JPH1078407A - 酸素電極およびバイオセンサ - Google Patents

酸素電極およびバイオセンサ

Info

Publication number
JPH1078407A
JPH1078407A JP8234415A JP23441596A JPH1078407A JP H1078407 A JPH1078407 A JP H1078407A JP 8234415 A JP8234415 A JP 8234415A JP 23441596 A JP23441596 A JP 23441596A JP H1078407 A JPH1078407 A JP H1078407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrode substrate
connection
lead
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8234415A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Suzuki
博章 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8234415A priority Critical patent/JPH1078407A/ja
Priority to US08/733,929 priority patent/US5747669A/en
Priority to US08/991,858 priority patent/US6083367A/en
Publication of JPH1078407A publication Critical patent/JPH1078407A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 酸素濃度を測定するための使い易い酸素電極
に関し、取扱いが容易で破損しにくい小型酸素電極を提
供する。 【解決手段】 電極基板上に配置された電解質層と、前
記電解質層を覆って前記電極基板上に配置された酸素透
過膜114と、前記電極基板に固定された第1および第
2のリード板115a、115bと、第1の接続パッド
PAと前記第1のリード板とを電気的に接続する第1の
接続部材122aと、第2の接続パッドPKと前記第2
のリード板とを電気的に接続する第2の接続部材122
bと、前記第1および第2の接続パッド、前記第1およ
び第2のリード板の各一部、および前記第1および第2
の接続部材を覆い、前記電極基板に固定された絶縁性モ
ールド部材126とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸素濃度を測定する
ための酸素電極に関し、特に酸素濃度を測定するため
の、使い易い酸素電極に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素電極は、種々の分野において、液体
中の溶存酸素濃度を測定するために用いられている。た
とえば、水質保全の見地から水中の生化学的酸素要求量
(BOD)の測定が行なわれている。この溶存酸素濃度
の測定を酸素電極を用いて行なうことができる。醗酵工
業において効率よく醗酵を進めるためには、醗酵槽中の
溶存酸素濃度を調整できることが望ましい。この溶存酸
素濃度測定に酸素電極を用いることができる。
【0003】酸素電極に酵素を固定してバイオセンサを
形成することもできる。糖やアルコール等の濃度測定に
このようなバイオセンサを用いることができる。たとえ
ば、グルコースオキシダーゼという酵素を酸素電極に固
定してグルコース濃度を測定することができる。グルコ
ースは、グルコースオキシダーゼを触媒として溶存酸素
と反応し、グルコノラクトンを生成する。これにより、
酸素電極セルの中に拡散してくる溶存酸素が減る。溶存
酸素の消費量からグルコース濃度を測定することができ
る。このように、酸素電極は環境計測、醗酵工業、臨床
医療など各種の分野で使用できる。
【0004】従来の酸素電極は、ガラス製あるいは塩ビ
製の基板上に形成されていた。これらの酸素電極は、小
型化が難しく、大量生産も困難であった。そこで、本発
明者らは、リソグラフィ技術および異方性エッチング技
術を利用した新しいタイプの小型酸素電極を提案した
(特開昭63−238549号公報)。この酸素電極
は、シリコン基板上に異方性エッチングにより凹部を形
成し、絶縁膜を介して2本の電極を形成し、凹部内に電
解液含有体を収容し、最後に上面をガス透過性膜で覆っ
た構造を有する。
【0005】また、スクリーン印刷により、必要な箇所
のみに電解質層とガス透過性膜を形成する技術も提案し
た(特開平5−87766号公報)。この酸素電極は、
小型で特性のばらつきが少なく、大量生産が可能なため
に低コストで製造することができる。さらに、本発明者
らは、より大量生産に適し、より高性能な酸素電極を提
供するため、異方性エッチングにさらに陽極接合の技術
を組み合わせた小型酸素電極も提案した(特開平4−1
25462号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように酸素電極の
小型化が進められている。小型化が進むと共に他の問題
が明らかになってきた。酸素電極が小型化され、その幅
が小さくなると、そのままでは外部回路との接続が容易
でなくなってくる。また、脆いシリコンやガラスの基板
を用いた場合、取扱い中の応力により酸素電極の外部回
路との接続部分が容易に破損し易くなる。
【0007】本発明の目的は、取扱いが容易で破損しに
くい小型酸素電極を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、絶縁性表面を有する電極基板と、前記電極基板の絶
縁性表面上に形成され、電気的に接続された第1の電極
と、第1のリード線と、第1の接続パッドとを含む第1
の極部材と、前記電極基板の絶縁性表面上に形成され、
電気的に接続された第2の電極と、第2のリード線と、
