JP2001295560A - ドア押出し機構 - Google Patents

ドア押出し機構

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JP2001295560A
JP2001295560A JP2000111538A JP2000111538A JP2001295560A JP 2001295560 A JP2001295560 A JP 2001295560A JP 2000111538 A JP2000111538 A JP 2000111538A JP 2000111538 A JP2000111538 A JP 2000111538A JP 2001295560 A JP2001295560 A JP 2001295560A
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door
arm
case
locking
rod
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Hideki Noda
英樹 野田
Masao Murakami
正雄 村上
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉押出し機構をケース内にコンパクトに収容
して圧迫感を与えず、また、ドア開放時において外側に
いる人の通行を妨害しないドア押出し機構を提供する。 【解決手段】 ドア内面4aと対向して戸枠部に設けられ
るケース10と、そのケース内に設けられた回転軸13を支
点として、ケース内に格納される格納位置とケース外に
突出してドアを押し出す突出位置との間で揺動するアー
ム11と、回転軸13に具設され、アーム11が格納位置に移
動する時にねじられて付勢力が蓄えられるコイルばね14
と、アーム11の後端部15と係合することによりアーム11
を格納位置でロックするロック部16と、格納されたアー
ム11の先端部近傍に配置されロック部16のロック動作を
解除するためのソレノイド24と、ロック部16とソレノイ
ド24とをケース内で連結するリンク機構19,21,23とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震による建物の
変形によって扉が開放不能になることを防止するドア押
出し機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション等の玄関扉は、強震に見舞わ
れるとその戸枠が変形して扉が開放できなくなることが
ある。特に、縦揺れが発生した場合、下層階では建物全
体の自重が局所的に加わることによって生じる変形が著
しく、居住者が閉じ込められて脱出できなくなるという
危険性がある。
【0003】そこで、地震によって建物が変形する前に
自動的に玄関扉を開放して避難路を確保することのでき
る地震感知式の扉開放装置が提案されている。
【0004】この種の扉開放装置としては、例えば実開
平4−107390号公報に記載されている自動扉が知られて
いる。
【0005】この自動扉は図4に示すように、扉50に
向けて鈎状に形成され、一方端側にゴムローラ51を備
えたアーム部52と、そのアーム部52の他方端側に垂
直に立設されアーム部52を水平方向に揺動できるよう
に支持する回転軸53と、その回転軸53に対し矢印A
方向の回転力を与えるコイルばね54と、回転軸53の
中間部分に固定された支持体55とを有し、その支持体
55に形成された切込部56にストッパ57が挿入され
ている。
【0006】このストッパ57は、地震が検知されたと
きにソレノイド58の駆動によって後退するようになっ
ており、ストッパ57が切込部56から離脱すると、ね
じりによって付勢力が蓄えられているコイルばね54が
復元しようとするためにアーム部52が矢印B方向に回
転し、ゴムローラ51に押されて扉50が開放される。
なお、図中、59はコイルばね54の一方端を支持体5
5に係止するための係止孔である。
【0007】また、別の扉開放装置として、特開平10−
88933号公報に記載の地震発生時扉開放装置も知られて
いる。この扉開放装置は、扉面に対して直角方向に配置
したプランジャを、圧縮コイルばねの付勢力に抗して縮
小させ、保持し、地震を検知した時にその保持を解除す
ることにより圧縮コイルばねの復元力でプランジャを突
出させ、扉を開放させるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
扉開放装置の押出し機構では、回転軸53にコイルばね
54、支持体55、アーム52を配設しているため、そ
れらのすべてをケース内に収容しようとすると大型のケ
ースを使用しなければならない。従って同公報の図2に
示されているようにアーム部52についてはケースから
