JPH1058782A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1058782A
JPH1058782A JP23840896A JP23840896A JPH1058782A JP H1058782 A JPH1058782 A JP H1058782A JP 23840896 A JP23840896 A JP 23840896A JP 23840896 A JP23840896 A JP 23840896A JP H1058782 A JPH1058782 A JP H1058782A
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俊幸 山根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字装置を小型化し、印字時間を少なくする
一方、複数行の任意の位置の印字位置のズレを解消す
る。 【解決手段】 各印字行LD1〜3の印字開始位置PS
が、キャリッジ移動可能範囲の左端基準位置LMからキ
ャリッジの加速区間Uと速度不安定区間Vとの和(速度
変動区間T)内にあるかどうかを判定し、速度変動区間
T内にあるときには、基準位置LMからキャリッジの移
動を開始して印字する。この場合、速度不安定区間に印
字開始位置PSが位置するが、印字開始位置が異なって
も各行LD1,2とも基準位置からキャリッジを移動開
始することで、キャリッジの速度変動を一致させ、その
区間T内に印字するデータを位置ズレすることなく印字
する。速度変動区間T外のときには、印字開始位置PS
よりも速度変動区間Tだけ左の位置Qからキャリッジの
移動を開始して、速度が安定した状態で印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを搭載
したキャリッジを印字方向へ駆動させて印字する印字装
置に関し、特に複数行印字における各印字行の印字開始
位置が印字方向に異なる場合でも、キャリッジの駆動開
始直後の速度変動による印字位置の位置ズレを確実に解
消するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ヘッドを搭載したキャリッジ
をキャリッジ駆動モータで印字方向に駆動しながら複数
行の印字を行うようにした、所謂シリアルプリンタにお
いては、印字行の印字を終了したキャリッジを、行間値
分の用紙送りを実行した後に、所定の印字開始位置へ移
動(キャリッジリターン)させるのではなく、次行の印
字開始位置へ最短距離で直接移動させて次行を印字方向
へ印字することで、印字処理を高速化するようにした印
字装置が種々提案されている。
【0003】例えば、特公昭60─25273号公報に
は、印字行の印字を終了したキャリッジを、次行の左端
と右端のうち最短距離になる一方の端位置へ移動させ、
一方の端から他方の端へ向け印字するようにした印字装
置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シリアルプリンタなど
の印字装置においては、一般的に、キャリッジは、ガイ
ドロッドで印字方向へ移動可能に支持されるとともに、
ワイヤやタイミングベルトを介してキャリッジ駆動モー
タにより、往復駆動するように構成されていることか
ら、停止状態のキャリッジを急激に加速して駆動した直
後には、キャリッジとガイドロッドとの移動摩擦やキャ
リッジ自体の質量により、ワイヤやタイミングベルトに
張力が作用して延びが生じることから、実施形態に係る
図3に示すように、キャリッジの駆動開始直後に発生す
る速度変動は、加速に要する加速区間Uと、加速終了後
の速度不安定区間Vとを加えた速度変動区間Tに亙って
収束するようになり、それ以後において定速駆動され
る。
【0005】そこで、前述したように、特公昭60─2
5273号公報に記載の印字装置におていは、印字処理
の高速化の為に、印字を終了したキャリッジを次行の最
短距離に位置する左端又は右端位置へ移動させることか
ら、キャリッジの速度変動区間が各印字行における印字
開始直後に夫々含まれるだけでなく、駆動機構のバック
