JP3106245U - ツル性植物用壁面緑化用部材 - Google Patents

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【課題】本考案が解決しようとする課題は、ツル性植物を用いて壁面緑化を行う際に、軽量でかつ容易に設置が可能で、ツル性植物が安定して生長できる構成部材を提唱することである。
【解決手段】芯材とその周囲に組み合わせた螺旋状スプリング部材からなる部材とする。すなわちロープ状の部材を芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。また、金属製ワイヤを芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ツル性植物を用いて構造物の壁面緑化を行うための部材に関する。
一日の平均気温が最も高いのは午後2時と言われている。太陽が最も高くなる時間は午後0時(正午)であるが、それより2時間のズレがある。それは、地表が太陽で熱せられかつ大気が熱せられるまでに時間的なズレが生じるためである。ところが夏場、東京新宿の平均気温が最も高くなるのは午後6時と言われている。その原因の一つに、昼間太陽に熱せられた高層ビル群の壁面からの放射熱が挙げられている。
都会はコンクリートジャングルと言われて久しい。ある実験によれば、土の地面に生えた樹木がつくる木陰の温度は、直射日光を受けたコンクリート地面上の大気温度よりも11度も低いという結果が出ている。このようにアスファルトやコンクリートは熱しやすく、保水性がないために、大気を容易に温める。しかも高層建築物は表面積が大きくなるために、太陽に熱せられる部分が拡大し、大気を温める効果を増大させている。
夏、太陽で熱せられたアスファルト道路に打ち水をしても2、3分で乾き、打ち水の効果も少ない。現在、高層ビルの壁面を冷やすために、酸化チタン性の素材を壁に使い、常時水を垂らす方法も考えられている。酸化チタンは親水性が高く、水は薄膜となり、蒸発しやすくなるために、打ち水効果が高くなるためである。しかし、現実にこのような構造物を構築することは容易でなく、また大量の水を使用した場合、気象に与える影響などは、今のところ未知数である。
そこで近年、ヒートアイランド現象に最も効果のあるものとして注目を浴びているのが、都市部における緑化対策である。特に面積の大半を占めるビルにおいては、屋上緑化と壁面緑化が注目されている。屋上は基本的に平らにできているために、植物を植えるのに適している。しかし元来、ビルは緑化する構造に造られていないために、保水性や重量、さらには植物や培養土が建造物素材へ与える悪影響など、多くの問題を抱えている。
屋上緑化や壁面緑化に人工軽量土壌とヤシ殻マットを用いた方法がある。屋上には人工土壌とヤシ殻マットを敷き、植物を育てるというものである。この素材をフレーム材を用いてパネル化し、壁面緑化することもできる。また土壌を必要としない壁面緑化として、コケ(苔)を用いる方法も考案されている。さらにハミングポケット緑化法では、植木鉢をいくつも壁に据え付け、その鉢で植物を育てるというものもある。日本では昔からシダ類のシノブ(シノブ科)やノキシノブ(ウラボシ科)などの乾燥に強い植物を家の軒に吊るして観賞する方法がとられてきた。いわゆる、ツリシノブという植物観賞方法である。ハミングポケット緑化法はツリシノブの拡大版ともいえる。
図1は、ツル性植物を用いた壁面緑化の形態である。図1の(1)は直接壁面にツル植物を這わせた例である。根は地面にあるが、ツル性植物は壁面を直接這って生長していく。これに適した植物の代表が蔦である。図1の(2)は図1の(1)と同じであるが、直接壁面を這わせるのではなく、支持部材を伝わせて植物を上に伸ばす方法である。この方法は、植物による壁面の侵食防止(根の食い込みや根酸による壁面の傷め防止)ができ、また壁面の素材によらずにツル性植物を上部に這わせることができる。
図1の(3)、(4)は屋上に設置した植木鉢にツル性植物を植え、ツル性植物を壁面下方に伸ばす形態である。図1の(4)が(3)と違うのは、支柱部材を使っていることである。図1の(5)も壁面下垂形態であるが、プランター(棚)をいくつか設けてその上に植木鉢を置き、ツル性植物を直接下垂させている。プランターを設けることによって、壁面から植物を離すことができるとともに、異なるツル性植物を各プランターごとに選択することもできる。また高い建物にも対応できる。
壁面緑化に関する公開特許には、『壁面の緑化システム及び工法』(特許文献1)や『壁面緑化パネル及びそれを用いた壁面緑化方法』(特許文献2)などがある。前者は、繊維質植生マットをビルなどの構造体にステンレス製のプレートや金網等を介して固定し、養生畑で栽培した植物を植えて緑化する方法とシステムについて触れられている。植物への水分や肥料の補給は、上部に設置した植生桝から灌水ラインを介して行っている。後者はパネル工法に培養土を設置することによる緑化方法で、根石ブロックの下部に設けられた連結ブラケットに、網状の補強材を取り付ける形態になっている。
