JPH1075133A - オペアンプ回路 - Google Patents

オペアンプ回路

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JPH1075133A
JPH1075133A JP8228605A JP22860596A JPH1075133A JP H1075133 A JPH1075133 A JP H1075133A JP 8228605 A JP8228605 A JP 8228605A JP 22860596 A JP22860596 A JP 22860596A JP H1075133 A JPH1075133 A JP H1075133A
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voltage
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Koji Okada
浩司 岡田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/4521Complementary long tailed pairs having parallel inputs and being supplied in parallel
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3001Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor with field-effect transistors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力信号の電圧範囲を高電圧電源の電圧から低
電圧電源の電圧まで広くすることができるオペアンプ回
路を提供する。 【解決手段】差動増幅回路1は、電源VCC及び電源VSS
が供給され、電源VSSの電圧よりも高い電圧の入力信号
IN1,IN2に基づいて動作するトランジスタTr
1,Tr2よりなる第1の差動対を備える。差動増幅回
路1は入力信号IN1,IN2の電位差に基づく第1の
信号を出力する。差動増幅回路2は、電源V CC及び電源
SSが供給され、電源VCCの電圧よりも低い電圧の入力
信号IN1,IN2に基づいて動作するトランジスタT
r3,Tr4よりなる第2の差動対を備える。差動増幅
回路2は、入力信号IN1,IN2の電位差に基づく第
2の信号を出力する。出力回路3は、第1及び第2の信
号を合成した信号に基づいて動作し、増幅信号OUTを
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ電子回路
の分野において最も重要な回路の1つであるオペアンプ
回路に関する。
【0002】近年の電子回路は、低消費電力化、低ノイ
ズ化のために、低電源電圧化が要求されている。電子回
路を構成するオペアンプ回路を低電源電圧化しようとす
ると、入力電圧範囲が狭くなる。そのため、入力電圧範
囲を高電位電源の電圧から低電位電源の電圧まで広くす
ることができるオペアンプ回路が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図6は、従来のオペアンプ回路50を示
す。オペアンプ回路50の出力端子を反転入力端子(−
側入力端子)に接続して出力信号OUT0を入力信号I
N12として印加したボルテージホロワ回路が構成され
ている。オペアンプ回路50には動作電源として高電位
電源VCC(=5V)と低電位電源VSS(=0V)とが供
給されている。
【0004】このオペアンプ回路50において、非反転
入力端子(+側入力端子)への入力信号IN11として
0.5Vを印加すると、イマジナリショートに基づいて
出力信号OUT0の電圧は0.5Vとなる。
【0005】図7は、オペアンプ回路50の内部回路の
構成例である。オペアンプ回路50は、MOSトランジ
スタ構成の差動増幅回路51と、相補トランジスタより
なる反転増幅器53とを備える。差動増幅回路51は2
つのnMOSトランジスタT21,T22と、2つのp
MOSトランジスタT23,T24と、定電流源52と
を備える。
【0006】pMOSトランジスタT23,T24のソ
ースはそれぞれ高電位電源VCC(=5V)に接続され、
両pMOSトランジスタT23,T24のゲートはpM
OSトランジスタT24のドレインに接続されている。
pMOSトランジスタT23,T24はカレントミラー
回路を構成している。
【0007】nMOSトランジスタT21,T22のド
レインはpMOSトランジスタT23,T24のドレイ
ンにそれぞれ接続されている。nMOSトランジスタT
21,T22のソースは互いに接続されるとともに、定
電流源52を介して低電位電源VSS(=0V)に接続さ
れている。nMOSトランジスタT21のゲートは非反
転入力端子であり、入力信号IN11が入力されてい
る。nMOSトランジスタT22のゲートは反転入力端
子であり、入力信号IN12として出力信号OUT0が
印加されている。
【0008】差動増幅回路51は、第1の入力信号IN
11と第2の入力信号IN12との電位差を反転した信
号をnMOSトランジスタT21のドレインから出力す
る。すなわち、入力信号IN11の電位が入力信号IN
12の電位よりも高いと、nMOSトランジスタT21
のオン状態が深くなり、nMOSトランジスタT22の
オン状態が浅くなる。その結果、差動増幅回路51の出
力信号の電位は低くなる。逆に、入力信号IN11の電
位が入力信号IN12の電位よりも低いと、nMOSト
ランジスタT21のオン状態が浅くなり、nMOSトラ
ンジスタT22のオン状態が深くなる。その結果、差動
増幅回路51の出力信号の電位は高くなる。
【0009】反転増幅器53は高電位電源VCC(=5
V)及び低電位電源VSS(=0V)を動作電源として供
給されている。反転増幅器53は差動増幅回路51の出
力信号をA倍に増幅した信号OUT0を出力する。
【0010】しかしながら、図7において、nMOSト
ランジスタT21,T22のしきい値電圧Vthを例えば
1Vとし、定電流源52における電圧降下を0Vとす
る。すると、入力信号IN11として0.5Vを印加す
ると、nMOSトランジスタT21,T22がカットオ
フしてしまい、差動増幅回路51は正常に動作しなくな
り、出力信号OUT0として0.5Vを出力することは
できない。すなわち、入力信号IN11,IN12の電
圧範囲を電源電圧と同じ範囲にすることはできない。な
お、入力信号IN11として4.5Vを印加すると、n
MOSトランジスタT21,T22がオンし、差動増幅
回路51は正常に動作して出力信号OUT0として4.
