JPH07327500A - 植栽ボックス及びこれを利用した植物育成方法 - Google Patents
植栽ボックス及びこれを利用した植物育成方法Info
- Publication number
- JPH07327500A JPH07327500A JP12741894A JP12741894A JPH07327500A JP H07327500 A JPH07327500 A JP H07327500A JP 12741894 A JP12741894 A JP 12741894A JP 12741894 A JP12741894 A JP 12741894A JP H07327500 A JPH07327500 A JP H07327500A
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- Japan
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- holding
- plant
- planting
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- box
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 横植込み植物の育成を可能とし、その植物の
植え換えも容易に行える植栽ボックスを提供する。 【構成】 ボックス本体2の外側壁面に横植込み穴6を
設け、植物を挿入保持した保持筒3を横植込み穴6に傾
斜した状態で挿入して保持筒3の脱落を防ぎ、植え換え
作業もフランジ32を持って保持筒ごと行うことによ
り、植物育成部の培養土を排出させなくとも簡単に植え
換えを行うことができる。
植え換えも容易に行える植栽ボックスを提供する。 【構成】 ボックス本体2の外側壁面に横植込み穴6を
設け、植物を挿入保持した保持筒3を横植込み穴6に傾
斜した状態で挿入して保持筒3の脱落を防ぎ、植え換え
作業もフランジ32を持って保持筒ごと行うことによ
り、植物育成部の培養土を排出させなくとも簡単に植え
換えを行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種駅前及び駅内
部、都市中央広場、官公庁関係の建物、主要商店街、ビ
ル関係の屋上(以下、街路等と称する)に設置して、緑
化による街路等の美的景観を向上させるための植栽ボッ
クス及びこれを利用した植物の育成方法に関するもので
ある。
部、都市中央広場、官公庁関係の建物、主要商店街、ビ
ル関係の屋上(以下、街路等と称する)に設置して、緑
化による街路等の美的景観を向上させるための植栽ボッ
クス及びこれを利用した植物の育成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、わが国において生産されている草
花類、緑化低木類(中型樹木を含む)を栽培育成する植
栽ボックスは、コンクリート製、GRC製、FRP製、
プラスチック製等の各種材料により生産販売されている
が、これらの植栽ボックスは、植物育成面がボックス本
体の上面のみに限られている。したがって、ボックス本
体の外側面はその材質が露呈した状態であり、この外周
側壁も利用して植物を栽培し、ボックス全体を植物で覆
い、街路等の緑化・美化を推進することが望まれてい
た。
花類、緑化低木類(中型樹木を含む)を栽培育成する植
栽ボックスは、コンクリート製、GRC製、FRP製、
プラスチック製等の各種材料により生産販売されている
が、これらの植栽ボックスは、植物育成面がボックス本
体の上面のみに限られている。したがって、ボックス本
体の外側面はその材質が露呈した状態であり、この外周
側壁も利用して植物を栽培し、ボックス全体を植物で覆
い、街路等の緑化・美化を推進することが望まれてい
た。
【0003】本願発明者は、上記の緑化・美化を推進す
べく、小型のボックス本体の外周側壁をも植物で覆うこ
とが可能な吊り下げ式の植栽ボックスを提供した(特開
平6−98637号参照)。すなわち、この植栽ボック
スは、ボックス本体の外周側壁に横植込み穴を形成し、
この横植込み穴に育成ポット付きの植物を挿入し、横植
込み穴からの培養土の脱落を防止するため、植物の茎部
のみを露出させる切込を有する内接保持板をボックス本
体の内壁面に上方から差し込んで、植物の茎部を保持さ
せた後に、上面育成部から培養土を投入し、上面育成部
にも植物株を植え付けて、ボックス全体を植物で覆うよ
うにしたものである。
べく、小型のボックス本体の外周側壁をも植物で覆うこ
とが可能な吊り下げ式の植栽ボックスを提供した(特開
平6−98637号参照)。すなわち、この植栽ボック
スは、ボックス本体の外周側壁に横植込み穴を形成し、
この横植込み穴に育成ポット付きの植物を挿入し、横植
込み穴からの培養土の脱落を防止するため、植物の茎部
のみを露出させる切込を有する内接保持板をボックス本
体の内壁面に上方から差し込んで、植物の茎部を保持さ
せた後に、上面育成部から培養土を投入し、上面育成部
にも植物株を植え付けて、ボックス全体を植物で覆うよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、街路等の使
用される植栽ボックスは、季節毎に植物を植え換えるこ
とが一般的に行われている。上記小型の植栽ボックスで
は、植物の植え換え時には、側部の植物株が育成部に根
をはっているから、根部が内接保持板に阻止されて横植
込み穴から横方向へ抜き出すことができない。そのた
め、一旦、上面育成部の植物株及び培養土を取り除き、
内接保持板を上方へ引き抜いた後、横植え植物を横植込
み穴から引き抜いていた。その後、植え換え用の植物を
上述したように、横植込み穴から挿入するようにしてい
た。
用される植栽ボックスは、季節毎に植物を植え換えるこ
とが一般的に行われている。上記小型の植栽ボックスで
は、植物の植え換え時には、側部の植物株が育成部に根
をはっているから、根部が内接保持板に阻止されて横植
込み穴から横方向へ抜き出すことができない。そのた
め、一旦、上面育成部の植物株及び培養土を取り除き、
内接保持板を上方へ引き抜いた後、横植え植物を横植込
み穴から引き抜いていた。その後、植え換え用の植物を
上述したように、横植込み穴から挿入するようにしてい
た。
【0005】従って、植物の植え換え時には、内接保持
板を有するため育成部の培養土の全てを排出する作業が
必要となるが、この培養土の排出は、植栽ボックス全体
が小型で軽量であるが故に、ボックス本体を逆さにして
排出することができた。
板を有するため育成部の培養土の全てを排出する作業が
必要となるが、この培養土の排出は、植栽ボックス全体
が小型で軽量であるが故に、ボックス本体を逆さにして
排出することができた。
