JPH1060114A - 鉄化合物を用いるポリチオールおよびポリエンの貯蔵−安定性の1パーツ系空気活性化される配合組成物 - Google Patents

鉄化合物を用いるポリチオールおよびポリエンの貯蔵−安定性の1パーツ系空気活性化される配合組成物

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JPH1060114A
JPH1060114A JP9140843A JP14084397A JPH1060114A JP H1060114 A JPH1060114 A JP H1060114A JP 9140843 A JP9140843 A JP 9140843A JP 14084397 A JP14084397 A JP 14084397A JP H1060114 A JPH1060114 A JP H1060114A
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Brendan Kneafsey
ブレンダン.クニアフシー
Rory Barnes
ロリー.バーンズ
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    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気(酸素)に短時間さらすことによって活
性化後、空気の存在下または不存在下で硬化する配合組
成物を提供する。 【解決手段】 可溶性鉄化合物を含有する活性剤システ
ムを用いるポリチオールおよびポリエンの一成分系の空
気活性された貯蔵安定性配合組成物。その組成物は、下
記構造式: を有する化合物を含まず、オキシム化合物のない、また
ペルオキシドまたは空気の不存在下で、ペルオキシドを
形成するペルオキシド先駆物質がなく、あるいは暗所に
おいて空気の不存在下で重要なラジカル源である他の成
分を含まない。鉄化合物は、嫌気性条件下で本発明のポ
リチオールおよびポリエン化合物と結合し、その後、使
用のときまで嫌気性条件下に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1パーツ系の貯蔵
安定な空気で活性化し得る重合性組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ここで用いられている用語「ポリエン」
は、チオール基と付加反応し得る非−芳香族系炭素−炭
素二重結合を分子中に少くとも2個有する化合物に向け
られている。用語「ポリチオール」は、分子当たり少く
とも2個のチオール基を有する化合物に向けられてい
る。チオール−エン組成物は、少くともポリエンのオレ
フィン系二重結合を横切るチオール基の付加によって主
として硬化するように配合されたポリエンとポリチオー
ルの混合物である。一般に、その組成物は、チオール−
エン付加反応を開始させるペルオキシ化合物のようなフ
リーラジカル開始剤またはフリーラジカル光開始剤を含
有する。
【0003】チオール−エン配合組成物は、オスワルド
のDie Macromolekulare Chem
ie,97、258〜266(1966);米国特許第
3,662,023号、同第3,661,744号、同
第4,008,341号、同第4,119,617号、
同第4,571,420号、同第4,808,638号
および第5,021,512号から知られている。一般
に、そのような組成物は、ラジカル反応により、あるい
は僅かであるが酸触媒反応によって硬化してポリチオエ
ーテルを形成する。(メタ)アクリル系においては、エ
ンに対してチオールの化学量論量よりずっと少いチオー
ルは、(メタ)アクリレート単独重合においてチオエー
テル/ポリ(メタ)アクリレート混成重合体をつくるた
めの連鎖移動剤としても作用する。米国特許第4,43
9,600号参照。
【0004】類似反応が、オスワルドらのJ.Ame
r.Chem.Soc.1963、vol.85,第1
969頁および米国特許第3,700,574号に、チ
オール類のアセチレン系化合物の付加について報告され
ている。安定なチオール−エン組成物は、通常、付加的
安定剤とフリーラジカル・スカベンジャーを包含するこ
とによって得られる。そのような安定剤の不存在下で
は、チオール−エン化合物は、通常、不安定であり、重
合反応は空気または酸素の存在によって開始される。し
かし、これらの反応は一般に速度が極めて遅く、この反
応を促進させるフリーラジカル源の存在を必要とする。
例えば、A.C.S.Div.Org.Coating
s Plastics Chem.,165thNat
ional Meeting,1973,Vol.3
3.No.1第295〜302頁参照。それは次のこと
を報告している。 チオール/エン + 酸素 遅い反応(時〜日) チオール/エン + ラジカル 速い反応(秒〜分)
【0005】この文献の著者はまた、そのような系は、
嫌気性条件下で数ヶ月間安定を保ち得ると述べている。
しかも、硬化の速度は遅く通常、雰囲気条件下で約1日
が必要である。完全な硬化は数日を要する。ここに文献
として記載の米国特許第4,808,638号には、ノ
ルボルネン官能性樹脂、ポリチオールおよびフリーラジ
カル光重合開始剤を含有する光重合性チオール−エン組
成物が記載されている。この系に関しての記載は、更に
JacobineらのProceedings of
ACS Divisionof Polymeric
Materials:Science and Eng
ineering,Vol.60,pp.211〜21
6(1989)に見られる。また、チオール−エン化合
物に有用なノルボルネニル官能性化合物が、米国特許第
4,808,638号、同第5,034,490号、同
第5,171,816号、同第5,182,360号お
よび同第5,266,670号並びに1990年11月
28日に出願された米国特許願第07/619,068
号に記載されている。
【0006】米国特許第3,616,041号および同
