JPH1063574A - キャッシュメモリ付プロセッサ - Google Patents

キャッシュメモリ付プロセッサ

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JPH1063574A
JPH1063574A JP8217476A JP21747696A JPH1063574A JP H1063574 A JPH1063574 A JP H1063574A JP 8217476 A JP8217476 A JP 8217476A JP 21747696 A JP21747696 A JP 21747696A JP H1063574 A JPH1063574 A JP H1063574A
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JP
Japan
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memory
cache memory
data
external
cpu
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JP8217476A
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Inventor
Yukio Sugimura
幸夫 杉村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU、外部メモリ、およびキャッシュメモ
リを備えた情報装置において、CPUのオーバーヘッド
が少なくかつCPUの実行中のプログラムによるキャッ
シュメモリアクセスとの競合が問題にならない外部メモ
リからキャッシュメモリへのデータのプリフェッチを行
なうプロセッサを提供する。 【解決手段】 DMA機能付外部I/Fユニット5が、
CPU1が先の段階で処理するデータを予測し、それら
データをCPU1制御の入出力手段とは独立して外部メ
モリ13からキャッシュメモリ3に連続して転送するこ
とによってCPU1のオーバーヘッドの少ないキャッシ
ュメモリ3へのデータのプリフェッチを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU、外部メモ
リ、およびキャッシュメモリを備えたプロセッサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいて、システム全体の
処理速度を上げるための有効な手段の一つとしてキャッ
シュメモリが広く使用されている。従来のキャッシュメ
モリ付きプロセッサの動作の一例を以下に説明する。
【0003】図3に従来のキャッシュメモリ付プロセッ
サを用いたシステム構成を簡単に示す。図3おいて、3
1は従来のプロセッサである。プロセッサ31の要素と
して、32はCPU、33は命令キャッシュメモリ、3
4はデータキャッシュメモリ、35は内部バスである。
36は外部バス、37は外部メモリであり、プロセッサ
31は外部バス36により外部にある外部メモリ37と
接続されている。
【0004】次に従来のキャッシュメモリ付プロセッサ
の一般的な動作について簡単に説明する。CPU32は
必要とするデータがキャッシュメモリ33に存在する場
合、キャッシュメモリ33から内部バス35を介してデ
ータを読み出す。必要とするデータがキャッシュメモリ
33に存在しない場合、外部メモリ37から内部バス3
5と外部バス36を介してデータを読み出すと同時にキ
ャッシュメモリ33へそのデータを書き込む。次回CP
U32は同じデータを必要としたときにはキャッシュメ
モリ33からデータを読み出す。一般にCPU32とキ
ャッシュメモリ33との間の入出力のスピードは、CP
U32と外部メモリ37との間の入出力のスピードより
速いため、データ転送に必要なCPU32の待ち時間は
短縮できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成に
おいては、CPU32があるデータを必要とした段階で
キャッシュメモリ33の内容の確認が行われ、キャッシ
ュメモリ33内に必要なデータが無い場合にはその度
に、外部メモリ37からデータが読み出され、同時にキ
ャッシュメモリ33にそのデータを書き込む必要があっ
た。その間のCPU32の待ち時間はシステム全体の効
率の上から問題があった。また従来はキャッシュメモリ
33のヒット率を上げるためにデータの先取り(以下、
プリフェッチと記す)を行なうシステムがあるが、CP
U32のオーバーヘッドになり、またCPU32の実行
中のプログラムによるキャッシュメモリアクセスとプリ
フェッチによるキャッシュメモリアクセスが競合するこ
とによる処理効率の低下が問題となっていた。
【0006】そこで、本発明は、CPUのオーバーヘッ
ドが少なくかつCPUの実行中のプログラムによるキャ