【0006】しかし、街路等に床置きする植栽ボックス
は、長さ1000mm、幅500mm、高さ550mm程で比
較的大型であり、培養土を入れると、その重量が80k
gから800kg程度までになる。従って、上記吊り下
げ式の小型の植栽ボックスのように、逆さにして培養土
を排出するといった作業が困難である。よって、このよ
うな、街路等に設置する比較的大型の植栽ボックスに
は、横植込み方式が採用されていないのが現状である。
は、長さ1000mm、幅500mm、高さ550mm程で比
較的大型であり、培養土を入れると、その重量が80k
gから800kg程度までになる。従って、上記吊り下
げ式の小型の植栽ボックスのように、逆さにして培養土
を排出するといった作業が困難である。よって、このよ
うな、街路等に設置する比較的大型の植栽ボックスに
は、横植込み方式が採用されていないのが現状である。
【0007】この発明の目的とするところは、上記床置
き式の比較的大型の植栽ボックスでも、横植込み方式を
採用し、街路等の緑化・美化の推進を可能とするととも
に、植え換え作業も極めて容易に行える植栽ボックス及
びこれを利用した植物育成方法を提供することにある。
き式の比較的大型の植栽ボックスでも、横植込み方式を
採用し、街路等の緑化・美化の推進を可能とするととも
に、植え換え作業も極めて容易に行える植栽ボックス及
びこれを利用した植物育成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願発明者は、横植込み方式を採用しつつ植え換え作業が
容易に行える植栽ボックスについて鋭意検討した結果、
内部に植物株を保持し得る保持筒を、保持筒ごと横植込
み穴に挿入すれば、保持筒ごと植物を抜き出すことがで
き、保持筒により培養土の脱落を防止し得るとの知見が
得られた。
願発明者は、横植込み方式を採用しつつ植え換え作業が
容易に行える植栽ボックスについて鋭意検討した結果、
内部に植物株を保持し得る保持筒を、保持筒ごと横植込
み穴に挿入すれば、保持筒ごと植物を抜き出すことがで
き、保持筒により培養土の脱落を防止し得るとの知見が
得られた。
【0009】そこで、この発明に係る植栽ボックスにお
いては、上方開放面が上面育成部とされたボックス本体
と、内部に植物苗を保持可能な保持筒とを設け、ボック
ス本体の外周側壁に保持筒を嵌入可能な横植込み穴を形
成し、この横植込み穴に植物苗を保持させた保持筒を着
脱自在に装着し、保持筒の着脱により、横植えの植物の
植え換えを極めて容易にしたものである。
いては、上方開放面が上面育成部とされたボックス本体
と、内部に植物苗を保持可能な保持筒とを設け、ボック
ス本体の外周側壁に保持筒を嵌入可能な横植込み穴を形
成し、この横植込み穴に植物苗を保持させた保持筒を着
脱自在に装着し、保持筒の着脱により、横植えの植物の
植え換えを極めて容易にしたものである。
【0010】従って、この発明に係る植物育成方法にお
いては、比較的大型の街路等設置用ボックス本体の外周
側壁に形成した横植込み穴に、植物苗を内部に挿入固定
した保持筒を着脱自在に挿入し、ボックス本体の側面も
育成部とし、この側面育成部の植物を植え換える際に
は、側面育成部の植物を保持筒ごと抜き取り、植え換え
用の植物苗付き保持筒を、横植込み穴に挿入するもので
ある。
いては、比較的大型の街路等設置用ボックス本体の外周
側壁に形成した横植込み穴に、植物苗を内部に挿入固定
した保持筒を着脱自在に挿入し、ボックス本体の側面も
育成部とし、この側面育成部の植物を植え換える際に
は、側面育成部の植物を保持筒ごと抜き取り、植え換え
用の植物苗付き保持筒を、横植込み穴に挿入するもので
ある。
【0011】これにより、ボックス本体内の培養土を排
出しなくとも、保持筒を外側壁から外方向へ抜き取り、
予め、新たな保持筒に植物株を入れた状態で、横植込み
穴に挿入するだけで、極めて容易に植え換え作業を行う
ことができる。
出しなくとも、保持筒を外側壁から外方向へ抜き取り、
予め、新たな保持筒に植物株を入れた状態で、横植込み
穴に挿入するだけで、極めて容易に植え換え作業を行う
ことができる。
【0012】ただ、保持筒を横植込み穴に水平に挿入し
ただけでは、植物の成長に伴う茎部あるいは葉部の重み
や悪戯等により、保持筒が抜け落ちてしまう可能性があ
り、外観上も好ましくない。また、保持筒を水平に挿入
すると、培養土が保持筒の内部にも充填されているの
で、風雨等の自然の環境条件で培養土が流れ落ちる可能
性もある。
ただけでは、植物の成長に伴う茎部あるいは葉部の重み
や悪戯等により、保持筒が抜け落ちてしまう可能性があ
り、外観上も好ましくない。また、保持筒を水平に挿入
すると、培養土が保持筒の内部にも充填されているの
で、風雨等の自然の環境条件で培養土が流れ落ちる可能
性もある。
【0013】そこで、この発明の実施態様として、保持
筒をボックス本体の外周側壁に下方に傾斜した状態で装
着する構成を採用することにより、ボックス本体の外側
で下方への荷重がかかっても保持筒が容易に抜け落ちな
いようにし、また、保持筒内の培養土も横植込み穴の下
側位置まで培養土があれば十分植物が育成するので、培
養土が保持筒から流出することも防止できる。
筒をボックス本体の外周側壁に下方に傾斜した状態で装
着する構成を採用することにより、ボックス本体の外側
で下方への荷重がかかっても保持筒が容易に抜け落ちな
いようにし、また、保持筒内の培養土も横植込み穴の下
側位置まで培養土があれば十分植物が育成するので、培
養土が保持筒から流出することも防止できる。
【0014】なお、その保持筒の長さは限定されない
が、あまりに長いと、上面育成部に植込む植物の根の成
長の邪魔になり、また短すぎると、ボックス本体の外壁
面から脱落してしまうので、これらを考慮した長さに設
定するのが望ましい。
が、あまりに長いと、上面育成部に植込む植物の根の成
長の邪魔になり、また短すぎると、ボックス本体の外壁
面から脱落してしまうので、これらを考慮した長さに設
定するのが望ましい。
【0015】また、保持筒の外端部を横植込み穴に完全
に嵌入してしまうと、その着脱作業時に植物の根部の抵
抗により、抜き出し作業が容易ではない。また、保持筒
の外端部を横植込み穴から突出させた状態で挿入してお
いても、単なる筒状では手が滑り、抜き出しが容易では
ない。そこで、保持筒の外端部に、外周側壁の横植込み
穴の孔壁に係止するフランジを形成して、このフランジ
部を把持して保持筒の抜き出し作業を容易に行えるよう
にし、また培養土への侵入深さも一定にすることができ
る。
に嵌入してしまうと、その着脱作業時に植物の根部の抵
抗により、抜き出し作業が容易ではない。また、保持筒
の外端部を横植込み穴から突出させた状態で挿入してお
いても、単なる筒状では手が滑り、抜き出しが容易では