第3,650,802号には、基質部分やプライマーま
たは反応性トップコートに含めるチオール−エン配合組
成物が記載されている。これらの文献の組成物は、すべ
て使用時にのみ鉄化合物を加える2パーツ配合組成物で
ある。この文献は、鉄化合物が基質の一部であり、ある
いは基質上のプライマーコートおよびその上に被覆され
たチオール−エン組成物として用いられるときのよう
に、鉄化合物に酸素を直接近づけないときはチオール−
エン化合物にオキシム化合物を加える必要があることを
教示している。
【0007】1992年3月5日出願の米国特許願第0
7/847,157号の継続出願として、1993年1
2月23日に出願された米国特許願第08/173,2
67号では、使用時に空気に短時間さらすことによって
急速に硬化するように活性化される貯蔵−安定なエチレ
ン性不飽単量体組成物は、ペルオキシド化合物を除外
し、使用時までその組成物を空気にさらされることを慎
重に防止することによりつくられている。かかる組成物
は、空気にさらすとき自動酸化し、また空気にさらした
のち、フリーラジカル重合性単量体の重合を生じさせる
活性剤系を採用している。その自動酸化性化合物は、下
記化学式3を含有する式を有する。
【0008】
【化3】 ここに、xは0または1である。また満たされていない
電荷を表す線は、炭素、水素または異種原子に対する単
独もしくは弱酸との組合せの結合手を示す。各種のその
ような配合組成物の中の具体例は、ある種の鉄化合物が
共−促進剤として用いられるアクリルエステルベースの
配合組成物およびバナジウム化合物が共−促進剤として
用いられるアクリルエステルベースの配合組成物であ
る。
【0009】米国特許第4,571,420号は、ポリ
チオール、不飽和分子鎖をもつ低Tg重合体およびバナ
ジウム化合物を含有する一成分組成物の製造を記載して
いる。その組成物は、空気にさらして20時間以上経過
後、粘着なしの硬化をする。改善された棚−寿命安定性
は、無空気容器内に貯蔵することが要求される。米国特
許第4,284,539号は、チオおよびエン化合物
が、高い酸素透過性であることがよく知られた無機ポリ
シロキサンバックボーンを有する貯蔵安定なチオ−エン
系を記載している。その組成物は、鉄、マンガンまたは
ニッケル塩を含有し、雰囲気の酸素にさらすことにより
活性化され硬化する。
【0010】米国特許第4,698,385号には、チ
オールおよびエン化合物が共に有機化合物である空気−
活性化されるチオ−エン系が記載されている。その組成
物は、バナジウム化合物活性化剤を含有する。比較例
(例53、55、57、59および63)では、鉄化合
物は、189時間さらしたのちでさえ、薄いフィルムを
固体に硬化させる活性がなかった。これらの配合組成物
のエン成分は、トリアクリレートとα−メチルスチレン
の混合物であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は使用時
に、空気(酸素)に短時間さらすことによって活性化
後、空気の存在下または不存在下に硬化する有機ポリチ
オールを有機モノ−エンまたはポリエンの新規な1パー
ツ貯蔵安定性の組成物を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、(a)チオール基と付加反応し得る非−
芳香族炭素−炭素二重結合または三重結合を分子中に少
くとも1個有する有機エン化合物を少くとも1個含有す
る有機エン成分; (b)分子当たり少くとも2個のチオール基を有する少
くとも1個の有機ポリチオール化合物;および (c)組成物を空気にさらしたのち、好気性または嫌気
性条件下でその組成物の硬化を開始する有効量の鉄化合
物:を混合することによって調製される1パーツ系の空
気−活性化される貯蔵安定性の重合性組成物を特徴とす
るものである。ただし、該組成物は、下記化学式4:
【化4】 を有する化合物;オキシム化合物がなく;ペルオキシ
ド、または空気の不存在下でペルオキシドをつくるペル
オキシド先駆物質、あるいは暗所でかつ空気の不存在下
で重要なラジカル源である成分を含有せず;前記鉄化合
物は嫌気性条件下に前記混合物に加えられ;また前記組
成物は、嫌気性条件下に保持されて安定である。
【0013】本発明に係る組成物は、重合活性化剤とし
て可溶性鉄化合物を用い、上記化学式4を有する化合が
なく、オキシム化合物がなく、ペルオキシドまたは空気
の不存在下でペルオキシドをつくるペルオキシド先駆物
質がなく、かつ暗黒条件下に空気の不存在で有意のラジ
カル源である他の成分を含まない。鉄化合物は、嫌気性
条件下で本発明の組成物のポリチオールとエン化合物と
組合わされ、次いで、使用時まで嫌気性条件下に保持さ
れる。好ましくは、本発明の組成物はまた、組成物の異
なる成分として有機酸、特にアクリル酸またはメタクリ
ル酸を用いる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の組成物のエン成分は、チ
オール−エン配合組成物に用いられる各種有機ポリエン
化合物のいずれであってもよい。具体例は、アリル基、
ビニルエーテル基、(メタ)アクリル系基、ビニルチオ
エーテル基、ノルボルネニル基、ナディック基またはス
チリルエーテル基の複数をもつ化合物類を包含する。ア
セチレン系基をもつ化合物もまた使用できる。分子中に
内部または分枝状の共役炭素−炭素二重結合の少くとも
2個をもつ化合物、特にSBSおよびSISのようなブ
ロック共重合体を含むブタジエンまたはイソプレン重合
体および共重合体もまた使用できる。本発明の配合組成
物に有用なポリエンの多くの例は、米国特許第3,66
1,744号、同第3,700,574号、同第4,1
19,617号、同第4,157,421号、同第4,
808,638号および同第5,021,512号に開
示されている。そのすべては、本発明に使用できる。好
ましいポリエンはノルボルネン、ビニル、ビニルエーテ
ル、アクリルまたはアリル基の複数を含有する有機化合
物類である。
