JPH1076954A - 踏切障害物検知装置 - Google Patents

踏切障害物検知装置

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Publication number
JPH1076954A
JPH1076954A JP23296196A JP23296196A JPH1076954A JP H1076954 A JPH1076954 A JP H1076954A JP 23296196 A JP23296196 A JP 23296196A JP 23296196 A JP23296196 A JP 23296196A JP H1076954 A JPH1076954 A JP H1076954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
detection area
output
reflector
crossing obstacle
Prior art date
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Pending
Application number
JP23296196A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Arai
二郎 荒井
Hideo Chiyamuro
秀夫 茶室
Toshio Kato
敏男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP23296196A priority Critical patent/JPH1076954A/ja
Publication of JPH1076954A publication Critical patent/JPH1076954A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障検出を高精度に行える踏切障害物検知装
置を提供する。 【解決手段】 踏切障害物検出エリアの一方側に設けら
れ、その検出エリアの他方側に向けて光線を照射する発
光手段と、その検出エリアの他方側に設けられ、照射さ
れてくる光線をその検出エリアの一方側に向けて反射す
る反射手段と、その検出エリアの一方側に設けられ、反
射されてくる光線を受光する受光手段と、その発光手段
の光線の照射出力を変化させるとともに、その変化に対
応して受光手段の受光出力が変化したときは正常と判定
し、その受光手段の受光出力がその照射出力の変化に対
応しないときは異常と判定する故障検出手段とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は踏切障害物検知装置
に係り、特に、故障検出を容易、かつ正確に行うことの
できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の踏切障害物検知装置は、
踏切障害物検出エリア(以下、「検出エリア」という)
の一方側に、光線を検出エリアの他方側に向けて照射す
る発光器を設けるとともに、その検出エリアの他方側に
その発光器から照射された光線を受ける受光器が設けら
れている。
【0003】したがって、受光器は、検出エリア内に自
動車等の障害物が無いとき、発光器からの光線を受ける
ことができる。そして、光線を受けた受光器は、光線を
受けたことによって生成された信号をフィルタ処理、増
幅処理及びアナログデジタル(A/D)変換処理等の処
理を行って、検出エリア内に障害物無しの検知信号の論
理値“1”(以下、論理値を省略する)を出力すること
ができる。
【0004】また、受光器は、検出エリア内に障害物が
存在するとき、発光器からの光線がその障害物で遮断さ
れるので電圧が生成されず、検出エリア内に障害物有り
の検知信号“0”を出力することができる。
【0005】上述のようにして、踏切障害物検知装置か
ら得られた検知信号“1”及び“0”に基づいて、障害
物の有無を表示する特殊発光機の現示状態が制御され
る。したがって、列車の運転士は、その現示状態により
踏切の状態を知ることができる。
【0006】踏切障害物検知装置は、列車の安全運転及
び踏切を通行する利用者の安全に欠かすことのできない
重要な機器であるので、故障検出機能が設けられてい
る。
【0007】この故障検出は、所定時間毎に、例えば、
踏切に列車が接近する毎に行われていて、発光器から光
線を断続的に照射し、受光器の出力がその照射タイミン
グに追従するか否かにより故障検出が行われている(例
えば、特開平2−267069号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の踏切障害物検知装置は、発光器と受光器とが離れて
いるため配線が複雑になるなどの欠点があるとともに、
故障検出の正確さが損なわれるおそれがあった。
【0009】すなわち、踏切障害物検知装置は、霧、雪
等の環境条件が悪化した状態においても障害物が検知で
きるように、通常時に多くのマージンを持たせているた
め、隣接する踏切に設けられている発光器からの光線を
受光して、つまりオーバーリーチにより、故障検出が正
確にできなくなるおそれがあった。
【0010】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、配線設備等を
