JP3482548B2 - 移動棚のロック解除装置 - Google Patents
移動棚のロック解除装置Info
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- JP3482548B2 JP3482548B2 JP06831395A JP6831395A JP3482548B2 JP 3482548 B2 JP3482548 B2 JP 3482548B2 JP 06831395 A JP06831395 A JP 06831395A JP 6831395 A JP6831395 A JP 6831395A JP 3482548 B2 JP3482548 B2 JP 3482548B2
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- shaft
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2207/00—Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
- B65G2207/20—Earthquake protection
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動棚のロック解除装
置に係り、特に、ロック機構によって移動棚の走行がロ
ックされた状態において、地震による揺れが発生する
と、棚のロック状態を自動的に解除して、収納物の棚か
らの落下を防止し、また移動棚全体が転倒することがな
いようにした移動棚のロック解除装置に関するものであ
る。
置に係り、特に、ロック機構によって移動棚の走行がロ
ックされた状態において、地震による揺れが発生する
と、棚のロック状態を自動的に解除して、収納物の棚か
らの落下を防止し、また移動棚全体が転倒することがな
いようにした移動棚のロック解除装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】手動によりハンドルを回転させて棚を移
動する機械式の移動棚には、通路内に作業者がいること
を知らないで他の作業者が移動棚を動かして隣接する移
動棚間に挟まれる事故を防止するために、通常、ハンド
ルに近接して設けたロックつまみを操作して駆動機構を
作動不能にロックし、移動棚の走行を拘束するロック手
段を備えている。
動する機械式の移動棚には、通路内に作業者がいること
を知らないで他の作業者が移動棚を動かして隣接する移
動棚間に挟まれる事故を防止するために、通常、ハンド
ルに近接して設けたロックつまみを操作して駆動機構を
作動不能にロックし、移動棚の走行を拘束するロック手
段を備えている。
【0003】ところが、移動棚がロックされた状態で地
震が発生すると、地震エネルギーが移動棚本体に直接伝
達されるため、収納物が棚から落下したり、移動棚同士
がぶつかり合って転倒したりすることから、近時、地震
発生時に、その震動を感知して移動棚のロック状態を自
動的に解除する移動棚のロック解除装置が提案され、実
用に供されている。
震が発生すると、地震エネルギーが移動棚本体に直接伝
達されるため、収納物が棚から落下したり、移動棚同士
がぶつかり合って転倒したりすることから、近時、地震
発生時に、その震動を感知して移動棚のロック状態を自
動的に解除する移動棚のロック解除装置が提案され、実
用に供されている。
【0004】例えば、実公平4−27395号公報に
は、地震時の移動棚の震動で移動する作動部材と、ロッ
ク部材と作動部材とを連繋し、作動部材の移動によりロ
ック部材をロック解除の方向にのみ移動させる連繋部材
とを有してなる移動棚の自動ロック解除装置が開示され
ている。この装置は、地震による棚の揺れによって、下
端に重りを有する振り子状の作動部材が、軸を中心に揺
動し、連繋部材に作用して、ロック部材の折り返し部が
制動輪の切欠から抜け出る向きに移動させられ、移動棚
のロックが解除されるものである。
は、地震時の移動棚の震動で移動する作動部材と、ロッ
ク部材と作動部材とを連繋し、作動部材の移動によりロ
ック部材をロック解除の方向にのみ移動させる連繋部材
とを有してなる移動棚の自動ロック解除装置が開示され
ている。この装置は、地震による棚の揺れによって、下
端に重りを有する振り子状の作動部材が、軸を中心に揺
動し、連繋部材に作用して、ロック部材の折り返し部が
制動輪の切欠から抜け出る向きに移動させられ、移動棚
のロックが解除されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例による
移動棚の自動ロック解除装置は、振り子自体が作動部材
を構成していること、および、振り子は棚の走行方向に
振れ、軸を中心に一側には揺れるが他側には枠体に遮ら
れて揺れないことから、次のような問題点があった。す
なわち、地震時において、作動部材の揺動は、その勢い
が必ずしも移動棚のロックを解除するに十分なるもので
はなく、特にロック部材の折り返し部が制動輪の切欠に
噛み込んでロック状態を維持しているような場合は、時
により作動部材が作動せず、ロック状態を解除し得ない
という事態が発生する。
移動棚の自動ロック解除装置は、振り子自体が作動部材
を構成していること、および、振り子は棚の走行方向に
振れ、軸を中心に一側には揺れるが他側には枠体に遮ら
れて揺れないことから、次のような問題点があった。す
