JPH10226122A - プリンタのキャリッジ位置検出装置 - Google Patents

プリンタのキャリッジ位置検出装置

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JPH10226122A
JPH10226122A JP4971297A JP4971297A JPH10226122A JP H10226122 A JPH10226122 A JP H10226122A JP 4971297 A JP4971297 A JP 4971297A JP 4971297 A JP4971297 A JP 4971297A JP H10226122 A JPH10226122 A JP H10226122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプリンタのキャリッジ位置検出装置で
は、光学センサに対するエンコーダ部材の位置を常に一
定に維持することができないため、光学センサによる検
出精度が低下し、印字品質が低下するという問題があ
る。 【解決手段】 キャリッジ位置検出装置40は、キャリ
ッジ18に固定された案内部材60と、エンコーダ部材
41の右端部と本体フレーム3を連結する連結部48に
設けられたコイルバネ49を有し、コイルバネ49でエ
ンコーダ部材41の右端部を上方へ付勢することで、案
内部材60によりエンコーダ部材41をフォトインタラ
プタ50に案内して、フォトインタラプタ50とエンコ
ーダ部材41とを常に一定の位置関係になるように保持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタのキャリ
ッジ位置検出装置に関し、特に、透光部と遮光部とを交
互に微小目盛り状に形成したエンコーダ部材とキャリッ
ジ側の光学センサとの位置関係を常に一定に保持して位
置検出精度を高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なプリンタには、記録ヘッド、記
録ヘッドを搭載したキャリッジ、キャリッジを記録方向
に往復移動駆動するキャリッジ駆動手段、キャリッジの
位置を検出するキャリッジ位置検出装置が設けられてい
る。そのキャリッジ位置検出装置としては、透光部と遮
光部とを交互に微小目盛り状に形成したベルト状のエン
コーダ部材をキャリッジの移動方向と平行に設け、キャ
リッジに装着した光学センサにより、エンコーダ部材の
透光部と遮光部に夫々対応する検出信号を発生させ、そ
の検出信号に基づいてキャリッジの位置を検出するもの
が広く適用されている。最近のプリンタの解像度は30
0DPI以上にもなっているため、キャリッジ位置検出
装置により約30μm程度の高精度にキャリッジの位置
を検出する必要がある。
【0003】前記光学センサとしては、所定間隔あけて
相対向状に設けられた発光部と受光部とを有するフォト
インタラプタが一般に適用されている。合成樹脂製のベ
ルト状のエンコーダ部材に張力を付与するため、エンコ
ーダ部材の両端部は板バネを介してプリンタ本体の連結
部に連結され、高さ位置規制部にて高さ位置が設定され
ており、エンコーダ部材は、光学センサの発光部と受光
部との間を通り、光学センサの移動方向と平行になるよ
うに配設されている。従来のキャリッジ位置検出装置で
は、光学センサの付近において光学センサに対するエン
コーダ部材の位置(光投射方向の高さ位置)を規制する
機構が何ら設けられておらず、エンコーダ部材の位置は
その両端部の位置で設定されるようになっている。
【0004】尚、参考までに、特開平5−22445号
公報に記載された搬送装置における移動体の位置検出装
置においては、複数のスリットを形成したスリット形成
板を搬送路に沿って移動する移動体に固定し、ベース板
にスライド可能に支持されたスライダーに光学センサを
設け、光学センサをスリット形成板に対して追従移動さ
せることで、光学センサとスリット形成板との位置関係
を一定にするように構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタのキャ
リッジ位置検出装置では、光学センサの付近において光
学センサに対するエンコーダ部材の位置を規制する機構
が何ら設けられていないので、光学センサに対するエン
コーダ部材の位置を常に一定に維持することができない
ため、光学センサによる検出精度が低下し、印字品質が
低下するという問題がある。
【0006】すなわち、エンコーダ部材の両端部を連結
する連結部を構成するプリンタ本体、板バネ、位置規制
部等の製作誤差(加工誤差と組付け誤差)、光学センサ
が搭載されるキャリッジの製作誤差、キャリッジ案内機
構の製作誤差、光学センサユニットの製作誤差等の種々
