JPH1077210A - 化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧品 - Google Patents
化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧品Info
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- JPH1077210A JPH1077210A JP23567896A JP23567896A JPH1077210A JP H1077210 A JPH1077210 A JP H1077210A JP 23567896 A JP23567896 A JP 23567896A JP 23567896 A JP23567896 A JP 23567896A JP H1077210 A JPH1077210 A JP H1077210A
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Abstract
性、抗酸化性などの機能性を有する。また洗い流さない
タイプの化粧品として用いた場合に、使用後のべたつき
がなく、かつ雨や汗などで流れ落ちない。 【解決手段】 α−ケラトース又はγ−ケラトースの末
端アミノ基、末端カルボキシル基、構成アミノ酸である
リジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側鎖イミダゾール
基及びチロシンの側鎖フェノール性水酸基にカチオン化
剤である3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド又はグリシジルトリメチルアン
モニウムクロリドを付加したN−第4級アンモニウム塩
で誘導したα−ケラトース又はγ−ケラトースからなる
化粧料用組成物である。
Description
コシを与え、皮膚に張りを与え、保湿性、抗酸化性など
の機能性を有する化粧料用組成物及びその製造方法並び
にこれを配合した化粧品に関するものである。
ンなどの動物性タンパク質や、大豆、小麦などの植物性
タンパク質に由来する平均分子量が数百から数千程度の
ペプチドは、一般的に原料のタンパク質を強酸などを用
いて加熱下で加水分解することにより得られる。この場
合に低分子量のペプチドは容易に得られる。こうしたペ
プチドをそのまま保湿剤として化粧品に配合した商品も
多く見られる。一方、機能性や付加価値を高める目的
で、これをカチオン化、アシル化、或いはアルキル化な
どの化学修飾を行うことによってペプチドの誘導体を製
造し、このペプチドの誘導体を配合した化粧料又は化粧
品が特許公開公報に示されている(例えば、特開昭63
−230620、特開平2−311412、特開平4−
29921、特開平4−82822)。
導体の合成に用いられる原料ペプチドは、タンパク質を
強反応系で加水分解することにより得られるが、この方
法ではその平均分子量を数千以上に制御することは困難
である。このため上記公報に記載されたペプチドには分
子量制御が容易な平均分子量400から1200程度
(アミノ酸が2個から10個程度)の小さなペプチドを
用いている。タンパク質の有する特徴は、そのアミノ酸
の組成、配列、長さ(分子量)にあり、小さなペプチド
の状態まで分解した場合、元来タンパク質が有している
機能を見いだせなくなる恐れがある。
ンパク質であり、そのアミノ酸組成もコラーゲンやシル
クなどのタンパク質と大きく異なっている。このことは
毛髪や皮膚への親和性を考えた場合、毛髪用又は皮膚用
化粧品にはケラチンに由来するタンパク質を配合した方
がよいことを示唆し、かつ従来の構造をできるだけ維持
していたほうが好ましい。またケラチンに由来するタン
パク質を化粧品に配合し、毛髪や皮膚への親和性を特徴
として、これを保護することを目的とする場合に、数個
のアミノ酸を有するペプチドを用いるよりも、50個以
上のアミノ酸を有し、平均分子量が少なくとも5500