なわち、地震時において、作動部材の揺動は、その勢い
が必ずしも移動棚のロックを解除するに十分なるもので
はなく、特にロック部材の折り返し部が制動輪の切欠に
噛み込んでロック状態を維持しているような場合は、時
により作動部材が作動せず、ロック状態を解除し得ない
という事態が発生する。
【0006】本発明は、従来技術が有する上記の問題点
を解決し、地震発生時に作動部材が確実に作動し、ロッ
ク状態を必ず解除することができるようにした移動棚の
ロック解除装置を提供することを目的とする。
を解決し、地震発生時に作動部材が確実に作動し、ロッ
ク状態を必ず解除することができるようにした移動棚の
ロック解除装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ハンドルの回転により、ハンドル軸に
取付けたクラッチ用スプロケットにラチェットを噛み合
わせ、その回転駆動力を駆動用スプロケットから伝動機
構を介して駆動輪に伝達する移動棚のハンドル装置と、
ロック操作により前記ハンドルから駆動輪に至る駆動機
構を作動不能にロックして移動棚の走行を拘束するロッ
ク操作部材を有するロック機構と、ロック操作部材の後
端部に固着したロック解除軸と、このロック解除軸の至
端部に取付けられ、支持梁との間に弾装した第1の弾性
部材により前記ロック機構をロック解除状態となるよう
に付勢している係止部材と、この係止部材を第2の弾性
部材の付勢力により第1の弾性部材の弾発力に抗して係
止する作動軸と、この作動軸の至端部に取付けた振り子
当板と、支持梁に一端が軸着され、地震時の揺動により
前記振り子当板を殴打して作動軸と係止部材との係止を
解除するウェイト付きの振り子とを備えることを特徴と
する移動棚のロック解除装置を構成した。
めに、本発明は、ハンドルの回転により、ハンドル軸に
取付けたクラッチ用スプロケットにラチェットを噛み合
わせ、その回転駆動力を駆動用スプロケットから伝動機
構を介して駆動輪に伝達する移動棚のハンドル装置と、
ロック操作により前記ハンドルから駆動輪に至る駆動機
構を作動不能にロックして移動棚の走行を拘束するロッ
ク操作部材を有するロック機構と、ロック操作部材の後
端部に固着したロック解除軸と、このロック解除軸の至
端部に取付けられ、支持梁との間に弾装した第1の弾性
部材により前記ロック機構をロック解除状態となるよう
に付勢している係止部材と、この係止部材を第2の弾性
部材の付勢力により第1の弾性部材の弾発力に抗して係
止する作動軸と、この作動軸の至端部に取付けた振り子
当板と、支持梁に一端が軸着され、地震時の揺動により
前記振り子当板を殴打して作動軸と係止部材との係止を
解除するウェイト付きの振り子とを備えることを特徴と
する移動棚のロック解除装置を構成した。
【0008】この場合、前記ロック機構は、一端にロッ
クつまみを、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸
と平行に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸
と、支持梁に固定したユニットフレームにロック金具回
転軸により回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向へ
の移動によりロック操作部材が当該ロック金具に作用し
て回転し、起立状態または傾倒状態の位置をとるロック
金具と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が
傾倒状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係
合し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック
歯とを備えると効果的である。
クつまみを、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸
と平行に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸
と、支持梁に固定したユニットフレームにロック金具回
転軸により回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向へ
の移動によりロック操作部材が当該ロック金具に作用し
て回転し、起立状態または傾倒状態の位置をとるロック
金具と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が
傾倒状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係
合し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック
歯とを備えると効果的である。
【0009】
【作用】地震発生時に、ウェイト付きの振り子が振り子
当板を殴打すると、作動軸と係止部材との係止が解除さ
れ、ロック解除軸が第1の弾性部材の弾発力によりロッ
ク操作部材をロック解除方向に移動して、ロック機構の
ロック状態を解除する。
当板を殴打すると、作動軸と係止部材との係止が解除さ
れ、ロック解除軸が第1の弾性部材の弾発力によりロッ
ク操作部材をロック解除方向に移動して、ロック機構の
