JPH106970A - 車両用ブレーキ装置の故障報知装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置の故障報知装置

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JPH106970A
JPH106970A JP15857596A JP15857596A JPH106970A JP H106970 A JPH106970 A JP H106970A JP 15857596 A JP15857596 A JP 15857596A JP 15857596 A JP15857596 A JP 15857596A JP H106970 A JPH106970 A JP H106970A
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JP
Japan
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brake
failure
fail
actuator
cable
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Application number
JP15857596A
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English (en)
Inventor
Atsuro Ota
淳朗 大田
Tatsuo Hayashi
達生 林
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN 97105599 priority patent/CN1196614C/zh
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに記憶されたブレーキ装置のフェイル
コードを、特別の操作を行うことなく読み出せるように
して利便性を向上させる。 【解決手段】 故障検出手段M6がブレーキ装置の故障
を検出すると、その故障に対応するフェイルコードがフ
ェイルコード記憶手段M7に記憶される。走行/停止検
出手段M8が車両が走行中であることを検出すると、表
示選択手段M9がABSインジケータ85を点滅させて
故障の発生を報知する。車両が停止して走行/停止検出
手段M8が車両が停止中であることを検出すると、表示
選択手段M9がフェイルコード記憶手段M7に記憶され
ているフェイルコードに対応する態様で、即ち、ABS
インジケータ85を所定回数連続して点灯させた後に1
回点灯を間引く態様で発生した故障の種類を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ装置の故
障時に警報手段を作動させて故障を報知する車両用ブレ
ーキ装置の故障報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる車両用ブレーキ装置の故障報知装
置は、例えば特開平4−71955号公報により公知で
ある。
【0003】ところで、車両用ブレーキ装置の故障をイ
ンジケータを用いて報知するだけでなく、その故障の種
類を報知して修理の便を図るものが知られている。この
ものは、発生した故障の種類に対応する複数のフェイル
コードを記憶手段に記憶させ、スイッチを操作して記憶
されたフェイルコードを記憶手段から読み出してインジ
ケータに表示したり、記憶手段にコネクターを介してテ
スターを接続し、そのテスターに読み出したフェイルコ
ードをインジケータに表示するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、記憶されたフェイルコードを読み出して表
示する際にスイッチを操作したりテスターを接続する必
要があるため、その操作が面倒で利便性に欠ける問題が
あった。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、特別の操作を行うことなくフェイルコードを
読み出すことが可能な車両用ブレーキ装置の故障報知装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載に記載された発明は、ブレーキ装置の
故障時に警報手段を作動させて故障を報知する車両用ブ
レーキ装置の故障報知装置において、ブレーキ装置の故
障を検出する故障検出手段と、この故障検出手段で検出
した故障の種類に対応する複数種類のフェイルコードを
記憶し得るフェイルコード記憶手段と、車両の走行/停
止を検出する走行/停止検出手段と、前記フェイルコー
ド記憶手段がフェイルコードを記憶しているときに、前
記走行/停止検出手段が走行を検出していれば警報手段
を作動させて故障の発生を報知するとともに、前記走行
/停止検出手段が停止を検出していれば警報手段を作動
させて前記記憶されたフェイルコードの種類を報知する
表示選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
警報手段の作動期間及び非作動期間の配列により複数種
類のフェイルコードを報知することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図29は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は図1
の2方向矢視図、図3はブレーキ装置の構成図、図4は
第1ケーブルダンパの縦断面図、図5は第2ケーブルダ
ンパの縦断面図、図6はアクチュエータの右側面図(図
7の6方向矢視図)、図7は図6の7−7線断面図、図
8はアクチュエータの左側面図(図7の8方向矢視
図)、図9は図7の9−9線断面図、図10は図7の1
0−10線断面図、図11は図6の11−11線断面
図、図12は図6の12−12線断面図、図13は図8
の13−13線断面図、図14は図8の14−14線断
面図、図15は連動ブレーキの制御系のブロック図、図
16は連動ブレーキの作用説明図、図17はアンチロッ
クブレーキの作用説明図、図18は連動ブレーキの作用
を説明するグラフ、図19はアンチロックブレーキの作
用を説明するタイムチャート、図20は連動ブレーキの
作用を説明するタイムチャート、図21は基本アシスト
量算出手段の作用を説明するグラフ、図22は入力速度
補正手段の作用を説明するグラフ、図23はホールド・
リリース補正手段の作用を説明するグラフ、図24は車
速補正手段の作用を説明するグラフ、図25はアジャス
ト補正手段の作用を説明するグラフ、図26はメータユ
ニットの正面図、図27はブレーキ装置の故障表示系の
ブロック図、図28はブレーキ装置の故障表示のフロー
チャート、図29は各フェイルコードに対応するインジ
ケータの点灯スケジュールを示すタイムチャートであ
る。
【0010】図1〜図3に示すように、スイング式のパ
ワーユニットPを備えたスクータ型自動二輪車Vの前輪
F には油圧の作用に応じて作動するディスクブレーキ
