本発明の目的は、上記のような従来の問題点を解決するためのものであって、垂直壁に設置される植物空気清浄器で使われる植物が植栽されるポットを提供することにある。
本発明の他の目的は、植物空気清浄器で空気浄化を植物が植栽された土壌を空気が通過することによりなされるようにし、特に植物の根で起こる作用を最大に活用できるようにすることにある。
本発明の更に他の目的は、植物空気清浄器で植物の取替がより容易になされるようにすることにある。
本発明の更なる他の目的は、植生土をポットの内部の所定の空間内に位置させて垂直壁に沿って位置させることができるようにし、かつ植物の根は上記植生土に位置し、植物の幹と葉はポットの外部にあるようにすることにある。
本発明の更に他の目的は、垂直壁の緑化のための植生土が内部に備えられるポットを垂直壁に一層易しく、かつ固く固定できるようにするポット支持枠組を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明による垂直壁用ポットによれば、本発明は、第1及び第2連結バーが所定の角度で連結されて土壌が位置する内部空間が形成され、一面に多数個の本体フィルタ孔が形成されたポット本体と、上記ポット本体の内部空間を遮蔽するものとして第1及び第2連結バーが所定の角度で連結されて構成され、上記本体フィルタ孔と対応する位置にカバーフィルタ孔が形成され、上記カバーフィルタ孔の間に植物が通過する植生孔が形成されるカバーと、上記内部空間に詰められた土壌と上記ポット本体の本体フィルタ孔、そして上記カバーのカバーフィルタ孔を貫通して設置されて吸入された室内空気を浄化して通過させるマルチフィルタを含む。
上記マルチフィルタは、上記ポット本体の内部空間にある土壌内に設置されるものであって、第1筒体バーと第2筒体バーとが互いに所定の角度を有するように連結されて、両端が開放された筒形状に作られた支持筒体と、上記支持筒体の内部に設置されるものであって、第1ケースバーと第2ケースバーとが互いに所定の角度を有するように連結されて両端が開放された筒形状に作られ、内部に第1フィルタリング部が備えられるフィルタリングケースを含む。
上記支持筒体の外面には放射方向に延びて上記内部空間に位置した土壌内にあるようになる分散バーがさらに備えられる。
上記フィルタリングケースの内の空気流動経路には、上記第1フィルタリング部より裏側に微生物フィルタリング部が備えられる。
上記フィルタリングケースの内部には空気が流動する方向に直交するように多数個の分散羽が空気流動方向に列をなして設置される。
上記支持筒体を囲むように基材に微生物が含まれた微生物シートが備えられる。
上記分散羽は、羽軸に一列に配置され、上記羽軸の一端部にある固定レグが上記フィルタリングケースに固定されて設置される。
本発明によるマルチフィルタによれば、本発明は、第1筒体バーと第2筒体バーとが互いに所定の角度を有するように連結されて両端が開放された筒形状に作られた支持筒体と、上記支持筒体の内部に設置されるものであって、第1ケースバーと第2ケースバーとが互いに所定の角度を有するように連結されて両端が開放された筒形状に作られ、内部に第1フィルタリング部が備えられるフィルタリングケースを含む。
上記支持筒体の外面には放射方向に延びるように分散バーが多数個備えられる。
上記支持筒体には支持筒体を囲んで基材に微生物が含まれた微生物シートがさらに備えられる。
上記フィルタリングケースの内の空気流動経路には、上記第1フィルタリング部より裏側に微生物フィルタリング部がさらに備えられる。
上記フィルタリングケースの内部には空気が流動する方向に直交するように多数個の分散羽が空気流動方向に列をなして設置される。
上記分散羽は、円板形状となり、直径が互いに異なるものが交互に配置される。
本発明による垂直壁用ポットによれば、本発明は、本体フレームに第1及び第2連結バーが連結されて網形態の壁体を形成し、最も面積の広い一面が開放されて形成される本体と、上記本体の開放された一面を遮蔽するように上記本体に締結されるものであって、カバーフレームに第1及び第2連結バーが連結されて網形態の壁体を形成して構成されるカバーと、上記本体とカバーとの互いに対応する位置に各々形成されて重なって結合される本体固定具及びカバー固定具を含み、上記カバーには縁部を第1リングが形成する多数個の植生孔が備えられて上記本体の内部に備えられた植生土に植栽された植物が外部に突出するようにする。
上記本体は、平たい六面体形状に垂直壁に設置される時、上部に向ける面に内部の植生土に水を供給する潅水孔がさらに形成される。
上記植生孔のうちの一部は、上記第1リングより大径の第2リングが連結バーにより連結されて構成され、上記連結バーを切断して上記第1リングを除去することにより第1リングにより形成される植生孔より相対的に大径の植生孔を作ることができる。
上記本体固定具とカバー固定具は、上記本体とカバーの両端に各々備えられるが、本体とカバーの両端に各々備えられる本体固定具とカバー固定具の高さが互いに異になって、隣接する本体固定具及びカバー固定具と結合時に、1つのねじにより締結される。
上記本体固定具とカバー固定具は、各々本体とカバーに一体に形成された延長片と上記延長片に直交するように突出し、ポット支持枠組に結合される結合片から構成される。
上記ねじは、互いに隣接するポットの本体固定具とカバー固定具を同時に貫通してポット支持枠組に締結されるが、両側のポットに掛止される掛止板が両端に備えられ、両端の上記掛止板を連結し、上記ねじが貫通する締結部が備えられた締結ブラケットが上記ねじにより同時に締結される。
本発明によるポット支持枠組によれば、本発明は、底板の上端縁部と下端縁部に沿って上側壁と下側壁が形成され、上記底板の両端縁部に沿って上記上側壁と下側壁に各々端部が連結される端部壁が形成されて構成される支持枠組胴体と、上記支持枠組胴体の底板に鉛直方向に突出するように形成される垂直区画壁により区画されてポットが固定されて安着されるポット安着部と、上記ポット安着部の底面に突出するように形成されて上記ポットの隅を支持して上記ポット安着部の底面とポットとの間に所定の隙間を形成する安着台を含む。
