JP3609401B2 - 植物ユニット、植物ユニットへの植物収納方法 - Google Patents
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図1に示すように、本発明の実施の形態においては、単管で構成された足場500(単管足場)に本発明の実施例に係る6つの植物ユニット(100、200、300、400)が取り付けられている。なお、植物ユニット(100、200、300、400)を単管足場500に取り付けたのは、説明の便宜のためであって、植物ユニット(100、200、300、400)の取り付け対象を単管足場500に限定する趣旨ではない。したがって、本発明に係る植物ユニットは、単管足場500以外にも、建物や壁や塀や金網や木など、ありとあらゆるものに取り付けることができ、以下の説明における「単管足場」は、植物ユニット(100、200、300、400)を取り付けることができるすべてのものに読み替えることができる。また、本発明の実施の形態においては、植物ユニット(100、200、300、400)を25cm間隔で単管足場500に取り付けているが、本発明が植物ユニット(100、200、300、400)の取り付け間隔を限定するものではないことは、いうまでもない。また、植物ユニット(100、200、300、400)は、実施例である。したがって、本発明に係る植物ユニットが、植物ユニット(100、200、300、400)に限定されるものでないことはいうまでもない。
図2に示すように、実施例1に係る植物ユニット100は、枠状体102と、この枠状体102にロープ103によって張り付けられたシート101と、を備えており、前面にあるポケット104に培土と植物が保持されている。
図3に示すように、シート101の正面には、袋体104が設けられており、この袋体104には、植物および培土が保持されている。この袋体104は巾着状になっており、その上縁105にはロープ106が通されている。シート101には、このロープ106を通す孔が設けられており、この袋体104の上縁105に通されたロープ106は、このシート101の孔を介して、シート101の背面に通すことができる。シート101の背面に通されたロープ106を縛ると、シート101の正面にある袋体104の口が閉まり、植物の根や茎が袋体104の内部で保護される。したがって、この巾着状の袋体104を用いれば、植物の根や茎が風により損傷するのを防止することができる。植物の根や茎が損傷すると、植物が根や茎の部分から折れて、下方にいる人や動物の頭上に落下するおそれがあるが、この巾着状の袋体104によれば、植物の根や茎の損傷を防止できるため、かかる植物の人や動物への頭上への落下を防止することができ、植物ユニット100の安全性を高めることができる。また、植物の根や茎の袋体104の内部での保護は、植物の根や茎と培土との間に隙間が発生することによる乾燥害の防止にも役立つ。
図5に示すように、シート201の背面には、ポケット204が設けられており、シート201には、このポケット204の略上部に開口215が設けられている。ポケット204には、培土と植物の根が保持されている。植物の花の部分は、開口215を介して、シート201の正面に出ている。ここで、シート201には、開口215の下縁に切り込み213を設けることができ、この切り込み215に植物の茎の部分を押し込めば、花の部分をシート201の正面に出しているにもかかわらず、根の部分をシート201の背面のポケット204が保持する培土に容易に収めることできる。
また、シート201の背面のポケット204で保持している植物の根や茎が折れてシート201の正面に飛散したり、このポケット204で保持している培土がシート204の正面にこぼれ落ちてくるのを防止することもできる。なお、この開口開閉体211は、シート201と連続的に構成してもよいし、シート201と独立に構成してもよい。
図7に示すように、シート301には、スリット317が設けられており、このスリット317を縫って帯状体が通されている。この帯状体304は、枠状体302の両端に設けられたロープやワイヤーなどの留具(図示せず)によって留められている。シート301と帯状体304との間には、植物の植えられた鉢が挟持されている。
したがって、本発明に係る植物ユニットによれば、緑化および植物による景観の演出を図ると同時に、様々な態様で情報を発信することができる。
なお、情報発信体やスクリーンが取り付けられる対象である「ポケットや袋体やシートや枠状体」には、ポケット自体や袋体自体やシート自体や枠状体自体のみならず、これらに取り付けられてこれらの一部となるロープや留具や取り付け具なども含まれる。
101 シート
102 枠状体
103 ロープ
104 袋体
105 袋体の上縁
106 ロープ
107 給水口
108 排水口
109 被固定部
200 植物パネル
201 シート
202 枠状体
203 ロープ
204 ポケット
209 被固定部
211 開口開閉体
212 マジックテープ(登録商標)
213 切り込み
214 吊上具
215 開口
216 ポケット開閉体
300 植物パネル
301 シート
302 枠状体
303 ロープ
304 帯状体
309 被固定部
317 スリット
400 植物パネル
401 シート
402 枠状体
403 ロープ
404 2つのシート部材の隙間
409 被固定部
415 開口
500 単管足場
600 留具
700 留具
800 ロープ
900 押し具
1100 補強部材
1200 補強部材
1300 補強部材
1400 補強部材
Claims (14)
- 植物および培土の双方または一方を保持する保持部を少なくとも1つ具備するシートと、前記シートが取り付けられた固定可能なシート張体と、を備え、前記シートの少なくとも3箇所が引っ張られることにより面が形成される、ことを特徴とする植物ユニット。
- 前記シート張体は、鋼材、アルミ材、ステンレス材、および樹脂材の少なくとも1つを含む枠状体、または前記シートの周縁に取り付けられたワイヤーロープである、ことを特徴とする請求項1に記載の植物ユニット。
- 前記保持部は、前記シートの両面または片面に設けられたポケットである、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植物ユニット。
- 請求項3に記載の植物ユニットにおいて、さらに、前記ポケットを開閉するポケット開閉体を備える、ことを特徴とする植物ユニット。
- 前記保持部は、前記シートの両面または片面に設けられた巾着状の袋体である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植物ユニット。
- 前記ポケットまたは前記袋体は、他のポケットまたは袋体から排水される水が給水される位置に設けられている、ことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の植物ユニット。
- 請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の植物ユニットにおいて、さらに、前記シートは、前記ポケットまたは前記袋体の略上部に開口を具備する、ことを特徴とする植物ユニット。
- 請求項7に記載の植物ユニットにおいて、さらに、前記シートは、前記開口の下縁に略縦状の切り込みを具備する、ことを特徴とする植物ユニット。
- 請求項7または請求項8に記載の植物ユニットにおいて、さらに、前記開口を開閉する開口開閉体を備える、ことを特徴とする植物ユニット。
- 請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の植物ユニットへの植栽方法であって、
前記シートの一方の面から、前記開口を介して、前記シートの他方の面へ、植物の全部または一部を通す工程と、
前記シートの他方の面に通された植物の全部または一部を前記シートの他方の面に設けられている前記ポケットまたは前記袋体へ納める工程と、
を有することを特徴とする植物ユニットへの植物収納方法。 - 前記シートには、スリットが設けられており、
前記保持部は、前記スリットに通される帯状体である、
ことを特徴とする請求項1に記載の植物ユニット。 - 前記シートは、2枚以上のシート部材の組み合わせであり、
前記保持部は、前記組み合わされたシート部材の隙間である、
ことを特徴とする請求項1に記載の植物ユニット。 - 前記シートは、風を通す風透過部材である、ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の植物ユニット。
- 前記保持部、前記シート、または前記枠状体に、情報を発信する情報発信体およびスクリーンの双方または一方を取り付けたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の植物ユニット。
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