5Vを出力することができる。
【0011】また、ごく一部のオペアンプ回路において
は、差動増幅回路51のnMOSトランジスタT21,
T22をデプレッション型のトランジスタとすることに
より、入力信号IN11,IN12の電圧範囲を電源電
圧と同じ範囲にするようにしていた。
【0012】図8は、図6のオペアンプ回路50の別の
MOSトランジスタ構成の例である。オペアンプ回路5
0は、差動増幅回路55と、前記と同様の反転増幅器5
3とを備える。差動増幅回路55は2つのnMOSトラ
ンジスタT25,T26と、2つのpMOSトランジス
タT27,T28と、定電流源56とを備える。
【0013】nMOSトランジスタT25,T26のソ
ースはそれぞれ低電位電源VSS(=0V)に接続され、
両nMOSトランジスタT25,T26のゲートはnM
OSトランジスタT26のドレインに接続されている。
nMOSトランジスタT25,T26はカレントミラー
回路を構成している。
【0014】pMOSトランジスタT27,T28のド
レインはnMOSトランジスタT25,T26のドレイ
ンにそれぞれ接続されている。pMOSトランジスタT
27,T28のソースは互いに接続されるとともに、定
電流源56を介して高電位電源VCC(=5V)に接続さ
れている。pMOSトランジスタT27のゲートは非反
転入力端子であり、入力信号IN11が入力されてい
る。pMOSトランジスタT28のゲートは反転入力端
子であり、入力信号IN12として出力信号OUT0が
印加されている。
【0015】差動増幅回路55は、第1の入力信号IN
11と第2の入力信号IN12との電位差を反転した信
号をpMOSトランジスタT27のドレインから出力す
る。すなわち、入力信号IN11の電位が入力信号IN
12の電位よりも高いと、pMOSトランジスタT27
のオン状態が浅くなり、pMOSトランジスタT28の
オン状態が深くなる。その結果、差動増幅回路55の出
力信号の電位は低くなる。逆に、入力信号IN11の電
位が入力信号IN12の電位よりも高いと、pMOSト
ランジスタT27のオン状態が深くなり、pMOSトラ
ンジスタT28のオン状態が浅くなる。その結果、差動
増幅回路55の出力信号の電位は高くなる。
【0016】反転増幅器53は差動増幅回路55の出力
信号をA倍に増幅した信号OUT0を出力する。図6に
おいて、非反転入力端子(+側入力端子)に4.5Vを
入力すると、出力信号OUT0は4.5Vとなる。しか
しながら、図8において、pMOSトランジスタT2
7,T28のしきい値電圧Vthを例えば−1Vとし、定
電流源56における電圧降下を0Vとする。すると、入
力信号IN11として4.5Vを印加すると、pMOS
トランジスタT27,T28がカットオフしてしまい、
差動増幅回路55は正常に動作しなくなり、出力信号O
UT0として4.5Vを出力することはできない。な
お、入力信号IN11として0.5Vを印加すると、p
MOSトランジスタT27,T28がオンし、差動増幅
回路55は正常に動作して出力信号OUT0として0.
5Vを出力することができる。
【0017】図9は図6のオペアンプ回路50をバイポ
ーラトランジスタにて構成した場合である。オペアンプ
回路50は、差動増幅回路60と、前記と同様の反転増
幅器53とを備える。差動増幅回路60は2つのnpn
トランジスタQ21,Q22と、2つのpnpトランジ
スタQ23,Q24と、定電流源61とを備える。
【0018】npnトランジスタQ23,Q24のエミ
ッタはそれぞれ高電位電源VCC(=5V)に接続され、
両pnpトランジスタQ23,Q24のベースはpnp
トランジスタQ24のドレインに接続されている。pn
pトランジスタQ23,Q24はカレントミラー回路を
構成している。
【0019】npnトランジスタQ21,Q22のコレ
クタはpnpトランジスタQ23,Q24のコレクタに
それぞれ接続されている。npnトランジスタQ21,
Q22のエミッタは互いに接続されるとともに、定電流
源61を介して低電位電源V SS(=0V)に接続されて
いる。npnトランジスタQ21のベースは非反転入力
端子であり、入力信号IN11が入力されている。np
nトランジスタQ22のベースは反転入力端子であり、
入力信号IN12として出力信号OUT0が印加されて
いる。
【0020】差動増幅回路60は、第1の入力信号IN
11と第2の入力信号IN12との電位差を反転した信
号をnpnトランジスタQ21のコレクタから出力す
る。すなわち、入力信号IN11の電位が入力信号IN
12の電位よりも高いと、npnトランジスタQ21の
オン状態が深くなり、npnトランジスタQ22のオン
状態が浅くなる。その結果、差動増幅回路60の出力信
号の電位は低くなる。逆に、入力信号IN11の電位が
入力信号IN12の電位よりも低いと、npnトランジ
スタQ21のオン状態が浅くなり、npnトランジスタ
Q22のオン状態が深くなる。その結果、差動増幅回路
60の出力信号の電位は高くなる。
【0021】反転増幅器53は差動増幅回路60の出力
信号をA倍に増幅した信号OUT0を出力する。しかし
ながら、図9において、npnトランジスタQ21,Q
22のベース・エミッタ間電圧VBEを例えば0.7Vと
し、定電流源61における電圧降下を0Vとする。する
と、入力信号IN11として0.5Vを印加すると、n
pnトランジスタQ21,Q22がカットオフしてしま
い、差動増幅回路60は正常に動作しなくなり、出力信
号OUT0として0.5Vを出力することはできない。
なお、入力信号IN11として4.5Vを印加すると、
npnトランジスタQ21,Q22がオンし、差動増幅
回路60は正常に動作して出力信号OUT0として4.