の誤差要因より、光学センサに対するエンコーダ部材の
位置(光投射方向の高さ位置)が一定にならず、その位
置が変動すると光学センサでエンコーダ部材の透光部と
受光部とを検出する微妙なタイミングが変動して検出精
度が低下する。しかも、エンコーダ部材は両端支持され
ているだけであるので、キャリッジの移動に伴う振動に
よってもエンコーダ部材の高さ位置が変動し誤差要因に
なる。
【0007】更に、光学センサに対してエンコーダ部材
の位置が一定に維持されないため、エンコーダ部材と前
記光学センサユニットが摺動し、エンコーダ部材の表面
部が損傷したり摩耗することがある。特に、透明のフィ
ルムの表面部にバーコード状の黒印刷を施して透光部と
遮光部を形成したエンコーダ部材においては、前記光学
センサユニットとの摺動により印刷された遮光部が剥離
し易く、遮光部が剥離するとキャリッジの正確な位置が
検出不能になる。
【0008】尚、前記公報に記載の移動体の位置検出装
置では、移動体側にスリット形成板を装備する必要があ
るので、プリンタのキャリッジ位置検出装置に適用する
ことは殆ど不可能である。本発明の目的は、光学センサ
に対してエンコーダ部材を常に一定の位置関係に保持し
て検出精度を高め得るようなプリンタのキャリッジ位置
検出装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のプリンタのキ
ャリッジ位置検出装置は、記録ヘッドと、記録ヘッドを
搭載したキャリッジと、キャリッジを記録方向に往復移
動駆動するキャリッジ駆動手段と、キャリッジの移動位
置を検出する為の透光部と遮光部とを交互に微小目盛り
状に形成したベルト状のエンコーダ部材と、エンコーダ
部材の両端部をプリンタ本体に連結する1対の連結部
と、キャリッジに装着されてエンコーダ部材の透光部と
遮光部に夫々対応する検出信号を発生する光学センサと
を備えたプリンタにおいて、キャリッジに設けられた案
内部材であって、エンコーダ部材と光学センサとを一定
の位置関係に保持するように、エンコーダ部材の片面の
幅方向両端部分に摺接して案内する案内部材と、1対の
連結部の少なくとも一方に設けられ、エンコーダ部材が
案内部材に接近する方向へ、エンコーダ部材の端部を付
勢する付勢部材とを備えたものである。
【0010】1対の連結部の少なくとも一方に設けられ
た付勢部材により、エンコーダ部材がキャリッジに設け
られた案内部材に接近する方向へ、エンコーダ部材の端
部が付勢されているため、エンコーダ部材の片面の幅方
向両端部分に案内部材が摺接し、エンコーダ部材は張力
が付与されて案内部材の近くの光学センサに案内され
る。それ故、エンコーダ部材と光学センサとは常に一定
の位置関係に保持された状態で、キャリッジ駆動手段に
より、記録ヘッドを搭載したキャリッジが記録方向に往
復移動駆動される。また、エンコーダ部材の片面の幅方
向両端部分に案内部材が摺接するため、エンコーダ部材
の幅方向中央部分、即ち、光学センサにより検出信号を
発生させる部位が傷ついたり摩耗することがない。それ
故、光学センサによる検出精度を非常に高めることが可
能になる。
【0011】請求項2のプリンタのキャリッジ位置検出
装置は、請求項1の発明において、案内部材は、エンコ
ーダ部材の幅方向両端面に摺接して案内する幅方向案内
部を有することを特徴とするものである。それ故、エン
コーダ部材の幅方向中央部分を、光学センサで検出信号
を発生させ得る位置に確実に案内することができる。そ
の他請求項1と同様の作用を奏する。
【0012】請求項3のプリンタのキャリッジ位置検出
装置は、請求項2の発明において、付勢部材はエンコー
ダ部材に張力を付与するバネ部材からなることを特徴と
するものである。それ故、エンコーダ部材が案内部材に
接近する方向へ、エンコーダ部材の端部を付勢するとと
もに、エンコーダ部材に張力を確実に付与することがで
きる。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0013】請求項4のプリンタのキャリッジ位置検出
装置は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、案
内部材は光学センサの近くに光学センサとは独立に設け
られたことを特徴とするものである。光学センサの近く
に案内部材を設けることで、エンコーダ部材を光学セン
サに対して一定の位置関係になるように確実に案内する
ことができ、また、案内部材と光学センサとを独立に設
けることで、光学センサにおいては既存の光学センサを
キャリッジに取付けて適用することが可能になる。その
他請求項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0014】請求項5のプリンタのキャリッジ位置検出