ロック状態を解除する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図はいずれも本発明の実施例図であっ
て、図1はロック解除装置を備えたハンドルロック装置
の側面断面図、図2は図1中のハンドルロック装置の正
面断面図、図3はロック解除装置を備えたハンドル式移
動棚の側面図である。
細に説明する。図はいずれも本発明の実施例図であっ
て、図1はロック解除装置を備えたハンドルロック装置
の側面断面図、図2は図1中のハンドルロック装置の正
面断面図、図3はロック解除装置を備えたハンドル式移
動棚の側面図である。
【0011】図3を参照して、移動棚50の棚51は四
隅の支柱52間に固定され、支柱52は台車フレーム5
3に支持される。ハンドル装置Aは、支柱52に取付け
た支持梁54に設けられている。支持梁54には、図1
および図2に示すように、ユニットフレーム55が固定
され、このユニットフレーム55にハンドル軸12の一
端が固着される。このハンドル軸12に、軸方向に離間
して一体構造としたクラッチ用スプロケット13と駆動
用スプロケット14とを、軸受15を介して回転可能に
取付ける。ハンドル軸12の他端側には、クラッチ用ス
プロケット13に隣接してカラー16が嵌め込まれ、さ
らにハンドル10を構成するハンドルアーム17の基端
部17aが軸受18を介して回転可能に取付けられる。
そして、ハンドル軸12の他端部(軸端)をナット19
で固定することにより、駆動用スプロケット14,クラ
ッチ用スプロケット13,カラー16およびハンドルア
ーム17の軸方向の移動を防止している。
隅の支柱52間に固定され、支柱52は台車フレーム5
3に支持される。ハンドル装置Aは、支柱52に取付け
た支持梁54に設けられている。支持梁54には、図1
および図2に示すように、ユニットフレーム55が固定
され、このユニットフレーム55にハンドル軸12の一
端が固着される。このハンドル軸12に、軸方向に離間
して一体構造としたクラッチ用スプロケット13と駆動
用スプロケット14とを、軸受15を介して回転可能に
取付ける。ハンドル軸12の他端側には、クラッチ用ス
プロケット13に隣接してカラー16が嵌め込まれ、さ
らにハンドル10を構成するハンドルアーム17の基端
部17aが軸受18を介して回転可能に取付けられる。
そして、ハンドル軸12の他端部(軸端)をナット19
で固定することにより、駆動用スプロケット14,クラ
ッチ用スプロケット13,カラー16およびハンドルア
ーム17の軸方向の移動を防止している。
【0012】ハンドル10は、ハンドルアーム17をハ
ンドルカバー21でカバーすると共に、ハンドルアーム
17の至端部に握り22が取付けられる。握り22は、
非操作時にハンドルアーム17側に回転し、折畳み可能
となっている。ハンドルアーム17の基端部17a側に
は、ラチェット回転軸23が回転可能に取付けられ、そ
の軸端にラチェット25を構成するラチェットリンク2
4を固設している。ラチェットリンク24は二等辺三角
形状に形成され(図2)、下辺の両角隅部に噛み合い軸
24a,24bが取付けられている。噛み合い軸24
a,24bは、ハンドル10の回転操作によりクラッチ
用スプロケット13と噛み合い、駆動用スプロケット1
4に回転力を伝達し、クラッチ機構を構成する。26
は、化粧カバーである。
ンドルカバー21でカバーすると共に、ハンドルアーム
17の至端部に握り22が取付けられる。握り22は、
非操作時にハンドルアーム17側に回転し、折畳み可能
となっている。ハンドルアーム17の基端部17a側に
は、ラチェット回転軸23が回転可能に取付けられ、そ
の軸端にラチェット25を構成するラチェットリンク2
4を固設している。ラチェットリンク24は二等辺三角
形状に形成され(図2)、下辺の両角隅部に噛み合い軸
24a,24bが取付けられている。噛み合い軸24
a,24bは、ハンドル10の回転操作によりクラッチ
用スプロケット13と噛み合い、駆動用スプロケット1
4に回転力を伝達し、クラッチ機構を構成する。26
は、化粧カバーである。
【0013】いま、棚50を走行させようとするとき
は、ハンドル10を時計廻り方向または反時計廻り方向
に回転させ、駆動機構Bを作動させる。ハンドル10の
回転により、ラチェット25は、自重により、ハンドル
10の回転角とは無関係に、垂れ下りの状態を維持する
ため、ハンドル10がほぼ90゜回転した位置で、ラチ
ェットリンク24の噛み合い軸24aまたは24bがク
ラッチ用スプロケット13の歯と噛み合う。以降、ハン
ドル10の回転操作を続けると、クラッチ用スプロケッ
ト13と一体の駆動用スプロケット14を回転駆動させ
る。
は、ハンドル10を時計廻り方向または反時計廻り方向
に回転させ、駆動機構Bを作動させる。ハンドル10の
回転により、ラチェット25は、自重により、ハンドル
10の回転角とは無関係に、垂れ下りの状態を維持する
ため、ハンドル10がほぼ90゜回転した位置で、ラチ
ェットリンク24の噛み合い軸24aまたは24bがク
ラッチ用スプロケット13の歯と噛み合う。以降、ハン
ドル10の回転操作を続けると、クラッチ用スプロケッ
ト13と一体の駆動用スプロケット14を回転駆動させ
る。
【0014】図3に示すように、台車フレーム53に
は、一端に第1のスプロケット57,他端に第2のスプ
ロケット59を取付けた中間軸61が軸受63で支持さ
れている。駆動用スプロケット14と第1のスプロケッ