簡素化でき、しかも、故障検出が正確にできる踏切障害
物検知装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る踏切障害物
検知装置は、上記目的を達成するために、検出エリアの
一方側に設けられ、その検出エリアの他方側に向けて光
線を照射する発光手段と、前記検出エリアの他方側に設
けられ、照射されてくる光線をその検出エリアの一方側
に向けて反射する反射手段と、前記検出エリアの一方側
に設けられ、反射されてくる光線を受光する受光手段と
を有することを特徴としている。また、前記発光手段の
光線の照射出力を変化させるとともに、その変化に対応
して前記受光手段の受光出力が変化したときは正常と判
定し、その受光手段の受光出力がその照射出力の変化に
対応しないときは異常と判定する故障検出手段を設けた
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る踏切
障害物検知装置を適用した踏切イの平面図である。
【0013】図中、1a〜1eは発受光器、及び2a〜
2eは反射器であって、発受光器1a,1e及び反射器
2a,2eは、踏切イの出入口側(図1において踏切イ
の上下側)にそれぞれ設置されていて、踏切イに進入す
る障害物を検知するものであり、また、発受光器1b〜
1d及び反射器2b〜2dは、踏切イ内の3箇所を横断
するようにそれぞれ設置されていて、踏切イ内の障害物
を検知できるように構成されている。いずれにしても、
これら発受光器1a〜1e及び反射器2a〜2eは、踏
切イ内の検出エリアa内の障害物を検出できるように配
慮されて設置されている。
【0014】各発受光器1a〜1eはそれぞれ同一構成
であり、また、各反射器2a〜2eもそれぞれ同一構成
であるので、以下、発受光器1a及び反射器2aを例に
して図2を用いて説明する。
【0015】発受光器1a内は、光線を生成する発光素
子3と、光線が照射されたときに電流を生成する受光素
子4が設けられている。そして、発光素子3は、制御器
Cのビーム送信出力回路5からの所定周波数(例えば、
3KHz)を有する駆動電流により駆動されて発光し、
その発光した光線(ビーム)は、集光レンズ3a及び窓
3bを介して反射器2a側に向けて照射されるように構
成されている。また、このビーム送信出力回路5は、後
述する図3(a)に示されるように、時間の経過に従っ
て出力値が変化する駆動電流を出力できるように構成さ
れている。
【0016】受光素子4は、反射器2a側から照射され
てくる光線を窓4a及び集光レンズ4bを介して取込ん
だ光線により電流を生成できるように構成されている。
そして、その生成された電流は、制御器Cのビーム受信
入力回路6に出力されるように構成されている。
【0017】ビーム受信入力回路6は、図示しないが、
発光素子3の駆動電流の周波数帯域を通過させるバンド
パスフィルタ、そのバンドパスフィルタの出力を増幅処
理する増幅回路及びA/D変換回路等を有していて、受
光素子4が光線を受光したときに“1”を、また、その
光線を受光しないときに“0”を制御器Cのマイクロコ
ンピュータからなる制御回路7に出力できるように構成
されている。
【0018】反射器2aは、発受光器1a側から照射さ
れてくる光線を窓8a及び集光レンズ8bを介して取込
んで反射鏡9aに当ることができるように構成されてい
るとともに、反射鏡9aで反射された光線は、さらに他
の反射鏡9bで反射された後、集光レンズ10a及び窓
10bを介して発受光器1a側に送出されるように構成
されている。
【0019】なお、上記一対の反射鏡9a,9bの代わ
りにプリズムを用いることもでき、さらには、光ファイ
バーを用いることもできる。
【0020】次に、上記構成の制御動作を図3のタイム
チャートを参照しながら説明する。今、踏切イに列車
(図示せず)が接近したことが図示しない列車検知装置
で検知されると、その列車接近信号が制御回路7に入力
される。なお、この列車接近信号により踏切イに設けら
れた図示しない踏切遮断機等の踏切機器も駆動制御され
る。
【0021】制御回路7に列車接近信号が入力される
と、制御回路7からは、踏切イから列車が進出するまで
ビーム送信出力回路5に駆動信号が送出される。したが
って、発光素子3は、ビーム送信出力回路5から駆動電
流を受けて、図3(a)に示されるように、時間の経過
に従って出力値が変化するように作動し、光線を反射器
2a側に向けて照射することができる。
【0022】発受光器1a及び反射器2aに異常がな
く、かつ検出エリアa内に障害物がなければ、受光素子
4からは、図3(b)に示されるように、反射器2aを
介して発光器3の出力変化と同じ変化の出力が得られ、
また、異常があれば、発光器3の出力変化に追従しな
い、例えば、図3(c)に示されるような鎖線で示され
る部分の欠落した出力が得られたり、あるいは、図3
(d)の鎖線の斜線で示されるようなオーバーリーチを
含むような出力が得られる。
【0023】上述のように、発光素子3の出力に追従し
ない受光素子4の出力が得られたときは、踏切障害物検
知装置に何らかの異常が発生しているので、この場合、
制御回路7からは、図示しない通信回線を介して駅等の
管理センタに故障発生の情報が送出される。
