JP2014145250A - 閉扉順位調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2個の扉を受け止める長い1本の回動アームが、扉の開放時にも扉開口上枠から前方へ見苦しく張り出さないようにする。
【解決手段】閉扉始動感知用回動パイロットアーム(31)が後閉まり扉(D2)の閉扉始動時に押し倒されると、スライドリンクバー(B)が扉開口上枠(10)に沿って上記パイロットアーム(31)の存在方向(P)へ直線的にスライドすることにより、そのスライドリンクバー(B)との枢支連結状態にある閉扉受け止め用回動アーム(47)が前方へ張り出して、両扉(D1)(D2)をその閉鎖順序通りに一旦受け止め、後閉まり扉(D2)の開放時に上記パイロットアーム(31)が前方へ張り出しても、上記回動アーム(47)はそのパイロットアーム(31)の再度押し倒されることになるまで、依然伏倒状態を保つように設定した。
【選択図】図4

Description

本発明は観音開き式に開閉される2個の扉を、その閉鎖順序どおりに閉鎖させるための閉扉順位調整装置に関する。
この種の閉扉順位調整装置として、特許文献1に記載の発明が提案されている。この発明の構成では、先閉まり扉(80)と後閉まり扉(90)の開放時において図1のような扉開口上枠(11)との平行に退避している回動アーム(15)の施錠状態を、後閉まり扉(90)の閉鎖進行中に解除して、その回動アーム(15)を扉開口上枠(11)から一定の角度位置まで突出させるための回動カム(60)が、その後閉まり扉(90)の基端部付近に軸支されている点で、本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
特許第3963858号公報
ところが、上記特許文献1に開示された公知発明の構成では、先閉まり扉(80)と後閉まり扉(90)が完全に閉鎖した際、回動アーム(15)の先端部(ローラ)が後閉まり扉(90)へ接触した位置に保持されるようになっているため、その図7、8のような閉鎖状態から両扉(80)(90)を開放すると、予じめ突出方向へ弾圧付勢されている回動アーム(15)が、自づと瞬時に飛び出すことになり、図1のような両扉(80)(90)の開放時における回動アーム(15)の退避状態を得られないのである。
更に言えば、後閉まり扉(90)の閉鎖が進行する程、これにより押圧される回動カム(60)を介して、扉開口上枠(11)と平行に移動する連結部(30)は、その先端部の係合手段(20)が回動アーム(15)の先端部(ローラ)から離れる方向へ引かれることになるため、図7、8のような両扉(80)(90)の閉鎖状態において、その回動アーム(15)の先端部(ローラ)を連結部(30)の先端係合手段(20)によって前方から拘束する如く、その回動アーム(15)を退避状態に施錠することは到底不可能である。
しかも、上記回動アーム(15)は1本として、先閉まり扉(80)と後閉まり扉(90)との召し合わせ線(F)上に軸支されているため、上記両扉(80)(90)の開放状態において、その扉開口上枠(11)の中央部から回動アーム(15)が最も長く突出することになり、出入り口の意匠性を阻害するほか、他物との衝突によって破損するおそれもある。
本発明はこのような課題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では垂直軸線廻りに回動する観音開き式の2個の扉を、その閉鎖順序どおりに閉鎖するための閉扉順位調整装置であって、
扉開口上枠から前方へ予じめの設定角度だけ常時張り出す弾圧付勢状態に設置されて、後閉まり扉により閉扉始動時に前方から押し倒される退避方向へ回動されることとなる閉扉始動感知用回動パイロットアームと、
同じく扉開口上枠から前方へ予じめの設定角度だけ常時張り出す弾圧付勢状態に設置されて、先閉まり扉と後閉まり扉をその両扉のほぼ召し合わせ線上において閉鎖順序どおりに一旦受け止めることができ、閉扉時に前方から押し倒される退避方向へ回動されることとなる1個の閉扉受け止め用回動アームと、
上記閉扉受け止め用回動アームと作用的に枢支連結されて、その回動アームの上記起伏的な回動作用を扉開口上枠の左右方向に沿う直線的なスライド運動に変換する所要長さのスライドリンクバーと、
上記回動パイロットアームが後閉まり扉の閉扉始動時に押し倒されると、上記スライドリンクバーをその回動パイロットアームの存在する方向へスライド運動させる一方、両扉の開放時にはそのスライドリンクバーのスライド運動を阻止することによって、上記回動アームを伏倒状態に保つロック手段とを備え、
上記回動パイロットアームが後閉まり扉の閉扉始動時に押し倒されると、上記スライドリンクバーがその回動パイロットロームの存在する方向へスライド運動することにより、上記回動アームが前方へ張り出して、先閉まり扉と後閉まり扉をその閉鎖順序どおりに一旦受け止め、
その閉鎖状態にある後閉まり扉の開放により、上記回動パイロットアームが自づと前方へ張り出すことになっても、上記回動アームはロック手段のスライド運動阻止作用により、その回動パイロットアームが再度押し倒されることになるまで、依然として伏倒状態を保つように関係設定したことを特徴とする。
又、請求項2ではスライドリンクバーのロック手段になるロックアームの基端部と、閉扉始動感知用回動パイロットアームの基端部とを、共通の前向き開口するコ字形感知ユニットケースの内部へ、各々垂直軸線廻りの回動自在に枢着し、
上記ロックアームの先端部をスライドリンクバーにおける回動パイロットアームが存在する側の一端部の係止爪として、そのスライドリンクバーの一端部を常時受け止める状態に弾圧付勢する一方、
上記ロックアームの中途部を貫通する垂直の伝動ピンと係脱可能な第1係止爪と、上記回動パイロックアームの基端部から一体的に張り出す回動片と係脱可能な第2係止爪とを備えた板カムを、上記感知ユニットケースの内部へやはり垂直軸線廻りの回動自在に枢着すると共に、
上記板カムにその第1係止爪がロックアームの伝動ピンから離れる方向とその第2係止爪が回動パイロットアームの回動片と係止する方向の弾圧付勢力を与えて、
上記回動パイロットアームがその感知ユニットケースから張り出す方向へ回動した時には、上記ロックアームのスライドリンクバー用係止爪がスライドリンクバーの上記一端部を受け止めるロック状態となり、
同じく回動パイロットアームが前方から押し倒される方向へ回動した時には、その回動片が上記板カムの第2係止爪に係止して、板カムをその第1係止爪とロックアームの伝動ピンとが係止する一方向へ回動させることにより、そのロックアームの上記スライドリンクバー用係止爪をスライドリンクバーの上記一端部から離すように関係設定したことを特徴とする。
