JPH0427395Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0427395Y2 JPH0427395Y2 JP14262087U JP14262087U JPH0427395Y2 JP H0427395 Y2 JPH0427395 Y2 JP H0427395Y2 JP 14262087 U JP14262087 U JP 14262087U JP 14262087 U JP14262087 U JP 14262087U JP H0427395 Y2 JPH0427395 Y2 JP H0427395Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable shelf
- movable
- locking member
- shelf
- drive
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、移動棚を走行不能に拘束するロツク
装置を有する移動棚に関するものであり、特に地
震時の安全を確保するための自動ロツク解除装置
に関する。
装置を有する移動棚に関するものであり、特に地
震時の安全を確保するための自動ロツク解除装置
に関する。
(従来の技術)
室内の空間を効率よく利用するために、底部に
走行車輪を有する多数の物置棚を走行自在に置き
並べ、物品の出し入れをする場合は、希望の物置
棚の前面に通路ができるように他の物置棚を移動
させるようにした移動棚装置がある。かかる移動
棚の駆動手段として、移動棚の外部から手動的に
操作することができる駆動操作部材と、この駆動
操作部材の回転力を移動棚の底部に設けられた走
行車輪に伝達して移動棚を走行させる伝動機構と
を有してなる駆動手段が広く用いられている。
走行車輪を有する多数の物置棚を走行自在に置き
並べ、物品の出し入れをする場合は、希望の物置
棚の前面に通路ができるように他の物置棚を移動
させるようにした移動棚装置がある。かかる移動
棚の駆動手段として、移動棚の外部から手動的に
操作することができる駆動操作部材と、この駆動
操作部材の回転力を移動棚の底部に設けられた走
行車輪に伝達して移動棚を走行させる伝動機構と
を有してなる駆動手段が広く用いられている。
このような移動棚においては、移動棚前面に形
成された通路内に作業者がいることを知らないで
他の者が誤つて移動棚を動かした場合、通路内の
作業者が移動棚と移動棚との間に挟まれる恐れが
ある。そこで、移動棚の外部から手動的に操作す
ることにより上記駆動操作部材から走行車輪に至
る駆動機構を作動不能にロツクして移動棚の走行
を拘束するロツク部材を設けることが常識となつ
ている。
成された通路内に作業者がいることを知らないで
他の者が誤つて移動棚を動かした場合、通路内の
作業者が移動棚と移動棚との間に挟まれる恐れが
ある。そこで、移動棚の外部から手動的に操作す
ることにより上記駆動操作部材から走行車輪に至
る駆動機構を作動不能にロツクして移動棚の走行
を拘束するロツク部材を設けることが常識となつ
ている。
しかるに、移動棚がロツク部材によりロツクさ
れた状態において地震が発生すると、ロツクされ
ていない場合よりも危険度が大きいことが明らか
になつてきた。即ち、移動棚がロツク部材により
ロツクされている状態では、地震のエネルギーが
直接移動棚に伝達されて移動棚が地面あるいは建
物と共に揺れ、走行車輪が平滑なレール又は床上
を滑動し、移動棚同志がぶつかり合つて移動棚と
移動棚との間に作業者が挟み込まれる危険がある
からである。これに対してロツクが解除されてい
る状態で地震が発生しても、地震による地面又は
床の揺れの大部分は走行車輪が回転することによ
り吸収され、地震エネルギーが移動棚本体に伝達
されることなく免震状態となり、各移動棚は限ら
れた範囲で同期的に動くだけで既に形成されてい
る通路が狭められる程度が格段に少なくなり、通
路内の作業者の安全が確保される。
れた状態において地震が発生すると、ロツクされ
ていない場合よりも危険度が大きいことが明らか
になつてきた。即ち、移動棚がロツク部材により
ロツクされている状態では、地震のエネルギーが
直接移動棚に伝達されて移動棚が地面あるいは建
