JP2004316251A - 扉閉鎖順位調整器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉛直軸線回りに回動する観音開き式の二つの扉の閉鎖順位を調整する閉鎖順位調整器において、扉開口上枠に対してほぼ平行な位置と上枠に対して所定の角度をなす位置との間で回動可能となるように一端において扉開口上枠に取り付けられたアームと、アームを所定の角度をなす位置に付勢する付勢手段と、アームを付勢手段に抗して平行な位置に保持するために、アームの他端に係合する係合手段と、一方の扉が閉鎖する際の回動運動によって係合手段とアームとの間の係合作用を解除する係合解除手段とを具備し、一方の扉の閉鎖時にアームと係合手段との間の係合作用が解除されることにより、アームが付勢手段によって所定の角度をなす位置まで回動するようにした扉閉鎖順位調整器が提供される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、観音開き式の二つの扉を閉鎖順序通りに閉鎖させるための扉閉鎖順位調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
扉開口に対して左右両側に開閉される観音開き式の扉、例えば防火扉が建物または地下街などに設置されている。これら扉を例えば防火扉として使用する場合には、自動閉鎖装置が火災発生時に作動してこれら扉が自動的に閉鎖される。このような場合に延焼を確実に防止するために、目板が一方の扉の前方側および他方の扉の後方側にそれぞれ取り付けられている。扉閉鎖順位調整器はこれら扉の閉鎖順位を調整する役目を果たす。
【0003】
図9は従来技術の扉閉鎖順位調整器の斜視図である。図9に示されるように、従来技術の扉閉鎖順位調整器100は扉開口上枠11の下面に設けられている。回動可能な二つの扉、すなわち先に閉鎖される扉(以下、「先閉め扉」と称する)800と後から閉鎖される扉(以下、「後閉め扉」と称する)900とは、扉開口上枠11の両端部において扉開口上枠11に対して垂直に配置されるよう通常は開放している。扉閉鎖順位調整器100は扉開口上枠11に直接的に取り付けられる支軸部120と、一端が支軸部120に回動可能に設けられたアーム150とを有している。アーム150は支軸部120内に配置される付勢部材、例えば巻きバネによって、扉開口上枠11に対して所定の角度をなすように付勢されている。従って、アーム150は常には後閉め扉900の回動軌跡内に突出している。先閉め扉800と後閉め扉900とが閉鎖される際に、後閉め扉900はアーム150の先端に接触し、これにより先閉め扉800が後閉め扉900に先行して閉鎖されるようになる。この際、先閉め扉800がアーム150の中間部付近に接触するので、アーム150は付勢部材に抗して回動し、これにより後閉め扉900も閉鎖されるようになる(例えば、特許文献1を参照されたい)。
【特許文献1】
実開平6−45031号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術、例えば特許文献1に示されるような扉閉鎖順位調整器100の場合には、アーム150が扉開口上枠11に対して所定の角度をなすように通常は突出しているので、建物等の内部の美観が損なわれる可能性がある。特に扉閉鎖順位調整器100を建物内における外来者の多い場所、例えばエレベータ・ホールに設置する場合には多数の人に見られる可能性が高い。また、天井から扉開口上枠11までの距離が比較的長い場合には、床から扉開口上枠11までの高さよりも高い物体を搬入する際に、上記のように突出するアーム150が物体に接触して障害物となる場合もある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、扉開放時にはアームが扉開口上枠から突出しないようにした扉閉鎖順位調整器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、鉛直軸線回りに回動する観音開き式の二つの扉の閉鎖順位を調整する扉閉鎖順位調整器において、扉開口上枠に対してほぼ平行な位置と該上枠に対して所定の角度をなす位置との間で回動可能となるように一端において扉開口上枠に取り付けられたアームと、該アームを前記所定の角度をなす位置に付勢する付勢手段と、前記アームを前記付勢手段に抗して前記平行な位置に保持するために、前記アームの他端に係合する係合手段と、一方の扉が閉鎖する際の回動運動によって前記係合手段と前記アームとの間の係合作用を解除する係合解除手段とを具備し、前記一方の扉の閉鎖時に前記アームと前記係合手段との間の係合作用が解除されることにより、前記アームが前記付勢手段によって前記所定の角度をなす位置まで回動するようにした扉閉鎖順位調整器が提供される。