請求項3では閉扉始動感知用回動パイロットアームを閉扉受け止め用回動アームよりも小型品として、扉開口上枠における後閉まり扉の基端部と、ドアークローザーのリンクアーム取付金具との相互間隙へ、収納状態に取り付けたことを特徴とする。
請求項4では閉扉始動感知用回動パイロットアームを、前向き開口するコ字形感知ユニットケースの内部へ垂直軸線廻りの回動自在に枢着されたアウターアームと、そのアウターアームの内部をスライドし得るインナーアームとから形作り、
上記アウターアームに開口形成されたスライドガイド長孔を貫通する調整ビスにより、そのアウターアームへ上記インナーアームを取り付け固定して、
そのインナーアームを上記スライドガイド長孔に沿って進退させることにより、その先端部に軸支されたクッションローラーと後閉まり扉との接触位置を、その扉における回動半径や厚みなどの変化に応じて調整セットできるように定めたことを特徴とする。
請求項5では閉扉受け止め用回動アームの回動基端部へ付属一体化したアーム作動駒から後方へ、回動凸子を連続一体に張り出す一方、その回動凸子を受け入れる凸子受け入れ凹溝を、スライドリンクバーの中途部に対応形成して、
上記回動アーム側の回動凸子をスライドリンクバー側の凸子受け入れ凹溝へ、別個な連結ピンを介在することなく直接係合させることにより、上記回動アームが扉開口上枠から前方へ張り出す回動作用を、上記スライドリンクバーが扉開口上枠の左右方向へ直線的に移動するスライド作用に変換することを特徴とする。
更に、請求項6では前向き開口するコ字形の両扉受け止め作動ユニットケースを、扉開口上枠へ前方からの水平な固定ビスにより取り付けて、
先端部が閉扉受け止め用回動アーム側のアーム作動駒へ当接する回動不能な回動アーム用回動角度調整駒を、上記作動ユニットケースの内部に設置すると共に、
その回動角度調整駒と螺合締結する回動角度調整ビスを同じく作動ユニットケースへ、上記水平な固定ビスと平行に差し込み貫通させて、
その回動角度調整ビスを扉開口上枠の前方から回動操作して、上記回動角度調整駒をその調整ビスの軸線に沿い前後方向へ進退移動させることにより、上記閉扉受け止め用回動アームが扉開口上枠から前方へ張り出す設定回動角度を大きく又は小さく調整セットできるように定めたことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、その閉扉順位調整装置では閉扉始動感知用回動パイロットアームが後閉まり扉の閉扉始動時に押し倒されると、スライドリンクバーを扉開口上枠に沿って上記回動パイロットアームの存在する方向へ直線的にスライドさせる一方、両扉の開放時にはそのスライドリンクバーのスライド運動を阻止することによって、閉扉受け止め用回動アームを伏倒状態に保つロック手段が具備されており、特に閉鎖状態の後閉まり扉が開放されることによって、上記回動パイロットアームが扉開口上枠から自づと前方へ張り出すことになっても、上記回動アームはロック手段のスライド阻止作用により、その回動パイロットアームの再度押し倒されることになるまで、依然として伏倒状態を保つように関係設定されているため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に解決することができ、1本の長い閉扉受け止め用回動アームを両扉のほぼ召し合わせ線上へ軸支する構成も、支障なく採用し得る効果がある。
つまり、上記特許文献1に開示された公知発明と比較して言えば、その公知発明の構成では閉扉受け止め用回動アームの先端部(ローラ)と、後閉まり扉の回動運動を直線運動に変換する連結部の先端係合手段との係合状態が、その後閉まり扉の閉扉時に解除されるようになっているため(後閉まり扉の閉扉時に連結部の先端係合手段が回動アームの先端部から引き離されるようになっているため)、その回動アームの先端部(ローラ)を前方から拘束している閉扉状態の後閉まり扉が開放されるや否や、予じめ前方への張り出し弾圧付勢力を受けている回動アームは、自づと瞬時に前方へ張り出す結果となり、冒頭に述べた致命的な問題を生じる。
これに比して、請求項1の上記構成では閉扉受け止め用回動アームの基端部がスライドリンクバーと常時作用的な枢支連結状態にあり、後閉まり扉の閉扉時にもその連結状態が解除されないようになっているため、その後閉まり扉の開放時に上記回動アームが前方へ張り出すおそれはなく、公知発明の問題点を完全に解消できるのである。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、閉扉始動感知用回動パイロットアームやスライドリンクバーのロック手段(スライド阻止手段)となるロックアーム、その回動パイロットアーム並びにロックアームと各々係脱自在に係止する板カムなどを、共通する1個の感知ユニットケースへ内蔵設置することにより、閉扉始動感知ユニットとして形作ることができ、その閉扉始動感知ユニットの保守点検作業や扉開口上枠に対する取付作業などを容易に便利良く行える効果がある。
又、請求項3の構成を採用するならば、扉の開放時に扉開口上枠から前方へ張り出すことになる上記閉扉始動感知用回動パイロットアームを、上記閉扉受け止め用回動アームよりも短かい小型品として、その扉開口上枠における後閉まり扉の回動基端部と、ドアークローザーのリンクアーム取付金具との狭小な相互間隙へ、コンパクトな収納状態に取り付けることができ、優れた意匠性や安全性を得られるのである。
請求項4の構成を採用するならば、閉扉始動感知用回動パイロットアームの先端部に存在するクッションローラーを、後閉まり扉の就中基端木口面に向かって進退操作することにより、その基端木口面へ確実に接触させるべく位置決め調整することができ、回動半径や厚みなどの仕様が異なる各種扉への対応性に優れる。
更に、請求項5の構成を採用するならば、閉扉受け止め用回動アーム側の回動凸子とスライドリンクバー側の凸子受け入れ凹溝とが、別個な連結ピンを介さずに直接係合した枢支連結状態に保たれているため、その回動アームの回動作用に連れて扉開口上枠の左右方向(幅方向)へ移動するスライドリンクバーのスライド作用は、必らず直線的な進退運動となり、前後方向へ揺れ(振れ)動くおそれがなく、その結果として扉開口上枠に取り付けられる両扉受け止め作動ユニットケースの奥行(深さ)を、極めて浅く(小さく)扁平化することができ、意匠性に優れた取付状態を得られる。
その場合、請求項6の構成を採用するならば、閉扉受け止め用回動アームがその作動ユニットケースから張り出す設定回動角度の調整作業を、1人でも扉開口上枠の前方から容易に正しく行え、しかもその調整状態が振動やショックなどによって、爾後的に弛緩するおそれもない。