露出させている。
【0009】一方、後者の押出し機構では、プランジャ
と圧縮コイルばねが同軸に配置されているため前者のも
のに比べるとコンパクト化が図れる。ところが、プラン
ジャのストロークを確保しなければならないために、扉
面から直角方向のケース長さが長くなるという欠点があ
る。
【0010】ドアに非常用装置であるドア押出し機構を
取り付ける場合、そのサイズが大型になると居住者に威
圧感を与えるため、なるべく小型であることが好まし
い。ところが、従来の扉開放装置では上記したいずれの
方式であってもコンパクト化が図れず居住者に対して威
圧感を与えるものであり、しかも見栄えも悪いという問
題がある。
【0011】さらに、従来の扉開放装置では、ばねの復
元力が消滅するまで勢いよく扉を開放するものであるた
め、扉を開放した時に扉の外側にいる人の通行を妨害す
る虞れがある。
【0012】本発明は以上のような従来の扉開放装置に
おける課題を考慮してなされたものであり、コンパクト
化を図ることができ、しかもドア開放時においてドア外
部にいる人の通行を妨害しないドア押出し機構を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、ド
ア内面と対向して戸枠部に設けられるケースと、そのケ
ース内に設けられた回転軸を支点として、ケース内に格
納される格納位置とケース外に突出してドアを押し出す
突出位置との間で揺動するアームと、回転軸に具設さ
れ、アームが格納位置に移動する時にねじられて付勢力
が蓄えられるコイルばねと、アームの後端部と係合する
ことによりアームを格納位置でロックするロック部と、
格納されたアームの先端部近傍に配置されロック部のロ
ック動作を解除するための駆動部と、ロック部と駆動部
とをケース内で連結するリンク機構と、から構成される
ドア押出し機構である。
【0014】請求項2の本発明は、アームの揺動範囲を
規制するストッパが備えられているドア押出し機構であ
る。
【0015】請求項3の本発明は、ドアを閉じる方向に
付勢し、突出位置に移動したアームの先端部とドアと
を、接触した状態に保つドアクローザを備えているドア
押出し機構である。
【0016】上記ドアクローザの一具体例としては、ド
ア内面に固定されるドアクローザ本体と、そのドアクロ
ーザ本体から延設され戸枠に固定される伸縮アームとか
ら構成されるものが示される。この種のドアクローザ
は、ドアが開かれると伸縮アームが伸長し、その伸長動
作によってドアを閉じる方向の付勢力がドアクローザ本
体に蓄積され、開かれたドアを閉じるように機能する。
【0017】請求項4の本発明は、ロック部が、回転軸
と平行に配置されたロッドと、そのロッドに固定されロ
ッドの回動により、アームの後端部をロックするロック
位置とロック動作を解除する解除位置とに変位するカム
とから構成されているドア押出し機構である。
【0018】請求項1の本発明に従えば、アームを格納
位置でロックするロック部とそのロック部によるロック
動作を解除するための駆動部を、アームの先端部と後端
部に分けて配置しリンク機構で連結したため、アームを
含む押出し機構の各機械要素をすべて箱状ケース内に収
容することができ、従って押出し機構のコンパクト化が
図れる。また、地震等のみアームがケースから突出して
ドアを押し開くように構成したため、見栄えがよい。
【0019】請求項2の本発明に従えば、アームの揺動
範囲がストッパによって規制されるため、制御された押
圧力でドアを開放することができる。
【0020】請求項3の本発明に従えば、ドアクローザ
によるドア閉じ方向の付勢力を受けながらドアが押し開
かれるため、請求項1にドアクローザを付加したもので
は、ドアの開放速度を減衰させることができ、請求項2
にドアクローザを付加したものでは、アームの移動に追
従してドアを開放させることができ、ドアの開放限度
を、ストッパによって停止するアーム位置(突出位置)
に揃えることができる。
【0021】このため、ドア押出しにおいてドアがアー
ムの作動に応じて開放され、且つアームの押出し量以上
に開くことがない。
【0022】請求項4の本発明に従えば、回転軸を直接
ロックせず、アーム後端部に対しロッドの回動によって
変位するカムを係合させることによりロックを行ってい
るため、回転軸に特別なロック機構を設ける必要がな
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した一実施形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明に係る押出し機構1が適用
される玄関ドアの構成を示したものである。なお、同図
は室内側から見たものである。
【0025】同図において、壁2に設けられた出入口の
戸枠3内にドア4が開閉自在に配置されており、このド
ア4の手先側に把手5を有する錠箱6が設けられてい
