JPH10118313A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH10118313A
JPH10118313A JP27497196A JP27497196A JPH10118313A JP H10118313 A JPH10118313 A JP H10118313A JP 27497196 A JP27497196 A JP 27497196A JP 27497196 A JP27497196 A JP 27497196A JP H10118313 A JPH10118313 A JP H10118313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の操作性を向上し得る遊技用装置を提
供する。 【解決手段】 残高表示部101aと持点表示部101
cとを遊技機の前面の操作部45に設け、さらに持点の
貸出モードを選択可能な貸出モードスイッチ104と該
貸出モードスイッチ104により選択される貸出モード
の内容を表示するためのモード表示部101bとを操作
部45に設け、操作部45を見れば遊技機の制御動作内
容が把握できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機を含む遊技
用装置に関し、詳しくは、遊技者が予め所有している有
価価値から所定の大きさの有価価値を引落として遊技媒
体を使用した遊技をすることが可能な遊技機を含む遊技
用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技者が予め所有
している有価価値から所定の大きさの有価価値を引落と
して遊技媒体を使用した遊技をすることが可能な遊技機
を含む遊技用装置があった。そして、この種の遊技用装
置には、遊技に使用できる遊技媒体の量や前記有価価値
の大きさを表示するための所定の表示部、あるいは前記
遊技機に関連して行なわれる各々の制御動作を実行する
ための操作手段が前記遊技機の周辺に散在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各々の
操作手段により制御動作が実行されてしまうのでは誤操
作により遊技者の意に反した結果が生じる恐れがある。
一方、遊技者は前記表示部で確認しながら遊技を行なっ
ていることが多いため、遊技者に自らが選択した制御動
作の種類を確認する機会を付与するに際しては、このよ
うな遊技者の視線を考慮し、遊技者がその機会を見損ね
ることのないようにする必要がある。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技者にとってより最適な遊技
環境を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者が予め所有している有価価値から所定の大き
さの有価価値を引落として遊技媒体を使用した遊技をす
ることが可能な遊技機を含む遊技用装置であって、前記
遊技機に関連して行なわれる制御動作の種類を選択する
ための操作が可能な動作選択操作手段と、前記動作選択
操作手段の操作に基づいた制御動作の種類を表示可能な
選択動作種類表示手段と、前記動作選択操作手段で選択
した制御動作を実行するための操作が可能な実行操作手
段と、遊技に使用できる遊技媒体の量に関する情報と前
記有価価値の大きさに関する情報とを所定の表示部に表
示させる表示制御が可能な表示制御手段とを含み、前記
動作選択操作手段と前記選択動作種類表示手段と前記実
行操作手段と前記表示部とが前記遊技機に対応して遊技
機毎に設けられた操作部にまとめて設けられていること
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記有価価値の引落形式は複
数種類定められており、前記動作選択操作手段は、前記
複数種類定められた引落形式の中から所望の引落形式を
選択可能な第1動作選択操作手段と、遊技を行なってい
る遊技機を専有した状態で遊技を中断させるのか、また
は遊技を終了させるのかを選択可能な第2動作選択操作
手段とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記操作部には、前
記遊技機による遊技の結果としての遊技結果価値から変
換された景品交換に使用可能な景品交換価値を前記表示
部に表示させるための操作が可能な表示操作手段が設け
られていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、動作選択操
作手段の働きにより、前記遊技機に関連して行なわれる
制御動作の種類を選択するための操作を行なうことが可
能となる。そして、選択動作種類表示手段の働きによ
り、前記動作選択操作手段の操作に基づいた制御動作の
種類が表示される。実行操作手段の働きにより、前記動
作選択操作手段で選択した制御動作を実行するための操
作を行なうことが可能となる。また、表示制御手段の働
きにより、遊技に使用できる遊技媒体の量に関する情報
と前記有価価値の大きさに関する情報とが所定の表示部
に表示される。また、前記動作選択操作手段と前記選択
動作種類表示手段と前記実行操作手段と前記表示部とが
前記遊技機に対応して遊技機毎に設けられた操作部にま
とめて設けられている。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、第1動作選択操作手段
の働きにより、複数種類定められた引落形式の中から所
望の引落形式を選択することが可能となる。第2動作選
択操作手段の働きにより、遊技を行なっている遊技機を
専有した状態で遊技を中断させるのか、または遊技を終
了させるのかを選択することが可能となる。
【0010】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、前記操作部に
設けられた表示操作手段の働きにより、前記遊技機によ
る遊技の結果としての遊技結果価値から変換された景品
交換に使用可能な景品交換価値を前記表示部に表示させ
るための操作が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、
遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明に
係る遊技機はパチンコ遊技機に限定されるものではな
く、コイン遊技機やスロットマシン等にも適用可能であ
る。
【0012】図1は、打玉がその内部に封入された玉封
入式の遊技機49およびこれと対応して設けられたカー
ドユニット50の全体正面図である。また、図2は遊技
機49より突出する態様で設けられた操作部45の平面
図である。 操作部45の上面部分には、ドットマトリ
クスLED表示器で構成された状況表示器101と、各
種操作スイッチ(精算/中断スイッチ102,実行スイ
ッチ103,貸出モードスイッチ104,表示切換スイ
ッチ105)とが設けられている。また、状況表示器1
01のドットマトリクス表示領域は、図示するような残
高表示部101a,モード表示部101b,持点表示部
101cを構成する他、所定のメッセージを表示領域全
体でスクロール表示するなど、必要に応じた表示構成を
とる。
【0013】状況表示器101および各種スイッチ(精
算/中断スイッチ102,実行スイッチ103,貸出モ
ードスイッチ104,表示切換スイッチ105)は、操
作部制御基板100と電気的に接続されている。操作部
制御基板100は、各種操作スイッチの押圧操作信号を
遊技機49内の持点制御用基板60やカードユニット5
0内のカードユニット制御基板に出力するとともにこれ
らの制御基板から各種信号の入力を受け、状況表示器1
01を表示制御する。
【0014】カードユニット50は遊技機49に対応し
てその側面に遊技機毎に設けられている。たとえば図に
おいては、遊技機49の図面に向かって左側面にカード
ユニット50が設けられており、当該カードユニット5
0が右側の遊技機49と対応していることが連結方向指
示器20の点灯により表示される。
【0015】この遊技機49で遊技を行なうためには、
まず持点カードをカードユニット50に投入する必要が
ある。持点カードは、たとえば、遊技場に設置された持
点カード販売機で購入することができる。持点カード販
売機から発行された持点カードには、持点カードが発行
された遊技場を特定可能な遊技場コード、複数の持点カ
ードの中から一の持点カードを特定可能な識別情報、持
点カード購入の際に遊技者が支払った金額に応じてその
上限が定められるカード残高などが記録されている。こ
の持点カードがカードユニット50のカード挿入・排出
口22に挿入されれば、その記録情報がカードリーダラ
イタ23により読取られて操作部45の上面に設けられ
た残高表示部101aに持点カードのカード残高が表示
される。
【0016】図2に示す残高表示部101aには、「残
100」と表示されている。「残」とは、表示されて
いるものがカード残高であることを示している。また、
「100」とは、カード残高が「100×100」円相
当数分、存在していることを意味している。なお、この
残高表示部101aの表示領域部分には、遊技者の操作
に応じて、後述する「貯玉」の残数を表示させることも
可能である。残高表示部101aの表示領域部分にこの
「貯玉」を表示させるための操作を行なった場合には、
残高表示部101aの表示領域部分には、図示する
「残」に代えて「貯」が表示されるとともに「貯玉」の
数が表示される。
【0017】モード表示部202bには、「玉貸」と表
示されている。これは、現在、持点カードからの価値の
引落方式が「玉貸モード」に設定されていることを表し
ている。貸出モードが「玉貸モード」に設定されている
場合には、遊技者の手動操作に基づいてカード残高が引
落とされれ遊技に使用可能な持点が貸し出される。な
お、価値の引落方式には、「玉貸モード」の他、「自動
玉貸モード」,「再プレイモード」,「自動再プレイモ
ード」がある。貸出モードスイッチ104などの操作に
応じて、この貸出モードが変更され、モード表示部10
1bの表示がこれに応じて変化する。
【0018】「玉貸モード」において、実行スイッチ1
03を押圧操作すれば、持点カードのカード残高から所
定数のカード残高が引落されて残高表示部101aでカ
ード残高が減算更新表示される。一方、カード残高の引
落しと引換えに所定数の持点が遊技者に付与され、付与
された持点数が持点表示部101cに加算更新表示され
る。図示する持点表示部101cには、100個の持点
が付与されている状態が示されている。
【0019】持点表示部101cに持点が存在する状態
で打球操作ハンドル7を操作すれば、遊技機49内に封
入されているパチンコ玉がハンマー38により1発ずつ
遊技領域8内に打込まれる。打込まれたパチンコ玉は発
射玉検出器52により1つずつ検出され、検出のある毎
に持点表示部101cの持点数が1つずつ減算更新表示
される。
【0020】発射勢いが弱すぎて遊技領域8にまで到達
しなかったパチンコ玉はファール玉入口55より回収さ
れ、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出器54
(図3参照)で検出される。ファール玉が検出されるご
とに持点表示部101cで持点数が1つずつ加算更新表
示される。これにより、遊技者が打玉が遊技領域8にま
で到達する機会を得ることなく減算更新された持点を有
効に再度使用することができる。
【0021】打玉が始動口9や通常入賞口16、あるい
は可変入賞球装置11に入賞すれば、その入賞に応じて
所定数の持点が遊技者に付与される。遊技者に付与され
た持点は、持点表示部101cに加算更新表示される。
また、いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ玉は
アウト口32より回収される。
【0022】なお、51はアナログ表示部であり、持点
表示部101cに表示されている持点数がランプの点灯
量によりアナログ表示される。また、4は透明板保持枠
であり、遊技領域8の前面を覆う透明板を保持してい
る。
【0023】遊技領域8に打込まれた打玉が始動口9に
入賞すれば可変表示装置10で図柄の可変表示が開始さ
れる。そして、可変表示装置10の可変表示結果が予め
定められた特定の表示態様(たとえば777)となれば
いわゆる大当りが発生する。大当りが発生すれば、ソレ
ノイド13が励磁されて可変入賞球装置11に設けられ
た開閉板13が開成状態となり遊技者にとって有利な第
1の状態となる。この第1の状態はパチンコ玉の可変入
賞球装置11への所定個数(たとえば10個)の入賞、
あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過のうち、
いずれか早い方の条件が成立することにより終了して遊
技者にとって不利な第2の状態、すなわち、開閉板12
が閉成した状態となる。
【0024】可変入賞球装置11が第1の状態となって
いる期間中に可変入賞球装置11内に進入したパチンコ
玉は入賞個数検出器15あるいは特定入賞玉検出器14
により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出器14
により検出されれば、その回の可変入賞球装置11の第
1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置11
