JPS635048Y2 - - Google Patents

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JPS635048Y2
JPS635048Y2 JP1982061796U JP6179682U JPS635048Y2 JP S635048 Y2 JPS635048 Y2 JP S635048Y2 JP 1982061796 U JP1982061796 U JP 1982061796U JP 6179682 U JP6179682 U JP 6179682U JP S635048 Y2 JPS635048 Y2 JP S635048Y2
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JP
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movable shelf
handle
latch plate
hole
gear
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JP1982061796U
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JPS58164017U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は手動式移動棚のハンドル装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の手動式移動棚は、移動棚の側板に枢設し
た駆動軸に、スプロケツトと歯車を軸装し、ハン
ドルの回転操作により駆動軸を回動させ、チエー
ン等の伝動機構を介して車輪を回転させるもので
あつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の移動棚においては、多数の単位棚の
内、所要の移動棚をハンドル操作により移動させ
ると、その移動棚に押されて移動する他の複数個
の各ハンドルも無駄に回転させられるので、移動
棚の近くに居る人にハンドルとチエーン、スプロ
ケツト等が連結されていることから、所要の棚を
移動させるためのハンドル操作に無駄な負荷が加
わり、さらに移動棚の静止状態では各ハンドルの
向きは一定せず任意の方向に向うことになつて見
苦しいという欠点があつた。一方、多数配列され
た移動棚は、第4図に示す如く一側に寄せられ、
他側を通路等として空けた状態に置かれることが
多いが、従来は何らかの原因で棚が動いてしま
い、安全面から問題があつた。このため移動棚に
ロツク機構を付設したものも従来みられるが、装
置が複雑となり、コスト高となる欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる問題点を解決するためになされ
たもので、その手段を、ハンドル13の回転操作
により車輪32を回転させ、レール30上を走行
させる移動棚において、該移動棚の一方の側板1
の略中央部に支軸3を固設し、該支軸3に筒体4
を回動自在に嵌合させ、該筒体4に前記移動棚の
走行車輪32に連繋するスプロケツト6と歯車5
を並設せしめ、かつ円板17を回動自在に軸嵌さ
せ、前記歯車5と係合可能な左右の爪22,22
を先端部に形成したT字形状のラツチ板7をその
略中央部において前記円板17に回動可能に軸支
すると共に、前記円板17には外縁部に丸穴37
及び該丸穴に近接してラツチ板7の回動範囲を規
制する長穴36を穿設させ、ハンドル軸14を該
長穴36に挿通させて前記ラツチ板7に取付け、
かつラツチ板7の基端部には、当該係止穴23が
前記円板17の丸穴37の位置と一致したとき杆
材24が貫通され前記左右いずれかの爪22と歯
車5との係合により移動棚の移動を制止させる左
右の係止穴23,23を穿設したことを特徴とす
る移動棚のハンドル装置として構成したものであ
る。
〔作用〕
上記の構成とすることにより、本考案において
はハンドルによる回転操作力を加えない状態で
は、ラツチ板と歯車との係合が解除されており、
所要の移動棚のハンドル操作により押されて移動
する他の複数個の移動棚の各ハンドルは回転する
ことなく、また静止状態では各移動棚のハンドル
が常に垂直に整列し、かつハンドル装置に付設し
たロツク機構の働きにより移動棚の移動を制止さ
せる。
〔実施例〕
以下に本考案に係る移動棚のハンドル装置の構
成を図示した実施例により詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案によるハンドル装置
の実施例を示す第4図におけるA−A線縦断面図
である。第3図は本考案のハンドル装置を備えた
移動棚単体の斜視図、第4図は各移動棚を配列し
た静止状態を示す正面図である。
図中、レール30上に走行自在に載置された各
移動棚において、移動棚の台車31下面には車輪
32が軸支されており、該車輪32はスプロケツ
ト33、チエーン35を介してハンドル装置を手
動で回転させることにより回転するようになつて
いる。この移動棚の一方の側板1の略中央部に固
定板2を固着させ、該固定板2に支軸3を固設す
る。支軸3には軸受15を介して筒体4を回動自
在に嵌合させる。筒体4には、固定板2側の端部
に前記移動棚の走行車輪に連繋するスプロケツト
6を嵌着させ、かつこれと並設して歯車5を嵌着
させる。筒体4の他端部には軸受20を介して円
筒状の主軸ケース21を回動自在に嵌合させ、該
主軸ケース21下面に中心部に同心円の穴38を
穿設した円板17を固着させる。円板17の外縁
