JPH1066777A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH1066777A
JPH1066777A JP22561796A JP22561796A JPH1066777A JP H1066777 A JPH1066777 A JP H1066777A JP 22561796 A JP22561796 A JP 22561796A JP 22561796 A JP22561796 A JP 22561796A JP H1066777 A JPH1066777 A JP H1066777A
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card
game
interruption
gaming machine
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中断している遊技機を放棄して、別の遊技機
での遊技を許容する一方、中断している遊技機を誤って
放棄してしまう不都合をなくす。 【解決手段】 遊技者が中断状態にした遊技機以外の遊
技機で遊技を開始しようとした場合に、中断している遊
技機を放棄するか否かの確認メッセージが表示されるよ
うにし(S210)、遊技者の確認スイッチの操作が行
なわれた場合には(S211)、中断している遊技機を
放棄するための処理が行なわれ(S213)、新たな遊
技機で遊技を行なうことが可能になる一方(S21
4)、返却精算スイッチが押圧操作された場合には(S
212)、遊技者の遊技カードが排出されるように構成
した(S217)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、カード
等の記録媒体を処理する記録媒体処理手段を含む遊技用
装置に関し、詳しくは、遊技機での遊技終了時に遊技結
果を特定可能な情報が記録された記録媒体を発行可能な
記録媒体処理手段を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、有価価値を特定可
能な情報が記録された遊技者所有の記録媒体を利用して
遊技が可能となる遊技機を含む遊技用装置があった。ま
た、この種の従来の遊技用装置において、遊技者の利便
性を考慮して遊技を途中で中断することが可能な中断操
作手段を設けることが提案されている。この中断操作手
段を操作することにより、当該遊技者が遊技に利用して
いた記録媒体以外の記録媒体を利用した遊技ができない
状態で遊技を中断することが可能となる。これにより、
たとえば、遊技者は自分の気に入った遊技機を確保しつ
つ、食事などのために遊技機を離れることができる。ま
た、同時に記録媒体の盗難が考えられるので、中断操作
手段の操作により、記録媒体を排出して遊技者に預ける
ようにすることなどが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記中断操
作手段を遊技用装置に実際に設けるにあたり、遊技場経
営の観点からすれば、1遊技者が複数の遊技機を中断状
態にして複数台を掛け持ちするなどという行為を防止す
る必要がある。このような行為は遊技機の稼働率を低下
させる要因となり、遊技場経営を悪化させることとなる
からである。そこで、このような掛け持ち行為を防止す
るためには、遊技を中断した際に利用していた記録媒体
は、その中断状態を遊技者が一旦解除しない限り遊技を
中断した遊技機以外の遊技機で利用できないようにする
ことが考えられる。これにより、遊技者は、自己の記録
媒体を用いて複数台の遊技機を掛け持ちする行為を行な
うことができなくなる。
【0004】しかしながら、このような対策を講じた場
合には、遊技者にとっての遊技の利便性が低下してしま
うおそれがある。1の遊技機で中断操作をして席を離れ
た後、気が変わって他の遊技機で遊技を行ないたくなり
当該他の遊技機で遊技を開始しようとした場合にすぐに
は遊技を行なうことができないからである。このような
場合には、一旦、前記1の遊技機に戻って中断の解除操
作をした後、改めて前記他の遊技機に移動せねばなら
ず、極めて面倒であるばかりでなく、解除操作の間に前
記他の遊技機が他人に占有されてしまうおそれも生ず
る。
【0005】また、そうであるからといって単に前記1
の遊技機の中断状態を自動的に解除して前記他の遊技機
での遊技を許容するようなシステムにするとするなら
ば、中断操作をしていた遊技機での遊技の再開を望む遊
技者が誤って他の遊技機の席についてしまった場合に不
都合が生じてしまう。遊技者が再遊技を望んでいる遊技
機の中断状態が解除され、遊技中断前の遊技状態から再
度遊技を行なうことができなくなってしまうからであ
る。
【0006】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、遊技の利便性を向上させつつも遊
技機の稼働率が低下してしまうことを極力防止可能な遊
技用装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機での遊技終了時に遊技結果を特定可能な情報
が記録された記録媒体を発行可能な記録媒体処理手段を
含む遊技用装置であって、前記記録媒体処理手段は、前
記記録媒体を受付ける機能を有しており、中断操作され
ることにより前記記録媒体処理手段で処理され遊技者に
排出される記録媒体以外による遊技ができない状態で遊
技を中断するための中断操作手段と、前記記録媒体処理
手段で前記記録媒体が受付けられた際に、当該記録媒体
を利用して遊技が中断されている遊技機があるにもかか
わらず当該記録媒体を利用して遊技者が遊技を開始しよ
うとしている遊技機が遊技中断状態でない場合にその旨
を報知する報知手段と、該報知手段で前記遊技中断状態
でない旨が報知されている場合に前記中断されている遊
技機で遊技を行なう権利を放棄するか否かを確認するた
めの権利放棄確認手段と、該権利放棄確認手段により前
記中断されている遊技機で遊技を行なう権利を放棄する
旨が確認された場合に、前記中断されている遊技機の遊
技中断状態を解除する解除手段と、前記権利放棄確認手
段により前記中断されている遊技機で遊技を行なう権利
を放棄する旨が確認された場合に、前記遊技者が遊技開
始しようとしている遊技機における新たな遊技を許容す
る遊技許容手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、記録媒体処
理手段の働きにより、有価価値を特定可能な情報が記録
された遊技者所有の記録媒体が受付けられる。また、中
断操作手段の働きにより、遊技に利用していた記録媒体
以外の記録媒体を利用した遊技ができない状態で遊技を
中断する操作が行なわれる。報知手段の働きにより、前
記記録媒体処理手段で前記記録媒体が受付けられた際
に、当該記録媒体を利用して遊技が中断されている遊技
機があるにもかかわらず当該記録媒体を利用して遊技者
が遊技を開始しようとしている遊技機が遊技中断状態で
ない場合にその旨が報知される。さらに権利放棄確認手
段の働きにより、前記報知手段で前記遊技中断状態でな
い旨が報知されている場合に前記中断されている遊技機
で遊技を行なう権利を放棄するか否かが確認される。そ
して、解除手段の働きにより、前記権利放棄確認手段で
前記中断されている遊技機で遊技を行なう権利を放棄す
る旨が確認された場合に、前記中断されている遊技機の
遊技中断状態が解除される。さらに遊技許容手段の働き
により、前記権利放棄確認手段により前記中断されてい
る遊技機で遊技を行なう権利を放棄する旨が確認された
場合に、前記遊技者が遊技を開始しようとしている遊技
機における新たな遊技が許容される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を以下
に詳細に説明する。なお、以下の説明において、遊技機
の一例としてパチンコ遊技機を例に挙げて説明するが、
本発明に係る遊技機はパチンコ遊技機に限られるもので
はなく、コイン遊技機やスロットマシン、画像表示式遊
技機などにも適用可能である。
【0010】まず、図1〜図11を用いて、第1実施形
態の説明を行なう。図1は、遊技機49およびこれと対
応して設けられたカードユニット50の全体正面図であ
る。遊技機49の内部には、遊技に使用されるパチンコ
玉が封入されており、この封入玉が遊技機49内部で循
環して繰返し遊技に使用されるように構成されている。
つまり、遊技機49は、玉封入式のパチンコ遊技機であ
る。
【0011】また、図2は遊技機49の前面板3に対し
て突出する態様で設けられた操作部45の平面図であ
る。操作部45の上面部分には、図2に示すように、変
換スイッチ63,返却精算スイッチ64,中断スイッチ
100,確認スイッチ101といった各操作スイッチ
と、残高表示部43,持点表示部62といった表示部と
が設けられている。残高表示部43および持点表示部6
2は、たとえば、液晶表示装置で構成されている。
【0012】図1に示すカードユニット50は、各遊技
機49に対応してその側面に遊技機ごとに設けられてい
る。たとえば図1においては、遊技機49の図面に向か
って左側面にカードユニット50が設けられている。遊
技機49とカードユニット50との対応関係は、カード
ユニット50の連結方向指示器20の点灯状態により表
わされる。
【0013】カードユニット50には、カード挿入・排
出口22が設けられている。このカード挿入・排出口2
2には、遊技者所有の記録媒体の一例となる遊技カード
103(図6(A)参照)や中断解除カード104(図
6(B)参照)などが挿入される。
【0014】遊技機49で遊技を行ないたい遊技者は、
自己が所有する遊技カード103を遊技に先立ってカー
ド挿入・排出口22に挿入しなければならない。利用可
ランプ18が点灯しており、カードユニット50が利用
可能状態にあることを確認したうえで遊技者が自己の遊
技カード103をカード挿入・排出口22に挿入すれば
カード挿入表示ランプ21が点灯表示する。遊技カード
103がカード挿入・排出口22に挿入されれば、その
記録情報がカードリーダライタ23により読取られる。
遊技カード103の記録情報として、各遊技カード10
3を識別するためのカード番号、遊技者がこれまでに遊
技の結果として得ている持点(得点)数、カード残高、
後述する中断情報などが記録されている。
【0015】カードユニット50は、これらの記録情報
に基づいて所定の照合処理を行ない、遊技を許容するか
否かを判断する。遊技を許容する場合には、残高表示部
43に遊技カード103のカード残高が表示される(図
4(A)参照)。
【0016】そして、遊技者が変換スイッチ63を押圧
操作すれば、カード残高が所定値以上であることを条件
に予め定められたカード残高数(たとえば500円分)
が引落されて所定数の引落持点(たとえば125点)が
遊技者に付与される。その引落持点は、持点表示部62
に加算更新表示される。また、残高表示部43では、引
落された残高数分だけカード残高が減算更新表示され
る。さらに、引落処理の発生した旨を表わす引落情報が
通信部17から遊技場に設けられたホールコンピュータ
(図示省略)へ送信される。
【0017】持点表示部62に持点の存在する状態で、
遊技者が打球操作ハンドル7を操作すれば、遊技機49
内に封入されているパチンコ玉がハンマー38により1
発ずつ遊技領域8内に打込まれる。打込まれたパチンコ
玉は発射玉検出器52により1つずつ検出され、検出の
あるごとに持点表示部62の持点数が1つずつ減算更新
される。
【0018】発射勢いが弱すぎて遊技領域8にまで到達
しなかったパチンコ玉はファール玉入口55より回収さ
れ、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出器54
(図3参照)で検出される。ファール玉が検出されるご
とに持点表示部62の持点数が1つずつ加算更新され
る。これにより、遊技者は打玉が遊技領域8にまで達す
る機会を得ることなく減算更新された持点を有効に再度
使用することができる。
【0019】遊技領域8に打込まれた打玉が始動口9に
入賞すれば可変表示装置10で図柄の可変表示が開始さ
れる。そして、可変表示装置10の可変停止結果が予め
定められた特定の表示態様(たとえば777)となれば
いわゆる大当りが発生する。大当りが発生すれば、ソレ
ノイド13が励磁されて可変入賞球装置11に設けられ
た開閉板12が開成状態となり、遊技者にとって有利な
第1の状態となる。この第1の状態はパチンコ玉の可変
入賞球装置11への所定個数(たとえば10個)の入
賞、あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過のう
ち、いずれか早い方の条件が成立することにより終了し
て遊技者に不利な第2の状態、すなわち、開閉板12が
閉成した状態となる。
【0020】可変入賞球装置11が第1の状態となって
いる期間中に可変入賞球装置11内に進入したパチンコ
玉は入賞個数検出器15あるいは特定入賞玉検出器14
により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出器14
により検出されれば、その回の可変入賞球装置11の第
1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置11
を第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。
この繰返し継続制御の上限回数はたとえば16回と定め
られている。
【0021】打玉が始動口9や通常入賞口16、あるい
は可変入賞球装置11に入賞すれば、その入賞に応じて
所定数の持点が遊技者に付与される。遊技者に付与され
た持点は、持点表示部62に加算更新表示される。ま
た、いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ玉はア
ウト口32により回収される。
【0022】なお、51はアナログ表示部であり、持点
表示部62に表示されている持点数がランプの点灯量に
より表示されている。また、4は透明板保持枠であり、
遊技領域8の前面を覆う透明板を保持している。
【0023】この実施の形態に係る遊技機49では、昼
食、その他の用事のために遊技中の遊技機49を確保し
た状態で遊技を中断することが可能なように構成されて
いる。遊技中の遊技機49を確保した状態で遊技を中断
したい場合には、中断スイッチ100を押圧操作すれば
よい。すると、残高表示部43の表示が遊技中断中であ
る旨のメッセージ表示(図4(B)参照)に切換わると
ともに遊技機49の打球操作ハンドル7がロックされ、
遊技不能動状態となる。また、カードユニット50に取
込まれている遊技カード103には、遊技を中断した遊
技機49を特定可能な中断情報が記録される。そして、
中断情報の記録された遊技カード103がカード挿入・
排出口22より排出される。
【0024】また、カードユニット50は、この中断情
報が記録された遊技カード103以外の遊技カードの受
付を禁止する。したがって、遊技を中断した者以外の他
人が自己の遊技カード103を使用して遊技を行なうこ
とができなくなる。このため、遊技者は、遊技をしてい
た遊技機49を確保した状態で遊技を中断し、昼食など
に出掛けることが可能となる。