第2の接続パッドとを含む第2の極部材と、前記第1の
電極と前記第2の電極とを結ぶように前記電極基板上に
配置された電解質層と、前記電解質層を覆って前記電極
基板上に配置された酸素透過膜と、前記電極基板に固定
された第1および第2のリード板と、前記第1の接続パ
ッドと前記第1のリード板とを電気的に接続する第1の
接続部材と、前記第2の接続パッドと前記第2のリード
板とを電気的に接続する第2の接続部材と、前記第1お
よび第2の接続パッド、前記第1および第2のリード
板、および前記第1および第2の接続部材を覆い、前記
電極基板に固定された絶縁性モールド部材とを有する酸
素電極が提供される。
【0009】電極基板上の接続パッドにリード板を接続
することにより、外部回路との接続が容易になる。ま
た、接続パッドとリード板との接続部をモールド部材で
覆うことにより、電極基板に外部応力がかかりにくくな
り、電極基板の破損が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(A)、(B)は、本発明の
実施例による酸素電極の構成を概略的に示す。図1
(A)は平面図であり、図1(B)はその一部破断平面
図である。
【0011】図1(A)において、センサチップ102
の下端はモールド樹脂体126に覆われている。モール
ド樹脂体126の下面からは、一対のリード板115
a、115bが突出している。
【0012】使用時には、一対のリード板115a、1
15bに外部回路を接続し、センサチップ102を測定
対象である液体中に浸漬して液体中の酸素濃度を測定す
る。モールド樹脂体126がセンサチップを支持し、取
扱いに便利な絶縁面を供給する。測定者はモールド樹脂
体126および/またはリード板115a、115bを
握んで酸素電極を取扱えば、センサチップに無用の応力
をかけることができない。
【0013】図1(B)は、モールド樹脂体126の上
側を除去した状態を示す。センサチップ102の上面
は、酸素透過膜114で覆われている。酸素透過膜11
4の下には、カソード、アノードや、それらのリード、
カソードとアノードを接続する電解質層等が形成されて
いる。酸素透過膜114の図中下側には、接続パッドP
A、PKが形成されている。これらの接続パッドPA、
PKの上面にリード板115a、115bが接続されて
いる。接続パッドPAとリード体115aは銀ペースト
等の導電部材122aで電気的に接続されている。同
様、接続パッドPKとリード板115bは導電部材12
2bで接続されている。
【0014】リード板115a、115bは、センサチ
ップ102と共にモールド樹脂体126に固定されてい
る。モールド樹脂体126は十分な強度を有する。リー
ド板115a、115bに応力が印加されても、その応
力はモールド樹脂体126に吸収され、センサチップ1
02に直接印加されることが防止される。したがって、
センサチップ102としてシリコン基板やガラス基板の
ような破損し易い部材を用いても、センサチップが破損
することが防止される。以下、酸素電極の製造方法を説
明する。
【0015】図2(A)、(B)は、酸素電極を作成す
るための基板を示す。本実施例においては、シリコンウ
エハ101を用いて酸素電極を作成する場合を説明す
る。シリコンウエハ101は、たとえば3インチウエハ
であり、108枚のセンサチップ102を同時に作成す
ることができる。
【0016】図2(B)は、1つの酸素電極に相当する
チップ102を示す。以下の説明においては、1つのチ
ップ102を図示するが、同様の多数のチップがウエハ
101上に作成される。シリコンウエハ101の厚さ
は、たとえば400μmである。
【0017】図3(A)に示すように、約1000℃で
約200分間のウェット熱酸化を行い、シリコン基板1
01表面に厚さ約1μmの熱酸化膜103を形成する。
【0018】シリコン基板101の一方の表面上に、下
地として厚さ約40nmのクロム層104を抵抗加熱に
より真空蒸着し、続いて厚さ約200nmの金層105
を同様に、抵抗加熱によって真空蒸着する。
【0019】金層105表面上にポジ型ホトレジスト
(東京応化工業製、OFPR−5000)をスピン塗布
し、80℃で3分間プリベークした後、露光、現像す
る。このようにして、エッチング用のホトレジストパタ
ーンPRを形成する。
【0020】図3(B)に示すように、ホトレジストパ
ターンPRをエッチングマスクとし、その下の金層10
5およびクロム層104をエッチングする。金層105
のエッチングは、1gI2 +4gKI+40ml水のエ
ッチャントを用い、クロム層104のエッチングは、
0.5gNaOH+1gK3 Fe(CN)6 +4ml水
のエッチャントを用いる。エッチング後、アセトンでホ
トレジストパターンPRを除去し、導電体パターン11
0を得る。
【0021】図3(C)は、このようにして得た導電体
パターンの形状を示す。導電体パターンは、2つの極部
材を含む。一方の極部材はカソードK、カソード配線W
Kおよびカソード用接続パッドPKを含む。他方の極部
材は、アノードA、アノード配線WAおよびアノード用
接続パッドPAを含む。
【0022】図4(A)に示すように、導電体パターン
を形成したシリコン基板表面上に、感光性ポリイミド液
(東レ製フォトニース、UR−3140)を、回転数約
2200rpmで30秒間スピン塗布し、80℃で90
分間プリベークする。感光性ポリイミド層PI上に、図
4(A)に示すようなパターンを露光する。図3(C)
に示すパターンと比較すると、カソードKおよびアノー
ドAの部分がなく、カソード配線WK、アノード配線W
Aを覆う部分106aがあり、アノード用パッドPA、
カソード用パッドPKの代わりに、その間に配置された
パターン106dを含み、さらに、アノード用パッドP
Aおよびカソード用パッドPKから配線WA、WKに接
続する部分を横断するパターン106cを含む。
【0023】未露光のポリイミド層PIは、現像液(東
レ製、DV−605)で現像した後、イソプロピルアル
コール中で3回に分けてリンスする。ポリイミドパター
ン106を、150℃で30分、200℃で30分、3