を第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。
この繰返し継続制御の上限回数はたとえば16回と定め
られている。繰返し継続制御がすべて終了して、いわゆ
る大当り状態が終了すれば、その時点で持点表示部10
1cに表示されている持点はすべて景品交換用の景品交
換持点に変換され、遊技者が最終的に遊技を終えるまで
操作部制御基板100などで記憶される。そして、遊技
者が遊技終了操作を行ない、持点カードがカードユニッ
ト50から排出される際に持点カードにこの景品交換持
点が累積記憶される。なお、持点表示部101cに表示
されていた持点が景品交換持点に変換されると同時に持
点表示部101cの表示は0クリアされる。したがっ
て、大当りの終了後、遊技を続行するためには、改めて
カード残高の引落操作を行なわなければならない。ま
た、操作部制御基板100などに一時的に累積記憶され
ている景品交換持点を引落して遊技に使用することはで
きず、さらに持点カードに既に記録されている景品交換
持点が存在するとしても、直接これを引落して遊技に使
用することはできない。景品交換持点は、原則として景
品交換専用の持点として定められているからである。な
お、この景品交換持点と区別する意味で、特に持点表示
部101cに表示され遊技に直接使用可能な持点のこと
を遊技可能持点と呼ぶ。
【0025】なお、先の説明では、大当り状態が終了し
た時点で持点表示部101cに表示されている遊技可能
持点が景品交換持点に変換される旨、説明したが、大当
り成立時に可変表示装置10に停止表示されている図柄
が予め定められたラッキーナンバーと一致する場合には
これに基づいた大当り状態終了後、前述した持点の変換
処理を実行することなく遊技可能持点を継続して遊技に
使用可能な「持点遊技」が許容される。そして、予め定
められたアンラッキーランバーが可変表示装置10に停
止表示され、大当りが発生したことを条件に持点遊技の
許容状態が取消されて大当りの終了後に前述した持点の
変換処理が実行される。
【0026】さて、遊技機49での遊技状況に応じて持
点数が残り少なくなれば、再度実行スイッチ103を押
圧操作することによりカード残高が減算更新されるとと
もに持点を加算更新させることができる。しかしなが
ら、カード残高のこのような引落操作が面倒である場合
には、貸出モードスイッチ104を押圧操作して「モー
ド」を「自動玉貸モード」に変更すればよい。これによ
り、遊技可能持点が所定数以下になれば自動的にカード
残高が引落されて持点表示部101cに所定数の持点が
加算更新表示されるようになる。モードが「自動玉貸モ
ード」にある場合には、モード表示部101bに「自動
玉貸」と表示される。
【0027】食事をとるなどの目的のために一旦遊技を
中断したい場合には、精算/中断スイッチ102と実行
スイッチ103とを操作することにより、中断途中から
遊技を再開させる権利を有した状態で遊技を中断するこ
とができる。精算/中断スイッチ102を1回押圧操作
すれば状況表示器101に遊技を終了したいのかあるい
は遊技を中断したいのかを問うメッセージと、それぞれ
の場合に応じて行なうべき操作内容が表示される。そこ
で、メッセージ表示に従って再度精算/中断スイッチ1
02を押圧操作すれば状況表示器101に中断する場合
の操作内容がメッセージ表示される。そして、このメッ
セージ表示に従って実行スイッチ103を押圧操作する
ことにより中断操作が完結する。持点表示部101cに
は、遊技が中断中である旨のメッセージが表示され、中
断操作が行なわれた際にカードユニット50に挿入され
ていた持点カード以外のカードを使用した遊技が拒絶さ
れる。
【0028】遊技を終了する場合には、精算/中断スイ
ッチ102を押圧操作すればよい。これにより持点表示
部101cに所定のメッセージが表示されるのでこのメ
ッセージに従って実行スイッチ103を押圧操作すれば
遊技終了操作、すなわち精算操作(返却操作ともいう)
が完結する。精算操作が行なわれれば、残高表示部10
1aに表示されているカード残高、および持点表示部1
01cに表示されている遊技可能持点が、それぞれ更新
後の情報として持点カードに記録される。また、景品交
換持点が存在する場合には、これが持点カードに記録さ
れる。なお、既に持点カードに以前遊技で獲得した景品
交換持点が記録されている場合には、景品交換持点が加
算更新されることとなる。以上において、持点カードに
は、カード残高の他、遊技可能持点および景品交換持点
がそれぞれ記録されていることとなる。情報の書換が終
了した持点カードは、カードユニット50のカード挿入
・排出口22から排出される。
【0029】持点カードに記録される景品交換持点およ
び遊技可能持点は、それぞれの持点を所有することとな
った当日限りにおいて有効な持点である。したがって、
遊技可能持点を当日中に遊技に使用しない場合や景品交
換持点および遊技可能持点を当日中に景品交換に使用し
ない場合には、翌日以降はそれらの持点は無効扱いとな
る。遊技場内には、これらの持点を当日以降も景品交換
に有効に使用可能な価値である「貯玉」に変換するため
の変換処理装置が設けられている。たとえば、この種の
変換処理装置は遊技場内のスペースを有効活用するため
に景品交換操作を行なうための景品交換処理装置と兼用
構成されている場合が多い。景品交換持点あるいは遊技
可能持点を「貯玉」に変換したい場合には、それらの持
点の記録された持点カードを前記変換処理装置に挿入
し、貯玉に変換したい持点の種類(遊技可能持点,景品
交換持点)および持点数を指定して実行操作すればよ
い。これにより、指定された持点が「貯玉」に変換さ
れ、持点カードに記録される。なお、操作以前に既に過
去の変換操作に基づいて「貯玉」が存在する場合には、
これに累積して加算更新されることになる。ここで「貯
玉」を定義付けるならば、「貯玉」とは、持点を遊技場
預りとして累積的に保管された価値となる。持点を「貯
玉」に変換することにより、遊技行為当日のみならず過
去において獲得した持点を累積的に保管できることとな
る。遊技者は、貯玉を繰返し行なうことにより、一度の
遊技では獲得することが困難な景品交換額の大きな景品
を所有することが可能となる。また、「貯玉」の量に応
じて遊技場毎に様々なサービスも可能となる。
【0030】一方、持点カードに記録されているカード
残高や遊技可能持点を使用することなく、貯玉を用いて
遊技を行ないたいという遊技者のニーズがある。このよ
うなニーズに応えるべく、たとえば、景品交換処理装置
で貯玉を遊技可能持点に変換する操作を行なうことがで
きるように構成することが考えられる。しかしながら、
一々遊技機から席を離れて景品交換処理装置に赴いてこ
のような変換操作を行なうことは遊技者にとって不便極
まりない。そこで本実施形態では、各遊技機49に設け
られている操作部45を操作して、持点の引落しを行な
う際にこれをカード残高から行なうのか貯玉から行なう
のかを選択できるように構成されている。すなわち、操
作部45に設けられた貸出モードスイッチ104を押圧
操作することにより、貸出モードを、カード残高から持
点を引落とす「玉貸モード」あるいは「自動玉貸モー
ド」に設定できるとともに、貯玉から持点を引落とす
「再プレイモード」あるいは「自動再プレイモード」に
設定できるように構成されている。なお、貸出モードが
「玉貸モード」または「再プレイモード」に設定されて
いる場合には、実行スイッチ103の押圧操作に基づい
てカード残高または貯玉から持点が引落され、貸出モー
ドが「自動玉貸モード」または「自動再プレイモード」
に選択されている場合には、遊技者の持点数が所定数以
下となれば自動的にカード残高または貯玉から所定数の
持点が引落されるように構成されている。
【0031】貸出モードが「再プレイモード」あるいは
「自動再プレイモード」に設定されている場合には、残
高表示部101aにはたとえば図11(G)などに示す
ようにカード残高に代えて遊技に使用可能な貯玉数が表
示される。なお、「貯」は、残高表示部101aの表示
内容が貯玉数であることを表わすものである。また、こ
の場合、モード表示部101bには、「再プレイ」ある
いは「自動再プレイ」と表示される。ここで、「再プレ
イ」とは、特に貯玉を用いて遊技を行なうこと、あるい
はその状態をいう。
【0032】本実施形態によれば、貯玉を用いた遊技を
行なうか、あるいはカード残高を用いた遊技を行なうか
を遊技途中にも極めて容易に選択でき、これにより遊技
者の操作性が向上される。このことは、高額景品獲得を
目的として貯玉を行なう遊技者以外に、別日に遊技を行
なうことを目的として貯玉を行なう遊技者を増やすこと
となり、遊技者の来店回数を多くすることにつながる。
また、前述した貸出モードスイッチ104により「玉貸
モード」となっているときに「再プレイ」すなわち貯玉
からの引落としが行われることがなく、誤操作の防止と
なる。また、精算もしくは中断の場合は精算/中断スイ
ッチ102を押圧し、実行スイッチ103を押圧するこ
とではじめて実行するので誤操作の防止となる。
【0033】一方、貯玉をそのまま持点に引落して遊技
に使用できるように構成した場合には、持点遊技と貯玉
再プレイの差がなくなることなどを考慮すると遊技場に
とって不利益が生ずるおそれがある。たとえば、遊技者
が1000個の貯玉を所有している場合にこれをそのま
ま1000発のパチンコ玉を弾発可能な持点数(100
0点)に変換できるように構成した場合などである。本
実施形態では、遊技場側にこのような不利益が生ずるこ
とのないように貯玉から持点を引落す場合には手数料と
して所定数の貯玉が差引かれるように構成されている。
具体的には、たとえば5つの貯玉につき貯玉1つ分を手
数料として差引いて貯玉4つ分を持点数4点に変換す
る。残高表示部101aには、前述したように”遊技に
使用可能な”貯玉数が表示されるのであり、たとえば遊
技者が貯玉を1000個所有している場合には、この貯
玉から予め手数料相当数の貯玉が差引かれたものがたと
えば図11(G)に示すように「800」として表示さ
れる。
【0034】遊技途中などにおいて表示切換スイッチ1
05を押圧操作すれば、状況表示器101には手数料の
差引かれる前の貯玉数と、遊技者が現在使用している全
持点数(遊技可能持点+景品交換持点)とがたとえば図
12(R)に示すように右方向から左方向に横スクロー
ルされながら表示される。
【0035】図3は、図1に示した遊技機49およびカ
ードユニット50の全体背面図である。図1に示した通
常入賞口16や始動口9、あるいは可変入賞球装置11
内に進入した入賞玉は遊技盤の裏面に導かれて入賞玉集
合樋30に案内される。一方、アウト口32により回収
されたアウト玉はアウト玉誘導樋53で誘導されて入賞
玉検出器31で検出された入賞玉と合流する。そして、
アウト玉および入賞玉は打込玉検出器33で検出された
後、打込玉集合樋34に案内される。また、ファール玉
入口55より回収されたファール玉はファール玉検出器
54で検出された後、打込玉集合樋34に案内される。
【0036】打込玉集合樋34に案内された打玉は傾斜
に沿って発射玉供給口56へ案内される。遊技者が打球
操作ハンドル7(図1参照)を操作すれば打球モータ3
7が駆動し、ハンマー38が間欠揺動される。ハンマー
38の間欠揺動に伴って発射玉供給口56に案内された
パチンコ玉が1発ずつ遊技領域8(図1参照)へ弾発発
射される。以上のようにして、遊技機49内に封入され
ているパチンコ玉が繰返し循環して遊技機に使用されて
いる。
【0037】遊技場の係員などが所定の玉抜きスイッチ
(図示省略)を操作すればソレノイド58が励磁され、
打込玉集合樋34の一部を形成している回動板57が所
定角度回動し、玉抜き樋59と打込玉集合樋34とを連
通させる。これにより、打込玉検出器33で検出された
後、打込玉集合樋34を案内される封入玉は発射玉供給
口56へ誘導されることなく玉抜き樋59へ案内され
る。玉抜き樋59へ案内された封入玉は遊技機49外部
へ排出される。
【0038】28は遊技用制御基板であり各種遊技内容
の制御を行なう遊技用マイクロコンピュータ67(図4
参照)が設けられている。また、60は持点用制御基板
であり、持点の制御を行なうための持点制御用マイクロ
コンピュータ66(図4参照)が設けられている。な
お、68は遊技情報などを遊技場内に設置されたホール
コンピュータなどへ出力するための通信部である。
【0039】図4は、図1に示したカードユニット50
および遊技機49のブロック図である。
【0040】カードユニット制御部65は、予め入力さ
れている情報に基づいて連結方向表示器20を点灯表示
する。カードユニット制御部65は、カードユニット5
0に異常のないことを条件に利用可ランプ18を点灯さ
せる。カードユニット50に持点カードを挿入すればそ
の持点カードが挿入検出スイッチ46で検出され、その
検出信号がカードユニット制御部65に入力される。カ
ードユニット制御部65はこれを受信して、カード挿入
表示ランプ21を点灯表示させる。また、挿入された持
点カードはカード搬送機構45で内部に搬送されて、持
点カードの記録情報がカードリーダライタ23で読取ら
れる。カードリーダライタ23で読取られた記録情報は
カードユニット制御部65に入力される。カードユニッ
ト制御部65は、この記録情報に基づいて持点カードに
記録されているカード残高を記憶する。また、持点カー
ドに景品交換持点や貯玉が記録されている場合には、こ