蔦を培養する特許申請としては『防根止蔦緑化水耕法』(特許文献3)がある。これは、屋上緑化や壁面緑化の工法で建造物を植物の根酸で傷めないように、防水防根を完全にする組み合わせ箱で連続拡大してあらゆる建造物に対応・設置可能な方法であり、かつ主として登這性の蔦を水耕礫バインダーで自動灌水の水耕栽培を行う方法である。
特開2002−272281号公報 特開2003−213689号公報 特開2002−176850号公報
具体的に建造物を緑化することは必ずしも容易なことではない。例えば最もオーソドックスなものとして蔦による壁面緑化を考えてみよう。蔦は生長力があり、大気汚染にも強く、容易に建造物に絡み付き、建造物を覆うように生長できる。しかし、一般に蔦による緑化は行われていない。それは、特許文献3にもあるように、直接建造物に這わせる形態での緑化では、根酸による建造物の壁面を傷めることになるからである。特許文献にあるように、根を直接壁面に這わせない方法をとるとなると、工法が容易とは言え、しっかりとした下準備を要する。パネル化して植物を根付かせる方法は植物を育てるという点では優れているが、重量が重くなることや水の管理などが難しい。
背景技術で挙げたように、ツル性植物による緑化は手軽であり、設置が容易である。しかし、現実に解決しなければならない問題もある。例えば、直接の壁面登這は壁面を傷めるために、壁面を傷めてもよいような高速道路の防音壁や金網フェンスなどに応用されることはあっても、現実に使われているビルなどの壁面にはあまり利用されない。
また下垂型の場合にも、直接ツル性植物を垂らすことは、風などの自然条件でツル性植物が安定しないために、均一で安定した緑化が難しい。そのために、支持部材を用いた方法が一般的である。一般に支持部材としては木製の柱やロープが用いられている。しかしこの場合にも、ツル性植物が安定して登はん、あるいは下垂できるための工夫が必要になる。
本格的な壁面緑化を行うとなると、建造物への負荷や緑化費用などのいくつかの面で解決しなければならない問題がある。現在、人工土壌を敷き詰めたケース型のパネル構造の植栽装置が主流を占めている。これらの植栽装置は、割合自由な植物を選択して緑化できるというメリットを持っているが、反面重量が重くなる、壁面に応用しにくい、壁面に対しては取付が難しい、取り付け費用が嵩むなどの問題点がある。
以上の点を考慮し、本考案が解決しようとする課題は、ツル性植物を用いて壁面緑化を行う際に、軽量でかつ容易に設置が可能で、ツル性植物が安定して生長できる構成部材を提唱することである。
上記課題を解決するために、芯材とその周囲に組み合わせた螺旋状スプリング部材からなる部材とする。請求項1記載の本考案は、ロープ状の部材を芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。請求項2記載の本考案は、金属製ワイヤを芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。請求項3記載の本考案は、ロープ状の部材を芯材とし、該芯材を中心に通した樹脂製螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。請求項4記載の本考案は、金属製ワイヤを芯材とし、該芯材を中心に通した樹脂製螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材である。
ツル性植物は物に絡み付いて生長するために、支柱が必要となる。蔦のように支柱がなくても直接壁面に根を張り、生長する品種もあるが、蔦は生命力が強く、支柱を離れて壁面に根を張る危険性もあるために、基本的には用いない。一般にツルが長く伸び、絡み付いて伸びるジャスミンなどのツル性植物を用いる。具体的には、以下の通りである。
本考案の部材を用いてツル性植物により壁面を緑化する方法を説明する。まず、ツル性植物を絡み付かせて生長させるための支持部材として、本考案のツル性植物を支えるロープ状の支持部材(芯材)に螺旋状スプリング部材を取り付けたツル性植物用壁面緑化用部材(ガイド材)、一端が壁面に固定する構造と他端がガイド材を固定する構造を有するガイド固定部材、およびガイド材を十字に張ったときの支持部材の交差する部分を固定する係留部材とから構成される緑化部材群を用意する。
次に、前記のガイド固定部材を適当な間隔で建物壁面に取り付け、ガイド固定部材の他端にガイド材を通してガイド材を安定させる。上記のガイド材を壁面に取り付けた後、ガイド材の螺旋状スプリング部材を伸ばしてガイド固定部材間を螺旋型スプリング部材で覆う(スプリング部材が螺旋型に絡み付いた状態にする)。このスプリング部材はツル性植物が絡みやすくするためであり、またツル性植物が滑り落ちないようにする働きがある。