である前輪ブレーキBF が油圧式車輪ブレーキとして装
着され、後輪WR には作動レバー1の作動量に応じた制
動力を発揮する従来周知の機械式の後輪ブレーキBR
機械式車輪ブレーキとして装着される。また操向ハンド
ルの左、右両端には握持部2F ,2R が設けられ、操向
ハンドルの右端部には握持部2F を握った右手で操作可
能な第1ブレーキ操作部材としての第1ブレーキレバー
F が軸支され、操向ハンドルの左端部には握持部2R
を握った左手で操作可能な第2ブレーキ操作部材として
の第2ブレーキレバー3R が軸支される。
【0011】第1ブレーキレバー3F と前輪ブレーキB
F とは、第1ブレーキレバー3F の操作力を前輪ブレー
キBR に伝達可能な第1伝達系4F を介して連結され、
第2ブレーキレバー3R と後輪ブレーキBR の作動レバ
ー1とは、第2ブレーキレバー3R の操作力を後輪ブレ
ーキBR に機械的に伝達可能な第2伝達系4R を介して
連結される。しかも両伝達系4F ,4R の中間部はアク
チュエータ5に連結されており、このアクチュエータ5
の作動により前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキBR
制動力を調整可能である。
【0012】第1ブレーキレバー3F とアクチュエータ
5とを接続する第1プッシュ・プルケーブル251 には
第1ケーブルダンパ241 が介装され、第2ブレーキレ
バー3R とアクチュエータ5とを接続する第2プッシュ
・プルケーブル252 には第2ケーブルダンパ242
介装される。これらケーブルダンパ241 ,242 は、
車体フレームのダウンチューブの右側部及び左側部に配
置される。また右側の第1ケーブルダンパ241 の上方
にはバッテリ53が配置されるとともに、左側の第2ケ
ーブルダンパ242 の上方には電子制御ユニット52が
配置される。
【0013】尚、図1及び図2において、符号56はア
クチュエータ5に設けられた後述するマスタシリンダ2
6のリザーバ、符号57はマスタシリンダ26(図3参
照)から前輪ブレーキBF に連なる管路27の上端に設
けられたエア抜き用のブリーダジョイント、符号45は
アクチュエータ5から後輪ブレーキBR に連なる第3プ
ッシュ・プルケーブル、符号58は燃料タンクである。
【0014】次に、図4に基づいて第1ケーブルダンパ
241 の構造を説明する。
【0015】第1プッシュ・プルケーブル251 は、第
1ブレーキレバー3F に連なるアウターケーブル291
及びアクチュエータ5に連なるアウターケーブル2
1 ′内にインナーケーブル301 が移動自在に挿通さ
れて成るものである。また第1ケーブルダンパ24
1 は、円筒状に形成されて車体フレームに結合されるダ
ンパケーシング31と、ダンパケーシング31内に軸方
向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材32と、ダ
ンパケーシング31内に固定されて可動部材32が相対
的に摺動する筒状の固定部材33と、ダンパケーシング
31内に軸方向相対移動可能に挿入され、そのフランジ
34aが可動部材32のフランジ32aに当接する摺動
部材34と、可動部材32のフランジ32aと固定部材
33のフランジ33aとの間に縮設された2本のばね3
5,35とを備える。
【0016】固定部材33のフランジ33aには一方の
アウターケーブル291 の端部が固定されるとともに、
可動部材32のフランジ32aには他方のアウターケー
ブル291 ′の端部が固定される。従って、両ばね3
5,35は、アウターケーブル291 ,291 ′を相互
に離反させる方向のばね力を発揮する。
【0017】ダンパケーシング31の一端側には、該ダ
ンパケーシング31の一端から突出した可動部材32の
一端に当接する第1荷重検知スイッチ381 が固定され
ており、第1ブレーキレバー3F からのブレーキ操作入
力が所定荷重範囲にある状態、即ち第1プッシュ・プル
ケーブル251 の牽引に応じて可動部材32がばね3
5,35を圧縮してストロークすると、そのストローク
の所定範囲において第1荷重検知スイッチ381 がオン
する。
【0018】これを更に詳述すると、第1ブレーキレバ
ー3F の操作力が所定値を越えて増加すると、つまりイ
ンナーケーブル301 を矢印A方向に引く荷重が所定値
を越えて増加すると、両アウターケーブル291 ,29
1 ′を相互に接近させようとする荷重により可動部材3
2がばね35,35を圧縮しながら固定部材33に向か
って摺動する。その結果、可動部材32が第1荷重検知
スイッチ381 の検出子を作動させて該第1荷重検知ス
イッチ381 をオンさせる。
【0019】図5に示すように、第2ケーブルダンパ2
2 は前記第1ケーブルダンパ24 1 と基本的に同一の
構成を有するものであり、第1ケーブルダンパ241
同一の構成要素に同一の符号を付して図示するのみで詳
細な説明を省略する。但し、第2ケーブルダンパ242
は摺動部材34のフランジ34aと可動部材32のフラ
ンジ32aとの間に2枚の皿ばね36,36を配置した
点だけが、前記第1ケーブルダンパ241 と異なってい
る。
【0020】而して、第2ブレーキレバー3R が第2プ
ッシュ・プルケーブル252 のインナーケーブル302
を矢印A方向に引く荷重が所定範囲にあるとき、第2荷
重検知スイッチ382 がオンする。尚、ばね定数の小さ
い皿ばね36,36で第2荷重検知スイッチ382 に荷
重を与えているので、入力ストロークが小さいときの荷
重変化を大きくし、ケーブルダンパを使用しないときを
基準とした荷重ロスを比較的に小さくすることが可能と
なり、ブレーキ操作フィーリングに違和感を生じること
がないように無効ストロークを小さくすることができ
る。
【0021】次に、図6〜図10に基づいてアクチュエ
ータ5の構造を説明する。
【0022】アクチュエータ5は、第1遊星ギヤ機構6
1 と、第2遊星ギヤ機構62 と、サンギヤ制動手段とし
ての電磁ブレーキ7と、正逆回転自在なモータ8とを備
える。
【0023】アクチュエータ5のケーシング9は、モー
タ8が取付けられる第1ケース部材10と、第1ケース
部材10に結合されるとともに、モータ8の回転軸線と
同一軸線上で電磁ブレーキ7が取付けられる第2ケース
部材11とから構成される。電磁ブレーキ7の回転軸7
a及びモータ8の回転軸8aは同軸上に配置され、且つ
それらの端部において相互に突き合わさる。
【0024】第1遊星ギヤ機構61 はモータ8の回転軸
8aの外周に配置されており、モータ8の回転軸8aの
端部外周を囲繞する第1リングギヤ161 と、モータ8
の回転軸8aの端部に形成された第1サンギヤ17
1 と、第1リングギヤ161 及び第1サンギヤ171
噛合する複数の第1遊星ギヤ181 ,181 …と、それ
らの第1遊星ギヤ181 ,181 …をそれぞれ回転自在
に支承する第1遊星キャリア191 とを備える。而し
て、モータ8を駆動すると第1遊星ギヤ機構61 の第1
サンギヤ171 を回転駆動することができる。