00℃で1時間ベーキングしてキュアする。
【0024】図4(B)は、図4(A)における線B−
Bに沿う断面を示す。カソードK上にはポリイミドパタ
ーン106aが作成されていないことが判る。
【0025】図4(C)および(D)は、それぞれ図4
(A)におけるC−C線およびD−D線に沿う断面を示
す。カソード配線WKは、ポリイミドパターン106a
によって覆われている。アノードA、パッドPA、PK
はポリイミドに覆われず、露出している。また、アノー
ド用パッドPAおよびカソード用パッドPKの間の領域
は、ポリイミドパターン106dによって埋められてい
る。
【0026】なお、パッド間のポリイミドの土手106
dは、リードフレームとパッドとを導電性ペーストで接
続する際に導電性ペーストの流れを防止し、パッド間の
短絡事故を防止する。また、ポリイミドの土手106d
によりパッド間の段差を緩和することもできる。
【0027】また、アノード配線およびカソード配線を
横切って作成されたポリイミドの土手106c(図4
(A))は、センサチップ側からの水のしみ込み等によ
るパッド間の短絡や酸素電極接続部の破損を防止するの
に有効である。
【0028】図5(A)、(B)は、カソードおよびア
ノード上への銀層の作成を示す。図5(A)は、カソー
ド部分の断面を示し、図5(B)はアノード部分の断面
を示す。
【0029】まず、全面にポジ型ホトレジスト(東京応
化工業製、OFPR−800)をスピン塗布し、80℃
で30分間プリベークする。このポジ型ホトレジスト層
に選択的な露光を行い、30℃のトルエン中に5分間浸
漬し、80℃で10分間ポストベークした後、現像を行
う。この結果、カソード部分およびアノード部分を露出
する窓が形成される。このような窓を作成したホトレジ
ストパターンPRの上に、銀層107を抵抗加熱による
真空蒸着で形成する。
【0030】その後、アセトンでポジ型ホトレジスト層
PRを除去し、その上の銀層107をリフトオフする。
カソード上、アノード上の銀層107のみが残る。
【0031】図6(A)、(B)、(C)は、銀層10
7のパターンを作成したセンサチップを示す。図6
(A)は上面図を示し、図6(B)、(C)はそれぞれ
図6(A)におけるB−B線およびC−C線に沿う断面
を示す。銀層107がカソードKおよびアノードAの上
にのみ形成され、カソードに接続するカソード配線WK
およびアノードに接続するアノード配線WAはポリイミ
ド膜106によって覆われている。
【0032】図7(A)、(B)は、アノードA上に撥
水性膜109を形成する工程を示す。たとえば、基板全
面上にネガ型ホトレジスト(東京応化工業製、OMR−
83)をスピン塗布し、アノード領域のうちアノードの
中央部のスリット状領域以外の領域を露光し、現像する
ことによってアノード電極上にスリット108を有する
撥水性膜109を形成する。
【0033】アノード電極上を撥水性膜109が覆い、
撥水性膜109の中央部のスリット108のみを介して
アノードを露出することにより、この上に形成する電解
質膜とアノードとの接触面積を制限する。このような構
成とすることにより、銀が劣化しにくくなり、かつ初期
処理における安定化時間が短縮できる。
【0034】図8(A)、(B)、(C)に示すよう
に、カソードK、アノードAおよびこれらを電気的に接
続する部分に電解質層112をスクリーン印刷する。な
お、図8(A)は平面図を示し、図8(B)、(C)
は、図8(A)におけるB−B線およびC−C線に沿う
断面を示す。
【0035】電解質層112は、粉末化した塩化カリウ
ムまたは塩化ナトリウムを主材料とし、pH調整用材料
およびバインダを添加したもので構成される。たとえ
ば、pH調整用材料としては、トリスヒドロキシメチル
アミノメタン、グリシン、燐酸塩、クエン酸塩、酢酸
塩、ほう酸塩等を用いることができる。バインダとして
は、たとえばポリビニルピロリドンをヘキサノール溶液
中に溶解させたものを用いることができる。このような
電解質層をスクリーン印刷した後、溶媒を蒸発させるこ
とにより、電解質層112が形成される。
【0036】図9(A)に示すように、パッドを覆うよ
うに保護膜113を形成し、その上に基板全面にわたっ
て酸素透過膜114を塗布する。保護膜は、たとえば藤
倉化成製ドータイトXB−801をスクリーン印刷し、
80℃で約20分ベークすることによって作成する。酸
素透過膜としては、たとえばシリコーン樹脂(東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン製、SE9176)を用いる
ことができる。このようなシリコーン樹脂をスピンコー
トによって基板全面に塗布し、加湿した高温層内で80
℃、60分間の加熱硬化処理を行う。加湿は硬化を促進
させるための処理であり、たとえば恒温層内に水の入っ
たシャーレもしくはビーカを設置することによって行う
ことができる。
【0037】その後、パッド部分を覆って形成した保護
膜113をピンセット等を利用して剥離する。保護膜1
13と共にその上の酸素透過膜が剥離される。保護膜1
13を剥離することにより、この部分にパッドが露出す
る。
【0038】図9(B)、(C)は、図9(A)におけ
るB−B線およびC−C線に沿う断面図を示す。パッド
を含む領域以外では、基板全面を酸素透過膜114が覆
っている。
【0039】その後、図2に示すような半導体ウエハ1
01から各チップ102をダイシングソーによって切り
出すことにより、各チップ102を分離する。従来は、
このようにして得たチップをそのまま酸素電極として用
いていた。
【0040】図10は、リードフレームの構成例を示
す。リードフレーム115は、たとえば厚さ約200μ
mの42アロイ(42%ニッケル−鉄)板から形成され
ている。上方に2つのリード板115a、115bが配
置され、これらのリード板が下部の支持用部材115c
によって支持されている。なお、リード板115a、1
1bと支持部材115cの接続部分はその幅が細くされ
ており、パンチング等によって容易に切断することがで
きる。