5Vを出力することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
オペアンプ回路50では入力信号IN11,IN12の
電圧範囲を高電位電源の電圧から低電位電源の電圧まで
とすることができず、低電圧電源化を図ることができな
い。
【0023】また、デプレッション型FETは製造プロ
セスが複雑になるため、IC化しにくく、IC化する場
合には、コスト高となっていた。本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、入
力信号の電圧範囲を高電圧電源の電圧から低電圧電源の
電圧まで広くすることができるオペアンプ回路を提供す
ることにある。
【0024】また、本発明の別の目的は、入力信号及び
出力信号の電圧範囲を高電圧電源の電圧から低電圧電源
の電圧まで広くすることができるオペアンプ回路を提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。オペアンプ回路は、第1の差動増幅回路1
と、第2の差動増幅回路2と、出力回路3とを備える。
【0026】第1の差動増幅回路1は、高電位電源VCC
及び低電位電源VSSが動作電源として供給され、低電位
電源VSSの電圧よりも高い電圧の第1及び第2の入力信
号IN1,IN2に基づいて動作する第1の型のトラン
ジスタTr1,Tr2よりなる第1の差動対を備える。
第1の差動増幅回路1は、第1及び第2の入力信号IN
1,IN2の電位差に基づく第1の信号を出力する。
【0027】第2の差動増幅回路2は、高電位電源VCC
及び低電位電源VSSが動作電源として供給され、高電位
電源VCCの電圧よりも低い電圧の第1及び第2の入力信
号IN1,IN2に基づいて動作する第2の型のトラン
ジスタTr3,Tr4よりなる第2の差動対を備える。
第2の差動増幅回路2は、第1及び第2の入力信号IN
1,IN2の電位差に基づく第2の信号を出力する。
【0028】出力回路3は、第1の信号及び第2の信号
を合成した信号に基づいて動作し、増幅信号OUTを出
力する。 (作用)従って、本発明では、入力信号IN1の電圧が
低電位電源VSSの電圧であると、第1の型のトランジス
タTr1,Tr2よりなる第1の差動増幅回路1は正常
に動作しなくなるが、このとき、第2の型のトランジス
タTr3,Tr4よりなる第2の差動増幅回路2は正常
に動作し、所定の電圧の信号が出力される。従って、こ
の信号に基づいて出力回路3が動作し、増幅信号OUT
を出力する。また、入力信号IN1の電圧が高電位電源
CCの電圧であると、第2の型のトランジスタTr3,
Tr4よりなる第2の差動増幅回路2は正常に動作しな
くなるが、このとき、第1の型のトランジスタTr1,
Tr2よりなる第1の差動増幅回路1は正常に動作し、
所定の電圧の信号が出力される。従って、この信号に基
づいて出力回路3が動作し、増幅信号OUTを出力す
る。よって、入力信号IN1の電圧範囲が高電圧電源V
CCの電圧から低電圧電源VSSの電圧までとなり、広くな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]以下、本発明の第1の実施の形態
を図2に従って説明する。
【0030】図2は、オペアンプ回路10の出力端子を
反転入力端子(−側入力端子)に接続して出力信号OU
Tを入力信号IN2として印加したボルテージホロワ回
路を示す。オペアンプ回路10はMOSトランジスタ構
成であり、第1及び第2の差動増幅回路11,12と、
出力回路としての反転増幅器15と、レベルシフト用電
源回路としての電源16とを備える。なお、本形態にお
けるMOSトランジスタはエンハンスメント型である。
【0031】第1の差動増幅回路11は2つのnMOS
トランジスタT1,T2と、2つのpMOSトランジス
タT3,T4と、定電流源13とを備える。pMOSト
ランジスタT3,T4のソースはそれぞれ高電位電源V
CC(=5V)に接続され、両pMOSトランジスタT
3,T4のゲートはpMOSトランジスタT4のドレイ
ンに接続されている。pMOSトランジスタT3,T4
はカレントミラー回路を構成している。
【0032】nMOSトランジスタT1,T2のドレイ
ンはpMOSトランジスタT3,T4のドレインにそれ
ぞれ接続されている。nMOSトランジスタT1,T2
のソースは互いに接続されるとともに、定電流源13を
介して低電位電源VSS(=0V)に接続されている。n
MOSトランジスタT1のゲートは非反転入力端子であ
り、入力信号IN1が入力されている。nMOSトラン
ジスタT2のゲートは反転入力端子であり、入力信号I
N2として出力信号OUTが印加されている。
【0033】第1の差動増幅回路11は、第1の入力信
号IN1と第2の入力信号IN2との電位差を反転した
信号S1をnMOSトランジスタT1のドレインから出
力する。すなわち、入力信号IN1の電位が入力信号I
N2の電位よりも高いと、nMOSトランジスタT1の
オン状態が深くなり、nMOSトランジスタT2のオン
状態が浅くなる。その結果、差動増幅回路11の出力信
号S1の電位は低くなる。逆に、入力信号IN1の電位
が入力信号IN2の電位よりも低いと、nMOSトラン
ジスタT1のオン状態が浅くなり、nMOSトランジス
タT2のオン状態が深くなる。その結果、差動増幅回路
11の出力信号S1の電位は高くなる。
【0034】第2の差動増幅回路12は2つのpMOS
トランジスタT5,T6と、2つのnMOSトランジス
タT7,T8と、定電流源14とを備える。nMOSト
ランジスタT7,T8のソースはそれぞれ低電位電源V
SS(=0V)に接続され、両nMOSトランジスタT
7,T8のゲートはnMOSトランジスタT8のドレイ
ンに接続されている。nMOSトランジスタT7,T8
はカレントミラー回路を構成している。
【0035】pMOSトランジスタT5,T6のドレイ
ンはnMOSトランジスタT7,T8のドレインにそれ
ぞれ接続されている。pMOSトランジスタT5,T6
のソースは互いに接続されるとともに、定電流源14を
介して高電位電源VCC(=5V)に接続されている。p
MOSトランジスタT5のゲートは非反転入力端子であ
り、入力信号IN1が入力されている。pMOSトラン
ジスタT6のゲートは反転入力端子であり、入力信号I
N2として出力信号OUTが印加されている。
【0036】第2の差動増幅回路12は、第1の入力信
号IN1と第2の入力信号IN2との電位差を反転した