ラッシュにより、複数行の各印字位置に相互にズレが生
じる。特に、縦罫線を印字した場合、不連続になる。
【0006】そこで、従来の印字装置では、複数行を左
から右への一方向のみで印字することで、上記問題を解
消するようにしているが、まだ十分に印字位置のズレを
解消するには至っていない。即ち、実施形態に係る図5
に示すように、複数の印字行LD1〜3の先頭位置PS
がそれぞれ異なるとき、それぞれの先頭位置よりも加速
区間だけ左側からキャリッジの移動を開始する。この場
合、それぞれのキャリッジの加速時の速度変動は、図3
に実線および破線で示すように、それぞれの開始位置に
応じて横へずれた状態で現れる。図3のA位置で印字さ
れるデータがあるとき、実線で示す速度変動の場合には
キャリッジはオーバーシュートし、破線の場合にはアン
ダーシュートしており、印字時の速度が異なることにな
る。
【0007】インクジェット式印字ヘッドやドットイン
パクト式印字ヘッドの場合、印字ヘッドからインクや印
字ピンが飛翔して印字するため、A位置で印字信号を出
力してもキャリッジの速度が異なると、印字位置がずれ
る。したがって、複数行を一方向のみで印字しても、十
分に印字位置のズレを解消できない。特にインクジェッ
ト式印字ヘッドのように印字するドット径が小さく高解
像度の印字をするものではその位置ズレによる影響が大
きく、また印字速度が高速になれば一層顕著に現れる。
【0008】さらに上記の問題を解消するには、キャリ
ッジの速度変動が完全に収束した後、全ての行の印字を
開始するようにしたり、行の長短に拘わらず全ての行の
キャリッジの移動開始点をキャリッジの移動範囲の最左
端にするなどの方法が考えられるが、前者の方法では、
印字行の長さに対してキャリッジの移動範囲を十分に大
きくしなければならず、印字装置が大きくなる。また後
者の方法では、印字データのない部分でもキャリッジを
移動させなければならず、全体としての印字時間が多く
かかり、いずれも現実的ではない。本発明の目的は、印
字装置を小型化し、また印字時間を少なくする一方、複
数行の任意の印字位置の位置ズレを解消し得るような印
字装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の印字装置は、
印字ヘッドを搭載したキャリッジと、そのキャリッジを
移動駆動するキャリッジ駆動手段とを備え、印字データ
に基づいてキャリッジを印字方向に移動させながら記録
媒体に印字する印字装置において、印字データに基づい
て各印字行の印字開始位置を求める印字開始位置決定手
段と、印字開始位置決定手段で求めた印字開始位置が、
所定の基準位置を基準としてキャリッジの駆動開始直後
のキャリッジの速度変動が収束していない速度変動区間
内か否かを判定する駆動開始位置判定手段と、駆動開始
位置判定手段の判定結果を受け、印字開始位置が速度変
動区間内のときには所定の基準位置からキャリッジの移
動を開始して印字するようにキャリッジ駆動手段を制御
し、印字開始位置が速度変動区間外のときには印字開始
位置よりも速度変動区間だけ基準位置寄りの位置からキ
ャリッジの移動を開始して印字するようにキャリッジ駆
動手段を制御する駆動開始位置設定手段とを備えたもの
である。
【0010】印字開始位置決定手段は、印字に供する印
字データに基づいて、各印字行の印字開始位置を求め、
駆動開始位置判定手段は、印字開始位置演算手段で求め
た印字開始位置が、所定の基準位置を基準としてキャリ
ッジの駆動開始直後のキャリッジの速度変動が収束して
いない速度変動区間内か否かを判定する。そして、駆動
開始位置設定手段は、駆動開始位置判定手段の判定結果
を受け、印字開始位置が速度変動区間内のときには、所
定の基準位置からキャリッジの移動を開始して印字する
ようにキャリッジ駆動手段を制御する。
【0011】即ち、各印字行における印字開始位置が印
字方向に異なる場合でも、キャリッジはキャリッジ駆動
手段により、各印字行の印字毎に、所定の基準位置から
印字方向へ移動を開始することにより、キャリッジの移
動開始時に発生する速度変動が各行において一致するこ
とになり、速度変動区間内に印字するデータでも、複数