ない。そこで、保持筒の外端部に、外周側壁の横植込み
穴の孔壁に係止するフランジを形成して、このフランジ
部を把持して保持筒の抜き出し作業を容易に行えるよう
にし、また培養土への侵入深さも一定にすることができ
る。
【0016】なお、ボックス本体や保持筒としては、金
属製、コンクリート製又はプラスチック製のものも採用
することができるが、耐久性、保温性、あるいは重量等
を考慮すれば、軽量かつ耐久性のある繊維強化プラスチ
ック(以下、FRPと称する。)により構成することが
最適である。そこで、この発明の実施態様として、ボッ
クス本体及び保持筒をFRP製のものを採用し、長期間
の使用にも耐え得るようにしている。
属製、コンクリート製又はプラスチック製のものも採用
することができるが、耐久性、保温性、あるいは重量等
を考慮すれば、軽量かつ耐久性のある繊維強化プラスチ
ック(以下、FRPと称する。)により構成することが
最適である。そこで、この発明の実施態様として、ボッ
クス本体及び保持筒をFRP製のものを採用し、長期間
の使用にも耐え得るようにしている。
【0017】また、横植込み穴の形成位置は、ボックス
本体の外側壁ならば、いずれの位置でもよいが、植物の
成長に伴って横植え植物と上面育成部の植物とが連続し
て植え込まれた状態になるのが緑化・美化の観点から望
ましい。従って、植物の成長を考慮して横植込み穴の位
置を設定すればよい。さらに、横植込み穴は、広場など
で四方から観賞できるように、ボックス本体の全周面に
形成する構成、植栽ボックスを建物の壁面に横方向に密
接状態で配列するのに適するように、ボックス本体の前
面のみ形成する構成、あるいは建物の壁面に間隔をおい
て配列するのに適するように、ボックス本体の後面を除
く三面に形成する構成などを種々の構成を採用すること
ができる。また、ボックス本体の形状は、直方体、立方
体、円筒形、多角筒形等、設置場所に応じて種々の形状
を採用することができる。
本体の外側壁ならば、いずれの位置でもよいが、植物の
成長に伴って横植え植物と上面育成部の植物とが連続し
て植え込まれた状態になるのが緑化・美化の観点から望
ましい。従って、植物の成長を考慮して横植込み穴の位
置を設定すればよい。さらに、横植込み穴は、広場など
で四方から観賞できるように、ボックス本体の全周面に
形成する構成、植栽ボックスを建物の壁面に横方向に密
接状態で配列するのに適するように、ボックス本体の前
面のみ形成する構成、あるいは建物の壁面に間隔をおい
て配列するのに適するように、ボックス本体の後面を除
く三面に形成する構成などを種々の構成を採用すること
ができる。また、ボックス本体の形状は、直方体、立方
体、円筒形、多角筒形等、設置場所に応じて種々の形状
を採用することができる。
【0018】また、植物の育成には水分の補給が必要と
なるが、灌水を定期的に行う方法のみならず、以下のご
とき自動灌水型の植栽ボックスにもこの発明を適用する
ことができる。すなわち、この発明に係る植栽ボックス
は、ボックス本体を、その内部の中間板で、上部の植物
育成部と下部の貯水タンクとに区画し、中間板の上面に
湿潤性の連続気泡発泡体シートを敷設し、中間板に貯水
タンク内の水を連続気泡発泡体シート側に吸上げする水
分吸上げ機構を設けたものに採用することができる。
なるが、灌水を定期的に行う方法のみならず、以下のご
とき自動灌水型の植栽ボックスにもこの発明を適用する
ことができる。すなわち、この発明に係る植栽ボックス
は、ボックス本体を、その内部の中間板で、上部の植物
育成部と下部の貯水タンクとに区画し、中間板の上面に
湿潤性の連続気泡発泡体シートを敷設し、中間板に貯水
タンク内の水を連続気泡発泡体シート側に吸上げする水
分吸上げ機構を設けたものに採用することができる。
【0019】この植栽ボックスにおいては、下部の貯水
タンクから水分吸上げ機構により水分を吸い上げ、連続
気泡発泡体シートにより、培養土の下方の全面に行き渡
るようにし、植物の根が吸収しやすいようにしており、
このような構成を採用することにより、灌水の省力化を
図りながら、横植込み植物による緑化・美化の推進を図
ることができる。
タンクから水分吸上げ機構により水分を吸い上げ、連続
気泡発泡体シートにより、培養土の下方の全面に行き渡
るようにし、植物の根が吸収しやすいようにしており、
このような構成を採用することにより、灌水の省力化を
図りながら、横植込み植物による緑化・美化の推進を図
ることができる。
【0020】従って、この発明に係る植栽ボックスは、
個人的・家庭的に使用する小型のものに使用できること
は勿論であるが、特に、公共性の高い街路等に使用する
床置き形式の大型のものに適用すれば、灌水の自動化及
び緑化・美化の推進が極めて容易に図れる。
個人的・家庭的に使用する小型のものに使用できること
は勿論であるが、特に、公共性の高い街路等に使用する
床置き形式の大型のものに適用すれば、灌水の自動化及
び緑化・美化の推進が極めて容易に図れる。
【0021】
【作用】上記のように、ボックス本体の外周側壁の横植
込み穴に、植物苗を保持させた保持筒を着脱自在に装着
する構成を採用したから、保持筒ごと植物の植え換えを
行うことができ、この際、内部の培養土の排出が不要と
なり、植え換えの簡略化が可能となる。
込み穴に、植物苗を保持させた保持筒を着脱自在に装着
する構成を採用したから、保持筒ごと植物の植え換えを
行うことができ、この際、内部の培養土の排出が不要と
なり、植え換えの簡略化が可能となる。
【0022】しかも、保持筒を外周側壁の横植込み穴に
下方に傾斜した状態で装着したから、育成時において保
持筒が脱落するのを防止でき、また横植込み植物の健全
な育成も可能となる。さらに、保持筒にフランジを設け
たので、保持筒の着脱もフランジ部を持って容易に行う
ことができる。また、ボックス本体及び保持筒をFRP
製としたから、耐久性、軽量化、及び保温性が確保でき
ることになる。
下方に傾斜した状態で装着したから、育成時において保
持筒が脱落するのを防止でき、また横植込み植物の健全
な育成も可能となる。さらに、保持筒にフランジを設け
たので、保持筒の着脱もフランジ部を持って容易に行う
ことができる。また、ボックス本体及び保持筒をFRP
製としたから、耐久性、軽量化、及び保温性が確保でき
ることになる。
【0023】また、ボックス本体の下部に貯水タンクを
形成し、中間板の上面に湿潤性及び流動展延性のある連
続気泡発泡体シートを敷設したから、長期間の灌水の省
力化が可能となり、かつ水分の供給が円滑に行え、上面
育成面の植物及び横植込み植物の良好な育成が可能とな
る。
形成し、中間板の上面に湿潤性及び流動展延性のある連
続気泡発泡体シートを敷設したから、長期間の灌水の省
力化が可能となり、かつ水分の供給が円滑に行え、上面
育成面の植物及び横植込み植物の良好な育成が可能とな