【0025】中断スイッチ100を押圧操作して遊技を
中断状態にした遊技者が再度遊技を行なう場合には、自
己の遊技カード103をカード挿入・排出口22に挿入
すればよい。カードユニット50は、遊技カード103
の記録情報を照合した後、残高表示部43の表示をカー
ド残高に切換えるとともに、遊技機49の遊技不能動状
態を解除する。これにより遊技者は、中断前の遊技状態
から遊技を再開することができる。
【0026】一方、再度同一の遊技機49で遊技を行な
うことを予定して遊技者が遊技を中断し、所定の用事を
済ませた後再度遊技を行なう際に気が変わって中断した
遊技機49以外の遊技機49における遊技を希望する場
合がある。あるいは、遊技者が誤って中断させた遊技機
49とは異なる遊技機49で遊技を再開させてしまう場
合もある。本発明に係る遊技用装置では、このような事
態の発生に備えて、中断情報の記録されている遊技カー
ド103が、中断操作を行なった遊技機49のカードユ
ニット50とは異なるカードユニット50に挿入された
場合には、残高表示部43にその旨を表わすメッセージ
が表示されるように構成されている。このメッセージの
表示例を図4(C)に示す。残高表示部43には、さら
に、遊技者が中断した遊技機を放棄するか否かのメッセ
ージが表示され、放棄する場合には確認スイッチ101
を、放棄しない場合には返却精算スイッチ64を押圧す
ることを促すメッセージが表示される。このメッセージ
内容に従って遊技者が確認スイッチ101を押圧操作す
れば、遊技者が中断操作を行なった遊技機49の中断状
態は解除され、当該遊技者以外の他人の遊技が許容され
ることになる。そして、遊技を中断していた遊技者の新
たな遊技機49を用いた遊技が可能となり、図4(C)
のメッセージ表示がカード残高数の表示に切換わる。な
お、遊技カード103に記録されていた中断情報は消去
されることとなる。
【0027】一方、選択した台番号の誤りに気づき、中
断状態にした遊技機49での遊技の再開を望む遊技者
は、図4(C)のメッセージに従って返却精算スイッチ
64を押圧操作すればよい。返却精算スイッチ64を押
圧操作することにより、遊技カード103がカード挿入
・排出口22より排出される。遊技者は、カード挿入・
排出口22より排出された遊技カ−ド103を持って、
遊技を中断していた正しい台番号の遊技機49に移動し
て遊技を再開させればよい。なお、残高表示部43に
は、遊技者が中断操作を行なっている遊技機の台番号も
表示されるので、中断させた遊技機の台番号を忘れてし
まっても迷うことなく、元の遊技機49に移ることがで
きる。
【0028】このように、ある遊技機49で中断操作を
して席を離れた後、気が変わって他の遊技機49を利用
した遊技を望む場合に、一旦、中断操作をした遊技機で
その解除操作をすることなく、中断操作をした遊技機以
外の遊技機49ですぐに遊技を開始させることができる
ため、遊技者にとっての利便性が向上される。また、中
断操作をした遊技機49で誤って遊技を開始しかけた場
合に、その旨が報知され、所定の操作を行なうことによ
り中断操作をした遊技機で遊技を再開させることができ
るため、遊技者へのサービスの向上を図ることができ
る。
【0029】また、中断操作を行なった遊技機49とは
異なる他の遊技機49で遊技を開始するためには、元の
遊技機を放棄する必要があるため、遊技者が複数の遊技
機を掛け持ちすることを防止でき、遊技機の稼働率が低
下してしまうことを極力防止できる。
【0030】ところで、中断操作を行なった遊技者の中
には、何らかの事情により再度その遊技機49に戻って
こない者もいる。しかしながら、長時間にわたり中断状
態が継続している遊技機49を放置することは、遊技機
の稼働率の面からしても妥当ではない。そこで本実施の
形態においては、遊技場の係員などが所有する中断解除
カード104(図6(B)参照)を利用して、遊技場の
係員などが遊技機49の中断状態を解除できるように構
成されている。遊技が中断状態にある遊技機49と対応
して設けられているカードユニット50に中断解除カー
ド104が挿入されることにより、遊技機の遊技中断状
態が解除され、遊技機49の遊技状態が初期状態にリセ
ットされる。そして、中断操作を行なった遊技者以外の
者の遊技が許容される。
【0031】遊技を終了する場合には、返却精算スイッ
チ64を押圧操作すればよい。これにより、持点表示部
62に表示されている持点が、遊技開始前に遊技カード
103に記録されていた持点に加算更新されて記録され
るとともに、残高表示部43に表示されている残高がカ
ード残高として遊技カード103に更新記録される。そ
して、これらの更新記録の終了した遊技カード103が
カード挿入・排出口22より排出される。このように、
返却精算スイッチ64は、遊技を終了するための操作ス
イッチと、遊技を中断していた遊技機とは異なる遊技機
に遊技カード103を挿入してしまった場合にその遊技
カード103を排出させるための操作を行なうスイッチ
とを兼用している。なお、後者のスイッチとして機能す
るのは、残高表示部43に図4(C)に例示したような
メッセージが表示されているときである。
【0032】図3は、図1に示した遊技機49およびカ
ードユニット50の全体裏面図である。図1に示した通
常入賞口16や始動口9、あるいは可変入賞球装置11
内に進入した入賞玉は遊技盤の裏面に導かれて入賞玉集
合樋30に案内される。一方、アウト口32により回収
されたアウト玉はアウト玉誘導樋53で誘導されて入賞
玉検出器31で検出された入賞玉と合流する。そして、
アウト玉および入賞玉は打込玉検出器33で検出された
後、打込玉集合樋34に案内される。また、ファール玉
入口55より回収されたファール玉はファール玉検出器
54で検出された後、打込玉集合樋34に案内される。
【0033】打込玉集合樋34に案内された打玉は傾斜
に沿って発射玉供給口56へ案内される。遊技者が打球
操作ハンドル7(図1参照)を操作すれば打球モータ3
7が駆動し、ハンマー38が間欠揺動される。ハンマー
38の間欠揺動に伴って発射玉供給口56に案内された
パチンコ玉が1発ずつ遊技領域8(図1参照)へ弾発発
射される。以上のようにして、遊技機49内に封入され
ているパチンコ玉が繰返し循環して遊技に使用されてい
る。
【0034】遊技場の係員などが所定の玉抜きスイッチ
(図示省略)を操作すればソレノイド58が励磁され、
打込玉集合樋34の一部を形成している回動板57が所
定角度回動し、玉抜き樋59と打込玉集合樋34とを連
通させる。これにより、打込玉検出器33で検出された
後打込玉集合樋34を案内される封入玉は発射玉供給口
56へ誘導されることなく玉抜き樋59へ案内される。
玉抜き樋59へ案内された封入玉は遊技機49外部へ排
出される。
【0035】28は遊技用制御基板であり、各種遊技内
容の制御を行なう遊技用マイクロコンピュータ67が設
けられている。また、60は持点用制御基板であり、持
点の制御を行なうための持点制御用マイクロコンピュー
タ66が設けられている。なお、68は各種遊技情報な
どをホールコンピュータへ出力するための通信部であ
る。
【0036】図4は、残高表示部43に表示される各種
メッセージの表示例を示す図である。
【0037】まず、図4(A)は、遊技中に表示される
メッセージの表示例である。遊技中は、図示するように
カード残高数が表示される。
【0038】次に図4(B)は、中断スイッチ100が
押圧操作され遊技が中断状態にある際に表示されるメッ
セージ例である。残高表示部43には、遊技が中断状態
にある旨を表わすメッセージと、遊技が中断されてから
の経過時間が表示される。遊技場の係員などは、たとえ
ばこの経過時間を参考にして、中断状態を中断解除カー
ド104を用いて強制的に解除するか否かを判断でき
る。
【0039】次に図4(C)は、遊技者が中断操作をし
た遊技機49以外の遊技機で遊技を行なおうとした場合
に表示されるメッセージ例である。メッセージの内容な
どについては、既に説明しているので、ここではその詳
細な説明を省略する。
【0040】図5は、図1に示したカードユニット5
0,遊技機49、およびカード管理コンピュータ102
のブロック図である。
【0041】カード管理コンピュータ102は、通信部
17を介してカードユニット50と接続されている。カ
ード管理コンピュータ102では、遊技カード103の
カード番号別に遊技者の持点やカード残高、あるいは中
断情報などが管理されている。カードユニット50は、
通信部17を介して、遊技カード103の更新情報を逐
次カード管理コンピュータ102へ送信している。ま
た、カードユニット50は必要に応じてカード管理コン
ピュータ102から遊技カード103のカード番号に対
応した各種情報を入手する。なお、図示を省略している
が、カード管理コンピュータ102には、複数のカード
ユニット50が図示する構成で接続され、管理されてい
る。
【0042】以下に、ブロック図に基づいて詳細に説明
を行なう。まず、カード処理用マイクロコンピュータ6
5は、カードユニット50に異常のないことを条件に利
用可ランプ18を点灯させる表示制御を行なう。また、
カード処理用マイクロコンピュータ65は予め入力され
た情報に基づいて連結方向表示器20を点灯する表示制
御を行なう。
【0043】カードユニット50に遊技カード103が
挿入されればその遊技カード103がカード搬送機構4
5で搬送されてその記録情報がカードリーダライタ23
で読取られる。また、遊技カード103が挿入された旨
が挿入検出スイッチ46で検出され、検出信号がカード
処理用マイクロコンピュータ65に入力される。カード
処理用マイクロコンピュータ65はこれを受信して、カ
ード挿入表示ランプ21を点灯させる表示制御を行な
う。
【0044】一方、カードリーダライタ23で読取られ
た記録情報はカード処理用マイクロコンピュータ65に
入力され、記憶されるとともに、通信部17を介してカ
ード管理コンピュータ102へ送信される。カード管理
コンピュータ102は、カード番号を手がかりにして情
報の照合を行なう。具体的には、カード番号別にカード
管理コンピュータ102内に記憶されているカード残高
や持点、あるいは中断情報などが一致するか否かを確認
する。そして、その照合結果を通信部17を介してカー
ド処理用マイクロコンピュータ65へ送信する。カード
処理用マイクロコンピュータ65はこれを受信して、照
合が一致する場合には、遊技機49が中断状態になくか
つ遊技カード103に中断情報が記録されていないこと
を条件に、残高表示部43にカード残高を表示させる制
御を行なう。そして、端数スイッチ19が押圧操作され
れば、カード残高の端数を残高表示部43に表示させる
制御を行なう。
【0045】そして、変換スイッチ63の押圧操作があ
れば、その押圧操作に基づいて出力される変換要求信号
がカード処理用マイクロコンピュータ65を介して持点
制御用マイクロコンピュータ66に入力されることにな
る。持点制御用マイクロコンピュータ66は、この変換
要求信号が入力されることに基づいてカード処理用マイ
クロコンピュータ65に変換指令情報を出力するととも
に持点の加算更新処理を実行する。そして、その加算更
新後の持点を記憶する。また、加算更新後の持点数を持
点表示部62に表示させる。
【0046】一方、持点制御用マイクロコンピュータ6
6から変換指令情報を受信したカード処理用マイクロコ
ンピュータ65は、記憶しているカード残高から所定単
位の残高分を減算更新して記憶するとともに、残高表示
部43の表示内容を更新する。
【0047】遊技が開始され、発射玉検出器52でパチ
ンコ玉の発射が1発ずつ検出されるごとに持点制御用マ
イクロコンピュータ66は、記憶している持点の減算更
新を行なうとともにその更新結果を持点表示部62に表
示させる制御を行なう。ファール玉検出器54でファー
ル玉が検出されれば、持点制御用マイクロコンピュータ
66は記憶している持点を1点ずつ加算更新するととも
にその加算更新結果を持点表示部62に表示させる制御
を行なう。入賞玉検出器31で入賞玉が検出されれば、
持点制御用マイクロコンピュータ66は、遊技用マイク
ロコンピュータ67から受信した所定数の持点を、記憶
している持点に加算更新するとともに、その更新結果を
持点表示部62に表示させる。打込玉検出器33で打込
玉が検出されれば、その検出信号が持点制御用マイクロ
コンピュータ66に入力される。持点制御用マイクロコ
ンピュータ66は、これを検出して、打込玉総数をカウ
ントする。
【0048】また、持点制御用マイクロコンピュータ6
6は、その持点の大きさに応じてアナログ表示部51を
表示制御する。さらに持点制御用マイクロコンピュータ
66は、大当り情報などの各種遊技情報を通信部68を
介してホールコンピュータへ出力する。
【0049】遊技行為の途中に中断スイッチ100が押
圧操作されればこれがカード処理用マイクロコンピュー
タ65で検出される。カード処理用マイクロコンピュー
タ65は、中断スイッチ100の押圧操作があったこと
に基づいて残高表示部43の表示を図4(B)に例示し
たような遊技中断中の表示内容に切換える。さらにカー
ド処理用マイクロコンピュータ65は、中断指令信号を
持点制御用マイクロコンピュータ66に出力する。さら
にカード処理用マイクロコンピュータ65は、カード番
号とともに中断情報や現時点でのカード残高、持点など
の情報をカード管理コンピュータ102へ送信する。そ
して、カードリーダライタ23に取込まれている遊技カ
ード103の記録情報を更新し、中断情報を書込む処理
を実行した後、カード搬送機構45を通じて遊技カード
103を排出させる制御を行なう。一方、カード処理用
マイクロコンピュータ65から中断指令信号を受信した
持点制御用マイクロコンピュータ66は、打込玉検出器
などの検出器の検出出力を無効とし、持点表示部62の
表示を固定する。さらに持点制御用マイクロコンピュー
タ66は、遊技用マイクロコンピュータ67に対して、
打球モータを停止させ遊技盤のスイッチ類を無効にさせ
るための指令信号を出力する。
【0050】一方、カード処理用マイクロコンピュータ
65で受付けられカード管理コンピュータ102で照合
結果が一致すると判断された遊技カード103に中断情
報が記録されている場合であって、かつ、遊技機49が
遊技中断状態でない場合には、カード処理用マイクロコ
ンピュータ65は残高表示部43に図4(C)に例示し
たようなメッセージを表示し、遊技者が中断操作をして
いる別の遊技機を放棄するか否かの確認をとる。そし
て、確認スイッチ101の押圧操作があった場合には、
カード処理用マイクロコンピュータ65は通信部17を
介してカード管理コンピュータ102に中断放棄情報を
出力する。この中断放棄情報には、カード番号の他、放
棄対象となる遊技機の識別番号が含まれている。カード
管理コンピュータ102はこの中断放棄情報に基づいて
放棄対象の遊技機を特定しこれに対応するカードユニッ
ト50に中断解除信号を出力するとともにカード管理コ
ンピュータ102内部に記憶している中断情報を消去す
る。
【0051】一方、中断放棄情報をカード管理コンピュ
ータ102に出力したカード処理用マイクロコンピュー
タ65は、残高表示部43にカード残高を表示させる制
御を行ない、遊技を許容する。
【0052】中断している遊技機を放棄するか否かの確
認メッセージが残高表示部43に表示されている際に返