印字行の印字位置に位置ズレが生じることがない。従っ
て、複数の印字行により印字した縦罫線が直線状に揃う
ことになる。しかも、速度変動区間内で印字を開始する
から、基準位置に近い位置に印字領域をおくことができ
る。
【0012】また、駆動開始位置設定手段は、判定結果
を受けて、印字開始位置が速度変動区間外のときには、
印字開始位置よりも速度変動区間だけ基準位置寄りの位
置からキャリッジの移動を開始して印字するようにキャ
リッジ駆動手段を制御するので、印字行はキャリッジの
移動開始時に発生する速度変動が収束した定速状態で印
字されることになり、所定の基準位置からキャリッジを
移動させて印字した印字行に対して印字位置に位置ズレ
が生じないのはもちろん、印字開始位置よりも速度変動
区間だけ基準位置寄りの位置からキャリッジを移動させ
て印字した印字行どうしでも位置ズレが生じない。しか
もこの場合、キャリッジを基準位置から移動しないた
め、キャリッジのむだな移動が少なくなる。
【0013】請求項2の印字装置は、請求項1の発明に
おいて、前記所定の基準位置は、キャリッジ移動可能範
囲の一端位置である。この場合、所定の基準位置は、キ
ャリッジ移動可能範囲の一端位置なので、印字領域をそ
の基準位置に対して、少なくともキャリッジの加速に要
する加速区間だけ印字方向側に設けることで、キャリッ
ジの移動可能範囲を有効に使って印字動作をすることが
できる。その他、請求項1と同様に作用する。
【0014】請求項3の印字装置は、請求項2の発明に
おいて、前記速度変動区間は、キャリッジの加速に要す
る加速区間と加速終了後の速度不安定区間とを加えたも
のであり、前記駆動開始位置判定手段は、印字開始位置
が速度不安定区間内であるか否かを判定する。この場
合、印字開始位置がこの速度不安定区間外のときには、
キャリッジの速度変動を確実に解消した定速状態で印字
することができる。その他、請求項2と同様に作用す
る。
【0015】請求項4の印字装置は、請求項1〜3の何
れか1項に記載の発明において、前記印字ヘッドは、記
録媒体と間隔をおいて位置し印字要素を記録媒体に向け
動作させるものである。この場合、印字開始位置が速度
変動区間内にあると、速度の変動によって印字要素が記
録媒体に到達する位置(即ち印字位置)にズレが生じる
ことがあるが、前述のように、基準位置からキャリッジ
の移動を開始するため、速度変動が各行において一致す
ることになり、各行の印字位置にズレが生じることがな
い。印字要素を記録媒体に向け動作させるタイプの印字
ヘッド、例えばインクジェット式、あるいはドットイン
パクト式印字ヘッドにおいて好適である。特に、インク
ジェット式印字ヘッドのように、印字するドット径が小
さく高解像度の印字をするものでは位置ズレによる影響
が大きいが、その位置ズレを最小にして精度の高い印字
を行うことができる。またこの結果、印字速度を高速し
ても影響が少ないから、一層高速化できる。
【0016】請求項5の印字装置は、請求項4の発明に
おいて、前記印字ヘッドは、記録媒体に向けてインク滴
を噴出するインクジェット式のものである。この場合に
は、インクジェット式印字ヘッドを使用することで、印
字するドット径を小さく高解像度の印字を、位置ズレの
影響を最小にして高精度で印字できる。また、この結
果、印字速度を高速化できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、着脱可能
に装着されたインクカートリッジに収容したインクを印
字ヘッドから噴射させて記録紙に印字するインクジェッ
ト式印字装置に本発明を適用した場合のものである。図
1に示すように、インクジェット式印字装置1は、基本
的に、本体カバー2内に設けた本体フレーム3に、ゴム
製のプラテン10と、キャリッジ21を駆動するキャリ
ッジ駆動機構20と、キャリッジ21上に取付けられた
ヘッドホルダー31に設けられた印字ヘッド33に形成
されたインク噴射ノズルからインクを噴射させて印字す
るインク噴射機構30などを設けたものである。
【0018】前記プラテン10は、図1に示すように、
左右方向向きに配設され、そのプラテン軸11は左右両
端部において、本体フレーム3の側壁板3a,3bに夫
