JPH1077543A - 溶着用織物 - Google Patents
溶着用織物Info
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- JPH1077543A JPH1077543A JP8250857A JP25085796A JPH1077543A JP H1077543 A JPH1077543 A JP H1077543A JP 8250857 A JP8250857 A JP 8250857A JP 25085796 A JP25085796 A JP 25085796A JP H1077543 A JPH1077543 A JP H1077543A
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- welding
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- sheet
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Abstract
用織物を提供する。 【解決手段】 1は溶着用織物であって、ニードル織機
により経糸1aと緯糸1bから細幅状の綾織組織として
織成されている。細幅状の溶着用織物1は幅方向に溶着
部分Aと取付部分Bに分けられていて、溶着部分Aの経
糸1aは塩化ビニール等の熱可塑性樹脂によりコーティ
ングCされている。このようにして構成された溶着用織
物1の溶着部分Aを、適宜シートの縁部に重ね合わせて
加熱圧着すると、上記溶着部分Aの経糸1aにコーティ
ングCされている熱可塑性樹脂が溶融してシートの表面
に強固に付着し、その結果、溶着用織物1がシートに溶
着され、一体化される。
Description
樹脂製シート等のシートに溶着して柱・杭・立木・建物
・足場等に取り付けたり、シート同士を接続するため
の、溶着用織物に関する。
9(A)に示すように、細幅織物Tの一部の織目を粗く
して、図9(B)に示すように、該粗目部分tをシート
Sと溶着テープMにより挟んだ状態で加熱圧着すること
により、該溶着テープMを上記粗目部分tの隙間に溶融
・侵入せしめて上記シートSと一体化せしめたものがあ
った。
来の溶着織物は、シートSの溶着部分に重ねた細幅織物
Tの粗目部分tに、溶着テープMをさらに重ねる必要が
あるため、位置合わせ等の作業が煩雑で手間と時間がか
かる等の問題点があった。
になされたもので、その目的とするところは、シートへ
の溶着が簡単かつ確実にできる溶着用織物を提供するこ
とにある。
幅方向の一部あるいは全部に溶着部分を有する織物にお
いて、該溶着部分に塩化ビニール等の熱可塑性樹脂によ
りコーティングされた経糸、あるいは該熱可塑性樹脂に
より製造又はコーティングされた繊維から成る経糸、を
使用したことを特徴とする。
面を参照しながら説明する。図1において、1は溶着用
織物であって、ニードル織機により経糸1aと緯糸1b
から細幅状の綾織組織として織成されている。本発明に
おける織り組織はこれに限定するものではなく、平織あ
るいは朱子織等いずれであってもよい。また、ニードル
織機以外の織機により織成された織物であってもよい。
なお、本実施例の溶着用織物1の一側端部は耳糸1cの
鎖編により補強されている。
部分Aと取付部分Bに分けられていて、該溶着部分Aの
経糸1aは塩化ビニール等の熱可塑性樹脂によりコーテ
ィングCされている。本実施例では、経糸1aのみにコ
ーティングCを施しているが、織成に支障がなければ、
緯糸1bにコーティングCを施しておいてもよい。
の溶着部分Aを、適宜シートSの縁部に重ね合わせて加
熱圧着すると、図2に示すように、上記溶着部分Aの経
糸1aにコーティングCされている熱可塑性樹脂が溶融
して上記シートSの表面に強固に付着し、その結果、溶
着用織物1がシートSに溶着され、一体化される。
フィラメント糸あるいは加工糸のいずれであってもよ
い。また、糸の原料である繊維も、天然繊維、化学繊維
(合成繊維を含む)あるいはこれらの混合繊維のいずれ
でもよい。
トのように複数の繊維の集合体である場合には、その中
の一部の繊維が塩化ビニール等の熱可塑性樹脂によりコ
ーティングされたものであるか、或いは、該一部の繊維
自身を熱可塑性樹脂の繊維としてもよい。上記緯糸1b
も、必要に応じて、同様の構成とすることができる。
の取付部分Bに取付補助手段を設けた実施例を示すもの
で、図3(A)は、該溶着用織物1の取付部分Bに適宜
間隔で穴Hをあけて、これに結束紐等を通してシートS
同士あるいは柱等に取り付けるようになっている。図3
(B)は、上記穴Hに代えて、特開平7ー207547
号公報に開示したような、浮帯Uを上記取付部分Bに設
けた別の実施例を示す。
物1の一側に設けたが、図4(A)に示すように、溶着
部分Aを溶着用織物1の両側に設けたり、或いは、図4
(B)に示すように、溶着部分Aを溶着用織物1の中間
部に設けてもよい。この場合においても、取付部分Bに
上記穴Hや浮帯U等の取付補助手段を設けてもよい。
状)の溶着用織物1について説明したが、上記取付部分
Bを広幅あるいはシートSに代えて構成し、図5に示す
ように、溶着用織物1、1同士を接続するようにしても
よい。
分Aと取付部分Bに分けたが、溶着用織物1の全てを溶
着部分Aとして構成し、図6(A)に示すように、シー
トSの縁部に重ねるように一体的に溶着して、適宜穴
(図示せず)をあけてたり、あるいは、図6(B)に示
すように、2枚のシートSに溶着して接続するようにし
てもよい。