ッシュメモリアクセスとの競合が問題にならないキャッ
シュメモリと外部メモリのデータ入出力手段を提供し、
キャッシュメモリへのデータのプリフェッチを行なうこ
とができるプロセッサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、CPU、外部メモリ、キャッシュメモ
リ、および外部インタフェースユニットを備えたプロセ
ッサにおいて、前記外部インタフェースユニットが、前
記外部メモリとのデータ入出力手段、前記キャッシュメ
モリとのデータ入出力手段、前記CPUが先の段階で処
理するデータの前記外部メモリでのアドレスを指定する
手段、およびそれら指定された前記アドレスのデータを
前記CPU制御の入出力手段とは独立して前記外部メモ
リと前記キャッシュメモリ間で入出力する手段を備え、
前記キャッシュメモリと前記外部メモリとの間のダイレ
クトアクセスメモリ機能により前記CPUが処理するデ
ータを前記キャッシュメモリに先取りする。
【0008】かかる構成により、外部メモリからキャッ
シュメモリへのデータのダイレクトメモリアクセス転送
によるプリフェッチを実現する。
【0009】前記本発明のプロセッサにおいては、キャ
ッシュメモリが命令キャッシュとデータキャッシュから
なることが好ましい。この手段により、命令とデータの
それぞれの処理、参照の特性に沿ったプリフェッチとす
ることができ、一層の効率的処理ができる。
【0010】上記手段により外部インタフェースユニッ
トはCPUとは競合しないキャッシュメモリとの入出力
手段を持つが、さらに、キャッシュメモリが複数個のブ
ロックからなり、各ブロック毎に独立した入出力手段を
備え、前記外部インタフェースユニットが、前記CPU
の前記キャッシュメモリのあるブロックへの入出力中に
おいては、前記キャッシュメモリの別のブロックへの書
込みをする手段とを備えることが好ましい。この手段に
より、外部インタフェースユニットがCPUとはアクセ
スが競合することなくキャッシュメモリブロックへの入
出力を行なうことができる。
【0011】さらに、CPUが必要とするデータがキャ
ッシュメモリに存在しない場合に、外部インタフェース
ユニットのダイレクトメモリアクセス機能を一時停止さ
せ、CPUの制御により外部メモリからデータを読み込
む手段を備えることが好ましい。この手段により、CP
Uの外部メモリアクセスを優先させることができ、CP
Uの処理効率の低下を防止することができる。
【0012】さらに、リセットからの復帰時に、外部イ
ンタフェースユニットが、CPUが先の段階で処理する
データの外部メモリでのアドレスを指定する手段とし
て、CPUからの設定を待たずにシステム立ち上げおよ
び設定されている立ち上げ後の処理シーケンスに従って
それらデータの外部メモリでのアドレスを指定すること
が好ましい。この手段により、リセット復帰時に設定さ
れている処理を外部メモリから連続してキャッシュメモ
リにロードでき、CPUの処理効率を上げることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1の実施の形
態に係るプロセッサの構成図を示す。図2は、本発明の
第1の実施の形態に係わる命令キャッシュメモリの構成
をさらに詳しく示したものである。なお、以下に示す実
施例は、本発明の第1の実施例におけるキャッシュメモ
リ付プロセッサを用いたシステム構成のうち、特に命令
キャッシュメモリへの命令データ取り込みを中心に示し
たものである。データキャッシュメモリへのデータ取り
込みも同様である。
【0014】図1において、1は本発明に係わるプロセ
ッサである。プロセッサ1の要素として、2はCPU、
3は命令キャッシュメモリ、4はデータキャッシュメモ
リ、5はダイレクトメモリアクセス機能付外部インタフ
ェースユニット(以下、DMA機能付外部I/Fユニッ
トと略記する)、6は命令キャッシュメモリバスであっ
て、ダイレクトメモリアクセス機能付外部インタフェー
スユニット5と命令キャッシュメモリ3とのデータ入出
力に使用される。ここではアドレス幅が12ビットでデ
ータ幅が16ビットとする。7はキャッシュミス信号検
出回路であって、命令キャッシュメモリ3から出力され
るキャッシュミス信号を検出する。8はCPU2が命令
キャッシュメモリ3から命令データを読み出す際に使用
する内部バスAで、ここではアドレス幅が24ビットで
データ幅が16ビットとする。9は外部メモリ13との
データ入出力に使用される内部バスBで、ここではアド
レス幅が24ビットでデータ幅が16ビットとする。1
0はキャッシュミス検出信号回路7に接続されているバ
ススイッチであって、内部バスAと内部バスBとの接続
を制御する。11ははCPU2がダイレクトメモリアク
セス機能付外部インタフェースユニットを制御するため
に使用する制御線である。12は内部バスBと外部メモ
リ13とを接続する外部バス、13は外部メモリであ
る。プロセッサ1は外部バス12により外部メモリ13