る。
【0026】戸枠3において上部枠3aの手先側には、
地震時にドア4を押し開くための押出し機構1が取り付
けられており、ドア4の上部軸元側には、開放されたド
ア4を閉じる方向に付勢するためのドアクローザ7が取
り付けられている。
【0027】ドア4近傍の右側壁面には地震を感知する
ための地震感知器8が取り付けられ、この地震感知器8
はその下方に配置されたコントローラ9と接続されてい
る。上記地震感知器8は揺れが所定値(例えば震度4)
以上になると地震感知信号を出力するようになってお
り、その地震感知信号を受けたコントローラ9は上記錠
箱6内の施錠を解除するようになっている。
【0028】図2は、ドア押出し機構1の内部構成を示
したものであり、同図(a)は図1のX方向から見た正
面図、同図(b)はその底面図である。
【0029】両図において、ドア押出し機構1は箱状の
ケース10内に収容されており、ドア4と対向するケー
ス前面10aに、ドア押出し用のアーム11を突出させ
るための開口部10bが階段状に切り欠き形成されてい
る。
【0030】アーム11は帯板状部材からなり、その先
端部にドア内面4aと当接し得るゴム製ローラ12が備
えられている。ローラ12は、アーム11がケース10
内に格納された状態でケース前面10aからその一部を
露出させており、露出したローラ12がドア内面4aに
当接するようにして、ケース10を上部枠3aに取り付
ける。それにより、ドア押出し機構1が作動した時に、
ローラ12がドア1に衝突することがなく衝突音の発生
を防止することができる。
【0031】一方、アーム11の後端部は大径からなる
ドラム(回転軸)13の下部に接続されており、ドラム
13の回転軸13aは、ケース10内の右寄り位置にて
ケース上板10c及びケース下板10dに設けられた軸
受に回転自在に支持されている。
【0032】また、ドラム13にはコイルばね14が嵌
合されており、コイルばね14の一方端14aは、アー
ム11の後側縁部11aに係止され、他方端14bはケ
ース前面10aの内壁に当接されている。従って、アー
ム11がケース10内に格納された状態ではコイルばね
14がねじられ、アーム11をケース10外に突出させ
るための付勢力がそのコイルばね14に蓄積されること
になる。
【0033】また、ドラム13を挟んでアーム11と略
反対方向には長方形板状のアーム後端部15が延設され
ており、アーム11と一体に揺動するようになってい
る。すなわち、アーム11が矢印C方向に回転するとき
にこのアーム後端部15は矢印D方向に回転する。
【0034】このアーム後端部15における回転方向
(矢印D方向)側角部には、切欠き15aが形成されて
おり、この切欠き15aに対してトリガカム(カム)1
6が係合するようになっている。
【0035】トリガカム16は、図3に示すように、上
側ロッド17aと下側ロッド17bの間に挟まれた状態
で両ロッドに介設されるブロックからなり、ロッド17
が矢印E方向に回動すると、トリガカム16が矢印F方
向または矢印G方向に振り子運動してアーム後端部15
をロックする位置とロック動作を解除する位置とに変位
するようになっている。
【0036】このトリガカム16には上記切欠き15a
に係合する長方形状の係合面16aが形成されており、
さらにその係合面16aから直角に逃げ面16bが形成
されている。この逃げ面16bは、トリガカム16が切
欠き15aから離脱したとき、アーム後端部15がロッ
ド17に邪魔されずに矢印D方向に素早く回転できるよ
うにするためのものである。上記トリガカム16及びロ
ッド17はロック部として機能する。
【0037】また、上側ロッド17aの略中間部分には
固定部18を介してリンク19が接続されている。な
お、上側ロッド17aは、ケース上板10cにねじ10
gで固定されている軸受10eに軸支され、一方、下側
ロッド17bはケース下板10dにねじ10hで固定さ
れている軸受10fによって軸支され、それにより、ロ
ッド17が揺動できるようになっている。
【0038】上記リンク19の自由端部19aは、ピン
20を介して連棹21に接続されており、この連棹21
はピン22を介して揺動梃23に接続されている。上記
リンク19,連棹21及び揺動梃23はリンク機構とし
て機能するものであり、ケース10内でコイルばね14
をコ字状に迂回して配置される。
【0039】図2(b)において揺動梃23の揺動支点
23aは、ケース前面10aの内面に位置されており、
揺動梃23の略中間部分にはソレノイド(駆動部)24
の駆動軸24aが連結されている。従ってソレノイド2
4のコイルが励磁されると、駆動軸24aが左方向に後
退し、揺動梃23を矢印H方向に移動させる。
【0040】なお、ソレノイド24の駆動軸24aを揺
動梃23の略中間部分に連結していることにより、揺動
梃23の自由端部(ピン22取付け側)の移動量を大き