本発明に係る閉扉順位調整装置を適用した扉の平面図である。 図2の正面図である。 図2の部分拡大側面図である。 扉の開放状態を示す平面図である。 扉の閉鎖状態を示す平面図である。 閉扉始動感知ユニットを抽出して示す平面図である。 図6の正面図である。 図6の拡大透視図である。 図8から回動パイロットアームが前方へ張り出した状態を示す平面図である。 図6の10−10線断面図である。 図10から回動パイロットアームのインナーアームを引き伸ばした状態の断面図である。 図6の12−12線断面図である。 図8から抽出したスライドリンクバー用ロック手段の取付状態を示す平面図である。 図13の正面図である。 閉扉始動感知ユニットの感知ユニットケースを抽出して示す平面図である。 図15の正面図である。 同じくロックアームを抽出して示す平面図である。 図17の正面図である。 板カムを抽出して示す平面図である。 図19の正面図である。 回動パイロットアームを抽出して示す平面図である。 図21の正面図である。 回動パイロットアームのアウターアームを抽出して示す平面図である。 図23の正面図である。 同じくアーム作動駒を抽出して示す平面図である。 図25の正面図である。 回動パイロットアームのインナーアームを抽出して示す平面図である。 図27の正面図である。 両扉受け止め作動ユニットを抽出して示す拡大平面図である。 図29から回動アームが前方へ張り出した状態を示す平面図である。 図29の正面図である。 回動アームのアーム作動駒を抽出して示す平面図である。 図32の正面図である。 同じく回動角度調整駒を抽出して示す平面図である。 図34の正面図である。 閉扉始動感知ユニット用スライドリンクバーを抽出して示す平面図である。 図36の正面図である。 両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバーを抽出して示す平面図である。 図38の正面図である。 閉扉順位調整装置の作用を説明するための平面図であり、両扉の開放状態を示している。 図40に続く閉扉始動状態の平面図である。 図41に続く扉の一旦受け止め状態を示す平面図である。 図42に続く両扉の閉鎖状態を示す平面図である。 回動パイロットアームの張り出し状態から押し倒される過程の作用説明図である。 同じく回動パイロットアームの伏倒状態から張り出す過程の作用説明図である。 両扉受け止め作動ユニットの変形実施形態を示す図30に対応する平面図である。 図46の47−47線に沿う拡大断面図である。 回動角度調整駒の変形実施形態を示す図34に対応する平面図である。 図48の正面図である。 両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバーの変形実施形態を示す図38に対応する平面図である。 図50の正面図である。
以下、図面に基いて本発明の好適な実施形態を詳述すると、その閉扉順位調整装置は図1〜5に示した取付状態の全体から明白なように、後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)と、先閉まり扉(D1)並びに後閉まり扉(D2)の受け止め作動ユニット(A)と、その隣り合うユニット(S)(A)同士を直線状態に連動連結するスライドリンクバー(B)とを、主要な構成部材として具備している。
そして、このような閉扉順位調整装置の主要な構成部材は悉く扉開口上枠(10)の下部に沿って列設された水平なコ字形条溝(11)の内部へ、その開口する前方(正面側)からの収納状態に取り付け固定されている。
又、先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)は垂直な扉開口側枠(12)へ、各々ピボットヒンジ(13)を介して枢着されており、その各ピボットヒンジ(13)の垂直軸線廻りに回動して、出入り口(通路)を開閉することになる。(14)は先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)に各々取り付け固定されたドアークローザーであり、その各扉(D1)(D2)を常時閉扉方向へ押圧付勢している。(15)は上記扉開口上枠(10)の下面(天井面)に対するドアークローザー(14)のリンクアーム取付金具、(Y−Y)は先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)の召し合わせ線を示している。
尚、図1〜5に示した先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)との2個は、その幅寸法の大小相違する所謂親子扉になっているが、その互いに同じ幅寸法を具備した2個についても、本発明の閉扉順位調整装置を支障なく適用実施することができる。上記召し合わせ線(Y−Y)の位置が異なるに過ぎない。
上記閉扉順位調整装置を構成する主要部材のうち、先ず後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)について言えば、これは先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)の受け止め作動ユニット(A)よりも小型品として、上記扉開口上枠(10)の条溝(11)内における後閉まり扉(D2)の基端部と、ドアークローザー(14)のリンクアーム取付金具(15)との狭小な相互間隙(例えば幅が約40mm×長さが約90mmの空間)へ収納状態に取り付け固定されている。
図6〜28はその後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)を抽出して示す拡大図であり、これを内蔵する感知ユニットケース(16)が金属板(ステンレス鋼板)から、上記扉開口上枠(10)の条溝(11)内へ納まる大きさ(例えば幅:約70mm×高さ:約14mm×奥行:約25mm)の扁平なコ字形に折り曲げられており、その幅方向(左右方向)の一半部がこれと向かい合う狭小なコ字形の取付ブラケット(17)と複数の皿ビス(18)によって、扉開口上枠(10)におけるコ字形条溝(11)の垂直な背後面へ前方から取り付け固定されている。(19)はその条溝(11)の背後面に溶接された補強座金であり、上記皿ビス(18)の受け入れ用ネジ孔を有する。
又、(20)は上記感知ユニットケース(16)における幅方向(左右方向)の他半部を貫通する垂直のロックアーム支軸(21)を介して、回動自在に枢着されたロックアームであり、その金属板(ステンレス鋼板)の先端部が後述するスライドリンクバー(B)の一端部を受け止め得るスライドリンクバー用係止爪(22)として切り欠き造形されている。