以上のタンパク質の形態を保持している分解物のタンパ
ク質誘導体を用いる方が、損傷した毛髪の回復や皮膚へ
の潤いやなめらかさを付与できることが予想される。
以上のアミノ酸を有し、平均分子量が少なくとも550
0以上のタンパク質の形態を保持しているタンパク質誘
導体や、それを配合した化粧品はこれまでのところ単な
る要望にしか過ぎず、未だ実現されていなかった。また
従来の高級アルキル基或いは高級アルケニル基を保有す
るN−第4級アンモニウム誘導ケラチンペプチドは低分
子量のケラチン分解物を用いているため、カチオン化に
よる毛髪への親和性の良さからリンスや毛髪の補修剤等
に配合されてはいたが、ローション、ヘアリキッド、毛
髪補修剤等のような洗い流さないタイプの化粧品に用い
た場合には、使用後のべたつき感が強く、また雨や汗な
どで流れてしまう欠点もあった。
に張りを与え、保湿性、抗酸化性などの機能性を有する
化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した
化粧品を提供することにある。本発明の別の目的は、洗
い流さないタイプの化粧品として用いた場合に、使用後
のべたつきがなく、かつ雨や汗などで流れ落ちない化粧
料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧
品を提供することにある。
α−ケラトース又はγ−ケラトースの末端アミノ基、末
端カルボキシル基、構成アミノ酸であるリジンの側鎖ア
ミノ基、ヒスチジンの側鎖イミダゾール基及びチロシン
の側鎖フェノール性水酸基にカチオン化剤である3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロリド又はグリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ドを付加したN−第4級アンモニウム塩で誘導したα−
ケラトース又はγ−ケラトース(以下、これらのケラト
ースを「N−第4級アンモニウム誘導ケラトース」とい
う)からなる化粧料用組成物である。
明であって、α−ケラトース又はγ−ケラトースの平均
分子量が5500〜30000である化粧料用組成物で
ある。請求項3に係る発明は、α−ケラトース又はγ−
ケラトースの末端アミノ基、末端カルボキシル基、構成
アミノ酸であるリジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側
鎖イミダゾール基及びチロシンの側鎖フェノール性水酸
基にカチオン化剤である3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロリド又はグリシジル
トリメチルアンモニウムクロリドを付加することによ
り、N−第4級アンモニウム誘導ケラトースを得る化粧
料用組成物の製造方法である。
明であって、α−ケラトース又はγ−ケラトースの平均
分子量が5500〜30000である化粧料用組成物の
製造方法である。請求項5に係る発明は、請求項3又は
4記載のN−第4級アンモニウム塩で誘導したα−ケラ
トースの水溶液のpHを5以下に調整し、この水溶液に
アルコールを添加して40〜80%のアルコール濃度の
アルコール水を調製し、このアルコール水から不溶成分
を除去することによりN−第4級アンモニウム誘導α−
ケラトースを得る化粧料用組成物の製造方法である。請
求項5に係る方法で作られた化粧料用組成物は、水やア
ルコールに不溶で、アルコール水に可溶であるため、例
えばアルコールを含むヘアリキッドに配合して、毛髪に
使用した場合には、自然乾燥或いはヘアドライヤー等に
よって乾燥させることによって、アルコール水が蒸発
し、毛髪上に水に不溶の皮膜が形成される。
たり、強酸などを用いた強反応系によらずに、弱反応系
でケラチンを部分加水分解し、平均分子量が5500以
上(アミノ酸が50個以上)を保持しているケラトース
タンパク質を抽出し、これを化学修飾することによっ
