JP2002272274A - 壁面緑化用植物支持材及び壁面緑化方法 - Google Patents

壁面緑化用植物支持材及び壁面緑化方法

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JP2002272274A
JP2002272274A JP2001080742A JP2001080742A JP2002272274A JP 2002272274 A JP2002272274 A JP 2002272274A JP 2001080742 A JP2001080742 A JP 2001080742A JP 2001080742 A JP2001080742 A JP 2001080742A JP 2002272274 A JP2002272274 A JP 2002272274A
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Akihiro Okano
昭博 岡野
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Nishimatsu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緑化植物を用い建造物壁面の壁面緑化を行う
際に、足場を使わなくても簡易に短期間で設置可能な壁
面緑化用植物支持材と、その植物支持材を用いた緑化方
法を提供する。 【解決手段】 上下方向及び左右方向に延在する複数の
線状部材により形成される植物支持材の上下両端部をそ
れぞれ壁面を緑化すべき建造物に固定することにより簡
易に緑化を行う。その植物支持材に緑化植物が植栽され
るプランタや、緑化植物に水分栄養分を供給する潅漑用
パイプを備えることにより、より良好な緑化が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面緑化を行う壁
面緑化用植物支持材と、その壁面緑化用植物支持材を用
いた壁面の緑化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部にはコンクリート構造の建
築物や構造物(以下建造物)が増え、代わりに自然木が
減りつつある。このような中、植樹等緑化植物により、
気温、湿度、日照日射の調整といった物理的環境調整効
果を得るとともに、景観の問題解消、視覚的効果といっ
た心理的な効果を目的としたものも含み緑化が盛んに行
われている。
【0003】この緑化に建造物等の壁面の緑化を行う、
壁面緑化がある。この壁面緑化には特に建造物の外壁表
面温度の上昇を防ぎ、さらに室内側の温度上昇も防ぐ効
果がある。これは壁面を覆った植物により、日射が遮ら
れるとともに、壁面と植物の間の空気層が緩衝帯の働き
をし、壁面への熱の伝達を防止することによる。
【0004】従来、このような壁面緑化を行う方法、工
法として、建造物等の壁面下部と天端に蔓性植物を植栽
し、自然生長伸長により壁面を覆う方法や、特開平10
−313692号公報に開示されている植物育成のため
の土壌等を収納する収納体と該収納体より生育する植物
を保持する保持体とからなるパネルを壁面に設置するパ
ネル工法や、特開平6−217648号公報に開示され
ている壁面に鋲をランダムに打ち込み、その全ての鋲の
間を糸で連結し、蔓性植物生長支持材を構築する工法が
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蔓性植物を植
栽し自然生長伸長により壁面を覆う方法では、建造物等
の高さが高い場合には緑化に長期間を要し、パネル工法
や壁面全体に鋲を打ち込む工法では、設置の際に足場支
保工が必要であるため、設置期間が長期間となり、また
足場設置費用が必要となる。
【0006】また、上記従来の方法、工法により植物を
植栽したとしても、その緑化植物にもたらされる水分、
栄養分は自然天候降雨による程度であり生育に充分とは