却精算スイッチ64が押圧操作されれば、カード処理用
マイクロコンピュータ65は、残高表示部43の表示を
遊技開始前の所定のデモンストレーション表示に切換え
るとともに遊技カード103を排出する制御を行なう。
【0053】一方、遊技機49が遊技中断状態にある場
合に遊技カード103の挿入があれば、カード処理用マ
イクロコンピュータ65は、遊技カード103に中断情
報が記録されているか否かをチェックし、中断情報が記
録されていない場合には遊技カード103を排出する制
御を行なう。中断情報が記録されている場合には、中断
情報を参照して遊技機が一致するか否かを判断し、一致
していない場合には残高表示部43にその旨の表示を行
ない、遊技カード103を排出する制御を行なう。中断
情報が一致している場合には、残高表示部43にカード
残高を表示するとともに持点制御用マイクロコンピュー
タ66へ中断解除指令信号を、カード管理コンピュータ
102へ中断解除信号を、それぞれ出力する。持点制御
用マイクロコンピュータ66は、中断解除指令信号を受
けて打球モータおよび遊技盤のスイッチ類を有効にす
る。また、カード管理コンピュータ102は中断解除信
号を受けてこれに対応したカード番号の情報を参照し、
中断情報を消去する。
【0054】遊技行為の途中に返却精算スイッチ64が
押圧操作されれば、カード処理用マイクロコンピュータ
65はこれを受けて持点制御用マイクロコンピュータ6
6に精算信号を出力する。持点制御用マイクロコンピュ
ータ66は、精算信号が入力されれば、持点制御用マイ
クロコンピュータ66内部に記憶している持点情報をカ
ード処理用マイクロコンピュータ65へ出力するととも
に持点表示部62の表示内容をクリアする。カード処理
用マイクロコンピュータ65は、持点制御用マイクロコ
ンピュータ66から送信された持点情報に基づいてカー
ド処理用マイクロコンピュータ65内部に記憶されてい
る持点を更新する。そして、カード処理用マイクロコン
ピュータ65内部に記憶されているカード番号やカード
残高、持点などといった各種情報をカード管理コンピュ
ータ102へ送信するとともに、遊技カード103の記
録情報の更新を行なった後、遊技カード103を排出す
る制御を行なう。
【0055】図6は、遊技カード103および中断解除
カード104を説明するための説明図である。遊技カー
ド103および中断解除カード104は、たとえば、I
Cカードで構成されており、マイクロコンピュータおよ
び情報の入出力を行なうための接続部などを含む。ま
た、ROMとして、情報の書換が可能なEEPROMが
内蔵されている。遊技カード103には、カード種別番
号,カード番号,カード残高,遊技可能持点,景品交換
可能持点,遊技店コード,発行年月日,セキュリティコ
ードなどが書込まれており、遊技機49で中断操作を行
なった際には中断情報が書込まれる。
【0056】カード種別番号は、そのカードが遊技カー
ドであるか中断解除カードであるかを識別するための番
号であり、遊技カード103の場合には、たとえば「0
01」が記録されている。カード番号は、各遊技カード
103を識別するための番号であり、遊技カード103
ごとにそれぞれ異なった番号が記録されている。景品交
換可能持点とは、景品交換にのみ使用可能であって遊技
には使用できない持点である。遊技可能持点は、景品交
換にも遊技にも使用可能な持点である。たとえば、大当
りの発生に基づいて遊技者に付与された持点は、景品交
換持点として記録される。
【0057】中断解除カード104は、遊技機49の遊
技中断状態を強制的に解除して遊技機49の遊技状態を
初期状態にリセットするためのカードであり、遊技場の
係員などが所有しているカードである。この中断解除カ
ード104には、カード種別番号,遊技店コード,カー
ド番号,解除コード,セキュリティコード,発行年月日
などが記録されている。カード種別番号として、たとえ
ば、「002」が記録されている。また、解除コード
は、カードユニット50あるいはカード管理コンピュー
タ102において遊技機49の遊技中断状態を解除する
か否かの判断に用いられるコードであり、カードユニッ
ト50あるいはカード管理コンピュータ102に予め登
録されている解除コードと一致することを条件に遊技中
断状態の解除処理が実行されるように構成されている。
【0058】図7は、中断制御処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。このフローチャートに基づく制御
プログラムは、カードユニット50のカード処理用マイ
クロコンピュータ65に構成されているROM(図示省
略)内に記憶されており、カード処理用マイクロコンピ
ュータ65は、この制御用プログラムに基づいて以下に
説明する中断制御処理を実行する。
【0059】まず、S1において中断操作が行なわれた
か否かが判断される。具体的には、中断スイッチ100
が押圧されたか否かが判断される。そして、中断操作が
行なわれていない場合には、処理が終了する。一方、中
断操作が行なわれた場合には、S2に進む。
【0060】S2では、中断処理が実行される。すなわ
ち、カード処理用マイクロコンピュータ65に構成され
ているRAM内の中断フラグをオンにセットするととも
に中断時間の計時を開始し、残高表示部43に中断中で
ある旨のメッセージおよび中断時間を表示する処理を開
始する。
【0061】次にS3に進み、中断指令信号が持点制御
用マイクロコンピュータ66に出力される。
【0062】次にS4に進み、カード番号,カード残
高,持点(遊技可能持点および景品交換持点)などとと
もに中断情報をカードに書込む処理が実行される。な
お、中断情報には、遊技を中断状態にする遊技機の台番
号が含まれている。
【0063】次にS5に進み、カード管理コンピュータ
102にカード番号,カード残高,持点(遊技可能持点
および景品交換可能持点)などとともに中断情報が送信
される。
【0064】次にS6に進み、遊技カード103が排出
された後、処理が終了する。図8は、カード返却精算処
理の処理手順を示すフローチャートである。このフロー
チャートに基づく制御用プログラムは、カードユニット
50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構成さ
れているROM(図示省略)内に記憶されており、カー
ド処理用マイクロコンピュータ65はこの制御プログラ
ムに基づいて以下に説明するカード返却精算処理を実行
する。
【0065】まず、S101において、返却精算操作が
あったか否かが判断される。具体的には、返却精算スイ
ッチ64の押圧操作があったか否かが判断される。
【0066】返却精算操作のない場合には、S102に
進み、カード残高および遊技可能持点ともにゼロである
か否かが判断される。ともにゼロでない場合には処理が
終了する。一方、ともにゼロである場合には、後述する
S104に進む。
【0067】一方、S101において返却精算操作があ
ったと判断された場合には、S103に進む。
【0068】S103では、残高表示部43に確認メッ
セージを表示中であって確認操作待ち状態にあるか否か
が判断される。すなわち、残高表示部43に図4(C)
に例示したようなメッセージが表示されているか否かが
判断される。
【0069】確認メッセージを表示中である場合には、
S106に進み、遊技カード103が排出された後、処
理が終了する。
【0070】一方、S103において確認メッセージが
表示中でないと判断された場合には、S104に進む。
【0071】S104では、カード番号,カード残高,
持点(遊技可能持点および景品交換可能持点)などを遊
技カード103に書込むとともに中断情報をクリアする
処理が実行される。
【0072】次にS105に進み、カード管理コンピュ
ータ102に遊技カード103へ書込んだ情報を出力す
る処理が実行される。
【0073】次にS106に進み、遊技カード103が
排出された後、処理が終了する。図9は、カード受付処
理の処理手順を示すフローチャートである。このフロー
チャートに基づく制御用プログラムは、カードユニット
50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構成さ
れているROM(図示省略)内に記憶されており、カー
ド処理用マイクロコンピュータ65はこの制御プログラ
ムに基づいて以下に説明するカード受付処理を実行す
る。
【0074】まず、S201において、カード挿入・排
出口22にカードが挿入されたか否かが判断される。こ
の判断は、挿入検出スイッチ46(図5参照)の検出出
力に基づいて行なわれる。カードの挿入がない場合に
は、処理が終了する。一方、カードが挿入された場合に
は、S202に進む。
【0075】S202では、カードの記録情報が読取ら
れる。次にS203に進み、挿入されたカードが遊技カ
ード103であるか否かが判断される。この判断は、カ
ード種別番号として「001」が記録されているか否か
に基づいて行なわれる。遊技カード103でない場合に
は、S204に進む。
【0076】S204では、挿入されたカードが中断解
除カード104であるか否かが判断される。この判断
は、カードにカード種別番号として「002」が記録さ
れ、かつ、解除コードが一致していることに基づいて行
なわれる。中断解除カード104でない場合には、S2
17に進みカードが排出され、処理が終了する。中断解
除カード104である場合には、S224に進む。
【0077】S224では、遊技機49が中断処理中で
あるか否かが判断される。この判断は、中断フラグがオ
ンになっているか否かに基づいて行なわれる。中断処理
中でない場合には、前述したS217に処理が移行す
る。一方、中断処理中である場合には、S225に進
む。
【0078】S225では、中断状態を解除する処理が
実行される。すなわち、中断時間を計時しているカウン
タの動作が停止され、そのカウンタ値がクリアされると
ともに、残高表示部43で行なわれている中断中表示を
所定のデモンストレーション表示に切換える処理が実行
される。これにより、遊技機49の遊技状態が初期状態
にリセットされる。
【0079】次にS226に進み、中断解除指令信号が
持点制御用マイクロコンピュータ66に出力される。
【0080】次にS227に進み、カード管理コンピュ
ータ102に中断解除操作信号が出力され、処理が前述
したS217に移行する。
【0081】S203において、挿入されたカードが遊
技カード103であると判断された場合には、S205
に進む。S205では、カード管理コンピュータ102
にカード情報が出力される。カード情報とは、遊技カー
ド103に記憶されているカード番号やカード残高、持
点(遊技可能持点および景品交換持点)、中断情報など
のことである。このカード情報を受信したカード管理コ
ンピュータ102は、カード管理コンピュータ102内
に記憶されているカード情報との照合を行ない、双方の
カード情報が一致するか否かを判断する。そして、その
照合結果を表わす情報をカード処理用マイクロコンピュ
ータ65へ送信する。
【0082】次にS206に進み、カード管理コンピュ
ータ102から照合結果が受信されたか否かが判断さ
れ、照合結果が受信されるまで繰返しこの処理が実行さ
れる。照合結果が受信された場合には、S207に進
む。
【0083】S207では、双方のカード情報が一致す
る旨の照合結果であるか否かが判断される。双方のカー
ド情報が一致する旨の照合結果でない場合には、S22
8に進み、遊技カード103のカード記録情報に中断情
報が存在し、かつ、中断情報以外のカード情報は一致し
ているがカード管理コンピュータ102のカード記録情
報には中断情報が存在しない状態であるか否か、すなわ
ち、中断解除カード104を用いるなどして既に遊技機
の中断状態が強制的に解除された状態にあるか否かが判
断される。そして、そのような状態にある場合には、S
229に進み、中断していた遊技機が既に解除された旨
を表わすメッセージが残高表示部43に表示され、処理
が後述するS214に進む。残高表示部43には、たと
えば、「中断していた100番台は勝手ながら中断解除
しました。」などというメッセージが表示される。
【0084】一方、S228でNOとの判断がなされた
場合には、S230に進む。S228でNOの判断がな
される場合とは、たとえば、カード残高や持点などが遊
技カード103とカード管理コンピュータ102との間
で互いに一致しない場合などである。
【0085】S230では、所定のエラー報知がなされ
て、処理が前述したS217に移行する。なお、エラー
報知は、たとえば、残高表示部43に所定のメッセージ
が表示されるなどして行なわれる。
【0086】一方、S207において、YESの判断が
なされた場合には、処理がS208に進む。S208で
は、遊技機49が中断処理中であるか否かが判断され
る。この判断は、中断フラグがオンであるか否かに基づ
いて行なわれる。
【0087】S208において中断処理中であると判断
された場合には、S218に進む。S218では、遊技
カード103に中断情報が記録されているか否かが判断
される。中断情報が記録されていない場合には、前述し
たS217に処理が移行する。一方、中断情報が記録さ
れている場合には、S219に進む。
【0088】S219では、遊技カード103に記録さ
れている中断情報と遊技カード103が挿入されている
カードユニット50に対応し、中断状態にある遊技機4
9の台番号とが一致しているか否かが判断される。そし
て、一致していない場合には、S223に進み、「あな
たの中断している台は100番台です。この台は102
番台です。」などというメッセージが残高表示部43に
表示され、中断している遊技機が違う旨の表示が行なわ
れた後、処理が前述したS217に移行する。
【0089】一方、S219でYESの判断がなされた
場合には、S220に進む。S220では、中断状態を
解除する処理が実行される。この処理内容は、先に説明
したS225の処理内容と同一であるために、その詳細
な説明は省略する。
【0090】次にS221に進み、中断解除指令信号が
持点制御用マイクロコンピュータ66に出力される。
【0091】次にS222に進み、中断解除指令信号が
カード管理コンピュータ102に出力され、後述するS
214に進む。
【0092】一方、S208において、中断処理中でな
いと判断された場合には、S209に進む。
【0093】S209では、遊技カード103に中断情
報があるか否かが判断され、中断情報のない場合には、
後述するS214に処理が移行する。
【0094】S209で中断情報があると判断された場
合には、S210に進み、遊技者が既に中断操作してい
る遊技機を放棄するか否かの確認メッセージが、残高表
示部43に表示される。なお、この表示例は図4(C)
に図示したとおりである。
【0095】次にS211に進み、確認スイッチ101
の押圧操作があったか否かが判断される。確認スイッチ
101の押圧操作があった場合には、S213に進む。
【0096】S213では、中断放棄情報がカード管理
コンピュータ102に出力される。この中断放棄情報に
は、遊技カード103のカード番号および中断放棄対象
となった遊技機49の台番号が含まれている。
【0097】次にS214に進み、遊技カード103に
記録されているカード残高、および遊技可能持点を使用