信号S2をpMOSトランジスタT5のドレインから出
力する。すなわち、入力信号IN1の電位が入力信号I
N2の電位よりも高いと、pMOSトランジスタT5の
オン状態が浅くなり、pMOSトランジスタT6のオン
状態が深くなる。その結果、差動増幅回路12の出力信
号S2の電位は低くなる。逆に、入力信号IN1の電位
が入力信号IN2の電位よりも高いと、pMOSトラン
ジスタT5のオン状態が深くなり、pMOSトランジス
タT6のオン状態が浅くなる。その結果、差動増幅回路
12の出力信号S2の電位は高くなる。
【0037】電源16は第1の差動増幅回路11のnM
OSトランジスタT1のドレインと第2の差動増幅回路
12のpMOSトランジスタT6のドレインとの間に接
続されている。電源16の電圧はV1 であり、nMOS
トランジスタT1側の電位が高く、pMOSトランジス
タT6側の電位が低くなるように接続されており、出力
信号S1とS2との間に電位差V1 を持たせるようにし
ている。
【0038】反転増幅器15は高電位電源VCC(=5
V)及び低電位電源VSS(=0V)間に直列に接続され
たpMOSトランジスタT9及びnMOSトランジスタ
T10からなる。pMOSトランジスタT9のゲートに
は第1の差動増幅回路11の出力信号S1、すなわち、
電源16を介した第2の差動増幅回路12の出力信号S
2が入力されている。nMOSトランジスタT10のゲ
ートには第2の差動増幅回路12の出力信号S2、すな
わち、電源16を介した第1の差動増幅回路11の出力
信号S1が入力されている。反転増幅器15は第1又は
第2の差動増幅回路11,12の出力信号S1,S2を
A倍に増幅した信号OUTを出力する。
【0039】次に、上記のように構成されたオペアンプ
回路10の作用について説明する。今、nMOSトラン
ジスタT1,T2のしきい値電圧Vthを例えば1Vと
し、pMOSトランジスタT5,T6のしきい値電圧V
thを例えば−1Vとする。定電流源13,14における
電圧降下を0Vとする。
【0040】すると、入力信号IN1として0.5Vを
印加すると、nMOSトランジスタT1,T2のしきい
値電圧Vth以下であるため、nMOSトランジスタT
1,T2がカットオフしてしまう。
【0041】このとき、第2の差動増幅回路12のpM
OSトランジスタT5,T6がオンし、第2の差動増幅
回路12は正常に動作して入力信号IN1に基づく所定
の電位の出力信号S2が出力される。
【0042】従って、出力信号S1の電位は出力信号S
2の電位に電源16の電圧V1 を加えた値となる。出力
信号S1,S2の電位に基づいてpMOSトランジスタ
T9及びnMOSトランジスタT10のオン状態の程度
が制御され、反転増幅器15から増幅信号OUTとして
入力信号IN1の電圧と同一の電圧0.5Vが出力され
る。
【0043】また、入力信号IN1として1V〜4Vの
電圧を印加すると、nMOSトランジスタT1,T2が
オンし、第1の差動増幅回路11は正常に動作して入力
信号IN1に基づく所定の電位の出力信号S1が出力さ
れる。また、pMOSトランジスタT5,T6がオン
し、第2の差動増幅回路12は正常に動作して入力信号
IN1に基づく所定の電位の出力信号S2が出力され
る。このとき、出力信号S1と出力信号S2との電位差
は電源16の電圧V1 となる。出力信号S1,S2の電
位に基づいてpMOSトランジスタT9及びnMOSト
ランジスタT10のオン状態の程度が制御され、反転増
幅器15から増幅信号OUTとして入力信号IN1の電
圧と同一の電圧が出力される。
【0044】さらに、入力信号IN1として4.5Vを
印加すると、pMOSトランジスタT5,T6のしきい
値電圧Vth以上であるため、pMOSトランジスタT
5,T6がカットオフしてしまう。
【0045】このとき、第1の差動増幅回路11のnM
OSトランジスタT1,T2がオンし、第1の差動増幅
回路11は正常に動作して入力信号IN1に基づく所定
の電位の出力信号S1が出力される。
【0046】従って、出力信号S2の電位は出力信号S
1の電位から電源16の電圧V1 を引いた値となる。出
力信号S1,S2の電位に基づいてpMOSトランジス
タT9及びnMOSトランジスタT10のオン状態の程
度が制御され、反転増幅器15から増幅信号OUTとし
て入力信号IN1の電圧と同一の電圧4.5Vが出力さ
れる。
【0047】本形態は上記のように構成されているの
で、以下の効果がある。 (1)本形態では、nMOSトランジスタT1,T2を
備える第1の差動増幅回路11と、pMOSトランジス
タT5,T6を備える第2の差動増幅回路12とを設
け、いずれか一方の差動増幅回路の出力信号に基づいて
反転増幅器15から信号OUTを出力するようにしてい
る。そのため、入力信号IN1の電圧がnMOSトラン
ジスタT1,T2のしきい値電圧Vth以下であって第1
の差動増幅回路11が正常に動作しなくなってもこの場
合には第2の差動増幅回路12が正常に動作する。ま
た、入力信号IN1の電圧がpMOSトランジスタT
5,T6のしきい値電圧Vth以上であって第2の差動増
幅回路12が正常に動作しなくなってもこの場合には第
1の差動増幅回路11が正常に動作する。よって、入力
信号IN1の電圧範囲を高電圧電源VCCの電圧から低電
圧電源VSSの電圧まで広くすることができる。さらに、
MOSトランジスタはプロセスばらつきによってしきい
値電圧Vthのばらつきが発生するが、第1及び第2の差
動増幅回路11,12を設けているので、MOSトラン
ジスタのしきい値電圧Vthのばらつきの影響をなくすこ
とができる。
【0048】(2)本形態では反転増幅器15を、高電
位電源VCCに接続されたpMOSトランジスタT9と低
電位電源VSSに接続されたnMOSトランジスタT10
とにより構成しているので、出力信号OUTの電圧範囲
を高電圧電源VCCの電圧から低電圧電源VSSの電圧まで
広くすることができる。
【0049】(3)本形態では、第1の差動増幅回路1
1の出力信号S1と第2の差動増幅回路12の出力信号
S2との間にレベルシフト用電源回路としての電源16
を接続することにより出力信号S1,S2に所定の電位
差を持たせるようにしたので、反転増幅器15のpMO
SトランジスタT9及びnMOSトランジスタT10の
出力のリニアリティを向上することができる。
【0050】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を図3に従って説明する。なお、重複説明