て、従来のペプチドの誘導体とは異なった特徴を有する
ケラトースタンパク質の誘導体を得る。具体的には、ケ
ラチンを過ギ酸、過酢酸又は過酸化水素水などの弱反応
系で加水分解すると、アルカリ水には溶解するが酸性水
には溶解しない成分であるα−ケラトースと、酸性水に
もアルカリ水にも溶解しない成分であるβ−ケラトース
と、アルカリ水にも酸性水にも溶解する成分であるγ−
ケラトースとが抽出される。このような弱反応系では、
いずれの抽出物も平均分子量は5500から30000
程度と大きく、例えばケラチンを構成する1分子の分子
量が50000であるとすると、これらのケラトースは
1分子当たり、2カ所から8カ所程度しか切断されてい
ないと考えられる。
は、ペプチド結合で連結されたアミノ酸の数で大別され
るが、通常2個のアミノ酸で構成されている場合がジペ
プチド、3〜10個のアミノ酸で構成されている場合が
オリゴペプチド、おおよそ30〜50個又はこれ以上の
アミノ酸で構成されているポリペプチドはタンパク質に
分解される。タンパク質のアミノ酸数と分子量との関係
は、そのタンパク質の構成アミノ酸の種類によって異な
るが、例えばウシのインシュリンと呼ばれるタンパク質
はアミノ酸の数が51個であり、その平均分子量は57
33である。「レーニンジャーの新生化学」(小山次郎
ら著、廣川書店発行、上巻 p141〜p142 (1988))には、
アミノ酸1個の平均分子量を110と見なす計算方法が
記述され、この記述から最低でも50個のアミノ酸が連
結した場合、或いは平均分子量が5500以上である場
合をタンパク質と見なすことができる。
求項5のいずれかに記載の方法により製造された化粧料
用組成物を0.1〜5.0重量%配合した化粧品であ
る。本発明で得られた化粧品は、毛髪や皮膚上で乾燥す
ると、べたつかずに、さらさらとした皮膜を形成し、そ
の平均分子量が比較的大きいにもかかわらず、水溶液で
安定に溶解する性質を有する。請求項3ないし請求項5
のいずれかに記載された化粧料用組成物は、化粧品に配
合しやすく、更に毛髪や皮膚に近いタンパク質に由来す
るため、皮膚の保護性や毛髪の補修性などに優れた化粧
品が得られる。また抗酸化性、毛髪に対する高い吸着性
などの機能を有しているため、化粧品にそれらの機能を
付与できる。N−第4級アンモニウム誘導−ケラトース
からなる化粧料用組成物の配合量が5.0重量%を越え
るとべたつくという不具合があり、0.1重量%未満で
はその効果がない。好ましくは0.5〜2.0重量%で
ある。
羊毛、羽毛などの毛や、卵膜、角、蹄などから得られ
る。これらを弱反応系で加水分解し、比較的大きな分子
量を有するケラトースを得るためには、例えば、以下の
ような方法が挙げられる。第1にケラチンを2〜5%の
過ギ酸、過酢酸或いは過酸化水素水中で、室温〜100
℃で、30分〜3時間程度加水分解処理した後、これを
水で洗浄し、続いて苛性ソーダやアンモニア水などのア
ルカリ水溶液中に溶解する。第2に不溶物であるβ−ケ
ラトースを濾過布等で除いた後、硫酸や塩酸などの酸で
pH4まで酸性化し、生じた乳白色沈殿と透明の上澄液
とを濾過分離する。第3に乳白色の沈殿をアルカリ液で
再溶解し、透析用セロハンチューブ、透析膜や限外濾過
(UF)膜、逆浸透(RO)膜等を用いて透析すること
により、α−ケラトースを得る。また上澄液も同様に透
析を行った後、噴霧乾燥或いは凍結乾燥することによ
り、水溶性のγ−ケラトースを得る。
ロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロリド又はグリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ドを用いてカチオン化する方法としては、pH7〜12
のアルカリ水溶液に対して1〜10重量%のα−ケラト
ース、又は1〜20重量%のγ−ケラトースを添加して
溶解し、これを室温〜80℃に保温する。この反応液に
反応液量に対して5〜15重量%の上記カチオン化剤を
添加し、時折pHの低下を補正しながら8〜48時間撹
