JPH1078805A - ビル管理制御装置 - Google Patents

ビル管理制御装置

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JPH1078805A
JPH1078805A JP23429296A JP23429296A JPH1078805A JP H1078805 A JPH1078805 A JP H1078805A JP 23429296 A JP23429296 A JP 23429296A JP 23429296 A JP23429296 A JP 23429296A JP H1078805 A JPH1078805 A JP H1078805A
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JP
Japan
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space
equipment
lighting
security
air
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Application number
JP23429296A
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English (en)
Inventor
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Noriyuki Kushiro
紀之 久代
Masahiro Inoue
雅裕 井上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル内の空調機器、照明機器、防犯機器など
の設備機器を操作監視制御すると共に、設備機器同志で
協調性をもたせながら連動制御を実現できるビル管理制
御装置を得る。 【解決手段】 空調用設備コントローラ8は通信手段B
8a、空調機器情報管理手段8b、空調機器制御手段8
c、空調空間情報管理手段8d、空間−機器変換手段A
8eから構成し、一方照明用設備コントローラ9は通信
手段C9a、照明機器情報管理手段9b、照明機器制御
手段9c、照明空間情報管理手段9d、空間−機器変換
手段B9eから構成し、中央操作監視装置1の設備操作
監視プログラム1a上で操作を行う空調空間又は照明空
間を選定して操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル内の空調機
器、照明機器、防犯機器などの設備機器を操作監視制御
すると共に、設備機器同志で協調性をもたせながら連動
制御を実現できるビル管理制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビル管理制御装置は、ビルの大型化及び
高機能化の要求に伴い、集中型の管理制御装置から、設
備機器をきめ細かに制御できる分散型の管理制御装置を
採用するようになってきている。図23は、例えば特開
平7−261810号の公報に開示されている分散型の
ビル管理装置を説明する構成図である。図23におい
て、1は中央操作監視装置、2は空調データ変換手段、
3は照明データ変換手段、4は防犯データ変換手段、5
は空調用インタフェースケーブル、6は照明用インタフ
ェースケーブル、7は防犯用インタフェースケーブル、
8は空調用設備コントローラ、9は照明用設備コントロ
ーラ、10は防犯用設備コントローラ、11〜13は各
設備機器である。中央操作監視装置1は、設備操作監視
プログラム1a、連動制御プログラム1b、通信手段A
1cから構成される。空調用設備コントローラ8は通信
手段B8a、空調機器情報管理手段8b、空調機器制御
手段8cから構成され、照明用設備コントローラ9は通
信手段C9a、照明機器情報管理手段9b、照明機器制
御手段9cから構成され、防犯用設備コントローラ10
は通信手段D10a、防犯機器情報管理手段10b、防
犯機器制御手段10cから構成される。
【0003】次に、図23を参照しながらビル管理制御
装置の動作について説明する。中央操作監視装置1の設
備操作監視プログラム1a上で、操作を行う設備機器1
1〜13を選定する。例えば、空調機器11を選定して
操作を行う場合は、設備操作監視プログラム1aの操作
指令データが通信手段A1cから空調データ変換手段2
へ、さらに空調用インタフェースケーブル5を介して空
調用設備コントローラ8へ送り出される。空調用設備コ
ントローラ8内では、操作指令データが通信手段B8a
から空調機器情報管理手段8bを介して空調機器制御手
段8cへ送り出される。そして、空調機器制御手段8c
から出力された操作指令データが空調機器11へ送り出
され、空調機器11が操作される。ここで、空調用設備
コントローラ8内の空調機器情報管理手段8bに予め設
定している管理情報を、図24に示す。管理情報の内容
は、発停、室内温度、運転モードなどである。一方、空
調機器11を選定して監視を行う場合は、設備操作監視
プログラム1aが空調用設備コントローラ8内の機器管
理情報を読み出して、読み出した結果を中央操作監視装
置1の画面に表示する。なお、照明機器12及び防犯機
器13の操作監視については、ここでは説明を省略す
る。
【0004】また、空調機器11、照明機器12、防犯
機器13の連動制御の動作について説明する。図25に
示すように、連動元設備機器(防犯機器13a〜13
c)の状態変化と連動先設備機器(空調機器11a〜1
1c、照明機器12a〜12c)の動作との関連付け、
つまり連動マトリックスを中央操作監視装置1の連動制
御プログラム1b上に予め作成しておく。これにより、
連動元設備機器に状態変化が生じたら、連動先設備機器
は所定通りに制御される。例えば、連動元の防犯機器1
3aが在から不在に変わったら、空調機器11aと照明
機器12aとが運転を停止する。次に、防犯機器13b
が在から不在に変わったら、空調機器11bと照明機器
12bとが運転を停止する。さらに、防犯機器13cが
在から不在に変わったら、空調機器11cと照明機器1
2cとが運転を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のビル管理制御装
置は、前述のように設備機器1台毎の操作監視及び連動
制御を行う際に、中央操作監視装置と設備コントローラ
内の機器情報管理手段とで管理情報を交換し合っている
ために、所定の空間内で設備設計の変更による設備機器
の追加又は削除があった場合は、その都度中央操作監視
装置の設備操作監視プログラム及び連動制御プログラ
ム、さらに機器情報管理手段のプログラムを仕様変更す
る必要がある。しかし、これらのプログラムの仕様変更
は非常に難しく、このために仕様変更に多大な時間が費
やされる。したがって、プログラム変更に際する開発期
間の長期化という問題点があった。
【0006】また、連動元設備機器(防犯機器)に対応
させて連動先設備機器(空調機器、照明機器)を制御さ
せるような連動マトリックスを、中央操作監視装置の連
動制御プログラム上に作成しているので、他のテナント
又は他の部署に配置している設備機器の運転状況を考慮
せずに、自己のテナント又は自己の部署に配置している
設備機器の運転を停止してしまう。例えば、壁などによ
って間仕切りされていない広い部屋に、複数のテナント
又は複数の部署が配置された場合、一部のテナント又は
一部の部署の人間が不在となると、不在場所の設備機器
は一方的に運転を停止してしまう。このために、不在場
所と隣接している他の場所では温度及び照度などが変化
