JP2592998Y2 - 移動棚のハンドル装置 - Google Patents

移動棚のハンドル装置

Info

Publication number
JP2592998Y2
JP2592998Y2 JP1993050599U JP5059993U JP2592998Y2 JP 2592998 Y2 JP2592998 Y2 JP 2592998Y2 JP 1993050599 U JP1993050599 U JP 1993050599U JP 5059993 U JP5059993 U JP 5059993U JP 2592998 Y2 JP2592998 Y2 JP 2592998Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
handle
sprocket
shaft
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993050599U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0719221U (ja
Inventor
明伸 細田
彰 鍛治
Original Assignee
株式会社熊平製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社熊平製作所 filed Critical 株式会社熊平製作所
Priority to JP1993050599U priority Critical patent/JP2592998Y2/ja
Publication of JPH0719221U publication Critical patent/JPH0719221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592998Y2 publication Critical patent/JP2592998Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動棚のハンドル装置
に係り、特に、クラッチ機構とロック機構をハンドル軸
に取付けたクラッチ用スプロケットで共働させることに
より、装置を小型化し、また、ロック操作を簡単かつ確
実に行い得るハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動棚のハンドル装置は、例えば実
4−45437号公報に示されるように、駆動軸にクラ
ッチ用スプロケットを固定し、ハンドルグリップに駆動
力を加えた際に、クラッチ用スプロケットに噛み合って
クラッチが入り、ハンドルグリップから手を離した際
に、クラッチが切れてハンドルが自重で垂下するクラッ
チ機構と、駆動軸に固定した円盤の周縁に沿って一定ピ
ッチの穴を設け、この穴に嵌まるストッパーピンを、前
記駆動軸とは別の位置に設けたストッパーハンドル(ロ
ックつまみ)に連動させ、駆動軸の回動をロックし又は
ロック解除するロック機構とを備えている。そして、駆
動軸に固定した駆動用スプロケットと被駆動スプロケッ
トとの間にチェーンを掛け回し、被駆動軸から車軸に動
力を伝達する構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の移動棚
のハンドル装置は、駆動軸に、クラッチ機構を構成する
クラッチ用スプロケットとロック機構を構成する穴付円
盤とを、軸方向に離間して固設しているため、軸方向の
スペースが大となり、装置の小型化を図れない欠点があ
った。また、駆動軸の回動をロックするロック機構を働
かせる際に、棚の移動位置によっては、穴付円盤の穴位
置に対してストッパーピンの軸心がずれてこれを嵌入で
きないことがあるが、このような場合は、再度ハンドル
グリップに駆動力を加え、棚を若干移動させる動作を繰
返し、位置合わせを行わなければならず、ロック操作に
手間取る問題があった。さらに、ロックつまみがハンド
ル軸とは別の位置のハンドルアームの回転範囲内におけ
る化粧カバー上に取付けられているため、移動棚が動い
ている途中でロック操作を行うと、もしクラッチの切れ
が不十分な場合には、ハンドルが回転して、ロック操作
中の手に当たって負傷するという安全面の問題も有し、
デザイン的にも改良が望まれていた。
【0004】本考案は、上記した従来技術の有する問題
点を解決し、装置の小型化を図り、また、ロック操作を
簡単かつ確実に行い得る移動棚のハンドル装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本考案は、クラッチ用スプロケット3