る。
【0024】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。図1は、この発明に係る植栽ボックスの一実施例
を示す正面図、図2は平面図、図3は側面図、図4は保
持筒の着脱状態を示す拡大断面図、図5は保持筒の斜視
図、図6は植栽ボックスに植物を植えた状態を示す斜視
図である。
する。図1は、この発明に係る植栽ボックスの一実施例
を示す正面図、図2は平面図、図3は側面図、図4は保
持筒の着脱状態を示す拡大断面図、図5は保持筒の斜視
図、図6は植栽ボックスに植物を植えた状態を示す斜視
図である。
【0025】図示のごとく、この発明に係る植栽ボック
ス1は、ボックス本体2と、保持筒3とを備えている。
ボックス本体2は、FRPにより直方体形状に形成され
たものであって、下部に脚部2aが形成され、また、上
方開放面が上面育成部4とされている。また、図1及び
図4のごとく、本体2の外周側壁面5の四面に側面育成
部として横植えの植物苗Aを植込む横植込み穴6が各面
に複数個形成され、この穴壁の内側に補強リブ7が形成
されている。
ス1は、ボックス本体2と、保持筒3とを備えている。
ボックス本体2は、FRPにより直方体形状に形成され
たものであって、下部に脚部2aが形成され、また、上
方開放面が上面育成部4とされている。また、図1及び
図4のごとく、本体2の外周側壁面5の四面に側面育成
部として横植えの植物苗Aを植込む横植込み穴6が各面
に複数個形成され、この穴壁の内側に補強リブ7が形成
されている。
【0026】ボックス本体2の上縁部は、内側に折り曲
げられたひさし部8が全周に亘って形成され、このひさ
し部8の下側でボックス本体2の内壁面に非湿潤性のポ
リウレタン重合体からなる連続気泡発泡体9が配設され
ている。この連続気泡発泡体9は、その一部が育成部1
0に充填される培養土Bから露出するように、その高さ
が設定され、ひさし部8により雨水がかからないように
なっている。
げられたひさし部8が全周に亘って形成され、このひさ
し部8の下側でボックス本体2の内壁面に非湿潤性のポ
リウレタン重合体からなる連続気泡発泡体9が配設され
ている。この連続気泡発泡体9は、その一部が育成部1
0に充填される培養土Bから露出するように、その高さ
が設定され、ひさし部8により雨水がかからないように
なっている。
【0027】また、ボックス本体2の下部1/3程度の
高さには、FRP製の中間板11が配置されている。こ
の中間板11は、ボックス本体2の内壁フランジ(図示
せず)等に載置されて接着固定されるか、あるいは他の
方法によってボックス本体2に固定されており、上部の
植物育成部4と下部の貯水タンク13とを区画するため
のものである。
高さには、FRP製の中間板11が配置されている。こ
の中間板11は、ボックス本体2の内壁フランジ(図示
せず)等に載置されて接着固定されるか、あるいは他の
方法によってボックス本体2に固定されており、上部の
植物育成部4と下部の貯水タンク13とを区画するため
のものである。
【0028】中間板11には、培養土B及び後述の湿潤
性連続気泡発泡体シート15を経て浄化された雨水を還
流させるために、穴径6〜8mm程度の雨水還流孔16が
左右両側部にそれぞれ1個づつ形成されている。また、
中間板11の隅部には上面の育成面4から貯水タンク1
3に給水するための給水パイプ17が貫通固定されてお
り、通常、この給水パイプ17には貯水タンク13内に
虫等の侵入及び水の蒸発を防止するために砲金製の栓1
8が施されている。なお、栓18の材質は砲金製のみな
らず、ステンレス製あるいはプラスチック製など他の素
材を利用して作成してもよい。
性連続気泡発泡体シート15を経て浄化された雨水を還
流させるために、穴径6〜8mm程度の雨水還流孔16が
左右両側部にそれぞれ1個づつ形成されている。また、
中間板11の隅部には上面の育成面4から貯水タンク1
3に給水するための給水パイプ17が貫通固定されてお
り、通常、この給水パイプ17には貯水タンク13内に
虫等の侵入及び水の蒸発を防止するために砲金製の栓1
8が施されている。なお、栓18の材質は砲金製のみな
らず、ステンレス製あるいはプラスチック製など他の素
材を利用して作成してもよい。
【0029】また、中間板11には、貯水タンク13の
底部に設けられた排水ドレン20の調整用覗き窓21が
形成され、この覗き窓21がピン23により開閉回動自
在な蓋板22によって閉塞されている。
底部に設けられた排水ドレン20の調整用覗き窓21が
形成され、この覗き窓21がピン23により開閉回動自
在な蓋板22によって閉塞されている。
【0030】さらに、中間板11には、図2のごとく、
前後方向で中央位置に、貯水タンク13内の水Cを吸い
上げて連続気泡発泡体シート15に湿潤させるための合
計5個の水分吸上げ機構24が左右方向に配列されてい
る。この水分吸上げ機構24は、図1のごとく、中間板
に貫通固定された吸上げ筒25と、この筒内に内嵌され
る線状繊維集合体26とを備えている。
前後方向で中央位置に、貯水タンク13内の水Cを吸い
上げて連続気泡発泡体シート15に湿潤させるための合
計5個の水分吸上げ機構24が左右方向に配列されてい
る。この水分吸上げ機構24は、図1のごとく、中間板
に貫通固定された吸上げ筒25と、この筒内に内嵌され
る線状繊維集合体26とを備えている。
【0031】線状繊維集合体26は、ガラス繊維等の無
機繊維、その他天然繊維、再生繊維、合成繊維等の単繊
維の集束体等の多数の線状繊維を所要の太さに束ね、繊
維間に毛細管状態を形成するものであれば、その形状・
材料等を問わないが、形状としては作業性が良好な円筒
形が好ましい。また、材料としては、水との接触角が小
さく、濡れの付着力の大きなものの方が、より高い吸い
上げ力を得ることができるので、特に無機繊維のガラス
繊維系が好ましい。
機繊維、その他天然繊維、再生繊維、合成繊維等の単繊
維の集束体等の多数の線状繊維を所要の太さに束ね、繊
維間に毛細管状態を形成するものであれば、その形状・
材料等を問わないが、形状としては作業性が良好な円筒
形が好ましい。また、材料としては、水との接触角が小
さく、濡れの付着力の大きなものの方が、より高い吸い
上げ力を得ることができるので、特に無機繊維のガラス
繊維系が好ましい。
【0032】中間板11の上面の全域に亘って水分の流
動展延性のある連続気泡発泡体シート15が敷設されて
いる。この連続気泡発泡体シート15は、水分吸上げ機
構24によって貯水タンク13から吸上げられた水分を
急速に一様に分散させる機能と、植物育成部における培
養土等の重量物の重圧下においても水分の流動性が得ら
れる湿潤性ポリウレタン重合体が最適である。
動展延性のある連続気泡発泡体シート15が敷設されて
