JP2020046306A - 障検装置の検査器具および障検装置の検査方法 - Google Patents

障検装置の検査器具および障検装置の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な障検装置に対し、容易に検査を行うことができる障検装置の検査器具を提供する。【解決手段】検査器具10は、減衰率が互いに異なる減衰フィルタ20A〜20Dをそれぞれ保持するホルダ30A〜30Dと、障検装置の受光器110に取り付けられる取り付け部30Eと、シャフト40とを備え、ホルダ30A〜30Dには、ガイド枠38A〜38Dが形成されている。ホルダ30A〜30Dは、シャフト40周りに軸回転可能に支持され、中心位置から90°の範囲で軸回転する。【選択図】図3

Description

本発明は、踏切などに設置される障害物検知装置(以下、障検装置という)の検査器具に関し、特に減衰フィルタを備えた検査器具に関する。
鉄道の踏切に設置される障検装置として、レーザなどの光源を用いて光を投光器から発光し、受光器で受光する障検装置が知られている。発光した光が受光器で受光できない場合、踏切内に障害物があると判断し、列車などへ緊急停止信号を発信する。
光透過に基づく障害物検知のため、発光器、受光器いずれか一方の劣化が生じると受光レベルの減衰が生じ、障害物検知に支障をきたす恐れがある。そのため、受光器あるいは投光器側の前面に減衰フィルタを装着し、レーザ光の受光レベルを調べる検査(これを、動作余裕度の計測という)が定期的に行われる(非特許文献1参照)。
具体的には、減衰レベルの異なる減衰フィルタを受光器のレンズ前面に設置し、フィルタを適宜組み合わせて減衰率を徐々に増加させ、受光器において受光可能なレベル(dB)と受光できないレベルとの境を測定し、最小感度レベルに対して通常入射レベルが何倍であるかを計測する。
障検装置の受光面側にアダプタを取り付け、組合せを変えながら減衰フィルタをアダプタに装着する場合、取り外し作業が煩雑となり、レンズの落下の危険性がある。これを改善するため、ホルダと減衰フィルタとを一体化して光軸方向に並べた検査器具が知られている(非特許文献2参照)。そこでは、ホルダ一体型の減衰フィルタを、個別に光路外へ退避させることができる。
また、ホルダと一体化した複数の減衰フィルタをヒンジ機構で連結し、個別に光路外へ退避させることが可能な検査器具も知られている(非特許文献3参照)。そこでは、リング状ホルダにそれぞれ装着された複数の減衰フィルタが、ヒンジ機構によって連結し、光路外に向けて個別に一方向へ移動する。
小濃 正春、「踏切障害物検知装置」、鉄道と電気技術、一般社団法人日本鉄道電気技術協会、1998年5月、第9巻、第5号、p.96−97 吉田 修、山根 成通、加藤 直和、山下 達也、「レーザー式踏切障害物検知装置の減衰フィルターの改善について」、鉄道と電気技術、一般社団法人日本鉄道電気技術協会、2011年2月、第22巻、第2号、p.57−58 矢島 広久、「踏切障検減衰フィルタ用アタッチメントの開発」、鉄道と電気技術、一般社団法人日本鉄道電気技術協会、2013年6月、第24巻、第6号、p.47−48
障検装置として、通常の障検装置(以下、普通障検装置という)以外にも、大型自動車の検知を目的とした大型障検装置などが設置されることがある。障検装置における受光器あるいは投光器の形状、設置の仕方などは、その種類によって異なり、場合によっては減衰フィルタの可動スペースに制限がある。そのため、減衰フィルタの回転可能な方向に障害物が存在すると、検査作業ができない事態が生じる。
したがって、様々な障検装置に対し、減衰フィルタを光路外、光路上へ自在に移動させることが求められる。
本発明の障検装置の検査器具は、複数の減衰フィルタと、複数の減衰フィルタをそれぞれフレーム部分に収めて保持する複数のホルダと、所定間隔で並ぶ複数のホルダを支持する支持機構とを備える。そして複数のホルダの少なくとも1つは、複数の減衰フィルタを受光器もしくは投光器の光軸に合わせた中心位置から、両方向に軸回転可能である。
1つあるいは複数のホルダは、フレーム部分の下方にある軸を中心として、中心位置から両方向に回転可能にすることができる。例えば、支持機構が、複数のホルダそれぞれをフレーム部分の下方で支持するシャフトを備えた構成において、ホルダは、シャフト周りに軸回転可能である。また、ホルダが、軸回転の範囲を定めるガイド枠を形成する構成にすることも可能であり、ガイド枠を通る規制部材を備えてもよい。ホルダには、フレーム部分の上部にノブを設ける構成も可能である。
