JP4317905B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機で遊技するには遊技媒体となる遊技球が必要であり、遊技者がお金を払って遊技店から遊技球を借り、その遊技球を使って遊技している。
現状の弾球遊技機は、その遊技球の借り受け方式によりCR機と現金機の2種類に大別される。
【0003】
CR機はCRユニットが接続されていて、遊技店から購入したプリペイドカードをCRユニットに挿入してから弾球遊技機に設けられた貸出しボタンを操作すると、弾球遊技機の球貸装置(賞球払出装置を兼用することが多い。)が稼働して、貸球としての遊技球が上皿に排出される。
【0004】
現金機には貸球としての遊技球を排出する機能は無く、弾球遊技機とは別体に設けられた球貸装置(例えば現金サンド)にお金を投入することで球貸装置より排出され遊技球を弾球遊技機の上皿に移して遊技する。なお、現金サンドの排出管が上皿に達していて、お金の投入によって球貸装置から排出された遊技球が上皿に流入する構成にしたものが多い。
【0005】
一方、遊技形態に関しては大当たり機能を備えるものが殆どで、その代表的なものに第1種パチンコ遊技機がある。
現在の第1種パチンコ遊技機は、図柄始動口に遊技球が入賞すると図柄が変動し、該図柄が予め定められた組合せで停止すると遊技者に有利な大当り状態になり大入賞口が所定回数開放される。
これは、遊技球が図柄始動口に入賞した時に取得した大当り乱数によって大当りか否かが判定され、大当りと判断されたら、大当り図柄が決定され、遊技者に大当りだと明確にするために図柄を揃える表示を行った後に、大入賞口を所定回数開放させる大当り状態にさせている。また、大当りした際の大当り図柄が特定の図柄だった場合には、大当り状態の終了後、大当りの確率が高く設定される確変状態になる。
【0006】
なお、通常時の低確率状態と確変時の高確率状態以外にも異なる大当り確率を特定時に発生させる多段階確率の弾球遊技機も提案されている。
また、遊技店では、各遊技店ごとでそれぞれ異なる営業体系をとっている。例えば、どの図柄で大当りしても大当り時に出た賞球を景品に交換せず、そのまま出た賞球で遊技可能な無定量制や特定の図柄で大当りしたら無定量になったり、前記特定の図柄とは異なる図柄で大当りになるまで継続して遊技可能なラッキーナンバー制など、様々な営業形態があり、さらにはサービスタイムなどを設けている店もある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−226206号公報
【特許文献2】
特開2001−259136号公報
【特許文献3】
特開平11−267308号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術にも記載したとおり、遊技を開始する時は、通常状態であり、大当り確率が低く設定されている。その上、最近では大当り終了後に時短機能を付けてもよくなり、大当り終了後には大きなチャンスが付与されるようになったが、その一方で通常状態時の大当り確率がさらに低く設定されるようになった。その結果、遊技者は、少し打っただけでは大当りしないと思うようになり、パチンコ遊技をやらなくなってしまったり、沢山お金を使っても容易には大当りしないのだから少しだけ打って大当りしなかったら遊技を止めてしまったり、或いは一旦大当りしたら大きなチャンスがあるから、大当りするまで大量のお金を使ってしまう人なども増えてきた。また、大当りする前は、現金で遊技球を借りて遊技するのでお金の消費を実感し苛立ちが増大するという問題もある。
【0009】
また、従来技術に記載したように通常時(低確率時)、確変時(高確率時)以外に特定時に前記大当り確率とは異なる確率に設定する多段階確率の遊技機が提案されている。
一例として、何回も図柄を変動させても大当りしなかった場合は、あまりにも遊技者が可愛そうなので、例えば1000回変動させて大当りしなかった場合には大当り確率を高くするような提案がある。確かにこのような構成することで1000回変動させた後の遊技者は嬉しいのだが、結局1000回変動させなければならず、大量のお金を使うことになってしまう。また、パチンコ遊技は同じ台でしか遊技できないのではなく、1台の遊技機で何人もの人が遊技する。そこで1000回で大当り確率が上がる構成では、変動回数が1000回に近い台に遊技者が殺到し、少ししか変動させてない台には遊技者は集まらなくなってしまうことが予想される。
【0010】
また、特開平11−226206号公報には、大当り終了後の大当り確率が高く設定されるものの、上記の例とは逆に変動させるごとに大当り確率が低くなっていく構成が開示されている。この構成とすることで、大当り終了後に遊技を止める遊技者を少なくすることができるが、逆に大当り終了後に沢山変動させた台では、誰も遊技しなくなってしまう。
【0011】
また、特開2001−259136号公報には、大当り確率以外にも、電動役物の開放回数や開放時間を遊技店で設定できる構成が開示されている。この構成によれば、店の計画通りに出球を制御(どれだけ遊技者に還元し、どれだけ遊技店の売り上げにするなど)できるというものであるが、一旦設定した後に設定を変えるには遊技を中断させる必要がある。しかも、大当り確率はともかく、開放回数や開放時間など目で見えるところを変更すれば、どんな遊技者も良い設定の台で遊技して悪い設定の台では遊技しなくなるのは当然である。
【0012】
また、特開平11−267308号公報では、電源投入時から1回目の大当りが発生するまで大当り確率を通常時よりも高く設定する構成が提案されている。この構成にすることで、電源投入時、つまり、朝などは遊技者はお金をあまり使わずに大当りさせることができるかもしれないが、昼や夜などになれば各台とも1回は大当りしていると考えられる。つまり、昼や夜になったにもかかわらず大当たりが1回も出ていない台はきわめて少なく、昼や夜では従来どおり1回大当りさせるのに大量のお金が必要になってくる。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の弾球遊技機は、
挿入されたプリペイドカードを取り込んで、該取り込んだプリペイドカードの読み書きを行うCRユニットが付属する弾球遊技機であり、
当該領域内に複数の入賞口が配置される略円形の遊技領域が形成された遊技盤と、
遊技者による払出要求操作が行われると、前記CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることを条件として、前記払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す球貸手段と、
発射球供給皿から供給された遊技球を前記遊技盤に向けて発射する発射装置と、
前記発射装置によって発射されて前記遊技領域に飛び込んだ遊技球が前記複数の入賞口のいずれかに入球すると、賞球払出装置を制御して賞球としての遊技球を払い出す払出制御装置と、
前記複数の入賞口の中の一つであり、始動領域として設定された始動入賞口に遊技球が進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定の結果を表示する結果表示手段と、
前記当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段と
を備えた弾球遊技機において、
前記球貸手段から前記貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算する貸球計数手段と、