いえず、生長の遅れ、場合によっては枯死に至ってしま
うことがある。そのため人為的に水分、栄養分を供給し
ようとする場合には、その緑化植物の設置位置に何らか
の水分、栄養分供給手段が届くように、足場を組み登る
か、屋上よりゴンドラ等により下るか、リフト装置によ
るかなどし、近づかねばならず、その緑化植物のメンテ
ナンスは大掛かりなものになってしまいがちであった。
【0007】本発明の課題は、壁面緑化用植物支持材構
築の際に足場支保工が不要で、簡易に、短期間に設置で
き、また、その壁面緑化用植物支持材は植栽した植物が
生長しやすいよう、水分、栄養分を供給できるようにす
ることである。
【0008】
【課題を解決する手段】上記問題を解決するため、請求
項1記載の壁面緑化用植物支持材Aは、蔓性植物等の植
物を用いて壁面を緑化する際に、壁面に植物を支持させ
るための壁面緑化用植物支持材であって、上下方向に延
在する複数の第一の線状部材(PC鋼線11)と、これ
ら第一の線状部材同士の間に架渡されて配置される複数
の第二の線状部材とを有する縦支持体1aを備え、前記
縦支持体の少なくとも主要部が建造物6の壁面に配置さ
れるように、前記縦支持体の上下両端部がそれぞれ壁面
を緑化すべき建造物に固定されていることを特徴とす
る。
【0009】上記構成によれば、壁面緑化用植物支持材
設置の際、例えば、その植物支持材の上端部を建造物の
屋上に固定するとともに、植物支持材を屋上から下に降
ろし、植物支持材の下端部を建造物の下部で建造物に固
定するようにすれば、本発明の植物支持材は、足場を使
わなくても設置できる。
【0010】すなわち、植物支持材の上端部を屋上もし
くはその近傍の壁面で建造物に固定し、植物支持材の下
端部を建造物の人の手が届く下部で固定するものとすれ
ば、足場を必要としない。
【0011】同様に、その植物支持材の下端部を建造物
の下部に固定するとともに、植物支持材を建造物下部か
ら引き上げ、植物支持材の上端部を建造物の上部で建造
物に固定する方法でも、本発明の植物支持材は、足場を
使わなくても設置できる。
【0012】また、クレーン等を用いるものとし、か
つ、予めフック等の植物支持材用の固定部材を建造物壁
面に取り付けておき、クレーンで吊上げた植物支持材を
前記フックにより建造物の壁面に固定するものとすれ
ば、必ずしも、屋上もしくはその近傍の壁面と建造物の
下部とに、植物支持材の上下端部を固定する構成としな
くとも、足場なしで、壁面に植物支持材を固定できる。
【0013】なお、縦支持体は、例えば、上下方向に延
在する第一の線状部材とこれらに架渡される第二の線状
部材とから略梯子状に形成されたものであるが、第二の
線状部材を例えば、斜めにラチス状に配置して全体とし
てトラス状であってもよい。
【0014】また、第二の線状部材を交差させるように
配置してもよい。また、第二の線状部材を等間隔で上下
に配置してもよいし、第二の線状部材の分布密度を変え
て、壁面の緑化において、植物の分布の状態を壁面の位
置によって代えてもよい。
【0015】また、請求項2記載の壁面緑化用植物支持
材は、請求項1記載の壁面緑化用植物支持材において、
前記縦支持体を複数備え、これら縦支持体同士の間に架
渡される複数の第三の線状部材と、これら第三の線状部
材同士の間に架渡される第四の線状部材とを有する横支
持体1bを備え、前記縦支持体と横支持体とが、窓7等
の壁面の開口部を避けるように、略格子状に壁面に配置
されることを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、建造物壁面の緑化を施
す際に、窓等の壁面の開口部を避けるように設計調整さ
れた植物支持材を、吊り上げ或いは吊り下げること等に
より、設置壁面に合わせ、該植物支持材の上端部を建造
物上部に固定し、該植物支持材の下端部を建造物下部に
固定することにより、足場を使わなくても設置できる。
【0017】また、この請求項2記載の植物支持体は鉛