ホルダの中心位置での位置決めを考慮すると、ホルダが、中心位置で、隣り合うホルダと部分的に接触するように構成してもよい。例えば、ホルダに、対向面から突出するプランジャを取り付けることができる。
大型障検装置の受光器などには切欠き部が形成されていることを考慮すれば、受光器もしくは投光器に形成された切欠き部に係止する固定部材を備えるのがよい。また、普通障検装置の受光器などには傾斜面が形成されていることを考慮すれば、受光器もしくは投光器の傾斜面と面接触するスペーサを備えるようにしてもよい。
このような固定部材あるいはスペーサを備えることで、検査器具10を受光器もしくは投光器の姿勢を安定させることができる。この観点からすると、ホルダが両方向に軸回転しない構成、例えば一方向に軸回転、あるいはスライドする構成をもつ検査器具などに対しても、固定部材、スペーサを適用することができる。従来では、障検装置の種類に対応して減衰フィルタの移動時に検査器具が傾いたりして不安定になる恐れがあるが、それを解消することができる。
すなわち、複数の減衰フィルタと、複数の減衰フィルタをそれぞれフレーム部分に収めて保持する複数のホルダと、所定間隔で並ぶ複数のホルダを支持する支持機構とを備え、上記固定部材および/またはスペーサを備えた検査器具を提供することも可能である。
本発明の他の一態様である障検装置の検査方法は、上述した障検装置の検査器具を、障検装置の受光器もしくは投光器に取り付け、受光器もしくは投光器の光路上に配置する減衰フィルタの組合せを変えながら、動作余裕度の計測を行う。
本発明によれば、様々な障検装置に対し、容易に検査を行うことができる。
本実施形態である検査器具の側面図である。 本実施形態である検査器具の正面図である。 本実施形態である検査器具の上から見た平面図である。 本実施例である検査器具を普通障検装置の受光器に取り付けた写真である。 本実施例である検査器具を大型障検装置の受光器に取り付けた写真である。 本実施例である検査器具を別の大型障検装置の受光器に取り付けた写真である。
以下では、図面を参照して本実施形態である障検装置の検査器具について説明する。
図1は、本実施形態である検査器具の側面図である。図2は、本実施形態である検査器具の正面図である。図3は、本実施形態である検査器具の上から見た平面図である。
図1に示すように、検査器具10は、それぞれ減衰フィルタ20A〜20Dを保持すホルダ30A〜30Dが所定間隔で並ぶ減衰フィルタ装置であり、踏切に設置される障検装置の受光器110に対し、着脱自在に装着可能である。受光器110は、ここでは大型障検装置の受光器として構成され、光軸CCが略水平方向に沿うように設置されている。
減衰フィルタ20A〜20Dは、障検装置の投光器(図示せず)から発光されるレーザ光を減衰させる光学レンズであり、それぞれ減衰率が異なる。ここでは、減衰フィルタ20A〜20Dの減衰率が、5dB、10dB、20dB、30dBにそれぞれ定められている。なお、図2では、減衰フィルタ20A〜20Dを省略して描いている。
図3に示すように、ホルダ30Aは、減衰フィルタ20Aを収容するリング状のフレーム部分32Aと、フレーム部分32Aから下方へ矩形状に延びるベース部分34Aから構成されている。フレーム部分32Aは、そのフレーム(リング)中心が減衰フィルタ20Aの中心Cと一致する。また、ホルダ30Aは、この中心Cを通る上下方向ラインCLに関して線対称の形状になっている。他のホルダ30B〜30Dも、同様に構成されている。
ホルダ30Dの隣に配置された取り付け部30Eは、ホルダ30A〜30Dと同様にフレーム部分32Eとベース部分34E(図1参照)から構成されるが、減衰フィルタは装着されず、フレーム部分32Eの内側を通った光は、そのまま受光器110に入射する。
作業者は、取り付け部30Eの後方側の裏面36Eを受光器110の入射面110Sと密接させ、取り付け部30Eのフレーム部分32Eの頂部付近に取り付けられたプレート30Fを、ボルトBを用いて受光器110に固定する(図1、2参照)。なお、以下では、ホルダ30A側を前方側、取り付け部30E側を後方側とする。
ホルダ30A〜30Dでは、その上下方向ラインCL上に沿って貫通孔36A〜36Dがそれぞれ形成され(図1参照)、シャフト40が、この貫通孔36A〜36Dを通って取り付け部30Eに固定されている。シャフト40は、貫通孔36A〜36Dに嵌合し、取り付け部30Eとともにホルダ30A〜30Dを軸回転可能に支持する。ホルダ30Aとシャフト40の端部との間には、ゴムブッシュ45が介在している。
