JPH1067096A - 輪転印刷機のためのオフセット印刷装置 - Google Patents
輪転印刷機のためのオフセット印刷装置Info
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- JPH1067096A JPH1067096A JP9163775A JP16377597A JPH1067096A JP H1067096 A JPH1067096 A JP H1067096A JP 9163775 A JP9163775 A JP 9163775A JP 16377597 A JP16377597 A JP 16377597A JP H1067096 A JPH1067096 A JP H1067096A
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- Japan
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- ink
- plate cylinder
- roller
- offset printing
- rollers
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F35/00—Cleaning arrangements or devices
- B41F35/04—Cleaning arrangements or devices for inking rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/10—Cleaning characterised by the methods or devices
- B41P2235/20—Wiping devices
- B41P2235/22—Rollers
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オフセット印刷時に生じる不純物を著しく減
ずるようなオフセット印刷装置を提供する。 【解決手段】 インキ装置5において、渡しローラ及び
インキ着けローラ4.1〜4.4に接触して形状接続的
に回転するインキローラ3.1〜3.4が、版胴2の周
速とは異なる周速で駆動可能であり、版胴2から離れて
配置されたインキローラ3.3,3.1が、版胴2に隣
接して配置されたインキローラ3.2,3.4よりも大
きな周速差を以て駆動可能であり、これらのインキロー
ラ3.2,3.4が、横振り運動可能なインキ着けロー
ラ4.1〜4.4と摩擦接続的に接触している。
ずるようなオフセット印刷装置を提供する。 【解決手段】 インキ装置5において、渡しローラ及び
インキ着けローラ4.1〜4.4に接触して形状接続的
に回転するインキローラ3.1〜3.4が、版胴2の周
速とは異なる周速で駆動可能であり、版胴2から離れて
配置されたインキローラ3.3,3.1が、版胴2に隣
接して配置されたインキローラ3.2,3.4よりも大
きな周速差を以て駆動可能であり、これらのインキロー
ラ3.2,3.4が、横振り運動可能なインキ着けロー
ラ4.1〜4.4と摩擦接続的に接触している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機のため
のオフセット印刷装置であって、版胴と、版板へのイン
キ着けのための複数のローラを有するインキ装置とを備
えている形式のものに関する。
のオフセット印刷装置であって、版胴と、版板へのイン
キ着けのための複数のローラを有するインキ装置とを備
えている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式のオフセット印刷装置
は、ドイツ連邦共和国特許公開第4423286号明細
書によって公知である。この場合、版胴には湿し媒体無
しのオフセット印刷(乾式平版印刷)に適した版が装着
されており、この版は適当なインキによって着色され
る。印像に生じて被印刷材料へ不都合に反映される不純
物を除去もしくは排除するために、存在するインキロー
ラとは無関係に、付加的な着けローラが版に接触・離反
可能に設けられている。この付加的な着けローラは2つ
