JPH1059316A - 自動結束装置 - Google Patents
自動結束装置Info
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- JPH1059316A JPH1059316A JP21699296A JP21699296A JPH1059316A JP H1059316 A JPH1059316 A JP H1059316A JP 21699296 A JP21699296 A JP 21699296A JP 21699296 A JP21699296 A JP 21699296A JP H1059316 A JPH1059316 A JP H1059316A
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- lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被結束材の径や本数、表面状態等に影響され
ることなく簡単に素早く結束すること。 【解決手段】 複数の線材Wが挿入された筒状の枠体1
2の外周に沿って、電動モータ15が駆動され所定の張
力を付与する巻出機構20から巻出されたテープTが2
回巻付けられる。このとき、テープ押さえレバー41、
テープクランプレバー42及びテープ受けレバー43等
によって枠体12に対するテープTの回転位置に応じて
複数の線材Wに対するテープTの巻付先端が把持状態、
解放状態とされる。そして、テープカットレバー44及
びカッター刃44C等によって、テープTの巻付終端が
切断状態とされる。これにより、複数の線材Wを所望の
張力を付与されたテープTでその径や本数、表面状態等
に影響されることなく簡単に素早く結束することができ
る。
ることなく簡単に素早く結束すること。 【解決手段】 複数の線材Wが挿入された筒状の枠体1
2の外周に沿って、電動モータ15が駆動され所定の張
力を付与する巻出機構20から巻出されたテープTが2
回巻付けられる。このとき、テープ押さえレバー41、
テープクランプレバー42及びテープ受けレバー43等
によって枠体12に対するテープTの回転位置に応じて
複数の線材Wに対するテープTの巻付先端が把持状態、
解放状態とされる。そして、テープカットレバー44及
びカッター刃44C等によって、テープTの巻付終端が
切断状態とされる。これにより、複数の線材Wを所望の
張力を付与されたテープTでその径や本数、表面状態等
に影響されることなく簡単に素早く結束することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数の線
材等の被結束材を結束することができる自動結束装置に
関するものである。
材等の被結束材を結束することができる自動結束装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被結束材として例えば、複数の線
材等を結束する際、手に持って束にした線材に対して結
束材として輪ゴム等を用いたときには、適当な回数だけ
巻付けて必要な張力が得られたと作業者が判断したとき
に完了としていた。
材等を結束する際、手に持って束にした線材に対して結
束材として輪ゴム等を用いたときには、適当な回数だけ
巻付けて必要な張力が得られたと作業者が判断したとき
に完了としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被結束材の
本数が少なくて巻付けの外周径が小さいときには、作業
者が一人であっても両手等を使用することで所望の結束
状態を得ることは可能となるが、被結束材の本数が多く
て巻付けの外周径が大きいときには、作業者は被結束材
を保持するだけでも大変であり、素早く満足するような
結束状態を得ることはできなかった。また、被結束材と
して例えば、薔薇のように棘の有る切り花の茎部分を結
束するようなときには、本数が少なくても棘に気を付け
なければならないこともあって、満足するような結束状
態を得ることは難しかった。
本数が少なくて巻付けの外周径が小さいときには、作業
者が一人であっても両手等を使用することで所望の結束
状態を得ることは可能となるが、被結束材の本数が多く
て巻付けの外周径が大きいときには、作業者は被結束材
を保持するだけでも大変であり、素早く満足するような
結束状態を得ることはできなかった。また、被結束材と
して例えば、薔薇のように棘の有る切り花の茎部分を結
束するようなときには、本数が少なくても棘に気を付け
なければならないこともあって、満足するような結束状
態を得ることは難しかった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、被結束材の径や本数、表面状
態等に影響されることなく簡単に素早く結束することが
可能な自動結束装置の提供を課題としている。
るためになされたもので、被結束材の径や本数、表面状
態等に影響されることなく簡単に素早く結束することが
可能な自動結束装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動結束装置
によれば、アクチュエータにて駆動される回転手段によ
って被結束材が挿入された筒状の枠体の外周に沿って、
結束材が所定回数巻付けられる。このとき、張力付与手
段で結束材の巻出しに際し、所定の張力が付与される。
先端処理手段によって枠体に対する結束材の回転位置に
応じて被結束材に対する結束材の巻付先端が把持状態、
解放状態とされる。そして、終端処理手段によって、結
束材が被結束材に所定回数巻付けられたのち、枠体に対
する結束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材
の巻付終端が切断状態とされる。このため、枠体に被結
束材が挿入され、結束材が所定回数回転されることで、
自動的に結束材の巻付先端が被結束材に所定回数巻付け
られ、枠体に挿入可能な被結束材であれば、その被結束
材の径や本数、表面状態等に影響されることなく結束材
に所望の張力を付与しつつ被結束材を簡単に素早く結束