直方向だけでなく、水平方向へも展開されているので、
壁面の形状に対し、より細やかに植物支持材形状を設計
調整できるので、より緻密に壁面を覆うことができ、す
なわち設置壁面をより広く効率的に覆うことができる。
【0018】また、設置建造物壁面の高さが高い、或い
は巾が広いことにより、該植物支持材が大きくなってし
まい、その設置や設置現場への搬送が困難となる場合に
は、大きな一つのユニットの植物支持材を形成するので
なく、より巾の狭い縦方向の小さな複数のユニットに分
割設計したものを上述の方法で建造物壁面に固定し、結
果として施工壁面全体を覆うように設置されればよい。
【0019】なお、大きな一つのユニットの植物支持材
を形成するのでなく、より巾の狭い縦方向の小さな複数
のユニットに分割設計したものを固定、設置する方法
は、その設置や設置現場への搬送が困難となる場合のみ
でなく、設置壁面が凹凸等複雑な形状を有しており、1
ユニットでの設置が困難な場合にも有効な手段として利
用できる。
【0020】なお、横支持体は、第三の線状部材とこれ
らに架渡される第四の線状部材とから略梯子状に形成さ
れたものであるが、前述の縦支持体と同様、第四の線状
部材を例えば、斜めにラチス状に配置して全体としてト
ラス状であってもよい。また、第四の線状部材を交差さ
せるように配置してもよい。また、第四の線状部材を等
間隔で左右に配置してもよいし、第四の線状部材の分布
密度を変えて、壁面の緑化において、植物の分布の状態
を壁面の位置によって代えてもよい。
【0021】また、請求項3記載の壁面緑化用植物支持
材は、請求項1または2記載の壁面緑化用植物支持材に
おいて、植物を育成することが可能なプランタ2が備え
られていることを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、前記プランタは、例え
ば、縦支持体や横支持体(線状部材)に、固定されてい
るものであり、緑化用植物支持材を建造物に取り付ける
ことにより、建造物に取り付けられるものである。
【0023】そして、緑化用植物支持材を建造物に取り
付ける際に、プランタには、基線状部材につたう蔓を有
する蔓性植物を予め植えて置くことが好ましい。また、
プランタには、蔓性植物以外の植物を植えてもよい。
【0024】このように、植物支持材の任意の位置に備
えられたプランタにより、設置壁面の任意の位置に任意
の緑化植物を任意の数量設置することが可能であり、壁
面に設置した植物支持材に地上、或いは屋上より蔓性植
物を自然生長伸長により保持させる方法に比べ、その壁
面緑化は短期間に行われ、壁面緑化の程度が自在に調整
可能である。
【0025】また、請求項4記載の壁面緑化用植物支持
材は、請求項1〜3にいずれか一つに記載の壁面緑化用
植物支持材において、植物に液体を供給するための配管
(潅漑用パイプ3)を設けたことを特徴とする。
【0026】上記構成によれば、前記配管は、例えば、
灌漑用パイプのようなものであり、その配管は線状部材
に沿って配置されていることが好ましく、請求項3記載
のプランタにつながってプランタへ液体を供給できるこ
とが好ましい。
【0027】また、その配管は植物支持材に設けられた
プランタへ液体を供給するだけでなく、植物支持材に保
持された植物に直接液体を供給できる様、配管に多数の
孔を形成してもよい。その多数の孔から液体が外部にで
ることで、その周辺の植物へ液体を供給することになる
が、その液体の漏出程度は液体が落下しないように、微
細な孔から液体が滲み出すようなものが好ましい。
【0028】そして、その植物に供給される液体は例え
ば水であり、水には肥料や植物用の各種薬品等が含まれ
ていてもよい。或いは植物用に調整された液体肥料等各
種薬品液体そのものであってもよい。
【0029】このように、植物支持材に備えられた潅漑
用パイプにより植物支持材へ送液が自在に行えるため、
常時壁面緑化植物に水分、栄養分を供給することがで
き、緑化植物のメンテナンスに労力はほとんど掛からな