及び駆動用スプロケット4を一体的に回転可能に設けた
ハンドル軸2と、ハンドル軸2に、このハンドル軸2回
りに回転可能に取り付けられるハンドル10と、ハンド
ル10に回転可能に取り付けられるラチェット15とを
備え、ハンドル10の回転により、クラッチ用スプロケ
ット3にラチェット15を噛み合わせ、ハンドル10の
回転による回転駆動力を、ラチェット15、クラッチ用
スプロケット3、駆動用スプロケット4及び駆動用スプ
ロケット4に掛回したチェーン65からなる伝動機構を
介して駆動輪70に伝達する移動棚のハンドル装置にお
いて、一端にロックつまみ20aを、他端にロック操作
部材21を有し、ハンドル軸2と平行に、かつ、軸方向
に移動可能に配設したロック軸20と、支持梁54に固
定したユニットフレーム55にロック金具回転軸22a
により回転可能に取付けられ、ロック軸20の軸方向へ
の移動によりロック操作部材21が当該ロック金具22
に作用して回転し、起立状態または倒伏状態の位置をと
るロック金具22と、ロック金具22の前端部に形成さ
れ、ロック金具22が倒伏状態にあるときはクラッチ用
スプロケット3の歯に係合し、起立状態にあるときはそ
の係合を解除するロック歯23とを備えることを特徴と
する移動棚のハンドル装置を提案するものである。
【0006】
【作用】上記の手段により、クラッチ用スプロケット
は、クラッチ機構およびロック機構の双方に対して共に
機能する。すなわち、クラッチ機構は、クラッチ用スプ
ロケットにラチェットを噛み合わせ、ハンドルの回転駆
動力を、駆動用スプロケットから伝動機構を介して駆動
車輪に伝達し、ロック機構は、ロック軸の作動によりロ
ック金具を回転させ、倒伏状態をとって、ロック金具の
前端部に形成されたロック歯をクラッチ用スプロケット
の歯に係合させる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図3は本考案に係るハンドル装置1を備
えたハンドル式移動棚50の側面断面図、図4はその正
面図である。棚51は四隅の支柱52間に固定され、支
柱52は台車フレーム53に支持される。ハンドル装置
1は、支柱52に取付けた支持梁54に固定されてい
る。
【0008】図1はハンドル装置1の側面断面図、図2
は図1の化粧カバーを外した状態の正面図である。支持
梁54には、ユニットフレーム55が固定され、このユ
ニットフレーム55にハンドル軸2の一端が固着され
る。このハンドル軸2に、軸方向に離間して一体構造と
したクラッチ用スプロケット3と駆動用スプロケット4
とを軸受5を介して回転可能に取付ける。ハンドル軸2
の他端側には、クラッチ用スプロケット3に隣接してカ
ラー6が嵌め込まれ、さらにハンドル10を構成するハ
ンドルアーム7の基端部7aが軸受8を介して回転可能
に取付けられる。そして、ハンドル軸2の他端部(軸
端)をナット9で固定することにより、駆動用スプロケ
ット4,クラッチ用スプロケット3,カラー6およびハ
ンドルアーム7の軸方向の移動を防止している。
【0009】ハンドル10は、ハンドルアーム7をハン
ドルカバー11でカバーするとともに、ハンドルアーム
7の至端部に握り12が取付けられる。握り12は、非
操作時にハンドルアーム7側に回転し、折畳み可能とな
っている。ハンドルアーム7の基端部7a側には、ラチ
ェット回転軸13が回転可能に取付けられ、その軸端に
ラチェット15を構成するラチェットリンク14を固設
している。ラチェットリンク14は二等辺三角形状に形
成され(図2)、下辺の両角隅部に噛み合い軸14a,
14bが取付けられている。噛み合い軸14a,14b
は、ハンドル10の回転操作によりクラッチ用スプロケ
ット3と噛み合い、駆動用スプロケット4に回転力を伝
達し、クラッチ機構を構成する。16は、化粧カバーで
ある。
【0010】図3および図4に示すように、台車フレー
ム53には、一端に第1のスプロケット57,他端に第
2のスプロケット59を取付けた中間軸61が軸受63
で支持されている。駆動用スプロケット4と第1のスプ
ロケット57には、チェーン65を掛け回し、第1のス
プロケット57と同軸の第2のスプロケット59に、駆
動用スプロケット4の動力が伝達される。そして、第2
のスプロケット59と台車フレーム53に位置をずらせ
て軸支された第3のスプロケット67との間には、チェ
ーン69を掛け回し、第3のスプロケット67に図示し
ない軸により連結した駆動輪70を回転させ、レール7
1上を走行させる。駆動用スプロケット4と第1のスプ
ロケット57に掛け回したチェーン65には、図2に示
すようにテークアップ金具72に軸支した調整用スプロ
ケット73とユニットフレーム55に取付けたねじ棒7