装置は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、案
内部材は光学センサをキャリッジに支持する支持部材に
設けられたことを特徴とするものである。それ故、キャ
リッジ位置検出装置が非常にコンパクトになり、しか
も、エンコーダ部材は案内部材で光学センサの非常に近
くで案内されるため、エンコーダ部材を光学センサに対
して一定の位置関係になるように一層確実に案内するこ
とが可能になる。その他請求項1〜3の何れか1項と同
様の作用を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、C(シア
ン:青緑)、M(マゼンタ:赤紫)、Y(イエロー:
黄)、K(ブラック:黒)の4色のインクを、4組の記
録ヘッドから記録紙(記録媒体)に夫々噴射してカラー
画像を記録するインクジェットプリンタにおいて、記録
ヘッドを搭載したキャリッジの位置を検出するキャリッ
ジ位置検出装置に、本発明を適用した場合の例である。
【0016】図1、図2に示すように、インクジェット
プリンタ1は、基本的に、本体カバー2内に設けられた
本体フレーム3(プリンタ本体)に、ゴム製のプラテン
11を含む用紙搬送機構10と、4組の記録ヘッド32
〜35を搭載したキャリッジ18と、キャリッジ18を
記録方向に往復移動駆動するキャリッジ駆動機構20
と、記録紙Pにカラー画像を記録する記録機構30と、
キャリッジ18の位置を検出するキャリッジ位置検出装
置40等を設けた構造であり、キャリッジ18に固定さ
れたホルダー19に、C、M、Y、Kの4色のインクを
収容した4組のインクカートリッジ5〜8が夫々着脱自
在に装着されている。
【0017】前記用紙搬送機構10について説明する
と、プラテン11は左右方向向きに配設され、その左右
両端部のプラテン軸11aが本体フレーム3の側板3
a,3bに回転自在に枢支され、左側のプラテン軸11
aの左端部に取付けられたギヤ12と、側板3bに取付
けられたフィードモータ17と、ギヤ14〜16を有す
るギヤ機構13等により回転駆動される。
【0018】前記キャリッジ駆動機構20について説明
すると、プラテン11の前側には、左右両端部が側板3
a,3cに支持されたガイドロッド22がプラテン11
と平行に配設され、ガイドロッド22の前側には、本体
フレーム3の前端上部に形成されたガイドレール3d
が、ガイドロッド22(プラテン11)と平行に設けら
れ、キャリッジ18はこれらガイドロッド22及びガイ
ドレール3dに左右方向移動自在に支持されている。
【0019】キャリッジ18の移動範囲の左端側には、
本体フレーム3に回転自在に枢支された従動プーリー2
5が設けられ、キャリッジ18の移動範囲の右端側に
は、キャリッジ駆動モータ26及びその出力軸に取付け
られた駆動プーリー27が設けられている。これら両プ
ーリー25,27には、キャリッジ18に連結された無
端状のタイミングベルト28が掛け渡され、キャリッジ
駆動モータ26が回転駆動されると、キャリッジ18が
左右方向へ往復移動駆動される。
【0020】前記記録機構30について説明すると、記
録機構30は、シアン用記録ヘッド32とマゼンタ用記
録ヘッド33とイエロー用記録ヘッド34とブラック用
記録ヘッド35と、シアン用インク導入部36とマゼン
タ用インク導入部37とイエロー用インク導入部38と
ブラック用インク導入部39を有し、これら記録ヘッド
32〜35とインク導入部36〜39は、キャリッジ1
8に固定された略箱型形状のホルダー19の後端部分に
夫々設けられている。
【0021】記録ヘッド32〜35は、ホルダー19の
後端立壁部19aの背面部にキャリッジ18の移動方向
に並設され、各記録ヘッド32〜35は、例えば約30
0DPIの複数の噴射ノズル(図示略)を有し、噴射機
構(図示略)により噴射ノズルからインクを噴射可能に
構成されている。インク導入部36〜39は対応する記
録ヘッド32〜35に接続された状態で立壁部19aに
挿通状に固定され、その前端部分が立壁部19aから前
方へ突出し、ホルダー19にインクカートリッジ5〜8
が装着されると、インクカートリッジ5〜8内のインク
が、インク導入部36〜39を介して記録ヘッド32〜
35へ夫々供給可能な状態になる。
【0022】キャリッジ位置検出装置40について図3
〜図7を参照して説明する。キャリッジ位置検出装置4
0は、透光部42と遮光部43とを交互に微小目盛り状
に形成したベルト状のエンコーダ部材41と、キャリッ
ジ18に装着されたフォトインタラプタ50(光学セン
サ)と、キャリッジ18に固定されエンコーダ部材41
とフォトインタラプタ50とを一定の位置関係に保持す
る為の案内部材60を有している。
【0023】前記エンコーダ部材41は、例えば、透明