上記ポット安着部には、上記ポットの中間部に該当する位置に沿って隙間リブが形成されるが、上記隙間リブの高さは上記安着台に凹入するように形成された安着面の高さと等しく形成される。
上記隙間リブにはリブ開口部が形成され、上記下側壁には下部開口部が形成されて水が流動するようにする。
上記上側壁と並んで延びるように水平区画壁が上記底板に形成されて上記ポット安着部の上部に水管が位置する水管通過部を形成する。
上記水平区画壁には潅水開口部が形成されて、上記水管通過部を通過する管から伝えられた水が上記ポット安着部のポットに伝えられるようにする。
上記水管通過部の両端に該当する上記端部壁には管用開口部が形成されて隣接するポット支持枠組の間で管が延びるようにする。
本発明による垂直壁用ポット及びこれに使われるマルチフィルタ及びポット支持枠組では、次のような効果を得ることができる。
まず、本発明のポットは内部に土壌が位置する所定の空間が備えられて植物の根部分に位置し、植物はポットの外部に突出しているので、多数個のポットを配置すれば植物空気清浄器を容易に構成できるようになり、メインテナンスも容易になされる効果がある。
本発明のポットは、植物が育つ土壌層と空気が循環する空気移動経路とを分離して、室内の空気を浄化するに当たって、植物が植栽された土壌と空気が接触する面積が極大化されるので、植物の根の作用を活用した空気浄化がよりよくなされる効果を得ることができる。
そして、本発明のポットは、植物が植えられる土壌がポットの内部に位置するので、ポットが垂直に立設できるようになるので、植物空気清浄器の設置に必要な室内底の面積が最小化される効果もある。
本発明のポットに設置されるマルチフィルタには、空気浄化作用をする微生物がある微生物シートが備えられるので、空気浄化がよりよくなされ、必要時にはフィルタ維持筒からフィルタ部を分離して取り替えることができるので、空気浄化効果を極大化させることができる効果がある。
本発明のポットは、本体とカバーの各々の本体フレームとカバーフレームに連結された第1連結バーと第2連結バーが各々互いに所定の角度で合うように連結されて壁体を構成するので、ポットの内部に植生土を効果的に位置させながらも通気性及び排水性が良くなり、所定サイズの植生孔をカバーに形成して植物がポットの外部に出るようにしたので、ポットの内部の植生土を使用して植物を効果的にポットで生育できるようにすることができる。
本発明では、植生孔を形成するリングを分離可能にしたので、植物のサイズによって植生孔のサイズを多様にすることができるので、多様な植物をポットで生育させることができるようになる効果もある。
本発明では、本体とカバーをウルトラヴァイオレットポリエチレンで作ったので、紫外線に対する耐久性が良く、柔軟性に優れて、ポット支持枠組に固定する作業が容易であり、多様な色相の演出が可能であり、養液に対する耐化学性に優れるようになる効果がある。
そして、本発明のポット支持枠組は、その内部に多数個のポットを固定して垂直壁に設置されるものであって、垂直壁に設置された取付レールに沿って多数個が順次に設置されて垂直壁にポットを固定させることができるようにする。したがって、本考案ではポット支持枠組の内部のポットを部分的に取り替えるか、ポット支持枠組を取り替えることにより全体垂直壁で必要な部分のみを取り替えることができるようにする。したがって、垂直壁の緑化状態をより容易にメインテナンスできるようになる効果がある。
本発明のポット支持枠組は、内部に多数個の鉛直仕切りを設けてポット間を区画するので、防根と防水作用があるので、ポットの間で植物の根が互いに影響を及ぼさないようになって、植物間の競合が発生しなくなるので、緑化がより効率的に遂行される効果がある。
そして、本発明のポット支持枠組は、建物の垂直壁に設置されてポットと垂直壁との間の相互作用がないようにするので、垂直壁が形成された建物や構造体にはポットの植物またはポットの水分が影響を及ぼさないようになって、建物や構造体の耐久性を高めることができる。
また、本発明のポット支持枠組にはポット固定突起があるので、ねじを使用して装飾品などの固定が可能であり、また水管通過部に形成された空間を使用して多様な装飾が可能になる効果もある。
そして、本発明のポット支持枠組の内面にはポットとポット支持枠組との間に所定の空間が形成されるようにして、排水性及び断熱効果を十分に高めたので、ポットの植物がよりよく生育できるようになる効果がある。
そして、垂直壁が建物の壁面の場合には、本発明のポット支持枠組が建物壁体で一種の断熱材の役割をするようになって、建物の断熱効果を高めるようになる効果を得ることができる。
また、都心の建物の壁面にポット支持枠組を使用して緑化を行うようになれば、都心地の熱島効果を減らすことができる効果を期待することができる。
以下、本発明による垂直壁用ポット及びこれに使われるマルチフィルタ及びポット支持枠組の好ましい実施形態を添付した図面を参考して詳細に説明する。
まず、図1を参考して本発明のポットが使われる一例である植物空気清浄器の構成を簡単に説明する。
植物空気清浄器には取付壁1が備えられるが、上記取付壁1は建物の底に対して直交するように延びる。勿論、上記取付壁1が建物の底に対して直交しなくて傾斜するように延びることもできる。しかしながら、この場合には植物空気清浄器が相対的に建物の底で占める面積が広くなるので好ましくない。
上記取付壁1の後方には流動路3が形成される。上記流動路3は取付壁1を通過した空気が集められて流動する部分である。したがって、上記取付壁1は以下に説明されるポット20を設置することができるように構成されると共に、空気が通過できるように貫通孔(図示せず)が形成されることが好ましい。