々回転可能に枢支され、プラテン軸11の左端部には、
プラテンギヤ12が取り付けられ、このプラテンギヤ1
2は、図示外のプラテン駆動機構を介してフィードモー
タ13(図2参照)に連結されている。即ち、フィード
モータ13の所定回転方向への回転がプラテン駆動機構
を介してプラテンギヤ12に伝達され、そのプラテンギ
ヤ12の回転によりプラテン10が所定の記録紙送り方
向に回転駆動される。
【0019】次に、キャリッジ駆動機構20について、
図1に基づいて説明する。前記プラテン10の前側に
は、キャリッジ21が水平状に配設され、そのキャリッ
ジ21は、後端部において、プラテン10と平行に配設
され、本体フレーム3に支持されたガイドロッド22に
より左右方向移動自在に支持されるとともに、その前端
部において、本体フレーム3の前端部のガイドレール部
3dにより左右方向移動自在に支持されている。
【0020】一方、キャリッジ21の移動範囲の左端部
には、従動プーリー23が側壁板3cに回転可能に枢支
されるとともに、その右端部には、DCモータからなる
キャリッジ駆動モータ25が設けられ、そのキャリッジ
駆動モータ25の駆動軸に取付けられた駆動プーリー2
4と従動プーリー23とに亙って無端状のタイミングベ
ルト26が掛け渡され、キャリッジ21の下端部におい
てこのこのタイミングベルト26に連結されている。
【0021】そして、キャリッジ駆動モータ25が回転
駆動されることによりり、これら両プーリー23,24
とタイミングベルト26とを介して、キャリッジ21
が、これらガイドロッド22及びガイドレール部3dに
支持されて、プラテン10と平行な主走査方向に往復移
動駆動される。ここで、キャリッジ21の下側には、薄
いフィルムからなる帯状のエンコーダ部材28が配設さ
れ、その両端部が側壁板3a,3cに取付けられてい
る。このエンコーダ部材28には、図1に示すように、
所定幅を有する黒く印刷された遮光部と、所定幅を有す
る透明な透過部とが微小目盛り状に形成され、これら遮
光部と透光部とを、発光素子と受光素子とからなフォト
センサ29で光学的に読み取り、エンコーダ信号として
出力するようになっている。
【0022】次に、記録紙Pにインクを噴射して印字す
るインク噴射機構30について簡単に説明する。前記キ
ャリッジ21上には、上方及び下方が開放状で箱状のヘ
ッドホルダー31が装着され、そのヘッドホルダー31
には、記録用のインクを収容したインクカートリッジ3
2が着脱可能に装着されるとともに、そのヘッドホルダ
ー31に立設された後壁部には、印字ヘッド33が設け
られ、印字ヘッド33にはプラテン10上の記録紙Pに
対し間隔をおいて開口する複数の噴射ノズルが形成され
ている。インクカートリッジ32のインクが印字ヘッド
33の複数の噴射ノズルへ供給され、各噴射ノズルに設
けられた電気的アクチュエータが選択的に駆動されるこ
とにより、複数の噴射ノズルから記録紙Pに向けてイン
クが噴射されて印字される。
【0023】インクジェット式印字装置1の制御系は、
図2のブロック図に示すように構成されている。制御部
41は、受信した画像データを画像処理したり、種々の
周辺回路を制御するように周辺入出力インターフェース
を備えた1チップCPUであり、CPU41aと、所謂
プログラマブル・ペリフェラル・インターフェース(P
PI)である周辺入出力インターフェース41bとで構
成されている。
【0024】制御装置40は、基本的に、この制御部4
1と、制御部41にデータバスなどのバス42を介して
接続されたROM43及びRAM44と、周辺入出力イ
ンターフェース41bに接続された駆動回路45〜46
などから構成され、キャリッジ駆動回路45にはキャリ
ッジ駆動モータ25が接続され、駆動回路46にはフィ
ードモータ13が接続されている。更に、周辺入出力イ
ンターフェース41bには、電源スイッチや各種のスイ
ッチ及び表示ランプが設けられた操作パネル47、記録
紙Pの有無やその先端位置を検出する用紙センサ48、
キャリッジ21の原点位置を検出する原点位置検出セン
サ49、ホストコンピュータなどの外部電子機器51と
データ通信を行う通信用インターフェース50などが接
