JPH1071028A - 移動棚の転倒防止装置 - Google Patents

移動棚の転倒防止装置

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JPH1071028A
JPH1071028A JP24915896A JP24915896A JPH1071028A JP H1071028 A JPH1071028 A JP H1071028A JP 24915896 A JP24915896 A JP 24915896A JP 24915896 A JP24915896 A JP 24915896A JP H1071028 A JPH1071028 A JP H1071028A
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JP
Japan
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movable
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Withdrawn
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JP24915896A
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English (en)
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Nobuyuki Kojima
信幸 小島
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時にのみ、隣同士の棚を接続するリ
ンクの移動を自動的に規制することで、棚の転倒を防止
し、棚間通路を確保することができる安全性の高い移動
棚の転倒防止装置を提供すること。 【解決手段】 地震発生時にのみ、少なくとも通路に隣
接する棚1、1間を連結するリンク7同士の回動が自動
的に規制され、棚1の転倒が防止されるので、棚間通路
Sを確保することが出来、通路S内に入っている人の棚
間の挾まれを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に敷設された
レール上に、複数個の移動棚を前後方向に走行移動可能
なように装架し、移動棚を走行移動させて棚間に通路を
形成するようにした移動棚装置に関し、特に地震の発生
時に棚の転倒を防止し、棚間通路を確保することができ
る移動棚の転倒防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動棚装置に関し、地震発生時に
棚の転倒の防止を目的としたものには、特公昭63−7
765号や実公平1−16425号がある。
【0003】この内、前者の発明は、固定棚に設けた感
振装置が地震を感知すると、移動棚を自動的に収束させ
て、移動棚を固定させる停止機構を働かせるもので、そ
の停止機構は、実施例によれば移動棚の下方にロックピ
ンを突出させ、そのロックピンを床上のピン孔に係止す
るものである。また、後者の考案では、棚の前後部いず
れかから通路側に突出し隣の棚の接近を阻止する突出位
置と、棚の前後部いずれかに退避した退避位置とをとり
うる接近阻止部材を設け、その接近阻止部材を通路に入
った人が手動で突出位置となるように操作することで地
震発生時に棚の転倒を防止し、棚間通路を確保すること
ができるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
発明は、移動棚を収束させることで、棚から通路への物
品の落下を防止して、物品と床面の損傷を目的としてお
り、移動棚が収束した位置でないと停止機構が働かない
ために、地震発生時に通路内に人が入っている場合に
は、棚の移動や転倒により棚間に人が挟まれる危険があ
る。また、後者の考案では、接近阻止部材の操作を、通
路に出入りする人が手動で行うために、人が通路に入っ
た状態で接近阻止部材を突出位置とすることを忘れる
と、地震発生時に棚の移動や転倒により棚間に人が挟ま
れる危険があり、また、人が通路から出た状態にもかか
わらず、戻し忘れ等により、接近阻止部材が突出位置の
ままで棚の走行操作が行われると、棚の走行が接近阻止
部材により強制的に阻止されるため、棚の駆動モーター
が焼損したり、接近阻止部材や棚本体を破損するといっ
た問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、地震発生時にのみ、隣同士の棚を接続
するリンクの移動を自動的に規制することで、棚の転倒
を防止し、棚間通路を確保することができる安全性の高
い移動棚の転倒防止装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の移動棚の転倒防止装置は、床面に敷設され
たレール上に、複数個の移動棚を前後方向に走行移動可
能なように装架し、移動棚を走行移動させて棚間に通路
を形成するようにした移動棚装置において、一端部同士
を垂直軸により軸着し、各他端を隣同士の棚の各々の上
面と垂直軸により軸着したリンクを設けるとともに、リ
ンク同士の回動を停止状態または回動可能状態としうる
回動制御手段を設け、かつ移動棚装置または移動棚装置