拌する。反応の停止は反応液を酸性にし、未反応物の除
去のために、これを透析用セロハンチューブ、UF膜、
RO膜等を用いて透析し、これを噴霧乾燥或いは凍結乾
燥することにより粉末化するか、或いは液体のまま濃縮
するか、又は粉末化したものを水又はアルコール水に再
溶解することにより、液状にする。液状の場合、α−ケ
ラトースに由来するものはミルク状に分散した液とな
り、γ−ケラトースに由来するものは透明な水溶液とな
る。
4級アンモニウム誘導α−ケラトースは、具体的には次
の方法により作られる。pH7〜12のアルカリ水溶液
に対して1〜10重量%のα−ケラトースを添加して溶
解する。これを室温〜80℃、好ましくは40〜70℃
に保温し、これに5〜15重量%、好ましくは10重量
%のカチオン化剤を添加し、時折pHの低下を補正しな
がら8〜48時間、好ましくは18〜36時間撹拌す
る。続いて反応液のpHを3〜4に調整し、最終アルコ
ール濃度が40〜80容量%、好ましくは50〜70容
量%になるように添加する。このとき生じる沈殿物を遠
心分離又は濾過膜などにより除き、透明なアルコール水
溶液を得る。これを透析用セロハンチューブ、UF膜、
RO膜等を用いて透析し、これを噴霧乾燥或いは凍結乾
燥することにより粉末化するか、或いは粉末化したもの
をアルコール水に再溶解することによりミルク状に分散
した液にする。この粉末又は分散液が化粧料用組成物と
なる。
状、ゲル状などいろいろな形態を有する。ここで使用さ
れるN−第4級アンモニウム誘導−ケラトースは、毛髪
や皮膚に近いアミノ酸配列と分子量を有するタンパク質
をカチオン化した誘導体であるため、毛髪に用いた場合
には、毛髪に潤いを付与する保湿効果のみならず、毛髪
に吸着し、毛髪の損傷を保護し、更に補修する作用を有
する。また皮膚に対しては、その親和性の高さから、潤
いやなめらかさを付与できる。更にケラトースの有する
抗酸化性により紫外線酸化や過酸化脂質への防御等の効
果が期待される。
液等の基礎化粧品や、おしろい、ファンデーション、口
紅、頬紅、アイメークアップ等のメークアップ製品や、
洗顔石鹸、ボディーシャンプー、ボディーソープ等の洗
浄剤や、シャンプー、ヘアリンス等の洗髪剤や、ヘアト
ニック、ヘアコンディショナー等の養毛剤や、ヘアクリ
ーム、ヘアリキッド、セットローション等の整髪剤や、
毛髪補修剤や、パーマネントウェーブや染毛剤の保護剤
や、パックやニキビ用品や、制汗剤や、制臭剤や、サン
タン製品や、日焼け止め製品や、カラミンローション
や、マニキュア製品等である。本発明の化粧品にはN−
第4級アンモニウム誘導ケラトースからなる化粧料用組
成物以外にも、通常の化粧品で用いられている化粧基材
を、N−第4級アンモニウム誘導ケラトースの機能を損
なわない範囲で配合することが可能である。このような
化粧基材としては油剤、ゲル剤、界面活性剤、低級アル
コール、多価アルコール、香料、色素、顔料、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、保湿剤、精製水、美
容成分等が挙げられる。
説明するが、これらは本発明の技術範囲を限定するもの
ではない。 <実施例1>先ず氷酢酸と過酸化水素水(濃度35%)
とを重量比で8:2に採取して、これらを均一に混合し
て過酢酸溶液100gを調製する。この過酢酸溶液中に
よく洗浄した脱脂羊毛を10g入れ、撹拌しながら羊毛
ケラチンを60℃で3時間加水分解した。次に加水分解
された羊毛ケラチンを取り出し、水で洗浄し、これを5
0℃に保温した0.5モルのアンモニア水100gによ
く撹拌しながら溶解させた。このアンモニア水溶液から
濾過布でアンモニア水溶液に溶解しないものを除き、濾
過液を硫酸を用いてpHを4以下に調整した。pH調整
後、乳白色に析出してきたタンパク質のα−ケラトース
を含むアンモニア水溶液を透析により精製し、スプレー
ドライヤーで乾燥して粉末化した。得られたα−ケラト
ースの平均分子量を高速液体クロマトグラフィーで測定
