の
通過を検出するセンサ71、取出し機構34によって紙
幣収容部4から取り出された紙幣を検出する第1および
第2のセンサ23、24が接続されている。
【0043】また、ユニット副制御部80には、紙幣入
出金ユニット14の動作を制御する動作プログラム等が
格納されたROM90が接続されている。この動作プロ
グラムには、金融機関、例えば、銀行の窓口営業時間内
において当該銀行の管理下で種々の処理を実行する定常
運転モード、および、銀行の窓口営業時間外や休日にお
いて当該銀行の非管理下で、つまり、ATM1に何等か
の障害が発生した場合でも人手によって障害の解消処理
を行えない状態で、種々の処理を実行する休日運転モー
ドが含まれている。
【0044】そして、ユニット副制御部80は、ユニッ
ト主制御部37からの指令により、ROM90に格納さ
れた動作プログラムに従ってモータドライバ85、86
およびソレノイドドライバ88の動作を制御する。な
お、ユニット主制御部37、およびユニット副制御部8
0はこの発明における制御手段、計数手段、調整手段、
停止手段および判別手段として機能する。
【0045】次に、上述した構成を有するATMの各種
処理動作について説明する。まず、銀行の窓口営業時間
内において定常運転モードにて実行されるATM1の処
理動作について説明する。
【0046】図6および図7は、入金取引時の紙幣の流
れを示している。図6に示すように、紙幣Pが紙幣入出
金口4から紙幣収容室32に投入されセンサ71によっ
て紙幣の投入が検出されると、これらの紙幣Pは取出し
機構34のバックアップ体35によって取出しローラ3
3に押し付けられる。この状態で、ユニット副制御部8
0は、ユニット主制御部37からの指令に基づき、モー
タドライバ85を介して駆動モータ84を作動させ、取
出しローラ33を図6において時計方向に回転駆動す
る。取出しローラ33の回転により、紙幣収容室4内の
紙幣Pは固定側壁22側から順次1枚づつ取り出され、
紙幣搬送路R1へ送られる。
【0047】また、ユニット副制御部80は、モータド
ライバ86を介して搬送モータMを作動させ、搬送機構
の送りローラ、搬送ベルト等を駆動するとともに、ソレ
ノイドドライバ88、ソレノイド87を介して各ゲート
70を所定のタイミングで切換える。
【0048】それにより、紙幣収容室4から取り出され
た紙幣Pは、実線矢印で示すように、紙幣搬送路R1〜
R4を順次搬送され、入金一時集積装置39に導かれ
る。この際、各紙幣は紙幣搬送路R2に設けられた紙幣
鑑査装置36により金種、表裏、真偽、重ね搬送、正
損、破損等が判別される。この後、入金一時集積装置3
9内の紙幣は紙幣搬送路R5あるいはR6に選択的に振
り分けられて表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部3
8に一時集積される。
【0049】紙幣監査装置36で読み取れなかったリジ
ェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R
6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙
幣搬送路R7を介して幣収容室32に一括して戻される
とともに、扉5を開放して顧客に払戻され再投入が促さ
れる。
【0050】全ての入金紙幣Pが読み取れたときは、表
示部6へ入金額を表示する。顧客が入金金額を確認し、
正しければタッチセンサ内蔵の表示部6の[確認]ボタ
ンを押す。[確認]ボタンが押されると、図7中に実線
矢印で示すように、入金一時集積部38内の紙幣Pは一
枚ずつ取り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9
を通って順次搬送される。
【0051】そして、一万円紙幣Pおよび千円紙幣Pは
紙幣搬送路R10側に導かれ、紙幣取り込み機構53に
よって第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫
(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)52にそ
れぞれ収容される。
【0052】また、五千円紙幣Pおよび破損券は、破線
矢印で示すように、紙幣搬送路R12を通して金庫カセ
ット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60に収容さ
れる。また、リジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すよう
に、紙幣搬送路R14を通して金庫カセット63の下段
の金庫(リジェクト庫)62に収容される。
【0053】一方、図8に示すように、出金取引時に
は、顧客が要求した金額に対応する紙幣が、紙幣取出し
機構54によって第1の金庫(万円庫)50もしくは第