の作動位置で切換え可能である。すなわち、第1の作動
位置では該着けローラは版に接触して、版胴の周速に対
して異なる周速で作動可能であり、第2の作動位置では
着けローラは版から離反しているが、インキ装置内に組
み込まれている。
は、ドイツ連邦共和国特許公開第4423286号明細
書によって公知である。この場合、版胴には湿し媒体無
しのオフセット印刷(乾式平版印刷)に適した版が装着
されており、この版は適当なインキによって着色され
る。印像に生じて被印刷材料へ不都合に反映される不純
物を除去もしくは排除するために、存在するインキロー
ラとは無関係に、付加的な着けローラが版に接触・離反
可能に設けられている。この付加的な着けローラは2つ
の作動位置で切換え可能である。すなわち、第1の作動
位置では該着けローラは版に接触して、版胴の周速に対
して異なる周速で作動可能であり、第2の作動位置では
着けローラは版から離反しているが、インキ装置内に組
み込まれている。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公告第1808
909号明細書によって湿式オフセット印刷装置が公知
である。この場合、版上の不純物を除去するために、湿
し装置又はインキ装置の少なくとも1つの着けローラ
が、版胴の周速に対して種々異なる周速で、歯車列(形
状接続)により駆動可能である。このような方式は、非
金属的な表面被覆を有する乾式オフセット版板には適さ
ない。それというのも乾式平版は、オフセット印刷用の
湿し媒体を用いた版板に比して、比較的摩耗し易いから
である。さらにインキ装置もしくは湿し装置内の不純物
は特定のローラに搬送され、そこに集められた不純物
は、例えばインキ装置において規定のインターバルで除
去されなければならない。
909号明細書によって湿式オフセット印刷装置が公知
である。この場合、版上の不純物を除去するために、湿
し装置又はインキ装置の少なくとも1つの着けローラ
が、版胴の周速に対して種々異なる周速で、歯車列(形
状接続)により駆動可能である。このような方式は、非
金属的な表面被覆を有する乾式オフセット版板には適さ
ない。それというのも乾式平版は、オフセット印刷用の
湿し媒体を用いた版板に比して、比較的摩耗し易いから
である。さらにインキ装置もしくは湿し装置内の不純物
は特定のローラに搬送され、そこに集められた不純物
は、例えばインキ装置において規定のインターバルで除
去されなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のオフセット印刷装置を改良して、オフセ
ット印刷時に生じる不純物を著しく減ずるようなオフセ
ット印刷装置を提供することである。
で述べた形式のオフセット印刷装置を改良して、オフセ
ット印刷時に生じる不純物を著しく減ずるようなオフセ
ット印刷装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、インキ装置において、渡しローラとインキ
着けローラとに接触して形状接続的に回転するインキロ
ーラが、版胴の周速とは異なる周速で駆動可能であり、
版胴から離れて配置されたインキローラが、版胴に隣接
して配置されたインキローラよりも大きな周速差を以て
駆動可能であり、これらのインキローラが、横振り運動
可能なインキ着けローラと摩擦接続的に接触しているよ
うにした。
明によれば、インキ装置において、渡しローラとインキ
着けローラとに接触して形状接続的に回転するインキロ
ーラが、版胴の周速とは異なる周速で駆動可能であり、
版胴から離れて配置されたインキローラが、版胴に隣接
して配置されたインキローラよりも大きな周速差を以て
駆動可能であり、これらのインキローラが、横振り運動
可能なインキ着けローラと摩擦接続的に接触しているよ
うにした。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、インキ装置において形
状接続的に駆動可能な全てのインキローラは、版胴の周
速に対して種々異なる周速を以て作動する。この場合、
インキ着けローラ自体は形状接続的な駆動装置を有して
いない。このため、インキ装置内部で形状接続的に駆動
されるインキローラは、版胴の周速に対して互いに異な