【0015】本発明の組成物はまた、組成物のエン成分
のいくつかまたはすべてがモノ−エン、殊にエン基が、
(メタ)アクリレートエスエル化合物または(メタ)ア
クリレートエステル化合物の1またはそれ以上を含有す
る混合物で調製される。そのような場合には、チオール
化合物は、モノ−エン化合物の単独重合が硬化反応の重
要な要素であるような化学量論量より実質的に少い量で
用いられる。
【0016】α−メチルスチレン、α−クロロスチレン
のようなα−置換スチリル官能基を有するモノ−または
ポリ−エンおよび複数のα−メチルスチリル官能基を有
する化合物は、本発明の組成物の空気活性化硬化に大き
な抑制効果を有する。そのような化合物の使用は、成形
物に、配合組成物の硬化スピードを遅延させる有効な機
能を提供する。しかし、もしそのような化合物が本発明
の組成物に用いられるならば、組成物は極めて低いレベ
ル;一般に組成物の3重量%以下、更に好ましくは1重
量%以下、特に更に好ましくは0.5重量%以下に制限
される。
【0017】米国特許第5,399,624号に記載さ
れるように、珪酸マグネシウムオキシド、塩基性アルミ
ニウムオキシド、シリカゲル、マグネシウムオキシド、
マグネシウムヒドロキシド、カルシウムオキシド、カル
シウムヒドロキシド、バリウムオキシドおよびバリウム
ヒドロキシドよりなる群から選択される両性処理剤とポ
リエンを接触させ、次いでポリオールと混合する前に、
処理剤から樹脂を分離することによるポリエンの精製
は、それで形成されるチオール−エン配合組成物の棚寿
命を顕著に改善する。この中に紹介した米国特許第5,
371,181号に記載されるように、ポリチオール成
分の同様の処理はまた、組成物の硬化速度性能を経時的
に安定化し、配合組成物の棚寿命を更に安定化するのに
望ましい。
【0018】本発明の組成物のポリチオール成分は、分
子当り2またはそれ以上のチオール基を有する化合物で
もよい。好適なポリチオール類は、米国特許第3,66
1,744号の第8欄第76行〜第9欄第46行および
米国特許第4,119,617号の第7欄第40〜57
行に記載されている。チオグリコール酸またはβ−メル
カプトプロピオン酸のようなα−またはβ−メルカプト
カルボキシル酸とポリオールのエステル化によって得ら
れるポリチオールは殊に好ましい。特に好ましいポリチ
オール類は、トリメチロールプロパン−トリメルカプト
アセテート、トリメチロールプロパン−トリ−メルカプ
トプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラメルカ
プトアセテートおよびペンタエリスリトールテトラキス
−β−メルカプトプロピオネート(PETMP)であ
る。
【0019】ある種のチオール−エン組成物において
は、4またはそれ以上の官能基のポリオールとチオグリ
コールまたはβ−メルカプトプロピオン酸、特にペンタ
エリスリトールテトラメルカプトアセテートおよびペン
タエリスリトールテトラキス−β−メルカプトプロピオ
ネート(PETMP)とのエステル化によって得られる
ポリチオールは、必ずしも充分な混和性の配合組成物を
与えるものではなく、放置すると沈降するという結果を
伴うことが見出された。ここに紹介された米国特許第
5,459,175号に記載されるようなチオール官能
性オリゴマーは、それがおこるとき、この問題を解決す
るのに用いることができる。
【0020】ポリチオール成分に対するポリエンの割合
は、広い範囲内で変更し得る。チオール基に対するエン
の範囲は、約1.0:0.05〜約1.0:2.0、更
に好ましくは約1.0:0.1〜約1.0:1.5が用
いられる。(メタ)アクリレートポリエン類を含有する
もの以外の他の組成物のためには、エン/チオール比
は、約1.0:0.8〜約1.0:1.3であることが
最も好ましい。配合組成物に基く(メタ)アクリレート
ポリエンでは、極めて良好な硬化特性は、そのような配
合組成物に最も好ましい範囲が、約1.0:0.05〜
約1.0:1.3であるようなずっと低いチオール比で
得られる。上記のように、エン成分がモノ−エンである
かまたはモノ−エンを含有する場合、チオール基に対す
るエンの割合は、望ましくは低く保たれ、好適にはエン
成分の単独重合が重大な硬化機構の様子が見られるよう
な約1.0:0.05〜約1.0:0.2の範囲に保た
れる。
【0021】本発明の配合組成物に用いられる可溶性鉄
化合物は、修酸塩、酢酸塩、マレエート、ステアレー
ト、ナフテネートおよびくえん酸塩のような有機鉄(II
I) 塩、アセチルアセトンやベンゾイルアセトフェノン
のような鉄(III) キレート化合物並びにフェロセニル化
合物を包含する。鉄化合物は、好適には、チオールとエ
ン化合物の組合せ重量に基いて約0.1ppm〜約10
00ppmFe、更に好ましくは、約1ppm〜約10
0ppmFeのレベルで加えられる。
【0022】鉄化合物の添加に先立って、ポリエンおよ
びポリチオール化合物またはそれらの混合物は真空にさ
れ、または不活性ガスの吹込み置換して溶解酸素を除去
する。嫌気性の混合条件を確保するために、チオール成
分と混合する前に少くとも鉄含有溶液は、真空および/
または不活性ガスバブリング条件にかけるべきである。
ポリチオール、ポリエンおよび鉄化合物の配合組成物
は、次いで嫌気性条件を保つために真空下で、あるいは
不活性ガスの吹込みをまぜて調製される。成分類を混ぜ
たのち、それらは、使用時点まで好適には、空間部が窒
素またはその他の不活性ガスで充満された気密性容器に
封じ込めることにより、嫌気性条件下に保持される。
【0023】配合組成物が無酸素に保持される限り、貯
蔵安定性は変らない。しかし、酸素に短時間さらすと、
例えば薄いフィルムを雰囲気酸素に約0.5〜20分間
さらすことによって、本発明の配合組成物は、再度酸素
を除去したとしても、その組成物は完全硬化するほど硬
化に活性化される。かくして、その組成物は、コーティ
ングのみならず、空気活性化組成物が結合またはシール
される基質の組立によって酸素が排除されるに相違ない