【0041】図11(A)、(B)は、センサチップ1
02上にリードフレーム115を接続した状態を示す。
リードフレーム115の一対のリード板115a、11
5bの先端を、接着剤層を介してパッドPA、PKの下
部に接着する。なお、パッドPA、PKの上部には、電
気接続用の露出面が残ることが必要である。接着剤とし
ては、たとえばベルノックス社製、XN−5831−1
を用いることができる。
【0042】接着剤でパッド上にリードフレームを接着
した後、たとえば150℃で約15分間のベーキングを
行うことにより、接着剤を硬化させる。このようにし
て、センサチップ102とリードフレーム115が一体
化させた構成を得る。但し、電気的には、センサチップ
102上のパッドPA、PKとリードフレーム115と
は接着剤層によって分離されている。
【0043】図12(A)、(B)に示すように、接続
パッドが形成された部分のセンサチップ102側面にシ
リコンワニス(信越化学製、KR−5240)を塗布
し、ワニス層120を形成してシリコンであるセンサチ
ップ102側面の絶縁性を確保する。
【0044】その後、アノードおよびカソードのパッド
PA、PKとリードフレームのリード板115a、11
5bを接続するように銀ペーストを塗布し、銀ペースト
層122を形成する。この時、銀ペーストが流れても、
パッド間のポリイミド層106dおよびチップ側面上の
ワニス層120が銀ペーストの流れを制限する。
【0045】図13(A)、(B)に示すように、銀ペ
ーストによる接続部分およびその周辺を覆うように、耐
水性、密着性に優れた絶縁材料で絶縁層124を形成す
る。たとえば、共立化学製ワールドロックを塗布し、1
00mW/cm2 の紫外線を20秒照射して硬化させ
る。
【0046】なお、この絶縁層は、絶縁をより完全にす
るためのものである。用途によってはこの絶縁層を省略
し、直接モールドを行うことも可能である。
【0047】図14(A)、(B)は、センサチップと
リードフレームとの接続部を絶縁性樹脂でモールドする
工程を示す。たとえば、高密着性、高耐水性のグレード
を有するエポキシ系モールド樹脂によって、モールド樹
脂体126を形成する。モールド樹脂体126は、Si
2 等の適当なフィラーを含んでもよい。
【0048】モールド樹脂体126がセンサチップ、リ
ードフレームを固定し、その相対的位置関係を確保す
る。リードフレームに印加される応力は、モールド樹脂
体126によって吸収され、接続部におけるセンサチッ
プに局所的に応力が印加されることが防止される。セン
サチップ上のパッドPA、PKからリード板115a、
115bへの電気的接続も安定化される。
【0049】その後、リードフレームの支持部115c
をリード板115aおよび115bから切断し、分離す
ることにより、図1(A)に示すような酸素電極を得
る。
【0050】以上のように作成された小型酸素電極は、
常温の水中に一晩以上浸漬するか、またはオートクレー
ブ炉中120℃、差圧1.2気圧で15分間処理するこ
とにより使用可能な状態となる。すなわち、電解質層に
水または水蒸気が供給され、酸素電極として機能するよ
うになる。
【0051】なお、以上に説明した実施例においては、
シリコン基板表面上に熱酸化膜を形成し、この上にアノ
ード電極、カソード電極を形成した。本実施例の特徴
は、アノード電極、カソード電極等に接続する接続用パ
ッドに外部回路と接続するためのリード板を接続し、こ
の接続部をモールド樹脂によってモールドすることにあ
る。センサチップ内部の構造は特に限定されない。
【0052】図15(A)、(B)は、センサチップの
他の構成例を示す。図15(A)に示すように、ガラス
基板132の一面に凹部を設け、この凹部内にまずカソ
ード配線WKを形成し、その表面をポリイミド層106
で覆って絶縁している。ポリイミド層106上に、アノ
ード用導電層110を形成し、その上に銀層107を形
成している。すなわち、カソード配線WKとアノード電
極とが重ねて配置されている。銀層107の上には、開
孔スリット108を有する撥水性膜109がポリイミド
等によって形成されている。
【0053】図15(B)は、図15(A)に示すセン
サチップの上面図を示す。ガラス基板132表面上に、
カソード電極K、カソード用接続パッドPK、これらを
接続するカソード用配線WKが形成され、その表面が絶
縁された後、アノード電極A、アノード用接続パッドP
Aおよびこれらを接続するアノード用配線WAが形成さ
れている。なお、アノード上には、開孔スリット108
を有する撥水性膜109が形成され、銀層107の一部
のみを露出する。
【0054】本構成においては、さらにこの上に他の基
板を貼り合わせ、カソード電極上に開孔を形成して測定
液体と接触させる。接続用パッドPA、PKは蓋となる
基板に被覆されず、露出される。このパッドPA、PK
にリードフレームのリード板を前述の実施例同様に接続
する。
【0055】上述の実施例においては、リードフレーム
のリード板をセンサチップの長さ方向に沿ってモールド
樹脂体のセンサチップと反対側から外部に導出した。リ
ード板の導出方向は、センサチップの反対側からに限ら
ない。
【0056】図16(A)、(B)、(C)は、リード
板の導出の他の例を示す。図16(A)において、リー
ド板115a、115bは、センサチップ102をモー
ルドするモールド樹脂体126の両側部から導出されて
いる。
【0057】図16(B)は、図16(A)のモールド
樹脂体126の上側部分を除去した構成を示す。リード
板115a、115bが略L字状の形状を有し、パッド
と接続される部分の下部において方向を変換し、横方向
に延在する。横方向に延在するリード板の長さは任意で
ある。
【0058】図16(C)は、図16(A)に示す構成
の変形例を示す。すなわち、リード板115a、115
bを一旦モールド樹脂体126の側部から外部に導出し
た後、リード板115a、115bを折り曲げ、モール
ド樹脂体126の表面に沿って折り返し、モールド樹脂
体126表面上に2つの接触部を形成している。酸素電