4とからなるテークアップ75つまりテンショナーを介
設し、ねじ棒74を伸縮させて調整用スプロケット73
を移動し、チェーン65の張りを適正に保持する。
【0011】次に、移動棚の停止時に、棚の移動を阻止
するロック機構について説明する。図1および図2に示
すように、ハンドル軸2には、これと平行に、軸方向に
移動可能なロック軸20を配設している。ロック軸20
は、ハンドル軸2と別の位置に設けても、本考案の目的
をほぼ達成し得るが、本実施例では、ハンドル軸2の軸
心方向に穴2aを穿設し、この穴2aに、一端にロック
つまみ20aを有するロック軸20を貫通させ、軸方向
に移動可能となるように軸装している。ロック軸20の
他端は、支持梁54側に伸び板状のロック操作部材21
を固設する。ロック操作部材21は、望ましくは、その
上端部21aがクラッチ用スプロケット3の配設側に向
け、鉤型に曲げられる。
【0012】一方、ユニットフレーム55には、ロック
金具22が、ロック金具回転軸22aにより回転可能に
取付けられ、ロック操作部材21の上端部21aを、こ
のロック金具22の前端部内面22bに臨ませてある。
ロックつまみ20aを手前に引くと、ロック操作部材2
1の上端部21aは、ロック金具22の前端部内面22
bを押し、ロック金具22を、クラッチ用スプロケット
3の配設側に向かって倒れるように回転させる。ロック
金具22の前端部には、本実施例では2本のロック歯2
3を形成してあり、ロックつまみ20aの操作によりロ
ック金具22が倒れるように回転したとき、このロック
歯23がクラッチ用スプロケットの歯と係合する位置
関係となっている。なお、ロック金具22の回転の際
に、干渉することのないように、ユニットフレーム55
に切欠き55aを設けている。
【0013】上記の構成からなる移動棚のハンドル装置
の作動について説明する。まず、クラッチ機構について
説明すると、図1,図2および図5を参照して、棚が停
止している状態では、ハンドル10は、ラチェットリン
ク14の噛み合い軸14a,14bがクラッチ用スプロ
ケット3の歯から離れているので、図5の(a)に示す
ように、自動的に垂れ下りの状態となる。ハンドル10
を、垂れ下りの状態から、例えば時計廻り方向に回転さ
せる(反時計廻り方向に回転させた場合も同様であ
る。)と、ラチェット15は、自重により、ハンドル1
0の回転角とは無関係に、垂れ下りの状態を維持するた
め、ハンドル10がほぼ90゜回転した位置で、図5の
(b)に示すように、ラチェットリンク14の噛み合い
軸14aがクラッチ用スプロケット3の歯と噛み合い、
以降、ハンドル10の回転操作を続けると、図5の
(c)に示すように、クラッチ用スプロケット3と一体
の駆動用スプロケット4を回転駆動させ、前述のよう
に、伝動機構を介して駆動車輪を回転し、棚を移動させ
る。
【0014】ハンドル10の回転操作を中途域で止め、
手を離すと、ハンドル10は、図5の(d)に示すよう
に、自重により、図では左方向の回転力が生じ、ラチェ
ットリンク14の噛み合い軸14aはクラッチ用スプロ
ケット3の歯から自動的に外れ、左回転して、図5の
(a)の停止状態に戻る。
【0015】次に、棚の移動を阻止するロック機構につ
いて説明する。移動棚の停止状態、すなわち棚が自由に
移動し得る状態では、図1に示すように、ハンドル10
は自重で垂れ下っており、ロックつまみ20aは押し込
まれて、ロック操作部材21は支持梁54に近接した位
置にあり、ロック金具22は起立状態にある。
【0016】ロック状態とするために、ロックつまみ2
0aを把持しロック軸20を引き出すと、ロック操作部
材21が、図1の右方に移動し始め、その上端部21a
が、先ずロック金具22の前端部内面22bに当接す
る。この状態を図6の(a)に示す。次いで、ロック操
作部材21の上端部21aが、ロック金具22の前端部
内面22bを押し、図6の(b)に示すように、ロック
金具22をクラッチ用スプロケット3の配設側に向かっ
て傾斜させる。ロック金具22は、自重により倒伏方向
に傾斜するようにさらに回転し、図6の(c)および図
7に示すように、ロック金具22の前端部のロック歯2
3が、上方からクラッチ用スプロケット3の歯に係合す
る。したがって、クラッチ用スプロケット3つまりこれ
と一体の駆動用スプロケット4に制動力を与える。この
場合、もし、他の移動棚が衝突したりして、クラッチ用
スプロケット3に回転力が加わり回転しはじめても、ロ
ック歯23が係合しているロック金具22がユニットフ
レーム55の切欠き55aに当接し、それ以上の横移動
を阻止する。
【0017】このロック状態を解除するには、図6の