続されている。
【0025】前記ROM43には、通信制御の制御プロ
グラムや画像記録の為の各種の制御プログラムと、キャ
リッジ駆動モータ25を加速と定速と減速とを含む所定
の速度パターンで駆動制御しながら印字する印字制御の
制御プログラムと、後述する駆動開始位置設定制御の制
御プログラムなどが予め格納されている。また、RAM
44には、受信した画像データを格納する画像データメ
モリ、キャリッジ21の移動位置を更新しながら記憶す
るキャリッジ位置メモリに加えて、画像記録に必要な各
種のメモリやバッファなどが設けられている。つまり制
御装置40は、印字開始位置決定手段、駆動開始位置判
定手段、駆動開始位置設定手段などを構成する。
【0026】次に、前記バス42を介して接続された印
字タイミング制御部52について、図2に基づいて説明
する。印字タイミング制御部52は、フォトセンサ29
から検出パルス信号を受け、この検出パルス信号をカウ
ントすることにより印字タイミングを発生する印字タイ
ミング発生回路52aと、制御部41から受けた印字行
の印字データとこの印字タイミングとに基づいて、複数
の噴射ノズルからインク噴射を実行する為の噴射駆動信
号をヘッド駆動回路53に出力する印字制御回路52b
とからなり、この印字タイミング制御部52は、ハード
ロジック回路からなる、所謂ASIC(アプリケーショ
ン・スペシフィック・インタグレーテッド・サーキッ
ト)として構成されている。
【0027】ここで、前述したように、キャリッジ21
は、ガイドロッド22及びガイドレール部3dに支持さ
れるとともに、タイミングベルト26を介してキャリッ
ジ駆動モータ25により、印字方向又は反印字方向へ駆
動するように構成されていることから、停止状態のキャ
リッジ21を急激に加速して駆動した直後には、キャリ
ッジ21とガイドロッド22及びガイドレール部3dと
の移動摩擦やキャリッジ21自体の質量により、タイミ
ングベルト26に張力が作用して延びが生じることか
ら、図3に示すように、駆動開始直後のキャリッジ21
の移動速度に速度変動が発生し、この速度変動は、加速
に要する加速区間Uと、加速終了後の速度不安定区間V
とを加えた速度変動区間Tに亙って収束するようにな
り、それ以後において定速になる。
【0028】ところで、複数印字行を印字する際に、各
印字行毎に、キャリッジ21がキャリッジ移動可能範囲
の左端位置である基準位置LMから印字方向に駆動され
るときには、各印字行におけるキャリッジ21の速度変
動が同期する、つまり図3の速度変動パターンはどの行
でも一致して現われる。また、印字領域は、基準位置L
Mからその加速区間Uを隔てた位置から設けられてい
る。次に、インクジェット式印字装置1の制御装置40
で行われる駆動開始位置設定制御のルーチンについて、
図4のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の
符号Si(i=10、11、12・・・・)は各ステッ
プである。
【0029】ここで、キャリッジ21は、電源投入時に
原点位置検出センサ49に基づいて原点位置設定され、
その後その原点位置よりも印字方向側の基準位置LMに
移動され、その基準位置LMで待機している。そして、
印字開始に際しては、制御部41により、フォトセンサ
29から受ける検出パルス信号に基づいて、その基準位
置LMからのキャリッジ21の移動位置が更新して記憶
される。
【0030】印字行毎の印字処理に際して、印字制御に
先立ってこの制御が開始され、RAM44に1行分の印
字データが作成されると、その印字行の先頭位置(印字
開始位置)PSが、印字領域の左端(印字領域開始位
置)を基準にして求められる(S11)。そして、その
印字開始位置PSがキャリッジ21の速度変動区間Tに
あるかどうかが判断される(S12)。即ち、速度変動
区間Tのうち加速区間Uはもともと印字領域の外に設定
してあるから、印字領域開始位置に速度不安定区間Vを
加えた値と、印字開始位置PSとを比較すればよい。
【0031】その印字開始位置PSが、速度不安定区間
V内にあるときには(S12:Yes )、キャリッジ21が
基準位置LMに移動され(S13)、キャリッジ21はそ