した結果、18000であった。
10の苛性ソーダ水溶液100gに溶かして65℃に保
温した。この溶液にグリシジルトリメチルアンモニウム
クロリド(有効成分74%、坂本薬品製)10mlを添
加し、最初の1時間はpHの低下を補正しながら18時
間撹拌した。この反応液に塩酸を加えて反応液のpHを
酸性にすることにより反応を停止させた。未反応物の除
去のために、これを分子量分画5000の透析用セロハ
ンチューブを用いて蒸留水で透析し、不溶物を濾過し、
これを噴霧乾燥で粉末化した。このときの収率は80%
であった。これを水に再溶解することにより、ミルク状
のN−第4級アンモニウム誘導α−ケラトースが分散し
たpH6.5の液を得た。
−ケラトースを比較例1とした。
1で得られたN−第4級アンモニウム誘導α−ケラトー
スと、比較例1のN−第4級アンモニウム塩で誘導する
前の未処理のα−ケラトースについて、アミノ酸組成の
比較を行った。その結果を表1に示す。表1から明らか
なように、実施例1で得られたα−ケラトースは、末端
アミノ基、末端カルボキシル基以外に、主として構成ア
ミノ酸であるリジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側鎖
イミダゾール基、及びチロシンの側鎖フェノール性水酸
基に、グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドが付
加されていることが判った。また計算ではα−ケラトー
スを構成するアミノ酸の18%が、誘導体を示すピーク
へと移動しており、例えばα−ケラトースが180個の
アミノ酸からできていると仮定すると、その1分子当た
り32分子のグリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ドが付加していることになることが判った。
過酸化水素水(濃度35%)とを重量比で8:2に採取
して、これらを均一に混合して過酢酸溶液100gを調
製する。この過酢酸溶液中によく洗浄した脱脂羊毛を1
0g入れ、撹拌しながら羊毛ケラチンを60℃で3時間
加水分解した。次に加水分解された羊毛ケラチンを取り
出し、水で洗浄し、これを50℃に保温した0.5モル
のアンモニア水100gによく撹拌しながら溶解させ
た。このアンモニア水溶液から濾過布でアンモニア水溶
液に溶解しないものを除き、濾過液を硫酸を用いてpH
を4以下に調整した。これを遠心分離し、上清の透明な
γ−ケラトース液を得た。これをエバポレーターで濃縮
後、透析により精製し、スプレードライヤーで粉末化し
た。得られたγ−ケラトースの平均分子量を高速液体ク
ロマトグラフィーで測定した結果、9800であった。
10の苛性ソーダ水溶液100gに溶かして65℃に保
温した。この溶液にグリシジルトリメチルアンモニウム
クロリド(有効成分74%、坂本薬品製)10mlを添
加し、最初の1時間はpHの低下を補正しながら18時
間撹拌した。この反応液に塩酸を加えて反応液のpHを
酸性にすることにより反応を停止させた。未反応物の除
去のために、これを分子量分画3500の透析用セロハ
ンチューブを用いて蒸留水で透析し、不溶物を濾過し、
これを噴霧乾燥で粉末化した。このときの収率は85%
であった。これを水に再溶解することにより、透明なN
−第4級アンモニウム誘導γ−ケラトースが溶解したp
H6.5の水溶液を得た。
−ケラトースを比較例2とした。
α−ケラトース10gをpH10の苛性ソーダ水溶液1
00gに溶かして65℃に保温した。この溶液にグリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロリド(濃度74%、坂
本薬品製)10mlを添加し、最初の1時間はpHの低
下を補正しながら18時間撹拌し、これを付加反応させ
た。続いて反応液のpHを3.5に調整し、最終エタノ
ール濃度が約70%になるように2.5倍容量のエタノ
ールを添加した。このとき生じた沈殿物を遠心分離して