ト57には、チェーン65を掛け回し、第1のスプロケ
ット57と同軸の第2のスプロケット59に、駆動用ス
プロケット14の動力が伝達される。そして、第2のス
プロケット59から図示しない伝動機構を介して動力が
伝達され、駆動輪70を回転させ、レール71上を走行
させる。
は、一端に第1のスプロケット57,他端に第2のスプ
ロケット59を取付けた中間軸61が軸受63で支持さ
れている。駆動用スプロケット14と第1のスプロケッ
ト57には、チェーン65を掛け回し、第1のスプロケ
ット57と同軸の第2のスプロケット59に、駆動用ス
プロケット14の動力が伝達される。そして、第2のス
プロケット59から図示しない伝動機構を介して動力が
伝達され、駆動輪70を回転させ、レール71上を走行
させる。
【0015】次に、移動棚50の停止時に、棚の移動を
阻止するロック機構Cについて説明する。図1および図
2に示すように、ハンドル軸12には、これと平行に、
軸方向に移動可能なロック軸30を配設している。ロッ
ク軸30は、ハンドル軸12と別の位置に設けても、本
発明の目的をほぼ達成し得るが、本実施例では、ハンド
ル軸12の軸心方向に穴12aを穿設し、この穴12a
に、一端にロックつまみ30aを有するロック軸30を
貫通させ、軸方向に移動可能となるように軸装してい
る。ロック軸30の他端は、支持梁54側に延び板状の
ロック操作部材31を固設する。ロック操作部材31
は、望ましくは、その上端部31aがクラッチ用スプロ
ケット13の配設側に向け、鉤型に曲げられる。
阻止するロック機構Cについて説明する。図1および図
2に示すように、ハンドル軸12には、これと平行に、
軸方向に移動可能なロック軸30を配設している。ロッ
ク軸30は、ハンドル軸12と別の位置に設けても、本
発明の目的をほぼ達成し得るが、本実施例では、ハンド
ル軸12の軸心方向に穴12aを穿設し、この穴12a
に、一端にロックつまみ30aを有するロック軸30を
貫通させ、軸方向に移動可能となるように軸装してい
る。ロック軸30の他端は、支持梁54側に延び板状の
ロック操作部材31を固設する。ロック操作部材31
は、望ましくは、その上端部31aがクラッチ用スプロ
ケット13の配設側に向け、鉤型に曲げられる。
【0016】一方、ユニットフレーム55には、ロック
金具32が、ロック金具回転軸32aにより回転可能に
取付けられ、ロック操作部材31の上端部31aを、こ
のロック金具32の前端部内面32bに臨ませてある。
ロックつまみ30aを手前に引くと、ロック操作部材3
1の上端部31aは、ロック金具32の前端部内面32
bを押し、ロック金具32を、クラッチ用スプロケット
13の配設側に向かって倒れるように回転させる。ロッ
ク金具32の前端部には、本実施例では2本のロック歯
33を形成してあり、ロックつまみ30aの操作により
ロック金具32が倒れるように回転したとき、このロッ
ク歯33がクラッチ用スプロケット14の歯と係合する
位置関係となっている。なお、ロック金具32が回転の
際に、ユニットフレーム55と干渉することのないよう
に、ユニットフレーム55に切欠き55aを設けてい
る。
金具32が、ロック金具回転軸32aにより回転可能に
取付けられ、ロック操作部材31の上端部31aを、こ
のロック金具32の前端部内面32bに臨ませてある。
ロックつまみ30aを手前に引くと、ロック操作部材3
1の上端部31aは、ロック金具32の前端部内面32
bを押し、ロック金具32を、クラッチ用スプロケット
13の配設側に向かって倒れるように回転させる。ロッ
ク金具32の前端部には、本実施例では2本のロック歯
33を形成してあり、ロックつまみ30aの操作により
ロック金具32が倒れるように回転したとき、このロッ
ク歯33がクラッチ用スプロケット14の歯と係合する
位置関係となっている。なお、ロック金具32が回転の
際に、ユニットフレーム55と干渉することのないよう
に、ユニットフレーム55に切欠き55aを設けてい
る。
【0017】このロック機構Cの作動について説明す
る。移動棚の停止状態、すなわち棚が自由に移動し得る
状態では、図1に示すように、ハンドル10は自重で垂
れ下っており、ロックつまみ30aは押し込まれて、ロ
ック操作部材31は支持梁54に近接した位置にあり、
ロック金具32は起立状態にある。
る。移動棚の停止状態、すなわち棚が自由に移動し得る
状態では、図1に示すように、ハンドル10は自重で垂
れ下っており、ロックつまみ30aは押し込まれて、ロ
ック操作部材31は支持梁54に近接した位置にあり、
ロック金具32は起立状態にある。
【0018】ロック状態とするために、ロックつまみ3
0aを把持しロック軸30を引き出すと、ロック操作部
材31が、図1の右方に移動し始め、その上端部31a
が、先ずロック金具32の前端部内面32bに当接す
る。この状態を図4の(a)に示す。次いで、ロック操
作部材31の上端部31aが、ロック金具32の前端部
内面32bを押し、図4の(b)に示すように、ロック
金具32をクラッチ用スプロケット13の配設側に向か
って傾斜させる。ロック金具32は、自重により傾倒す
るようにさらに回転し、図4の(c)に示すように、ロ
ック金具32の前端部のロック歯33が、上方からクラ
ッチ用スプロケット13の歯に係合する。図5がこの状
態である。ロック歯33とクラッチ用スプロケット13
の歯との係合により、クラッチ用スプロケット13と一
体の駆動用スプロケット14に制動力が与えられるもの