くとることができ、それにより、リンク19を揺動させ
るのに必要なストロークを確保している。
【0041】また、矢印D方向に回転するアーム後端部
15の前方には、ストッパ25が配置されており、アー
ム後端部15がそのストッパ25と当接した時点(図
中、二点鎖線で示すアーム後端部位置)でアーム11の
回転が停止する(図中、二点鎖線で示すアーム位置)。
従って、アーム11はケース内に格納される格納位置と
ケース外に突出する突出位置との間で揺動することがで
きる。
【0042】このストッパ25は、ケース10の底板1
0iにねじ10jで固定されている環状座10kから立
設される縦板25aと、その縦板25aに形成されてい
る貫通孔に嵌合されるゴム製緩衝材25bとから構成さ
れており、アーム後端部15との衝突エネルギーを吸収
しつつアーム11を停止させることができるようになっ
ている。
【0043】なお、揺動梃23下部には図示しないコイ
ルばねが取り付けられており、ソレノイド24が動作し
ていないときは揺動梃23を矢印H方向と逆方向に復帰
させるようになっている。なお、26はソレノイド24
をケース10に固定するための取付金具である。
【0044】次に上記構成を有する押出し機構1の動作
を、コントローラ9の制御動作を交えて説明する。な
お、アーム11はケース10内に格納されていることを
前提とする。また、地震感知器8は、従来公知の機械式
センサを利用することができる。機械式センサとして
は、例えば皿体上に鋼球を乗せ、揺れがないときは皿体
の中央に位置する鋼球が、皿体の中心を貫通して配置さ
れたプッシュロッドを自重で押下することによりスイッ
チをOFFさせ、揺れが発生したときは鋼球が皿体の中
心から外れることによってプッシュロッドの押下が働か
ずスイッチがONして信号を出力させるものが一般的で
ある。
【0045】しかしながら地震感知器は、上述した機械
式センサに限らず電子式の加速度計を利用して振動を感
知する電子式センサを利用することもできる。
【0046】この地震感知器8から地震感知信号が出力
され、コントローラ9に与えられると、コントローラ9
は錠箱6内の図示しない解錠機構に解錠信号を出力す
る。それにより、錠箱6内の例えばデッドボルトやラッ
チボルトが同時に解錠される。
【0047】次いでコントローラ9は解錠信号に遅れて
押出し信号を押出し機構1に出力する。
【0048】押出し機構1では、押出し信号を受けてソ
レノイド24のコイルが励磁され、駆動軸24aが後退
する。駆動軸24aが後退すると、23aを支点として
揺動梃23が矢印H方向に移動し、連棹21が左方向に
引っ張られ、ロッド17を支点としてリンク19が矢印
I方向に倒れる。
【0049】リンク19が矢印I方向に倒れると、係合
面16aが切欠き15aから離脱するためアーム後端部
15が自由になる。コイルばね14にはねじりによって
付勢力が蓄積されているため、アーム11はその付勢力
によって矢印C方向に回転する。
【0050】この時、アーム11の先端部に備えられて
いるローラ12がドア内面4aを押圧してドア4を開放
する。そして、アーム後端部15がストッパ25と当接
するとアーム11の回転が停止する。
【0051】アーム11がドア4を押圧している間、ド
アクローザ7はその押圧方向と逆方向にドア4を付勢し
ており、それにより、ローラ12とドア4は常に接触状
態に保たれる。従ってアーム11が停止したアーム突出
位置でドア4の開放も停止する。この時、ドア4の自由
端側は戸枠3との間に、約10cmの隙間が確保され
る。ドアを約10cm開放するとドアと戸枠とのかみこ
みが極めて少なくなり、建物が歪んだ場合であってもド
アを押すことによって開放させることができるようにな
る。
【0052】また、押出し機構1の復旧動作は以下の通
りである。
【0053】ドア4が押出し機構1によって開放された
後に、コントローラ9をリセットすると、ソレノイド2
4におけるコイルの励磁が停止し、揺動梃23の下部に
備えられているコイルばねの復元力によってリンク機構
が初期の姿勢に戻る。
【0054】この状態でドア4を閉じると、アーム後端
部15が矢印D方向と反対方向に回転し、次に逃げ面1
6b上を摺動する。この時、リンク19のトリガカム1
6は揺動梃23を付勢しているコイルばねによってコイ
ルばね14側に付勢されているため、アーム後端部15
の切欠き15aと係合面16aが一致した時点でトリガ
カム16が切欠き15aに係合される。それにより、ア
ーム11がアーム格納位置で保持される。
【0055】また、上述した構成では、コイルばね14
に蓄積される付勢力が加わっているアーム後端部15
を、トリガカム16を介しケース10に軸支されたロッ
ド17で受けるように構成したため、ロック動作及びロ
ック解除動作を確実に行うことができる。
【0056】さらに、図2(b)において、ロッド17