(23)は上記ロックアーム(20)の中途部を貫通する垂直の伝動ピンであり、そのロックアーム支軸(21)を枢支点としてロックアーム(20)と一緒に回動作用する。(24)は上記ロックアーム支軸(21)の一端部に巻き付けられたロックアームリターン用蔓巻きバネであり、その一端部が感知ユニットケース(16)自身の背壁面へ、残る他端部がロックアーム(20)の伝動ピン(23)へ各々係止されることによって、そのロックアーム(20)の上記スライドリンクバー用係止爪(22)を常時スライドリンクバー(B)における一端部の受け止め方向(背後方向)へ弾圧付勢している。
(25)は上記ロックアーム(20)の伝動ピン(23)と係脱自在に係止する第1係止爪(26)と、後述のアーム作動駒と係脱自在に係止する第2係止爪(27)とを備えた金属の板カムであり、上記感知ユニットケース(16)から内向き一体的に突出する垂直の片持ち支軸(28)によって、回動自在に枢着されている。(29)はその板カム(25)における第1係止爪(26)の近辺から突設された垂直のバネ受けピンである。
(30)は上記ロックアーム支軸(21)の他端部に巻き付けられた板カムリターン用蔓巻きバネであり、その一端部が上記コ字形取付ブラケット(17)自身の前壁面へ、残る他端部が板カム(25)の上記バネ受けピン(29)へ各々係止されることによって、その板カム(25)の上記第1係止爪(26)を常時ロックアーム(20)の伝動ピン(23)から離れる方向(係止を解除する方向)へ、同じく板カム(25)の上記第2係止爪(27)を後述のアーム作動駒と常時係止する方向(図8の反時計方向(R))へ弾圧付勢している。
その場合、上記ロックアームリターン用蔓巻きバネ(24)の張力は板カムリターン用蔓巻きバネ(30)の張力よりも強く設定されており、これによってロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)がスライドリンクバー(B)の一端部を必らず受け止め、そのスライドリンクバー(B)をスライドしないロック状態に保つことができるようになっている。
更に、(31)は上記後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)を形作る回動パイロットアームであって、その後向き開口するコ字形のアウターアーム(31a)における幅方向(左右方向)の一端部(基端部)が、上記ロックアーム支軸(21)と平行に感知ユニットケース(16)を貫通する垂直のパイロットアーム支軸(32)を介して、上記感知ユニットケース(16)の内部におけるロックアーム(20)の前側位置へ回動自在に枢着されている。
(33)はそのアウターアーム(31a)の一端部(回動基端部)へ複数の固定ピン(34)により付属一体化されたアーム作動駒であって、上記板カム(25)の直前位置に並列しており、そのアーム作動駒(33)から斜め後方へ連続一体に張り出す回動片(35)が、上記板カム(25)の第2係止爪(27)と係脱自在に係止して、その板カム(25)を図9の時計方向(F)へ回動させ、延いては上記ロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)をスライドリンクバー(B)の一端部から離し、そのスライドリンクバー(B)を上記閉扉始動感知ユニット(S)の存在方向(P)(図41の左方向)へスライドさせることができるようになっている。
上記閉扉始動感知ユニット(S)の回動パイロットアーム(31)は金属板(ステンレス鋼板)からコ字形に折り曲げられたアウターアーム(31a)のほか、その枠内をアウターアーム(31a)の幅方向(左右方向)に沿ってスライドし得る細長いU字形のインナーアーム(31b)も具備している。そのインナーアーム(31b)は同じ金属板(ステンレス鋼板)からアウターアーム(31a)よりも狭小なU字形に折り曲げられている。
(36)はそのインナーアーム(31b)の一端部(折り曲げ基端部)に内蔵されたビス受けブロックであって、厚肉な金属板(ステンレス鋼板)から成り、これは上記アウターアーム(31a)の上面に開口するスライドガイド長孔(37)から、インナーアーム(31b)の対応的な上面に開口分布する複数のビス受け入れ孔(バカ孔)(38)を通じてねじ込まれる複数の調整用皿ビス(39)により、インナーアーム(31b)に取り付け固定されている。
そして、上記インナーアーム(31b)の他端部(先端部)には後閉まり扉(D2)を受け止めるクッションローラー(40)が、垂直のローラー支軸(41)によって回動自在に枢着されている。そのため、上記調整用の皿ビス(39)を一旦弛緩させて、そのクッションローラー(40)が先端部に軸支されているインナーアーム(31b)を、上記アウターアーム(31a)のスライドガイド長孔(37)に沿って、図10、11のように幅方向(左右方向)へ進退させることにより、回動パイロットアーム(31)の就中クッションローラー(40)と後閉まり扉(D2)との接触位置(後閉まり扉の受け止め接点)を予じめ正確に調整セットすることができる。後閉まり扉(D2)における回動半径の変化や厚みの変化などがあっても、容易に対応できる汎用性、現場作業性並びに利便性を得られることとなる。
(42)は上記回動パイロットアーム(31)の就中アウターアーム(31a)を枢支する垂直のパイロットアーム支軸(32)に巻き付けられた蔓巻きバネであって、上記ロックアームリターン用蔓巻きバネ(24)の張力よりも強い張力を有し、その一端部が上記アウターアーム(31a)の前壁面へ、残る他端部が上記感知ユニットケース(16)自身の側壁面へ各々係止されることにより、その回動パイロットアーム(31)を常時感知ユニットケース(16)から張り出す方向(前方)へ弾圧付勢している。(θ)はその感知ユニットケース(16)から前方へ張り出す回動パイロットアーム(31)の設定回動角度を示している。
上記蔓巻きバネ(42)の弾圧付勢力を受けて、前方へ設定回動角度(θ)の位置まで張り出した閉扉始動感知ユニット(S)の回動パイロットアーム(31)は、図40のような開扉状態にある後閉まり扉(D2)の就中基端木口面を目指して接近しており、その後閉まり扉(D2)が閉鎖されるに連れて、前方から徐々に押し倒され、感知ユニットケース(16)の内部へ没入(退避)することになる一方、上記後閉まり扉(D2)がその閉扉状態から開放されるに連れて、感知ユニットケース(16)から前方へ徐々に張り出すこととなる。