した新たな遊技が許容される。
【0098】次にS215に進み、カード残高が残高表
示部43に表示された後、処理が終了する。
【0099】一方、S211でNOと判断された場合に
は、S212に進む。S212では、返却精算スイッチ
64が押圧操作されたか否かが判断され、操作のない場
合には、S211に戻る。
【0100】一方、返却精算スイッチ64が押圧操作さ
れた場合には、S216に進み、残高表示部43の表示
内容が確認メッセージの表示から所定のデモンストレー
ション表示(たとえば、「カードを入れて下さい」)に
切換わる。
【0101】次にS217に進み、遊技カード103が
排出された後、処理が終了する。図10は、中断解除処
理の処理手順を示すフローチャートである。このフロー
チャートに基づく制御プログラムは、カード管理コンピ
ュータ102のROM(図示省略)内に記憶されてお
り、カード管理コンピュータ102は、この制御プログ
ラムに基づいて以下に説明する中断解除処理を実行す
る。
【0102】まず、S301において、中断放棄情報が
入力されたか否かが判断される。中断放棄情報の入力の
ない場合には、処理が終了する。一方、中断放棄情報が
入力された場合には、S302に進む。
【0103】S302では、中断放棄情報に基づいて、
中断解除する遊技機49の台番号を割出し、当該遊技機
49に対応するカードユニット50に対して中断解除信
号を出力する。
【0104】次にS303に進み、中断放棄情報に含ま
れているカード番号に対応して記憶されている中断情報
がクリアされた後、処理が終了する。
【0105】図11は、中断解除処理の処理手順を示す
フローチャートである。このフローチャートに基づく制
御プログラムは、カードユニット50のカード処理用マ
イクロコンピュータ65に構成されているROM(図示
省略)内に記憶されており、カード処理用マイクロコン
ピュータ65はこの制御プログラムに基づいて以下に説
明する中断解除処理を実行する。
【0106】まず、S401において、中断解除信号が
入力されたか否かが判断される。この中断解除信号は、
図10に示したS302においてカード管理コンピュー
タ102から出力された信号である。
【0107】中断解除信号が入力されていない場合に
は、処理が終了し、中断解除信号が入力された場合に
は、S402に進む。S402では、中断状態を解除す
る処理が実行される。具体的には、中断フラグをオフに
セットし、中断時間を計時しているカウンタの動作を停
止するとともにそのカウンタのカウンタ値をクリアし、
残高表示部43の中断中表示をデモンストレーション表
示に切換える処理を実行する。
【0108】次にS403に進み、中断解除指令信号が
持点制御用マイクロコンピュータ66に出力された後、
処理が終了する。
【0109】次に、以上説明した実施形態の変形例を第
2実施形態〜第9実施形態として以下に順番に説明す
る。
【0110】図12は、第2実施形態を説明するための
フローチャート(要部抜粋)である。この第2実施形態
は、図9において説明したカード受付処理の処理手順に
一部変更を加えたものである。図9において説明した手
順では、S211において確認スイッチ101が押圧操
作されるかもしくはS212において返却精算スイッチ
64が押圧操作されなければ処理が次の段階に移行され
ないように構成されていた。このことは、S210で確
認メッセージ(図4(C)参照)が表示された後、遊技
者が何らかの操作をしない限り遊技機の状態が変化しな
いことを意味する。そこでこの第2実施形態では、S2
10で確認メッセージが表示された後、タイマがセット
されるように構成し、確認メッセージが表示された後所
定時間経過しても確認スイッチ109が押圧操作されな
い場合には自動的に処理を図9に示すS216に移行さ
せ、残高表示部43の表示内容をデモンストレーション
表示に切換えるとともに、遊技カード103を排出する
ように構成している。
【0111】図12に示したステップに基づいて説明す
ると、図9のS210で確認メッセージが表示された
後、S501に処理が移行し、タイマがセットされる。
次にS502に進み、確認スイッチ101の押圧操作が
あるか否かが判断され、押圧操作があった場合には、図
9に示したS213に処理が移行する。一方、確認スイ
ッチ101の押圧操作がない場合には、S503に進
み、S501でセットされたタイマがタイムアップした
か否かが判断され、タイムアップしていない場合には、
処理がS502に戻る。一方、タイムアップしている場
合には、図9のS216に処理が移行する。
【0112】この第2実施形態では、再遊技を望む遊技
者が、中断操作をした遊技機49以外の遊技機49で誤
って遊技を開始しかけて残高表示部43のメッセ−ジ表
示(図4(C)参照)で誤りに気づいた際、遊技カ−ド
103の排出操作を何ら行なう必要がなく、タイマがタ
イムアップするのを待てばよいことになる。
【0113】図13は、第3実施形態を説明するための
フローチャート(要部抜粋)である。このフローチャー
トは、図12に示したフローチャートと比較して、タイ
マがセットされてからタイムアップするまでの間に返却
精算スイッチ64が押圧操作されれば処理が図9のS2
16に移行し、タイマがタイムアップすれば処理がS2
13に移行する点が異なる。具体的には、図9のS21
0から処理がS601に移行して、タイマがセットされ
る。次にS602に処理が進み、S601でセットされ
たタイマがタイムアップしているか否かが判断され、タ
イムアップしている場合には、図9のS213に処理が
自動的に移行する。したがって、図9のS211に示し
たような遊技者のスイッチ操作を必要とすることなく、
所定時間が経過すれば自動的に処理がS213に移行す
ることになる。
【0114】一方、S602において、タイムアップし
ていないと判断された場合にはS602に進み、返却精
算スイッチ64が押圧操作されたか否かが判断される。
返却精算スイッチ64が押圧操作されていない場合に
は、処理がS602に戻り、返却精算スイッチ64が押
圧操作された場合には、処理が図9のS216に進むこ
とになる。
【0115】この第3実施形態によれば、第1実施形態
あるいは第2実施形態とは異なり、確認スイッチ101
が不要となる。
【0116】図14は、第4実施形態を説明するための
フローチャートである。このフローチャートは、変換処
理の処理手順を示すものであり、このフローチャートに
基づく制御プログラムは、カードユニット50のカード
処理用マイクロコンピュータ65に構成されているRO
M(図示省略)に記憶されている。カード処理用マイク
ロコンピュータ65は、この制御プログラムに基づい
て、以下に説明する変換処理を実行することとなる。
【0117】まず、S701において、変換スイッチ6
3が押圧操作されたか否かが判断され、押圧操作のない
場合には、処理が終了する。
【0118】一方、変換スイッチ63が押圧操作された
場合には、S702に進み、変換可能であるか否かが判
断される。変換可能でない場合には、処理が終了する。
ここで、変換可能でない場合とは、遊技カード103が
挿入されていない場合やカード残高がない場合、あるい
は図9のS206に示したようにカード情報の照合が完
了していない場合などである。
【0119】S702で変換可能であると判断された場
合には、S703に進む。S703では、確認メッセー
ジ(図4(C)参照)が残高表示部43に表示されてお
り、確認操作待ち状態であるか否かが判断される。確認
操作待ち状態である場合には、処理が終了する。一方、
確認操作待ち状態でない場合には、S704に進み、変
換処理が実行される。すなわち、カード残高から所定の
大きさの残高が引落されるとともに遊技者に所定数の持
点が付与される。
【0120】S704で変換処理が終了した後、処理が
終了する。さらにこの第4実施形態においては、図9に
示したカード受付処理の処理手順の一部が変更される。
【0121】まず、S210において表示される確認メ
ッセージの内容が一部異なる。図4(C)を参照して、
「放棄する場合は確認スイッチを」が、「放棄する場合
は変換スイッチを」として、表示されるのである。
【0122】さらに、図9のS211では、確認スイッ
チ101の押圧操作の有無を判断しているが、第4実施
形態ではこれに代えて、変換スイッチ63の押圧操作の
有無が判断されるように構成される。
【0123】この第4実施形態が第1実施形態と異なる
点は、図9のS210で確認メッセージが表示された場
合に処理をS213以降に移行するのに必要となる確認
スイッチ101を不要とし、持点を引落す際に操作され
る変換スイッチ63でこの機能を兼用した点にある。こ
の第4実施形態によれば、確認スイッチ101が不要と
なるために、遊技機49の製造コストを抑えることがで
きるという利点が生まれる。
【0124】図15,図16は、第5実施形態を説明す
るためのフローチャート(要部抜粋)である。また、図
17は、第5実施形態に必要となる中断時間延長カード
105を説明するための説明図である。
【0125】この第5実施形態の特徴点は、遊技機49
で中断操作が行なわれた後、所定時間が経過すれば自動
的に遊技中断状態が解除され、遊技状態が初期状態にリ
セットされるように構成されている点にある。したがっ
て、この第5実施形態によれば、第1実施形態のよう
に、長時間にわたり遊技中断状態にある遊技機があるか
否かをわざわざ遊技場の係員などがチェックして中断解
除カード104で解除操作を行なう必要がなくなる。し
たがって、遊技場側の手間を省くことができる。また、
遊技が中断されてから所定時間が経過すれば確実に中断
状態が解除されるため、遊技場の係員などのチェック漏
れなどにより長期にわたって中断状態が継続するような
遊技機が存在することを確実に防止でき、遊技機の稼働
率が不必要に低下することをも防止できる。
【0126】さらにこの第5実施形態では、遊技場の係
員などが所有する中断時間延長カード105を使用する
ことにより、遊技機を中断状態にしておくことのできる
中断時間を延長することができるように構成されてい
る。したがって、中断時間が残り少なくなり、まもなく
中断状態が解除されてしまうことになる遊技機が存在す
る場合に、遊技場の係員などの判断によりさらにその中
断時間を延長でき、所定時間が経過すればいかなる事情
があっても中断状態が解除されてしまうというシステム
に融通性を持たせることができ、遊技機の稼働率の低下
を防止しつつも遊技者への配慮を欠くことのない遊技用
装置とすることができる。
【0127】この第5実施形態におけるカード受付処理
の処理手順は、図9に示したS204,S224〜S2
27の各ステップに代えて、図15に示すS801〜S
803が実行されるものである。図9および図15に基
づいて、その説明を行なう。まず、図9を参照して、S
203で遊技カード103でないと判断された場合に
は、図15を参照して、S801に進む。
【0128】S801では、中断時間延長カード105
が挿入されているか否かが判断される。中断時間延長カ
ード105であるか否かの判断は、カードに記録されて
いるカード種別番号が「003」であるか否かに基づい
て判断される。中断時間延長カード105でない場合に
は、図9のS217に処理が移行する。一方、中断時間
延長カード105であると判断された場合には、S80
2に進む。
【0129】S802では、遊技機49が中断処理中で
あるか否かが判断される。中断処理中であるか否かの判
断は、中断フラグがオンになっているか否かに基づいて
行なわれる。中断処理中でない場合には、図9のS21
7に進む。
【0130】一方、中断処理中であると判断された場合
には、S803に進み、タイムアップになる時間を40
分延長する処理が実行される。具体的には、カード処理
用マイクロコンピュータ65のRAM(図示省略)内に
記憶されているタイムアップ時間カウンタのカウンタ値
に40分ぶんの値が加算更新される。そして、その後処
理が図9のS217に移行することになる。
【0131】なお、S803において、タイムアップに
なる時間を何分延長するかの判断は、中断時間延長カー
ド105に記録されている延長時間に基づいて行なわれ
る。したがって、中断時間延長カード105に記録され
ている延長時間が、たとえば5分である場合には、S8
03で延長される時間は5分となる。
【0132】図16は、中断自動解除処理の処理手順を
示すフローチャートである。このフローチャートに基づ
く制御プログラムは、カードユニット50のカード処理
用マイクロコンピュータ65に構成されているROM
(図示省略)内に記憶されており、カード処理用マイク
ロコンピュータ65は、この制御プログラムに基づいて
以下に説明する中断自動解除処理を実行する。
【0133】まず、S901において、中断処理中であ
るか否かが判断される。この判断は、中断フラグがオン
になっているか否かに基づいて行なわれる。中断処理中
でない場合には、処理が終了する。一方、中断処理中で
あると判断された場合には、S902に進む。
【0134】S902では、中断時間が所定時間に達し
たか否かが判断される。具体的には、カード処理用マイ
クロコンピュータ65のRAM内に記憶されているタイ
ムアップ時間カウンタの値と、中断時間を計時する計時
カウンタのカウンタ値とが一致しているか否かが判断さ
れる。なお、タイムアップ時間カウンタのカウンタ値
は、図15のS803の処理が実行されることにより可
変する。
【0135】中断時間が所定時間に達していない場合に
は、処理が終了する。一方、中断時間が所定時間に達し
たと判断された場合には、処理がS903に進む。
【0136】S903では、中断状態を解除する処理が
実行される。この処理の内容は、図9のS225と同様
であるので、ここではその詳細な説明を省略する。な
お、この際にタイムアップ時間カウンタのカウンタ値
は、初期値(たとえば5分)にセットされる。
【0137】次にS904に進み、中断解除指令信号が
持点制御用マイクロコンピュータ66に出力される。
【0138】次にS905に進み、カード管理コンピュ
ータ102に中断自動解除信号が出力され、処理が終了
する。
【0139】図17に示す中断時間延長カード105に
は、カード種別番号(「003」),延長時間の他、遊
技店コード,セキュリティコード,発行年月日,カード
番号などが記録されており、先に説明した遊技カ−ド1
03(図6(A)参照)や中断解除カード(図6(B)
参照)などと同様にICカードで構成されている。
【0140】図18〜図20は、第6実施形態を説明す
るためのフローチャートであり、図18はその要部を抜
粋したものである。
【0141】この第6実施形態が第1実施形態と異なる
点は次の2点である。 遊技の中断操作をして遊技を中断した後、中断した
遊技者が戻ることなく強制的に中断解除された場合に
は、中断操作前に遊技者が所有していた遊技可能持点は
すべて遊技に使用できない景品交換持点に変換されてし
まう点。
【0142】 遊技の終了操作をした際に、遊技者が
所有していた遊技可能持点はすべて遊技に使用できない
景品交換持点に変換されてしまう点。
【0143】したがって、この第6実施形態において
は、中断を強制的に解除された後に遊技を再開する際
や、新たに遊技を開始する際には、遊技カード103の
カード残高を引落して遊技可能持点に変換する必要があ