軸心から切欠き15aまでの距離に対し、ロッド17軸
心からリンク19の自由端部19aまでの距離を長くと
ることにより梃比を小さくしているため、ソレノイド2
4に要求される吸引力は小さくてすみ、押出し機構1の
コンパクト化に寄与することができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、アームを格
納位置でロックするロック部とそのロック部によるロッ
ク動作を解除するための駆動部を、アームの先端部と後
端部に分けて配置しリンク機構で連結したため、アーム
を含む押出し機構の各機械要素をすべて箱状ケース内に
収容することができ、従って押出し機構のコンパクト化
が図れる。また、地震等のみアームがケースから突出し
てドアを押し開くように構成したため、見栄えが良くな
るという長所を有する。
【0058】請求項2の本発明によれば、アームの揺動
範囲がストッパによって規制されるため、制御された押
圧力でドアを開放することができる。
【0059】請求項3の本発明によれば、ドアクローザ
によるドア閉じ方向の付勢力を受けながらドアが押し開
かれるため、請求項1にドアクローザを付加したもので
は、ドアの開放速度を減衰させることができ、請求項2
にドアクローザを付加したものでは、アームの移動に追
従してドアを開放させることができ、ドアの開放限度
を、ストッパによって停止するアーム位置(突出位置)
に揃えることができる。
【0060】請求項4の本発明によれば、回転軸を直接
ロックせず、アーム後端部に対しアロッドの回動によっ
て変位するカムを係合させることによりロックを行って
いるため、回転軸に特別なロック機構を設ける必要がな
い。従って押出し機構のコンパクト化に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出し機構が適用されるドアの構
成を示す斜視図である。
【図2】(a)は押出し機構の構成を示す平面図、
(b)は底面図である。
【図3】図2に示すロック部のトリガカムの構成を示す
斜視図である。
【図4】従来の押出し機構の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 押出し機構 2 壁 3 戸枠 4 ドア 5 把手 6 錠箱 7 ドアクローザ 8 地震感知器 9 コントローラ 10 ケース 11 アーム 13 ドラム 14 コイルばね 15 アーム後端部 16 トリガカム 19,21,23 リンク機構 24 ソレノイド 25 ストッパ
フロントページの続き Fターム(参考) 2E050 BA04 CA03 DA02 DB03 FA08 GA03 2E052 AA01 AA02 BA04 CA08 CA10 DA02 DA06 EA02 EB06 EC01 GA00 GC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内面と対向して戸枠部に設けられる
    ケースと、そのケース内に設けられた回転軸を支点とし
    て、ケース内に格納される格納位置とケース外に突出し
    て前記ドアを押し出す突出位置との間で揺動するアーム
    と、前記回転軸に具設され、前記アームが前記格納位置
    に移動する時にねじられて付勢力が蓄えられるコイルば
    ねと、前記アームの後端部と係合することにより前記ア
    ームを格納位置でロックするロック部と、格納された前
    記アームの先端部近傍に配置され前記ロック部のロック
    動作を解除するための駆動部と、前記ロック部と前記駆
    動部とを前記ケース内で連結するリンク機構と、から構
    成されることを特徴とするドア押出し機構。
  2. 【請求項2】 前記アームの揺動範囲を規制するストッ
    パが備えられている請求項1記載のドア押出し機構。
  3. 【請求項3】 前記ドアを閉じる方向に付勢し、前記突
    出位置に移動した前記アームの先端部と前記ドアとを、
    接触した状態に保つドアクローザを備えている請求項1
    または2に記載のドア押出し機構。
  4. 【請求項4】 前記ロック部は、前記回転軸と平行に配
    置されたロッドと、そのロッドに固定されロッドの回動
    により、前記アームの後端部をロックするロック位置と
    ロック動作を解除する解除位置とに変位するカムとから
    構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のドア押
    出し機構。
JP2000111538A 2000-04-13 2000-04-13 ドア押出し機構 Withdrawn JP2001295560A (ja)

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