ツル性植物を育成させるための植木鉢を地面、屋上あるいはプランターに設置し、ツル性植物を登はん(登攀)状態または下垂状態で生長させる。ガイド材が長くなる場合には、ロール状のガイド材が風などで揺れる恐れがある。ガイド材が揺れると、ツル性植物を傷める危険性が高くなるだけでなく、ガイド材そのものを傷めたり、建造物の破損や固定部材の緩みの原因ともなる。そこでロープ状ガイド材が長くなる場合には、横方向にもガイド材を張り、十字にクロスさせる。その際、ガイド材がクロスする部分に係留部材を用いて縦横のガイド材を安定させる。係留部材については、後で図を用いて説明する。
支持部材の素材には強度と耐久性を考慮し、ワイヤーあるいは鋼線を用いる。また、スプリング部材はコイルバネのような螺旋状スプリングにし、支持部材に通して利用する。その素材には、腐食に強く、軽量な点を重視して、プラスチック樹脂を用いてもよい。
本考案の部材は取付が容易であり、軽量なために建物への負荷が少なく、それでいて壁面緑化の効果は十分に得られるなどの効能がある。特に本考案ではワイヤーあるいは鋼線にプラスチック樹脂製のスプリング部材を取り付けているために、軽量でコンパクトな形態で保存できることから、どこにでも容易に運搬でき、設置することができるというメリットを持っている。従って、素材費や設置経費、さらには運用経費の軽減が見込め、なおかつ耐久性のある緑化設備を構成することが可能である。
また本考案では、ガイド材を縦横に張り、縦横のガイド材がクロスする部分を係留部材で止めることによって、ガイド材を安定した状態(例えば風でガイド材が激しく揺れることがない状態)に保つことができるために、ツル性植物が壁などに当たって傷むことも回避できる。
本考案を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。図2は、ガイド材(ツル性植物用壁面緑化用部材)の構造を示している。ガイド材1の中心になっているのがロープ状の支持部材110(芯材)であり、両端をガイド固定部材2に掛けるために端部111は輪状にする。輪状にするのは現場で行ってもよいし、あるいは出荷時(現場へ向かう前)に行ってもよい。いずれにしろ、一本のロープの端を輪状にし、留め金130でかしめて固定する。一方、ガイド材には螺旋状スプリング部材120(コイルバネ状の部材)を通しておく。支持部材にスプリング部材を通すのは、現場で行ってもよいし、また搬出時前に行ってもよい。このように、ガイド材を構成する支持部材やスプリング部材は元々は別々の部品である。図2の(1)はスプリング部材120に力を加えない状態(支持部材に挿入した直後の状態)を示し、(2)はそれを図の下方に力を加えて伸ばした状態を示している。スプリング部材の両端はスプリング部材留め金140でかしめて固定する。もちろん、接着剤を使って固定してもよい。使用時は、(2)の状態になっている。
図3はガイド固定部材2の構造を示している。(1)は固定部材2の壁面打込部210が針型をしていて、反対側のフック部220が開閉部221付きになっている例である。開閉部はスプリング構造になっていて、下(輪の中心部方向)に押すと開閉部が開き、力がなくなるとスプリングによって閉じる構造になっている。(2)は壁面打込部210がネジ型になっていて、反対側のフック部220が開閉機構なしの輪状になっている。ここにガイド材を通してガイド材を安定させる。ガイド材の両端では、図にあるように支持部材110の先端をフック部220に通して端部111を形成し、留め金130を巻いてかしめて固定部材に固定する。もちろん、留め金を用いずに、接着剤を使った方法や溶接する方法なども可能である。ガイド材の両端以外では、単にガイド材をフック部に通す形態になる。(1)の固定部材の場合には、両端を張った後に途中のガイド材をフック部に通すことができるが、(2)の場合には、予めガイド材をフック部に通しておく必要がある。
図4は建造物にガイド材を取り付けた例である。まずガイド固定部材2を建造物9の壁面に取り付け、その後でガイド材1を固定部材に通して縦横に張る。縦横にガイド材を張ると、ガイド材がクロスする部分ができる。このままだと、ガイド材が揺れたときにガイド材が摩耗してガイド材の破損や、巻き付いたツル性植物5が千切れたりして枯れるなどの問題が生じる。そこでクロスする部分は係留部材3で固定する。ツル性植物は植木鉢4から水や栄養分を吸収して生長し、ガイド材に絡み付きながら壁面を這い上がる(登はん形態の壁面緑化)。図4の(1)は斜視図であり、(2)は側面図を表している。(2)からも分かるように、ツル性植物は壁面から離れた位置で生長する。ただし蔦のような植物の場合には生命力が強く、壁面に根を伸ばして根を張ることもあるので、本考案の形態では基本的に用いない。