するので、作業環境が非常に悪化するなどの問題点があ
った。
【0007】また、テナント又は部署の規模の大きさに
応じて、連動元設備機器と連動先設備機器との動作関連
付けの連動制御プログラムを仕様変更する必要がある。
しかし、連動制御プログラムの仕様変更は非常に難し
く、このために仕様変更に多大な時間が費やされるの
で、プログラム開発期間の長期化という問題点があっ
た。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、所定の空間内で設備設計の変更
による設備機器の追加又は削除があっても、中央操作監
視装置の設備操作監視プログラム及び連動制御プログラ
ムを全く仕様変更することがなく、非常に効率が良い。
また、一部のテナント又は一部の部署の人間が不在とな
っても、不在場所と隣接している場所の温度及び照度な
どが変化して作業環境が悪化することなく、常に周囲の
環境を考慮した連動制御を実現できる。また、テナント
又は部署の規模の大きさが変更となっても、連動元設備
機器と連動先設備機器との動作関連付けの連動制御プロ
グラムの仕様変更が非常に容易であることを実現できる
ビル管理制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるビル管
理制御装置は、ビル内に配置された複数の空調機器、照
明機器、防犯機器などの設備機器と、設備機器を管理す
る中央操作監視装置と、中央操作監視装置からの出力信
号を制御信号に変換する制御信号変換手段と、制御信号
変換手段で変換された制御信号を受けて設備機器を操作
監視制御する設備機器制御手段と、設備機器の出力デー
タに応じて設備機器を連動制御する連動制御手段とを備
えるビル管理制御装置において、設備機器制御手段はビ
ル内の所定の空間に配置された複数台の前記設備機器を
集合管理単位で操作監視制御する操作監視制御手段を備
え、連動制御手段は操作監視制御手段で集合管理された
設備機器の出力データに応じて、設備機器を連動制御す
る制御手段を備えたものである。
【0010】また、ビル内は複数の空調機器を含む空調
空間及び複数の照明機器を含む照明空間に区分され、操
作監視制御手段は制御信号により空調空間と前記照明空
間とを個別に、又は空調空間と照明空間とを同時に操作
監視制御したものである。
【0011】また、制御手段はビル内の所定の空間に配
置された設備機器の出力データが所定値に至ったとき
に、所定の空間に隣接している複数の空間に配置された
設備機器の出力データを検出する検出手段と、検出手段
で検出された出力データに応じて所定の空間に配置され
た設備機器を制御したものである。
【0012】また、制御手段は複数の空調空間及び照明
空間で所定エリアを設定する防犯エリア設定手段を備
え、防犯エリア設定手段で設定された防犯エリアに含ま
れた空調空間又は照明空間を、防犯空間の単位毎に制御
したものである。
【0013】また、室内を複数の照明空間に区画すると
共に複数の照明空間を含む空調空間を区画する区画設定
手段と、これら各照明空間の照明機器又は空調空間の空
調機器の運転を、隣接する各空間との照明機器又は空調
機器の間で協調して運転制御したものである。
【0014】また、当該空間に隣接した空間の物理的な
空間情報に基づいて、当該空間に配置される照明機器又
は空調機器の運転を協調させながら制御したものであ
る。
【0015】また、物理的な空間情報は、人の存在を情
報としたものである。
【0016】また、物理的な空間情報は、間仕切りの有
無を情報としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明によるビル管理制御装
置の一実施の形態を説明する図である。図1において、
空調用設備コントローラ8は通信手段B8a、空調機器
情報管理手段8b、空調機器制御手段8c、空調空間情
報管理手段8d、空間−機器変換手段A8eから構成さ
れ、照明用設備コントローラ9は通信手段C9a、照明
機器情報管理手段9b、照明機器制御手段9c、照明空
間情報管理手段9d、空間−機器変換手段B9eから構
成され、防犯用設備コントローラ10は通信手段D10
a、防犯機器情報管理手段10b、防犯機器制御手段1
0c、防犯空間情報管理手段10d、空間−機器変換手
段C10eから構成される。なお、従来例と同一の符号
は、同一または相当部分を示す。
【0018】以下、図1を参照しながら実施の形態1に
おけるビル管理制御装置の動作について説明する。中央
操作監視装置1の設備操作監視プログラム1a上で、操
作を行う空調空間を選定して操作する。なお、「空調空
間」とは、ビル内に設置する空調機器の台数、能力など
を設定するために、設備設計時に予め区分けされた空間
であることを定義付けする。例えば、一つのリモコンで
一括制御される空間である。このことは、実施の形態
2、4、5についても同様である。設備操作監視プログ
ラム1aの操作指令データが通信手段A1cから空調デ
ータ変換手段2へ、さらに空調用インタフェースケーブ
ル5を介して空調用設備コントローラ8へ送り出され
る。空調用設備コントローラ8内では、操作指令データ
が通信手段B8aから空調空間情報管理手段8dを介し
て空間−機器変換手段A8eへ送り出される。そして、
操作指令データが空間−機器変換手段A8eから空調機
器情報管理手段8bを介して空調機器制御手段8cへ送
り出された後に、空調機器11へ送り出される。空調用
設備コントローラ8内の空調空間情報管理手段8dに予
め設定している管理情報を、図2に示す。また、空調機
器情報管理手段8bに予め設定している管理情報を、図
24に示す。管理情報の内容は、発停、室内温度、運転
モードなどである。空間−機器変換手段A8eには、図
3に示すように、例えば空調空間1〜4と空調機器11
a〜11hとの関連が設定される。空調空間1には空調
機器11a〜11b、空調空間2には空調機器11c〜
11d、空調空間3には空調機器11e〜11f、空調
空間4には空調機器11g〜11hが、それぞれ設定さ
れる。
【0019】一方、空調空間の監視を行う場合は、設備
操作監視プログラム1aが空調用設備コントローラ8内
の空調空間情報管理手段8dから空調空間管理情報を読
み出して、読み出した結果を中央操作監視装置1の画面
に表示する。以上のように、中央操作監視装置1と空調
用設備コントローラ8内の空調空間情報管理手段8dと
で管理情報を交換し合っているので、空調空間内で設備
設計の変更による空調機器11の追加又は削除があった
場合は、空間−機器変換手段A8eのプログラムのみを
仕様変更すればよい。このために、プログラムの仕様変
更に際する設計開発が、非常に短期間で済む。
【0020】また、図1において照明空間を操作する場
合について説明する。中央操作監視装置1の設備操作監
視プログラム1a上で、操作を行う照明空間を選定す
る。なお、「照明空間」とは、ビル内に設置する照明機
器の台数、能力などを設定するために、設備設計時に予
め区分けされた空間であることを定義付けする。例え
ば、一つのリモコンで一括制御される制御空間である。
このことは、実施の形態2、4、5についても同様であ
る。設備操作監視プログラム1aの操作指令データが、
通信手段A1cから照明データ変換手段3へ、さらに照
明用インタフェースケーブル6を介して照明用設備コン
トローラ9へ送り出される。照明用設備コントローラ9
内では、操作指令データが通信手段C9eから照明空間
情報管理手段9dを介して空間−機器変換手段B9eへ
送り出される。そして、操作指令データが空間−機器変
換手段B9eから照明機器情報管理手段9bを介して照
明機器制御手段9cへ送り出された後に、防犯機器12