前記遊技領域に飛び込む発射球数を検出する発射球検出手段と、
該発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に前記貸球残高を1減算するが、前記貸球残高が0ならば該減算を行わない残高減算手段と、
前記貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、前記貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別する遊技判別手段と、
該遊技判別手段による判別結果に基づいて前記貸球遊技状態と賞球遊技状態とで遊技内容を変化させる遊技内容変更手段と
を備え、
前記遊技内容変更手段は、前記始動入賞口となる電動役物への入賞頻度を、前記貸球遊技状態では前記賞球遊技状態よりも高くする
ことを特徴とする。
また、請求項2記載の弾球遊技機は、
挿入されたプリペイドカードを取り込んで、該取り込んだプリペイドカードの読み書きを行うCRユニットが付属する弾球遊技機であり、
当該領域内に複数の入賞口が配置される略円形の遊技領域が形成された遊技盤と、
遊技者による払出要求操作が行われると、前記CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることを条件として、前記払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す球貸手段と、
発射球供給皿から供給された遊技球を前記遊技盤に向けて発射する発射装置と、
前記発射装置によって発射されて前記遊技領域に飛び込んだ遊技球が前記複数の入賞口のいずれかに入球すると、賞球払出装置を制御して賞球としての遊技球を払い出す払出制御装置と、
前記複数の入賞口の中の一つであり、始動領域として設定された始動入賞口に遊技球が進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定の結果を表示する結果表示手段と、
前記当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段と
を備えた弾球遊技機において、
前記球貸手段から前記貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算する貸球計数手段と、
前記遊技領域に飛び込む発射球数を検出する発射球検出手段と、
該発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に前記貸球残高を1減算するが、前記貸球残高が0ならば該減算を行わない残高減算手段と、
前記貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、前記貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別する遊技判別手段と、
該遊技判別手段による判別結果に基づいて前記貸球遊技状態と賞球遊技状態とで遊技内容を変化させる遊技内容変更手段と
を備え、
前記遊技内容変更手段は、前記当否判定で大当たりと判定される確率を、前記貸球遊技状態では前記賞球遊技状態よりも高くする
ことを特徴とする。
【0014】
請求項1又は2記載の弾球遊技機は、球貸手段から貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算し(貸球計数手段)、遊技領域に飛び込む発射球数を検出し(発射球検出手段)、発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に貸球残高を1減算するが、貸球残高が0ならば減算を行わず(残高減算手段)、貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別する(遊技判別手段)。
そして、遊技判別手段による判別結果に基づいて貸球遊技状態と賞球遊技状態とで遊技内容を変化させる(遊技内容変更手段)のである。
請求項1記載の弾球遊技機では、遊技内容変更手段は、始動入賞口となる電動役物への入賞頻度を、貸球遊技状態では賞球遊技状態よりも高くする。また、請求項記載の弾球遊技機では、遊技内容変更手段は、当否判定で大当たりと判定される確率を、貸球遊技状態では賞球遊技状態よりも高くする。
すなわち、請求項1又は2記載の弾球遊技機では、貸球遊技状態の遊技内容の方が賞球遊技状態の遊技内容よりも遊技者にとって有利に設定されているので、遊技者にとっては、例えば遊技を開始するときのように遊技店から遊技球を借り受けて遊技する方が有利になる。
【0015】
また、大量に賞球を獲得した後(例えば大当りした後)には、遊技者はどのように遊技するか選択することができる。具体的には、新規の投資(遊技球の借り受け)を抑えるために多少は不利でも賞球で遊技したり、有利な条件で遊技するために更に遊技球を借り受ける等、遊技者の選択肢が増える。
【0016】
ところで、各遊技球は実質的に均一なので、貸球であろうと賞球であろうと区別はできない。したがって、貸球として払い出された遊技球が使用されているか賞球として払い出された遊技球が使用されているかは、厳密には判別できない。
本発明においては、貸球が発射球供給皿(上皿)に投入されて、その投入された貸球数に見合う遊技球が消費されるまでが貸球遊技状態であり、それ以外が賞球による遊技である。従って、貸球遊技状態か賞球遊技状態かを判別するというのは、遊技に使用される個々の遊技球が貸球か否かを判別することではなくて、上記の上皿に投入された貸球数に見合う遊技球が消費されるまでの状態か否かを判別することである。
【0017】
例えば上皿が空の状態であるときに100個の遊技球を借り受けて上皿に投入して遊技したとして、100個の内の何個かは入賞するから賞球が払い出される。例えばベースを20%とすれば20個の賞球を期待でき、その賞球は貸球と混ざり合ってしまい両者は区別できなくなる。この場合、借り受けた遊技球数に見合う100個を消費するまでが貸球遊技状態であり、100個消費後に残された20個での遊技は賞球遊技状態である。
【0018】
なお、払い出された遊技球が勢い余って上皿から飛び出したり、また遊技者が誤って上皿から落としてしまうこともある。しかし、そうしたこぼれ球はわずかであり、上述のように賞球が期待できるから、借り受けた遊技球数に見合う発射(上の例における100個の発射)には支障はない。すなわち、こぼれ球は賞球がこぼれたものとみなせばよい。
【0019】
また、実際には貸球であっても、遊技に使用される弾球遊技機が貸球と認識できない遊技球が使用される可能性もある。例えば貸球を持って台を移動した場合のように、遊技に使用される弾球遊技機が貸出しを認識できない球貸装置から貸し出された遊技球が使用される場合である。
【0020】
本発明においては、この例のように遊技に使用される弾球遊技機が貸球と認識できない遊技球が上皿に投入された場合は、貸球による遊技ではなくて賞球による遊技とみなされる。つまり、弾球遊技機が貸出し個数までも認識できる貸球だけが対象とされる。
【0021】
従来技術で説明したCR機の場合、弾球遊技機が貸球の貸出しを行うから貸出し個数までも認識可能である。
【0022】