【0007】
すなわち1番目の発明によって、扉開放時にはアームが扉開口上枠から突出しないようにすることができるので、美観が損なわれるのを回避できると共にアームが障害物となるのを避けることができる。係合解除手段としては、扉の回動運動から変換した直線運動によってアームと係合手段との間の係合を解除する係合解除手段、扉の回動運動から変換した別の回動運動によってアームと係合手段との間の係合を解除する係合解除手段を含んでいる。
【0008】
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記係合解除手段が前記一方の扉の回動運動から変換した直線運動を前記係合手段に伝達することにより前記係合手段と前記アームとの間の係合作用を解除するようにした。
すなわち2番目の発明によって、扉の回動運動を直線運動に変換するので係合手段を確実に移動させることができる。係合解除手段の一部に例えばカムを採用することにより、扉の回動運動を直線運動に変換することができる。
【0009】
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記係合解除手段の少なくとも一部が長さ調整可能であるようにした。
すなわち3番目の発明によって、扉開口上枠の寸法が異なる場合であっても、長さを調節することにより、扉閉鎖順位調整器を異なる寸法の扉開口上枠に容易に取り付けることができる。
【0010】
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記一方の扉が、後から閉鎖する後閉め扉である。
すなわち4番目の発明によって、アームの突出時にアームは後閉め扉の回動軌跡内に位置する必要があるので、アームと係合解除手段との間の距離を比較的小さくすることができ、結果的に扉閉鎖順位調整器全体を小型にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の略図である。図1に示されるように、それぞれ鉛直方向回動軸81、91回りに回動可能な二つの扉80、90が扉開口上枠11の下面の両端部付近に配置されている。図1において先閉め扉80の閉鎖時に扉開口上枠に隣接する側の表面の縁部には、目板82が設けられている。同様に、後閉め扉90の閉鎖時に扉開口上枠に隣接しない側の表面の縁部には、目板92が設けられている。本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器10の支軸部12は扉開口上枠11の下面に取り付けられている。支軸部12は回動可能なアーム15を含んでおり、アーム15の一端が支軸部12の回動軸13に回動可能に取り付けられている。支軸部12は、回動軸13が先閉め扉80と後閉め扉90との召し合わせ線F(図1および後述する図8を参照されたい)上に位置するように取り付けられている。本実施形態においてはアーム15の他端には回転軸16回りに回転可能なローラ18が設けられている。アーム15を後閉め扉90の回動軌跡R内に突出させるために、アーム15は支軸部12内に設けられた付勢部材、例えば巻バネ(図示しない)によって、扉開口上枠11に対して所定の角度をなすように付勢されている。この所定の角度はアーム15の先端と後閉め扉90とが接触するときに例えば約45度程度にされるのが好ましい。本発明においては、アーム15の先端が通常は係合手段20(後述する)に係合している。従って、アーム15は通常は扉開口上枠11に対してほぼ平行な位置に保持されている。
【0012】
図2は図1に示す扉閉鎖順位調整器の部分拡大図であり、図3(a)および図3(b)は本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の部分拡大側面図である。これら図面に示すようにアーム15は扉開口上枠11に対してほぼ平行に設けられたケーシング21(図1等には示さない)内に支軸部12(図2には示さない)と共に配置されている。ケーシング21は例えば角パイプから形成されている。添付図面においては角パイプ製ケーシング21内に位置する部材が見えるようになっているが、ケーシング21に例えば開閉可能な蓋部を設けることによりケーシング21内の部材が見えないようにすることもできる。ケーシング21の端部付近内部には係合手段20が配置されている。