上記流動路3の内にはファン3′が設置されて室内の空気がポット20を貫通して流動路3を流動できるようにする。上記流動路3の端部には排出管5が設置されるが、上記排出管5を通じてはポット20を経ながら浄化された空気が室内空間に排出される。
上記取付壁1の下部には排水部7が設置される。上記排水部7の内部には排水土壌8が詰められており、上記排水土壌8は水抜けの良いものを使用することが好ましい。上記排水土壌8は水抜けが必ず良くなければならないものではなく、植えられた植物Pの種類によって異にならなければならない。
上記排水部7に連結されて水貯蔵タンク9が備えられる。上記水貯蔵タンク9は植物空気清浄器で使われる水が臨時に集められる部分である。即ち、上記排水部7を過ぎて来た水が臨時に貯蔵できる。
上記水貯蔵タンク9には、必要時には外部からも水が供給される。上記水貯蔵タンク9の水は給水ポンプ10により加圧されてポット20に伝えられる。ポット20への水供給のために給水管11が上記水貯蔵タンク9から取付壁1の上部に延びている。上記給水管11に上記給水ポンプ10が設置される。
ここで、上記取付壁1に設置されるポット20の構成を図面を参考して詳細に説明する。上記ポット20は、一般的に合成樹脂を射出成形して作るものである。上記ポット20の骨格をポット本体21が形成するが、これは平たい六面体形状に面積が最も広い面のうちの1つが開放されて内部空間22が形成されている。上記ポット本体21は、多数個の第1連結バー23と第2連結バー24が連結されて構成される。勿論、ポット本体21の全体が第1連結バー23と第2連結バー24のみで構成されるものではないが、略横方向と縦方向に延びるバーによりポット本体21が作られる。
上記第1及び第2連結バー23、24は、互いに所定の角度で交差するように連結される。本実施形態では、上記第1及び第2連結バー23、24が互いに直交するように連結されて上記ポット本体21の壁体を格子形態に形成する。上記第1及び第2連結バー23、24が互いに直交するように連結されながら形成する格子形態を有する四角形は本実施形態で多様なサイズを有する。勿論、全体的に正方形が多いが、矩形も適切に混ざっている。上記第1及び第2連結バー23、24で構成される格子形態の壁体がポット本体21の内部空間22の内に土壌sが維持されるようにしながらも、通気性と潅水性、または排水性(以下、潅水性に統一)を良くする。
上記ポット本体21の両側面には本体固定具26が形成される。上記本体固定具26は以下に説明されるカバー30との結合のためのものである。即ち、以下に説明されるカバー固定具42と結合されるものである。上記本体固定具26の具体的な構成は、便宜上省略する。
上記ポット本体21の底には多数個の本体フィルタ孔28が形成される。上記本体フィルタ孔28は上記ポット本体21の底を貫通して形成されるものであって、以下に説明されるカバーフィルタ孔40と対応する位置に形成される。
上記ポット本体21にはカバー30が取り付けられて上記内部空間22を遮蔽する。上記カバー30は本実施形態で四角形の板状に形成される。上記カバー30は、上記ポット本体21の開放された部分の形状に対応する形状に作られるものであるので、上記本体21の開放された部分の形状が変われば、カバー30の形状も変わる。
上記カバー30は、その枠をカバーフレーム32が形成する。上記カバーフレーム32は四角形状のものであって、上記ポット本体21の入口に該当する部分を囲むことができるように構成される。上記カバーフレーム32に連結されるように多数個の第1及び第2連結バー34、36が備えられる。上記第1及び第2連結バー34、36は、上記カバーフレーム32に連結されるように構成されるが、上記第1及び第2連結バー34、36同士は互いに所定の角度を有するように連結される。本実施形態では、上記第1及び第2連結バー34、36が互いに直交するようになってカバーフレーム32の内側に形成される壁体が格子形態を有するようにする。ポット本体21で説明したように、上記カバー30の第1及び第2連結バー34、36も多様な形態の四角形を形成するようにすることができる。
上記カバー30には多数個の植生孔38とカバーフィルタ孔40が形成される。上記植生孔38とカバーフィルタ孔40は多様な形態に配列できる。図3の(b)には植生孔38とカバーフィルタ孔40が異なる形態に配列されたものが図示されている。参考に、上記カバーフィルタ孔40が植生孔38の間に位置するように形成されることが好ましい。
上記カバー30の両端には各々カバー固定具42が備えられる。上記カバー固定具42は、上記本体固定具26と結合できるように形状と寸法が作られる。即ち、上記カバー30が上記ポット本体21に安着して結合されれば、上記カバー固定具42と本体固定具26とは互いに重なって一体となる。参考に、上記ポット本体21とカバー30との締結のためには、別途の掛止段のような構造を設けることができる。
上記ポット20の内部、即ち内部空間22には土壌sが詰められる。上記土壌sには植物Pが植えられる。上記植物Pは、上記土壌sに植えられた状態で上記植生孔38を通じて外部に抜け出してあるようになる。
一方、上記ポット20で、上記本体フィルタ孔28とカバーフィルタ孔40、そして内部空間22の土壌sを貫通してはマルチフィルタ50が設置される。上記マルチフィルタ50の構成は、図6に図示されている。マルチフィルタ50の最外側を支持筒体52が形成する。上記支持筒体52は、本実施形態で両端に開放された円筒形状となっている。しかしながら、上記支持筒体52は多様な形態の両端に開放された筒形状となることができる。