へ送り出される。照明用設備コントローラ9内の照明空
間情報管理手段9dに予め設定している管理情報を、図
2に示す。また、照明機器情報管理手段9bに予め設定
している管理情報を、図24に示す。管理情報の内容
は、発停、調光度、照度などである。空間−機器変換手
段B9eには、図3に示すように、例えば照明空間1〜
8と照明機器12a〜12xとの関連が設定される。照
明空間1には照明機器12a〜12c、照明空間2には
照明機器12d〜12f、照明空間3には照明機器12
g〜12i、照明空間4には照明機器12j〜12l、
照明空間5には照明機器12m〜12o、照明空間6に
は照明機器12p〜12r、照明空間7には照明機器1
2s〜12u、照明空間8には照明機器12v〜12x
が、それぞれ設定される。
【0021】一方、照明空間の監視を行う場合は、設備
操作監視プログラム1aが照明用設備コントローラ9内
の照明空間情報管理手段9aから照明空間管理情報を読
み出して、読み出した結果を中央操作監視装置1の画面
に表示する。以上のように、中央操作監視装置1と照明
用設備コントローラ9内の照明空間情報管理手段9dと
で管理情報を交換し合っているので、照明空間内で設備
設計の変更による照明機器12の追加又は削除があった
場合は、空間−機器変換手段B9eのプログラムのみを
仕様変更すればよい。このために、プログラムの仕様変
更に際する設計開発が、非常に短期間で済む。
【0022】また、図1において防犯空間を選定して、
中央操作監視装置1の画面に監視の結果を表示すること
について説明する。なお、「防犯空間」とは、ビル内に
設置する防犯機器の台数、能力などを設定するために、
設備設計時に予め区分けされた空間であることを定義付
けする。例えば、一つのリモコンで一括制御される空間
である。このことは、実施の形態2〜5についても同様
である。設備操作監視プログラム1aの監視指令データ
が、通信手段A1cから防犯データ変換手段4へ、さら
に防犯用インタフェースケーブル7を介して防犯用設備
コントローラ10へ送り出される。防犯用設備コントロ
ーラ10内では、監視指令データが通信手段D10eを
介して、防犯空間情報管理手段10dへ送り出される。
これにより、防犯空間情報管理手段10dから防犯空間
管理情報が読み出され、読み出した結果を中央操作監視
装置1の画面に表示する。防犯用設備コントローラ10
内の防犯空間情報管理手段10dに予め設定している管
理情報を、図2に示す。また、防犯機器情報管理手段1
0bに予め設定している管理情報を、図24に示す。管
理情報の内容は、在、不在などである。空間−機器変換
手段C10eには、図3に示すように、例えば防犯空間
1〜2と防犯機器13a〜13bとの関連が設定され
る。防犯空間1には防犯機器13a、防犯空間2には1
3bが、それぞれ設定される。以上のように、中央操作
監視装置1と防犯用設備コントローラ10内の防犯空間
情報管理手段10dとで管理情報を交換し合っているの
で、防犯空間内で設備設計の変更による防犯機器13の
追加又は削除があった場合は、空間−機器変換手段C1
0eのプログラムのみを仕様変更すればよい。このため
に、プログラムの仕様変更に際する設計開発が、非常に
短期間で済む。
【0023】また、防犯空間と設備空間との連動制御の
動作について説明する。図4に示すように、連動元設備
空間(防犯空間1〜2)の状態変化と連動先設備空間
(空調空間1〜4、照明空間1〜8)の動作との関連付
け、つまり連動マトリックスを中央操作監視装置1の連
動制御プログラム1b上に予め作成しておく。防犯機器
13、例えばカードリーダなどにより、防犯空間の在又
は不在の情報を管理している場合、防犯空間の全員が退
出すると、防犯空間は在から不在の状態に変化する。そ
して、防犯用設備コントローラ10からの出力信号が防
犯データ変換手段4を介して中央操作監視装置1に送り
出される。これにより、中央操作監視装置1の連動制御
プログラムが開始して、連動先設備空間は所定通りに制
御される。例えば、連動元の防犯空間1が在から不在に
変わったら、空調空間1〜2の空調機器11と照明空間
1〜4の照明機器12とが運転を停止する。連動元の防
犯空間2が在から不在に変わったら、空調空間3〜4の
空調機器11と照明空間5〜8の照明機器12とが運転
を停止する。このような連動制御を構成しているので、
テナント又は部署の規模の大きさに応じて、防犯空間を
分割又は拡大変更した場合に、その都度防犯空間と設備
空間との関連付けを設定変更する。このことは、実施の
形態2、3についても同様である。以上のように、中央
操作監視装置1と防犯用設備コントローラ10内の防犯
空間情報管理手段10dとで管理情報を交換し合ってい
るので、防犯空間内で設備設計の変更による防犯機器1
3の防犯機器13の追加又は削除があった場合は、空間
−機器変換手段C10eのプログラムのみを仕様変更す
ればよい。このために、プログラムの仕様変更に際する
設計開発が、非常に短期間で済む。
【0024】実施の形態2.図5は、実施の形態1に係
わる変形例を説明する図である。図5において、空調用
設備コントローラ8は通信手段B8a、空調機器情報管
理手段8b、空調機器制御手段8c、空調空間情報管理
手段8d、空間−機器変換手段A8e、空調運用空間情
報管理手段8f、運用空間−空調空間変換手段8gから
構成される。照明用設備コントローラ9は通信手段C9
a、照明機器情報管理手段9b、照明機器制御手段9
c、照明空間情報管理手段9d、空間−機器変換手段B
9e、照明運用空間情報管理手段9f、運用空間−照明
空間変換手段9gから構成される。防犯用設備コントロ
ーラ10は通信手段D10a、防犯機器情報管理手段1
0b、防犯機器制御手段10c、防犯空間情報管理手段
10d、空間−機器変換手段C10e、防犯運用空間情
報管理手段10f、運用空間−防犯空間変換手段10g
から構成される。なお、従来例と同一の符号は、同一ま
たは相当部分を示す。
【0025】以下、図5を参照しながら実施の形態2に
おけるビル管理制御装置の動作について説明する。中央
操作監視装置1の設備操作監視プログラム1a上で操作
を行う空調運用空間を選定する。なお、「空調の運用空
間」とは、テナント又は部署の規模の大きさに応じて、
複数の空調空間を臨機応変に組み合わせることを定義付
けする。設備操作監視プログラム1aの操作指令データ
が通信手段A1cから空調データ変換手段2aへ、さら
に空調用インタフェースケーブル5を介して空調用設備
コントローラ8へ送り出される。空調用設備コントロー
ラ8内では、操作指令データが通信手段B8aから空調
運用空間情報管理手段8fを介して運用空間−空調空間
変換手段8gへ送り出される。これにより、空調運用空
間から空調空間に変換されることになる。そして、操作
指令データが空調空間情報管理手段8dから空間−機器
変換手段A8eへ送り出された後に、空調機器情報管理
手段8bから空調機器制御手段8cへ送り出される。次
に、操作指令データが空調機器制御手段8cから空調の
設備機器11へ送り出される。空調用設備コントローラ
8内の空調運用空間情報管理手段8fに予め設定してい
る管理情報を、図6に示す。また、空調機器情報管理手
段8bに予め設定している管理情報を、図24に示す。
双方の管理情報の内容は、発停、室内温度、運転モード
などである。運用空間−空調空間変換手段8gには、図
7に示すように、例えば空調運用空間1〜2と空調空間
1〜4との関連が設定される。空調運用空間1には空調
空間1〜2、空調運用空間2には空調空間3〜4が、そ
れぞれ設定される。また、空間−機器変換手段A8eの
機器変換内容は、実施の形態1と同様であるため、ここ