に接続されている。以下、5をDMA機能付き外部I/
Fユニットと記す。
【0015】図2において、3は命令キャッシュメモリ
で、図1における命令キャッシュメモリ3にあたる。6
はキャッシュメモリバスで、図1におけるキャッシュメ
モリバス6にあたる。7はキャッシュミス検出回路であ
り、図1におけるキャッシュミス検出回路7にあたる。
8は内部バスAであり、図1における内部バス8にあた
る。21はキャッシュメモリ内にブロック構成で設けら
れている個々のキャッシュメモリブロックで、ここでは
21aから21pまで16個のブロックがある。22は
命令キャッシュブロック21内の比較器であって、アド
レスメモリ22内のフラグが1の時にアドレスメモリ2
2内の16ビットの命令データと内部バスA8のアドレ
ス上位16ビットを比較し、一致していた場合に1を出
力する比較器で、CPUが要求しているデータのアドレ
スとキャッシュメモリブロック内にあるデータを比較す
る。23は命令キャッシュブロック21内のアドレスメ
モリであって、内部バスA8のアドレス上位16ビット
に相当するデータとこの命令データが有効であることを
示すための1ビットのフラグを記憶する。24は命令キ
ャッシュブロック21内の命令データメモリであって、
16ビット幅の命令データを8ビットのアドレスで表さ
れる個数つまり256個を記憶し、内部バスA8のアド
レス下位8ビットのデータで指定される16ビット幅の
命令データを出力制御回路25に出力し、命令キャッシ
ュメモリバス6からのアドレス下位8ビットで指定され
る場所に命令キャッシュ書き込みバス6の16ビット幅
の命令データを書き込む。25は命令キャッシュブロッ
ク21内の出力制御回路であって、比較器22が一致を
検出したときに命令データメモリ24から読み出された
16ビット幅の命令データを内部バスA8に出力する。
なお命令キャッシュブロック21は16個からなるもの
とし、上記22から25は個々のキャッシュメモリブロ
ック21aから21pまでに対応してそれぞれ22aか
ら22p、23aから23p、24aから24p、25
aから25pまである。26は各命令キャッシュブロッ
ク21の比較器22が出力する信号の論理和の否定を演
算するNOR回路であり、比較器22とともにCPU2
が必要とする命令データが命令キャッシュメモリ3内部
に存在するかを判定する回路を構成する。
【0016】外部メモリ13内では000000番地か
らFFFEFF番地まではCPU2の通常の命令データ
が記憶され、FFFF00番地からFFFFFF番地ま
でには割り込み制御ルーチン、ライブラリ関数用の命令
データが記憶される。
【0017】リセット時、命令キャッシュメモリ3内の
全ての個々のアドレスメモリ23aから23p内のフラ
グは「0」にクリアされる。
【0018】リセットが解除されると、DMA機能付外
部I/Fユニット5が内部バスB9及び外部バス12を
介して外部メモリ13のFFFF00番地からFFFF
FF番地までに記憶される割り込み制御ルーチン、ライ
ブラリ関数用命令データを順次読みだし、命令キャッシ
ュメモリバス6を介して命令キャッシュメモリ3の命令
キャッシュブロック21p内の命令データメモリ24p
に書き込む。この時、命令キャッシュメモリバス6のア
ドレス上位4ビットは命令キャッシュメモリ3内の命令
キャッシュブロック21pを示すために「F」とされ
る。また、命令キャッシュメモリバス6のアドレス下位
8ビットは外部メモリ13を読み出す際に使用される外
部バス12の下位8ビットの値と同じものとされ、命令
キャッシュブロック21p内の命令データメモリ24p
への書き込み場所を示すために使用する。
【0019】この書き込みが終了した時点でDMA機能
付外部I/Fユニット5はアドレス命令キャッシュブロ
ック21p内のアドレスメモリ23pに、外部メモリ1
3のアドレス上位16ビットに相当する16ビットの命
令データ「FFFF」を書き込み、同時に命令キャッシ
ュブロック21p内のアドレスメモリ23pのフラグに
「1」を書き込む。
【0020】またDMA機能付外部I/Fユニット5
は、内部バスB9及び外部バス12を介して外部メモリ
13の000000番地から0000FF番地までに記
憶される命令データを順次読みだし、命令キャッシュメ
モリバス6を介して命令キャッシュメモリ3の命令キャ
ッシュブロック21a内の命令データメモリ24aに書
き込む。この時、命令キャッシュメモリバス6のアドレ
ス上位4ビットは命令キャッシュメモリ3内の命令キャ
ッシュブロック21aを示すために「0」とされる。ま
た、命令キャッシュメモリバス6のアドレス下位8ビッ
トは外部メモリ13を読み出す際に使用される外部バス
12下位8ビットの値と同じものとされ、命令キャッシ
ュブロック21a内の命令データメモリ24aへの書き
込み場所を示すために使用する。
【0021】この書き込みが終了した時点でDMA機能
