JPH107873A - 顔料分散性に優れる低剛性のスチレン系樹脂組成物 - Google Patents
顔料分散性に優れる低剛性のスチレン系樹脂組成物Info
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- JPH107873A JPH107873A JP18658396A JP18658396A JPH107873A JP H107873 A JPH107873 A JP H107873A JP 18658396 A JP18658396 A JP 18658396A JP 18658396 A JP18658396 A JP 18658396A JP H107873 A JPH107873 A JP H107873A
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Abstract
の応力が低く、衝撃時吸収エネルギーが大きく、曲げ強
度、引張強度等の剛性が低く、かつ耐熱変形性が高く、
更に成形加工性に優れたスチレン系樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 シアン化ビニル化合物を共重合した低T
gのアクリル酸エステル系共重合体(I)と芳香族ビニ
ル化合物を49モル%以上共重合したマレイミド系共重
合体(II)及びアルキル(メタ)アクリレート系酸基含
有ラテックスを用いた凝集肥大法により製造したゴムを
使用したグラフト共重合体(III)からなる樹脂組成物で
ある。
Description
れ、耐衝撃性が高く、衝撃時の応力が低く、衝撃時吸収
エネルギーが大きく、曲げ強度、引張強度等の剛性が低
く、かつ耐熱変形性が高く、更に成形加工性に優れたス
チレン系樹脂組成物に関するものである。
の優れた剛性、耐衝撃性、耐熱変形性等を有するため、
各種雑貨、自動車の内外装材、ジャー炊飯器、電子レン
ジ、掃除機等の家電製品のハウジング、部品や電話機、
ファクシミリ等OA機器のハウジング、部品などに広く
使用されている。近年、特に自動車の内外装材では、高
温下での寸法安定性、表面外観等の特性と共に、米国等
の側突規制に見られる様に衝突時の安全性確保が望まれ
ている。
討が行われているが、いまだ十分な特性を有するものが
得られていない。例えば、特開昭59−20346号で
はゴム強化スチレン系樹脂に特定の可塑剤を添加する方
法が開示されているが、耐熱変形性が低く、可塑剤の揮
発もあり、満足できるものではない。特定の組成を有す
るポリプロピレン系樹脂の使用も検討されているが、ヒ
ケによる成形品表面外観不良、ソリによる寸法安定性不
良や他材料との接着性に劣るという欠点を有している。
また、部品の内側へポリエチレン発泡体を充填させるこ
とも実施されているが、製造工程の複雑化、経済性の点
から問題があった。
系共重合体の組成物については、耐薬品性が改良できる
ことで知られている。例えば、特開昭58−17925
7号ではゴム含有スチレン系樹脂とゲル含有率の高いア
クリル酸エステル系共重合体からなる組成物、特開昭6
3−17954号ではゴム含有マレイミド−スチレン系
共重合体とABS樹脂とアクリル酸エステル系共重合体
からなる組成物が耐薬品性を向上させることが記載され
ている。しかし、これらの組成物では、本発明の目的と
する衝撃時の応力が低く、衝撃時吸収エネルギーが大き
く、かつ耐衝撃性が高く、成形加工性に優れた組成物は
得られない。更に特開昭63−17954号等に記載さ
れているゴム含有マレイミド−スチレン共重合体とAB
S樹脂とアクリル酸エステルからなる組成物に顔料を添
加して使用すると、成形品に色ムラが発生するという問
題があった。
問題を解消し、顔料分散性に優れた、曲げ強度、引張強
度等の剛性が低く、耐衝撃性が高く、衝撃時の応力が低
く、衝撃時吸収エネルギーが大きく、かつ耐熱変形性が
高く、更に成形加工性に優れたスチレン系樹脂組成物を
提供することを目的とするものである。
を達成するべく鋭意検討した結果、シアン化ビニル化合
物を共重合した低Tgのアクリル酸エステル系共重合体
(I)と芳香族ビニル化合物を49%以上共重合したマ
レイミド系共重合体(II)及びアルキル(メタ)アクリ
レート系酸基含有ラテックスを用いた凝集肥大法により
製造したゴムを使用したグラフト共重合体(III)からな
る樹脂組成物が、顔料分散性に優れ、かつ剛性が低く、
耐衝撃性が高く、衝撃時の応力が低く、衝撃時吸収エネ
ルギーが大きく、かつ耐熱変形性が高く、更に成形加工
性に優れたスチレン系樹脂組成物が得られることを見出
し本発明に至った。
リレート40〜85重量%、シアン化ビニル化合物15
〜40重量%、芳香族ビニル化合物45重量%以下及び
これらと共重合可能な単量体0〜30重量%(合計10
0重量%)を重合してなる、Tgが20℃以下かつゲル
含有量が10重量%以下のアクリル酸エステル系共重合
体5〜50重量部、(II)シアン化ビニル化合物10〜
40重量%、マレイミド系化合物5〜50重量%、芳香
族ビニル化合物10〜85重量%及びこれらと共重合可
能な単量体0〜30重量%(合計100重量%)重合し
てなり、かつ芳香族ビニル化合物を49モル%以上含有
