JPH08300693A - ヘッド駆動制御装置 - Google Patents

ヘッド駆動制御装置

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Publication number
JPH08300693A
JPH08300693A JP11066895A JP11066895A JPH08300693A JP H08300693 A JPH08300693 A JP H08300693A JP 11066895 A JP11066895 A JP 11066895A JP 11066895 A JP11066895 A JP 11066895A JP H08300693 A JPH08300693 A JP H08300693A
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JP
Japan
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head
heads
mark
control device
drive control
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Application number
JP11066895A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Oikawa
達彦 及川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Ink Jet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像の画像品質を向上しつつ、しかも
ヘッド交換の容易化と低コスト化を図る。 【構成】 各インクジェットヘッド5Y,5M,5C,
5Bにマーク20を設けると共に、このマーク20を検
出するマークセンサ21と、マークセンサ21の検出結
果に基づいて各インクジェットヘッド5Y,5M,5
C,5Bのヘッド間時間を計測するヘッド間時間計測回
路31と、計測回路31の計測結果に基づいてインクジ
ェットヘッド5Y,5M,5C,5Bによる印字タイミ
ングを制御する印字タイミング補正回路32とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッド駆動制御装置に関
し、特に複数のインクジェットヘッドを備えた記録装置
において各インクジェットの印字タイミングを制御する
ヘッド駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドを備えたインクジ
ェット記録装置においては、インクジェットヘッドを走
査しながら受像材を搬送して、インクジェットヘッドの
ノズルから液滴化したインクを吐出することによって受
像材に所要の画像を記録する。このようなインクジェッ
ト記録装置として、例えばイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び必要に応じてブラック(B
k)の各インクを吐出する複数のインクジェットヘッド
を備えて、各色の画像を重ね合わせ印字することによっ
てカラー画像を記録できるようにしたものが知られてい
る。
【0003】例えば、図8に示すようにイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(Bk)の各インクを吐出するためのノズルNを有する
4個のインクジェットヘッドYH、MH、CH、BH
を、所定の間隔(ヘッド間距離=ノズルN,N間距離)
l1、l2及びl3に設定して配置した記録ヘッドを備
え、ヘッドYHでイエロー(Y)の画像を印字した後、
記録ヘッドを距離l1だけ移動したタイミングでヘッド
MHでマゼンタ(M)の画像を印字することによって各
色の画像を重ね合わせて印字できる。
【0004】この場合、記録ヘッドの主走査方向の移動
速度(主走査速度)をVcとすると、ヘッドYHとヘッ
ドMHとの間のヘッド間距離に相当するヘッド間時間、
すなわち、ヘッドYHの印字タイミングからヘッドMH
の印字タイミングまでの時間t1は、t1=l1/Vcと
なり、ヘッドYHの駆動開始タイミングからヘッド間時
間t1を経過したタイミングでヘッドMHの駆動を開始
することによって、図9(a)に示すようにイエロー
(Y)のドットYDとマゼンタ(M)のドットMDとを
同一場所に重ね合わせて印字することができる。ヘッド
MHとヘッドCHとの間のヘッド間時間t2、ヘッドC
HとヘッドBHとの間のヘッド間時間t3についても、
t2=l2/Vc、t3=l3/Vcとなるので、このヘッ
ド間時間t2、t3に応じて各ヘッドCH、BHの駆動開
始タイミング(印字タイミング)をずらすことによっ