である。この場合、もし、他の移動棚がぶつかったりし
て、クラッチ用スプロケット13に回転力が加わり回転
しはじめても、ロック歯33が係合状態にあるロック金
具32が、ユニットフレーム55(図2)の切欠き55
aに当接し、それ以上の横移動を阻止する。
0aを把持しロック軸30を引き出すと、ロック操作部
材31が、図1の右方に移動し始め、その上端部31a
が、先ずロック金具32の前端部内面32bに当接す
る。この状態を図4の(a)に示す。次いで、ロック操
作部材31の上端部31aが、ロック金具32の前端部
内面32bを押し、図4の(b)に示すように、ロック
金具32をクラッチ用スプロケット13の配設側に向か
って傾斜させる。ロック金具32は、自重により傾倒す
るようにさらに回転し、図4の(c)に示すように、ロ
ック金具32の前端部のロック歯33が、上方からクラ
ッチ用スプロケット13の歯に係合する。図5がこの状
態である。ロック歯33とクラッチ用スプロケット13
の歯との係合により、クラッチ用スプロケット13と一
体の駆動用スプロケット14に制動力が与えられるもの
である。この場合、もし、他の移動棚がぶつかったりし
て、クラッチ用スプロケット13に回転力が加わり回転
しはじめても、ロック歯33が係合状態にあるロック金
具32が、ユニットフレーム55(図2)の切欠き55
aに当接し、それ以上の横移動を阻止する。
【0019】このロック状態を解除するには、図4の
(c)および図5に示す位置から、ロックつまみ30a
を押し込む。すると、ロック操作のときとは逆に、ロッ
ク軸30を介してロック操作部材31の上端部31a
が、ロック金具32の後端部内面32cに当接し、これ
を回転させて、ロック金具32の前端部のロック歯33
をクラッチ用スプロケット13の歯から離脱させる。さ
らに、ロックつまみ30aを完全に押し込むと、ロック
金具32は、起立する方向に回転し、支持梁54に当っ
て停止し、図1の状態に戻る。
(c)および図5に示す位置から、ロックつまみ30a
を押し込む。すると、ロック操作のときとは逆に、ロッ
ク軸30を介してロック操作部材31の上端部31a
が、ロック金具32の後端部内面32cに当接し、これ
を回転させて、ロック金具32の前端部のロック歯33
をクラッチ用スプロケット13の歯から離脱させる。さ
らに、ロックつまみ30aを完全に押し込むと、ロック
金具32は、起立する方向に回転し、支持梁54に当っ
て停止し、図1の状態に戻る。
【0020】さて、移動棚の停止時に、上記のロック機
構Cを作動させて、ハンドルから駆動輪に至る駆動機構
Bを作動不能にロックし、移動棚の走行を拘束している
状態で、地震が発生した場合のロック解除装置1につい
て、次に説明する。
構Cを作動させて、ハンドルから駆動輪に至る駆動機構
Bを作動不能にロックし、移動棚の走行を拘束している
状態で、地震が発生した場合のロック解除装置1につい
て、次に説明する。
【0021】図1に示すように、ロック操作部材31の
後端部にロック解除軸2が固着されている、ロック解除
軸2は、支持梁54を貫通しており、その至端部に係止
部材3を取付けてある。係止部材3と支持梁54との間
には、第1の弾性部材であるコイルスプリング4を弾装
している。このコイルスプリング4は、係止部材3を図
の実線の位置から仮想線の位置の方向へ、つまりロック
解除軸2を介してロック操作部材31を後部側(図の右
方)へ引っ張り、ロック機構をロック解除状態となるよ
うに付勢している。
後端部にロック解除軸2が固着されている、ロック解除
軸2は、支持梁54を貫通しており、その至端部に係止
部材3を取付けてある。係止部材3と支持梁54との間
には、第1の弾性部材であるコイルスプリング4を弾装
している。このコイルスプリング4は、係止部材3を図
の実線の位置から仮想線の位置の方向へ、つまりロック
解除軸2を介してロック操作部材31を後部側(図の右
方)へ引っ張り、ロック機構をロック解除状態となるよ
うに付勢している。
【0022】一方、図7および図8に示すように、支持
梁54の背面には、ブラケット41を突設し、このブラ
ケット41に軸受42を取付ける。そして、この軸受4
2に前記ロック解除軸2と直交する方向に作動軸5を嵌
挿する。軸受42には、作動軸5に外嵌する態様で第2
の弾性部材であるコイルスプリング6を弾装し、その一
端6aを作動軸5に固着させており、したがって作動軸
5は、コイルスプリング6により係止部材3の方向に付
勢されていることになる。作動軸5の至端部には、振り
子当板9が取付けられている。また、支持梁54の背面
における作動軸5の上方の位置には、枢軸43を設け、
この枢軸43に振り子7を揺動自在に取付ける。振り子
7の至端部には、ウェイト8が固着されている。振り子
7の至端部は、図8および図9に示すように、振り子7
が揺動したとき、前記振り子当板7に当接する位置とな
るように設定されている。
梁54の背面には、ブラケット41を突設し、このブラ
ケット41に軸受42を取付ける。そして、この軸受4
2に前記ロック解除軸2と直交する方向に作動軸5を嵌
挿する。軸受42には、作動軸5に外嵌する態様で第2
の弾性部材であるコイルスプリング6を弾装し、その一
端6aを作動軸5に固着させており、したがって作動軸
5は、コイルスプリング6により係止部材3の方向に付
勢されていることになる。作動軸5の至端部には、振り
