JPH1067477A - エレベータかご室の移動装置及びその方法 - Google Patents
エレベータかご室の移動装置及びその方法Info
- Publication number
- JPH1067477A JPH1067477A JP9162988A JP16298897A JPH1067477A JP H1067477 A JPH1067477 A JP H1067477A JP 9162988 A JP9162988 A JP 9162988A JP 16298897 A JP16298897 A JP 16298897A JP H1067477 A JPH1067477 A JP H1067477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- hoistway
- cab
- carrier
- passages
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B9/00—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B9/02—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated mechanically otherwise than by rope or cable
- B66B9/022—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated mechanically otherwise than by rope or cable by rack and pinion drives
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61B—RAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B61B15/00—Combinations of railway systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B1/00—Control systems of elevators in general
- B66B1/24—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
- B66B1/2408—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
- B66B1/2458—For elevator systems with multiple shafts and a single car per shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B1/00—Control systems of elevators in general
- B66B1/24—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
- B66B1/2408—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
- B66B1/2491—For elevator systems with lateral transfers of cars or cabins between hoistways
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B11/00—Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B11/04—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals
- B66B11/043—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals actuated by rotating motor; Details, e.g. ventilation
- B66B11/0461—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals actuated by rotating motor; Details, e.g. ventilation with rack and pinion gear
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B9/00—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B9/00—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B9/003—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures for lateral transfer of car or frame, e.g. between vertical hoistways or to/from a parking position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B2201/00—Aspects of control systems of elevators
- B66B2201/30—Details of the elevator system configuration
- B66B2201/303—Express or shuttle elevators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B2201/00—Aspects of control systems of elevators
- B66B2201/30—Details of the elevator system configuration
- B66B2201/304—Transit control
- B66B2201/305—Transit control with sky lobby
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B2201/00—Aspects of control systems of elevators
- B66B2201/30—Details of the elevator system configuration
- B66B2201/306—Multi-deck elevator cars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Elevator Control (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接しない昇降路内に配置されたエレベータ
かご枠間でエレベータかご室を移動させ、一対のかご室
を交換し、一群のエレベータのうちの1つから他のエレ
ベータまでエレベータかご室を移送する方法、装置を提
供する。 【解決手段】 複数の急行シャトルエレベータS1〜S
4は、キャリッジ107によって、ローカルエレベータ
L1〜L10を備えた移送階26でエレベータかご室を
交換し、そのキャスタ93が軌道70〜83によって案
内される。移送階には、リニアモータ(LIM)の一次
側セグメント60〜67が配置され、キャリッジには、
その推進のためにLIMの二次側128が設けられてい
る。キャリッジは、装填するために移送階に施錠91、
92することができ、移動時には、安定性のためにキャ
リッジ上にかご室を施錠131することができる。
かご枠間でエレベータかご室を移動させ、一対のかご室
を交換し、一群のエレベータのうちの1つから他のエレ
ベータまでエレベータかご室を移送する方法、装置を提
供する。 【解決手段】 複数の急行シャトルエレベータS1〜S
4は、キャリッジ107によって、ローカルエレベータ
L1〜L10を備えた移送階26でエレベータかご室を
交換し、そのキャスタ93が軌道70〜83によって案
内される。移送階には、リニアモータ(LIM)の一次
側セグメント60〜67が配置され、キャリッジには、
その推進のためにLIMの二次側128が設けられてい
る。キャリッジは、装填するために移送階に施錠91、
92することができ、移動時には、安定性のためにキャ
リッジ上にかご室を施錠131することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一群のエレベータ
の昇降路と、その一群の昇降路のうちの1つの昇降路に
隣接しない他のエレベータの昇降路との間で、エレベー
タかご室を移送する方法及びその装置に関する。
の昇降路と、その一群の昇降路のうちの1つの昇降路に
隣接しない他のエレベータの昇降路との間で、エレベー
タかご室を移送する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高層ビルにおいてロープ式エレベータ
・システムの有効な高さを高くするとともに、乗客の運
搬に各エレベータの昇降路を一層効果的に利用するため
に、最近の新しい考案では、重なり合ったエレベータの
軸間でかご室を移送しており、特にエレベータの軸間で
一対のかご室を交換している。この種のエレベータは、
1995年11月29日に出願された本出願人の米国特
許出願第08/564,754号、08/564,53
4号、08/565,606号及び08/564,70
3号、及び1996年1月18日に出願された米国特許
出願第08/588,577号に開示されている。これ
らのシステムでは、互いに隣接する昇降路内にかご枠が
配置され、これらのかご枠間でエレベータかご室が移送
され、エレベータかご室を第1の昇降路内の1つのかご
枠から隣接する第2の昇降路内の他のかご枠まで直接移
送できるようになっている。
・システムの有効な高さを高くするとともに、乗客の運
搬に各エレベータの昇降路を一層効果的に利用するため
に、最近の新しい考案では、重なり合ったエレベータの
軸間でかご室を移送しており、特にエレベータの軸間で
一対のかご室を交換している。この種のエレベータは、
1995年11月29日に出願された本出願人の米国特
許出願第08/564,754号、08/564,53
4号、08/565,606号及び08/564,70
3号、及び1996年1月18日に出願された米国特許
出願第08/588,577号に開示されている。これ
らのシステムでは、互いに隣接する昇降路内にかご枠が
配置され、これらのかご枠間でエレベータかご室が移送
され、エレベータかご室を第1の昇降路内の1つのかご
枠から隣接する第2の昇降路内の他のかご枠まで直接移
送できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のシステムは、多
くの乗客が下の階から上方に移動しなければならない超
高層ビルにおいて特に深刻なエレベータのために利用さ
れるスペースをかなり改善している。しかし、このよう
に関連する2以上のエレベータの組のうちの1つのエレ
ベータが使用不能になった場合には、その使用不能中に
全体の軸スペースが無駄になる。これらの各々が使用不
能な部分を有する場合には、1つの軸スペース又はシャ
トルの最も低い所にあるエレベータは、他の軸スペース
又はシャトルの上方のエレベータによって利用すること
ができない。
くの乗客が下の階から上方に移動しなければならない超
高層ビルにおいて特に深刻なエレベータのために利用さ
れるスペースをかなり改善している。しかし、このよう
に関連する2以上のエレベータの組のうちの1つのエレ
ベータが使用不能になった場合には、その使用不能中に
全体の軸スペースが無駄になる。これらの各々が使用不
能な部分を有する場合には、1つの軸スペース又はシャ
トルの最も低い所にあるエレベータは、他の軸スペース
又はシャトルの上方のエレベータによって利用すること
ができない。
【0004】従って、本発明は、隣接しない昇降路内に
配置されたエレベータかご枠間でエレベータかご室を移
動させ、このような昇降路間で一対のかご室を交換し、
一群のエレベータのうちのいずれか1つのエレベータか
ら他のエレベータまでエレベータかご室を移送する方法
及びその装置を提供することを目的とする。
配置されたエレベータかご枠間でエレベータかご室を移
動させ、このような昇降路間で一対のかご室を交換し、
一群のエレベータのうちのいずれか1つのエレベータか
ら他のエレベータまでエレベータかご室を移送する方法
及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、エレベ
ータかご室は、隣接しない昇降路間で移動するキャリア
によって昇降路間で移動する。
ータかご室は、隣接しない昇降路間で移動するキャリア
によって昇降路間で移動する。
【0006】本発明によれば、1つの通路によって一群
のエレベータが他のエレベータと相互に連結されてい
る。さらに、本発明によれば、昇降路間でかご室を交換
しながら一対のかご室搬送キャリアが互いに通過できる
ようにするために、キャリア通路が配置されている。ま
た、本発明によれば、キャリアをLIMによって推進
し、その一次側を移送階上のキャリア通路内に配置する
ことができる。また、本発明によれば、交差する複数の
通路上において選択された複数の昇降路間でキャリアを
移動させ、これらの通路を互いに直交させることができ
る。さらに、本発明によれば、これらの通路は車輪軌道
を含むことができ、また、これらの車輪軌道の間にLI
Mの一部を配置してもよい。本発明によれば、キャリア
は受動的なものでもよいが、それを設ける必要はない。
のエレベータが他のエレベータと相互に連結されてい
る。さらに、本発明によれば、昇降路間でかご室を交換
しながら一対のかご室搬送キャリアが互いに通過できる
ようにするために、キャリア通路が配置されている。ま
た、本発明によれば、キャリアをLIMによって推進
し、その一次側を移送階上のキャリア通路内に配置する
ことができる。また、本発明によれば、交差する複数の
通路上において選択された複数の昇降路間でキャリアを
移動させ、これらの通路を互いに直交させることができ
る。さらに、本発明によれば、これらの通路は車輪軌道
を含むことができ、また、これらの車輪軌道の間にLI
Mの一部を配置してもよい。本発明によれば、キャリア
は受動的なものでもよいが、それを設ける必要はない。
【0007】本発明では、隣接しない、従って連係しな
い昇降路の間で任意の形態で複数のかご室が移動できる
ようにしている。本発明では、第1の群のエレベータの
選択された1つのエレベータから第2の群のエレベータ
の選択された1つのエレベータまでエレベータかご室を
移送することができる。本発明では、1つのかご室が異
なる群のエレベータの間で他のルートを通過できるよう
にする形状のために、略同時に対向する群の選択された
エレベータ間でエレベータかご室を交換できるようにし
ている。
い昇降路の間で任意の形態で複数のかご室が移動できる
ようにしている。本発明では、第1の群のエレベータの
選択された1つのエレベータから第2の群のエレベータ
の選択された1つのエレベータまでエレベータかご室を
移送することができる。本発明では、1つのかご室が異
なる群のエレベータの間で他のルートを通過できるよう
にする形状のために、略同時に対向する群の選択された
エレベータ間でエレベータかご室を交換できるようにし
ている。
【0008】本発明の一実施例では、リニアモータ駆動
のシステムは、エレベータかご室を輸送すべき建物の移
送階において直交する通路内に配置されたリニアモータ
の一次側網の上方で作動し、上に十字形のリニアモータ
の二次側が配置された車輪キャリッジからなる。
のシステムは、エレベータかご室を輸送すべき建物の移
送階において直交する通路内に配置されたリニアモータ
の一次側網の上方で作動し、上に十字形のリニアモータ
の二次側が配置された車輪キャリッジからなる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、エレベータ装
置は、移送階26で複数のかご室を複数のローカルエレ
ベータL1〜L10と交換する複数のエレベータシャト
ルS1〜S4からなる。図1の一般的な実施例では、ロ
ーカルエレベータは、全く急行ゾーンのない低層エレベ
ータであってもよく、あるいは、L1〜L5のように幾
つかが着床階の下に急行ゾーンを有する従来の形態の高
層エレベータでもよい。以下の説明からわかるように、
これは本発明とは無関係である。この実施例のシャトル
は、乗客の乗降用ために、ロビー階29において、乗り
場27、28に交互にかご室が配置されるタイプとして
描かれている。このような場合には、乗客が乗るかごの
かご枠が到着する前にかご扉を閉じることを指令し、か
ごのディスパッチ即ち急送を正確に制御できるようにし
ている。このような場合には、ロビー29からの配送
は、単純なものとなる。ただし、ロビー29を離れるシ
ャトルS1〜S4の下側脚部のかご枠は、そのシャトル
の上側脚部のかご枠と同時に移送階30に到着すること
を要求し、かつ、移送階26のかご枠は、かご室がロー
カルエレベータL1〜L10の1つからそのかご枠に装
填されるとすぐに出発するようにすることが必要であ
る。このため、実際には、ロビー29からのかご枠の急
送は、移送階26にある関連するエレベータかご枠にか
ご室を装填することによって制御してもよい。