る。そして、打玉が入賞口に入賞することに基づいて獲
得し、または、カード残高の引落しに伴って得た遊技可
能持点は、遊技終了時、あるいは強制的に中断が解除さ
れたことによりすべて景品交換持点に変換されることに
なる。
【0144】次に、図18〜図20に示したフローチャ
ートに基づいて、この第6実施形態に関する各種処理手
順を説明する。
【0145】まず、図18は、カード受付処理の処理手
順を示すフローチャート(要部抜粋)であり、このフロ
ーチャートに基づく制御プログラムは、カードユニット
50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構成さ
れているROM(図示省略)に記憶されている。カード
処理用マイクロコンピュータ65は、このフローチャー
トに基づいて以下に説明するカード受付処理を実行す
る。
【0146】まず、S1001の処理は、図9に示した
カード受付処理の処理手順において、S229で残高表
示部43に中断していた遊技機が既に解除された旨を表
示する処理が実行された後、行なわれる。つまり、S1
001の処理は、図9に示したS201〜S203,S
205〜S207,S228,S229の各処理が実行
された後、引続いて実行されるものである。なお、図9
の前記各処理は、遊技を中断状態にした遊技者が遊技を
再開する際に、中断状態にしていた遊技機が既に解除さ
れている際の処理である。遊技者は、図9のS229に
おいて残高表示部43に遊技機が既に解除された旨のメ
ッセージが表示されることにより、そのことを認識する
ことになる。S229の処理が実行された後、図18の
S1001の処理に移る。
【0147】S1001では、遊技可能持点で遊技を続
行できない旨のメッセージが残高表示部43に表示され
る。具体的には、残高表示部43に「中断時点の持点は
すべて遊技に使用できなくなりました」などというメッ
セージが表示されることになる。
【0148】次にS1002に進み、カード残高を使用
した遊技が許容され、遊技カード103に記録されてい
る遊技可能持点による遊技は不可能な状態に制御され
る。
【0149】次に、図9のS215に進み、カード残高
が残高表示部43に表示された後、処理が終了すること
になる。
【0150】さらにこの第6実施形態では、図9に示し
たS213の処理が実行された後、S1002の処理が
実行される。そして、S1002の処理が実行された
後、S215に処理が移行することになる。
【0151】図9のS213に処理が移行するのは、中
断操作をした遊技機以外の遊技機で遊技者が遊技を開始
するべく、S211で確認スイッチ101を押圧操作し
て中断状態にある遊技機を放棄した場合である。このよ
うな場合に、処理がS1002に移行して、遊技可能持
点による遊技続行が不可能となりカード残高使用による
遊技が許容されることになる。
【0152】この第6実施形態においては、遊技の終了
時のみならず、遊技を中断した場合、強制的に中断が解
除されたまたは中断している遊技機を放棄して中断して
いる遊技機以外で遊技する場合にも遊技可能持点は景品
交換持点に変換されるように構成している。しかしなが
ら、これに代えて、返却精算スイッチ64を押圧操作し
て遊技を終了した際にのみ遊技可能持点が景品交換持点
に変換されるように構成してもよい。
【0153】図19は、カード返却精算処理の処理手順
を示すフローチャートである。このフローチャートに基
づく制御プログラムは、カードユニット50のカード処
理用マイクロコンピュータ65に構成されているROM
(図示省略)内に記憶されており、カード処理用マイク
ロコンピュータ65はこの制御プログラムに基づいて以
下に説明するカード返却精算処理を実行する。
【0154】まず、S1101において返却精算操作が
行なわれたか否かが判断される。具体的には、返却精算
スイッチ64が押圧操作されたか否かが判断される。返
却精算操作が行なわれていない場合には、S1102に
進む。
【0155】S1102では、カード残高および遊技可
能持点ともにゼロであるか否かが判断される。ともにゼ
ロでない場合には、処理が終了する。一方、ともにゼロ
である場合には、処理が後述するS1106に進む。
【0156】一方、S1101において、返却精算操作
が行なわれたと判断された場合には、S1103に進
む。
【0157】S1103では、確認メッセージ(図4
(C)参照)が表示中で確認操作待ち状態にあるか否か
が判断される。確認操作待ち状態にあると判断された場
合には、処理が終了する。一方、確認操作待ち状態にな
いと判断された場合には、S1104に進む。
【0158】S1104では、遊技可能持点があるか否
かが判断される。遊技可能持点がある場合には、S11
05に進み、遊技可能持点が遊技続行不可能な景品交換
持点として遊技カード103に書込む処理が実行され
る。そしてその処理がS1106に進む。
【0159】一方、S1104で遊技可能持点がないと
判断された場合には、S1106に進み、カード番号,
カード残高,および持点などを遊技カード103に書込
むとともに中断情報をクリアする処理が実行される。
【0160】次にS1107に進み、カード管理コンピ
ュータ102へ書込んだ情報を出力する処理が実行され
る。
【0161】次にS1108に進み、遊技カード103
が排出され、処理が終了する。図20は、中断解除処理
の処理手順を示すフローチャートである。このフローチ
ャートに基づく制御プログラムは、カード管理コンピュ
ータ102のROM(図示省略)内に記憶されており、
カード管理コンピュータ102は、この制御プログラム
に基づいて以下に説明する中断解除処理を実行する。
【0162】まず、S1201において、中断解除操作
信号が入力されたか否かが判断される。中断解除操作信
号は、図9のS227に基づいてカードユニット50か
ら出力される信号である。
【0163】S1201において、中断解除操作信号が
入力されていないと判断された場合には、S1202に
進む。S1202では、中断放棄情報が入力されている
か否かが判断される。中断放棄情報は、図9のS213
においてカードユニット50から出力される情報であ
る。中断放棄情報が入力されていない場合には処理が終
了する。一方、中断放棄情報が入力されている場合に
は、S1203に進み、中断解除する台番号を割出し、
中断解除信号を、割出した台番号に対応するカードユニ
ット50へ出力する処理が実行される。そして処理が、
後述するS1204に進む。
【0164】一方、S1201において、中断解除操作
信号が入力されていると判断された場合には、S120
4に進み、遊技可能持点が存在するか否かが判断され
る。遊技可能持点が存在しないと判断された場合には、
後述するS1206に進む。一方、遊技可能持点が存在
すると判断された場合には、S1205に進み、遊技可
能持点は遊技続行不可能な景品交換持点に更新して記憶
される。
【0165】次にS1206に進み、中断情報がクリア
され、処理が終了する。図21は、第7実施形態に係る
遊技用装置に用いられる遊技機49の全体裏面図であ
る。この第7実施形態に係る遊技機49が図3などに示
した遊技機49と異なる点は、遊技カード103を用い
て遊技が行なわれる際の遊技条件を設定可能な遊技条件
設定スイッチユニット106が設けられている点にあ
る。したがって、この図21で、図3と重複するものに
ついてはその詳細な説明を省略する。
【0166】遊技条件設定スイッチユニット106に
は、遊技条件設定スイッチユニット106が設けられた
遊技機の種別を設定するための種別設定スイッチ部10
7と、当該遊技機の台番号を設定するための台番号設定
スイッチ部108とが設けられている。これらスイッチ
部はサムロータリスイッチで構成されている。図示する
ように、種別表示部107bの上下にそれぞれ種別設定
キー107a,107aが設けられており、たとえば上
方の種別設定キー107aを操作することにより、種別
表示部107bに表示されている種別コードを順次歩進
することができ、下方の種別設定スイッチ107aを押
圧操作することにより、種別表示部107bに表示され
ている種別コードを順次減算設定することができる。台
番号設定スイッチ部108も同様に4桁の数字を表示可
能な台番号表示部108bに表示されているそれぞれの
桁に応じて上下に台番号設定キー108a,108aが
配設されており、上方の台番号設定キー108aを押圧
操作することによりその桁に対応する台番号表示部10
8bが順次歩進され、下方の台番号設定キー108aを
操作することにより、その桁に対応する台番号表示部1
08bの数字が順次減算更新される。その結果、0〜9
の10種類の種別を設定入力でき、0000〜9999
の10000の遊技機台番号を設定入力することができ
る。なお、遊技機の種別とは、たとえば、パチンコ遊技
機,コイン遊技機,スロットマシンなどのような遊技機
の種類であってもよく、また、パチンコ遊技機における
複数種類の機種(いわゆるフィーバータイプ,飛行機タ
イプ,権利ものタイプなど)を示すものであってもよ
い。
【0167】遊技条件設定スイッチユニット106に
は、さらに、持点使用条件設定スイッチ109と、この
持点使用条件設定スイッチ109がいずれの位置に設定
されているのかを表示する表示部〜が設けられてい
る。この持点使用条件設定スイッチ9がに相当する箇
所に位置していれば、遊技機の種別にかかわらず遊技者
が前の遊技で得た遊技可能持点を無条件に使用できる状
態に設定されていることを示している。また、に相当
する箇所に位置している場合には、この遊技機が遊技者
が前に遊技を行なった遊技機の種別と同一である場合に
のみ、前回の遊技で遊技者が得た遊技可能持点を使用し
て遊技を行なうことが可能である状態に設定されている
ことを示している。また、に相当する箇所に位置して
いる場合には、他の遊技機で得た遊技可能持点を使用し
た遊技は一切できない状態に設定されていることを示し
ている。さらに遊技条件設定スイッチユニット106に
は、大当り終了時遊技続行設定スイッチ110が設けら
れている。この大当り終了時遊技続行設定スイッチ11
0がに相当する箇所に位置していれば大当りが終了し
ても遊技が続行可能な状態を示しており、に相当する
箇所に位置していれば大当り終了により打球発射不能状
態となり遊技が停止する状態を示している。
【0168】持点使用条件設定スイッチ9,大当り終了
時遊技続行設定スイッチ10、あるいは前述した種別設
定キー107aや台番号設定キー108aは、たとえ
ば、遊技場の係員などにより適宜設定操作される。
【0169】この第7実施形態では、遊技者が中断して
いる遊技機以外の遊技機で遊技開始しようとする際、あ
るいは新たに遊技を開始する際に、遊技カ−ド103の
記録情報に基づいて前回遊技を行なった遊技機の種別や
台番号などがチェックされ、遊技条件設定スイッチユニ
ット106の条件設定の内容に沿うものであるか否かが
判断される。そして、条件設定の内容に沿うものである
場合には、前回の遊技で遊技者が得た遊技可能持点を使
用した遊技が許容される。一方、条件設定の内容に沿う
ものでない場合には、遊技可能持点を使用した遊技は禁
じられ、カード残高を引落しての遊技のみが許容される
ことになる。
【0170】この第7実施形態は、第6実施形態と比較
して、遊技場側の判断で遊技可能持点を使用した遊技の
許容範囲を適宜定めることができるため、遊技場のニー
ズに応じた遊技用装置を提供できることになる。
【0171】図22は、第7実施形態に係るカード受付
処理の処理手順を示すフローチャート(要部抜粋)であ
る。この第7実施形態に係るカード受付処理の処理手順
に基づいた制御プログラムは、カードユニット50のカ
ード処理用マイクロコンピュータ65に構成されている
ROM(図示省略)内に記憶されており、カード処理用
マイクロコンピュータ65は、以下に説明する手順に従
ってカード受付処理を実行する。
【0172】図9のS213で中断放棄情報がカード管
理コンピュータ102から出力された後、または、図9
のS229で残高表示部43に中断していた遊技機が既
に解除された旨が表示された後、処理がS1301に移
行する。
【0173】S1301では、遊技条件情報と条件設定
とが比較される。遊技条件情報とは、遊技者が前回遊技
を行なった遊技機の種別や台番号などからなる情報のこ
とである。この遊技条件情報は、たとえば、遊技カ−ド
103の精算返却時に遊技カード103に記録され、カ
ードの記録情報読取時(図9のS202)に読取られ
る。また、条件設定とは、遊技条件設定スイッチユニッ
ト106の設定内容のことである。
【0174】次にS1302に進み、遊技開始条件を満
足するか否かが判断される。遊技開始条件を満足しない
場合には、S1303に進み、カード残高を使用した遊
技のみが許容され、処理が図9のS215に移行する。
【0175】一方、S1302で遊技開始条件を満足す
ると判断された場合には、S1304に進み、遊技可能
持点があるか否かが判断される。遊技可能持点がない場
合には、前述したS1303に進む。一方、遊技可能持
点がある場合には、S1305に進む。
【0176】S1305では、遊技可能持点を使用した
遊技が許容され、処理が図9のS215に移行する。
【0177】図23は、第8実施形態に係る遊技用装置
に用いられる遊技機49を説明するための全体背面図で
ある。この第8実施形態に係る遊技機49が図3などに
示した遊技機49と異なる点は、図示する位置に中断設
定選択スイッチ111が設けられている点にある。この
中断設定選択スイッチ111は、表示部と表示部と
のいずれかに位置するように設定することができる。中
断設定選択スイッチ111が表示部に相当する箇所に
位置している場合には、図6(B)に示した中断解除カ
ード104を使用して遊技機49の中断状態を解除する
ことが可能となる。なお、選択スイッチ111が表示部
に相当する箇所に位置している場合には、中断解除カ
ード104を使用して中断状態を強制的に解除するか、
もしくは中断操作をした遊技者が再遊技を開始するまで
遊技の中断状態が自動的に解除されることはない。
【0178】一方、中断設定選択スイッチ111が表示
部に相当する箇所に位置している場合には、遊技機4
9で中断操作が行なわれてから所定時間が経過すれば自
動的に中断状態が解除される。なお、選択スイッチ11
1が表示部に相当する箇所に位置している場合には、
中断解除カード104を用いた解除操作を行なうことは
できない。また、中断設定選択スイッチ111が表示部
に位置している場合には、中断時間延長カード105
(図17参照)を用いた中断時間の延長操作が有効であ
る。
【0179】この第8実施形態によれば、遊技の中断状
態を強制的に解除する方法を遊技場側が選択可能である
ために、中断状態解除方法について遊技場側のニーズに
応えることのできる遊技用装置を提供することが可能と
なる。
【0180】たとえば、遊技機の稼働率を特に重視する
ような遊技場は、中断設定選択スイッチ111を表示部
に設定して、時間がくれば自動的に遊技機の中断状態
が解除されるようにすればよく、逆に遊技者へのサービ
スを売り物にして遊技を提供している遊技場は中断設定
選択スイッチ111を表示部に設定し、遊技場の係員
などの判断で中断状態の解除に融通性をもたせるように
することができるからである。