て、4色のドットを同一場所に重ね合わせて印字でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように複数のインクジェットヘッドを備えて各色を重
ね合わせてカラー画像を印字記録する場合、各インクジ
ェットヘッドの部品誤差、取付け誤差等によって、各イ
ンクジェットヘッド間の距離(ヘッド間距離)に誤差が
発生して、予め設定したヘッド間距離l1,l2,l3が
実際上はヘッド間距離l1´,l2´,l3´になると、
予め定めたヘッド間距離l1,l2,l3に基づいて決定
しているヘッド間時間t1,t2,t3をそのまま使用し
て印字を行ったときには、図9(b)に示すように例え
ばイエロー(Y)のドットYDとマゼンタ(M)のドッ
トMDとの間に誤差Δlの位置ずれが発生し、画像品質
が著しく低下する。
【0006】このように、従来の複数のインクジェット
ヘッドを用いてカラー画像を記録する記録装置にあって
は、インクジェットヘッド間の距離(ヘッド間距離)を
高精度に保証する必要がある。そのため、インクジェッ
トヘッド自体の部品精度やヘッド部品精度を高精度にし
なければならず、コストが高くなっている。また、複数
のインクジェットヘッドの1つが故障等して交換する場
合にも、ヘッド間距離を維持するためにすべてのインク
ジェットヘッドを一体的に交換しなければならず、ヘッ
ド交換のコストも高くなっている。
【0007】本発明は記の点に鑑みてなされたものであ
り、インクジェット記録装置におけるカラー画像の画像
品質を向上しつつ、しかもヘッド交換の容易化と低コス
ト化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のヘッド駆動制御装置は、各色に対応した
複数のインクジェットヘッドを備えた記録装置の前記複
数のインクジェットヘッドの駆動を制御するヘッド駆動
制御装置において、前記各インクジェットヘッドにマー
クを設けると共に、このインクジェットヘッドのマーク
を検出するマーク検出手段と、このマーク検出手段の検
出結果に基づいて前記各インクジェットヘッド間の時間
的距離を計測する計測手段と、この計測手段の計測結果
に基づいて前記各インクジェットヘッドによる印字タイ
ミングを制御するタイミング制御手段とを備えた。
【0009】請求項2のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1のヘッド駆動制御装置において、前記マーク検出
手段を前記インクジェットヘッドが定速で走査される領
域内で前記マークを検出可能な位置に設けた。
【0010】請求項3のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1又は2のヘッド駆動制御装置において、前記マー
クを前記インクジェットヘッドのノズルプレートに加工
して設けた。
【0011】請求項4のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至3のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、前記マーク検出手段が反射型フォトセンサからなる
構成とした。
【0012】請求項5のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至4のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、前記計測手段が複数回の計測結果に基づいて前記各
インクジェットヘッド間の時間的距離を算出する手段を
備えた。
【0013】請求項6のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、予め定めたタイミングで前記計測手段に計測を行わ
せる手段を備えた。
【0014】請求項7のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、前記計測手段に対して計測を指示する手段を備え
た。
【0015】
【作用】請求項1のヘッド駆動制御装置は、各色に対応
した各インクジェットヘッドにマークを設け、このマー
クの検出結果に基づいて各インクジェットヘッド間の時
間的距離即ちヘッド間時間を計測し、この計測結果に基
づいて各インクジェットヘッドによる印字タイミングを
制御するので、インクジェットヘッドやその部品精度、
取付け精度を上げることなく、画像品質を向上すること
ができ、ヘッド交換が容易になり、低コスト化を図るこ
とができる。
【0016】請求項2のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1のヘッド駆動制御装置において、マーク検出手段
をインクジェットヘッドが定速で走査される領域内でマ
ークを検出可能な位置に設けたので、時間的距離の計測
を単純に行うことができる。