る周速で段階的に回転駆動される。この場合有利には、
インキ装置内部で版胴の近くに配置されたインキローラ
は、版胴の周速に対して僅かな周速差を以て、かつ、版
胴から離れて配置されたインキローラは、版胴の周速に
対して大きな周速差を以て駆動される。これにより、イ
ンキ装置内部で形状接続的に駆動されるインキローラの
周速の勾配差が形成されて、例えば版胴に隣接する少な
くとも1つのインキ着けローラの場合は2%の、版胴か
ら最も離れて、例えばインキ移しローラに隣接するロー
ラ列内のインキローラの場合は10%の版胴の周速に対
する勾配差を有する。この場合、形状接続的に駆動され
るインキローラが、版胴の周速に関連して全体として僅
かな周速を以て回転すると有利である。選択的に版胴の
周速に対して高い速度差を与えることも可能である。
状接続的に駆動可能な全てのインキローラは、版胴の周
速に対して種々異なる周速を以て作動する。この場合、
インキ着けローラ自体は形状接続的な駆動装置を有して
いない。このため、インキ装置内部で形状接続的に駆動
されるインキローラは、版胴の周速に対して互いに異な
る周速で段階的に回転駆動される。この場合有利には、
インキ装置内部で版胴の近くに配置されたインキローラ
は、版胴の周速に対して僅かな周速差を以て、かつ、版
胴から離れて配置されたインキローラは、版胴の周速に
対して大きな周速差を以て駆動される。これにより、イ
ンキ装置内部で形状接続的に駆動されるインキローラの
周速の勾配差が形成されて、例えば版胴に隣接する少な
くとも1つのインキ着けローラの場合は2%の、版胴か
ら最も離れて、例えばインキ移しローラに隣接するロー
ラ列内のインキローラの場合は10%の版胴の周速に対
する勾配差を有する。この場合、形状接続的に駆動され
るインキローラが、版胴の周速に関連して全体として僅
かな周速を以て回転すると有利である。選択的に版胴の
周速に対して高い速度差を与えることも可能である。
【0007】版胴の周速に対するインキ装置のローラの
速度差の段階付けにより、インキ装置の各ローラ接触箇
所には、回転スリップが生ずる。この回転スリップは特
にインキ着けローラにおける2つの接触箇所、すなわち
第1には版胴に接触する箇所、第2には形状接続的に作
動する、隣接するインキ装置ローラに接触する箇所で生
ずる。この回転スリップは、インキ装置内に発生した不
純物(紙粉、スラグ等)を減じる“拭取り効果”を発揮
する。この場合、不純物は接触箇所で破壊されるか又は
著しく粉砕される。その結果、印刷質への不都合な影響
は生じなくなる。従って本発明では、公知先行技術の
“不純物捕集ローラ”を必要としない。インキ装置洗浄
時の洗浄サイクルのインターバルは、これによって拡大
され、このことは付加的に洗剤と水を節約することにも
なる。経験的にみて、不純物発生の影響を受けやすいプ
ラスチック被覆されたインキ装置のローラを、交換する
必要はない。
速度差の段階付けにより、インキ装置の各ローラ接触箇
所には、回転スリップが生ずる。この回転スリップは特
にインキ着けローラにおける2つの接触箇所、すなわち
第1には版胴に接触する箇所、第2には形状接続的に作
動する、隣接するインキ装置ローラに接触する箇所で生
ずる。この回転スリップは、インキ装置内に発生した不
純物(紙粉、スラグ等)を減じる“拭取り効果”を発揮
する。この場合、不純物は接触箇所で破壊されるか又は
著しく粉砕される。その結果、印刷質への不都合な影響
は生じなくなる。従って本発明では、公知先行技術の
“不純物捕集ローラ”を必要としない。インキ装置洗浄
時の洗浄サイクルのインターバルは、これによって拡大
され、このことは付加的に洗剤と水を節約することにも
なる。経験的にみて、不純物発生の影響を受けやすいプ
ラスチック被覆されたインキ装置のローラを、交換する
必要はない。
【0008】不純物の発生をより一層減じるために、版
胴の周速に対して異なる速度を以て駆動され、形状接続
的に回転するインキローラが、付加的にさらに形状接続
的に軸方向振動(横振り運動)するように駆動されても
良い。この横振り運動は摩擦接続的に駆動されていない
インキ装置のローラへも伝達される。これにより、回転
スリップの他に軸方向スリップが各ローラ接触箇所の内
部で発生する。この付加的な軸方向スリップによって、