いる。この連続気泡発泡体シート15は、水分吸上げ機
構24によって貯水タンク13から吸上げられた水分を
急速に一様に分散させる機能と、植物育成部における培
養土等の重量物の重圧下においても水分の流動性が得ら
れる湿潤性ポリウレタン重合体が最適である。
【0033】この湿潤性ポリウレタン重合体としては、
自重の数倍の吸上げ能力を有するものが生産され、その
吸上げ能力の程度も大小各種のものが生産されており、
さらに、培養土等の重圧下においても水の流動性が得ら
れるものが生産されている。従って、湿潤性ポリウレタ
ン重合体として、所望の吸上げ能力を選定して、培養土
の重圧下においても高保水性と流動展延性を発揮できる
ものを選定して、これを連続気泡発泡体シート15とし
て使用すればよい。
自重の数倍の吸上げ能力を有するものが生産され、その
吸上げ能力の程度も大小各種のものが生産されており、
さらに、培養土等の重圧下においても水の流動性が得ら
れるものが生産されている。従って、湿潤性ポリウレタ
ン重合体として、所望の吸上げ能力を選定して、培養土
の重圧下においても高保水性と流動展延性を発揮できる
ものを選定して、これを連続気泡発泡体シート15とし
て使用すればよい。
【0034】貯水タンク13は、中間板11によって区
画されたボックス本体2の下部空間を利用して形成され
ており、このタンク部の側壁、つまりボックス本体2の
左右側壁に夫々1個のオーバーフロー孔28が形成され
ている。この孔径は貯水タンク13からの水分の蒸発を
極力抑え、貯水タンク内の空気の流通を最小限に抑える
ように、6mm〜8mm程度の小孔とされている。
画されたボックス本体2の下部空間を利用して形成され
ており、このタンク部の側壁、つまりボックス本体2の
左右側壁に夫々1個のオーバーフロー孔28が形成され
ている。この孔径は貯水タンク13からの水分の蒸発を
極力抑え、貯水タンク内の空気の流通を最小限に抑える
ように、6mm〜8mm程度の小孔とされている。
【0035】このように、貯水タンク13は、一旦供給
された水の蒸発を極力抑えるべく、外部との連通部分を
小径のオーバーフロー孔28のみとし、また中間板11
から植物育成部への連通部分も貯水タンク13からの水
分を吸上げる吸上げ筒25と、小径の雨水還流孔16の
みとされており、覗き窓21は蓋板22によって通常時
には閉塞する構成とされている。しかも、雨水還流孔1
6により、植物育成部に降り注いだ余分な雨水は、培養
土及び連続気泡発泡体シート15で浄化された後、還流
孔16を通って貯水タンク13に還流されるので、貯水
タンク13内の水分は増加され、灌水を行わない日数を
増加させることができる。
された水の蒸発を極力抑えるべく、外部との連通部分を
小径のオーバーフロー孔28のみとし、また中間板11
から植物育成部への連通部分も貯水タンク13からの水
分を吸上げる吸上げ筒25と、小径の雨水還流孔16の
みとされており、覗き窓21は蓋板22によって通常時
には閉塞する構成とされている。しかも、雨水還流孔1
6により、植物育成部に降り注いだ余分な雨水は、培養
土及び連続気泡発泡体シート15で浄化された後、還流
孔16を通って貯水タンク13に還流されるので、貯水
タンク13内の水分は増加され、灌水を行わない日数を
増加させることができる。
【0036】なお、貯水タンク13を形成する隔壁は、
FRP製のボックス本体2及び中間板11によって形成
されているので、その材質により保温性が高く、冬季に
おいても凍結のおそれが少ない。このような構造の貯水
タンク13では、−13℃の低温下においても凍結する
ことなく、植物の良好な成育を確保できるとの実験結果
が得られている。ただ、極低温下においても凍結を防止
するために、貯水タンク13の側壁に断熱材を張り付け
ることや、貯え水に植物の成育を害さない凍結剤を使用
することも考えられる。また、貯え水には、肥料等の各
種育成剤を溶解させることも考えられる。
FRP製のボックス本体2及び中間板11によって形成
されているので、その材質により保温性が高く、冬季に
おいても凍結のおそれが少ない。このような構造の貯水
タンク13では、−13℃の低温下においても凍結する
ことなく、植物の良好な成育を確保できるとの実験結果
が得られている。ただ、極低温下においても凍結を防止
するために、貯水タンク13の側壁に断熱材を張り付け
ることや、貯え水に植物の成育を害さない凍結剤を使用
することも考えられる。また、貯え水には、肥料等の各
種育成剤を溶解させることも考えられる。
【0037】次に、保持筒3について説明する。保持筒
3は、図1及び図5のごとく、内部に植物苗を保持可能
な筒部31と、この筒部31の外端部側に形成された外
フランジ32と一体的に形成されたFRP製のものであ
る。筒部31は、横植込み穴6に嵌入可能な大きさの径
に設定され、横植込み穴6からの脱落を防止すべく、ボ
ックス本体2の外周側壁に下方に傾斜した状態で挿入保
持される。すなわち、筒部31がフランジ32に対して
傾斜した状態で一体成形されている。
3は、図1及び図5のごとく、内部に植物苗を保持可能
な筒部31と、この筒部31の外端部側に形成された外
フランジ32と一体的に形成されたFRP製のものであ
る。筒部31は、横植込み穴6に嵌入可能な大きさの径
に設定され、横植込み穴6からの脱落を防止すべく、ボ
ックス本体2の外周側壁に下方に傾斜した状態で挿入保
持される。すなわち、筒部31がフランジ32に対して
傾斜した状態で一体成形されている。
【0038】この筒部31の長さは、内部に保持される
植物の根が連続気泡発泡体シート15から速やかに水分
を吸収し得る長さであればよいが、この実施例では、筒
部31の径が100mmであるのに対して、60mm程度フ
ランジ32から突出する長さに設定されている。
植物の根が連続気泡発泡体シート15から速やかに水分
を吸収し得る長さであればよいが、この実施例では、筒
部31の径が100mmであるのに対して、60mm程度フ
ランジ32から突出する長さに設定されている。
【0039】また、フランジ32は、保持筒3の着脱を
容易にするために形成されたもので、植物の植え換え時
にフランジ32をもって植物を保持筒3ごと引き抜き、
新たな植物を植え換えるために使用される。フランジ3
2の形状は、上記機能を果たすものであるならば、どの
ような形状であってもよいが、外観上からは図5のごと
く断面U字形に湾曲したものの方がよく、この湾曲した
フランジ32の一部に把持用凹部を形成してもよい。な
お、保持筒3は、この実施例においてはFRPを使用し
たが、アルミニウム製あるいはプラスチック製のものも
使用できることは勿論である。
容易にするために形成されたもので、植物の植え換え時
にフランジ32をもって植物を保持筒3ごと引き抜き、
新たな植物を植え換えるために使用される。フランジ3