では説明を省略する。
【0026】一方、空調運用空間の監視を行う場合は、
設備操作監視プログラム1aが空調用設備コントローラ
8内の空調運用空間管理手段8fから空調運用空間の管
理情報を読み出して、読み出した結果を中央操作監視装
置1の画面に表示する。以上のように、中央操作監視装
置1と空調用設備コントローラ8内の空調運用空間情報
管理手段8fとで管理情報を交換し合っているので、空
調運用空間における空調空間内で設備設計の変更による
空調機器11の追加又は削除があった場合は、空間−機
器変換手段A8eのプログラムのみを仕様変更すればよ
い。このために、プログラムの仕様変更に際する設計開
発が、非常に短期間で済む。また、テナント又は部署の
規模の大きさが変更となった場合に、複数の空調空間の
組み合わせを臨機応変に替えて対応することができる。
【0027】また、図5において照明運用空間を操作す
る場合について説明する。なお、「照明の運用空間」と
は、テナント又は部署の規模の大きさに応じて、複数の
照明空間を臨機応変に組み合わせることを定義付けす
る。設備操作監視プログラム1aの操作指令データが通
信手段A1cから照明データ変換手段3へ、さらに照明
用インタフェースケーブル6を介して照明用設備コント
ローラ9へ送り出される。照明用設備コントローラ9内
では、操作指令データが通信手段C9aから照明運用空
間情報管理手段9fを介して運用空間−照明空間変換手
段9gへ送り出される。これにより、運用空間から照明
空間に変換されることになる。そして、操作指令データ
が照明空間情報管理手段9dから空間−機器変換手段B
9eへ送り出された後に、照明機器情報管理手段9bか
ら照明機器制御手段9cへ送り出される。次に、操作指
令データが照明機器制御手段9cから照明機器12へ送
り出される。照明用設備コントローラ9内の照明運用空
間情報管理手段9fに予め設定している管理情報を、図
6に示す。また、照明機器情報管理手段9bに予め設定
している管理情報を、図24に示す。双方の管理情報の
内容は、発停、調光度、照度などである。運用空間−照
明空間変換手段9gには、図7に示すように、例えば照
明運用空間1〜2と照明空間1〜4との関連が設定され
る。照明運用空間1には照明空間1〜2、照明運用空間
2には照明空間3〜4が、それぞれ設定される。また、
空間−機器変換手段B9eの機器変換内容は、実施の形
態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0028】一方、照明運用空間の監視を行う場合は、
設備操作監視プログラム1aが照明用設備コントローラ
9内の照明運用空間情報管理手段9fから照明運用空間
の管理情報を読み出して、読み出した結果を中央操作監
視装置1の画面に表示する。以上のように、中央操作監
視装置1と照明用設備コントローラ9内の照明運用空間
情報管理手段9fとで管理情報を交換し合っているの
で、照明運用空間における照明空間内で設備設計の変更
による照明機器12の追加又は削除があった場合は、空
間−機器変換手段B9eのプログラムのみを仕様変更す
ればよい。このために、プログラムの仕様変更に際する
設計開発が、非常に短期間で済む。また、テナント又は
部署の規模の大きさが変更となった場合に、複数の照明
空間の組み合わせを臨機応変に替えて対応することがで
きる。
【0029】また、図5において防犯運用空間を選定し
て、中央操作監視装置1の画面に監視の結果を表示する
ことについて説明する。なお、「防犯の運用空間」と
は、テナント又は部署の規模の大きさに応じて、複数の
防犯空間を臨機応変に組み合わせることを定義付けす
る。設備操作監視プログラム1aの監視指令データが通
信手段A1cから防犯データ変換手段4へ、さらに防犯
用インタフェースケーブル7を介して防犯用設備コント
ローラ10へ送り出される。防犯用設備コントローラ1
0内では、監視指令データが通信手段D10aを介し
て、防犯運用空間情報管理手段10fへ送り出される。
そして、防犯運用空間情報管理手段10fから防犯空間
管理情報を読み出し、読み出した結果を中央操作監視装
置1の画面に表示する。防犯用設備コントローラ10内
の防犯運用空間情報管理手段10fに予め設定している
管理情報を、図6に示す。また、防犯機器情報管理手段
10bに予め設定している管理情報を、図24に示す。
双方の管理情報の内容は、在、不在などである。運用空
間−防犯空間変換手段10gには、図7に示すように、
例えば防犯運用空間1と防犯空間1〜2との関連が設定
される。防犯運用空間1には防犯空間1〜2が設定され
る。また、空間−機器変換手段C10eの機器変換内容
は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省
略する。以上のように、中央操作監視装置1と防犯用設
備コントローラ10内の防犯運用空間情報管理手段10
fとで管理情報を交換し合っているので、防犯運用空間
における防犯空間内で設備設計の変更による防犯機器1
3の追加又は削除があった場合は、空間−機器変換手段
C10eのプログラムのみを仕様変更すればよい。この
ために、プログラムの仕様変更に際する設計開発が、非
常に短期間で済む。また、テナント又は部署の規模の大
きさが変更となった場合に、複数の防犯空間の組み合わ
せを臨機応変に替えて対応することができる。
【0030】また、防犯空間と運用空間との連動制御の
動作について説明する。図8に示すように、連動元運用
空間(防犯運用空間1)の状態変化と連動先運用空間
(空調運用空間1〜2、照明運用空間1〜2)の動作と
の関連付け、つまり連動マトリックスを中央操作監視装
置1の連動制御プログラム1b上に予め作成しておく。
防犯機器13、例えばカードリーダなどにより、防犯空
間の在又は不在の情報を管理している場合、防犯空間の
全員が退出すると、防犯空間は在から不在の状態に変化
する。そして、防犯用設備コントローラ10からの出力
信号が防犯データ変換手段4を介して中央操作監視装置
1に送り出される。これにより、中央操作監視装置1の
連動制御プログラム1bが開始して、連動先設備空間は
所定通りに制御される。例えば、連動元の防犯運用空間
1が在から不在に変わったら、空調運用空間1〜2の空
調機器11及び照明運用空間1〜2の照明機器12が運
転を停止する。以上のように、中央操作監視装置1と防
犯用設備コントローラ10内の防犯運用空間情報管理手
段10fとで管理情報を交換し合っているので、防犯運
用空間における防犯空間内で設備設計の変更による防犯
機器13の追加又は削除があった場合は、空間−機器変
換手段C10eのプログラムのみを仕様変更すればよ
い。このために、プログラムの仕様変更に際する設計開
発が、非常に短期間で済む。また、テナント又は部署の
規模の大きさが変更となった場合に、複数の防犯空間の
組み合わせを臨機応変に替えて対応することができる。
【0031】実施の形態3.図9は、この発明によるビ
ル管理制御装置の他の実施の形態を説明する図である。
図9において、14は共通データ変換手段、15は共通
用インタフェースケーブルである。共通用設備コントロ
ーラ16は通信手段E16a、共通空間情報管理手段1
6b、空間−機器変換手段D16c、空調機器情報管理
手段A16d、照明機器情報管理手段A16e、空調機
器制御手段A16f、照明機器制御手段A16gから構
成される。一方、防犯用設備コントローラ10は、実施
の形態1と構成が同一であるため、ここでは説明を省略
する。なお、従来例と同一の符号は、同一または相当部
分を示す。
【0032】以下、図9を参照しながら実施の形態3に
おけるビル管理制御装置の動作について説明する。中央
