JPH07244013A - 酸素濃度センサ - Google Patents

酸素濃度センサ

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JPH07244013A
JPH07244013A JP6035068A JP3506894A JPH07244013A JP H07244013 A JPH07244013 A JP H07244013A JP 6035068 A JP6035068 A JP 6035068A JP 3506894 A JP3506894 A JP 3506894A JP H07244013 A JPH07244013 A JP H07244013A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱用の電極層が容易に剥がれないようにし、
ポンピングセル及びセンシングセルを効率よく加熱して
活性化させることを目的とする。 【構成】基台1とシリコン基板2とによりチャンバ4を
形成し、チャンバ4と外部とを接続するピンホール5e、
ポンピングホール5a,5b,5d,5f,5h,5i 及びセンシングホ
ール5c,5g をシリコン基板2に形成する。シリコン基板
2上面に形成された絶縁膜6上にポンピングホール5a,5
b,5d,5f,5h,5i を塞ぐようにポンピングセル8を形成す
る。絶縁膜6上にセンシングホール5c,5g を塞ぐように
センシングセル8を形成する。そして、シリコン基板2
を露出させるように絶縁膜6にコンタクトホール21a,21
b を形成する。コンタクトホール21a,21b を介してシリ
コン基板2上に一対のヒータ電極層22a,22b を形成す
る。熱処理により金属電極層22a,22b が当接するシリコ
ン基板2に該金属電極層22a,22b によって化合物層25を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は酸素濃度を検出する酸
素濃度センサに係り、詳しくは電気化学反応を利用した
薄膜型の酸素濃度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気化学反応を利用した酸素濃度
センサとしてはジルコニア酸素イオン伝導固体電解質酸
素センサがある。この酸素濃度センサを図4,図5に示
す。正方形状となる基板としての基台(例えば、ガラ
ス)1の上面にはシリコン基板2が形成されている。シ
リコン基板2の下面には下方へ向かうほど拡開する台形
状の凹部3が形成されている。この凹部3と基台1とに
より空間部としてのチャンバ4が形成されている。又、
シリコン基板2の上面には外部とチャンバ4とを接続す
る9つの貫通孔5a〜5iが形成されている。この9つ
の貫通孔5a〜5iによってシリコン基板2の上面は格
子状に形成されている。 そして、中央の貫通孔5eは
チャンバ4と外部とを接続するピンホールとなってい
る。又、貫通孔5a,5b,5d,5f,5h,5iは
ポンピングホールとなっている。更に、貫通孔5c,5
gはセンシングホールとなっている。
【0003】前記ピンホール5e,ホンピングホール5
a,5b,5d,5f,5h,5i及びセンシングホー
ル5c,5gを回避するようにシリコン基板2の上面に
は酸化膜6が形成されている。前記酸化膜6の上面には
ポンピングホール5a,5b,5d,5f,5h,5i
を塞ぎ、かつ、ピンホール5eを取り囲むように白金よ
りなる第1のポンピング電極7aが形成されている。前
記第1のポンピング電極7aの上面にはジルコニア(Z
rO2 )にCaOやY2 3 を固溶させて、耐熱性と酸
素イオン伝導性を持たせるように焼結した安定化ジルコ
ニアをスパッタリング法で成膜したポンピングセル8が
形成されている。前記ポンピングセル8の上面には白金
よりなる第2のポンピング電極7bが形成されている。
【0004】前記酸化膜6の上面にはセンシングホール
5c,5gを塞ぎ、かつ、センシングホール5f,5
h,5iの外側を迂回するように白金よりなる第1のセ
ンシング電極9aが形成されている。第1のセンシング
電極9aの上面には前記ポンピングセル8と同一の成分
となるセンシングセル10が形成されている。更に、セ
ンシングセル10の上面には白金よりなる第2のセンシ
ング電極9bが形成されている。
【0005】尚、酸化膜6のポンピング電極パッド11