い。
【0030】また、潅漑用パイプの微細な孔より水分、
栄養分がしみ出すことにより、蔓性緑化植物が植物支持
材に巻き付き、或いは付着して生長していく際に、その
蔓性植物の先端部にも水分栄養分が行き渡りやすい。こ
れは蔓性植物は生長する過程において、他のものに巻き
付き、或いは付着して生育範囲を広げていくが、その際
蔓性植物茎中途より気根なる水分栄養分補給のための組
織を出す。この気根が発達するほど生育能力があがるの
であるが、その気根は乾燥した、湿り気のない場所では
出にくく、発達もしない。それゆえ潅漑用パイプに微細
な孔を施し、そこより水分を漏出させることは気根の発
達を促し、蔓性植物育成のためには非常に有効な手段で
ある。
【0031】また、請求項5記載の壁面緑化方法は、請
求項1〜4のいずれか一つに記載の壁面緑化用植物支持
材を用いた壁面緑化方法であって、壁面を緑化すべき建
造物に、壁面緑化用植物支持材の上下両端部をそれぞれ
固定することを特徴とする。
【0032】上記構成によれば、壁面緑化用植物支持材
を畳んだり丸めたりした状態で搬送し、これをクレーン
等で広げて壁面に取り付けてもよいし、予め屋上に設置
したウインチ等で引き上げつつ広げて壁面に取り付けて
もよい。また、畳んだり丸めたりした状態で屋上に上げ
て、屋上から吊り下げるように広げて壁面に取り付けて
もよい。
【0033】このように従来の工法、例えばパネル工法
や壁面全体に鋲を打ち込む工法では足場支保工が必要で
あり、設置期間は長期間を要していたが、それに比べ本
緑化方法は設置期間が短期間で済み、比較的簡易な作業
で設置が行われ、足場設置に係わる無駄が排除される。
【0034】また、請求項6記載の壁面緑化方法は、請
求項1〜4のいずれか一つに記載の壁面緑化用植物支持
材を用いた壁面緑化方法であって、壁面を緑化すべき建
造物屋上に予めウインチを設置し、該ウインチよりワイ
ヤを屋上から地上に下ろし、該ワイヤと壁面緑化用植物
支持材の上部を地上でつなぎ、次いで、該ワイヤを該ウ
インチにより引き上げることにより、該壁面緑化用植物
支持材を引き上げ、該壁面緑化用植物支持材を所定位置
まで引き上げた後に前記建造物に壁面緑化用植物支持材
の上下両端部をそれぞれ固定することを特徴とする。
【0035】上記構成によれば、壁面緑化用植物支持材
を畳んだり丸めたりした状態で搬送し、これを壁面を緑
化すべき建造物屋上に予め設置されたウインチにより引
き上げつつ広げる作業により設置が行われる。
【0036】このように、従来の工法のような足場支保
工が不要であり、足場設置に係わる無駄が排除され、比
較的簡易な作業で壁面緑化用植物支持材が設置出来るこ
とは無論のこと、地上からのクレーンにより届かない高
さの建造物、例えば、中高層のビルにも壁面緑化用植物
支持材を設置することが可能である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図を参照して、本発明実施
の形態の壁面緑化用植物支持材Aとその設置方法を詳細
に説明する。本実施の形態の植物支持材Aは、格子状支
持材1と、格子状支持材1に設置されたプランタ2と、
格子状支持材1に設置された潅漑用パイプ3と、潅漑用
パイプ3と接続された潅漑用タンク4と、該植物支持材
Aを建造物に固定設置するアンカー、フック等固定部材
5と、を備えている。
【0038】格子状支持材1は、線状の部材であるPC
鋼線11(PC鋼撚り線でもよい)を格子状に組んだも
のである。その格子状支持材1は、上下に長い縦方向の
PC鋼線2本に掛け渡す水平方向の短いPC鋼線が上下
にほぼ等間隔に組まれた縦方向の梯子状部材(縦支持
体)1aと、左右に長い横方向のPC鋼線2本に掛け渡
す鉛直方向の短いPC鋼線がほぼ等間隔に組まれた横方
向の梯子状部材(横支持体)1bとを備えている。その
組まれたPC鋼線11は溶接等、強度が充分に保たれる
方法で接続されている。
【0039】また、そのPC鋼線11は被覆ビニール1