を避けるため、図2において説明したものと同じ要素に
ついては、同じ参照番号が付されている。また、前述し
たオペアンプ回路10との相違点を中心に説明する。
【0051】図3は、オペアンプ回路20の出力端子を
反転入力端子(−側入力端子)に接続して出力信号OU
Tを入力信号IN2として印加したボルテージホロワ回
路を示す。オペアンプ回路20はMOSトランジスタ構
成であり、第1及び第2の差動増幅回路21,22と、
反転増幅器15と、レベルシフト用電源回路25とを備
える。なお、本形態におけるMOSトランジスタはエン
ハンスメント型である。
【0052】第1の差動増幅回路21は、前記pMOS
トランジスタT3,T4に代えて抵抗R1,R2を用い
ている点においてのみ、前記第1の差動増幅回路11の
構成と異なる。第1の差動増幅回路21は入力信号IN
1,IN2に基づく信号S3をnMOSトランジスタT
1のドレインから出力する。
【0053】第2の差動増幅回路22は、前記nMOS
トランジスタT7,T8に代えて抵抗R3,R4を用い
ている点においてのみ、前記第2の差動増幅回路12の
構成と異なる。第2の差動増幅回路22は入力信号IN
1,IN2に基づく信号S4をpMOSトランジスタT
5のドレインから出力する。
【0054】レベルシフト用電源回路25は、抵抗R
1,R3と、両抵抗R1,R3間に直列に接続された複
数(本形態では3つ)のダイオード26〜28からな
り、レベルシフト用電源回路25は第1の差動増幅回路
21のnMOSトランジスタT1のドレインと第2の差
動増幅回路22のpMOSトランジスタT6のドレイン
との間に接続されている。ダイオード26〜28はアノ
ードがnMOSトランジスタT1側となり、カソードが
pMOSトランジスタT6側となるように接続されてお
り、出力信号S1とS2との間に3つのダイオードのオ
ン電圧の合計分の電位差を持たせるようにしている。
【0055】従って、本形態のオペアンプ回路20も前
記オペアンプ回路10と同様に作用するとともに、同様
の効果がある。また、本形態では、レベルシフト用電源
回路25を抵抗R1,R3と、両抵抗R1,R3間に直
列に接続されたダイオード26〜28から構成してい
る。そのため、電源を用いることなく、ダイオード26
〜28によって出力信号S1,S2の電位差を容易に発
生させることができる。
【0056】[第3の実施の形態]次に、第3の実施の
形態を図4に従って説明する。なお、重複説明を避ける
ため、図2において説明したものと同じ要素について
は、同じ参照番号が付されている。また、前述したオペ
アンプ回路10との相違点を中心に説明する。
【0057】図4は、オペアンプ回路30の出力端子を
反転入力端子(−側入力端子)に接続して出力信号OU
Tを入力信号IN2として印加したボルテージホロワ回
路を示す。オペアンプ回路30はMOSトランジスタ構
成であり、第1及び第2の差動増幅回路31,32と、
反転増幅器15と、定電流回路33と、レベルシフト用
電源回路35とを備える。なお、本形態においては、M
OSトランジスタはエンハンスメント型である。
【0058】第1の差動増幅回路31は、前記定電流源
13としてnMOSトランジスタT11を用いている点
においてのみ、前記第1の差動増幅回路11の構成と異
なる。第1の差動増幅回路31は入力信号IN1,IN
2に基づく信号S1をnMOSトランジスタT1のドレ
インから出力する。
【0059】第2の差動増幅回路32は、前記定電流源
14としてpMOSトランジスタT12を用いている点
においてのみ、前記第2の差動増幅回路12の構成と異
なる。第2の差動増幅回路32は入力信号IN1,IN
2に基づく信号S2をpMOSトランジスタT5のドレ
インから出力する。
【0060】定電流回路33は抵抗R5、nMOSトラ
ンジスタT13,T14及びpMOSトランジスタT1
6を備える。nMOSトランジスタT13のドレインは
抵抗R5を介して高電位電源VCCに接続され、ソースは
低電位電源VSSに接続されている。nMOSトランジス
タT13のゲートは前記nMOSトランジスタT11の
ゲートに接続されている。nMOSトランジスタT14
のソースは低電位電源VSSに接続され、ゲートはnMO
SトランジスタT13のゲートに接続されている。従っ
て、nMOSトランジスタT11,T13,T14によ
りカレントミラー回路が構成され、nMOSトランジス
タT11,T13,T14には一定の電流I1が流れ
る。
【0061】pMOSトランジスタT16のソースは高
電位電源VCCに接続され、ドレイン及びゲートはpMO
SトランジスタT12のゲート及びnMOSトランジス
タT14のドレインに接続されている。従って、pMO
SトランジスタT12,T16によりカレントミラー回
路が構成されている。pMOSトランジスタT16には
nMOSトランジスタT14に流れる一定電流I1が流
れ、pMOSトランジスタT12にも一定電流I1が流
れる。
【0062】レベルシフト用電源回路35は、pMOS
トランジスタT17と、抵抗R6と、nMOSトランジ
スタT15とを備える。pMOSトランジスタT17は
高電位電源VCCに接続されたソースと、nMOSトラン
ジスタT1のドレインに接続されたドレインと、pMO
SトランジスタT16のドレインに接続されたゲートと
を有する。pMOSトランジスタT16,T17はカレ
ントミラー回路を構成しており、pMOSトランジスタ
T17にも一定電流I1が流れる。
【0063】nMOSトランジスタT15は低電位電源
SSに接続されたソースと、pMOSトランジスタT5
のドレインに接続されたドレインと、nMOSトランジ
スタT13のドレインに接続されたゲートとを有する。
nMOSトランジスタT15はnMOSトランジスタT
13と共にカレントミラー回路を構成しており、nMO
SトランジスタT15にも一定電流I1が流れる。
【0064】抵抗R6はpMOSトランジスタT17の
ドレインとnMOSトランジスタT15のドレインとの
間に接続されている。抵抗R6はpMOSトランジスタ
T17及びnMOSトランジスタT15を流れる一定電
流I1に基づく電圧を発生させる。
【0065】従って、本形態のオペアンプ回路30も前
記オペアンプ回路10と同様に作用するとともに、同様
の効果がある。また、本形態では、レベルシフト用電源
回路35を、pMOSトランジスタT17及びnMOS
トランジスタT15と抵抗R6とにより構成し、pMO
SトランジスタT17及びnMOSトランジスタT15