極をソケットに挿入して使用する場合等に便利な形態で
ある。
【0059】図17(A)、(B)、(C)、(D)
は、モールド樹脂体126の他の構成例を示す。図17
(A)、(B)において、モールド樹脂体126は、概
略円筒状の外形を有し、その一部の円筒面が平坦面によ
って切り取られた形状を有する。このように一部に平坦
な面を設けることにより、酸素電極の転がりを防止し、
取扱い中安定に酸素電極を配置することができると共
に、リード板115aと115bの区別をつけやすくす
ることができる。
【0060】図17(C)は、モールド樹脂体126の
他の構成例を示す。図に示すように、モールド樹脂体1
26の外周にOリング固定用溝127を設ける。
【0061】図17(D)に示すように、この溝127
にOリング128をはめ込み、リード板115a、11
5b側から円筒状の外筒129を挿入し、Oリング12
8と係合させる。このような構成とすれば、リード板1
15a、115bを外界の水滴等から防御することが容
易となる。
【0062】図18(A)〜(D)は、センサチップ上
の接続用導電パッドと、リード板との接続の形態を示
す。
【0063】図18(A)は、上述の実施例による接続
方法を示している。センサチップ102表面上に接着剤
層117によってリード板115を固定し、銀ペースト
層122によってリード板115とセンサチップ102
上の接続用パッドを電気的に接続する。
【0064】図18(B)は、金属ワイヤ118を用い
てワイヤボンディングする構成を示す。センサチップ1
02表面上にリード板115を接着剤層117で固定し
た後、センサチップ102上の接続用パッドとリード板
115とを金属ワイヤ118を用いてワイヤボンディン
グする。
【0065】図18(C)は、リード板115をセンサ
チップ102の下面に接着剤層117で固定した構成を
示す。この場合、リード板115表面とセンサチップ1
02表面がより離れる傾向にあるので、銀ペースト層で
接続するよりは金属ワイヤ118で接続することが好ま
しい。
【0066】図18(D)は、より簡便な方法を示す。
すなわち、センサチップ102表面の接続用パッド上に
導電性ペースト119を塗布し、その上に直接リード板
115を配置してセンサチップ102とリード板115
を固定する。
【0067】以上説明したように、小型酸素電極は、裸
のチップ状態ではなく、測定に必要な露出部分を除き、
不要な部分を樹脂でモールドした状態で使用される。樹
脂モールド内でチップ上の接続パッドとリード板とを接
続し、リード板を樹脂モールド外に導出している。この
ため、外部回路との接続は樹脂モールド外に導出された
リード板を用いてチップ本体に影響を与えることなく、
都合良く行うことができる。
【0068】なお、半導体集積回路装置等においても樹
脂モールドが広く行われている。しかし、一般的な半導
体装置の樹脂モールドと、小型酸素電極の樹脂モールド
とは次の点で大きな相違点を有する。
【0069】半導体装置の半導体チップは、樹脂モール
ド中に完全に封入されるが、小型酸素電極では少なくと
もチップの感応部は樹脂モールド外に露出させなければ
ならない。
【0070】一般的な半導体装置は、選択された条件下
で使用されるが、酸素電極は水蒸気中、高温下、低温下
等の過酷な環境で使用されなければならない。小型酸素
電極の表面には、ガス透過能を有するゴム製膜等が形成
されており、樹脂モールドはこのゴム膜を含めて確実な
封入を実現しなくてはならない。
【0071】図19は、以上説明した小型酸素電極の感
応部にグルコースオキシダーゼ等の酵素を固定した固定
膜130を有するバイオセンサを示す。センサチップ1
02、モールド樹脂体126、リード板115a、11
5bは前述の実施例と同様である。酵素固定膜130
は、カソードに対応した位置に設けられている。
【0072】酵素の固定は、たとえば牛血清アルブミン
15wt%、グルタルアルデヒト5wt%を含む溶液2
0ml中にグルコースオキシダーゼ1mmを溶かした溶
液を用意し、小型酸素電極感応部をこの溶液中に浸漬
し、その後乾燥させることにより作成することができ
る。
【0073】バイオセンサの活性化は、酵素を固定して
あるため、オートクレーブ処理を行うことはできない。
このため、酵素を固定したチップを常温の水中に12時
間以上浸漬することにより、活性化を行うことが好まし
い。
【0074】図20(A)、(B)は、バイオセンサの
他の構成例を示す。小型酸素電極を並列的に2個並べ、
共通のモールド樹脂体126でモールドした構成を準備
する。2つの小型酸素電極に対応し、4つのリード板1
15a〜115dが接続されている。一方の小型酸素電
極には、たとえばグルコースオキシダーゼを固定した酵
素固定膜130aを形成し、他の小型酸素電極には、た
とえばグルタミン酸オキシダーゼを固定した酵素固定膜
130bを形成する。
【0075】図20(B)は、図20(A)の構成にお
いて、モールド樹脂体126の上側部分を除去した構成
を示す。2つの小型酸素電極チップ102a、120b
は、独立のチップを並べて配置してもよいが、より好ま
しくは2つ分の小型酸素電極に対応するチップをウエハ
から切り出す。2つの酸素電極を含むチップを用いるこ
とにより、単一の酸素電極を製造する工程と同等の工程
で複合酸素電極を作成することができる。
【0076】図21(A)、(B)は、2種類のバイオ
センサを集積化した他の構成例を示す。本構成において
は、チップ102の一面上に一種類のバイオセンサを形
成し、他の面に他の種類のバイオセンサを形成してい
る。
【0077】図21(B)に示すように、チップ102
の両面に2種類の酵素固定膜130a、130bが形成
される。また、リード板もチップの両面に接続される。
本実施例によれば、小型で複雑な測定を行うことのでき
るバイオセンサが提供される。
【0078】図21(A)、(B)に示す構成は、小型
で測定に便利であるが、その作成手順が複雑化する。
【0079】図22は、より簡単な製造工程によって作
成することのできる類似の構成を示す。すなわち、本構
成においては、2枚の小型酸素電極を背中合わせに貼り
