JPWO2018193784A1 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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雄一 稲葉
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太郎 石堂
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Abstract

水耕栽培装置(100)は、養液(50)が流れる流路を構成する栽培槽(106)と、養液(50)を貯留する養液槽(108)と、養液槽(108から栽培槽(106)へ養液(50)を導く供給流路(109)と、栽培槽(106)から養液槽(108)へ養液(50)を導く排出流路(110)と、供給流路(109)および排出流路(110)を経由して養液槽(108)と栽培槽(106)との間で養液(50)を循環させるポンプ(107)と、栽培槽(106)内に設けられ、栽培槽(106)から排出流路(110)へ流れ出る養液(50)から所定の異物を除去する排出フィルタ(202)と、を備え、排出フィルタ(202)は、目詰まりした場合に、栽培槽(106)内の養液(50)の液面が所定の高さ位置よりも上側に位置まで上昇することを抑制する機能を有する。

Description

本発明は、土壌を使用することなく、植物を栽培する水耕栽培装置に関する。
従来から、養液を貯留する養液槽から植物を栽培する栽培槽へ養液を供給し、植物の根から養液を吸収させることにより植物に養分を与える水耕栽培装置の開発が行われている。このような水耕栽培装置においては、栽培槽と養液槽との間でポンプを用いて養液を循環させている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3182775号
上記した従来の水耕栽培装置においては、植物から落下した古い組織等の異物が栽培槽内に残存する。この異物が栽培槽から排出流路へ流れ込むと、排出流路が詰まる等の弊害が生じる。そのため、栽培槽から排出流路へ流れ込む養液から異物を除去する排出フィルタを栽培槽内に設けることが考えられる。しかしながら、排出フィルタに目詰まりが生じるおそれがある。排出フィルタに目詰まりが生じると、栽培槽内の養液の液面の高さが上昇する。それにより、栽培槽内で育成されている植物が養液に接触してしまう場合もある。この場合、植物に腐敗が生じるおそれがある。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、栽培槽内の排出フィルタに目詰まりが生じても、養液の液面の上昇を植物に悪影響を与えない程度に抑制することができる水耕栽培装置を提供することである。
本発明の一態様に係る水耕栽培装置は、養液が流れる流路を構成する栽培槽と、前記養液を貯留する養液槽と、前記養液槽から前記栽培槽へ前記養液を導く供給流路と、前記栽培槽から前記養液槽へ前記養液を導く排出流路と、前記供給流路および前記排出流路を経由して前記養液槽と前記栽培槽との間で前記養液を循環させるポンプと、前記栽培槽内に設けられ、前記栽培槽から前記排出流路へ流れ出る前記養液から異物を除去する排出フィルタと、を備え、前記排出フィルタは、目詰まりした場合に、前記栽培槽内の前記養液の液面が所定の高さ位置よりも上側の位置まで上昇することを抑制する機能を有する。
本発明によれば、栽培槽内の排出フィルタに目詰まりが生じても、養液の液面の上昇を植物に悪影響を与えない程度に抑制することができる。
本発明の実施の形態の水耕栽培装置の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態の排出フィルタおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態の他の例の排出フィルタおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他の例の排出フィルタおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他の例の排出フィルタおよびその周辺の構成を示す横断面図である。 本発明の実施の形態の排出フィルタおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態の流入フィルタおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 本発明のその他の実施の形態の水耕栽培装置の全体構成を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の水耕栽培装置を説明する。