【0181】なお、図23に示した遊技機49は、中断
設定選択スイッチ111を除いては図3に示した遊技機
49と同様であるために、図3に示した遊技機49のこ
れらの説明を省略する。
【0182】図24は、第8実施形態に係るカード受付
処理の処理手順を示すフローチャート(一部抜粋)であ
る。このフローチャートに基づく制御プログラムは、カ
ードユニット50のカード処理用マイクロコンピュータ
65に構成されているROM(図示省略)内に記憶され
ており、カード処理用マイクロコンピュータ65は、こ
の制御プログラムに基づいて以下に説明する処理を実行
する。
【0183】第8実施形態に係るカード受付処理の処理
手順は、図9に示したカード受付処理の処理手順におい
て、そのS204,S224〜S227をS1401〜
S1410で置換えたものと同一である。したがって、
ここではS1401〜S1410の各処理の処理手順の
説明を行ない、図9に示したS201〜S203,S2
05〜S223,S228〜S230の説明は省略す
る。
【0184】まず、図9のS203で遊技カード103
でないと判断された場合に、S1401に処理が移行
し、中断解除カード104であるか否かが判断される。
中断解除カード104でない場合には、S1402に進
み、中断時間延長カード105であるか否かが判断され
る。中断時間延長カード105でない場合には、処理が
図9のS217へ移行する。一方、中断時間延長カード
105である場合には、S1408に進み、遊技機49
が中断処理中であるか否かが判断される。中断処理中で
あるか否かの判断は、中断フラグがオンになっているか
否かに基づいて行なわれる。中断処理中でない場合に
は、処理が図9のS217へ移行する。一方、中断処理
中であると判断された場合には、S1409に進む。
【0185】S1409では、中断設定が「2」である
か否かが判断される。中断設定「2」とは、図23に示
した中断設定選択スイッチ111が表示部の位置に設
定されていることを意味する。中断設定が「2」でない
場合には、処理が図9のS217へ移行する。一方、中
断設定が「2」であると判断された場合には、S141
0に進み、タイムアップになる時間を40分延長するた
めの処理が実行される。そして、処理が図9のS217
へ移行する。
【0186】一方、S1401で中断解除カード104
であると判断された場合には、S1403に進み、遊技
機が中断処理中であるか否かが判断される。中断処理中
でない場合には、処理が図9のS217へ進む。一方、
中断処理中である場合には、S1404に進み、中断設
定が「1」であるか否かが判断される。中断設定「1」
とは、図23に示した中断設定選択スイッチ111が表
示部の位置に設定されていることを意味する。中断設
定が「1」でない場合には、処理が図9のS217へ移
行する。一方、中断設定が「1」になっている場合に
は、S1405に進み、中断状態を解除する処理が実行
される。この処理内容は、図9のS225と同様である
ため、その詳細な説明を省略する。
【0187】次にS1406に進み、中断解除指令信号
が持点制御用マイクロコンピュータ66へ出力される。
【0188】次にS1407に進み、カード管理コンピ
ュータ102に中断解除操作信号を出力する処理が実行
される。そして、処理が図9のS217へ移行する。
【0189】図25は、第8実施形態に係る中断自動解
除処理の処理手順を示すフローチャートであり、このフ
ローチャートに基づく制御プログラムは、カードユニッ
ト50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構成
されているROM(図示省略)に記憶されている。カー
ド処理用マイクロコンピュータ65は、この制御プログ
ラムに基づいて、以下に説明する中断自動解除処理を実
行する。
【0190】この第8実施形態に係る中断自動解除処理
の処理手順は、図16に示した第5実施形態に係る中断
自動解除処理の処理手順と比較して、そのS901のス
テップとS902のステップとの間にS1502のステ
ップが加わったものである。これにより、遊技機が中断
処理中であって、かつ、中断設定選択スイッチ111が
表示部の位置に設定されている場合にのみ、S150
4〜S1506(図16のS903〜S905)が実行
されることになる。この中断自動解除処理が実行される
ことにより、中断設定選択スイッチ111が表示部に
設定されている場合には、中断時間が所定時間に達した
ことを条件に遊技機の遊技中断状態が解除される。
【0191】まず、S1501において中断処理中であ
るか否かが判断され、中断処理中でない場合には、処理
が終了する。一方、中断処理中である場合には、S15
02に進み、中断設定が「2」であるか否か、すなわ
ち、中断設定選択スイッチ111が表示部の位置に設
定されているか否かが判断される。中断設定が「2」と
なっていない場合には、処理が終了する。一方、中断設
定が「2」となっている場合には、S1503に進む。
S1503〜S1506は、図16のS903〜S90
5の各処理と同様であるので、その詳細な説明を省略す
る。
【0192】図26〜図29は、第9実施形態を説明す
るためのフローチャートである。第9実施形態は、第8
実施形態と比較して、中断設定選択スイッチ111と同
様の中断解除の選択手段をカード管理コンピュータ10
2に設けた点が異なる。カード管理コンピュータ102
には、中断解除方法選択用の中断設定キーを含むキーボ
ードが設けられており、カード管理コンピュータ102
のモニタ上には、中断設定キーの操作に応じて中断設定
1または中断設定2のいずれかの表示が行なわれる。中
断設定1とは、第8実施形態において中断設定選択スイ
ッチ111が表示部に設定されている場合と同様に中
断解除カード104を使用してマニュアル操作で中断状
態を解除可能とする設定である。一方、中断設定2と
は、中断設定選択スイッチ111が表示部に設定され
ている場合と同様に所定時間が経過すれば自動的に中断
状態が解除される設定である。
【0193】中断設定キーを操作して中断設定1または
中断設定2のいずれかを選択した後、キーボードのリタ
ーンキーを押圧することにより、選択された設定が有効
となる。
【0194】なお、この中断設定は各遊技機49ごとに
行なわれるように構成してもよく、一括設定されるよう
に構成してもよい。
【0195】また、この第9実施形態は、第1実施形態
と異なり、中断時間の計時はカードユニット50で行な
われるのではなく、カード管理コンピュータ102で各
遊技機49ごとに行なわれている。したがって、遊技中
断中の遊技機49で遊技中断許容時間が経過しているか
否かの判断もカード管理コンピュータ102において各
遊技機ごとに行なわれている。また、遊技中断許容時間
の設定や中断解除カード104が使用された際の中断時
間の延長処理もカード管理コンピュータ102で行なわ
れる。
【0196】この第9実施形態によれば、第8実施形態
のように各遊技機49ごとに中断解除方法を選択する必
要がなく、遊技場の作業負担を軽減できる。
【0197】次に、図26〜図29に従ってこの第9実
施形態の各処理手順の内容を説明する。
【0198】まず、図26は、第9実施形態に係る中断
制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この
フローチャートに基づく制御プログラムは、カードユニ
ット50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構
成されているROM(図示省略)内に記憶されており、
カード処理用マイクロコンピュータ65は、この制御プ
ログラムに基づいて以下に説明する中断制御処理を実行
する。
【0199】まず、S1601において、中断操作が行
なわれた否か、すなわち、中断スイッチ100が押圧操
作されたか否かが判断される。中断操作のない場合に
は、処理が終了する。一方、中断操作が行なわれた場合
には、S1602に進む。
【0200】次に、S1602では、カード管理コンピ
ュータ102にカード番号,カード残高,持点,中断操
作が行なわれた遊技機49の台番号などとともに中断情
報が送信される。
【0201】次にS1603に進み、持点制御用マイク
ロコンピュータ66に中断指令信号が出力される。
【0202】次にS1604に進み、カード番号,カー
ド残高,持点,遊技機49の台番号などとともに中断情
報が遊技カード103に書込まれる。
【0203】次にS1605に進み、中断処理が実行さ
れる。すなわち、中断フラグがオンに設定され、残高表
示部43に遊技が中断中である旨の表示が行なわれる。
また、カード管理コンピュータ102から送信される中
断時間情報に基づいて残高表示部43に中断操作が行な
われてから現在に至るまでの中断時間が表示される。
【0204】次にS1606に進み、遊技カード103
が排出され、処理が終了する。図27は、第9実施形態
に係る中断管理処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。このフローチャートに基づく制御プログラムは、
カード管理コンピュータ102のROM(図示省略)内
に記憶されており、カード管理コンピュータ102は、
この制御プログラムに基づいて以下に説明する中断管理
処理を実行する。
【0205】まず、S1701において、中断情報が入
力されているか否かが判断される。中断情報は、図26
のS1602でカードユニット50から出力される情報
である。中断情報が入力されていない場合には、処理が
終了する。一方、中断情報の入力がある場合には、S1
702に進む。
【0206】S1702では、中断情報、およびカード
番号など、図26のS1602でカードユニット50か
ら出力されてきた各情報が記憶される。
【0207】次にS1703に進み、中断時間の計時が
開始される。次にS1704に進み、カード管理コンピ
ュータ102のモニタ上に、遊技が中断中である旨のメ
ッセージと計時中の時間を各遊技機49の台番号別に表
示する制御が行なわれた後、処理が終了する。
【0208】図28は、第9実施形態に係るカード受付
処理の処理手順を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートに基づく制御プログラムは、カードユニット
50のカード処理用マイクロコンピュータ65に構成さ
れているROM(図示省略)内に記憶されており、カー
ド処理用マイクロコンピュータ65は、この制御プログ
ラムに基づいて以下に説明するカード受付処理を実行す
る。
【0209】この第9実施形態に係るカード受付処理の
処理手順は、図9に示した第1実施形態に係るカード受
付処理の処理手順において、そのS204,S224〜
S227の代わりにS1801〜S1812が実行され
るように構成したものである。したがって、ここでは、
各処理の説明が重複する図9のS201〜S203,S
205〜S223,S228〜S230の各処理の説明
を省略し、S1801〜S1812の各処理の説明のみ
を行なう。
【0210】まず、図9のS203において遊技カード
103でないと判断された場合に処理がS1801に移
行する。S1801では、中断解除カード104である
か否かが判断される。中断解除カード104でない場合
には、S1802に進む。
【0211】S1802では、中断時間延長カード10
5であるか否かが判断される。中断時間延長カード10
5でない場合には、処理が図9のS217へ移行する。
一方、中断時間延長カード105であると判断された場
合には、S1807に進む。
【0212】S1807では、中断処理中であるか否か
が判断され、中断処理中でない場合には、処理が図9の
S217へ移行する。一方、中断処理中であると判断さ
れた場合には、S1809に進む。
【0213】S1809では、中断時間延長要求信号が
カード管理コンピュータ102へ出力される。
【0214】次にS1810に進み、中断設定が「1」
となっているか否かが判断される。中断設定が「1」と
なっている場合には、中断時間延長カード105を使用
した時間延長は何ら意味をなさない。中断解除方法が中
断解除カード104を用いたマニュアル操作に設定され
ているからである。そこで、中断設定が「1」に設定さ
れている場合には、S1812に進み、残高表示部43
に中断設定が「1」である旨の表示がなされ、処理が図
9のS217へ移行する。なお、中断設定が「1」に設
定されているか否かの判断は、図29のS1910にお
いて、カード管理コンピュータ102から入力される情
報に基づいて行なわれる。
【0215】一方、S1810で中断設定が「1」でな
いと判断された場合には、S1811に進み、時間延長
が完了したか否かの判断がなされる。具体的には、カー
ド管理コンピュータ102から更新完了信号が入力され
たか否かが判断される。更新完了信号は、後述する図2
9のS1915で出力される信号であり、S1809に
おいて出力された中断時間延長要求信号に基づいてカー
ド管理コンピュータ102が中断時間の延長を完了する
ことに基づいて出力される。時間延長が完了したことに
基づいて処理が図9のS217へ移行する。
【0216】一方、S1801で中断解除カード104
であると判断された場合には、S1803に進む。
【0217】S1803では、カード管理コンピュータ
102に中断解除操作信号が出力される。
【0218】次にS1804に進み、中断設定が「2」
であるか否かが判断される。この判断は、後述する図2
9のS1912において、カード管理コンピュータ10
2から入力される情報に基づいて行なわれる。中断設定
が「2」であると判断された場合には、S1806に進
み、残高表示部43に中断設定が「2」である旨の表示
がなされ、処理が図9のS217へ移行する。
【0219】一方、中断設定が「2」でない場合には、
S1805に進み、中断解除信号が入力されたか否かが
判断される。中断解除信号は、図29において後述する
S1919の処理においてカード管理コンピュータ10
2から入力される信号である。そして、中断解除信号が
入力されるまで、S1805の処理が繰返し実行され、
中断解除信号が入力されれば、処理が図9のS217へ
移行する。
【0220】図29は、第9実施形態に係る中断解除判
定処理の処理手順を示すフローチャートである。このフ
ローチャートに基づく制御プログラムは、カード管理コ
ンピュータ102のROM(図示省略)内に記憶されて
おり、カード管理コンピュータ102は、この制御プロ
グラムに基づいて以下に説明する中断解除判定処理を実
行する。
【0221】まず、S1901において、中断処理中で
あるか否かが判断される。この判断は、中断時間計時中
であるか否かに基づいて行なわれる。中断処理中でない
場合には、処理が終了する。一方、中断処理中であると
判断された場合には、S1902に進む。
【0222】S1902では、中断解除信号が入力され
ているか否かが判断される。この中断解除信号は、遊技
機49で中断操作をした遊技者が再遊技を行なうべく自
己の遊技カード103をカードユニット50に挿入する
ことに基づいて、カードユニット50より入力される情
報である。この中断解除信号が入力されていると判断さ
れた場合には、S1903に進む。
【0223】S1903では、計時中の中断時間をクリ
アする処理が実行される。次にS1904に進み、カー