のフィルムの表面部にバーコード状の黒印刷を施して、
微小幅(例えば、約30μm )の透光部42と、微小幅
(例えば、約30μm )の遮光部43とを交互に形成して
構成されている。エンコーダ部材41の左右両端部は本
体フレーム3の側板3c,3aの前端部分に1対の連結
部47,48を介して夫々連結されて、エンコーダ部材
41は、キャリッジ18の前部下側において、透光部4
2と遮光部43を形成した面を上方へ向け、キャリッジ
18の移動方向と略平行に配設されている。
【0024】図7に示すように、左側の連結部47にお
いては、側板3cの上端部に立設された連結片3eに、
エンコーダ部材41の左端部に形成された孔45を嵌込
み、エンコーダ部材41の左端部は水平方向へ僅かに移
動可能に連結されている。一方、右側の連結部48にお
いては、エンコーダ部材41の右端部がコイルバネ49
を介して側板3aに連結されている。コイルバネ49
は、エンコーダ部材41の右端部を上方へ付勢するとと
もに、エンコーダ部材41に張力を付与する為のもの
で、一端部がエンコーダ部材41の右端部に形成され孔
46に連結され、他端部は側板3aの上端部に立設され
た連結片3fに連結されている。
【0025】前記コイルバネ49によりエンコーダ部材
41に張力が付与されることで、左側の連結部47にお
いて、エンコーダ部材41の左端部は水平方向の移動が
拘束されて位置決めされる。ここで、左側の連結部47
は案内部材60の第1案内部65と同じ高さに設けら
れ、右側の連結部48は左側の連結部47より僅かに高
い位置に設けられているため、コイルバネ49によりエ
ンコーダ部材41の右端部が上方へ付勢されて、エンコ
ーダ部材41の上面の幅方向両端部分が案内部材61の
第1案内部65に摺接し、エンコーダ部材41には張力
が付与される。
【0026】前記フォトインタラプタ50は、発光部5
1と受光部52を有し、支持部材55を介してキャリッ
ジ18に支持されている。支持部材55は前後1対のセ
ンサ取付け部55a,55bを有する側面視コの字型に
形成され、センサ取付け部55aの上面部がキャリッジ
18の前部下面の左部に固定されている。
【0027】エンコーダ部材41はセンサ取付け部55
a,55bとの間を通り、発光部51と受光部52は、
エンコーダ部材41の幅方向中央部を挟んで対向するよ
うに、センサ取付け部55a,55bの内面部に夫々取
付けられている。そして、キャリッジ18が移動する
と、フォトインタラプタ50がエンコーダ部材41の透
光部42と遮光部43に夫々対応するパルス信号を発生
し、そのパルス信号に基づいて、プリンタ制御部により
キャリッジ18の位置が検出される。
【0028】図6に示すように、前記案内部材60は、
エンコーダ部材41の上面の幅方向両端部分に摺接して
案内する第1案内部65と、エンコーダ部材41の幅方
向両端面に摺接して案内する第2案内部66(幅方向案
内部)を有する。案内部材60は、ブロック部材61
に、下面側からエンコーダ部材41と略同じ幅の溝62
を左右方向向きに形成し、更に溝62の上側にエンコー
ダ部材41より幅の短い溝63を左右方向向きに形成し
た形状で、溝62の前後1対の上面が1対の第1案内部
65に、また、溝62の前後1対の両側面の上端部分が
1対の第2案内部66をなしている。
【0029】前記キャリッジ位置検出装置40の作用・
効果について説明する。エンコーダ部材41が案内部材
60の第1案内部65に接近する方向(上方)へ、エン
コーダ部材41の右端部がコイルバネ49により付勢さ
れているので、エンコーダ部材41の上面の幅方向両端
部分に案内部材60の1対の第1案内部65が摺接し、
エンコーダ部材41の幅方向両端面に案内部材60の1
対の第2案内部66が摺接して、エンコーダ部材41は
張力が付与されて案内部材60の近くのフォトインタラ
プタ50に案内される。
【0030】従って、エンコーダ部材41とフォトイン
タラプタ50とは常に一定の位置関係に保持された状態
で、キャリッジ駆動機構20により、記録ヘッド32〜
35を搭載したキャリッジ18が記録方向に往復移動駆
動される。エンコーダ部材41の上面の幅方向両端部分
に案内部材60の第1案内部65が摺接するため、エン
コーダ部材41の幅方向中央部分、即ち、フォトインタ
ラプタ50により検出信号を発生させる部位が傷ついた
り摩耗することがない。
【0031】また、案内部材60にエンコーダ部材41
の幅方向両端面に摺接して案内する第2案内部66を設
けたので、エンコーダ部材41の幅方向中央部分を、フ
ォトインタラプタ50で検出信号を発生させ得る位置に
確実に案内できる。そして、このキャリッジ位置検出装
置40においては、キャリッジ位置検出装置40の製作
誤差(エンコーダ部材41や支持部材55を含むフォト