置は、移送階26で複数のかご室を複数のローカルエレ
ベータL1〜L10と交換する複数のエレベータシャト
ルS1〜S4からなる。図1の一般的な実施例では、ロ
ーカルエレベータは、全く急行ゾーンのない低層エレベ
ータであってもよく、あるいは、L1〜L5のように幾
つかが着床階の下に急行ゾーンを有する従来の形態の高
層エレベータでもよい。以下の説明からわかるように、
これは本発明とは無関係である。この実施例のシャトル
は、乗客の乗降用ために、ロビー階29において、乗り
場27、28に交互にかご室が配置されるタイプとして
描かれている。このような場合には、乗客が乗るかごの
かご枠が到着する前にかご扉を閉じることを指令し、か
ごのディスパッチ即ち急送を正確に制御できるようにし
ている。このような場合には、ロビー29からの配送
は、単純なものとなる。ただし、ロビー29を離れるシ
ャトルS1〜S4の下側脚部のかご枠は、そのシャトル
の上側脚部のかご枠と同時に移送階30に到着すること
を要求し、かつ、移送階26のかご枠は、かご室がロー
カルエレベータL1〜L10の1つからそのかご枠に装
填されるとすぐに出発するようにすることが必要であ
る。このため、実際には、ロビー29からのかご枠の急
送は、移送階26にある関連するエレベータかご枠にか
ご室を装填することによって制御してもよい。
【0010】一方、図1の実施例では、ローカルエレベ
ータが複数設けられており、このように設置数を複数と
することが好ましい。何故なら、ローカルエレベータの
方が、主としてシャトルエレベータよりも往復動にはる
かに長い時間を要するので、そのタイミングは全く不規
則且つ散発的である。従って、移送階26におけるかご
室の流入を顧慮することなくロビー29からのエレベー
タの急送を行い、シャトルがロビー29を出発した後
に、かご室を交換するべきローカルエレベータを適宜選
択することができる。
ータが複数設けられており、このように設置数を複数と
することが好ましい。何故なら、ローカルエレベータの
方が、主としてシャトルエレベータよりも往復動にはる
かに長い時間を要するので、そのタイミングは全く不規
則且つ散発的である。従って、移送階26におけるかご
室の流入を顧慮することなくロビー29からのエレベー
タの急送を行い、シャトルがロビー29を出発した後
に、かご室を交換するべきローカルエレベータを適宜選
択することができる。
【0011】後述するように、移送階26は図6及び図
7に示すタイプのものである。この移送階26は、第1
の方向(X方向)に一対のリニアモータ(LIM)通路
X1及びX2を含むとともに、通路Xに直交する複数の
LIM通路Y1、Y2、…Y9及びY10を含む。図2
の破線は、各通路の中心を示している。また、この通路
の中心は、図8及び図9について後述するように、一対
のかご室キャリアを誘導するために使用されるLIMの
一次側の移送階26への位置決めにも用いられる。この
際、ローカルエレベータL1〜L10の1つからシャト
ルS1〜S4のうちの1つまでかご室を移送すると同時
に、シャトルS1〜S4のうちの一つからの他のエレベ
ータかご室を、上記のかご室を移送しているローカルエ
レベータL1〜L10へと移送する。通路X1、X2及
びY1〜Y10の各々には、かご室キャリアの車輪を案
内する一対の軌道が設けられている。
7に示すタイプのものである。この移送階26は、第1
の方向(X方向)に一対のリニアモータ(LIM)通路
X1及びX2を含むとともに、通路Xに直交する複数の
LIM通路Y1、Y2、…Y9及びY10を含む。図2
の破線は、各通路の中心を示している。また、この通路
の中心は、図8及び図9について後述するように、一対
のかご室キャリアを誘導するために使用されるLIMの
一次側の移送階26への位置決めにも用いられる。この
際、ローカルエレベータL1〜L10の1つからシャト
ルS1〜S4のうちの1つまでかご室を移送すると同時
に、シャトルS1〜S4のうちの一つからの他のエレベ
ータかご室を、上記のかご室を移送しているローカルエ
レベータL1〜L10へと移送する。通路X1、X2及
びY1〜Y10の各々には、かご室キャリアの車輪を案
内する一対の軌道が設けられている。
【0012】次に、本発明による一対のエレベータ間の
移送について説明する。本発明では、二以上のエレベー
タを含むことができる。図2、3に示すように、複数の
シャトルS1〜S4の各々は、ダブルデッキ式即ち二床
式のかご枠31を備えている。このかご枠31は、複数
の低層エレベータL1〜L10によって低層用移送階2
6Lに設けられた低層用かご室と交換するために、低層
用かご室を低層用移送階26Lに運ぶことができ、同様
に高層用移送階26Hのかご室を複数の高層エレベータ
H1〜H10と交換することができる。この実施例で
は、移送階26H及び26Lの各々が図1の移送階26
と同一であるとしている。この実施例の利点は、シャト
ルの昇降路によって1つずつではなく一度に2つのかご
室を運び、それによって建物の下端の中心に加わる負荷
をかなり軽減することである。
移送について説明する。本発明では、二以上のエレベー
タを含むことができる。図2、3に示すように、複数の
シャトルS1〜S4の各々は、ダブルデッキ式即ち二床
式のかご枠31を備えている。このかご枠31は、複数
の低層エレベータL1〜L10によって低層用移送階2
6Lに設けられた低層用かご室と交換するために、低層
用かご室を低層用移送階26Lに運ぶことができ、同様
に高層用移送階26Hのかご室を複数の高層エレベータ
H1〜H10と交換することができる。この実施例で
は、移送階26H及び26Lの各々が図1の移送階26
と同一であるとしている。この実施例の利点は、シャト
ルの昇降路によって1つずつではなく一度に2つのかご
室を運び、それによって建物の下端の中心に加わる負荷
をかなり軽減することである。
【0013】図3及び図4は、3つのローカルエレベー
タ群のための三床式のように、より多くのローカルエレ
ベータ群を単一のエレベータシャトルによって提供する
ことができることを示している。図3では、ローカルエ
レベータ群の1つが移送階Dから下方に延びている。図
4では、低層用移送階26Lが中層用移送階26Mの下
方まで延びている。図2〜図4の各々では、図1に示す
ように、シャトルの数がローカルエレベータの数より少
ないものとしている。もちろん、その数はこの例と異な
る数とすることができる。
タ群のための三床式のように、より多くのローカルエレ
ベータ群を単一のエレベータシャトルによって提供する
ことができることを示している。図3では、ローカルエ
レベータ群の1つが移送階Dから下方に延びている。図
4では、低層用移送階26Lが中層用移送階26Mの下
方まで延びている。図2〜図4の各々では、図1に示す
ように、シャトルの数がローカルエレベータの数より少
ないものとしている。もちろん、その数はこの例と異な
る数とすることができる。
【0014】乗客を建物内で規則正しく上下に移動させ
るとともに、かご室を移送できるローカルエレベータ又
はシャトルを待つ間に、閉じられて停止しているエレベ
ータかご室において、移送階で待たせないようにするた
めに、図2〜図4の実施例では、シャトルを適当な1つ
又は幾つかのローカルエレベータに合わせて、そのシャ
トルと一以上のローカルエレベータの移送階への到着時
間をほとんど同時にするように制御している。
るとともに、かご室を移送できるローカルエレベータ又
はシャトルを待つ間に、閉じられて停止しているエレベ
ータかご室において、移送階で待たせないようにするた
めに、図2〜図4の実施例では、シャトルを適当な1つ
又は幾つかのローカルエレベータに合わせて、そのシャ
トルと一以上のローカルエレベータの移送階への到着時
間をほとんど同時にするように制御している。
【0015】以下の説明では、図1の形状を仮定してい
るが、ローカルエレベータL1〜L10の各々は、すべ
て低層エレベータ又は高層エレベータからなり、いずれ
かのシャトルで上方に移動する乗客ためにいずれかのロ
ーカルエレベータがちょうど良く役立つようになってい
る。図5は、同時に出願された本出願人の米国特許出願
(代理人整理番号OT−2291)に詳細に説明されて
いるように、ローカルエレベータとのシャトルの同期調
整を行う制御装置のプログラムルーチンの概要を示して
いる。図5において、括弧内の参照符号は、上記米国出
願(代理人整理番号OT−2291)の参照符号を示し
ており、このような機能の詳細を示している。
るが、ローカルエレベータL1〜L10の各々は、すべ
て低層エレベータ又は高層エレベータからなり、いずれ
かのシャトルで上方に移動する乗客ためにいずれかのロ
ーカルエレベータがちょうど良く役立つようになってい
る。図5は、同時に出願された本出願人の米国特許出願
(代理人整理番号OT−2291)に詳細に説明されて
いるように、ローカルエレベータとのシャトルの同期調
整を行う制御装置のプログラムルーチンの概要を示して
いる。図5において、括弧内の参照符号は、上記米国出
願(代理人整理番号OT−2291)の参照符号を示し
ており、このような機能の詳細を示している。
【0016】図5において、第1のルーチン30では、
ある群の各々の指定されていない、即ちコミットされて
いないローカルエレベータのかごの移送階までの時間
(TimeTo Transfer floor:TTT)を決定し、最短時
間のローカルエレベータのかごを特定する。これは、し
ばしば残存応答時間(Remaining Response Time:RR
T)などと呼ばれており、横切る階の数、扉の開閉時
間、ホール及びかごの乗客の乗降時間などを簡単に考慮
している。また、低速で一度に一階ずつ移動するか、あ
るいは複数階を高速で移動するか、を考慮することも可
能である。その後、ルーチン31では、移送階まで上方
に移動する次のシャトルを決定し、そのシャトルをルー
チン30で選択された最短のTTTを有するローカルエ
レベータとマッチさせる、即ち適合させる。
ある群の各々の指定されていない、即ちコミットされて
いないローカルエレベータのかごの移送階までの時間
(TimeTo Transfer floor:TTT)を決定し、最短時
間のローカルエレベータのかごを特定する。これは、し
ばしば残存応答時間(Remaining Response Time:RR
T)などと呼ばれており、横切る階の数、扉の開閉時
間、ホール及びかごの乗客の乗降時間などを簡単に考慮
している。また、低速で一度に一階ずつ移動するか、あ
るいは複数階を高速で移動するか、を考慮することも可
能である。その後、ルーチン31では、移送階まで上方
に移動する次のシャトルを決定し、そのシャトルをルー
チン30で選択された最短のTTTを有するローカルエ
レベータとマッチさせる、即ち適合させる。
【0017】上記のように特定のシャトルSと適合され
て関連付けられたローカルエレベータLを、SのL、L
(S)という。同様に、そのローカルエレベータについて
のTTTをTTT(L)(S)という。テスト32では、ロ
ーカルエレベータが移送階に到着する時間が、シャトル
が移送階に到着する時間より長いか否かを決定する。通
常は、ローカルエレベータが移送階に到着する時間は、
シャトルが移送階に到着する時間より長いので、テスト
32でYが選択されてプログラム33に進み、移送階に
到着する順にシャトルを利用するのに必要な平均速度を
決定し、適合するローカルエレベータの到着と同期させ
る。その後、テスト36では、そのシャトルがこのルー
チンのこの点で加速中であるか否かを決定する。テスト
36でYが選択されると、ルーチン37に進み、そのシ
ャトルの移動速度Vmax(S)を、同期させるように決
定された速度に設定する。
て関連付けられたローカルエレベータLを、SのL、L
(S)という。同様に、そのローカルエレベータについて
のTTTをTTT(L)(S)という。テスト32では、ロ
ーカルエレベータが移送階に到着する時間が、シャトル
が移送階に到着する時間より長いか否かを決定する。通
常は、ローカルエレベータが移送階に到着する時間は、
シャトルが移送階に到着する時間より長いので、テスト
32でYが選択されてプログラム33に進み、移送階に
到着する順にシャトルを利用するのに必要な平均速度を
決定し、適合するローカルエレベータの到着と同期させ
る。その後、テスト36では、そのシャトルがこのルー
チンのこの点で加速中であるか否かを決定する。テスト
36でYが選択されると、ルーチン37に進み、そのシ
ャトルの移動速度Vmax(S)を、同期させるように決
定された速度に設定する。
【0018】しかし、そのシャトルが既にVmaxに達
している場合には、テスト38において、そのシャトル
が単にゆっくり減速している場合に生ずる最終速度が、
閾値速度(実際には負であるかもしれない)より小さい
か否かを決定する。即ち、テスト38の肯定的な結果
は、そのシャトルが非常に遅い速度まで直ちに減速され
た場合にのみ同期が行われることを示し、移送階までの
残りの距離における移動速度を、その非常に遅い移動速
度とする。このような場合には、サブルーチン39に進
み、そのシャトルを直ちに低速の同期速度に減速させ、
その後その速度を維持させる。しかし、そのかごが既に
加速され、テスト36が否定的な結果であり、同期させ
るためにゆっくり減速できる場合には、テスト38の否
定的な結果により、サブルーチン40に進み、そのシャ
トルを移送階への残り距離を通じてゆっくりと連続的に
減速させる。上記米国出願(代理人整理番号OT−22
91)の図18には、これらのサブルーチン及びテスト
35〜40の全てが示されている。
している場合には、テスト38において、そのシャトル
が単にゆっくり減速している場合に生ずる最終速度が、
閾値速度(実際には負であるかもしれない)より小さい
か否かを決定する。即ち、テスト38の肯定的な結果
は、そのシャトルが非常に遅い速度まで直ちに減速され
た場合にのみ同期が行われることを示し、移送階までの
残りの距離における移動速度を、その非常に遅い移動速
度とする。このような場合には、サブルーチン39に進
み、そのシャトルを直ちに低速の同期速度に減速させ、
その後その速度を維持させる。しかし、そのかごが既に
加速され、テスト36が否定的な結果であり、同期させ
るためにゆっくり減速できる場合には、テスト38の否
定的な結果により、サブルーチン40に進み、そのシャ
トルを移送階への残り距離を通じてゆっくりと連続的に
減速させる。上記米国出願(代理人整理番号OT−22
91)の図18には、これらのサブルーチン及びテスト
35〜40の全てが示されている。
【0019】ある場合には、選択されたローカルエレベ
ータは、それが遅くならない限り、シャトルの前に移送
階に到着することができる。このような場合には、テス
ト32の否定的な結果によりサブルーチン43に進み、
ローカルエレベータが移送階に到着する時間とシャトル
が移送階に到着する時間との時間差を調整するために、
ローカルエレベータの扉を閉じるのを遅らせる。これ
は、単に残りの停止数を数え、TTTの差を停止数で割
り、これらの停止の各々において同量の遅れを扉開放時
間に加えるだけである。
ータは、それが遅くならない限り、シャトルの前に移送
階に到着することができる。このような場合には、テス
ト32の否定的な結果によりサブルーチン43に進み、
ローカルエレベータが移送階に到着する時間とシャトル
が移送階に到着する時間との時間差を調整するために、
ローカルエレベータの扉を閉じるのを遅らせる。これ
は、単に残りの停止数を数え、TTTの差を停止数で割
り、これらの停止の各々において同量の遅れを扉開放時
間に加えるだけである。
【0020】なお、上記時間差の調整において、中間の
停止階において扉の開放時間が長くなり過ぎてローカル
エレベータとシャトルが同期不能となった場合に、ロー
カルエレベータの最後の停止階で、かごの扉を開いた状
態に保つサブルーチン44もある。これは、かごが停止
しても扉が閉じたままであると乗客に不安を与えてしま
うので、エレベータの停止時には扉を開放させておく方
がよいということに基づいて行われる。
停止階において扉の開放時間が長くなり過ぎてローカル
エレベータとシャトルが同期不能となった場合に、ロー
カルエレベータの最後の停止階で、かごの扉を開いた状
態に保つサブルーチン44もある。これは、かごが停止
しても扉が閉じたままであると乗客に不安を与えてしま
うので、エレベータの停止時には扉を開放させておく方
がよいということに基づいて行われる。
【0021】そのシャトル又はローカルエレベータが略
同時に移送階に到着させる手段を備えている場合には、
ルーチン46に進み、シャトルの速度を早める(シャト
ルが実際に移送階に到着するのが遅い場合にのみ作動す
る)。既知のホール呼び割当てルーチンの一部であるル
ーチン46では、第1のテスト47において、割り当て
られている特定のホール呼びが以前にこの特定のローカ
ルエレベータに割り当てられたか否かを決定する。割り
当てられていなければ、テスト47の否定的な結果によ
りテスト48に進み、この特定のローカルエレベータが
コミットされている(commited)か、即ち指定されてい
るか否かを調べる。何れのシャトルにも指定されていな
い場合には、テスト48の否定的な結果によって残りの
ステップを迂回するので、ホール呼び割当てに影響しな
い。
同時に移送階に到着させる手段を備えている場合には、
ルーチン46に進み、シャトルの速度を早める(シャト
ルが実際に移送階に到着するのが遅い場合にのみ作動す
る)。既知のホール呼び割当てルーチンの一部であるル
ーチン46では、第1のテスト47において、割り当て
られている特定のホール呼びが以前にこの特定のローカ