接着やシーラントの適用にも使用できる。本発明のチオ
−エン配合組成物はまた、安定剤、顔料、界面活性剤、
フィルム形成剤、接着促進剤などを含有することができ
る。
【0024】好ましい安定剤は、ヒドロキシルアミン塩
であり、最も好適には、そのN−ニトロソアリールヒド
ロキシルアミン塩である。例証となる具体例は、アンモ
ニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、ストロ
ンチウム、アルミニウム、銅、亜鉛、セリウム、鉄、ニ
ッケルおよびコバルトのN−ニトロソフェニルヒドロキ
シルアミンである。Wako Pure Chemic
al Industries(Hawthorne,N
ew York)より「Q1301」の商品名で売られ
ているN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンのアル
ミニウム塩が好ましい。そのような禁止剤の好適なレベ
ルは、約10ppmと2%の間であり、好ましくは10
〜50,000ppmである。硫黄、フェノチアジン、
ヒドロキノン、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)
等のような他のフリーラジカル禁止剤もまた、約0.5
%〜5%のレベルで本発明に有用である。
【0025】好ましい配合組成物はまた、2−プロペニ
ルフェノール、4−アセトキシスチレン、2−アリルフ
ェノール、イソオイゲノール、2−エトキシ−5−プロ
ペニルフェノール、2−アリル−4−メチル−6−t−
ブチルフェノール、2−プロペニル−4−メチル−6−
t−ブチルフェノール、2−アリル−4、6−ジ−t−
ブチルフェノール、2−プロペニル−4、6−ジ−t−
ブチルフェノールおよび2、2′−ジアリル−ビスフェ
ノールAを包含し、任意には、更にフリーラジカル捕獲
剤または封鎖フェノール系抗酸化剤を包含する。アルケ
ニル置換フェノール系化合物は、好適には配合組成物の
全重量に基いて200ppm〜15,000ppm、好
ましくは、500〜7,000ppmのレベルで用いら
れる。更により好ましくは、配合組成物はまた、p−メ
トキシフェノール(MEHQ)のようなフリーラジカル
捕獲剤、またはBHTのような封鎖フェノール抗酸化
剤、あるいは両者を、100〜1,000ppmのレベ
ルで含有する。
【0026】用いられる好適な接着促進剤は、この中に
紹介した米国特許第5,028,661号で確認され、
特にガラスに対する接着を促進するのに有用であること
が知られた各種の他の有機酸およびシラン化合物類であ
る。接着促進剤の例は、アクリルおよびノルボルネン酸
ホスフェートエステル;イタコン、アクリルおよびメタ
クリル酸;マレイン、フマールおよびノルボルネンジカ
ルボキシル酸並びにそれらの半エステル;および特に、
チオール、エポキシ、ノルボルネン、アクリルまたはメ
タクリル官能性で、シリコンに結合する2または3個の
加水分解性基を有するシラン化合物類を包含する。その
ようなシラン化合物の例は、3−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシリラン、メルカプトプロピル、トリメト
キシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
等を包含する。接着促進剤は、通常のレベル、好適に
は、配合組成物の約0.1〜3.0重量%で使用され
る。接着促進剤なしで調製される低接着剤組成物は、レ
ンズ予防保護剤、光マスク無溶剤レンズクリーナーおよ
びガスケットとして有用である。
【0027】鉄化合物活性化剤に加えてフリーラジカル
光開始剤を含有する二次元的硬化組成物もまた調製でき
る。そのような配合組成物は、完全な光重合開始硬化を
基質の構造によって影の部分が妨害されるコーティング
の適用に特に有効であるが、続いて光硬化した皮膜全体
を空気活性化メカニズムによってそのまま硬化させるよ
うに基質を取扱うのには一層望ましい。フリーラジカル
光開始剤の例は、ベンゾインおよび置換ベンゾイン化合
物、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジアルコキシベ
ンゾフェノン、ジアルコキシアセトフェノン等を包含す
る。光開始剤は、通常のUVまたは可視光源での照射で
配合組成物の硬化を開始する有効量、代表的には、チオ
ールおよびエン成分の100重量部に基いて0.5〜5
重量部が用いられる。
【0028】
【実施例】次に本発明を具体例により説明するが、それ
らに限定されない。
【0029】例A(比較例) ジアリルジグリコールカーボネート(DADGC)とペ
ンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネート
(Q43)の化学量論量を含有し、各種レベルのFe(I
II) (AcAc)を含む下記表1の組成物を空気中で
調製した。すべての組成物は空気中で活性を示した。
【0030】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 鉄(III) (AcAc) 色 調 皮膜形成時間 発 熱 (ppmFe) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 500 濃 緑 2〜3時間 −− 100 1分 発熱 小 50 緑−>透明 10秒 発熱 大 25 緑−>透明 −− 1分後80℃ 10 15秒 発熱 大 5 緑−>透明 15秒 発熱 大 0.5 緑−>透明 <1分 発熱 大 ――――――――――――――――――――――――――――――――
【0031】例B(比較例) ジアリルジグリコールカーボネートとペンタエリスリト
ールテトラ−メルカプトプロピオネートの化学量論量を
含有し、各種レベルの鉄(III) (AcAc)で下記表
2の組成物を空気中で調製した。すべての組成物は活性
を表し空気中で重合した。
【0032】