インタラプタ50の加工誤差や組付け誤差)等、インク
ジェットプリンタ1の種々の製作誤差に関係なく、エン
コーダ部材41とフォトインタラプタ50とを常に一定
の位置関係に保持できるため、フォトインタラプタ50
による検出精度が低下し、印字品質が低下するという問
題を解消することができる。
【0032】更に、フォトインタラプタ50近くに案内
部材60を設けることで、エンコーダ部材41をフォト
インタラプタ50に対して一定の位置関係になるように
確実に案内することができ、しかも、案内部材60をフ
ォトインタラプタ50とを独立に設けることで、フォト
インタラプタ50においては既存の光学センサをキャリ
ッジ18に取付けて適用することが可能になる。また、
右側の連結部48においては、左側の連結部47より高
い位置に設け、コイルバネ49を介してエンコーダ部材
41の右端部と本体フレーム3の側板3aとを連結する
ことで、コイルバネ49により、エンコーダ部材41の
右端部を上方へ付勢し、エンコーダ部材41に張力を確
実に付与できるようになる。
【0033】次に、別実施形態について図8、図9を参
照して説明する。但し、前記実施形態と同じものには同
一の符号を付し説明を省略する。別実施形態のキャリッ
ジ位置検出装置40Aは、フォトインタラプタ50(発
光部51,受光部52)をキャリッジ18に支持する支
持部材55Aに、エンコーダ部材41とフォトインタラ
プタ50とを一定の位置関係に保持する案内部材60A
を設けたものである。
【0034】案内部材60Aは、第1,第2案内部7
1,72を夫々有する1対の案内片70を有し、これら
第1,第2案内部71,72は、エンコーダ部材41を
挟んで、支持部材55Aのセンサ取付け部75,76に
夫々固定され、1対の第1案内部71が、エンコーダ部
材41の上方の面の幅方向両端部分に摺接して案内し、
1対の第2案内部72が、エンコーダ部材41の幅方向
両端面に摺接して案内するように構成されている。
【0035】このキャリッジ位置検出装置40Aにおい
ては、前記実施形態と略同様の作用・効果を奏するが、
案内部材60Aを支持部材55Aに設けたので、キャリ
ッジ位置検出装置40Aがコンパクトになり、しかも、
エンコーダ部材41を案内部材60Aによりフォトイン
タラプタ50の非常に近い部位において案内できるた
め、エンコーダ部材41をフォトインタラプタ50に対
して一定の位置関係になるように一層確実に案内するこ
とが可能になる。
【0036】前記実施形態及び別実施形態の変更形態に
ついて説明する。 1〕連結部47において、エンコーダ部材41の左端部
を、コイルバネを介して本体フレーム3の側板3bに連
結して連結部48のように構成してもよい。 2〕コイルバネ49の代わりに、エンコーダ部材41の
端部を上方へ付勢する板バネ等の種々の付勢部材を適用
してもよい。 3〕エンコーダ部材41の両端部においては、連結強度
を高めるための補強部材を固定的に設け、この補強部材
を介して本体フレーム3の側板3a,3cに連結するよ
うにしてもよい。 4〕エンコーダ部材の下面にバーコード状の黒印刷を施
すことで前記透光部42と遮光部43を形成してもよ
い。 5〕前記キャリッジ位置検出装置40,40Aにおいて
は、インクジェットプリンタに限らず、その他種々のプ
リンタにも勿論適用することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1のプリンタのキャリッジ位置検
出装置によれば、光学センサを装着したキャリッジに、
エンコーダ部材の片面の幅方向両端部分に摺接して案内
する案内部材を設け、エンコーダ部材の両端部をプリン
タ本体に連結する1対の連結部の少なくとも一方に、エ
ンコーダ部材が案内部材に接近する方向へエンコーダ部
材の端部を付勢する付勢部材を設けたので、キャリッジ
位置検出装置の製作誤差(エンコーダ部材や光学センサ
の加工誤差や組付け誤差)等に関係なく、エンコーダ部
材を光学センサに確実に案内して、エンコーダ部材と光
学センサを常に一定の位置関係に保持することが可能に
なる。
【0038】請求項2のプリンタのキャリッジ位置検出
装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、案内
部材はエンコーダ部材の幅方向両端面に摺接して案内す
る幅方向案内部を有するので、エンコーダ部材の幅方向
中央部分を、光学センサで検出信号を発生させ得る位置
に確実に案内することが可能になる。
【0039】請求項3のプリンタのキャリッジ位置検出
装置によれば、請求項2と同様の効果を奏するが、付勢
部材はエンコーダ部材に張力を付与するバネ部材からな
るので、エンコーダ部材が案内部材に接近する方向へ、
エンコーダ部材の端部を付勢するとともに、エンコーダ
部材に張力を確実に付与することができる。