によって抵抗R6に一定電流I1を流すことにより電圧
降下を発生させるようにしている。そのため、電源を用
いることなく、出力信号S1,S2に一定の電位差を容
易に発生させることができる。
【0066】[第4の実施の形態]次に、第4の実施の
形態を図5に従って説明する。図5は、オペアンプ回路
40の出力端子を反転入力端子(−側入力端子)に接続
して出力信号OUTを入力信号IN2として印加したボ
ルテージホロワ回路を示す。オペアンプ回路40はバイ
ポーラトランジスタ構成であり、第1及び第2の差動増
幅回路41,42と、定電流回路43と、出力回路とし
ての反転増幅器44と、レベルシフト用電源回路45と
を備える。
【0067】第1の差動増幅回路41は3つのnpnト
ランジスタQ1,Q2,Q11と、2つのpnpトラン
ジスタQ3,Q4とを備える。pnpトランジスタQ
3,Q4のエミッタはそれぞれ高電位電源VCC(=5
V)に接続され、両pnpトランジスタQ3,Q4のベ
ースはpnpトランジスタQ4のコレクタに接続されて
いる。pnpトランジスタQ3,Q4はカレントミラー
回路を構成している。
【0068】npnトランジスタQ1,Q2のコレクタ
はpnpトランジスタQ3,Q4のコレクタにそれぞれ
接続されている。npnトランジスタQ1,Q2のエミ
ッタは互いに接続されるとともに、npnトランジスタ
Q11を介して低電位電源V SS(=0V)に接続されて
いる。npnトランジスタQ1のベースは非反転入力端
子であり、入力信号IN1が入力されている。npnト
ランジスタQ2のベースは反転入力端子であり、入力信
号IN2として出力信号OUTが印加されている。
【0069】第1の差動増幅回路41は、第1の入力信
号IN1と第2の入力信号IN2との電位差を反転した
信号S1をnpnトランジスタQ1のコレクタから出力
する。すなわち、入力信号IN1の電位が入力信号IN
2の電位よりも高いと、npnトランジスタQ1のオン
状態が深くなり、npnトランジスタQ2のオン状態が
浅くなる。その結果、差動増幅回路41の出力信号S1
の電位は低くなる。逆に、入力信号IN1の電位が入力
信号IN2の電位よりも低いと、npnトランジスタQ
1のオン状態が浅くなり、npnトランジスタQ2のオ
ン状態が深くなる。その結果、差動増幅回路41の出力
信号S1の電位は高くなる。
【0070】第2の差動増幅回路42は3つのpnpト
ランジスタQ5,T6,Q12と、2つのnpnトラン
ジスタQ7,Q8とを備える。npnトランジスタQ
7,Q8のエミッタはそれぞれ低電位電源VSS(=0
V)に接続され、両npnトランジスタQ7,Q8のベ
ースはnpnトランジスタQ8のコレクタに接続されて
いる。npnトランジスタQ7,Q8はカレントミラー
回路を構成している。
【0071】pnpトランジスタQ5,Q6のコレクタ
はnpnトランジスタQ7,Q8のコレクタにそれぞれ
接続されている。pnpトランジスタQ5,Q6のエミ
ッタは互いに接続されるとともに、pnpトランジスタ
Q12を介して高電位電源V CC(=5V)に接続されて
いる。pnpトランジスタQ5のベースは非反転入力端
子であり、入力信号IN1が入力されている。pnpト
ランジスタQ6のベースは反転入力端子であり、入力信
号IN2として出力信号OUTが印加されている。
【0072】第2の差動増幅回路42は、第1の入力信
号IN1と第2の入力信号IN2との電位差を反転した
信号S2をpnpトランジスタQ5のドレインから出力
する。すなわち、入力信号IN1の電位が入力信号IN
2の電位よりも高いと、pnpトランジスタQ5のオン
状態が浅くなり、pnpトランジスタQ6のオン状態が
深くなる。その結果、差動増幅回路42の出力信号S2
の電位は低くなる。逆に、入力信号IN1の電位が入力
信号IN2の電位よりも高いと、pnpトランジスタQ
5のオン状態が深くなり、npnトランジスタQ6のオ
ン状態が浅くなる。その結果、差動増幅回路42の出力
信号S2の電位は高くなる。
【0073】定電流回路43は抵抗R7、npnトラン
ジスタQ13,Q14及びpnpトランジスタQ16を
備える。npnトランジスタQ13のコレクタは抵抗R
7を介して高電位電源VCCに接続され、エミッタは低電
位電源VSSに接続されている。npnトランジスタQ1
3のベースは前記npnトランジスタQ11のベースに
接続されている。npnトランジスタQ14のエミッタ
は低電位電源VSSに接続され、ベースはnpnトランジ
スタQ13のベースに接続されている。従って、npn
トランジスタQ11,Q13,Q14によりカレントミ
ラー回路が構成され、npnトランジスタQ11,Q1
3,Q14には一定の電流I1が流れる。
【0074】pnpトランジスタQ16のエミッタは高
電位電源VCCに接続され、コレクタ及びベースはpMO
SトランジスタT12のベース及びnMOSトランジス
タT14のコレクタに接続されている。従って、pMO
SトランジスタT12,T16によりカレントミラー回
路が構成されている。pMOSトランジスタT16には
nMOSトランジスタT14に流れる一定電流I1が流
れ、pMOSトランジスタT12にも一定電流I1が流
れる。
【0075】レベルシフト用電源回路45は、pnpト
ランジスタQ17と、抵抗R8,R9と、npnトラン
ジスタQ15,Q18とを備える。pnpトランジスタ
Q17は高電位電源VCCに接続されたエミッタと、np
nトランジスタQ1のコレクタに接続されたコレクタ
と、pnpトランジスタQ16のコレクタに接続された
ベースとを有する。pnpトランジスタQ16,Q17
はカレントミラー回路を構成しており、pnpトランジ
スタQ17にも一定電流I1が流れる。npnトランジ
スタQ15は低電位電源VSSに接続されたエミッタと、
pnpトランジスタQ5のコレクタに接続されたコレク
タと、npnトランジスタQ13のコレクタに接続され
たベースとを有する。npnトランジスタQ15はnp
nトランジスタQ13と共にカレントミラー回路を構成
しており、npnトランジスタQ15にも一定電流I1
が流れる。
【0076】npnトランジスタQ18のコレクタはp
npトランジスタQ17のコレクタに接続され、npn
トランジスタQ18のエミッタはnpnトランジスタQ
15のコレクタに接続されている。npnトランジスタ
Q18のコレクタ及びベース間には抵抗R8が接続さ
れ、npnトランジスタQ18のベース及びエミッタ間