【表2】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 鉄(III) (AcAc) 発熱最高温度 最高温度までの時間 (ppmFe) (℃) (分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 77.7 1 20 94 2 30 90 1 40 85 1 50 79 2 100 61 1.5 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0033】例C(比較例) ジアリルジグリコカーボネート(4.0g)と、ペンタ
エリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネート(5
g)を含有する配合組成物を調製し、25ミリリットル
アルミニウム管に加え、注射器の針を通して窒素のよう
な不活性ガスの安定な流れに少くとも2分間さらした。
フェリックアセチルアセトネート200ppmを含有す
るジアリルジクリコカーボネート溶液1.0gを不活性
雰囲気下に配合組成物に加えた。次いで、アルミニウム
管を折り曲げてシールし、組成物の上部空間に不活性ガ
スを封止した。組成物成分を充分混合するために、アル
ミニウム管を10〜20秒振盪した。管内の配合組成物
を発熱反応(約80℃)で5分以内に固体に重合させ
た。
【0034】例D(比較例) ジアリルジグリコールカーボネート(4.5g)および
ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(5g)を含有する配合組成物を調製し、25ミリリ
ットルのアルミニウム管に加え、注射器の針より窒素の
ような不活性ガスの一定した流れに少くとも2分間さら
した。次に、鉄(III) アセチルアセトネート2000p
pmを含有するジアリルジグリコールカーボネート溶液
0.5gを不活性雰囲気下で組成物に加えた。次いで、
アルミニウム管をクリンプによってシールし、組成物の
上部の頂部に不活性ガスを封止した。アルミニウム管を
10〜20秒間振盪して、組成物の成分類を充分に混合
した。管内の組成物は、発熱(約80℃)して5分以内
に固体に重合した。
【0035】例E(本発明実施例) ジアリルジグリコールカーボネート(4.5g)および
ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(5g)を含有する配合組成物を調製し、アルミニウ
ム管に入れ、注射器の針から窒素のような不活性ガスの
一様な流れに少くとも2分間さらした。次いで、鉄(II
I) アセチルアセトネート2000ppmを含有するジ
アリルジグリコールカルボネート溶液を同様に窒素バブ
リングにより脱酸素し、不活性雰囲気下に組成物に加え
た。次に、アルミニウム管をクリンピングでシールし、
組成物の上部空間に不活性ガスを封じ込めた。アルミニ
ウム管を10〜20秒間振盪して、組成物の成分類の充
分な混合を確実にした。アルミニウム管内の配合組成物
は液体のままであった。
【0036】その配合組成物を次のようにテストした。
組成物のサンプルをアルミニウム管からガラススライド
に分配し、1分間以内に粘着性のない固体に硬化した薄
いフィルムを形成させるように空気にさらした。アルミ
ニウム管内の配合組成物は液体のままで、少くとも5ヶ
月間は空気感応性であった。
【0037】例F(本発明実施例) ターシャリーイソシアヌレート(3.8g)、ペンタエ
リスリトールテトラ−メルカプトプロピオネート(5.
6g)、ビニルトリメトキシシラン(0.19g)、ベ
ンゾイルシクロヘキサノール(0.1g)およびジアリ
ルジグリコールカーボネートのFe(AcAc)の1
%溶液(0.1g)よりなる配合組成物を例Eと同様に
して完全に酸素不存在条件下に調製し、アルミニウム管
に封入した。組成物は薄いフィルム状にして空気にさら
すとき活性化されて6分後に非粘着性のフィルムとなっ
た。フィルム(0.5〜1mm)は一夜で固体に硬化し
た。
【0038】例G(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(12.45g)とジアリルジグリコールカーボネー
ト(11.4g)(エン:チオールの比1:1)、ベン
ゾイルシクロヘキサノール(0.44g)およびジアリ
ルジグリコールカーボネート中にFe(AcAc)
%含有溶液を含有する配合組成物を例Eのように完全に
無酸素状態で調製し、アルミニウム管に充てんした。そ
の組成物は、空気にさらすとき活性化され、暗所で6分
後に非粘着性フィルムが得られた。組成物はまた周囲の
可視光のもとで4分以内に非−粘着フィルムに硬化し
た。ガラス基質上に流布し、雰囲気光で硬化させると、
組成物は残留物を残すことなく容易に剥ぎ取られ、指紋
やある種の基質サンプル上に準備されたほこり残滓を除
去した。その組成物はレンズ防護、光マスク、無溶剤レ
ンズクリーナーおよびガスケットに好適であった。
【0039】例H(本発明実施例) トリアリルイソシアヌレート(3.8g)、ペンタエリ
スリトールテトラ−メルカプトプロピオネート(5.6
g)、グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン
(0.19g)、ベンゾイルシクロヘキサノール(0.
1g)およびジアリルジグリコールカーボネート中にF
e(AcAc)1%を溶解した溶液(0.1g)を含
有する配合組成物を例Eのように、完全な無酸素条件下
に調製し、アルミニウム管に充てんした。組成物は空気
にさらすとき活性化され、8分後に非粘着性フィルムを
与えた。フィルム(0.5〜1mm)は一夜で固体に硬
化した。
【0040】例I(本発明実施例) ターシャリーイソシアヌレート(3.8g)、ペンタエ
リスリトールテトラ−メルカプトプロピオネート(5.
6g)、グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン
(0.19g)、ベンゾイルシクロヘキサノール(0.