各実施の形態において、同一の参照符号が付されている部位は、同一の機能を有するものとする。したがって、特に必要がなければ、同一参照符号が付された部位の機能の説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100は、多段式のラック200を備えている。多段式のラック200のそれぞれの段には、栽培槽106が載置されている。本実施の形態の水耕栽培装置100は、土壌を使用せずに植物10を栽培する。植物10は、根菜類の一例のジャガイモであるものとする。植物10は、塊茎11と、塊茎11から延びる主茎12と、主茎12の地下部から延びる根13と、主茎12の地上部に形成された葉14と、を有している。
水耕栽培装置100は、電源ボックス300の電源を利用して、照明部101に光を植物10へ照射させ、また、後述されるポンプ107を駆動する。植物10の葉14は、照明部101から照射された光によって光合成を行う。照明部101と植物10との間には、照明部101の熱による悪影響を抑制しながら、照明部101の光を透過させる透明の熱抑制板(図示せず)が設けられていることが好ましい。
さらに、水耕栽培装置100は、地上空間102において、植物10の主茎12の地上部の高さのほぼ中間の位置を横切るように、ラック200の縦桟に固定された横バー150と横バー150に沿って水平方向に延びる中間照明部151とを備えている。ラック200と横バー150とはアルミニウム等の熱伝導率の高い金属で形成されている。そのため、中間照明部151が発した熱は、横バー150からラック200へ伝導される。したがって、中間照明部151が発する光に基づく植物10の光合成の促進を実現しながら、中間照明部151が発する熱を外部へ拡散させることができる。その結果、中間照明部151が発する熱が植物10へ与える悪影響を抑制して、植物10の成長を促進させることができる。
水耕栽培装置100は、栽培槽106を備えている。植物10が栽培されているときは、栽培槽106は、その内部に養液50を貯留している。植物10の塊茎11は、網目状の保持部105によって保持されており、植物10の根13は、保持部105の網目を通過して養液50まで至っている。ただし、保持部105は、板状部の一部に根13が通過する多数の貫通孔を有するものであってもよい。この構成によれば、植物10は、養液50を吸収して成長することができる。養液50はポンプ107によって供給流路109を経由して複数の栽培槽106のそれぞれに供給される。
栽培槽106は、その上端開口の近傍に取り付けられた仕切部103を備えている。仕切部103は、植物10の地上部が成長する地上空間102と、植物10の地下部が成長する地下空間104とを区分している。地下空間104は、仕切部103と栽培槽106とによって囲まれている。一方、地上空間102は開放されており、植物10の葉14は、ラック200の棚の下面に設けられた照明部101および横バー150の下面に設けられた中間照明部151から発せられた光を受けて、光合成を行う。
水耕栽培装置100は、栽培槽106、養液槽108、供給流路109、排出流路110、ポンプ107、および養液量調節部120を備えている。養液量調節部120は、本実施の形態では、流量を一定に維持する弁である。なお、図1では、2つの栽培槽106が上下方向に並べられている例が示されているが、3以上の栽培槽106が上下方向に並べられてもよい。
本実施の形態においては、複数の栽培槽106は、異なる高さ位置に設けられている。複数の栽培槽106のそれぞれは、養液50が流れる流路の一部を構成している。養液槽108は、栽培槽106に供給される養液50を貯留している。供給流路109は、養液槽108から複数の栽培槽106のそれぞれへ養液50を導く。排出流路110は、複数の栽培槽106のそれぞれから養液槽108へ養液50を導く。複数の栽培槽106のから排出流路110へ至る流路のそれぞれに排出フィルタ202が設けられている。排出流路110から養液槽108へ至る流路に流入フィルタ301が設けられている。