a,11bが形成されている。ポンピング電極パッド1
1aは第1のポンピング電極7aと電気的に接続され、
ポンピング電極パッド11bは第2のポンピング電極7
bと電気的に接続されている。又、酸化膜6のセンシン
グ電極パッド12a,12bが形成されている。センシ
ング電極パッド12aは第1のセンシング電極9aと電
気的に接続され、センシング電極パッド12bは第2の
センシング電極9bと電気的に接続されている。
【0006】更に、酸化膜6の上面には前記ポンピング
セル8及びセンシングセル10を取り囲むようにヒータ
パッド13が形成されている。前記ヒータパッド13は
酸化膜6と接触するチタン膜14と、該チタン膜14の
上面に形成された白金膜15とから構成される2層構造
となっている。
【0007】上記のように構成された酸素濃度センサの
ヒータパッド13に電圧を印加してポンピングセル8及
びセンシングセル10を加熱し、その温度を活性温度
(500°C〜800°C程度)にすると、酸素イオン
がポンピングセル8及びセンシングセル10を透過する
ことができるようになる。そして、ポンピング電極パッ
ド11aを介して第1のポンピング電極7aに負、ポン
ピング電極パッド11bを介して第1のポンピング電極
7bに正の電圧を印加し、ポンピングセル8にポンピン
グ電流を流すと、酸素ポンピング作用によりチャンバ4
内ではチャンバ4外よりも酸素濃度が低くなる。
【0008】そのため、センシングセル10の両端面で
酸素濃度が異なるため、濃淡電池作用によって第1及び
第2のセンシング電極9a,9bを介してセンシング電
極パッド12a,12bの両端には起電力が発生する。
同様に、酸素の濃度差拡散によって、ピンホール5eを
介してチャンバ4の外から内へ酸素が流入する。
【0009】センシングセル10に発生する電圧が一定
となるようにポンピング電流を制御すると、チャンバ4
内外の酸素濃度比K=(チャンバ4外の酸素分圧/チャ
ンバ4内の酸素分圧)は一定となる。ピンホール5eか
らのチャンバ4内への酸素の拡散量は(チャンバ4外の
酸素分圧/チャンバ4内の酸素分圧)に比例し、上記の
場合、チャンバ4内の酸素分圧は(チャンバ4外の酸素
分圧/K)になるように制御されているため、ピンホー
ル5eを介してチャンバ4内への酸素の拡散量はチャン
バ4外の酸素分圧に、つまり雰囲気酸素濃度に比例す
る。このとき、ポンピング作用によるチャンバ4内の酸
素の流出量とピンホール5eからのチャンバ4内への酸
素の拡散流入量は一致しているから、ポンピング電流を
計測すればチャンバ4外の酸素分圧(=雰囲気酸素濃
度)を計測することができる。又、雰囲気中の酸素濃度
とポンピングセル8の電流とは比例関係にある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポンピング
セル8やセンシングセル10を加熱して活性化させ、酸
素濃度を検出することができる状態にするため、ヒータ
パッド13を加熱している。以前、ヒータパッド13は
白金膜15のみの構成となっており、白金膜15が酸化
膜6に密着されていた。しかし、白金膜15は酸化膜6
から剥がれやすいため、ポンピングセル8やセンシング
セル10を加熱することができなくなる。
【0011】これを防止するため、このヒータパッド1
3においては、白金膜15と酸化膜6との間にチタン膜
14を介在させた2層構造としている。この構成によれ
ば、白金膜15と酸化膜6との密着強度よりチタン膜1
4と酸化膜6との密着強度が高くなる。
【0012】しかしながら、チタン膜14を使用するこ
とにより、酸化膜6との密着強度が向上するものの、ま
だ密着強度が弱いため、チタン膜14と酸化膜6との熱
膨張係数の違いにより生じる熱応力により、チタン膜1
4と酸化膜6とが剥がれてしまうという問題がある。
【0013】そのため、ヒータパッド13を加熱してポ
ンピングセル8やセンシングセル10を加熱して活性化
することができなくなり、酸素濃度を検出することがで
きなくなるという問題がある。
【0014】更に、ヒータパッド13の発熱を酸化膜6
を介してポンピングセル8やセンシングセル10に伝達
させているため、熱の伝達効率が悪いという問題があ
る。この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであ
って、第1の目的は、加熱用の電極層が容易に剥がれな