上記支持筒体52は、第1筒体バー54と第2筒体バー56とが互いに交差して格子形態を有するように形成される。上記第1筒体バー54と第2筒体バー56は、本実施形態で互いに直交するようになっているが、多様な角度で合うように作られることができる。このように、第1及び第2筒体バー54、56が連結されて支持筒体52が作られるようにすることで、支持筒体52の内外部に空気が通過できるようになる。
上記支持筒体52の外面には分散バー58が放射方向に突出して形成される。上記分散バー58は、上記土壌sの内に入って位置する。上記分散バー58は、土壌sとの間に若干の隙間があるようにして、空気が土壌sのうちの微生物と互いによく接触できるようにする。上記分散バー58は、上記支持筒体52の外面全体を囲んで形成される。
上記支持筒体52を囲むように微生物シート59が設置できる。上記微生物シート59は必ず使用しなければならないものではないが、微生物シート59があることによって空気浄化作用がよりよくなされることができる。上記微生物シート59は、例えば基材である繊維に空気浄化をする微生物を置いたものである。上記微生物シート59は、上記支持筒体52の外面、即ち上記第1筒体バー54と第2筒体バー56の外面に密着するように設置されて上記分散バー58が貫通するようになる。
上記支持筒体52の内部にはフィルタリングケース60が位置する。上記フィルタリングケース60の外径は上記支持筒体52の内径と等しいか若干小さくなるものが好ましい。上記フィルタリングケース60は、上記支持筒体52の内部空間の形状と対応する形状である。即ち、上記フィルタリングケース60の外面が上記支持筒体52の内面に密着するように作られる。上記フィルタリングケース60もその長手方向両端が開放されている。
上記フィルタリングケース60も第1ケースバー62と第2ケースバー64とが互いに交差して格子形態を有するように作られる。上記第1及び第2ケースバー62、64も多様な角度で合うようになることができる。このように、第1ケースバー62と第2ケースバー64とが互いに交差するようになって、フィルタリングケース60を作るようになるので、空気がフィルタリングケース60の内外部によく流動できる。
上記フィルタリングケース60の入口には第1フィルタ部66がある。上記第1フィルタ部66は、空気中の相対的に大きい異質物を濾してくれるものである。例えば、メッシュ網や空気が通過できる布などが使用できる。
上記フィルタリングケース60の内部後端には微生物フィルタ部68が設置される。上記微生物フィルタ部68は上記微生物シート59と類似するものであって、基材に微生物があるようにして空気が通過しながら微生物により浄化作用がなされるようにするものである。
参考に、上記第1フィルタ部66と微生物フィルタ部68の設置位置は、上記フィルタリングケース60の内ではどこでも関係ないが、空気の流動方向から見ると、設置順序は第1フィルタ部66が微生物フィルタ部68より前方にあることが好ましい。
一方、上記フィルタリングケース60の内部にはフィルタリングケース60の内部で流動する空気が土壌s側によく伝達できるようにするために、多数個の分散羽70がある。上記分散羽70は、上記フィルタリングケース60の内部で空気が流動する方向に直交する方向に所定の面積を有するように形成される。上記分散羽70は円板形状のものが好ましい。上記分散羽70は、空気をフィルタリングケース60の内面方向に案内して土壌s側に伝えられるようにする役割をする。
このような分散羽70は、本実施形態で多数個がフィルタリングケース60の長手方向に延びた羽軸72に順次に備えられる。図示された実施形態では、上記分散羽70のサイズが異なるものが交互にあるようになっている。上記分散羽70の間の間隔は、空気の流動を考慮して設定することが好ましい。上記分散羽70は、その両端の幅が上記フィルタリングケース60の内径よりは小さく形成されている。上記分散羽70は、空気の流動方向に傾斜するように作られることもできる。
上記分散羽70が備えられた羽軸72の一端部には連結レグ74が多数個備えられて、上記フィルタリングケース60に羽軸72が固定されるようにする。上記羽軸72が上記フィルタリングケース60に連結レグ74により固定されることは本発明の要旨ではないので、詳細な説明は省略するが、例えば一体に射出成形できる。
次に、図9から図16を参考して更に他の形態のポットの構成を説明する。本実施形態のポット100は、前述した植物空気清浄器でも使われることができ、建物外部の垂直壁などの緑化のためにも使われることができる。
本実施形態のポット100は、合成樹脂材質で射出成形された本体110が外観を形成する。上記本体110は平たい六面体形状に面積が最も広い面のうちの1つが開放されている。上記本体110は、骨格となる本体フレーム112に各々多数個の第1連結バー114と第2連結バー116が連結されている。上記本体フレーム112は、本実施形態の場合、本体110の各面の縁部に沿って備えられるものであって、本体110の上端部に四角形状があり、下端部にも四角形状があり、これら四角形状の隅を連結するようにバー形状がある。
上記第1及び第2連結バー114、116は、互いに所定の角度で交差するように連結される。本実施形態では、上記第1及び第2連結バー114、116が互いに直交するように連結されて上記本体110の壁体を格子形態に形成する。上記第1及び第2連結バー114、116が互いに直交するように連結されながら形成する格子形態の四角形は、本実施形態で多様なサイズを有する。勿論、全体的に正方形が多いが、矩形も適切に混ざっている。上記第1及び第2連結バー114、116で構成される格子形態の壁体が本体110の内部に植生土が維持されるようにしながらも、通気性と潅水性、または排水性(以下、潅水性に統一)を良くする。
上記本体110の一側面には潅水孔118が形成される。上記潅水孔118は、上記本体110の内部に水を供給するための部分である。上記潅水孔118は、上記本体110を形成する壁体のうち、最も面積の狭い面に形成されるが、ポット100が以下に説明されるポット支持枠組200に取り付けられる時、上部に行くようになる面に形成される。