ポンプ107は、養液槽108内に設けられ、養液槽108と複数の栽培槽106のそれぞれとの間で、供給流路109および排出流路110を経由して、養液50を循環させる。複数の養液量調節部120のそれぞれは、供給流路109の幹流路109aから分岐した複数の枝流路109bのそれぞれに設けられ、枝流路109bを流れる養液50の流量を調節する。つまり、複数の養液量調節部120は、複数の枝流路109bに1対1対応で設けられている。複数の養液量調節部120は、複数の枝流路109bを流れる量同士が同一にするバルブである。排出流路110においては、栽培槽106から排出された養液50が、複数の枝管110aを流れ、その後、幹管110bで合流する。養液50は、排出流路110の幹管110bから養液槽108へ流れ込む。
そのため、複数の栽培槽106の高さ位置が異なっていることに起因して複数の枝流路109bのそれぞれを流れる養液50に生じる圧力同士の間に差が生じても、単位時間あたりにほぼ同一の量の養液50を複数の栽培槽106へ供給することができる。ただし、複数の養液量調節部120は、複数の栽培槽106での植物10の栽培に適しているのであれば、複数の栽培槽106のそれぞれへ供給される養液50の流量を異なるように調整してもよい。つまり、複数の養液量調節部120は、複数の栽培槽106のそれぞれへ供給される養液50の流量が複数の栽培槽106の高さに依存して決定されてしまうことを防止できるものであれば、いかなるものであってもよい。言い換えると、複数の養液量調節部120は、複数の栽培槽106のそれぞれへ流れ込む養液50の流量をどのような態様で調整してもよい。
図2に示されるように、栽培槽106は、養液50が流れる流路を構成し、養液50を排出する排出口110Xを有する。排出口110Xから排出流路110へ養液50が流れ込む。排出口110Xの上流には、排出フィルタ202が設けられている。
排出フィルタ202は、目詰まりした場合に、栽培槽106内の養液50の液面が所定の高さ位置よりも上側の位置まで上昇することを抑制する機能を有する。所定の高さ位置は、養液50が、栽培槽106内の植物10に悪影響を与えない程度の高さ位置である。所定の高さ位置は、たとえば、養液50の液面が塊茎11および塊茎11から延びる地下茎に新たに形成された塊茎(図示せず)に接触しない程度の高さ位置であってもよい。所定の高さ位置は、たとえば、保持部105からある程度の距離だけ下方の位置であってもよい。なお、所定の高さ位置の基準位置は、本実施の形態においては、栽培槽106の底面の位置である。
排出フィルタ202は、本実施の形態においては、上下方向に延びる膜構造である。排出フィルタ202と排出口110Xとの間の位置202aには、養液50が排出流路110へ流れ込むように、フィルタが存在しない。
図2および図3から分かるように、本実施の形態においては、排出口110Xが栽培槽106の内側面に設けられているため、排出フィルタ202は、栽培槽106の対向する内側面同士を接続する平板状の壁のように設置されている。本実施の形態においては、排出フィルタ202は、栽培槽106の底面から上方へ延びるように配置されている。
ただし、図4に示されるように、排出フィルタ202は、円筒の周面を中心軸に沿った平面で切った形状を有していてもよい。図示されていないが、上下方向に延びる膜構造としての排出フィルタ202は、角筒の周面を角筒が延びる方向に沿った平面で切った形状を有していてもよい。
また、図5および図6に示されるように、排出口110Xが栽培槽106の底面に設けられ、枝管110aが栽培槽106の下側面から下方に延びるように設けられている場合には、上下方向に延びる膜構造としての排出フィルタ202は、円筒構造であってもよい。図5および図6に示される栽培槽106および枝管110aを有する構造において、排出フィルタ202は、角筒の周面に沿った形状を有していてもよい。
つまり、排出フィルタ202を構成する上下方向に延びる膜構造は、排出フィルタ202が目詰まりした場合には、養液50が膜構造の上端を乗り越えて、排出流路110へ流れ込む形状を有していれば、いかなるものであってもよい。養液50は、排出フィルタ202の植物10の根の側から排出フィルタ202を経由して排出フィルタ202の排出口110Xの側へ流れ込む。排出フィルタ202は、栽培槽106から排出流路110へ流れ込む養液50から所定の異物を除去する。