【0017】請求項3のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1又は2のヘッド駆動制御装置において、マークを
インクジェットヘッドのノズルプレートに加工して設け
たので、ノズルとマークとの位置関係を高精度に設定す
ることができて、低コスト化と更なる画像品質の向上を
図ることができる。
【0018】請求項4のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至3のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、マーク検出手段として反射型フォトセンサを用いる
ので、スペースの狭小化を図れる。
【0019】請求項5のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至4のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、計測手段が複数回の計測結果に基づいて各インクジ
ェットヘッド間の時間的距離を算出する手段を備えてい
るので、ヘッドの主走査速度の変動による計測誤差を最
小限に抑えることができて、一層高画像品質を得ること
ができる。
【0020】請求項6のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、予め定めたタイミングで計測手段に計測を行わせる
手段を備えたので、電源投入や印字開始時に印字タイミ
ング制御に必要なデータを得ることができる。
【0021】請求項7のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、計測手段に対して計測を指示する手段を備えたの
で、必要に応じて印字タイミング制御に必要なデータを
得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明を適用したヘッド駆動制御装置
を備えたインクジェット記録装置の概略斜視図、図2は
同記録装置のインクジェットヘッドの要部断面図、図3
はインクジェットヘッドとマークセンサの模式的説明図
である。
【0023】インクジェット記録装置は、フレーム1に
横架したガイドレール2,3に移動可能に載設されたキ
ャリッジ4に記録ヘッド5を搭載し、図示しないモータ
等の駆動源によってキャリッジ4を矢示方向に移動して
走査(主走査)可能とするとともに、ガイド板6にセッ
トされる用紙7を、図示しない駆動源によってドライブ
ギヤ8及びスプロケットギヤ9を介して回動される送り
ノブ10aを備えたプラテン10にて取込み、プラテン
10周面とこれに圧接するプレッシャローラ11とによ
って搬送し、記録ヘッド5によって用紙7に印字する。
【0024】記録ヘッド5は、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各イン
クをそれぞれ吐出するための4個のインクジェットヘッ
ド5Y、5M、5C、5Bで構成している。インクジェ
ットヘッド5Y(インクジェットヘッド5M、5C、5
Bについても同様である。)は、図2に示すように液室
14を形成する液室形成部材15の前面に複数のノズル
孔16を形成したノズルプレート17が設けられ、図示
しない圧電素子、気泡発生用ヒータ等のエネルギー発生
手段であるアクチュエータによって液室14内のインク
に圧力を与えることによって、液室14内のインクがノ
ズルプレート17のノズル孔16からインク滴18とな
って飛翔して前記用紙7に付着する。このとき、各液室
14に圧力を与えるアクチュエータを選択的に駆動する
ことによって所望の印字を行うことができる。
【0025】そして、記録ヘッド5の各インクジェット
ヘッド5Y、5M、5C、5Bは、図3に示すようにそ
れぞれノズルプレート17の前面にマーク20を設けて
いる。この場合、ノズルプレート17を例えば電鋳法で
製造することによってノズル孔16の形成と同時にマー
ク20を設けることができ、ノズル孔16とマーク20
との間の間隔(距離)を高精度に仕上げることができ
る。
【0026】一方、プラテンローラ10側にはインクジ
ェットヘッド5Y、5M、5C、5Bに対向してマーク
20を検出する反射型フォトセンサからなるマークセン
サ21を配置している。このマークセンサ21はプラテ
ンローラ10の軸方向左側或いは右側で固定実装してい
る。また、マークセンサ21は記録ヘッド5即ちキャリ
ッジ4の移動速度が定速になる領域でマーク20を検出
可能な位置に配置している。なお、マークセンサ21と
してフォトセンサを用いることでセンサスペースの狭小
化を図れる。
【0027】次に、図4はこのインクジェットヘッド記
録装置の制御部の内の印字タイミング制御に係わる部分
のブロック図である。Y,M,C,Bk用データメモリ
23〜26には、それぞれ各インクジェットヘッド5
Y,5M,5C,5Bの印字データが複数個格納され、