の周囲の建築構造体に、地震を感知する感振装置を設
け、該感振装置からの地震感知信号に基づいて、前記回
動制御手段により、少なくとも通路に隣接する棚同士を
連結するリンク同士の回動を回動可能状態から停止状態
に切換えることで棚の転倒を防止し、棚間通路を確保す
ることを特徴としている。この特徴によると、地震発生
時にのみ、少なくとも通路に隣接する棚間を連結するリ
ンク同士の回動が自動的に規制され、棚の転倒が防止さ
れるので、棚間通路を確保することが出来、通路内に入
っている人の棚間の挾まれを防止できる。
【0007】本発明の移動棚の転倒防止装置は、回動制
御手段が、一方のリンクから垂直方向に出没するロック
ピンと、該ロックピンが係合する複数の係合孔を有する
他方のリンクと固着された係止板であることが好まし
い。このようにすることで、リンク同士の回動が規制さ
れている時、リンクの垂直軸に停止力を持たせず、垂直
軸とは別の係止板を利用してリンクを停止できるため、
大きな停止トルクが得られることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明していくと、まず図1には本発明の適用
される移動棚1が示されており、これら移動棚1はそれ
ぞれ床面2に敷設されたレール3上に走行車輪(図示
略)を介して前後方向に移動可能に設けられている。本
実施形態における移動棚1には、それぞれ適宜駆動装置
(図示せず)が内蔵され、外部に設けられた適宜操作手
段4により所望の位置に移動操作出来るようになってお
り、前記移動棚1を走行させることで、所望の棚の前面
にのみ前記移動棚1の棚板5上に載置される物品等の出
し入れ作業用の通路Sを形成できるようになっている。
【0009】互いに隣接する各移動棚1の上面6同士
は、図2、3で示されるような移動棚1の上面6の左右
に設けられる転倒防止装置7により連結されており、特
に通路Sに隣接する移動棚1の転倒が防止され、通路S
が確保されるようになっている。
【0010】前記転倒防止装置7は、図2、3に示され
るよに一端部同士が第1垂直軸8により軸着され、各他
端が互いに隣接する移動棚1の上面6に固着された第2
垂直軸9に軸着された第1アーム10と第2アーム11
とからなるリンクと、前記第1アーム10に固着された
平面略円弧状の係止板12と、前記第2アーム11の上
面所定位置に設けられる電磁ソレノイド13とから構成
される。
【0011】前記電磁ソレノイド13には、伸長時にお
いて第2アーム11所定位置に穿設された挿通孔14を
挿通し、前記係止板12に複数形成される係合孔15内
に係合可能な伸縮棒16が嵌挿されており、外部適宜位
置に設けられる感振装置17に接続されている(図3参
照)。この感振装置17は地震を感知する適宜機能を有
するもので、地震を感知すると、地震信号を前記電磁ソ
レノイド13に送出し、伸縮棒16を伸長させるように
なっている。
【0012】前記電磁ソレノイド13は、永久磁石を内
蔵してなるもので、伸縮棒16を図4(a)に示される
収縮位置と、図4(b)に示される伸長位置において電
源を切られてもその位置における保持力を永久磁石の磁
力により持続できるようになっている。そして伸長もし
くは収縮方向に伸縮棒を移動させる場合は、それぞれ逆
方向のパルス信号により復帰動作させることが出来るよ
うになっている。
【0013】よって通常時、即ち第1、第2アーム1
0、11を回動可能としている時、電磁ソレノイド13
の伸縮棒16を図4(a)に示されるように収縮位置に
保持させ、前記感振装置17からの信号に基づき、伸縮
棒16を伸長させ、かつその位置にて保持させることが
可能となっている。
【0014】このように構成される本発明の実施形態と
しての転倒防止装置は、通常時においては、第1、第2
アーム10、11が第1垂直軸8を中心に回動可能とな
っているため、各移動棚1の走行移動を可能としてい
る。そして地震発生時においては、感振装置17からの
信号により電磁ソレノイド13の伸縮棒16が係止板1
2の係合孔15内に係合され、前記第1、第2アーム1
0、11の回動が自動的に規制されるようになっている
ため、通路Sが第1、第2アーム10、11により確保
されることになる。
【0015】この時全ての転倒防止装置7が動時に回動
規制されるため、通路に隣接する棚は互いに支持される
とともに、他の棚からも支持されることになり、より安
全性が向上する。
【0016】ここで、伸縮棒16が係合孔15上に位置
していない時に伸長されても、その先端が係止板12上
面に付勢され続けるため、適宜係合孔15が位置すると
同時に係合されるようになっている。
【0017】また、これらリンクが移動棚1の上面6の
左右方向にそれぞれ軸着されているため、より強固に確
保されることになる。また、係止板12は図3中1点鎖
線で示されるように出来るだけ第1、第2アーム10、
11各々の第2垂直軸9よりに固設すれば、係合孔15
同士の間隔をより短く出来、よりスムーズな係合が可能
となる。
【0018】また、伸縮棒16と係合孔15との係合箇
所に加わる力が分散されるため、各部材の破損等を防止
出来る。
【0019】図5(a)、(b)には、第1、第2アー
ム10、11の回動制御手段の他の実施形態が示されて
いる。これを簡単に説明すると、まず第2アーム11上
面に、バネ18を介して下方向に付勢されるようにロッ
クピン19が設けられている。該ロックピン19の側面
所定位置には、適宜凹部20が形成されており、該凹部
20内には、電磁ソレノイド13よりバネ21を介して
水平方向に伸長される伸縮棒16が係合され、図5
(a)に示されるように先端が挿通孔14内に収納され
る位置にてロックピン19が保持されるようになってい
る。
【0020】ここで使用される前記電磁ソレノイド13
の伸縮棒16は、電源がOFFの時には、バネ21によ
り水平方向に伸長されるようになっている。
【0021】そして感振装置17により電磁ソレノイド
13が作動されると、伸縮棒16が収縮され、伸縮棒1
6と凹部20との係合が外れ、ロックピン19が下方に
落ちるようになっている。このように電磁ソレノイド1
3により係脱可能なロックピン等を用いて第1、第2ア
ーム10、11の回動制御が行われてもよい。
【0022】以上、本発明の実施の形態を図面を用いて
説明してきたが、本発明は、上記実施の態様に限定され
るものではなく、種々の実施形態を取り得る。
【0023】例えば、本実施の形態においては全てのリ
ンクが回動制御手段により一斉に回動規制されるように
なっているが、少なくとも通路に隣接する棚同士を連結
しているリンクの回動のみが規制されるようになってい
てもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0025】(a)請求項1の発明によれば、地震発生
時にのみ、少なくとも通路に隣接する棚間を連結するリ
ンク同士の回動が自動的に規制され、棚の転倒が防止さ
れるので、棚間通路を確保することが出来、通路内に入
っている人の棚間の挾まれを防止できる。
【0026】(b)請求項2の発明によれば、リンク同
士の回動が規制されている時、リンクの垂直軸に停止力
を持たせず、垂直軸とは別の係止板を利用してリンクを
停止できるため、大きな停止トルクが得られることにな
る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された移動棚装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の要部側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図であり、(b)は(a)に
対応する作用を示す図である。
【図5】(a)は本発明の他の実施の態様の要部を示す
斜視図であり、(b)は(a)に対応する作用を示す図
である。
【符号の説明】 1 移動棚 2 床面 3 レール 4 操作手段 5 棚板 6 側板 7 転倒防止装置 8 第1垂直部材 9 第2垂直部材 10 第1アーム(リンク) 11 第2アーム(リンク) 12 係止板(回動制御手段) 13 電磁ソレノイド(回動制御手段) 14 挿通孔 15 係合孔 16 伸縮棒 17 感振装置 18 バネ 19 ロックピン 20 凹部 21 バネ S 通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に敷設されたレール上に、複数個の
    移動棚を前後方向に走行移動可能なように装架し、移動
    棚を走行移動させて棚間に通路を形成するようにした移
    動棚装置において、一端部同士を垂直軸により軸着し、
    各他端を隣同士の棚の各々の上面と垂直軸により軸着し
    たリンクを設けるとともに、リンク同士の回動を停止状
    態または回動可能状態としうる回動制御手段を設け、か
    つ移動棚装置または移動棚装置周囲の建築構造体に、地
    震を感知する感振装置を設け、該感振装置からの地震感
    知信号に基づいて、前記回動制御手段により、少なくと
    も通路に隣接する棚同士を連結するリンク同士の回動を
    回動可能状態から停止状態に切換えることで棚の転倒を
    防止し、棚間通路を確保することを特徴とする移動棚の
    転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 回動制御手段が、一方のリンクから垂直
    方向に出没するロックピンと、該ロックピンが係合する
    複数の係合孔を有する他方のリンクと固着された係止板
    である請求項1に記載の移動棚の転倒防止装置。
JP24915896A 1996-08-30 1996-08-30 移動棚の転倒防止装置 Withdrawn JPH1071028A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007198A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Kokuyo Furniture Co Ltd セキュリティユニット及び移動ラック装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007198A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Kokuyo Furniture Co Ltd セキュリティユニット及び移動ラック装置
JP4674667B2 (ja) * 2005-06-30 2011-04-20 コクヨ株式会社 セキュリティユニット及び移動ラック装置

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104