図2および図3(b)から分かるように、係合手段20の幅および高さはケーシング21の内寸にそれぞれほぼ等しくなっている。従って、係合手段20をケーシング21の内壁に沿って長手方向に摺動させられる。係合手段20の先端23は略三角形状に形成されていて、前述したようにアーム15の先端、図示される実施形態においてはローラ18の一部分に係合している。これにより、アーム15は支軸部12内の付勢手段(図示しない)に抗して扉開口上枠11に対してほぼ平行に保持されるようになる。本実施形態においては係合手段20の先端が略三角形状にまっているが、係合手段20の先端はアーム15の先端に係合してこれを保持できる形状であれば他の形状であってもよい。図3(b)に示されるように係合手段20が摺動しないケーシング21の一部分には、開口部29がケーシング21の側方に形成されており、扉の閉鎖時にはアーム15はケーシング21の側方開口部29を通って突出する。係合手段20の他端は、ケーシング21の端部25に形成された孔を通過する連結部30の延長部33に連結されている。さらに、係合手段20の他端とケーシング21の端部25の間には付勢手段、例えばバネ39が延長部33周りに配置されている。
【0013】
例えば角パイプから形成される他のケーシング50が扉開口上枠11の後閉め扉90付近において扉開口上枠11に対してほぼ平行に設けられている。添付図面においては角パイプ製ケーシング50内の部材が見えるようになっているが、ケーシング50に例えば開閉可能な蓋部を設けることによりケーシング50内の部材が見えないようにすることもできる。図示されるようにカム60が回動軸61回りに回動可能に設けられている。カム60は寸法の短い短寸部分63と寸法の長い長寸部分66とを含んでおり、図2においては長寸部分66は後閉め扉90に対して平行に延びる直線部分64を備えている。この直線部分64を設けることによってカム60を後閉め扉90に隣接するように配置することができる。図3(a)に示されるようにケーシング50の側方にはカム60のための開口部51が形成されている。図2に示されるように後閉め扉90が開放している状態においてはカム60の長寸部分66がケーシング50の開口部51から突出している。
【0014】
さらに連結部30を案内するための略L字形状案内部55がケーシング50に設けられている。図2に示されるように案内部55はケーシング50の一部にネジ57によって固定されており、連結部30は案内部55の開口部56を通って案内されるようになっている。図示されるように連結部30は中空部分31とこの中空部分31の両端にそれぞれ位置決めされる延長部32、33とを含んでいる。これら延長部32、33の少なくとも一部は中空部分31内に配置されており、中空部分31の両端に取り付けられた調整部34、36、例えばネジ山およびナット(図3(a)および図3(b)を参照されたい)によって、中空部分31から突出する延長部32、33の長さを調整することができる。連結部30がこのような構成であることによって、扉閉鎖順位調整器10を取り付けるべき建物の扉開口上枠11の長さに応じて連結部30の長さを調整することができる。前述したように延長部33がケーシング21の端部25の開口部により案内されると共に中空部分31が案内部55の開口部56により案内されるので、連結部30は扉開口上枠11に対してほぼ平行に線形運動できる。図2および図3(a)から分かるように、延長部32の先端に在る軸部41とカム60の短寸部分63の軸部42とをリンクするリンク部材40によって、連結部30とカム60とが連結されている。
【0015】
図4、図6および図8は、本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の動作を示す略図であり、図5および図7は扉閉鎖順位調整器の動作を示す部分拡大図である。使用時、例えば火災発生等の緊急時に両方の扉80、90に備えられた自動閉鎖装置によって、これら扉の閉鎖作用が同時に開始される。後閉め扉90が所定の角度まで回動すると、図2における仮想線および図4に示されるように後閉め扉90の扉閉鎖順位調整器10側の表面がカム60の長寸部分66の先端に接触する。
【0016】
次いで図5に示されるように、後閉め扉90がさらに回動すると、後閉め扉90がカム60の長寸部分66を押圧するのでカム60は時計回りに回動するようになる。これにより、カム60に連結されたリンク部材40によって連結部30が右方に移動する。次いで、延長部33の先端に取り付けられた係合手段20もケーシング21の内壁に沿って右方に移動するので、アーム15と係合手段20との間の係合作用が解除される。前述したようにアーム15は支軸部12内の付勢部材(図示しない)によって付勢されているので、アーム15は後閉め扉90の回動軌跡R内に突出するようになる。