ルエレベータに割り当てられたか否かを決定する。割り
当てられていなければ、テスト47の否定的な結果によ
りテスト48に進み、この特定のローカルエレベータが
コミットされている(commited)か、即ち指定されてい
るか否かを調べる。何れのシャトルにも指定されていな
い場合には、テスト48の否定的な結果によって残りの
ステップを迂回するので、ホール呼び割当てに影響しな
い。
【0022】しかし、このローカルエレベータが指定さ
れたローカルエレベータである場合には、ローカルエレ
ベータのTTTがシャトルのTTTを越える量(差DF
Rという)が閾値より大きいか否かを決定する。それが
閾値より大きい場合には、これはローカルの速度をある
程度早めなければならないことを意味するので、このロ
ーカルエレベータへの現在のホール呼びの割当てがステ
ップ50によって妨げられる。何故なら、ホール呼びを
新たに割り当てると、このローカルエレベータの移送階
への到達時間が一層長くなってしまうからである。
れたローカルエレベータである場合には、ローカルエレ
ベータのTTTがシャトルのTTTを越える量(差DF
Rという)が閾値より大きいか否かを決定する。それが
閾値より大きい場合には、これはローカルの速度をある
程度早めなければならないことを意味するので、このロ
ーカルエレベータへの現在のホール呼びの割当てがステ
ップ50によって妨げられる。何故なら、ホール呼びを
新たに割り当てると、このローカルエレベータの移送階
への到達時間が一層長くなってしまうからである。
【0023】一方、現在のホール呼びが以前にこのロー
カルエレベータに割り当てられた場合には、テスト47
の肯定的な結果によりテスト51に進み、このローカル
エレベータが指定されたローカルエレベータか否かを決
定する。そのようなローカルエレベータでない場合に
は、通常の割当てルーチンに従ってステップ52に進
み、割当てに使用されるパラメータから幾らかの遅延因
子を減ずることなどによって、このかごへのこのホール
呼びの二度目の割当てを有利にする。
カルエレベータに割り当てられた場合には、テスト47
の肯定的な結果によりテスト51に進み、このローカル
エレベータが指定されたローカルエレベータか否かを決
定する。そのようなローカルエレベータでない場合に
は、通常の割当てルーチンに従ってステップ52に進
み、割当てに使用されるパラメータから幾らかの遅延因
子を減ずることなどによって、このかごへのこのホール
呼びの二度目の割当てを有利にする。
【0024】一方、そのかごが指定されている場合に
は、テスト49と同様のテスト53において、そのロー
カルエレベータが幾らかの閾値量だけ遅れているか否か
を決定する。遅れていない場合には、ホール呼びルーチ
ンは同一のままにするができ、その呼びは、ステップ5
2の結果と同じローカルエレベータのかごに有利に再割
当てされる。しかし、その遅れがその閾値を越える場合
には、テスト53の肯定的な結果によりステップ54に
進み、そのホール呼びは妨げられないが、差DFRに比
例する幾らかの量だけ阻止される。正常なホール呼び割
当てルーチンのこの変化は、前記米国出願(代理人整理
番号OT−2291)の図22に示されている。
は、テスト49と同様のテスト53において、そのロー
カルエレベータが幾らかの閾値量だけ遅れているか否か
を決定する。遅れていない場合には、ホール呼びルーチ
ンは同一のままにするができ、その呼びは、ステップ5
2の結果と同じローカルエレベータのかごに有利に再割
当てされる。しかし、その遅れがその閾値を越える場合
には、テスト53の肯定的な結果によりステップ54に
進み、そのホール呼びは妨げられないが、差DFRに比
例する幾らかの量だけ阻止される。正常なホール呼び割
当てルーチンのこの変化は、前記米国出願(代理人整理
番号OT−2291)の図22に示されている。
【0025】図5に簡単に示された同期調整は、本発明
に必須のものではないが、乗客にとって本発明を一層確
実に魅力的なものにし、本発明を実施する場合にエレベ
ータの利用を一層効率的にする。
に必須のものではないが、乗客にとって本発明を一層確
実に魅力的なものにし、本発明を実施する場合にエレベ
ータの利用を一層効率的にする。
【0026】図6に示すように、昇降口を分離する壁部
57と58の間でローカルエレベータL4の昇降口56
に隣接する通路X1と通路Y4との交差点には、移送階
26の断片が示されている。本発明では、移送階X1、
X2及びY1〜Y10上の各々の通路は、リニアモータ
(LIM)の一次側60〜67のセグメントと、通路Y
4に沿った通路軌道区分70〜75及び通路X1に沿っ
た軌道区分76〜83のような複数対の車輪軌道区分を
含む。図6において、点線85は、点破線86ととも
に、エレベータ間の壁構造57と58の間で昇降口56
の敷居87に当接するローカルエレベータL4に隣接し
て配置されたときの本発明によるかご室キャリアの輪郭
を示している。
57と58の間でローカルエレベータL4の昇降口56
に隣接する通路X1と通路Y4との交差点には、移送階
26の断片が示されている。本発明では、移送階X1、
X2及びY1〜Y10上の各々の通路は、リニアモータ
(LIM)の一次側60〜67のセグメントと、通路Y
4に沿った通路軌道区分70〜75及び通路X1に沿っ
た軌道区分76〜83のような複数対の車輪軌道区分を
含む。図6において、点線85は、点破線86ととも
に、エレベータ間の壁構造57と58の間で昇降口56
の敷居87に当接するローカルエレベータL4に隣接し
て配置されたときの本発明によるかご室キャリアの輪郭
を示している。
【0027】破線88は、点破線86とともに、X方向
に移動できるようにローカルエレベータL4から通路X
1の中心の位置まで移動したときのかご室の輪郭を示し
ている。明確にするために、図6は縮尺して描かれてい
ない。しかし、所望の場合には、通路XをエレベータL
4のようなエレベータにより接近させて、軌道70、7
1とセグメント60を示されているよりも短くすること
ができるのは明らかである。しかし、その上でかご室と
ともにキャリッジを移動させる適切な加速度力を保証す
るために、LIMの一次側60がいくらかの長さを持つ
のが最良であると思われる。形状の詳細は本発明とは無
関係であり、その実現に適するように選択できる。
に移動できるようにローカルエレベータL4から通路X
1の中心の位置まで移動したときのかご室の輪郭を示し
ている。明確にするために、図6は縮尺して描かれてい
ない。しかし、所望の場合には、通路XをエレベータL
4のようなエレベータにより接近させて、軌道70、7
1とセグメント60を示されているよりも短くすること
ができるのは明らかである。しかし、その上でかご室と
ともにキャリッジを移動させる適切な加速度力を保証す
るために、LIMの一次側60がいくらかの長さを持つ
のが最良であると思われる。形状の詳細は本発明とは無
関係であり、その実現に適するように選択できる。
【0028】本実施例では、キャリッジが休止する領域
内の斜めに対向する四分区間に、キャリッジ/フロアロ
ック91及び92が配置されている。これらは、199
5年11月29日に出願された本出願人の米国特許出願
第08/565,658号に開示されたかご室/車止め
と同じものでよく、以下に詳細に説明する。
内の斜めに対向する四分区間に、キャリッジ/フロアロ
ック91及び92が配置されている。これらは、199
5年11月29日に出願された本出願人の米国特許出願
第08/565,658号に開示されたかご室/車止め
と同じものでよく、以下に詳細に説明する。
【0029】図7には、軌道70、72、76、78の
間の車輪軌道の交差部が示されている。キャスタ93
は、車輪97の(図示しない)軸受を締めつけるスピン
ドル96に旋回軸95を接合するブラケット94を含
む。交差部は、キャリッジが最初に通路Xに沿って移動
してキャスタ93が図7に示す位置にあり、次に通路Y
に沿って移動する必要がある場合に、各交差部における
接合部98と開放領域99の組合わせによってそのキャ
スタが軌道70又は軌道72に沿ってY方向に移動でき
ることを保証するように形成される。移送階上の関連す
る距離は非常に小さく(全長2〜3メートル)、水平方
向の移動により乗客に過度に震動を与えないようにキャ
リッジの速度を遅くするのが好ましい。これらの条件下
で、キャスタの受動的なステアリングを使用できる。し
かし、本発明の範囲内においてさらに複雑なステアリン
グを設けてもよい。
間の車輪軌道の交差部が示されている。キャスタ93
は、車輪97の(図示しない)軸受を締めつけるスピン
ドル96に旋回軸95を接合するブラケット94を含
む。交差部は、キャリッジが最初に通路Xに沿って移動
してキャスタ93が図7に示す位置にあり、次に通路Y
に沿って移動する必要がある場合に、各交差部における
接合部98と開放領域99の組合わせによってそのキャ
スタが軌道70又は軌道72に沿ってY方向に移動でき
ることを保証するように形成される。移送階上の関連す
る距離は非常に小さく(全長2〜3メートル)、水平方
向の移動により乗客に過度に震動を与えないようにキャ
リッジの速度を遅くするのが好ましい。これらの条件下
で、キャスタの受動的なステアリングを使用できる。し
かし、本発明の範囲内においてさらに複雑なステアリン
グを設けてもよい。
【0030】図8と図9に示すように、移送階において
エレベータのかごとキャリアの間でかご室を移送する最
良の態様は、1995年11月29日に出願された本出
願人の米国特許出願第08/564,704号に開示さ
れたものでよい。図8において、エレベータかご室10
1の底部には、前部から後部(図8において右から左)
に延びる固定した主ラック102と、図8に示すように
右外側に摺動可能な摺動ラック103が設けられてい
る。エレベータかご枠105の各プラットホーム104
上と各キャリア107の各プラットホーム106上に
は、合計4つのモータピニオンが設けられている。
エレベータのかごとキャリアの間でかご室を移送する最
良の態様は、1995年11月29日に出願された本出
願人の米国特許出願第08/564,704号に開示さ
れたものでよい。図8において、エレベータかご室10
1の底部には、前部から後部(図8において右から左)
に延びる固定した主ラック102と、図8に示すように
右外側に摺動可能な摺動ラック103が設けられてい
る。エレベータかご枠105の各プラットホーム104
上と各キャリア107の各プラットホーム106上に
は、合計4つのモータピニオンが設けられている。
【0031】まず、補助モータピニオン111は、時計
回りに回り、摺動補助ラック103をかごの下から図8
で示す位置まで外側に移動させる。摺動補助ラック10
3は、この位置でプラットホーム106(図示しないが
ピニオン114の後ろ側)上の補助モータピニオン11
2と係合可能であり、ラック103はこの位置まで摺動
できる。次に、補助モータピニオン112は、時計回り
に回り、図8に示すように、主ラック102の端部11
3が補助モータピニオン112の直前に配置された主モ
ータピニオン114と係合するまで、(その限界まで延
びている)補助ラック103、従ってかご全体を右側に
引く。
回りに回り、摺動補助ラック103をかごの下から図8
で示す位置まで外側に移動させる。摺動補助ラック10
3は、この位置でプラットホーム106(図示しないが
ピニオン114の後ろ側)上の補助モータピニオン11
2と係合可能であり、ラック103はこの位置まで摺動
できる。次に、補助モータピニオン112は、時計回り
に回り、図8に示すように、主ラック102の端部11
3が補助モータピニオン112の直前に配置された主モ
ータピニオン114と係合するまで、(その限界まで延
びている)補助ラック103、従ってかご全体を右側に
引く。
【0032】次に、主モータピニオン114は、主ラッ
ク102によってプラットホーム106上まで十分にか
ご全体101を引き、そのようにするように、摺動補助
ラック103がばねによってかご室101の下に引っ込
められる。補助モータピニオン115は、ピニオン11
1について説明したのと同じ方法で、かご室101をシ
ャトルのかご枠まで右に移動させ易くすることができ
る。ピニオン115の後方のピニオンは、かご室を右か
らキャリッジ107上に引くことができる。同様に、図
8に示されるように、補助ピニオン116は、かご室を
かご枠104から左に移動させ易くするでき、ピニオン
116の後方に配置したピニオンは、かご室を左からか
ご枠104上まで引くことができる(但し、この実施例
のローカルエレベータではそのようにしない)。
ク102によってプラットホーム106上まで十分にか
ご全体101を引き、そのようにするように、摺動補助
ラック103がばねによってかご室101の下に引っ込
められる。補助モータピニオン115は、ピニオン11
1について説明したのと同じ方法で、かご室101をシ
ャトルのかご枠まで右に移動させ易くすることができ
る。ピニオン115の後方のピニオンは、かご室を右か
らキャリッジ107上に引くことができる。同様に、図
8に示されるように、補助ピニオン116は、かご室を
かご枠104から左に移動させ易くするでき、ピニオン
116の後方に配置したピニオンは、かご室を左からか
ご枠104上まで引くことができる(但し、この実施例
のローカルエレベータではそのようにしない)。
【0033】かご室101をプラットホーム106から
プラットホーム104に戻すためには、補助ピニオン1
12が反時計回りに作動して、補助ラック103の左端
部120がかご枠104の補助ピニオン111と係合す
るまで補助ラック103を左外側に移動させる。次に、
補助ピニオン111は、主ラック102の左端部が補助
ピニオン111と一直線に配置された(図示しない)モ
ータピニオンと係合するまで補助ラック103とかご室
全体101を左に引き、次いで、かご室全体が十分にか
ご枠104上に配置するまでかご室全体を左に引く。
プラットホーム104に戻すためには、補助ピニオン1
12が反時計回りに作動して、補助ラック103の左端
部120がかご枠104の補助ピニオン111と係合す
るまで補助ラック103を左外側に移動させる。次に、
補助ピニオン111は、主ラック102の左端部が補助
ピニオン111と一直線に配置された(図示しない)モ
ータピニオンと係合するまで補助ラック103とかご室
全体101を左に引き、次いで、かご室全体が十分にか
ご枠104上に配置するまでかご室全体を左に引く。
【0034】モータ122、軸123、ピローブロック
124などを考慮に入れた詳細は、いずれも前記米国出
願第08/564,704号に記載されている。
124などを考慮に入れた詳細は、いずれも前記米国出
願第08/564,704号に記載されている。
【0035】図8及び図9に示すように、キャリッジ1
07のかご枠104は、前述したかご室移送機構を支持
している。かご枠104の下方には、鉄など磁性体の層
130によって支持されたアルミニウムなどの導電金属
の層129からなるLIMの二次側128が吊されてい
る。キャリッジが図6の鎖線88と破線86によって示
される位置に配置されるときに一次側61、62、6
4、65の各々がそれに隣接する二次側を有するよう
に、二次側は十字形に形成されている。本実施例では、
二次側が一次側60、63、66、68付近に到達する
ように、二次側はキャリッジ107の末端まで延びてい
る。
07のかご枠104は、前述したかご室移送機構を支持
している。かご枠104の下方には、鉄など磁性体の層
130によって支持されたアルミニウムなどの導電金属
の層129からなるLIMの二次側128が吊されてい
る。キャリッジが図6の鎖線88と破線86によって示
される位置に配置されるときに一次側61、62、6
4、65の各々がそれに隣接する二次側を有するよう
に、二次側は十字形に形成されている。本実施例では、
二次側が一次側60、63、66、68付近に到達する
ように、二次側はキャリッジ107の末端まで延びてい
る。
【0036】これは、LIMが様々な車輪軌道によって
形成されたデッドスペースを効果的に横切ることを保証
している。本発明のX−Y LIMは、速度を決定する
ための適当な周波数と力を決定するための適当な電流で
適当なセグメント60〜67及び同様のセグメントを連
続的に通電することによって、キャリッジを移送階26
の通路の回りで移動させるのに必要とされるように、既
知の方法で加速度、速度及び減速度を生じさせる。
形成されたデッドスペースを効果的に横切ることを保証
している。本発明のX−Y LIMは、速度を決定する
ための適当な周波数と力を決定するための適当な電流で
適当なセグメント60〜67及び同様のセグメントを連
続的に通電することによって、キャリッジを移送階26
の通路の回りで移動させるのに必要とされるように、既
知の方法で加速度、速度及び減速度を生じさせる。
【0037】このように、キャリッジ上のかご室の輸送
は、全体として受動的なキャリッジによって行われる。
しかし、かご室をエレベータかご枠からキャリッジ上に
移送するため又はキャリッジからエレベータかご枠上に
移送するためには、モータ122を適当に通電しなけれ
ばならない。従って、キャリッジ上のソケット・プラグ
・アセンブリ127と各々の敷居に取り付けられた関連
するソケット・プラグ・アセンブリ127aとの間(図
8)のように、キャリッジと敷居との間に電気接続をし
なければなければならない。実際、各キャリッジには、
2つのソケット/プラグ・アセンブリ127が設けら
れ、その1つはローカルエレベータの敷居における相互
接続のために図8に示すような周縁部に設けられ、もう
1つはシャトルの敷居との相互接続のために図9に示す
