JP3025221U - 赤外線式防犯警報装置 - Google Patents

赤外線式防犯警報装置

Info

Publication number
JP3025221U
JP3025221U JP1995012573U JP1257395U JP3025221U JP 3025221 U JP3025221 U JP 3025221U JP 1995012573 U JP1995012573 U JP 1995012573U JP 1257395 U JP1257395 U JP 1257395U JP 3025221 U JP3025221 U JP 3025221U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saturation
light
time
beam system
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995012573U
Other languages
English (en)
Inventor
博之 天野
徹 大前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Optex Co Ltd
Original Assignee
Optex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Optex Co Ltd filed Critical Optex Co Ltd
Priority to JP1995012573U priority Critical patent/JP3025221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3025221U publication Critical patent/JP3025221U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤動作を防ぐことができ、確実な検知機能を
もつ赤外線式防犯警報装置を提供する。 【構成】 主ビーム系と、補助ビーム系と、主ビーム系
における飽和状態を検出し、飽和検出信号を出力する飽
和検出手段と、その飽和検出信号に基づいて補助ビーム
系を駆動する投光制御手段と、飽和状態が検出されてか
らその飽和時間を計時する計時手段と、投光制御手段に
より駆動される警報出力手段とを備え、投光制御手段
は、飽和検出信号が検出された場合には、計時手段の計
時を開始させるとともに、その計時された飽和時間が所
定時間内であり、かつ補助ビーム系において赤外線ビー
ムが検出されない場合、あるいはその計時された飽和時
間が所定時間を超える場合には、警報出力手段を駆動す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、警備用の人体検知装置に関し、更に詳しくは、投光器から投光され る赤外線が遮断されたときに、侵入者を検出する赤外線式の防犯警報装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来例のブロック図を示す。直線的な警戒区域の両端側に、投光部50 の投光器52と受光部60の受光器61とが、これらの光軸を互いに一致させて 設置される。投光器52は赤外線発光ダイオード等の発光素子および投光ビーム を形成するための投光レンズ等から構成されており、発光素子が投光器駆動部5 1により所定の周波数、例えば800Hzで発光駆動されることにより、パルス 変調光からなる赤外線ビームが出射される。
【0003】 一方、受光部60では、受光レンズとフォトダイオード等の受光素子とからな る受光器61が赤外線ビームを受光してその赤外線受光量に応じた電気信号を出 力しており、この電気信号は増幅回路62で増幅された後に、検波回路63でパ ルス変調光のみによる受信信号のレベルに応じた信号に変換され、その後信号弁 別回路64によりこの信号レベルが設定検出レベル以下であるか否かの判別がな される。ここで、例えば、投光器52からの赤外線ビームが不法侵入者により遮 られて受信信号レベルが設定検知レベル以下になった時には、検知信号が出力さ れ、警報発生器65によって、この検知信号に基づいての発報がなされ、不法侵 入があったことが報知できるようになっている。
【0004】 この種の赤外線防犯警報装置が屋外に設置される場合、設置作業時の光軸合わ せが容易になるよう、受光器への入射許容角(視野角)は、通常光軸に対し±3 °〜5°と拡がりをもった構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来技術においては、パルス光のオン/オフのレベル差を 見て光線が遮断されたか否かを判断しており、赤外線ビームが遮光されることに より、受信信号レベルが予め設定された検知レベル以下になった時に発報する構 成となっている。しかし、この発報は必ずしも侵入者があった場合だけに限らず 、太陽光や自動車のヘッドランプなどの強力な直流光が受光器に入射した場合、 本来のパターン変調光にこの強力な外乱光が重畳するため、パターン変調信号が 高いレベルの直流信号に飽和し、この飽和状態を異常と判断するため、発報する 。この発報は実際は誤報である。これに対し、例えば投受光器の取付け方向によ っては朝もしくは夕方の一時期、その受光器の光軸に応じた時間の間、飽和状態 となることがあり、警報が発報されても、警備会社では、経験的に「侵入者によ るものではない」との判断をするようにして、この誤報に対応していた。しかし 、この間実際に侵入者があったことによる発報については、この飽和による誤報 と判断されるため、警報装置としての信頼性を損なうことが問題であった。
