JPH1073673A - 機能表示装置 - Google Patents

機能表示装置

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JPH1073673A
JPH1073673A JP8229610A JP22961096A JPH1073673A JP H1073673 A JPH1073673 A JP H1073673A JP 8229610 A JP8229610 A JP 8229610A JP 22961096 A JP22961096 A JP 22961096A JP H1073673 A JPH1073673 A JP H1073673A
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伊藤　　幸男
Tomio Okigami
沖上　　富雄
Isao Kitazawa
北澤　　勲
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    • G04B19/00—Indicating the time by visual means
    • G04B19/24—Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars
    • G04B19/243—Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator
    • G04B19/247—Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator disc-shaped
    • G04B19/253—Driving or releasing mechanisms
    • G04B19/25333—Driving or releasing mechanisms wherein the date indicators are driven or released mechanically by a clockwork movement
    • G04B19/25353—Driving or releasing mechanisms wherein the date indicators are driven or released mechanically by a clockwork movement driven or released stepwise by the clockwork movement
    • G—PHYSICS
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    • G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
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    • G04C17/005—Indicating the time optically by electric means by discs
    • G04C17/0058—Indicating the time optically by electric means by discs with date indication
    • G04C17/0066—Indicating the time optically by electric means by discs with date indication electromagnetically driven, e.g. intermittently
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    • G04C3/00—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は指針表示式電子時計の複数のモータ
を使用する多機能時計において、有効なモータの使用方
法に関するものである。 【解決手段】 日付けを表示する日板とクロノグラフ等
の機能針を同一モータで駆動することで、モータの共通
化を図り、部品点数も少なく、少ないモータで多くの表
示形態を達成する事を可能にし、時計として薄型化、小
型化を図った多機能時計を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の機能表示手段