上記本体110の両側面には本体固定具120が形成される。上記本体固定具120は、上記本体110の一側壁体に略板形状に一体形成された延長片122と、上記延長片122で直交するように突出した結合片124で構成される。上記結合片124にはねじ162の締結のための締結孔(図面符号なし)が形成されている。
上記本体固定具120は上記本体110の両側面に各々備えられるが、図12に示すように、上記結合片124の位置、より詳しくは、結合片124の高さが互いに異なるようになる。即ち、図面を基準に左方の結合片124が右方の結合片124より高い位置にある。これは、隣接するポット100を互いに共に結合するためのものである。即ち、上記本体固定具120はポット100が設置されるポット支持枠組200(図14参考)に2つのポット100が同時に設置されて互いに結合されるが、一方のポット100の左方の結合片124と他方のポット100の右方の結合片124とが互いに重なるように置かれて結合される。このようにすることによって、隣接するポット100を1つのねじ162によりポット支持枠組200に結合できるようになる。
次に、上記本体110の開放された部分を遮蔽するカバー130が備えられる。上記カバー130は、本実施形態で四角形の板状に形成される。上記カバー130は、上記本体110の開放された部分の形状に対応する形状に作られるものであるので、上記本体110の開放された部分の形状が変われば、カバー130の形状も変わる。
上記カバー130は、その枠をカバーフレーム132が形成する。上記カバーフレーム132は四角形状からなるものであって、上記本体110の開放された部分の縁部を形成する本体フレーム112の部分を囲むことができるように構成される。即ち、上記本体フレーム112で、本体110の開放された部分の縁部を形成する本体フレーム112の外面を囲むことができるようにカバーフレーム132の内面寸法が形成される。上記カバーフレーム132の内面には、上記本体110の本体フレーム112の上端に掛止される掛止段133が突出して形成される。上記掛止段133は、その外面が曲面に形成されて上記本体110の本体フレーム112の外面を円滑に乗り越えて掛止できるようにする。上記掛止段133は、上記カバーフレーム132の内面に沿って多数個が所定の間隔を置いて配置される。上記掛止段133が掛止される上記本体フレーム112の部分は他の部分より相対的に外側に突出している。勿論、上記掛止段133が掛止される掛止溝が上記本体フレーム112の外面に凹入するように形成されることもできる。
一方、上記カバー130を本体110に締結するために、上記掛止段133の代りに、図15に図示された結合片133′を使用することができる。上記結合片133′は上記カバー130の下面から突出するが、上記カバーフレーム132の内面と所定間隔を置いて対向するように形成される。上記カバーフレーム132と結合片133′との間の間隔は、上記本体110の上端に沿って備えられる本体フレーム112の厚さと等しくなる。上記結合片133′は板状に形成されるものであって、その先端には上記カバーフレーム132の内面に向けるように掛止段133″が形成される。上記掛止段133″は上記本体フレーム112の内面で本体フレーム112に掛止されて本体110にカバー130が固く結合されるようにする。
上記カバーフレーム132に連結されるように多数個の第1及び第2連結バー134、136が備えられる。上記第1及び第2連結バー134、136は、上記カバーフレーム132に連結されるように構成されるが、上記第1及び第2連結バー134、136同士は互いに所定の角度を有するように連結される。本実施形態では、上記第1及び第2連結バー134、136が互いに直交するようになって、カバーフレーム132を形成する壁体が格子形態になるようにする。本体110で説明したように、上記カバー130の第1及び第2連結バー134、136も多様な形態の四角形を形成するようにすることができる。
上記カバー130には、多数個の第1植生孔138及び第2植生孔140が形成される。上記第1植生孔138及び第2植生孔140は、所定の直径を有する第1リング139、141を備える。そして、上記第2植生孔140は上記第1リング141より大径の第2リング141′を備える。上記第1リング141と第2リング141′との間は連結バー143により互いに連結される。上記連結バー143は、上記第1リング141の外径面と上記第2リング141′の内径面とを互いに連結するようになる。上記連結バー143は、少なくとも4個以上が備えられる。ここで、上記第1リング141を上記連結バー143を分離することにより除去すれば、上記第2植生孔140を上記第2リング141′が形成するので、その直径が相対的に第1植生孔138より大きくなる。
上記カバー130の両端には、各々カバー固定具146が備えられる。上記カバー固定具146は、上記本体110の本体固定具120と対応する位置に形成される。上記カバー固定具146と本体固定具120とは互いに結合できるように形状と寸法が作られる。即ち、上記カバー130が上記本体110に安着して結合されれば、上記カバー固定具146と本体固定具120とは互いに重なって一体となる。
上記カバー固定具146も延長片148及び結合片150で構成されるが、上記結合片150は上記延長片148の先端に直交するように延びる。上記カバー130で両端の結合片150の高さが互いに異なるように形成される。上記カバー固定具146の延長片148には補強片149が形成されるが、上記補強片149は上記結合片150とも連結される。上記延長片148の両端に上記補強片149が所定の角度で合うように一体となり、これと同時に上記結合片150とも所定の角度で合うように一体となる。