【0006】 本考案はこうした問題点を解決するためになされたもので、飽和が起きた場合 でも、誤動作を防ぐことができ、確実な検知機能をもつ赤外線式防犯警報装置を 提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために本考案の赤外線式防犯警報装置は、赤外線ビーム を出射する第1の投光器とその赤外線ビームを受光する第1の受光器より成る主 ビーム系と、この第1の受光器の近傍に配設された第2の投光器とその投光器が 出射した赤外線ビームを受光するために上記第1の投光器の近傍に配設された第 2の受光器より成る補助ビーム系と、上記第1の受光器への外乱光の入射によっ て引き起こされる飽和状態を検出し、飽和検出信号を出力する飽和検出手段と、 その飽和検出信号に基づいて上記補助ビーム系を駆動する投光制御手段と、飽和 状態が検出されてからその飽和時間を計時する計時手段と、上記投光制御手段に より駆動される警報を出力するための警報出力手段とを備えてなり、上記投光制 御手段は、飽和検出信号が検出された場合には、上記計時手段の計時を開始させ るとともに、その計時された飽和時間が所定時間内であり、かつ上記第2の受光 器に赤外線ビームが検出されない場合、あるいはその計時された飽和時間が所定 時間を超える場合には、上記警報出力手段を駆動するよう構成されてなることに よって特徴付けられる。
【0008】
【作用】
太陽光線などの外乱光が第1の受光器に入射し、飽和検出手段がこれを検出す ると補助ビーム系が駆動され、この補助ビーム系によって赤外線式棒案警報装置 の機能が維持される。
【0009】 やがて、飽和検出手段が外乱光の入射がなくなったことを検出すると、主ビー ム系の駆動が再開され、補助ビーム系は休止する。主ビーム系と補助ビーム系は 光線の進む向きが反対であるため、外乱光が第1の受光器に入射しているときは 第2の受光器はこの外乱光を背にしており、従って、第2の受光器への入射光線 が外乱光により誤動作されるおそれがない。
【0010】 また、飽和検出手段によって飽和状態が検出されると、計時手段によってその 飽和時間が計時される。そして、投光制御手段は、この計時された飽和時間が所 定時間内であり、かつ第2の受光器に赤外線ビームが検出されない場合、あるい はその計時された飽和時間が所定時間を超える場合には、異常と判断し、警報出 力手段を駆動させることにより、警報が出力される。
【0011】
【実施例】
図1は本考案実施例のブロック回路図である。図面を参照しながら、以下に本 実施例を説明する。
【0012】 本考案実施例は、第1のハウジンブ10と第2のハウジング20が所定間隔を 隔てて設置されており、第1のハウジング10内には、第1の投光器T1 と第2 の受光器R2 が配設され、また第2のハウジング10内には、第1の受光器R1 と第2の投光器T2 が配設されている。第1の投光器T1 が出射する赤外線ビー ムB1 と第2の投光器T2 が出射する赤外線ビームB2 は、平行かつ相互に近接 しており、光の進行方向は逆向きとなっている。
【0013】 さらに、第1のハウジング10内には、第1の投光器T1 を駆動する駆動回路 11とこの駆動回路11を制御する投光制御部12が配設されている。この投光 制御部12により、第1の投光器T1 の投光のオン/オフが制御され、例えば、 800Hzで交流駆動される。また、第2の受光器R2 は、第1の受光器R1 に 太陽光などの外乱光の入射によって飽和した場合、補助ビーム系が駆動して、受 光可能になる。信号処理部13は、この受光信号をA/D変換するとともに、受 光の有無、受光中の遮光により移動人体の検知を判別し、また光変調された信号 内容を解読する。なお、この受光中の受信レベルは表示器14により表示される 。また、この信号処理部13が受光開始を検知したことにより、起動するメモリ 15が設けられ、このメモリ15、信号処理部13および投光制御部12はその ハードウェアとして、マイクロコンピュータが用いられている。
【0014】 一方、第2のハウジング20内には、信号処理部21が設けられ、第1の受光 器R1 の受信信号は、増幅度を自動的に制御するAGC(自動利得制御)回路、 増幅回路を経た後、この信号処理部21に入力される。この信号処理部21にお いては、この受光信号をA/D変換するとともに、受光中の遮光により移動人体 の検知を判別し、人体検知と判別されたとき出力回路22を作動させ警報信号を 出力する構成となっている。また、受光中の受信レベルは表示器23により表示 される。