印字データアドレスに格納されるアドレスカウンタ27
〜30からのアドレスデータに対応したアドレスの印字
データが読出される。
【0028】そこで、Y,M,C,Bk用データメモリ
23〜26から読出した印字データによってインクジェ
ットヘッド5Y,5M,5C,5Bを駆動するタイミン
グ(印字タイミング)を制御するために、計測手段であ
るヘッド間時間計測回路31、タイミング制御手段であ
る印字タイミング補正回路32及びゲート回路33〜3
6を設けている。
【0029】ヘッド間時間計測回路31は、マークセン
サ21から出力されるマーク検出信号MSを入力し、こ
のマーク検出信号MSの例えば立ち上がりタイミングを
基準にして、各インクジェットヘッド5Y,5M,5
C,5B間の時間的距離(ヘッド間距離/ヘッド主走査
速度)であるヘッド間時間Tを計測し、この計測結果を
保持する。印字タイミング補正回路32は、前記アドレ
スカウンタ27〜30に対してシフトクロックYCLK,
MCLK,CCLK,BkCLKを出力すると共に、ヘッド間時
間計測回路31が計測保持しているヘッド間時間Tに基
づいて印字タイミング信号Yt,Mt,Ct,Bktを
ゲート回路33〜36に出力する。
【0030】ゲート回路33〜36は、印字タイミング
補正回路15からの印字タイミング信号Yt,Mt,C
t,Bktが入力されているときに開状態になって、
Y,M,C,Bk用データメモリ23〜26から読出さ
れた印字データを各インクジェットヘッド5Y,5M,
5C,5Bを駆動するヘッドドライバ38〜41に送出
する。なお、ゲート回路33〜36及びヘッドドライバ
38〜41は、インクジェットヘッド5Y,5M,5
C,5Bのノズル数に応じた個数だけ設けている。
【0031】以上のように構成したインクジェット記録
装置の作用について図5以降をも参照して説明する。先
ず、ヘッド間時間計測回路31によるヘッド間時間Tの
計測について図5及び図6を参照して説明すると、記録
ヘッド5を主走査方向に移動させるとき、記録ヘッド5
(キャリッジ4)の移動速度Vは、図5に示すように停
止点であるa点から起動したときに時間の経過につれて
徐々に加速してb点で主走査速度Vcに達し、b点以後
は主走査速度Vcで移動して、c点から徐々に減速して
d点で停止するように変化する。このように主走査速度
Vcの領域が印字可能な定速領域となるので、この定速
領域内で記録ヘッド5を駆動して印字を行う。
【0032】ここで、各ヘッド5Y,5M,5C,5B
間の各距離L1,L2,L3(図3参照)を移動するに要
する時間(ヘッド間時間)T1,T2,T3は、T1=L1
/V、T2=L2/V、T3=L3/Vで算出されるが、マ
ークセンサ21を記録ヘッド5の定速領域(主走査速度
Vcの領域)でマーク20を検出可能な位置に設けてい
るので、ヘッド間時間T1,T2,T3は、T1=L1/V
c、T2=L2/Vc、T3=L3/Vcで得られることに
なり、このとき、主走査速度Vcは一定である。したが
って、マークセンサ21を記録ヘッド5の定速領域でマ
ーク20を検出可能な位置に設けることによって、マー
クセンサ21からのマーク検出信号MSから各ヘッド5
Y,5M,5C,5B間の各距離L1,L2,L3だけ記
録ヘッド5が移動するに要するヘッド間時間T1,T2,
T3を補正処理をすることなく直接的に得ることができ
る。
【0033】すなわち、マークセンサ21からのマーク
検出信号MSとして、例えば図6に示すようにヘッド5
Y,5M,5C,5Bの各マーク20を検出する毎にマ
ーク20を検出している間ハイレベル「H」になる信号
が得られる。そこで、このマーク検出信号MSの立ち上
がりタイミングでタイマをスタートして次の立ち上がり
タイミングまでの時間を計測することによって、各ヘッ
ド5Y,5M,5C,5B間の各距離L1,L2,L3に
応じたヘッド間時間T1,T2,T3を得ることができ
る。
【0034】したがって、このヘッド間計測回路31で
計測したヘッド間時間T1,T2,T3に基づいて印字タ
イミング補正回路32によって、図7に示すように各ヘ
ッド5Y,5M,5C,5Bの印字タイミングをヘッド
間時間T1,T2,T3だけ順次遅れたタイミング信号Y
t,Mt,Ct,Bktを出力してゲート回路33〜3
6を開状態にし、データメモリ23〜26からの読出し
データをヘッドドライバ38〜41に与えることによっ
て、各ヘッド5Y,5M,5C,5Bによるドット位置
を高精度に重ね合わせることができる。
【0035】このように、各色に対応した各インクジェ
ットヘッド5Y,5M,5C,5Bにマーク20を設
け、このマーク20を検出するマークセンサ21の検出
結果に基づいて各インクジェットヘッド間の時間的距離
即ちヘッド間時間を計測し、この計測結果に基づいて各
インクジェットヘッド5Y,5M,5C,5Bによる印
字タイミングを制御することによって、各インクジェッ
トヘッド5Y,5M,5C,5Bの部品精度や取付け精