【0025】第2遊星ギヤ機構62 は、電磁ブレーキ7
の回転軸7aの端部外周を囲繞する第2リングギヤ16
2 と、電磁ブレーキ7の回転軸7aの端部に形成された
第2サンギヤ172 と、第2リングギヤ162 及び第2
サンギヤ172 に噛合する複数の第2遊星ギヤ182
182 …と、それらの第2遊星ギヤ182 ,182 …を
それぞれ回転自在に支承する第2遊星キャリア192
を備える。而して、電磁ブレーキ7は第2遊星ギヤ機構
2 の第2サンギヤ172 の回転を制動・停止すること
ができる。
【0026】第1リングギヤ161 及び第2リングギヤ
162 は同一部材であり、第1遊星ギヤ181 ,181
…及び第2遊星ギヤ182 ,182 …によって半径方向
に位置決めされた状態で、第1遊星キャリア191 及び
第2遊星キャリア192 間に相対回転自在に挟持され
る。第1、第2リングギヤ161 ,162 を同一部材と
することにより、部品点数の削減を図るとともに、アク
チューエタを小型化することができる。
【0027】電磁ブレーキ7の回転軸7a及びモータ8
の回転軸8aの前方に、それら回転軸7a,8aと平行
に第1制御軸201 及び第2制御軸202 が配置され
る。第1制御軸201 の内端には筒状部が形成されてお
り、この筒状部の内周に第2制御軸202 の内端の外周
が相対回転自在に嵌合することにより、第1制御軸20
1 及び第2制御軸202 は第1、第2遊星ギヤ機構
1 ,62 の軸線に対して平行な共通の軸線上に同軸に
配置される。
【0028】図7及び図9から明らかなように、第1制
御軸201 には第1制御部材としての第1セクタギヤ4
1 が固定され、この第1セクタギヤ481 は第1遊星
キャリア191 に一体に設けられた被動ギヤ491 に噛
合される。また第1制御軸201 には後述するマスタシ
リンダ26を作動させるピストンノッカー43が固着さ
れる。
【0029】マスタシリンダ26は、アクチュエータ5
のケーシング9に固定されるシリンダ体39と、前面を
圧力室41に臨ませてシリンダ体39に摺動可能に嵌合
されるピストン40と、圧力室41に収納されてピスト
ン40を後方側(図9の右方側)に付勢するばね力を発
揮する戻しばね42とを備え、シリンダ体39の前端に
圧力室41に通じる管路27が接続される。
【0030】シリンダ体39の後端から突出するピスト
ン40の後端部には、前記ピストンノッカー43が当接
する。第1セクタギヤ481 が図9に実線で示す位置に
あるとき、ピストン40に設けたカップシール44はシ
リンダ体39に形成したリリーフポート39aを開放す
る位置にあり、第1セクタギヤ481 は前記実線位置か
ら反時計方向(ピストン40を後退させる方向)に鎖線
位置まで僅かに回動可能であり、その鎖線位置でストッ
パ10aに当接して回動を規制される。前記実線位置及
び鎖線位置間の回動角は、リリーフポート39aの位置
や各ギヤの加工精度のバラツキを考慮して設定されるも
ので、第1セクタギヤ481 がストッパ10aに当接し
てピストン40が後退端に達したとき、ピストン10の
カップシール44がリリーフポート39aを確実に開放
し、且つカップシール44がリリーフポート39aから
大きく後退しないようになっている。
【0031】而して、第1制御軸201 がピストンノッ
カー43でピストン40を押圧すると、ピストン40は
圧力室41の容積を縮小する側に作動し、圧力室41で
生じた液圧が管路27を介して前輪ブレーキBF に作用
することになる。
【0032】上述したように、第1制御軸201 及び第
2制御軸202 を第1、第2遊星ギヤ機構61 ,62
軸線と平行な軸線上に相互に同軸に配置したことによ
り、両制御軸201 ,202 をそれぞれ異なる軸線上に
配置した場合に比べて、アクチュエータ5をコンパクト
化することができる。しかも、第1制御軸201 に支持
した第1セクタギヤ481 の回転面と第2制御軸202
に支持した第2セクタギヤ482 の回転面との間に、第
1、第2制御軸201 ,202 と交差するようにマスタ
シリンダ26を配置したので、アクチュエータ5内のデ
ッドスペースを有効利用してマスタシリンダ26をコン
パクトにレイアウトすることができる。
【0033】図6、図11及び図12には、第1ブレー
キレバー3F に連なる第1プッシュ・プルケーブル25
1 と、第1ケース部材10から外部に延出する第1制御
軸201 との接続部が示される。第1制御軸201 の外
周に相対回転自在に嵌合するカラー61にアッパーアー
ム62及びロアアーム63が溶接されるとともに、第1
制御軸201 の外周にアジャストアーム64がボルト6
5で固定される。アッパーアーム62の先端にケーブル
ジョイント66を介して第1プッシュ・プルケーブル2
1 が接続される。
【0034】ロアアーム63の先端にピン67で枢支さ
れたアジャストボルト68が、アジャストアーム64の
中間部に支持したピン69を貫通し、その先端にアジャ
ストナット70が螺合される。アジャストボルト68の
外周に嵌合するコイルスプリング71が、前記ピン69
をアジャストナット70の下端に形成した円弧面70a
に当接させるべく付勢する。
【0035】従って、アッパーアーム62と一体のロア
アーム63はアジャストボルト68を介してアジャスト
アーム64に連結されることになり、第1プッシュ・プ
ルケーブル251 によりアッパーアーム62が回動する
と、ロアアアーム63、アジャストボルト68及びアジ
ャストアーム64にを介して第1制御軸201 が回転す
る。そして、アジャストナット70を半回転ずつ回転さ
せてロアアーム63とアジャストアーム64との相対角
度を変化させることにより、第1制御軸201の位相を
任意に微調整することができる。これにより、第1制御
軸201 に設けたピストンノッカー43を、図9に実線
で示す位置に微調整することができる。
【0036】図7及び図10から明らかなように、第2
制御軸202 には第2制御部材としての第2セクタギヤ
482 が相対回転自在に支持され、この第2セクタギヤ
48 2 は第2遊星キャリア192 に一体に設けられた被
動ギヤ492 に噛合される。第2制御軸202 に固定し
た制御アーム50の先端の係止部50aが、第2セクタ
ギヤ482 に形成した長孔48aに嵌合する。これら係
止部50a及び長孔48aはロストモーション機構を構
成する。また図10において、第2セクタギヤ482
時計方向の回動端を規制すべく、第2ケース部材11に
第2セクタギヤ482 に当接可能なストッパ11aが形
成される。
【0037】図6、図13及び図14には、第2ブレー
キレバー3R に連なる第2プッシュ・プルケーブル25
2 と、第2ケース部材11から外部に延出する第2制御
軸202 との接続部が示される。第2制御軸202 にボ
ルト72で固定されたアーム73に、ピン74を介して
一対のケーブルジョイント75,76が枢支される。ケ
ーブルジョイント75にはアウターケーブル292 ′及
びインナーケーブル302 よりなる第2プッシュ・プル