するマレイミド系共重合体20〜80重量部、体積平均
粒径が100〜1000nmの、ジエン系ゴム重合体、オ
レフィン系ゴム重合体及びアクリル系ゴム重合体よりな
る群から選ばれる少なくとも1種のゴム重合体(A)、
及びシアン化ビニル化合物15〜45重量%、芳香族ビ
ニル化合物85〜55重量%、及びこれらと共重合可能
な単量体0〜30重量%からなる単量体混合物(合計1
00重量%)を重合してなるグラフト部(B)からな
り、グラフト率が10〜70%であるグラフト共重合体
(III)15〜60重量部(合計100重量部)からな
り、ゴム重合体(A)が、アクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸及びクロトン酸よりなる群から選ばれる少な
くとも1種の不飽和酸(c)5〜50重量%、アルキル
基の炭素数が1〜12の少なくとも1種のアルキル(メ
タ)アクリレート(d)50〜95重量%、及び
(c)、(d)と共重合可能な単量体(e)0〜40%
を重合させることにより調製した酸基含有ラテックス
(S)を使用する凝集肥大法により製造したゴム重合体
であり、かつアクリル酸エステル系共重合体(I)、マ
レイミド系共重合体(II)のメチルエチルケトン可溶分
の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホルムアミド溶
液中)が各々0.3〜1.2dl/gであり、かつゴム重
合体含量が樹脂中5〜50重量%である顔料分散性に優
れる低剛性のスチレン系樹脂組成物を内容とする。
合体(I)は、アルキルアクリレート40〜85重量
%、剛性の点から好ましくは50〜82重量%、更に好
ましくは55〜80重量%、シアン化ビニル化合物15
〜40重量%、耐衝撃性、顔料分散性の点から好ましく
は、20〜37重量%、更に好ましくは22〜35重量
%、芳香族ビニル化合物45重量%以下、加工性の点か
ら好ましくは35重量%以下、更に好ましくは2〜30
重量%及びこれらと共重合可能な単量体0〜30重量
%、好ましくは、0〜20重量%、更に好ましくは0〜
10重量%(合計100重量%)を重合してなり、剛性
の点からTgが20℃以下、好ましくは10℃以下、更
に好ましくは0℃以下かつ、加工性の点からゲル含有量
が10重量%以下、好ましくは5重量%以下、更に好ま
しくは3重量%以下である。ゲル含有量とはメチルエチ
ルケトンの2%溶液を23℃で24時間放置し、100
メッシュの金網で濾過して濾過残渣を乾燥し、(濾過残
渣重量/元の重量)×100で表した値である。また、
アクリル酸エステル系共重合体(I)のメチルエチルケ
トン可溶分の還元粘度(30℃、N,N−ジメチルホル
ムアミド溶液中)は、0.3〜1.2dl/g、好ましく
は0.4〜1.0dl/g、とくに好ましくは0.45〜
0.9dl/gである。0.3dl/g未満では耐衝撃性
が、1.2dl/gを越えると加工性が低下する。
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、グリシジルアクリレート等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられ
る。シアン化ビニル化合物としてはアクリロニトリル、
メタクリロニトリル等が挙げられ、これらは単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。芳香族ビニル化合物と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ビニルナフタレン、クロルスチレン、ブロムス
チレン等が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合
わせて用いられる。
は、剛性が高く、耐衝撃性が低く、また衝撃時の応力が
高く、衝撃時のエネルギー吸収が低くなり、85重量%
を越えると、耐熱変形性低く、剥離しやすくなる。ま
た、シアン化ビニル化合物が15重量%未満では、剥離
しやすく、顔料分散性も低下し、衝撃時のエネルギー吸
収が低くなり、40重量%を越えると剥離しやすく、顔
料分散性も低下し、剛性が高く、耐衝撃性が低く、また
衝撃時の応力が高く、衝撃時のエネルギー吸収が低くな
る。また、芳香族ビニル化合物が45重量%を越えると
耐衝撃性が低く、衝撃時のエネルギー吸収が低くなる。
I)は、シアン化ビニル化合物10〜40重量%、好ま
しくは15〜35重量%、マレイミド系化合物5〜50
重量%、好ましくは10〜45重量%、芳香族ビニル化
合物10〜85重量%、好ましくは20〜75重量%及
びこれらと共重合可能な単量体0〜30重量%、好まし
くは0〜20重量%(合計100重量%)からなり、か
つ芳香族ビニル化合物を49モル%以上含有する単量体
混合物を重合してなる共重合体である。共重合体(II)
は、シアン化ビニル化合物が10重量%未満では耐衝撃
性が、40重量%を越えると加工性が、マレイミド系化
合物が5重量%未満では耐熱性が、50重量%を越える
と加工性が、芳香族ビニル化合物が10重量%未満では
加工性が、85重量%を越えると耐衝撃性が、各々低下
する。