【0017】
次いで図6に略して示されるように後閉め扉90がさらに回動すると、アーム15の先端が後閉め扉90に接触してこれを支持するようになる。すなわち、後閉め扉90の閉鎖作用がアーム15によって制限される。この間に、鉛直方向回動軸81回りに回動した先閉め扉80が、後閉め扉90に先行して閉鎖される。先閉め扉80が閉鎖する際に先閉め扉80の先端、例えば目板82がアーム15の側部を押圧するので、アーム15は再び扉開口上枠11に対して平行な位置に向かって回動するようになる。アーム15の回動状態に応じて後閉め扉90が閉鎖し、最終的には後閉め扉90は先閉め扉80が完全に閉鎖した後に閉鎖するようになる(図7および図8を参照されたい)。図7から分かるように先閉め扉80および後閉め扉90が完全に閉鎖した際には、アーム15はアーム15の先端が後閉め扉90に接触した位置に保持される。
【0018】
後閉め扉90を再び開放させると、係合手段20とケーシング21の端部25との間のバネ39の付勢作用によって、係合手段20は元位置まで左方に移動する。このとき、連結部30自体も元位置まで戻るので、カム60もリンク部材40によって図2等に示す元位置まで戻る。一方、アーム15は支軸部12内の付勢手段により前述した所定の角度をなす位置に向かって再び突出する。従って、例えば手動などにより係合手段20をわずかに右方に移動させると共にアーム15を図2に示す位置まで戻すことにより、アーム15と係合手段20とを再び係合させることができる。
【0019】
このように本発明においては、先閉め扉80および後閉め扉90の開放時に扉閉鎖順位調整器10のアーム15は扉開口上枠11に対してほぼ平行な位置に保持されている。すなわち扉開放時にはアーム15が扉開口上枠11から突出しないようにしているので、扉閉鎖順位調整器10のアーム15によって美観が損なわれることはなく、またアームが障害物となることもない。さらにケーシング21およびケーシング50に前述した蓋部を設けると共に連結部30の露出した一部分にカバーを設けることにより、美観が損なわれるのをさらに妨げることができる。この場合にはケーシング21およびケーシング50の蓋部ならびに前述したカバーがほぼ同一平面になるのが好ましい。
【0020】
本発明の図示しない他の実施形態においては、カム60およびリンク部材40の代わりに、ワイヤおよびプーリを採用してもよい。この場合には、例えばプーリを扉開口上枠11の端部に配置し、延長部32の先端から延びるワイヤをこのプーリを介して後閉め扉90の一面に取り付けても良い。この場合にも後閉め扉90の回動運動により延長部32が右方に引張られ、従って、アーム15と係合手段20との間の係合が同様に解除されるようになる。
【0021】
さらに前述した実施形態においては後閉め扉90の回動運動を直線運動に変換することによりアームと係合手段20との間の係合を解除しているが、本発明においては後閉め扉90の回動運動によってアーム15と係合手段20との間の係合が解除されれば足り、例えば扉の回動運動によって回動するフックによってアーム15と係合手段20との間の係合を解除する場合であっても本発明の範囲に含まれる。また、先閉め扉80と後閉め扉90とが同時に閉鎖作用を開始する場合には、先閉め扉80の回動運動によってアーム15と係合手段20との間の係合が解除され、これによりアーム15が後閉め扉90の回動軌跡R内に突出するようにしてもよい。このような場合も本発明の範囲に含まれるのは明らかである。しかしながら、このような場合にはアーム15の長さの分だけ連結部30が長くなるので、図面により説明した実施形態のように後閉め扉90の回動運動によってアーム15と係合手段20との間の係合作用を解除するのが好ましい。これにより、図面により説明した実施形態においてはアームと係合解除手段との間の距離を比較的小さくすることができ、結果的に扉閉鎖順位調整器全体を小型にすることができる。さらに、図面により説明した実施形態においては二つの扉の寸法はほぼ等しくなっているが、幅の異なる二つの扉、すなわち親子扉の場合にも本発明の扉順位調整器を適用できるのは明らかである。
【0022】
