JPH1066452A - 壁面緑化方法 - Google Patents
壁面緑化方法Info
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- JPH1066452A JPH1066452A JP21389097A JP21389097A JPH1066452A JP H1066452 A JPH1066452 A JP H1066452A JP 21389097 A JP21389097 A JP 21389097A JP 21389097 A JP21389097 A JP 21389097A JP H1066452 A JPH1066452 A JP H1066452A
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- tree
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
壁面を樹木により緑化する。 【解決手段】 複数の区画室2を袋体1の全長方向に順
次連続させる共に、各区画室には外部に連通する窓3を
設けた可撓素材よりなる袋体を用意する。この袋体1の
各区画室2内に用土を収容した後、一定の容器で栽培し
た後、容器の内部形状に沿って固まった土を根の周囲に
付着させた状態で、この容器より引き抜いた樹木Tを各
窓より区画室内に植え込み、植え込みが完了した袋体を
樹木の幹部分を各窓より露出させた状態で壁面に沿って
全長方向に吊り上げる。
Description
の垂直或いは傾斜面からなる壁面を樹木により緑化する
方法及び装置に関する。
壁面に蔦を這わせたり、壁面に用土を配し、そこに樹木
を植え込むことが公知であった。
前者の方法では、その性格上緑化する範囲及び形状が予
め正確に特定できないという制約があり、建造物の緑化
には限度があった。
段が問題となり、プランターや鉢を使用して窓辺を緑化
する程度ならともかくも、壁面の大規模の緑化には用土
の容器のための張り出しや、枠組みが必要となった。
面の大規模な改造、或いは枠組み工事が必要となる問題
点があった。又、樹木は壁面に常時位置するので作業者
がメンテナンスや植え替えの度に壁面を登ったり、その
ための足場工事が必要となる問題点があり、高層建造物
には事実上実施できない問題点があった。
来技術の問題点を解消した壁面の緑化方法及び装置を提
供することを目的としたものである。即ち、この発明の
壁面の緑化方法は、複数の区画室を袋体の全長方向に順
次連続させる共に、各区画室には外部に連通する窓を設
けた可撓素材よりなる袋体を先ず用意し、次いでこの袋
体の各区画室内に用土を収容する共に、一定の容器で栽
培した後、容器の内部形状に沿って固まった土を根の周
囲に付着させた状態で、この容器より引き抜いた樹木を
各窓より区画室内に植え込み、最後に植え込みが完了し
た袋体を樹木の幹部分を各窓より露出させた状態で壁面
に沿って全長方向に吊り上げる一連の手順よりなる。
1に用土の収容及び樹木の植え込みは予め袋体を水平に
寝かせた状態で行えるので、これらの作業を壁面でなく
地上で実施できる作用を生じる。
作業、及び樹木の幹の露出は全て同一の窓より行うこと
が可能となるので、袋体の構造が簡易となる作用を生じ
る。
作業、及び樹木の幹の露出は全て同一の窓より行うこと
が可能となるので、袋体の構造が簡易となる作用を生じ
る。
器の内部形状に沿って固まった土を根の周囲に付着させ
た状態で、この容器より引き抜いたものを使用するの
で、容易且つ確実な植え込みが実現される作用を生じ
る。
樹木の幹部分を各窓より露出させた状態で壁面に沿って
全長方向に吊り上げるだけで緑化が完了するので、壁面
に特別な張り出しや枠組みを設置することが不要とな
り、しかも作業員の壁面上での作業が不要となる作用を
生じる。
て植え込んでも、袋体の吊り上げ時に重力により樹木が
水平になる作用が期待できるので、植え込み作業を迅速
化することができる。
に際しては、吊り上げた袋体を再度水平に寝かせれば、
これらの作業を壁面でなく地上で行うことができる作用
を生じる。
説明する。図1はこの発明の緑化方法の施行状態を示す
図である。図中符号1はこの緑化方法に使用する袋体で
ある。この袋体1は少なくとも可撓性を有することが必
要であり、又防水性を有する反面ある程度の通気性を有
することが望ましく、ここでは例えばポリエステル、ナ
イロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる不織
布のシートを想定している。
複数の区画室2を袋体の全長方向に順次連続させること
により構成される。
であり、ここでは袋体1の全長方向に沿ったスリットと
して構成される。この窓3は各区画室2に配される樹木
Tの本数及び間隔に対応して設けられるものであるが、
必要に応じて一つの窓或いは複数の窓毎に各区画室2を
更に区画してもよいことは勿論である(このための区画
壁については図示せず)。
を示す図である。袋体1は先ず、例えば地面上に水平に
寝かせた状態で載置される(図4の状態)。
方向に撓ませることによりスリット状の窓3を大円状に
変形させ、そこから各区画室内に用土12を流し込む
(図5の状態)。
に、樹木Tを窓3より植え込む(図6の状態)。この際
に、樹木Tとして通称「コンテナ栽培」或いは「ポット
栽培」と呼ばれる方法により栽培されたものを採用して
いる。即ち、ここでは一定の容器で栽培した樹木を、容
器の内部形状に沿って固まった土11を根の周囲に付着
させた状態で、この容器より引き抜いたものを使用する
ものであり、これにより簡単且つ確実な植え込みが実現
することとなる。
16(図1参照)により緑化を希望する壁面に沿って上
方に吊り上げられるものであり、この際袋体1は自重に
より全長方向に引っ張られるので窓3は本来のスリット
状に堅く閉ざされ、用土12の漏れが防止されることと
なる(図7の状態)。
窓3を構成するスリットが押し拡げられる可能性がある
ので、この実施例ではこれを防止するために図8及び9
に示す次の手段を採用している。即ち、ここでは一端に
スリット状の切り欠き14を設けた一対のシート13、
13を用意し、これらのシートをその切り欠きが窓3を
構成するスリットと直交するよう窓の裏面に配すると共
に、相対向させた切り欠き14、14間に樹木Tの幹を
挟んだ状態で重合させることにより、幹を完全に囲繞す
る。
最終的には壁面に沿って吊り上げられた状態でその緑化
を行うが、この場合の壁面は垂直面であっても傾斜面で
あってもよいことは勿論である。次に、この前提に立っ
てこの発明の緑化方法に適する用土、灌水手段、樹木種
について説明する。 (用土)用土については、吊り上げ時の荷重を軽減する
ためには人工軽量土が望ましいが、壁面が60°以下の
傾斜面の場合は通常の用土でも差し支えない。
手段として図3に示す次の技術を開示する。即ち、ここ
では袋体1の各区画室2の間に灌水用のパイプ15を配
した空間2aを設け、これらのパイプ15同士を袋体の
全長方向に順次連結する。よって、吊り上げられた緑化
装置の最上段の空間2aのパイプ15に水を通水すれ
ば、上段から下段へ順次各空間のパイプに水が伝わると
共に、各パイプより各区画室2内へ灌水が行われること
となる。
0°の傾斜面迄の場合は実施できるが、壁面が60°以
下の傾斜面の場合は高分子系土壌保水剤によって灌水す