率は特に重要であり、単量体混合物中の含有量が49モ
ル%以上、好ましくは50モル%以上である。芳香族ビ
ニル化合物の比率が49モル%未満では、熱安定性、耐
衝撃性、耐金型汚染性が著しく低下する。好ましくは、
共重合体(II)は、耐衝撃性、加工性の点から、メチル
エチルケトン可溶分の還元粘度(30℃、N,N−ジメ
チルホルムアミド溶液中)が0.3〜1.2dl/g、更
に好ましくは0.35〜1.0dl/g、特に好ましく
は、0.40〜0.9dl/gである。
ニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等が、芳香族ビニル化合物としては、スチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−イソプ
ロピルスチレン、クロルスチレン、ブロムスチレン、ビ
ニルナフタレン等が、マレイミド系化合物としては、マ
レイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−プロピルマレイミド、N−ブチルマレイミド、
N−フェニルマレイミド、N−(p−メチルフェニル)
マレイミド、等が挙げられる。工業的見地から、シアン
化ビニル化合物としてはアクリロニトリル、芳香族ビニ
ル化合物としてはスチレン、マレイミド系化合物として
はN−フェニルマレイミドが特に好ましい。これらは、
単独又は2種以上組み合わせて用いられる。共重合可能
な単量体としては、(メタ)アクリル酸及びそのメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、2−ヒドロキシエチ
ル、2−エチルヘキシル、グリシジル等の(メタ)アク
リル酸エステル系単量体等が挙げられる。これらは単独
又は2種以上組み合わせて用いられる。
共重合体(III)であり、かつグラフト共重合体(III)に
おけるゴム重合体(A)である。ゴム重合体(A)は、
酸基含有ラテックス(S)を使用する肥大法により製造
され、体積平均粒径が100〜1000nm、好ましくは
200〜900nm、更に好ましくは、250〜800nm
の、ジエン系ゴム重合体、オレフィン系ゴム重合体、ア
クリル系ゴム重合体よりなる群より選ばれる少なくとも
1種のゴム重合体である。ゴム重合体(A)の具体例と
しては、酸基含有ラテックス(S)を使用する肥大法に
より製造されたポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジ
エン−アクリル酸エステルゴム、水素化スチレン−ブタ
ジエンゴム等のジエン系ゴム重合体、エチレン−プロピ
レンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム等のオレ
フィン系重合体、ポリアクリル酸エステルゴム、エチレ
ン−アクリル酸エステルゴム等のアクリル系ゴム重合体
が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用
いられる。
0重量部(固形分)に対してアクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、及びクロトン酸よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の不飽和酸(c)5〜50重量%、ア
ルキル基の炭素数が1〜12の少なくとも1種のアルキ
ル(メタ)アクリレート(d)50〜95重量%、及び
(c)、(d)と共重合可能な単量体(e)0〜40%
を重合させることにより調製した酸基含有ラテックス
(S)を使用する凝集肥大法により製造したゴム重合体
である。特に、ゴム重合体(A)が、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、及びクロトン酸よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の不飽和酸(c)5〜25重量
%、アルキル基の炭素数が1〜12の少なくとも1種の
アルキルアクリレート(d1)5〜30重量%、アルキ
ル基の炭素数が1〜12の少なくとも1種のアルキルメ
タクリレート(d2)80〜20重量%、(c)、(d
1)、(d2)と共重合可能な、芳香族ビニル単量体、
分子中に2つ以上の重合性の官能基を有する単量体及び
シアン化ビニル化合物(e)0〜40%を重合させるこ
とにより調製した酸基含有ラテックス(S)を使用する
凝集肥大法により製造したゴム重合体が、顔料分散性、
衝撃時エネルギー吸収、衝撃強度の点から好ましい。ま
た、酸基含有ラテックスの使用量は、ゴムラテックス1
00重量部(固形分)に対して0.1〜15重量部(固
形分)添加して凝集肥大を行わせて得られるゴム重合体
が、顔料分散性、衝撃時エネルギー吸収、衝撃強度、製
造安定性の点から好ましい。
飽和酸(c)としては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、クロトン酸が例示でき、特にアクリル酸、メ
タクリル酸が好ましい。アルキルアクリレート(d1)
としては、アクリル酸と炭素数1〜12の直鎖或いは側