次に、先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)の受け止め作動ユニット(A)について説明すると、これを抽出して示す図29〜35において、(43)は金属板(ステンレス鋼板)から上記扉開口上枠(10)の条溝(11)に納まる大きさ(例えば幅:約160mm×高さ:約14mm×奥行:約25.5mm)の扁平なコ字形に折り曲げられた作動ユニットケースであり、その幅方向(左右方向)の両端部が向かい合うL字形の金属板片から成るエンドキャップ(44)と皿ビス(45)との一対づつによって、扉開口上枠(10)におけるコ字形条溝(11)の垂直な背後面へ前方から取り付け固定されている。(46)はその皿ビス(45)の受け入れ用ネジ孔を有する補強座金であり、上記条溝(11)の背後面にやはり溶接されている。
(47)は上記作動ユニットケース(43)の枠内を幅方向(左右方向)に沿って延在する細長い角筒形の閉扉受け止め用回動アームであり、その一端部(基端部)を貫通する垂直の回動アーム支軸(48)によって、作動ユニットケース(43)へ回動自在に枢着されている。
その場合、比較的長い1本の閉扉受け止め用回動アーム(47)は先閉まり扉(D1)並びに後閉まり扉(D2)との位置関係上、その回動アーム支軸(48)によって両扉(D1)(D2)のほぼ召し合わせ線(Y−Y)上へ回動自在に枢着されており、後述する図42のような両扉(D1)(D2)の一時的な受け止め状態を経由できるようになっている。
(49)は上記回動アーム(47)内の一端部(回動基端部)へ、その回動アーム支軸(48)と複数の別個な固定ピン(50)によって、一緒に回動し得るように付属一体化されたアーム作動駒であり、その回動基端部に上記回動アーム(47)のそれと同じ面一な円弧側面(51)を備えている。その円弧側面(51)は上記回動アーム支軸(48)からの一定な回動半径を描く形態にある。
しかも、そのアーム作動駒(49)の回動基端部をなす円弧側面(51)の前端部は、後述の回動角度調整駒により受け止められる回動ストッパー(52)として、言わば段付き状態に造形されているほか、同じく円弧側面(51)の中途部からは斜め後方に向かって回動凸子(53)が連続一体に張り出されており、そのアーム作動駒(49)の回動凸子(53)がスライドリンクバー(B)の後述する凸子受け入れ凹溝と常時作用的に枢支連結されていて、そのスライドリンクバー(B)を左右方向へスライドさせることができるようになっている。
又、(54)は同じく回動アーム(47)内の他端部(先端部)へ、垂直のローラー支軸(55)を介して回動自在に枢着されたクッションローラーであり、後閉まり扉(D2)を受け止める。
(56)は上記回動アーム支軸(48)に巻き付けられた蔓巻きバネであって、その一端部が上記回動アーム(47)自身の背後壁へ、残る他端部が上記作動ユニットケース(43)の下面から内向きに突出するバネ受け片(57)へ、各々係止されることにより、その回動アーム(47)を常時作動ユニットケース(43)から張り出す方向(前方)へ弾圧付勢している。
その結果、延いては回動アーム(47)と一緒に回動し得る上記アーム作動駒(49)の回動凸子(53)が、スライドリンクバー(B)を常時上記閉扉始動感知ユニット(S)の存在方向(P)(図41の左方向)へスライドさせるべく、弾圧付勢していることになる。
(α)はその作動ユニットケース(43)から前方へ張り出す回動アーム(47)の設定回動角度を示しており、後閉まり扉(D2)が閉鎖されるに連れて、前方から徐々に押し倒され、作動ユニットケース(43)の内部へ没入(退避)することになる。
(58)は上記作動ユニットケース(43)から前方へ張り出す回動アーム(47)の設定回動角度(α)を大きく又は小さく調整セットするための回動角度調整駒(ナット)であって、上記作動ユニットケース(43)の内部へ回動不能な挟持状態に設置されており、その回動アーム(47)並びにアーム作動駒(49)の回動基端部を指向する先端部が、アーム作動駒(49)の上記円弧側面(51)に当接している。
(59)は上記作動ユニットケース(43)における一端部(回動アームの回動基端側)のエンドキャップ(44)から、扉開口上枠(10)に対する取り付け固定用皿ビス(45)と平行に差し込み並列された回動角度調整用皿ビスであって、上記回動角度調整駒(58)を貫通する状態に螺合締結されている。
(60)は上記エンドキャップ(44)に開口するビス受け入れ孔(バカ孔)であり、ここから図外の工具を挿入して、その回動角度調整用皿ビス(59)を回動操作することができ、そうすれば上記回動角度調整駒(58)がその皿ビス(59)の軸線方向(前後方向)に沿って、直線的な進退移動のみを行うことになる。
その場合、上記回動アーム(47)にはその作動ユニットケース(43)から前方へ常時張り出す弾圧付勢力が与えられているため、これと一体回動する上記アーム作動駒(49)の円弧側面(51)に設けられている回動ストッパー(52)は、上記回動角度調整駒(58)の先端部と常時係止して、その先端部により受け止められたロック状態にある。
その結果、上記回動角度調整用皿ビス(59)を回動操作して、回動角度調整駒(58)を前後方向へ直線的に進退移動させることにより、上記作動ユニット(A)の閉扉受け止め用回動アーム(47)がその作動ユニットケース(43)から前方へ張り出す設定回動角度(α)を、希望に応じて大きく又は小さく調整セットすることができる。
(61)は上記回動角度調整駒(58)を緩み止め状態に保つ圧縮コイルバネであり、その回動角度調整用皿ビス(59)における径大な頭部と回動角度調整駒(58)のバネ受け凹溝(62)との前後相互間に巻き付けられている。
更に、上記スライドリンクバー(B)は後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)と、先閉まり扉(D1)並びに後閉まり扉(D2)の受け止め作動ユニット(A)とを、扉開口上枠(10)に沿う全体的な直線状態に連動連結できる限り、その長尺な1本物を採用してもさしつかえないが、スライドリンクバー(B)自身を短くコンパクト化して、梱包・輸送や取扱いなどの便利さを図ると共に、幅寸法の大小相違する2個の扉(親子扉)が如何なる組合せの仕様になっても、その変化に対応できるようにするため、上記スライドリンクバー(B)を感知ユニット用スライドリンクバー(B1)と両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)との少なくとも2本に分割して、着脱自在に連結一本化することが好ましい。