物と共に揺れ、走行車輪が平滑なレール又は床上
を滑動し、移動棚同志がぶつかり合つて移動棚と
移動棚との間に作業者が挟み込まれる危険がある
からである。これに対してロツクが解除されてい
る状態で地震が発生しても、地震による地面又は
床の揺れの大部分は走行車輪が回転することによ
り吸収され、地震エネルギーが移動棚本体に伝達
されることなく免震状態となり、各移動棚は限ら
れた範囲で同期的に動くだけで既に形成されてい
る通路が狭められる程度が格段に少なくなり、通
路内の作業者の安全が確保される。
そこで、たとえば移動棚がロツクされている状
態において地震が発生しても、移動棚の震動によ
り自動的にロツクが解除されるようにして棚間の
通路内の作業者の安全を確保するようにした移動
棚のロツク装置に関して本出願人は先に出願をし
た(実願昭54−43666号、実公昭57−7324号)。こ
れは、ロツク部材をロツク解除の向きに微少力で
付勢することにより、移動棚の振動で自動的にロ
ツクが解除されるようにしたものである。
態において地震が発生しても、移動棚の震動によ
り自動的にロツクが解除されるようにして棚間の
通路内の作業者の安全を確保するようにした移動
棚のロツク装置に関して本出願人は先に出願をし
た(実願昭54−43666号、実公昭57−7324号)。こ
れは、ロツク部材をロツク解除の向きに微少力で
付勢することにより、移動棚の振動で自動的にロ
ツクが解除されるようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点)
上記出願に係る移動棚のロツク装置によれば、
地震時に自動的にロツクが解除されるため、地震
時の通路内の作業者の安全を確保するという所期
の目的を達成することができる。しかし、ロツク
部材を微少な力ながらロツク解除の向きに付勢し
ているため、僅かな振動によりロツク部材が徐々
にロツク解除の向きに移動することがあり得、改
良の余地があつた。
地震時に自動的にロツクが解除されるため、地震
時の通路内の作業者の安全を確保するという所期
の目的を達成することができる。しかし、ロツク
部材を微少な力ながらロツク解除の向きに付勢し
ているため、僅かな振動によりロツク部材が徐々
にロツク解除の向きに移動することがあり得、改
良の余地があつた。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、
通常の振動程度ではロツクが解除されることはな
く、地震時にはロツクが確実に解除されるように
して、ロツク装置としての信頼性と地震時の安全
性を向上させた移動棚の自動ロツク解除装置を提
供することを目的とする。
通常の振動程度ではロツクが解除されることはな
く、地震時にはロツクが確実に解除されるように
して、ロツク装置としての信頼性と地震時の安全
性を向上させた移動棚の自動ロツク解除装置を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、移動棚の外部から手動的に操作する
ことにより駆動機構を作動不能にロツクして移動
棚の走行を拘束するロツク部材を有してなる移動
棚において、地震時の移動棚の震動で移動する作
動部材と、ロツク部材と作動部材とを連繋し、作
動部材の移動によりロツク部材をロツク解除の向
きにのみ移動させる連繋部材とを有することを特
徴とする。
ことにより駆動機構を作動不能にロツクして移動
棚の走行を拘束するロツク部材を有してなる移動
棚において、地震時の移動棚の震動で移動する作
動部材と、ロツク部材と作動部材とを連繋し、作
動部材の移動によりロツク部材をロツク解除の向
きにのみ移動させる連繋部材とを有することを特
徴とする。
(作用)
ロツク部材が駆動機構を作動不能にロツクして
いる状態において地震が発生すると、地震時の移
動棚の振動で作動部材が移動し、この作動部材の
移動によりうロツク部材をロツク解除の向きに移
動させる。作動部材の移動でロツク部材が駆動機
構をロツクする向きに移動することはない。
いる状態において地震が発生すると、地震時の移
動棚の振動で作動部材が移動し、この作動部材の
移動によりうロツク部材をロツク解除の向きに移
動させる。作動部材の移動でロツク部材が駆動機