2の金庫(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)
52から取り出される。取り出された紙幣は、紙幣搬送
路R10、R15、R2、R3、R4、R6を順に通っ
て搬送され、出金一時集積装置41に導かれ出金一時集
積部40に一時集積される。そして、集積後、紙幣搬送
路R7を介して紙幣収容室32に一括して送られるとと
もに、扉5が開らいて顧客に支払われる。
【0054】その際、紙幣鑑査装置36によって判別さ
れたリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣
搬送路R14を通って金庫カセット63の下段の金庫
(リジェクト庫)62に送られて収容される。
【0055】出金取引時において、一定時間経過しても
紙幣収容室32に払い出された紙幣Pが残っている場
合、「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉塞
後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33によ
り一枚ずつ取り込まれ、紙幣搬送路R1、R2、R9、
R11、およびR13を通って金庫カセット63の中段
の金庫(取り忘れ保管庫)61に回収される。
【0056】定常運転モードによって実行される上述し
た紙幣入出金動作において、ユニット副制御部80は、
搬送モータM、駆動モータ84をそれぞれ予め設定され
た所定の通常回転速度にて駆動し、取出し機構34およ
び搬送機構を第1の処理速度にて作動させる。ソレノイ
ド87による各ゲート70の切換えタイミングも定常運
転モードに従って設定された所定の通常タイミングに設
定されている。それにより、紙幣収納室4から取り出さ
れた紙幣Pは、所定の間隔でかつ所定の搬送速度で搬送
され、所望の処理がなされる。
【0057】また、定常運転モードにおける各種の取引
において、紙幣のジャム、詰まり等の障害が発生した場
合、ATM1の運転を一旦停止し、銀行の係員によって
紙幣の除去等を行なうことにより障害を解消した後、A
TMの運転が再開される。
【0058】次に、休日や夜間等の銀行の窓口営業時間
外において休日運転モードにて実行されるATM1の処
理動作について説明する。この休日運転モードは、AT
M1に何等かの障害が発生した場合でも人手によって障
害の解消処理を行い得ない非管理下において、紙幣入出
金ユニット14の入金処理に対する信頼性の向上を目的
として設定されている。なお、定常運転モードと休日運
転モードとの切換えは、銀行の係員により内部モニタ1
8を介して行なわれる。
【0059】休日運転モードによる入金取引において、
紙幣の流れは、図6および図7に示す定常運転モードに
よる入金取引時とほぼ同様である。しかしながら、休日
運転モードにおいて、ユニット副制御部80は、取出し
機構34の駆動モータ84および搬送機構の搬送モータ
Mを定常運転モードよりも遅い回転速度にて駆動し、取
出し機構34および搬送機構を定常運転モードにおける
第1の処理速度よりも遅い第2の処理速度で作動させ
る。また、ユニット副制御部80は、第1および第2の
センサ23、24により紙幣の取出し状態および紙幣自
体の状態を判別し、状態が悪い場合には入金取引を一旦
停止する。
【0060】詳細に述べると、図6および図9に示すよ
うに、紙幣Pが紙幣入出金口4から紙幣収容室32に投
入されセンサ71によって紙幣の投入が検出されると、
これらの紙幣Pは取出し機構34のバックアップ体35
によって取出しローラ33に押し付けられる。この状態
で、ユニット副制御部80は、ユニット主制御部37か
らの指令に基づき、モータドライバ85、86を介して
駆動モータ84および搬送モータMを作動させ、取出し
機構34および搬送機構を第2の処理速度で作動させ
る。
【0061】取出し機構34の取出しローラ33は時計
方向へ回転され、この取出しローラ33の回転により、
紙幣収容室4内の紙幣Pは固定側壁22側から順次1枚
づつ取り出され、紙幣搬送路R1へ送られる。この際、
取出しローラ33は、定常運転モード時よりも遅い速度
および間隔で回転されるとともに、搬送機構の搬送ロー
ラ、搬送ベルト等も定常運転モード時よりも遅い速度で
駆動される。そのため、紙幣収容室4から取り出された
紙幣は、定常運転モード時よりも広い間隔をおいて、か
つ、定常運転モード時よりも遅い速度で順次搬送され
る。
【0062】また、取出し機構34によって紙幣収容部
4から取り出された紙幣は、取出し後直ちに、第1のセ
ンサ23により、紙幣の傾き、折れ、切れ等の紙幣の状
態が検出される。詳細には、図5aに示すように、取出
しローラ33によって取り出された紙幣Pは、取出し方
向、つまり、搬送方向Aに沿って搬送され、第1のセン
サ23の第1および第2の検出部25a、25bを通過