1g)およびジアリルジグリコールカーボネートのFe
(AcAc)1%溶液(0.15g)を含有する配合組
成物を例Eにおけるように、全面的に酸素のない条件下
に調製し、アルミニウム管に充てんした。組成物は、空
気にさらすとき活性化され、2分後に粘着性のないフィ
ルムを与えた。フィルム(0.5〜1mm)は、一夜で
固体に硬化した。
【0041】例J(比較例) ペンタエリスリトールテトラメルカプトプロピオネート
(12.2g)および1、4−シクロヘキサンジオール
ジビニルエーテル(10.0g)に溶液10gを含有す
る配合組成物を調製し、25ミリリットルのアルミニウ
ム管に加え、注射器の針から窒素のような不活性ガスの
一定の流れに少くとも2分間さらした。1、4−シクロ
ヘキサンジオールジビニルエーテルの鉄(III) アセチル
アセトン1%溶液(0.075g)を不活性雰囲気下に
組成物に加えた。次に、アルミニウム管をクリンプでシ
ールし、組成物上方の頂部空間に不活性ガスを封止し
た。アルミニウム管を10〜20秒振盪して組成物成分
類の充分な混合を確実にした。管内の配合組成物は、発
熱反応で重合して5分以内に固体化した。
【0042】例K(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(24.5g)と1、4−シクロヘキサンジオールジ
ビニルエーテル(20.0g)を含有する配合組成物を
調製し、鉄(III) アセチルアセトン1%の1、4−シク
ロヘキサンジオールジビニルエーテル(0.33g)を
含有するフラスコが取付けられた側腕を備えた三頚丸底
フラスコに入れた。両フラスコは溶解ガスを除去するた
めに減圧し、ドライアイスアセトン溶液で冷却したの
ち、窒素でガス置換した。このガス抜き操作は、組合さ
れ充分な混合が確実になるようにかき混ぜられた組成物
から完全な脱酸素が保証されるまで数回くり返された。
次に、組成物を窒素雰囲気下で約10gずつ25ミリリ
ットルのアルミニウム管に分配した。次いでアルミニウ
ム管をクリンピングでシールし、配合組成物の上方の頂
部空間に不活性ガスを封止した。そのアルミニウム管を
10〜20秒間振盪して、組成物成分の充分な混合を確
実にした。その配合組成物は管から分配され、薄いフィ
ルムに流延するとき、空気中で10秒以内に粘着性のな
い固体に硬化した。
【0043】例L(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(24.5g)、1、4−シクロヘキサンジオールジ
ビニルエーテル(20.0g)およびUV光開始剤ベン
ゾイルシクロヘキサノール(0.9g)を含有する配合
組成物を調製し、1、4−シクロヘキサンジオールジビ
ニルエーテル中に鉄(III) アセチルアセトン1%を溶解
する溶液(0.33g)を含むフラスコが取付けられた
側腕を備えた三頚丸底フラスコに入れた。両フラスコを
減圧して溶解ガスを除去し、ドライアイスアセトン溶液
で冷却したのち、窒素で脱ガス置換した。この脱ガス手
段は数回くり返され、組合せかき混ぜられて充分に混合
された組成物を完全に脱酸素した。次いで、組成物を窒
素条件下で、25ミリリットルのアルミニウム管に約1
0gずつ分配した。続いて、アルミニウム管を締込んで
シールし、配合組成物の上方の頂部側空間に不活性ガス
を封じ込めた。その組成物構成成分の完全な混合を確実
にするためにアルミニウム管を10〜20秒間振盪し
た。配合組成物は、管から分配され薄いフィルムに流延
されるとき、空気中で10秒以内に粘着しない固体に硬
化した。組成物はまた空気中で5分以内により厚い(1
mmまで)部材に硬化した。
【0044】例M(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(24.5g)、1、4−シクロヘキサンジオールジ
ビニルエーテル(14.7g)、ブチルビニルエーテル
(5.0g)および鉄アセチルアセトネート1%の1、
4−シクロヘキサンジオールジビニルエーテル溶液
(0.33g)を含有する配合組成物を、例Kに記載の
手順を用いて調製した。管から分配され、空気中で薄い
フィルム流延された配合組成は、10秒以内に粘着性の
ない固体に硬化した。サンプルは室温で4ヶ月間放置し
同様の性能を得た。
【0045】例N(本発明実施例) ペンタエリストリールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(12.2g)、シクロヘキサンジオールジビニルエ
ーテル(4.75g)、ブチルビニルエーテル(5.0
g)および1%の鉄(III) アセチルアセトネートの1、
4−シクロヘキサンジオールジビニルエーテル溶液
(0.165g)を含有する配合組成物を、例Kに記載
の方法を用いて調製した。配合組成物は管から取出して
薄いフィルムに流延するとき、空気中で2〜3分以内に
粘着しない固体に硬化した。サンプルは、室温で4ヶ月
放置して同一の性能を得た。
【0046】例O(比較例) ペンタエリスリトールテトラメルカプトプロピオネート
(1.22g)、ポリエチレングリコールジビニルエー
テル(DVE−3)(1.0g)および鉄(III) アセチ
ルアセトネート(表参照)を調製し、空気中で重合させ
た。最高度(Tmax)およびTmaxまでの時間を記
録した。結果を下記表3に示した。
【0047】
【表3】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― Fe(AcAc)(ppmFe) Tmax(℃) Tmaxまでの時間(分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 3.5 35 3〜10 11 60 0.5 63 55 1.0 125 50 2.5 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0048】例P(比較例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
トとポリエチレングリコールジビニルエーテルの等重量
を含み、75ppmの鉄アセチルアセトネートおよびポ
リエチレングリコールジメタクリレート(PEGMA)
の1、2、3、4、5%または10%を加えてなる一連
の配合組成物を調製し、空気中で重合させた。最高温度
(Tmax)とTmaxまでの時間を記録した。結果を
下記表4に示す。
【0049】
【表4】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― PEGMA(%) Tmax(℃) Tmaxまでの時間(分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 60 3 2 60 3.5 3 60 5.5 4 60 6.0 5 59 7.0 10 49 10.0 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0050】例Q(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(5.0g)、ポリエチレングリコールジビニルエー
テル(4.2g)およびDVE−3に0.1%鉄アセチ
ルアセトネート溶液(0.75g)を含有する配合組成
物を例Kに記載と全く同じ嫌気性条件下で調製した。そ
の配合組成物をスライドガラスに塗って空気中で2分以
内に、粘着性のない薄いフィルムに硬化するテストを行
った。
【0051】例R(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(5.0g)、ポリエチレングリコールジビニルエー
テル(4.2g)および0.1%鉄アセチルアセトネー
トのヒドロキシプロピルメタクリレート溶液(0.75
g)を含有する配合組成物を、例Kに記載のような嫌気
性条件下で調製した。配合組成物をスライドガラスに塗
って、空気中で15分後に非粘着硬化するテストをし
た。
【0052】例S(比較例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(24.4g)およびポリエチレングリコールジビニ
ルエーテル(DVE−3)(820.g)を含有する配
合組成物を空気中で調製した。この組成物のそれぞれ
9.5gに下記を加えた。 (a)DVE−3の0.1%鉄(III) メタクリレート含
有溶液(0.75g) (b)DVE−3の0.1%フェロセン含有溶液(0.