いようにしてポンピングセル及びセンシングセルを確実
に加熱して活性化させる酸素濃度センサを提供すること
にある。
【0015】第2の目的は、第1の目的に加え、ポンピ
ングセル及びセンシングセルを効率よく加熱し、活性化
させる酸素濃度センサを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、基板の上面に形成された
シリコン基板と、前記基板とシリコン基板とにより形成
された空間部と、前記空間部と外部とを接続するシリコ
ン基板に形成されたピンホールと、前記空間部と外部と
を接続するシリコン基板に形成されたポンピングホール
及びセンシングホールと、前記シリコン基板の上面に形
成された絶縁膜と、前記絶縁膜上にポンピングホールを
塞ぐように形成されたポンピングセルと、前記絶縁膜上
にセンシングホールを塞ぐように形成されたセンシング
セルとから構成した酸素濃度センサにおいて、前記シリ
コン基板を露出させるように前記絶縁膜に形成されたコ
ンタクトホールと、前記コンタクトホールを介してシリ
コン基板上に形成された加熱用の一対の金属電極層と、
熱処理により金属電極層が当接するシリコン基板に該金
属電極層によって形成された化合物層とから構成したこ
とをその要旨とする。
【0017】請求項2記載の発明は、前記一対の金属電
極層はポンピングセル及びセンシングセルを挟んだ両側
に設けられていることをその要旨とする。請求項3記載
の発明は、前記一対の金属電極層は平行に設けられてい
ることをその要旨とする。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、一対の金属電極
層に電圧を印加すると、電流は一方の金属電極層、化合
物層、シリコン基板及び化合物層を介して他方の金属電
極層に流れる。そのため、シリコン基板がこの電流によ
って発熱する。シリコン基板の発熱によりポンピングセ
ル及びセンシングセルが加熱されて活性化状態となる。
【0019】この状態で、ポンピングセルにポンピング
電流を流すと、センシングセルには起電力が発生する。
そして、センシングセルに発生する起電力が一定となる
ようにポンピング電流を制御し、このポンピング電流を
測定することにより、外部の雰囲気酸素濃度が検出され
る。
【0020】又、熱処理により金属電極層が当接するシ
リコン基板には金属電極層による化合物層が形成され、
この化合物層によって金属電極層がシリコン基板と接合
される。この化合物層により金属電極層とシリコン基板
との密着強度を向上させることが可能となる。従って、
金属電極層はシリコン基板から容易に剥離しない。又、
シリコン基板が発熱するため、シリコン基板をヒータと
して使用することができ、ヒータ面積が大きく取れ、ポ
ンピングセル及びセンシングセルを効率よく加熱するこ
とが可能となる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の作用に加え、ポンピングセル及びセンシングセルが
設けられている下面のシリコン基板に電流が流れるた
め、ポンピングセル及びセンシングセルを効率よく加熱
することが可能となる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の作用に加え、ポンピングセル及びセンシングセルが
設けられている下面のシリコン基板に流れる電流が均一
となるため、シリコン基板全体を均一に発熱させてポン
ピングセル及びセンシングセルを一層効率よく加熱する
ことが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図3に基づいて詳細に説明する。尚、酸素濃度センサ
の基本的な構成は前述した従来の技術と同一のため、同
一部分については同一番号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0024】図1〜図3に示すように、シリコン基板2
の左右両側の絶縁膜としての酸化膜(シリコン酸化膜)
6にはフォトリソエッチング技術により縦方向に平行に
延びるコンタクトホール21a,21bが形成されてい
る。このコンタクトホール21a,21bによりシリコ
ン基板2の一部が上部に露出されるようになっている。
このコンタクトホール21a,21bの間にポンピング
セル8及びセンシングセル10が介在されている。
【0025】前記コンタクトホール21a,21bには