れらを併せて記憶する。さらにカードユニット制御部6
5は、持点カードに記録されているカード残高、遊技可
能持点、景品交換持点、貯玉をそれぞれ特定可能な残高
情報、遊技可能持点情報、景品交換持点情報、貯玉情報
を操作部制御用マイクロコンピュータ106に出力す
る。操作部制御用マイクロコンピュータ106はこれら
を受信してその内部にカード残高、遊技可能持点、景品
交換持点、貯玉を記憶する。また、カードユニット制御
部65は、遊技可能持点情報を持点制御用マイクロコン
ピュータ66に出力する。持点制御用マイクロコンピュ
ータ66はこれを受信し、記憶する。以上により、カー
ドユニット制御部65にはカード残高,景品交換持点,
貯玉が記憶されることとなり、操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106にはカード残高,遊技可能持点,景品
交換持点,貯玉が記憶されることとなり、持点制御用マ
イクロコンピュータ66には遊技可能持点が記憶される
こととなる。
【0041】操作部制御用マイクロコンピュータ106
は、初期状態において貸出モードを玉貸モードに設定
し、状況表示器101の表示制御を行なう。これによ
り、状況表示器101の残高表示部101aにはカード
残高が表示され、モード表示部101bには「玉貸」と
表示され、持点表示部101cには遊技可能持点が表示
される。
【0042】端数スイッチ19が押圧操作されれば、押
圧操作信号がカードユニット制御部65を介して操作部
制御用マイクロコンピュータ106に入力される。操作
部制御用マイクロコンピュータ106は、この入力信号
に基づいてカード残高の端数を残高表示部101aに所
定期間表示させる。
【0043】貸出モードスイッチ104が押圧操作さ
れ、モード選択信号が操作部制御用マイクロコンピュー
タ106で検出される毎に操作部制御用マイクロコンピ
ュータ106は貸出モードを順次変更して状況表示器1
01の残高表示部101aおよびモード表示部101b
の表示内容を切換える。また、操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106に貸出モードスイッチ104の押圧操
作信号が入力されれば、操作部制御用マイクロコンピュ
ータ106は持点制御用マイクロコンピュータ66およ
びカードユニット制御部65にモード選択信号を出力す
る。持点制御用マイクロコンピュータ66またはカード
ユニット制御部65は、このモード選択信号に基づいて
貸出モードを把握する。
【0044】表示切換スイッチ105が押圧操作されれ
ば、その押圧信号が操作部制御用マイクロコンピュータ
106に入力される。操作部制御用マイクロコンピュー
タ106はこの入力信号に基づいて状況表示器101に
全持点数(景品交換持点+遊技可能持点)と貯玉数とを
表示させる。
【0045】実行スイッチ103の押圧操作に基づいた
押圧信号が操作部制御用マイクロコンピュータ106に
入力されれば、操作部制御用マイクロコンピュータ10
6は貸出モードが「玉貸モード」であるか「再プレイモ
ード」である場合には、引落要求情報をカードユニット
制御部65に出力する。カードユニット制御部65は、
引落要求情報が入力されれば、貸出モードが「玉貸モー
ド」である場合には記憶しているカード残高から所定数
のカード残高を減算更新し、残高減算情報を操作部制御
用マイクロコンピュータ106に出力するとともに遊技
可能持点加算情報を持点制御用マイクロコンピュータ6
6に出力する。遊技可能持点加算情報を受信した持点制
御用マイクロコンピュータ66は、記憶している遊技可
能持点に所定数の持点を加算更新し、操作部制御用マイ
クロコンピュータ106に遊技可能持点加算情報を出力
する。操作部制御用マイクロコンピュータ106は、持
点制御用マイクロコンピュータ66から出力された遊技
可能持点加算情報に基づいて内部に記憶されている遊技
可能持点の加算更新処理を実行する。また、カードユニ
ット制御部65から入力された残高減算情報に基づいて
内部に記憶されているカード残高の減算更新処理を実行
する。
【0046】一方、操作部制御用マイクロコンピュータ
106からカードユニット制御部65に引落要求情報が
入力された際に貸出モードが「再プレイモード」に設定
されている場合には、カードユニット制御部65はその
内部に記憶されている貯玉から所定数の貯玉を減算更新
する。そして、貯玉減算情報を操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106に出力するとともに遊技可能持点加算
情報を持点制御用マイクロコンピュータ66に出力す
る。カードユニット制御部65から出力された貯玉減算
情報が操作部制御用マイクロコンピュータ106に入力
されれば、操作部制御用マイクロコンピュータ106は
その内部に記憶されている貯玉の減算更新処理を実行す
る。一方、カードユニット制御部65から遊技可能持点
加算情報の入力を受けた持点制御用マイクロコンピュー
タ66は、前述と同様にして遊技可能持点の加算更新処
理を実行し、遊技可能持点加算情報を操作部制御用マイ
クロコンピュータ106に出力する。
【0047】貸出モードが「自動玉貸モード」に設定さ
れているか、あるいは「自動再プレイモード」に設定さ
れている場合において遊技可能持点が所定数以下である
ことが検出されれば、操作部制御用マイクロコンピュー
タ106は自動的に引落要求信号をカードユニット制御
部65に出力する。これにより、前述した手順に従って
遊技可能持点の加算更新が行なわれる。
【0048】打玉の弾発発射に伴って発射玉検出器52
でパチンコ玉の発射が1発ずつ検出される毎にその検出
信号が持点制御用マイクロコンピュータ66に入力され
る。持点制御用マイクロコンピュータ66は、この検出
信号に基づいて記憶している持点の減算更新を行なうと
ともに遊技可能持点減算情報を操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106に出力する。操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106は、この遊技可能持点減算情報に基づ
いてその内部に記憶されている遊技可能持点の減算更新
を行なうとともに持点表示部101cの表示を更新す
る。
【0049】ファール玉検出器54でファール玉が検出
されればその検出信号が持点制御用マイクロコンピュー
タ66に入力される。持点制御用マイクロコンピュータ
66は、この検出信号に基づいて記憶している遊技可能
持点を加算更新するとともに遊技可能持点加算情報を操
作部制御用マイクロコンピュータ106に出力する。
【0050】入賞玉検出器31で入賞玉が検出されれ
ば、入賞玉検出信号が持点制御用マイクロコンピュータ
66に入力される。持点制御用マイクロコンピュータ6
6は、入賞玉検出信号に基づいて、内部に記憶している
遊技可能持点を加算更新し、操作部制御用マイクロコン
ピュータ106に持点加算情報を出力する。
【0051】打込玉検出器33で打込玉が検出されれ
ば、その検出信号が持点制御用マイクロコンピュータ6
6に入力される。持点制御用マイクロコンピュータ66
は、これを検出して、打込玉総数をカウントする。ま
た、持点制御用マイクロコンピュータ66は、記憶して
いる遊技可能持点が所定数となる毎にアナログ表示部5
1に表示制御用信号を出力する。これにより、アナログ
表示部51では遊技者の持点獲得状況が表示される。
【0052】可変表示装置10で可変表示が行なわれた
結果、大当りが発生した場合には遊技制御用マイクロコ
ンピュータ67から持点制御用マイクロコンピュータ6
6に大当り情報と大当り図柄確定用情報とが入力され
る。遊技用マイクロコンピュータ67は、大当りの発生
から当該大当りに基づく繰返し継続制御終了まで大当り
情報を出力している。したがって、持点制御用マイクロ
コンピュータ66は大当り情報の入出力状況により遊技
状態が大当り状態であるか否かを把握可能である。ま
た、大当り図柄確定用情報には、大当り図柄の種類を特
定可能な情報が含まれている。したがって、たとえば前
述したようなラッキーナンバー制度が遊技場で採用され
ている場合には、持点制御用マイクロコンピュータ66
は、大当りに基づいた繰返し継続制御後、持点遊技を許
容するか否かをこの大当り図柄確定用情報に基づいて判
断できる。そして、持点制御用マイクロコンピュータ6
6により、持点遊技を許容しない旨の判断がなされた場
合には、たとえば大当りに基づく繰返し継続制御終了
後、遊技者が所有している遊技可能持点が景品交換持点
に変換されることとなる。具体的には、大当りの終了し
たことが持点制御用マイクロコンピュータ66で検出さ
れれば、持点制御用マイクロコンピュータ66はその内
部に記憶されている遊技可能持点の大きさを特定可能な
遊技可能持点情報をカードユニット制御部65に出力す
る。カードユニット制御部65は、この遊技可能持点情
報に基づいてその内部に記憶している景品交換持点の加
算更新処理を実行する。一方、持点制御用マイクロコン
ピュータ66は、記憶している遊技可能持点数を0にク
リアするとともに遊技可能持点をクリアするための情報
を操作部制御用マイクロコンピュータ106に出力す
る。操作部制御用マイクロコンピュータ106はこの情
報に基づいて、内部に記憶している遊技可能持点を0に
クリアする。また、持点制御用マイクロコンピュータ6
6は、操作部制御用マイクロコンピュータ106に景品
交換持点加算情報を出力する。操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106は、この景品交換持点加算情報に基づ
いてその内部に記憶している景品交換持点の加算更新処
理を実行する。
【0053】精算/中断スイッチ102と実行スイッチ
103とが操作され、操作部制御用マイクロコンピュー
タ106で遊技の中断要求のある旨が検出されれば、操
作部制御用マイクロコンピュータ106は遊技中断情報
をカードユニット制御部65に出力する。遊技中断情報
を受信したカードユニット制御部65は、持点制御用マ
イクロコンピュータ66に遊技中断情報を出力する。遊
技中断情報を受信した持点制御用マイクロコンピュータ
66は、遊技用マイクロコンピュータ67に遊技中断情
報を出力するとともにカードユニット制御部65に対し
て現在遊技者が所有している遊技可能持点を特定可能な
遊技可能持点情報を出力する。遊技可能持点情報を受信
したカードユニット制御部65は、その内部に記憶して
いる景品交換持点,貯玉および持点制御用マイクロコン
ピュータ66から出力された情報により特定される遊技
可能持点をカードリーダライタ23内に取込まれている
持点カードに更新記録する。さらにカードユニット制御
部65は、中断している遊技機の台番号を特定可能な情
報などを含む中断情報を持点カードに記録する。そし
て、カードユニット制御部65はカードリーダライタ2
3にカード排出指令信号を出力し、持点カードを外部に
排出させるとともに操作部制御用マイクロコンピュータ
106に中断情報を出力する。中断情報を受けた操作部
制御用マイクロコンピュータ106は、状況表示器10
1に中断中のメッセージを表示するための表示制御を行
なう。一方、持点制御用マイクロコンピュータ66から
中断情報を受信した遊技用マイクロコンピュータ67
は、打球モータ37(図3参照)を不能動化するための
制御を行なう。これにより、遊技機49の打球操作ハン
ドル7を操作しても、パチンコ玉を発射できない状態と
なる。
【0054】遊技機49が中断状態にある場合にカード
ユニット50に持点カードが挿入されれば、カードユニ
ット制御部65により持点カードの中断情報に基づいた
照合処理が実行される。そして、持点カードに記録され
ている台番号が一致すれば、さらにカード残高や遊技可
能持点,景品交換持点,貯玉が一致するか否かが判断さ
れ、すべて一致する場合には、遊技が許容されることと
なる。
【0055】精算/中断スイッチ102と実行スイッチ
103とが押圧操作され、操作部制御用マイクロコンピ
ュータ106で遊技の終了要求のある旨が検出されれ
ば、精算要求信号が操作部制御用マイクロコンピュータ
106からカードユニット制御部65へ出力される。カ
ードユニット制御部65は、中断要求信号が入力された
場合と同様にして遊技可能持点を把握し、持点カードの
記録情報更新した後これを排出させる。一方、操作部制
御用マイクロコンピュータ106は、貸出モードおよび
状況表示器101の表示をリセットし、また持点制御用
マイクロコンピュータ66はその記憶内容をリセットす
る。
【0056】図5,図6は、情報入力制御処理の処理手
順を示すフローチャートである。このフローチャートに
基づく制御プログラムは、操作部制御用マイクロコンピ
ュータ106内に記憶されており、操作部制御用マイク
ロコンピュータ106はこの制御用プログラムに基づい
て以下に説明する情報入力制御処理を実行する。まず、
S1において、残高情報が入力されたか否かかが判断さ
れる。残高情報は、持点カードがカードユニット50に
挿入された際にカードユニット制御部65から入力され
る情報であり、これに基づいて持点カードに記録されて
いるカード残高が特定される。残高情報が入力されてい
る場合には、S2に進む。S2では、残高情報に基づい
てカード残高が記憶される。そしてS3に進み、記憶し
たカード残高に基づいてカード残高数を状況表示器10
1の残高表示部101aに表示する制御が行なわれ、処