には抵抗R9が接続されている。抵抗R9はnpnトラ
ンジスタQ18のベース・エミッタ間電圧VBEを発生さ
せてnpnトランジスタQ18をオンさせるものであ
り、抵抗R9にはベース・エミッタ間電圧VBEをその抵
抗値で割った電流が流れる。この電流は抵抗R8を介し
て流れる。従って、抵抗R8,R9はnpnトランジス
タQ18のコレクタ・エミッタ間にVBE×(R8+R
9)/R9の電圧を発生させる。従って、抵抗R8,R
9の抵抗を任意に設定することにより、npnトランジ
スタQ18のコレクタ・エミッタ間電圧を任意に設定す
ることができる。
【0077】反転増幅器44は高電位電源VCC(=5
V)及び低電位電源VSS(=0V)間に直列に接続され
たpnpトランジスタQ9及びnpnトランジスタQ1
0からなる。pnpトランジスタQ9のベースには第1
の差動増幅回路41の出力信号S1、すなわち、レベル
シフト用電源回路45の電圧を介した第2の差動増幅回
路42の出力信号S2が入力されている。npnトラン
ジスタQ10のベースには第2の差動増幅回路12の出
力信号S2、すなわち、レベルシフト用電源回路45の
電圧を介した第1の差動増幅回路41の出力信号S1が
入力されている。反転増幅器44は第1又は第2の差動
増幅回路41,42の出力信号S1,S2をA倍に増幅
した信号OUTを出力する。
【0078】次に、上記のように構成されたオペアンプ
回路40の作用について説明する。今、npnトランジ
スタQ1,Q2のベース・エミッタ間電圧VBEを例えば
0.7Vとし、pnpトランジスタQ5,Q6のベース
・エミッタ間電圧VBEを例えば−0.7Vとする。np
nトランジスタQ11における電圧降下及びpnpトラ
ンジスタQ12における電圧降下を0Vとする。
【0079】すると、入力信号IN1として0.5Vを
印加すると、npnトランジスタQ1,Q2のベース・
エミッタ間電圧VBE以下であるため、npnトランジス
タQ1,Q2がカットオフしてしまう。
【0080】このとき、第2の差動増幅回路42のpn
pトランジスタQ5,Q6がオンし、第2の差動増幅回
路42は正常に動作して入力信号IN1に基づく所定の
電位の出力信号S2が出力される。
【0081】従って、出力信号S1の電位は出力信号S
2の電位にnpnトランジスタQ18のコレクタ・エミ
ッタ間電圧を加えた値となる。出力信号S1,S2の電
位に基づいてpnpトランジスタQ9及びnpnトラン
ジスタQ10のオン状態の程度が制御され、反転増幅器
44から増幅信号OUTとして入力信号IN1の電圧と
同一の電圧0.5Vが出力される。
【0082】また、入力信号IN1として1V〜4Vの
電圧を印加すると、npnトランジスタQ1,Q2がオ
ンし、第1の差動増幅回路41は正常に動作して入力信
号IN1に基づく所定の電位の出力信号S1が出力され
る。また、pnpトランジスタQ5,Q6がオンし、第
2の差動増幅回路42は正常に動作して入力信号IN1
に基づく所定の電位の出力信号S2が出力される。この
とき、出力信号S1と出力信号S2との電位差はnpn
トランジスタQ18のコレクタ・エミッタ間電圧とな
る。出力信号S1,S2の電位に基づいてpnpトラン
ジスタQ9及びnpnトランジスタQ10のオン状態の
程度が制御され、反転増幅器44から増幅信号OUTと
して入力信号IN1の電圧と同一の電圧が出力される。
【0083】さらに、入力信号IN1として4.5Vを
印加すると、pnpトランジスタQ5,Q6のベース・
エミッタ間電圧VBE以上であるため、pnpトランジス
タQ5,Q6がカットオフしてしまう。
【0084】このとき、第1の差動増幅回路41のnp
nトランジスタQ1,Q2がオンし、第1の差動増幅回
路41は正常に動作して入力信号IN1に基づく所定の
電位の出力信号S1が出力される。
【0085】従って、出力信号S2の電位は出力信号S
1の電位からnpnトランジスタQ18のコレクタ・エ
ミッタ間電圧を引いた値となる。出力信号S1,S2の
電位に基づいてpnpトランジスタQ9及びnpnトラ
ンジスタQ10のオン状態の程度が制御され、反転増幅
器44から増幅信号OUTとして入力信号IN1の電圧
と同一の電圧4.5Vが出力される。
【0086】本形態は上記のように構成されているの
で、以下の効果がある。 (1)本形態では、npnトランジスタQ1,Q2を備
える第1の差動増幅回路41と、pnpトランジスタQ
5,Q6を備える第2の差動増幅回路42とを設け、い
ずれか一方の差動増幅回路の出力信号に基づいて反転増
幅器44から増幅信号OUTを出力するようにしてい
る。そのため、入力信号IN1の電圧がnpnトランジ
スタQ1,Q2のベース・エミッタ間電圧VBE以下であ
って第1の差動増幅回路41が正常に動作しなくなって
もこの場合には第2の差動増幅回路42が正常に動作す
る。また、入力信号IN1の電圧がpnpトランジスタ
Q5,Q6のベース・エミッタ間電圧VBE以上であって
第2の差動増幅回路42が正常に動作しなくなってもこ
の場合には第1の差動増幅回路41が正常に動作する。
よって、入力信号IN1の電圧範囲を高電圧電源VCC
電圧から低電圧電源V SSの電圧まで広くすることができ
る。さらに、バイポーラトランジスタはプロセスばらつ
きによってベース・エミッタ間電圧VBEのばらつきが発
生するが、第1及び第2の差動増幅回路41,42を設
けているので、バイポーラトランジスタのベース・エミ
ッタ間電圧VBEのばらつきの影響をなくすことができ
る。
【0087】(2)本形態では反転増幅器44を、高電
位電源VCCに接続されたpnpトランジスタQ9と低電
位電源VSSに接続されたnpnトランジスタQ10とに
より構成しているので、出力信号OUTの電圧範囲を高
電圧電源VCCの電圧から低電圧電源VSSの電圧まで広く
することができる。
【0088】(3)本形態では、第1の差動増幅回路4
1の出力信号S1と第2の差動増幅回路42の出力信号
S2との間にレベルシフト用電源回路45を接続するこ
とにより出力信号S1,S2に所定の電位差を持たせる
ようにしたので、反転増幅器44のpnpトランジスタ
Q9及びnpnトランジスタQ10の出力のリニアリテ
ィを向上することができる。
【0089】(4)本形態のレベルシフト用電源回路4
5は、抵抗R8,R9によってnpnトランジスタQ1
8のコレクタ・エミッタ間にVBE×(R8+R9)/R
9の電圧を発生させるようにしているため、抵抗R8,
R9の抵抗を任意に設定することにより、npnトラン