そのため、排出フィルタ202が目詰まりしても、破線矢印で示されるように、排出フィルタ202と排出口110Xとの間の位置202aから排出流路110へ養液50が流れ込む。それにより、排出フィルタ202の上端よりも上方に養液50が上昇することが抑制される。したがって、排出フィルタ202と排出口110Xとの間の位置202aよりも高い位置にある保持部105上で栽培されている塊茎11が養液50に浸ることはない。したがって、養液50に長時間塊茎11が浸っていることに起因した塊茎11の腐敗が抑制される。
図7に示されるように、水耕栽培装置100は、栽培槽106、養液槽108および流入フィルタ301を備えている。養液槽108は、排出流路110を流れる養液50を流入させる流入口110Yを有する。流入フィルタ301は、流入口110Yから養液槽108内へ流れ込む養液50が通過する位置に設けられている。流入フィルタ301は、養液50から前述の排出フィルタ202によって除去される所定の異物よりも小さな特定の異物を除去する。つまり、流入フィルタ301は、排出フィルタ202より小さい網目を有しており、排出フィルタ202によって除去され得ない小さな特定の異物を除去することができる。
本実施の形態においては、流入フィルタ301は、流路を完全に塞ぐように設けられているが、養液50を通過させる。流入フィルタ301は、通常使用されているフィルタであり、養液50が流れる方向に垂直な平面に沿って設けられた平面膜構造を有している。しかしながら、流入フィルタ301が流路を完全に塞ぐように設けられているのであれば、流入フィルタ301の形状および配置等はいかなるものであってもよい。
そのため、流入フィルタ301によって排出フィルタ202では除去できない小さな特定の異物が養液槽108へ流れ込むおそれを低減することができる。また、排出フィルタ202の目詰まりに起因して栽培槽106の中で養液50の液面が保持部105上の塊茎11に接触する程度にまで上昇するおそれを低減することができる。
排出フィルタ202は、流入フィルタ301に比較して目が粗いため、詰まりにくい。したがって、排出フィルタ202に比較して流入フィルタ301を高い頻度で交換すれば、排出フィルタ202の目詰まりに起因して栽培槽106の中で養液50が植物10に接触する高さ位置まで上昇することを防止することができる可能性が高まる。これによれば、複数の栽培槽106にそれぞれ複数の排出フィルタ202が設けられているが、1つの養液槽108に1つの流入フィルタ301のみが設けられているため、水耕栽培装置全体でのフィルタ交換のための負担が軽減される。
(実施の形態2)
本実施の形態の水耕栽培装置100は、図8に示されるように、養液50が、1つの養液槽108と1つの栽培槽106との間で、1つの排出流路1100と1つの供給流路1090とを経由して循環するものである。養液量調節部120は、供給流路1090に設けられている。本実施の形態のラック200は、実施の形態1のラック200と比較して、1段少ない。このような水耕栽培装置100においても、栽培槽106および養液槽108内には、それぞれ、実施の形態1の排出フィルタ202および流入フィルタ301が設けられている。そのため、上記の実施の形態1の水耕栽培装置100の排出フィルタ202および流入フィルタ301により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
以下、実施の形態の水耕栽培装置100の特徴的構成およびそれにより得られる効果を述べる。
水耕栽培装置100は、栽培槽106、養液槽108、供給流路109、排出流路110、ポンプ107、および排出フィルタ202を備えている。栽培槽106は、養液50が流れる流路を構成する。養液槽108は、養液50を貯留する。供給流路109は、養液槽108から栽培槽106へ養液50を導く。排出流路110は、栽培槽106から養液槽108へ養液50を導く。ポンプ107は、供給流路109および排出流路110を経由して養液槽108と栽培槽106との間で養液50を循環させる。排出フィルタ202は、栽培槽106内に設けられ、栽培槽106から排出流路110へ流れ出る養液50から所定の異物を除去する。排出フィルタ202は、目詰まりした場合に、栽培槽106内の養液50の液面が所定の高さ位置よりも上側の位置まで上昇することを抑制する機能を有する。
上記の構成によれば、栽培槽106内の排出フィルタ202に目詰まりが生じても、養液50の液面の上昇を植物10に悪影響を与えない程度に抑制することができる。