2で被覆されている。ビニール(樹脂)で被覆すること
で防錆処理が施され、耐久性向上が得られる。なお、こ
の被覆ビニール12表面は凹凸のない滑らかな状態であ
ってもよいが、突起物、刻み孔等により凹凸が設けられ
た場合は、植栽された緑化植物が蔓性植物である場合に
その植物自身の茎である蔓や生長伸長のための組織であ
る巻きひげ、付着根等が絡み易くなり、その植物の生育
繁茂を補助することができる。
【0040】組まれた格子状支持材1を構成する縦方向
及び横方向の梯子状部材の巾は、設置する建造物6の窓
7と窓7との間、或いは建造物6壁面の上下左右最端部
では窓7と壁面端部との間に収まるよう、それらの間隔
以下にし、該植物支持材Aが建造物6の壁面にのみ設置
されるよう調整し、窓部7への設置を避ける。また、植
物支持材設置を避ける箇所は窓7に限らず、非常口等
扉、吸排気口等、植物支持材設置によりその機能が損な
われるものも含まれる。
【0041】なお、格子状支持材1を形成する線状部材
基材はPC鋼線に限らず、ピアノ線やその他ワイヤー類
であって、それが建造物6壁面に緑化植物及びそれらを
備える各種部材を安定、確実に保持する強度を有してい
ればその形状、材質は特に限定されない。また、それら
を被覆するものは、ビニール(樹脂)に限らず、線状部
材基材及び格子状支持材の耐久性を向上させ、その強度
を低下させないものであり、日射、風雨、温度変化等に
充分な耐久性を有するものが好ましい。
【0042】プランタ2は、例えば、直方体箱状のもの
であり、その容積は緑化植物が生育するに充分な人工土
壌を保持する容積を有し、かつ格子状支持材1が保持可
能な重量とする。なお、プランタ2に保持される土壌は
人工土壌に限らず、それ以外のもの、例えば天然の土壌
であってもよい。
【0043】なお、直方体箱状のプランタ2の上面には
緑化植物が生育するに充分な開口部があり、その開口部
は人工土壌保持が可能な範囲で開口が施されている。直
方体箱状のプランタ2の底面には貯水容器が備えられて
おり、また必要に応じ側面には人工土壌の保水率が緑化
植物の根の生育に適した状態に保たれるよう水分の拡散
が可能なように、微細孔が形成されていてもよい。
【0044】なお、プランタ2は周知の植物育成用プラ
ンタで、格子状支持材(線状部材)に、固定可能であれ
ばよく、その材質は例えば合成樹脂、或いはステンレス
のような金属であり、日射、風雨、温度変化に充分な耐
久性を有するものが好ましい。なお、その形状は、例え
ば必要以上に風の抵抗を受けやすくそれによりプランタ
及び植物支持材が不安定な状態に晒される恐れのある形
状のものはあまり好ましくない。
【0045】また、プランタ2内部に保持される人工土
壌は、スポンジ、不織布、海綿等、周知の植物育成土壌
であって、プランタ2から容易に飛散しないものが望ま
しい。この人工土壌に緑化植物の種子、または苗木が植
え付けられる。
【0046】潅漑用パイプ3は、例えば、樹脂製のチュ
ーブ状のもので、格子状支持材1に巻き付けるよう備え
られており、或いはPC鋼線の被覆ビニール12と一体
成形されていてもよい。この潅漑用パイプ3はプランタ
2へ接続されていてもよく、接続されていればこの潅漑
用パイプ3によりプランタ2ヘ水分、栄養分を供給する
ことが可能である。また、その潅漑用パイプ3には適宜
間隔をおき、微細な孔(図示せず)が開けられており、
そこより水分、栄養分がしみ出すため、生長しプランタ
2より離れた蔓性植物の先端部にも水分栄養分が行き渡
りやすい。
【0047】なお、この潅漑用パイプ3は、PC鋼線1
1を被覆した樹脂と同様にその表面は凹凸のない滑らか
な状態であってもよいが、突起物、刻み孔等により凹凸
が設けられた場合は、植栽された緑化植物が蔓性植物で
ある場合にその植物自身の茎である蔓や巻きひげ、付着
根等が絡み易くなり、その植物の生育繁茂を補助するこ
とができる。また、その材質は樹脂に限らず、日射、風
雨、温度変化、及び供給液体に対して充分な耐久性を有
