JP3497204B2 - 二つ折り扉 - Google Patents

二つ折り扉

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JP3497204B2
JP3497204B2 JP16942393A JP16942393A JP3497204B2 JP 3497204 B2 JP3497204 B2 JP 3497204B2 JP 16942393 A JP16942393 A JP 16942393A JP 16942393 A JP16942393 A JP 16942393A JP 3497204 B2 JP3497204 B2 JP 3497204B2
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卓 岡根
昭行 藤沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一側が回動自在に支持
された第1の扉半体と、該第1の扉半体の他側に回動自
在に設けられた第2の扉半体とによって構成し、これら
第1及び第2の扉半体を二つ折りに重ね合わせた状態で
開状態になり、他方前記両扉半体を広げた状態で閉状態
となる構成の二つ折り扉に係り、特に、建築物の内部に
設けられることにより、防火又は防煙扉として機能する
二つ折り扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二つ折り扉として、図5ないし図
8のものが知られている。図中符号1は第1の扉半体を
示すもので、この第1の扉半体1は、その一側端を中心
吊型ドアクローザ2を介して構築物の通路側壁3に取り
付けられており、この中心吊型ドアクローザ2によって
図5ないし図7の反時計回りに回動するように付勢され
ている。この第1の扉半体1の他端側には、丁番型ドア
クローザ4を介して第2の扉半体5の一端側が取り付け
られており、この第2の扉半体5は前記丁番型ドアクロ
ーザ4によって図5ないし図7において反時計回りに回
動するように付勢されている。前記第1、第2の扉半体
1,5は、後述する係止機構10によって二つ折りに重
ね合わされた状態に保持され、この状態で通路側壁3に
設けられた扉収納部7内に収納されるように構成されて
いる。また、このようにして扉収納部7内に収納された
第1、第2の扉半体1,5は、図示しない他の係止機構
によって収納状態に保持されるように構成されている。
なお、この他の係止機構は、煙検知器等からの電気信号
を受けた際に、その係止を解除するように構成されてい
る。
【0003】以下、前記二つ折り扉に適用される係止機
10の従来例を図8を参照して説明する。係止機構
0は、図に示すように、第2の扉半体5の側面上端に固
定されている係合部材30と、第1の扉半体1の側面上
端に取り付けられ前記係合部材30と係合することによ
り第1の扉半体1と第2の扉半体5とを二つ折り状態に
保持する係合保持機構31とからなるものである。前記
係合部材30は、第2の扉半体5に螺子等で固定される
とともに、第1、第2の扉半体1,5を二つ折りに重ね
合わせた際に前記係合保持機構31と係合する突出部3
2を有している。前記固定状態で第2の扉半体5から突
出可能に突出している。係合部材30の前記係合保持機
構31方向に突出する先端部に係止孔(係止部)33が
貫設されている。
【0004】前記係合保持機構31は、ラッチレバー3
4と、このラッチレバー34を縦回動自在に支持する回
動軸35と、回動軸35を回動自在に支持して前記ラッ
チレバー34及び回動軸35とを収納する支持ケース3
6とで構成されている。ラッチレバー34は、先端部に
前記係合部材30の係止孔33と係合する係止爪37を
有するとともに、扉収納部7から閉方向に回動して扉が
停止する通路天井40に当接した際に下方に押圧されて
ラッチレバー34を反時計回りに縦回動させる山形に成
形された解除突起38を上部に有している。また、ラッ
チレバー34は、基端部に貫設された回動軸35を中心
として縦回動自在に取り付けられているとともに、回動
軸35に卷着されたコイルバネ39によって、常に時計
回りに付勢されている。前記係合保持機構31は、第
1、第2の扉半体1,5が扉収納部7から閉方向に回動
した際に、所定の停止位置に達するまで解除突起38が
第1の扉半体1の上方に突出するようになっている。