(2) 排出フィルタ202は、養液50の高さ方向に延びる膜構造であり、養液50が膜構造の上端を乗り越えて排出流路110へ流れ込むように配置されていてもよい。
これによれば、簡単な構成で、栽培槽106内の養液50の液面が所定の高さ位置よりも上側の位置まで上昇することを抑制する
(3) 水耕栽培装置100は、養液槽108内に設けられ、排出流路110から養液槽108へ流れ込む養液50から所定の異物よりも小さな特定の異物を除去する流入フィルタ301をさらに備えていることが好ましい。
これによれば、流入フィルタ301によって排出フィルタ202では除去できない小さな異物が養液槽108へ流れ込むおそれを低減することができる。
(4) 栽培槽106は、互いに異なる高さ位置に設けられた複数の栽培槽106であってもよい。供給流路109は、養液槽108から複数の栽培槽106のそれぞれへ養液50を導くように、幹流路109aと幹流路109aから分岐した複数の枝流路109bとを有していてもよい。複数の枝流路109bには、それぞれ、複数の栽培槽106のそれぞれへ流れ込む養液50の流量を調節する複数の養液量調節部120が設けられていてもよい。これによれば、上下方向に並べられた複数の栽培槽106のそれぞれへ供給される養液50の量がそれぞれの栽培槽106の高さに依存することに起因して生じる弊害を避けることができる。
(5) 複数の養液量調節部120は、複数の栽培槽106のそれぞれへ流れ込む養液の流量同士を同一にすることが好ましい。これによれば、複数の栽培槽106の高さ位置が異なっていることに起因して複数の枝流路109bのそれぞれを流れる養液50に生じる圧力同士の間に差が生じても、単位時間あたりにほぼ同一の量の養液50を複数の栽培槽106へ供給することができる。
本出願は、2017年4月21日に出願された日本出願の特願2017−084400号に基づく優先権を主張し、当該日本出願に記載された全ての記載内容を参照によって援用するものである。
50 養液
100 水耕栽培装置
106 栽培槽
107 ポンプ
108 養液槽
109,1090 供給流路
109a 幹流路
109b 枝流路
110,1100 排出流路
120 養液量調節部
202 排出フィルタ
301 流入フィルタ

Claims (5)

  1. 養液が流れる流路を構成する栽培槽と、
    前記養液を貯留する養液槽と、
    前記養液槽から前記栽培槽へ前記養液を導く供給流路と、
    前記栽培槽から前記養液槽へ前記養液を導く排出流路と、
    前記供給流路および前記排出流路を経由して前記養液槽と前記栽培槽との間で前記養液を循環させるポンプと、
    前記栽培槽内に設けられ、前記栽培槽から前記排出流路へ流れ出る前記養液から所定の異物を除去する排出フィルタと、を備え
    前記排出フィルタは、目詰まりした場合に、前記栽培槽内の前記養液の液面が所定の高さ位置よりも上側の位置まで上昇することを抑制する機能を有する、水耕栽培装置。
  2. 前記排出フィルタは、前記養液の高さ方向に延びる膜構造であり、前記養液が前記膜構造の上端を乗り越えて前記排出流路へ流れ込むように配置されている、請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記養液槽内に設けられ、前記排出流路から前記養液槽へ流れ込む前記養液から前記所定の異物よりも小さな特定の異物を除去する流入フィルタをさらに備えた、請求項1または2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記栽培槽は、互いに異なる高さ位置に設けられた複数の栽培槽であり、
    前記供給流路は、前記養液槽から前記複数の栽培槽のそれぞれへ前記養液を導くように、幹流路と前記幹流路から分岐した複数の枝流路とを有し、
    前記複数の枝流路には、それぞれ、前記複数の栽培槽のそれぞれへ流れ込む前記養液の流量を調節する複数の養液量調節部が設けられた、請求項1〜3のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  5. 前記複数の養液量調節部は、前記複数の栽培槽のそれぞれへ流れ込む前記養液の流量を同一にする、請求項4に記載の水耕栽培装置。
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