合わせ、共通のモールド樹脂体126でモールドする。
各小型酸素電極の表面には、酵素固定膜130a、13
0bを形成し、二種類のバイオセンサを構成する。この
構成によれば、一面上に小型酸素電極を形成する工程で
2つの小型酸素電極を作成し、組み立ての際に2つの酸
素電極を背中合わせに貼り合わせることによって、図2
1(A)、(B)同様のバイオセンサを構成することが
できる。2枚の小型酸素電極の貼り合わせは、たとえば
エポキシ系樹脂等を用いて好適に実施することができ
る。
【0080】リードフレームとして、厚さ200mm程
度の42合金板等を用いる場合を説明したが、リード端
子の材料は必ずしもこれに限定されない。たとえば、リ
ード板の厚さは約200μmに限らず、自由に選択する
ことができる。また、リードフレームから切り出すリー
ド板の他、セラミックやプラスチック等の絶縁性基板上
にスクリーン印刷等で形成された導電パターンを用いる
こともできる。このような配線基板を用いる場合、セン
サチップ裏面にこの配線用基板を接着し、ワイヤボンデ
ィングでパッドと回線基板上のリードとを接続すること
が好ましい。
【0081】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、酸素電極を小型化し、
かつ取り扱いの容易な端子が導出できるため、小型酸素
電極の取り扱いが容易になる。同様、取り扱いの容易な
小型バイオセンサが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による酸素電極の構成を示す平
面図および一部破断平面図である。
【図2】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図である。
【図3】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための断面図および平面図である。
【図4】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図および断面図である。
【図5】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための断面図である。
【図6】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図および断面図である。
【図7】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図および断面図である。
【図8】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図および断面図である。
【図9】図1に示す小型酸素電極を作成する工程を説明
するための平面図および断面図である。
【図10】図1に示す酸素電極を作成するために用いら
れるリードフレームを示す平面図である。
【図11】センサチップにリードフレームを固定した状
態を示す平面図および側面図である。
【図12】センサチップにリードフレームを固定し、電
気的に接続した状態を示す平面図および側面図である。
【図13】センサチップにリードフレームを固定し、電
気的接続を安定化した状態を示す平面図および側面図で
ある。
【図14】センサチップとリードフレームの接続部をモ
ールド樹脂によってモールドした状態を示す平面図およ
び横断面図である。
【図15】本発明の他の実施例によるセンサチップの構
成を示す断面図および平面図である。
【図16】本発明の他の実施例による小型酸素電極の構
成を示す平面図および一部破断平面図である。
【図17】本発明の他の実施例による小型酸素電極の構
成を示す上面図および底面図である。
【図18】センサチップとリードフレームのリード板と
の接続の形態を示す概略断面図である。
【図19】本発明の他の実施例によるバイオセンサの構
成を示す平面図である。
【図20】本発明の他の実施例によるバイオセンサの構
成を示す平面図および一部破断平面図である。
【図21】本発明の他の実施例によるバイオセンサを示
す平面図および側面図である。
【図22】本発明の他の実施例によるバイオセンサを示
す側面図である。
【符号の説明】
101 半導体ウエハ(基板) 102 センサチップ 103 酸化膜 104 Cr膜 105 Au膜 106 ポリイミド層 107 Ag層 109 撥水性膜 110 接続用パッド 112 電解質層 113 保護膜 114 ガス透過膜 115 リードフレーム 115a、115b リード板 120 ワニス層 122 インペースト層 124 絶縁樹脂層 126 モールド樹脂体 PR ホトレジスト層 A アノード WA アノード配線 K カソード WK TC配線 PA アノードパッド PK カソードパッド

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性表面を有する電極基板と、 前記電極基板の絶縁性表面上に形成され、電気的に接続
    された第1の電極と、第1のリード線と、第1の接続パ
    ッドとを含む第1の極部材と、 前記電極基板の絶縁性表面上に形成され、電気的に接続
    された第2の電極と、第2のリード線と、第2の接続パ
    ッドとを含む第2の極部材と、 前記第1の電極と前記第2の電極とを結ぶように前記電
    極基板上に配置された電解質層と、 前記電解質層を覆って前記電極基板上に配置された酸素
    透過膜と、 前記電極基板に固定された第1および第2のリード板
    と、 前記第1の接続パッドと前記第1のリード板とを電気的
    に接続する第1の接続部材と、 前記第2の接続パッドと前記第2のリード板とを電気的
    に接続する第2の接続部材と、 前記第1および第2の接続パッド、前記第1および第2
    のリード板の各一部、および前記第1および第2の接続
    部材を覆い、前記電極基板に固定された絶縁性モールド
    部材とを有する酸素電極。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の接続部材が、前記