付き外部I/Fユニット5は命令キャッシュブロック2
1a内のアドレスメモリ23aに、外部メモリ13のア
ドレス上位16ビットに相当する16ビットの命令デー
タ「0000」を書き込み、同時に命令キャッシュブロ
ック21a内のアドレスメモリ23aのフラグに「1」
を書き込む。
【0022】DMA機能付外部I/Fユニット5が行う
これらの命令キャッシュブロック21aへの上記書き込
み終了後、CPU2は処理を開始するため、内部バスA
8のアドレスに「000000」を出力する。命令キャ
ッシュメモリ3の各命令キャッシュブロック21aから
21pでは、内部バスA8に出力されたアドレスの上位
16ビットの値「0000」と各命令キャッシュブロッ
ク21aから21p内のアドレスメモリ23aから23
pの外部メモリ13のアドレス上位16ビットに相当す
る16ビットデータが一致し、かつアドレスメモリ23
aから23pのフラグが「1」になっているか、つまり
外部メモリ13内の命令データが各命令キャッシュブロ
ック内に存在するキャッシュヒットであるか、外部メモ
リ13内の命令データが各命令キャッシュブロック内に
存在しないキャッシュミスか比較器22aから22pが
判定する。今の場合、命令キャッシュブロック21aの
比較器22aのみが、キャッシュヒットを判定する。
【0023】比較器22aがキャッシュヒットを判定し
た命令キャッシュブロック21aではCPU2が内部バ
スA8に出力したアドレスの下位8ビットの値により命
令データメモリ24aから命令データを読み出し、出力
制御回路25aを介して内部バスA8に出力する。
【0024】CPU2は内部バスA8の命令データを読
み込むことにより外部メモリ13の000000番地に
記憶される命令データと同じものを得ることができる。
同様にして、CPU2は引き続き外部メモリ13の00
0001番地から0000FF番地に記憶される命令デ
ータと同じ命令データを命令キャッシュメモリ3の命令
キャッシュブロック21aから読み出していく。
【0025】CPU2は命令キャッシュメモリ3から、
外部メモリ13の000001番地から0000FF番
地に記憶される命令データと同じ内容を命令キャッシュ
メモリ3から読み出す途中において、制御線11を介し
てDMA機能付外部I/Fユニット5に、外部メモリ1
3の000100番地から0001FF番地の命令デー
タを命令キャッシュメモリ3内の命令キャッシュブロッ
ク21b内に取り込むように命令を与える。DMA機能
付外部I/Fユニット5は、CPU2からの命令を受け
て、CPU2の動作とは独立して、内部バスB9及び外
部バス12を介して外部メモリ13の000100番地
から0001FF番地までの命令データを順次読みだ
し、命令キャッシュメモリバス6を介して命令キャッシ
ュメモリ3の命令キャッシュブロック21b内の命令デ
ータメモリ24bに書き込む。
【0026】この時、命令キャッシュメモリバス6のア
ドレス上位4ビットは命令キャッシュメモリ3内の命令
キャッシュブロック21bを示すために「1」とされ
る。また、命令キャッシュメモリバス6のアドレス下位
8ビットは外部メモリ13を読み出す際に使用される外
部バス12下位8ビットの値と同じくされ、命令キャッ
シュブロック21b内の命令データメモリ24bへの書
き込み場所を示すために使用する。
【0027】この書き込みが終了した時点でDMA機能
付外部I/Fユニット5は命令キャッシュブロック21
b内のアドレスメモリ23bに、外部メモリ13のアド
レス上位16ビットに相当する16ビットの命令データ
「0001」を書き込み、同時に命令キャッシュブロッ
ク21b内のアドレスメモリ23bのフラグに「1」を
書き込む。
【0028】このように命令キャッシュメモリ3では、
CPU2による命令キャッシュメモリ21aにある命令
データの読み出しと処理が行なわれている間、DMA機
能付外部I/Fユニット5による命令キャッシュメモリ
21bに対する命令データの書き込みが同時に行なわれ
る。
【0029】CPU2は命令データの読み込みのほかに
命令データの処理が必要とされるため、連続して命令キ
ャッシュメモリ3から命令データを読み出しているわけ
ではない。また繰り返し利用される命令データが存在す
るのに対し、DMA機能付外部I/Fユニット5は連続
して外部メモリ13から命令データを読み出し、命令キ
ャッシュメモリ3に命令データを書き込む。このため、
CPU2の処理速度に対して外部メモリ13のデータ読
み出し速度が遅い場合でも、CPU2が次の段階で必要
とする命令データをあらかじめ命令キャッシュメモリ3
に取り込んでおくことができ、システム全体の性能向上
をはかることができる。
【0030】外部メモリ13がバーストモード等連続高
速読み出しに対応していればさらに確実に命令キャッシ
ュメモリ3に命令データを取り込んでおくことができ
る。
【0031】また、割り込み制御ルーチン、ライブラリ
関数等、高速な処理が必要とされる命令データを命令キ