するものが好ましい。
【0048】潅漑用タンク4は液体、例えば水、或いは
栄養分を含んだ水を蓄えており、それは屋上、地上、或
いは地下に設置され、周知の送液手段例えばポンプ等
(図示せず)により接続された潅漑用パイプ3に送液す
る。送液された液体は潅漑用パイプ3を介し、緑化植物
及びプランタ2へ供給される。
【0049】なお、この潅漑用タンク4は基本的に周知
の液体保持可能なタンクであればよく、その形状は特に
限定されず、材質についても日射、風雨、温度変化、及
び供給液体に対して充分な耐久性を有するものが好まし
い。
【0050】固定部材5は該植物支持材Aの上端部及び
下端部を建造物6に固定するものである。その固定部材
5の物質、材質、形状は、該植物支持材Aが建造物6に
しっかりとした固定が可能であり、なおそれは通常の条
件での使用状態や、予想されうる過酷な条件例えば台風
等の強風、地震等自然現象により、容易に固定が解除さ
れないものであれば、周知の部材例えばアンカーやフッ
クでよく、またその固定箇所に適した独自のものであっ
てもよい。
【0051】次に、上述の植物支持材Aの設置方法につ
いて説明する。該植物支持材Aは、あらかじめ設置壁面
に合わせて格子状支持材1が形成されているので、設置
壁面とその植物支持材Aを合わせ、固定することで設置
される。
【0052】具体的には建造物6の屋上より、クレー
ン、ウインチのような周知の装置により、植物支持材A
の上部を地上より引き上げつつ展開し、設置箇所を合わ
せた後、該植物支持材Aの上端部及び下端部を固定部材
5により建造物6に固定する。
【0053】或いは、建造物6の屋上より、植物支持材
Aの上部を仮固定した状態で、植物支持材A下部をクレ
ーン、ウインチのような周知の装置により、地上や底部
に吊り降ろしつつ展開し、設置箇所を合わせた後、該植
物支持材Aの上端部及び下端部を固定部材5により建造
物6に固定する。
【0054】ここで、ウインチを用いた植物支持材Aの
設置例について図5を用いて具体的に説明する。図5
(a)は壁面を緑化すべき建造物6の屋上にウインチ8
を設置し、ウインチ8よりワイヤ9を地上に下ろす段階
を示している。なお、ウインチ8はクレーンのウインチ
でもよい。ワイヤ9はウインチ8で巻き取り可能な線状
部材であればその材質、形状は特に限定されず、植物支
持材Aを引き上げる十分な強度を有していることが望ま
しいが、植物支持材Aを引き上げる十分な強度を有して
いる線状部材、例えば、PC鋼線を引き上げる強度を有
していればその役割は果たす。
【0055】図5(b)はウインチ8より下ろしたワイ
ヤ9とPC鋼線10とを地上でつなぎ、そのPC鋼線1
0をウインチ8により引き上げている段階を示してい
る。ここで、ワイヤ9にワイヤ9より強度があるPC鋼
線をつなぐことで、植物支持材Aをより確実かつ安全に
引き上げるための線状部材(PC鋼線)がウインチ8に
備えられたことになる。
【0056】図5(c)はウインチ8より下ろしたワイ
ヤ9につながれたPC鋼線10と、植物支持材Aとを地
上でつなぎ、その植物支持材Aをウインチ8により引き
上げている段階を示している。なお、この植物支持材A
をウインチ8により引き上げている段階に地上におい
て、プランタ2を植物支持材Aに取り付けてもよく、ま
たそれと同じく潅漑用パイプ3を植物支持材A及びプラ
ンタ2へ取り付けてもよい。
【0057】図5(d)はウインチ8より下ろしたワイ
ヤ9につながれたPC鋼線10にさらにつながれた植物
支持材Aをウインチ8により引き上げ、その植物支持材
Aを所定の設置位置に引き上げた段階を示している。所
定の位置に引き上げられた植物支持材Aの上下両端部を
それぞれ該建造物6に固定することで、植物支持材Aの
設置が完了する。
【0058】このように植物支持材Aの設置に際して、
足場支保工が不要なため、高層の建造物でも、従来より
設置期間が短期間で済み、比較的簡易な作業で設置が可
能となる。
【0059】また、植物支持材Aを構成する格子状支持
材1は、その設置壁面に合わせ、その形状を調整するこ
とが可能であり、鉛直方向ばかりでなく、水平方向にも
展開可能なため、より緻密な形状構築が可能であり、設
置壁面をより広く効率的に覆うことができる。
【0060】また、植物支持材AはPC鋼線11により
組まれた格子形状であるため、壁面の多少の凹凸であれ
ばその凹凸に合わせその形状を変化させたり、小さな突
起物であれば格子形状の格子の目の中に収めること等に
より、その設置に支障はきたさなく、また支障をきたす
大きな凹凸、障害物がある場合であっても該植物支持体
を巾の狭い縦方向の小さな複数のユニットに分割し設置
することにより、その障害物を回避する対応は可能であ
る。
【0061】また、植物支持材Aの要所に設置されたプ
ランタ2の数量、プランタ2へ植栽された植物の種類、
及び植物支持体を構成する線状部材の密度等により、そ
の壁面緑化の程度を調整することが可能であり、その希
望の程度に調整された植物支持材を設置することで速や
かな緑化が得られる。特に緑化植物が蔓性植物である場
合、潅漑用パイプ3より水分、栄養分が供給されるため
その生育が促され、その生育範囲を速やかにひろげ、さ
らに緑化が進む。このように従来より緑化の速度が速
く、また緑化の定着具合が良好となる。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の壁面緑化用植物
支持材によれば、該植物支持材の上端部を建造物の上部
に固定し、該植物支持体の下端部を建造物の下部に固定
することで、建造物壁面に簡易に植物支持材を設置する
ことができる。
【0063】本発明の請求項2記載の壁面緑化用植物支
持材によれば、該植物支持材の上端部を建造物の上部に
固定し、該植物支持材の下端部を建造物の下部に固定す
ることで、建造物壁面に簡易にかつ広範囲に効率よく植
物支持材を設置することができる。
【0064】本発明の請求項3記載の壁面緑化用植物支
持材によれば、該植物支持材の上端部を建造物の上部に
固定し、該植物支持材の下端部を建造物の下部に固定す
ることで、壁面の要所に植物を育成することが可能なプ
ランタを備えた植物支持材を建造物壁面に簡易にかつ広
範囲に効率よく設置することができる。
【0065】本発明の請求項4記載の壁面緑化用植物支
持材によれば、該植物支持体の上端部を建造物の上部に
固定し、該植物支持材の下端部を建造物の下部に固定す
ることで、壁面の要所に植物を育成することが可能なプ
ランタを備え、かつ壁面緑化植物に簡易に水分栄養分を
供給する手段を備えた植物支持材を建造物壁面に簡易に
かつ広範囲に効率よく設置することができる。
【0066】本発明の請求項5記載の緑化方法によれ
ば、該植物支持材の上端部を建造物の上部に固定し、該
植物支持材の下端部を建造物の下部に固定することで、
建造物壁面に植物支持材を設置し、建造物壁面を簡易に
かつ広範囲に効率よく緑化することができる。また、従
来の緑化方法より簡易に行えるため、施工コストの低減
が得られる。
【0067】本発明の請求項6記載の緑化方法によれ
ば、請求項5記載の緑化方法と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、地上からの設置機器を用いた設置方法
により設置が出来ない高さの中高層建造物にも適応可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係る壁面緑化用植物支持材
を建造物壁面に設置した状態を示す正面図である。
【図2】本発明実施の形態に係る壁面緑化用植物支持材
を建造物壁面に設置した状態を示す側面図である。
【図3】本発明実施の形態に係る壁面緑化用植物支持材
を構成する線状部材と、その線状部材に備えられた潅漑
用パイプを示す正面図である。
【図4】本発明実施の形態に係る壁面緑化用植物支持材
を構成する線状部材と、その線状部材に備えられた潅漑
用パイプを示す断面図である。
【図5】本発明実施の形態に係る壁面緑化用植物支持材
を、壁面を緑化すべき建造物にウインチを用いて設置す
る方法を説明するための概略図である。
【符号の説明】
A 壁面緑化用植物支持材 1 略格子状支持材 1a 縦方向の梯子状部材(縦支持体) 1b 横方向の梯子状部材(横支持体) 2 プランタ 3 潅漑用パイプ 4 潅漑用タンク 5 固定部材 6 建造物 7 窓(窓部) 8 ウインチ 9 ワイヤ 10 11とは異なるPC鋼線(植物支持材引き上げ
用) 9x ワイヤとPC鋼線のつなぎ目 10x PC鋼線と植物支持材のつなぎ目 11 PC鋼線(略格子状支持材を形成する線状部材
の芯部) 12 被覆ビニール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 25/02 602 A01G 25/02 602D E02D 29/02 311 E02D 29/02 311 E04F 13/08 E04F 13/08 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蔓性植物等の植物を用いて壁面を緑化する
    際に、壁面に植物を支持させるための壁面緑化用植物支
    持材であって、 上下方向に延在する複数の第一の線状部材と、これら第
    一の線状部材同士の間に架渡されて配置される複数の第
    二の線状部材とを有する縦支持体を備え、 前記縦支持体の少なくとも主要部が建造物の壁面に配置
    されるように、前記縦支持体の上下両端部がそれぞれ壁
    面を緑化すべき建造物に固定されていることを特徴とす
    る壁面緑化用植物支持材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の壁面緑化用植物支持材にお
    いて、 前記縦支持体を複数備え、 これら縦支持体同士の間に架渡される複数の第三の線状
    部材と、これら第三の線状部材同士の間に架渡される第
    四の線状部材とを有する横支持体を備え、 前記縦支持体と横支持体とが、窓等の壁面の開口部を避
    けるように、略格子状に壁面に配置されることを特徴と
    する壁面緑化用植物支持材。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の壁面緑化用植物支
    持材において、 植物を育成することが可能なプランタが備えられている
    ことを特徴とする壁面緑化用植物支持材。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一つに記載の壁面
    緑化用植物支持材において、 植物に液体を供給するための配管を設けたことを特徴と
    する壁面緑化用植物支持材。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つに記載の壁面
    緑化用植物支持材を用いた壁面緑化方法であって、 壁面を緑化すべき建造物に、壁面緑化用植物支持材の上
    下両端部をそれぞれ固定することを特徴とする壁面緑化
    方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか一つに記載の壁面
    緑化用植物支持材を用いた壁面緑化方法であって、 壁面を緑化すべき建造物屋上に予めウインチを設置し、
    該ウインチよりワイヤを屋上から地上に下ろし、該ワイ
    ヤと壁面緑化用植物支持材の上部を地上でつなぎ、次い
    で、該ワイヤを該ウインチにより引き上げることによ
    り、該壁面緑化用植物支持材を引き上げ、該壁面緑化用
    植物支持材を所定位置まで引き上げた後に前記建造物に
    壁面緑化用植物支持材の上下両端部をそれぞれ固定する
    ことを特徴とする壁面緑化方法。
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