請求項1又は2記載の弾球遊技機は、挿入されたプリペイドカードを取り込んで、該取り込んだプリペイドカードの読み書きを行うCRユニットが付属する弾球遊技機であり、遊技者による払出要求操作が行われると、前記CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることを条件として、前記払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す球貸手段と、前記球貸手段から前記貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算する貸球計数手段とを備えているから、貸出し個数を認識可能である。
【0023】
遊技者により払出要求操作がなされると(例えば貸出しボタンが操作されると)、球貸手段がこの払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す。ただし、CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることが条件であり、残高がなければ遊技球の貸出は行われない。球貸手段は、球貸装置(賞球払出装置を兼用でもよい)と払出要求操作に応じて球貸装置を稼働させる払出制御装置とで構成できる。
【0024】
貸球計数手段は、球貸手段から払い出された貸球を計数して貸球残高に加算する。貸球計数手段は、球貸装置から払い出される遊技球を検出する球貸センサーと該センサーの信号に基づいて遊技球数を計数して例えばRAMに設けられた貸球残高メモリに加算するCPUとで構成できる。従来のCR機においては、球貸センサーの信号が払出制御装置に入力される構成となっているので、払出制御装置を貸球計数手段として利用できる。
【0025】
発射球検出手段が遊技領域に飛び込む発射球数を検出すると、残高減算手段は、発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に貸球残高を1減算する。但し、残高減算手段は、貸球残高が0ならば減算を行わない。
【0026】
遊技球が遊技領域に1個打ち出される毎に貸球残高が1減算されるので、貸球残高が0になれば、貸球として払い出された遊技球数に見合う個数の遊技球が消費されたことになる。
したがって、遊技判別手段は、貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別することができる。
【0027】
請求項1又は2の構成とすれば、従来の弾球遊技機(特にCR機)をわずかに設計変更するだけで実施可能である。また、貸球による遊技と賞球による遊技とを正確に判別できる。
【0028】
請求項1記載の弾球遊技機は、遊技球が始動領域に進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行い、該当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する構成の弾球遊技機であり、遊技内容変更手段は、始動入賞口となる電動役物への入賞頻度を、貸球遊技状態では賞球遊技状態よりも高くする。始動領域となる電動役物の開放時間、開放回数、開放角度などを変化させて、貸球遊技状態では賞球遊技状態よりも電動役物の入賞頻度を高めるので、それだけ抽選機会が増えて、大当りになりやすくなる。
つまり貸球遊技状態の方が賞球遊技状態よりも大当たりしやす、初めに大当りを発生させるまでの初期投資を少なくすることができる。また、貸球遊技状態の方が相対的に大当たりしやすいのであるから、遊技者が直ぐに遊技をやめてしまうことが防止できるし、長い時間楽しく遊技できる。
【0029】
請求項記載の弾球遊技機は、遊技球が始動領域に進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行い、該当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する構成の弾球遊技機であり、遊技内容変更手段は、当否判定で大当たりと判定される確率を、貸球遊技状態では賞球遊技状態よりも高くする。
つまり貸球遊技状態の方が賞球遊技状態よりも大当たりしやすく、初めに大当りを発生させるまでの初期投資を少なくすることができる。また、貸球遊技状態の方が相対的に大当たりしやすいのであるから、遊技者が直ぐに遊技をやめてしまうことが防止できるし、長い時間楽しく遊技できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0040】
【実施例】
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機50は、長方形の外枠51と前面枠52とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。
前面枠52は、左側上下のヒンジ54により外枠51に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態とされる。
【0041】
前面枠52には、窓状のガラス枠60が前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠60には板ガラス61が二重にはめ込まれ、板ガラス61の奥には前面枠52に保持された遊技盤10(図2参照)が収納されている。
【0042】
ガラス枠60の下方には上皿55が配され、前面枠52に対して開放可能に取り付けられている。
上皿55の下方にては下皿63が前面枠52に固定され、下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられている。発射ハンドル64を時計回りに回動操作すれば発射装置88(図3参照)が稼働して、上皿55から供給された遊技球を遊技盤10に向けて発射する。
【0043】
また、このパチンコ遊技機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)70が付属しており、パチンコ遊技機50には貸出ボタン75a、精算ボタン75b及び残高表示器75cを備えるCR精算表示装置75が備わっている。
【0044】
遊技者がCRユニット70のカードスリット71からプリペイドカードを挿入すると、CRユニット70がこれを取り込む。取り込まれたプリペイドカードの残高は残高表示器75cに表示され、その残高が有る状態で貸出ボタン75aを押せば球貸装置84(図3、4参照)が稼働して貸球としての遊技球が払い出されて、プリペイドカードの残高が減額更新される。また、精算ボタン75bを押せばプリペイドカードがカードスリット71から吐出される。
【0045】
図2に示すように、遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。発射装置88によって発射された遊技球は外レール11と内レール12との間に形成されている通路を通って遊技領域13に飛び込むが、その際に内レール12の先端付近に配された発射球検出センサー18(発射球検出手段に該当)によって検出される。
【0046】
遊技領域13の中央部にはセンターケース14が装着されており、そのセンターケース14にて取り囲まれるようにして図柄表示装置15(全体の図示は省略)のLCDパネル15aが配されている。
センターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。また、上部(LCDパネル15aの上方)には、4個のLEDが特別画像保留記憶用LED17として装着されている。
【0047】
センターケース14の左右上方にはランプ風車19が設置され、それらの下方にはゲート(通過口)21が設置されている。これらゲート21の下方には風車20が設置され、風車20の下方には普通入賞口24が配されている。