ド管理コンピュータ102のモニタに表示されている中
断中である旨のメッセージおよび計時時間を遊技可の表
示に切換える。そしてその後、処理が終了する。
【0224】一方、S1902で中断解除信号が入力さ
れていないと判断された場合には、S1905に進む。
S1905では、中断放棄情報が入力されているか否か
が判断される。中断放棄情報が入力されている場合に
は、S1906に進み、中断を解除する台番号を割出す
処理が実行された後、後述するS1917に処理が移行
する。
【0225】一方、S1905で中断放棄情報の入力が
ないと判断された場合には、S1907に進む。S19
07では、中断設定が「2」に設定されているか否かが
判断される。中断設定が「2」に設定されていない場合
には、S1908に進む。
【0226】S1908では、中断強制解除操作が行な
われた否かが判断される。具体的には、図28のS18
03において中断解除操作信号がカードユニット50か
ら出力されているか否かが判断される。中断強制解除操
作が行なわれていると判断された場合には、処理が後述
するS1917に進む。一方、中断強制解除操作が行な
われていないと判断された場合には、S1909に進
む。
【0227】S1909では、中断延長操作が行なわれ
たか否かが判断される。具体的には、図28のS180
9において中断時間延長要求信号がカードユニット50
から出力されているか否かが判断される。中断延長操作
が行なわれていないと判断された場合には、処理が終了
する。一方、中断延長操作が行なわれていることが判断
された場合には、S1910に進む。
【0228】S1910では、中断設定が「1」である
旨の情報がカードユニット50に出力され、処理が終了
する。
【0229】一方、S1907において、中断設定が
「2」であると判断された場合には、S1911に進
み、中断強制解除操作が行なわれているか否かが判断さ
れる。この判断は、図28のS1803において、中断
解除操作信号がカードユニット50から出力されている
か否かに基づいて行なわれる。中断強制解除操作が行な
われていると判断された場合には、S1912に進み、
中断設定が「2」である旨を表わす情報がカードユニッ
ト50に送信され、処理が終了する。一方、中断強制解
除操作が行なわれていないと判断された場合には、S1
913に進む。
【0230】S1913では、中断延長操作が行なわれ
ているか否かが判断される。具体的には、図28のS1
809において中断時間延長要求信号がカードユニット
50から出力されているか否かが判断される。中断延長
操作が行なわれていると判断された場合には、S191
4に進み、タイムアップになる時間を40分延長する処
理が実行される。
【0231】次にS1915に進み、更新完了信号がカ
ードユニット50へ出力され、処理が終了する。
【0232】一方、S1913において中断延長操作が
行なわれていないと判断された場合には、S1916に
進む。
【0233】S1916では、計時中の中断時間がタイ
ムアップしているか否か、すなわち、計時中の時間が予
め定められた遊技中断許容時間となっているか否かが判
断される。計時時間がタイムアップしていない場合に
は、処理が終了し、タイムアップしている場合には、S
1917に進む。
【0234】S1917では、計時中の中断時間をクリ
アする処理が実行される。次にS1918に進み、カー
ド管理コンピュータ102のモニタに表示されている中
断中である旨のメッセージと計時中の中断時間を遊技可
の表示に切換える。
【0235】次にS1919に進み、中断解除信号がカ
ードユニット50に出力され、処理が終了する。
【0236】このS1919の中断解除信号に基づいて
図11と同様にカードユニット50は中断状態を解除す
るとともに中断解除指令信号を持点制御用マイクロコン
ピュータ66に出力する。
【0237】次に、以上説明した各実施形態の変形例や
特徴点などを以下に列挙する。 (1) 図4(B)を参照して、中断操作が行なわれて
から現在に至るまでの中断時間は残高表示部43に図示
するような態様で表示されるように構成した。しかしな
がら、中断時間の報知をこのように画像表示により行な
うのに代えて、所定時間が経過するごとにスピーカから
音声で報知されるように構成してもよい。たとえば、5
分が経過するごとにブザーを鳴らすなど、あるいは、
「5分経過しました」などという音声による報知が行な
われるように構成してもよい。また、所定時間が経過す
るごとに残高表示部43の背景色が変化するように構成
してもよい。たとえば、遊技中断許容時間が45分に設
定されており、中断開始から45分が経過すれば自動的
に中断状態が解除されるように設定されている場合に
は、中断開始から5分が経過すれば背景色が青から黄色
に変化し、45分で赤色に変化するように構成したり、
40分が経過した以降はメッセージが点滅表示されるよ
うに構成してもよい。また、中断時間の報知は、カード
管理コンピュータ102やホールコンピュータ側で行な
われるように構成してもよい。
【0238】遊技が中断されてから所定時間が経過する
ごとに背景色が変化し、または報知音が発せられるよう
に構成することにより、遊技が中断されてからどの程度
の時間が経過しているのかを遊技場の係員などがより把
握しやすくなることになる。
【0239】また、経過時間を直接数値で表示すること
なく、レベルゲージなどのアナログ表示を用いて表示す
るように構成してもよい。
【0240】また、遊技が中断している旨の表示は残高
表示部43に表示するのではなく、中断時間と表示専用
の表示器に表示するように構成してもよく、持点表示部
62に表示するように構成してもよい。あるいは、遊技
機49と別体に構成された情報開示装置の表示画面に表
示されるように構成してもよい。つまり、中断している
旨の表示は、中断表示専用の表示器で表示するなど、ど
のような表示器で表示してもよい。なお、情報開示装置
とは、始動入賞回数や大当り回数などの遊技情報を表示
可能な装置のことである。
【0241】(2) 図5を参照して、カードユニット
50と遊技機49とはそれぞれ別体に構成したが、カー
ドユニット50が遊技機49の1機能として構成され、
カードユニット50と遊技機49とが一体に構成されて
いるものであってもよい。また、カード処理用マイクロ
コンピュータ65と持点制御用マイクロコンピュータ6
6とを1つのマイクロコンピュータで構成するようにし
てもよい。
【0242】さらに、確認スイッチ101,中断スイッ
チ100,変換スイッチ63,返却精算スイッチ64,
残高表示部43を持点制御用マイクロコンピュータ66
に接続して、持点制御用マイクロコンピュータ66によ
りこれらのスイッチおよび表示部が制御されるように構
成してもよい。
【0243】(3) 図6、図17を参照して、遊技カ
ード103などはICカードで構成するようにしたが、
これに限られることなく、磁気カードで構成してもよ
い。また、各カードは非接触型のカードとしてもよく、
遊技カード103については液晶表示器などの表示器を
設けて中断時間が表示されるように構成してもよい。こ
れにより、遊技機を離れた遊技者が中断時間を容易に把
握できる。
【0244】また、遊技カード103には、持点(遊技
可能持点および景品交換持点)とカード残高とが記録さ
れるように構成したが、持点専用のカードと残高用のカ
ードとの2枚に分けて構成してもよい。
【0245】また、遊技カード103には、カード番号
以外にカード残高や持点、中断情報などが記録されるよ
うに構成したが、遊技カード103にはカード残高や持
点、中断情報などは記録されないように構成し、これら
の情報はもっぱらカード管理コンピュータ102で管理
されるように構成してもよい。この場合、カード管理コ
ンピュータ102は、遊技カード103に記録されてい
るカード番号を手がかりに該カード番号に対応してカー
ド管理コンピュータ102に記憶されているカード残高
などを管理することになる。また、遊技カード103
は、カードの発行を望む会員にのみ付与される会員カー
ドとして構成してもよい。この場合には、各遊技者に固
有の会員番号などを遊技カード103に記録し、会員番
号別に持点やカード残高などを管理すればよい。
【0246】また、遊技カード103や中断解除カード
104、あるいは図17に示した中断時間延長カードに
は、遊技店の名前を印刷するとともに、各カード別に色
を変えるようにしてもよい。
【0247】図7を参照して、S2で中断処理が実行さ
れることに基づいて残高表示部43には、中断中である
旨のメッセージと、中断時間が表示されるように構成し
た。しかしながらこれに代えて、中断時間は表示される
ことなく、中断中のメッセージのみが表示されるように
構成してもよい。あるいは、中断中である旨のメッセー
ジを表示する代わりに所定のランプやLEDが点灯表示
されるように構成してもよい。また、中断時間を表示す
る際には、レベルケージなどによる表示を行なうなど、
アナログ表示としてもよい。
【0248】また、この処理手順において、S2の中断
処理やS3の中断指令信号などが出力されることなく、
単に中断操作に係る遊技カード103以外の遊技カード
103を受付けないように構成するのみでもよい。
【0249】(4) 中断時間延長カード105を利用
することにより、中断時間を延長することができるよう
に構成したが、中断時間延長カード105に代えて、中
断時間の延長操作が可能な携帯用のリモートコントロー
ル装置により、各遊技機49の中断時間を延長可能なよ
うに構成してもよい。中断時間を延長すべき遊技機49
が複数台ある場合には、中断時間延長カード105を用
いて各遊技機49ごとに中断時間の延長操作を行なうの
は煩雑であり、遊技場側の作業負担が増える。そこで、
このようなリモートコントロール装置を使用することに
より、これらの作業負担を軽減することができる。ま
た、中断時間延長カード105により時間の延長を可能
とする場合には、遊技者が中断時間延長カードの偽造カ
ードを作製し、悪用する恐れもある。リモートコントロ
ール装置を使用することにより、このような偽造カード
が悪用されてしまう不都合をも防止できる。
【0250】(5) 中断時間延長カード105を利用
することにより、遊技中断許容時間が、たとえば40分
延長されるように構成した。しかしながら、延長すべき
時間は40分に限られることなく、中断時間延長カード
105の記憶内容を変更したり、延長時間が異なる複数
の中断時間延長カード105を利用するなどして、適宜
定めることができる。また、中断時間延長カード105
を用いることなく、遊技機49の所定位置に設けられた
ボタンを操作することにより中断時間を所定時間だけ延
長可能なように構成してもよい。この場合には、中断時
間延長用のボタンは、遊技者が操作不可能な遊技機49
の裏面などに設けることが望ましい。なお、ボタン操作
により延長可能な時間は、たとえば4分延長用と45分
延長用との複数設けるように構成することが考えられ
る。また、中断時間は複数段階あるものでも、固定時間
でもよい。
【0251】(6) 図21を参照して、各種遊技条件
は、各遊技機49の裏面側に設けられた遊技条件設定ス
イッチユニット106を操作することにより設定可能な
ように構成した。しかしながらこれに代えて、カード管
理コンピュータ102のキーボード操作により、各遊技
機49の遊技条件などを一括して設定できるように構成
してもよい。
【0252】(7) 図26を参照して、S1605の
中断処理が行なわれる際に、カード管理コンピュータ1
02から中断操作が行なわれてから現在に至るまでの中
断時間に関するデータを受信し、残高表示部43に中断
時間が表示されるように構成してもよい。
【0253】(8) 第9実施形態において、カード管
理コンピュータ102に設けられたキーボードを利用し
て中断解除方法を選択可能なように構成した。しかしな
がらこれに代えて、カード管理コンピュータ102に図
23の中断設定選択スイッチ111のようなスイッチを
設けて、このスイッチを操作することにより中断解除方
法が選択可能なように構成してもよい。
【0254】(9) 図27を参照して、S1704に
おいて、中断中である旨のメッセージと計時した時間が
カード管理コンピュータ102のモニタ上に表示される
ように構成した。しかしながらこれに代えて、中断中で
ある旨のメッセージと計時した時間が遊技場のホールコ
ンピュータのモニタ画面に表示されるように構成しても
よい。この場合には、そのメッセージの内容と計時時間
とがカード管理コンピュータ102からホールコンピュ
ータに送信されるように構成するとよい。
【0255】(10) 図9を参照して、S211で確
認スイッチ101を押圧操作すれば中断している遊技機
を放棄して新たな遊技機で遊技が可能となるように構成
した。しかしながらこの際に確認スイッチ101を押圧
操作するのに代えて、所定のタッチスイッチへの接触、
あるいは打球操作ハンドル7の操作に基づいて処理がS
213へ移行するように構成してもよい。
【0256】また、図9のS204で中断解除カード1
04であるか否かの判断がなされる際に遊技店コードを
チェックし、中断解除カードに記録されている遊技店コ
ードがカードユニット50内に予め記憶されている遊技
店コードと一致しない場合には、S217に処理が移行
し、カードが排出されるように構成してもよい。
【0257】また、図9のS210において、中断して
いる遊技機を放棄するか否かの確認メッセージが表示さ
れるように構成した。しかしながら、確認メッセージを
表示するのに代えて、所定のランプやLEDを点灯させ
たり、あるいはブザー音などをスピーカから発するなど
するように構成してもよい。なお、このように構成した
場合には、そのランプやLEDなどが点灯した場合、あ
るいは所定のブザー音が発せられた場合にどういう状況
にあるのかが遊技者にわかるような説明が記載されたシ
ールなどを所定位置に貼っておくようにするのが望まし
い。たとえば、「ブザーが鳴ったときは、中断している
台以外にカードを挿入しています。中断している台を放
棄する場合は確認ボタンを押して下さい。」などと記載
されたシールを操作部45の所定位置に貼っておくよう
にするとよい。
【0258】(11) 図23〜図25を用いて説明し
た第8実施形態では、中断設定選択スイッチ111の設
定1に基づいてカードユニット50がその設定状態を判
断し、中断設定が「2」に設定されている場合には、中
断操作が行なわれてから所定時間が経過すれば自動的に
中断状態を解除するように構成した。しかしながらこれ
に代えて、中断設定選択スイッチ111を設けることな
く、所定時間が経過すれば常に自動的に中断状態が解除
されるように構成してもよい。このように構成した場合
には、中断解除カード104を用いた解除操作を無効と
してもよく、逆に有効としてもよい。中断解除カード1
04を用いた解除操作を有効とした場合には、中断操作
が行なわれてから所定時間が経過するかもしくは中断解
除カード104が使用されて所定の解除操作が行なわれ
るかのいずれか早い方の条件が成立することにより、中
断状態が解除されることになる。また、この際、中断時
間の管理をカードユニット50ではなくカード管理コン
ピュータ102で行なうように構成してもよい。
【0259】(12) 中断スイッチ105を押圧操作