する。この際、取出しローラ33によって正常に取り出
され搬送方向Aに対して傾斜していない紙幣P1は、第
1および第2の検出部25a、25bによって同時に検
出される。逆に、取り出された紙幣が搬送方向Aに対し
て傾斜している場合、この紙幣P2は、一方の検出部、
例えば、第1の検出部25aによって検出された後、第
2の検出部25bによって検出される。従って、ユニッ
ト副制御部80は、第1および第2の検出部25a、2
5bからの検出信号が同時に入力されず時間差をもって
入力された場合、紙幣が傾斜して取り出されたことを判
別する。
【0063】また、ユニット副制御部80は、第1およ
び第2の検出部25a、25bからの検出信号に基づい
て紙幣の寸法を検出し、紙幣の破損状態を検出する。紙
幣が第1の検出部25aを通過する時間Ta、つまり、
第1の検出部25aからオフ信号が出力されてからオン
信号が出力されるまでの時間、および、紙幣が第2の検
出部25bを通過する時間Tbは、紙幣の内、第1およ
び第2の検出部と対向する部分における搬送方向Aに沿
った寸法に対応する。
【0064】そして、取り出された紙幣が折れ、切れ等
のない正常な紙幣である場合、通過時間Ta、Tbは互
いに等しくなるとともに、予め設定された基準寸法に対
応する基準通過時間に一致する。
【0065】しかしながら、取り出された紙幣が破損し
ている場合、例えば、図5bに示すように、紙幣の一部
が折れている場合、第1の検出部25aからのオン、オ
フ信号に基づいて検出された通過時間Taは、第2の検
出部25bの通過時間Tbおよび基準通過時間よりも短
くなる。従って、ユニット副制御部80は、第1および
第2の検出部25a、25bからのオン、オフ信号に基
づいて検出された通過時間Ta、Tbを基準通過時間と
比較し、いずれかが相違する場合には、紙幣が損傷して
いるものと判断する。
【0066】なお、上述した紙幣の傾き状態および破損
状態を正確に検出できるように、取出し機構34による
紙幣の取出し間隔、あるいは、取出しタイミングは、先
行する紙幣が第1のセンサ23を通過した後に次の紙幣
の取出しが開始されるようにユニット副制御部80によ
って調整される。
【0067】続いて、第1のセンサ23を通過した紙幣
は第2のセンサ24によってその厚さが検出される。ユ
ニット副制御部80は、第2のセンサ24からの検出信
号に基づいて検出された紙幣の厚さを予め設定された基
準厚さを比較し、相違する場合には、紙幣が複数枚重ね
て取り出されていることを判断する。
【0068】第1のセンサ23の検出信号に基づいて紙
幣の傾きあるいは紙幣の破損を検出した場合、ユニット
副制御部80は、取出し機構34の駆動モータ84の回
転方向を反転し、傾斜あるいは破損した紙幣を紙幣収容
部4へ返却した後、取出し機構34の動作を停止する。
更に、ユニット副制御部80は、紙幣収容部4の扉5を
開放するとともに、操作部3の表示部6に「紙幣再投
入」を表示する。同様に、第2のセンサ24からの検出
信号に基づいて紙幣の重ね取出しが検出された場合、ユ
ニット副制御部80は、取出し機構34の駆動モータ8
4を反転して紙幣を紙幣収容部4へ返却した後、取出し
機構34の動作を停止するとともに、紙幣収容部4の扉
5を開放し操作部3の表示部6に「紙幣再投入」を表示
する。
【0069】第1および第2のセンサ23、24を通過
した正常な状態の紙幣は、図6に実線矢印で示すよう
に、定常運転モード時よりも大きな紙幣間隔および遅い
搬送速度で紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され、紙幣
鑑査装置36を通過した後に入金一時集積装置39に導
かれる。
【0070】一方、休日運転モード時の入金取引におい
て、1回の入金取引において処理可能な紙幣の枚数、す
なわち、最大取り込み枚数Bは、定常運転モード時の最
大取り込み枚数よりも少なく枚数、例えば、100枚に
設定されている。そこで、入金処理時、ユニット副制御
部80は、第1のセンサ24からのオン、オフ信号に基
づき、取出し機構34によって取り出された紙幣の枚数
を計数し、最大取り込み枚数Bに達した時点で取出し機
構34による紙幣取出し動作を停止する。そして、ユニ
ット副制御部80は、紙幣収容部4の扉5を開放すると
ともに、現在処理中の入金取引が終了した後に残りの紙
幣を再投入する旨を表示部6に表示する。
【0071】入金一時集積部38に搬送された最大取り
込み枚数以下の紙幣は、紙幣搬送路R5あるいはR6に
選択的に振り分けられて表裏を取り揃えた状態で入金一
時集積部38に一時集積される。紙幣監査装置36で読
み取れなかったリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すよ
うに、紙幣搬送路R6から出金一時集積部40へ導かれ
て集積された後、紙幣搬送路R7を介して幣収容室32