次に、図17から図22を参考して上記ポットが設置されるポット支持枠組の好ましい実施形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態のポット支持枠組200は、骨格を支持枠組胴体210が形成する。上記支持枠組胴体210は合成樹脂材質であって、より詳しくは、バルクモールディングコンパウンド(Bulk Molding Compound)で作られる。このような材質は高強度であり、また耐久性及び耐衝撃性が非常に優れて、多様な色相演出が可能である。そして、上記バルクモールディングコンパウンドは、熱伝導率が低いので断熱効果が優れて、温度による植物への影響がなくなる特徴もある。
上記支持枠組胴体210は底板212が板形状に備えられ、上記底板212は垂直壁の前面にその背面が設置される。上記支持枠組胴体210は上記垂直壁に垂直方向に延びるように設置された、例えば断面が‘H’字の形鋼のような取付レール(図示せず)に両端が挿入されて固定される。即ち、取付レールが両端に備えられて上記支持枠組胴体210の両端が取付レールに各々挿入されて設置され、一対の取付レールに多数個の支持枠組胴体210が順次に挿入されて設置される。
上記底板212の縁部に沿って、支持枠組胴体210の上端には上側壁214が突出して形成され、上記支持枠組胴体210の下端には下側壁216が突出して形成される。上記下側壁216には下部開口部216′が多数個形成される。上記下部開口部216′は以下に説明される各々のポット安着部230に1つずつ形成される。しかしながら、必ずポット安着部230の1つに1つの下部開口部216′が形成されなければならないものではなく、1つ以上が形成されればよい。
上記上側壁214と下側壁216とを連結するように上記底板212の両側縁部に沿っては端部壁218が各々形成される。上記端部壁218と上側壁214及び下側壁216とが互いに連結される隅部分は曲面に形成されることが好ましい。これは、上記支持枠組胴体210の隅が曲面になれば、取付レールの内部に挿入することがより容易であるためである。
上記上側壁214、下側壁216、及び両側の端部壁218により上記支持枠組胴体210の内部には所定の空間が形成される。上記支持枠組胴体210の内部に形成される空間には上記上側壁214に隣接して並んで備えられる水平区画壁220により水管通過部222が区画されて形成される。上記水管通過部222は、上記上側壁214と水平区画壁220により上記支持枠組胴体210の上端に区画されて形成される。また、上記水管通過部222は多数個の管支持リブ224により区画される。上記管支持リブ224は、上記水管通過部222に設置される管を支持する役割をするものである。このために、上記管支持リブ224の上端には管安着溝226が略半円形状に形成される。
上記支持枠組胴体210には、上記端部壁218と並んで形成される多数個の垂直区画壁228が突出して形成される。上記垂直区画壁228と上記水平区画壁220とはその高さが上記上側壁214、下側壁216、及び端部壁218に比べて相対的に低くなる。勿論、上記上側壁214、下側壁216、及び端部壁218は、同一な高さとなる。本実施形態で、上記垂直区画壁228は総4個が形成されるが、上記垂直区画壁228と端部壁218、下側壁216、及び上記水平区画壁220により、総5個のポット安着部230が形成される。上記ポット安着部230には、本実施形態で各々2つずつのポット20、100が安着する。
上記ポット安着部230は、上記ポット20、100のサイズに合うようにその寸法が設計されるが、上記ポット安着部230には多数個の安着台232が突出して形成される。上記安着台232は上記底板212から突出しているが、上記ポット20、100の4隅に該当する部分に各々突出して形成される。本実施形態では、1つのポット安着部230に2つのポット20、100が安着するので、総8個の安着台232が形成される。しかしながら、本実施形態では隣接した安着台232を一体にして総6個の安着台232が備えられる。
上記安着台232には各々ポット20、100の隅が安着する安着面233が凹入するように形成される。上記安着面233は、上記ポット安着部230の中央側に向ける各々の安着台232の2辺を含むように形成される。したがって、上記ポット20、100は実際に上記安着面233の高さだけ上記底板212と間隔を置いて設置される。上記安着面233は必ず形成されなければならないものではないが、上記安着面233が凹入するように形成されれば、ポット20、100が安着面233に安着しながらその設置位置が流動せずに固定できるようになる。
また、上記ポット安着部230には各々のポット20、100の中間部分に対応するように隙間リブ234が突出して形成される。上記隙間リブ234は、上記ポット20、100のサイズが大きくなければ必ず必要なものではない。しかしながら、上記隙間リブ234は、上記ポット20、100の腹膨れ現象が発生することを止めて上記ポット20、100と底板212との間に隙間が一定に維持できるようにする。上記隙間リブ234は上記底板212から突出して形成されるが、その高さは上記安着台232の安着面233の高さと同一である。上記隙間リブ234の両端部は各々端部壁218と垂直区画壁228、各々垂直区画壁228に連結される。
また、上記隙間リブ234にはリブ開口部234′が形成される。上記リブ開口部234′は過剰給水が発生した場合に、上記ポット安着部230の内部を通じた排水が円滑になることができるようにする。上記リブ開口部234′は本実施形態で1つの隙間リブ234に2個所ずつ形成されているが、それに限定されるものではなく、1つ以上が形成されればよい。
上記垂直区画壁228には締結ボス236が形成される。上記締結ボス236は、上記垂直区画壁228に一体に形成されるものであって、上記垂直区画壁228の両面に突出するように形成され、その長手方向の中心が上記垂直区画壁228の中心にあるようになる。上記締結ボス236には締結孔237が形成される。上記締結孔237は、上記ポット20、100を上記締結ボス236に締結するためのねじ(図示せず)が締結される部分である。