図9(a)は本発明の一つの実施形態を示す扉閉鎖順位調整器の側断面図であり、図9(b)は本発明の別の実施形態を示す扉閉鎖順位調整器の側断面図である。前述した実施形態においては図9(a)に示すように扉閉鎖順位調整器10は扉開口上枠11の下面に取付られている。図9(b)に示す別の実施形態においては側方溝17が扉開口上枠11に沿って形成されており、扉閉鎖順位調整器10は側方溝17内に配置されている。このため、扉閉鎖順位調整器10は扉開口上枠11の下面19によって下方からは見えなくなる。従ってこのような構成にすることにより美観が損なわれるのをほぼ完全に妨げることができる。
【0023】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明によれば、扉開放時にはアームが扉開口上枠から突出しないようにすることができるので、美観が損なわれるのを回避できると共にアームが障害物となるのを避けることができるという共通の効果を奏しうる。
【0024】
さらに、請求項2に記載の発明によれば、扉の回動運動を直線運動に変換するので係合手段を確実に移動させるという効果を奏しうる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、扉閉鎖順位調整器を異なる寸法の扉開口上枠に容易に取り付けることができるという効果を奏しうる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、アームと係合解除手段との間の距離を比較的小さくすることができるという効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の略図である。
【図2】図1に示す扉閉鎖順位調整器の部分拡大図である。
【図3】(a)本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の部分拡大側面図である。
(b)本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の部分拡大側面図である。
【図4】本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の動作を示す略図である。
【図5】扉閉鎖順位調整器の動作を示す部分拡大図である。
【図6】本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の動作を示す略図である。
【図7】扉閉鎖順位調整器の動作を示す部分拡大図である。
【図8】本発明の一つの実施形態に基づく扉閉鎖順位調整器の動作を示す略図である。
【図9】(a)本発明の一つの実施形態を示す扉閉鎖順位調整器の側断面図である。
(b)本発明の別の実施形態を示す扉閉鎖順位調整器の側断面図である。
【図10】従来技術の扉閉鎖順位調整器の斜視図である。
【符号の説明】
10…扉閉鎖順位調整器
11…扉開口上枠
12…支軸部
13…回動軸
15…アーム
16…回転軸
18…ローラ
20…係合手段
21…ケーシング
29…側方開口部
30…連結部
31…中空部分
32…延長部
33…延長部
39…バネ
40…リンク部材
50…ケーシング
55…案内部
60…カム
63…短寸部分
64…直線部分
66…長寸部分
80…先閉め扉
81…回動軸
82…目板
90…後閉め扉
91…回動軸
Claims (4)
- 鉛直軸線回りに回動する観音開き式の二つの扉の閉鎖順位を調整する扉閉鎖順位調整器において、
扉開口上枠に対してほぼ平行な位置と該上枠に対して所定の角度をなす位置との間で回動可能となるように一端において扉開口上枠に取り付けられたアームと、
該アームを前記所定の角度をなす位置に付勢する付勢手段と、
前記アームを前記付勢手段に抗して前記平行な位置に保持するために、前記アームの他端に係合する係合手段と、
一方の扉が閉鎖する際の回動運動によって前記係合手段と前記アームとの間の係合作用を解除する係合解除手段とを具備し、
前記一方の扉の閉鎖時に前記アームと前記係合手段との間の係合作用が解除されることにより、前記アームが前記付勢手段によって前記所定の角度をなす位置まで回動するようにした扉閉鎖順位調整器。 - 前記係合解除手段が前記一方の扉の回動運動から変換した直線運動を前記係合手段に伝達することにより前記係合手段と前記アームとの間の係合作用を解除するようにした請求項1に記載の扉閉鎖順位調整器。
- 前記係合解除手段の少なくとも一部が長さ調整可能であるようにした請求項1または2に記載の扉閉鎖順位調整器。
- 前記一方の扉が、後から閉鎖する後閉め扉である請求項1から3のいずれか一項に記載の扉閉鎖順位調整器。
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