ケーブル252 のインナーケーブル302 が接続される
とともに、ケーブルジョイント76にはアウターケーブ
ル46及びインナーケーブル47よりなる第3プッシュ
・プルケーブル45の第3インナーケーブル47が接続
される。
【0038】而して、第1ブレーキレバー3F の操作力
を前輪ブレーキBF に伝達する第1伝達系4F は、第1
ケーブルダンパ241 を介装した第1プッシュ・プルケ
ーブル251 、マスタシリンダ26及び管路27から構
成され、第2ブレーキレバー3R の操作力を後輪ブレー
キBR に伝達する第2伝達系4R は、第2ケーブルダン
パ242 を介装した第2プッシュ・プルケーブル252
及び第3プッシュ・プルケーブル45から構成される。
【0039】アクチュエータ5から延出する第2制御軸
202 の外端には角度センサ51が固定され、この角度
センサ51により第2ブレーキレバー3R の操作ストロ
ークが検出される。図3に示すように、前輪WF には前
輪速度センサ54が、後輪W R には後輪速度センサ55
がそれぞれ装着される。ところで、アクチュエータ5に
おける電磁ブレーキ7のオン・オフ作動、並びにモータ
8の回転方向及び作動量は、電子制御ユニット52によ
り制御されるものであり、この電子制御ユニット52に
は、第1、第2荷重検知スイッチ381 ,382 、角度
センサ51、前輪速度センサ54及び後輪速度センサ5
5の検出値に加えて、前記バッテリ53の電圧を検出す
るバッテリ電圧センサ77の検出値がそれぞれ入力され
る。
【0040】マイナス端子を接地したバッテリ53のプ
ラス端子は、直列に接続されたヒューズ78、イグニッ
ションスイッチ79及びフェイルセーフリレー80のリ
レーコイル81を介して電子制御ユニット52に接続さ
れるとともに、直列に接続されたヒューズ82及びフェ
イルセーフリレー80のリレー接点83を介して電子制
御ユニット52に接続される。イグニッションスイッチ
79及びフェイルセーフリレー80の間は、直列に接続
された抵抗84及びABSインジケータ85を介して接
地され、前記抵抗84及びABSインジケータ85の間
は電子制御ユニット52に接続される。
【0041】イグニッションスイッチ79をONすると
フェイルセーフリレー80がONしてバッテリ53から
電子制御ユニット52に給電され、アクチュエータ5の
作動及びABSインジケータ85の点灯が可能となる。
【0042】図26は自動二輪車Vのメータユニット8
6を示すもので、このメータユニット86には、スピー
ドメータ87、フュエルメータ88、オドメータ89、
ターンシグナルインジケータ90、スピード警報インジ
ケータ91及びオイル量警報インジケータ92に加え
て、前記ABSインジケータ85が設けられる。
【0043】図15は、後輪ブレーキBR に接続された
第2ブレーキレバー3R の操作により、アクチュエータ
5を介して前輪ブレーキBF を駆動する制御系のブロッ
ク図である。第2ブレーキレバー3R の操作時に、後輪
ブレーキBR のブレーキ力を前輪ブレーキBF のブレー
キ力でアシストするが、その際のアシスト量はアクチュ
エータ5に設けられたモータ8の回転速度をデューティ
制御することにより決定される。
【0044】この制御系は、基本アシスト量算出手段M
1(基本デューティ率算出手段)、入力速度補正手段M
2(第1デューティ率補正手段)、ホールド・リリース
補正手段M3(第2デューティ率補正手段)、車速補正
手段M4(第3デューティ率補正手段)及びアジャスト
補正手段M5(第4デューティ率補正手段)から構成さ
れる。
【0045】基本アシスト量算出手段M1は、角度セン
サ51で検出した第2制御軸202の回転角θ(即ち、
第2ブレーキレバー3R の操作ストロークθ)に基づい
てモータ8のデューティ率に換算された基本アシスト量
を算出する。
【0046】入力速度補正手段M2は、例えば第2ブレ
ーキレバー3R を強く握り込んだ場合に、その操作速度
に応じたブレーキ力を発揮させて適切なブレーキフィー
リングを得るべく、角度センサ51で検出した操作スト
ロークθと、この操作ストロークθの時間変化率dθ/
dtとに基づいて、前記基本アシスト量(基本デューテ
ィ率)を補正する。
【0047】ホールド・リリース補正手段M3は、マス
タシリンダ26のピストン40の前進ストローク時と後
退ストローク時との間で発生するブレーキ圧のヒステリ
シスを補償すべく、角度センサ51で検出した操作スト
ロークθに基づいて、一旦握り込まれた第2ブレーキレ
バー3R が保持或いは戻されたことが検出されたときに
アシスト量を補正する。
【0048】車速補正手段M4は、自動二輪車Vが停止
する直前のブレーキフィーリングを向上させるべく、前
輪速度センサ54の出力に基づいて検出した車速Vに基
づいてアシスト量を補正する。
【0049】アジャスト補正手段M5は、第2ブレーキ
レバー3R と後輪ブレーキBR とを接続する第2、第3
プッシュ・プルケーブル252 ,45の緩みに伴って後
輪ブレーキBR のブレーキ力が弱まったとき、それに応
じて前輪ブレーキBF のブレーキ力を弱めるべくアシス
ト量を補正する。
【0050】前記各手段M1〜M5の機能は、実施例の
作用の説明欄において詳述する。
【0051】図27に示すように、ブレーキ装置の故障
表示系は、故障検出手段M6、フェイルコード記憶手段
M7、走行/停止検出手段M8及び表示選択手段M9か
ら構成される。
【0052】故障検出手段M6は、バッテリ電圧センサ
77で検出したバッテリ電圧VBATT、前輪速度センサ5
4で検出した前輪速度VF 、後輪速度センサ55で検出
した後輪速度VR 等に基づいてブレーキ装置の故障を検
出する。具体的には、例えばバッテリ電圧VBATTが閾値
未満になればフェイルコード2の故障発生を検出し、前
輪速度VF 及び後輪速度VR の差が閾値以上の状態が所
定時間継続すればフェイルコード3の故障発生を検出
し、前輪速度VF 及び後輪速度VR から算出した車輪の
スリップ率が閾値以上の状態が所定時間継続すればフェ
イルコード4の故障発生を検出するように、前記各故障
に対してフェイルコードが割り当てられる。
【0053】フェイルコード記憶手段M7は、故障検出
手段M6が検出したフェイルコード(即ち、フェイルコ
ード2,3,4等)をメモリに記憶する。
【0054】走行/停止検出手段M8は、前輪速度VF
及び後輪速度VR から算出した車速が閾値(例えば、4
km/h)未満の状態が一定時間継続したときに自動二
輪車Vが停止中であることを検出し、前記閾値以上のと
きに自動二輪車Vが走行中であることを検出する。
【0055】表示選択手段M9は、自動二輪車Vの走行
中に故障検出手段M6が何れかのフェイルコードの故障
を検出した場合に、故障の発生をライダーに報知すべく
ABSインジケータ85を点滅させる。その後に自動二
輪車Vが停止すると、表示選択手段M9は、フェイルコ
ード記憶手段M7に記憶されているフェイルコードを読
み出し、該フェイルコードを表示すべくABSインジケ
ータ85を所定のスケジュールで点滅させる。