操作監視装置1の設備操作監視プログラム1a上で、共
通空間を選定して操作する。なお、「共通空間」とは、
設備設計時に予め区分けされた空調空間及び照明空間が
共通的に扱える空間であることを定義付けする。設備操
作監視プログラム1aの操作指令データが通信手段A1
cから共通データ変換手段14へ、さらに共通用インタ
フェースケーブル15を介して共通用設備コントローラ
16へ送り出される。共通用設備コントローラ16内で
は、操作指令データが通信手段E16aから共通空間情
報管理手段16bを介して空間−機器変換手段D16c
へ送り出される。これにより、共通空間から空調機器1
1及び照明機器12へ変換されることになる。その後
に、一方の操作指令データが空調機器情報管理手段A1
6dから空調機器制御手段A16fへ、他方の操作指令
データが照明機器情報管理手段A16eから照明機器制
御手段A16gへ送り出される。そして、一方の操作指
令データが空調機器制御手段A16fから空調機器11
へ、他方の操作指令データが照明機器制御手段A16g
から照明機器12へ送り出される。共通用設備コントロ
ーラ16内の共通空間情報管理手段16bに予め設定し
ている管理情報を、図10に示す。共通空間の管理情報
の内容は、空調発停、室内温度、運転モード、照明発
停、調光度、照度などである。また、空調機器情報管理
手段A16d及び照明機器情報管理手段A16eに予め
設定している管理情報を、図24に示す。空調の管理情
報の内容は発停、室内温度、運転モードなどであり、照
明の管理情報の内容は発停、調光度、照度などである。
空間−機器変換手段D16cには、図11に示すよう
に、例えば共通空間1〜4に対して空調機器11a〜1
1h及び照明機器12a〜12xの関連が設定される。
共通空間1には空調機器11a〜11b及び照明機器1
2a〜12f、共通空間2には空調機器11c〜11d
及び照明機器12g〜12l、共通空間3には空調機器
11e〜11f及び照明機器12m〜12r、共通空間
4には空調機器11g〜11h及び照明機器12v〜1
2xが、それぞれ設定される。
【0033】一方、共通空間の監視を行う場合は、設備
操作監視プログラム1aが共通用設備コントローラ16
内の共通空間情報管理手段16bから共通空間管理情報
を読み出して、読み出した結果を中央操作監視装置1の
画面に表示する。以上のように、中央操作監視装置1と
共通用設備コントローラ16内の共通空間情報管理手段
16bとで管理情報を交換し合っているので、共通空間
内で設備設計の変更による空調機器11及び照明機器1
2の追加又は削除があった場合は、空間−機器変換手段
D16cのプログラムのみを仕様変更すればよい。この
ために、プログラムの仕様変更に際する設計開発が、非
常に短期間で済む。
【0034】また、防犯空間を選定して、中央操作監視
装置1の画面に監視の結果を表示させる動作方法につい
ては、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を
省略する。
【0035】また、防犯空間と共通空間との連動制御の
動作について説明する。図12に示すように、連動元設
備空間(防犯空間1〜2)の状態変化と連動先共通設備
空間(共通空間1〜4)の動作との関連付け、つまり連
動マトリックスを中央操作監視装置1の連動制御プログ
ラム1b上に予め作成しておく。防犯機器13、例えば
カードリーダなどにより、防犯空間の在又は不在の情報
を管理している場合、防犯空間の全員が退出すると、防
犯空間は在から不在の状態に変化する。そして、防犯用
設備コントローラ10からの出力信号が防犯データ変換
手段4を介して中央操作監視装置1に送り出される。こ
れにより、中央操作監視装置1の連動制御プログラム1
bが開始して、連動先共通空間は所定通りに制御され
る。例えば、連動元の防犯空間1が在から不在に変わっ
たら、共通空間1〜2の空調機器11a〜11d及び照
明機器12a〜12lが運転を停止する。連動元の防犯
空間2が在から不在に変わったら、共通空間3〜4の空
調機器11e〜11h及び照明機器12m〜12xが連
動停止する。以上のように、中央操作監視装置1と防犯
用設備コントローラ10内の防犯空間情報管理手段10
dとで管理情報を交換し合っているので、防犯空間内で
設備設計の変更による防犯機器13の追加又は削除があ
った場合は、空間−機器変換手段C10eのプログラム
のみを仕様変更すればよい。このために、プログラムの
仕様変更に際する設計開発が、非常に短期間で済む。
【0036】実施の形態4.この発明によるビル管理制
御装置のさらに他の実施の形態について説明する。中央
操作監視装置1の設備操作監視プログラム1aで、空調
機器11、照明機器12、防犯機器13を操作又は監視
を行う場合の、ビル管理制御装置の動作及びその効果
は、実施の形態1と殆ど同様であるため、ここでは説明
を省略する。
【0037】また、例えば防犯空間と設備空間との連動
制御の動作において、隣接している防犯空間の設備機器
の運転状況を判断しながら、自己の防犯空間内に配置さ
れる設備空間の運転を制御する、つまり隣接し合う防犯
空間同志の協調性を含んだ連動制御について説明する。
図13は、例えば防犯空間1〜3に対する照明空間1〜
8の配置図(平面図)を示したものであり、aは防犯空
間同志の境界、bは間仕切りである。図13において、
防犯空間1と防犯空間2との間に境界aのみが存在し、
防犯空間2と防犯空間3との間に境界a及び間仕切りb
が存在する。次に、照明空間1〜8における各照明空間
の上辺を境界1、右辺を境界2、下辺を境界3、左辺を
境界4と設定し、これを示したのが図14である。図1
5は照明空間1、3、5、7の境界1〜4に対しての隣
接防犯空間、間仕切りの関連付けを示したものである。
図15において、例えば防犯空間1に設定される照明空
間1の場合に、境界2のみに隣接された防犯空間2が存
在し、境界1及び境界4に間仕切りが存在する。また、
図16は、防犯空間1〜3と照明空間1〜8との動作組
み合わせを示したものである。このような、一連の協調
制御データを、図1に示す中央操作監視装置1の連動制
御プログラム1b上に予め作成しておく。
【0038】また、隣接し合う防犯空間同志の協調性を
含んだ連動制御の動作について、図17に示すフローチ
ャートを併用して説明する。例えば、カードリーダなど
の防犯機器13により、防犯空間の在又は不在の情報を
管理している場合、図13に示す防犯空間1の全員が退
出すると、防犯空間1は在から不在の状態に変化する。
これにより、防犯用設備コントローラ10からの出力信
号が防犯データ変換手段4を介して中央操作監視装置1
に送り出される。そして、照明空間1の運転又は停止の
判断が行なわれる。図17において、中央操作監視装置
1の連動制御プログラム1bが開始し(ステップS
0)、連動制御プログラム1b上のflag(1)〜
(4)のデータをクリア設定(0に設定)する(ステッ
プS1)。なお、゛flag゛とは照明空間の4方向
(上辺、右辺、下辺、左辺)から隣接防犯空間をみて、
照明空間を“運転”又は“停止”を行ってもよいかを判
断するためのプログラム変数である。次に、照明空間1
の境界IDを゛1゛に設定し(ステップS2)、その後
で境界ID1に隣接している防犯空間の有無を判断する
(ステップS3)。このときに、隣接している防犯空間
が無いので、境界IDは゛1+1=2゛に設定される
(ステップ11)。そして、境界ID2は基準値5以下
と判断され(ステップS12)、境界ID2に隣接して
いる防犯空間の有無を判断する(ステップS3)。この
ときに、隣接している防犯空間が有るので、境界ID2
と隣接防犯空間との間に、間仕切りbが有るかを判断す