2の形状は、上記機能を果たすものであるならば、どの
ような形状であってもよいが、外観上からは図5のごと
く断面U字形に湾曲したものの方がよく、この湾曲した
フランジ32の一部に把持用凹部を形成してもよい。な
お、保持筒3は、この実施例においてはFRPを使用し
たが、アルミニウム製あるいはプラスチック製のものも
使用できることは勿論である。
【0040】上記のごとく構成された植栽ボックス1に
おいて、植物を植える際には、育成ポットのまま保持筒
3に植物苗Aを差し込み、保持筒3ごとボックス本体2
の横植込み穴6に差込み挿入する。また、貯水タンク1
3には給水パイプ17の上端口部から給水し、これを中
間板11の覗き窓21から確認し、所望量の水Wを給水
したならば給水を止め、蓋板22を閉めて、連続気泡発
泡体シート15を敷く。なお、この給水作業は横植込み
植物の挿入作業後に行っても良いし、その前に行っても
よい。
おいて、植物を植える際には、育成ポットのまま保持筒
3に植物苗Aを差し込み、保持筒3ごとボックス本体2
の横植込み穴6に差込み挿入する。また、貯水タンク1
3には給水パイプ17の上端口部から給水し、これを中
間板11の覗き窓21から確認し、所望量の水Wを給水
したならば給水を止め、蓋板22を閉めて、連続気泡発
泡体シート15を敷く。なお、この給水作業は横植込み
植物の挿入作業後に行っても良いし、その前に行っても
よい。
【0041】横植込み植物Aの挿入後に、その育成ポッ
トを取り外し、次に培養土Bをボックス本体2に充填
し、上面育成部4に植物苗A1を植込み、さらに培養土
を補充して植込み作業を完了する。
トを取り外し、次に培養土Bをボックス本体2に充填
し、上面育成部4に植物苗A1を植込み、さらに培養土
を補充して植込み作業を完了する。
【0042】この植栽ボックス1を街路等に設置した場
合、図6のごとく、灌水処理を行わなくとも、貯水タン
ク13内の水が水分吸上げ機構24の線状繊維集合体2
6によって吸上げられ、湿潤性の連続気泡発泡体シート
15に保水され、培養土による重圧下においても速やか
にかつ均等にシート全面に行き渡る。従って、局部的な
過湿状態とならず、四季の環境変化に対応して年間を通
じて好適に必要な湿度が育成部10に供給され、長期間
水の補給なしで植物の育成が可能となる。
合、図6のごとく、灌水処理を行わなくとも、貯水タン
ク13内の水が水分吸上げ機構24の線状繊維集合体2
6によって吸上げられ、湿潤性の連続気泡発泡体シート
15に保水され、培養土による重圧下においても速やか
にかつ均等にシート全面に行き渡る。従って、局部的な
過湿状態とならず、四季の環境変化に対応して年間を通
じて好適に必要な湿度が育成部10に供給され、長期間
水の補給なしで植物の育成が可能となる。
【0043】特に、保持筒3によって保持された横植込
み植物Aにおいても、保持筒内端部が貫通しており、筒
部31自体が斜め下方に傾斜した状態でボックス本体2
に挿入されているので、その根は下方の連続気泡発泡体
シート15に保水された水分を十分吸収し、植物の良好
な育成が可能となる。
み植物Aにおいても、保持筒内端部が貫通しており、筒
部31自体が斜め下方に傾斜した状態でボックス本体2
に挿入されているので、その根は下方の連続気泡発泡体
シート15に保水された水分を十分吸収し、植物の良好
な育成が可能となる。
【0044】また、保持筒3が下方へ傾斜した状態であ
るからボックス本体2の外側において植物の葉部の成長
等により下方への荷重がかかったとしても保持筒3及び
横植込み植物Aがボックス本体2から脱落することがな
い。また保持筒3ごと単に横方向へ引き抜こうとしても
穴壁に引っ掛かり、容易に抜け出すことがない。
るからボックス本体2の外側において植物の葉部の成長
等により下方への荷重がかかったとしても保持筒3及び
横植込み植物Aがボックス本体2から脱落することがな
い。また保持筒3ごと単に横方向へ引き抜こうとしても
穴壁に引っ掛かり、容易に抜け出すことがない。
【0045】また、ボックス本体2の壁面には非湿潤性
の連続気泡発泡体9が配設され、その上部の露出面から
空気を導入して側部から培養土に供給するので、植物育
成部10において水分の供給のみならず、空気の流通も
良好となり、植物の良好な成育が可能となる。
の連続気泡発泡体9が配設され、その上部の露出面から
空気を導入して側部から培養土に供給するので、植物育
成部10において水分の供給のみならず、空気の流通も
良好となり、植物の良好な成育が可能となる。
【0046】しかも、貯水タンク13においては、外部
と接触する部位が本体側壁5の小径のオーバーフロー孔
28のみであり、外部との接触を極力抑えているので、
夏期等の温度上昇による貯水タンク内の水の蒸発を極力
抑え、かつタンク内壁に苔が生えるのを防止でき、また
虫等が入らず、還流孔16を介して還流する雨水も培養
土及び連続気泡発泡体シート15で浄化されてから還流
するので、水が変質することがない。従って、植物に
は、地下水とほぼ同様な水を長期間に亘って供給するこ
とができることになる。
と接触する部位が本体側壁5の小径のオーバーフロー孔
28のみであり、外部との接触を極力抑えているので、
夏期等の温度上昇による貯水タンク内の水の蒸発を極力
抑え、かつタンク内壁に苔が生えるのを防止でき、また
虫等が入らず、還流孔16を介して還流する雨水も培養
土及び連続気泡発泡体シート15で浄化されてから還流
するので、水が変質することがない。従って、植物に
は、地下水とほぼ同様な水を長期間に亘って供給するこ
とができることになる。
【0047】次に植物の植え換え時の作業について説明
すると、植え換え時には、保持筒3のフランジ32を持
って保持筒3ごと斜め上方へ引く抜く。そうすると、保
持筒3内の植物も同時に引き抜かれることになる。この
とき、横植込み穴6の近傍の培養土も引き抜かれた植物
に付着して横植込み穴6から落ちるので、培養土を横植
込み穴6から補充し、植え換え用の植物を新たな保持筒
3の筒部31に挿入保持させた状態で、横植込み穴6に
挿入する。従って、植物の植え換えはボックス本体2の
側部から保持筒3を着脱するだけでよく、上部育成部1
0の培養土を排出する必要がなく、極めて容易に植え換
え作業を行うことができる。
すると、植え換え時には、保持筒3のフランジ32を持
って保持筒3ごと斜め上方へ引く抜く。そうすると、保
持筒3内の植物も同時に引き抜かれることになる。この
とき、横植込み穴6の近傍の培養土も引き抜かれた植物
に付着して横植込み穴6から落ちるので、培養土を横植
込み穴6から補充し、植え換え用の植物を新たな保持筒
3の筒部31に挿入保持させた状態で、横植込み穴6に
挿入する。従って、植物の植え換えはボックス本体2の
側部から保持筒3を着脱するだけでよく、上部育成部1
0の培養土を排出する必要がなく、極めて容易に植え換