【0056】前記各手段M6〜M9の機能は、実施例の
作用の説明欄において更に詳しく説明する。
【0057】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0058】先ず、アクチュエータ5のCBS制御につ
いて説明する。
【0059】第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレ
ーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以下の
状態では、アクチュエータ5を作動させずに第1ブレー
キレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R により前
輪ブレーキBF あるいは後輪ブレーキBR で制動力を得
るようにするものであり、第1、第2荷重検知スイッチ
381 ,382 がスイッチング作動しないときには、電
子制御ユニット52によりモータ8の作動が停止される
とともに、電磁ブレーキ7がオフ状態、即ち第2サンギ
ヤ172 の自由回転を許容する状態とされる。
【0060】このような状態で、第1ブレーキレバー3
F のみをブレーキ操作したときには、第1プッシュ・プ
ルケーブル251 の牽引に伴う第1制御軸201 の回動
によりマスタシリンダ26から液圧が出力され、その液
圧が管路27を経て前輪ブレーキBF に作用することに
より、前輪ブレーキBF で制動力が発揮されることにな
る。この際、第1制御軸201 に入力された回動力が第
1セクタギヤ481 から被動ギヤ491 を経て第1遊星
キャリア191 に伝達される。
【0061】しかるに、モータ8が停止状態にあって第
1サンギヤ171 が停止しており、また第2ブレーキレ
バー3R が非ブレーキ操作状態にあることに伴い第2遊
星ギヤ機構62 の第2遊星キャリア192 も停止してい
るので、第1遊星キャリア191 の回転が第1遊星ギヤ
181 ,181 …、第1、第2リングギヤ161 ,16
2 及び第2遊星ギヤ182 ,182 …を経て第2サンギ
ヤ172 に伝達され、該第2サンギヤ172 を空転させ
ることになる。従って、モータ8及び電磁ブレーキ7が
作動しない限り、第1ブレーキレバー3F の操作により
後輪ブレーキB R が作動することはない。
【0062】また、モータ8及び電磁ブレーキ7が作動
しない状態で第2ブレーキレバー3 R のみをブレーキ操
作したときには、第2伝達系4R による機械的なブレー
キ操作力伝達により後輪ブレーキBR で制動力が発揮さ
れる。このとき、第2プッシュ・プルケーブル252
牽引により第2制御軸202 が回動しても、モータ8が
停止状態にあって第1サンギヤ171 が停止しており、
また第1ブレーキレバー3F が非ブレーキ操作状態にあ
ることに伴い第1遊星ギヤ機構61 の第1遊星キャリア
191 も停止しているため、第1、第2リングギヤ16
1 ,162 は第1遊星ギヤ181 ,181 …を介して回
転不能に固定されている。従って、第2遊星キャリア1
2 の回転は第2遊星ギヤ182 ,182 を経て第2サ
ンギヤ172 に伝達され、該第2サンギヤ172 を空転
させることになる。従って、モータ8及び電磁ブレーキ
7が作動しない限り、第2ブレーキレバー3R の操作に
より前輪ブレーキBF が作動することはない。
【0063】第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレ
ーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以上と
なったときには、アクチュエータ5を作動せしめて前輪
ブレーキBF 及び後輪ブレーキBR を連動、作動させる
ようにするものであり、第1、第2荷重検知スイッチ3
1 ,382 がスイッチング作動したときには、電子制
御ユニット52によりモータ8が作動されるとともに、
電磁ブレーキ7がオン状態、即ち第2サンギヤ172
制動される。
【0064】ここで、第2ブレーキレバー3R を所定値
以上の操作力でブレーキ操作したときを想定すると、図
16に示すように、電磁ブレーキ7で第2サンギヤ17
2 を制動した状態でモータ8を回転駆動すると、第1遊
星キャリア191 及び第2遊星キャリア192 は相互に
逆方向に回転駆動され、第2遊星キャリア192 と一体
の被動ギヤ492 により第2セクタギヤ482 が図16
の時計方向に駆動される。しかしながら、第2セクタギ
ヤ482 はストッパ11aとの当接により回転を規制さ
れているため、その反力で回転する第1遊星キャリア1
1 により第1被動ギヤ491 を介して第1セクタギヤ
481 が図16の反時計方向に回転する。その結果、マ
スタシリンダ26が作動してブレーキ圧を発生し、この
ブレーキ圧で前輪ブレーキBF が作動する。
【0065】このとき、制御アーム50の係止部50a
が第2セクタギヤ482 の長孔48aに遊嵌しているた
め、アクチュエータ5の作動に伴う第2セクタギヤ48
2 の回転は、第2ブレーキレバー3R 操作に基づく第2
制御軸202 の回転に影響を及ぼすことがない。而し
て、前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキR の連動作動
中、第2制御軸202 の回転角θを検出する角度センサ
51の出力に基づいてアクチュエータ5の作動が制御さ
れる。
【0066】これを図18に基づいて更に説明すると、
第2ブレーキレバー3R を操作すると先ず後輪ブレーキ
R が第2プッシュ・プルケーブル252 及び第3プッ
シュ・プルケーブル45を介して作動し、後輪WR のブ
レーキ力が立ち上がる。第2ブレーキレバー3R を操作
荷重が増加して第2ケーブルダンパ242 の第2荷重検
知スイッチ382 がオンすると、アクチュエータが5が
作動して前輪ブレーキBF が作動する。その結果、ブレ
ーキ力の配分は理想配分線に沿うように折れ曲がる。
【0067】このとき、制御アーム50の係止部50a
と第2セクタギヤ482 の長孔48aとからなるロスト
モーション機構が存在しないと仮定すると、アクチュエ
ータ5の作動後の後輪WR のブレーキ力は、ライダーに
よる第2ブレーキレバー3Rからの入力分に、アクチュ
エータ5の作動による増加分(図18の斜線部分)を付
加したものとなり、破線で示すように後輪WR のブレー
キ力が過剰になって理想配分線から大きく外れてしま
い、後輪WR のロック傾向が強まる可能性がある。しか
しながら実際には、後輪WR のブレーキ力はライダーに
よる入力分だけであるため、アクチュエータ5の作動量
を適宜設定して前輪WF のブレーキ力を調整することに
より、理想配分線に近いブレーキ力配分特性を容易に得
ることができ、しかもブレーキフィーリングの向上にも
寄与することができる。
【0068】次に、第2ブレーキレバー3R を操作した
場合の前輪ブレーキBF に発生するブレーキ力(アシス
ト量)の制御を、主として図20〜図25を参照しなが