することができるという効果が得られる。
によれば、アクチュエータにて駆動される回転手段によ
って被結束材が挿入された筒状の枠体の外周に沿って、
結束材が所定回数巻付けられる。このとき、張力付与手
段で結束材の巻出しに際し、所定の張力が付与される。
先端処理手段によって枠体に対する結束材の回転位置に
応じて被結束材に対する結束材の巻付先端が把持状態、
解放状態とされる。そして、終端処理手段によって、結
束材が被結束材に所定回数巻付けられたのち、枠体に対
する結束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材
の巻付終端が切断状態とされる。このため、枠体に被結
束材が挿入され、結束材が所定回数回転されることで、
自動的に結束材の巻付先端が被結束材に所定回数巻付け
られ、枠体に挿入可能な被結束材であれば、その被結束
材の径や本数、表面状態等に影響されることなく結束材
に所望の張力を付与しつつ被結束材を簡単に素早く結束
することができるという効果が得られる。
【0006】請求項2の自動結束装置では、結束材が片
面接着剤付テープであり、結束材の粘着力を利用して被
結束材に対する結束材の巻付先端の巻付けが確実に開始
される。これにより、被結束材に結束材を所定の回数だ
け過不足なく巻付けることができるという効果が得られ
る。
面接着剤付テープであり、結束材の粘着力を利用して被
結束材に対する結束材の巻付先端の巻付けが確実に開始
される。これにより、被結束材に結束材を所定の回数だ
け過不足なく巻付けることができるという効果が得られ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施の形
態に基づいて説明する。
態に基づいて説明する。
【0008】図1は本発明の一実施の形態にかかる自動
結束装置における主要構成を示す正面図、図2は図1の
左側面図である。また、図3は図1のA−A線に沿う巻
出機構を示す断面図である。図4は本発明の一実施の形
態にかかる自動結束装置における駆動伝達機構を示す構
成図である。図5は本発明の一実施の形態にかかる自動
結束装置における結束機構の各レバー及び円板状カム等
を平面的に示す概略構成図である。なお、本自動結束装
置では、説明の都合上外装カバーを取外してある。
結束装置における主要構成を示す正面図、図2は図1の
左側面図である。また、図3は図1のA−A線に沿う巻
出機構を示す断面図である。図4は本発明の一実施の形
態にかかる自動結束装置における駆動伝達機構を示す構
成図である。図5は本発明の一実施の形態にかかる自動
結束装置における結束機構の各レバー及び円板状カム等
を平面的に示す概略構成図である。なお、本自動結束装
置では、説明の都合上外装カバーを取外してある。
【0009】図1において、11は自動結束装置の基台
であり、基台11には被結束材としての複数の線材Wが
挿入される短い筒状の枠体12が固定されている。この
枠体12の外周面にはリング状の回転部材13が挿嵌さ
れ、この回転部材13は枠体12の周囲4箇所に固定さ
れた爪部材14にて押さえられ抜止めされている。回転
部材13には外周に歯数180のギヤ部13aが形成さ
れ、このギヤ部13aはアクチュエータとしてのギヤユ
ニット付電動モータ15のギヤ部15aと噛合され、電
動モータ15が駆動されることで回転部材13は枠体1
2の外周面を時計方向に摺動回転自在である。また、回
転部材13にはギヤ部13aと競合しない手前位置で外
側に向かって、筒巻状の結束材としての片面接着剤付セ
ロファンテープ(以下、単に『テープ』という)Tに回
転部材13の回転面に平行で所定の張力を付与しつつ巻
出しを行う後述の巻出機構20の台板21が固設されて
いる。
であり、基台11には被結束材としての複数の線材Wが
挿入される短い筒状の枠体12が固定されている。この
枠体12の外周面にはリング状の回転部材13が挿嵌さ
れ、この回転部材13は枠体12の周囲4箇所に固定さ
れた爪部材14にて押さえられ抜止めされている。回転
部材13には外周に歯数180のギヤ部13aが形成さ
れ、このギヤ部13aはアクチュエータとしてのギヤユ
ニット付電動モータ15のギヤ部15aと噛合され、電
動モータ15が駆動されることで回転部材13は枠体1
2の外周面を時計方向に摺動回転自在である。また、回
転部材13にはギヤ部13aと競合しない手前位置で外
側に向かって、筒巻状の結束材としての片面接着剤付セ
ロファンテープ(以下、単に『テープ』という)Tに回
転部材13の回転面に平行で所定の張力を付与しつつ巻
出しを行う後述の巻出機構20の台板21が固設されて
いる。
【0010】また、電動モータ15のギヤ部15aによ
って摺動回転される回転部材13のギヤ部13aは歯数
18のギヤ部16aと噛合され、そのギヤ部16aが挿
嵌され固定された連結軸16が回転される。連結軸16
の他端にはウォームギヤ部16bが挿嵌され固定され、
後段のウォームホイール部31aと噛合されている。な
お、ウォームギヤ部16bとウォームホイール部31a
との減速ギヤ比は1/20である。
って摺動回転される回転部材13のギヤ部13aは歯数
18のギヤ部16aと噛合され、そのギヤ部16aが挿
嵌され固定された連結軸16が回転される。連結軸16
の他端にはウォームギヤ部16bが挿嵌され固定され、
後段のウォームホイール部31aと噛合されている。な
お、ウォームギヤ部16bとウォームホイール部31a
との減速ギヤ比は1/20である。
【0011】図4に示すように、ウォームホイール部3
1aが挿嵌され固定されたカム軸31には4枚(4種
類)の円板状カム32a,32b,32c,32dが挿
嵌され固定されている。このため、電動モータ15の駆
動に伴って回転部材13が2回転すると円板状カム32
a,32b,32c,32dが各1回転することとな
る。これら円板状カム32a,32b,32c,32d
の回転に伴ってテープTに対し把持状態、解放状態、切
断状態等を行う後述の結束機構が作動される。
1aが挿嵌され固定されたカム軸31には4枚(4種
類)の円板状カム32a,32b,32c,32dが挿