構をロツクする向きに移動することはない。
(実施例)
以下、図面を参照しながら本考案に係る移動棚
の自動ロツク解除装置の実施例について説明す
る。
の自動ロツク解除装置の実施例について説明す
る。
第1図において、符号1で示す移動棚は、台枠
2と、この台枠2上に固定された複数の支柱3
と、これら支柱3の相互間に掛け止められた棚板
4等を有してなる。物置棚1は、その側面部にお
いて丸いハンドル状の駆動操作部材5を有してい
る。駆動操作部材5は回転操作可能であり、その
回転力が図示されない伝動機構を介して台枠2内
に回転可能に支持された図示されない走行車輪に
伝達され、この走行車輪がレール6上で転動する
ことにより移動棚1はその開口面に対し直角方向
に移動するようになつている。上記伝動機構は減
速伝動機構とすることにより、駆動操作部材5の
回転操作により移動棚1を容易に移動させること
ができる。移動棚1はレール6上に多数置き並べ
られ、必要な棚間にのみ作業通路を形成し、他の
移動棚は密集状態におくことにより限りのある室
内空間を有効に利用するようになつている。な
お、移動棚1は適宜の案内手段により所定の方向
に移動するようにすればレール6は不要であり、
床上に直接置き並べることができる。
2と、この台枠2上に固定された複数の支柱3
と、これら支柱3の相互間に掛け止められた棚板
4等を有してなる。物置棚1は、その側面部にお
いて丸いハンドル状の駆動操作部材5を有してい
る。駆動操作部材5は回転操作可能であり、その
回転力が図示されない伝動機構を介して台枠2内
に回転可能に支持された図示されない走行車輪に
伝達され、この走行車輪がレール6上で転動する
ことにより移動棚1はその開口面に対し直角方向
に移動するようになつている。上記伝動機構は減
速伝動機構とすることにより、駆動操作部材5の
回転操作により移動棚1を容易に移動させること
ができる。移動棚1はレール6上に多数置き並べ
られ、必要な棚間にのみ作業通路を形成し、他の
移動棚は密集状態におくことにより限りのある室
内空間を有効に利用するようになつている。な
お、移動棚1は適宜の案内手段により所定の方向
に移動するようにすればレール6は不要であり、
床上に直接置き並べることができる。
駆動操作部材5はスポーク9を介してボス7と
一体に形成され、ボス7の中心部であり、かつ駆
動操作部材5の回転中心部からは、移動棚1の走
行を拘束しまたこれを解除するための操作つまみ
8が突出している。
一体に形成され、ボス7の中心部であり、かつ駆
動操作部材5の回転中心部からは、移動棚1の走
行を拘束しまたこれを解除するための操作つまみ
8が突出している。
第2図及び第3図において、移動棚の側板10
と、この側板10の内側面に固定された枠体11
とにより軸受12,13を介し管軸14が回転可
能に支持されている。側板10から外方に突出し
た管軸14の一端部に前記ボス7が一体に嵌合固
着され、管軸14が前記駆動操作部材5と実質一
体に設けられている。管軸14には、二つの軸受
12,13間においてスプロケツト輪15と制動
輪16が一体に嵌合固着されている。スプロケツ
ト輪15にはチエーンが掛けられる。このチエー
ンは図示されない走行車輪に動力を伝達する伝動
機構の一部を構成している。従つて、駆動操作部
材5の回転操作により走行車輪が回転駆動され、
移動棚が前記レール6上を走行する。上記制動輪
16は、第3図に示すように周縁部に多数の切欠
16aを有している。管軸14内にはロツク部材
17が軸方向に移動可能に挿通されている。ロツ
ク部材17の前端(第1図において左端)部には
前記ロツク操作つまみ8が固着されている。ロツ
ク部材17の後端部は枠体11から奥方に突出し
たのち直角方向への折り曲げ部17aとさらに直
角方向への折り返し部17bとを有してなり、折
り返し部17bは再び枠体11に形成された孔1
1aを奥方から外方に向かつて貫いている。この
折り返し部17bは、つまみ8の操作によりロツ
ク部材17を外方に向かつて引き出すと制動輪1
6の周縁部の切欠16aの一つに係合し、また、
つまみ8の操作によりロツク部材17を奥方に向
かつて押し込むと制動輪16の切欠16aから抜
け出。ただし、上記折り返し部17bが制動輪1
6の切欠16aから抜け出ても、枠体11の孔1