センターケース14の直下にはチューリップ式の普通電動役物22が設置されている。この普通電動役物22は始動領域となる。普通電動役物22には7セグメントLEDの普通画像用LED29が付属し、遊技球がゲート21を通過したことに起因する普通図柄抽選で当たりとなると(普通画像用LED29に当たりの普通図柄が表示されると)設定時間だけ開放される。本実施例ではこの設定時間は、通常確率中は約0.3秒であるが高確率中は約2.6秒とされる。ただし、1開放中に3個の入賞があると、前記時間に達しなくとも開放が終了する。
【0048】
また、普通電動役物22の下方には、開閉板26にて開閉される大入賞口25と左右の普通入賞口24とを備える大入賞装置27が配され、盤面最下部にはアウト口28が設けられている。
なお、遊技盤10には、多数の遊技釘16が植設されているが、これらは周知であるので一部のみ図示して全体的な図示と説明は省略する。
【0049】
図3に示すように、パチンコ遊技機50の背面側には、払出用の遊技球を貯留しておく球タンク81、球タンク81から流出してきた遊技球を整列させるタンクレール82、タンクレール82を通過してきた遊技球を賞球払出装置83と球貸装置84とに分流供給し、またメンテナンス時等に賞球払出装置83及び球貸装置84への流れを遮断して球抜樋85に流出させるための中継機構86、賞球払出装置83及び球貸装置84から払出された遊技球を上皿55に導くための上皿樋(図示されない)、上皿55が満杯状態のときに払出された遊技球を下皿63に導くための下皿樋87等の、遊技球の払出に関わる機構が設けられている。
【0050】
また、発射装置88、主制御装置30、払出制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38、図柄制御装置40(図示されない)、盤用外部接続端子41、枠用外部接続端子42等が配されている。
球貸装置84の構造は図4に示すとおりで、上端が中継機構86に接続され下端は上皿樋に接続される球通路91、歯先を球通路91に進入させていて回転時には遊技球の通過を許し停止時には遊技球を止めるスプロケット92、スプロケット92によって通過を許されて落下する遊技球を検出する球貸センサー93、スプロケット92の回転を規制するためのストッパ94、通電時にはストッパ94をスプロケット92から離脱させてスプロケット92を回転可能にする球貸ソレノイド95等を備えている。球貸装置84は、球貸ソレノイド95がオフのときはストッパ94によって停止させられているスプロケット92の歯先で遊技球の通過を阻み(図4(a))、球貸ソレノイド95がオンになればストッパ94が離れてスプロケット92が回転可能になるので、遊技球が、その荷重でスプロケット92を回転させながら球通路91を通過する(図4(b))。
【0051】
本実施例のパチンコ遊技機50の制御系は図5に示す通り、主制御装置30を中心にして構成されている。
詳細の図示は省略するが、主制御装置30、払出制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38及び図柄制御装置40は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置30には各種の抽選や選択に使用する乱数カウンタ(複数)が備えられ、音制御装置36には音源ICが備わっている。なお、図柄制御装置40は図柄表示装置15と一体化されている。
【0052】
主制御装置30には、下皿63が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ63a、球タンク81が空状態になったことを検出する玉切れスイッチ81a、普通電動役物22への入賞球を検出する第1種始動口スイッチ22a、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通画像作動スイッチ21a、遊技球が大入賞口25の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出するVスイッチ25b、大入賞口25への入賞球を検出するカウントスイッチ25c、各普通入賞口24への入賞球をそれぞれ検出する賞球払い出しスイッチ24a等の検出信号が入力される。
【0053】
主制御装置30は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置32、発射制御装置34、音制御装置36、ランプ制御装置38、図柄制御装置40に出力したり、また開閉板26を駆動する大入賞口ソレノイド25a、大入賞口25内の特定領域を開閉するVソレノイド25d、普通電動役物22を開閉する普通役物ソレノイド22bの動作を制御する。また、主制御装置30は、盤用外部接続端子41を介して外部(ホールメインコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。試験信号端子は、主制御装置30から出力されるコマンドのモニタ用である。
【0054】
なお、主制御装置30は、遊技判別手段、遊技内容変更手段、貸球計数手段、残高減算手段、当否判定手段、特別遊技実行手段、確変抽選手段、確変手段等として機能するが、その詳細は後述する。
払出制御装置32は、主制御装置30から送られてくるコマンドに応じて賞球払出装置83の賞球モータ83aを稼働させて賞球を払い出させる。賞球の払出を示す信号も同様に払出制御装置32から枠用外部接続端子42を経てホールメインコンピュータに送られる。また、枠用外部接続端子42には、前面枠52の開放を検出するための扉開放スイッチの信号も入力され、これもホールメインコンピュータに送られる。
【0055】
払出制御装置32は、CRユニット70及びCR精算表示装置75と通信し、貸球の払い出しに関わる制御も行う。
具体的には、貸出ボタン75aが操作されると、CR精算表示装置75から貸出要求信号が出力され、払出制御装置32を経由してCRユニット70に入力される。この貸出要求信号を受けたCRユニット70が払出制御装置32に基本単位分(ここでは100円分)である25個の遊技球の貸出しを要求する。
【0056】
貸出し要求を受けた払出制御装置32は、球貸装置84の球貸ソレノイド95を制御して貸球としての遊技球を払い出させる。球貸装置84から払出される遊技球は球貸センサー93によって検出され、その検出信号が払出制御装置32に入力される。払出制御装置32は、この検出信号に基づいて貸球の払出数を計数して、基本単位分になれば球貸ソレノイド95をオフにして貸出しを停止させ、球貸し動作の完了をCRユニット70に送信する。球貸し動作完了の信号を受信したCRユニット70は、挿入されているプリペイドカードの残高を書き換える。CR精算表示装置75の残高表示も変更される。
【0057】
また、払出制御装置32は1回の球貸し動作が完了したこと(25個の貸出)を示す球貸動作完了信号が主制御装置30及び枠用外部接続端子42に出力される。枠用外部接続端子42に出力された信号は枠用外部接続端子42からホールメインコンピュータに送られる。
【0058】
なお、CRカードユニット70の設定次第で100円分、200円分、300円分又は500円分の貸出しを1回の貸出しボタン操作で可能であるが、例えば500円分の設定になっていても、1回で500円分の貸し出しを行うわけでなく、基本単位分の貸し出し動作が5回繰り返される構成である。
【0059】