ジスタQ18のコレクタ・エミッタ間電圧を任意に設定
することができる。
【0090】なお、本発明は次のように任意に変更して
具体化することも可能である。 (1)第2の形態のレベルシフト用電源回路25に代え
て、ツェナーダイオードまたは抵抗を用いてもよい。こ
の場合に第2の形態と同様の効果がある。
【0091】(2)上記各形態では、オペアンプ回路の
出力端子を反転入力端子(−側入力端子)に接続して出
力信号OUTを入力信号IN2として印加したボルテー
ジホロワ回路にて説明したが、オペアンプ回路の出力端
子を非反転入力端子(+側入力端子)に接続して出力信
号OUTを入力信号IN1として印加する非反転増幅回
路として使用したり、オペアンプ回路の出力信号を帰還
させずに使用したりしてもよいことはいうまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように発明は、入力信号の
電圧範囲を高電圧電源の電圧から低電圧電源の電圧まで
広くすることができる。
【0093】また、本発明は入力信号及び出力信号の電
圧範囲を高電圧電源の電圧から低電圧電源の電圧まで広
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】第1の実施の形態を示す回路図
【図3】第2の実施の形態を示す回路図
【図4】第3の実施の形態を示す回路図
【図5】第4の実施の形態を示す回路図
【図6】従来のオペアンプ回路を示す回路図
【図7】図6のオペアンプ回路の詳細を示す回路図
【図8】図6のオペアンプ回路の別の構成例を示す回路
【図9】図6のオペアンプ回路の別の構成例を示す回路
【符号の説明】
1 第1の差動増幅回路 2 第2の差動増幅回路 3 出力回路 IN1 第1の入力信号 IN2 第2の入力信号 OUT 増幅信号 Tr1,Tr2 第1の型のトランジスタ Tr3,Tr4 第2の型のトランジスタ VCC 高電位電源 VSS 低電位電源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位電源及び低電位電源が動作電源と
    して供給され、第1及び第2の入力信号の電位差に基づ
    く増幅信号を出力するオペアンプ回路であって、 前記高電位電源及び前記低電位電源が動作電源として供
    給され、前記低電位電源の電圧よりも高い電圧の第1及
    び第2の入力信号に基づいて動作する第1の型のトラン
    ジスタよりなる第1の差動対を備え、前記第1の入力信
    号及び前記第2の入力信号の電位差に基づく第1の信号
    を出力する第1の差動増幅回路と、 前記高電位電源及び前記低電位電源が動作電源として供
    給され、前記高電位電源の電圧よりも低い電圧の第1及
    び第2の入力信号に基づいて動作する第2の型のトラン
    ジスタよりなる第2の差動対を備え、前記第1の入力信
    号及び前記第2の入力信号の電位差に基づく第2の信号
    を出力する第2の差動増幅回路と、 前記第1の信号及び第2の信号を合成した信号に基づい
    て動作し、前記増幅信号を出力する出力回路とを備える
    オペアンプ回路。
  2. 【請求項2】 前記出力回路は、前記高電位電源及び前
    記低電位電源間に直列に接続された第1のトランジスタ
    及び第2のトランジスタを備え、該第1及び第2のトラ
    ンジスタに前記第1及び第2の信号の合成信号が入力さ
    れる請求項1に記載のオペアンプ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランジスタはpMOSトラ
    ンジスタであり、前記第2のトランジスタはnMOSト
    ランジスタである請求項2に記載のオペアンプ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のトランジスタはpnpトラン
    ジスタであり、前記第2のトランジスタはnpnトラン
    ジスタである請求項2に記載のオペアンプ回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の型のトランジスタはnMOS
    トランジスタであり、前記第2の型のトランジスタはp
    MOSトランジスタである請求項1〜4のいずれか一項
    に記載のオペアンプ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の型のトランジスタはnpnト
    ランジスタであり、前記第2の型のトランジスタはpn
    pトランジスタである請求項1〜4のいずれか一項に記
    載のオペアンプ回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の信号と前記第2の信号との合
    成時において前記第1の信号と第2の信号とに所定の電
    位差を発生させるためのレベルシフト用電源回路を備え
    る請求項1〜6のいずれか一項に記載のオペアンプ回
    路。
  8. 【請求項8】 前記レベルシフト用電源回路は、前記第
    1の信号と前記第2の信号との間に接続された電源であ
    る請求項7に記載のオペアンプ回路。
  9. 【請求項9】 前記レベルシフト用電源回路は、前記第
    1の信号と前記第2の信号との間に接続されたダイオー
    ドである請求項7に記載のオペアンプ回路。
  10. 【請求項10】 前記レベルシフト用電源回路は、前記
    第1の信号と前記第2の信号との間に接続された第1の
    抵抗であり、該第1の抵抗の両端はそれぞれ定電流回路
    を介して前記高電位電源及び前記低電位電源に接続され
    ている請求項7に記載のオペアンプ回路。
  11. 【請求項11】 前記レベルシフト用電源回路は、前記
    第1の信号と前記第2の信号との間にコレクタ及びエミ
    ッタが接続されたバイポーラトランジスタと、該バイポ
    ーラトランジスタのコレクタとベースとの間に接続され
    た第2の抵抗と、該バイポーラトランジスタのベースと
    エミッタとの間に接続された第3の抵抗とを備え、前記
    バイポーラトランジスタのコレクタ及びエミッタはそれ
    ぞれ定電流回路を介して前記高電位電源及び前記低電位
    電源に接続されている請求項7に記載のオペアンプ回
    路。
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