【0005】以下、火災発生時の第1、第2の扉半体
1,5による建築物内の通路と部屋間の遮断手順を利用
して、係止機構10の作用を説明する。第1、第2の扉
半体1,5は、平常、係止孔33と係止爪37とが係合
した状態で扉収納部7内に格納されているが、火災発生
時等に発せられるロック解除信号に従って扉収納部7内
に設置されたドアキャッチ12と第2の扉半体5との係
合が解除されれば、係止孔33と係止爪37とが前記係
合状態のままで第1、第2の扉半体1,5が一体となっ
て扉収納部7から図5ないし図7中において反時計回り
に回動可能となる。
【0006】係止機構10は、第1、第2の扉半体1,
5が扉収納部7から第1の扉半体1の所定の停止位置の
間を回動している間は、解除突起38が第1の扉半体1
の上方に突出したままであるが、回動時に解除突起38
が建築物の天井に接することは無い。手動叉は自動で回
動した第1、第2の扉半体1,5が前記停止位置に達す
れば、停止位置の通路天井40が特に第1、第2の扉半
体1,5の上端面に近接して形成されているから、解除
突起38が通路天井40の下面に当接されて前記突出状
態から下方に押し込まれる。そして、係止機構10は、
下方に押し込まれた解除突起38が図8中反時計回りに
回動するとともに、解除突起38と連動して係止爪37
が反時計回りに回動することにより、係止孔33との係
合が解除されて、第2の扉半体5の回動が可能となる。
前述の順で、図7に示すように、第1、第2の扉半体
1,5を目的の位置に位置させたら、部屋と通路との間
を閉塞できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような二つ折り扉を建築物内の防火扉として適用した場
合、扉の展開時(通路の閉塞時)は、第1、第2の扉半
体1,5の移動が規制された状態になるので、逃げ遅れ
た人の避難路を閉鎖してしまうといった問題がある。前
記問題に鑑みて、防火扉としての二つ折り扉にあって
は、第1、第2の扉半体1,5の少なくともいずれか一
方に、開閉自在のくぐり戸を設けるなどの対策が採られ
るが、コストが上昇する上、くぐり戸の大きさに制限が
あるので非常時にはくぐり戸を開放しても通路が狭く、
通行に不便であった。また、二つ折り扉は、一度閉塞す
ると、第2の扉半体5が第1の扉半体1に対して回動自
在となるので、通路全体を開閉しようとすれば、第1、
第2の扉半体1,5をそれぞれ別々に移動する必要が生
じ、今度は開閉作業に手間がかかり、問題の根本的な解
決に至らない。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、固定機構が第1、第2の扉半体を互いの相対位置
を固定して一体的に開閉可能とすることにより、開閉を
迅速に行なうことができる二つ折り扉を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、一側が回動
自在に支持された第1の扉半体と、該第1の扉半体の他
側に回動自在に設けられた第2の扉半体とを備え、これ
ら第1及び第2の扉半体を二つ折りに重ね合わせた状態
で開状態になり、他方前記両扉半体を広げた状態で閉状
態となる構成の二つ折り扉であって、第1の扉半体と第
2の扉半体との間に、第1および第2の扉半体を広げた
際に両扉半体が一体回動可能となるように、第2の扉半
体の展開に伴って自動的に両扉半体を互いに固定する固
定機構が設けられており、前記固定機構は、第2の扉半
体の端部に設けられた回動軸に軸支され、水平面内を回
動自在のリンクと、第1の扉半体の端部に設けられた回
動軸に軸支され、リンクと平行な面内を回動自在の係止
部材とを備えており、第1および第2の扉半体を広げた
際に、先ず第1の扉半体が回動して閉状態になった後、
第1の扉半体に対して第2の扉半体が回動し、第2の扉
半体が閉状態となると同時にリンクと係止部材とが係合
して両扉半体を固定するようになっていることを特徴と
する二つ折り扉を前記課題の解決手段とした。本発明に
おいては、前記第1の扉半体の一側が一方向に回動する
ように付勢されており、該第1の扉半体の他側に設けら
れた第2の扉半体が前記第1の扉半体と同じ方向に回動
するように付勢されており、第1の扉半体と第2の扉半
体は、第2の扉半体の側面上端に固定されている係合部
材と、第1の扉半体の側面上端に取り付けられている係