先に一言したスライドリンクバー(B)の一端部は図示実施形態の場合、感知ユニット用スライドリンクバー(B1)の一端部(図4、5や図40〜43の左端部)を意味し、ここが上記閉扉始動感知ユニット(S)の感知ユニットケース(16)内において、ロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)により感知ユニットケース(16)の背後面へ押し付けられた係止状態にある。同じく感知ユニット用スライドリンクバー(B1)の他端部(右端部)は図36、37に示すようなビス受け入れ長孔(63)を有する重合片(64)として、両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)と重合し得るように折り曲げられている。
両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)はその作動ユニットケース(43)を幅方向(左右方向)に沿って貫通しており、その一端部(左端部)が上記感知ユニット用スライドリンクバー(B1)の重合片(64)と重合された上、複数の固定ビス(65)によって連結されている。
又、上記両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)における作動ユニットケース(43)の内部へ臨む中途部は、図38、39に示すような補強座金(66)の溶接によって厚肉化されており、その厚肉部分に切り欠かれた凸子受け入れ凹溝(67)が、上記両扉受け止め作動ユニット(A)を形作っている閉扉受け止め用回動アーム(47)の回動凸子(53)と作用的な枢支連結状態(係合状態)にあるが、別個な連結ピンを介していないため、容易に着脱することもできる。(68)は扉開口上枠(10)に対する作動ユニットケース(43)の取り付け固定用皿ビス(45)を受け入れる左右一対のビス受け入れ長孔であり、上記両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)の中途部と他端部(右端部)に切り欠かれている。
上記後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)と両扉受け止め作動ユニット(A)とを連動できるように連結した複数本の上記スライドリンクバー(B1)(B2)は、その全体的な連結状態を示した図4、5や図40〜43から明白なように、扉開口上枠(10)の下部にある条溝(11)の垂直な背後面に沿って、その幅方向(左右方向)へ延在している。
図40〜43は上記閉扉順位調整装置の作用を示す平面図であり、先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)とが開放している図40の状態では、その後閉まり扉(D2)の閉扉始動感知ユニット(S)における回動パイロットアーム(31)が蔓巻きバネ(42)の弾圧付勢力を受けて、感知ユニットケース(16)から予じめの設定回動角度(θ)だけ前方へ張り出しており、後閉まり扉(D2)の特に基端木口面を目指した接近位置にある。
しかも、その当初の状態にある閉扉始動感知ユニット(S)を抽出・拡大した図44(イ)から明白なように、その感知ユニット(S)におけるロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)は、スライドリンクバー(B)における就中感知ユニット用スライドリンクバー(B1)の一端部を受け止めており、そのスライドリンクバー(B1)が上記感知ユニット(S)の存在方向(P)(図41、44の左方向)へスライドしないロック状態に保っている。
そして、図40の当初状態から後閉まり扉(D2)が図41のように閉鎖し始めると、その後閉まり扉(D2)の就中基端木口面によって上記閉扉始動感知ユニット(S)の回動パイロットアーム(31)が、前方から徐々に押し倒される方向へ回動することとなる。
そうすると、その過程の閉扉始動感知ユニット(S)を抽出・拡大した図44(ロ)〜(ニ)から明白なように、上記回動パイロットアーム(31)に付属一体化されているアーム作動駒(33)の回動片(35)が、板カム(25)の第2係止爪(27)に係止して、その板カム(25)を図44(ロ)〜(ニ)の時計方向(F)へ回動させることになり、延いてはロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)を上記スライドリンクバー(B1)の一端部から離して、その一端部の受け止めロック状態を解除する。
その結果、両扉受け止め作動ユニット(A)の閉扉受け止め用回動アーム(47)に各々付属一体化されているアーム作動駒(49)の回動凸子(53)とその凸子受け入れ凹溝(67)を介して、各々作用的に枢支連結しているスライドリンクバー(B)の就中両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)が、その回動アーム(47)における前方への張り出し弾圧付勢力を受けていることに基き、図41のように上記閉扉始動感知ユニット(S)の存在方向(P)へスライドすると一挙同時に、回動アーム(47)がその作動ユニットケース(43)から前方へ予じめの設定回動角度(α)だけ張り出して、引き続き図42のような先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)を一旦受け止めることができる状態となる。
図42の一時的な受け止め状態は、両扉(D1)(D2)のほぼ召し合わせ線(Y−Y)上に位置する上記閉扉受け止め用回動アーム(47)の先端部をなすクッションローラー(54)が、後閉まり扉(D2)を受け止めて、先閉まり扉(D1)の閉鎖を先行させる言わば準備過程であり、引き続く先閉まり扉(D1)の閉鎖により、上記回動アーム(47)を図43のように押し倒して、後閉まり扉(D2)も閉鎖させるようになっている。
つまり、この状態では図42から示唆されるように、後閉まり扉(D2)が上記回動アーム(47)とほぼ直角の交叉関係にあって、その回動アーム(47)により閉鎖し難く突っ張り支持されているに比し、先閉まり扉(D1)は同じ回動アーム(47)と直角よりも小さな鋭角に交叉した関係として、その回動アーム(47)の中途部に当接しており、これを前方から押し倒しやすく設定されている。
このような図42の受け止め状態にある時、上記閉扉始動感知ユニット(S)の回動パイロットアーム(31)は図45(イ)のように後閉まり扉(D2)によって押し倒され、その感知ユニットケース(16)の内部へほぼ全体的に没入(退避)することとなる。