透明な上清のエタノール水溶液を得た。これを分子量分
画3500の透析用セロハンチューブを用いて蒸留水で
透析し、不溶物を濾過し、これを噴霧乾燥で粉末化し
た。このときの収率は60%であった。これを50%の
エタノール水に再溶解することにより、水には不溶で、
アルコール水には溶解する透明なN−第4級アンモニウ
ム誘導α−ケラトースが溶解したpH6.5のアルコー
ル水溶液を得た。
ム誘導α−ケラトースのアミノ基量と、実施例2で得ら
れたN−第4級アンモニウム誘導γ−ケラトースのアミ
ノ基量と、比較例1及び比較例2のN−第4級アンモニ
ウム塩で誘導する前のこれらの未処理のα−ケラトース
及びγ−ケラトースのアミノ基量について比較すること
により、グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドに
よる付加反応がどの程度起こっているか調べた。アミノ
基はグリシジルトリメチルアンモニウムクロリドの付加
反応が起こりやすいため、例えばケラトース分子に存在
するアミノ基がすべて反応している状態を100%カチ
オン化されていると評価し、アミノ基の半分が未反応で
残っている状態を50%カチオン化されていると評価し
た。
zene Sulfonic acid)法(大野素徳等、「タンパク質の
化学修飾(上)」、学会出版センター発行、p38 (198
6))により行った。即ち、この測定方法は蒸留水にケラ
トース試料を0.5重量%溶かした水溶液1mlにホウ
酸−リン酸緩衝液(pH8.0)4mlと0.1%TN
BS水溶液4mlを加え、アルミホイルなどで遮光し、
40℃で1時間反応させる。続いて、1N−HCl4m
lと10%SDS4mlを加えて反応を止め、340n
mの吸光度を測定し、N−第4級アンモニウム誘導ケラ
トースのアミノ基と未処理のケラトースのアミノ基を定
量して比較する。その結果を表2に示す。表2から明ら
かなように、比較例1及び比較例2のカチオン化度がい
ずれも0%であったのに対して、実施例1のN−第4級
アンモニウム誘導α−ケラトースのカチオン化度は85
%、実施例2のN−第4級アンモニウム誘導γ−ケラト
ースのカチオン化度は95%及び実施例3のN−第4級
アンモニウム誘導α−ケラトースのカチオン化度は53
%であった。
ム誘導α−ケラトースと、比較例1で得られた未処理の
α−ケラトースと、実施例2で得られたN−第4級アン
モニウム誘導γ−ケラトースと、比較例2で得られた未
処理のγ−ケラトースを用いて、リノール酸に対する抗
酸化性試験を行った。試験方法は、Linoleic acid syst
em(Osawa,T.,and Namiki,M., "A Novel Type of Antio
xidant Isolated from Leaf Wax of Eucalyptus Leave
s", Agro.Biol.Chem.,45,739-753(1981))の方法に準拠
した。抗酸化性物質のコントロールとしてBHA(3(2)
-t-Butyl-4-hydoroxyanisole)を用いた。このBHAは
合成抗酸化剤でビタミンEの約10倍の活性を持つ。
ノールで10mlにし、それに50mMリン酸緩衝液
(pH7)10mlを加えた。次にこのリノール酸溶液
に対して、抗酸化性を調べるため、BHAと、実施例1
及び実施例3のN−第4級アンモニウム誘導α−ケラト
ースと、比較例1のその未処理のα−ケラトースと、実
施例2のN−第4級アンモニウム誘導γ−ケラトース
と、比較例2のその未処理のγ−ケラトースの6種類の
サンプルをそれぞれ0.2%濃度の水溶液とし、これを
0.1mlずつ添加した後、蒸留水で全量を25mlに
した。換言すれば全量に対して8ppmになるようにし
た。被検体である6種類のリノール酸溶液を40℃で5
日間放置した。またコントロールとしてサンプルの代わ
りに水0.1mlを添加したリノール酸溶液を40℃で
5日間、及び4℃に保たれた冷蔵庫内にそれぞれ保管し
た。
用いた。5日間放置した5種類のリノール酸溶液を0.