理が終了する。
【0057】一方、S1において残高情報が入力されて
いないと判断された場合には、S4に進む。S4では遊
技可能持点情報が入力されているか否かが判断される。
遊技可能持点情報は、持点カードがカードユニット50
に挿入された際に入力される情報であり、この遊技可能
持点情報により持点カードに記録されている遊技可能持
点数が特定される。遊技可能持点情報が入力されている
場合には、S5に進み、この情報に基づいて遊技可能持
点数が記憶される。そして、S6に進み、記憶した遊技
可能持点数に基づいて状況表示器101の持点表示部1
01cに遊技可能持点が表示され、処理が終了する。
【0058】一方、S4において遊技可能持点情報が入
力されていない場合には、S7に進む。S7では、残高
減算情報が入力されているか否かが判断される。残高減
算情報は、カード残高の減算を行なう際にカードユニッ
ト制御部65から入力される情報である。残高減算情報
が入力されている場合には、S8に進み、残高データを
減算更新する処理が実行される。次にS9に進み、残高
表示部101aにカード残高を表示中であるか否かが判
断される。カード残高を表示中である場合にはS10に
進み、その表示内容が更新され、表示中でない場合には
そのまま処理が終了する。
【0059】一方、S7で残高減算情報が入力されてい
ない場合には、S11に進む。S11では、遊技可能持
点加算情報が入力されているか否かが判断される。遊技
可能持点加算情報は、遊技可能持点を加算する際に持点
制御用マイクロコンピュータ66から入力される情報で
あり、この遊技可能持点加算情報により加算すべき持点
数が特定できる。遊技可能持点加算情報が入力されてい
る場合には、S12に進み、遊技可能持点データを加算
更新する処理が実行され、後述するS15に進む。
【0060】一方、S11において遊技可能持点加算情
報が入力されていない場合には、S13に進む。S13
では、遊技可能持点減算情報が入力されているか否かが
判断される。遊技可能持点減算情報は、遊技可能持点を
減算更新する際に持点制御用マイクロコンピュータ66
から入力される情報であり、この遊技可能持点減算情報
に基づいて、減算更新すべき遊技可能持点が把握でき
る。遊技可能持点減算情報が入力されている場合には、
S14に進み、遊技可能持点データを減算更新する処理
が実行される。そして、次にS15に進み、遊技可能持
点を表示中であるか否かが判断される。遊技可能持点を
表示中である場合には、S16に進み、状況表示器10
1の持点表示部101cの表示を更新する制御が実行さ
れる。一方、遊技可能持点を表示中でない場合には、そ
のまま処理が終了する。
【0061】一方、S13において遊技可能持点減算情
報が入力されていない場合には、S17に進む。S17
では、貯玉情報が入力されているか否かが判断される。
貯玉情報は、持点カードがカードユニット50に挿入さ
れた際にカードユニット制御部65から入力される情報
であり、これにより持点カードに記録されている貯玉数
が特定される。貯玉情報が入力されている場合には、S
18に進み、貯玉数が記憶され、処理が終了する。一
方、S17において貯玉情報が入力されていないと判断
された場合には、図6を参照して、S19に進む。S1
9では、貯玉減算情報が入力されているか否かが判断さ
れる。貯玉減算情報は、玉貸モードが「再プレイモー
ド」あるいは「自動再プレイモード」に設定されている
場合において玉貸が行なわれる際にカードユニット制御
部65から入力される情報である。貯玉減算情報が入力
されている場合には、S20に進み、貯玉減算情報に基
づいて貯玉データの減算更新処理が実行される。そし
て、S21に進み、残高表示部101aに再プレイ用持
点(遊技に使用可能な貯玉数)を表示中であるか否かが
判断される。そして、残高表示部101aに再プレイ用
持点を表示中であると判断された場合には、S22に進
みその表示が更新され、表示中でないと判断された場合
には、そのまま処理が終了する。
【0062】一方、S19において貯玉減算情報が入力
されていないと判断された場合には、S23に進む。S
23では景品交換持点情報が入力されているか否かかが
判断される。景品交換持点情報は持点カードがカードユ
ニット50に挿入された際にカードユニット制御部65
から入力される情報であり、この情報により持点カード
に記録されている景品交換持点数が特定できる。景品交
換持点情報が入力されている場合には、S24に進み、
この景品交換持点情報に基づいて景品交換持点が記憶さ
れ、処理が終了する。
【0063】一方、景品交換持点情報が入力されていな
い場合には、S25に進む。S25では、景品交換持点
加算情報が入力されているか否かが判断される。景品交
換持点加算情報は、景品交換持点を加算する際に持点制
御用マイクロコンピュータ66から入力される情報であ
り、この情報により加算更新するべき景品交換持点数が
特定される。景品交換持点加算情報が入力されている場
合には、S26に進み、景品交換持点の加算更新処理が
実行された後、処理が終了する。一方、S25において
景品交換持点加算情報が入力されていない場合には、S
27に進む。S27では、中断解除情報が入力されてい
るか否かが判断される。中断解除情報は中断されていた
遊技が再開される際にカードユニット制御部65から入
力される情報である。中断解除情報が入力されていない
場合には、処理が終了する。一方、中断解除情報が入力
されている場合には、S28に進み、状況表示器101
に表示されている「中断中」の表示を中断前の表示に戻
して遊技可能持点数などを表示する制御が実行された
後、処理が終了する。
【0064】図7は、モード変更制御処理の処理手順を
説明するためのフローチャートである。また、図11,
図12は、操作部45に設けられた状況表示器101の
表示例を説明するための説明図である。必要に応じて、
図11を参照しつつ、図7に示したモード変更制御処理
の処理手順を以下に説明する。
【0065】モード変更制御処理の処理手順に基づく制
御プログラムは、操作部制御用マイクロコンピュータ1
06内に記憶されており、操作部制御用マイクロコンピ
ュータ106はこの制御プログラムに基づいて以下に説
明するモード変更制御処理を実行する。
【0066】まず、S101において、貸出モードスイ
ッチ104が押圧操作されたか否かが判断され、操作さ
れていない場合には処理が終了する。一方、押圧操作さ
れている場合には、S102に進む。
【0067】S102では、精算あるいは中断実行操作
待ち状態にあるか否かが判断される。すなわち、貸出モ
ードスイッチ104が押圧操作された時点において精算
処理中あるいは中断処理中であるか否かが判断される。
精算処理中であるかまたは中断処理中である場合には、
処理が終了する。そうでない場合には、S103に進
む。S103では、遊技が中断中であるか否かが判断さ
れ、中断中である場合には処理が終了する。一方、中断
中でない場合には、S104に進む。S104では、貸
出モードが玉貸モードであったか否か、すなわち、S1
01で貸出モードスイッチ104が押圧操作された時点
で貸出モードが玉貸モードであるか否かかが判断され
る。玉貸モードであった場合には、S105に進む。S
105では、貸出モードを自動玉貸モードにするか否か
の選択メッセージが状況表示器101に表示される。こ
の表示例を図11(D)に示す。
【0068】図11(D)を参照して、状況表示器10
1には、図示するメッセージが右方向から左方向に横ス
クロールで表示される。
【0069】次に、S106に進み、メッセージに応じ
て貸出モードスイッチ104が押圧操作されたか否かが
判断される。貸出モードスイッチ104が押圧操作され
ない場合には、S107に進み、所定時間が経過したか
否かが判断され、所定時間が経過していない場合にはS
105に戻る。一方、所定時間が経過している場合に
は、S108に進み、モード表示部101bに「自動玉
貸」と表示する。この表示例を図11(E)に示す。
【0070】図11(E)を参照して、モード表示部1
01bには、「自動玉貸」と表示されている。
【0071】次にS109に進み、自動玉貸モード選択
信号が持点制御用マイクロコンピュータ66とカードユ
ニット制御部65とに出力され、貸出モードが自動玉貸
モードに切換えられ、処理が終了する。
【0072】一方、S106において貸出モードスイッ
チ104が押圧操作された場合には、S111に進む。
S111では、状況表示部101に再プレイモードにす
るかどうかの選択を要求する選択メッセージが表示され
る。この表示例を図11(F)に示す。
【0073】図11(F)を参照して、図示するような
メッセージが右方向から左方向に横スクロール表示され
る。なお、このようなメッセージ表示が行なわれる前に
再プレイモードにした場合に貯玉をいくら遊技に使用で
きるか否か予め表示されるように構成してもよい。たと
えば、図11(G)に示すような表示が所定期間行なわ
れ、再プレイモードを選択したと仮定した場合の表示が
行なわれるようにするとよい。
【0074】次にS112に進み、貸出モードスイッチ
104が押圧操作されたか否かが判断される。そして押
圧操作されていない場合には、S113に進み、所定時
間が経過したか否かが判断される。所定時間が経過して
いない場合には、S111に戻り、所定時間が経過して
いる場合にはS114に進む。S114では、モード表
示部101bに「再プレイ」を表示する制御が実行され
る。次にS115に進み、残高表示部101aに再プレ
イに使用できる持点数、すなわち、遊技者が所有してい
る貯玉数から手数料を差引いた貯玉数が表示される。S
114およびS115の処理による表示例を図11
(G)に示す。
【0075】図11(G)を参照して、残高表示部10
1aには、遊技者の所有している貯玉総数「1000」
から手数料分の「200」を差引いた貯玉数「800」
が表示されており、モード表示部101bには「再プレ
イ」と表示されている。
【0076】次にS116に進み、再プレイモード選択
信号がカードユニット制御部65と持点制御用マイクロ
コンピュータ66とに出力され、貸出モードが再プレイ
モードに設定される。そして、その後処理が終了する。
【0077】一方、S112において貸出モードスイッ
チ104が押圧操作された場合には、S118に進む。
S118では、状況表示器101に自動再プレイにする
かどうかの選択を問う選択メッセージが表示される。こ
のメッセージ表示例を図11(I)に示す。
【0078】図11(I)を参照して、状況表示器10
1には、図示するようなメッセージが右方向から左方向
に横スクロール表示される。
【0079】次にS119に進み、貸出モードスイッチ
104が押圧操作されたか否かが判断される。押圧操作
されていない場合には、S120に進み、所定時間が経
過したか否かが判断される。所定時間が経過していない
場合には、S118に戻る。一方、所定時間が経過して
いる場合には、S121に進み、モード表示部101b
に「自動再プレイ」と表示する制御を行なう。この表示
例を図11(J)に示す。
【0080】図11(J)を参照して、モード表示部1
01bには、「自動再プレイ」と表示されている。
【0081】次にS122に進み、自動再プレイモード
選択信号がカードユニット制御部65と持点制御用マイ
クロコンピュータ66とに出力され、貸出モードが自動
再プレイモードに設定され、処理が終了する。
【0082】一方、S119において貸出モードスイッ
チ104が押圧された場合には、S123に進む。S1
23では、貸出目的を玉貸モードにするかどうかの選択
を問う選択メッセージが表示される。この表示例を図1
1(K)に示す。
【0083】図11(K)を参照して、状況表示器10
1には、図示するようなメッセージが右方向から左方向
に横スクロール表示される。
【0084】次にS124に進み、貸出モードスイッチ
104が押圧操作されたか否かが判断される。貸出モー
ドスイッチ104が押圧操作されている場合には、前記
S105に戻る。一方、貸出モードスイッチ104が押
圧操作されていない場合には、S125に進み、所定時
間が経過したか否かが判断される。所定時間が経過して
いない場合には、S123に戻る。一方、所定時間が経
過している場合には、S126に進み、モード表示部1
01bに「玉貸」を表示する制御が行なわれる。次にS
127に進み、残高表示部101aにカード残高を表示
する制御が行なわれる。次にS128に進み、玉貸モー
ド選択信号がカードユニット制御部65と持点制御用マ
イクロコンピュータ66とに出力され、貸出モードが玉
貸モードに設定される。
【0085】さて、以上の説明において、S104で貸
出モードが玉貸モードであると判断されてから貸出モー
ドスイッチ104が合計4回押圧操作されることによ
り、貸出モードがもとの玉貸モードに戻ることとなる。
つまり、貸出モードが玉貸モードである場合には、貸出
モードスイッチ104の押圧操作のある毎に貸出モード
が玉貸モードから自動玉貸モードへ、自動玉貸モードか
ら再プレイモードへ、再プレイモードから自動再プレイ
モードへ変更され、さらに貸出モードスイッチ104が
押圧操作されればもとの玉貸モードに変更されることと
なる。
【0086】このモード切換遷移図を図13に示してい
る。図13を参照して、たとえば現在の貸出モードが再
プレイモードにある場合には、貸出モードスイッチ10
4の押圧操作に基づいて貸出モードが自動再プレイモー