更に、上記先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)とがその両扉受け止め作動ユニット(A)の閉扉受け止め用回動アーム(47)によって、言わば一挙同時に一旦受け止められた図42の状態から、その先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)が図43のように閉鎖されると、上記回動アーム(47)の回動に連れて、そのアーム作動駒(49)の回動凸子(53)と凸子受け入れ凹溝(67)を介して作用的な枢支連結状態にある上記スライドリンクバー(B1)(B2)が、図42の矢印(Z)で示す如く、上記閉扉始動感知ユニット(S)から離れる方向(右方向)へスライドし、延いてはその感知ユニット(S)における蔓巻きバネ(24)の弾圧付勢力を受けているロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)が、図45(ロ)の拡大図から明白なように、そのスライドリンクバー(B1)の一端部を受け止めることとなる。
その結果、先閉まり扉(D1)と後閉まり扉(D2)とが図43の閉鎖状態から図40のような当初の状態へ開放されても、その両扉受け止め作動ユニット(A)における閉扉受け止め用回動アーム(47)がその作動ユニットケース(43)から前方へ張り出すおそれはなく、その内部への没入(退避)状態に保たれる。
上記閉扉始動感知ユニット(S)の回動パイロットアーム(31)だけが、その後閉まり扉(D2)の開放に連れて図45(ハ)(ニ)のように、感知ユニットケース(16)から自づと前方へ張り出し、図44(イ)のような当初の状態に復帰するのである。そのため、閉扉始動感知ユニット(S)が小型品であることとも相俟って、両扉(D1)(D2)の開放時における出入り口の意匠性を阻害したり、上記回動アーム(47)が他物との衝突によって破損したりするおそれはない。
その場合、図30と対応する図46、47や図34、35と対応する図48、49の部分変形実施形態に示す如く、上記両扉受け止め作動ユニット(A)における閉扉受け止め用回動アーム(47)の設定回動角度(α)を調整するための必要部品として、図34、35のような回動角度調整駒(ナット)(58)に代る図48、49のような垂直のピン孔(69)が貫通形成された回動角度調整駒(ナット)(58)を採用すると共に、そのピン孔(69)に通し込まれた垂直な振れ止めピン(70)の受け入れ長孔(71)を、その両扉受け止め作動ユニット(A)における作動ユニットケース(43)の水平な上下両面に、各々前後方向への細長く開口形成することが好ましい。
そうすれば、その振れ止めピン(70)の受け入れ長孔(71)によって、上記回動角度調整駒(58)の前後方向に沿う進退移動ストロークを規定できるばかりでなく、上記振れ止めピン(70)によって回動角度調整駒(58)の振れ動き(ガタツキ)や弛緩などをますます確実に予防し得る効果もある。
更に、図38、39に示した上記両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)の構成では、その作動ユニットケース(43)の内部へ臨む中途部を、補強座金(66)の溶接によって厚肉化すると共に、その厚肉部分に凸子受け入れ凹溝(67)を切り欠いているが、図38、39と対応する図50、51の部分変形実施形態に示す如く、上記補強座金(66)の溶接に代る一定な背丈の切り起し加工を、その両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)の中途部に施して、その切り起し部分(72)同士の向かい合う相互間を凸子受け入れ凹溝(73)として造形しても良い。その一定な背丈の切り起し部分(72)が上記補強座金(66)の溶接された厚肉部分に相当して、同じ機能を果すことができるからである。
何れにしても、上記閉扉受け止め用回動アーム(47)の回動基端部に付属するアーム作動駒(49)から後方ヘ連続一体に張り出す回動凸子(53)は、その両扉受け止め作動ユニット用スライドリンクバー(B2)の中途部に対応形成された凸子受け入れ凹溝(67)(73)と常時作用的な枢支連結状態(係合状態)にあって、上記両扉受け止め作動ユニット(A)の作動ユニットケース(43)から前方へ張り出す閉扉受け止め用回動アーム(47)の回動作用を、上記スライドリンクバー(B2)が扉開口上枠(10)の幅方向(左右方向)へ直線的に移動するスライド作用に変換し得るようになっている。
しかも、上記閉扉受け止め用回動アーム(47)にはその両扉受け止め作動ユニットケース(43)から常時前方へ張り出す弾圧付勢力が与えられているため、その回動アーム(47)が図42から図43のように押し倒された閉扉時、上記スライドリンクバー(B)は閉扉始動感知ユニット(S)から離れる図42の矢印(Z)方向へスライド作用して、そのスライドリンクバー(B1)の一端部が上記感知ユニット(S)における蔓巻きバネ(24)の弾圧付勢力を受けているロックアーム(20)のスライドリンクバー用係止爪(22)により受け止められ、そのままでは戻らない(上記回動アーム(47)が前方へ張り出さない)状態にロックされるのである。
その場合、閉扉始動感知用回動パイロットアーム(31)だけは後閉まり扉(D2)の開放に連れて、感知ユニットケース(16)から自づと前方へ張り出すことになるが、その回動パイロットアーム(31)が再度押し倒されることになるまでの間、上記回動アーム(47)の張り出すおそれはないため、冒頭に説示した公知発明の課題を完全に解消することができる。
(10)・扉開口上枠
(11)・条溝
(12)・扉開口側枠
(13)・ピボットヒンジ
(14)・ドアークローザー
(15)・リンクアーム取付金具
(16)・感知ユニットケース
(17)・取付ブラケット
(18)(39)(45)・皿ビス
(19)(46)(66)・補強座金
(20)・ロックアーム
(21)・ロックアーム支軸
(22)・スライドリンクバー用係止爪
(23)・伝動ピン
(24)(30)(42)(56)・蔓巻きバネ
(25)・板カム
(26)・第1係止爪
(27)・第2係止爪
(28)・片持ち支軸
(29)・バネ受けピン
(31)・回動パイロットアーム
(31a)・アウターアーム
(31b)・インナーアーム
(32)・パイロットアーム支軸
(33)(49)・アーム作動駒
(34)(50)・固定ピン
(35)・回動片
(36)・ビス受けブロック
(37)・スライドガイド長孔
(38)(60)・ビス受け入れ孔
(40)(54)・クッションローラー
(41)(55)・ローラー支軸
(43)・作動ユニットケース
(44)・エンドキャップ
(47)・回動アーム
(48)・回動アーム支軸
(51)・円弧側面
(52)・回動ストッパー