払出制御装置32は、このように球貸装置84を制御して貸球としての遊技球を払い出させるので、払出制御装置32は球貸装置84と共に球貸手段を構成している。
CR精算表示装置75から精算要求信号(精算ボタン75bの操作信号)が入力された場合には、CRユニット70に精算を要求し(これに応じて、CRユニット70はプリペイドカードをカードスリット71から吐出する。)、CR精算表示装置75の残高表示を初期状態にさせる。
【0060】
発射制御装置34は、払出制御装置32経由で主制御装置30から送られてくるコマンド、発射ハンドル64に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ64a、発射ハンドル64の回動信号及び発射停止スイッチ64bの信号に基づいて発射装置88の発射モータ88aを制御して遊技球を発射及び停止させる。
【0061】
図柄制御装置40は、主制御装置30から送られてくるコマンドに応じて図柄表示装置15の表示を制御、特別画像保留記憶用LED17の点灯も制御する。また、表示状態(例えば図柄の変動開始、リーチ表示、大当たり表示など)に応じたコマンドを音制御装置36及びランプ制御装置38に出力する。
【0062】
音制御装置36は、主制御装置30又は図柄制御装置40から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカを駆動して音声を出力する。
ランプ制御装置38は、主制御装置30又は図柄制御装置40から送られてくるコマンドに応じて普通図柄用LED29及び普通画像保留記憶用LEDの表示を制御するほか、他の各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。
【0063】
次にパチンコ遊技機50の動作を説明する。
先ず図6を参照して主制御装置30(厳密には、そのCPU)が実行するメインルーチンの概要を説明する。メイン処理は2ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S10)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断なら初期設定(S11)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
【0064】
正常割り込みなら(S10:YES)、初期乱数更新処理(S12)、大当たりか否かの当否判定に使用される当否判定用乱数の更新処理(S13)、当否判定の結果表示(当たりの表示)に使用される大当たり図柄を決めるための乱数の更新処理(S14)、当否判定の結果表示(外れの表示)に使用される外れ図柄を決めるための外れ図柄乱数の更新処理(S15)、普通図柄の当否判定に使用される普通図柄乱数の更新処理(S16)、図8に詳細を示す球貸し遊技判定処理(S17)、図7に詳細を示す入賞確認処理(S18)、図9及び図10に詳細を示す当否判定処理(S19)、図11に詳細を示す特別遊技処理(S20)、各入出力処理(S21)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には、外れ図柄乱数更新処理(S15)及び初期乱数更新処理(S12)をループ処理する。
【0065】
図7に示すように、入賞確認処理においては、第1種始動口スイッチ22aの始動検出信号が入力されているか否か、すなわち普通電動役物22への入賞球を検出したか否かを判断する(S101)。ここで否定判断ならリターンする。
肯定判断なら保留記憶が満杯か否かを判断する(S102)。ここで保留記憶が満杯なら(本実施例の場合4個有れば)、リターンする。
【0066】
保留記憶が満杯でなければ(S102:NO)、当否判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を該当のカウンタから読み込んで保留記憶エリア(RAMに設けられている)に保留記憶する(S103)。
【0067】
図8に示すように、球貸し遊技判定処理においては、まず条件装置が作動中か否か(本実施例では大当たりフラグがセットされているか否か)を判断する(S201)。肯定判断(大当たりが発生している。)ならリターンし、否定判断なら確変フラグがセットされているか否かに基づいて確率変動中か否かを判断する(S202)。確率変動中ならリターンし、否定判断なら中確率フラグがセットされているか否かに基づいて球貸し遊技中か否かを判断する(S203)。
【0068】
否定判断すなわち中確率フラグがセットされていなければ、球貸し動作を確認したか否かを判断する(S204)。球貸し動作の確認は、払出制御装置32からの貸出動作完了信号が入力されているか否かに基づいて行われ、該信号を受信していれば(S204:YES)、中確率フラグをセットし(S205)、貸し球数を貸球残高に加算する(S206)。貸球残高の初期値(上述のS11で設定される。)は0であり、また後述するように中確率フラグがクリアされるときには貸球残高は初期値(0)になっているので、S206では貸し球数を貸球残高とする処理になる。
【0069】
S203で肯定判断すなわち中確率フラグがセットされているときには、球貸し動作を確認したか否かを判断し(S207)、肯定判断なら、貸し球数を貸球残高に加算して残高を更新する(S208)。
S207で否定判断のとき又はS208に続いて、貸球残高が0になっているか否かを判断する(S209)。貸球残高が0でなく(S209:NO)、発射球検出センサー18から発射球検出信号が入力されていれば(S210:YES)、貸球残高を1減算更新する(S211)。
【0070】
貸球残高が0なら(S209:YES)、中確率フラグをクリアして(S212)、リターンする。この場合、S211の減算更新は行わない。
貸球残高は各入出力処理(S20)において図柄制御装置40に送られて、例えば図12(b)に示すように、貸し球遊技残高○○球と図柄表示装置15のLCDパネル15a上に表示される。但し、中確率フラグがセットされていない状態では図12(a)、(c)に例示するように、「貸し球遊技残高○○球」の表示は行われない。
【0071】
なお、S201で肯定判断(大当たり中)又はS202で肯定判断(確率変動中)でも遊技球の貸出は可能であるが、これらの状態では貸出が行われても(貸出動作完了信号が入力されても)貸球残高は更新されない。
図12(a)は中確率フラグも後述する確変フラグもセットされていない通常遊技状態での表示例である。LCDパネル15aの画面下部において特別図柄の変動表示と確定表示が行われ、その上側の表示域には背景画像が表示される。なお、特別図柄の表示域と背景画像の表示域との区分は、他の遊技状態でも同様である。本実施例では、通常遊技状態中は背景画像に人物(桃太郎)とサルが表示される。
【0072】
図12(b)は中確率フラグがセットされている貸し球遊技状態での表示例であり、上述したように背景画像中に「貸し球遊技残高○○球」の表示が行われ、また桃太郎、サル及びイヌが表示される。
図12(c)は確変フラグがセットされている確変状態での表示例であり、図12(a)の通常遊技状態と同様に「貸し球遊技残高○○球」の表示は行われないが、背景画像中には「高確率中」の表示と桃太郎、サル、イヌ及びキジが表示される。
【0073】
このように背景画像に登場する人物と動物の組合せでも遊技状態(通常遊技状態、貸し球遊技状態、確変状態)が区別され、また「貸し球遊技残高○○球」又は「高確率中」の文字表示も行われるので、LCDパネル15aの表示を見れば遊技状態がはっきりと分かる。