を有する電子機器に関するものである。さらに詳しくは
複数のモータ等の駆動手段と指針で時刻を表示する等の
複数の機能表示手段を有する電子機器に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より針で時刻を表示する指針表示式
電子時計において、複数のモータを使用し、時刻表示以
外の機能をも合わせ持つ多機能時計は、数多く商品化さ
れ、腕時計の１つのジャンルとして、無くてはならない
存在にまでなっている。しかし腕時計は、携帯性にすぐ
れ、しかも小型軽量で、安価でなくてはならないと云う
使命もあり、機能表示ごとにモーターを用意して多機能
化を計ることには限界があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】機能の一つである日付
を表示する日板を必要な時に駆動する方法として、特公
昭５１−４１０７１号公報に見られる構造が知られてい
る。特公昭５１−４１０７１号公報の構造によれば、日
板等の１日に１回だけ駆動する機能を有効に達成させる
方法として、常時回転している時分輪列等の基準駆動か
ら、ゼネバ方式により日送りの時だけ日板を駆動する方
法が開示されているが、従来の時計に用いられている通
常の指針である時、分、秒針を駆動するモーターで連動
して日板を駆動する方法では、１日分の秒を駆動するた
め日板を１日送る為には高速でモーターを駆動しても膨
大な時間が必要となり、時計の仕様として適さない事に
なってしまう。そのため日板をモータから切り離して、
他の強制駆動方法で修正する早修正機能を附加して対応
している。
【０００４】又、日板を単独モーターで駆動する方法が
多機能化を推進する端的な方法であるが、日板専用のモ
ーターや輪列が必要となり、更に回路が複雑化し、部品
点数も多くなってしまい、時計として限られたスペース
に構成することが難しくなり、時計が大きくなったり、
厚くなってしまうという欠点があった。
【０００５】本発明の目的は複数の機能と、該機能を表
示する複数の表示手段を有する多機能時計において、少
ないモーターで多くの機能を表示する構造を可能にし、
時計の小型化、薄型化を図ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、複数の機能に対応する機能駆動信
号を発生する機能信号発生手段と、前記複数の機能に対
応して設けられた複数の機能表示手段と、前記機能信号
発生手段からの前記機能駆動信号に基づき前記複数の機
能表示手段へ同時に駆動力を伝達する一つの駆動手段と
から構成され、複数の機能表示手段は、駆動手段からの
駆動力に連続的に連動して表示状態が変化する第１表示
手段と、前記駆動手段からの駆動力に間欠的に連動して
表示状態が変化する第２表示手段とからなることを特徴
とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳述する。図２は本発明に基づく時計の外観を
示す平面図である。電子機器である指針表示式電子時計
の中心に時刻表示を行なう時針１１、分針１２、が配置
されており、同軸に独立したモータで駆動される秒針１
３が配置されている。さらに時針１１に連動する２４時
間針１４が時計の９時方向に配置されている。
【０００８】また時針１１、分針１２や、秒針１３とは
別のモータで駆動される複数の機能表示手段として、駆
動手段からの駆動力に逐次（連続的に）連動して表示状
態が変化する第１表示手段であるクロノ針１０は、時計
の１２時方向に配置されており、そのクロノ針１０と同
じ駆動手段で駆動され、駆動手段からの駆動力に間欠的
に連動して表示状態が変化する第２表示手段である日付
けを表示する日板１は、文字板２１に開口された日窓２
１ａにより一部を透過することで日付けを表示してい
る。１５はモードを表示するモード針であり、外部操作
部材であるリューズ１６により切り替えられたモードを
表示している。１７は外部操作部材であるプッシュボタ
ンである。
【０００９】図３は本発明のクロノ輪列を示す部分断面
図である。クロノモータ２２は、ローター６、ステータ
７、コイル８により構成され、一つの駆動手段である。
ローター６から第１中間車５を介し駆動されるクロノグ
ラフ車９は先端にクロノ針１０が取り付けられて第１表
示手段であるクロノ時刻や、タイマー時刻を表示してい