に一括して戻されるとともに、扉5を開放して顧客に払
戻され再投入が促される。
【0072】全ての入金紙幣Pが読み取れたときは、表
示部6へ入金額を表示する。顧客が入金金額を確認し、
正しければタッチセンサ内蔵の表示部6の[確認]ボタ
ンを押す。[確認]ボタンが押されると、図6中に実線
矢印で示すように、入金一時集積部38内の紙幣Pは一
枚ずつ取り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9
を通って順次搬送され、金種に応じて対応する金庫に収
容される。
【0073】なお、入金一時集積部38には正常な紙幣
のみが整頓して集積されるため、入金一時集積部38か
ら各金庫への紙幣の搬送は、定常運転モード時と同様の
搬送速度および紙幣間隔で行なうようにしてもよい。
【0074】休日運転モードにおける出金取引は、定常
運転モード時の出金取引と同様に図8に示す紙幣の流れ
に従って行なわれる。この際、紙幣の搬送速度、搬送さ
れる紙幣間の間隔は、定常運転モード時よりも遅くおよ
び間隔を広くしてもよく、あるいは、定常運転モード時
と同一に設定されていてもよい。
【0075】以上のように構成されたATM1によれ
ば、金融機関の窓口営業時間外あるいは休日において、
紙幣取引ユニット14における入金取引は休日運転モー
ドに従って行なわれる。この休日運転モードにおいて、
取出し機構34および搬送機構の処理速度は定常運転モ
ード時に比較して遅く設定され、紙幣の取出しおよび搬
送は、定常運転モード時よりも大きな紙幣間隔でかつ遅
い搬送速度で行なわれる。また、1回の入金取引で処理
可能な紙幣の枚数は、定常運転モード時よりも少なく設
定されている。従って、入金処理時における紙幣入出金
ユニット14各部の機械的負荷を低減し、紙幣詰まり等
の障害の発生率を低減することができる。
【0076】また、上記ATM1によれば、休日運転モ
ード時の入金取引において、取出し機構34によって取
り出された紙幣は、第1および第2のセンサ23、24
によって傾き、重ね取り等の取出し状態および折れ、切
れ等の破損状態が検出され、取出し状態の悪い紙幣およ
び破損した紙幣は、紙幣鑑査装置36側へ搬送されるこ
となく紙幣収容部4へ返却される。それにより、紙幣搬
送の障害につながる不安定な搬送状態の発生を未然に防
止することができる。
【0077】以上のことから、入金取引時における障害
の発生を防止することにより装置の信頼性が向上し、窓
口営業時間外および休日においてもATM1による入金
取引の実行が可能となる。その結果、ATM1の利用範
囲が広がり、利用者に対するサービス性の向上を図るこ
とができる。
【0078】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、上記実施例においては、媒体処理ユニット
として紙幣入出金ユニット14に本発明を適用して説明
したが、例えば、硬貨入出金ユニット15等の他の媒体
処理ユニットに本願を適用してもよく、この場合、窓口
営業時間外および休日における硬貨の入金処理も可能と
なる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、入金処理時における障害の発生を低減し、動作の信
頼性を向上することにより、金融機関等の営業時間外あ
るいは休日においても入金取引を行なうことができ、利
用範囲の広いサービス性に優れた自動取引装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動取引装置の斜視
図。
【図2】上記自動取引装置全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図3】上記自動取引装置の紙幣入出金ユニットを示す
断面図。
【図4】上記紙幣入出金ユニットの構成を概略的に示す
ブロック図。
【図5】図5(a)は紙幣が傾斜した状態で第1の検出
部を通過する状態を概略的に示す平面図、図5(b)は
一部が折れた紙幣が第1の検出部を通過する状態を概略
的に示す平面図。
【図6】上記紙幣入出金ユニットの入金処理時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図7】上記紙幣入出金ユニットの入金処理時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図8】上記紙幣入出金ユニットの出金処理時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図9】上記紙幣入出金ユニットの休日運転モードにお
ける入金取引動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…現金自動取引装置、3…操作部、4…紙幣入出金
口、11…主制御部、14…紙幣入出金ユニット、15