75g) 配合組成物(a)と(b)はいずれも5分以内に発熱重
合して固化した。
【0053】例T(本発明実施例) ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネー
ト(5.5g)とトリエチレングリコールジビニルエー
テル(3.8g)を含有する配合組成物を25ミリリッ
トルのアルミニウム管に入れ、予め脱ガスしたトリエチ
レングリコールジビニルエーテルの0.1%Fe(Ac
Ac)含有溶液(0.75g)を加える前に、例Kに
記載の方法で脱ガスした。そのアルミニウム管をシール
し、組成物の充分な混合を確保するために20〜30秒
間ゆっくり振盪した。組成物を閉じたアルミニウム管か
ら出してスライドガラスに塗ることによってテストし
た。組成物は表面で殆ど即時に皮膜をつくり、薄いサン
プルは1分以内に指触乾燥性となった。
【0054】例U(本発明実施例) ヒドロキシプロピルメタクリレート(7.0g)、ペン
タエリスリトールテトラ−メルカプトプロピオネート
(1.0g)、ブチルビニルエーテル(1.0gg)、
メタクリル酸(0.5g)および0.1%Fe(AcA
c)含有ヒドロキシプロピルメタクリレート(0.5
g)を含有する配合組成物を、25ミリリットルのアル
ミニウム管に入れ、前出の例に記載の方法で脱ガスし
た。アルミニウム管をシールし、充分な混合を確保する
ために20〜30秒間静かに振盪した。その接着剤を次
のようにテストした。接着剤サンプルをアルミニウム管
から分配し、軟鋼テスト−ピース(4×1インチ)に塗
り、深さ約0.1mmのフィルムを形成させ、正確に計
られた間隔の時間(以後オープンタイプという)空気に
さらした。オープンタイムに続いて、軟鋼テスト−ピー
スを0.5インチの重なりで接着剤接合を形成させるよ
うに共同させ、24時間硬化させた。上記手順を用いる
接合組立用の結合強度は、ASTMD−1002に従っ
てテストされ、結果を下記表5に表示する。
【0055】
【表5】 ―――――――――――――――――――― オープンタイム 剪断強度 (分) (MPa) ―――――――――――――――――――― 2 2.66 10 4.6 ――――――――――――――――――――
【0056】例V(本発明実施例) トリエチレングリコールジメタクリレート(8.5
g)、ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピ
オネート(1.0g)およびメタクリル酸(0.5g)
を含有する配合組成物を25ミリリットルのアルミニウ
ム管に入れ、窒素ガスを注射器の針より10分間バブリ
ングさせて脱ガスした。次に、予め脱ガスした0.1%
Fe(AcAc)含有トリエチレングリコールジメタ
クリレート(0.1g)を加え、アルミニウム管をシー
ルし静かに20〜30秒間振盪し充分に混合した。接着
剤組成物をねじ筋付きボルトにつけ、決められたインタ
ーバルで空気にさらしてテストし、以後、オープンタイ
ム(O/T)として照会される。このインターバルに続
いて、ナットがボルト上にねじ込まれ、24時間室温に
放置された。トルク強度が測定され、下記表6に示され
ている。
【0057】
【表6】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― オープンタイム(分) ブレーキ強度(Nm) プリベイル強度(Nm) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 2.6 13.2 5 2.4 21.4 10 2.2 19.4 20 3.4 12.4 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0058】例W(本発明実施例) トリエチレングリコールジメタクリレート(8.25
g)、ペンタエリスリトールテトラ−メルカプトプロピ
オネート(1.0g)およびメタクリル酸(0.5g)
を含有する配合組成物を25ミリリットルのアルミニウ
ム管に入れ、注射器の針から窒素ガスを10分間バブリ
ングして脱ガスした。次に、予め脱ガスした0.1%F
e(AcAc)含有トリエチレングリコールジメタク
リレート(0.25g)を加え、アルミニウム管をシー
ルし、よく混合するため、ゆっくり20〜30秒間振盪
した。接着剤組成物をねじ筋付きボルトに施し、一定の
インターバルで空気にさらしてテストし、その後、オー
プンタイム(O/T)として照会された。このインター
バルのあとナットをボルトにねじ込み室温に24時間放
置した。トルク強度が測定され、下記表7に表示され
る。
【0059】
【表7】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― オープンタイム(分) ブレーキ強度(Nm) プリベイル強度(Nm) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 2.6 17.8 5 1.8 15.8 10 1.8 15.8 20 2.2 16.0 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0060】比較例A、BおよびOは空気中で調製さ
れ、本発明の範囲内ではないが、空気にさらしたのちの
本発明の組成物への硬化速度に及ぼす鉄の異なるレベル
の影響を説明している。比較例Pは同様に、空気にさら
したのちの本発明の組成物へのジメタクリレート化合物
の異なるレベルの硬化速度の影響を説明している。比較
例Pは、他の可溶性鉄の触媒効果を説明している。比較
例C、DおよびJは、貯蔵安定な配合組成物を得るため
には単に酸素を排除するのに対し、完全に嫌気性条件が
必要であることを説明している。
【0061】本発明は、特定の具体的表現で記載した
が、それらの変更や修正が、当業者には明らかとなるこ
とは疑いのないことであろうと予測される。それゆえ、
前記の請求項は本発明の真の精神および範囲内にあるす
べての変更や修正をカバーするものと解釈される。
【0062】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、空気
(酸素)に短時間にさらすことによって活性化後、空気
の存在下でも不存在下でも硬化して所望の強度を得るこ
とができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロリー.バーンズ アイルランド共和国.ダブリン.12.ウォ ーキンスタウン.セント.ピータース.ク レセント.63

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)チオール基と付加反応し得る非−
    芳香族炭素−炭素二重結合または三重結合を分子中に少
    くとも1個有する有機エン化合物を少くとも1個含有す