以下、上記のような構成を有する本発明によるポット及びこれに使われるマルチフィルタとポット支持枠組が使われることを詳細に説明する。
図8を参考して空気の浄化が起こることを説明する。本発明の実施形態のポット20、100は、取付壁1に取り付けられている。勿論、上記取付壁1にポット20、200が直接取付されるか、上記ポット支持枠組200によりポット20、100が取付できる。
上記取付壁1は、上記ポット20、100の本体フィルタ孔28から出た空気が通過できるように少なくとも本体フィルタ孔28と対応する部分が開放されている。したがって、上記空気ファン3′が動作されれば、室内の空気は上記植物pとポット20を通過して上記流動路3に入る。勿論、上記ポット100を取付壁1に取り付けた場合には、これを通じては空気が通過する経路がないので、その部分を通じては空気の流動が起こらない。
上記植物pとポット20を空気が通過する過程で空気の浄化がなされる。これは、上記植物pの葉などが行う作用により空気が浄化され、上記ポット20を通過しながら植物pの根及び土壌sの微生物、そしてマルチフィルタ50により浄化がなされる。
即ち、上記マルチフィルタ50の内部に空気が入ると、まず上記第1フィルタリング部66を通過しながら相対的にサイズの大きい異質物が濾される。例えば、髪の毛、ホコリなどがあることがある。
上記第1フィルタリング部66を空気が通過したら、上記フィルタリングケース60と支持筒体52を通じて上記土壌sと空気が接触するようになる。勿論、上記支持筒体52を覆いかぶせている微生物シート59の微生物とも空気が接触して空気浄化作用が起こるようになる。
特に、上記分散羽70は上記フィルタリングケース60の内部を流動する空気を上記微生物シート59と土壌sの方に案内して空気浄化作用がより円滑に起こるようにする。
一方、上記微生物フィルタリング部68を通過する過程でも微生物により空気浄化作用が起こるようになる。このように浄化がなされた空気は上記流動路3に伝えられて排出管5を通じてまた室内に伝えられる。
ここで、上記マルチフィルタ50が上記ポット20のポット本体21の内部の土壌sに固く固定されることは上記分散バー58が土壌sの内に深く打ち込まれているためである。そして、上記分散バー58は上記土壌sの内の微生物が上記マルチフィルタ50の方に案内されるようにしたり、空気が上記土壌sの内に案内されるようにする役割をする。
本発明のポット20を空気が通過しながら浄化がなされることは、次の通り説明できる。即ち、植物による空気浄化は大別して微生物によるものと植物放出物質によるものである。
まず、微生物による空気浄化は葉と根にある微生物が汚染物質を吸収して除去するによりなされる。ここで、葉に吸収された汚染物質は光合成の代謝産物に用いられ、土壌sの内に吸収されたものは根部分の微生物またはマルチフィルタ50にある微生物により除去される。一方、植物から出る陰イオン、香り、酸素、水分など、多様な植物放出物質は空気を快適にさせて室内環境を改善する。
一方、図9及び図10に説明されているポット100は、前述した植物空気清浄器でも使用できるだけでなく、垂直壁緑化用にも使用できる。本実施形態のポット100は、本体110の内部に植生土を詰めた状態で上記カバー130を上記本体110に締結して内部の植生土が外部に出ないようにする。上記カバー130は、上記掛止段133が本体110の本体フレーム112に掛止され、上記カバー固定具146が本体固定具20と一緒にポット支持枠組に締結されることによりカバー130が固く本体110に固定される。
このように、本体110にカバー130が結合されれば、上記第1及び第2連結バー(114、116)(134、136)が形成する網形態の壁体により植生土が外部に排出されないながらも潅水性と通気性を維持できるようになる。
上記植生土には植物が植栽されるが、上記植物は上記第1及び第2植生孔138、140を通じて外部に出るようになる。上記第1及び第2植生孔138、140は、上記第1リング139、141がその縁部を形成するが、上記第1リング139、141の直径は第2リング141′の直径より小さいので、相対的に小さな植物を植栽する時に使用する。相対的に大きい植物を植栽する場合には、上記第1リング141を連結バー143を切断することにより除去して、第2リング141′が第2植生孔140の縁部を形成するようにする。このようにすることで、全体的に相対的に大きい植物をポットに植栽できるようになる。
上記ポット100は、図14に示すようなポット支持枠組200の内部に取り付けられる。上記ポット100の本体固定具120とカバー固定具146が隣接したポット100のそれと共に上記ポット支持枠組200にねじ162により締結されて固定される。この際、上記本体固定具120とカバー固定具146はポット100の両端に備えられたものが互いに高さが異なって、隣接するポット100の本体固定具120とカバー固定具146とは互いに重なるように置かれて、これによって上記ポット支持枠組200にポット100が取り付けられた時、前面、即ち上記カバー130が全体的に同一な平面上にあるようになる。
そして、上記ポット支持枠組200は開放された前面が垂直壁の前方に向けるように設置され、これに上記ポット100が取り付けられて上記カバー130の植生孔138、140は垂直壁の前方に向けるようになって、これを通じて出た植物が垂直壁を緑化するようにする。
上記ポット支持枠組200に設置されたポット100は、その上部、即ち上記潅水孔118が形成された部分が重力方向の上部に向けるようになる。このようにされることによって、ポット支持枠組200を通過する管から供給を受けた水が上記潅水孔118を通じてポットの内部に入って植生土に伝達されることによって持続的に水が供給できるようになる。