る(ステップS4)。このときに、間仕切りbが無いの
で、境界ID2に隣接している防犯空間内の照明空間の
運転状況を判断する(ステップS8)。このときに、仮
に照明空間が”運転中”の場合は、flag(2)を゛
1゛に設定する(ステップS10)。次に、境界IDは
゛2+1=3゛に設定され(ステップS11)、その後
に境界ID3は基準値5以下と判断される(ステップS
12)。そして、境界ID3に隣接している防犯空間の
有無を判断する(ステップS3)。このときに、隣接し
ている防犯空間が無いので、境界IDは゛3+1=4゛
に設定される(ステップ11)。その後に、境界ID4
はID5以下と判断されるので(ステップS12)、境
界ID4に隣接している防犯空間の有無を判断する(ス
テップS3)。このときに、隣接している防犯空間が無
いので、境界IDは゛4+1=5゛に設定される(ステ
ップ11)。次に、境界ID5は基準値5と比べて同等
と判断されるので(ステップS12)、その後にfla
g(ID=1)〜(ID=4)の中で゛1゛の値が有る
か又は無いかを判断する(ステップS13)。この場合
は、゛1゛の値が有るので(ステップS13)、照明空
間1の運転を続行する(S14)。
【0039】また、境界ID2に隣接している防犯空間
内の照明空間が”停止”であることを判断された場合に
(ステップS8)、flag(2)を゛0゛に設定する
(ステップS9)。そして、境界IDは゛2+1=3゛
に設定され(ステップS11)、その後に境界ID3は
基準値5以下と判断される(ステップS12)。次に、
境界ID3に隣接している防犯空間の有無を判断する
(ステップS3)。このときに、隣接している防犯空間
が無いので、境界IDは゛3+1=4゛に設定される
(ステップ11)。そして、境界ID4は基準値5以下
と判断され(ステップS12)、その後で境界ID4に
隣接している防犯空間の有無を判断する(ステップS
3)。このときに、隣接している防犯空間が無いので、
境界IDは゛4+1=5゛に設定される(ステップ1
1)。次に、境界ID5は基準値5と比べて同等である
と判断されるので(ステップS12)、その後にfla
g(ID=1)〜(ID=4)の中で゛1゛の値が有る
か又は無いかを判断する(ステップS13)。この場合
は、゛1゛の値が無いので(ステップS13)、照明空
間1の運転を停止する(S15)。
【0040】以下、防犯空間1内に配置される照明空間
2についても、前述と同様の協調制御アルゴリズムによ
り、照明空間の運転又は停止の自己判断が行なわれる。
また、防犯空間2(連動先の照明空間3〜6)又は防犯
空間3(連動先の照明空間7〜8)が在から不在の状態
に変化した場合についても、連動先の照明空間の運転又
は停止の自己判断が行なわれる。一方、防犯空間内に配
置される空調空間についても、前述同様の協調制御アル
ゴリズムにより、空調空間の”運転”又は”停止”の自
己判断が行われる。このような協調制御アルゴリズムを
採用して空調空間及び照明空間の連動制御を行っている
ので、例えば壁によって間仕切りされていない広い部屋
に、複数のテナント又は複数の部署が配置され、一部の
テナント又は一部の部署の人間が全員不在となった場合
において、常に隣接している防犯空間内の設備空間の運
転状況を考慮しながら、不在となった防犯空間内の設備
空間の”運転”又は”停止”の自己判断が行なわれる。
このために、他のテナント又は他の部署において、常に
温度、照度などが適正であり、非常に良好な環境を維持
することができる。また、中央操作監視装置1と防犯用
設備コントローラ10内の防犯空間情報管理手段10d
とで管理情報を交換し合っているので、防犯空間内で設
備設計の変更による防犯機器13の追加又は削除があっ
た場合は、空間−機器変換手段C10eのプログラムの
みを仕様変更すればよい。このために、プログラムの仕
様変更に際する設計開発が、非常に短期間で済む。
【0041】また、自己の空調空間又は照明空間の運転
が停止されたときに、隣接している空調空間又は照明空
間の運転状況を検出し、例えば空調空間又は照明空間が
運転中である場合に、自己の空調空間又は照明空間の運
転を能力制御してもよい。具体的な能力制御は、空調空
間の場合に空調機器の温度を制御する。照明空間の場合
に、照明機器の照度を制御する。
【0042】実施の形態5.この発明によるビル管理制
御装置のさらに他の実施の形態について説明する。中央
操作監視装置1の設備操作監視プログラム1a上で、空
調空間、照明空間、防犯空間を操作又は監視を行う場合
の、ビル管理制御装置の動作及びその効果は、実施の形
態1と殆ど同様である。したがって、ここでは説明を省
略する。
【0043】また、防犯空間と設備空間との連動制御の
動作について説明する。図18は、例えば照明空間1〜
6の配置図(平面図)を示したものである。照明空間1
〜6を正方形状とし、連動制御先となる照明空間を空間
1〜6に設定する。例えば、照明空間1の原点(左上の
角)をX座標=20、Y座標=40に、照明空間2の原
点をX座標=30、Y座標=40に、照明空間3の原点
をX座標=20、Y座標=50に、照明空間4の原点を
X座標=30、Y座標=50に、照明空間5の原点をX
座標=40、Y座標=40に、照明空間6の原点をX座
標=40、Y座標=50に、それぞれ設定する。照明空
間1〜6において、空間幅を△X=10、△Y=10と
設定する。一方、図19は防犯空間1の配置図(平面
図)を示したものである。防犯空間1を正方形状とし、
連動制御元となる防犯空間を空間1に設定する。例え
ば、防犯空間1の原点(左上の隅)をX座標=20、Y
座標=40に設定する。防犯空間1において、空間幅を
△X=20、△Y=20と設定する。なお、照明空間1
〜6と防犯空間1との座標位置データを、まとめたもの
が図22である。これらの空間における座標位置データ
を、図1に示す中央操作監視装置1の連動制御プログラ
ム1b上に予め作成しておく。
【0044】次に、防犯空間と照明空間との連動制御の
具体的な動作について説明する。図19において、防犯
機器13、例えばカードリーダなどにより、防犯空間1
の在又は不在の情報を管理している場合、防犯空間1の
全員が退出すると、防犯空間1は在から不在の状態に変
化する。これにより、防犯用設備コントローラ10から
の出力信号が防犯データ変換手段4を介して中央操作監
視装置1に送り出される。そして、中央操作監視装置1
の連動制御プログラム1bが開始して、防犯空間1の座
標位置データを読み出した後に、照明空間1〜6の座標
位置データが読み出される。次に、照明空間1〜6と防
犯空間1との座標位置データ同志が比較される。照明空
間1〜4は、X座標及びY座標ともに、防犯空間1の座
標位置データ領域に収まっているので、照明空間1〜4
に配置される照明機器12が連動制御される。一方、照
明空間5〜6は、Y座標のみが収まっているので、照明
空間5〜6に配置される照明機器12は連動制御されな
い。
【0045】また、防犯空間が分割された場合の連動制
御の動作について説明する。図20に示すように、防犯
空間1と防犯空間2とを長方形状とし、連動制御元とな
る防犯空間を1、2に設定する。例えば、防犯空間1の
原点をX座標=20、Y座標=40、防犯空間2の原点
をX座標=20、Y座標=50に設定する。防犯空間1
及び防犯空間2において、空間幅を△X=10、△Y=
10と、それぞれ定める。これらの空間における座標位
置データを、図1に示す中央操作監視装置1の連動制御
プログラム1b上に予め作成しておく。防犯空間1又は
防犯空間2が不在状態に変化したら、中央操作監視装置
1の連動制御プログラム1bが開始して、防犯空間1又