    第1および第2の接続パッドと前記第1および第2のリ
    ード板とのそれぞれの間に挟んで配置された導電性ペー
    スト層を有する請求項1記載の酸素電極。
  3. 【請求項3】 前記電極基板上の前記第1および第2の
    接続パッド間に配置された絶縁性樹脂層を有する請求項
    1記載の酸素電極。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のリード板が、前記
    電極基板の前記第1および第2の極部材が配置されてい
    る面と逆の面に接着されている請求項1記載の酸素電
    極。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のリード線と、前記
    第1および第2の接続パッドと前記第1および第2のリ
    ード線との間を覆って前記電極基板上に配置された絶縁
    性樹脂層を有する請求項1記載の酸素電極。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の接続パッドと前記
    第1および第2のリード板との接続部上を覆って前記電
    極基板上に配置された絶縁性樹脂層を有する請求項1記
    載の酸素電極。
  7. 【請求項7】 複数のセンサチップであって、各センサ
    チップが、 絶縁性表面を有する電極基板と、 前記電極基板の絶縁性表面上に形成された複数の電極
    と、 前記電極基板の絶縁性表面上に形成され、前記複数の電
    極に電気的に接続された複数の接続パッドと、 前記複数の電極の2つを結ぶように前記電極基板上に配
    置された電解質層と、 前記電解質層を覆って前記電極基板上に配置された酸素
    透過膜と、 前記酸素透過膜上に配置された生体関連物質の固定膜
    と、を有する複数のセンサチップと;前記各センサチッ
    プの電極基板に固定された複数のリード板と;前記接続
    パッドと前記リード板との各対を電気的に接続する複数
    の接続部材と;前記複数の接続パッド、前記複数のリー
    ド板の各一部、および前記複数の接続部材を覆い、前記
    複数のセンサチップの電極基板に固定された絶縁性モー
    ルド部材と;を有する集積型バイオセンサ。
  8. 【請求項8】 前記複数のセンサチップが同一平面上で
    横に並べて配置されている請求項7記載の集積型バイオ
    センサ。
  9. 【請求項9】 前記複数のセンサチップの裏面同士が接
    着剤により貼り合わされている請求項7記載の集積型バ
    イオセンサ。
  10. 【請求項10】 前記複数の接続部材が、前記接続パッ
    ドと前記リード板との間に挟んで配置された導電性ペー
    スト層を有する請求項7記載の集積型バイオセンサ。
  11. 【請求項11】 少なくとも一方のセンサチップの前記
    電極基板上の前記複数の接続パッド間に配置された絶縁
    性樹脂層を有する請求項7または10記載の集積型バイ
    オセンサ。
  12. 【請求項12】 一対の絶縁性表面を有する電極基板
    と、 前記電極基板の各絶縁性表面上に形成された複数の電極
    と、 前記電極基板の各絶縁性表面上に形成され、前記複数の
    電極と電気的に接続された複数の接続パッドと、 前記電極基板の各絶縁性表面上で前記複数の電極を結ぶ
    ように配置された電解質層と、 前記各電解質層を覆って前記電極基板の各絶縁性表面上
    に配置された酸素透過膜と、 前記各酸素透過膜上に配置された生体関連物質の固定膜
    と、 前記電極基板の各絶縁性表面上に固定された複数のリー
    ド板と;前記複数の接続パッドと前記複数のリード板の
    各対を電気的に接続する複数の接続部材と;前記複数の
    接続パッド、前記複数リード板の各一部、および前記複
    数の接続部材を覆い、前記電極基板に固定された絶縁性
    モールド部材とを有する集積型バイオセンサ。
  13. 【請求項13】 前記複数の接続部材が、前記接続パッ
    ドと前記リード板との間に挟んで配置された導電性ペー
    スト層を有する請求項12記載の集積型バイオセンサ。
  14. 【請求項14】 前記電極基板上の少なくとも一方の絶
    縁性表面上の複数の接続パッド間に配置された絶縁性樹
    脂層を有する請求項12または13記載の集積型バイオ
    センサ。
JP8234415A 1995-12-28 1996-09-04 酸素電極およびバイオセンサ Withdrawn JPH1078407A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234415A JPH1078407A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 酸素電極およびバイオセンサ
US08/733,929 US5747669A (en) 1995-12-28 1996-10-18 Oxygen electrode and its manufacture
US08/991,858 US6083367A (en) 1995-12-28 1997-12-16 Oxygen electrode and its manufacture