1mlずつ取り、これらに75%エタノールと30%ロ
ダンアンモンを加え、良く撹拌した。塩化第1試薬(2
0mMのFeCl2,3.5%HCl溶液10ml)を
0.1ml加え、正確に3分後に、500nmにおける
吸光度を測定した。酸化度は[(5日目の40℃のサン
プル)−(5日目の4℃のコントロール)]/[(リノ
ール酸のみの5日間の40℃のサンプル)−(5日目の
4℃のコントロール)]で算出した。その結果を表3に
示す。酸化度の値が小さいほど抗酸化性が高いことを意
味する。表3から明らかなように、比較例1の未処理の
α−ケラトース及び比較例2の未処理のγ−ケラトース
は、それぞれ8ppmという低濃度で抗酸化性を示し、
この機能はN−第4級アンモニウム塩で誘導体化された
場合において少し低下する傾向が見られた。保湿剤とし
て化粧品に配合される量としては、0.1〜2.0%程
度であり、この濃度においては十分な抗酸化性を期待し
得る。
ラトースと、比較例2で得られた未処理のγ−ケラトー
スと、合成保湿剤であるグリセリンを用いて保湿性能試
験を行った。この試験は、室温20℃、湿度77%の高
湿度条件下でサンプルに水を一定量添加し、デシケータ
中での水分量の変化を測定するデシケータ・シリカゲル
テストにより行った。その結果を図1に示す。図1から
明らかなように、比較例2のγ−ケラトースが24時間
経過後約70%の水分量を保持したのに対して、実施例
2のN−第4級アンモニウム塩で誘導したγ−ケラトー
スは24時間経過後約95%の水分量を保持しており、
保湿性が向上していることが判った。またグリセリンは
水分を過剰に吸水するため、べたつく感が強かったのに
対して、実施例2のN−第4級アンモニウム塩で誘導し
たγ−ケラトースは過剰な吸水はなく、初期状態と同程
度の水分を保ち続けることも判った。実施例1及び実施
例3のN−第4級アンモニウム誘導ケラトースについて
も同様のデシケータ・シリカゲルテストを行ったとこ
ろ、ほぼ同じ結果が得られた。
ム誘導α−ケラトースと、比較例1で得られた未処理の
α−ケラトースと、実施例2で得られたN−第4級アン
モニウム誘導γ−ケラトースと、比較例2で得られた未
処理のγ−ケラトースとを用いて、これらの毛髪への吸
着性を調べた。先ずパーマネントウェーブ処理した毛髪
1gを束ねて、その中央部を固く縛った後、これを2重
量%のポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルで
洗浄し、更に蒸留水で十分にすすいだ。この毛髪束を脱
水することなく自然乾燥させ、シリカゲルデシケーター
中で10日間真空乾燥させた後、秤量ビンを用いて毛髪
束の重さを精密に測定した。上記のように処理し重量測
定した毛髪束を50本用意し、毛髪束を10本ずつ、実
施例1〜実施例3で得られた3種類のN−第4級アンモ
ニウム誘導ケラトースのpH7.0の5%水溶液50m
lと、比較例1及び比較例2の未処理のケラトースのp
H7.0の5%水溶液50mlとに浸漬し、40℃で1
時間振盪して、毛髪束に水溶液を吸着させた後、蒸留水
50mlで15分間水洗し自然乾燥させた。続いてシリ
カゲルデシケーター中で10日間真空乾燥させた後、秤
量ビンを用いて毛髪束の重さを精密に測定した。N−第
4級アンモニウム誘導ケラトース又は未処理のケラトー
スを吸着する前後の重量差によってその吸着量を調べ
た。10本の吸着量の平均値を表4に示す。表4から明
らかなように、実施例1〜実施例3のすべてのN−第4
級アンモニウム誘導ケラトースは未処理のケラトースと
比較して毛髪への吸着性が高いことが判った。
を用いて、次の組成のヘアリンスを調製した。単位は重
量%である。 ・N−第4級トリメチルアンモニウム誘導加水分解αーケラトース 1.0 ・ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 ・メチルアルコール 1.0 ・モノステアリン酸グリセリン 0.5 ・プロピレングリコール 5.5 ・蒸留水 90.0 10日間、男女それぞれ5名からなる10人のモニター
に同じシャンプーで洗髪した後に、上記組成のヘアリン
スをそれぞれ使用して貰い、毛髪の感触を評価させた。
評価は表5に示すように−2点〜+2点の5段階評価で
行い、10人の総合点を表6に示した。
4級アンモニウム誘導α−ケラトースを配合したヘアリ
ンスはセット力、コシ、しっとり感、艶、ふっくら感に
おいて、優れていることが判った。
を用いて、次の組成のボディーソープを調製した。単位
は重量%である。 ・N−第4級トリメチルアンモニウム誘導加水分解γーケラトース 0.5 ・ヤシ油脂肪酸アミノプロピオン酸ナトリウム液 40.0 ・β−ラウリン酸アミノプロピオン酸ナトリウム液 40.0 ・1.3ブチレングリコール 3.0 ・パラベンM 0.2 ・蒸留水 16.3 このボディーソープを使用したところ、皮膚はさっぱり
と洗い上がり、その後皮膚にはしっとり感が残った。
髪や皮膚に近いアミノ酸配列と分子量を有するタンパク
質であるα−ケラトース又はγ−ケラトースをN−第4
級アンモニウム塩で第4級化することにより、毛髪や皮
膚に対する親和性が高く、保湿性や抗酸化性等の機能を
有する化粧料用組成物が得られる。また水やアルコール
には不溶で、アルコール水には可溶なN−第4級アンモ
ニウム誘導α−ケラトースを化粧品に配合すれば、毛髪
や皮膚上で乾燥した後、べたつかずに、さらさらとした
皮膜を形成するとともに、水に流されないために、雨や
汗に強い化粧品が得られる。
ニウム誘導γ−ケラトースと、比較例2で得られた未処
理のγ−ケラトースと、合成保湿剤であるグリセリンの