ような周縁部に設けられている。
は、全体として受動的なキャリッジによって行われる。
しかし、かご室をエレベータかご枠からキャリッジ上に
移送するため又はキャリッジからエレベータかご枠上に
移送するためには、モータ122を適当に通電しなけれ
ばならない。従って、キャリッジ上のソケット・プラグ
・アセンブリ127と各々の敷居に取り付けられた関連
するソケット・プラグ・アセンブリ127aとの間(図
8)のように、キャリッジと敷居との間に電気接続をし
なければなければならない。実際、各キャリッジには、
2つのソケット/プラグ・アセンブリ127が設けら
れ、その1つはローカルエレベータの敷居における相互
接続のために図8に示すような周縁部に設けられ、もう
1つはシャトルの敷居との相互接続のために図9に示す
ような周縁部に設けられている。
【0038】シャトルとローカルエレベータの間でキャ
リッジを輸送する際に、LIMを制御するキャリッジ動
作制御装置が、移送階上の(図示しない)近接センサ網
に応答するようにしてもよい。あるいは、キャリッジに
X方向とY方向で区別して作動可能な回転位置検出器を
設け、無線送信機により又はブラシを使用してその階上
の車輪軌道若しくは他の導体により、建物内の制御装置
にビット情報を転送してもよい。あるいは、LIMの誘
導応答によって又は他の適当な方法によってその位置を
追跡してもよい。このいずれも本発明とは無関係であ
り、その実現に適するように選択することができる。
リッジを輸送する際に、LIMを制御するキャリッジ動
作制御装置が、移送階上の(図示しない)近接センサ網
に応答するようにしてもよい。あるいは、キャリッジに
X方向とY方向で区別して作動可能な回転位置検出器を
設け、無線送信機により又はブラシを使用してその階上
の車輪軌道若しくは他の導体により、建物内の制御装置
にビット情報を転送してもよい。あるいは、LIMの誘
導応答によって又は他の適当な方法によってその位置を
追跡してもよい。このいずれも本発明とは無関係であ
り、その実現に適するように選択することができる。
【0039】図9では、かご室とともにキャリッジが移
動する間にかご室がキャリッジにしっかりと固定される
ことを保証するために、ロック91及び92と同様の一
対のかご室/キャリッジロックが利用される。上記米国
出願第08/565,658号に記載されているよう
に、これらのロックは、ばねによって施錠位置に維持さ
れ、ソレノイドに電流が流れると解錠される。また、こ
れらのロックを解錠する電流は、選択的にコネクタ12
7及び128に流れる。
動する間にかご室がキャリッジにしっかりと固定される
ことを保証するために、ロック91及び92と同様の一
対のかご室/キャリッジロックが利用される。上記米国
出願第08/565,658号に記載されているよう
に、これらのロックは、ばねによって施錠位置に維持さ
れ、ソレノイドに電流が流れると解錠される。また、こ
れらのロックを解錠する電流は、選択的にコネクタ12
7及び128に流れる。
【0040】本発明の方法は、図10に示すように、キ
ャリッジがその階に到着する前にキャリッジを必要とす
るエレベータにキャリッジが呼ばれることを含む。後述
するように、シャトルが使用されていないときには、各
シャトルは、最後にかご室を運んだエレベータの昇降口
の所定の位置に施錠されたままである。図10に示すよ
うに、キャリッジ要求ルーチンが、移送点139から一
秒につき数回実行され、第1のテスト140において、
移送フラグがセットされているか否かが決定される。後
述するように、これは、かご室が移送階を横切って移動
していること、従ってかご室について他の制御が不必要
なだけでなく可能でないことについての情報を得るフラ
グである。
ャリッジがその階に到着する前にキャリッジを必要とす
るエレベータにキャリッジが呼ばれることを含む。後述
するように、シャトルが使用されていないときには、各
シャトルは、最後にかご室を運んだエレベータの昇降口
の所定の位置に施錠されたままである。図10に示すよ
うに、キャリッジ要求ルーチンが、移送点139から一
秒につき数回実行され、第1のテスト140において、
移送フラグがセットされているか否かが決定される。後
述するように、これは、かご室が移送階を横切って移動
していること、従ってかご室について他の制御が不必要
なだけでなく可能でないことについての情報を得るフラ
グである。
【0041】両方のキャリッジが新しい割当てを待って
着座していると仮定する。このような場合、テスト14
0は否定的な結果であり、ステップ141に進み、Sカ
ウンタをその群のシャトル数(この例では4)に設定す
る。次に、テスト142において、考慮されるシャトル
の目標階が移送階であるか否かを決定する。移送階でな
い場合には、キャリッジの役割を果たさないので、テス
ト142の否定的な結果によりステップ143に進み、
Sカウンタを減少させる。次に、テスト144におい
て、すべてのシャトルが考慮されたか否かを決定する。
着座していると仮定する。このような場合、テスト14
0は否定的な結果であり、ステップ141に進み、Sカ
ウンタをその群のシャトル数(この例では4)に設定す
る。次に、テスト142において、考慮されるシャトル
の目標階が移送階であるか否かを決定する。移送階でな
い場合には、キャリッジの役割を果たさないので、テス
ト142の否定的な結果によりステップ143に進み、
Sカウンタを減少させる。次に、テスト144におい
て、すべてのシャトルが考慮されたか否かを決定する。
【0042】最初にすべてのシャトルが考慮されていな
い場合には、テスト144の否定的な結果によりテスト
142のプログラムに戻り、次のシャトルの目標階を順
次考慮する。現在考慮中のシャトルが移送階の方に移動
していれば、テスト142の肯定的な結果によりテスト
147に進み、キャリッジ2が開放されているか否かを
決定する。キャリッジ2は、キャリッジが移送階のシャ
トル側で通路X2に沿って又はその付近に貯蔵されてい
るものであればよい。後述するように、開放されたキャ
リッジは、解錠されて移動可能であることも含む。本実
施例では、キャリッジは、次の運転のために必要とされ
るまで、最後にかご室を運んだ位置に施錠されたままで
ある。
い場合には、テスト144の否定的な結果によりテスト
142のプログラムに戻り、次のシャトルの目標階を順
次考慮する。現在考慮中のシャトルが移送階の方に移動
していれば、テスト142の肯定的な結果によりテスト
147に進み、キャリッジ2が開放されているか否かを
決定する。キャリッジ2は、キャリッジが移送階のシャ
トル側で通路X2に沿って又はその付近に貯蔵されてい
るものであればよい。後述するように、開放されたキャ
リッジは、解錠されて移動可能であることも含む。本実
施例では、キャリッジは、次の運転のために必要とされ
るまで、最後にかご室を運んだ位置に施錠されたままで
ある。
【0043】従って、テスト147を通る第1のパスは
常に否定的であり、ステップ148に進み、要求された
キャリッジ2をセットする。これは、そのキャリッジが
どこかで必要とされることを示し、そのフロアロックを
後述する図11に示すように施錠する。図10のルーチ
ンを通る次のパスでは、テスト140は否定的な結果と
なり、ステップ141でSカウンタ=4とするが、これ
は考慮されている同じシャトルが再び到着するまで減少
させられる。この場合、テスト142は再び肯定的とな
るが、テスト147も肯定的な結果となる。従って、ス
テップ149に進み、シャトルSまでキャリッジ2を移
動させる指令をセットする。ステップ151では、ステ
ップ148で設定されたキャリッジ2の要求をリセット
する。
常に否定的であり、ステップ148に進み、要求された
キャリッジ2をセットする。これは、そのキャリッジが
どこかで必要とされることを示し、そのフロアロックを
後述する図11に示すように施錠する。図10のルーチ
ンを通る次のパスでは、テスト140は否定的な結果と
なり、ステップ141でSカウンタ=4とするが、これ
は考慮されている同じシャトルが再び到着するまで減少
させられる。この場合、テスト142は再び肯定的とな
るが、テスト147も肯定的な結果となる。従って、ス
テップ149に進み、シャトルSまでキャリッジ2を移
動させる指令をセットする。ステップ151では、ステ
ップ148で設定されたキャリッジ2の要求をリセット
する。
【0044】次に、ローカルエレベータの1つに配置さ
れているキャリッジ1について、問題のシャトルに適合
しているローカルエレベータL(S)について同様の機能
が実行される。テスト155では、特定のローカルエレ
ベータが移送階に向かって進んでいるか否かを決定す
る。もしそうでなければ、この時点では何もせずに、テ
スト155の否定的な結果によりテスト156に進み、
そのシャトルが移送階にあるか否かを決定する。正常な
場合には、そのローカルエレベータが上方へ移動して、
最も早く移送階に到着するローカルエレベータのままで
よいので、図10のルーチンを通る最初の数回のパスの
間はテスト155は否定的な結果になり得る。また、当
然テスト156も否定的な結果となるので、他の機能は
実行されず、他のプログラミングを復帰点157を通っ
て戻すことができる。
れているキャリッジ1について、問題のシャトルに適合
しているローカルエレベータL(S)について同様の機能
が実行される。テスト155では、特定のローカルエレ
ベータが移送階に向かって進んでいるか否かを決定す
る。もしそうでなければ、この時点では何もせずに、テ
スト155の否定的な結果によりテスト156に進み、
そのシャトルが移送階にあるか否かを決定する。正常な
場合には、そのローカルエレベータが上方へ移動して、
最も早く移送階に到着するローカルエレベータのままで
よいので、図10のルーチンを通る最初の数回のパスの
間はテスト155は否定的な結果になり得る。また、当
然テスト156も否定的な結果となるので、他の機能は
実行されず、他のプログラミングを復帰点157を通っ
て戻すことができる。
【0045】最終的には、選択されたローカルエレベー
タが移送階に向かって進むので、テスト155の肯定的
な結果によりテスト158に進み、キャリッジ1が開放
されているか否かを決定する。最初はそのようでないの
で、ステップ159では、図11においてキャリッジの
フロアロックが解錠されることを保証して、次にキャリ
ッジ1が開放されているという指示をセットするキャリ
ッジ1の要求をセットする。図10のルーチンを通るそ
の後のパスでは、ステップ及びテスト141〜144が
考慮中のシャトルに到着するときに、テスト142及び
147は肯定的な結果となり、余分にステップ149及
び151を実行し、再びテスト155に進み、そこでは
肯定的な結果になる。図10のこのパスでは、テスト1
58が肯定的な結果となるので、ステップ162におい
てこのシャトルL(S)と関連するローカルエレベータ
までキャリッジ1を移動させる指令をセットし、ステッ
プ163においてステップ159でセットされているキ
ャリッジ1の要求をリセットする。
タが移送階に向かって進むので、テスト155の肯定的
な結果によりテスト158に進み、キャリッジ1が開放
されているか否かを決定する。最初はそのようでないの
で、ステップ159では、図11においてキャリッジの
フロアロックが解錠されることを保証して、次にキャリ
ッジ1が開放されているという指示をセットするキャリ
ッジ1の要求をセットする。図10のルーチンを通るそ
の後のパスでは、ステップ及びテスト141〜144が
考慮中のシャトルに到着するときに、テスト142及び
147は肯定的な結果となり、余分にステップ149及
び151を実行し、再びテスト155に進み、そこでは
肯定的な結果になる。図10のこのパスでは、テスト1
58が肯定的な結果となるので、ステップ162におい
てこのシャトルL(S)と関連するローカルエレベータ
までキャリッジ1を移動させる指令をセットし、ステッ
プ163においてステップ159でセットされているキ
ャリッジ1の要求をリセットする。
【0046】テスト156のために、問題のシャトルに
割り当てられたローカルエレベータが移送階に到着する
まで、図10において他の機能は実行されない。図10
のこの前のいずれのパスでも、テスト142、147、
155及び158はいずれも肯定的な結果となり、冗長
的且つ無害にステップ149、151、162及び16
3を実行する。最終的に、図10のその後の何回かのパ
スにおいて、テスト156の肯定的な結果によりテスト
157に進み、そのローカルエレベータの運転が停止し
ているか否かを調べる。それが完全に休止するまで、テ
スト157の肯定的な結果によって復帰点157を介し
て他のプログラミングに進む。同様に、テスト165及
び166では、そのシャトルが移送階にあり、もはや運
転条件にないか否かを決定する。
割り当てられたローカルエレベータが移送階に到着する
まで、図10において他の機能は実行されない。図10
のこの前のいずれのパスでも、テスト142、147、
155及び158はいずれも肯定的な結果となり、冗長
的且つ無害にステップ149、151、162及び16
3を実行する。最終的に、図10のその後の何回かのパ
スにおいて、テスト156の肯定的な結果によりテスト
157に進み、そのローカルエレベータの運転が停止し
ているか否かを調べる。それが完全に休止するまで、テ
スト157の肯定的な結果によって復帰点157を介し
て他のプログラミングに進む。同様に、テスト165及
び166では、そのシャトルが移送階にあり、もはや運
転条件にないか否かを決定する。
【0047】次に、一対のステップにおいて、かご室が
動いている道筋を示すフラグをセットする。例えば、キ
ャリッジがかご室を有し、そのローカルエレベータ又は
シャトルの敷居にある場合には、そのかご室が隣接する
ローカルエレベータ又はシャトルによってそのキャリッ
ジに配置されたかもしれないし、あるいはそのかご室が
移送階を横切って他のエレベータから移動したかもしれ
ない。ステップ169及び170では、エレベータかご
枠からそのキャリッジ上への移送が起こることを示すフ
ラグをセットする。次に、ステップ171では、すべて
のかご室が移動するまで図10のルーチンがもはや実行
されないように移送フラグをセットする。また、ステッ
プ172及び173では、図10のルーチンの次の利用
に備えてキャリッジ2の開放とキャリッジ1の開放リセ
ットする。
動いている道筋を示すフラグをセットする。例えば、キ
ャリッジがかご室を有し、そのローカルエレベータ又は
シャトルの敷居にある場合には、そのかご室が隣接する
ローカルエレベータ又はシャトルによってそのキャリッ
ジに配置されたかもしれないし、あるいはそのかご室が
移送階を横切って他のエレベータから移動したかもしれ
ない。ステップ169及び170では、エレベータかご
枠からそのキャリッジ上への移送が起こることを示すフ
ラグをセットする。次に、ステップ171では、すべて
のかご室が移動するまで図10のルーチンがもはや実行
されないように移送フラグをセットする。また、ステッ
プ172及び173では、図10のルーチンの次の利用
に備えてキャリッジ2の開放とキャリッジ1の開放リセ
ットする。
【0048】生ずる次の機能は、ステップ169及び1
70においてセットされたフラグによって始められる要
求に応答して各キャリッジを対応するエレベータまで移
動したと仮定することであり、それが敷居にあること
は、近接センサによって又はコネクタ127、128を
介する接続によって、あるいはその両方によってわか
る。前記米国出願第08/565,658号及び第08
/565,648号に記載されているように、かご/フ
ロアロック及びかご室/かご又はかご室/キャリッジロ
ックは、これらのロックが施錠されたとき及び解錠され
たときを決定するためのスイッチを有する。この方法の
次の段階は、そのキャリッジが所定の場所で施錠され、
移送階を横切って他のエレベータまで移送するためにエ
レベータかご室がそのエレベータかご枠からそのキャリ
ッジ上まで移動することである。
70においてセットされたフラグによって始められる要
求に応答して各キャリッジを対応するエレベータまで移
動したと仮定することであり、それが敷居にあること
は、近接センサによって又はコネクタ127、128を
介する接続によって、あるいはその両方によってわか
る。前記米国出願第08/565,658号及び第08
/565,648号に記載されているように、かご/フ
ロアロック及びかご室/かご又はかご室/キャリッジロ
ックは、これらのロックが施錠されたとき及び解錠され
たときを決定するためのスイッチを有する。この方法の
次の段階は、そのキャリッジが所定の場所で施錠され、
移送階を横切って他のエレベータまで移送するためにエ
レベータかご室がそのエレベータかご枠からそのキャリ
ッジ上まで移動することである。
【0049】そのローカルエレベータの例として、図1
1にローカルキャリッジ制御ルーチンを示す。このロー
カルキャリッジ制御ルーチンは、入口点178から進
む。この例では、そのローカルエレベータが、シャトル
に割り当てられるローカルエレベータというよりも、そ
れ自体に見出しを有すると考えられる。最初のステップ
179では、Lカウンタをその群のシャトル数(この例
では10)にセットする。次に、テスト180では、こ
のローカルエレベータの敷居にかご室があるか否かを決
定する。殆どのローカルエレベータについて、テスト1
80で否定的であれば、殆どのローカルエレベータにつ
いて冗長的に実行されるステップ181に進む。このス
テップは、他の便のために徴用された自由なキャリッジ
が、図10のステップ162に応答して他のローカルエ
