JPH0491015A - 頭髪化粧品用原料および頭髪用化粧品 - Google Patents

頭髪化粧品用原料および頭髪用化粧品

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JPH0491015A
JPH0491015A JP2206217A JP20621790A JPH0491015A JP H0491015 A JPH0491015 A JP H0491015A JP 2206217 A JP2206217 A JP 2206217A JP 20621790 A JP20621790 A JP 20621790A JP H0491015 A JPH0491015 A JP H0491015A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽圧した
抽出物を含有する液状物からなる頭髪化粧品用原料およ
びその原料を含有する頭髪化粧品に関する。
〈従来の技術〉 ンヤンブー、パーマネントウェーブ処理、染毛処理、日
光の紫外線の照射、発汗の塩分の付着等によって、頭髪
は傷んで、色、艶、手触り感および櫛通し性が悪くなる
。この傷んだ毛髪の保護および整髪の目的で一般的に使
われるのが一種または二種以上のポリペプチドと油を主
成分とする溶液状の頭髪化粧品であって、塗布によって
油性被膜を毛髪表面に形成させて頭髪を保護、整髪する
ものである。しかし、ポリペプチドと油を主成分とする
頭髪用化粧品では、悪くなった頭髪の色、光沢、艶、手
触り感および櫛通し性を十分には改善することができず
、かつ油性被膜も次回のシャンプーによって毛髪表面か
ら消滅するので、傷んだ毛髪の保護には不十分てあって
、整髪の効果も短期間に消滅するという問題点を有して
いた。
次に毛髪の色、艶、手触り感および櫛通し性を一般に悪
くさせる典型的な例としてパーマネントウェーブ処理お
よび染毛処理について具体的に説明する。
パーマネントウェーブ処理 パーマネントウェーブ処理は、コールド2浴式、コール
ド1浴式、加温2浴式等の処理方法かあるが、コールド
2浴式が代表的である。このコールド2浴式の処理方法
は、還元剤としてのチオグリコール酸アンモニウムとア
ンモニア水等のアルカリ剤を加えてpHをアルカリ側に
調整した水溶液(第−液)を頭髪に塗布することによっ
て、毛髪中の水素結合、塩結合、シスチン結合を切断し
て毛髪を軟化させてカーリング・ロッドに巻き付ける。
その後で酸性のリンスで第−液を洗い流してから、酸化
剤として臭素酸ソーダを含む水溶液(第二液)を塗布す
ることによって、塩結合を再結合させ、臭素酸塩の作用
でシスチン結合を再結合させて、毛髪の乾燥につれて新
たな水素結合か完成してパーマネントウェーブか完成す
る。
しかし、アルカリ性の水溶液(第−液)の塗布によって
、毛表皮の損傷、剥離および変色が生し、チオグリコー
ル酸の毛皮質への作用によって、毛皮質の構造が侵され
て、毛皮質の構造と密接な関係を有する毛髪の強度と弾
力が低下して、毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛
通し性も悪くなって、細毛化も生していた。毛髪の水分
を測定すると、パーマネントウェーブ処理の前後では、
水分が約11〜13%から約7%以下に低下していた。
さらに、パーマネントウェーブ処理した後の毛髪には、
チオグリコール酸およびアンモニアが残存して、毛髪か
ら特有の臭気が放散されることが多かった。
染毛処理 染毛剤には、染料によって植物性、鉱物性または合成の
ものがあるが、合成染毛剤である酸化染料を使用して二
液方式で染毛するのが一般的である。
すなわち、酸化染料、変調剤、浸透剤としての界面活性
剤加えたアンモニア水(第−剤)と酸化剤としての過酸
化水素水(第二剤)を染毛直前に混合した混合溶液を頭
髪へ塗布して、アンモニアによって、毛髪を膨潤、軟化
させると共に過酸化水素の分解を促進させることによっ
て発生期の酸素を発生させて、この酸素によって発色さ
せて染毛するものである。
しかし、混合溶液には、アルカリ剤および酸化剤が含ま
れているので、それらによって毛髪が損傷を受けて、染
毛処理後の毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通し
性が悪くなり、染毛も短期間(約1月間)で退色してし
まっていた。しかも、パーマネントウェーブ処理した毛
髪に連続して染毛処理すると、毛髪に連続して損傷を与
えることになるので、パーマネントウェーブ処理と染毛
処理の間には少なくとも7〜10日間の休養期間を設け
ることが不可欠であって、毛髪処理(パーマネントウェ
ーブ処理、染毛処理)を連続して行うことができないと
いう問題点もあった。
〔発明の概要〕
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上記の問題点を解決し、損(基を受けた毛髪
を修復して、毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通
し性を向上させる頭髪化粧品用原料、および頭髪用化粧
品を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明による頭髪化粧品用原料は、とうもろこし粒から
亜硫酸水溶液で抽出した抽出物を含有する液状物からな
るものであること、を特徴する。
また、本発明による頭髪化粧品用の混合物状原料は、と
うもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物を0.
5〜90重量%、水溶性天然糖を0.5〜90重量%、
血漿類を0.5〜90重量%(抽出物、水溶性天然糖お
よび血漿類の合計量を100重量%とする)の比率で含
有してなる液状物であること、を特徴とする。
さらに、本発明による頭髪用化粧品は、とうもろこし粒
から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物、水溶性天然糖、血
漿類からなる頭髪化粧品用の混合物状原料の合計量を1
0〜90重量%、カラギーナン、セラック、可溶性セル
ロース、ケラチン、アミロース、およびアクリル酸系の
共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一つを90
〜10重量%の比率で含有する液状物からなること、を
特徴とする。
〈発明の効果〉 本発明によれば、損傷を受けた毛髪を回復させることが
できて、毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通し性
を向上させることができる。またパーマネントウェーブ
処理後に染毛処理を連続して行えるようになる。
〔発明の詳細な説明〕
本発明による頭髪化粧品用原料は、とうもろこし粒の可
溶成分を亜硫酸水溶液によって抽出した抽出物を含有す
る水溶液の塗布によって、損傷を受けた毛髪を回復させ
て、頭髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通し性を向
上させることを見出してなされものである。
く頭髪化粧品用原料〉 本発明による頭髪化粧品用原料は、とうもろこし粒から
亜硫酸水溶液によって抽出された抽出物を含有する液状
物であって、好ましくは、抽出物が、少なくともイノシ
トール、コリン、乳酸が含有されているものである。
すなわち、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液によって抽
出される抽出物を含有する液状物を毛髪へ塗布すること
によって、毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通し
性を改善することを見出たして、本発明がなされたので
ある。
また、抽出物が、数多くの可溶成分からなるものである
が、可溶成分として少なくともイノシトル、コリン、乳
酸を含有するようなものである場合には、そのような抽
出物を含有する液状物が毛髪の色、光沢、扼、手触り感
および櫛通し性をより改善することを見出だしたのであ
る。
ここで、「液状物」とは、抽出物を含む水溶液、エマル
ジョン、サスペンション等をいう。「液状物」中の抽出
物濃度は、任意であるが、10〜60重量%程度にした
ものが代表的である。
抽出物中の成分を例示すると下記の物がある。
(イ)水溶性のアルブミン、塩可溶性のグロブリン等の
蛋白質、(ロ)アスパラギン酸、スレオニン、セリン、
グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニン、バリン
、メチオニン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラ
ニン、ヒスチジン、リジン、アルギニン等の遊離アミノ
酸、(ハ)サイアミン、リボフラビン、ビタミンB6、
ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、
葉酸、コリン等の水溶性のビタミン等。
頭髪化粧品用原料の製造 本発明による頭髪化粧品用原料は、特別に調製した亜硫
酸水溶液による抽出によって製造することができるが、
とうもろこし粒の糖類から醗酵によって乳酸を生成させ
る製造工程を利用して製造することができる。
例えば、とうもろこし粒を亜硫酸水溶液(例えば濃度0
.1%)により抽出した後で、水溶液中の不溶固形分を