【0015】 また、第1の受光器R1 の受信信号は、積分回路24、増幅回路25を経て飽 和検出回路26に入力される。この飽和検出回路26は、本来のパルス変調光に 太陽光線等の強い外乱光が重畳した場合、パルス変調信号が高いレベルの直流信 号に飽和することを検出する回路であり、飽和した場合、飽和検出信号が出力さ れる構成となっている。この飽和検出回路26によって、飽和検出信号が出力さ れたとき、投光制御部27が第2の発光器T2 をパルス変調発光させる。また、 この投光制御部27には、タイマ27aが組み込まれ、飽和検出信号が出力され たとき、その飽和時間を計時する構成となっている。この投光制御部27および 信号処理部21はそのハードウェアとしてマイクロコンピュータが用いられてい るが、このタイマ27aの代替として、このマイクロコンピュータに付加された 電子時計を用いたり、また、クロックパルスを計数する構成を組み込む構成とし てもよい。
【0016】 以上の構成の本考案実施例におけるマイクロコンピュータ制御による処理フロ ーチャートを図2に示し、以下に説明する。 まず、飽和が起きた場合、警報を出力する出力回路22の駆動を停止し、タイ マによって計時を開始する。この飽和が予め設定された時間内に解消した場合、 その飽和時間が数秒の短い時間であって、かつ補助ビーム系においてパルス信号 が検出されない場合には「侵入者あり」との判断がなされ、警報が出力される。 また、その飽和が予め設定された時間内には解消せず、さらにその飽和時間が2 5分を越え、しかも補助ビーム系においてパルス信号が検出されない場合にも、 同様に警報が出力される。一方、飽和が予め設定された時間内には解消しないが 、その飽和時間が25分以内に解消された場合は、外乱光によって引き起こされ た飽和と判断し、警報が出力されない。
【0017】 なお、マイクロコンピュータに電子時計の構成を付加した場合、太陽光により 飽和検出信号の発せられる時間帯をその月日とともにメモリ15に記憶させ、最 新の時間帯から明日、明後日の時間帯を予測させて、記憶しておく。この場合、 飽和検出回路26からの検出信号を待たなくても、その予測時間帯に基づいて補 助ビーム系を作動させるように構成してもよい。
【0018】 なお、この補助ビーム系は、本実施例の装置の設置工事の際の光軸調整作業に 利用することができる。 これは、第1のハウジング10と第2のハウジング20の両方に作業員がつき 、手動スイッチ(図示せず)の操作により第1,第2の投光器T1 ,T2 を常時 発光状態にする。この状態のもとで、両作業員が目視によりビームB1 ,B2 の 光軸を相手側受光器に対向させた後、微調整機構を用いて手元の受信レベルが最 大となるよう微調整すればよい。
【0019】 また、この補助ビーム系を、タンパ(いたずら行為)の検知とその対策に利用 することができる。この技術を以下に説明する。 ハウジングのカバーが開かれたことに連動してオンオフするタンパスイッチ1 6,29が各ハウジングに設けられている。第2のハウジング20のタンパ信号 はタンパ出力回路30を経て直ちに中央制御パネル及び警備会社へ伝送されると ともに、投光制御部27により、第1のハウジング10側へも伝送され必要な処 置がとられる。一方、第1のハウジング10のタンパ信号が出力されると、主ビ ーム系を利用して第2のハウジング20に伝送され、信号処理部21がこの有事 を判別し、第2のハウジング20のタンパ信号が出力されたときと同様タンパ出 力回路30を作動させる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の赤外線式防犯警報装置によれば、主ビーム系と 、補助ビーム系と、主ビーム系における飽和状態を検出し、飽和検出信号を出力 する飽和検出手段と、その飽和検出信号に基づいて補助ビーム系を駆動する投光 制御手段と、飽和状態が検出されてからその飽和時間を計時する計時手段と、投 光制御手段により駆動される警報出力手段とを備え、投光制御手段は、飽和検出 信号が検出された場合には、計時手段の計時を開始させるとともに、その計時さ れた飽和時間が所定時間内であり、かつ補助ビーム系において赤外線ビームが検 出されない場合、あるいはその計時された飽和時間が所定時間を超える場合には 、警報出力手段を駆動するよう構成したので、飽和が起きた場合でも、補助ビー ム系の駆動によって、人体の検知が可能となるとともに、この人体検知情報及び 飽和時間による実際の状況判断を行うことができるので、誤動作を防ぐことがで き、確実な検知機能をもつ赤外線式防犯警報装置を実現するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構成を示すブロック回路図
【図2】本考案実施例の作用を説明するためのフローチ
ャート
【図3】従来例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 第1のハウジング 20 第2のハウジング 26 飽和検出回路 27 投光制御部 27a タイマ T1 第1の投光器 T2 第2の投光器 R1 第1の受光器 R2 第2の受光器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線ビームを出射する第1の投光器と
    その赤外線ビームを受光する第1の受光器より成る主ビ
    ーム系と、この第1の受光器の近傍に配設された第2の
    投光器とその投光器が出射した赤外線ビームを受光する