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8234415A JPH1078407A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 酸素電極およびバイオセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078407A true JPH1078407A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16970664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8234415A Withdrawn JPH1078407A (ja) 1995-12-28 1996-09-04 酸素電極およびバイオセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1078407A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073419A1 (fr) * 2000-03-29 2001-10-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Biocapteur
JP2001343350A (ja) * 2000-03-29 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサ
JP2005283314A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Citizen Watch Co Ltd センサーチップの製造方法
JP2015527593A (ja) * 2012-09-07 2015-09-17 シラグ・ゲーエムベーハー・インターナショナルCilag GMBH International 電気化学センサ及びそれらの製造のための方法
CN106226358A (zh) * 2016-09-08 2016-12-14 上海市特种设备监督检验技术研究院 一种用于埋地钢管外防腐层的检测器及其检测方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073419A1 (fr) * 2000-03-29 2001-10-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Biocapteur
JP2001343350A (ja) * 2000-03-29 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサ
US6911131B2 (en) 2000-03-29 2005-06-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Biosensor
US7648617B2 (en) 2000-03-29 2010-01-19 Panasonic Corporation Biosensor
JP4627911B2 (ja) * 2000-03-29 2011-02-09 パナソニック株式会社 バイオセンサ
US8673127B2 (en) 2000-03-29 2014-03-18 Panasonic Corporation Biosensor
JP2005283314A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Citizen Watch Co Ltd センサーチップの製造方法
JP4490718B2 (ja) * 2004-03-30 2010-06-30 シチズンホールディングス株式会社 センサーチップの製造方法
JP2015527593A (ja) * 2012-09-07 2015-09-17 シラグ・ゲーエムベーハー・インターナショナルCilag GMBH International 電気化学センサ及びそれらの製造のための方法
US9810657B2 (en) 2012-09-07 2017-11-07 Cilag Gmbh International Electrochemical sensors and a method for their manufacture
CN106226358A (zh) * 2016-09-08 2016-12-14 上海市特种设备监督检验技术研究院 一种用于埋地钢管外防腐层的检测器及其检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5747669A (en) Oxygen electrode and its manufacture
JP3582793B2 (ja) ケモセンサおよび/またはバイオセンサ素子一体型小型循環測定チャンバ
JPS5882155A (ja) 電界効果装置およびその製法
JPH1078407A (ja) 酸素電極およびバイオセンサ
US5660741A (en) Process for preparation of small glass electrode
US5573649A (en) Miniaturized oxygen electrode and process of producing same
JPH09182738A (ja) 酸素電極およびその製造方法
JP2844381B2 (ja) 酸素電極及びその製造方法
JPH08247990A (ja) 小型酸素電極およびその製造方法
JP3698313B2 (ja) バイオセンサ及びバイオセンサの製造方法
JP2743535B2 (ja) 集積型センサとその製造方法
JP3764550B2 (ja) 小型酸素電極およびその製造方法
JPH0843345A (ja) 小型酸素電極
JP2000214125A (ja) 酸素センサ
JPH02263480A (ja) オプティカルバイオセンサ
JPS63238549A (ja) マイクロバイオセンサ
JPH07244013A (ja) 酸素濃度センサ
JP2530689B2 (ja) 小型酸素電極
JPS63279153A (ja) バイオセンサチツプ
JP2002228620A (ja) 酸素センサ
JPH06160202A (ja) 温度センサおよびその製造方法
JPH01176935A (ja) イオンセンサおよびその製造方法
JPH07140107A (ja) 小型酸素電極
JPH04213048A (ja) 小型ガラス電極とその製造方法
JPH02170044A (ja) イオンセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104