【0040】請求項4のプリンタのキャリッジ位置検出
装置によれば、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果
を奏するが、案内部材を前記光学センサの近くに光学セ
ンサとは独立に設けたので、エンコーダ部材を光学セン
サに対して一定の位置関係になるように確実に案内する
ことができ、また、光学センサにおいては既存の光学セ
ンサをキャリッジに取付けて適用することが可能にな
る。
【0041】請求項5のプリンタのキャリッジ位置検出
装置によれば、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果
を奏するが、案内部材を、前記光学センサをキャリッジ
に支持する支持部材に設けたので、キャリッジ位置検出
装置が非常にコンパクトになり、更に、案内部材により
エンコーダ部材を光学センサの非常に近い部位において
案内できるため、エンコーダ部材を光学センサに対して
一定の位置関係になるように一層確実に案内することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タの斜視図である。
【図2】図1の要部平面図である。
【図3】図2のIII −III 矢視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図4の部分切欠き図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】キャリッジ位置検出装置の要部拡大斜視図であ
る。
【図8】別実施形態に係るインクジェットプリンタの要
部正面図である。
【図9】図8のIX−IX線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 18 キャリッジ 20 キャリッジ駆動機構 32〜35 記録ヘッド 40,40A キャリッジ位置検出装置 41 エンコーダ部材 42 透光部 43 遮光部 47,48 連結部 49 コイルバネ(付勢部材) 50 フォトインタラプタ(光学センサ) 55,55A 支持部材 60,60A 案内部材 65,71 第1案内部 66,72 第2案内部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドと、記録ヘッドを搭載したキ
    ャリッジと、キャリッジを記録方向に往復移動駆動する
    キャリッジ駆動手段と、キャリッジの移動位置を検出す
    る為の透光部と遮光部とを交互に微小目盛り状に形成し
    たベルト状のエンコーダ部材と、エンコーダ部材の両端
    部をプリンタ本体に連結する1対の連結部と、キャリッ
    ジに装着されてエンコーダ部材の透光部と遮光部に夫々
    対応する検出信号を発生する光学センサとを備えたプリ
    ンタにおいて、 前記キャリッジに設けられた案内部材であって、エンコ
    ーダ部材と光学センサとを一定の位置関係に保持するよ
    うに、エンコーダ部材の片面の幅方向両端部分に摺接し
    て案内する案内部材と、 前記1対の連結部の少なくとも一方に設けられ、エンコ
    ーダ部材が案内部材に接近する方向へ、エンコーダ部材
    の端部を付勢する付勢部材と、 を備えたことを特徴とするプリンタのキャリッジ位置検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、エンコーダ部材の幅方
    向両端面に摺接して案内する幅方向案内部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のプリンタのキャリッジ位
    置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材はエンコーダ部材に張力を
    付与するバネ部材からなることを特徴とする請求項2に
    記載のプリンタのキャリッジ位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材は、前記光学センサの近く
    に光学センサとは独立に設けられたことを特徴とする請
    求項1〜3の何れか1項に記載のプリンタのキャリッジ
    位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部材は、前記光学センサをキャ
    リッジに支持する支持部材に設けられたことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載のプリンタのキャリ
    ッジ位置検出装置。
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