ホルダ30A、30Bとの間では、シャフト40がワッシャ41に覆われている(図1参照)。同様に、シャフト40は、ホルダ30B、30Cとの間ではワッシャ42で被覆され、ホルダ30C、30Dとの間ではワッシャ43で被覆され、そしてホルダ30Dと取り付け部30Eとの間ではワッシャ44で被覆されている(図1参照)。
ホルダ30A〜30Dのベース部分34A〜34Dには、半円状のガイド枠38A〜38Dがそれぞれ形成されている(図3参照)。ガイド枠38A〜38Dは、それぞれ上下方向ラインCLに関して対称的な開口部であり、ベース部分34A〜34Dの同じ箇所にそれぞれ形成されている。
ピン(規制部材)50は、ガイド枠38A〜38Dを貫通し、取り付け部30Eに固定されている(図1参照)。ピン50も、シャフト40と同様、隣り合うホルダ30A、30Bとの間、30B、30Cとの間、30C、30Dとの間、そしてホルダ30Dと取り付け部30Eとの間で、ワッシャ51、52、53、54にそれぞれ覆われている。また、ピン50の端部とホルダ30Aとの間にゴムブッシュ55が介在している。
ホルダ30A〜30Dは、シャフト40周りに軸回転可能であり、ガイド枠38A〜38Dで規定される範囲で軸回転する。すなわち、ホルダ30A〜30Dは、中心位置から時計回りCW、反時計回りCCWの両方向に沿って軸回転可能である。ただし、前方側から見て時計回りCWと反時計回りCCWを規定している。
ここで、ホルダ30A〜30Dの中心位置は、減衰フィルタ20A〜20Dのレンズ中心を受光器110の光軸CCに合わせた位置、すなわち検査器具10の光軸を受光器110の光軸CCに合わせた位置を表す。ホルダ30A〜30Dが中心位置にある場合、減衰フィルタ20A〜20Dのレンズ中心Cは、実質的に受光器110の光軸と一致している。ここでは、ホルダ30A〜30Dが中心位置にあるときを基準として、時計回りCW、反時計回りCCWいずれも90°の範囲で軸回転可能である(図3参照)。
ホルダ30A〜30Dの頂部付近には、ノブ80A〜80Dが取り付けられている。作業者は、ノブ80A〜80Dを指でつまみ、ホルダ30A〜30Dを中心位置から時計回りCW、あるいは反時計回りCCWに軸回転させることができる。ホルダ30A〜30Dが時計回りCWあるいは時計回りCCWに90°回転すると、ピン50がストッパ(規制部材)となってガイド枠38A〜38Dに当接し、それ以上の軸回転を制限する。
取り付け部30Eには、後方側(受光器110側)に固定部材60およびスペーサ70が装着されている(図1参照)。固定部材60は、取り付け部30Eの裏面36Eに接するプレート62と、上から見てコの字型の係止部材64とを備え、係止部材64がプレート62を間に挟んだ状態で取り付け部30Eの裏面36Mにボルト固定されている。
大型障検装置の受光器110には、断面弧状の切欠き部110Eが光軸CCに沿って形成されている。プレート62の幅は、この切欠き部110Eにプレート62が嵌るサイズに定められており、プレート62は、切欠き部110Eの両縁と接しながら受光器110の内部側へ突出する。一方、係止部材64は、二点鎖線で示した普通障検装置の受光器120へ検査器具10を装着したとき、受光器120の両側面120Sと接する。
スペーサ70は、取り付け部30Eの両側面36Mにボルトで着脱自在に取り付けられた一対のプレート72、74から構成される。プレート72、74の端面72S、74Sは、検査器具10を普通障検装置の受光器120に取り付けたとき、検査器具10と対向する傾斜面120Mと面接触するような傾斜角度をもつ。なお、大型障検装置の受光器110に検査器具10を装着する場合、スペーサ70を取り外してもよい。
ホルダ30A〜30Dには、上下方向ラインCLに関して対称的な位置にペアとなる孔39A〜39Dがそれぞれ形成されている(図2、3参照)。また、取り付け部30Eにもペアとなる孔39Eが形成されている。孔39A〜39Eは、ベース部分34A〜34Eの同じ箇所にそれぞれ形成されている。
ホルダ30A〜30Dおよび取り付け部30Eの孔39A〜39Eには、ボールプランジャなどのプランジャ90A〜90Eが挿入され、ナットによってホルダ30A〜30Dおよび取り付け部30Eにそれぞれ固定されている。ただし、図3では、プランジャ90Aを図示していない。
図2に示すように、ホルダ30A、30Bが中心位置にある場合、隣り合うプランジャ90A、90B間で接触し、ホルダ30A、30Bを中心位置で位置決めする。具体的には、プランジャ90Aの半球状あるいは筒状の先端部分が、プランジャ90Bの先端部分とは反対側の一端に形成された凹部に嵌る。そのほかの隣り合うプランジャ90B、90C、プランジャ90C、90D、プランジャ90D、90Eについても、同様に接触する。