子当板9が取付けられている。また、支持梁54の背面
における作動軸5の上方の位置には、枢軸43を設け、
この枢軸43に振り子7を揺動自在に取付ける。振り子
7の至端部には、ウェイト8が固着されている。振り子
7の至端部は、図8および図9に示すように、振り子7
が揺動したとき、前記振り子当板7に当接する位置とな
るように設定されている。
【0023】図1に示す移動棚の走行を可能としている
状態、および、図5に示す移動棚の走行を拘束している
状態においては、作動軸5の先端は、係止部材3を、実
線の位置、つまり、第1の弾性部材であるコイルスプリ
ング4の弾発力に抗して圧縮させた状態の位置で、第2
の弾性部材であるコイルスプリング6(図8)の付勢力
により係止している。
状態、および、図5に示す移動棚の走行を拘束している
状態においては、作動軸5の先端は、係止部材3を、実
線の位置、つまり、第1の弾性部材であるコイルスプリ
ング4の弾発力に抗して圧縮させた状態の位置で、第2
の弾性部材であるコイルスプリング6(図8)の付勢力
により係止している。
【0024】いま、移動棚の停止時に、ロック機構Cを
作動させて、ハンドル10から駆動輪70(図3)に至
る駆動機構Bを作動不能にロックし、移動棚50の走行
を拘束している状態、すなわち図5の状態で、地震が発
生した場合、振り子7は揺動し、その至端部が振り子当
板9を殴打する。この殴打の瞬間、作動軸5は第2の弾
性部材であるコイルスプリング6の弾性に抗して図8の
右方に微動し、作動軸5の先端部と係止部材3との係止
が解除される。すると、係止部材3は、図6および図7
に示すように、第1の弾性部材であるコイルスプリング
4の弾発力により、作動軸5の先端部を乗り越える態様
で、仮想線の位置から実線の位置に移動する。これに伴
って、ロック解除軸2を介してロック操作部材31、ロ
ック機構Cおよびロックつまみ30aが、それぞれ図6
の仮想線の位置から実線の位置に移動し、ロック機構C
のロック状態は解除される。
作動させて、ハンドル10から駆動輪70(図3)に至
る駆動機構Bを作動不能にロックし、移動棚50の走行
を拘束している状態、すなわち図5の状態で、地震が発
生した場合、振り子7は揺動し、その至端部が振り子当
板9を殴打する。この殴打の瞬間、作動軸5は第2の弾
性部材であるコイルスプリング6の弾性に抗して図8の
右方に微動し、作動軸5の先端部と係止部材3との係止
が解除される。すると、係止部材3は、図6および図7
に示すように、第1の弾性部材であるコイルスプリング
4の弾発力により、作動軸5の先端部を乗り越える態様
で、仮想線の位置から実線の位置に移動する。これに伴
って、ロック解除軸2を介してロック操作部材31、ロ
ック機構Cおよびロックつまみ30aが、それぞれ図6
の仮想線の位置から実線の位置に移動し、ロック機構C
のロック状態は解除される。
【0025】なお、図1に示すように、ロックつまみ3
0aが押し込まれ、ロック金具32が起立しているロッ
ク解除の状態では、図4の(a)に示すように、ロック
金具32の重心Mは、ロック金具回転軸32aを基準に
して、クラッチ用スプロケット13の配設側と逆の側、
つまり支持梁54の側に位置させる。また、図5に示す
ように、ロックつまみ30aを引き出し、ロック金具3
2を、クラッチ用スプロケット13の配設側に向かって
図4の(b)のように回転させ傾斜させると、ロック金
具32の重心Mは、ロック回転軸32aを基準にして、
クラッチ用スプロケット13の配設側に移動し、ロック
金具32は、自重により倒れるように回転して、図4の
(c)のように傾倒し、その前端のロック歯33が、ク
ラッチ用スプロケット13の歯と噛合する。図1,図5
における符号35は、ロック金具32の上部背面に固着
されたマグネットであって、ロック機構Cの非作動時
に、ロック金具32を支持梁54に吸着させ、ロック金
具32が不用意に転倒することのないよう備えたもので
ある。
0aが押し込まれ、ロック金具32が起立しているロッ
ク解除の状態では、図4の(a)に示すように、ロック
金具32の重心Mは、ロック金具回転軸32aを基準に
して、クラッチ用スプロケット13の配設側と逆の側、
つまり支持梁54の側に位置させる。また、図5に示す
ように、ロックつまみ30aを引き出し、ロック金具3
2を、クラッチ用スプロケット13の配設側に向かって
図4の(b)のように回転させ傾斜させると、ロック金
具32の重心Mは、ロック回転軸32aを基準にして、
クラッチ用スプロケット13の配設側に移動し、ロック
金具32は、自重により倒れるように回転して、図4の
(c)のように傾倒し、その前端のロック歯33が、ク
ラッチ用スプロケット13の歯と噛合する。図1,図5
における符号35は、ロック金具32の上部背面に固着
されたマグネットであって、ロック機構Cの非作動時
に、ロック金具32を支持梁54に吸着させ、ロック金
具32が不用意に転倒することのないよう備えたもので
ある。
【0026】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、ロ
ック操作部材31の後端部に固着したロック解除軸2
と、このロック解除軸2の至端部に取付けられ、支持梁
54との間に弾装した第1の弾性部材4によりロック機
構Cをロック解除状態となるように付勢している係止部
材3と、この係止部材3を第2の弾性部材6の付勢力に
より第1の弾性部材4の弾発力に抗して係止する作動軸