鎖を有するアルコールのエステルが使用され、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等が例
示でき、特にアルキル基の炭素数1〜8のものが好まし
い。これらは単独また2種以上組み合わせて使用するこ
とができる。アルキルメタクリレート(d2)として
は、メタクリル酸と炭素数1〜12の直鎖或いは側鎖を
有するアルコールのエステルが使用され、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、
メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル
等が例示でき、特にアルキル基の炭素数1〜8のものが
好ましい。これらは単独また2種以上組み合わせて使用
できる。これらの単量体と共重合可能な単量体(e)と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン等の芳香族ビニル単量体やアクリロニトリル、メ
タクリロニトリルのようなシアン化ビニル化合物であ
る。これらは単独また2種以上組み合わせて使用でき
る。また、その他の共重合可能な単量体として、メタク
リル酸アリル、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ート、トリメリット酸トリアリルのような分子中に2つ
以上の重合性の官能基を有するような単量体が挙げられ
る。これらは単独また2種以上組み合わせて使用でき
る。
(A)及びシアン化ビニル化合物15〜45重量%、好
ましくは20〜40重量%、更に好ましくは22〜35
重量%、芳香族ビニル化合物85〜55重量%、好まし
くは80〜60重量%、更に好ましくは78〜65重量
%、及びこれらと共重合可能な単量体0〜30重量%、
好ましくは0〜20重量%、更に好ましくは0〜15重
量%からなる単量体混合物(合計100重量%)を重合
してなるグラフト部(B)からなり、グラフト率が10
〜70重量%、好ましくは20〜60重量%、更に好ま
しくは25〜55重量%である。シアン化ビニル化合
物、芳香族化合物、共重合可能な単量体及びグラフト率
が上記の範囲外では、顔料分散性、耐衝撃性、加工性が
低下する。シアン化ビニル化合物としては、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等であり、芳香族ビニル化
合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、クロルスチレン、ブロムスチレン、ビニ
ルナフタレン等が挙げられる。共重合可能な単量体とし
ては、(メタ)アクリル酸及びそのメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−エチルヘ
キシル、グリシジル等のメタアクリル酸エステル系単量
体、マレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミ
ド系単量体である。
ル酸エステル系共重合体(I)、マレイミド系共重合体
(II)、グラフト共重合体(III)はいかなる重合法、開
始剤連鎖移動剤、界面活性剤を用いて製造したものでも
かまわない。例えば、公知の塊状重合法、溶液重合法、
懸濁重合法、乳化重合法、乳化−懸濁重合法、乳化−塊
状重合法等、本発明の範囲内の組成に制御できればどの
重合法によって製造したものでもよい。グラフト共重合
体(III)は、グラフト率を制御しやすい点から、乳化重
合法が好ましい。
剤、連鎖移動剤、乳化剤を用いて製造したものでもかま
わない。開始剤は、過硫酸カリウム等の熱分解開始剤、
Fe−還元剤−有機パーオキサイド等のレドックス系開
始剤等公知の開始剤が使用できる。連鎖移動剤はt−ド
デシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、α−
メチルスチレンダイマー、テルピノレン等公知の連鎖移
動剤が使用できる。乳化剤としてはオレイン酸ソーダ、
パルミチン酸ソーダ、ロジン酸ソーダ等の脂肪酸金属塩
系乳化剤、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、炭素数
12〜20のアルキルスルホン酸ソーダ、ジオクチルス
ルホコハク酸ソーダ等のスルホン酸金属塩系乳化剤等の
公知の乳化剤が使用できる。これらは単独又は2種以上
組み合わせて用いられる。
防止剤、熱安定剤、UV吸収剤、顔料、帯電防止剤、滑
剤を必要に応じて適宜使用できる。特に、スチレン系樹
脂に用いられるフェノール系、イオウ系、リン系、ヒン
ダードアミン系の安定剤、抗酸化剤、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤及びオルガノ
ポリシロキサン、脂肪族炭化水素、高級脂肪酸と高級ア
ルコールのエステル、高級脂肪酸のアミド又はビスアミ
ド及びその変性体、オリゴアミド、高級脂肪酸の金属塩
類等の内部滑剤、外滑剤等は本発明になる組成物を成形
用樹脂として、より高性能なものとするために用いるこ
とができる。これらは、単独でもまた2種以上混合して
使用できる。