不純物が付加的に粉砕され、さらに減じられることが可
能であり、もしくは不純物の発生が最初から排除され
る。この場合の本発明によるオフセット印刷装置の構成
は、水無しオフセット印刷(乾式平版印刷)にも、湿し
装置を使用した湿式オフセット印刷にも適している。
胴の周速に対して異なる速度を以て駆動され、形状接続
的に回転するインキローラが、付加的にさらに形状接続
的に軸方向振動(横振り運動)するように駆動されても
良い。この横振り運動は摩擦接続的に駆動されていない
インキ装置のローラへも伝達される。これにより、回転
スリップの他に軸方向スリップが各ローラ接触箇所の内
部で発生する。この付加的な軸方向スリップによって、
不純物が付加的に粉砕され、さらに減じられることが可
能であり、もしくは不純物の発生が最初から排除され
る。この場合の本発明によるオフセット印刷装置の構成
は、水無しオフセット印刷(乾式平版印刷)にも、湿し
装置を使用した湿式オフセット印刷にも適している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
面につき詳しく説明する。
【0010】本発明による印刷装置の第1実施例は、ゴ
ム胴1並びに水無しオフセット印刷用の乾式平版が装着
された版胴2を有している。この版胴2には4つのイン
キ着けローラ4.1〜4.4が接触・離反可能に配設さ
れている。これらのインキ着けローラ4.1〜4.4
は、複数のインキローラによって形成されたインキ装置
5の主要構成部材であり、このインキ装置は乾式平版
を、水無しオフセット印刷に適したインキで着色する。
このために公知の形式では、インキつぼから移しローラ
と印刷装置5のローラ列とを介して、インキが乾式平版
に伝達される。
ム胴1並びに水無しオフセット印刷用の乾式平版が装着
された版胴2を有している。この版胴2には4つのイン
キ着けローラ4.1〜4.4が接触・離反可能に配設さ
れている。これらのインキ着けローラ4.1〜4.4
は、複数のインキローラによって形成されたインキ装置
5の主要構成部材であり、このインキ装置は乾式平版
を、水無しオフセット印刷に適したインキで着色する。
このために公知の形式では、インキつぼから移しローラ
と印刷装置5のローラ列とを介して、インキが乾式平版
に伝達される。
【0011】インキ着けローラ4.1〜4.4は横振り
運動可能に、駆動可能なインキローラ3.1〜3.4と
接触しており、該インキローラ3.1〜3.4は本発明
の実施形態では付加的にインキならしローラとして形成
されている。これらのインキローラ3.1〜3.4は、
伝動技術により形状接続的に版胴2に連結されており、
回転駆動力だけでなく横振り駆動力も受けている。この
場合、インキ着けローラ4.1〜4.4もインキローラ
3.1〜3.4から摩擦接続的に横振り駆動力を受けて
いる。本発明の別の実施形態では、各インキローラ3.
1〜3.4も個別駆動装置又は版胴2から分離された共
通の駆動装置を有していても良い。この場合、版胴2か
ら最も離れて配置されたインキローラ3.3は、版胴2
の周速に対して、版胴2により近く配置されたインキロ
ーラ3.2,3.4よりも大きな周速差を以て駆動され
る。インキ装置5のローラ列のほぼ中央に配置されたイ
ンキローラ3.1は、ローラ列の間に生じる速度差によ
って駆動される。この場合勾配差は次のように段階的に
形成される。すなわち:版胴の周速に対して −インキローラ3.2は2% −インキローラ3.1は4% −インキローラ3.3は6% の速度差を以て形状接続的に駆動される。この場合、イ
ンキローラ3.4は(インキローラ3.2に相当して)
0%又は2%の速度差を以て形状接続的に駆動されるこ
とができる。
運動可能に、駆動可能なインキローラ3.1〜3.4と
接触しており、該インキローラ3.1〜3.4は本発明
の実施形態では付加的にインキならしローラとして形成
されている。これらのインキローラ3.1〜3.4は、
伝動技術により形状接続的に版胴2に連結されており、
回転駆動力だけでなく横振り駆動力も受けている。この
場合、インキ着けローラ4.1〜4.4もインキローラ
3.1〜3.4から摩擦接続的に横振り駆動力を受けて
いる。本発明の別の実施形態では、各インキローラ3.