    ために上記第1の投光器の近傍に配設された第2の受光
    器より成る補助ビーム系と、上記第1の受光器への外乱
    光の入射によって引き起こされる飽和状態を検出し、飽
    和検出信号を出力する飽和検出手段と、その飽和検出信
    号に基づいて上記補助ビーム系を駆動する投光制御手段
    と、飽和状態が検出されてからその飽和時間を計時する
    計時手段と、上記投光制御手段により駆動される警報を
    出力するための警報出力手段とを備えてなり、上記投光
    制御手段は、飽和検出信号が検出された場合には、上記
    計時手段の計時を開始させるとともに、その計時された
    飽和時間が所定時間内であり、かつ上記第2の受光器に
    赤外線ビームが検出されない場合、あるいはその計時さ
    れた飽和時間が所定時間を超える場合には、上記警報出
    力手段を駆動するよう構成されてなる赤外線式防犯警報
    装置。
JP1995012573U 1995-11-28 1995-11-28 赤外線式防犯警報装置 Expired - Lifetime JP3025221U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995012573U JP3025221U (ja) 1995-11-28 1995-11-28 赤外線式防犯警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995012573U JP3025221U (ja) 1995-11-28 1995-11-28 赤外線式防犯警報装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3025221U true JP3025221U (ja) 1996-06-11

Family

ID=43160431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995012573U Expired - Lifetime JP3025221U (ja) 1995-11-28 1995-11-28 赤外線式防犯警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3025221U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099859A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Optex Co Ltd 防犯用センサ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099859A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Optex Co Ltd 防犯用センサ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5025895A (en) Elevator car top intrusion device
EP0660284B1 (en) Infrared intruder detection system
US5151682A (en) Fail-safe testing of an infrared sensor arrangement
US7476860B2 (en) Outdoor active infrared detection apparatus with adjustable drive frequency
US9046624B2 (en) Infrared security sensor
US6822216B2 (en) Obscuration detector
JP5017525B2 (ja) 赤外線ビーム出射量可変の防犯用センサ装置
JP3025221U (ja) 赤外線式防犯警報装置
JP4761340B2 (ja) 防犯用センサ装置
US6998982B2 (en) Anti-thief security sensor assembly with variable amount of emitted infrared beam
US6696946B2 (en) Anti-thief security sensor assembly
JP3096609B2 (ja) 赤外線式防犯警報装置
JP2001235367A (ja) 能動型赤外線センサ
JP2551019Y2 (ja) 侵入警報装置
JPH0430552Y2 (ja)
JPH0587629A (ja) 熱線式検知器
JP2000306170A (ja) 人体検知器
JP7379255B2 (ja) 測定装置及び防災システム
JPH08185583A (ja) 検知装置
JP2521505B2 (ja) 視野妨害監視機構を備えた受動型赤外線防犯センサ
JPH0236498A (ja) 防災,防犯センサー
JPH0644467A (ja) マルチビームセンサシステム
JPH0355909Y2 (ja)
JPH1076954A (ja) 踏切障害物検知装置
JPH1040478A (ja) 火災検知方法