することにより、遊技を中断することができるように構
成した。しかしながらこれに代えて、遊技中断用のカー
ドを使用した場合にのみ、遊技を中断させることが可能
なように構成してもよい。この専用のカードは、たとえ
ば、遊技場の店員にのみ配布することが考えられる。
【0260】(13) 中断設定を「1」とするか
「2」とするかは、中断設定選択スイッチ111を操作
することにより選択可能なように構成した。しかしなが
らこれに代えて、所定の中断設定選択用カードをカード
ユニット50に挿入することにより、中断設定可能なよ
うに構成してもよいし、カード管理コンピュータ102
によりカードユニット50が記憶している中断設定値を
変更可能に構成してもよい。
【0261】(14) 遊技中断許容時間は、予め複数
種類用意されている時間の中から任意に選択可能なよう
に構成してもよい。たとえば、カード管理コンピュータ
102において、遊技中断許容時間として「5分」また
は「45分」のいずれかを選択できるように構成するこ
とが考えられる。この際、「5分」を選択した場合に
は、自動的に中断設定が「2」となり、自動解除モード
に設定されるように構成し、「45分」を選択した場合
には、図23に示した中断設定選択スイッチ111の設
定内容あるいは第9実施形態として説明したカード管理
コンピュータ102側における設定内容に基づいて自動
解除モードあるいは中断解除カード104を使用したマ
ニュアルモードとなるように構成してもよい。もちろ
ん、逆に「45分」を選択した場合に中断設定が「2」
に自動的に設定されるように構成してもよい。
【0262】(15) 変換スイッチ63により、前記
記録媒体に記録されている情報により特定される有価価
値を引落して遊技媒体を用いた遊技を可能とするための
引落し操作手段が構成されている。また、返却精算スイ
ッチ64により、前記記録媒体を前記記録媒体受付手段
より排出するための排出操作手段が構成されている。ま
た、図9のS211およびS212に示すように、前記
権利放棄確認操作手段は、前記引落し操作手段と前記排
出操作手段とで構成されている。
【0263】(16) 図9に示したカ−ド受付処理の
処理手順において、S208で遊技機49が中断処理中
にないと判断された場合に処理がS209に進み、遊技
カ−ド103に中断情報があるか否かの判断が行われ、
中断情報がある場合にS210に処理が進むように構成
した。しかしながらこれに代えて、まず、遊技カ−ド1
03に中断情報があるか否かが判断され、中断情報があ
る場合に遊技者が遊技を開始しようとしている遊技機が
中断処理中であるか否かが判断され、中断処理中でない
場合に処理がS209に進むように構成してもよい。
【0264】(17) カード管理コンピュータ102
またはカード処理用マイクロコンピュータ65により、
前記中断操作手段の操作に基づいて遊技中断時間の計時
動作を開始する中断時間計時手段が構成されている。
【0265】図16のS903,図29のS1917〜
S1919により、前記中断時間計時手段で所定時間が
計時されたことを条件に前記中断操作手段の操作によっ
て遊技が中断されている遊技機の遊技中断状態を自動的
に解除する自動解除手段が構成されている。
【0266】図9のS225〜S227,図24のS1
405〜S1407,図28のS1803により、所定
の操作に基づいて前記遊技機の遊技中断状態を解除する
操作解除手段が構成されている。
【0267】図23に示した中断設定選択スイッチ11
1により、前記自動解除手段と前記操作解除手段とのう
ち、どちらを有効にするかを選択操作可能な選択操作手
段が構成されている。
【0268】残高表示部43により、前記中断時間計時
手段で所定時間が計時された際にその旨を報知する報知
手段が構成されている。
【0269】図4(B)に示して残高表示部43の表示
例により、前記中断時間計時手段で計時中の中断時間を
表示するための中断時間表示手段が構成されている。
【0270】前記遊技用装置は、複数の前記遊技機の遊
技状態を管理可能な遊技状態管理手段を含み、該遊技状
態管理手段は前記選択操作手段を含む。前記報知手段
は、遊技の中断理由をさらに表示可能である。カード管
理コンピュータ102により、前記自動解除手段が前記
中断操作手段の操作によって遊技が中断されている遊技
機の遊技中断状態を自動的に解除する条件となる前記所
定時間を設定可能な時間設定手段が構成されている。前
記所定時間は、第1の所定時間と、該第1の所定時間よ
りも長い第2の所定時間とのうち、いずれか一方を前記
時間設定手段で選択的に設定可能であり、前記第1の所
定時間が選択された場合には前記選択操作手段の操作の
有無にかかわらず前記自動解除手段が有効となり、前記
第2の所定時間が選択された場合には前記選択操作手段
の操作に基づいて前記自動解除手段と前記操作解除手段
とのうち、いずれか一方が有効となる。前記第1の所定
時間は、たとえば5分であり、前記第2の所定時間は、
たとえば45分である。前記報知手段は、前記中断時間
計時手段で前記第1の所定時間および前記第2の所定時
間が計時された際にその旨をそれぞれ異なる報知態様で
報知可能である。
【0271】また、前述したたとえば5分等の比較的短
い第1の所定時間が選択設定されている場合において、
その第1の所定時間を延長操作できるようにしてもよ
い。そして延長操作された場合には、設定1では延長時
間40分が経過した時点で自動解除され、設定2では時
間無制限だが強制解除操作で中断解除となるように構成
してもよい。またこの場合、前記延長操作が行なわれな
ければ自動解除されるように構成してもよい。
【0272】前述した遊技条件設定スイッチユニットと
中断設定選択スイッチとを1つのもので構成するなど、
本実施の形態で説明した組合せのもの等、いかように組
合せてもよい。
【0273】さらに、遊技終了時や遊技中断時に記録媒
体を発行するものであれば、遊技開始時には記録媒体を
使用しないものであってもよい。たとえば、現金を投入
することによりパチンコ玉やコイン等の遊技媒体が払出
され、その払出された遊技媒体を使用して遊技を行な
い、遊技中に払出すべき遊技媒体の数をデータとしてメ
モリ等に記憶するといういわゆるクレジット方式のもの
でもよい。このクレジット方式は、たとえば、遊技中に
払出すべき遊技媒体を実際に払出し、遊技機毎に玉計数
装置を設け、前記払出された遊技媒体をその玉計数装置
で計数してその計数値をメモリ等に記憶しておくもので
あってもよい。
【0274】
【課題を解決するための手段の具体例】図5に示したカ
ード管理コンピュータ102、カードユニット50によ
り、遊技機での遊技終了時に遊技結果を特定可能な情報
が記録された記録媒体を発行可能な記録媒体処理手段を
含む遊技用装置が構成されている。また、遊技カード1
03により、前記記録媒体が構成されており、遊技機4
9により、前記遊技機が構成されている。
【0275】カードユニット50により、前記記録媒体
処理手段が構成されている。中断スイッチ100によ
り、中断操作されることにより前記記録媒体処理手段で
処理され遊技者に排出される記録媒体以外による遊技が
できない状態で遊技を中断するための中断操作手段が構
成されている。
【0276】図9のS208,S209,S210によ
り、前記記録媒体処理手段で前記記録媒体が受付けられ
た際に、当該記録媒体を利用して遊技が中断されている
遊技機があるにもかかわらず当該記録媒体を利用して遊
技者が遊技を開始しようとしている遊技機が遊技中断状
態でない場合にその旨を報知する報知手段が構成されて
いる。
【0277】図9のS211,S212および確認スイ
ッチ101,返却精算スイッチ64、また図12のS5
02および確認スイッチ101,図13のS603およ
び返却精算スイッチ64により、前記報知手段で前記遊
技中断状態でない旨が報知されている場合に前記中断さ
れている遊技機で遊技を行なう権利を放棄するか否かを
確認するための権利放棄確認手段が構成されている。
【0278】図9のS213および図10、図11に示
す中断解除処理の処理手順により、前記権利放棄確認手
段により前記中断されている遊技機で遊技を行なう権利
を放棄する旨が確認された場合に、前記中断されている
遊技機の遊技中断状態を解除する解除手段が構成されて
いる。
【0279】図9のS214により、前記権利放棄確認
手段により前記中断されている遊技機で遊技を行なう権
利を放棄する旨が確認された場合に、前記遊技者が遊技
開始しようとしている遊技機における新たな遊技を許容
する遊技許容手段が構成されている。
【0280】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記記録媒体処理手段で前記記録媒体が受
付けられた際に、当該記録媒体を利用して遊技が中断さ
れている遊技機があるにもかかわらず当該記録媒体を利
用して遊技者が遊技を開始しようとしている遊技機が遊
技中断状態でない場合に、遊技者にその旨が報知され、
前記中断されている遊技機で遊技を行なう権利を放棄す
るか否かの確認を遊技者が行なうことができるために、
遊技者に対して遊技の利便性の高い遊技用装置を提供で
きるとともに、遊技場に対して遊技機の稼働率が低下し
てしまうことを極力防止可能な遊技用装置を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機49およびカードユニット50の全体正
面図である。
【図2】遊技機49に設けられている操作部48の平面
図である。
【図3】遊技機49およびカードユニット50の全体背
面図である。
【図4】残高表示部43に表示される各種メッセージの
表示例を示す図である。
【図5】カード管理コンピュータ102とカードユニッ
ト50と遊技機49との接続を説明するためのブロック
図である。
【図6】遊技カード103と中断解除カード104とを
説明するための説明図である。
【図7】中断制御処理の処理手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】カード返却精算処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】カード受付処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】中断解除処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】中断解除処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図12】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を示
すフローチャートである。
【図13】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を示
すフローチャートである。
【図14】変換処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図15】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を説
明するためのフローチャートである。
【図16】中断自動解除処理の処理手順(要部抜粋)を
示すフローチャートである。
【図17】中断時間延長カード105を説明するための
説明図である。
【図18】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を説
明するためのフローチャートである。
【図19】カード返却精算処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図20】中断解除処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図21】遊技機49とカードユニット50の全体背面
図である。
【図22】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を示
すフローチャートである。
【図23】遊技機49とカードユニット50の全体背面
図である。
【図24】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を示
すフローチャートである。
【図25】中断自動解除処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図26】中断制御処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図27】中断管理処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図28】カード受付処理の処理手順(要部抜粋)を示
すフローチャートである。
【図29】中断解除判定処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
49は遊技機、50はカードユニット、43は残高表示
部、101は確認スイッチ、100は中断スイッチ、6
4は返却精算スイッチ、63は変換スイッチ、60は持
点制御基板、28は遊技用制御基板、65はカード処理
用マイクロコンピュータ、66は持点制御用マイクロコ
ンピュータ、17は通信部、103は遊技カード、10
4は中断解除カード、105は中断時間延長カード、1
06は遊技条件設定スイッチユニット、107は種別設
定スイッチ部、108は台番号設定スイッチ部、109
は持点使用条件設定スイッチ、110は大当り終了時遊
技続行設定スイッチ、111は中断設定選択スイッチで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機での遊技終了時に遊技結果を特定
    可能な情報が記録された記録媒体を発行可能な記録媒体
    処理手段を含む遊技用装置であって、 前記記録媒体処理手段は、前記記録媒体を受付ける機能
    を有しており、 中断操作されることにより前記記録媒体処理手段で処理
    され遊技者に排出される記録媒体以外による遊技ができ
    ない状態で遊技を中断するための中断操作手段と、 前記記録媒体処理手段で前記記録媒体が受付けられた際
    に、当該記録媒体を利用して遊技が中断されている遊技
    機があるにもかかわらず当該記録媒体を利用して遊技者
    が遊技を開始しようとしている遊技機が遊技中断状態で
    ない場合にその旨を報知する報知手段と、 該報知手段で前記遊技中断状態でない旨が報知されてい
    る場合に前記中断されている遊技機で遊技を行なう権利
    を放棄するか否かを確認するための権利放棄確認手段
    と、 該権利放棄確認手段により前記中断されている遊技機で
    遊技を行なう権利を放棄する旨が確認された場合に、前
    記中断されている遊技機の遊技中断状態を解除する解除
    手段と、 前記権利放棄確認手段により前記中断されている遊技機
    で遊技を行なう権利を放棄する旨が確認された場合に、
    前記遊技者が遊技開始しようとしている遊技機における
    新たな遊技を許容する遊技許容手段とを含むことを特徴
    とする、遊技用装置。
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