ドに変更され、現在の貸出モードが自動玉貸モードにあ
る場合には貸出モードスイッチ104の押圧操作に基づ
いて貸出操作が再プレイモードに変更されることとな
る。
【0087】再び図7を参照して、S104で現在の貸
出モードが玉貸モードでないと判断された場合には、S
110に進む。そして、自動玉貸モードであった場合に
は、S111に進み、S111以降で必要に応じて再プ
レイモードにするための前述した処理が実行されること
となる。一方、S110で自動玉貸モードでもないと判
断された場合には、S117に進み、再プレイモードで
あったか否かが判断される。そして、再プレイモードで
あった場合には、前記S118に進み、S118以降で
必要に応じて自動再プレイモードにするための処理が前
述のように実行されることとなる。一方、S117にお
いて再プレイモードでないと判断された場合には、現在
の貸出モードは自動再プレイモードであると判断され、
前記S123に進み、必要に応じて貸出モードを玉貸モ
ードに設定するための処理が実行されることとなる。
【0088】図8は、精算・中断操作制御処理の処理手
順を説明するためのフローチャートである。このフロー
チャートに基づく制御プログラムは、操作部制御用マイ
クロコンピュータ106内に記憶されており、操作部制
御用マイクロコンピュータ106はこの制御プログラム
に基づいて以下に説明する精算・中断操作制御処理を実
行する。なお、以下の説明においては、図11,図12
を必要に応じて参照する。
【0089】まず、S201において、精算/中断スイ
ッチ100に押圧操作のない場合には処理が終了する。
一方、押圧操作がある場合には、S202に進む。S2
02では、貸出モードの選択操作中であるか否かが判断
される。たとえば、図11を参照して、状況表示器10
1に図11(D)や図11(F)、図11(I)、図1
1(K)などの表示が行なわれている最中であり、遊技
者が貸出モードの選択操作を行なっている途中であるか
否かが判断される。貸出モードの選択中である場合には
処理が終了し、選択中でない場合には、S203に進
む。
【0090】S203では、遊技が中断中にあるか否か
が判断され、中断中の場合には処理が終了し、中断中で
ない場合にはS204に進む。S204では、モード表
示部101bに「精算」を表示する制御が実行される。
この表示例を図12(L)に示す。
【0091】図12(L)を参照して、モード表示部1
01bには「精算」と表示されている。
【0092】次にS205に進み、所定時間が経過して
いるか否かが判断され、所定時間が経過していない場合
にはS204に戻る。一方、所定時間が経過している場
合にはS206に進む。S206では、精算するか否か
の選択を問う選択メッセージを状況表示器101に表示
する制御が実行される。この表示例を図12(M)に示
す。
【0093】図12(M)を参照して、状況表示器10
1には図示するようなメッセージが右方向から左方向に
横スクロール表示される。
【0094】次にS207に進み、精算/中断スイッチ
102が押圧操作されたか否かが判断される。精算/中
断スイッチ102が押圧操作されていない場合にはS2
17に進み、実行スイッチ103が押圧操作されたか否
かが判断される。遊技者が精算を行なうべく、図12
(M)に示したメッセージに従って実行スイッチ102
を押圧操作すれば、その押圧操作が検出されてS217
でYESの判断がされる。そしてS218に進み、精算
信号がカードユニット制御部65に出力される。次にS
219に進み、状況表示器101の表示内容を初期表示
に戻すための制御が実行される。この制御表示例を図1
2(L),図12(N),図11(A)を用いて説明す
る。まず、図12(L)に示すようにモード表示部10
1bに「精算」と表示されている状態において実行スイ
ッチ103が押圧操作されれば、状況表示器101の表
示が図12(N)のように切換わり、図示するメッセー
ジが左方向から右方向へ横スクロール表示される。図1
2(N)の表示が行なわれてから所定時間経過後、図1
1(A)に示す初期画面表示に切換わるのである。残高
表示部101aは、その残高数は0にリセットされてい
る。また、モード表示部101bの表示は玉貸モードを
示す「玉貸」に切換わる。持点表示部101cの持点数
は0にリセットされている。このように、状況表示器1
01の表示内容が初期表示にリセットされた後、処理が
終了する。
【0095】一方、S217において実行スイッチ10
3が押圧操作されていない場合には、S220に進み、
所定時間が経過したか否かが判断される。所定時間とし
て、たとえば30秒あるいは1分程度の時間が経過した
と判断された場合には、遊技者には精算の意思のないも
のとみなし処理がS221に進む。そして、精算/中断
スイッチ102の押圧操作がS201で検出される前の
表示状態に状況表示器101が表示制御され、処理が終
了する。
【0096】一方、S220で所定時間が経過していな
いと判断された場合には、S206に戻ることとなる。
【0097】また、S207で精算/中断スイッチ10
2が押圧された場合には、S208に進む。S208で
は、モード表示部101bに「中断」と表示する制御が
行なわれる。この表示例を図12(O)に示す。
【0098】図12(O)を参照して、モード表示部1
01bには「中断」と表示されている。
【0099】次に、S209に進み、所定時間が経過し
たか否かが判断され、経過していない場合にはS208
に戻り、経過している場合にはS210に進む。S21
0では、中断するか否かの選択を問うメッセージを状況
表示器101に表示するための制御が実行される。この
表示例を図12(P)に示す。
【0100】図12(P)を参照して、状況表示器10
1には図示するようなメッセージが右方向から左方向に
横スクロール表示される。
【0101】次にS211に進み、遊技者が操作をキャ
ンセルするべく、メッセージに従って精算/中断スイッ
チ102を押圧操作したと判断された場合には、S22
1に進み、精算/中断スイッチ102の押圧操作がS2
01で検出される以前の表示内容に状況表示器101が
表示制御され、処理が終了する。一方、精算/中断スイ
ッチ102の押圧操作がないと判断された場合には、S
212に進み、実行スイッチ103が押圧操作されたか
否か、すなわち、中断のための操作が行なわれたか否か
が判断される。実行スイッチ103が押圧操作された場
合にはS213に進む。S213では、中断信号がカー
ドユニット制御部65に出力される。次にS214に進
み、中断中である旨の表示が状況表示器101で行なわ
れる。この表示例を図12(Q)に示す。
【0102】図12(Q)を参照して、状況表示器10
1には中断中である旨のメッセージが表示されている。
なお、状況表示器101にさらに中断時間を表示するよ
うに構成してもよい。たとえば、中断操作が行なわれて
からの経過時間を表示するように構成してもよく、ま
た、中断許容時間を予め設定し、中断許容時間に至るま
での残り時間を表示するように構成してもよい。
【0103】一方、S212において実行スイッチ10
3が押圧操作されていない場合には、S215に進む。
S215では、所定時間が経過しているか否かが判断さ
れる。所定時間として、たとえば30秒あるいは1分程
度が経過していると判断され、遊技者が明らかに中断す
る意思のないものとみなされる場合には、S216に進
み、S201で精算/中断スイッチ102が押圧操作さ
れる前の表示に状況表示器101の表示内容が切戻さ
れ、処理が終了する。一方、S215で所定時間が経過
していない場合には、前記S210に進む。
【0104】図9は、表示切換制御処理の処理手順を説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トに基づく制御プログラムは、操作部制御用マイクロコ
ンピュータ106内に記憶されており、操作部制御用マ
イクロコンピュータ106はこの制御用プログラムに基
づいて以下に説明する表示切換制御処理を実行する。な
お、以下の説明においては必要に応じて図11,図12
を参照する。
【0105】まず、S301において表示切換スイッチ
105が押圧操作されたか否かが判断され、押圧操作の
ない場合には処理が終了する。一方、表示切換スイッチ
105が押圧操作されている場合にはS302に進み、
貸出モードの選択中の状態にあるか否かが判断される。
貸出モードの選択中にある場合には処理が終了し、貸出
モードの選択中でない場合にはS303に進む。S30
3では、精算操作あるいは中断操作の実行待ち状態にあ
るか否かが判断される。具体的には、図8に示した精算
/中断操作制御処理が実行されている途中であるか否か
が判断される。そして、精算あるいは中断の実行操作待
ちにある場合には処理が終了する。そうでない場合には
S304に進む。
【0106】S304では、遊技可能持点と景品交換持
点とを足し合わせた全持点数と、貯玉数とを状況表示器
101に表示する制御が実行される。この表示例を図1
2(R)に示す。
【0107】図12(R)を参照して、状況表示器10
1には、景品交換持点と遊技可能持点とを足し合わせた
全持点数と貯玉数とが表示されている。なお、この際に
表示される貯玉数は前述したような手数料の差引かれて
いないものである。また、この表示例では、全持点とし
て景品交換持点と遊技可能持点とを足し合わせた持点数
が表示されるように構成しているが、これに代えて遊技
可能持点と景品交換持点とをそれぞれ分けてのみが表示
されるように構成してもよい。また、貯玉数のみが表示
されるように構成してもよく、カード残高や貯玉数から
手数料を差引いた再プレイ持点数も表示されるように構
成してもよい。
【0108】次にS305に進み、所定時間が経過した
か否かが判断される。所定時間が経過していない場合に
は、S304に戻り、経過している場合にはS306に
進む。
【0109】S306では、S301で表示切換スイッ
チ105が押圧操作される前の表示に状況表示器101
の表示内容が切戻される。たとえば、図11(B)に示
してような表示内容が状況表示器101に表示されてい
る場合において、表示切換スイッチ105が押圧操作さ
れれば図12(R)に示したような表示内容に切換わ
り、さらに所定時間が経過すれば図11(B)に示した
もとの表示内容に切戻されることとなる。表示の切戻し
制御が終了した後処理が終了する。
【0110】図10は、玉貸操作制御処理の処理手順を
説明するためのフローチャートである。このフローチャ
ートに基づく制御プログラムは、操作部制御用マイクロ
コンピュータ106内に記憶されており、操作部制御用
マイクロコンピュータ106はこの制御プログラムに基
づいて以下に説明する玉貸・再プレイ操作制御処理を実
行する。なお、以下の説明においては、必要に応じて図
11を参照する。
【0111】まず、S401において貸出モードが玉貸
モード中であるか否か、すなわち玉貸モードに設定され
ているか否かが判断される。玉貸モード中でない場合に
はS404に進み、貸出モードが再プレイモード中にあ
るか否か、すなわち貸出モードが再プレイモードに設定
されているかが判断される。再プレイモード中でない場
合には処理が終了する。すなわち、貸出モードが玉貸モ
ードでもなく再プレイでもない場合には、貸出モードは
自動玉貸モードか自動再プレイモードかのいずれかの状
態に設定されていることとなる。この場合には、遊技者
の操作により実行スイッチ103が押圧操作されても玉
貸のための実行要求信号は出力されないように構成され
ている。なお、これに代えて、貸出モードが玉貸モード
または再プレイモードに設定されていない場合であって
も、遊技者の実行スイッチ103の押圧操作に基づいて
実行要求信号が出力され、この実行要求信号に基づいて
玉貸動作が行なわれるように構成してもよい。一方、S
404で再プレイモード中であると判断された場合に
は、後述するS402に進む。
【0112】S401で貸出モードが玉貸モードにある
と判断された場合、あるいはS404でYESの判断が
された場合には、S402に進み、実行スイッチ103
が押圧操作されたか否かが判断される。実行スイッチ1
03が押圧操作されない場合には処理が終了する。一
方、実行スイッチ103が押圧操作された場合にはS4
03に進む。S403では、実行要求信号(引落要求信
号)がカードユニット制御部65に出力される。カード
ユニット制御部65は、この実行要求信号に基づいて貸
出モードに応じた以下の処理を実行する。
【0113】貸出モードが玉貸モードの場合には、カー
ド残高の更新を行なうとともに持点制御用マイクロコン
ピュータ66に持点の加算更新を指令する。ここで図1
1(B),図11(C)を参照して、玉貸が行なわれる
際の状況表示器101の表示例を説明する。たとえば図
11(B)は、持点カードがカードユニット50に挿入
された際の表示例であり、残高表示部101aにはカー
ド残高数「100」と表示され、持点表示部101cに
は持点数が「0」であることが表示されている。また、
モード表示部101bには貸出モードが「玉貸モード」
であることが表示されている。この状態で遊技者が実行
スイッチ103を押圧すれば図10のS403で実行要
求信号が出力され、これに基づいてカード残高の引落と
持点の更新とが行なわれる。そして、状況表示器101
の表示状態が図11(C)のように変化する。すなわ
ち、カード残高が5度数分引落とされ、これに伴って持
点数が125点加算更新されている。