このような検査器具10を使って、作業者は動作余裕度の測定を行う。作業者は、大型障検装置の受光器110、あるいは普通障検装置の受光器120に検査器具10を装着すると、まず減衰率の最も大きい減衰フィルタ20Dを中心位置に配置し、それ以外の減衰フィルタ20A〜20Cを光路外へ退避させるように90°回転させる。投光器から発光させた状態で、受光器110が受光できているか確認する。
次に、減衰率が2番目に大きい減衰フィルタ20Cを光路上に配置して受光状態を確認する。そして減衰率が順次大きくなるように組み合わせた減衰フィルタ光路上に配置し、受光状態を確認していく。作業者は、その間ホルダ30A〜30Dを障害物などが存在しない方向へ適宜回転させながら作業を行う。
本実施形態では、検査器具10の減衰フィルタ20A〜20Dが、それぞれ時計回りCW、反時計回りCCW両方向へ中心位から光路外に向けて軸回転可能である。これにより、障検装置10の傍に支柱などの障害物が存在する場合、それを避けた方向に減衰フィルタを適宜回転させ、大型障検装置、普通障検装置いずれの受光器110、120に対しても、動作余裕度の検査を行うことができる。
ホルダ30A〜30Dは、検査器具10を受光器110に装着させたとき、その中心ラインCLが鉛直方向に沿う状態で設置される。ホルダ30A〜30Dは中心ラインCLに関して対称的形状であることから、その重心位置は中心ラインCL付近に位置する。そのため、シャフト40による支持構造でも、安定してホルダ30A〜30Dを支持することができ、減衰フィルタ20A〜20Dを水平方向(ここでは受光器110の光軸方向)に維持することができる。
また、ホルダ30A〜30Dが、フレーム部分32A〜32Dの下方に位置するシャフト40によって軸回転可能に支持される支持構造を採用している。そのため、ホルダ30A〜30Dが金属製で重量がある場合でも、作業者はホルダ30A〜30Dを光路外へ倒すように移動させることができ、力を必要としない。また、ノブ80A〜80Dをホルダ30A〜30Dの頂部付近に取り付けることで、作業者は指でいずれかのノブをつまむだけでホルダ30A〜30Dを回転させることができる。なお、シャフト40以外の構成でホルダ30A〜30Dを支持する構造にしてもよい。
ホルダ30A〜30Dの軸回転の範囲は、ホルダ30A〜30Dに形成したガイド枠38A〜38Dによって規制される。従来技術のように、ホルダ30A〜30Dのフレーム部分32A〜32Dの周囲に動きを規定するピンなどを設ける構成ではないため、回転作業に煩わしさが生じない。また、ピン50をストッパとする構成により、光路外へ退避したホルダ30A〜30Dを所定角度(ここでは90°)で確実に保持することができる。なお、減衰フィルタ20A〜20Dを光路外へ退避させる条件で、90°以外の角度で軸回転するようにガイド枠38A〜38Dを形成してもよい。
ホルダ30A〜30Dおよび取り付け部30Eには、プランジャ90A〜90Eが取り付けられ、隣り合うホルダが中心位置にある場合、隣り合うプランジャ同士が接触する。これにより、作業者がホルダ30A〜30Dを中心位置へ向けた回転させたとき、中心位置に到達したことを手(指)の感触で確認することができ、ホルダ30A〜30Dを正確に中心位置で位置決めすることができる。なお、プランジャ以外の部材などを使用して、隣り合うホルダ間を中心位置で部分的に接触させるように構成してもよい。
ホルダ30A〜30Dのいずれかあるいは複数を光路外へ90°軸回転させた場合、重心の移動によって検査器具10を中心位置から傾かせる方向に力が働く。しかしながら、検査器具10に設けられた固定部材60のプレート62が、大型障検装置の受光器110の切欠き部110Eに対して動かないように当接しているため、検査器具10を傾かせることなく、中心位置で安定して保持することができる。また、固定部材60は、プレート62とともに普通障検装置10の受光器120に対する固定器具としても機能する。
普通障検装置の受光器120には、検査器具10と対向する傾斜面110が形成されている。検査器具10のスペーサ72、74は、傾斜面120の角度に合わせた端面72S、74Sをもつことで面接触するため、取り付け部30Eと傾斜面120との間に隙間が生じる普通障検装置の受光器110に対しても、検査器具10を安定して保持することができる。