部には少なくとも1つの丸穴37と、該丸穴37
に近接して後述する長穴36が穿設される。
T字形状に形成されたラツチ板7は、先端部に
前記歯車5と係合させるための左右の爪22,2
2を形成してあり、その略中央部において前記円
板17に回動可能に軸支されている。すなわちラ
ツチ板7の略中央部に穿設したラツチ穴に、前記
円板17の中心穴38と長穴36との略中間位置
に固設した軸18を挿入させ、止め輪40で係止
させる。ラツチ板7の基端部には、前記円板17
の丸穴37の位置と一致する左右2つの係止穴2
3,23が穿設され、後述するロツク機構の要素
を構成している。
ラツチ板7には係止穴23,23に近接して軸
座8が設けられ、前記円板17に穿設された長穴
36に挿通されてハンドル軸14が上記軸座8に
固設される。ラツチ板7は前述の如くその略中央
部において円板17に回転可能に軸支されている
が、ハンドル軸14が円板17の長穴36に挿通
されてラツチ板7に取付けられているので、その
回動範囲は該長穴の長径の範囲に規制されるもの
である。
第5図、第6図及び第7図は、第1図及び第2
図における移動棚の側板の内部から円板の方向を
視た側面図である。
いま、ハンドル13を第6図の位置から時計回
りの方向に回転しようとすると、ハンドル軸に連
動してラツチ板7が円板17に設けた軸18を中
心として、第7図の破線の位置から実線の位置へ
回動し、ラツチ板7の先端部の左側の爪22が歯
車5に係合する。このときラツチ板7の回動範囲
は、長穴36により規制されているので、その範
囲を越えてラツチ板7が回動することはなく、ラ
ツチ板7と歯車5との確実な係合が図れる。
ラツチ板7の爪22と歯車5とが係合した状態
で、ハンドル13をさらに時計回りの方向に回転
操作すると、回転トルクはラツチ板7より歯車5
に伝達されて歯車5を回転させ、筒体4上に並設
されたスプロケツト6を介してチエーン35に伝
動され、このチエーン35と連繋させた車輪32
を駆動させて移動棚を移動させることができる。
歯車5と係合するラツチ板7の爪22の形状は、
係合状態において歯谷の形状と合致するように、
左右の対向する爪22,22のラツチ板7との間
に形成される角部を略直角とし、先端に形成され
る角部を前記歯谷の角度よりも鋭角とした三角形
状に形成してあるので、ハンドルによる回転操作
中は爪22は歯車5の歯谷に楔着した状態で確実
に係合し、歯車5と爪22は離脱することはな
い。
ハンドル13を反時計方向に回転した場合は、
上述とは逆に第6図における右側の爪22が歯車
5に係合し、ハンドル操作による回転力を車輪3
2に伝達する。
さて、移動棚を所望の場所まで移動し終ると、
作業者はハンドル13の回転操作を停止し、ラツ
チ板7の先端部の爪22が歯車5に係合した状態
で、ハンドル13から手を放すこととなる。ハン
ドル13の時計回り方向への回転操作を停止させ
た場合、その静止位置が第5図の如く鉛直垂下方
向より180゜を越えた位置であるとき、ハンドル1
3の回転操作停止後も移動棚は慣性力により僅か
ではあるが移動するため、車輪32の回転トルク
がチエーン35、スプロケツト6及び筒体4を介
して回転させる。而して、ハンドル13の回転操
作が停止している状態で歯車5が僅かに回転する
ため、ラツチ板の爪22に歯合している歯が該爪
22を叩打し、ラツチ板7は軸18を支点に歯車
5との係合関係が解かれる方向に回動する。これ
によりラツチ板の爪22は歯車5から離脱し、回
動自在の円板17は、該円板17に設けたラツチ
板7とハンドル13の自重により回動し、ハンド
ル13は鉛直垂下方向で静止する。
一方、ハンドル13の時計回りの方向への回転
操作を停止させた場合、その静止位置が鉛直垂下
方向より180゜未満の位置であるときは、円板17
には該円板17に設けたラツチ板7とハンドル1
3の自重により回動しようとする力が働く。従つ
てラツチ板7は軸18を支点に反時計方向に回動
し、ラツチ板の爪22は歯車5より係合を解か
れ、円板17はハンドル13を設けた側が鉛直垂
下方向に回動する。そしてハンドル13は鉛直垂
下方向に下つて静止する。
この結果、多数の単位棚の内、所要の移動棚を
ハンドル操作により移動させ、この移動棚に押さ
れて追移動させられる移動棚の各ハンドル装置
は、ラツチ板の爪22,22と歯車5との係合が
解かれており、車輪32の回転トルクがチエーン
35、スプロケツト6を介して歯車5に伝達され
ても、ラツチ板7を設けた円板17は伝動せず、
ハンドルは回転しない。また各移動棚のハンドル
13は、上述したように常に鉛直垂下方向に下つ
て静止している。
次に、移動の終了した移動棚が、所定の位置か
ら移動しないよう制止させるロツク機構について
説明する。
第1図における25は移動棚の他方の側板9に
突設したノブで、該側板9を貫通して内部に延び
るロツク棒26を有し、該ロツク棒26と前記杆
材24とは共通の支持板27により支持されてい
る。
ハンドル13の回転操作により所要の移動棚を
移動した後、各移動棚のハンドル13は前記の説
明の通り、第6図に示されるように鉛直垂下方向
に下つて静止している。この状態でハンドル軸1
4を円板17に穿設した長穴36の長径の範囲内
で左側又は右側に揺動すると、ラツチ板7が軸1
8を支点に回動し先端部の左側又は右側のいずれ
かの爪22が歯車5に係合し、同時にラツチ板7
の基端部に穿設した右側又は左側の係合穴23
が、円板17の外縁部に穿設した丸穴37の位置
に一致する。すなわち第7図では、ハンドル軸1
4を円板17の長穴36の中心位置から左側の位
置へずらせ、ラツチ板7を軸18を支点として鎖