の基準位置LMから印字方向への移動が開始され、その
移動途中における印字開始位置PSからその印字行の印
字データが記録紙Pに印字され(S15)、この制御を終
了して、メインルーチンにリターンする。
【0032】例えば、図5に示すように、第1印字行の
印字データLD1の印字開始位置PSが、速度変動区間
T内のときには、キャリッジ21は基準位置LMから移
動が開始され、移動途中における印字開始位置PSから
1行目の印字データLD1が印字される。そして、次の
第2印字行の印字データLD2の印字開始位置PSが速
度変動区間T内のときには、同様にして、キャリッジ2
1が一旦基準位置LMに移動され、基準位置LMから移
動が開始され、移動途中における印字開始位置PSから
2行目の印字データLD2が印字される。
【0033】即ち、各印字行における印字開始位置が印
字方向に異なる場合でも、キャリッジ21を各印字行の
印字毎に基準位置LMから印字方向へ移動を開始するこ
とにより、キャリッジ21の移動開始時に発生する速度
変動が各行において一致するため、速度不安定区間V内
に印字するデータでも、複数印字行の印字位置に位置ズ
レが生じることがない。従って、複数の印字行により印
字した縦罫線が直線状に揃うことになる。
【0034】一方、基準位置LMに対する印字開始位置
PSが速度変動区間T外のときには(S12:No)、キャ
リッジ21は、その印字開始位置PSよりも速度変動区
間Tだけ基準位置LM寄りの位置Qに移動され(S1
4)、キャリッジ21はその位置Qから印字方向への移
動が開始され、その移動途中における印字開始位置PS
からその印字行の印字データが記録紙Pに印字され(S
15)、メインルーチンにリターンする。
【0035】例えば、図5に示すように、第3印字行の
印字データLD3の印字開始位置PSが、速度変動区間
T外のときには、キャリッジ21は、その印字開始位置
PSよりも速度変動区間Tだけ基準位置LM寄りの位置
Qに移動され、キャリッジ21はその位置Qから移動が
開始され、移動途中における印字開始位置PSから3行
目の印字データLD3が印字される。
【0036】即ち、印字行LD3はキャリッジ21の移
動開始時に発生する速度変動が収束した定速状態で印字
されることになり、この行LD3と同様な印字行が複数
あっても印字位置に位置ズレが生じることがない。更
に、基準位置LMからキャリッジ21を移動させて印字
したものと、印字開始位置PSよりも速度変動区間Tだ
け基準位置LM寄りの位置からキャリッジ21を移動さ
せて印字したものとも揃うことになる。
【0037】以上説明したように、印字ヘッド33を搭
載したキャリッジ21と、そのキャリッジ21を移動駆
動するキャリッジ駆動機構20とを備えた印字装置1に
おいて、印字開始位置PSが速度変動区間T内のときに
は、各印字行における印字開始位置PSが印字方向に異
なる場合でも、その基準位置LMからキャリッジ21の
移動を開始して印字するようにキャリッジ駆動機構20
を制御するので、キャリッジ21の移動開始時に発生す
る速度変動が各印字行において一致することになり、速
度不安定区間V内に印字するデータでも複数印字行の印
字位置に位置ズレが生じることがない。ここで、速度変
動区間Tの一部を印字領域に重複させて設けたので、キ
ャリッジ移動可能範囲をその重複させた分だけ小さくで
き、これにより印字装置1の幅寸法を小型化できる。
【0038】また、印字開始位置PSが速度変動区間T
外のときには、印字開始位置PSよりも速度変動区間T
だけ印字開始側の位置からキャリッジ21の移動を開始
して印字するようにキャリッジ駆動機構20を制御する
ので、印字行はキャリッジ21の移動開始時に発生する
速度変動が収束した定速状態で印字されることになり、
複数印字行の印字位置に位置ズレが生じることがない。
この場合、キャリッジ21を基準位置LMへ戻す必要が
ないから、キャリッジ21のむだな動きが少なくなり、
全体としての印字時間を少なくできる。
【0039】更に、所定の基準位置は、キャリッジ移動
可能範囲の左端位置なので、印字領域をその基準位置に
対して、少なくともキャリッジ21の加速に要する加速
区間Uだけ印字方向側に設けることで、キャリッジの移
動可能範囲を有効につかって印字動作をすることができ
る。
【0040】また、速度変動区間Tは、キャリッジ21
の加速に要する加速区間Uと加速終了後の速度不安定区
間Vとを加えたものであり、印字開始位置が速度不安定
区間内であるか否かを判定するので、印字開始位置がこ
の速度不安定区間V外のときには、キャリッジ21の速
度変動を確実に解消した定速状態で印字することができ
る。ここで、前記実施形態の変更態様として、所定の基
準位置は、基準位置LM以外の任意の位置に設定するこ
とができる。キャリッジ駆動モータ25は、ステッピン
グモータや直流モータや各種のモータで構成されたもの
であってもよい。本印字装置は、インク滴を噴出するイ
ンクジェット式印字ヘッド以外に、印字ピンを記録媒体
に向け移動させるドットインパクト式印字ヘッドなど、
記録媒体と間隔をおいて位置し印字要素を記録媒体に向
け動作させる印字ヘッドを用いるものにおいて、速度不
安定区間で印字ズレを生じることなく印字できるなど優
れた効果を発揮するが、サーマル式印字ヘッドなど各種
の印字方式のものに適用することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の印字装置によれば、印字ヘッ
ドを搭載したキャリッジと、そのキャリッジを移動駆動
するキャリッジ駆動手段とを備え、印字データに基づい
てキャリッジを印字方向に移動させながら記録媒体に印
字する印字装置において、印字開始位置決定手段と、駆
動開始位置判定手段と、駆動開始位置設定手段とを設
け、印字開始位置が所定の基準位置を基準とする速度変
動区間内のときには、各印字行における印字開始位置が
印字方向に異なる場合でも所定の基準位置からキャリッ
ジの移動を開始して印字するようにキャリッジ駆動手段
を制御するので、キャリッジの移動開始時に発生する速
度変動が各行において一致することになり、速度変動区
間内に印字するデータでも、複数印字行の印字位置に位
置ズレが生じることがない。更に、速度変動区間の一部
を印字領域に重複させて設けたので、キャリッジ移動可
能範囲をその重複させた分だけ小さくでき、これにより
印字装置の幅寸法を小型化できる。
【0042】また、印字開始位置が速度変動区間外のと
きには、印字開始位置よりも速度変動区間だけ基準位置
寄りの位置からキャリッジの移動を開始して印字するよ
うにキャリッジ駆動手段を制御するので、各印字行はキ
ャリッジの移動開始時に発生する速度変動が収束した定
速状態で夫々印字されることになり、所定の基準位置か
らキャリッジを移動させて印字した印字行に対して印字
位置に位置ズレが生じることがないのはもちろんであ
り、印字開始位置よりも速度変動区間だけ基準位置寄り
の位置からキャリッジを移動させて印字した印字行どう
しでも位置ズレが生じない。しかもこの場合、キャリッ
ジを基準位置から移動しないため、キャリッジのむだな
移動が少なくなり、全体としての印字時間を少なくでき
る。
【0043】請求項2の印字装置によれば、請求項1と
同様の効果を奏するが、所定の基準位置は、キャリッジ
移動可能範囲の一端位置なので、印字領域をその基準位
置に対して、少なくともキャリッジの加速に要する加速
区間だけ印字方向側に設けることで、キャリッジの移動
可能範囲を有効に使って印字動作をすることができ、印
字装置の幅寸法を一層小型化できる。
【0044】請求項3の印字装置によれば、請求項2と
同様の効果を奏するが、前記速度変動区間は、キャリッ
ジの加速に要する加速区間と加速終了後の速度不安定区
間とを加えたものであり、前記駆動開始位置判定手段
は、印字開始位置が速度不安定区間内であるか否かを判
定するので、印字開始位置がこの速度不安定区間外のと
きには、キャリッジの速度変動を確実に解消した定速状
態で印字することができる。請求項4の印字装置によれ
ば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果を奏し、速度
変動区間においても印字ズレを生じることがないから、
記録媒体と間隔をおいて位置し印字要素を記録媒体に向
け動作させる印字ヘッドを使用するものにおいて、優れ
た効果を発揮する。請求項5の印字装置によれば、請求
項4と同様の効果を生じるが、さらにインクジェット式
印字ヘッドを使用することで、印字するドット径を小さ
く高解像度の印字を、位置ズレの影響を最小にして高精
度で印字できる。またこの結果、印字速度を高速にして
も影響が少ないから、一層高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット式印字
装置の概略斜視図である。
【図2】インクジェット式印字装置の制御系のブロック
図である。
【図3】キャリッジを基準位置から移動開始するときの
速度変動を説明する説明図である。
【図4】駆動開始位置設定制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図5】印字開始位置が異なる印字行を印字するときの
キャリッジ移動開始位置を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式印字装置 20 キャリッジ駆動機構 21 キャリッジ 25 キャリッジ駆動モータ 33 印字ヘッド 40 制御装置 45 キャリッジ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、そ
    のキャリッジを移動駆動するキャリッジ駆動手段とを備
    え、印字データに基づいてキャリッジを印字方向に移動
    させながら記録媒体に印字する印字装置において、 前記印字データに基づいて各印字行の印字開始位置を求
    める印字開始位置決定手段と、 前記印字開始位置決定手段で求めた印字開始位置が、所
    定の基準位置を基準としてキャリッジの駆動開始直後の
    キャリッジの速度変動が収束していない速度変動区間内
    か否かを判定する駆動開始位置判定手段と、 前記駆動開始位置判定手段の判定結果を受け、印字開始
    位置が速度変動区間内のときには所定の基準位置からキ
    ャリッジの移動を開始して印字するようにキャリッジ駆
    動手段を制御し、印字開始位置が速度変動区間外のとき
    には印字開始位置よりも速度変動区間だけ基準位置寄り
    の位置からキャリッジの移動を開始して印字するように
    キャリッジ駆動手段を制御する駆動開始位置設定手段
    と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の基準位置は、キャリッジ移動
    可能範囲の一端位置であることを特徴とする請求項1に
    記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記速度変動区間は、キャリッジの加速
    に要する加速区間と加速終了後の速度不安定区間とを加
    えたものであり、前記駆動開始位置判定手段は、印字開
    始位置が速度不安定区間内であるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドは、記録媒体と間隔を置
    いて位置し印字要素を記録媒体に向け動作させるもので
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載
    の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記印字ヘッドは、記録媒体に向けてイ
    ンク滴を噴出するインクジェット式のものであることを
    特徴とする請求項4に記載の印字装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004237501A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Brother Ind Ltd キャリッジ駆動装置及びモータ制御方法
JP2011156715A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、液体噴射方法

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