ャッシュブロック21pに読み込んでおくことにより確
実にそのルーチンを望む速度で処理することができる。
【0032】その後、DMA機能付外部I/Fユニット
5は同様な手順でCPUが先の段階で処理する命令デー
タを外部メモリ13から命令キャッシュメモリ3の空い
ている命令キャッシュメモリブロック21c〜21oに
先取りしていく。空いている命令キャッシュメモリブロ
ックがなくなった場合、その時点で命令キャッシュメモ
リブロックにあるデータのうち、優先順位の低いデータ
のある命令キャッシュメモリブロックの当該命令データ
を破棄し、そこに先取りした命令データを書き込む。優
先順位の決め方としては従来からランダム方式、FIF
O方式、LRU方式などが広く使われている。
【0033】上記の例では、説明を簡単にするためにリ
セットからの復帰後のシステムの動作を中心に説明した
が、その後のシステムの処理においてプログラムの条件
分岐の発生、割り込みの発生、またはキャッシュミスの
発生などでCPUが命令キャッシュメモリに取り込まれ
ているデータの以外のデータを必要とした場合も、分岐
先の命令データアドレスを上記の例の000000番地
と同様に扱うことによりその後の条件分岐先などの命令
データの先取りの処理が同様に実現できる。
【0034】CPU2が必要とする命令データが命令キ
ャッシュメモリ3に存在しない場合には、各命令キャッ
シュブロック21aから21pの比較器22aから22
pがキャッシュヒットを判定せず、この判定を入力とす
るNOR回路26がキャッシュミス検出信号を出力す
る。キャッシュミス検出信号が出力されると、DMA機
能付外部I/Fユニット5は一時的に内部バスB9の使
用を中止し、バススイッチ10が内部バスA8と内部バ
スB9を接続する。これによりCPU2は直接外部メモ
リ13から必要とする命令データを得ることができる。
【0035】また、上記の例では、DMA機能付外部I
/Fユニットが外部メモリから取り込み指示とそのデー
タの外部メモリでのアドレスはCPUにより設定されて
いるが、システム立ち上げおよび立ち上げ後の処理をあ
らかじめ設定しておれば、DMA機能付外部I/Fユニ
ットはCPUからの設定を待つことなく先行して空いて
いるキャッシュメモリブロックにデータを先取りでき
る。
【0036】なお、上記実施の形態では、命令キャッシ
ュメモリバス6、内部バスA8、内部バスB9、外部バ
ス12、外部メモリ13、命令キャッシュブロック21
aから21p内のアドレスメモリ23aから23p、命
令データメモリ24aから24pのアドレス幅、データ
幅、および命令キャッシュブロック21aから21pの
数を示して説明したが、一例を示したもので他の数値で
あってもよい。
【0037】また、本実施例では、命令キャッシュメモ
リ3を中心に述べたが、データキャッシュメモリ4に対
する実施例としても、CPU2、DMA機能付外部I/
Fユニット5、命令キャッシュメモリバス6、キャッシ
ュミス検出信号回路7、内部バスA8、内部バスB9、
バススイッチ10、制御線11、外部バス12、外部メ
モリ13の動作は同様である。ただし、上記実施の形態
において、命令キャッシュメモリの場合、命令キャッシ
ュメモリブロックに空きがなくなったときはLRUなど
の優先順位づけに従い、優先順位の低い命令データをそ
のブロックから破棄するとなっているが、データキャッ
シュメモリの場合、データキャッシュメモリに読み込ん
だデータがキャッシュメモリ上でCPUにより更新され
ていないときには当該データを破棄し、更新されている
ときは外部メモリに転送して当該データの外部メモリで
の該当するアドレス部分への書き込み、つまりライトバ
ックをする必要がある。
【0038】また、本実施例では、命令キャッシュメモ
リ3、データキャッシュメモリ4およびDMA機能付外
部I/Fユニット5をプロセッサ1へのいわゆるオンチ
ップタイプとして記載したが、いわゆるオフチップタイ
プの構成としてもよい。
【0039】また、外部メモリはメインメモリとしても
よく、またオフチップタイプの2次キャッシュメモリと
してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明のキャッシュメモリ
付プロセッサによれば、DMA機能付外部I/Fユニッ
トにより外部メモリからデータをプリフェッチしてキャ
ッシュメモリ内に読み込み、効率的にキャッシュメモリ
に蓄えておくことができ、キャッシュミスを減少させる
ことができる。CPUがキャッシュメモリにアクセス中
であっても、キャッシュメモリへのDMA機能付外部I
/Fユニットによるデータ入出力ができる。
【0041】キャッシュメモリがブロック毎にDMA機
能付外部I/Fユニットとの入出力手段を備えることに
より、CPUがキャッシュメモリのあるブロックへの入
出力中においては、別のブロックへの書き込みができ、
CPUとアクセスが競合することなく、効率的なキャッ
シュへのプリフェッチができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるプロセッサを
用いたシステム構成図。
【図2】本発明の第1の実施形態における命令キャッシ
ュメモリの構成図。
【図3】従来の命令キャッシュ付プロセッサを用いたシ
ステム構成図。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 CPU 3 命令キャッシュメモリ 4 データキャッシュメモリ 5 DMA機能付外部I/Fユニット 6 命令キャッシュメモリバス 7 キャッシュミス検出信号回路 8 内部バスA 9 内部バスB 10 バススイッチ 11 制御線 12 外部バス 13 外部メモリ 21a〜21p 命令キャッシュメモリブロック 22a〜22p 比較器 23a〜23p アドレスメモリ 24a〜24p 命令データメモリ 25a〜25p 出力回路 26 NOR回路 31 プロセッサ 32 CPU 33 命令キャッシュメモリ 34 データキャッシュメモリ 35 内部バス 36 外部バス 37 外部メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU、外部メモリ、キャッシュメモ
    リ、および外部インタフェースユニットを備えたプロセ
    ッサにおいて、 前記外部インタフェースユニットが、前記外部メモリと
    のデータ入出力手段、前記キャッシュメモリとのデータ
    入出力手段、前記CPUが先の段階で処理するデータの
    前記外部メモリでのアドレスを指定する手段、およびそ
    れら指定された前記アドレスのデータを前記CPU制御
    の入出力手段とは独立して前記外部メモリと前記キャッ
    シュメモリ間で入出力する手段を備え、 前記キャッシュメモリと前記外部メモリとの間のダイレ
    クトアクセスメモリ機能により前記CPUが処理するデ
    ータを前記キャッシュメモリに先取りすることを特徴と
    するキャッシュメモリ付プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記キャッシュメモリが、命令キャッシ
    ュメモリとデータキャッシュメモリからなる請求項1に
    記載のキャッシュメモリ付プロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記キャッシュメモリが複数のブロック
    からなり、各ブロック毎に独立した入出力手段を備え、 前記外部インタフェースユニットが、前記CPUの前記
    キャッシュメモリのあるブロックへの入出力中は前記キ
    ャッシュメモリの別のブロックへの書き込みをする手段
    とを備えることにより、 前記CPUのキャッシュメモリへのアクセスと、前記外
    部インタフェースユニットのキャッシュメモリへの書き
    込みとが競合しない請求項1または2に記載のキャッシ
    ュメモリ付プロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記CPUが必要とするデータがキャッ
    シュメモリに存在しない場合に、前記外部インタフェー
    スユニットのダイレクトメモリアクセス機能を一時停止
    させ、前記CPUの制御により前記外部メモリからデー
    タを読み込む手段を備えた請求項1、2または3に記載
    のキャッシュメモリ付プロセッサ。
  5. 【請求項5】 リセットからの復帰時に、前記外部イン
    タフェースユニットが、前記CPUが先の段階で処理す
    るデータの外部メモリでのアドレスを指定する手段とし
    て、CPUからの設定を待たずにあらかじめ決められて
    いるシステム立ち上げおよび立ち上げ後の処理シーケン
    スに従って前記データの外部メモリでのアドレスを指定
    する請求項1、2または3に記載のキャッシュメモリ付
    プロセッサ。
JP8217476A 1996-08-19 1996-08-19 キャッシュメモリ付プロセッサ Pending JPH1063574A (ja)

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JP8217476A JPH1063574A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 キャッシュメモリ付プロセッサ

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JP8217476A JPH1063574A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 キャッシュメモリ付プロセッサ

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