嵌され固定されている。このため、電動モータ15の駆
動に伴って回転部材13が2回転すると円板状カム32
a,32b,32c,32dが各1回転することとな
る。これら円板状カム32a,32b,32c,32d
の回転に伴ってテープTに対し把持状態、解放状態、切
断状態等を行う後述の結束機構が作動される。
【0012】次に、回転部材13に固設された台板21
の手前位置に構成され、テープTに所定の張力を付与し
つつ巻出す巻出機構20について図3を参照して説明す
る。
の手前位置に構成され、テープTに所定の張力を付与し
つつ巻出す巻出機構20について図3を参照して説明す
る。
【0013】有底円筒状で外周面を摺動面とし円周8等
分のスリットを施したスリ割部材22が台板21に底部
22aを固定されている。このスリ割部材22の外周面
22bには摺動リング23の内周面23aが挿嵌されて
いる。この摺動リング23には2分割されたテープ固定
部材24,25が蝶ボルト26にて締付けられている。
このため、摺動リング23の外周面23bのテーパ面に
対してテープ固定部材24,25の各内周面24a,2
5aの逆テーパ面による押広げ作用によりテープ固定部
材24,25の摺動リング23への締付けと同時に、テ
ープTの内周面がテープ固定部材24,25の外周面2
4b,25bを利用して固定される。
分のスリットを施したスリ割部材22が台板21に底部
22aを固定されている。このスリ割部材22の外周面
22bには摺動リング23の内周面23aが挿嵌されて
いる。この摺動リング23には2分割されたテープ固定
部材24,25が蝶ボルト26にて締付けられている。
このため、摺動リング23の外周面23bのテーパ面に
対してテープ固定部材24,25の各内周面24a,2
5aの逆テーパ面による押広げ作用によりテープ固定部
材24,25の摺動リング23への締付けと同時に、テ
ープTの内周面がテープ固定部材24,25の外周面2
4b,25bを利用して固定される。
【0014】また、スリ割部材22の内周面22cのテ
ーパ面に対して張力調整部材27の外周面27aの逆テ
ーパ面が当接されており、固定部材28が台板21の裏
面側からその螺子部28aを利用して蝶ナット29にて
取付けられている。この固定部材28と張力調整部材2
7との間にはスプリング30が配設されている。このた
め、固定部材28の螺子部28aに対して蝶ナット29
を締付方向または逆の緩み方向に回転させると、スプリ
ング30を介してスリ割部材22の内周面22cのテー
パ面に対する張力調整部材27の外周面27aの逆テー
パ面による押広げ量を変化させることができる。これに
より、スリ割部材22の外周面22bと摺動リング23
の内周面23aとの間の摩擦力を可変することができ、
この巻出機構20によればテープTの巻出しに際し所定
の張力を付与することができる。
ーパ面に対して張力調整部材27の外周面27aの逆テ
ーパ面が当接されており、固定部材28が台板21の裏
面側からその螺子部28aを利用して蝶ナット29にて
取付けられている。この固定部材28と張力調整部材2
7との間にはスプリング30が配設されている。このた
め、固定部材28の螺子部28aに対して蝶ナット29
を締付方向または逆の緩み方向に回転させると、スプリ
ング30を介してスリ割部材22の内周面22cのテー
パ面に対する張力調整部材27の外周面27aの逆テー
パ面による押広げ量を変化させることができる。これに
より、スリ割部材22の外周面22bと摺動リング23
の内周面23aとの間の摩擦力を可変することができ、
この巻出機構20によればテープTの巻出しに際し所定
の張力を付与することができる。
【0015】次に、結束機構の構成について図2、図4
及び図5を参照して説明する。
及び図5を参照して説明する。
【0016】電動モータ15の駆動に伴って回転される
回転部材13等を介して巻出機構20の回転位置に対応
して円板状カム32a,32b,32c,32dが回転
される。これらの円板状カム32a,32b,32c,
32dの所定の回転位置に対応して、ベアリング等から
なるガイド部材としてのカムローラ33a,33b,3
3c,33dを有するロッド34a,34b,34c,
34dがそれぞれのスプリング(図示略)の付勢力に抗
して追従され作動される。このため、ロッド34a,3
4b,34c,34dの先端に配設された補助レバー4
1a,42a,43a,44aを介してテープ押さえレ
バー41、テープクランプレバー42、テープ受けレバ
ー43及びテープカットレバー44が後述する所定のタ
イミングにて0°〜90°の回転範囲で駆動され、巻出
されるテープTの軌跡内または軌跡外の位置とされる。
回転部材13等を介して巻出機構20の回転位置に対応
して円板状カム32a,32b,32c,32dが回転
される。これらの円板状カム32a,32b,32c,
32dの所定の回転位置に対応して、ベアリング等から
なるガイド部材としてのカムローラ33a,33b,3
3c,33dを有するロッド34a,34b,34c,
34dがそれぞれのスプリング(図示略)の付勢力に抗
して追従され作動される。このため、ロッド34a,3
4b,34c,34dの先端に配設された補助レバー4
1a,42a,43a,44aを介してテープ押さえレ
バー41、テープクランプレバー42、テープ受けレバ
ー43及びテープカットレバー44が後述する所定のタ
イミングにて0°〜90°の回転範囲で駆動され、巻出
されるテープTの軌跡内または軌跡外の位置とされる。
【0017】次に、結束機構の動作について図6のフロ
ーチャートに基づき図1乃至図5及び図7を参照し、実
際に複数の線材Wを結束する場合を想定して説明する。
なお、図5では、各レバー41,42,43,44の初
期状態を実線、円板状カム32a,32b,32c,3
2dによる作動状態を二点鎖線にてそれぞれ示す。ま
た、図7は巻出機構20の位置と各レバー41,42,
43,44の作動との関係を示すタイミング線図であ
る。
ーチャートに基づき図1乃至図5及び図7を参照し、実
際に複数の線材Wを結束する場合を想定して説明する。
なお、図5では、各レバー41,42,43,44の初
期状態を実線、円板状カム32a,32b,32c,3
2dによる作動状態を二点鎖線にてそれぞれ示す。ま
た、図7は巻出機構20の位置と各レバー41,42,
43,44の作動との関係を示すタイミング線図であ
る。
【0018】初期状態の回転開始位置においては、図1
及び図5に示すように、巻出されたテープTの先端が、
その軌跡内に位置するテープクランプレバー42とテー
プ受けレバー43とにより把持状態とされている。この
とき、テープ押さえレバー41及びテープカットレバー
44は退避状態であり、作動状態となる位置から90°
回転されテープTの軌跡外に位置されている。この巻出
機構20の回転開始位置を図7に示す位置R0 とし、位
置R0 における各レバー41,42,43,44の位置
を原位置とする。なお、巻出されるテープTには常時、
図3の巻出機構20によって所定の張力が付与されてい
る。
及び図5に示すように、巻出されたテープTの先端が、
その軌跡内に位置するテープクランプレバー42とテー
プ受けレバー43とにより把持状態とされている。この
とき、テープ押さえレバー41及びテープカットレバー
44は退避状態であり、作動状態となる位置から90°
回転されテープTの軌跡外に位置されている。この巻出
機構20の回転開始位置を図7に示す位置R0 とし、位
置R0 における各レバー41,42,43,44の位置
を原位置とする。なお、巻出されるテープTには常時、
図3の巻出機構20によって所定の張力が付与されてい
る。
【0019】まず、複数の線材Wが枠体12のほぼ中央
で手前から奥に、結束しようとする位置がテープTの軌
跡となるように挿入されたのち、図示しない起動スイッ
チがオンされる。すると、電動モータ15が駆動開始さ
れ、そのギヤ部15aからギヤ13aを介して回転部材
13に固定された台板21上の巻出機構20が枠体12
の外周を図1の矢印方向に回転開始される。
で手前から奥に、結束しようとする位置がテープTの軌
跡となるように挿入されたのち、図示しない起動スイッ
チがオンされる。すると、電動モータ15が駆動開始さ
れ、そのギヤ部15aからギヤ13aを介して回転部材
13に固定された台板21上の巻出機構20が枠体12
の外周を図1の矢印方向に回転開始される。
【0020】同時に、図2及び図4に示すように、ギヤ
13aからギヤ16aを介して連結軸16が回転され、
他端のウォームギヤ部16bと噛合されたウォームホイ
ール部31aが回転される。これにより、ウォームホイ
ール部31aに挿嵌固定されたカム軸31が回転され、
そのカム軸31の他端に固定された円板状カム32a,
32b,32c,32dが回転される。なお、連結軸1
6は基台11に固定された軸受部材17によって軸支さ
れている。また、カム軸31は基台11と一体化された
被結束材の載置台36に固定された軸受部材37によっ
て軸支されている。
13aからギヤ16aを介して連結軸16が回転され、
他端のウォームギヤ部16bと噛合されたウォームホイ
ール部31aが回転される。これにより、ウォームホイ
ール部31aに挿嵌固定されたカム軸31が回転され、
そのカム軸31の他端に固定された円板状カム32a,
32b,32c,32dが回転される。なお、連結軸1
6は基台11に固定された軸受部材17によって軸支さ
れている。また、カム軸31は基台11と一体化された
被結束材の載置台36に固定された軸受部材37によっ
て軸支されている。
【0021】すると、図6のステップS101で、巻出
機構20が位置R0 から約28°回転された図7に示す
位置R1 では、テープ押さえレバー41が円板状カム3
2aによりそれまでの退避状態からテープTの軌跡内と
なるように90°回転され、このテープ押さえレバー4
1によりテープTの巻付先端側が押付けられる。次にス
テップS102に移行して、巻出機構20が位置R0 か
ら約220°回転された図7に示す位置R2 では、テー
プクランプレバー42が円板状カム32bによりそれま
でのテープ受けレバー43への押付によるテープTの把
持状態からテープTの軌跡外となるよう退避され始め
る。すると、テープ受けレバー43面に接着剤で貼付い
ているテープTの巻付先端側がテープ押さえレバー41
により押さえられ、テープ受けレバー43面から剥がさ
れる。なお、テープクランプレバー42が作動開始し、
テープTの把持状態を解除し解放状態とするタイミング
は、複数の線材Wの外周囲に対しテープTがなるべく長
く巻付けられるように設定され、テープTの巻付先端が
結束機構のテープ受けレバー43から離されても、テー
プTの巻付先端は複数の線材Wの外周囲側に貼付いたま
まとなる。
機構20が位置R0 から約28°回転された図7に示す
位置R1 では、テープ押さえレバー41が円板状カム3
2aによりそれまでの退避状態からテープTの軌跡内と
なるように90°回転され、このテープ押さえレバー4
1によりテープTの巻付先端側が押付けられる。次にス
テップS102に移行して、巻出機構20が位置R0 か
ら約220°回転された図7に示す位置R2 では、テー
プクランプレバー42が円板状カム32bによりそれま
でのテープ受けレバー43への押付によるテープTの把
持状態からテープTの軌跡外となるよう退避され始め
る。すると、テープ受けレバー43面に接着剤で貼付い
ているテープTの巻付先端側がテープ押さえレバー41
により押さえられ、テープ受けレバー43面から剥がさ
れる。なお、テープクランプレバー42が作動開始し、
テープTの把持状態を解除し解放状態とするタイミング
は、複数の線材Wの外周囲に対しテープTがなるべく長
く巻付けられるように設定され、テープTの巻付先端が
結束機構のテープ受けレバー43から離されても、テー
プTの巻付先端は複数の線材Wの外周囲側に貼付いたま
まとなる。
【0022】次にステップS103に移行して、巻出機
構20が位置R0 から約225°回転された図7に示す
位置R3 となると、テープ受けレバー43が円板状カム
32cによりそれまでのテープTの受け状態からテープ
Tの軌跡外となるよう退避され始める。次にステップS
104に移行して、巻出機構20が位置R0 から約24
0°回転された図7に示す位置R4 となると、テープ押
さえレバー41が円板状カム32aによりテープTの軌
跡外となるよう退避され始める。次にステップS105
に移行して、巻出機構20が位置R0 から約250°回
転された図7に示す位置R5 となると、テープクランプ
レバー42が円板状カム32bにより90°回転され、
テープTの軌跡外となり退避完了となる。
構20が位置R0 から約225°回転された図7に示す
位置R3 となると、テープ受けレバー43が円板状カム
32cによりそれまでのテープTの受け状態からテープ
Tの軌跡外となるよう退避され始める。次にステップS
104に移行して、巻出機構20が位置R0 から約24
0°回転された図7に示す位置R4 となると、テープ押
さえレバー41が円板状カム32aによりテープTの軌
跡外となるよう退避され始める。次にステップS105
に移行して、巻出機構20が位置R0 から約250°回
転された図7に示す位置R5 となると、テープクランプ
レバー42が円板状カム32bにより90°回転され、
テープTの軌跡外となり退避完了となる。
【0023】次にステップS106に移行して、巻出機
構20が位置R0 から約270°回転された図7に示す
位置R6 となると、テープ受けレバー43が円板状カム
32cにより90°回転され、テープTの軌跡外となり
退避完了となる。なお、テープ受けレバー43が退避完
了するタイミングは、巻出機構20が360°(1回
転)前でテープTの複数の線材Wに対する1巻目の完了
前に設定される。次にステップS107に移行して、巻
出機構20が位置R0 から約285°回転された図7に
示す位置R7 となると、テープ押さえレバー41が円板
状カム32aにより90°回転され、テープTの軌跡外
となり退避完了の原位置に復帰される。
構20が位置R0 から約270°回転された図7に示す
位置R6 となると、テープ受けレバー43が円板状カム
32cにより90°回転され、テープTの軌跡外となり
退避完了となる。なお、テープ受けレバー43が退避完
了するタイミングは、巻出機構20が360°(1回
転)前でテープTの複数の線材Wに対する1巻目の完了
前に設定される。次にステップS107に移行して、巻
出機構20が位置R0 から約285°回転された図7に
示す位置R7 となると、テープ押さえレバー41が円板
状カム32aにより90°回転され、テープTの軌跡外
となり退避完了の原位置に復帰される。
【0024】次にステップS108に移行して、巻出機
構20が位置R0 からテープTの複数の線材Wに対し2
巻目が開始され約555°回転された図7に示す位置R
8 となると、テープ受けレバー43が円板状カム32c
によりテープTの軌跡外からテープTの軌跡内となるよ
うに90°回転され原位置に復帰される。次にステップ
S109に移行して、巻出機構20が位置R0 から約7
12°回転された図7に示す位置R9 となると、テープ
クランプレバー42が円板状カム32bによりテープT
の軌跡外からテープTの軌跡内となるように90°回転
され原位置に復帰される。このとき、先にテープTの軌
跡内に復帰し次回の結束におけるテープTの先端部がそ
の接着剤で貼付けられたテープ受けレバー43に対して
テープクランプレバー42が押付けられ両レバー42,
43によってテープTが把持状態とされる。
構20が位置R0 からテープTの複数の線材Wに対し2
巻目が開始され約555°回転された図7に示す位置R
8 となると、テープ受けレバー43が円板状カム32c
によりテープTの軌跡外からテープTの軌跡内となるよ
うに90°回転され原位置に復帰される。次にステップ
S109に移行して、巻出機構20が位置R0 から約7
12°回転された図7に示す位置R9 となると、テープ
クランプレバー42が円板状カム32bによりテープT
の軌跡外からテープTの軌跡内となるように90°回転
され原位置に復帰される。このとき、先にテープTの軌
跡内に復帰し次回の結束におけるテープTの先端部がそ
の接着剤で貼付けられたテープ受けレバー43に対して
テープクランプレバー42が押付けられ両レバー42,
43によってテープTが把持状態とされる。
【0025】次にステップS110に移行して、巻出機
構20が位置R0 から約714°回転された図7に示す
位置R10となると、テープカットレバー44が円板状カ
ム32dによりテープTの軌跡外からテープTの軌跡内
となるように素早く90°回転され、テープTの巻付終
端がテープカットレバー44に取付けられたカッター刃
44Cにより切断状態とされると共に、テープカットレ
バー44の先端部によりテープTの巻付終端が複数の線
材W側に押付けられる。こののち、テープカットレバー
44は円板状カム32dにより直ちにテープTの軌跡内
からテープTの軌跡外となるように90°回転され原位
置に復帰される。そして、巻出機構20が720°(2
回転)され位置R0 に到達すると、カム軸31の回転動
作に伴ってスイッチ(図示略)がオフされ電動モータ1
5が停止される。これにより、複数の線材WがテープT
にて2回巻きの結束状態とされる。
構20が位置R0 から約714°回転された図7に示す
位置R10となると、テープカットレバー44が円板状カ
ム32dによりテープTの軌跡外からテープTの軌跡内
となるように素早く90°回転され、テープTの巻付終
端がテープカットレバー44に取付けられたカッター刃
44Cにより切断状態とされると共に、テープカットレ
バー44の先端部によりテープTの巻付終端が複数の線
材W側に押付けられる。こののち、テープカットレバー
44は円板状カム32dにより直ちにテープTの軌跡内
からテープTの軌跡外となるように90°回転され原位
置に復帰される。そして、巻出機構20が720°(2
回転)され位置R0 に到達すると、カム軸31の回転動
作に伴ってスイッチ(図示略)がオフされ電動モータ1
5が停止される。これにより、複数の線材WがテープT
にて2回巻きの結束状態とされる。
【0026】このように、本発明の一実施の形態の自動
結束装置は、被結束材としての複数の線材Wが挿入され
る筒状の枠体12の外周に沿って、複数の線材Wの挿入
方向と垂直な平面上にてアクチュエータとしての電動モ
ータ15の駆動により筒巻状の結束材としてのテープT
を所定回数として2回巻する回転部材13、ギヤ部13
a及びギヤ部15a等からなる回転手段と、テープTの
巻出しに際しテープTに所定の張力を付与する巻出機構
20からなる張力付与手段と、枠体12に対するテープ
Tの回転位置に応じて複数の線材Wに対するテープTの
巻付先端を把持状態、その把持状態を解除する解放状態
の何れか一方の状態とするテープ押さえレバー41、テ
ープクランプレバー42及びテープ受けレバー43等か
らなる先端処理手段と、前記回転手段によってテープT
を複数の線材Wに所定回数として2回巻付けたのち、枠
体12に対するテープTの回転位置に応じて複数の線材
Wに対するテープTの巻付終端を切断状態とするテープ
カットレバー44及びカッター刃44C等からなる終端
処理手段とを具備するものであり、これを請求項1の実
施の形態とすることができる。
結束装置は、被結束材としての複数の線材Wが挿入され
る筒状の枠体12の外周に沿って、複数の線材Wの挿入
方向と垂直な平面上にてアクチュエータとしての電動モ
ータ15の駆動により筒巻状の結束材としてのテープT
を所定回数として2回巻する回転部材13、ギヤ部13
a及びギヤ部15a等からなる回転手段と、テープTの
巻出しに際しテープTに所定の張力を付与する巻出機構
20からなる張力付与手段と、枠体12に対するテープ
Tの回転位置に応じて複数の線材Wに対するテープTの
巻付先端を把持状態、その把持状態を解除する解放状態
の何れか一方の状態とするテープ押さえレバー41、テ
ープクランプレバー42及びテープ受けレバー43等か
らなる先端処理手段と、前記回転手段によってテープT
を複数の線材Wに所定回数として2回巻付けたのち、枠
体12に対するテープTの回転位置に応じて複数の線材
Wに対するテープTの巻付終端を切断状態とするテープ
カットレバー44及びカッター刃44C等からなる終端
処理手段とを具備するものであり、これを請求項1の実
施の形態とすることができる。
【0027】したがって、アクチュエータとしての電動
モータ15が駆動され、回転手段としての回転部材1
3、ギヤ部13a及びギヤ部15a等にて被結束材とし
ての複数の線材Wが挿入された筒状の枠体12の外周に
沿って、結束材としてのテープTが2回巻付けられる。
このとき、張力付与手段としての巻出機構20でテープ
Tの巻出しに際し、所定の張力が付与される。先端処理
手段としてのテープ押さえレバー41、テープクランプ
レバー42及びテープ受けレバー43等によって枠体1
2に対するテープTの回転位置に応じて複数の線材Wに
対するテープTの巻付先端が把持状態、解放状態とされ
る。そして、終端処理手段としてのテープカットレバー
44及びカッター刃44C等によって、テープTが複数
の線材Wに2回巻付けられたのち、枠体12に対するテ
ープTの回転位置に応じて複数の線材Wに対するテープ
Tの巻付終端が切断状態とされる。
モータ15が駆動され、回転手段としての回転部材1
3、ギヤ部13a及びギヤ部15a等にて被結束材とし
ての複数の線材Wが挿入された筒状の枠体12の外周に
沿って、結束材としてのテープTが2回巻付けられる。
このとき、張力付与手段としての巻出機構20でテープ
Tの巻出しに際し、所定の張力が付与される。先端処理
手段としてのテープ押さえレバー41、テープクランプ
レバー42及びテープ受けレバー43等によって枠体1
2に対するテープTの回転位置に応じて複数の線材Wに
対するテープTの巻付先端が把持状態、解放状態とされ
る。そして、終端処理手段としてのテープカットレバー
44及びカッター刃44C等によって、テープTが複数
の線材Wに2回巻付けられたのち、枠体12に対するテ
ープTの回転位置に応じて複数の線材Wに対するテープ
Tの巻付終端が切断状態とされる。
【0028】このため、枠体12に複数の線材Wが挿入
され、電動モータ15が駆動され枠体12の外周に沿っ
てテープTが2回転回転されることで、自動的にテープ
Tの巻付先端が複数の線材Wに2回巻付けられる。即
ち、本自動結束装置内に挿入可能な被結束材であれば、
その被結束材の径や本数、表面状態等に影響されること
なくテープTに所望の張力を付与しつつ簡単に素早く結
束することができる。
され、電動モータ15が駆動され枠体12の外周に沿っ
てテープTが2回転回転されることで、自動的にテープ
Tの巻付先端が複数の線材Wに2回巻付けられる。即
ち、本自動結束装置内に挿入可能な被結束材であれば、
その被結束材の径や本数、表面状態等に影響されること
なくテープTに所望の張力を付与しつつ簡単に素早く結
束することができる。
【0029】また、本実施の形態の自動結束装置の結束
材は、片面接着剤付セロファンテープとしてのテープT
であり、これを請求項2の実施の形態とすることができ
る。
材は、片面接着剤付セロファンテープとしてのテープT
であり、これを請求項2の実施の形態とすることができ
る。
【0030】したがって、結束材としてのテープTの粘
着力を利用して被結束材としての複数の線材Wに対する
テープTの巻付先端の巻付けが確実に開始される。これ
により、被結束材に結束材を所定の回数だけ過不足なく
巻付けることができる。
着力を利用して被結束材としての複数の線材Wに対する
テープTの巻付先端の巻付けが確実に開始される。これ
により、被結束材に結束材を所定の回数だけ過不足なく
巻付けることができる。
【0031】ところで、上記実施の形態では、結束材と
してのテープTを被結束材としての複数の線材Wに対し
て2回巻きするとしたが、本発明を実施する場合には、
これに限定されるものではなく、この他、例えば、3回
巻きするためには、巻出機構20の3回転に対して円板
状カム32a,32b,32c,32dが1回転するよ
うにギヤ比等を設定し、それら円板状カム32a,32
b,32c,32dによる各レバー41,42,43,
44の動作タイミングを変更することで達成できる。
してのテープTを被結束材としての複数の線材Wに対し
て2回巻きするとしたが、本発明を実施する場合には、
これに限定されるものではなく、この他、例えば、3回
巻きするためには、巻出機構20の3回転に対して円板
状カム32a,32b,32c,32dが1回転するよ
うにギヤ比等を設定し、それら円板状カム32a,32
b,32c,32dによる各レバー41,42,43,
44の動作タイミングを変更することで達成できる。
【0032】また、上記実施の形態における結束材とし
ては、片面接着剤付セロファンテープを用いて説明した
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、片面接着剤付テープとしては熱接着テープで
あってもよく、テープの材質は紙・塩化ビニール等の種
々のものが適用できる。
ては、片面接着剤付セロファンテープを用いて説明した
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、片面接着剤付テープとしては熱接着テープで
あってもよく、テープの材質は紙・塩化ビニール等の種
々のものが適用できる。
【0033】そして、上記実施の形態では、各レバー4
1,42,43,44を動作させるためにギヤ連結にて
回転される円板状カム32a,32b,32c,32d
を利用しているが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、カムに代えてマイクロコンピ
ュータ等の制御回路とソレノイドやエアシリンダ等のア
クチュエータを利用してもよい。特に、本実施の形態の
ように、ギヤ連結にて回転されるカムを用いることで構
成が簡素化され、作動タイミングに経時的な誤差を生じ
ないという優れた効果がある。
1,42,43,44を動作させるためにギヤ連結にて
回転される円板状カム32a,32b,32c,32d
を利用しているが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、カムに代えてマイクロコンピ
ュータ等の制御回路とソレノイドやエアシリンダ等のア
クチュエータを利用してもよい。特に、本実施の形態の
ように、ギヤ連結にて回転されるカムを用いることで構
成が簡素化され、作動タイミングに経時的な誤差を生じ
ないという優れた効果がある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動結
束装置によれば、被結束材が挿入される筒状の枠体の外
周に沿って、被結束材の挿入方向と垂直な平面上にてア
クチュエータの駆動により筒巻状の結束材を所定回数回
転する回転手段と、結束材の巻出しに際し結束材に所定
の張力を付与する張力付与手段と、枠体に対する結束材
の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻付先端
を把持状態、その把持状態を解除する解放状態の何れか
一方の状態とする先端処理手段と、回転手段によって結
束材を被結束材に所定回数巻付けたのち、枠体に対する
結束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻
付終端を切断状態とする終端処理手段とを具備してお
り、アクチュエータにて駆動される回転手段によって被
結束材が挿入された筒状の枠体の外周に沿って、結束材
が所定回数巻付けられる。このとき、張力付与手段で結
束材の巻出しに際し、所定の張力が付与される。先端処
理手段によって枠体に対する結束材の回転位置に応じて
被結束材に対する結束材の巻付先端が把持状態、解放状
態とされる。そして、終端処理手段によって、結束材が
被結束材に所定回数巻付けられたのち、枠体に対する結
束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻付
終端が切断状態とされる。このため、枠体に被結束材が
挿入され、結束材が所定回数回転されることで、自動的
に結束材の巻付先端が被結束材に所定回数巻付けられ、
枠体に挿入可能な被結束材であれば、その被結束材の径
や本数、表面状態等に影響されることなく結束材に所望
の張力を付与しつつ被結束材を簡単に素早く結束するこ
とができる。
束装置によれば、被結束材が挿入される筒状の枠体の外
周に沿って、被結束材の挿入方向と垂直な平面上にてア
クチュエータの駆動により筒巻状の結束材を所定回数回
転する回転手段と、結束材の巻出しに際し結束材に所定
の張力を付与する張力付与手段と、枠体に対する結束材
の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻付先端
を把持状態、その把持状態を解除する解放状態の何れか
一方の状態とする先端処理手段と、回転手段によって結
束材を被結束材に所定回数巻付けたのち、枠体に対する
結束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻
付終端を切断状態とする終端処理手段とを具備してお
り、アクチュエータにて駆動される回転手段によって被
結束材が挿入された筒状の枠体の外周に沿って、結束材
が所定回数巻付けられる。このとき、張力付与手段で結
束材の巻出しに際し、所定の張力が付与される。先端処
理手段によって枠体に対する結束材の回転位置に応じて
被結束材に対する結束材の巻付先端が把持状態、解放状
態とされる。そして、終端処理手段によって、結束材が
被結束材に所定回数巻付けられたのち、枠体に対する結
束材の回転位置に応じて被結束材に対する結束材の巻付
終端が切断状態とされる。このため、枠体に被結束材が
挿入され、結束材が所定回数回転されることで、自動的
に結束材の巻付先端が被結束材に所定回数巻付けられ、
枠体に挿入可能な被結束材であれば、その被結束材の径
や本数、表面状態等に影響されることなく結束材に所望
の張力を付与しつつ被結束材を簡単に素早く結束するこ
とができる。
【0035】請求項2の自動結束装置によれば、請求項
1の結束材が片面接着剤付テープであり、結束材の粘着
力を利用して被結束材に対する結束材の巻付先端の巻付
けが確実に開始される。これにより、被結束材に結束材
を所定の回数だけ過不足なく巻付けることができる。
1の結束材が片面接着剤付テープであり、結束材の粘着
力を利用して被結束材に対する結束材の巻付先端の巻付
けが確実に開始される。これにより、被結束材に結束材
を所定の回数だけ過不足なく巻付けることができる。
【図1】 図1は本発明の一実施の形態にかかる自動結
束装置の主要構成を示す正面図である。
束装置の主要構成を示す正面図である。
【図2】 図2は図1の左側面図である。
【図3】 図3は図1のA−A線に沿う巻出機構を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】 図4は本発明の一実施の形態にかかる自動結
束装置における駆動伝達機構を示す構成図である。
束装置における駆動伝達機構を示す構成図である。
【図5】 図5は本発明の一実施の形態にかかる自動結
束装置における結束機構の各レバー及び円板状カム等を
平面的に示す概略構成図である。
束装置における結束機構の各レバー及び円板状カム等を
平面的に示す概略構成図である。
【図6】 図6は本発明の一実施の形態にかかる自動結
束装置における結束機構の各レバーの作動を示すフロー
チャートである。
束装置における結束機構の各レバーの作動を示すフロー
チャートである。
【図7】 図7は本発明の一実施の形態にかかる自動結
束装置における巻出機構の位置と各レバーの作動との関
係を示すタイミング線図である。
束装置における巻出機構の位置と各レバーの作動との関
係を示すタイミング線図である。
11 基台 12 枠体 13 回転部材 15 電動モータ 20 巻出機構 32a,32b,32c,32d 円板状カム 41 テープ押さえレバー 42 テープクランプレバー 43 テープ受けレバー 44 テープカットレバー 44C カッター刃 T テープ(結束材) W 複数の線材(被結束材)
Claims (2)
- 【請求項1】 被結束材が挿入される筒状の枠体の外周
に沿って、前記被結束材の挿入方向と垂直な平面上にて
アクチュエータの駆動により筒巻状の結束材を所定回数
回転する回転手段と、 前記結束材の巻出しに際し前記結束材に所定の張力を付
与する張力付与手段と、 前記枠体に対する前記結束材の回転位置に応じて前記被
結束材に対する前記結束材の巻付先端を把持状態、その
把持状態を解除する解放状態の何れか一方の状態とする
先端処理手段と、 前記回転手段によって前記結束材を前記被結束材に所定
回数巻付けたのち、前記枠体に対する前記結束材の回転
位置に応じて前記被結束材に対する前記結束材の巻付終
端を切断状態とする終端処理手段とを具備することを特
徴とする自動結束装置。 - 【請求項2】 前記結束材は、片面接着剤付テープであ
ることを特徴とする請求項1に記載の自動結束装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21699296A JPH1059316A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 自動結束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21699296A JPH1059316A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 自動結束装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059316A true JPH1059316A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16697121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21699296A Pending JPH1059316A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 自動結束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1059316A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221149A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | マックス株式会社 | 園芸用結束機 |
CN108423230A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-08-21 | 南通劲凌智能科技有限公司 | 一种快速包装设备及其方法 |
CN112896602A (zh) * | 2021-01-19 | 2021-06-04 | 王艳 | 一种可自动循环缠绕的电线打包机构 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP21699296A patent/JPH1059316A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221149A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | マックス株式会社 | 園芸用結束機 |
CN108423230A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-08-21 | 南通劲凌智能科技有限公司 | 一种快速包装设备及其方法 |
CN108423230B (zh) * | 2018-03-06 | 2019-12-13 | 安徽省冠腾信息科技有限公司 | 一种快速包装设备及其方法 |
CN112896602A (zh) * | 2021-01-19 | 2021-06-04 | 王艳 | 一种可自动循环缠绕的电线打包机构 |
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