【0114】一方、貸出モードが再プレイモードの場合
には、実行要求信号が入力されたことに基づいて貯玉か
ら所定数の貯玉を減算更新し、持点制御用マイクロコン
ピュータ66に持点数の加算更新を行なう旨、指令す
る。これにより遊技者所有の貯玉が減算更新されるとと
もに所定数の持点が遊技者に付与される。貯玉を使用し
て持点の更新を行なわれる際に状況表示器101で表示
される表示例を図11(G),図11(H)に示す。
【0115】図11(G)を参照して、モード表示部1
01bには、貸出モードが「再プレイモード」に設定さ
れていることが表示されており、残高表示部101aに
は遊技に使用可能な貯玉数が表示されている。なお、前
述のとおりこの貯玉数は、遊技に使用することを前提と
して予め手数料が差引かれたものである。この状態で遊
技者が実行スイッチ103を押圧操作すれば、状況表示
器101の表示内容が図11(H)のように変化する。
すなわち、残高表示部101aには図11(G)に示し
た貯玉数から100個の貯玉数が引落とされた後の貯玉
数が表示され、持点表示部101cには貯玉の引落に伴
って100個の持点数が加算更新されている。
【0116】S403で実行要求信号が出力された後、
処理が終了する。図13は、貸出モードスイッチ104
の押圧に伴って順次変化する貸出モードの循環順序を説
明するための説明図である。図示するように、貸出モー
ドは貸出モードスイッチ104の押圧操作が行なわれる
たびに、玉貸,自動玉貸,再プレイ,自動再プレイ,玉
貸,…の順序で順次変化する。そして、モード表示部1
01bに貸出モードが順次表示されることとなる。な
お、図13に示した矢印方向に貸出モードを変換するた
めの表示切換スイッチ105に加えて、この方向とは反
対方向に貸出モードを変換させるための表示切換スイッ
チを設けて、両スイッチの操作により貸出モードを設定
できるように構成してもよい。
【0117】図14は、貸出モードの選択方法に関し、
その変形例を説明するための説明図である。この変形例
は、図13に示した説明図と比較して、1回の実行スイ
ッチ102の押圧操作により引落とすカード残高数およ
び貯玉数が選択できるように構成されている。そして、
モード表示部101bには、貸出モードに加えて引落数
がたとえば「玉貸 100」あるいは「自動再プレイ
75」などと表示される。モード表示部102bの表示
内容および貸出モードは、貸出モードスイッチ104の
押圧操作毎に図の矢印に示す順序に従って順次変更され
ることとなる。なお、この変形例では玉貸モードと引落
数とを1つの表示部(モード表示部101b)に表示す
るようにしているが、これに代えて引落数を別の表示器
で表示するように構成してもよい。また、引落数を設定
するための金額設定スイッチを貸出モードスイッチ10
4と別に構成してもよい。
【0118】図15(A),(B)は、図2などに示し
た操作部45に関し、その変形例を説明するための説明
図である。
【0119】まず図15(A)では、残高表示部101
aと持点表示部101cとがそれぞれ7セグメントのL
ED表示器で別個に構成されている。また、貸出モード
は、玉貸モード中表示LED107c,再プレイモード
中表示LED107d,自動玉貸モード中表示LED1
07e,自動再プレイモード中表示LED107fの点
灯により表示される。また、貸出モードスイッチ104
が押圧される度に点灯移動するが、その際、確定するの
に所定時間、保留時間を設け、その期間はその選択され
たモードのモード表示LEDを点滅表示させ、その所定
期間経過後、点灯させ、モードが確定した旨を出力す
る。残高表示部101aには、カード残高もしくは遊技
に使用可能な貯玉(再プレイ持点)が表示されるように
構成されているが、そのいずれが表示されているのかが
カード残高表示中LED108aまたは再プレイ持点数
表示中LED108bの点灯により表示される。一方、
持点表示部101cには、通常は遊技可能持点が表示さ
れ、このことが遊技可能持点表示中LED109aの点
灯により表示されている。しかしながら表示切換スイッ
チ105を1回押圧操作されば、持点表示部101cに
は遊技可能持点に代わって全持点(遊技可能持点+景品
交換持点)が所定時間表示される。さらに、その所定時
間中に再度表示切換スイッチ105を押圧操作すれば持
点表示部101cには全持点に代わって貯玉(手数料を
差引いていないもの)が所定時間表示される。そして、
所定時間経過後持点表示部101cには遊技可能持点が
表示されるように構成されている。なお、持点表示部1
01cの表示対象を遊技者に把握させるために、遊技可
能持点表示中LED109a,全持点表示中LED10
9b,貯玉数表示中LED109cのいずれかが点灯す
る。すなわち、持点表示部101cに遊技可能持点が表
示されている場合には遊技可能持点表示中LED109
aが点灯している。この状態で表示切換スイッチ105
を押圧操作すれば全持点表示中LED109bが点灯す
るように変化し、さらに全持点表示中LED109bの
点灯中に表示切換スイッチ105を押圧操作すれば貯玉
数表示中LED109cが点灯するように変化する。
【0120】また、貸出モードスイッチ104を押圧操
作すれば、玉貸モード中表示LED107c,再プレイ
モード中表示LED107d,自動玉貸モード中表示L
ED107c,自動再プレイモード中表示LED107
f,…の順で、モード表示LEDが点灯し、貸出モード
が変化する。
【0121】また、精算/中断スイッチ102と実行ス
イッチ103とを操作して中断操作を行なえば、中断選
択表示LED107aが消灯状態から点滅状態に変化す
る。そして、遊技機内部で中断処理が終了し、持点カー
ドがカードユニット50から排出された時点で中断選択
表示LED107aが点灯状態に変化し、遊技機が中断
状態にある旨が表示される。なお、遊技機が中断状態に
ある場合には、残高表示部101aと持点表示部101
cの各表示枠には「−」の表示が行なわれる。また、精
算/中断スイッチ102とを実行スイッチ103との操
作により精算操作が行なわれれば、遊技機で精算処理が
実行されている間、精算選択表示LED107bが点滅
表示され、精算処理が終了して持点カードがカードユニ
ット50から排出された時点で消灯する。
【0122】図15(B)は、図15(A)と比較し
て、モード表示部101b自体に貸出モードを選択する
ための貸出モードスイッチ104が設けられており、こ
のスイッチのスライド位置により貸出モードが設定変更
される。この構成によれば、貸出モードスイッチ104
を直接、設定したい貸出モード位置にスライドして貸出
モードを設定できるため、モードの選択操作を容易にで
き、また、貸出モードの種類を一瞥で把握できる。
【0123】さらにこの図15(B)では、遊技を中断
する際、あるいは遊技を終了して精算(返却)をする際
の操作性の向上が図られている。すなわち、中断あるい
は精算(返却)をする際には、返却中断実行スイッチ1
03bを押圧操作することにより各処理が実行されるこ
ととなるが、いずれの処理を行なうのかを返却中断選択
スイッチ102aの位置により予め指定できるように構
成されている。この返却中断選択スイッチ102aは貸
出モードスイッチ104と同様にスライドスイッチで構
成されており、このスイッチが「返却」の位置にスライ
ドしてあれば返却中断実行スイッチ103bの押圧操作
に基づいて精算(返却)処理が実行される。一方、「中
断」の位置にスライドしてあれは返却中断実行スイッチ
103bの押圧操作に基づいて中断処理が実行されるこ
ととなる。
【0124】玉貸を行なう際には玉貸再プレイ実行スイ
ッチ103aを押圧操作すればよい。これにより、残高
表示部101aに表示されているカード残高または貯玉
から所定数のカード残高または貯玉が引落とされ、所定
数の持点が持点表示部101cに加算更新表示される。
なお、表示切換スイッチ105の構成、その他の各LE
Dの構成については図15(A)と同様であるので、詳
細な説明を省略する。
【0125】さらにこの図15(B)に示す操作部45
では、操作頻度の高い玉貸再プレイ実行スイッチ103
aを図面に向かって左よりに設けているため、遊技機4
9の右側に設けられている打球操作ハンドル7を右手で
操作しながら左手で容易に玉貸操作を行なうことができ
る。
【0126】図16は、操作部45に関し、さらにその
変形例を説明するための説明図である。この変形例で
は、たとえば液晶表示器からなる状況表示器101に貸
出モードやカード残高、遊技可能持点、その他の情報が
すべて一括して表示されるように構成されている。持点
カードをカードユニット50に挿入した際には自動的に
貸出モードが玉貸モードに設定され、その旨が状況表示
器101に表示される。さらに状況表示器101には、
カード残高と遊技者所有の持点(遊技可能持点)が図示
するように表示される。この状態で遊技者が表示切換ス
イッチ115を押圧操作すれば、状況表示器101には
所定時間だけ全持点(景品交換持点+遊技可能持点)が
表示された後、もとの表示内容に切戻される。また、玉
貸スイッチ110を押圧操作すれば、所定数のカード残
高の引落と引換えに所定数の持点が加算更新表示され
る。再プレイスイッチ112を押圧操作すれば、貸出モ
ードが「再プレイモード」に変化して状況表示器101
にその旨が表示されるとともに遊技者所有の貯玉から所
定数の貯玉が引落とされ、持点に加算更新される。ま
た、状況表示器101には、「残高」に代えて「貯玉」
の数が表示され、持点の加算更新表示が行なわれる。あ
るいは、オートスイッチ114を操作した場合には、
「玉貸モード」から「自動玉貸モード」に変化し、状況
表示器101にその旨が表示される。なお、再プレイス
イッチ112を押圧操作して貸出モードを「再プレイモ
ード」に設定している場合においてオートスイッチ11
4を押圧操作した場合には、貸出モードが「自動再プレ
イモード」に変化してその旨が状況表示器101に表示
されることとなる。
【0127】中断スイッチ113を1回押圧操作すれば
中断処理が実行され、精算スイッチ111を1回押圧操
作すれば精算処理が実行される。この変形例によれば、
操作部45の部品点数を極力減らすことができ、製造コ
ストを削減できる。
【0128】次に、以上説明した本実施形態の変形例や
特徴点をさらに以下に列挙する。 (1) 図4を参照して、カードユニット制御部65は
カードユニット50内に設け、持点制御用マイクロコン
ピュータ66は遊技機49内に設けている。しかしなが
ら、これらを併わせてカードユニット50内に構成して
もよく、あるいは遊技機49内に構成してもよい。ま
た、カードユニット制御部65と持点制御用マイクロコ
ンピュータ66と操作部制御用マイクロコンピュータ1
06での各処理を1つのマイクロコンピュータで行なう
ように構成してもよい。この際、このマイクロコンピュ
ータは遊技機49に設けてもよく、カードユニット50
に設けてもよい。あるいは、遊技機設置島に遊技機49
およびカードユニット50とは別体の処理装置を設け、
この処理装置内にこのようなマイクロコンピュータを設
けてもよい。 (2) 図10を参照して、S403における実行要求
信号には、減算すべきカード残高(あるいは貯玉)に関
する情報が含まれている。しかしながら、実行要求信号
にこのような減算数に関する情報を含めることなく、予
めカードユニット制御部65に減算すべきカード残高あ
るいは貯玉数を記憶しておき、この記憶数に基づいてカ
ード残高あるいは貯玉の減額更新を行なうように構成し
てもよい。また、カードユニット制御部65はカード残
高(または貯玉)の減算更新を行なうと同時に持点制御
用マイクロコンピュータ66に持点の加算指令用の信号
を出力するが、この信号内に必ずしも加算すべき持点数
を特定可能な情報を含める必要はない。持点制御用マイ
クロコンピュータ66内に予め1回の引落操作で加算更
新すべき持点数を記憶しておき、カードユニット制御部
65からの信号を受信した時点でその記憶に基づいた持
点数を加算更新するように構成してもよい。
【0129】(3) 図4を参照して、貸出モードスイ
ッチ104が押圧操作されて貸出モードの変更要求が検
出されれば、操作部制御用マイクロコンピュータ106
は持点制御用マイクロコンピュータ66およびカードユ
ニット制御部65に変更後の貸出モードを特定可能なモ
ード選択信号を出力する。貸出ユニット制御部65およ
び持点制御用マイクロコンピュータ66は、このモード
選択信号に基づいて持点やカード残高,貯玉の処理を行
なうものである。しかしながら、持点制御用マイクロコ
ンピュータ66およびカードユニット制御部65へはモ
ード選択信号を必ずしも出力しなければならないわけで
はない。すなわち、操作部制御用マイクロコンピュータ
106で玉貸要求が検出された場合にカードユニット制
御部65へ引落とす対象が貯玉であるかカード残高であ
るかを把握可能な引落要求信号を出力するように構成し
てもよい。なお、貸出モードが自動モードに設定されて
いる場合においても、操作部制御用マイクロコンピュー
タ106はその内部に記憶されている持点数を参照する
ことにより自動引落を行なう時期を判断できるので、そ
の判断に基づいて引落要求信号をカードユニット制御部
65に出力するように構成してもよい。
【0130】(4) 貸出モードが「自動玉貸モード」
または「自動再プレイモード」に設定されている場合に
は、必要に応じて自動的に貸出モードを「玉貸モード」
あるいは「再プレイモード」に設定変更するように構成