…硬貨入出金ユニット、23…第1のセンサ、24…第
2のセンサ、25a…第1の検出部、25b…第2の検
出部、33…取出しローラ、34…取出し機構、36…
紙幣鑑査装置、37…ユニット主制御部、50、51、
52…金庫、70…ゲート、80…ユニット副制御部、
84…駆動モータ、M…搬送モータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に対して取引媒体の受渡しを行な
    う受渡し部と、 取引媒体を収納する媒体収納部と、 上記受渡し部と媒体収納部と間で上記取引媒体の受渡し
    を行なう媒体処理機構と、 上記媒体処理機構を駆動する駆動手段と、 障害を解消可能な管理下にある定常運転時、上記駆動手
    段により上記媒体処理機構を第1の処理速度で作動させ
    るとともに、障害を解消不能な非管理下にある休日運転
    時、上記駆動手段により上記媒体処理機構を上記第1の
    処理速度よりも遅い第2の処理速度で作動させる制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 利用者に対して取引媒体の受渡しを行な
    う受渡し部と、 取引媒体を収納する媒体収納部と、 上記受渡し部から取引媒体を順次取り出す取出し機構
    と、 上記取出し機構により取り出された取引媒体を上記収納
    部へ搬送する搬送機構と、 上記取出し機構および搬送機構を駆動する駆動手段と、 障害を解消可能な管理下にある定常運転時、上記駆動手
    段により上記取出し機構および搬送機構を第1の処理速
    度で作動させるとともに、障害を解消不能な非管理下に
    ある休日運転時、上記駆動手段により上記取出し機構お
    よび搬送機構を上記第1の処理速度よりも遅い第2の処
    理速度で作動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記取出し機構により
    取り出された取引媒体の数を計数する計数手段と、上記
    休日運転時、上記計数手段により計数された取引媒体の
    数が上記定常運転時における第1の最大取り込み数より
    も少ない第2の最大取り込み数に達した時点で、上記駆
    動手段による上記取出し機構の駆動を停止する停止手段
    と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の自
    動取引装置。
  4. 【請求項4】 利用者に対して取引媒体の受渡しを行な
    う受渡し部と、 取引媒体を収納する媒体収納部と、 上記受渡し部から取引媒体を順次取り出す取出し機構
    と、 上記取引媒体を鑑査する鑑査手段と、 上記取出し機構により取り出された取引媒体を上記鑑査
    手段を介して上記収納部へ搬送する搬送機構と、 上記取出し機構および搬送機構を駆動する駆動手段と、 上記取出し機構と鑑査手段との間に設けられ、上記取出
    し機構により取り出された取引媒体の取出し状態および
    破損状態を検出する検出手段と、 障害を解除不能な非管理下において処理を行なう休日運
    転時において、上記検出手段により取引媒体の取出し異
    常および破損が検出された際、上記取り出された取引媒
    体を上記取出し機構によって上記受渡し部へ返却するよ
    うに上記駆動手段を作動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 上記検出手段は、上記取り出された取引
    媒体の傾きを検出する第1の検出手段と、上記取り出さ
    れた取引媒体の寸法を検出する第2の検出手段と、を有
    し、上記制御手段は、第1の検出手段により検出された
    傾きと基準の傾きとを比較するとともに上記第2の検出
    手段により検出された寸法と基準寸法とを比較して上記
    取引媒体の取出し異常および破損を判別する判別手段を
    備えていることを特徴とする請求項4に記載の自動取引
    装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記検出手段によって
    取引媒体の取出し状態および破損状態が検出された後に
    上記取出し機構によって後続の取引媒体の取出しが行な
    われるように上記駆動手段の動作タイミングを調整する
    調整手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載
    の自動取引装置。