度自体に誤差が生じていても、実際のヘッド間時間を計
測して印字タイミングを制御するので、ドットの位置合
わせ精度に影響は生じない。
【0036】それによって、インクジェットヘッドやそ
の部品精度、取付け精度を上げることなく、ドットの位
置合わせ精度が向上して高画像品質のカラー画像を得る
ことができると共に、ヘッド交換の際に全てのヘッドを
交換したり、その取付け精度を高精度に行う必要がなく
なって、ヘッド交換が容易になり、低コスト化を図るこ
とができる。
【0037】また、マークセンサ21をインクジェット
ヘッドが定速で走査される定速領域内でマーク20を検
出可能な位置に設けることによって、定速領域ではヘッ
ド主走査速度を一定と看做せるので、単にマークセンサ
21からの検出信号の間隔を計測するだけで時間的距離
が得られて計測を単純に行うことができるようになる。
この場合、複数回の計測結果に基づいて各インクジェッ
トヘッド間の時間的距離を例えば平均値として算出する
ようにすれば、ヘッド主走査速度の変動を吸収すること
ができて、計測精度が向上し、より高精度にドットの位
置合わせができて高画像品質を得ることができるように
なる。
【0038】さらに、ヘッド間時間の計測を常時行う必
要はなく、予め定めたルーチンワーク、例えば電源投入
時、印字開始時など特定のタイミングで行う手段を設け
て、以後はそのときの計測結果を利用するようにするこ
ともでき、このようにすれば印字速度の低下を最小限に
抑えつつ、高画像品質を得ることができる。また、オペ
レータがマニュアル操作でヘッド間時間の計測を指示す
る手段を設けることもでき、このようにすれば、必要に
応じて計測を実施することができるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のヘッド
駆動制御装置によれば、各色に対応した各インクジェッ
トヘッドにマークを設け、このマークの検出結果に基づ
いて各インクジェットヘッド間の時間的距離即ちヘッド
間時間を計測し、この計測結果に基づいて各インクジェ
ットヘッドによる印字タイミングを制御するので、イン
クジェットヘッドやその部品精度、取付け精度を上げる
ことなく、画像品質を向上することができ、ヘッド交換
が容易になり、低コスト化を図ることができる。
【0040】請求項2のヘッド駆動制御装置によれば、
上記請求項1のヘッド駆動制御装置において、マーク検
出手段をインクジェットヘッドが定速で走査される領域
内でマークを検出可能な位置に設けたので、時間的距離
の計測を単純に行うことができる。
【0041】請求項3のヘッド駆動制御装置によれば、
上記請求項1又は2のヘッド駆動制御装置において、マ
ークをインクジェットヘッドのノズルプレートに加工し
て設けたので、ノズルとマークとの位置関係を高精度に
設定することができて、低コスト化と更なる画像品質の
向上を図ることができる。
【0042】請求項4のヘッド駆動制御装置によれば、
上記請求項1乃至3のいずれかのヘッド駆動制御装置に
おいて、マーク検出手段として反射型フォトセンサを用
いるので、スペースの狭小化を図れる。
【0043】請求項5のヘッド駆動制御装置によれば、
上記請求項1乃至4のいずれかのヘッド駆動制御装置に
おいて、計測手段が複数回の計測結果に基づいて各イン
クジェットヘッド間の時間的距離を算出する手段を備え
ているので、ヘッドの主走査速度の変動による計測誤差
を最小限に抑えることができて、一層高画像品質を得る
ことができる。
【0044】請求項6のヘッド駆動制御装置によれば、
上記請求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置に
おいて、予め定めたタイミングで計測手段に計測を行わ
せる手段を備えたので、電源投入や印字開始時に印字タ
イミング制御に必要なデータを得ることができ、印字速
度の低下を抑えつつ高画像品質を得ることができる。
【0045】請求項7のヘッド駆動制御装置は、上記請
求項1乃至5のいずれかのヘッド駆動制御装置におい
て、計測手段に対して計測を指示する手段を備えたの
で、必要に応じて印字タイミング制御に必要なデータを
得ることができ、印字速度の低下を抑えつつ高画像品質
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したヘッド駆動装置を備えたイン
クジェット記録装置の概略斜視図
【図2】同記録装置のインクジェットヘッドの要部拡大
断面図
【図3】インクジェットヘッドとマークセンサの模式的
説明図
【図4】インクジェットヘッド記録装置の制御部の内の
印字タイミング制御に係わる部分のブロック図
【図5】ヘッド間時間の計測動作の説明に供するヘッド
移動速度の変化パターンの説明図
【図6】マーク検出信号によるヘッド間時間の計測の説
明に供するタイミング図
【図7】印字タイミング制御の説明に供するタイミング
【図8】従来のインクジェット記録装置におけるカラー