保湿性能を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 α−ケラトース又はγ−ケラトースの末
端アミノ基、末端カルボキシル基、構成アミノ酸である
リジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側鎖イミダゾール
基及びチロシンの側鎖フェノール性水酸基にカチオン化
剤である3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド又はグリシジルトリメチルアン
モニウムクロリドを付加したN−第4級アンモニウム塩
で誘導したα−ケラトース又はγ−ケラトースからなる
化粧料用組成物。 - 【請求項2】 α−ケラトース又はγ−ケラトースの平
均分子量が5500〜30000である請求項1記載の
化粧料用組成物。 - 【請求項3】 α−ケラトース又はγ−ケラトースの末
端アミノ基、末端カルボキシル基、構成アミノ酸である
リジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側鎖イミダゾール
基及びチロシンの側鎖フェノール性水酸基にカチオン化
剤である3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド又はグリシジルトリメチルアン
モニウムクロリドを付加することにより、N−第4級ア
ンモニウム塩で誘導したα−ケラトース又はγ−ケラト
ースを得る化粧料用組成物の製造方法。 - 【請求項4】 α−ケラトース又はγ−ケラトースの平
均分子量が5500〜30000である請求項3記載の
化粧料用組成物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載のN−第4級アンモ
ニウム塩で誘導したα−ケラトースの水溶液のpHを5
以下に調整し、この水溶液にアルコールを添加して40
〜80%のアルコール濃度のアルコール水を調製し、こ
のアルコール水から不溶成分を除去することにより液状
のN−第4級アンモニウム誘導α−ケラトースを得る化
粧料用組成物の製造方法。 - 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
載の方法により製造された化粧料用組成物を0.1〜
5.0重量%配合した化粧品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23567896A JPH1077210A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23567896A JPH1077210A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077210A true JPH1077210A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16989591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23567896A Withdrawn JPH1077210A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 化粧料用組成物及びその製造方法並びにこれを配合した化粧品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1077210A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6251379B1 (en) * | 1999-02-26 | 2001-06-26 | Shiseido Co., Ltd. | Hair cosmetic composition |
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JP2006176456A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 爪保護・改善剤及びこれを含有する爪用化粧料組成物 |
WO2020004649A1 (ja) | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 日産化学株式会社 | 被膜形成組成物 |
WO2021132653A1 (ja) | 2019-12-26 | 2021-07-01 | 日産化学株式会社 | 汚染防止材料 |
WO2022092284A1 (ja) | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 日産化学株式会社 | 脂質ペプチドとショ糖エステルを含む組成物 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23567896A patent/JPH1077210A/ja not_active Withdrawn
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KR20210025070A (ko) | 2018-06-29 | 2021-03-08 | 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 | 피막형성 조성물 |
WO2021132653A1 (ja) | 2019-12-26 | 2021-07-01 | 日産化学株式会社 | 汚染防止材料 |
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