してもよい。たとえば、大当りに基づく繰返継続制御の
終了後、持点遊技が許容されない遊技状態にある場合に
は、その繰返継続制御の終了後に自動モードを自動的に
解除することにより、繰返継続制御が終了して遊技可能
持点が自動的に景品交換持点に持点変換された際に遊技
可能持点が存在しないことに基づいて自動的に玉貸処理
が実行されてしまう不都合を防止できる。これにより、
大当り終了後に遊技者の意思に反して自動的に玉貸処理
が実行されてしまうのを防ぐことができる。なお、遊技
可能持点が自動的に景品交換持点に変換された際には、
その時点で持点カードをカードユニット50から排出す
るように構成してもよい。
【0131】また、自動モードはカードが排出されたと
き、または、再度挿入されたときに自動解除されるもの
でもいい。前遊技者が自動モードのまま遊技を終了して
次の遊技者が自動モードでの遊技をしようとしていない
ときに自動的に引落としされるのを防止するためであ
る。
【0132】(5) 本実施形態では、貯玉を持点に引
落とす際には手数料をとるように構成した。このことを
遊技者に予め把握させておくために、手数料が必要であ
る旨を操作部45の表示器で表示したり、あるいは、そ
の旨が記載されたシールを貼るなどして表示してもよ
い。具体的には、図11(F)に示したメッセージの表
示後さらに「なお、再プレイする際は100点貸出す場
合につき25点を手数料として頂きます」などと表示さ
れるように構成することが考えられる。
【0133】(6) 図15(A),図15(B)で
は、残高表示部101aおよび持点表示部101cの表
示対象が何であるかをLEDで表示するように構成し
た。しかしながらこれに代えて、あるいはこれに加え
て、対象別に表示色を変えるなどの工夫をこらしてもよ
い。なおこの際には、たとえば、赤は遊技可能持点であ
り黄色は全持点であり緑は貯玉である旨を操作部45に
予めシールなどで表示しておいてもよい。
【0134】また、図15(A),図15(B)に示し
た操作部45に関し、図14に示したように引落数をも
設定できるように構成してもよい。このように構成した
場合には、さらに金額設定スイッチと設定額表示用のL
EDとを図15(A),図15(B)の操作部45にそ
れぞれ設けることとなる。
【0135】(7) 図15(B)を参照して、モード
表示部101bにおいて、さらに返却モードと中断モー
ドとを表示可能なように構成してもよい。このように構
成した場合には、貸出モードスイッチ104が返却中断
選択スイッチ102aの機能をも兼用するものとなる。
遊技を終了して精算(返却)操作を行なう場合や遊技を
中断する際には、貸出モードスイッチ104は「玉貸」
〜「自動再プレイ」のいずれの位置にあっても差支えな
いのであり、そうとすれば貸出モードスイッチ104で
遊技中断選択スイッチ102aを兼用して構成すること
もできる。たとえば、モード表示部101bの「自動再
プレイ」の切換え位置よりさらに右側あるいは左側に
「返却」,「中断」のためのスイッチスライド位置を設
ける。そして、たとえば、貸出モードが図示するように
「玉貸モード」にある状態において遊技を中断する場合
には、貸出モードスイッチ104を「中断」の位置にま
でスライドさせた上で返却中断実行スイッチ103bを
押圧操作して中断操作を行なうようにする。このように
構成することにより、遊技中に誤って返却中断実行スイ
ッチ103bに触れてしまい、遊技者の意に反して遊技
が終了したり中断したりしてしまう不都合を防止でき
る。なお、貸出モードスイッチ104あるいは遊技中断
選択スイッチ102aはスライドスイッチに限らず、そ
の他たとえばダイヤル式などを採用してもよい。
【0136】(8) 図16を参照して、図14に示し
たように1回の引落数を選択するための金額設定スイッ
チをさらに設けてもよい。この場合には、設定された金
額はたとえば状況表示器101に表示されるように構成
する。
【0137】(9) 本実施形態では、遊技機の一例と
して、打玉が遊技機内部に封入された玉封入式の遊技機
49を挙げた。しかしながら、本発明に係わる遊技機と
してその他、以下のようなものを例に挙げることができ
る。
【0138】遊技機内にはパチンコ玉は封入されておら
ず、遊技機設置島全体でパチンコ玉が循環して使用され
る遊技機であって、打玉の入賞に応じて遊技機内部の賞
球払出装置(賞球ケース)から所定数の賞球が遊技機の
上皿に払い出され、上皿に貯留された賞球は、必要に応
じて遊技者の操作により下皿に玉を移動させることが可
能である。そして、下皿にパチンコ玉が一杯になれば自
動的にあるいは、遊技者の操作スイッチの操作に応じて
パチンコ玉が所定の玉計数装置(いわゆるジェットカウ
ンタなど)へ案内されて計数され、所定数のクレジット
として遊技者に付与される。このクレジット数は、遊技
者が遊技中にカード処理装置あるいは遊技機に挿入して
いる持点カードに逐次記録されるように構成してもよ
い。あるいは、遊技機の所定箇所にクレジット数表示用
の表示器を設け、遊技中はこの表示器にクレジットが表
示されるようにし、遊技終了時に遊技者の持点カードに
クレジット数が記録されるようにしてもよい。また、下
皿を経ることなく上皿から直接、玉計数装置にパチンコ
玉が移動するように構成したものでもよい。なお、玉計
数装置は遊技機に一体的に設けてもよく、遊技機とは別
体に設けてもよい。
【0139】あるいは、次のような遊技機でもよい。遊
技機内に打玉が封入された玉封入式の遊技機であって、
玉貸機で貸し出されたパチンコ玉を投入するための皿が
設けられており、皿に投入されたパチンコ玉を1つ使用
するごとに遊技機内部の封入玉が1発ずつ発射される。
遊技者からすれば、皿に投入したパチンコ玉が発射され
るように感じるが、実際には封入玉が繰り返し循環して
発射されており、皿に投入されたパチンコ玉は封入玉が
発射される毎に1つずつ遊技機外部へ排出されて遊技機
設置島の玉回収部に回収される。そして入賞の発生に基
づいて遊技者に所定数のクレジットが付与される。
【0140】なお、遊技機は、その遊技領域が画像によ
り構成された画像表示式の遊技機であってもよい。
【0141】(10) 操作部45では、状況表示器1
01に遊技状況に応じてその大きさが変動する持点とカ
ード残高とが併せて表示されるため、遊技中にそれらを
一瞥で確認でき、利便性が向上される。また、遊技者の
確認誤りをも極力防止できる。なお、本実施形態では、
操作部45は遊技機49に一体的に設けられているが、
これに換えて、カードユニット50に操作部45を設け
てもよい。また、カードユニット50と遊技機49とを
一体的に構成してもよい。たとえば、カードユニット5
0の機能を全て遊技機49に設けるように構成すること
などが考えられる。
【0142】(11) 本実施形態では、持点カードに
カード残高と持点(遊技可能持点、景品交換持点)とが
まとめて記録されるように構成したが、それぞれを別の
カードに記録するようにして、カード2枚で運用しても
よい。また、カードには、識別情報を記録して持点やカ
ード残高などを直接記録しないようにし、管理コンピュ
ータでカードの識別情報別に持点やカード残高などを管
理するように構成してもよい。
【0143】(12) 貸出モードが再プレイモードや
自動再プレイモードに設定されている際には、手数料相
当数の貯玉が差し引かれることを条件に貯玉を引落とし
て遊技に使用することが可能である。そして、残高表示
部101aには、景品交換価値の一例となる、遊技者所
有の貯玉から予め手数料相当数の貯玉が差引かれたもの
がたとえば図11(G)に示すように表示される。しか
しながら、これに換えて、手数料を差し引くことなく、
全ての貯玉を遊技に有効に使用できるように構成しても
よい。この場合には、残高表示部101aに手数料を差
し引いていない貯玉が表示されるように構成する。つま
り、前記景品交換価値引落処理操作手段により引落とし
可能な景品交換価値の大きさは、遊技者が所有している
景品交換価値の全体でもよく、遊技に使用するために引
落とし可能な景品交換価値のみでもよい。そして、前記
表示部には、遊技者が所有している景品交換価値の全体
を表示するように構成してもよく、また、遊技に使用で
きない景品交換価値の大きさを差し引いた価値を表示す
るように構成してもよい。なお、ここでは、景品交換価
値の一例として貯玉を挙げたが、その他、そのままでは
遊技に直接使用できず、引落とし操作(手動操作および
自動引落としのいずれでも可)が必要な価値であればど
のような価値でもよく、たとえば、クレジット数(たと
えば遊技者に払い出されたパチンコ玉のうち、玉計数装
置でその数が計数されてクレジットに置き換えられたも
の)、景品交換持点などをその例に挙げることができ
る。
【0144】(13) 図2や図15(A),図15
(B)に示すように、操作部45には、遊技機49に関
連して行なわれる持点の引落形式を選択するための操作
が可能な貸出モードスイッチ104、あるいは遊技機4
9に関連して行なわれる精算あるいは中断といった制御
動作を選択するための操作が可能な精算/中断スイッチ
102、返却中断選択スイッチ102aが設けられてい
る。
【0145】さらに操作部45には、各種操作スイッチ
の操作に基づいてその制御動作の種類を表示可能な状況
表示器101や各種LED108a,108b,107
a,107b,107c,107d,107e,107
f,109a,109b,109c,モード表示部10
1b,持点表示部101c,残高表示部101aが設け
られている。
【0146】したがって、遊技者は手元の操作部45で
各種の操作を行なうことができ、さらに視線をあまり移
動させることなく選択した制御動作の内容を容易に確認
することができる。特に、遊技者が遊技を行なうに際
し、より頻繁に確認することとなる残高表示部101a
や持点表示部101cの近傍に選択操作で選択した内容
が表示されるため、より一層遊技者は容易かつ確実に選
択操作の内容を把握でき、これにより、誤操作により遊
技者の意に反した制御動作が実行されてしまうことを防
止できる。たとえば、誤って貸出モードを設定してしま
った場合でも遊技者の視線が残高表示部101aや持点
表示部101cに集中するために、これら両表示部の中
央に表示される貸出モードの内容を遊技者は容易に把握
できるのであり、これにより意に反してカード残高から
持点が引落とされたり貯玉から持点が引落とされたりし
てしまうことを極力防止できる。
【0147】(14) 本実施形態では、引落形式の一
例として、玉貸モードや自動再プレイモード、再プレイ
モード、自動玉貸モードの4つを挙げたが、これら以外
の形式を含めてもよく、また、いずれかの貸出モードを
排除して構成してもよい。たとえば、貯玉を用いた遊技
は一切できないように構成し、引落形式を自動玉貸モー
ドと玉貸モードだけで構成してもよい。また、手動によ
らなければ玉貸できないように構成するために、貸出モ
ードを玉貸モードと再プレイモードのみに制限してもよ
い。
【0148】(15) 遊技機に関連して行なわれる制
御動作の種類を選択するための操作が選択可能な動作選
択操作手段として、たとえば精算/中断スイッチ102
や貸出モードスイッチ104などを例に挙げて説明し
た。しかしながら、本発明に係る遊技用装置には、必ず
しも引落形式の選択操作と遊技の精算・中断の選択操作
との両方の選択操作が可能なものに限定されるわけでは
なく、いずれか一方の選択操作のみが可能な構成であっ
てもよい。
【0149】(16) また、表示切換スイッチ105
を押圧操作すれば、状況表示器101などには遊技に直
接使用できない景品交換持点も含めて遊技者の所有して
いる価値のすべて(遊技可能持点,景品交換持点,貯
玉)が表示されるため、遊技者は遊技を行ないつつ、自
分の持点所有状況を容易に把握できる。
【0150】(17) 図2を参照して、状況表示器1
01には、カード残高(あるいは貯玉)を表示するため
の残高表示部101aと、持点を表示するための持点表
示部101cとがそれぞれ設けられている。しかしなが
らこれに代えて、遊技者の切り換え操作により1つの表
示部部分にカード残高(あるいは貯玉)と持点とが切り
換え表示されるように構成してもよい。
【0151】(18) 玉貸モードにより、遊技者の支
払の対価として予め遊技者に付与された有価価値から所
定の大きさの有価価値を引落として遊技媒体を使用した
遊技を可能にする支払有価価値引落形式が構成されてい
る。また、カードユニット制御部65,持点制御用マイ
クロコンピュータ66,操作部制御用マイクロコンピュ
ータ106により、引落形式として前記支払有価価値引
落形式が選択されている場合に前記支払有価価値から所
定の大きさの有価価値を引落として遊技媒体を使用した
遊技を可能にする支払有価価値引落処理を行なう支払有
価価値引落手段が構成されている。
【0152】再プレイモードにより、前記景品交換価値
から所定の大きさの景品交換価値を引落として遊技媒体
を使用した遊技を可能にする景品交換価値引落形式が構
成されている。また、カードユニット制御部65,持点
制御用マイクロコンピュータ66,操作部制御用マイク
ロコンピュータ106により、引落形式として前記景品
交換価値引落形式が選択されている場合に前記景品交換
価値から所定の大きさの景品交換価値を引落として遊技
媒体を使用した遊技を可能にする景品交換価値引落処理
を行なう景品交換価値引落処理手段が構成されている。
【0153】自動玉貸モードにより、遊技に使用できる