(53)・回動凸子
(56)・バネ受け片
(58)・回動角度調整駒
(59)・回動角度調整用皿ビス
(61)・圧縮コイルバネ
(62)・バネ受け凹溝 (63)(68)・ビス受け入れ長孔
(67)(73)・凸子受け入れ凹溝
(A)・両扉受け止め作動ユニット
(B)(B1)(B2)・スライドリンクバー
(D1)・先閉まり扉
(D2)・後閉まり扉
(S)・閉扉始動感知ユニット
(Y−Y)・扉の召し合わせ線
(θ)(α)・設定回動角度

Claims (6)

  1. 垂直軸線廻りに回動する観音開き式の2個の扉を、その閉鎖順序どおりに閉鎖するための閉扉順位調整装置であって、
    扉開口上枠から前方へ予じめの設定角度だけ常時張り出す弾圧付勢状態に設置されて、後閉まり扉により閉扉始動時に前方から押し倒される退避方向へ回動されることとなる閉扉始動感知用回動パイロットアームと、
    同じく扉開口上枠から前方へ予じめの設定角度だけ常時張り出す弾圧付勢状態に設置されて、先閉まり扉と後閉まり扉をその両扉のほぼ召し合わせ線上において閉鎖順序どおりに一旦受け止めることができ、閉扉時に前方から押し倒される退避方向へ回動されることとなる1個の閉扉受け止め用回動アームと、
    上記閉扉受け止め用回動アームと作用的に枢支連結されて、その回動アームの上記起伏的な回動作用を扉開口上枠の左右方向に沿う直線的なスライド運動に変換する所要長さのスライドリンクバーと、
    上記回動パイロットアームが後閉まり扉の閉扉始動時に押し倒されると、上記スライドリンクバーをその回動パイロットアームの存在する方向へスライド運動させる一方、両扉の開放時にはそのスライドリンクバーのスライド運動を阻止することによって、上記回動アームを伏倒状態に保つロック手段とを備え、
    上記回動パイロットアームが後閉まり扉の閉扉始動時に押し倒されると、上記スライドリンクバーがその回動パイロットロームの存在する方向へスライド運動することにより、上記回動アームが前方へ張り出して、先閉まり扉と後閉まり扉をその閉鎖順序どおりに一旦受け止め、
    その閉鎖状態にある後閉まり扉の開放により、上記回動パイロットアームが自づと前方へ張り出すことになっても、上記回動アームはロック手段のスライド運動阻止作用により、その回動パイロットアームが再度押し倒されることになるまで、依然として伏倒状態を保つように関係設定したことを特徴とする閉扉順位調整装置。
  2. スライドリンクバーのロック手段になるロックアームの基端部と、閉扉始動感知用回動パイロットアームの基端部とを、共通の前向き開口するコ字形感知ユニットケースの内部へ、各々垂直軸線廻りの回動自在に枢着し、
    上記ロックアームの先端部をスライドリンクバーにおける回動パイロットアームが存在する側の一端部の係止爪として、そのスライドリンクバーの一端部を常時受け止める状態に弾圧付勢する一方、
    上記ロックアームの中途部を貫通する垂直の伝動ピンと係脱可能な第1係止爪と、上記回動パイロックアームの基端部から一体的に張り出す回動片と係脱可能な第2係止爪とを備えた板カムを、上記感知ユニットケースの内部へやはり垂直軸線廻りの回動自在に枢着すると共に、
    上記板カムにその第1係止爪がロックアームの伝動ピンから離れる方向とその第2係止爪が回動パイロットアームの回動片と係止する方向の弾圧付勢力を与えて、
    上記回動パイロットアームがその感知ユニットケースから張り出す方向へ回動した時には、上記ロックアームのスライドリンクバー用係止爪がスライドリンクバーの上記一端部を受け止めるロック状態となり、
    同じく回動パイロットアームが前方から押し倒される方向へ回動した時には、その回動片が上記板カムの第2係止爪に係止して、板カムをその第1係止爪とロックアームの伝動ピンとが係止する一方向へ回動させることにより、そのロックアームの上記スライドリンクバー用係止爪をスライドリンクバーの上記一端部から離すように関係設定したことを特徴とする請求項1記載の閉扉順位調整装置。
  3. 閉扉始動感知用回動パイロットアームを閉扉受け止め用回動アームよりも小型品として、扉開口上枠における後閉まり扉の基端部と、ドアークローザーのリンクアーム取付金具との相互間隙へ、収納状態に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の閉扉順位調整装置。
  4. 閉扉始動感知用回動パイロットアームを、前向き開口するコ字形感知ユニットケースの内部へ垂直軸線廻りの回動自在に枢着されたアウターアームと、そのアウターアームの内部をスライドし得るインナーアームとから形作り、
    上記アウターアームに開口形成されたスライドガイド長孔を貫通する調整ビスにより、そのアウターアームへ上記インナーアームを取り付け固定して、
    そのインナーアームを上記スライドガイド長孔に沿って進退させることにより、その先端部に軸支されたクッションローラーと後閉まり扉との接触位置を、その扉における回動半径や厚みなどの変化に応じて調整セットできるように定めたことを特徴とする請求項1記載の閉扉順位調整装置。
  5. 閉扉受け止め用回動アームの回動基端部へ付属一体化したアーム作動駒から後方へ、回動凸子を連続一体に張り出す一方、その回動凸子を受け入れる凸子受け入れ凹溝を、スライドリンクバーの中途部に対応形成して、
    上記回動アーム側の回動凸子をスライドリンクバー側の凸子受け入れ凹溝へ、別個な連結ピンを介在することなく直接係合させることにより、上記回動アームが扉開口上枠から前方へ張り出す回動作用を、上記スライドリンクバーが扉開口上枠の左右方向へ直線的に移動するスライド作用に変換することを特徴とする請求項1記載の閉扉順位調整装置。
  6. 前向き開口するコ字形の両扉受け止め作動ユニットケースを、扉開口上枠へ前方からの水平な固定ビスにより取り付けて、
    先端部が閉扉受け止め用回動アーム側のアーム作動駒へ当接する回動不能な回動アーム用回動角度調整駒を、上記作動ユニットケースの内部に設置すると共に、
    その回動角度調整駒と螺合締結する回動角度調整ビスを同じく作動ユニットケースへ、上記水平な固定ビスと平行に差し込み貫通させて、
    その回動角度調整ビスを扉開口上枠の前方から回動操作して、上記回動角度調整駒をその調整ビスの軸線に沿い前後方向へ進退移動させることにより、上記閉扉受け止め用回動アームが扉開口上枠から前方へ張り出す設定回動角度を大きく又は小さく調整セットできるように定めたことを特徴とする請求項5記載の閉扉順位調整装置。
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