ることが望ましい。
ャクシン、ハイネズ、ツルマサキ、コトネアスター、紅
シタン、ハマゴウ等が最適であるが、壁面が60°以下
の傾斜面の場合は一般に植えられている樹木の全てが使
用可能である。
建造物の例を図10に示す。ここで明らかなように、壁
面に緑化を望まない部分(ここでは建造物Bの扉E及び
窓W)がある場合は、袋体1にそれらに対応した窓1a
或いは切り欠き1bを予め設けることにより所望の緑化
が極めて簡易に実現できる。
の効果を奏する。 樹木の植え込み作業を地上で行うことができ、植え込
み後は袋体を壁面に沿って吊り上げるだけで緑化が完了
するので、従来技術のように壁面に特別な張り出しや枠
組みを設置することや、作業員の壁面上での作業が不要
となり、極めて簡易な工法により緑化が実現できる。
び植え替えに際しては、吊り上げた袋体を再度おろせ
ば、これらの作業を壁面でなく地上で行うことができる
ので、これらの作業のための足場工事が不要となり、し
かも作業自体も壁面で行うより遙かに容易なのでこれら
に要するコストを大幅に軽減することができる。
化が不可能であった超高層ビルの壁面の緑化及びそのメ
ンテナンスも難なく実現することが可能となる。
単位で行うので、袋体ごと交換すれば、樹木の撤去或い
は交換が短時間且つ容易に行える。よって、従来では不
可能であった季節毎の樹木の交換、或いはイベントや広
告における一定期間だけの緑化が極めて簡単に実現する
ので、園芸における新たな業態の発展が期待できる。
単位で行うので、袋体の形状を変化させることにより壁
面形状に応じた正確な形状の緑化が容易に実現でき、又
袋体に切り欠きや窓を設けることにより壁面の障害物を
避けた緑化が容易に実現できる。
樹木の幹の露出口の全てを同一の窓が兼ねるので、袋体
の構造が極めて簡易であり、工法自体に要する人手を軽
減できることも相まって、極めて低コストで高度な緑化
を実現することができる。
を、容器の内部形状に沿って固まった土を根の周囲に付
着させた状態で、この容器より引き抜いたものを使用す
るので、容易且つ確実な植え込みが実現される。
視図。
視図。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の区画室を袋体の全長方向に順次連
続させる共に、各区画室には外部に連通する窓を設けた
可撓素材よりなる袋体を用意し、この袋体の各区画室内
に用土を収容すると共に、一定の容器で栽培した後、容
器の内部形状に沿って固まった土を根の周囲に付着させ
た状態で、この容器より引き抜いた樹木を各窓より区画
室内に植え込み、植え込みが完了した袋体を樹木の幹部
分を各窓より露出させた状態で垂直面又は傾斜面の壁面
に沿って全長方向に吊り上げることを特徴とする壁面緑
化方法。 - 【請求項2】 各区画室に設けられる窓は袋体の全長方
向に沿ったスリットとして構成される請求項1記載の壁
面緑化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21389097A JP3415399B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 壁面緑化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21389097A JP3415399B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 壁面緑化方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5293819A Division JP2772300B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 壁面緑化方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1066452A true JPH1066452A (ja) | 1998-03-10 |
JP3415399B2 JP3415399B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=16646718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21389097A Expired - Fee Related JP3415399B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 壁面緑化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3415399B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040017456A (ko) * | 2002-08-21 | 2004-02-27 | 하현영 | 흙벽에 포트홈을 형성하여 포트묘와 조화를 식재하는사계절용 꽃탑, 꽃벽 시스템 |
JP2006129845A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Okumura Corp | 壁面緑化設備 |
JP2006129844A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Okumura Corp | 壁面緑化設備の灌水装置 |
JP2007306810A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Ishikawa Pref Gov | 緑化資材 |
JP2008113577A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toho Leo Co | 壁面緑化パネルと、その緑化パネルを用いた壁面の緑化工法 |
CN103843652A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-11 | 贵州润辰科技有限责任公司 | 垂直绿化植物墙种植盒 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP21389097A patent/JP3415399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
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JP4604148B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2010-12-22 | 株式会社奥村組 | 壁面緑化設備の灌水装置 |
JP4657683B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2011-03-23 | 株式会社奥村組 | 壁面緑化設備 |
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JP3415399B2 (ja) | 2003-06-09 |
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