合保持機構とが係合することにより二つ折り状態に保持
されるようになっていることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の二つ折り扉によれば、収納時は、第
1,第2の扉半体を互いに折り畳んだ状態となる。この
収納状態(開状態)から閉状態になるには、第1の扉半
体を閉塞し、次いで第2の扉半体を閉塞する。一度閉状
態になった二つ折り扉は、固定機構により第2の扉半体
の第1の扉半体に対する相対変位が規制され、第1、第
2の扉半体が一体回動可能となって、第1、第2の扉半
体が一枚の扉として開閉動動作する。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。本発明の二つ折り扉は、図5ないし
図8に示す二つ折り扉に、図中符号50の固定機構を設
けたものである。固定機構50は、第1の扉半体1と第
2の扉半体5とが互いに近接する部分に設けられてい
る。固定機構50は、第2の扉半体5の第1の扉半体1
側の端部に設けられた第1の回動軸51に軸支され、水
平面内を回動自在のリンク52と、第1の扉半体1の第
2の扉半体5側の端部に設けられた第2の回動軸53に
軸支され、リンク52と平行な面内を回動自在の係止部
材54とで概略構成されている。
【0012】リンク52は、第2の扉半体5とリンク5
2との間に固定され、リンク52を図中時計方向に付勢
する第1のバネ55と、リンク52の中央部に鉛直とし
て配設された第3の回動軸56と、第3の回動軸56を
介してリンク52に回動自在に設けられたレバー57
と、リンク52の第1の回動軸51に支持されたと反対
側の端部に回動自在に設けられた車輪58とを有してな
っている。
【0013】図3に示すように、リンク52は、断面コ
字状の部材であって、常時開口部を第1の扉半体1方向
に向けた状態に設けられている。また、リンク52は、
開状態において第1の扉半体1側に面する第2の扉半体
5の側面に一側端部が第1の回動軸51を介して回動自
在に取り付けられ、水平面内を回動するようになってい
る。図1に示すように、第1のバネ55は、第1の回動
軸51の近傍に巻き付けるようにして設けられ、リンク
52を常時開口部K方向(図中時計回り方向)に付勢し
ている。レバー57は、L字状の板材であって、リンク
52の開口部Kと反対の側に設けられた回動溝M内を、
リンク52の回動と平行な平面で回動するようになって
いる。車輪58は、リンク52の回動平面と平行に回動
自在に設けられ、リンク52の開口部K側に突出して取
り付けられている。したがって、車輪58は、リンク5
2が第1の扉半体1の側面に接近した際に第1の扉半体
1の表面に当接される。
【0014】図1に示すように、係止部材54は、自身
の回動方向一側に突設された係止爪60を備えてなる板
材であって、リンク52にリンク52の幅方向に2基平
行に配設されている。対を形成する係止部材54,54
は、ともに同一の第2の回動軸53を介してリンク52
の回動面と平行な回動面を回動するようになっている。
対を形成する係止部材54,54の間には、回動方向前
記係止爪60と反対の側に係止板61が固定されてい
る。なお、対を形成する係止部材54,54の離間間隔
は、リンク52の開口部Kの幅より狭く、リンク52が
第1の扉半体1に接近した際に開口部Kの内側に係止部
材54,54が入り込むようになっている。
【0015】各係止部材54は、一端が第1の扉半体1
に対して固定された第3のバネ62の他端が取り付けら
れ、この第3のバネ62の付勢力で第1の扉半体1の側
面に垂直に突設するようにその姿勢が保持されている。
なお、各係止部材54は、第1の扉半体1の側面に突設
状態に固定されたガイド板63を介して、第1の扉半体
1表面からやや離間して支持されており、直径方向係止
爪60と反対の側に突設された規制突起64が係止部材
54が回動した際に前記ガイド板63に当接可能に位置
し、第1の扉半体1の側面から垂直の状態から図中時計
回り方向への回動が規制されている。
【0016】以下、本発明の二つ折り扉の作用を図1な
いし図4を参照して説明する。二つ折り扉は、第1の扉
半体1と第2の扉半体5の相対回動に伴ってリンク52
が係止部材54と係合すると、第1の扉半体1と第2の
扉半体5とが一体的に回動するようになっている。すな