    る有機エン成分; (b)分子当たり少くとも2個のチオール基を有する少
    くとも1個の有機ポリチオール化合物;および (c)組成物を空気にさらしたのち、好気性または嫌気
    性条件下でその組成物の硬化を開始する有効量の鉄化合
    物:を混合することによって調製される1パーツ系の空
    気−活性化される貯蔵安定性の重合性組成物。ただし、
    該組成物は、下記化学式1: 【化1】 を有する化合物;オキシム化合物がなく;ペルオキシ
    ド、または空気の不存在下でペルオキシドをつくるペル
    オキシド先駆物質、あるいは暗所でかつ空気の不存在下
    で重要なラジカル源である成分を含有せず;前記鉄化合
    物は嫌気性条件下に前記混合物に加えられ;また前記組
    成物は、嫌気性条件下に保持されて安定である。
  2. 【請求項2】 エン化合物が、ポリエンである請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエンが、複数のノルボルネン、
    ビニル、ビニルエーテル、アクリルまたはアリル基であ
    る請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 エン成分が、更にモノ−エン化合物を含
    む請求項2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記モノ−エン化合物が、モノ(メタ)
    アクリル系化合物またはモノビニルエーテル化合物であ
    る請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記鉄化合物が、約0.1ppm〜約1
    000ppmFeの量で組成物に加えられる請求項1に
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記鉄の量が、約1ppm〜約100p
    pmFeである請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記エン成分と前記ポリチオールが、エ
    ン対チオール基の割合を約1.0:0.05〜1.0:
    2.0の量で前記組成物に加えられる請求項1に記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】 前記エン成分と前記ポリチオールが、エ
    ン対チオール基の割合を約1.0:0.1〜約1.0:
    1.5の量で前記組成物に加えられる請求項8に記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 前記エン成分がモノ−エンを含有し、
    チオール基に対するエンの割合が約1.0:0.5〜約
    1.0:0.2である請求項1に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 カルボキシル酸化合物を含有する請求
    項1に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記カルボキシル酸化合物が、アクリ
    ル酸またはメタクリル酸である請求項12に記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 前記エン化合物が、少くとも2個のア
    リルまたはビニル官能基を有する少くとも1種の化合物
    と少くとも1個の(メタ)アクリル基を有する少くとも
    1種の化合物との混合物を含有する請求項1に記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】 光開始剤を更に含有する請求項1に記
    載の組成物。
  15. 【請求項15】 組成物が、α−置換スチリル基を含有
    する化合物を含まない請求項1に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 エン化合物が、α−置換スチリル基を
    含有する化合物を含有し、該α−置換スチリル基含有化
    合物が、組成物中に該組成物の約3重量%より少いレベ
    ルで存在する請求項1に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 鉄化合物およびエン化合物または鉄化
    合物とエン化合物の混合物を、該鉄化合物とエン化合物
    をポリチオールと混合する前に脱酸素すること;前記鉄
    化合物とエン化合物を嫌気性条件下にポリチオールと混
    合すること;および、次いで、 その組成物を使用の時点まで嫌気性条件下に貯蔵するこ
    と:からなる酸素にさらすことによって活性化され得る
    エン成分、ポリチオール成分および鉄化合物を包含する
    貯蔵安定な硬化性組成物の製造方法。ただし、該組成物
    は下記化学式2: 【化2】 を有する化合物を含まない;該化合物は、オキシム化合
    物を含まない;該化合物は、ペルオキシド、または空気
    の不存在下にペルオキシドをつくるペルオキシド先駆物
    質、あるいは暗所で空気の不存在下に有意のラジカル源
    である成分を含有しないこと。
  18. 【請求項18】 ポリチオール化合物が、前記鉄化合物
    と混合する前に脱酸素される請求項18に記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の組成物の液状フィル
    ムを基質に適用し、そのフィルムを前記組成物の硬化を
    活性化する充分な期間、空気にさらすことを包含する基
    質に硬化した重合体被覆を形成させる方法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の組成物の液状フィル
    ムを一方または両方の基質に適用すること、そのフィル
    ムを該組成物の硬化を活性化する充分な期間空気にさら
    すこと、および次にそのフィルムが固体に硬化する前に
    2つの基質を接合することからなる一対の基質を一体に
    結合する方法。
JP9140843A 1996-05-28 1997-05-15 鉄化合物を用いるポリチオールおよびポリエンの貯蔵−安定性の1パーツ系空気活性化される配合組成物 Pending JPH1060114A (ja)

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US65439296A 1996-05-28 1996-05-28
US08/654392 1996-05-28

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