画像記録の説明に供する模式図
【図9】各インクジェットヘッドのドットの位置合わせ
精度の説明に供する説明図
【符号の説明】
4…キャリッジ、5…記録ヘッド、5Y,5M,5C,
5B…インクジェットヘッド、10…プラテン、14…
液室、15…液室形成部材、16…ノズル孔、17…ノ
ズルプレート、20…マーク、21…マークセンサ、2
3〜26…データメモリ、27〜30…アドレスカウン
タ、31…ヘッド間時間計測回路、32…印字タイミン
グ補正回路、33〜36…ゲート回路、37〜41…ヘ
ッドドライバ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色に対応した複数のインクジェットヘ
    ッドを備えた記録装置の前記複数のインクジェットヘッ
    ドの駆動を制御するヘッド駆動制御装置において、前記
    各インクジェットヘッドにマークを設けると共に、この
    インクジェットヘッドのマークを検出するマーク検出手
    段と、このマーク検出手段の検出結果に基づいて前記各
    インクジェットヘッド間の時間的距離を計測する計測手
    段と、この計測手段の計測結果に基づいて前記各インク
    ジェットヘッドによる印字タイミングを制御するタイミ
    ング制御手段とを備えたことを特徴とするヘッド駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヘッド駆動制御装置に
    おいて、前記マーク検出手段を前記インクジェットヘッ
    ドが定速で走査される領域内で前記マークを検出可能な
    位置に設けたことを特徴とするヘッド駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のヘッド駆動制御
    装置において、前記マークを前記インクジェットヘッド
    のノズルプレートに加工して設けたことを特徴とするヘ
    ッド駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のヘッ
    ド駆動制御装置において、前記マーク検出手段が反射型
    フォトセンサからなることを特徴とするヘッド駆動制御
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のヘッ
    ド駆動制御装置において、前記計測手段が複数回の計測
    結果に基づいて前記各インクジェットヘッド間の時間的
    距離を算出する手段を備えていることを特徴とするヘッ
    ド駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のヘッ
    ド駆動制御装置において、予め定めたタイミングで前記
    計測手段に計測を行わせる手段を備えたことを特徴とす
    るヘッド駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載のヘッ
    ド駆動制御装置において、前記計測手段に対して計測を
    指示する手段を備えたことを特徴とするヘッド駆動制御
    装置。
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JP11066895A Pending JPH08300693A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ヘッド駆動制御装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088291A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド
JP2002361845A (ja) * 2001-06-01 2002-12-18 Hitachi Koki Co Ltd インクジェットヘッド制御装置、インクジェットプリンタ、及び印字タイミング制御方法
JP2004025736A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Ricoh Co Ltd インクジェットヘッド、その製造方法及びインクジェット記録装置
KR100420808B1 (ko) * 1997-05-22 2004-04-17 삼성전자주식회사 2-펜(pen)이 적용된 프린터에서 잉크젯 프린트헤드의 스왑(sㅈ메)방법
JP2018143977A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 東京エレクトロン株式会社 液滴吐出装置、液滴吐出方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

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