レベータまで進むために休止していた敷居から離れると
すぐに作動する。
1にローカルキャリッジ制御ルーチンを示す。このロー
カルキャリッジ制御ルーチンは、入口点178から進
む。この例では、そのローカルエレベータが、シャトル
に割り当てられるローカルエレベータというよりも、そ
れ自体に見出しを有すると考えられる。最初のステップ
179では、Lカウンタをその群のシャトル数(この例
では10)にセットする。次に、テスト180では、こ
のローカルエレベータの敷居にかご室があるか否かを決
定する。殆どのローカルエレベータについて、テスト1
80で否定的であれば、殆どのローカルエレベータにつ
いて冗長的に実行されるステップ181に進む。このス
テップは、他の便のために徴用された自由なキャリッジ
が、図10のステップ162に応答して他のローカルエ
レベータまで進むために休止していた敷居から離れると
すぐに作動する。
【0050】次に、ステップ182においてLカウンタ
を減少させ、ステップ183において全てのローカルエ
レベータがテストされたか否かを決定する。殆どの場合
には、そのキャリッジが1つのエレベータから他のエレ
ベータまで移動しているときのように、何れかのローカ
ルエレベータの敷居にはキャリッジがない。その場合、
テスト183の肯定的な結果により復帰点184に進む
ので、その制御装置は他のプログラミングに戻ることが
できる。しかし、これらのローカルエレベータの1つに
ついて図11のルーチンの詳細な機能が実行された後
は、それらの機能が復帰点184(又は図12又は図1
3の同様の点)に進むので、他のローカルエレベータは
テストされない。
を減少させ、ステップ183において全てのローカルエ
レベータがテストされたか否かを決定する。殆どの場合
には、そのキャリッジが1つのエレベータから他のエレ
ベータまで移動しているときのように、何れかのローカ
ルエレベータの敷居にはキャリッジがない。その場合、
テスト183の肯定的な結果により復帰点184に進む
ので、その制御装置は他のプログラミングに戻ることが
できる。しかし、これらのローカルエレベータの1つに
ついて図11のルーチンの詳細な機能が実行された後
は、それらの機能が復帰点184(又は図12又は図1
3の同様の点)に進むので、他のローカルエレベータは
テストされない。
【0051】今、Lカウンタがエレベータかご室を収容
しようとしているローカルエレベータに向かっていると
仮定する。テスト180は肯定的な結果となり、テスト
187に進み、この敷居にあるキャリッジが開放されて
いると思われるか否かを調べる。この状態は、かご室が
両方向に移されて、かご室の移送が完了した後のみに起
こる。従って、図11のルーチンの最も早いパスのいず
れにおいても、テスト187は否定的な結果となり、テ
スト188に進み、ローカルエレベータLの階のための
キャリッジ/フロアロックが施錠されているか否かを調
べる。これらは、図6及び図9に示すロック91及び9
2である。
しようとしているローカルエレベータに向かっていると
仮定する。テスト180は肯定的な結果となり、テスト
187に進み、この敷居にあるキャリッジが開放されて
いると思われるか否かを調べる。この状態は、かご室が
両方向に移されて、かご室の移送が完了した後のみに起
こる。従って、図11のルーチンの最も早いパスのいず
れにおいても、テスト187は否定的な結果となり、テ
スト188に進み、ローカルエレベータLの階のための
キャリッジ/フロアロックが施錠されているか否かを調
べる。これらは、図6及び図9に示すロック91及び9
2である。
【0052】そのかご室が通常の場合であるローカルエ
レベータLに到着した所であれば、そのロックはセット
されないので、テスト188の否定的な結果によりステ
ップ189に進み、ローカルエレベータLのキャリッジ
/フロアロックをセットする。次に、復帰点184を通
って他のプログラミングに進む。ロックを施錠するには
数マイクロ秒以上かかるが、最終的には、図11のルー
チンのその後のパスにおいて、テスト188は肯定的で
あり、一連のテスト190〜193に進み、どのタスク
を実行して、そのタスクの進行を助けるかを決定する。
レベータLに到着した所であれば、そのロックはセット
されないので、テスト188の否定的な結果によりステ
ップ189に進み、ローカルエレベータLのキャリッジ
/フロアロックをセットする。次に、復帰点184を通
って他のプログラミングに進む。ロックを施錠するには
数マイクロ秒以上かかるが、最終的には、図11のルー
チンのその後のパスにおいて、テスト188は肯定的で
あり、一連のテスト190〜193に進み、どのタスク
を実行して、そのタスクの進行を助けるかを決定する。
【0053】テスト190は最初は否定的な結果とな
り、テスト191に進み、ここで仮定したシャトルエレ
ベータまで運ぶために、かご室をそのローカルエレベー
タから受け取るべきか否かを決定する。そのタスクの一
部を通ると、テスト190は肯定的な結果になり、その
ルーチンの制御を助ける。この場合、図10のルーチン
のステップ170においてSフラグについてのLの受取
がセットされたので、テスト192は肯定的な結果にな
る。従って、転送点197から図12の受取ルーチンに
進む。
り、テスト191に進み、ここで仮定したシャトルエレ
ベータまで運ぶために、かご室をそのローカルエレベー
タから受け取るべきか否かを決定する。そのタスクの一
部を通ると、テスト190は肯定的な結果になり、その
ルーチンの制御を助ける。この場合、図10のルーチン
のステップ170においてSフラグについてのLの受取
がセットされたので、テスト192は肯定的な結果にな
る。従って、転送点197から図12の受取ルーチンに
進む。
【0054】図12において、最初の一対のステップ1
98及び199では、ローカルエレベータLにおけるか
ご室の車止めを解錠し、ローカルエレベータLの敷居に
あるキャリッジのかご室キャリッジロックを解錠する。
これらのかご室キャリッジロックは、図9のロック13
1である。次に、一対のテスト200及び201におい
て、これらのロックが解錠されているか否かを決定す
る。これらのロックが解錠されるまで、これらのテスト
のいずれか1つの否定的な結果によって、復帰点202
を介して他のプログラミングに進む。最終的にはこれら
のロックは解錠されるので、テスト200及び201の
肯定的な結果によりステップ203に進み、ローカルエ
レベータLの受取フラグをセットし、この方法を始めた
SフラグについてLからの受取をリセットする。次に、
右方向移送ルーチン205に進む。
98及び199では、ローカルエレベータLにおけるか
ご室の車止めを解錠し、ローカルエレベータLの敷居に
あるキャリッジのかご室キャリッジロックを解錠する。
これらのかご室キャリッジロックは、図9のロック13
1である。次に、一対のテスト200及び201におい
て、これらのロックが解錠されているか否かを決定す
る。これらのロックが解錠されるまで、これらのテスト
のいずれか1つの否定的な結果によって、復帰点202
を介して他のプログラミングに進む。最終的にはこれら
のロックは解錠されるので、テスト200及び201の
肯定的な結果によりステップ203に進み、ローカルエ
レベータLの受取フラグをセットし、この方法を始めた
SフラグについてLからの受取をリセットする。次に、
右方向移送ルーチン205に進む。
【0055】これは、図8及び図9について簡単に説明
されているとともに前記米国出願第08/564,70
4号にさらに詳細に記載されているような方法で、その
かご室をエレベータ・プラットホームからそのキャリッ
ジ上に移動させる詳細を実行するルーチンである。この
ルーチンの実行中、機械的な部分が一点から他の点まで
移動している場合などには、復帰点202などを介して
そのルーチンが他のプログラミングに戻るときが何度も
ある。ここで示されるように、図12のステップ203
でLフラグの受取がセットされたために、敷居にキャリ
ッジを有するローカルエレベータのかごについて、テス
ト180は肯定的な結果となり、テスト187は否定的
な結果となり、テスト188は肯定的な結果となり、テ
スト190は肯定的な結果となるので、図11が実行さ
れる毎に右方向移送ルーチンに再び入る。これによっ
て、このプログラムは、転送点209を介して右方向移
送ルーチン205に再び入る。
されているとともに前記米国出願第08/564,70
4号にさらに詳細に記載されているような方法で、その
かご室をエレベータ・プラットホームからそのキャリッ
ジ上に移動させる詳細を実行するルーチンである。この
ルーチンの実行中、機械的な部分が一点から他の点まで
移動している場合などには、復帰点202などを介して
そのルーチンが他のプログラミングに戻るときが何度も
ある。ここで示されるように、図12のステップ203
でLフラグの受取がセットされたために、敷居にキャリ
ッジを有するローカルエレベータのかごについて、テス
ト180は肯定的な結果となり、テスト187は否定的
な結果となり、テスト188は肯定的な結果となり、テ
スト190は肯定的な結果となるので、図11が実行さ
れる毎に右方向移送ルーチンに再び入る。これによっ
て、このプログラムは、転送点209を介して右方向移
送ルーチン205に再び入る。
【0056】最終的に、そのかご室がローカルエレベー
タから(図2に示すように)十分に右にそのキャリッジ
上に移動すると、右方向移送ルーチン205内にし得る
テスト210において、そのかご室が十分にこのローカ
ルエレベータのキャリッジ上にあるか否かを決定する。
前記米国出願に記載されたスイッチによって決定される
ように、そのかご室が十分にそのキャリッジ上にある場
合には、テスト211において、ローカルエレベータL
の敷居にあるキャリッジのかご室/キャリッジロックを
施錠するか否かを決定する。最初、これらは施錠されて
いないので、テスト211の否定的な結果によりステッ
プ212に進み、ローカルエレベータLの敷居にあるキ
ャリッジのかご室キャリッジロックをセットする。これ
らのロックがセットされると、テスト211の肯定的な
結果によりステップ212に進み、LからSへの便が適
当な時に開始することを示すLからSへの準備完了フラ
グをセットする。
タから(図2に示すように)十分に右にそのキャリッジ
上に移動すると、右方向移送ルーチン205内にし得る
テスト210において、そのかご室が十分にこのローカ
ルエレベータのキャリッジ上にあるか否かを決定する。
前記米国出願に記載されたスイッチによって決定される
ように、そのかご室が十分にそのキャリッジ上にある場
合には、テスト211において、ローカルエレベータL
の敷居にあるキャリッジのかご室/キャリッジロックを
施錠するか否かを決定する。最初、これらは施錠されて
いないので、テスト211の否定的な結果によりステッ
プ212に進み、ローカルエレベータLの敷居にあるキ
ャリッジのかご室キャリッジロックをセットする。これ
らのロックがセットされると、テスト211の肯定的な
結果によりステップ212に進み、LからSへの便が適
当な時に開始することを示すLからSへの準備完了フラ
グをセットする。
【0057】次に、テスト213において、そのシャト
ルによって同量のSからLへの準備完了フラグがセット
されたか否かを決定する。この相互の連動は、これらの
かご室をそれぞれのエレベータから同時に出発させ、そ
れによって通路Xのかご室と通路Yのかご室が互いに衝
突することなく通過することを保証するために利用され
る。両キャリッジが施錠されたかご室を有する場合に
は、テスト213の肯定的な結果によりステップ214
に進み、そのキャリッジをそのローカルエレベータLか
らこのローカルS(L)に適合していたシャトルまで移動
させる指令をセットする。次に、一対のテスト215及
び216において、関連するローカルエレベータ及びシ
ャトルのキャリッジが出発したか否かを決定する。いず
れかのキャリッジが敷居にある限り、テスト215又は
テスト216のいずれかが肯定的な結果であり、復帰点
202を介して他のプログラミングに進む。
ルによって同量のSからLへの準備完了フラグがセット
されたか否かを決定する。この相互の連動は、これらの
かご室をそれぞれのエレベータから同時に出発させ、そ
れによって通路Xのかご室と通路Yのかご室が互いに衝
突することなく通過することを保証するために利用され
る。両キャリッジが施錠されたかご室を有する場合に
は、テスト213の肯定的な結果によりステップ214
に進み、そのキャリッジをそのローカルエレベータLか
らこのローカルS(L)に適合していたシャトルまで移動
させる指令をセットする。次に、一対のテスト215及
び216において、関連するローカルエレベータ及びシ
ャトルのキャリッジが出発したか否かを決定する。いず
れかのキャリッジが敷居にある限り、テスト215又は
テスト216のいずれかが肯定的な結果であり、復帰点
202を介して他のプログラミングに進む。
【0058】しかし、これらのキャリッジがそれらの便
に搭乗すると、これらのキャリッジの制御にいかなる影
響も与えないようにすることができ、テスト215及び
216の否定的な結果によりステップ217に進み、図
10のステップ170でセットされたSフラグのLから
の受取と区別される指令であるLフラグに配送Sをセッ
トする。ステップ217でセットされたフラグによっ
て、移送階を横切ってシャトルから移送されたかご室が
以下に説明する方法でローカルエレベータ上に装着され
る。このフラグがセットされると、図12の右方向移送
ルーチンに進むために図11のステップ190で利用さ
れる受取Lフラグがリセットされる。
に搭乗すると、これらのキャリッジの制御にいかなる影
響も与えないようにすることができ、テスト215及び
216の否定的な結果によりステップ217に進み、図
10のステップ170でセットされたSフラグのLから
の受取と区別される指令であるLフラグに配送Sをセッ
トする。ステップ217でセットされたフラグによっ
て、移送階を横切ってシャトルから移送されたかご室が
以下に説明する方法でローカルエレベータ上に装着され
る。このフラグがセットされると、図12の右方向移送
ルーチンに進むために図11のステップ190で利用さ
れる受取Lフラグがリセットされる。
【0059】両キャリッジがそれぞれの敷居を離れるま
での図11のルーチンのいずれのパスにおいても、テス
ト190は肯定的な結果となり、図12のルーチンに進
み、既に完了された右方向移送ルーチンを介して図12
の種々のテストを行い、テスト215及び216に進
む。そのかご室がその敷居を離れると、ステップ217
及び218において、配送LをSフラグにセットし、受
取Lフラグをリセットすることにより、制御の方式を変
更する。
での図11のルーチンのいずれのパスにおいても、テス
ト190は肯定的な結果となり、図12のルーチンに進
み、既に完了された右方向移送ルーチンを介して図12
の種々のテストを行い、テスト215及び216に進
む。そのかご室がその敷居を離れると、ステップ217
及び218において、配送LをSフラグにセットし、受
取Lフラグをリセットすることにより、制御の方式を変
更する。
【0060】図11のその後のパスでは、Lカウンタが
かご室を交換している番号のローカルエレベータにセッ
トされたときに依然として否定的な結果となるように、
もはやキャリッジは敷居Lにない。この場合、全てのロ
ーカルエレベータは否定的な結果となるので、テスト1
83は肯定的な結果となり、復帰点184を介して図1
1のルーチンを迂回する。
かご室を交換している番号のローカルエレベータにセッ
トされたときに依然として否定的な結果となるように、
もはやキャリッジは敷居Lにない。この場合、全てのロ
ーカルエレベータは否定的な結果となるので、テスト1
83は肯定的な結果となり、復帰点184を介して図1
1のルーチンを迂回する。
【0061】最終的に、そのシャトルから取り除かれた
かご室を運んでいる他のキャリッジは、ローカルエレベ
ータの敷居に現れる。図11のルーチンのその後のパス
では、かご室を有する敷居にキャリッジが現れると、テ
スト180の肯定的な結果によりテスト187に進み、
テスト187は否定的な結果となり、テスト188は最
初は否定的な結果であり、ステップ189に進んで、キ
ャリッジ・フロアロックをローカルエレベータLの敷居
にセットする。
かご室を運んでいる他のキャリッジは、ローカルエレベ
ータの敷居に現れる。図11のルーチンのその後のパス
では、かご室を有する敷居にキャリッジが現れると、テ
スト180の肯定的な結果によりテスト187に進み、
テスト187は否定的な結果となり、テスト188は最
初は否定的な結果であり、ステップ189に進んで、キ
ャリッジ・フロアロックをローカルエレベータLの敷居
にセットする。
【0062】次に、復帰点184を介して他のプログラ
ミングに進む。その後のパスにおいて、そのローカルエ
レベータのためのテスト188は肯定的な結果となり、
テスト190、192及び193に進んで、いずれも否
定的になる。しかし、図12のステップ217で配送S
をLフラグにセットしているので、テスト193は肯定
的な結果となり、転送点207を介して図13の配送ル
ーチンに進む。
ミングに進む。その後のパスにおいて、そのローカルエ
レベータのためのテスト188は肯定的な結果となり、
テスト190、192及び193に進んで、いずれも否
定的になる。しかし、図12のステップ217で配送S
をLフラグにセットしているので、テスト193は肯定
的な結果となり、転送点207を介して図13の配送ル
ーチンに進む。
【0063】図13において、最初のテスト208で