線の位置から実線の位置へ回動したので、ラツチ
板先端部の左側の爪22が歯車5と係合し、同時
にラツチ板7の基端部に穿設した右側の係合穴2
3と、円板17の外縁部に穿設した丸穴37との
位置が一致している。このとき前記第1図におけ
るノブ25を引張るとロツク棒26に支持されて
共働する杆材24が第2図示の如く両穴23,3
7に嵌挿され、ラツチ板7の先端の爪22が歯車
5に歯合した状態で、ラツチ板7と円板17とが
前記杆材24により固定される。従つて歯車5は
回転せず、スプロケツト6、チエーン35を介し
て車輪32を制止し、移動棚を制動する。
なお、前記円板17の外縁部の丸穴37は少な
くとも1つ穿設されておればよく、上記丸穴37
の左右に円弧に沿つて等間隔に設けた丸穴37′,
37′は予備及び保守用として穿たれているもの
である。
〔考案の効果〕
上記の構成からなる本考案に係る移動棚のハン
ドル装置によれば、ハンドル13を僅かの角度回
転させるだけでラツチ板の爪22が歯車5と確実
に係合し、ハンドルの回転操作により移動棚を駆
動するに当り、押されて追移動する移動棚の各ハ
ンドル装置はラツチ板の爪22が歯車5から離脱
しているので、ハンドル操作に無駄な負荷が加わ
ることがなく効率的である。また追移動する移動
棚の各ハンドル13は回転することなく、安全性
に優れている。移動棚の静止状態にあつては、ハ
ンドル13はすべて鉛直垂下方向にあり、美観上
も優れる。
さらに、移動を完了した移動棚については、ハ
ンドル軸14を円板17に穿設した長穴36の長
径の範囲内で揺動し、ラツチ板の爪22を歯車5
に係合し、同時にラツチ板7の基端部の係合穴2
3と円板17の外縁部の丸穴37とを一致させた
状態で杆材24を嵌挿することにより、ロツク機
構を働かせることができ、例えば第4図に示す如
く配列された4基の移動棚10a,10b,10
c,10dのうちの終端の移動棚10dに上記ロ
ツク機構を作動せしめておくだけで、各移動棚の
移動を制止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る移動棚のハンドル装置の実施
例を示し、第1図は第4図A−A線における縦断
面図、第2図はロツク機構を作動させた場合の同
縦断面図、第3図はハンドル装置を備えた移動棚
単体の斜視図、第4図は各移動棚を配列した静止
状態を示す正面図である。第5図、第6図及び第
7図は、歯車とラツチ板との係合関係を説明する
本考案の要部側面図である。 1……側板、2……固定板、3……支軸、4…
…筒体、5……歯車、6……スプロケツト、7…
…ラツチ板、8……軸座、9……側板、13……
ハンドル、14……ハンドル軸、15……軸受、
17……円板、18……軸、20……軸受、21
……支軸ケース、22……爪、23……係止穴、
24……杆材、25……ノブ、26……ロツク
棒、27……支持板、30……レール、31……
台車、32……車輪、33……スプロケツト、3
5……チエーン、36……長穴、37……丸穴、
38……中心穴、39……ラツチ穴、40……止
め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルの回転操作により車輪を回転させ、レ
    ール上を走行させる移動棚において、該移動棚の
    一方の側板の略中央部に支軸を固設し、該支軸に
    筒体を回動自在に嵌合させ、該筒体に前記移動棚
    の走行車輪に連繋するスプロケツトと歯車を並設
    せしめ、かつ円板を回動自在に軸嵌させ、前記歯
    車と係合可能な左右の爪を先端部に形成したT字
    形状のラツチ板をその略中央部において前記円板
    に回動可能に軸支すると共に、前記円板には外縁
    部に丸穴及び該丸穴に近接してラツチ板の回動範
    囲を規制する長穴を穿設させ、ハンドル軸を該穴
    に挿通させて前記ラツチ板に取付け、かつラツチ
    板の基端部には、当該係止穴が前記円板の丸穴の
    位置と一致したとき杆材が貫通され前記左右いず
    れかの爪と歯車との係合により移動棚の移動を制
    止させる左右の係止穴を穿設したことを特徴とす
    る移動棚のハンドル装置。
JP6179682U 1982-04-26 1982-04-26 移動棚のハンドル装置 Granted JPS58164017U (ja)

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JPS58164017U JPS58164017U (ja) 1983-11-01
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ID=30071977

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830035B2 (ja) * 1980-03-31 1983-06-27 工業技術院長 固定化酵素の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830035U (ja) * 1981-08-24 1983-02-26 株式会社岡村製作所 移動棚等のクラツチハンドル装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830035B2 (ja) * 1980-03-31 1983-06-27 工業技術院長 固定化酵素の製造方法

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