る。またクロノグラフ車９からさらに第２中間車４を介
して日回シ伝エ車３と日回シ車２が連動し、第２表示手
段である日板１を駆動し日付けを表示している。ロータ
ー６と第１中間車５とクロノグラフ車９と第２中間車４
は地板１８と輪列受１９により軸支され、地板１８と図
示していないが裏板２７と日板１を押さえる日板押エ２
０により、日回シ伝エ車３と日回シ車２とが軸支されて
いる。２１は文字板であり日付けを表示する日窓２１ａ
や各指針を貫通する窓が開口されている。又、２９は文
字板受板であり日板１が文字板２１に密着しない為のス
ペーサーとして載置されている。
【００１０】図４は本発明の文字板側より見た時計ムー
ブメントの平面透視図である。各機能を駆動する複数の
モータと、複数の輪列群がそれぞれ平面上に配置されて
いる。２２はクロノモータであり、そのクロノモータ２
２からクロノ輪列３１を介して駆動される日板１は回転
板状であり、表面に日付を印刷等により表記している。
その日板１の内歯１ａが裏板２７の外周でガイドされて
回動し、文字板の開口部である日窓２１ａにより日付の
一部を表記して日付けを表示している。２３は時分モー
タであり、時分輪列３３と２４時間車３０を介し時分と
２４時間を表示している。２４は秒モータ、３２は秒輪
列であり、時分輪列３３とは別個に駆動されている。２
９は文字板受板でありリング状に日板１の外周に載置さ
れている。又詳記していないが水晶振動子２６とＩＣ２
８等の回路部品により構成される時計回路３４（図３参
照）は、各モータへの駆動信号等を発信している。２５
は巻真であり、外部操作により操作されるリューズの動
作を時計ムーブメントに伝達している。
【００１１】図１は本発明の日板作動状態を示す部分平
面図である。ローター６、ステータ７、コイル８により
構成されるクロノモータ２２は、第１中間車５を介して
クロノグラフ車９を回転し、第１表示手段であるクロノ
針１０が回転してクロノ経過時間を表示する。この時ク
ロノグラフ車９からさらに第２中間車４を介して日回シ
伝エ車３へ駆動力が伝達されている。その日回シ伝エ車
３には、日回シ車２と噛み合って、日回シ車２を回転駆
動する爪部３ａが１箇所構成されており、その爪部３ａ
以外の円弧状の外周は日回シ車２の歯と歯に入り込んで
日回シ車２の回転をロックしているストッパー部３ｂと
なっており、日回シ車２と日回シ伝エ車３によりゼネバ
機構を構成し日板１を間欠駆動している。
【００１２】クロノグラフ車９はクロノモータ２２の６
０ステップで１回転する様に歯数が設定されており、ク
ロノグラフ分表示や２０分の１秒表示、タイマー分表示
等の機能針として時計回路３４からの駆動信号により回
動して各機能表示を行なっている。又、クロノグラフ車
９から第２中間車４を介して連動される日回シ伝エ車３
はクロノグラフ車９が４回転すると１回転するように歯
数が設定されており、クロノグラフ車９が１回転する間
に爪部３ａはゾーンＡの範囲を移動し、同様に２回転目
でゾーンＢを移動し、ゾーンＣ、ゾーンＤはそれぞれ３
回転目、４回転目で移動するよう設定されている。
【００１３】次に本発明に基づく実施の形態のシステム
構成を図面に基づき説明する。図５は、本発明の基づく
実施例のシステム構成の概略図である。なお、図面と説
明の簡略化を図るため、本発明に関係の深い第１表示手
段であるところのクロノ針１０と第２表示手段であると
ころの日板１の駆動系にのみ限定し、他の駆動系は省略
する。
【００１４】５０はモードスイッチでありモードスイッ
チの接続状態を示すモードスイッチデータＳ１を出力す
る。５１はモード信号発生手段であり、モードスイッチ
５０の出力したモードスイッチデータＳ１を受け、多機
能時計の現在のモードを判別し、モードデータＳ４を出
力する。５２はモード内状態発生手段であり、プッシュ
ボタン１７の接続状態とモードデータＳ４よりモード内
における各状態を判別し、モード内状態データＳ５を出
力する。モードデータＳ４とモード内状態データＳ５
は、以下に示す各種制御に使用される。
【００１５】５３は発振手段であり、計時のための基準
信号Ｓ２を出力する。５４は分周手段であり、基準信号
Ｓ２を分周し分周信号Ｓ３を出力する。５５はクロノ計
時手段、５６はタイマー計時手段、５７は時計計時手段
であり、分周信号Ｓ３を受け、各計時を行う。５８はカ
レンダー手段であり、時計計時手段５７がオーバーフロ
ーした時の日更新信号Ｓ１６を受け、カレンダーの更新
を行う。
【００１６】５９は第１機能駆動手段であるクロノ針駆