のスチレン系樹脂、例えば、アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−α−メチル
スチレン共重合体、アクリロニトリル−α−メチルスチ
レン共重合体、アクリロニトリル−メチルメタクリレー
ト−α−メチルスチレン共重合体、スチレン−マレイミ
ド共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチ
レン−メチルメタクリレート共重合体等の1種又は2種
以上を50重量%以下、好ましくは40重量%以下、特
に好ましくは35重量%以下で混合して、目的の性能に
調整することができる。
(I)、マレイミド系共重合体(II)、グラフト共重合
体(III)の樹脂混合物は、その製造方法によって異なる
が、例えば、これらをラテックス、スラリー、溶液、粉
末、ペレット等の状態あるいはこれらの組み合わせにて
混合して製造できる。重合後のアクリル酸エステル系共
重合体(I)のラテックス、マレイミド系共重合体(I
I)のラテックス及び/又はグラフト共重合体(III)の
ラテックスからポリマー粉末を回収する場合は通常の方
法、例えばラテックスに塩化カルシウム、塩化マグネシ
ウム、硫酸マグネシウムのようなアルカリ土類金属の
塩、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムのようなアルカリ
金属の塩、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸のような無機酸及
び有機酸を添加することでラテックスを凝固した後、脱
水乾燥する方法で実施できる。またスプレー乾燥法も使
用できる。
ル系共重合体(I)、マレイミド系共重合体(II)、グ
ラフト共重合体(III)の単独あるいはこれら2種以上の
混合物からなる粉末、ペレットに対し、上記の安定剤、
必要ならば滑剤、顔料等を配合し、バンバリミキサー、
ロールミル、1軸押出し機、2軸押出し機等公知の溶融
混練機にて混練することができる。安定剤の使用する量
の一部を分散液の状態でこれら樹脂のラテックスあるい
はスラリーに添加することもできる。
に詳細に説明するが、これら実施例は本発明を何ら限定
するものではない。以下の記載において、「部」は重量
部を、「%」は重量%を示す。また、以下の記載におい
て、略号はそれぞれ下記の物質を示す。 BA:ブチルアクリレート 2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート AN:アクリロニトリル St:スチレン tDM:t−ドデシルメルカプタン CHP:クメンハイドロパーオキサイド PMI:N−フェニルマレイミド αS:α−メチルスチレン BMA:ブチルメタクリレート MAA:メタクリル酸
度計の設置された反応器に、以下の物質を仕込んだ。 純水 250部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1.0部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.5部 EDTA 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 反応器を攪拌しながら窒素気流下に65℃まで昇温させ
た。65℃、到達後、BA74部、AN26部、tDM
0.35部、CHP0.3部の混合物を連続的に7時間
で滴下した。またジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
を重合時間1時間目に0.5部、3時間目に0.5部追
加した。滴下終了後、65℃で1時間攪拌を続け、重合
を終了した。重合転化率は、99%であった。還元粘度
は0.58dl/gであった。ゲル含有量は0%であった。
結果を表1に示す。
2)の重合 共重合体(I−1)と同様の方法で、単量体をBA66
部、AN27部、St7部及びtDM0.35部、CH
P0.3部として、共重合体(I−2)を製造した。重
合転化率は、99%であった。還元粘度は0.62dl/g
であった。ゲル含有量は0%であった。結果を表1に示
す。
3)の重合 共重合体(I−1)と同様の方法で、単量体をBA29
部、2EHA30部、AN31部、St10部、及びt
DM0.3部、CHP0.3部として、共重合体(I−
3)を製造した。重合転化率は、98%であった。還元
粘度は0.55dl/gであった。ゲル含有量は0%であっ
た。結果を表1に示す。
度計の設置された反応器に、以下の物質を仕込んだ。 純水 250部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1.0部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.5部 EDTA 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 反応器を攪拌しながら窒素気流下に65℃まで昇温させ
た。65℃、到達後、PMI20部、AN20部、St
60部(単量体混合物中のSt量は54モル%)、tD
M0.3部、CHP0.3部の混合物を連続的に7時間