遊技媒体の量が所定量となった場合に自動的に前記支払
有価価値引落処理が実行される支払有価価値自動引落形
式が構成されている。また、カードユニット制御部6
5,持点制御用マイクロコンピュータ66,操作部制御
用マイクロコンピュータ106により、引落形式として
前記支払有価価値自動引落形式が選択されている場合に
遊技に使用できる遊技媒体の量が所定量となれば自動的
に前記支払有価価値引落処理を実行する支払有価価値自
動引落処理手段が構成されている。
【0154】自動再プレイモードにより、遊技に使用で
きる遊技媒体の量が所定量となった場合に自動的に前記
景品交換価値引落処理が実行される景品交換価値自動引
落形式が構成されている。また、カードユニット制御部
65,持点制御用マイクロコンピュータ66,操作部制
御用マイクロコンピュータ106により、引落形式とし
て前記景品交換価値自動引落形式が選択されている場合
に遊技に使用可能な遊技媒体の量が所定量となれば自動
的に前記景品交換価値引落処理を実行する景品交換価値
自動引落処理手段が構成されている。
【0155】複数種類定められた引落形式の中から所望
の引落形式を選択可能な第1動作選択操作手段は、たと
えば前記支払有価価値引落形式と前記景品交換価値引落
形式と前記支払有価価値自動引落形式と前記景品交換価
値自動引落形式との中から所望の引落形式を選択可能に
構成されている。
【0156】(19) オートスイッチ114により、
前記遊技機に関連して行なわれる制御動作の種類を選択
するための操作が可能な動作選択操作手段が構成されて
いる。また、オートスイッチ114により、遊技状況に
応じて自動的に前記遊技機に関連した制御動作が行なわ
れる所定の制御状態に制御するための自動制御操作手段
が構成されている。
【0157】状況表示器101、残高表示部101a、
モード表示部101b、持点表示部101c、カード残
高表示中LED108a、再プレイ持点表示中LED1
08b、遊技可能持点表示中LED109a、全持点表
示中LED109b、貯玉数表示中LED109cによ
り、前記動作選択操作手段の操作に基づいた制御動作の
種類を該制御動作の実行前に表示可能な選択動作種類事
前表示手段が構成されている。
【0158】(20)遊技可能持点、景品交換持点によ
り、遊技の結果、遊技者の所有となった遊技価値であっ
て、所有することとなった当日限り有効である所有当日
有効遊技価値が構成されている。景品交換持点および遊
技可能持点を当日以降も景品交換に有効に使用可能な価
値である「貯玉」に変換するための変換処理装置によ
り、前記所有当日有効遊技価値を所有当日以降において
も有効に使用可能な態様で保存できる保存価値に変換す
る価値変換手段が構成されている。また、貯玉により、
前記保存価値が構成されている。
【0159】持点表示部101cおよび操作部制御用マ
イクロコンピュータ106により、遊技に使用できる遊
技媒体の量を特定可能な情報を表示可能な遊技媒体量情
報表示手段が構成されている。また、前記持点表示部1
01cに表示される持点数(遊技可能持点数)により、
前記遊技に使用できる遊技媒体の量を特定可能な情報が
構成されている。
【0160】残高表示部101aおよび操作部制御用マ
イクロコンピュータ106により、前記有価価値の大き
さを表示可能な価値量表示手段が構成されている。図7
に示したフローチャートにより、前記機能切替操作手段
で前記有価価値引落処理操作手段の機能が選択されてい
る場合に前記有価価値の大きさを表示し、前記機能切替
操作手段で景品交換価値引落処理操作手段の機能が選択
されている場合に前記景品交換価値引落処理操作手段の
操作により引落とされる対象となる景品交換価値の大き
さを表示する前記価値量表示手段が構成されている。ま
た、カード残高により前記有価価値の大きさが構成され
ている。さらに、遊技者の所有する貯玉から手数料相当
の貯玉を差し引いた後の実際に遊技に使用可能な貯玉数
により、前記景品交換価値引落処理操作手段の操作によ
り引落とされる対象となる景品交換価値の大きさが構成
されている。
【0161】
【課題を解決するための手段の具体例】図1に示した遊
技機49とカードユニット50とにより、遊技者が予め
所有している有価価値から所定の大きさの有価価値を引
落として遊技媒体を使用した遊技をすることが可能な遊
技機を含む遊技用装置が構成されている。また、持点カ
ードに記録されているカード残高や貯玉により前記有価
価値が構成されている。また、パチンコ玉により、前記
遊技媒体が構成されている。
【0162】なお、遊技媒体とは、弾球遊技機に使用さ
れる打玉などの物体に限られる概念ではない。たとえ
ば、遊技領域部分が画像表示される画像表示式遊技機に
おいて画像表示される玉、その他の遊技行為に関連して
使用され、消費される対象をも含む広い概念である。
【0163】貸出モードスイッチ104、精算/中断ス
イッチ102、返却中断選択スイッチ102aにより、
前記遊技機に関連して行なわれる制御動作の種類を選択
するための操作が可能な動作選択操作手段が構成されて
いる。
【0164】状況表示器101、残高表示部101a、
モード表示部101b、持点表示部101c、カード残
高表示中LED108a、再プレイ持点表示中LED1
08b、中断選択表示LED107a、精算選択表示L
ED107b、玉貸モード中表示LED107c、再プ
レイモード中表示LED107d、自動玉貸モード中表
示LED107e、自動再プレイモード中表示LED1
07f、また図15(B)に示す貸出モードスイッチ1
04または返却中断選択スイッチ102aの上に表示さ
れている文字(印刷部)により、前記動作選択操作手段
の操作に基づいた制御動作の種類を表示可能な選択動作
種類表示手段が構成されている。また、玉貸モード、自
動玉貸モード、再プレイモード、自動再プレイモードと
いった貸出動作の種類や、精算動作、中断動作により、
前記制御動作の種類が構成されている。
【0165】実行スイッチ103,玉貸再プレイ実行ス
イッチ103a,返却中断スイッチ103bにより、前
記動作選択操作手段で選択した制御動作を実行するため
の操作が可能な実行操作手段が構成されている。
【0166】持点表示部101cにより、遊技に使用で
きる遊技媒体の量に関する情報を表示するための表示部
が構成されており、残高表示部101aにより、前記有
価価値の大きさに関する情報を表示するための表示部が
構成されている。さらに、操作部制御用マイクロコンピ
ュータ106により、遊技に使用できる遊技媒体の量に
関する情報と前記有価価値の大きさに関する情報とを所
定の表示部に表示させる表示制御が可能な表示制御手段
が構成されている。
【0167】操作部45により、前記動作選択操作手段
と前記選択動作種類表示手段と前記実行操作手段と前記
表示部とが前記遊技機に対応して遊技機に設けられた操
作部が構成されている。
【0168】玉貸モードと自動玉貸モードと再プレイモ
ードと自動再プレイモードとにより、複数種類定められ
た前記有価価値の引落形式が構成されている。また、貸
出モードスイッチ104により、前記複数種類定められ
た引落形式の中から所望の引落形式を選択可能な第1動
作選択操作手段が構成されている。また、精算/中断ス
イッチ102、返却中断選択スイッチ102aにより、
遊技を行なっている遊技機を専有した状態で遊技を中断
させるのか、または遊技を終了させるのかを選択可能な
第2動作選択操作手段が構成されている。
【0169】表示切換スイッチ105、表示切換スイッ
チ115により、前記遊技機による遊技の結果としての
遊技結果価値から変換された景品交換に使用可能な景品
交換価値を前記表示部に表示させるための操作が可能な
表示操作手段が構成されている。
【0170】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記動作選択操作手段と前記選択動作種類
表示手段と前記実行操作手段と前記表示部とが前記遊技
機に対応して遊技機毎に設けられた操作部にまとめられ
て設けられているために、遊技者の視線が集中する範囲
に遊技者の選択した制御動作の種類が表示されることと
なり、誤操作により遊技者の意に反した制御動作の種類
が選択されていることに遊技者が気づかないまま当該制
御動作が実行されてしまう不都合を極力防止でき、ま
た、選択されている制御動作以外の動作選択操作手段で
選択される制御動作は実行されない。これにより遊技者
にとってより快適な遊技環境を提供することが可能とな
る。
【0171】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記有価価値の引落形式に関する遊技者の
選択操作、および遊技の中断または遊技の終了に関する
遊技者の選択操作についてその種類がそれぞれ表示され
ることとなるため、遊技者がこれらの選択操作を誤って
実行してしまうことを極力防止できる。
【0172】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、景品交換価値を前記表示部に表示
させるための操作が可能であるために、より一層遊技者
にとって快適な遊技環境を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機49およびカードユニット50の全体正
面図てある。
【図2】操作部45の平面図である。
【図3】遊技機49およびカードユニット50の全体背
面図である。
【図4】遊技機49とカードユニット50のブロック図
である。
【図5】情報入力制御処理の処理手順を説明するための
フローチャートである。
【図6】情報入力制御処理の処理手順を説明するための
フローチャートである。
【図7】モード変更制御処理の処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【図8】精算・中断操作制御処理の処理手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】表示切換制御処理の処理手順を説明するための
フローチャートである。
【図10】玉貸・再プレイ操作制御処理の処理手順を説
明するためのフローチャートである。
【図11】図11(A)〜図11(K)は、状況表示器
101の表示例を説明するための説明図である。
【図12】図12(M)〜図11(R)は、状況表示器
101の表示例を説明するための説明図である。
【図13】貸出モードについて説明するための説明図で
ある。
【図14】貸出モードを説明するための説明図である。
【図15】図15(A),図15(B)は、操作部45
の平面図である。
【図16】操作部45の平面図である。
【符号の説明】
45は操作部、49は遊技機、50はカードユニット、
65はカードユニット制御部、66は持点制御用マイク
ロコンピュータ、101は状況表示器、101aは残高
表示部、101bはモード表示部、101cは持点表示
部、102は精算/中断スイッチ、102aは返却中断
選択スイッチ、103は実行スイッチ、103aは玉貸
再プレイ実行スイッチ、103bは返却中断実行スイッ
チ、104は貸出モードスイッチ、105は表示切換ス
イッチ、106は操作部制御用マイクロコンピュータ、
110は玉貸スイッチ、111は精算スイッチ、112
は再プレイスイッチ、113は中断スイッチ、114は
オートスイッチ、115は表示切換スイッチである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が予め所有している有価価値から
    所定の大きさの有価価値を引落として遊技媒体を使用し
    た遊技をすることが可能な遊技機を含む遊技用装置であ
    って、 前記遊技機に関連して行なわれる制御動作の種類を選択
    するための操作が可能な動作選択操作手段と、 前記動作選択操作手段の操作に基づいた制御動作の種類
    を表示可能な選択動作種類表示手段と、 前記動作選択操作手段で選択した制御動作を実行するた
    めの操作が可能な実行操作手段と、 遊技に使用できる遊技媒体の量に関する情報と前記有価
    価値の大きさに関する情報とを所定の表示部に表示させ
    る表示制御が可能な表示制御手段とを含み、 前記動作選択操作手段と前記選択動作種類表示手段と前
    記実行操作手段と前記表示部とが前記遊技機に対応して
    遊技機毎に設けられた操作部にまとめて設けられている
    ことを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 前記有価価値の引落形式は複数種類定め
    られており、 前記動作選択操作手段は、前記複数種類定められた引落
    形式の中から所望の引落形式を選択可能な第1動作選択
    操作手段と、遊技を行なっている遊技機を専有した状態
    で遊技を中断させるのか、または遊技を終了させるのか
    を選択可能な第2動作選択操作手段とを含むことを特徴
    とする、請求項1記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部には、前記遊技機による遊技
    の結果としての遊技結果価値から変換された景品交換に
    使用可能な景品交換価値を前記表示部に表示させるため
    の操作が可能な表示操作手段が設けられていることを特
    徴とする、請求項1または2記載の遊技用装置。
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