わち、図1および図4(a)および図4(b)に示すよ
うに、第2の扉半体5が第1の扉半体1に対して折り畳
まれている場合には、リンク52の第1の扉半体1に対
する相対位置が図1中に示すAに位置し、中心吊型ドア
クローザ4と係止部材54との間に位置した状態で第1
の扉半体1と第2の扉半体5の間に挟まれている。この
際、リンク52は、第1のバネ55の付勢力で第1の扉
半体1方向に付勢されて、車輪58で第1の扉半体1に
接している。図4(c)に示すように、第1の扉半体1
に対して折り畳まれていた第2の扉半体5を展開すれ
ば、第2の扉半体5が第1の扉半体1に対して中心吊型
ドアクローザ4を中心として回動するが、リンク52
は、第1のバネ55の付勢力の作用で第2の扉半体5の
回動に伴って常時車輪58で第1の扉半体1に接触しつ
つ移動し、展開が完了すれば第1の扉半体1に対する相
対位置が図1に示すBの位置に至る。この際、図3に示
すように、リンク52が係止部材54およびガイド板6
3を外側から覆う状態で重なり合うようになっている。
【0017】リンク52の移動の完了時には、回動溝M
に係止部材54が入り込み、しかも、この係止部材54
は、係止爪60がリンク52の外側(開口部Kと反対
側)と係合してリンク52の第1の扉半体1から離れる
ことを規制した状態になっている。リンク52と係止爪
60との係合は、第2の扉半体5を第1の扉半体1に対
して展開することにより自動的に行なわれる。すなわ
ち、第1の扉半体1に対して第2の扉半体5を展開する
べく回動すれば、係止爪60にリンク52が接近して当
接する。リンク52は、係止爪60に対して回動溝Mに
面する縁部で当接し、当接後、さらに第2の扉半体5が
回動することにより丁番型ドアクローザ4より係止部材
54方向に移動しつつ第1の扉半体1に接近しようとす
るので、係止爪60を図中反時計回りに回動しつつ次第
に係合していく。この際、係止爪60の外面が湾曲して
形成されている上、係止部材54が、図1中実線に示す
位置から反時計回りに二点鎖線で示す位置の近傍まで回
動可能であるので、係止部材54がリンク52の接近と
ともに押し回される。そして、リンク52の回動溝Mに
面する縁部が係止爪60を乗り越えて、係止部材54の
係止爪60と第2の回動軸53との間に形成された凹所
に嵌まり込むことにより、リンク52と係止部材54と
の係合が完了する。
【0018】第1の扉半体1に対して第2の扉半体5を
展開した状態から折り畳むには、リンク52と係止部材
54との係合を解除し、第2の扉半体5を図1および図
4(c)において時計回りに第1の扉半体1と折り重な
るまで回動し、リンク52を図1に示すAの位置に移動
する。リンク52と係止部材54との係合を解除するに
は、作業者が係止部材54を図中反時計回りに手動で回
動し、係止板61を第2のバネ59の付勢力に抗してレ
バー57の基端部側に押し込む。すると、係止爪60
は、回動溝Mの回動の軌跡上に移動し、リンク52との
係合が解除される。係止爪60とリンク52との係合解
除が完了したら、第2の扉半体5を図1および図4
(c)において時計回りに回動して第1の扉半体1と折
り重ねた状態とすることにより第1の扉半体1に対する
第2の扉半体5の折畳みが完了する。なお、第1,第2
の扉半体1,5を折り畳み状態とした際には、リンク5
2の第1,第2の扉半体1,5に対する相対位置が図1
に示すAに位置している。第2の扉半体5の回動の際に
は、回動の当初は、係止板61がレバー57と係合して
いるが、第2の扉半体5のA方向への回動に伴って係止
板61とレバー57とが回動の半径が異なるので互いに
離間する方向に相対移動して係合解除に至る。ただし、
係止板61とレバー57との係合は、回動する第2の扉
半体5が、少なくともリンク52と係止爪60との係合
可能位置を超えるまで保持され、リンク52と係止爪6
0との再係合を防止するようになっている。
【0019】したがって、図4に示すように、扉収納部
7内に収納された二つ折り扉は、収納状態から閉状態と
する際には、先ず第1の扉半体1が戸当りに当接するま
で回動して閉状態になった後、この第1の扉半体1に対
して第2の扉半体5が丁番型ドアクローザ4を中心とし
て戸当りに当接するまで回動して閉状態となり、第2の
扉半体5が閉状態となると同時にリンク52と係止部材
54とが係合して第1の扉半体1と第2の扉半体5とが