図5は係留部材3の一例である。この係留部材3は十字型をなしていて、第一開口部310方向に縦のガイド材1を通して挟持部311をかしめて固定し、第二開口部320に横のガイド材1を通して挟持部321をかしめて固定する。図6はガイド材のクロス部分を係留部材で固定したときの上面図である。なお、第一開口部、第二開口部は便宜上異なる名称を与えているが、基本的に方向性はなく、開口部を縦横どちらのガイド材に挿入するかは自由である。この係留部材の良い点はガイド材を張った後にも容易に取り付けられることである。
ツル性植物は無制限に長く伸びるわけではない。このために、1本の植物が這い上る高さには制限がある。例えばジャスミンの場合、最長丈は6メートルといわれている。すなわち、1本のジャスミンが登はん(登攀)できる高さは二階建ての建築物の高さである。そこで10数階もある高層ビル壁面を覆う場合には、いくつかの中継点を必要とする。例えば、図1の例にあるようなプランターを用いて各階ごとに、あるいは2、3階ごとにプランターを設置して下垂あるいは登はんさせる。その場合にも、本考案のガイド材による壁面緑化方法が応用できる。
高層住宅の場合には、ベランダを利用することも可能である。図7は高層住宅のベランダに植木鉢を設置した例である。図は、3階ごとに植木鉢4をベランダ910に設置し、その鉢からツル植物5を育ててガイド材1に絡ませて登はんさせる例である。ガイド材はベランダとベランダの間の壁に取り付ける。この方法では、新たなプランターの設置は必要ないために、容易に本考案の壁面緑化が可能となる。ただし、鉢の設置や水・肥料の供給に住民の協力が必要となる。環境保全意識が高まっている今日においては、容易に住民の協力も得られるであろう。特に最近の高層住宅では必ずビル管理者がビル管理を行うことが義務づけられているために、緑化植物の全体の監視をビル管理者が行うようにすれば、緑化植物の生育状態や緑化で起きる問題点を十分に把握することができる。
屋上・壁面緑化の効能として、ヒートアイランド現象の緩和、壁面による太陽光線の照り返しの防止、大気の浄化、雨水流出の緩和、紫外線や酸性雨による壁面劣化の防止、建築物の断熱性能の向上、景観の向上、生理的・心理的快適感、新たな空間の創出などが挙げられる。これらの効果は、基本的に大地を直接緑化するのと同じ効果である。
本考案の装置は取付が容易であり、軽量なために建物への負荷が少なく、それでいて壁面緑化の効果は十分に得られるなどの効能がある。特に本考案ではワイヤーあるいは鋼線にプラスチック樹脂製のスプリング部材を取り付けているために、軽量でコンパクトな形態で保存できることから、どこにでも容易に運搬でき、設置することができるというメリットを持っている。従って、素材費や設置経費、さらには運用経費の軽減が見込め、なおかつ耐久性のある緑化設備を構成することが可能である。
また本考案では、ガイド材を縦横に張り、縦横のガイド材がクロスする部分を係留部材で止めることによって、ガイド材を安定した状態(例えば風でガイド材が激しく揺れることがない状態)に保つことができるために、ツル性植物が壁などに当たって傷むことも回避できる。
技術背景における壁面緑化のパターンを示す断面図である。 本考案の壁面緑化に使うガイド材の構造図である。 本考案の壁面緑化に使うガイド固定部材の構造図である。 本考案の壁面緑化用ガイド材を建造物に設置したときの斜視図と側面図である。 本考案の壁面緑化で用いる係留部材の斜視図である。 本考案の壁面緑化で用いる係留部材でガイド材を固定した状態を示す上面図である。 本考案の壁面緑化を高層住宅で行う場合の説明図である。
符号の説明
1 ガイド材(ツル性植物用壁面緑化用部材)
110 支持部材(支持材・芯材)
111 端部
120 螺旋状スプリング部材(コイルバネ型スプリング部材)
130 留め金
140 スプリング部材留め金
2 ガイド固定部材
210 壁面打込部
220 フック部(ガイド材を通す孔)
221 開閉部(バネ式開閉機構付き)
3 係留部材
310 第一開口部
311 挟持部
320 第二開口部
321 挟持部
4 植木鉢(培養ポット)
5 ツル性植物(ツル植物)
9 建造物(防音壁、商業ビル、高層住宅など)
910 ベランダ

Claims (4)

  1. ロープ状の部材を芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材。
  2. 金属製ワイヤを芯材とし、該芯材を中心に通した螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材。
  3. ロープ状の部材を芯材とし、該芯材を中心に通した樹脂製螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材。
  4. 金属製ワイヤを芯材とし、該芯材を中心に通した樹脂製螺旋状スプリング部材を組み合わせたことを特徴とするツル性植物用壁面緑化用部材。
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