は、ローカルエレベータLの昇降路の壁にそのかご枠を
ロックするかご/フロアロックが施錠されているか否か
を決定する。通常、それらのロックは施錠されている
が、施錠されていなければ、ステップ209で施錠すべ
き指令をし、復帰点210を介して他のプログラミング
に進む。通常の場合には、そのかご/フロアロックは施
錠されているので、テスト208の肯定的な結果により
テスト211に進み、そのキャリッジのキャリッジ/フ
ロアロックをローカルエレベータLの敷居にセットす
る。これが必要となるのは、そのキャリッジが移送階を
横切ってその便で到着したばかりであり、そのロックが
まだセットされていないからである。
は、ローカルエレベータLの昇降路の壁にそのかご枠を
ロックするかご/フロアロックが施錠されているか否か
を決定する。通常、それらのロックは施錠されている
が、施錠されていなければ、ステップ209で施錠すべ
き指令をし、復帰点210を介して他のプログラミング
に進む。通常の場合には、そのかご/フロアロックは施
錠されているので、テスト208の肯定的な結果により
テスト211に進み、そのキャリッジのキャリッジ/フ
ロアロックをローカルエレベータLの敷居にセットす
る。これが必要となるのは、そのキャリッジが移送階を
横切ってその便で到着したばかりであり、そのロックが
まだセットされていないからである。
【0064】次に、テスト212において、そのキャリ
ッジLのフロアロックが施錠されているか否かを決定す
る。施錠されていなければ、ステップ213でそれらを
セットする。それらが施錠されるまで、復帰点210を
介して他のプログラミングに進む。そのキャリッジが施
錠されると、テスト212の肯定的な結果により一対の
テスト215及び216に進み、そのかご室がエレベー
タかご枠上に移動できるように、ローカルエレベータL
にあるキャリッジのかご室/キャリッジロックとローカ
ルエレベータ上のかご室/かごロックをリセットする。
両方の組のロックが解錠されるまで、一対のテスト21
7、218は、復帰点210を介してその他のプログラ
ムを迂回する。
ッジLのフロアロックが施錠されているか否かを決定す
る。施錠されていなければ、ステップ213でそれらを
セットする。それらが施錠されるまで、復帰点210を
介して他のプログラミングに進む。そのキャリッジが施
錠されると、テスト212の肯定的な結果により一対の
テスト215及び216に進み、そのかご室がエレベー
タかご枠上に移動できるように、ローカルエレベータL
にあるキャリッジのかご室/キャリッジロックとローカ
ルエレベータ上のかご室/かごロックをリセットする。
両方の組のロックが解錠されるまで、一対のテスト21
7、218は、復帰点210を介してその他のプログラ
ムを迂回する。
【0065】次に、ステップ221で配送Lフラグをセ
ットし、ステップ222で配送SをLフラグにリセット
して、図11及び図13のルーチンのその後のパスで
は、説明したステップ及びテストを迂回する。図11の
ルーチンの次のパスにおいて、問題のローカルエレベー
タが到着すると、テスト180は肯定的な結果となり、
テスト187は否定的な結果となり、テスト188は肯
定的な結果となり、テスト190及び191は否定的な
結果となり、テスト192は肯定的な結果となる。これ
によって、そのプログラムが転送点223を介して図1
3の左方向移送ルーチン224に進む。図8及び図9に
ついて簡単に説明したように、これによってそのかご室
を物理的にエレベータのかご上に移動させる。
ットし、ステップ222で配送SをLフラグにリセット
して、図11及び図13のルーチンのその後のパスで
は、説明したステップ及びテストを迂回する。図11の
ルーチンの次のパスにおいて、問題のローカルエレベー
タが到着すると、テスト180は肯定的な結果となり、
テスト187は否定的な結果となり、テスト188は肯
定的な結果となり、テスト190及び191は否定的な
結果となり、テスト192は肯定的な結果となる。これ
によって、そのプログラムが転送点223を介して図1
3の左方向移送ルーチン224に進む。図8及び図9に
ついて簡単に説明したように、これによってそのかご室
を物理的にエレベータのかご上に移動させる。
【0066】移送ルーチンの間に、機械的な動作と他の
現象が起こるように、復帰点210を介して指示するよ
うに、他のプログラミングに進む。図11のルーチンの
各々のパスにおいて、ステップ及びテスト179〜18
3によってそのかご室を運ぶローカルエレベータが到着
すると、テスト180は肯定的な結果となり、テスト1
87は否定的な結果となり、テスト188は肯定的な結
果となり、テスト190及び191は否定的な結果とな
り、テスト192は肯定的な結果となり、再び移送点2
23を通って図13のルーチン224に進む。
現象が起こるように、復帰点210を介して指示するよ
うに、他のプログラミングに進む。図11のルーチンの
各々のパスにおいて、ステップ及びテスト179〜18
3によってそのかご室を運ぶローカルエレベータが到着
すると、テスト180は肯定的な結果となり、テスト1
87は否定的な結果となり、テスト188は肯定的な結
果となり、テスト190及び191は否定的な結果とな
り、テスト192は肯定的な結果となり、再び移送点2
23を通って図13のルーチン224に進む。
【0067】最終的に、そのかご室はローカルエレベー
タLのかご枠内まで十分に移動されるので、テスト22
5の肯定的な結果により複数のステップ226〜228
に進み、そのローカルエレベータLのかご室/車止めを
セットし、ローカルエレベータLにあるキャリッジのキ
ャリッジ開放フラグをセットし、配送Lフラグをリセッ
トする。現在と他のローカルエレベータが次のローカル
エレベータとして選択されて移送階の方に移動している
時との間では、そのキャリッジは、ローカルエレベータ
Lの敷居においてその階に施錠されたままである。
タLのかご枠内まで十分に移動されるので、テスト22
5の肯定的な結果により複数のステップ226〜228
に進み、そのローカルエレベータLのかご室/車止めを
セットし、ローカルエレベータLにあるキャリッジのキ
ャリッジ開放フラグをセットし、配送Lフラグをリセッ
トする。現在と他のローカルエレベータが次のローカル
エレベータとして選択されて移送階の方に移動している
時との間では、そのキャリッジは、ローカルエレベータ
Lの敷居においてその階に施錠されたままである。
【0068】図10について上述したように、これによ
り次のモードの作動が可能になり、次のかご室が運ばれ
る他のローカルエレベータまで入手可能なキャリッジの
移動が可能になる。再び図10に言及すると、このキャ
リッジが他の一対のかご室のために使用されることが指
令されると、テスト158において、キャリッジ1(そ
のローカルエレベータに隣接するキャリッジ)が開放さ
れているか否かを決定する。最初に、テスト158は常
に否定的な結果となり、キャリッジ1の要求をセットす
る。
り次のモードの作動が可能になり、次のかご室が運ばれ
る他のローカルエレベータまで入手可能なキャリッジの
移動が可能になる。再び図10に言及すると、このキャ
リッジが他の一対のかご室のために使用されることが指
令されると、テスト158において、キャリッジ1(そ
のローカルエレベータに隣接するキャリッジ)が開放さ
れているか否かを決定する。最初に、テスト158は常
に否定的な結果となり、キャリッジ1の要求をセットす
る。
【0069】図11において、そのプログラムがテスト
180が肯定的な結果となるローカルエレベータに到着
するたびに、テスト187に進む。休止段階の間は、そ
の敷居で休止しているキャリッジを有するエレベータに
ついてテスト187は常に肯定的な結果となる。これに
より、テスト232においてこのキャリッジの要求がな
されたか否かを決定する。図11の大部分のパスでは、
テスト232は否定的な結果となる。しかし、ローカル
エレベータが移送階に接近するとすぐに、図10におい
てキャリッジ1が要求され、テスト232は肯定的な結
果になる。これにより、テスト233に進み、ローカル
Lの階のキャリッジ/フロアロックが施錠されているか
否かを決定する。
180が肯定的な結果となるローカルエレベータに到着
するたびに、テスト187に進む。休止段階の間は、そ
の敷居で休止しているキャリッジを有するエレベータに
ついてテスト187は常に肯定的な結果となる。これに
より、テスト232においてこのキャリッジの要求がな
されたか否かを決定する。図11の大部分のパスでは、
テスト232は否定的な結果となる。しかし、ローカル
エレベータが移送階に接近するとすぐに、図10におい
てキャリッジ1が要求され、テスト232は肯定的な結
果になる。これにより、テスト233に進み、ローカル
Lの階のキャリッジ/フロアロックが施錠されているか
否かを決定する。
【0070】最初は施錠されているので、テスト233
の肯定的な結果によりステップ234に進み、ローカル
Lでそのキャリッジ/フロアロックをリセットする。次
に、復帰点184を介して他のプログラミングに進む。
そのフロアロックをリセットするには1〜2秒かかるの
で、テスト233の否定的な結果により他のプログラミ
ングに進ませる図11の幾つかのパスがあり得る。最終
的にそのロックは解錠されるので、テスト233の否定
的な結果によりステップ235に進み、図10で使用す
るためにキャリッジ1を開放するようにセットする。図
10では、ステップ162において、これにより順次キ
ャリッジ1を他のローカルエレベータまで移動させる指
令をする。そのエレベータがその敷居から離れるとすぐ
に、キャリッジL開放フラグがリセットされる。テスト
187の否定的な結果によりフロアロックが再び施錠さ
れるので、キャリッジが敷居から離れる前にはリセット
でできない。これは、プログラム・グリッチである。
の肯定的な結果によりステップ234に進み、ローカル
Lでそのキャリッジ/フロアロックをリセットする。次
に、復帰点184を介して他のプログラミングに進む。
そのフロアロックをリセットするには1〜2秒かかるの
で、テスト233の否定的な結果により他のプログラミ
ングに進ませる図11の幾つかのパスがあり得る。最終
的にそのロックは解錠されるので、テスト233の否定
的な結果によりステップ235に進み、図10で使用す
るためにキャリッジ1を開放するようにセットする。図
10では、ステップ162において、これにより順次キ
ャリッジ1を他のローカルエレベータまで移動させる指
令をする。そのエレベータがその敷居から離れるとすぐ
に、キャリッジL開放フラグがリセットされる。テスト
187の否定的な結果によりフロアロックが再び施錠さ
れるので、キャリッジが敷居から離れる前にはリセット
でできない。これは、プログラム・グリッチである。
【0071】同じローカルエレベータでそのキャリッジ
を2回続けて使用し得る本発明の実施例では、テスト2
35の後にLがSのLと等しいか否かを調べるテストを
しなければならない。そのようなテストをする場合に
は、そのキャリッジはその敷居から離れないので、ステ
ップ235の直後にキャリッジL開放フラグをリセット
するステップを実行することができる。従って、方法論
の段階としては、次のかごが接近するのを待ち、解錠し
て次のかごの敷居まで移動させ、かご室を施錠して収容
し、シャトルまで移動させ、施錠して、そのかご室をそ
のシャトルまで移送することを含む。その後、それが他
の移送に必要となるまでそのシャトルで待機する。
を2回続けて使用し得る本発明の実施例では、テスト2
35の後にLがSのLと等しいか否かを調べるテストを
しなければならない。そのようなテストをする場合に
は、そのキャリッジはその敷居から離れないので、ステ
ップ235の直後にキャリッジL開放フラグをリセット
するステップを実行することができる。従って、方法論
の段階としては、次のかごが接近するのを待ち、解錠し
て次のかごの敷居まで移動させ、かご室を施錠して収容
し、シャトルまで移動させ、施錠して、そのかご室をそ
のシャトルまで移送することを含む。その後、それが他
の移送に必要となるまでそのシャトルで待機する。
【0072】同様の動作が反対方向でも起こる。即ち、
図11〜図13のすべての点で同様の(図示しない)S
キャリッジ制御ルーチンがあるが、そのシャトル及びそ
のシャトルの付近のキャリッジと関連がある。
図11〜図13のすべての点で同様の(図示しない)S
キャリッジ制御ルーチンがあるが、そのシャトル及びそ
のシャトルの付近のキャリッジと関連がある。
【0073】上記の説明では、各実施例において、移送
階上の通路のローカルエレベータと反対側にシャトルエ
レベータS1〜S4が配置されている。しかし、本発明
では、単一のエレベータをある群の選択されたエレベー
タと相互に連結してもよく、正方形の2つの別々の側又
は長方形の同じ側のような他の関係を有する対向しない
群の間でエレベータかご室を移送するために使用するこ
とができる。この説明では、通路Y4〜Y7の多くはロ
ーカルエレベータとシャトルの間で直接延びている。し
かし、所望の場合には、対向するエレベータの間におい
て連続しない通路で本発明を実施することができる。本
発明では、2つの相互連絡通路Xを示しているが、単一
の相互連絡通路のみで通過を必要としない場合に実施す
ることもできる。実際に、相互連絡通路は直線状である
必要はなく、それらの通路の1つ又は2つが円形又は他
の形状からなることが得策な実施例では、そのような形
状からなる。ここでは説明しないが、前記米国出願第
(代理人整理番号OT−2291)に詳細に記載されて
いるように、1つのエレベータから移送階に直接対向す
るエレベータまで通過するかご室の能力は、通過を許す
ために異なる通路Yまで移動されてもよい。
階上の通路のローカルエレベータと反対側にシャトルエ
レベータS1〜S4が配置されている。しかし、本発明
では、単一のエレベータをある群の選択されたエレベー
タと相互に連結してもよく、正方形の2つの別々の側又
は長方形の同じ側のような他の関係を有する対向しない
群の間でエレベータかご室を移送するために使用するこ
とができる。この説明では、通路Y4〜Y7の多くはロ
ーカルエレベータとシャトルの間で直接延びている。し
かし、所望の場合には、対向するエレベータの間におい
て連続しない通路で本発明を実施することができる。本
発明では、2つの相互連絡通路Xを示しているが、単一
の相互連絡通路のみで通過を必要としない場合に実施す
ることもできる。実際に、相互連絡通路は直線状である
必要はなく、それらの通路の1つ又は2つが円形又は他
の形状からなることが得策な実施例では、そのような形
状からなる。ここでは説明しないが、前記米国出願第
(代理人整理番号OT−2291)に詳細に記載されて
いるように、1つのエレベータから移送階に直接対向す
るエレベータまで通過するかご室の能力は、通過を許す
ために異なる通路Yまで移動されてもよい。
【0074】車輪を備えたキャリッジとして記載された
受動キャリアについて本発明を説明した。このキャリア
は、車輪を備えたキャリッジである必要はないが、本発
明を利点を有する限り、ある種の物体浮揚装置でもよ
い。さらに、このキャリアは受動的である必要はなく、
そのキャリアがあるエレベータから他のエレベータまで
移動するときに動力を得られる場合には、LIMの一次
側をキャリアに配置させて、移送階上の通路に配置した
大多数のLIMセグメントを比較的安い二次側にするこ
とができるようにするのが好ましい。本発明について、
一部が移送階上に配置されたLIMによって駆動される
キャリアを有するものとして説明した。しかし、自走式
のキャリアが知られており、所望の場合には、自走式の
キャリアによって本発明を実施してもよい。LIMの一
次側がキャリアに取り付けられ、LIMの二次側が移送
階に取り付けられる場合には、セグメント60〜67
は、単に鉄などの磁性体シートの上部に配置されたアル
ミニウムなどの導体シートでもよい。キャリアの車輪
は、キャスタ以外でもよい。
受動キャリアについて本発明を説明した。このキャリア
は、車輪を備えたキャリッジである必要はないが、本発
明を利点を有する限り、ある種の物体浮揚装置でもよ
い。さらに、このキャリアは受動的である必要はなく、
そのキャリアがあるエレベータから他のエレベータまで
移動するときに動力を得られる場合には、LIMの一次
側をキャリアに配置させて、移送階上の通路に配置した
大多数のLIMセグメントを比較的安い二次側にするこ
とができるようにするのが好ましい。本発明について、
一部が移送階上に配置されたLIMによって駆動される
キャリアを有するものとして説明した。しかし、自走式
のキャリアが知られており、所望の場合には、自走式の
キャリアによって本発明を実施してもよい。LIMの一
次側がキャリアに取り付けられ、LIMの二次側が移送
階に取り付けられる場合には、セグメント60〜67
は、単に鉄などの磁性体シートの上部に配置されたアル
ミニウムなどの導体シートでもよい。キャリアの車輪
は、キャスタ以外でもよい。
【0075】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の範囲内において種々の変更、省略及び追加
が可能である。
が、本発明の範囲内において種々の変更、省略及び追加
が可能である。
【0076】なお、要約すると、本発明は、隣接しない
昇降路内に配置されたエレベータかご枠間でエレベータ
かご室を移動させ、このような昇降路間で一対のかご室
を交換し、一群のエレベータのうちのいずれか1つのエ
レベータから他のエレベータまでエレベータかご室を移
送する方法及びその装置を提供するものである。具体的
には、複数の急行シャトルエレベータS1〜S4は、キ
ャリッジ107によって、ローカルエレベータL1〜L
10を備えた移送階26でエレベータかご室を交換し、
そのキャスタ93が軌道70〜83によって案内され
る。移送階には、リニアモータ(LIM)の一次側セグ
メント60〜67が配置され、キャリッジには、その推
進のためにLIMの二次側128が設けられている。キ
ャリッジは、装填するために移送階に施錠91、92す
ることができ、移動させるときには、安定性のためにキ
ャリッジ上にかご室を施錠131することができる。制
御装置(図10〜図13)は、1つのエレベータから他
のエレベータにかご室の進行についての情報を得る。
昇降路内に配置されたエレベータかご枠間でエレベータ
かご室を移動させ、このような昇降路間で一対のかご室
を交換し、一群のエレベータのうちのいずれか1つのエ
レベータから他のエレベータまでエレベータかご室を移
送する方法及びその装置を提供するものである。具体的
には、複数の急行シャトルエレベータS1〜S4は、キ
ャリッジ107によって、ローカルエレベータL1〜L
10を備えた移送階26でエレベータかご室を交換し、
そのキャスタ93が軌道70〜83によって案内され
る。移送階には、リニアモータ(LIM)の一次側セグ
メント60〜67が配置され、キャリッジには、その推
進のためにLIMの二次側128が設けられている。キ
ャリッジは、装填するために移送階に施錠91、92す
ることができ、移動させるときには、安定性のためにキ
ャリッジ上にかご室を施錠131することができる。制
御装置(図10〜図13)は、1つのエレベータから他
のエレベータにかご室の進行についての情報を得る。
【0077】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、隣接
しない昇降路内に配置されたエレベータかご枠間でエレ
ベータかご室を移動させ、このような昇降路間で一対の
かご室を交換し、一群のエレベータのうちのいずれか1
つのエレベータから他のエレベータまでエレベータかご
室を移送する方法及びその装置を提供することができ
る。
しない昇降路内に配置されたエレベータかご枠間でエレ
ベータかご室を移動させ、このような昇降路間で一対の
かご室を交換し、一群のエレベータのうちのいずれか1
つのエレベータから他のエレベータまでエレベータかご
室を移送する方法及びその装置を提供することができ
る。
【図1】高層エレベータ及び低層エレベータを含むより
多く重なり合った複数のローカルエレベータを建物の最
高端で装着及び取出すための離間した軸を有し、その間
でエレベータかご室が挿入された移送階を横切って移動
できる、本発明による重なり合った二軸エレベータシャ
トルシステムの簡略化及び様式化した斜視図である。
多く重なり合った複数のローカルエレベータを建物の最
高端で装着及び取出すための離間した軸を有し、その間
でエレベータかご室が挿入された移送階を横切って移動
できる、本発明による重なり合った二軸エレベータシャ
トルシステムの簡略化及び様式化した斜視図である。
【図2】低層エレベータ群と高層エレベータ群に使用す
る二床式シャトルを備えた、本発明を使用し得る第2の
エレベータシステムの一部を部分的に断面として示す様
式化した側面図である。
る二床式シャトルを備えた、本発明を使用し得る第2の
エレベータシステムの一部を部分的に断面として示す様
式化した側面図である。
【図3】低層エレベータ群と高層エレベータ群と下方に
延びるローカルエレベータ群に使用する三床式シャトル
を備えた、本発明を使用し得る第3のエレベータシステ
ムの一部を部分的に断面として示す様式化した側面図で
ある。
延びるローカルエレベータ群に使用する三床式シャトル
を備えた、本発明を使用し得る第3のエレベータシステ
ムの一部を部分的に断面として示す様式化した側面図で
ある。
【図4】低層エレベータ群と中層エレベータ群と高層エ
レベータ群に使用する三床式シャトルを備えた、本発明
を使用し得る第4のエレベータシステムの一部を簡略化
して部分的に断面として示す様式化した側面図である。
レベータ群に使用する三床式シャトルを備えた、本発明
を使用し得る第4のエレベータシステムの一部を簡略化
して部分的に断面として示す様式化した側面図である。
【図5】図1のシステムにおいてローカルエレベータの
到着をシャトルエレベータの到着と同期させるために制
御装置で使用できるルーチンを示す簡略化した論理フロ
ーチャートである。
到着をシャトルエレベータの到着と同期させるために制
御装置で使用できるルーチンを示す簡略化した論理フロ
ーチャートである。
【図6】本発明による図1のシステムの移送階の一部の
様式化された上面図である。
様式化された上面図である。
【図7】図6の移送階の一部の詳細な且つ部分的に断面
を示す上面図であり、軌道交差部における本発明のかご
室キャリアのキャスタを示している。
を示す上面図であり、軌道交差部における本発明のかご
室キャリアのキャスタを示している。
【図8】本発明により昇降路内のかご枠からキャリア上
に移送されるエレベータかご室の一部の部分的に断面を
示し部分的に切欠いた様式化された側面図である。
に移送されるエレベータかご室の一部の部分的に断面を
示し部分的に切欠いた様式化された側面図である。
【図9】本発明によりキャリア上に施錠されたエレベー
タかご室の部分的に断面を示し部分的に切欠いた正面図
であり、図1、図3及び図4の移送階に順次施錠され
る。
タかご室の部分的に断面を示し部分的に切欠いた正面図
であり、図1、図3及び図4の移送階に順次施錠され
る。
【図10】キャリッジ要求ルーチンの論理フローチャー
トである。
トである。
【図11】ローカルキャリッジ・ルーチンの論理フロー
チャートである。
チャートである。
【図12】ローカルキャリッジ・ルーチンの論理フロー
チャートであり、受取サブルーチンのフローチャートを
示す。
チャートであり、受取サブルーチンのフローチャートを
示す。
【図13】ローカルキャリッジ・ルーチンの論理フロー
チャートであり、配送サブルーチンのフローチャートを
示す。
チャートであり、配送サブルーチンのフローチャートを
示す。
26、30…移送階 26L…低層用移送階 26M…中層用移送階 26H…高層用移送階 27、28…着床階 29…ロビー階 56…昇降口 57、58…壁部 60〜67…LIMの一次側のセグメント 70〜83…通路軌道区分 87…敷居 91、92…キャリッジ/フロアロック 93…キャスタ 94…ブラケット 95…旋回軸 96…スピンドル 97…車輪 98…接合部 99…開放領域 101…エレベータかご室 102…主ラック 103…摺動ラック 104、106…プラットホーム 105…エレベータかご枠 107…キャリア 111…補助モータ 112…補助モータピニオン 113…端部 114…主モータピニオン 115…ピニオン 116…補助ピニオン 122…モータ 123…軸 124…ピローブロック 127…ソケット・プラグ・アセンブリ 128…LIMの二次側 129…導電金属層 130…磁性体層 L1〜L10…低層エレベータ H1〜H10…高層エレベータ S1〜S5…エレベータシャトル X1、X2…X方向通路 Y1〜Y10…Y方向通路
フロントページの続き (72)発明者 フレデリック エイチ.バーカー アメリカ合衆国,コネチカット,ブリスト ル,ブルースター ロード 288 (72)発明者 ブルース エイ.パウエル アメリカ合衆国,コネチカット,キャント ン,モルガンロード 71 (72)発明者 サミュエル シー.ワン アメリカ合衆国,コネチカット,シムズベ リー,カー ファーム ロード 6 (72)発明者 ジョン ケイ.サーモン アメリカ合衆国,コネチカット,サウス ウィンザー,フェルト ロード 230 (72)発明者 ポール ベネット アメリカ合衆国,コネチカット,ウォータ ーベリー,ファーミントン アベニュー 501 (72)発明者 アンソニー クーニー アメリカ合衆国,コネチカット,ユニオン ヴィル,コッパーマイン ロード 211
Claims (29)
- 【請求項1】 一群の昇降路から選択された第1のエレ
ベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベー
タかご室を移動させる装置において、 昇降路内のエレベータかご枠からエレベータかご室を受
け取り、かご室を昇降路内のエレベータかご枠まで運搬
するためのキャリアと、 前記一群の昇降路の各々の昇降路が前記一群の昇降路の
他の複数の昇降路まで延びる水平方向の通路とからな
り、前記水平方向の通路がこの通路に沿って前記キャリ
ッジを案内する手段からなることを特徴とする、エレベ
ータかご室の移動装置。 - 【請求項2】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッジ
からなり、前記通路が前記車輪を案内する軌道からなる
ことを特徴とする、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記通路がリニアモータ(LIM)の第
1の部分のセグメントからなり、前記キャリアが前記第
1の部分に隣接してその上に配置されたLIMの第2の
部分からなることを特徴とする、請求項1に記載の装
置。 - 【請求項4】 前記通路がLIMの一次巻線からなるこ
とを特徴とする、請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッジ
からなることを特徴とする、請求項3に記載の装置。 - 【請求項6】 一群の昇降路から選択された第1のエレ
ベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベー
タかご室を移動させる装置において、 昇降路内のエレベータかご枠からエレベータかご室を受
け取り、かご室を昇降路内のエレベータかご枠まで運搬
するためのキャリアと、 各々が前記一群の昇降路の対応する1つから外側に延び
る複数の第1の通路と、前記第1の通路の各々と相互に
連絡する第2の通路とを含む複数の水平方向の相互連絡
通路とからなり、各々の通路がその通路に沿って前記キ
ャリッジを駆動する手段からなることを特徴とする、エ
レベータかご室の移動装置。 - 【請求項7】 前記通路がLIMの第1の部分からな
り、前記キャリアが前記第1の部分に隣接してその上に
配置されたLIMの第2の部分を含むことを特徴とす
る、請求項5に記載の装置。 - 【請求項8】 前記通路がLIMの一次巻線からなるこ
とを特徴とする、請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッジ
からなることを特徴とする、請求項6に記載の装置。 - 【請求項10】 一群の昇降路から選択された第1のエ
レベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベ
ータかご室を移動させる装置において、 各々が前記一群の昇降路の対応する1つから外側に延び
る複数の第1の通路と、前記第1の通路の各々と相互に
連絡する第2の通路とを含む複数の水平方向の相互連絡
通路と、 前記通路に沿って移動可能であり、昇降路内のエレベー
タかご枠からエレベータかご室を受け取り、かご室を昇
降路内のエレベータかご枠まで運搬するためのキャリア
と、 前記通路に沿って前記キャリアを移動させる手段とから
なる、エレベータかご室の移動装置。 - 【請求項11】 前記移動手段が、一次側の部分と二次
側の部分を有するLIMからなり、これらの部分の一方
が前記通路に沿って延びており、これらの部分の他方が
その一方の部分に隣接して前記キャリア上に部分を配置
されることを特徴とする、請求項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記LIMが前記通路に沿って分配さ
れた複数の一次巻線からなることを特徴とする、請求項
11に記載の装置。 - 【請求項13】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッ
ジからなることを特徴とする、請求項10に記載の装
置。 - 【請求項14】 一群の昇降路から選択された第1のエ
レベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベ
ータかご室を移動させる装置において、 昇降路内のエレベータかご枠からエレベータかご室を受
け取り、かご室を昇降路内のエレベータかご枠まで運搬
するための複数のキャリアと、 各々が前記一群の昇降路の対応する1つから外側に延び
る複数の第1の通路と、前記第1の通路の各々と相互に
連絡する複数の第2の通路とを含む複数の相互連絡通路
とからなり、前記複数の第2の通路が、その第2の通路
の1つに配置された前記キャリアの1つが他の第2の通
路に配置された他のキャリアを通過できるように相互に
十分に離れており、前記通路の各々がそれに沿って前記
キャリアを案内する手段からなることを特徴とする、エ
レベータかご室の移動装置。 - 【請求項15】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッ
ジからなり、前記通路が前記車輪を案内する軌道からな
ることを特徴とする、請求項14に記載の装置。 - 【請求項16】 前記通路がLIMの第1の部分のセグ
メントからなり、前記キャリアが前記第1の部分に隣接
してその上に配置されたLIMの第2の部分からなるこ
とを特徴とする、請求項14に記載の装置。 - 【請求項17】 前記通路がLIMの一次巻線からなる
ことを特徴とする、請求項16に記載の装置。 - 【請求項18】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッ
ジからなることを特徴とする、請求項14に記載の装
置。 - 【請求項19】 一群の昇降路から選択された第1のエ
レベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベ
ータかご室を移動させる装置において、 昇降路内のエレベータかご枠からエレベータかご室を受
け取り、かご室を昇降路内のエレベータかご枠まで運搬
するための複数のキャリアと、 各々が前記一群の昇降路の対応する1つから外側に延び
る複数の第1の通路と、前記第1の通路の各々と相互に
連絡する複数の第2の通路とを含む複数の相互連絡通路
とからなり、前記複数の第2の通路が、その第2の通路
の1つに配置された前記キャリアの1つが他の第2の通
路に配置された他のキャリアを通過できるように、相互
に十分に離れており、前記通路の各々がそれに沿って前
記キャリアを推進させる手段からなることを特徴とす
る、エレベータかご室の移動装置。 - 【請求項20】 前記通路の各々がLIMの第1の部分
からなり、前記キャリアの各々が、前記第1の部分に隣
接してその上に配置された前記LIMの第2の部分を含
むことを特徴とする、請求項19に記載の装置。 - 【請求項21】 前記通路がLIMの一次巻線からなる
ことを特徴とする、請求項20に記載の装置。 - 【請求項22】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッ
ジからなることを特徴とする、請求項14に記載の装
置。 - 【請求項23】 一群の昇降路から選択された第1のエ
レベータ昇降路と第2のエレベータ昇降路の間でエレベ
ータかご室を移動させる装置において、 各々が前記一群の昇降路の対応する1つから外側に延び
る相互に平行な複数の第1の通路と、前記第1の通路に
垂直に延び且つ前記第1の通路の各々と相互に連絡する
第2の通路とを含む複数の水平方向の相互連絡通路と、 前記通路に沿って移動可能であり、昇降路内のエレベー
タかご枠からエレベータかご室を受け取り、かご室を昇
降路内のエレベータかご枠まで運搬するためのキャリア
と、 前記通路に沿って前記キャリアを移動させるLIMとか
らなり、前記LIMが一次側の部分と二次側の部分を有
し、これらの部分の一方が前記複数の通路に沿って延
び、これらの部分の他方が前記一方に隣接して前記キャ
リア上に直交する十字形に配置されることを特徴とす
る、エレベータかご室の移動装置。 - 【請求項24】 前記複数の通路がLIMの一次側から
なり、前記キャリアがLIMの二次側を有することを特
徴とする、請求項23に記載の装置。 - 【請求項25】 前記キャリアが車輪を備えたキャリッ
ジであることを特徴とする、請求項23に記載の装置。 - 【請求項26】 第1のキャリアと同一のLIMの部分
を有する第2のキャリアと、 前記第2の通路と平行に且つ前記第2の通路から十分に
離れた第3の通路を含み、前記複数のキャリアの1つが
前記第2の通路にあり且つ前記複数のキャリアの1つが
前記第3の通路にあるときに前記複数のキャリアが互い
に通過することができ、前記LIMの一方の部分も前記
第3の通路に沿って延びることを特徴とする、請求項2
3に記載の装置。 - 【請求項27】 建物の1つの昇降路内のかご枠と、そ
の1つの昇降路と隣接しない他の昇降路内のかご枠との
間でエレベータかご室を移動させる方法において、 第1の昇降路内のエレベータかご枠からキャリア上にエ
レベータかご室を下ろし、 各々が前記第1の昇降路を複数の昇降路のうちの選択さ
れた1つの昇降路に連結する複数の異なった通路を含む
建物の床の高さにある通路に沿って前記キャリア上の第
2の昇降路まで前記第1のかご室を移動させ、 前記かご室を前記キャリアから前記第2の昇降路内の第
2のエレベータかご枠に装着することからなる、エレベ
ータかご室の移動方法。 - 【請求項28】 さらに、前記移動工程の前に、前記第