は防犯空間2の座標位置データを読み出した後に、照明
空間1〜6の座標位置データが読み出される。次に、照
明空間1〜6と防犯空間1又は防犯空間2との座標位置
データ同志が比較される。照明空間1〜2はX座標及び
Y座標ともに、防犯空間1の座標位置データ領域に収ま
っており、照明空間3〜4はX座標及びY座標ともに、
防犯空間2の座標位置データ領域に収まっている。一
方、照明空間5〜6はY座標のみが、防犯空間1〜2の
座標データ領域に収まっている。したがって、照明空間
1〜2に配置される照明機器12は防犯空間1により連
動制御され、照明空間3〜4に配置される照明機器12
は防犯空間2により連動制御される。
【0046】また、防犯空間が拡大された場合の連動制
御の動作について説明する。図21に示すように、防犯
空間1を長方形状とし、連動制御元となる防犯空間を空
間1に設定する。例えば、防犯空間1の原点をX座標=
20、Y座標=40に設定する。防犯空間1において、
空間幅を△X=30、△Y=20と設定する。これらの
座標位置データを、図1に示す中央操作監視装置1の連
動制御プログラム1b上に予め作成しておく。防犯空間
1が在から不在の状態に変化したら、中央操作監視装置
1の連動制御プログラム1bが開始して、防犯空間1の
座標位置データを読み出した後に、照明空間1〜6の座
標位置データが読み出される。そして、照明空間1〜6
と防犯空間1との座標位置データ同志が比較される。照
明空間1〜6のX座標及びY座標ともに、防犯空間1の
座標位置データ領域に収まっているので、照明空間1〜
6に配置される照明機器12は連動制御される。このよ
うな連動制御の動作は、空調空間においても同様であ
る。以上のように、こうした連動制御を採用しているの
で、防犯空間の座標位置データ領域のみの変更により、
必然的に防犯空間と空調空間又は防犯空間と照明空間と
の動作関連付けが設定される。したがって、テナント又
は部署の規模の大きさが変更した場合において、防犯空
間を拡大又は分割するだけで、連動制御の動作関連付け
が達成される。このために、中央操作監視装置1に格納
している連動制御プログラム1bの仕様変更が非常に容
易となり、プログラムの仕様変更に際する設計開発が非
常に短期間で済む。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】この発明に係わるビル管理制御装置は、設
備機器制御手段はビル内の所定の空間に配置された複数
台の前記設備機器を集合管理単位で操作監視制御する操
作監視制御手段を備え、連動制御手段は操作監視制御手
段で集合管理された設備機器の出力データに応じて、設
備機器を連動制御する制御手段を備えるようにしたの
で、空調空間、照明空間、防犯空間内で設備設計の変更
による空調機器、照明機器、防犯機器が追加又は削除さ
れても、中央操作監視装置に格納している設備操作監視
プログラム及び連動制御プログラムを仕様変更する必要
がない。設備機器制御手段のプログラムのみを仕様変更
すれば、目的が達成される。このために、制御プログラ
ムの仕様変更に際する設計開発が短期間で済み、非常に
開発効率がよい。また、常に不在場所と隣接している場
所の設備機器の運転状況を判断しながら、不在場所の設
備機器の運転又は停止を判断することができる。したが
って、周囲の温度及び照度などが適正状態であり、非常
に良好な作業環境を維持することができるビル管理制御
装置が得られる。
【0049】また、ビル内は複数の空調機器を含む空調
空間及び複数の照明機器を含む照明空間に区分され、操
作監視制御手段は制御信号により空調空間と前記照明空
間とを個別に、又は空調空間と照明空間とを同時に操作
監視制御するようにしたので、空調空間、照明空間、防
犯空間内で設備設計の変更による空調機器、照明機器、
防犯機器が追加又は削除されても、中央操作監視装置に
格納している設備操作監視プログラム及び連動制御プロ
グラムを仕様変更する必要がない。設備機器制御手段の
プログラムのみを仕様変更すれば、目的が達成される。
このために、制御プログラムの仕様変更に際する設計開
発が短期間で済み、非常に開発効率がよいビル管理制御
装置が得られる。
【0050】また、制御手段はビル内の所定の空間に配
置された設備機器の出力データが所定値に至ったとき
に、所定の空間に隣接している複数の空間に配置された
設備機器の出力データを検出する検出手段と、検出手段
で検出された出力データに応じて所定の空間に配置され
た設備機器を制御するようにしたので、常に不在場所と
隣接している場所の設備機器の運転状況を判断しなが
ら、不在場所の設備機器の運転又は停止を判断すること
ができる。したがって、周囲の温度及び照度などが適正
状態であり、非常に良好な作業環境を維持することがで
きるビル管理制御装置が得られる。
【0051】また、制御手段は複数の空調空間及び照明
空間で所定エリアを設定する防犯エリア設定手段を備
え、防犯エリア設定手段で設定された防犯エリアに含ま
れた空調空間又は照明空間を、防犯空間の単位毎に制御
するようにしたので、防犯空間の座標位置データ領域の
みの変更により、必然的に防犯空間と空調空間又は防犯
空間と照明空間との動作関連付けが設定される。したが
って、テナント又は部署の規模の大きさが変更した場合
において、防犯空間を拡大又は分割するだけで、連動制
御の動作関連付けが達成される。このために、中央操作
監視装置に格納している連動制御プログラムの仕様変更
が非常に容易となり、プログラムの仕様変更に際する設
計開発が非常に短期間で済むビル管理制御装置が得られ
る。
【0052】また、室内を複数の照明空間に区画すると
共に複数の照明空間を含む空調空間を区画する区画設定
手段と、これら各照明空間の照明機器又は空調空間の空
調機器の運転を、隣接する各空間との照明機器又は空調
機器の間で協調して運転制御するようにしたので、空調
空間、照明空間、防犯空間内で設備設計の変更による空
調機器、照明機器、防犯機器が追加又は削除されても、
中央操作監視装置に格納している設備操作監視プログラ
ム及び連動制御プログラムを仕様変更する必要がない。
設備機器制御手段のプログラムのみを仕様変更すれば、
目的が達成される。このために、制御プログラムの仕様
変更に際する設計開発が短期間で済み、非常に開発効率
がよい。また、常に不在場所と隣接している場所の設備
機器の運転状況を判断しながら、不在場所の設備機器の
運転又は停止を判断することができる。したがって、周
囲の温度及び照度などが適正状態であり、非常に良好な
作業環境を維持することができるビル管理制御装置が得
られる。
【0053】また、当該空間に隣接した空間の物理的な
空間情報に基づいて、当該空間に配置される照明機器又
は空調機器の運転を協調させながら制御するようにした
ので、常に不在場所と隣接している場所の設備機器の運
転状況を判断しながら、不在場所の設備機器の運転又は
停止を判断することができる。したがって、周囲の温度
及び照度などが適正状態であり、非常に良好な作業環境
を維持することができるビル管理制御装置が得られる。
【0054】また、物理的な空間情報は、人の存在を情
報としたので、常に不在場所と隣接している場所の設備
機器の運転状況を判断しながら、不在場所の設備機器の
運転又は停止を判断することができる。したがって、周
囲の温度及び照度などが適正状態であり、非常に良好な
作業環境を維持することができるビル管理制御装置が得
られる。
【0055】また、物理的な空間情報は、間仕切りの有
無を情報としたので、常に不在場所と隣接している場所
の設備機器の運転状況を判断しながら、不在場所の設備
機器の運転又は停止を判断することができる。したがっ