5と、この作動軸5の至端部に取付けた振り子当板9
と、支持梁54に一端が軸着され、地震時の揺動により
振り子当板9を殴打して作動軸5と係止部材3との係止
を解除するウェイト8付きの振り子7とからなるロック
解除装置1により、地震時にロック機構Cのロック状態
を解除する構成とした。このように、振り子の揺れが作
動部材の振り子当板を殴打して作動部材を作動させてい
ること、振り子は棚の間口と平行する方向に遮られずに
振れることから、地震発生時に作動部材が確実に作動
し、ロックを解除することができる。これにより、収納
物の棚からの落下を防止することができ、また移動棚全
体が転倒するような事態の発生を極力防止できる。
ック操作部材31の後端部に固着したロック解除軸2
と、このロック解除軸2の至端部に取付けられ、支持梁
54との間に弾装した第1の弾性部材4によりロック機
構Cをロック解除状態となるように付勢している係止部
材3と、この係止部材3を第2の弾性部材6の付勢力に
より第1の弾性部材4の弾発力に抗して係止する作動軸
5と、この作動軸5の至端部に取付けた振り子当板9
と、支持梁54に一端が軸着され、地震時の揺動により
振り子当板9を殴打して作動軸5と係止部材3との係止
を解除するウェイト8付きの振り子7とからなるロック
解除装置1により、地震時にロック機構Cのロック状態
を解除する構成とした。このように、振り子の揺れが作
動部材の振り子当板を殴打して作動部材を作動させてい
ること、振り子は棚の間口と平行する方向に遮られずに
振れることから、地震発生時に作動部材が確実に作動
し、ロックを解除することができる。これにより、収納
物の棚からの落下を防止することができ、また移動棚全
体が転倒するような事態の発生を極力防止できる。
【0027】また、ロック機構を、一端にロックつまみ
を、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸と平行
に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸と、支
持梁に固定したユニットフレームにロック金具回転軸に
より回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向への移動
によりロック操作部材が当該ロック金具に作用して回転
し、起立状態または傾倒状態の位置をとるロック金具
と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が傾倒
状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係合
し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック歯
とを以て構成することにより、ロック金具のロック歯が
クラッチ用スプロケットの歯に上方から係合する形とな
り、ロック操作を簡単かつ確実に行うことができる。そ
して、ロックつまみがハンドル軸と同心となり、装置の
小型化が図れ、デザイン的にも優れる。
を、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸と平行
に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸と、支
持梁に固定したユニットフレームにロック金具回転軸に
より回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向への移動
によりロック操作部材が当該ロック金具に作用して回転
し、起立状態または傾倒状態の位置をとるロック金具
と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が傾倒
状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係合
し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック歯
とを以て構成することにより、ロック金具のロック歯が
クラッチ用スプロケットの歯に上方から係合する形とな
り、ロック操作を簡単かつ確実に行うことができる。そ
して、ロックつまみがハンドル軸と同心となり、装置の
小型化が図れ、デザイン的にも優れる。
【図1】本実施例のロック解除装置を備えたハンドルロ
ック装置の側面断面図である。
ック装置の側面断面図である。
【図2】本実施例のハンドルロック装置の正面断面図で
ある。
ある。
【図3】本実施例のロック解除装置を備えたハンドル式
移動棚の側面図である。
移動棚の側面図である。
【図4】(a),(b),(c)は、本実施例のハンド
ルロック装置のロック機構を説明するための側面断面図
である。
ルロック装置のロック機構を説明するための側面断面図
である。
【図5】本実施例のロック解除装置を備えたハンドルロ
ック装置のロック状態の側面断面図である。
ック装置のロック状態の側面断面図である。
【図6】本実施例のロック解除装置を備えたハンドルロ
ック装置のロック解除状態側面断面図である。
ック装置のロック解除状態側面断面図である。
【図7】本実施例のロック解除装置の平面断面図であ
る。
る。
【図8】本実施例のロック解除装置の背面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
