JP2016189710A - 空気清浄緑化装置およびその栽培容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この空気清浄緑化装置1は、植栽層2と、この植栽層2の裏側に位置する通気層3と、この通気層3に空気を送り込む送風手段4とを備える。植栽層2は、複数の栽培容器5とフレーム6とを有する。栽培容器5は、口部が植栽用開口部5aとなるカップ状とされて植栽基盤7が充填されかつ植栽用開口部5aとは別の箇所に通気・通水用開口部5bを有する。フレーム6は、前記複数の栽培容器5を、植栽用開口部5aを通気層3とは反対側に向けて挿脱可能に支持し、かつ通気層3を通過した空気を栽培容器5の通気・通水用開口部5bに通気可能でかつ外部に対して密封する。
【選択図】 図1
Description
特許文献3,4の技術は、植栽基盤を区分して入れるポケットが複数設けられているが、いずれも各ポケットはフレームと一体であって、植え替えはフレームの場所で行わなければならず、施工性の向上効果が今一つ十分でない。また、浄化が考慮されていない。
前記植栽層は、
口部が植栽用開口部となるカップ状とされて植栽基盤が充填されかつ前記植栽用開口部とは別の箇所に通気・通水用開口部を有する複数の栽培容器と、
これら複数の栽培容器を、前記植栽用開口部を前記通気層とは反対側に向けて挿脱可能に支持し、かつ前記通気層を通過した空気を前記栽培容器の前記通気・通水用開口部に通気可能でかつ外部に対して密封するフレームとを有することを特徴とする。
また、栽培容器に植物を植えることから、植栽基盤を浄化と植栽に必要な最小限の量まで削減することが可能であり、植栽基盤が減らせる分だけ装置全体を軽量化することも可能となる。植栽基盤を浄化植栽に必要な最小限の量に削減することで、植栽基盤の空気が通過する厚さを必要最小限に薄くできて、空気を送り込むための圧力を小さくでき、前記送風手段の必要な性能も低減される。
壁面緑化装置の場合、壁面に植物を植えることになるため、従来の緑化面の全面に渡り植栽基盤を設ける構成では、施工性が非常に悪く、前述の植物の植え替え時等における植栽基盤の密度低下や密度のむらの問題が大きい。しかしこの発明では、栽培容器が挿脱できる。そのため、施工性向上、植栽,植え替えに伴う植栽基盤密度の低下、密度むらの防止、およびこれによる空気の流動性低下の解消の各効果が、より一層効果的となる。
前記植栽層の前記フレーム内の部分は、非栽培部であり、空間として空けておいても良いが、通水性のある前記充填材を充填することで、例えば前記植栽層の上部に設けられたパイプ等の灌水手段から供給した灌水が、前記充填材があることで直接に落下せず、各栽培容器内の植栽基盤に案内される。前記充填材が通気性を持つことで、前記通気層の空気が前記栽培容器内に入ることを妨げず、前記充填材が形状維持性の性状を持つことで、前記栽培容器を抜き出したときに、抜き出し跡となる凹部が崩れず、その抜き出し跡に前記栽培容器を再度挿入することが容易に行える。
前記充填材は、通気性、通水性、形状維持性の性状を持つ材質であれば良く、土壌、例えば栽培容器内の土壌と同じ植栽基盤を用いても良いが、植物は植えない部分であるため、材質を自由に選定でき、例えばスポンジや、その他の連続気泡の発泡樹脂等を用いることで、軽量化を図ることができる。
通気・通水用開口部が栽培容器の植栽用開口部の近くにあると、植栽基盤内を通過する空気の流れが短絡流れとなって、前記植栽基盤に空気の浄化に寄与しない部分が多く生じる。しかし、通気・通水用開口部が栽培容器の底部に位置することで、植栽基盤のより多くの部分が空気の浄化に寄与し、効果的に空気の浄化が行われる。また、栽培容器の底部に通気・通水用開口部が存在することで、植栽基盤への灌水も効果的に行なわれる。
前記通気・通水用開口部は、前記栽培容器の周面の底部に配置することがより好ましい。周面であると、底面に設けるよりも、通気・通水用開口部を多く設けることができて、その全体の面積を大きくできる。
前記通気層に前記送風手段から送り込んだ空気は、さらに、前記植栽層における前記各栽培容器の間から栽培容器に送り込む。このとき、前記差込口と栽培容器との間に隙間が生じていると、空気が浄化されることなく外部に漏れるが、前記シール材を設けることで、漏れが生じず、栽培容器内に全て送り込まれる。
図4に、図2の前記各差込口9に各栽培容器5を差し込んで取付け、植栽基盤7に植物25を植栽した状態の一部を斜視図で示す。
前記通気・通水用開口部5bは、前記栽培容器5の周面の底部に配置することがより好ましい。周面であると、底面に設けるよりも、複数設けられる通気・通水用開口部の全体の面積を大きく設けることができる。
栽培容器5の鍔部5cとフレーム6の表面パネル6aとの間にシール材16が配置されることは、先の実施形態の場合と同様である。また、ここでは、空気浄化緑化装置1の全体や、フレーム6などその他の構成は図示しないが、これらも先の実施形態の場合と同様である。
栽培容器5の鍔部5cとフレーム6の表面パネル6aとの間にシール材16が配置されることは、先の実施形態の場合と同様である。また、ここでも、空気浄化緑化装置1の全体や、フレーム6などその他の構成は図示しないが、これらも図1〜図4に示した先の実施形態の場合と同様である。
2…植栽層
3…通気層
4…送風手段
5…栽培容器
5a…植栽用開口部
5b…通気・通水用開口部
5c…鍔部
6…フレーム
7…植栽基盤
9…差込口
10…充填材
16…シール材
Claims (6)
- 植栽層と、この植栽層の裏側に位置する通気層と、この通気層に空気を送り込む送風手段とを備え、
前記植栽層は、
口部が植栽用開口部となるカップ状とされて植栽基盤が充填されかつ前記植栽用開口部とは別の箇所に通気・通水用開口部を有する複数の栽培容器と、
これら複数の栽培容器を、前記植栽用開口部を前記通気層とは反対側に向けて挿脱可能に支持し、かつ前記通気層を通過した空気を前記栽培容器の前記通気・通水用開口部に通気可能でかつ外部に対して密封するフレームとを有する、
ことを特徴とする空気清浄緑化装置。 - 請求項1に記載の空気清浄緑化装置において、前記植栽層における、前記栽培容器の前記植栽用開口部が並ぶ面が壁面状となる空気清浄緑化装置。
- 請求項1または請求項2に記載の空気清浄緑化装置において、前記植栽層の前記フレーム内における前記栽培容器の周囲に、通気性、通水性、および形状維持性を持つ材質の充填材を充填した空気清浄緑化装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気清浄緑化装置において、前記栽培容器の前記通気・通水用開口部が前記栽培容器の底部に位置する空気清浄緑化装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の空気清浄緑化装置において、前記フレームの前記通気層とは反対側の面に、前記各栽培容器を差し込む差込口を有する正面パネルを備え、前記差込口の周囲に、前記栽培容器との間の隙間を密封するシール材を設けた空気清浄緑化装置。
- 口部が植栽用開口部となるカップ状とされて周面の底部に通気・通水用開口部を有し、かつ開口周縁に取付用の鍔部を有し、空気の浄化機能を持つ植栽基盤が内部に充填される空気清浄緑化装置用栽培容器。
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