シリコン基板2と電気的に接続される金属電極層として
のヒータ電極層22a,22bが形成されている。前記
ヒータ電極層22a,22bはシリコン基板2と電気的
に接続されるチタン層23と、該チタン層23の上面に
形成された白金層24とから構成されている。又、酸素
濃度センサは500°C〜600°Cの温度で熱処理さ
れており、チタン層23が接触するシリコン基板2の上
面(界面)にはチタン層23による化合物層25が形成
されている。この化合物層25によってチタン層23は
シリコン基板2に接合されている。
【0026】さて、上記のように構成された酸素濃度セ
ンサのヒータ電極層22aに正、ヒータ電極層22bに
負の電圧を印加する。すると、電流はヒータ電極層22
a、化合物層25、シリコン基板2及び化合物層25を
介してヒータ電極層22bに流れる。この電流によって
シリコン基板2が発熱し、該シリコン基板2の上面に設
けられているポンピングセル8及びセンシングセル10
が加熱される。従って、ポンピングセル8及びセンシン
グセル10が活性化された状態となり、酸素濃度を検出
することができる状態となる。
【0027】又、ヒータ電極層22a,22bのチタン
層23をシリコン基板2の上面に設け、熱処理によりチ
タン層23による化合物層25をシリコン基板2に形成
し、チタン層23とシリコン基板2とを接合した。この
結果、チタン層23とシリコン基板2との密着強度を向
上させることができ、チタン層23がシリコン基板2か
ら容易に剥がれないようにすることができる。そのた
め、ポンピングセル8及びセンシングセル10を確実に
加熱することができるので、酸素濃度センサの信頼性を
向上させることができる。
【0028】又、シリコン基板2をヒータとして利用し
ているため、ヒータ面積を大きく取ることができ、しか
も、シリコン基板2全体を加熱させることができるの
で、温度分布を均一にしてポンピングセル8及びセンシ
ングセル10を均一に加熱することができる。
【0029】そして、ヒータ電極層22a,22bはポ
ンピングセル8及びセンシングセル10を挟むように形
成しているため、電流経路はポンピングセル8及びセン
シングセル10が設けられたシリコン基板2内を流れ
る。この結果、シリコン基板2の発熱を直接ポンピング
セル8及びセンシングセル10に伝達させることができ
るので、ポンピングセル8及びセンシングセル10を効
率よく加熱することができる。
【0030】更に、ヒータ電極層22a,22bは互い
に平行に設けられているため、電流をシリコン基板2全
体に均一に流すことができる。従って、シリコン基板2
全体の温度を均一にすることができる。この結果、一層
ポンピングセル8及びセンシングセル10を均一に加熱
することができる。
【0031】本実施例においては、ヒータ電極層22
a,22bをチタン層23と白金層24とから成る2層
構造としたが、必要に応じてチタン層23のみによって
ヒータ電極層22a,22bを構成してもよい。
【0032】又、タンタルTa、クロムCr、モリブデ
ンMo、タングステンW、白金Ptをチタン層23の代
わりに使用することも可能である。そして、これらタン
タルTa、クロムCr、モリブデンMo、タングステン
W、白金Ptを単体としたヒータ電極層22a,22b
を構成することも可能である。
【0033】そして、タンタルTaとシリコン基板2と
の熱処理温度は650°C、クロムCrとシリコン基板
2との熱処理温度は450°C、モリブデンMoとシリ
コン基板2との熱処理温度は525°C、タングステン
Wとシリコン基板2との熱処理温度は650°C、白金
Ptとシリコン基板2との熱処理温度は200°C〜5
00°Cである。
【0034】本実施例においては、ポンピングセル8及
びセンシングセル10の両側にヒータ電極層22aとヒ
ータ電極層22bとが形成されているが、必要に応じ
て、ヒータ電極層22a,22bを互いに隣接させるよ
うにシリコン基板2の上面に形成することも可能であ
る。
【0035】又、図1のA矢印にて示す部分に、ヒータ
電極層22a,22bを形成し、ヒータ電極22a,2
2bの対角線状にポンピングセル8及びセンシングセル
10を介在させるような構成にしてもよい。更に、図1
のB矢印にて示す部分に、ヒータ電極層22a,22b
を形成し、ヒータ電極22a,22bの間にポンピング
セル8及びセンシングセル10を介在させるような構成
にしてもよい。
【0036】更に、従来はシリコン基板2の周囲にヒー
タパッド13を形成しているが、本実施例においては、
ヒータ電極層22a,22bをシリコン基板2の周囲に
形成する必要がない。この結果、その分、シリコン基板
2の形状をコンパクト化することができる。
【0037】本実施例においては、酸化膜6としてシリ
コン酸化膜を使用したが、この他に、窒化膜Si
3 4 、BSG(ホウ素−ケイ酸ガラス)、BPSG
(ホウ素−リンケイ酸ガラス)、PSG(リン・ケイ酸
ガラス)を使用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は、金属電極層による化合物層がシリコン基板に形成
され、金属電極層がシリコン基板に接合されるため、金
属電極層とシリコン基板との密着強度が向上する。この
結果、金属電極層がシリコン基板から容易に剥がれない
ようにし、ポンピングセル及びセンシングセルを確実に
加熱して活性化させ、酸素濃度センサの信頼性を向上さ
せることができる。
【0039】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、シリコン基板を加熱させてポンピング
セル及びセンシングセルを加熱することができるので、
ポンピングセル及びセンシングセルを効率よく加熱する
ことができる。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加え、シリコン基板に流れる電流を均一とす
ることができるため、シリコン基板全体を均一に発熱さ
せてポンピングセル及びセンシングセルを一層効率よく
加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る酸素濃度センサの平面図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】酸素濃度センサの構造を示す部分断面斜視図で
ある。
【図4】従来の酸素濃度センサの平面図である。
【図5】従来の酸素濃度センサの断面図である。
【符号の説明】
1…基板としての基台、2…シリコン基板、4…空間部
としてのチャンバ、5e…ピンホール、5a,5b,5
d,5f,5h,5i…ポンピングホール、5c,5g
…センシングホール、6…酸化膜、8…ポンピングセ
ル、10…センシングセル、21a,21b…コンタク
トホール、22a,22b…金属電極層としてのヒータ
電極層、25…化合物層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/46 327 H 27/58 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上面に形成されたシリコン基板
    と、 前記基板とシリコン基板とにより形成された空間部と、 前記空間部と外部とを接続するシリコン基板に形成され
    たピンホールと、 前記空間部と外部とを接続するシリコン基板に形成され
    たポンピングホール及びセンシングホールと、 前記シリコン基板の上面に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上にポンピングホールを塞ぐように形成され
    たポンピングセルと、 前記絶縁膜上にセンシングホールを塞ぐように形成され
    たセンシングセルとから構成した酸素濃度センサにおい
    て、 前記シリコン基板を露出させるように前記絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールと、 前記コンタクトホールを介してシリコン基板上に形成さ
    れた加熱用の一対の金属電極層と、 熱処理により金属電極層が当接するシリコン基板に該金
    属電極層によって形成された化合物層とから構成した酸
    素濃度センサ。
  2. 【請求項2】 前記一対の金属電極層はポンピングセル
    及びセンシングセルを挟んだ両側に設けられていること
    を特徴とする請求項1の酸素濃度センサ。
  3. 【請求項3】 前記一対の金属電極層は平行に設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載の酸素濃度セン
    サ。
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