(c)および図7に示す位置から、ロックつまみ20a
を押し込む。その作動状態を図8に示す。ロックつまみ
20aを押し込むと、図8の(a)に示すように、ロッ
ク軸20を介してロック操作部材21の上端部21a
が、ロック金具22の後端部内面22cに当接し、これ
を矢印方向に回転させ、図8の(b)に示すように、ロ
ック金具22の前端部のロック歯23をクラッチ用スプ
ロケット3の歯から離脱させる。さらに、ロックつまみ
20aを完全に押し込むと、ロック金具22は、起立す
る方向に回転し、支持梁54に当って停止し、図1の状
態に戻る。
【0018】ロックつまみ20aが押し込まれ、ロック
金具22が起立しているロック解除の状態では、ロック
金具22の重心Mは、図6の(a)に示すように、ロッ
ク金具回転軸22aを基準にして、クラッチ用スプロケ
ット3の配設側と逆の側、つまり支持梁54の側に位置
させる。ロックつまみ20aを引き出し、ロック金具2
2を、クラッチ用スプロケット3の配設側に向かって図
6の(b)のように回転させ傾斜させると、ロック金具
22の重心Mは、ロック回転軸22aを基準にして、ク
ラッチ用スプロケット3の配設側に移動し、ロック金具
22は、自重により倒れ、図6の(c)に示す倒伏状態
となる。
【0019】上記のように構成することにより、図6の
(a)のように起立状態にあるロック金具22が、ロッ
ク操作をしないにもかかわらず、クラッチ用スプロケッ
ト3の配設側に転倒してロックしてしまうような事態を
防止し得る。なお、このロック金具22の転倒防止をよ
り強化しようとするならば、ロック金具22の上部背面
と支持梁54との間に両者を吸着させるマグネット25
を介設するとよい。一方、ロック操作により、図6の
(b)の状態となったロック金具22は、自重により倒
れるように回転して、その前端のロック歯23が、図6
の(c)のようにロック歯23がクラッチ用スプロケッ
ト3の歯と噛合する。
【0020】図9および図10は、ロック金具22を回
転させて倒伏状態としたとき、ロック歯23が、クラッ
チ用スプロケット3の歯間に位置せず、歯の上に載って
いるため、係合できず、ロック状態を実現し得ない状態
を示している。このような噛み合い不良の場合でも、本
考案では、移動棚に対し、駆動輪70の走行方向に軽い
衝撃を与えると、クラッチ用スプロケット3がわずかに
回転し、これによりロック歯23と噛み合わせ位置が一
致し、係合が可能となる。
【0021】
【考案の効果】上記の構成からなる本考案によれば、ハ
ンドル軸に取付けたクラッチ用スプロケットにラチェッ
トを噛み合わせ、ハンドルの回転駆動力を駆動用スプロ
ケットから伝動機構を介して駆動輪に伝達するクラッチ
機構と、ロック軸をハンドル軸と平行に、かつ、軸方向
に移動可能に配設し、ユニットフレームにロック金具回
転軸により回転可能に取付けたロック金具の前端部に形
成したロック歯が、クラッチ用スプロケットの歯に係合
してロック状態を維持するロック機構とを備え、クラッ
チ機構をロック機構とをクラッチ用スプロケットで共働
させるように構成したので、従来のハンドル装置におけ
るロック機構の構成部材である穴付円盤を不要とし、軸
方向に装置を薄くでき、装置の小型化を図ることができ
る。
【0022】また、回転可能なロック金具の前端部に形
成したロック歯を上方からクラッチ用スプロケットに作
用させ、ロックする構造としたので、従来の装置に比べ
ロック操作を簡単かつ確実に行うことができる。例え
ば、従来は穴付円盤の穴位置に対してストッパーピンの
軸心がずれてこれを嵌入できない場合、再度ハンドルグ
リップに駆動力を加え、棚を若干移動させる動作を繰返
し、位置合わせを行う再ロック操作や、ロック確認に時
間を費やす問題があったが、本考案では、クラッチ用ス
プロケットへのロック歯の噛み合わせが良くない場合、
手で棚に衝撃を与え、また他の移動棚とぶつかって、ロ
ックしようとする棚に少しでも移動があれば、クラッチ
用スプロケットが回転し、ロック歯は自重でクラッチ用
スプロケットと係合し自動的にロック状態となるので、
ハンドルを回転させての再ロック操作が不要で、ロック
操作に手間取ることはなく、かつ、ロック確認操作を行
わなくとも安全を確保できる。したがって、棚の移動・
出入の時間が節約でき、業務の効率を向上させることが
できる。
【0023】そして、ロック金具の重心を、ロック金具
が起立状態にあるとき、ロック金具回転軸を基準にし
て、クラッチ用スプロケットの配設側と逆の側に位置さ
せることにより、ロック金具が起立した状態で、ロック
操作をしないのにロック金具がクラッチ用スプロケット
の配設側に転倒してしまうことを防止し得る。この場合