2の昇降路内の前記第2のエレベータかご枠から第2の
キャリア上に第2のエレベータかご室を下ろし、 前記第2のキャリア上の前記第2のかご室を、部分的に
前記第1の通路とともに延びるが第1の通路から離間し
た通路に沿って、前記第1の昇降路まで移動させると同
時に、互いに通過する第1のかご室を前記第2の昇降路
まで移動させ、 前記第2のかご室を前記第2のキャリアから前記第1の
エレベータ昇降路内の前記第1のエレベータかご枠に装
着することを含むことを特徴とする、請求項27に記載
の方法。 - 【請求項29】 建物の第1の昇降路内のエレベータか
ご枠からキャリアにエレベータかご室を下ろし、前記キ
ャリア上で前記第1の昇降路に隣接しない第2の昇降路
まで、各々が前記第2の昇降路を含む複数の昇降路のう
ちの選択された1つの昇降路に前記第1の昇降路を連結
する複数の異なる通路を含む建物の床の高さにある通路
に沿って、前記かご室を移動させ、前記キャリアから前
記第2の昇降路内の第2のエレベータかご枠に前記かご
室を装着する装置において、 昇降路内のエレベータかご枠からエレベータかご室を受
け取り、かご室を昇降路内のエレベータかご枠まで運搬
するための複数のキャリアと、 前記複数の昇降路の各々の昇降路から前記複数の昇降路
の他の複数の昇降路まで延び、各々が前記複数の昇降路
の対応する1つの昇降路から外側に延びる相互に平行な
複数の第1の昇降路とこれらの第1の昇降路に垂直に延
び且つ前記第1の昇降路の各々と交差する第2の複数の
昇降路とを含む複数の交差する水平方向の通路からなる
水平方向の通路であって、前記複数の第2の通路がこれ
らの第2の通路のうちの1つに配置されたキャリアの1
つが前記伏す空の第2の通路のうちの他の通路に配置し
たキャリアの他方を通過できるようにし、各々の通路が
それに沿ってキャリアを案内する手段からなる水平方向
の通路と、前記通路に沿って前記キャリアを推進させる
LIMとからなり、前記LIMが一次側の部分と二次側
の部分を有し、これらの部分の一方が前記複数の通路に
沿って延び、これらの部分の他方が前記一方に隣接して
前記キャリア上に直交する十字形に配置されることを特
徴とする、エレベータかご室の装着装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/666,162 US5773772A (en) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | Transferring elevator cabs between non-contiguous hoistways |
US08/666162 | 1996-06-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067477A true JPH1067477A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=24673077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9162988A Withdrawn JPH1067477A (ja) | 1996-06-19 | 1997-06-19 | エレベータかご室の移動装置及びその方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5773772A (ja) |
EP (1) | EP0814049A1 (ja) |
JP (1) | JPH1067477A (ja) |
KR (1) | KR980001791A (ja) |
CN (1) | CN1180649A (ja) |
ID (1) | ID17771A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106219360A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-12-14 | 史茹文 | 一种内外可形成完整导轨的带运输车的货运电梯 |
KR20180091813A (ko) * | 2015-09-28 | 2018-08-16 | 스마트 리프츠 엘엘씨 | 수직 및 수평 이동식 엘리베이터 캐빈 |
JP2022027982A (ja) * | 2020-03-27 | 2022-02-14 | フジテック株式会社 | エレベータシステム |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865274A (en) * | 1995-10-24 | 1999-02-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Elevator group management control apparatus and elevator group management control method |
US5861586A (en) * | 1996-06-19 | 1999-01-19 | Otis Elevator Company | Horizontal and vertical passenger transport |
US5799755A (en) * | 1996-11-14 | 1998-09-01 | Otis Elevator Company | Linear motor transfer of cab horizontally between elevator and bogey platforms |
SG67431A1 (en) * | 1996-11-14 | 1999-09-21 | Otis Elevator Co | Horizontal transfer of cab between elevator and bogey platform rails |
JP2004002020A (ja) * | 2002-05-27 | 2004-01-08 | Inventio Ag | 数台の自走式かごと少なくとも3つの隣接配置されたエレベータ昇降路とを備えたエレベータ設備 |
SG119203A1 (en) * | 2002-12-13 | 2006-02-28 | Inventio Ag | Method and device for controlling a zonally operated elevator installation |
SG137672A1 (en) * | 2003-04-25 | 2007-12-28 | Inventio Ag | Device with movable door seal for a displaceable door panel of a lift installation and a lift installation with such a device |
DE502004010757D1 (de) * | 2003-06-27 | 2010-04-01 | Inventio Ag | Verfahren zur Steuerung einer im Zonenbetrieb betriebenen Aufzugsgruppe |
US7198136B2 (en) * | 2003-09-11 | 2007-04-03 | Otis Elevator Company | Elevator device for a multi-sky-lobby system |
FR2860013B1 (fr) * | 2003-09-22 | 2007-12-28 | Eurodim Sa | Pont destine a franchir notamment une passe d'une voie de navigation |
CN101027240A (zh) * | 2004-07-30 | 2007-08-29 | 奥蒂斯电梯公司 | 最小化具有竖井的高层建筑中的烟囱效应 |
US7841450B2 (en) | 2005-08-19 | 2010-11-30 | Thyssenkrupp Elevator Capital Corporation | Twin elevator systems |
US10829342B2 (en) | 2015-02-05 | 2020-11-10 | Otis Elevator Company | Operational modes for multicar hoistway systems |
DE102015102564A1 (de) * | 2015-02-23 | 2016-08-25 | Thyssenkrupp Ag | Aufzugsystem mit mehreren Schächten und mehreren Kabinen und zusätzlichem Kabinenaufnahmeschacht |
US10486940B2 (en) * | 2015-08-25 | 2019-11-26 | Otis Elevator Company | Alignment system for an elevator car |
DE102016208857A1 (de) * | 2016-05-23 | 2017-11-23 | Thyssenkrupp Ag | Schachtwechselanordnung für eine Aufzugsanlage |
JP6781110B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2020-11-04 | 株式会社日立製作所 | エレベーターのゲート連動システム及び群管理制御方法 |
CN107628513B (zh) * | 2017-11-06 | 2023-12-08 | 杨公民 | 一种嵌套式双轿厢水平运行电梯 |
US12116240B2 (en) | 2018-08-09 | 2024-10-15 | Otis Elevator Company | Destination calls across multiple elevator groups |
EP3875416A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-09-08 | Otis Elevator Company | Control for shuttle elevator groups |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1939729A (en) * | 1930-01-29 | 1933-12-19 | Thomas W Cohill | Elevator system |
US2052690A (en) * | 1934-08-03 | 1936-09-01 | John T Austin | Elevator |
EP0388814B1 (en) * | 1989-03-20 | 1995-08-09 | Hitachi, Ltd. | Passenger transport installation |
JPH03272987A (ja) * | 1990-03-22 | 1991-12-04 | Takenaka Komuten Co Ltd | エレベータ装置 |
JP2701960B2 (ja) * | 1990-03-27 | 1998-01-21 | 株式会社竹中工務店 | エレベータ装置 |
JP2507275B2 (ja) * | 1990-10-17 | 1996-06-12 | フジテック株式会社 | 循環式エレベ―タの横行移動装置 |
JPH05162947A (ja) * | 1991-12-13 | 1993-06-29 | Toshiba Corp | リニア駆動型縦横式エレベータ |
JP3056885B2 (ja) * | 1992-06-25 | 2000-06-26 | 株式会社東芝 | 自走式エレベータ |
JP3091587B2 (ja) * | 1992-11-24 | 2000-09-25 | 株式会社東芝 | 縦横移動エレベータ |
US5601156A (en) * | 1995-11-29 | 1997-02-11 | Otis Elevator Company | Maintaining communications and power during transfer of horizontally moveable elevator cab |
-
1996
- 1996-06-19 US US08/666,162 patent/US5773772A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-06-18 CN CN97114912A patent/CN1180649A/zh active Pending
- 1997-06-19 EP EP97304316A patent/EP0814049A1/en not_active Withdrawn
- 1997-06-19 ID IDP972096A patent/ID17771A/id unknown
- 1997-06-19 KR KR1019970025711A patent/KR980001791A/ko not_active Application Discontinuation
- 1997-06-19 JP JP9162988A patent/JPH1067477A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180091813A (ko) * | 2015-09-28 | 2018-08-16 | 스마트 리프츠 엘엘씨 | 수직 및 수평 이동식 엘리베이터 캐빈 |
CN106219360A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-12-14 | 史茹文 | 一种内外可形成完整导轨的带运输车的货运电梯 |
CN106219360B (zh) * | 2016-08-16 | 2018-07-06 | 史茹文 | 一种内外可形成完整导轨的带运输车的货运电梯 |
JP2022027982A (ja) * | 2020-03-27 | 2022-02-14 | フジテック株式会社 | エレベータシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5773772A (en) | 1998-06-30 |
CN1180649A (zh) | 1998-05-06 |
KR980001791A (ko) | 1998-03-30 |
EP0814049A1 (en) | 1997-12-29 |
ID17771A (id) | 1998-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1067477A (ja) | エレベータかご室の移動装置及びその方法 | |
US5823299A (en) | Shuttle elevators feeding local elevators | |
JPH10167627A (ja) | 乗客輸送方法、および水平方向および垂直方向乗客輸送システム | |
JPH09165148A (ja) | エレベータシステム、エレベータシャトル、エレベータの運転方法、およびエレベータシャトルの運転方法 | |
CA3038256C (en) | Vertically and horizontally mobile elevator cabins | |
EP2860140B1 (en) | Zoned elevator system | |
JPH06305648A (ja) | マルチカー方式エレベーターの運行制御装置 | |
JPH09165149A (ja) | エレベータシステム | |
JPH10114471A (ja) | エレベータ運行方法およびエレベータシャトルシステム | |
JPH1067470A (ja) | エレベータの到着同期方法 | |
EP0776856A2 (en) | Emergency elevator cab commandeering shuttle | |
JPH09165146A (ja) | エレベータシャトルシステムおよびエレベータシャトルシステムの乗客移動方法 | |
JPH09165158A (ja) | エレベータシステム及びエレベータのかご室の移動方法 | |
JP2875112B2 (ja) | 自走式エレベータ | |
JPH03272987A (ja) | エレベータ装置 | |
JP3953105B2 (ja) | 水平方向に移送されたエレベータかごを用いるエレベータシャトル | |
JPH069175A (ja) | 自走式エレベータ | |
JPH11263553A (ja) | かご容量を増大させたロープレスエレベータシステム及びその運行方法 | |
US3065824A (en) | Elevator controls | |
JPH05208787A (ja) | エレベーターの停電時管制運転装置 | |
JPH0680320A (ja) | 自走式エレベータの運転方法 | |
JP2695108B2 (ja) | 車椅子兼用エスカレータの制御方法及びその制御装置 | |
JPS595020Y2 (ja) | エレベ−タの乗場表示装置 | |
CN1180042A (zh) | 输送慢车电梯的快车电梯 | |
JPH1087232A (ja) | ロープ無しエレベータ装置およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |