JP2004248550A - 壁面緑化装置および壁面緑化方法 - Google Patents

壁面緑化装置および壁面緑化方法 Download PDF

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耕三 塩田
Tomihira Fukumoto
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Abstract

【課題】高所作業を不要にし、仮設足場やゴンドラ等の設置を省き、コストダウンを図る。
【解決手段】装置10は、建物2の外壁面4に沿って配置された、植物14が植生された複数の植栽ユニット12を備えている。各植栽ユニット12は、上から順に吊り部材16を介して順次吊下げられて相互に連結されている。最上部の植栽ユニット12は、ワイヤー18により建物2の屋上部6のパラペット7に固定されている。建物2の屋上部6には、当該ワイヤー18の繰出し及び巻取りを行って植栽ユニット12を昇降させる昇降装置30が設置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物等の壁面に対して緑化を施す壁面緑化装置および壁面緑化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物のコンクリートから放出される熱によって起こるヒートアイランド現象が都市部等において大きな問題となっている。そこで、このようなヒートアイランド現象を抑制するために、建物の壁面に対して緑化が実施されている。これは、建物の壁面に対して植物を施すことで、意匠性の向上や太陽光線の照り返しの緩和を目的に設置されている。
【0003】
壁面に対して緑化を施す方法としては、主に次の3つの方法があった。
▲1▼地上部分に植栽を施して植物を壁面に沿って登攀させる方法。
▲2▼屋上部分に植栽を施して植物を壁面に沿って下垂させる方法。
▲3▼壁面に植物を植え付ける植栽用培地を設けて、登攀または下垂させる方法。
【0004】
また、この他に、壁面に対して、植物が植えられた円柱状の緑化基盤を溶接金網を介して取り付けて緑化を行う方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−300079号公報(第1−4頁、第1−4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来の壁面緑化方法にあっては、壁面に対して植物を登攀または下垂させるためのネット等の器具を取り付けたり、また緑化基盤を壁面に取り付けるといった作業が必要であった。このような作業は、高所作業となるため、仮設足場やゴンドラ等を設置しなければならず、このため、これらの設置に相当な時間と手間がかかり、大幅なコストアップを招いていた。また、施肥や刈り込み、補修、病虫害対策等のメンテナンス作業を行う際にも、このような仮設足場やゴンドラ等を設置しなければならず、初期設置時および運営時の両面において大幅なコストを要していた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、高所作業を必要とすることなく実施が可能な壁面緑化装置および壁面緑化方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明にかかる壁面緑化装置にあっては、植物が植えられた複数の植栽ユニットを壁面に沿って上下に設置してなる壁面緑化装置であって、最上段の前記植栽ユニットは、前記壁面の上方から吊り下げられ、他の前記植栽ユニットは、当該最上段の植栽ユニットから順次吊り下げられていることを特徴とすることを特徴とする。
【0009】
このような装置にあっては、壁面の上方から複数の植栽ユニットを順次吊り下げる構成であるから、高所作業を行わなくても、壁面に設置することができる。
【0010】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記植栽ユニットは、前記植物を栽培するためのパイプ状の容器を備えていても良い。また、このパイプ状の容器にあっては、水平方向に沿って設置されていても良い。このようなパイプ状の容器を植栽ユニットが備えることで、植物を良好に植栽することができる。また、パイプ状の容器が水平方向に沿って設置されていることで、壁面に対して見栄え良く設置することができる。
【0011】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記植栽ユニットは、前記植物に水を与えるための導水手段を備え、前記壁面緑化装置は、前記導水手段へ水を供給するための給水手段を備えていても良い。このような導水手段および給水手段を備えれば、植栽ユニットの植物に対して十分に水を供給することができる。
【0012】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記給水手段は、水を貯留する給水槽と、前記給水槽と前記複数の植栽ユニットの前記導水手段とを直接的または間接的に接続する給水部材とを備えていても良い。
【0013】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記給水部材は、前記給水槽と最上段の前記植栽ユニットとを接続する給水部材と、上下に隣接する前記植栽ユニットの前記導水手段どうしを接続する給水部材とにより構成されていても良い。
【0014】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記給水部材は、毛管現象により水を供給する導水材により形成されていても良い。このような導水材により導水手段を形成することで、簡単に水を供給することができる。
【0015】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記給水槽の貯水量を制御する制御手段を備えていても良い。
【0016】
また、かかる壁面緑化装置にあっては、前記植栽ユニットを昇降させる昇降装置を備えていても良い。このような昇降装置を備えることで、植栽ユニットを昇降させて、植栽ユニットの設置作業や撤去作業、その他各種メンテナンス作業を簡単に行うことができる。
【0017】
また、本発明にかかる壁面緑化方法にあっては、植物が植えられた複数の植栽ユニットを壁面に沿って上下に設置してなる壁面緑化方法であって、最上段の前記植栽ユニットを前記壁面の上部から揚重装置によって揚重し、他の前記植栽ユニットを当該最上段の植栽ユニットに順次吊り下げながら揚重していくことを特徴とする。このような方法にあっては、壁面に対して高所作業を必要とすることなく、植栽ユニットを簡単に設置することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る壁面緑化装置および壁面緑化方法の実施の形態について、説明する。図1〜図4は、本発明に係る壁面緑化装置および壁面緑化方法の一実施形態を説明するものである。
【0019】
図1および図2はそれぞれ、本実施形態に係る壁面緑化装置の設置状況を説明した側面図および正面図である。本実施形態に係る壁面緑化装置10は、同図に示すように、建物2の外壁面4に沿ってその上方から下方にかけて設置されている。この緑化装置10は、上下方向に沿って相互に間隔をあけて配置された複数の植栽ユニット12を備え、各植栽ユニット12には植物14が植生されている。各植栽ユニット12は、上から順に吊り部材16を介して順次吊下げられて相互に連結されて設置されている。吊り部材16は、棒状に成形された金具により形成されている。
【0020】
最上段の植栽ユニット12は、ワイヤー18により建物2の屋上部6のパラペット7に吊り下げられて取り付けられている。建物2の屋上部6には、当該ワイヤー18の繰出し及び巻取りを行って植栽ユニット12を昇降させる昇降装置(本発明における揚重装置にも相当)30が設置されている。また、最下段の植栽ユニット12は、地上部8に対して適当な定着部材19を介して接続されている。
【0021】
また、植栽ユニット12と建物2の外壁面4との間には、植栽ユニット12を外壁面4に固定するための固定部材20が配置されている。また、この壁面緑化装置10には、上方から下方にかけて防護ネット22が設置されて、植栽ユニット12を外側から覆って保護するようになっている。
【0022】
図2の正面図に示されるように、壁面緑化装置10は、植栽ユニット12として、水平方向に沿って延びるパイプ状の容器24を備えている。このパイプ状の容器24は、相互に平行になるように水平方向に沿って配置されている。このパイプ状の容器24の内部には、土壌が収容されていて、当該土壌26により植物14を植生させるようになっている。パイプ状の容器24の上部には、植物14を植生させるための開口部24aが複数箇所にわたり設けられている。つまり、本実施形態では、このパイプ状の容器24が、植物育成用に一般的に良く用いられるプランタや鉢植えのように、植物14を生育させる容器となっている。
【0023】
吊り部材16は、植栽ユニット12を水平に保持するために、植栽ユニット12の上下間に適宜な間隔をあけて複数箇所にわたり設けられている。吊り部材16の上下両端部はそれぞれパイプ状の容器の断面形状に対応して弯曲成形された鉤状の引掛部となっていって、当該引掛部がパイプ状の容器24の外周に沿って密着して植栽ユニットを相互に連結するようになっている。また、吊り部材16とパイプ状容器24および吊り部材16どうしは、その位置がズレないように、針金などの結束部材(後述する図3に示す30)によって相互に結束されている。
【0024】
なお、パイプ状の容器24は、プラスチックや発泡スチロール、ステンレス等の金属材などにより形成されると良い。この他に、パイプ状容器24は、日射・風雨・温度変化等に対して十分な耐久性を有する耐候性に優れた材料により形成されると良い。また、パイプ状容器24の断面形状としては、円筒形以外に例えば角筒体状等の他の形状に成形されても良い。
【0025】
図3は、植栽ユニット12の内部構造を示す断面図である。パイプ状の容器24の内部には、同図に示すように、土壌26の他に、その下側に、植物14に対して水を供給するための導水路(本発明における導水手段に相当)28が設けられている。この導水路28は、パイプ状の容器24の長さ方向に沿って設けられ、水が貯留される貯水部28aと空気層28bとを有している。貯水部28aの水は、毛管現象等により水を拡散移動させる例えば織布など(図示外)の導水性材料などにより土壌26に供給されるようになっている。また、吊り部材16は、針金などからなる結束部材30によりパイプ状容器24および近隣の他の吊り部材16と相互に結束されている。
【0026】
なお、パイプ状容器24に詰め込まれる土壌26としては、天然土壌の他に、人工土壌を利用することができる。人工軽量土壌としては、無機質系人工軽量土壌、有機質混合人工軽量土壌、有機質系人工軽量土壌などを利用することができる。無機質系人工軽量土壌は、パーライトや焼成鉱物などからなり、透水性や通気性が高く好ましい。また、有機質系人工軽量土壌は、針葉樹の樹皮繊維などを主成分としたもので、透水性や通気性、保肥性に優れ、好ましい。また、有機質混合人工軽量土壌は、無機質資材に有機質資材を混合して性能を改良した人工軽量土壌であり、それぞれの良い点を持ち合わせており好ましい。この他に、土壌26の代わりに、スポンジ・不織布・海綿等・天然素材を用いた材料を用いることができる。
【0027】
また、導水路28を通じて植物14に供給される水には、肥料や各種薬品などが含まれていても良い。
【0028】
また、植物14については、植栽ユニット12に植え付けられたまま、温室などの圃場において十分に育成してから壁面4に設置することができる。
【0029】
図4は、本実施形態に係る壁面緑化装置における給水システムの一実施形態を示したものである。この給水システムは、建物の屋上部等に設置された給水槽40から壁面緑化装置10の各植栽ユニット12に水を供給するシステムである。給水槽40に貯留された水は、給水路41を通じて、最上部に配置された植栽ユニット12aに供給される。供給された水は、植栽ユニット12aに設けられた導水路28(図3参照)の一端側(図中左端側)に導入され、そこから植栽ユニット12a内の導水路28を通って他端側(図中右端側)へと流れる。植栽ユニット12aの他端側には、これより下側に配置された植栽ユニット12bに水を供給するための給水部材42が設けられている。この給水部材42は、毛管現象により水を拡散移動させることができる織布などの多数の毛細空隙を有する導水性材料や、ホースやチューブ等の潅水パイプなどにより形成される。この給水部材42により導出された水は、下方の植栽ユニット12bの一端側(図中右端側)へと導入される。植栽ユニット12bの一端側(図中右端側)に導入された水は、その植栽ユニット12b内の導水路28を通じて他端側(図中左端側)へと流れて、そこから給水部材42を通じてさらに下方の植栽ユニット12cの一端側(図中左端側)へと導入される。このように給水槽40から供給された水は、各植栽ユニット12a、12b、12cの導水路28を順次流通しながら各植栽ユニット12a、12b、12cに導入されるようになっている。各植栽ユニット12a、12b、12cを流通した水は、排水路43を通じて、建物の地上部等に設置された排水槽44に貯留される。排水槽44には、そして、その排水槽44に貯留された水は、ポンプ46により循環路45を通じて給水槽40へと送り込まれる。給水槽40へと送り込まれた水は、再び各植栽ユニット12a、12b、12cに供給される。
【0030】
なお、給水槽40には、水道水や、回収した雨水などが適宜補給されるようにしても良い。また、排水槽44には、集められた雨水などが貯留されても良い。この場合に、給水槽40や排水槽44には水位センサを設けて、これら給水槽40や排水槽44の水位を監視して、その水位に応じてポンプ46などを作動させるなどして自動的に給水槽40に水を補給するようにすると良い。また、給水槽40または給水路41に電磁弁等の調節弁を設け、この調節弁によって各植栽ユニット12a、12b、12cへの給水量を調節するようにしても良い。この際に、周囲の環境、即ち気温や湿度、日照具合をはじめ、各植栽ユニット12の土壌26の水分なども測定して、これらの情報をもとに必要に応じて給水量を自動的に調節する制御装置(本発明における制御手段に相当)を備えると良い。
【0031】
図5は、本実施形態に係る壁面緑化装置の設置方法の一例を説明するための図である。本実施形態に係る壁面緑化装置10は、まず、同図(A)に示すように、建物2の屋上部6に設置された昇降装置30から繰り出されたワイヤー18を建物2の地上部まで垂れ下げて、その垂れ下げられたワイヤー18の下端部に植栽ユニット12を取り付ける。次に、同図(B)に示すように、ワイヤー18を昇降装置30により巻き上げて植栽ユニット12を若干上昇させる。そして、上昇した植栽ユニット12の下方に吊り部材16を介して別の植栽ユニット12を吊下げて連結する。そして、再度、昇降装置30によりワイヤー18を巻き上げて植栽ユニットを若干上昇させて、同図(C)に示すように、下端の植栽ユニット12の下側に、さらに別の植栽ユニット12を吊り部材16を介して吊下げて連結する。このようにしてワイヤー18を徐々に巻き上げながら、次々に植栽ユニット12を吊下げてゆき、最終的に、同図(D)に示すように、最下段の植栽ユニット12を定着部材19を介して地上部8に固定して設置作業を完了させる。
【0032】
また、この壁面緑化装置10を撤去する場合には、昇降装置30によりワイヤー18を順次繰り出してゆき、地上部において順次植栽ユニット12を取り外してゆく作業を行う。なお、壁面緑化装置10に対して、例えば刈り込みや補修、病害虫対策等のメンテナンスを行う場合も、前述した撤去の場合と同様に、昇降装置30により植栽ユニット12を地上に降ろしてメンテナンス作業を行うことができる。
【0033】
以上本実施形態にあっては、植物14が植えられた植栽ユニット12を吊り部材16を介して相互に連結して吊下げる構成を採用しているから、従来のように、壁面に対して、植物を登攀させるためのネット等の器具を取り付ける必要がなく、壁面に対して傷つけたり汚したりするなどの影響を及ぼすのを防止することができる。また、仮設足場やゴンドラ等がなくても壁面に設置することができるから、大幅なコストダウンと作業の手間の軽減を図ることができる。また、撤去も容易に行うことができる。また、植物を十分に生育させてから設置できるため、非常に短時間に緑化を達成することができる。これらのことからトータル的に大幅なコストダウンと労力の軽減を達成することができる。
【0034】
なお、上記実施形態では、給水槽40から給水路41により最上部の植栽ユニット12aへ直接的に水を供給し、この植栽ユニット12aを経由して下方の植栽ユニット12b,12c等へ間接的に水を供給する構成としたが、これに限らず、複数の植栽ユニット12a,12b,12cのうち適宜な植栽ユニットに給水槽40から直接的に水を供給し、その植栽ユニットを通して他の植栽ユニットへ間接的に水を供給する構成であってもよい。あるいは、全て植栽ユニット12a,12b,12cへ給水槽40から直接的に水を供給する構成としてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、壁面の上方から複数の植栽ユニットを順次吊り下げる構成であるから、高所作業を行わなくても、壁面に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁面緑化装置及び壁面緑化方法の一実施形態を示した側面図である。
【図2】本発明に係る壁面緑化装置及び壁面緑化方法の一実施形態を示した正面図である。
【図3】本発明に係る壁面緑化装置及び壁面緑化方法における植栽ユニットの一実施形態を示した縦断面図である。
【図4】本発明に係る壁面緑化装置の制御システムの一実施形態を示したシステム構成図である。
【図5】本発明に係る壁面緑化方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 建物 4 外壁面
6 屋上部 8 地上部
10 壁面緑化装置 12 植栽ユニット
14 植物 16 吊り部材
18 ワイヤ 20 固定部材
22 防護ネット 24 パイプ状の容器
26 土壌 28 導水路(導水手段)
30 昇降装置 40 給水槽
41 給水路 42 給水部材
43 排水路 44 排水槽
46 ポンプ

Claims (10)

  1. 植物が植えられた複数の植栽ユニットを壁面に沿って上下に設置してなる壁面緑化装置であって、
    最上段の前記植栽ユニットは、前記壁面の上方から吊り下げられ、他の前記植栽ユニットは、当該最上段の植栽ユニットから順次吊り下げられていることを特徴とする壁面緑化装置。
  2. 前記植栽ユニットは、前記植物を栽培するためのパイプ状の容器を備えることを特徴とする請求項1に記載の壁面緑化装置。
  3. 前記パイプ状の容器が水平方向に延びるように設置されていることを特徴とする請求項2に記載の壁面緑化装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の壁面緑化装置であって、
    前記植栽ユニットは、前記植物に水を与えるための導水手段を備え、当該壁面緑化装置は、前記導水手段へ水を供給するための給水手段を備えることを特徴とする壁面緑化装置。
  5. 請求項4に記載の壁面緑化装置であって、
    前記給水手段は、水を貯留する給水槽と、前記給水槽と前記複数の植栽ユニットの前記導水手段とを直接的または間接的に接続する給水部材とを備えることを特徴とする壁面緑化装置。
  6. 請求項5に記載の壁面緑化装置であって、
    前記給水部材は、前記給水槽と最上段の前記植栽ユニットとを接続する給水部材と、上下に隣接する前記植栽ユニットの前記導水手段どうしを接続する給水部材とにより構成されることを特徴とする壁面緑化装置。
  7. 請求項5または6に記載の壁面緑化装置であって、前記給水部材は、毛管現象により水を供給する導水材により形成されていることを特徴とする壁面緑化装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の壁面緑化装置であって、
    前記給水槽の貯水量を制御する制御手段を備えることを特徴とする壁面緑化装置。
  9. 前記植栽ユニットを昇降させる昇降手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の壁面緑化装置。
  10. 植物が植えられた複数の植栽ユニットを壁面に沿って上下に設置してなる壁面緑化方法であって、
    最上段の前記植栽ユニットを前記壁面の上部から揚重装置によって揚重し、他の前記植栽ユニットを当該最上段の植栽ユニットに順次吊り下げながら揚重していくことを特徴とする壁面緑化方法。
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