に、ロック金具の上部と支持梁との間にマグネットを介
設すれば、ロック金具の転倒防止をより強化することが
できる。
【0024】さらに、ロック軸は、ハンドル軸の軸心方
向に穿設された穴に軸装するように構成すれば、例え
ば、クラッチの切れが不十分な状態で棚の移動中にロッ
ク操作を行ってハンドルが回転しても、ロック操作中の
手にハンドルが当る事故を発生する恐れがなく、また、
ロックつまみがハンドル軸と同心となり、外観的にもよ
い印象を与える。移動棚の高速回転時にロック操作を行
った場合は、ロック歯がクラッチ用スプロケットの歯か
らはじかれて、反動でロック金具が起立状態となり、ロ
ックが解除されて、ロック機構の破損を衝撃から防止で
きる。
【0025】その他、従来別個に取付けていたテークア
ップを、ユニットフレームに取付けてハンドル装置と一
体にしているため、組立作業が簡単となり、コストダウ
ンになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る移動棚のハンドル装置の側面断面
図である。
【図2】図1のハンドル装置の化粧カバーを外した状態
の正面図である。
【図3】本考案に係るハンドル装置を備えた移動棚の正
面図である。
【図4】本考案に係るハンドル装置を備えた移動棚の側
面断面図である。
【図5】本考案に係るハンドル装置のクラッチ機構の作
用説明図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本考案に係るハン
ドル装置のロック機構の作用を説明するための側面断面
図である。
【図7】図6の(c)の正面図である。
【図8】(a),(b)は、本考案に係るハンドル装置
のロック解除機構の作用を説明するための側面断面図で
ある。
【図9】本考案に係るハンドル装置のロック機構におい
てロック歯がクラッチ用スプロケットの歯間に位置せず
係合できない状態を示す側面断面図である。
【図10】図9のの正面図である。
【符号の説明】
1 …ハンドル装置 2 …ハンドル軸 2a…穴 3 …クラッチ用スプロケット 4 …駆動用スプロケット 6 …カラー 7 …ハンドルアーム 9 …ナット 10 …ハンドル 15 …ラチェット 20 …ロック軸 20a…ロックつまみ 21 …ロック操作部材 22 …ロック金具 22a…ロック金具回転軸 23 …ロック歯 50 …ハンドル式移動棚 51 …棚 52 …支柱 53 …台車フレーム 54 …支持梁 55 …ユニットフレーム 55a…切欠き 70 …駆動輪 74 …ねじ棒 75 …テークアップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/10 A47B 53/02

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ用スプロケット及び駆動用スプ
    ロケットを一体的に回転可能に設けたハンドル軸と、該
    ハンドル軸に、このハンドル軸回りに回転可能に取り付
    けられるハンドルと、該ハンドルに回転可能に取り付け
    られるラチェットとを備え、ハンドルの回転により、ク
    ラッチ用スプロケットにラチェットを噛み合わせ、前記
    ハンドルの回転による回転駆動力を、ラチェット、クラ
    ッチ用スプロケット、駆動用スプロケット及び駆動用ス
    プロケットに掛回したチェーンからなる伝動機構を介し
    て駆動輪に伝達する移動棚のハンドル装置において、 一端にロックつまみを、他端にロック操作部材を有し、
    ハンドル軸と平行に、かつ、軸方向に移動可能に配設し
    たロック軸と、 支持梁に固定したユニットフレームにロック金具回転軸
    により回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向への移
    動によりロック操作部材が当該ロック金具に作用して回
    転し、起立状態または倒伏状態の位置をとるロック金具
    と、 ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が倒伏状態
    にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係合し、起
    立状態にあるときはその係合を解除するロック歯とを備
    えることを特徴とする移動棚のハンドル装置。
  2. 【請求項2】 ロック軸は、ハンドル軸の軸心方向に穿
    設された穴に軸装されてなる請求項1に記載の移動棚の
    ハンドル装置。
  3. 【請求項3】 ロック金具の重心を、ロック金具が起立