1〜3.4も個別駆動装置又は版胴2から分離された共
通の駆動装置を有していても良い。この場合、版胴2か
ら最も離れて配置されたインキローラ3.3は、版胴2
の周速に対して、版胴2により近く配置されたインキロ
ーラ3.2,3.4よりも大きな周速差を以て駆動され
る。インキ装置5のローラ列のほぼ中央に配置されたイ
ンキローラ3.1は、ローラ列の間に生じる速度差によ
って駆動される。この場合勾配差は次のように段階的に
形成される。すなわち:版胴の周速に対して −インキローラ3.2は2% −インキローラ3.1は4% −インキローラ3.3は6% の速度差を以て形状接続的に駆動される。この場合、イ
ンキローラ3.4は(インキローラ3.2に相当して)
0%又は2%の速度差を以て形状接続的に駆動されるこ
とができる。
【0012】回転駆動装置に加えてインキローラ3.1
〜3.4は横振り駆動装置を有している。インキローラ
3.1〜3.4に隣接している渡しローラ(符号無し)
並びにインキ着けローラ4.1〜4.4は横振り運動可
能に支承されている。
〜3.4は横振り駆動装置を有している。インキローラ
3.1〜3.4に隣接している渡しローラ(符号無し)
並びにインキ着けローラ4.1〜4.4は横振り運動可
能に支承されている。
【0013】次に本発明の作用形式を説明する:印刷運
転中にインキローラ3.1〜3.4は、常に版胴の周速
とは異なる周速で駆動されている。この場合本発明の実
施例における、版胴2の周速に対する周速差は最高6
%、最低2%もしくは0%である。インキローラ3.1
〜3.4の周速は版胴2の周速よりも常に小さい。イン
キローラ3.1〜3.4の回転運動及び横振り運動は、
インキ装置5の隣接する複数のローラへ摩擦接続的に伝
達される。接触箇所、特に版胴2とインキ着けローラ
4.1〜4.4との間では不純物(塵、埃、紙、及びイ
ンキ粒子)が減じられる。
転中にインキローラ3.1〜3.4は、常に版胴の周速
とは異なる周速で駆動されている。この場合本発明の実
施例における、版胴2の周速に対する周速差は最高6
%、最低2%もしくは0%である。インキローラ3.1
〜3.4の周速は版胴2の周速よりも常に小さい。イン
キローラ3.1〜3.4の回転運動及び横振り運動は、
インキ装置5の隣接する複数のローラへ摩擦接続的に伝
達される。接触箇所、特に版胴2とインキ着けローラ
4.1〜4.4との間では不純物(塵、埃、紙、及びイ
ンキ粒子)が減じられる。
【0014】版胴2から離れて配置されたインキローラ
3.3並びに3.1における高い速度差によって、ロー
ラ列内部への細かい不純物の進入が防止される。比較的
大きな不純物の場合、インキローラ3.2及び3.4の
接触箇所で既に粉砕された不純物は、さらに離れた接触
箇所で付加的に粉砕される。
3.3並びに3.1における高い速度差によって、ロー
ラ列内部への細かい不純物の進入が防止される。比較的
大きな不純物の場合、インキローラ3.2及び3.4の
接触箇所で既に粉砕された不純物は、さらに離れた接触
箇所で付加的に粉砕される。
【0015】本発明による印刷装置の第2実施例は、第
1実施例のようにゴム胴1と、湿式オフセット印刷用の
版板が装着された版胴2と、インキ装置5とから成って
いる。版胴2にはさらに湿し装置6が配設されており、
この湿し装置は接触・離反可能な湿し媒体着けローラ7
を有している。湿し媒体着けローラ7は公知の形式で
は、湿し媒体容器に浸漬されている水元ローラに連結さ
れている。この水元ローラには調量ローラが配設されて
いる。湿し媒体着けローラ7は、第1のインキ着けロー
ラ4.1に接続可能なブリッジローラに隣接して配置さ
れている。要求に応じて、湿し媒体着けローラ7には別
のライダローラが配設されていても良い。インキ装置5
は形状接続的に駆動可能なインキローラ3.1〜3.4
を有しており、このインキローラ3.1〜3.4は回転
駆動装置の他に横振り駆動装置を有している。インキロ
ーラ3.1〜3.4に隣接した渡しローラもしくはイン
キ着けローラ4.1〜4.4は、摩擦接続的にインキロ
ーラ3.1〜3.4と接触している。この場合インキロ
ーラ3.3は、版胴から最も離れた形状接続的に駆動可
能なローラとして、版胴周速に対して最も大きな周速差
を以て駆動される。
1実施例のようにゴム胴1と、湿式オフセット印刷用の
版板が装着された版胴2と、インキ装置5とから成って
いる。版胴2にはさらに湿し装置6が配設されており、
この湿し装置は接触・離反可能な湿し媒体着けローラ7
を有している。湿し媒体着けローラ7は公知の形式で
は、湿し媒体容器に浸漬されている水元ローラに連結さ