溶着用織物2を示すもので、図7(A)は、平帯状の取
付部分Bの中間部から2枚の溶着部分Aを分岐させた立
体織物であって、該溶着部分AをシートSに溶着する実
施例を示し、また、図7(B)は、2枚の溶着部分Aが
取付部分Bの中間部の離れた位置からそれぞれ分岐した
立体織物を示し、さらに、図7(C)は、平帯状の取付
部分Bの中間部から1枚の溶着部分Aを分岐させた立体
織物を示す。
構成された溶着用織物3を示すもので、図8(A)は、
平帯状の取付部分Bの一側端部から2枚の溶着部分Aを
分岐させた立体織物を示し、また、図8(B)は、一側
端部において接続されている2枚の取付部分Bの該接続
側端部から2枚の溶着部分Aを分岐させた立体織物を示
し、さらに、図8(C)は、一側端部において接続され
ている2枚の取付部分Bの該接続側端部から1枚の溶着
部分Aを分岐させた立体織物を示すものである。上記図
8(B)の立体織物は上記図7(A)と、また、図8
(C)の立体織物は図7(C)と、それぞれ同じ構成の
立体織物となっているが、織成方法が異なる。なお、図
7および図8の立体織物の織成方法については、平成8
年特許願第91783号明細書において詳細に説明され
ている。
た織物において、該溶着部分に塩化ビニール等の熱可塑
性樹脂によりコーティングされた経糸を使用したり、塩
化ビニール等の熱可塑性樹脂によりコーティングされた
繊維から成る経糸を使用したので、シートへの溶着が簡
単かつ確実にできる。
ある。
断面図である。
である。
である。
図である。
説明図である。
である。
例の斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】幅方向の一部あるいは全部に溶着部分を有
する織物において、該溶着部分に塩化ビニール等の熱可
塑性樹脂によりコーティングされた経糸、あるいは該熱
可塑性樹脂により製造又はコーティングされた繊維から
成る経糸、を使用したことを特徴とする溶着用織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25085796A JP3934711B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | シート取付用の溶着織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25085796A JP3934711B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | シート取付用の溶着織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077543A true JPH1077543A (ja) | 1998-03-24 |
JP3934711B2 JP3934711B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=17214047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25085796A Expired - Lifetime JP3934711B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | シート取付用の溶着織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3934711B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101240490B1 (ko) * | 2012-10-11 | 2013-03-11 | (주)아셈스 | 접착성을 가지는 원단 |
KR101250409B1 (ko) * | 2012-09-26 | 2013-04-05 | (주)아셈스 | 접착성을 가지는 장식용 원단 |
KR101439181B1 (ko) * | 2013-01-04 | 2014-09-12 | (주)아셈스 | 마감부가 형성된 접착성 원단 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10337195B1 (en) * | 2018-05-21 | 2019-07-02 | Jacob A. Langkilde | Containment sheeting mounting system |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP25085796A patent/JP3934711B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101250409B1 (ko) * | 2012-09-26 | 2013-04-05 | (주)아셈스 | 접착성을 가지는 장식용 원단 |
KR101240490B1 (ko) * | 2012-10-11 | 2013-03-11 | (주)아셈스 | 접착성을 가지는 원단 |
KR101439181B1 (ko) * | 2013-01-04 | 2014-09-12 | (주)아셈스 | 마감부가 형성된 접착성 원단 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3934711B2 (ja) | 2007-06-20 |
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