1aからは抜け出ないようになつている。ロツク
部材17の折り返し部17bが制動輪16の切欠
16aに係合した状態では、駆動操作部材5から
走行車輪に至る駆動機構が作動不能にロツクさ
れ、移動棚が走行不能に拘束される。
と、この側板10の内側面に固定された枠体11
とにより軸受12,13を介し管軸14が回転可
能に支持されている。側板10から外方に突出し
た管軸14の一端部に前記ボス7が一体に嵌合固
着され、管軸14が前記駆動操作部材5と実質一
体に設けられている。管軸14には、二つの軸受
12,13間においてスプロケツト輪15と制動
輪16が一体に嵌合固着されている。スプロケツ
ト輪15にはチエーンが掛けられる。このチエー
ンは図示されない走行車輪に動力を伝達する伝動
機構の一部を構成している。従つて、駆動操作部
材5の回転操作により走行車輪が回転駆動され、
移動棚が前記レール6上を走行する。上記制動輪
16は、第3図に示すように周縁部に多数の切欠
16aを有している。管軸14内にはロツク部材
17が軸方向に移動可能に挿通されている。ロツ
ク部材17の前端(第1図において左端)部には
前記ロツク操作つまみ8が固着されている。ロツ
ク部材17の後端部は枠体11から奥方に突出し
たのち直角方向への折り曲げ部17aとさらに直
角方向への折り返し部17bとを有してなり、折
り返し部17bは再び枠体11に形成された孔1
1aを奥方から外方に向かつて貫いている。この
折り返し部17bは、つまみ8の操作によりロツ
ク部材17を外方に向かつて引き出すと制動輪1
6の周縁部の切欠16aの一つに係合し、また、
つまみ8の操作によりロツク部材17を奥方に向
かつて押し込むと制動輪16の切欠16aから抜
け出。ただし、上記折り返し部17bが制動輪1
6の切欠16aから抜け出ても、枠体11の孔1
1aからは抜け出ないようになつている。ロツク
部材17の折り返し部17bが制動輪16の切欠
16aに係合した状態では、駆動操作部材5から
走行車輪に至る駆動機構が作動不能にロツクさ
れ、移動棚が走行不能に拘束される。
ロツク部材17の折り曲げ部17aと折り返し
部17bとの間には連繋部の一部を構成するアン
グル材26が固着されちる。アングル材26の一
片は垂直方向に立ち上がつている。
部17bとの間には連繋部の一部を構成するアン
グル材26が固着されちる。アングル材26の一
片は垂直方向に立ち上がつている。
第4図乃至第6図において、枠体11の奥側の
面には、その一側縁部において軸受部材23が固
定されている。軸受部材23には軸22が水平方
向に支持されており、この軸22によつて作動部
材20が垂直面内において揺動可能に支持されて
いる。作動部材20は軸22から垂下しており、
その下端には重り21が固着されている。作動部
材20は一種の加速度センサを構成しており、地
震によつ移動棚が振動すると、作動部材20は重
り21と共にその場に留まろうとして軸22を中
心に揺動する。作動部材20の一側縁部には連繋
部の他の一部を構成する突起20aがその周りを
切り欠くことによつて形成されている。上記突起
20aは、前記ロツク部材17と一体のアングル
材26と枠体11の奥方の面との間に進入してい
る。ロツク部材17の折り返し部17bが制動輪
16の切欠16aつに係合して移動棚の走行がロ
ツクされた状態では、ロツク部材17は第5図に
実線で示すように外方(第5図において左方)に
引かれた状態にある。また、作動部材20は垂下
してその突起20aがアングル材26の移動通路
外にあつてロツク部材17によるロツク動作及び
その解除動作を阻害することはない。
面には、その一側縁部において軸受部材23が固
定されている。軸受部材23には軸22が水平方
向に支持されており、この軸22によつて作動部
材20が垂直面内において揺動可能に支持されて
いる。作動部材20は軸22から垂下しており、
その下端には重り21が固着されている。作動部
材20は一種の加速度センサを構成しており、地
震によつ移動棚が振動すると、作動部材20は重
り21と共にその場に留まろうとして軸22を中
心に揺動する。作動部材20の一側縁部には連繋
部の他の一部を構成する突起20aがその周りを
切り欠くことによつて形成されている。上記突起
20aは、前記ロツク部材17と一体のアングル
材26と枠体11の奥方の面との間に進入してい
る。ロツク部材17の折り返し部17bが制動輪
16の切欠16aつに係合して移動棚の走行がロ
ツクされた状態では、ロツク部材17は第5図に
実線で示すように外方(第5図において左方)に
引かれた状態にある。また、作動部材20は垂下
してその突起20aがアングル材26の移動通路
外にあつてロツク部材17によるロツク動作及び
その解除動作を阻害することはない。
いま、上記のようにロツク部材17によつて移
動棚の走行がロツクされた状態において地震が発
生し、移動棚が振動すると、前述のように作動部
材20が軸22を中心に揺動する。作動部材20
が第5図において反時計方向に揺動するときその
突起20aがアングル材26を第5図において右
方に押し、ロツク部材17はその折り返し部17
bが制動輪16の切欠16aから抜け出る向きに
移動させられて移動棚のロツクが解除される。一
方、作動部材20が第5図において時計方向に揺
動するときは、突起20a周りの切欠部が懐深く
形成されているためアングル材26及びこれと一
体のロツク部材17を押し戻すことはなく、移動
棚が再びロツクされるようになことはない。
動棚の走行がロツクされた状態において地震が発
生し、移動棚が振動すると、前述のように作動部
材20が軸22を中心に揺動する。作動部材20
が第5図において反時計方向に揺動するときその
突起20aがアングル材26を第5図において右
方に押し、ロツク部材17はその折り返し部17
bが制動輪16の切欠16aから抜け出る向きに
移動させられて移動棚のロツクが解除される。一
方、作動部材20が第5図において時計方向に揺
動するときは、突起20a周りの切欠部が懐深く
形成されているためアングル材26及びこれと一
体のロツク部材17を押し戻すことはなく、移動
棚が再びロツクされるようになことはない。
なお、第4図において符号31,32は、ロツ
クされた移動棚とこれに隣接する移動棚との間の
作業通路を照明するための照明灯のスイツチであ
る。ロツク部材17により移動棚がロツクされた
ときロツク部材17の突起17d,17eがスイ
ツチ31,32を作動させ、その移動棚と隣接す
る移動棚との間の作業通路の照明灯を点燈させ
る。
クされた移動棚とこれに隣接する移動棚との間の
作業通路を照明するための照明灯のスイツチであ
る。ロツク部材17により移動棚がロツクされた
ときロツク部材17の突起17d,17eがスイ
ツチ31,32を作動させ、その移動棚と隣接す
る移動棚との間の作業通路の照明灯を点燈させ
る。
以上述べた実施例によれば、任意の移動棚を移
動させることにより作業通路を形成したあと、作
業通路の両側の移動棚をロツク部材17によりロ
ツクしておけば、その移動棚が不用意に押し動か
されることはなく、通路内の作業者の安全が確保
される。そして、移動棚がロツクされている状態
で地震が発生すると、上記のように作動部材20
の揺動によりロツクが自動的に解除されるため、
移動棚は免震状態となつてほぼその場で揺れるだ
けであり、作業通路が極端に狭められることはな
く、地震時における通路内の作業者の安全が確保
される。移動棚を移動させようとするときはロツ
ク部材17による移動棚のロツクを解除したあと
駆動操作部材5を所望の向きに回転駆動すればよ
い。
動させることにより作業通路を形成したあと、作
業通路の両側の移動棚をロツク部材17によりロ
ツクしておけば、その移動棚が不用意に押し動か
されることはなく、通路内の作業者の安全が確保
される。そして、移動棚がロツクされている状態
で地震が発生すると、上記のように作動部材20
の揺動によりロツクが自動的に解除されるため、
移動棚は免震状態となつてほぼその場で揺れるだ
けであり、作業通路が極端に狭められることはな
く、地震時における通路内の作業者の安全が確保
される。移動棚を移動させようとするときはロツ
ク部材17による移動棚のロツクを解除したあと
駆動操作部材5を所望の向きに回転駆動すればよ
い。
なお、移動棚の駆動機構とロツク機構の構成に
よつては、上記実施例におけるロツク部材17が
第5図において右方に移動したとき移動棚をロツ
クし、ロツク部材17が左方に移動したときロツ
ク解除となることもあり得る。その場合は、第5
図において作動部材20が時計方向に揺動したと
きロツク部材17を左方に押し動かすようにすれ
ばよい。
よつては、上記実施例におけるロツク部材17が
第5図において右方に移動したとき移動棚をロツ
クし、ロツク部材17が左方に移動したときロツ
ク解除となることもあり得る。その場合は、第5
図において作動部材20が時計方向に揺動したと
きロツク部材17を左方に押し動かすようにすれ
ばよい。
作動部材は、必ずしも地震時の振動で揺動する
ものに限られるものではない。例えば、直線方向
に移動可能に設けると共に、振動による加速力が
加わらない通常の状態ではばねにより中立位置で
バランスするようにし、振動による加速力が加わ
つたとき直線方向に移動するようにしてもよい。
そして、作動部材が一方に移動したとき、ロツク
部材と作動部材とを連繋する連繋部を介してロツ
ク部材をロツク解除の向きに移動させるようにす
る。
ものに限られるものではない。例えば、直線方向
に移動可能に設けると共に、振動による加速力が
加わらない通常の状態ではばねにより中立位置で
バランスするようにし、振動による加速力が加わ
つたとき直線方向に移動するようにしてもよい。
そして、作動部材が一方に移動したとき、ロツク
部材と作動部材とを連繋する連繋部を介してロツ
ク部材をロツク解除の向きに移動させるようにす
る。
ロツク部材は、必ずしも駆動操作部材の回転中
心部に設ける必要はなく、駆動操作部材は別の位
置に独立して設けてもよい。また、ロツク機構は
適宜の形式のものを選択して適用することができ
る。例えば、ロツク部材を回動操作することによ
りロツクする形式のものでもよい。ロツク部材
は、駆動操作部材から走行車輪に至る駆動機構の
少なくとも一個所をロツクするものであればよ
く、例えば、伝動機構を構成するチエーンをロツ
クするものでもよい。
心部に設ける必要はなく、駆動操作部材は別の位
置に独立して設けてもよい。また、ロツク機構は
適宜の形式のものを選択して適用することができ
る。例えば、ロツク部材を回動操作することによ
りロツクする形式のものでもよい。ロツク部材
は、駆動操作部材から走行車輪に至る駆動機構の
少なくとも一個所をロツクするものであればよ
く、例えば、伝動機構を構成するチエーンをロツ
クするものでもよい。
その他、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない
限り任意に設計変更して差支えない。
限り任意に設計変更して差支えない。
(考案の効果)
本考案によれば、移動棚がロツクされている状
態で地震が発生すると、作動部材の揺動よりロツ
クが自動的に解除されるため、移動棚は免振状態
となつてほぼその場で揺れるだけであり、作業通
路が極端に狭められることはなく、地震時におけ
る通路内の作業者の安全が確保される。また、作
動部材は、地震時のように大きなエネルギーで移
動棚が振動した場合にのみロツク部材をロツク解
除の向きに移動させ、通常の使用状態で自然にロ
ツクが解除されることはないので、信頼性の高い
自動ロツク解除装置を提供することができる。
態で地震が発生すると、作動部材の揺動よりロツ
クが自動的に解除されるため、移動棚は免振状態
となつてほぼその場で揺れるだけであり、作業通
路が極端に狭められることはなく、地震時におけ
る通路内の作業者の安全が確保される。また、作
動部材は、地震時のように大きなエネルギーで移
動棚が振動した場合にのみロツク部材をロツク解
除の向きに移動させ、通常の使用状態で自然にロ
ツクが解除されることはないので、信頼性の高い
自動ロツク解除装置を提供することができる。
第1図は本考案に係る自動ロツク解除装置を有
する移動棚の例を示す斜視図、第図は本考案に係
る自動ロツク解除装置の実施例を示す側面断面
図、第3図は第2図中の線−に沿う断面図、
第4図は上記実施例の要部の拡大背面図、第5図
は同上一部断面側面図、第6図は同上分解斜視図
である。 1……移動棚、5……駆動操作部材、17……
ロツク部材、20……作動部材、20a……連繋
部を構成する作動部材の突起、26……連繋部を
構成するアングル材。
する移動棚の例を示す斜視図、第図は本考案に係
る自動ロツク解除装置の実施例を示す側面断面
図、第3図は第2図中の線−に沿う断面図、
第4図は上記実施例の要部の拡大背面図、第5図
は同上一部断面側面図、第6図は同上分解斜視図
である。 1……移動棚、5……駆動操作部材、17……
ロツク部材、20……作動部材、20a……連繋
部を構成する作動部材の突起、26……連繋部を
構成するアングル材。
Claims (1)
- 移動棚の外部から手動的に操作することができ
る駆動操作部材と、この駆動操作材の回転力を移
動棚の底部に設けられた走行車輪に伝達して移動
棚を走行させる伝動機構、移動棚の外部から手動
的に操作することにより上記駆動操作部材から走
行車輪に至る駆動機構を作動不能にロツクして移
動棚の走行を拘束するロツク部材とを有してなる
移動棚において、地震時の移動棚の震動で移動す
る作動部材と、ロツク部材と作動部材とを連繋
し、作動部材の移動によりロツク部材をロツク解
除の向きにのみ移動させる連繋部材とをしてなる
移動棚の自動ロツク解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14262087U JPH0427395Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14262087U JPH0427395Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6447234U JPS6447234U (ja) | 1989-03-23 |
JPH0427395Y2 true JPH0427395Y2 (ja) | 1992-07-01 |
Family
ID=31408729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14262087U Expired JPH0427395Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427395Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006034494A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Okamura Corp | 手動式移動棚装置 |
JP2006132563A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Kongo Co Ltd | 免震装置 |
JP2016063925A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社岡村製作所 | 感震式物品落下防止装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7165397B2 (ja) * | 2018-09-20 | 2022-11-04 | 日本ファイリング株式会社 | 移動棚の制震装置 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP14262087U patent/JPH0427395Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006034494A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Okamura Corp | 手動式移動棚装置 |
JP2006132563A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Kongo Co Ltd | 免震装置 |
JP2016063925A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社岡村製作所 | 感震式物品落下防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6447234U (ja) | 1989-03-23 |
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