【0074】
このように貸し球による遊技状態では、通常(賞球での遊技)の表示と異なる表示を行うので、実際は賞球を使用しての持ち球遊技を行っているのに、なんらかの原因(故障、不正)で貸し球遊技の遊技内容(有利)な状態であったら、店員がすぐに発見することができ、対処も素早くできる。この逆の場合でも同様である。
【0075】
中確率フラグがセットされている貸し球遊技状態では、貸球残高が変化する毎に、そのデータが図柄制御装置40に送られて、「貸し球遊技残高○○球」の表示が更新される。
例えば球貸装置84から5単位分(125個)の貸出しが行われて、その貸出動作完了によりS204〜S206の処理が行われたときには、図13(a)に示す表示となる(「貸し球遊技残高125球」)。その後、S209〜S211により貸球残高が減算更新されると図13(b)、(c)に示すように「貸し球遊技残高○○球」の数値が減少する。そうした中で追加的な貸出しが行われると貸球残高が加算更新されるので(S207〜S208)、図13(d)に例示するように「貸し球遊技残高○○球」の数値が増加する。
【0076】
主制御装置30は、球貸し動作を確認すると(S204:YES)中確率フラグをセットし(S205)、貸球残高が0になると(S209:YES)中確率フラグをクリアする(S212)ことで遊技判別手段として機能し、S209〜S211により残高減算手段として機能している。
【0077】
また、S206及びS208は貸球計数手段に該当するが、球貸装置84から払い出された貸球は、球貸センサー93によって検出され、払出制御装置32が計数しているので、厳密には球貸センサー93及び払出制御装置32と主制御装置30とが協同して貸球計数手段を構成している。なお、球貸センサー93の検出信号を主制御装置30に入力して主制御装置30が貸球の払出数を計数する構成とすることも可能であり、そのようにすれば主制御装置30だけで貸球計数手段を構成できる。
【0078】
図9に示すように、当否判定処理では、条件装置が作動中か否か(大当たりフラグがセットされているか否か)を判断する(S301)。肯定判断(大当たりが発生している。)ならリターンし、否定判断なら特別図柄の変動中か否かを判断する(S302)。変動中でなければ、確定図柄の表示中か否かを判断する(S303)。ここでも否定判断であれば、保留記憶があるか否かを判断する(S304)。
【0079】
保留記憶すなわち当否判定の対象がなければ(S304:NO)リターンするが、保留記憶があれば(S304:YES)、確変フラグがセットされているか否かを判断する(S305)。
確変フラグがセットされているときは(S305:YES)確率変動中であるから、確変テーブルで当否判定を行う(S307)。確変フラグがセットされていない場合は(S305:NO)、中確率フラグがセットされていれば(S306:YES)中確率テーブルで当否判定を行い(S308)、中確率フラグがセットされていなければ(S306:NO)通常テーブルで当否判定を行う(S309)。
【0080】
確変テーブル、中確率テーブル及び通常テーブルには、それぞれ当たり判定値が記録されており、S307、S308、S309では保留記憶されていた当否判定用乱数(S103参照)を各テーブルの当たり判定値と照合し、当否判定用乱数が当たり判定値のいずれかと一致すれば大当たり、そうでなければ外れと判定する。ただし、確変テーブル、中確率テーブル、通常テーブルに記録されている当たり判定値の個数は異なっており、通常テーブルが最も少なく、中確率テーブルは通常テーブルよりも多いが確変テーブル(本実施例では通常テーブルの5倍)よりは少ない。したがって、大当たりと判定される確率は、S307が最も高く(高確率)、次にS308が高く(中確率)、S309が最も低い(低確率)。
【0081】
上述したとおり、主制御装置30は、中確率フラグのセット(S205)及びクリアする(S212)に関わる処理で遊技判別手段として機能するが、中確率フラグのセット(S205)により、通常テーブルよりも大当たりの確率が高い中確率テーブルによる当否判定が行われるので、遊技内容変更手段でもある。
【0082】
S307、S308又はS309に続いては、判定が大当たりか否かが判断され(S310)、大当たりなら(S310:YES)、当否判定用乱数とセットで記憶されていた大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄を決定し(S311)、同様に変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S312)。外れのときは(S310:NO)、その時の外れ図柄乱数(S15参照)により外れ図柄を決定し(S313)、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S314)。
【0083】
S312又はS314の後は、確定図柄(S311の大当たり図柄又はS313の外れ図柄)と変動パターンを変動開始コマンドとして図柄制御装置40に送信する(S315)。
図柄制御装置40は、変動開始コマンドに応じて図柄表示装置15を制御してLCDパネル15aにて公知の変動表示を行わせた後に確定図柄を確定表示させる。
【0084】
図柄表示装置15で特別図柄を変動表示中なら(S302:YES)、図10(a)に示すように図柄変動時間を経過したか否かを判断する(S316)。この図柄変動時間は変動パターン(S312、S314)に対応している。
肯定判断(図柄変動時間を経過)なら、図柄停止コマンドを図柄制御装置40に送信する(S317)。図柄制御装置40は、この図柄停止コマンドに応じて図柄表示装置15を制御して特別図柄を確定表示させる。S302における変動中か否かの判断は、変動開始コマンドの送信後で図柄停止コマンドが未送信であるか否かに基づいて行われる。
【0085】
図柄表示装置15で確定表示された特別図柄(S315の変動開始コマンドで指示した特別図柄)が大当たりになる組合せであれば(S318:YES)、確定図柄を適宜時間(例えば1秒程度)継続的に表示させるための設定処理を行い(S319)、条件装置作動開始処理(S320)において大当たりフラグをセットし、確変フラグ又は中確率フラグをクリアしどちらもセットされていない状態とする(S321)。確定表示された特別図柄が外れの組合せであれば(S318:NO)、確定図柄表示設定処理だけを行う(S322)。
【0086】
図柄停止コマンドの送信によって図柄表示装置15で確定図柄が表示されているときは(S303:YES)、確定図柄表示設定(S319、S322)で設定した確定図柄表示時間が終了したか否かを判断し(S323)、表示時間終了なら確定図柄表示終了処理(S324)により、確定図柄表示終了を図柄制御装置40に指示して、特別図柄の確定表示を終了させる。
【0087】
このようにして、大当たりか否かの当否判定(S307、S308、S309)が行われ、その判定結果を示す特別図柄(大当たり図柄又は外れ図柄が)図柄表示装置15に表示される。
つまり、主制御装置30は、遊技球が始動領域に進入したことに起因して大当たりか否かの判定を行う当否判定手段として機能し、図柄表示装置15は当否判定手段による判定結果を表示する結果表示手段として機能している。
【0088】
また、主制御装置30は、次に説明する特別遊技処理を行うことで、上記の当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段としても機能する。