で滴下した。またジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
を重合時間1時間目に0.5部、3時間目に0.5部追
加した。滴下終了後、65℃で1時間攪拌を続け、重合
を終了した。重合転化率は、99%であった。還元粘度
は0.61dl/gであった。結果を表2に示す。
2部、AN15部、St53部(単量体混合物中のSt
量は52モル%)、及びtDM0.3部、CHP0.3
部として、共重合体(II−2)を製造した。重合転化率
は、98%であった。還元粘度は0.63dl/gであっ
た。結果を表2に示す。
部、AN27部、St50部、dS15部(単量体混合
物中のSt量は52モル%)、及びtDM0.3部、C
HP0.3部として、共重合体(II−3)を製造した。
重合転化率は、99%であった。還元粘度は0.59dl
/gであった。結果を表2に示す。
ために必要な未肥大ゴム重合体(B)を製造した。10
0L重合機に以下の物質を仕込んだ。 純水 230部 過硫酸カリウム 0.2部 tDM 0.2部 重合機内の空気を真空ポンプで除いた後、以下の物質を
仕込んだ。 オレイン酸ナトリウム 0.6部 ロジン酸ナトリウム 2部 ブタジエン 100部 系の温度を60℃まで昇温し、重合を開始した。重合は
25時間で終了し、重合転化率は96%であった。未肥
大ゴム重合体(B)の粒径は85nmであった。
からゴム重合体(A−1)に肥大化させるために必要な
酸基含有ラテックス(S−1)を以下のように製造し
た。攪拌機、還流冷却器、窒素導入口、モノマー導入
口、温度計の設置された反応器に、以下の物質を仕込ん
だ。 純水 200部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.6部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.5部 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 反応器を攪拌しながら窒素気流下に70℃まで昇温させ
た。70℃に到達後、BMA25部、BA5部、tDM
0.1部、CHP0.15部の単量体混合物を2時間か
けて滴下後、更にBMA50部、BA4部、MAA16
部、tDM0.5部、CHP0.15部を4時間かけて
滴下し、滴下終了後、70℃で1時間攪拌を続け重合を
終了し、酸基含有ラテックス(S−1)を得た。重合転
化率は99%であった。結果を表3に示す。
のラテックス100部(固形分)に先に製造した酸基含
有ラテックス(S−1)3.5部(固形分)を60℃で
添加後、攪拌を1時間続けて肥大化させ、ゴム重合体
(A−1)の製造を行った。ゴム重合体(A−1)の粒
径は、表4に示すように450nmであった。
単量体混合物を使用し、酸基含有ラテックス(S−2)
を製造した。未肥大ゴム重合体(B)のラテックス10
0部(固形分)に先に製造した酸基含有ラテックス
(S)2部(固形分)を60℃で添加後、攪拌を1時間
続けて肥大化させ、ゴム重合体(A−2)の製造を行っ
た。ゴム重合体(A−2)の粒径は、表4に示すように
620nmであった。
単量体混合物を使用し、酸基含有ラテックス(S−3)
を製造した。未肥大ゴム重合体(B)のラテックス10
0部(固形分)に先に製造した酸基含有ラテックス
(S)5.5部(固形分)を60℃で添加後、攪拌を1
時間続けて肥大化させ、ゴム重合体(A−3)の製造を
行った。ゴム重合体(A−3)の粒径は、表4に示すよ
うに320nmであった。
度計の設置された反応器に、以下の物質を仕込んだ。 純水 280部 ゴム重合体(A−1)(固形分) 65部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.3部 EDTA 0.01部 硫酸第一鉄 0.0025部 反応器を攪拌しながら窒素気流下に60℃まで昇温させ
た。60℃到達後にAN11部、St24部、CHP
0.2部の混合物を連続的に5時間で滴下した。滴下終
了後、60℃で2時間攪拌を続け、重合を終了し、グラ
フト重合体( III−1)を得た。表5に示す如く、重合
転化率は98%で、グラフト率は35%であった。
合体(A−1)75部にAN8部、St17部、CHP
0.2部にて重合させ、グラフト共重合体( III−2)
を製造した。表5に示す如く、重合転化率は99%で、
グラフト率は24%であった。
合体(A−1)にかえてゴム重合体(A−2)を使用し
て重合させ、グラフト共重合体( III−3)を製造し
た。表5に示す如く、重合転化率は98%で、グラフト
率は32%であった。
合体(A−1)にかえてゴム重合体(A−3)を使用し
て重合させ、グラフト共重合体( III−4)を製造し
た。表5に示す如く、重合転化率は98%で、グラフト
率は42%であった。
未肥大ゴム重合体(粒径85nm)を使用し、グラフト共
重合体( III−5)を製造した。表5に示す如く、重合
転化率は98%で、グラフト率は41%であった。
合体(A−1)にかえて日本ゼオン株式会社製Nipo
l LX111NF(粒径350nm)を使用し、グラフ
ト共重合体( III−6)を製造した。表5に示す如く、