動手段であり、モードデータＳ４、モード内状態データ
Ｓ５、クロノ分データＳ６、タイマー分データＳ７を受
け、第１表示手段であるクロノ針１０を連続的に駆動す
る為の第１機能駆動信号であるクロノ針駆動用信号Ｓ１
０をクロノモータ２２に出力する。６０は第２機能駆動
手段である日板駆動手段であり、日データＳ８を受け、
第２表示手段である日板を駆動するための第２機能駆動
信号である日板駆動用信号Ｓ９をクロノモータ２２に出
力する。
【００１７】次に図１と図５により本発明の作用を説明
する。図１の状態は、第１表示手段であるクロノ針１０
が所定の表示状態である０位置を指示している。第１機
能であるクロノモードによりクロノ分として駆動が始ま
った状態では６０分の計測により、クロノグラフ車９が
１周して日回シ伝エ車３と日回シ車２からなるゼネバ機
構の日回シ伝エ車３の爪部３ａがゾーンＡからゾーンＢ
に移動する。しかし日回シ伝エ車３の爪部３ａは日回シ
車２を回転駆動するゾーンＤにまで達しておらず、日回
シ車２の回転をロックしているストッパー部３ｂが噛み
合っている状態のままであり、日回シ車２は回転せず、
従って第２表示手段である日板１も回転しない。
【００１８】クロノ針１０は６０分のクロノ分表示が終
了すると逆転駆動で所定の表示状態である０位置まで戻
り、日回シ伝エ車３の爪部３ａはゾーンＡに戻って停止
している。つまりクロノグラフ機能等の第１機能駆動手
段は、日板１等の第２表示手段が駆動しない間欠動作の
休止期間内でのみ第１表示手段を駆動する第１機能駆動
信号を発生し、第１機能終了時に第１表示手段を所定の
表示状態に復帰させている。
【００１９】同様にモードがタイマーモードの場合、タ
イマー分の設定位置までクロノグラフ車９が回転するが
５９分計のタイマーであり１周しても日回シ伝エ車３の
爪部３ａがゾーンＡからは出ない状態であり、タイマー
計測により逆転駆動で所定の表示状態である０位置のタ
イムアップ状態まで戻り、日回シ伝エ車３の爪部３ａは
ゾーンＡの開始位置に戻って停止している。
【００２０】次に時刻が午前０時を過ぎて日付けが変わ
る時には、第１表示手段であるクロノ針１０が駆動を開
始し、クロノグラフ車９が４周して日回シ伝エ車３の爪
部３ａがゾーンＡからゾーンＡまで１周する。その時日
回シ伝エ車３の爪部３ａは日回シ車２を回転駆動するゾ
ーンＤを通過する。日回シ車２の回転をロックしている
ストッパー部３ｂが解除され、日回シ伝エ車３の爪部３
ａにより日回シ車２を２歯送って回転させ日回シ車２の
回転をロックしているストッパー部３ｂが噛み合う状態
で停止する。従って第２表示手段である日板１も日回シ
車２により回転し、２歯送られることになり日付けに切
り替えを行ない、第１表示手段であるクロノ針１０はク
ロノグラフ車９が４周して所定の表示状態（元の０位
置）に復帰する。
【００２１】また、小の月の月末の様に３１日を通過し
て２日分切り替える時は、クロノグラフ車９が８周して
日回シ伝エ車３の爪部３ａが２回転することになり、日
付けの修正時等に日付けを戻す方向に駆動する場合は、
クロノグラフ車９が逆転方向に４周して日回シ伝エ車３
の爪部３ａがゾーンＤからゾーンＣ、ゾーンＢを通過し
てゾーンＡに移動し日回シ車２を逆転駆動して日板１を
逆転駆動し日付けを１日戻す機能を達成する。
【００２２】本実施の形態のシステム系の動作につい
て、まずクロノ計時を表示する場合について説明する。
簡単のため、クロノはリセット状態にありクロノ針１０
は０位置にあると仮定する。まず、モードスイッチ５０
をクロノに設定することによりモード信号発生手段５１
は「クロノモード」を示すモードデータＳ４を出力す
る。この状態で、クロノスタート用のプッシュボタン１
７を押すことにより、「クロノラン」のモード内状態デ
ータＳ５が出力される。このモードデータＳ４とモード
内状態データＳ５を受け、クロノ計時手段５５はクロノ
計時を開始する。そして、クロノ分への桁上げがある毎
にクロノ分データＳ６が更新される。
【００２３】このクロノ分データＳ６を受け、クロノ針
駆動手段５９は必要なモータ駆動パルス数を計算し、ク
ロノ針駆動用信号Ｓ１０を出力する。クロノラン中は、
毎分クロノ針１０を１ステップ正転方向へ運針させれば
よいので、クロノ針駆動用信号Ｓ１０として１発のモー
タ駆動パルスが分へのけた上げ毎に出力される。クロノ
計時は、日板が駆動しない間欠動作の休止期間でのみ許
可される。