ら説明する。
【0069】図20において、第2ブレーキレバー3R
を握り込むことにより該第2ブレーキレバー3R の操作
ストロークが増加し、第2ケーブルダンパ242 の第2
荷重検出スイッチ382 がオンすると、アクチュエータ
5のモータ8及び電磁ブレーキ7が作動してアシスト制
御が開始される。このときのモータ8の回転数を制御す
る基本アシスト量f(θ)は、図21に示すように第2
制御軸202 の回転角θ(即ち、第2ブレーキレバー3
R の操作ストロークθ)の関数として、操作ストローク
θの増加に伴って増加するように設定されている。
【0070】尚、アクチュエータ5がマスタシリンダ2
6のピストン40を前進駆動する際に、カップシール4
4がリリーフポート39aを通過してブレーキ圧が発生
するまでに所定の反力が作用するが、図21において第
2荷重検出スイッチ382 がオンすると同時に立ち上が
るアシスト量は、前記反力を吸収するための成分であ
る。
【0071】而して、基本アシスト量算出手段M1で操
作ストロークθに応じた基本アシスト量f(θ)を算出
し、この基本アシスト量f(θ)を基礎としてアクチュ
エータ5のモータ8をオープンループ制御するので、第
2ブレーキレバー3R の操作ストロークθに応じたブレ
ーキ圧を発生させてリニアリティの高いブレーキフィー
リングを容易に得ることができるばかりか、オープンル
ープ制御による制御系の簡素化と検出手段数の減少とに
よりコストの削減に寄与することができる。
【0072】図20において、第2荷重検出スイッチ3
2 がオンしてから操作ストロークθが所定値に達する
までの入力速度補正範囲(図20の領域(A))におい
て、入力速度補正手段M2は操作ストロークθの時間微
分値dθ/dtに応じて基本アシスト量f(θ)を補正
する。図22に示すように、入力速度補正手段M2によ
るアシスト補正量は、定数KDVSTRKと操作ストロ
ークθの時間微分値dθ/dtとから、KDVSTRK
×dθ/dtにより、或いはKDVSTRK×(dθ/
dt)2 により決定される。第2ブレーキレバー3R
操作開始時には該第2ブレーキレバー3R が強く握り込
まれるため、一般に操作ストロークθの時間微分値dθ
/dtが大きくなり、入力速度補正範囲において前記ア
シスト補正量KDVSTRK×dθ/dtが基本アシス
ト量f(θ)に加算されることによりトータルのアシス
ト量が増加している。これにより、第2ブレーキレバー
R が強く握り込まれたときに前輪ブレーキBF による
アシスト力を増加方向に補正し、制動初期のブレーキ力
を増加させてブレーキフィーリングを向上させることが
できる。尚、操作ストロークθが増加して領域(A)を
脱した後は入力速度補正を中止するようになっており、
これにより操作ストロークθの大きい領域(アシスト力
が大きい領域)で過剰なアシスト力が作用するのを回避
することができる。
【0073】図20において、操作ストロークθが増加
から保持及び減少に移行する領域(B)において、ホー
ルド・リリース補正手段M3はマスタシリンダ26のヒ
ステリシスを補償すべくアシスト量を補正する。即ち、
マスタシリンダ26のピストン40が前進してブレーキ
圧を増圧する状態から、ピストン40が停止・後退して
ブレーキ圧を減圧する状態に移行したとき、マスタシリ
ンダ26の各部のガタやカップシール44等の弾性部材
の変形により、ブレーキ圧はピストン40の後退に追随
して即座に減少せず、僅かな時間遅れを持って減少す
る。従って、前記マスタシリンダ26のピストン40の
前進時及び後退時間にブレーキ圧のヒステリシスが発生
することになり、ブレーキフィーリングにリニアリティ
を持たせるには前記ヒステリシスを補償する必要があ
る。
【0074】図23(B)において、ライン−○−○−
で示す如く操作ストロークθが変化するとき、単位時間
における操作ストロークθの変化量をΔθとすると、こ
の変化量Δθを4回連続して加算した移動平均ΣΔθが
ライン−△−△−で示される。この移動平均ΣΔθが正
値を取るときに操作ストロークθは増加状態にあると判
定して図23(C)に示すホールド・リリースフラグを
「0」にセットし、負値を取るときに操作ストロークθ
は減少状態にあると判定してホールド・リリースフラグ
を「1」にセットする。
【0075】図23(A)に示すように、操作ストロー
クθの増加時におけるアシスト量(破線図示)と、操作
ストロークθの減少時におけるアシスト量(鎖線図示)
とをマスタシリンダ26のヒステリシス特性に合わせて
予め設定しておく。第2ブレーキレバー3R の操作に伴
って操作ストロークθが増加するときホールド・リリー
スフラグは「0」であり、従ってアシスト量は破線で示
す操作ストロークθの増加時におけるアシスト量に一致
する。やがて第2ブレーキレバー3F の保持或いは戻し
によりホールド・リリースフラグが「1」に変化する
と、ヒステリシスを補償すべく、アシスト量は破線で示
すアシスト量から鎖線で示すアシスト量に持ち換えられ
る。このとき、アシスト量の急変を防止すべく、領域
(D)において予め設定された変化率αでアシスト量を
減少させる。
【0076】また、第2ブレーキレバー3F を再び握り
込むことによりホールド・リリースフラグが「0」に変
化すると、アシスト量は鎖線で示すアシスト量から破線
で示すアシスト量に持ち換えられる。このとき、アシス
ト量の急変を防止すべく、領域(E)において予め設定
された変化率βでアシスト量を増加させる。尚、操作ス
トロークθの増加時における前記変化率の絶対値|β|
は、操作ストロークθの減少時における前記変化率の絶
対値|α|よりも大きく設定される。
【0077】而して、ホールド・リリース補正手段M3
によるアシスト補正量はOFFCBSで与えられる。
【0078】図20において、車速Vが減少して停止直
前になる領域(C)において、車速補正手段M4がアシ
スト量を減少させる。即ち、図24に示すように車速V
がアシスト漸減車速に達するとアシスト量を減少させ、
車速Vがアシストカット車速に達したときにアシスト量
が0になるようにする。これにより、停止直前における
ブレーキ力を小さくしてスムーズな停止を可能にするこ
とができる。しかも、第2荷重検出スイッチ382 がオ
フしてアクチュエータ5の作動が停止する前にアシスト
量が0になるため、第2荷重検出スイッチ382 がオフ
した時に、アクチュエータ5の作動停止に伴って第2ブ
レーキレバー3R に伝達される反力を緩和し、レバーフ
ィーリングを向上させることができる。
【0079】ところで、第2ブレーキレバー3R と後輪
ブレーキBR とを接続する第2プッシュ・プルケーブル
252 及び第3プッシュ・プルケーブル45は、径年変
化による伸びや後輪ブレーキBR のブレーキシューの磨
耗等によって次第に緩む傾向にある。この第2、第3プ
ッシュ・プルケーブル252 ,45の緩みに伴って後輪
ブレーキBR のブレーキ力は次第に低下するが、後輪ブ
レーキBR に連動してアクチュエータ5により作動する
前輪ブレーキBF のブレーキ力は低下しないため、ライ