一方、図16に2つのポットを同時に締結するに当たって、締結ブラケット164を使用するものが図示されている。即ち、上記ポット支持枠組200に2つのポット100を締結するに当たって、締結ブラケット164を使用する。上記締結ブラケット164は‘U’字形状の締結部166の両側に掛止板168が備えられて構成される。上記締結部166の中央を貫通してねじ162が通過し、上記ねじ162がポット支持枠組200に締結されることによって上記掛止板168が両側のポットのカバー130の縁部に掛止される。このようになれば、ねじ162と締結ブラケット164が二重にポットを締結するので、ポットの締結状態がより固くなる。
次に、図17に図示された上記ポット支持枠組200について説明する。上記ポット支持枠組200は、垂直壁に垂直方向に多数個が対を成して設置される取付レールの間に挿入されて設置される。上記取付レールは、垂直壁に高さ方向に多数個の列を成して配置され、上記取付レールの間にポット支持枠組200が順次に設置されて垂直壁の全体にポット支持枠組200が設置される。上記ポット支持枠組200は、その支持枠組胴体210の両端が各々上記取付レールに掛止されて設置される。このようになれば、上記支持枠組胴体210の内部が垂直壁の前方に向けて開放されて位置する。
上記支持枠組胴体210の水管通過部222とポット安着部230には、各々水管(図示せず)とポット20、100が設置される。上記水管通過部222には水管の他にも光ファイバーや照明のための配線などを設置することができる。
上記ポット20、100は、上記支持枠組胴体210のポット安着部230にその4隅が上記安着台232の安着面233に安着する。したがって、上記ポット20、100はその4隅が安着台232の安着面233に位置して固定されて任意に流動できなくなる。
上記ポット20、100の内部には植生土があり、上記植生土に植物が植えられているので上記ポット20、100が上記ポット安着部230に設置された状態で上記植物が育つようになれば、垂直壁の緑化がなされる。
上記ポット20、100が上記支持枠組胴体210のポット安着部230に設置された状態で上記ポット20、100の背面と上記ポット安着部230の内面との間には所定の間隔が形成される。これは、上記ポット20、100の4隅が上記安着台232の安着面233に安着し、上記隙間リブ234の上に安着するためである。
したがって、上記ポット20、100と支持枠組胴体210の底板212との間には所定の隙間が形成される。上記隙間には空気が詰められて夏季には通気性を確保してポット20、100にある植物の生育を良好にする。上記隙間に備えられた空気は冬季には保温性を高めて、上記ポット20、100にある植物の根が冷害に見舞われないようにする。そして、上記隙間は上記ポット20、100が植物空気清浄器で使用する時はポット20の後方で空気が流動する経路を形成することもできる。
そして、上記ポット20、100と底板212との間の隙間は水が多過ぎるように供給された時、排水がより円滑になるようにする役割をする。即ち、上記ポット20、100と底板212との間の隙間、上記リブ開口部234′、そしてまた上記ポット20、100と底板212との間の隙間、そして上記下側壁216の下部開口部216′を通じて水が流動して下部に排出できるようにする。
一方、上記水平区画壁220の潅水開口部220′を通じては上記水管通過部222を通過する水管から伝えられる水が通過されて上記ポット20、100に供給されるようにする。参考に、上記水管は上記管用開口部222′を通じて隣接する支持枠組胴体210に延びる。
上記ポット20、100が上記ポット安着部230に全て安着した状態で時間が経過して上記ポット20、100にある植物が育つようになれば、緑化がなされる。このために、上記ポット20、100に持続的に水を供給する。即ち、上記水管を通じて供給された水は上記水管通過部222で上記潅水開口部220′を通じてポット20、100に伝えられる。上記ポット20、100に伝えられた水は植物の生育のために使われる。
次に、上記ポット20、100のうち、いずれか1つの植物が正しく育たなかったり、ポット20、100の一部が損傷されれば、問題のあるポット20、1000のみを分離して取り替えることができる。これは、上記締結ボス236に締結されたねじを分離し、該当するポット20、100を取り出して、他のポット20、100を取り付けてねじにより締結ボス236に締結すればよい。
本発明の権利範囲は、前述した実施形態に限定されず、請求範囲に記載されたことにより定義され、本発明の技術分野で通常の知識を有する者が請求範囲に記載された権利範囲内で多様な変形と改作を行うことができることは自明である。
例えば、図示された実施形態では上記微生物シート59が上記支持筒体52の外面を囲んで設置されると記載されているが、上記支持筒体52の内面を囲んで設置されることもできる。
そして、上記本体110の形状は必ず平たい六面体形状である必要はない。上記本体110は多様な形状に作られることもできる。
そして、上記ポット100の両側に各々形成される本体固定具120とカバー固定具146の結合片124、150の高さが必ず相異する必要はなく、同一な高さであるが、互いに異なる位置にいて各々が別途にポット支持枠組に結合されるようにすることもできる。しかしながら、このようにする場合、必要なねじ162の個数が多くなり、工数が多くなる問題がある。
また、上記水管通過部222が必ず上記水平区画壁220と上側壁214との間に形成されなければならないものではない。上記上側壁214の上部に該当する位置に管が通過できる構成を作っても関係なく、上記水管通過部222を別途に形成しなくてポット20、100の間間に管を通過させるようにすることもできる。