【００２４】計時終了後のリセット動作の場合、リセッ
ト用のプッシュボタン１７を押すことにより、モード内
状態発生手段５２は「リセット」というデータのモード
内状態データを出力する。これを受け、クロノ計時手段
５５は計時を停止するとともに、計測値を０にリセット
する。これにより、クロノ分データＳ６は０となり、ク
ロノ針１０を０位置に戻す必要がある。クロノ計時は、
日板が駆動しない間欠動作の休止期間でのみ許可される
ので、日板１とクロノ針１０との関係を崩さずに０位置
に戻すには、逆転でクロノ計時した分だけ戻る必要があ
る。たとえば、３３分計時した時点でリセットされた場
合、３３発の逆転駆動パルスがクロノ針駆動信号Ｓ１０
として出力される。結果、クロノ針１０は逆転で０位置
に戻る。
【００２５】次に、日送り時のシステムの動作について
説明する。カレンダー手段より更新すべき日データＳ８
を受けた日板駆動手段６０は、日データＳ８をもとに日
板を駆動するのに必要なクロノモータ２２の駆動パルス
発数を計算する。通常は１日分送ればよいが、クロノ針
１０を所定の表示状態に復帰させる、つまりは、日送り
前のクロノ計時表示にする必要があり、そこで、駆動パ
ルス発数は６０ステップ４回転分の２４０となる。それ
で、日板用駆動信号Ｓ９として２４０発の駆動パルスが
１まとめに出力される。小の月の月末の様に３１日を通
過して２日分切り替える時は、駆動パルス発数は４８０
となる。
【００２６】クロノが使用されていないリセット状態で
日送りが行われると、クロノ針駆動用信号Ｓ１０として
２４０発の駆動パルスが出力される。クロノ針が４回転
した後日板１は１日分進むが、クロノ針１０はちょうど
４回転し、日送り前と同じ０位置に停止する。
【００２７】クロノラン中に日板送りのタイミングにな
る場合は、クロノ針駆動手段５９からクロノ針駆動用信
号Ｓ１０が毎分出力される合間に日板駆動用信号Ｓ９が
出力される。この時、日板１を駆動するためにクロノ針
１０は４回転するが、ちょうど４回転分の２４０発の駆
動パルスが出力されるので、日送りが終了した後もクロ
ノ計時を示すクロノ針１０の位置は日送り前と変わら
ず、クロノ計時の表示が狂うことはない。
【００２８】タイマー計時の場合も、クロノ計時の場合
と同様である。ただし、その計時の性格上、初期設定分
からのスタートとなり、また、運針方向はクロノの反対
方向となる。
【００２９】本実施例では日回シ伝エ車３の爪部３ａの
位置を４ッのゾーンと設定しているが、クロノグラフ車
９が作動している範囲を、日板を送らない範囲と設定す
れば同様の効果が得られることになるので、ゾーンは２
分割以上ならばすべて設定可能である。
【００３０】又、本実施例では複数の機能表示手段のう
ち、第２表示手段にゼネバ機構で間欠的に連動して表示
状態が変化する構成を説明したが、第２表示手段に第１
表示手段と同様の駆動手段からの駆動力に逐次（連続的
に）連動して表示状態が変化する構成をとっても、複数
の機能表示は達成可能である。つまり第１表示手段であ
るクロノ針１０が駆動を開始し、クロノグラフ機能動作
中に第２表示手段である日板１が駆動を開始しても、ク
ロノグラフ機能終了後にクロノ針１０が所定の表示状態
に復帰すれば、第２表示手段である日板１の表示位置も
所定の日付けに復帰し機能を達成する構成となる。
【００３１】又、本実施例では複数の機能表示手段のう
ち、第２表示手段にゼネバ機構で間欠的に連動して表示
状態が変化する機能を日付け表示機能としたが、曜日を
表示する曜板や月齢を表示する月齢板といった回転板に
よる表示機能は同様に構成することは可能であり、駆動
手段からの駆動力に逐次（連続的に）連動して表示状態
が変化する構成をとる第１表示手段に、本実施例のクロ
ノグラフ機能のほかに、タイマー機能のような指針によ
る様々な表示機能を達成することが可能である。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
構成である複数の機能に対応する機能駆動信号を発生す
る機能信号発生手段と、前記複数の機能に対応して設け
られた複数の機能表示手段と、前記機能信号発生手段か
らの前記機能駆動信号に基づき前記複数の機能表示手段
へ同時に駆動力を伝達する一つの駆動手段とから構成さ
れた機能表示装置の、複数の機能表示手段は、駆動手段
からの駆動力に逐次（連続的に）連動して表示状態が変
化する第１表示手段と、前記駆動手段からの駆動力に間
欠的に連動して表示状態が変化するゼネバ機構の第２表