れている。この水元ローラには調量ローラが配設されて
いる。湿し媒体着けローラ7は、第1のインキ着けロー
ラ4.1に接続可能なブリッジローラに隣接して配置さ
れている。要求に応じて、湿し媒体着けローラ7には別
のライダローラが配設されていても良い。インキ装置5
は形状接続的に駆動可能なインキローラ3.1〜3.4
を有しており、このインキローラ3.1〜3.4は回転
駆動装置の他に横振り駆動装置を有している。インキロ
ーラ3.1〜3.4に隣接した渡しローラもしくはイン
キ着けローラ4.1〜4.4は、摩擦接続的にインキロ
ーラ3.1〜3.4と接触している。この場合インキロ
ーラ3.3は、版胴から最も離れた形状接続的に駆動可
能なローラとして、版胴周速に対して最も大きな周速差
を以て駆動される。
【0016】本発明の第1実施例に類似して、この第2
実施例の周速の勾配差は版胴2の周速に対して、 −インキローラ3.3は10% −インキローラ3.1は8% −インキローラ3.2は4% −インキローラ3.4は2% である。インキローラ3.1〜3.4は回転駆動装置に
加えてやはり横振り駆動装置も有している。インキロー
ラ3.1〜3.4に隣接する渡しローラ並びにインキロ
ーラ3.1〜3.4と接触しているインキ着けローラ
4.1〜4.4は横振り運動可能に支承されている。
実施例の周速の勾配差は版胴2の周速に対して、 −インキローラ3.3は10% −インキローラ3.1は8% −インキローラ3.2は4% −インキローラ3.4は2% である。インキローラ3.1〜3.4は回転駆動装置に
加えてやはり横振り駆動装置も有している。インキロー
ラ3.1〜3.4に隣接する渡しローラ並びにインキロ
ーラ3.1〜3.4と接触しているインキ着けローラ
4.1〜4.4は横振り運動可能に支承されている。
【図1】水無しオフセット印刷のための印刷装置の概略
図である。
図である。
【図2】湿式オフセット印刷のための印刷装置の概略図
である。
である。
1 ゴム胴、 2 版胴、 3.1〜3.4 インキロ
ーラ、 4.1〜4.4 インキ着けローラ、 5 イ
ンキ装置、 6 湿し装置、 7 湿し媒体着けローラ
ーラ、 4.1〜4.4 インキ着けローラ、 5 イ
ンキ装置、 6 湿し装置、 7 湿し媒体着けローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト オルトナー ドイツ連邦共和国 アルツェナウ ズィー トルング アム シュタイン 26
Claims (6)
- 【請求項1】 輪転印刷機のためのオフセット印刷装置
であって、版胴と、版板へのインキ着けのための複数の
ローラを有するインキ装置とを備えている形式のものに
おいて、 インキ装置(5)において、渡しローラ及びインキ着け
ローラ(4.1〜4.4)に接触して形状接続的に回転
するインキローラ(3.1〜3.4)が、版胴(2)の
周速とは異なる周速で駆動可能であり、版胴(2)から
離れて配置されたインキローラ(3.3,3.1)が、
版胴(2)に隣接して配置されたインキローラ(3.
2,3.4)よりも大きな周速差を以て駆動可能であ
り、これらのインキローラ(3.2,3.4)が、横振
り運動可能なインキ着けローラ(4.1〜4.4)と摩
擦接続的に接触していることを特徴とする、オフセット
印刷装置。 - 【請求項2】 インキローラ(3.1〜3.4)が、軸
方向に横振り運動するように駆動可能である、請求項1
記載のオフセット印刷装置。 - 【請求項3】 版胴(2)から離れて配置されたインキ
ローラ(3.3)の、版胴の周速に対する最大周速差が
10%である、請求項2記載のオフセット印刷装置。 - 【請求項4】 インキローラ(3.1〜3.4)が、少
なくとも2%の段階的勾配差を有する周速で互いに駆動
可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載の
オフセット印刷装置。 - 【請求項5】 版胴(2)に、水無しオフセット印刷用
の乾式平版が装着されている、請求項2記載のオフセッ
ト印刷装置。 - 【請求項6】 版胴(2)の回転方向でみてインキ装置
(5)の手前に、湿し装置(6)が配置されており、版
胴(2)に、湿式オフセット印刷に適した版板が装着さ
れている、請求項2記載のオフセット印刷装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19625029.3 | 1996-06-22 | ||
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