分離して、抽出物を含有する水溶液から水分を蒸発させ
て濃縮して、濃縮水溶液をイオン交換物質(例えばイオ
ン交換樹脂)と接触させて精製して、水溶液のpHを4
〜9になるように調整することによって行うことができ
る。
抽出温度は、好ましくは10〜90℃、特に好ましくは
50℃であり、抽出時間は、好ましくは10〜100時
間、特に好ましくは48時間である。
頭髪化粧品用原料の使用 抽出物を含む液状物それ自体を頭髪用化粧品として、あ
るいは他の−または二以上の成分を加えだ液状物を頭髪
用化粧品として頭髪に塗布することができる。また抽出
物を含む液状物を頭髪用化粧品に添加してもよい。
ここで「頭髪用化粧品」とは、頭髪の保護、養毛、パー
マネントウェーブ処理または染毛処理等を目的として、
頭髪に使用される物であり、物の形態としては液状が代
表的である。なお、頭髪用化粧品の頭髪への使用形態に
ついては、制約がな(、塗布、スプレー等の種々の使用
形態を含む。
抽出物を含む液状物は、水溶液またはエマルジョンにす
るのが代表的である。水溶液は、製造工程で得られた濃
縮水溶液であってもよいが、抽出物を精製水(各種精製
手段で精製されたものを含む)または純水に溶解したも
のであってもよい。
抽出物に他の−または二以上の成分を加えた液状物をを
頭髪用化粧品として使用する場合における他の成分の具
体的な例示としては、セラック、キチン、ケラチン、可
溶性セルロースおよびプロティン等がある。
そして、いずれの場合であっても、毛髪の色、光沢、艶
、手触り感および櫛通し性を改善することができる。
なお、頭髪用化粧品についての具体例としては、例えば
下記のものが挙げられる。
(イ)シャンプー、ヘアリンス等の洗髪剤、(ロ)ヘア
トニック、ヘアコンディショナー等の養毛剤、(ハ)ポ
マード、ヘアオイル、ヘアクリーム、ヘアリキッド、セ
ットローション、ヘアスプレー等の整髪剤、(ニ)パー
マネントウェーブウェーブ剤、(ホ)ヘアカラリング、
ヘアクリーム、カラーリンス、カラースプレー等の染毛
剤。
4なお、パーマネントウェーブ剤は、いずれかの方式(
例えばコールド2浴式、コールド1浴式、加温2浴式等
)において用いられているパーマネントウェーブ用の溶
液をいい、例えばコールド2浴式の場合にあっては、第
−液または(および)第二液をいう。
く混合物状原料〉 本発明による混合物状原料は、抽出物を0.5〜90重
量%、水溶性天然糖を0.5〜90重量%、血漿類を0
.5〜90重量%、(抽出物、水溶性天然糖および血漿
類の合計量を100重量%とする)の比率で含有する、
水溶液、エマルジョン等の液状物である。なお、好まし
い比率は、抽出物、水溶性天然糖または血漿類のいずれ
かを1〜2重量マユ比率で含有して、それ以外を残りの
マユ%の比率で含有している場合である。
それらは各成分の合計量が、液状物中に濃度0.5〜9
0重量%、好ましくは3〜15重量26、で含有されて
いる。この混合物状原料には、亜硫酸水溶液による抽出
物以外に、固結力、造膜性、艶だし性、接着性および保
水性を与えることができる水溶性天然糖、および粘着性
を与えることかてだきる血漿類が含まれているので、損
傷した毛髪を回復させて、毛髪の色、光沢、艶、手触り
感、櫛通し性、保水性、特に、保水性、を向上させて、
その状態を維持することができる。
例えば、走査型電子顕微鏡により800倍の倍率で観察
すると、損傷した毛髪が健康な毛髪に回復しているのが
観察される。
また、サイクロデキストリンを添加しておくと、頭髪に
残った頭髪化粧品用の成分に由来する特をの臭気(例え
ばパーマネントウェーブ処理後のチオグリコール酸臭お
よびアンモニア臭、染毛処理後のアンモニア臭)を消す
ことができる。
サイクロデキストリンの添加量は、若干量でよいが、具
体的には、例えば0.1〜10重量%マユましくは0.
5〜3重量%、である。
混合物状原料の使用 本発明による混合物状原料は、それ自体で頭髪用化粧品
として使用することができ、またそれを頭髪用化粧品に
添加することができる。その対象となる頭髪用化粧品に
ついては特に11)約がなく、具体的な例示としては、
前記したものと同様である。
ここで、本発明による混合物状原料をパーマネントウェ
ーブ剤または染毛剤に添加する場合について、具体的に
説明する。
すなわち、本発明による混合物状原料をパーマネントウ
ェーブ剤(例えばコールド2浴式における第−液または
第二液)に添加して混合物状原料中の各成分の合計量の
濃度が1〜50重量%のパーマネントウェーブ剤(例え
ばエマルジョン状にしたもの)に調製して使用する。そ
して、パーマネントウェーブ処理しても、損傷した毛髪
の回復が早くなって、毛髪の色、光沢、艶、手触り感お
よび櫛通し性が改善される。さらに染毛処理をパーマネ
ントウェーブ処理後に連続して行うことができるように
なる。
また。二液方式による染毛処理においては、染毛直前に
第−剤、第二剤および混合物状原料を混合して、混合物
状原料の各成分の合計量の濃度が1〜50重量%の含有
する混合エマルジョンを調製して、それを頭髪に塗布す
る。
水溶性天然糖 水溶性天然糖としては、天然の原料(植物、動物)に由
来する、単糖類、オリゴ糖類および多糖類であって水溶
性のものを使用することてかできる。ここで水溶性とは
、通常の状態で水溶性であるという意味であって、高温
にすれば水に僅かに溶解することができるようなものは
、除がれる。
水溶性天然糖は、天然の原料(例えば、とうもろこし粒
)から抽出等の分離手段による得ることでかできる。糖
としては、各糖類単独で使用してもよく、複数の糖類を
併用してもよい。
水溶性天然糖の具体例としては、例えば下記のものを挙
げることができる。
ぶどう糖、マルトース、デキストラン、プルラン(原料
「澱粉」から製造された天然産の多糖類の商品名)、と
うもろこし粒に由来する単糖類および多糖類、ヘテロ多
糖のアルギン酸、ペクチン質、グアーガム、キチン、キ
サンタンガム等。
なお、キチン自体は水に不溶性であるが、これを可溶化
したもの(例えば、無機酸、無水ギ酸につけて部分分解
したもの)を使用する。
水溶性天然糖のうちでは、マルトースの使用が好ましい
血漿類 血漿類としては、ヒトの血漿のみならす、血漿と同様の
目的に供される人工的に合成された代用血漿を使用する
ことができる。代用血漿としては、デキストランを希酸
で部分分解したもの、およびポリビニルピロリドンが代
表的である。
く頭髪用化粧品〉 本発明による頭髪用化粧品は、本発明による混合物状原
料に含まれる抽出物、水溶性天然糖および血漿類の合計
量が10〜90重量%、可溶性セルロース、セラック、
ケラチン、アミロース、およびアクリル酸系の共重合体
からなる群から選ばれた少なくとも一つを90〜10重
量96の比率で含有する液状物からなる。その液状物は
、濃度を10〜50重量%にマユした水/8液またはエ
マルジョンにして用いるのが好ましい。
エマルジョンは、先ず任意回の可溶性セルロース、セラ
ック、ケラチン、アミロースを予めアルコール溶液また
はアルカリ性の水溶液に溶解させた溶解液(イ)と本発
明による混合物添加剤を溶解させた溶解液(ロ)とを調
製する。次に溶解液(イ)を界面活性剤と共に溶解液(
ロ)に加えて攪拌することにより調製される。
本発明による頭髪化粧品は、通常の頭髪化粧品の通常の
用い方で使用されるが、毛髪を体温以上の適温に加熱し
て、その適温を若干の間保持して毛髪を膨潤させてから
、塗布することが望ましい。
毛髪の加熱手段には、赤外線加熱、蒸気加熱・温風加熱
がある。加熱以外の毛髪を膨潤させる手段として、アル
カリ性/8液を塗布する方法がある。
また、サイクロデキストリンを頭髪化粧品に添加してお
くと、毛髪に残った頭髪化粧品用の成分に由来する特有
の臭気を消すことができる。
サイクロデキストリンの添加量は、若干二でよいが、具
体的には、例えば0.1〜10重量%、好ましくは0.
5〜3重r:L9o、である。
カラギーナン カラギーナン(ca r rageenan)は、海草
(主として紅藻類)に由来する複数の種類の多糖の混合
物であって、多糖としては種々の分子量(例えば28〜
69万)のものを含むものである。また、それらの主鎖
の繰返し単位としては、3.6−アンヒドロ−D−ガラ
クトピラノースとD−ガラクトピラノース−4−硫酸と
の結合および2個のα−D−ガラクトピラノースー4−
硫酸の結合が代表的である。カラギーナンは、海草から
抽剤によってカラギーナンを抽出後、抽剤からカラギー
ナンを分離することによって行われるが、本発明におい
ては、抽剤の種類(例えば希アルカリ水?8液、熱水)
および分離手段に制約されることなく、いずれの製造方
法によって得られたものも使用することができる。
また、本発明においては、カラギーナンから分離した特
定の種類の多糖からなるもの(例えばにカラギーナン、
λ−カラギーナン)を使用することができる。
カラギーナンは、単独で使用することができるが、血漿
、多糖類と共に使用すると毛髪の保水性がより向上する
。その場合は、カラギーナンが0.1〜10重量%、血
漿が0.1〜10重量%、多糖類が0.5〜80重量%
(カラギーナン、血漿、多糖類の合計量を100重量%
とする)の比率で使用するのが好ましい。
可溶性セルロース 可溶性セルロースは、セルロースの水酸基をエステル化
またはエーテル化して可溶化したものが、代表的である
具体的例示としては、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセル
ロースを挙げることができる。このうち、好ましいのは
メチルセルロースである。
ケラチン ケラチン(角質)としては、動物の表皮、毛、または卵
殻等のいずれの構成蛋白質として存在するものであって
も使用することができる。
ケラチンを使用する場合の添加量は、0. 1〜40重
量%(カラギーナン、セルロース、セラック、ケラチン
、アミロースおよびアクリル酸系の共重合体の合計量を
100重量96とする)、好ましくは0.1〜10重量
%、である。
ケラチンが添加されていると、ケラチンが毛髪を覆うこ
とによって、毛髪を水洗またはシャンプー等しても、改
善された毛髪の色、光沢、艶、手触り感および櫛通し性
を安定して維持することができる。
アミロース アミロースは、澱粉の成分として存在するD−グルコー
スが約数百〜千程度結合したものであって、通常の状態
では水に溶解しにくいものである。
植物および動物に由来する物を使用することかできるが
、植物に由来する物の使用が、一般的である。例えば、
とうもろこし粒から製造されているアミロースの使用が
代表的である。
アミロースを使用する場合の添加量は、0.5〜50重
量%マユラギーナン、セルロース、セラック、ケラチン
、アミロースおよびアクリル酸系の共重合体の合計量を
100重量マユする)、好ましくは0.5〜10重量%
、である。
アミロースは、それを頭髪化粧品に添加することによっ
て、頭髪化粧品に保水性を付与することができる。
セラック セラックは、動物の分泌物から製造される天然樹脂を主
体とするもので、色と融点か相当の幅で相違する製品が
セラックと称されているが、いずれのものも使用するこ
とかできる。セラックの天然樹脂(セラック中の約95
%以上)とワックス(セラック中の約1.5〜2.5%
)とによって形成される皮膜は、他の成分が働きかけて
修復した毛髪を保護して、その修復を増進させる。また
天然樹脂とワックスとによって形成された皮膜は、シャ
ンプーによって容易に剥離して消滅することがないので
、40〜50回のンヤンブーても消滅することがない。
したがって、毛髪の光沢と健康状態を長期に安定して維
持することができる。
セラックを使用する場合の添加量は、0.5〜50重量
%(カラギーナン、セルロース、セラック、ケラチン、
アミロースおよびアクリル酸系の共重合体の合計金を1
00重貴%とする)、好ましくは015〜10重量%、