示手段とからなり、その機能信号発生手段は、第１表示
手段のみが正常に駆動する機能駆動信号を発生する第１
機能駆動手段と、第２表示手段のみが正常に駆動する機
能駆動信号を発生する第２機能駆動手段とからなり、さ
らにその第１機能駆動手段は、第２表示手段が駆動しな
い間欠動作の休止期間内でのみ第１表示手段を駆動する
第１機能駆動信号を発生することと、第２機能駆動手段
は第２表示手段を駆動するとともに、該第２表示手段に
連動して駆動した第１表示手段を所定の表示状態に復帰
させることを特徴とする機能表示装置により、日付けを
表示する日板をクロノグラフ等の機能モーターで駆動す
ることで、部品点数も少なく、少ないモータで多くの表
示形態を達成する事を可能にし、時計として薄型化、小
型化が可能な多機能時計を達成できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の日板作動状態を示す部分平面図であ
る。
【図２】本発明の時計の外観を示す平面図である。
【図３】本発明のクロノ輪列を示す部分断面図である。
【図４】本発明の文字板側より見た時計ムーブメントの
平面透視図である。
【図５】本発明に基づく実施例のシステム構成の概略図
である。
【符号の説明】
１ 日板 １ａ 内歯 ２ 日回シ車 ３ 日回シ伝エ車 ３ａ 爪部 ３ｂ ストッパー部 ９ クロノグラフ車 １０ クロノ針 ２２ クロノモータ ３１ クロノ輪列 ５０ モードスイッチ ５３ 発振手段 ５４ 分周手段 ５５ クロノ計時手段 ５８ カレンダー計時手段 ５９ 目標針位置設定手段 ６０ 日板駆動手段 Ｓ６ クロノ分データ Ｓ７ タイマー分データ Ｓ８ 日データ Ｓ９ 日板駆動用信号 Ｓ１０ クロノ針駆動用信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の機能に対応する機能駆動信号を発
    生する機能信号発生手段と、前記複数の機能に対応して
    設けられた複数の機能表示手段と、前記機能信号発生手
    段からの前記機能駆動信号に基づき前記複数の機能表示
    手段へ同時に駆動力を伝達する一つの駆動手段とから構
    成された機能表示装置。
  2. 【請求項２】 複数の機能表示手段は、駆動手段からの
    駆動力に連続的に連動して表示状態が変化する第１表示
    手段と、前記駆動手段からの駆動力に間欠的に連動して
    表示状態が変化する第２表示手段とからなることを特徴
    とする請求項１記載の機能表示装置。
  3. 【請求項３】 機能信号発生手段は、第１表示手段のみ
    が正常に駆動する機能駆動信号を発生する第１機能駆動
    手段と、第２表示手段のみが正常に駆動する機能駆動信
    号を発生する第２機能駆動手段とからなることを特徴と
    する請求項２記載の機能表示装置。
  4. 【請求項４】 第１機能駆動手段は、第２表示手段が駆
    動しない間欠動作の休止期間内でのみ第１表示手段を駆
    動する第１機能駆動信号を発生することを特徴とする請
    求項３記載の機能表示装置。
  5. 【請求項５】 第２機能駆動手段は第２表示手段を駆動
    するとともに、該第２表示手段に連動して駆動した第１
    表示手段を所定の表示状態に復帰させることを特徴とす
    る請求項３記載の機能表示装置。
  6. 【請求項６】 第２の表示手段はゼネバ機構で間欠駆動
    されることを特徴とする請求項２〜５記載の機能表示装
    置。
  7. 【請求項７】 第１の表示手段は時間経過表示手段であ
    り、第２の表示手段がカレンダー表示手段であることを
    特徴とする請求項１〜６記載の機能表示装置。
  8. 【請求項８】 機能信号発生手段は、少なくとも一つの
    表示手段のみが正常に駆動する機能駆動信号を発生する
    ことを特徴とする請求項１記載の機能表示装置。
  9. 【請求項９】 機能信号発生手段は、正常に駆動した表
    示手段に連動して駆動した他の表示手段を、所定の表示
    状態に復帰させることを特徴とする請求項８記載の機能
    表示装置。
  10. 【請求項１０】 表示手段は時間経過表示手段とカレン
    ダー表示手段であることを特徴とする請求項１、８、９
    記載の機能表示装置。
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