なお、減衰フィルタ20A〜20Dの一部だけ(例えば、減衰フィルタ20A、20Bのみ)を中心位置から両方向に軸回転させるようにしてもよい。また、検査器具10を普通障検装置あるいは大型障検装置の投光器などに設置することも可能である。
以下では、本実施形態である検査器具の実施例について説明する。
図4は、本実施例である検査器具を普通障検装置の受光器に取り付けた写真である。図5は、本実施例である検査器具を大型障検装置の受光器に取り付けた写真である。図6は、本実施例である検査器具を別の大型障検装置の受光器に取り付けた写真である。
図4に示すように、検査器具は中心位置で確実に位置決めされる。また、図5、6に示すように、ホルダは、障害となる受光器付近の支柱を避ける方向へ軸回転させることができる。
10 検査器具
20A〜20D 減衰フィルタ
30A〜30D ホルダ
30E 取り付け部(支持機構)
32A〜32E フレーム部分
34A〜34E ベース部分
40 シャフト(支持機構)
50 ピン(規制部材)
60 固定部材
62 プレート
70 スペーサ
80A〜80D ノブ
90A〜90E プランジャ
110 大型障検装置の受光器
120 普通障検装置の受光器


Claims (10)

  1. 複数の減衰フィルタと、
    前記複数の減衰フィルタをそれぞれフレーム部分に収めて保持する複数のホルダと、
    所定間隔で並ぶ前記複数のホルダを支持する支持機構とを備え、
    前記複数のホルダの少なくとも1つが、前記複数の減衰フィルタを受光器もしくは投光器の光軸に合わせた中心位置から、両方向に軸回転可能であることを特徴とする障検装置の検査器具。
  2. 前記ホルダが、前記フレーム部分の下方にある軸を中心として、中心位置から両方向に回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の障検装置の検査器具。
  3. 前記支持機構が、前記複数のホルダそれぞれをフレーム部分の下方で支持するシャフトを備え、
    前記ホルダが、前記シャフト周りに軸回転可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の障検装置の検査器具。
  4. 前記ホルダが、軸回転の範囲を定めるガイド枠を有し、
    前記ガイド枠を通る規制部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の障検装置の検査器具。
  5. 前記ホルダが、中心位置で、隣り合うホルダと部分的に接触することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の障検装置の検査器具。
  6. 前記ホルダには、対向面から突出するプランジャが取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の障検装置の検査器具。
  7. 前記ホルダが、前記フレーム部分の上部にノブを設けていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の障検装置の検査器具。
  8. 前記受光器もしくは投光器に形成された切欠き部に係止する固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の障検装置の検査器具。
  9. 前記受光器もしくは投光器の傾斜面と面接触するスペーサをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の障検装置の検査器具。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の障検装置の検査器具を、障検装置の受光器もしくは投光器に取り付け、
    受光器もしくは投光器の光路上に配置する減衰フィルタの組合せを変えながら、動作余裕度の計測を行うことを特徴とする障検装置の検査方法。
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小濃 正春: "踏切障害物検知装置", 鉄道と電気技術, vol. 9, no. 5, JPN7022001193, 1998, pages 96 - 97, ISSN: 0004731123 *
矢島 広久: "踏切障検減衰フィルタ用アタッチメントの開発", 鉄道と電気技術, vol. 24, no. 6, JPN7022001195, 2013, pages 47 - 48, ISSN: 0004731121 *

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