JP14633795A 1995-06-13 1995-06-13 自動取引装置 Pending JPH08339466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14633795A JPH08339466A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14633795A JPH08339466A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 自動取引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08339466A true JPH08339466A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15405417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14633795A Pending JPH08339466A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08339466A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056435A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2006065620A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Sumitomo Mitsui Banking Corp 電子マネーのチャージ補助方法及びシステム
WO2015019696A1 (ja) * 2013-08-05 2015-02-12 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類取扱装置
KR20180016105A (ko) 2016-08-05 2018-02-14 주식회사 엘지씨엔에스 금융기기, 매체인식장치, 및 매체인식방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056435A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2006065620A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Sumitomo Mitsui Banking Corp 電子マネーのチャージ補助方法及びシステム
JP4689990B2 (ja) * 2004-08-27 2011-06-01 株式会社三井住友銀行 電子マネーのチャージ補助方法及びシステム
WO2015019696A1 (ja) * 2013-08-05 2015-02-12 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類取扱装置
KR20180016105A (ko) 2016-08-05 2018-02-14 주식회사 엘지씨엔에스 금융기기, 매체인식장치, 및 매체인식방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4887554B2 (ja) 自動取引装置
JPH09147193A (ja) 紙幣入出金装置
JPH08339466A (ja) 自動取引装置
JP3190884B2 (ja) 自動取引システム
JP2718808B2 (ja) 自動取引装置
JP3215373B2 (ja) 自動取引システム
JPH09198544A (ja) 紙幣取扱装置
JPH0927060A (ja) 自動取引装置及び該装置における取り忘れ紙幣の保管方法
JP2918318B2 (ja) 現金自動取引装置
JP2002367011A (ja) 紙幣取扱装置
JP2854885B2 (ja) 現金入出金装置
JP3365543B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP2968322B2 (ja) 現金入出金装置
JPH02259896A (ja) 自動現金取引装置
JP3044664B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP6584630B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JPH0357096A (ja) 現金入出金装置
JP2716623B2 (ja) 紙幣入出金装置
JPH11259731A (ja) 自動取引装置およびその制御方法
JP2902764B2 (ja) 現金入出金装置
JP2908544B2 (ja) 自動取引装置及び入出金装置に対する補充紙幣の金額確定方法
JP2675923B2 (ja) 現金入出金装置
JPH08305929A (ja) 自動入出金装置およびその保守管理方法
JP2021157484A (ja) 媒体取扱装置
JPH0387989A (ja) 現金入出金装置