重合転化率は98%で、グラフト率は33%であった。
のラテックス、(2)で製造したマレイミド系共重合体
(II)のラテックス及び(4)で製造したグラフト共重
合体(III)のラテックスを表6に示す所定量の割合で混
合し、フェノール系抗酸化剤を加えた後、塩化カルシウ
ムを加えて凝固させた。凝固スラリーを熱処理、脱水乾
燥して、スチレン系樹脂組成物の粉末を得た。ついで得
られた樹脂パウダー100部にエチレンビスステアリル
アミドと二酸化チタン1部、カーボン0.05部を配合
し、株式会社タバタ製201ブレンダーで均一にブレン
ドした。更に株式会社タバタ製40mm1軸押出機で、2
50℃で溶融混練して、スチレン系樹脂組成物のペレッ
トを製造した(実施例1〜10、比較例1〜6)。特性
及び物性を下記の方法で測定・評価した。
共重合体(I)あるいはマレイミド系共重合体(II)の
ラテックスに塩化カルシウムを加えて凝固させた。凝固
スラリーを熱処理、脱水乾燥して得た樹脂粉末を、0.
3g/dl濃度のN,N−ジメチルホルムアミド溶液とし
て、30℃で還元粘度を測定した。 〔グラフト共重合体のグラフト率〕グラフト共重合体(I
II)のパウダーを、メチルエチルケトンに溶解して、遠
心分離し、メチルエチルケトン可溶分と不溶分を得た。
この不溶分と可溶分との比率から、グラフト率を特定し
た。 〔ゴム重合体の粒径〕ゴム重合体ラテックスについて、
パシフィックサイエンス社製のナイコンプ粒径測定機を
用いて測定した。 〔重合時の転化率〕重合時の転化率は、ガスクロ分析よ
り、計算した。
は、IZOD衝撃強度で評価した。IZOD衝撃強度
は、ASTMD−256規格(1/4インチ厚み)の方
法にて23℃にて測定した(単位:kgcm/cm)。引張強
度(単位:kg/cm2 )、引張伸び(単位:%)は、AS
TMD638規格にて1号ダンベルを使用し、23℃で
評価した。曲げ強度(単位:kg/cm2 )、曲げ弾性率
(単位:kg/cm2 )は、ASTMD790規格の方法に
て23℃で評価した。耐熱性(HDT)は、ASTM
D648の18.6kg/cm2 荷重の熱変形温度で評価し
た(単位:℃)。上述のIZOD衝撃強度、引張り強
度、引張り伸び、曲げ強度、曲げ弾性率、耐熱性に使用
する試験片は、株式会社ファナック製FAS100B射
出成形機を使用し、シリンダー温度260℃で成形し、
評価に供した。
00B射出成形機を使用し、シリンダー温度250℃、
射出圧力1350kg/cm2 にて、3mm厚みのスパイラル
形状の金型内における樹脂の流動長(単位:mm)で評価
した。顔料分散性は、株式会社ファナック製FAS10
0B射出成形機を使用し、シリンダー温度260℃、
1.5mm厚み×100mm×150mmの平板成形品の色ム
ラの度合いを目視により5点法で評価した。 5点・・・色ムラなし。 4点・・・色ムラ、薄く若干あり。 3点・・・色ムラ薄くあり。 2点・・・色ムラがかなり濃く激しい。 1点・・・色ムラが濃く激しい。
み×100mm×150mmの平板成形品について、23
℃、高さ1.5m、5kg錘の落下による荷重−時間変化
をダイナタップ社製計装化衝撃試験機にて測定し、最大
荷重を衝撃時の応力〔KN〕、荷重−時間変化の積分値
〔J〕をエネルギー吸収とした。衝撃時の応力は小さい
ほど、その他の特性はいずれも数値が大きいほど優れて
いることを示す。
れる本発明のスチレン系樹脂組成物は、特に顔料の分散
性、衝撃時の応力、吸収エネルギーに優れ、耐熱性、耐
衝撃性、成形加工性も良好なことが明らかである。
組成物は、特に顔料の分散性、衝撃時の応力、吸収エネ
ルギーに優れるとともに、耐熱性、耐衝撃性、成形加工
性も良好である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (I)アルキルアクリレート40〜85
重量%、シアン化ビニル化合物15〜40重量%、芳香
族ビニル化合物45重量%以下及びこれらと共重合可能
な単量体0〜30重量%(合計100重量%)を重合し
てなる、Tgが20℃以下かつゲル含有量が10重量%
以下のアクリル酸エステル系共重合体5〜50重量部、 (II)シアン化ビニル化合物10〜40重量%、マレイ
ミド系化合物5〜50重量%、芳香族ビニル化合物10
〜85重量%及びこれらと共重合可能な単量体0〜30
重量%(合計100重量%)重合してなり、かつ芳香族
ビニル化合物を49モル%以上含有するマレイミド系共
重合体20〜80重量部、 (III)体積平均粒径が100〜1000nmの、ジエン系
ゴム重合体、オレフィン系ゴム重合体及びアクリル系ゴ
ム重合体よりなる群から選ばれる少なくとも1種のゴム
重合体(A)、及びシアン化ビニル化合物15〜45重
量%、芳香族ビニル化合物85〜55重量%、及びこれ
らと共重合可能な単量体0〜30重量%からなる単量体
混合物(合計100重量%)を重合してなるグラフト部
(B)からなり、グラフト率が10〜70%であるグラ
フト共重合体15〜60重量部(合計100重量部)か
らなり、 ゴム重合体(A)が、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸及びクロトン酸よりなる群から選ばれる少なくと