である。
セラックを添加することによって、毛髪の光沢および艶
が向上して、その状態が長時間保持される。例えばセラ
ックが添加されている本発明にょる頭髪化粧品を塗布す
ると、40〜50回のシャンプー後でも、頭髪の光沢が
保持されている。
アクリル酸系の共重合体 アクリル酸系の共重合体としては、アクリル酸モノグリ
セリドとアクリル酸ナトリウムの共重合体が代表的であ
る。
アクリル酸系の共重合体を使用する場合の添加量は、0
.5〜10重量%マユラギーナン、セルロース、セラッ
ク、ケラチン、アミロースおよびアクリル酸系の共重合
体の合計量を100重量%とする)、好ましくは0.5
〜2重量%、である。
コールド2浴式のパーマネントウェーブ処理において使
用する第−液、または二液方式による染毛処理において
使用する第−剤、第二剤にアクリル酸モノグリセリドと
アクリル酸ナトリウムの共重合体を少量添加することに
よって、チオグリコール酸臭、アンモニア臭またはアミ
ノ酸臭等の不快臭を消すことができ、かつ化粧品に加え
られている香料等の臭いを一層引立てることかできる。
く実験例〉 以下の実験例は、本発明をさらに具体的に説明したもの
である。本発明はこれらの実験例により限定されるもの
ではない。
実施例1 とうもろこし粒を0,1%亜硫酸水溶液に加えて可溶成
分を抽出した。抽出は、水溶液の温度を50℃に加熱し
て、48時間で行った。次に抽出後に水溶液の固形分を
分離して、水溶液から水分を蒸発させて濃縮して、濃縮
水溶液をイオン交換物質(例えばイオン交換樹脂)と接
触させて精製して、酸性になっていた溶液のpHを7〜
9に調製した。
実施例2 実施例1で得られた抽出物を3重量%の濃度で含有する
精製水に、2.5重量%の含有量に該当する口のアルカ
リに溶解したセラックを加えてエマルジョン状の頭髪用
化粧品を調製した。その頭髪化粧品をシャンプー後の頭
髪に常温で塗布した。
塗布後の毛髪は、塗布前の毛髪に比較して、色、艶およ
び櫛通し性が改善されており、健康状態の毛髪と同様で
あった。
その後で毎日通常のシャンプーを行って、毛髪の健康状
態、色、艶および櫛通し性を観察した。
その結果、以後45日に至る期間毎日通常のシャンプー
を行っても、毛髪の健康状態が維持されていた。
実施例3 とうもろこし粒からの抽出物50重量26、デキストラ
ン(希酸で部分分解したもの)6重−%、フドウ糖12
重量%、プルラン6重量%を含有する水溶液を調製した
。この水溶液6mlをパーマネントウェーブ処理(コー
ルド2浴式)で使用する第−液800m1に加えた。そ
の第−液を使用して、水分が7%以下の損傷した毛髪に
パーマネントウェーブ処理を行った。パーマ早ントウエ
ーブ処理後の毛髪を測定したところ、11〜13%の水
分を保有していた。
また、パーマネントウェーブ処理前の毛髪は、がさがさ
した状態であって、櫛が毛髪に通りすらい状況にあった
か、パーマネントウェーブ処理後の毛髪は、櫛を自然に
通すことができて・毛髪の艶も健康な毛髪の艶と変わら
なかった。
さらに、パーマネントウェーブ処理前の毛髪は、健康な
毛髪に比較すると色あせていたが、パーマネントウェー
ブ処理後の毛髪では、明度(毛染用カラー・チャートに
より測定)が約0.5〜1トーン深みを増していた。毛
髪の表面をライトを当てて観察すると、表面が子供の毛
髪の表面のような状態になっていた。
実施例4 とうもろこし粒から0.196亜硫酸水溶液によって抽
出した抽出物50重足%、デキストラン6重量%、マル
トース12重量%、プルラン6マユ%を含有する水溶液
を調製した。この水溶液6mlを酸化染料を使用する二
液方式による染毛で使用する第−剤60gに加えて混合
した。この水溶液6mlが混合された第−剤と過酸化水
素水(第二剤)とを染毛直前に混合した混合溶液を毛髪
へ塗布して染毛した。その結果、染毛後の毛髪は、染毛
前よりも、艶、櫛通し性の点において数段の差で改善さ
れており、色も深みを増していた。すなわち、染毛後の
毛髪は、毛髪に手を触れるとしっとりした感じを与える
艶を有するようになっており、櫛を毛髪にスムーズに通
すことができた。
その後、三日に一回の頻度でシャンプーを行ったところ
、第−剤と第二剤のみからなる混合溶液を使用する従来
の染毛の場合には、20〜35日程度で退色が認められ
たのか、60日経過後でも退色が認められなかった。
実施例5 プルラン10g1とうもろこし粒からの抽出物を50重
2%の濃度で含有する濃縮水溶液30m1、ブドウ糖1
5g1マルトース10g、セラックを25重重量の濃度
で含有するアルカリ水溶?&30m1、およびカラギー
ナンを0.5重量%の濃度で含有して、精製水を加えて
全量を100m1とした水溶液を調製した。その水溶液
30m1をシャンプーした後の頭髪全体に塗布してから
、頭髪を温度45℃にしたヘアースティマーで15〜2
0分間覆った。その後、頭髪に塗布されていたものを洗
い流してから、頭髪をセットした。
頭髪は、シャンプー後にそのような水溶液を頭髪に塗布
しない場合に比較して、艶、櫛通し性および光沢におい
て格段に優れていた。特に、頭髪が屋外の太陽光線に当
ると素晴らしい光沢になった。
また、頭髪の毛先の部分の約3+nm程度の枝毛がなく
なっており、し力・もIf’のない頭髪であったものが
、弾力のある健康状態の頭髪と同等に回復していた。
セット後約30日経過後に頭髪に手を触れてみたところ
、頭髪の、しっとりした感じ、艶および櫛通し性は、セ
ット直後とほとんど変わらなかった。
実施例6 プルラン10g、とうもろこし粒からの抽出物を50重
2%の濃度で含有する濃縮水溶液30m1、ブドウ糖1
5gおよびマルトース10gを含有して、ケラチンの加
水分解物を10重置火、メチルセルロースを15重量%
、カラギーナンを0.5重量%の濃度で含み、精製水を
加えて全量を100m1とした水溶液を調製した。
この水溶液の30m1を実施例5て使用した水溶液の代
わりに使用して、実施例5と同様に使用した。その結果
、実施例5と同様の結果が得られた。
実施例7 とうもろこし粒からの抽出物を50重量%の濃度で含有
する水溶液100m1、メチルセルロースを10重置火
およびケラチンを15重量%の濃度で含有する水溶液1
00m1、マルトースを70重マユの濃度で含有する水
溶液50m1、デキストラン(希酸で部分分解したもの
)を50重2%の濃度で含有する水溶液50m1を混合
した水溶液300m1を調製した。
この水溶液の30m1を実施例5で使用した水溶液の代
わりに使用して、実施例5と同様に使用した。その結果
、実施例5と同様の結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物
    を含有する液状物からなる頭髪化粧品用原料。 2、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物
    は、イノシトール、コリン、乳酸を含有するものである
    、請求項1記載の頭髪化粧品用原料。 3、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物
    を0.5〜90重量%、水溶性天然糖を0.5〜90重
    量%、血漿類を0.5〜90重量%(抽出物、水溶性天
    然糖および血漿類の合計量を100重量%とする)の比
    率で含有してなる、液状物の頭髪化粧品用の混合物状原
    料 4、とうもろこし粒から亜硫酸水溶液で抽出した抽出物
    、水溶性天然糖および血漿類からなる混合物状原料の合
    計量を10〜90重量%、カラギーナン、セラック、可
    溶性セルロース、ケラチン、アミロース、およびアクリ
    ル酸系の共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一
    つを90〜10重量%の比率で含有してなる液状物の頭
    髪用化粧品。
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