ダーは第2、第3プッシュ・プルケーブル252 ,45
の緩みに気付き難い問題がある。またアクチュエータ5
等のフェイルにより前輪ブレーキBF のブレーキ力が急
激に低下したとき、第2、第3プッシュ・プルケーブル
252 ,45の緩みによって後輪ブレーキBR のブレー
キ力が低下した状態にあると、フェイル前後のトータル
のブレーキ力が急変してライダーに違和感を与える問題
がある。
【0080】そこで、第2、第3プッシュ・プルケーブ
ル252 ,45の緩み量を検出し、アジャスト補正手段
M5により、図25に示すように緩み量の増加に応じて
アシスト量を減少させるとともに緩み量が所定値まで増
加したらアシストを停止させれば、前記した問題が解決
される。アシストを停止する緩み量は、第2、第3プッ
シュ・プルケーブル252 ,45の緩みを検出して警報
を発するインジケータが作動する緩み量よりも小さく設
定される。これにより、インジケータの作動に先立って
第2、第3プッシュ・プルケーブル252 ,45の緩み
を警報することができる。
【0081】尚、第2、第3プッシュ・プルケーブル2
2 ,45の緩みは、第2荷重検出スイッチ382 がオ
ンする際の第2制御軸202 の回転角θ(つまり操作ス
トロークθ)のずれに基づいて検出することができる。
これを更に説明すると、第2、第3プッシュ・プルケー
ブル252 ,45が緩みのない正規の状態にあるとき、
第2荷重検出スイッチ382 がオンするときの回転角θ
をθ0 とすると、第2、第3プッシュ・プルケーブル2
2 ,45が緩んだ場合には第2荷重検出スイッチ38
2 がオンするときの回転角θは前記θ0 と異なるθ1
なる。従って、偏差θ1 −θ0 を算出すれば、この偏差
を第2、第3プッシュ・プルケーブル252 ,45の緩
み量に対応させることができる。
【0082】以上を纏めると、アクチュエータ5のモー
タ8を駆動するデューティ率Dutyは、次式により与
えられる。
【0083】 CBSORG =CBSSTR×{f(θ)+KDVSTRK×(dθ/dt)} …(1) Duty=KCBS×(KCBAFDJ×CBSORG+OFFCBS) …(2) 式(1)において、図21に基づいて算出した基本アシ
スト量f(θ)と、図22に基づいて算出したアシスト
補正量KDVSTRK×(dθ/dt)とを加算し、そ
の和にゲインCBSSTRを乗算することによりアシス
ト量CBSORGが算出される。
【0084】そして式(2)において、前記アシスト量
CBSORGに図25に基づいて算出したアシスト補正
係数KCBAFDJを乗算するとともに、その積にホー
ルド・リリース補正量(図23参照)を加算或いは減算
し、それにデューティ率を0〜100%にするための係
数KCBSを乗算することにより最終的なデューティ率
Dutyが算出される。
【0085】次に、アクチュエータ5のABS制御につ
いて説明する。
【0086】前輪速度センサ54及び後輪速度センサ5
5に出力に基づいて車輪がロック傾向になったことが検
出されると、電子制御ユニット52は電磁ブレーキ7を
オン状態とするとともにモータ8を上記連動作動時とは
逆方向に作動せしめる。そうすると、図17に示すよう
に第1遊星キャリア191 及び第2遊星キャリア19 2
は相互に逆方向に、且つ前述した連動作動時とは逆方向
に回転駆動され、第1セクタギヤ481 が図17の時計
方向に、また第2セクタギヤ482 が反時計方向に駆動
される。このとき、第1セクタギヤ481 の回転は直接
第1制御軸20 1 に伝達され、第1制御軸201 を前輪
F のブレーキ力を弱める方向に回転させるとともに、
第2セクタギヤ482 の回転はその長孔48aの端部に
制御アーム50の係止部50aが当接することにより第
2制御軸202 に伝達され、第2制御軸202 を後輪W
R のブレーキ力を弱める方向に回転させる。
【0087】而して、車輪のスリップ率に応じてアクチ
ュエータ5のオン・オフを繰り返すことにより、車輪の
ロックを効果的に回避するアンチロックブレーキ制御を
行うことができる。
【0088】しかも第1、第2伝達系4F ,4R におい
て、アクチュエータ5と第1、第2ブレーキレバー
F ,3R との間には、第1、第2ケーブルダンパ24
1 ,24 2 がそれぞれ介設されており、アンチロックブ
レーキ制御における制動力再増力時には、モータ8を非
作動状態とすることによりそれらのケーブルダンパ24
1,242 で蓄えられた反発力を利用することが可能と
なり、またアンチロックブレーキ制御実行中に第1ブレ
ーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R にアク
チュエータ5側からの力が直接作用することを回避し
て、良好な操作フィーリングを得ることができる。
【0089】ところで、本実施例のアクチュエータ5
は、マスタシリンダ26に接続された第1セクタギヤ4
1 の回動範囲を規制するストッパ10a(図9参照)
を設けたことにより、以下のような効果を得ることがで
きる。
【0090】図19において、例えば前輪WF の速度が
車体速度よりも所定値を越えて低下するとアンチロック
ブレーキ制御が開始され、アクチュエータ5の作動によ
り第1セクタギヤ481 の回転角がブレーキ力を抜く方
向に減少し、それに伴って前輪WF のブレーキ力も減少
する。第1セクタギヤ481 の回転角の減少に伴ってマ
スタシリンダ26のピストン40がピストンノッカー4
3に追従して後退し、図9においてカップシール44が
リリーフポート39aを開放した直後、第1セクタギヤ
481 がストッパ10aに当接して回動を規制される。
【0091】このとき、前記ストッパ10aが存在しな
いと仮定すると、図19に破線で示すように第1セクタ
ギヤ481 は更に回動して第1ブレーキレバー3F のレ
バー反力も大きく増加し、レバーフィーリングを低下さ
せることになる。しかも、アクチュエータ5を作動させ
て第1セクタギヤ481 をブレーキ力が増加する方向に
回動させたとき、ピストン40のカップシール44がリ
リーフポート39aを閉塞して圧力室41にブレーキ圧
が発生するタイミングが遅れ、応答性が低下することに
なる。
【0092】しかるに、本実施例のごとく、ピストン4
0を後退させる方向への第1セクタギヤ481 の回動を
ストッパ10aで規制することにより、ブレーキ力を再
び増加させるべくアクチュエータ5の作動に伴って第1
セクタギヤ481 が駆動されたとき、ピストン40を速
やかに前進させてブレーキ圧を発生させ、応答性の低下
を回避することができる。
【0093】次に、ブレーキ装置の故障表示の作用を図
28のフローチャート及び図29のタイムチャートに基
づいて説明する。
【0094】先ず、ステップS1において、故障検出手
段M6がブレーキ装置のシステム診断を行ってフェイル
コードの検出を行う。何れかのコードの故障が検出され
れば、ステップS2でフェイルコード記憶手段M7が前
記検出されたフェイルコードをメモリに書き込む。続い
て、ステップS3で前輪速度センサ54及び後輪速度セ
ンサ55の出力から前輪速度VF 及び後輪速度VR を算
出する。
【0095】次のステップS4において、フェイルコー
ド記憶手段M7に何れかのフェイルコードが記憶されて
いなければ、ステップS5で前輪速度VF 及び後輪速度
Rから車輪のスリップ率を算出し、ステップS6で前
記スリップ率に基づいてCBS制御を行うか、ABS制
御を行うか、或いはCBS制御もABS制御も行わない
かを判断し、CBS制御を行うと判断した場合にはステ
ップS7で前記CBS制御を行うとともに、ABS制御
を行うと判断した場合にはステップS8で前記ABS制
御を行う。
【0096】一方、前記ステップS4でフェイルコード
記憶手段M7に何れかのフェイルコードが記憶されてい
るとき、ステップS9で電子制御ユニット52がフェイ
ルセーフリレー80(図3参照)を強制的にOFFして
アクチュエータ5の作動を中止する。そしてステップS
10で自動二輪車Vが走行中であることを走行/停止検
出手段M8が検出すると、ステップS11でABSイン
ジケータ85を図29(A)に示すように等時間間隔で
点滅し、ライダーに故障の発生を報知する。ABSイン
ジケータ85の点滅に気付いたライダーが自動二輪車V
を停止させると、前記ステップS10の答えがYESに
なってステップS12に移行する。ステップS12でフ
ェイルコード検出手段M7に記憶されているフェイルコ
ードを読み出し、ステップS13でABSインジケータ
85を所定の態様で点滅させることにより、何れのコー
ドの故障が発生したかをライダーに報知する。
【0097】具体的には、フェイルコード2の故障が発
生していれば、ABSインジケータ85を2回連続して
点灯させ後に1回点灯を間引きし(図29(B)参
照)、フェイルコード3の故障が発生していれば、AB
Sインジケータ85を3回連続して点灯させて1回点灯
を間引きし(図29(C)参照)、フェイルコード4の
故障が発生していれば、ABSインジケータ85を4回
連続して点灯させて1回点灯を間引きする(図29
(D)参照)ようになっている。これにより、1個のA
BSインジケータ85だけを使用して複数種類のフェイ
ルコードを表示することが可能となり、部品点数が削減
される。
【0098】また、フェイルコード記憶手段M7に記憶
されたフェイルコードを読み出すとき、スイッチを操作
したりテスターを接続したりする必要がなく、単に自動
二輪車Vを停止させるだけで良いために利便性が大幅に
向上する。
【0099】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0100】例えば、フェイルコードの種類やABSイ
ンジケータ85の点滅の態様は適宜設定することが可能
である。また実施例では警報手段として発光体であるイ
ンジケータ85を使用しているが、ランプやLEDのよ
うな発光体に代えてブザー等の発音体を採用することが
できる。この場合、ブザーの鳴動期間及び非鳴動期間の
配列により複数のフェイルコードを報知することができ
る。
【0101】
【発明の効果】以上のように請求項1記載に記載された
発明によれば、車両の走行中に故障が発生すると警報手
段が作動して故障の発生を報知し、また車両が停止する
と自動的に警報手段が異なる態様で作動して前記故障の
発生の報知に代えてフェイルコードの種類を報知するの
で、フェイルコードを読み出すために特別の操作を行う
必要がなくなって利便性が向上する。
【0102】また請求項2に記載された発明によれば、
警報手段の作動期間及び非作動期間の配列を変化させる
ことにより、1個の警報手段で複数種類のフェイルコー
ドを報知することが可能となって部品点数が削減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】ブレーキ装置の構成図
【図4】第1ケーブルダンパの縦断面図
【図5】第2ケーブルダンパの縦断面図
【図6】アクチュエータの右側面図(図7の6方向矢視
図)
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】アクチュエータの左側面図(図7の8方向矢視
図)
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】図7の10−10線断面図
【図11】図6の11−11線断面図
【図12】図6の12−12線断面図
【図13】図8の13−13線断面図
【図14】図8の14−14線断面図
【図15】連動ブレーキの制御系のブロック図
【図16】連動ブレーキの作用説明図
【図17】アンチロックブレーキの作用説明図
【図18】連動ブレーキの作用を説明するグラフ
【図19】アンチロックブレーキの作用を説明するタイ
ムチャート
【図20】連動ブレーキの作用を説明するタイムチャー
【図21】基本アシスト量算出手段の作用を説明するグ
ラフ
【図22】入力速度補正手段の作用を説明するグラフ
【図23】ホールド・リリース補正手段の作用を説明す
るグラフ
【図24】車速補正手段の作用を説明するグラフ
【図25】アジャスト補正手段の作用を説明するグラフ
【図26】メータユニットの正面図
【図27】ブレーキ装置の故障表示系のブロック図
【図28】ブレーキ装置の故障表示のフローチャート
【図29】各フェイルコードに対応するインジケータの
点灯スケジュールを示すタイムチャート
【符号の説明】
85 ABSインジケータ(警報手段) M6 故障検出手段 M7 フェイルコード記憶手段 M8 走行/停止検出手段 M9 表示選択手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ装置の故障時に警報手段(8
    5)を作動させて故障を報知する車両用ブレーキ装置の
    故障報知装置において、 ブレーキ装置の故障を検出する故障検出手段(M6)
    と、 この故障検出手段(M6)で検出した故障の種類に対応
    する複数種類のフェイルコードを記憶し得るフェイルコ
    ード記憶手段(M7)と、 車両の走行/停止を検出する走行/停止検出手段(M
    8)と、 前記フェイルコード記憶手段(M7)がフェイルコード
    を記憶しているとき、前記走行/停止検出手段(M8)
    が走行を検出していれば警報手段(85)を作動させて
    故障の発生を報知するとともに、前記走行/停止検出手
    段(M8)が停止を検出していれば警報手段(85)を
    作動させて前記記憶されたフェイルコードの種類を報知
    する表示選択手段(M9)と、を備えたことを特徴とす
    る車両用ブレーキ装置の故障報知装置。
  2. 【請求項2】 警報手段(85)の作動期間及び非作動
    期間の配列により複数種類のフェイルコードを報知する
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用ブレーキ装置
    の故障報知装置。
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