え作業を行うことができる。
【0048】なお、保持筒の形状等は上記実施例に限る
ものではなく、またボックス本体の形状あるいは横植込
み穴の穿孔位置も上記実施例に限定されるものではな
い。これらの一例を図7ないし図12に示す。
ものではなく、またボックス本体の形状あるいは横植込
み穴の穿孔位置も上記実施例に限定されるものではな
い。これらの一例を図7ないし図12に示す。
【0049】図7は保持筒3のフランジの他の例を示す
断面図である。この例ではフランジ32はフラット状の
ものであり、また、ボックス本体2の横植込み穴には補
強リブが存在しない例である。従って、この構造におい
ては、すでに街路等に設置された植栽ボックスについて
適用できるものであり、穿孔機によりボックス本体の外
側壁面に横植込み穴6を形成し、新たに用意した保持筒
3を差込み、側面育成部を形成すればよい。
断面図である。この例ではフランジ32はフラット状の
ものであり、また、ボックス本体2の横植込み穴には補
強リブが存在しない例である。従って、この構造におい
ては、すでに街路等に設置された植栽ボックスについて
適用できるものであり、穿孔機によりボックス本体の外
側壁面に横植込み穴6を形成し、新たに用意した保持筒
3を差込み、側面育成部を形成すればよい。
【0050】図8は保持筒の筒部の他の例を示す断面図
であり、この例においては、筒部31の長さを短くする
とともに内端部を斜めに切断したものである。この例に
おける保持筒3でも筒部下方側の周面が補強リブに引掛
かり、保持筒3の脱落を防止することができる。
であり、この例においては、筒部31の長さを短くする
とともに内端部を斜めに切断したものである。この例に
おける保持筒3でも筒部下方側の周面が補強リブに引掛
かり、保持筒3の脱落を防止することができる。
【0051】図9は保持筒の筒部とフランジの他の例を
示す断面図であり、この例においては、フランジ31を
フラット状に形成して、筒部31の長さを短くするとと
もに内端部を斜めに切断したものである。図10はこの
フラット状のフランジ付き保持筒3を利用して植物株を
植えた状態を示す断面図を示す。
示す断面図であり、この例においては、フランジ31を
フラット状に形成して、筒部31の長さを短くするとと
もに内端部を斜めに切断したものである。図10はこの
フラット状のフランジ付き保持筒3を利用して植物株を
植えた状態を示す断面図を示す。
【0052】図11は横植込み穴の穿孔位置を変更した
種々の例を示す植栽ボックスの平面図であり、(a)は
広場等において駐車区域を囲む場合等において、植栽ボ
ックス1を左右方向で密接させて配列する際に最適なも
ので、本体の前後両面に横植込み穴を形成した例を示
す。また同図(b)は建物の壁に沿って左右方向で植栽
ボックスを密接させて配列する場合に最適なもので、本
体の前面のみに横植込み穴を形成した例を示す。同図
(c)は建物の壁に沿って植栽ボックスを間隔をおいて
配列する場合に最適なもので、本体の後面を除く三面に
横植込み穴を形成した例を示す。なお、上記いずれの設
置方法にも対応できるように、ボックス本体の外側壁面
の四面の全てに横植込み穴を形成しておき、不要部分
は、この横植込み穴をフランジ付き蓋で閉塞するように
構成してもよい。
種々の例を示す植栽ボックスの平面図であり、(a)は
広場等において駐車区域を囲む場合等において、植栽ボ
ックス1を左右方向で密接させて配列する際に最適なも
ので、本体の前後両面に横植込み穴を形成した例を示
す。また同図(b)は建物の壁に沿って左右方向で植栽
ボックスを密接させて配列する場合に最適なもので、本
体の前面のみに横植込み穴を形成した例を示す。同図
(c)は建物の壁に沿って植栽ボックスを間隔をおいて
配列する場合に最適なもので、本体の後面を除く三面に
横植込み穴を形成した例を示す。なお、上記いずれの設
置方法にも対応できるように、ボックス本体の外側壁面
の四面の全てに横植込み穴を形成しておき、不要部分
は、この横植込み穴をフランジ付き蓋で閉塞するように
構成してもよい。
【0053】図12は植栽ボックスの形状の他の例を示
す平面図であり、(a)はボックス本体を多角筒状に形
成した例を、また、(b)はボックス本体を円筒形状に
形成した例をそれぞれ示す。これらは街路等の環境に応
じて種々の形状が考えられるものである。なお、図7な
いし図12においては、給水パイプ17や還流孔16あ
るいは保持筒3の筒部31等を省略した状態で記載して
おり、これらの構成部品があることは図1ないし図6に
示す実施例と同様である。
す平面図であり、(a)はボックス本体を多角筒状に形
成した例を、また、(b)はボックス本体を円筒形状に
形成した例をそれぞれ示す。これらは街路等の環境に応
じて種々の形状が考えられるものである。なお、図7な
いし図12においては、給水パイプ17や還流孔16あ
るいは保持筒3の筒部31等を省略した状態で記載して
おり、これらの構成部品があることは図1ないし図6に
示す実施例と同様である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
この発明に係る植栽ボックスによると、ボックス本体の
外周側壁に形成した横植込み穴に、植物苗を挿入保持し
た保持筒を着脱自在に装着する構成を採用したから、保
持筒ごと植物の植え換えを行うことができ、この際、内
部の培養土の排出が不要となり、植え換えの簡略化が可
能となる。
この発明に係る植栽ボックスによると、ボックス本体の
外周側壁に形成した横植込み穴に、植物苗を挿入保持し
た保持筒を着脱自在に装着する構成を採用したから、保
持筒ごと植物の植え換えを行うことができ、この際、内
部の培養土の排出が不要となり、植え換えの簡略化が可
能となる。
【0055】しかも、保持筒を外周側壁の横植込み穴に
下方に傾斜した状態で挿入したから、育成時において脱
落するのを防止でき、また培養土も横植込み穴の下壁ま
で充填すれば横植込み植物の健全な育成が可能となり、
培養土が流出することも防止できる。さらに、保持筒に
フランジを設けたので、保持筒の着脱もフランジ部を持
って容易に行うことができる。また、ボックス本体及び
保持筒をFRP製としたから、耐久性、軽量化、及び保
温性が確保できることになる。
下方に傾斜した状態で挿入したから、育成時において脱
落するのを防止でき、また培養土も横植込み穴の下壁ま
で充填すれば横植込み植物の健全な育成が可能となり、
培養土が流出することも防止できる。さらに、保持筒に
フランジを設けたので、保持筒の着脱もフランジ部を持
って容易に行うことができる。また、ボックス本体及び
保持筒をFRP製としたから、耐久性、軽量化、及び保
温性が確保できることになる。
【0056】また、ボックス本体の下部に貯水タンクを