て、周囲の温度及び照度などが適正状態であり、非常に
良好な作業環境を維持することができるビル管理制御装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるビル管理制御装置の実施の形
態1を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1の設備空間管理情報の例であ
る。
【図3】 実施の形態1の設備空間と設備機器との対応
図である。
【図4】 実施の形態1の連動元設備空間−連動先設備
空間の動作関連を示した図である。
【図5】 実施の形態2を示す構成図である。
【図6】 実施の形態2の運用空間管理情報の例であ
る。
【図7】 実施の形態2の運用空間と設備空間との対応
図である。
【図8】 実施の形態2の連動元運用空間−連動先運用
空間の動作関連を示した図である。
【図9】 実施の形態3を示す構成図である。
【図10】 実施の形態3の共通空間管理情報の例であ
る。
【図11】 実施の形態3の共通空間と設備機器及び防
犯空間と設備機器との対応図である。
【図12】 実施の形態3の連動元設備空間−連動先共
通空間の動作関連をを示した図である。
【図13】 実施の形態4の防犯空間及び照明空間の配
置例を示した図である。
【図14】 実施の形態4の設備空間の拡大図である。
【図15】 実施の形態4の照明空間における隣接防犯
空間と間仕切りとの関連を示した図である。
【図16】 実施の形態4の防犯空間と照明空間との組
み合わせを示した図である。
【図17】 実施の形態4の連動制御における動作を示
すフローチャート図である。
【図18】 実施の形態5の照明空間の配置例を示した
図である。
【図19】 実施の形態5の防犯空間の配置例1を示し
た図である。
【図20】 実施の形態5の防犯空間の配置例2を示し
た図である。
【図21】 実施の形態5の防犯空間の配置例3を示し
た図である。
【図22】 実施の形態5の設備空間の座標位置データ
を示した図である。
【図23】 従来のビル管理制御装置を示す構成図であ
る。
【図24】 従来の設備機器管理情報の例である。
【図25】 従来の連動元設備機器−連動先設備機器の
動作関連を示した図である。
【符号の説明】
1 中央操作監視装置、1a 設備操作監視プログラ
ム、1b 連動制御プログラム、1c 通信手段A、2
空調データ変換手段、3 照明データ変換手段、4
防犯データ変換手段、5 空調用インタフェースケーブ
ル、6 照明用インタフェースケーブル、7 防犯用イ
ンタフェースケーブル、8 空調用設備コントローラ、
8a 通信手段B、8b 空調機器情報管理手段、8c
空調機器制御手段、8d 空調空間情報管理手段、8
e 空間−機器変換手段A、8f空調運用空間情報管理
手段、8g 運用空間−空調空間変換手段、9 照明用
設備コントローラ、9a 通信手段C、9b 照明機器
情報管理手段、9c 照明機器制御手段、9d 照明空
間情報管理手段、9e 空間−機器変換手段B、9f
照明運用空間情報管理手段、9g 運用空間−照明空間
変換手段、10 防犯用設備コントローラ、10a 通
信手段D、10b 防犯機器情報管理手段、10c 防
犯機器制御手段、10d 防犯空間情報管理手段、10
e 空間−機器変換手段C、10f 防犯運用空間情報
管理手段、10g 運用空間−防犯空間変換手段、11
空調機器、12 照明機器、13 防犯機器、14
共通データ変換手段、15 共通用インタフェースケー
ブル、16 共通用設備コントローラ、16a 通信手
段E、16b 共通空間情報管理手段、16c 空間−
機器変換手段D、16d 空調機器情報管理手段A、1
6e 照明機器情報管理手段A、16f 空調機器制御
手段A、16g 照明機器制御手段A。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内に配置された複数の空調機器、照
    明機器、防犯機器などの設備機器と、この設備機器を管
    理する中央操作監視装置と、この中央操作監視装置から
    の出力信号を制御信号に変換する制御信号変換手段と、
    この制御信号変換手段で変換された制御信号を受けて前
    記設備機器を操作監視制御する設備機器制御手段と、前
    記設備機器の出力データに応じて設備機器を連動制御す
    る連動制御手段とを備えるビル管理制御装置において、 前記設備機器制御手段はビル内の所定の空間に配置され
    た複数台の前記設備機器を集合管理単位で操作監視制御
    する操作監視制御手段を備え、前記連動制御手段は前記
    操作監視制御手段で集合管理された前記設備機器の出力
    データに応じて、前記設備機器を連動制御する制御手段
    を備えたことを特徴とするビル管理制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ビル内は、複数の空調機器を含む空
    調空間及び複数の照明機器を含む照明空間に区分され、
    前記操作監視制御手段は前記制御信号により前記空調空
    間と前記照明空間とを個別に、又は前記空調空間と前記
    照明空間とを同時に操作監視制御したことを特徴とする
    請求項1記載のビル管理制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、ビル内の所定の空間に
    配置された前記設備機器の出力データが所定値に至った
    ときに、所定の空間に隣接している複数の空間に配置さ
    れた前記設備機器の出力データを検出する検出手段と、
    この検出手段で検出された前記出力データに応じて所定
    の空間に配置された前記設備機器を制御したことを特徴
    とする請求項1記載のビル管理制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、複数の空調空間及び照
    明空間で所定エリアを設定する防犯エリア設定手段を備
    え、この防犯エリア設定手段で設定された防犯空間エリ
    アに含まれた前記空調空間又は照明空間を、防犯空間の
    単位毎に制御したことを特徴とする請求項1記載のビル
    管理制御装置。
  5. 【請求項5】 室内を複数の照明空間に区画すると共に
    前記複数の照明空間を含む空調空間を区画する区画設定
    手段と、これら各照明空間の照明機器又は空調空間の空
    調機器の運転を、隣接する各空間との照明機器又は空調
    機器の間で協調して運転制御することを特徴とするビル
    管理制御装置。
  6. 【請求項6】 当該空間に隣接した空間の物理的な空間
    情報に基づいて、当該空間に配置される照明機器又は空
    調機器の運転を協調させながら制御したことを特徴とす
    る請求項5記載のビル管理制御装置。
  7. 【請求項7】 前記物理的な空間情報は、人の存在を情
    報としたことを特徴とする請求項6記載のビル管理制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記物理的な空間情報は、間仕切りの有
    無を情報としたことを特徴とする請求項6記載のビル管
    理制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000020680A (ko) * 1998-09-23 2000-04-15 윤종용 제어 로직의 일관성 유지를 위한 빌딩 제어 시스템
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