図11に示すように、特別遊技処理においては、主制御装置30は、まず条件装置の作動中か否かを判断する(S401)。
【0089】
条件装置作動中で(S401:YES)、大入賞口開放中でなく(S402:NO)、大当たり開始演出中でなく(S403:NO)、インターバル中でもなく(S404:NO)、大当たり終了演出中でもなければ(S405:NO)、大入賞口25を開放させるタイミングであるからラウンド開始処理(S406)により大入賞口25を開放させる。また、ラウンドの開始に伴った音声出力、ランプ類の点滅、画像表示等も行われるので、該当の処理によりコマンドを生成して音制御装置36、ランプ制御装置38、図柄制御装置40に送信する。なお、1ラウンド目の開始はすなわち大当たり遊技の開始でもあるから、この場合には通常のラウンド開始処理だけでなく大当たり開始演出処理も行われる。
【0090】
S401で否定判断、S403、S404又はS405で肯定判断のときはリターンする。
S402で肯定判断のときは大入賞口25への入賞球が10個になったか否かを判断し(S407)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S408)。S408で否定判断ならリターンし、S407又はS408で肯定判断なら大入賞口25を閉鎖させる(S409)。
【0091】
続いて、最終ラウンドであったか否かを判断し(S410)、否定判断なら遊技球が特定領域を通過していたか否かをVスイッチ25bからの入力信号に基づいて判断する(S411)。肯定判断なら条件装置の作動継続となるので大当たりインターバル処理を行って(S412)リターンするが、次回のS406で再び大入賞口25が開放される。
【0092】
S410で肯定判断又はS411で否定判断のときは条件装置の作動は継続しないので、大当たり終了演出処理(S413)を実行してから、条件装置停止処理(S414)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
次に、大当たり遊技の原因となった大当たり図柄(S311参照)は確変図柄であったか否かを判断する(S415)。本実施例の場合、特別図柄は3つの数字図柄で構成される000〜999であり、その中のいわゆる3桁揃い(000、111、222・・・)が大当たり図柄、それ以外が外れ図柄である。そして、大当たり図柄の中でも奇数の並び(111、333、555、777、999)が確変図柄として設定されている。
【0093】
確変図柄であれば(S415:YES)、確変フラグ作動処理により確変フラグをセットする(S416)。この確変フラグがセットされていると、図9のS305で肯定判断となって確変テーブルによる当否判定(S307)が行われる。すなわち、通常テーブルよりも、また中確率テーブルよりも大当たりの確率が高い確変テーブルによる当否判定が行われる。従って、S311での大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄を決定する処理は、確率変動するかしないかの抽選でもあり、確変抽選手段に該当する。そして、確変フラグのセット(S416)は確変手段である。
【0094】
以上のとおり、本実施例のパチンコ遊技機50は、貸し球遊技時(中確率フラグがセットされている状態)では、賞球遊技時(通常遊技状態、確率変動中は除く)よりも当否抽選で大当たりになる確率が高く設定されているので、初めに大当りを発生させるまでの初期投資を少なくすることができ、遊技者が直ぐに遊技をやめてしまうことが防止でき、長い時間楽しく遊技できる等の効果が有る。
【0095】
また、1度大当りした後では、遊技者はどのように遊技するか選択することができる。つまり、お金を使って球を借り受けて、通常よりも高い大当り確率で遊技するか、お金は使わずに(球を新たに借り受けずに)、大当りによって排出された賞球(持ち球)を使って大当り確率が低い通常状態で遊技するか(確率変動した場合はその終了後)を、遊技者が判断でき、健全(あまりお金を使わずに)でありながら射幸心を煽るパチンコ遊技機にできる。
【0096】
また、時間帯関係なく客付がよくなる、遊技者の不快感を減少させる、遊技状態が多様化できる、単調さの解消、斬新な遊技が可能などの効果も得られる。
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。そうした変形例などを以下に例示する。
[確変中の変形例]
上記実施例では確率変動中は高確率になるものの、この遊技状態で遊技球を借り受けても遊技者には特段のメリットがない。しかし、確率変動中に遊技球を借り受けた場合にも何らかの特典を与える構成としてもよい。
【0097】
例えば特別図柄が10種類あって、そのうち確変図柄が5種類あった場合、の確変突入率は1/2(5/10、0.5)であるが、確変中に貸し球操作することで5.2/10(0.52)になる。また、貸し球操作が2回(貸出ボタン75aを2度押す)なら5.4/10(0.54)になる、といった構成も可能である。
【0098】
なお、ここに記載した内容の制御方法、数値になどに限定はなく、どんな方法でもよいし確変突入率をどれだけ上げてもよい。要は、確変中にも貸し球操作することで、遊技者が有利になる構成ならよいのである。
[その他の変形例等]
1.貸し球遊技中に大入賞口以外の始動入賞口や普通入賞口に遊技球が入賞した場合に、その入賞口に入賞して払い出される賞球も貸し球として扱う。例えば、図14(a)〜(b)のように貸し遊技が行われていて、遊技球が普通入賞口に入賞して賞球が払い出された場合には、この分を貸球残高に加算して残高を増やす(図14(c))。
2.貸し球遊技中に、遊技していない時間が長時間になったら貸し球遊技(中確率状態)をリセットするリセット手段を設ける。
【0099】
例えば、貸し球遊技中にデモ画面(弾球遊技機の電源投入直後の画面であるが、図柄変動が設定時間以上行われないとデモ画面になる。)が表示されたら、低確率状態になるといった制御を設けることで、貸し球遊技中の遊技者が席を離れている時間を短縮できるほか、貸球残高が残っているのに上皿に遊技球が無い状態になったとしても、次のお客がその遊技台で遊技する時には、正常な状態になっている。
3.貸し球遊技と賞球遊技との遊技内容を違わせる例として、例えば貸し球遊技中に大当りした場合は、確変図柄であるか否かに関係なく全て確変大当りになり、賞球遊技で大当りした場合は、通常通り、図柄によって(確率変動抽選によって)確変当りか通常当りかを決定するか、あるいは図柄に関係なく全て通常大当りにするなども可能である。
【0100】
また、貸し球遊技と賞球遊技の違いとしては、下記のような例も可能である。
Figure 0004317905
なお、上記の電動役物の開放時間、開放回数、開放角度は、1回の当り又は遊技球1個が特定領域を通過したことに動作するものである。上記の変動時間の短縮は平均値である。上記の賞球数とは同じ入賞口に入賞した時の賞球数である。上記の発射数とは、1分間に発射される遊技球の数である。
【0101】
実施例の確率や上記に例示したもの全てはあくまでも例であり、賞球遊技より貸し球遊技のほうが遊技者にとって有利であれば、どのような遊技内容の設定でも構わない。また、例示したものの組合せでもよい。
4.弾球遊技機の形態(種別)
実施例は、いわゆるCR機の第1種遊技機を例にして説明したが、第1種遊技機に限定する発明ではなく、第2種、第3種、混合機、現金機など、お金を払って遊技球を借り受けて遊技する弾球遊技機(いわゆる封入式以外)ならどのようなものでも、本発明を適用できる。
【0102】
また、大当り確率の変更の仕方には特に限定はなく、本実施例で採用した方式(判定テーブルを切り替える方式)でもよいし、他の方式でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ遊技機の正面図。
【図2】 実施例の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例のパチンコ遊技機の背面図。
【図4】 実施例の球貸装置の動作説明図。
【図5】 実施例のパチンコ遊技機の電気ブロック図。
【図6】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行するメインルーチンのフローチャート。
【図7】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行する入賞確認処理のフローチャート。
【図8】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行する球貸し遊技判定処理のフローチャート。
【図9】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行する当否判定処理(一部)のフローチャート。
【図10】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行する当否判定処理(他の一部)のフローチャート。
【図11】 実施例のパチンコ遊技機において主制御装置が実行する特別遊技処理のフローチャート。
【図12】 中確率フラグ、確変フラグの有無に応じた表示の説明図。
【図13】 中確率フラグがセットされているときの表示の説明図。
【図14】 賞球も貸球残高に追加する変形例の説明図。
【符号の説明】
10 遊技盤
13 遊技領域
15 図柄表示装置(結果表示手段)
15a LCDパネル
18 発射球検出センサー(発射球検出手段)
22 普通電動役物(始動領域)
22a 種始動口スイッチ(始動領域)
25 大入賞口
30 主制御装置(遊技判別手段、遊技内容変更手段、貸球計数手段、残高減算手段、当否判定手段、特別遊技実行手段、確変抽選手段、確変手段)
32 払出制御装置
40 図柄制御装置
50 パチンコ遊技機(弾球遊技機)
70 カードユニット
75 精算表示装置
83 賞球払出装置(球貸手段、貸球計数手段)
84 球貸装置(球貸手段)
88 発射装置
93 球貸センサー(貸球計数手段)

Claims (2)

  1. 挿入されたプリペイドカードを取り込んで、該取り込んだプリペイドカードの読み書きを行うCRユニットが付属する弾球遊技機であり、
    当該領域内に複数の入賞口が配置される略円形の遊技領域が形成された遊技盤と、
    遊技者による払出要求操作が行われると、前記CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることを条件として、前記払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す球貸手段と、
    発射球供給皿から供給された遊技球を前記遊技盤に向けて発射する発射装置と、
    前記発射装置によって発射されて前記遊技領域に飛び込んだ遊技球が前記複数の入賞口のいずれかに入球すると、賞球払出装置を制御して賞球としての遊技球を払い出す払出制御装置と、
    前記複数の入賞口の中の一つであり、始動領域として設定された始動入賞口に遊技球が進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
    該当否判定の結果を表示する結果表示手段と、
    前記当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段と
    を備えた弾球遊技機において、
    前記球貸手段から前記貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算する貸球計数手段と、
    前記遊技領域に飛び込む発射球数を検出する発射球検出手段と、
    該発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に前記貸球残高を1減算するが、前記貸球残高が0ならば該減算を行わない残高減算手段と、
    前記貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、前記貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別する遊技判別手段と、
    該遊技判別手段による判別結果に基づいて前記貸球遊技状態と賞球遊技状態とで遊技内容を変化させる遊技内容変更手段と
    を備え、
    前記遊技内容変更手段は、前記始動入賞口となる電動役物への入賞頻度を、前記貸球遊技状態では前記賞球遊技状態よりも高くする
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 挿入されたプリペイドカードを取り込んで、該取り込んだプリペイドカードの読み書きを行うCRユニットが付属する弾球遊技機であり、
    当該領域内に複数の入賞口が配置される略円形の遊技領域が形成された遊技盤と、
    遊技者による払出要求操作が行われると、前記CRユニットに取り込まれたプリペイドカードの残高が有ることを条件として、前記払出要求操作に応じて貸球としての遊技球を払い出す球貸手段と、
    発射球供給皿から供給された遊技球を前記遊技盤に向けて発射する発射装置と、
    前記発射装置によって発射されて前記遊技領域に飛び込んだ遊技球が前記複数の入賞口のいずれかに入球すると、賞球払出装置を制御して賞球としての遊技球を払い出す払出制御装置と、
    前記複数の入賞口の中の一つであり、始動領域として設定された始動入賞口に遊技球が進入したことに起因して大当たりか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
    該当否判定の結果を表示する結果表示手段と、
    前記当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段と
    を備えた弾球遊技機において、
    前記球貸手段から前記貸球として払い出された遊技球を計数して貸球残高に加算する貸球計数手段と、
    前記遊技領域に飛び込む発射球数を検出する発射球検出手段と、
    該発射球検出手段によって遊技球が1個検出される毎に前記貸球残高を1減算するが、前記貸球残高が0ならば該減算を行わない残高減算手段と、
    前記貸球残高が0より大きければ貸球遊技状態と判別し、前記貸球残高が0であれば賞球遊技状態と判別する遊技判別手段と、
    該遊技判別手段による判別結果に基づいて前記貸球遊技状態と賞球遊技状態とで遊技内容を変化させる遊技内容変更手段と
    を備え、
    前記遊技内容変更手段は、前記当否判定で大当たりと判定される確率を、前記貸球遊技状態では前記賞球遊技状態よりも高くする
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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