形成し、中間板の上面に湿潤性及び流動展延性のある連
続気泡発泡体シートを敷設したから、長期間の灌水の省
力化が可能となり、かつ水分の供給が円滑に行え、上面
育成面の植物及び横植込み植物の良好な育成が可能とな
る。従って、ボックス本体が比較的大型の街路設置用で
あっても、長期間の灌水を行わなくても植物の良好な育
成が可能となる。
形成し、中間板の上面に湿潤性及び流動展延性のある連
続気泡発泡体シートを敷設したから、長期間の灌水の省
力化が可能となり、かつ水分の供給が円滑に行え、上面
育成面の植物及び横植込み植物の良好な育成が可能とな
る。従って、ボックス本体が比較的大型の街路設置用で
あっても、長期間の灌水を行わなくても植物の良好な育
成が可能となる。
【図1】この発明に係る植栽ボックスの一実施例を示す
正面図
正面図
【図2】同じく平面図、
【図3】同じく側面図
【図4】同じく保持筒の着脱状態を示す拡大断面図
【図5】同じく保持筒の斜視図
【図6】同じく植栽ボックスの植物を植えた状態を示す
斜視図
斜視図
【図7】保持筒のフランジの他の例を示す断面図
【図8】保持筒の筒部の他の例を示す断面図
【図9】保持筒の筒部とフランジの他の例を示す断面図
【図10】同じく植物株を植えた状態を示す断面図
【図11】横植込み穴の穿孔位置を示す植栽ボックスの
平面図であり、(a)は本体の前後両面に、(b)は本
体の前面のみに、(c)は本体の後面を除く三面に横植
込み穴を穿孔した状態をそれぞれ示す。
平面図であり、(a)は本体の前後両面に、(b)は本
体の前面のみに、(c)は本体の後面を除く三面に横植
込み穴を穿孔した状態をそれぞれ示す。
【図12】植栽ボックスの形状の他の例を示す平面図で
あり、(a)は多角筒状、(b)は円筒形状をそれぞれ
示す。
あり、(a)は多角筒状、(b)は円筒形状をそれぞれ
示す。
1 植栽ボックス 2 ボックス本体 3 保持筒 6 横植込み穴 10 植物育成部 11 中間板 13 貯水タンク 15 湿潤性の連続気泡発泡体シート 24 水分吸上げ機構 31 筒部 32 フランジ
Claims (7)
- 【請求項1】 上方開放面が上面育成部とされたボック
ス本体と、内部に植物苗を保持可能な保持筒とを設け、
ボックス本体の外周側壁に保持筒を嵌入可能な横植込み
穴を形成し、この横植込み穴に植物苗を保持させた保持
筒を着脱自在に装着した植栽ボックス。 - 【請求項2】 保持筒がボックス本体の外周側壁に下方
に傾斜した状態で装着された請求項1記載の植栽ボック
ス。 - 【請求項3】 保持筒の外端部に横植込み穴の孔壁に係
止するフランジを形成した請求項1又は2記載の植栽ボ
ックス。 - 【請求項4】 ボックス本体及び保持筒が繊維強化プラ
スチック製である請求項1、2又は3記載の植栽ボック
ス。 - 【請求項5】 ボックス本体を、その内部の中間板で、
上部の植物育成部と下部の貯水タンクとに区画し、中間
板の上面に湿潤性の連続気泡発泡体シートを敷設し、中
間板に貯水タンク内の水を連続気泡発泡体シート側に吸
上げる水分吸上げ機構を設けた請求項1、2、3又は4
記載の植栽ボックス。 - 【請求項6】 ボックス本体が比較的大型の街路等設置
用である請求項1、2、3、4又は5記載の植栽ボック
ス。 - 【請求項7】 比較的大型の街路等設置用ボックス本体
の外周側壁に形成した横植込み穴に、植物苗を内部に挿
入固定した保持筒を着脱自在に挿入し、ボックス本体の
側面も育成部とし、この側面育成部の植物を植え換える
際には、側面育成部の植物を保持筒ごと抜き取り、植え
換え用の植物苗付き保持筒を、横植込み穴に挿入する植
物育成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12741894A JPH07327500A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 植栽ボックス及びこれを利用した植物育成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12741894A JPH07327500A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 植栽ボックス及びこれを利用した植物育成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327500A true JPH07327500A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14959478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12741894A Pending JPH07327500A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 植栽ボックス及びこれを利用した植物育成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07327500A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060981A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Haruo Fujimoto | 大気浄化、害虫捕獲、気温緩和となる緑化装置 |
KR100771486B1 (ko) * | 2006-05-09 | 2007-10-30 | 주식회사 아이레보엔에스 | 조경용 화분 집합구조물 |
KR100852425B1 (ko) * | 2008-04-07 | 2008-08-18 | 윤영춘 | 화분용 식재구조 |
KR100890477B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2009-03-26 | 송웅호 | 실내공기 정화용 화분조립체 |
JP2011078329A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Fukuzo Ouchi | 植物栽培観賞用具 |
JP2016189710A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気清浄緑化装置およびその栽培容器 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12741894A patent/JPH07327500A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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