も1種の不飽和酸(c)5〜50重量%、アルキル基の
炭素数が1〜12の少なくとも1種のアルキル(メタ)
アクリレート(d)50〜95重量%、及び(c)、
(d)と共重合可能な単量体(e)0〜40%を重合さ
せることにより調製した酸基含有ラテックス(S)を使
用する凝集肥大法により製造したゴム重合体であり、か
つアクリル酸エステル系共重合体(I)、マレイミド系
共重合体(II)のメチルエチルケトン可溶分の還元粘度
(30℃、N,N−ジメチルホルムアミド溶液中)が各
々0.3〜1.2dl/gであり、かつゴム重合体含量が
樹脂中5〜50重量%である顔料分散性に優れる低剛性
のスチレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】 ゴム重合体(A)が、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸及びクロトン酸よりなる群から選
ばれる少なくとも1種の不飽和酸(c)5〜25重量
%、アルキル基の炭素数が1〜12の少なくとも1種の
アルキルアクリレート(d1)5〜30重量%、アルキ
ル基の炭素数が1〜12の少なくとも1種のアルキルメ
タクリレート(d2)80〜20重量%、(c)、(d
1)、(d2)と共重合可能な、芳香族ビニル単量体、
分子中に2つ以上の重合性の官能基を有する単量体、及
びシアン化ビニル化合物(e)よりなる群から選ばれる
少なくとも1種0〜40%を重合させることにより調製
した酸基含有ラテックス(S)を使用する凝集肥大法に
より製造したゴム重合体である請求項1記載の顔料分散
性に優れる低剛性のスチレン系樹脂組成物。
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---|---|---|---|
JP18658396A JP3626288B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 顔料分散性に優れる低剛性のスチレン系樹脂組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003082973A1 (fr) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Kaneka Corporation | Composition de resine thermoplastique resistant aux impacts |
WO2004031295A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Kaneka Corporation | 透明・耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 |
JP2007231296A (ja) * | 2007-06-21 | 2007-09-13 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP2007231297A (ja) * | 2007-06-21 | 2007-09-13 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP4727831B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2011-07-20 | 日本エイアンドエル株式会社 | 車両外装用樹脂組成物および車両外装用部品 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP18658396A patent/JP3626288B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2004031295A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2006-02-02 | 株式会社カネカ | 透明・耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 |
US7396876B2 (en) | 2002-10-01 | 2008-07-08 | Kaneka Corporation | Transparent and impact-resistant thermoplastic resin compositions |
JP4688496B2 (ja) * | 2002-10-01 | 2011-05-25 | 株式会社カネカ | 透明・耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 |
JP2007231296A (ja) * | 2007-06-21 | 2007-09-13 | Techno Polymer Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
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