【0024】このように、発光素子3の出力を変化させ
て故障検出を行うと、隣接の踏切からの光線等の外乱光
を効果的に排除して高精度に故障検出を行うことができ
る。
【0025】発光素子3が駆動されて光線を照射してい
る間に、光線が障害物で遮断されると、受光素子4の出
力は低下して障害物検知信号は“0”となり、図示しな
い特殊発光機に踏切イ内に障害物ありの現示が行われ
る。
【0026】上述の例は、発受光器1a及び反射器2a
であるが、他の発受光器1b〜1e及び反射器2b〜2
eもそれぞれ同様の構成であり、それぞれ同様の動作を
行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る踏切障害物検知装置は、検
出エリアの一方側に設けられ、その検出エリアの他方側
に向けて光線を照射する発光手段と、前記検出エリアの
他方側に設けられ、照射されてくる光線をその検出エリ
アの一方側に向けて反射する反射手段と、前記検出エリ
アの一方側に設けられ、反射されてくる光線を受光する
受光手段とからなるので、構成を簡素化することができ
る。また、発光手段の光線の照射出力を変化させるとと
もに、その変化に対応して受光手段の受光出力が変化し
たときは正常と判定し、その受光手段の受光出力がその
照射出力の変化に対応しないときは異常と判定する故障
検出手段を設けたときは、高精度の故障検出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る踏切障害物検知装
置を適用した踏切の平面図である。
【図2】発受光器、反射器及び制御器の概略構成図であ
る。
【図3】タイムチャートである。
【符号の説明】
1a〜1e 本発明の発光手段及び受光手段をなす発受
光器 2a〜2e 本発明の反射手段をなす反射器 3 発光素子 4 受光素子 5 ビーム送信出力回路 6 ビーム受信出力回路 7 制御回路 9a,9b 反射鏡 C 本発明の故障検出手段の機能をなす制御器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切障害物検出エリアの一方側に設けら
    れ、その踏切障害物検出エリアの他方側に向けて光線を
    照射する発光手段と、 前記踏切障害物検出エリアの他方側に設けられ、照射さ
    れてくる光線をその踏切障害物検出エリアの一方側に向
    けて反射する反射手段と、 前記踏切障害物検出エリアの一方側に設けられ、反射さ
    れてくる光線を受光する受光手段と、 を有することを特徴とする踏切障害物検知装置。
  2. 【請求項2】 発光手段の光線の照射出力を変化させる
    とともに、その変化に対応して受光手段の受光出力が変
    化したときは正常と判定し、その受光手段の受光出力が
    その照射出力の変化に対応しないときは異常と判定する
    故障検出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    踏切障害物検知装置。
JP23296196A 1996-09-03 1996-09-03 踏切障害物検知装置 Pending JPH1076954A (ja)

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JP23296196A JPH1076954A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 踏切障害物検知装置

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JPH1076954A true JPH1076954A (ja) 1998-03-24

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JP (1) JPH1076954A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010025492A (ko) * 2000-12-27 2001-04-06 김성민 레이저를 이용한 철도 건널목 차단기
JP2004306902A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 踏切障害物検知装置
JP2020046306A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 東光産業株式会社 障検装置の検査器具および障検装置の検査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010025492A (ko) * 2000-12-27 2001-04-06 김성민 레이저를 이용한 철도 건널목 차단기
JP2004306902A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 踏切障害物検知装置
JP2020046306A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 東光産業株式会社 障検装置の検査器具および障検装置の検査方法

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