一体回動可能状態となる。二つ折り扉を閉状態から再び
扉収納部7内に収納する際には、リンク52と係止部材
54の係合解除と、第1の扉半体1および第2の扉半体
5の折畳みとを手動で行なう。
【0020】本発明の二つ折り扉は、折り畳むことによ
り扉収納部7内にコンパクトに収納できることは勿論、
第1の扉半体1に対して第2の扉半体5を展開すれば、
リンク52と係止部材54とが係合して第1の扉半体1
と第2の扉半体5とを一体回動自在にするので、通路の
開閉を迅速に行なうことができ、しかも、固定機構50
が、安価で、かつ構造が簡単で製造に手間もかからない
ので、コストが低減する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二つ折り
扉によれば、第1の扉半体と第2の扉半体との間に、第
1および第2の扉半体を広げた際に両扉半体を互いに固
定することにより一体回動可能とする固定機構を設けた
ことを特徴とするから、折り畳むことによりコンパクト
に収納できることは勿論、第1の扉半体に対して第2の
扉半体を展開すれば、固定機構の作用で第1の扉半体と
第2の扉半体とが一体回動自在となるので、くぐり戸等
に比して、開閉を迅速に行なうことができ、しかも、低
コストで製造可能であるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の係合保持機構を示す平面図
である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】固定機構を示す断面図である。
【図4】図1の二つ折り扉の作用を示す平面図である。
【図5】従来のロック装置を適用した二つ折り扉の扉収
納部における格納状態を示す平面図である。
【図6】前記従来のロック装置を適用した二つ折り扉の
第1の扉半体の閉方向への回動を示す平面図である。
【図7】前記従来のロック装置を適用した二つ折り扉の
第2の扉半体の閉方向への回動を示す平面図である。
【図8】従来の二つ折り扉のロック装置を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の扉半体 5 第2の扉半体 8 戸当り 30 係合部材 50 固定機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/48 E05C 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が回動自在に支持された第1の扉半
    体と、該第1の扉半体の他側に回動自在に設けられた第
    2の扉半体とを備え、これら第1及び第2の扉半体を二
    つ折りに重ね合わせた状態で開状態になり、他方前記両
    扉半体を広げた状態で閉状態となる構成の二つ折り扉で
    あって、 第1の扉半体と第2の扉半体との間に、第1および第2
    の扉半体を広げた際に両扉半体が一体回動可能となるよ
    うに、第2の扉半体の展開に伴って自動的に両扉半体を
    互いに固定する固定機構が設けられており、 前記固定機構は、第2の扉半体の端部に設けられた回動
    軸に軸支され、水平面内を回動自在のリンクと、第1の
    扉半体の端部に設けられた回動軸に軸支され、リンクと
    平行な面内を回動自在の係止部材とを備えており、第1
    および第2の扉半体を広げた際に、先ず第1の扉半体が
    回動して閉状態になった後、第1の扉半体に対して第2
    の扉半体が回動し、第2の扉半体が閉状態となると同時
    にリンクと係止部材とが係合して両扉半体を固定するよ
    うになって いることを特徴とする二つ折り扉。
  2. 【請求項2】 前記第1の扉半体の一側が一方向に回動
    するように付勢されており、該第1の扉半体の他側に設
    けられた第2の扉半体が前記第1の扉半体と同じ方向に
    回動するように付勢されており、 第1の扉半体と第2の扉半体は、第2の扉半体の側面上
    端に固定されている係合部材と、第1の扉半体の側面上
    端に取り付けられている係合保持機構とが係合すること
    により二つ折り状態に保持されるようになっていること
    を特徴とする請求項1記載の二つ折り扉。
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