    状態にあるとき、ロック金具回転軸を基準にして、クラ
    ッチ用スプロケットの配設側と逆の側に位置させてなる
    請求項1または請求項2に記載の移動棚のハンドル装
    置。
  4. 【請求項4】 ロック金具の上部と支持梁との間に、ロ
    ック金具を起立状態に維持するマグネットを介設してな
    る請求項3に記載の移動棚のハンドル装置。
JP1993050599U 1993-09-17 1993-09-17 移動棚のハンドル装置 Expired - Lifetime JP2592998Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050599U JP2592998Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 移動棚のハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050599U JP2592998Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 移動棚のハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719221U JPH0719221U (ja) 1995-04-07
JP2592998Y2 true JP2592998Y2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=12863441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993050599U Expired - Lifetime JP2592998Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 移動棚のハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592998Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034494A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Okamura Corp 手動式移動棚装置
US9797148B2 (en) * 2014-09-05 2017-10-24 Kodi Klip, Llc Clip applying apparatus
JP6550261B2 (ja) * 2015-04-30 2019-07-24 三進金属工業株式会社 移動棚

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0719221U (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4527680A (en) Locking device for movable storage rack
US4737065A (en) Truck
US7775595B2 (en) Drive mechanism
JP2592998Y2 (ja) 移動棚のハンドル装置
JPS584559A (ja) 車椅子推進補助装置
JPH08196353A (ja) 移動棚のハンドルロック装置
JP3704596B2 (ja) 重量物移動用支持装置及び該装置付き家具
JP3482548B2 (ja) 移動棚のロック解除装置
JP3548624B2 (ja) ハンドル式移動棚の自動ロック解除機構
TWM562251U (zh) 用於具兩前輪載具之防止搖擺、具鎖定裝置的連桿組
JP3056060B2 (ja) 移動棚の免震機構
JPS6246163B2 (ja)
JP3247681B2 (ja) 収納部用昇降支持ユニットおよびこれを用いた昇降収納装置
JPS624727Y2 (ja)
JP2552039Y2 (ja) 電動格納ミラー
JPH0228756Y2 (ja)
JP3056059B2 (ja) 移動棚の免震機能を具備したロック機構
JP2791242B2 (ja) ワゴン
JPH0228757Y2 (ja)
JPH0545243Y2 (ja)
JP3067655B2 (ja) 移動棚の免震機構
JPH0636859Y2 (ja) フライホイール玩具
JP3310420B2 (ja) 高窓の開閉操作装置
JPH0527069Y2 (ja)
JPS635048Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329