A …ハンドル装置
B …駆動機構
C …ロック機構
1 …ロック解除装置
2 …ロック解除軸
3 …係止部材
4 …第1の弾性部材(コイルスプリング)
5 …作動軸
6 …第2の弾性部材(コイルスプリング)
7 …振り子
8 …ウェイト
9 …振り子当板
10 …ハンドル
12 …ハンドル軸
13 …クラッチ用スプロケット
14 …駆動用スプロケット
30 …ロック軸
30a…ロックつまみ
31 …ロック操作部材
32 …ロック金具
33 …ロック歯
50 …移動棚
54 …支持梁
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭58−111033(JP,U)
実開 昭62−136833(JP,U)
実開 昭55−143742(JP,U)
実開 昭64−47234(JP,U)
実開 平7−19221(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47B 53/00 501
B65G 1/10
Claims (2)
- 【請求項1】 ハンドルの回転により、ハンドル軸に取
付けたクラッチ用スプロケットにラチェットを噛み合わ
せ、その回転駆動力を駆動用スプロケットから伝動機構
を介して駆動輪に伝達する移動棚のハンドル装置と、 ロック操作により前記ハンドルから駆動輪に至る駆動機
構を作動不能にロックして移動棚の走行を拘束するロッ
ク操作部材を有するロック機構と、 ロック操作部材の後端部に固着したロック解除軸と、 このロック解除軸の至端部に取付けられ、支持梁との間
に弾装した第1の弾性部材により前記ロック機構をロッ
ク解除状態となるように付勢している係止部材と、 この係止部材を第2の弾性部材の付勢力により第1の弾
性部材の弾発力に抗して係止する作動軸と、 この作動軸の至端部に取付けた振り子当板と、 支持梁に一端が軸着され、地震時の揺動により前記振り
子当板を殴打して作動軸と係止部材との係止を解除する
ウェイト付きの振り子とを備えることを特徴とする移動
棚のロック解除装置。 - 【請求項2】 前記ロック機構は、一端にロックつまみ
を、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸と平行
に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸と、支
持梁に固定したユニットフレームにロック金具回転軸に
より回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向への移動
によりロック操作部材が当該ロック金具に作用して回転
し、起立状態または傾倒状態の位置をとるロック金具
と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が傾倒
状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係合
し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック歯
とを備える請求項1に記載の移動棚のロック解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06831395A JP3482548B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 移動棚のロック解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06831395A JP3482548B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 移動棚のロック解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256845A JPH08256845A (ja) | 1996-10-08 |
JP3482548B2 true JP3482548B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=13370210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06831395A Expired - Fee Related JP3482548B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 移動棚のロック解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482548B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3541365B2 (ja) * | 1997-10-29 | 2004-07-07 | 株式会社岡村製作所 | 移動棚の安全装置 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP06831395A patent/JP3482548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08256845A (ja) | 1996-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |