JPH1057425A - 起立姿勢で運転可能な電動走行車 - Google Patents

起立姿勢で運転可能な電動走行車

Info

Publication number
JPH1057425A
JPH1057425A JP8221473A JP22147396A JPH1057425A JP H1057425 A JPH1057425 A JP H1057425A JP 8221473 A JP8221473 A JP 8221473A JP 22147396 A JP22147396 A JP 22147396A JP H1057425 A JPH1057425 A JP H1057425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base frame
frame
vertical portion
pair
occupant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8221473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544071B2 (ja
Inventor
Masami Hyodo
正見 兵頭
Sakae Ishikawa
栄 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP22147396A priority Critical patent/JP3544071B2/ja
Publication of JPH1057425A publication Critical patent/JPH1057425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544071B2 publication Critical patent/JP3544071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】起立してアイポイントを高くすることにより乗
員の活性化を促すことができ、地上投影面積を小さくで
きる。 【解決手段】ベースフレーム11の前部及び後部を一対
の前輪12及び一対の後輪13がそれぞれ支持し、一対
の前輪が駆動手段14によりそれぞれ駆動される。起立
した乗員19の足19aを載せるフロアパネル18がベ
ースフレームに水平に取付けられ、乗員の尻19bを受
ける尻受け部23がベースフレームの後部から上方に延
びるリヤフレーム20の上端に設けられる。乗員が把持
するハンドル27がベースフレームの前部から上方に延
びるフロントフレーム26の上端に設けられ、乗員が操
作することにより駆動手段を制御するコントローラ36
がハンドルに設けられる。また乗員のすね19dを受け
る脚受け部39がフロントフレームの下部から後方に向
って突設されたアーム37の後端に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足腰が弱い或いは
足腰に障害のある高齢者や身障者に適した電動走行車に
関する。更に詳しくは起立した姿勢で運転できる電動走
行車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、足腰が弱い或いは足腰に障害のあ
る高齢者や身障者は座った状態で乗る車椅子、電動三輪
車又は電動四輪車を使用して社会参加していた。例え
ば、電動三輪車としては、後輪が二輪で構成され前輪が
単一で構成され、これらの後輪及び前輪をフレームが支
持し、前輪部分のフレームの両外側から上方に向ってフ
ットレスト機構が設けられたものが開示されている(実
開平5−5123)。この電動三輪車では、フットレス
ト機構が上端部に装備されたフットレストクッション
と、このフットレストクッションを支持するクッション
支持パイプ部とを備える。フットレストクッションがク
ッション支持パイプ部に前後方向への回動を許容するよ
うに構成され、クッション支持パイプが伸縮してフット
レストクッションの高さを調整可能に構成される。また
後輪に近接したフレーム上には乗員の座席が設けられ
る。このように構成された電動三輪車では、座席に座っ
た乗員の一番楽な姿勢で足の投げ出し位置を定めること
ができるので、この状態を維持しながらの運転操作及び
休憩ができ、乗員の疲労の蓄積を軽減できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
動三輪車では、乗員が座席に座っているため、そのアイ
ポイントは背の低い子供に近く、保護される立場が強調
される。この結果、足腰が弱い或いは足腰に障害のある
高齢者や身障者が活性化し、自立を促進する機会を減少
させる不具合があった。また、上記従来の電動三輪車で
は、乗員が座席に座った状態で乗るため、この三輪車の
地上投影面積が比較的大きくなって、一般歩行者との共
存が難しくなる問題点があった。本発明の目的は、起立
してアイポイントを高くすることにより乗員の活性化を
促すことができ、地上投影面積を小さくできる、起立姿
勢で運転可能な電動走行車を提供することにある。本発
明の別の目的は、転倒を防止でき、容易に乗降できる、
起立姿勢で運転可能な電動走行車を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図3に示すように、ベースフレーム11と、この
ベースフレーム11の前部を支持する左右一対の前輪1
2,12と、ベースフレーム11の後部を支持する左右
一対の後輪13,13と、一対の前輪12,12をそれ
ぞれ駆動する駆動手段14と、ベースフレーム11に水
平に取付けられ起立した乗員19の足19aを載せるフ
ロアパネル18と、ベースフレーム11の後部から上方
に延びるリヤフレーム20の上端又は上端近傍に設けら
れ起立した乗員19の尻19bを受ける尻受け部23
と、ベースフレーム11の前部から上方に延びるフロン
トフレーム26の上端に設けられ起立した乗員19が把
持するハンドル27と、ハンドル27又はフロントフレ
ーム26に設けられ起立した乗員19が操作することに
より駆動手段14を制御するコントローラ36と、フロ
ントフレーム26の下部から後方に向って突設されたア
ーム37の後端に設けられ起立した乗員19のすね19
d又は膝を受ける脚受け部39とを備えた起立姿勢で運
転可能な電動走行車である。この請求項1に係る電動走
行車では、乗員19の尻19bを尻受け部23が受け、
乗員19のすね19d又は膝を脚受け部39が受けるの
で、足腰が弱い或いは足腰に障害のある乗員19であっ
ても安定した起立姿勢を維持できる。この結果、乗員1
9は心身の機能に刺激を受け、かつ歩行者と略同一の高
さのアイポイントとなるため、乗員19の活性化を促す
ことができる。また起立姿勢で乗車するため、この電動
走行車10の地上投影面積を小さくでき、歩行者と共存
し易くなる。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図4に示すように、ベースフ
レーム11の下面にベースフレーム11の幅方向中央か
ら両外側方に向って延びる一対の転倒防止具52,52
が設けられ、転倒防止具52がベースフレーム11の幅
方向中央から外側方に向うに従って路面に近付くように
傾斜して設けられた筒状のケース53と、ケース53に
突出可能に収納されたピストンロッド54と、ピストン
ロッド54をケース53から突出する方向に付勢するば
ね56と、ピストンロッド54をケース53に収納した
状態で一時的に保持するロック機構61と、ベースフレ
ーム11が側方に所定角度以上傾いたことを検出する傾
斜センサ62と、傾斜センサ62の検出出力に基づいて
ロック機構61を解除するロック解除機構63と、ケー
ス53から突出したピストンロッド54をケース53に
収納するロッド収納機構66とを備えたことを特徴とす
る。この請求項2に係る電動走行車では、ベースフレー
ム11が側方に所定角度以上傾いたときにロック解除手
段63が傾斜センサ62の検出出力に基づいてロック機
構61を解除し、ピストンロッド54がばね56の弾性
力によりケース53から突出して路面65に当接する。
この結果、電動走行車10の転倒を防止できる。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1及び図6に示すように、ア
ーム37の前端がアーム角度調整機構38を介してフロ
ントフレーム26に枢着され、アーム角度調整機構38
がアーム26を所定の角度で一時的保持することにより
脚受け部39の高さが調整可能に構成されたことを特徴
とする。この請求項3に係る電動走行車では、乗員19
の体格に合った最適な位置で、すね19d又は膝を受け
ることができるので、乗員19は疲労しない。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図10に示すよう
に、リヤフレーム80がベースフレーム11の後部左右
両端から上方に延びる第1及び第2鉛直部81,82を
有し、尻受け部23が第1及び第2鉛直部82の上端又
は上端近傍に掛け渡された水平部24を有し、第1鉛直
部81が下側鉛直部83と上側鉛直部84とに2分割さ
れ、上側鉛直部84が下側鉛直部83に対して離脱可能
に係止し、上側鉛直部84が下側鉛直部83から離脱し
た状態で水平部24とともに第2鉛直部82の軸心を中
心に回動可能に構成されたことを特徴とする。この請求
項4に係る電動走行車では、上側鉛直部84を下側鉛直
部83から離脱して水平部24とともに第2鉛直部82
の軸心を中心に回転させると、第1及び第2鉛直部8
1,82間が開放されるので、この開放された第1及び
第2鉛直部81,82間から乗降でき、乗降性が向上す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1〜図9に示すように、電
動走行車10はベースフレーム11と、このベースフレ
ーム11の前部を支持する左右一対の前輪12,12
と、ベースフレーム11の後部を支持する左右一対の後
輪13,13と、一対の前輪12,12をそれぞれ駆動
する駆動手段14とを備える。ベースフレーム11は車
幅方向に所定の間隔をあけて走行車10の進行方向に延
び前端が下方に曲げられた一対のサイドメンバ11a,
11aと、これらのサイドメンバ11a,11aの前端
に架設されたフロントクロスメンバ11bと、後述する
リヤフレーム20の第1及び第2鉛直部21,22の下
端に架設されたリヤクロスメンバ11cと、フロントク
ロスメンバ11bの中央とリヤクロスメンバ11cの中
央との間に架設された補強メンバ11dとを有する。
【0009】また一対のサイドメンバ11a,11aの
前端には一対の減速機用ブラケット16の後端がそれぞ
れ固着される(図1及び図2)。駆動手段14は一対の
減速機用ブラケット16の前端にそれぞれ取付けられた
一対の減速機14a,14aと、これらの減速機14
a,14aの互いに対向する面にそれぞれ取付けられた
一対の電動モータ14b,14bとを有する。一対の減
速機14a,14aの互いに対向する面とは反対側の面
には一対の出力軸14c,14cがそれぞれ突設され、
一対の前輪12,12はこれらの出力軸14c,14c
にそれぞれ嵌着される。電動モータ14bの駆動力は減
速機14aを介して前輪12に伝達されるようになって
いる。また一対のサイドメンバ11a,11aの後端に
は鉛直方向に延びる一対の短管17がそれぞれ固着され
る。一対の後輪13,13はキャスタ、即ち方向自在の
小型車輪であり、これらの後輪13,13は上記短管1
7にそれぞれ取付けられる(図1〜図3)。
【0010】ベースフレーム11には水平にフロアパネ
ル18が取付けられる(図1及び図3〜図5)。このパ
ネル18はベースフレーム11の一対のサイドメンバ1
1a,11aに係止して取付けられる一対の取付部18
a,18aと、補強メンバ11dの後部に被せられる突
出部18bと、起立した乗員19の足19aが載る一対
の足載せ部18c,18cとを有する。またベースフレ
ーム11の後部にはリヤフレーム20が上方に延びて設
けられる。リヤフレーム20は一対のサイドメンバ11
a,11aの後部にそれぞれ立設された第1及び第2鉛
直部21,22を有し、これらの鉛直部21,22の上
端には尻受け部23の水平部24が架設される。水平部
24には円筒状の尻用クッション部材25が嵌着され、
このクッション部材25が起立した乗員19の尻19b
を受けるようになっている。ベースフレーム11の前
部、即ち一対のサイドメンバ11a,11aの前部には
一対のフロントフレーム26,26が上方に延びてそれ
ぞれ設けられ、これらのフロントフレーム26,26の
上端には車幅方向に延びかつ両端が後方に曲げられたハ
ンドル27が架設される(図1〜図3)。ハンドル27
の両端には乗員19が把持可能な一対の把持部27a,
27bが設けられる。これらの把持部27a,27bの
うちの一方の把持部27aの後端には乗員19の腰19
cに回されるベルト28の一端が係止し、このベルト2
8の他端が他方の把持部27bの後端に離脱可能に係止
する。また一対のフロントフレーム26,26の上部に
はクロスパイプ29が架設され、このクロスパイプ29
の中央と水平部24の中央との間には跨ぎ部31が架設
される。跨ぎ部31には円筒状の跨ぎ用クッション部材
32が嵌着される。
【0011】一対のフロントフレーム26,26の下部
にはバッテリ用フレーム33が前方に突出して設けら
れ、このフレーム33上には一対のバッテリ34,34
が載置される。またハンドル27にはコントローラ36
が取付けられる。一対のバッテリ34,34は図示しな
いがコントローラ36を介して一対の電動モータ14
b,14bに電気的に接続され、乗員19がコントロー
ラ36を操作することにより一対の電動モータ14b,
14bの回転速度及び回転方向が制御されるようになっ
ている。また電動モータ14bはブレーキ付きモータで
あり、コントローラ36により電動モータ14bへの通
電を停止すると、電動モータ14bはブレーキにより速
やかに停止するようになっている。一対のフロントフレ
ーム26,26の下部には一対のアーム37,37の前
端がアーム角度調整機構38を介して回動可能に取付け
られ、一対のアーム37,37の後端は脚受け部39の
連結パイプ41が架設される(図1、図3及び図6〜図
9)。連結パイプ41には円筒状の脚用クッション部材
42が嵌着され、脚用クッション部材42が起立した乗
員19のすね19dを受けるようになっている。
【0012】アーム角度調整機構38は図6〜図9に詳
しく示すように、一対のアーム37,37の前端にそれ
ぞれ固着され周縁に所定の間隔をあけて複数の凹溝44
aが形成されかつ上端が一対のフロントフレーム26,
26に一対のピン43a,43bを介してそれぞれ枢着
された略半円状の一対のサポートアジャスタ44,44
と、一対のフロントフレーム26,26に形成された長
孔26a,26aに上下動可能に挿入され複数の凹溝4
4aに選択的に係止するアジャスタストッパ46と、ア
ジャスタストッパ46を凹溝44aに係止する方向に付
勢するスプリング47(図9)とを有する。長孔26a
はフロントフレーム26の長手方向に延びかつ上端が凹
溝44aと一致するようにフロントフレーム26に形成
される。またフロントフレーム26には長孔44aより
所定の距離だけ下方にストッパボルト48が挿入され、
ストッパボルト48はこのボルト48の突出端にナット
49を螺合することにより固定される。スプリング47
は圧縮コイルばねであり、パイプ状のフロントフレーム
26内のアジャスタストッパ46及びストッパボルト4
8間に介装される(図9)。一対のピン43a,43b
のうち一方のピン43aにはアジャスタロック51の上
端が回動可能に取付けられ、このアジャスタロック51
の下端はアジャスタストッパ46に係止可能に構成され
る(図6及び図8)。
【0013】ベースフレーム11の下面にはベースフレ
ーム11の幅方向中央から両外側方に向って延びる一対
の転倒防止具52,52が設けられる(図1、図2、図
4及び図5)。転倒防止具52は図4及び図5に詳しく
示すように、ベースフレーム11の幅方向中央から外側
方に向うに従って路面に近付くように傾斜して設けられ
た筒状のケース53と、ケース53に突出可能に収納さ
れたピストンロッド54と、ピストンロッド54をケー
ス53から突出する方向に付勢するばね56とを有す
る。ケース53はフロアパネル18下面に固着されたケ
ース用ブラケット57により保持される。ピストンロッ
ド54の基端にはケース53内を摺動するピストン58
が設けられ、ピストンロッド54の先端にはゴム等によ
り形成された弾性体59が嵌着される。ばね56は圧縮
コイルばねであって、ケース53の内底面とピストン5
8との間に介装される。
【0014】またケース53にはピストンロッド54を
ケース53に収納した状態で一時的に保持するロック機
構61と、ベースフレーム11が側方に所定角度以上傾
いたことを検出する傾斜センサ62と、傾斜センサ62
の検出出力に基づいてロック機構61を解除するロック
解除機構63とが設けられる。ケース53の下端近傍の
外周下面にはこのケース53の長手方向に延びる揺動バ
ー63の略中央がピン64を介して枢着される。この揺
動バー63の一端にはこの一端をケース53の通孔53
a(図5)からケース53内に臨むように折曲げること
により係止爪61が形成され、揺動バー63の他端には
路面65に向って折曲げることによりセンシング爪62
が形成される。ピン64には図示しないが揺動バー63
を図4の実線矢印の方向に回転するように付勢するねじ
りコイルばねが巻回される。センシング爪62が路面に
当接して揺動バー63が図5の破線矢印の方向に回転す
ると係止爪61のピストン58への係止が解除されるよ
うになっている。この実施の形態では、係止爪61、セ
ンシング爪62及び揺動バー63がロック機構、傾斜セ
ンサ及びロック解除機構をそれぞれ構成する。
【0015】また転倒防止具52及びフロントフレーム
11にはケース53から突出したピストンロッド54を
ケース53に収納するロッド収納機構66が設けられる
(図1〜図5)。ロッド収納機構66はピストン58の
外周面に設けられケース53の長孔53b(図5)を通
ってケース53外に突出する突片67と、一対のフロン
トフレーム26,26の上部に架設されたクロスパイプ
29にレバー用ブラケット68及びピン69を介して枢
着された操作レバー71(図1〜図3)と、突片67と
操作レバー71とを連結するインナケーブル72とを有
する。インナケーブル72にはこのケーブル72の両端
を除いてアウタケーブル73が嵌入され、インナケーブ
ル72はアウタケーブル73内を摺動可能に構成され
る。またアウタケーブル73の一端はケース53に固定
され(図4及び図5)、他端はレバー用ブラケット68
に固定される(図1及び図2)。操作レバー71はピス
トン58がピストンロッド54とともにばね56の弾性
力により図5の実線矢印の方向に移動したときに図1の
実線矢印の方向に瞬時に回転するため、図示しないカバ
ーにより覆われることが好ましい。
【0016】なお、リヤフレームを伸縮可能に構成する
ことにより尻受け部の高さを調整可能に構成し、またア
ームを伸縮可能に構成することにより脚受け部をアーム
の長手方向に調整可能に構成してもよい。このように構
成することにより、尻受け部や脚受け部を乗員の体格に
合わせて微調整が可能となる。また、尻受け部をリヤフ
レームの上端ではなく、上端近傍に設けてもよい。この
場合、リヤフレームの水平部は第1及び第2鉛直部の上
端近傍に架設される。また、コントローラをハンドルで
はなく、フロントフレームに設けてもよい。更に、脚受
け部がすねではなく、膝を受けるように構成してもよ
い。
【0017】このように構成された電動走行車の使用方
法を説明する。先ずベルト28の他端をハンドルの他方
の把持部27bから外した状態で、電動走行車10の乗
員19となる足腰が弱い或いは足腰に障害のある高齢者
や身障者は介助者の助けを借りて跨ぎ用クッション部材
32を跨ぎ、かつ尻用クッション部材25に尻19bが
当たるように電動走行車10に乗る。次いでベルト28
を腰19cに回してこのベルト28の他端を他方の把持
部27bに係止する。次にアジャスタロック51をアジ
ャスタストッパ46から外してアジャスタストッパ46
を押下げ、アジャスタストッパ46をサポートアジャス
タ44の凹溝44aから外す。この状態でアーム37を
回転して脚受け部39の脚用クッション部材42を乗員
19のすね19dの上部に当接させ、アジャスタストッ
パ46を離すと、このストッパ46はスプリング47の
弾性力により上昇してサポートアジャスタ44の凹溝4
4aに係止し、アーム37が所定の角度で固定される。
更にアジャスタストッパ46の上下動を阻止するために
アジャスタロック51をアジャスタストッパ46に係止
する。
【0018】この結果、乗員19は足腰が弱っていたり
或いは足腰に障害があっても、安定した起立姿勢を維持
できるので、心身の機能に刺激を受け、かつ歩行者と略
同一の高さのアイポイントとなり、乗員19の活性化を
促すことができる。上述のように乗車準備が完了した
後、乗員19はコントローラ36を操作して電動走行車
10を走行させる。このとき起立姿勢で乗車しているた
め、この電動走行車10の地上投影面積が小さく、従っ
て歩行者の邪魔になることが少なく、歩行者と共存し易
くなる。
【0019】またバランスが崩れて電動走行車10が所
定角度以上側方に傾くと、傾いた側の転倒防止具52の
センシング爪62が路面65に当接し、揺動バー63が
図5の破線矢印の方向に回転し、ピストン58に係止し
ていた係止爪61がピストン58から離脱する。この結
果、ピストン58がばね56の弾性力によりピストンロ
ッド54とともに実線矢印の方向に押出され、このロッ
ド54の先端の弾性体59が路面65に当接するので、
電動走行車10の転倒が阻止される。一方、ピストンロ
ッド54の突出により操作レバー71が瞬時に図1の二
点鎖線で示す位置まで回転する。そこで、乗員19は図
示しないカバーを外して又はスライドさせて操作レバー
71を実線で示す位置に回転させると、ピストン58が
ばね56の弾性力に抗して図4の位置に至る。このとき
係止爪61の一方の面に傾斜面が形成されているので、
ピストン58が上記傾斜面に当接して係止爪61をケー
ス53外に押出し、ピストン58が図4の位置に至る
と、係止爪61はねじりコイルばね(図示せず)の弾性
力によりケース53内に挿入されてピストン58に係止
する。この結果、ピストンロッド54はケース53に収
納された状態に一時的に保持される。なお、上記第1の
実施の形態では、転倒防止具を電動走行車の幅方向に取
付けてこの走行車の横方向への転倒を防止したが、これ
に限らず電動走行車の前後方向に取付けてこの走行車の
前後方向への転倒を防止してもよい。
【0020】図10〜図13は本発明の第2の実施の形
態を示す。図10において上記第1の実施の形態と同一
符号は同一部品を示す。この実施の形態では、リヤフレ
ーム80の第1鉛直部81が下側鉛直部83と上側鉛直
部84とに2分割され、上側鉛直部84が下側鉛直部8
3に対して離脱可能に係止し、上側鉛直部84が下側鉛
直部83から離脱した状態で水平部24とともに第2鉛
直部82の軸心を中心に回動可能に構成される。上側鉛
直部84の下端には下端に大きな面取り部86aが形成
された円柱状のスライダ86が摺動可能に挿入され、上
側鉛直部84の下端近傍にはこの鉛直部84の長手方向
に延びる長孔84aが形成される(図10及び図1
3)。スライダ86の上部周面には長孔84aを通して
操作ピン87が螺着される。上側鉛直部84のうち長孔
84aから所定の距離だけ上方にはストッパボルト88
が挿入され、ストッパボルト88はこのボルト88の突
出端にナット89を螺合することにより固定される。ス
ライダ86とストッパボルト88との間には圧縮コイル
ばね91が介装され、このばね91によりスライダ86
が上側鉛直部84の下端から突出する方向に付勢され
る。また下側鉛直部83の上端には後面上部に切欠き9
2aを有する回転阻止部材92が嵌着され、この回転阻
止部材92により上側鉛直部84が下側鉛直部83より
前方に回転しないようになっている。
【0021】リヤフレーム80の第2鉛直部82はロア
鉛直部93とアッパ鉛直部94とに2分割される(図1
0〜図12)。ロア鉛直部93の上端にはアッパ鉛直部
94の下端に回動可能に挿入される支軸93aが設けら
れ(図11及び図12)、アッパ鉛直部94の下端近傍
には円周方向に延びる円弧状長孔94aが形成される。
アッパ鉛直部94に挿入された支軸93aの外周面には
ストッパピン96が円弧状長孔94aを通して螺着され
る。アッパ鉛直部94は支軸93aを中心に水平部24
及び上側鉛直部84とともに後方に約90度の角度の範
囲内で回動可能に構成される。また図1中の符号97は
スラストワッシャであり、第1の実施の形態における乗
員が跨ぐ跨ぎ部はこの実施の形態では設けられない。上
記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。なお、
第2鉛直部を下側鉛直部と上側鉛直部とに2分割し、上
側鉛直部を下側鉛直部に対して離脱可能に係止し、上側
鉛直部を下側鉛直部から離脱した状態で水平部とともに
第1鉛直部の軸心を中心に回動可能に構成してもよい。
このように構成された電動走行車では、操作ピン87を
引上げて上側鉛直部84を下側鉛直部83から離脱さ
せ、アッパ鉛直部94をロア鉛直部93の支軸93aを
中心に水平部24及び上側鉛直部84とともに後方に回
転させると、第1鉛直部81と第2鉛直部82との間が
開放される。この結果、乗員は上記開放された第1鉛直
部81と第2鉛直部82との間から乗降でき、乗降性が
向上する。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ベ
ースフレームの前部及び後部を一対の前輪及び一対の後
輪がそれぞれ支持し、一対の前輪を駆動手段がそれぞれ
駆動し、起立した乗員の足を載せるフロアパネルをベー
スフレームに取付け、尻受け部をリヤフレームの上端に
設け、ハンドルをフロントフレームの上端に設け、駆動
手段を制御するコントローラをハンドル又はフロントフ
レームに設け、更に脚受け部をアームの後端に設けたの
で、乗員の尻を尻受け部が受け、乗員のすね又は膝を脚
受け部が受け、足腰が弱い或いは足腰に障害のある乗員
であっても安定した起立姿勢を維持できる。この結果、
乗員は心身の機能に刺激を受け、かつ歩行者と略同一の
高さのアイポイントとなるため、乗員の活性化を促すこ
とができる。また起立姿勢で乗車するため、この電動走
行車の地上投影面積を小さくでき、歩行者と共存し易く
なる。
【0023】またベースフレームの下面に一対の転倒防
止具を設け、転倒防止具のケースをベースフレームの幅
方向中央から外側方に路面に向って傾斜して設け、ケー
ス内のピストンロッドをばねが突出する方向に付勢し、
ピストンロッドをケースに収納した状態でロック機構が
保持し、ベースフレームの傾きを検出する傾斜センサの
検出出力に基づいてロック解除機構がロック機構を解除
し、更にケースから突出したピストンロッドをロッド収
納機構がケースに収納するように構成すれば、ベースフ
レームが側方に所定角度以上傾いたときにロック解除手
段がロック機構を解除し、ピストンロッドがばねの弾性
力によりケースから突出してその先端が路面に当接す
る。この結果、電動走行車の転倒を防止できる。
【0024】またアームの前端をアーム角度調整機構を
介してフロントフレームに枢着し、アーム角度調整機構
がアームを所定の角度で一時的保持することにより脚受
け部の高さを調整可能に構成すれば、乗員の体格に合っ
た最適な位置で、すね又は膝を受けることができるの
で、乗員は疲労しない。更にリヤフレームが第1及び第
2鉛直部を有し、尻受け部がこれらの鉛直部の上端又は
上端近傍に掛け渡された水平部を有し、第1又は第2鉛
直部を下側鉛直部と上側鉛直部とに2分割し、上側鉛直
部が下側鉛直部に対して離脱可能に係止し、更に上側鉛
直部を下側鉛直部から離脱した状態で水平部とともに第
2又は第1鉛直部の軸心を中心に回動可能に構成すれ
ば、上側鉛直部を下側鉛直部から離脱して水平部ととも
に第2又は第1鉛直部の軸心を中心に回転させると、第
1及び第2鉛直部間が開放される。この結果、この開放
された第1及び第2鉛直部間から乗降でき、乗降性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の起立姿勢で運転可能な
電動走行車を示す図2のA−A線断面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】図1のC矢視図。
【図4】図1のD−D線断面図。
【図5】その電動走行車が側方に傾いて転倒防止具が作
動した状態を示す図4に対応する断面図。
【図6】脚受け部を含む要部斜視図。
【図7】図6のE矢視図。
【図8】図6のF矢視図。
【図9】図8のG−G線断面図。
【図10】本発明の第2実施形態の尻受け部を含む要部
斜視図。
【図11】図10のH−H線断面図。
【図12】図11のI−I線断面図。
【図13】図10のJ−J線断面図。
【符号の説明】
10 電動走行車 11 ベースフレーム 12 前輪 13 後輪 14 駆動手段 18 フロアパネル 19 乗員 19a 足 19b 尻 19d すね 20,80 リヤフレーム 23 尻受け部 24 水平部 26 フロントフレーム 27 ハンドル 36 コントローラ 37 アーム 38 アーム角度調整機構 39 脚受け部 52 転倒防止具 53 ケース 54 ピストンロッド 56 ばね 61 係止爪(ロック機構) 62 センシング爪(傾斜センサ) 63 揺動バー(ロック解除機構) 66 ロッド収納機構 81 第1鉛直部 82 第2鉛直部 83 下側鉛直部 84 上側鉛直部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレーム(11)と、 前記ベースフレーム(11)の前部を支持する左右一対の前
    輪(12,12)と、 前記ベースフレーム(11)の後部を支持する左右一対の後
    輪(13,13)と、 前記一対の前輪(12,12)をそれぞれ駆動する駆動手段(1
    4)と、 前記ベースフレーム(11)に水平に取付けられ起立した乗
    員(19)の足(19a)を載せるフロアパネル(18)と、 前記ベースフレーム(11)の後部から上方に延びるリヤフ
    レーム(20)の上端又は上端近傍に設けられ前記起立した
    乗員(19)の尻(19b)を受ける尻受け部(23)と、 前記ベースフレーム(11)の前部から上方に延びるフロン
    トフレーム(26)の上端に設けられ前記起立した乗員(19)
    が把持するハンドル(27)と、 前記ハンドル(27)又は前記フロントフレーム(26)に設け
    られ前記起立した乗員(19)が操作することにより前記駆
    動手段(14)を制御するコントローラ(36)と、 前記フロントフレーム(26)の下部から後方に向って突設
    されたアーム(37)の後端に設けられ前記起立した乗員(1
    9)のすね(19d)又は膝を受ける脚受け部(39)とを備えた
    起立姿勢で運転可能な電動走行車。
  2. 【請求項2】 ベースフレーム(11)の下面に前記ベース
    フレーム(11)の幅方向中央から両外側方に向って延びる
    一対の転倒防止具(52,52)が設けられ、 前記転倒防止具(52)が前記ベースフレーム(11)の幅方向
    中央から外側方に向うに従って路面に近付くように傾斜
    して設けられた筒状のケース(53)と、前記ケース(53)に
    突出可能に収納されたピストンロッド(54)と、前記ピス
    トンロッド(54)を前記ケース(53)から突出する方向に付
    勢するばね(56)と、前記ピストンロッド(54)を前記ケー
    ス(53)に収納した状態で一時的に保持するロック機構(6
    1)と、前記ベースフレーム(11)が側方に所定角度以上傾
    いたことを検出する傾斜センサ(62)と、前記傾斜センサ
    (62)の検出出力に基づいて前記ロック機構(61)を解除す
    るロック解除機構(63)と、前記ケース(53)から突出した
    前記ピストンロッド(54)を前記ケース(53)に収納するロ
    ッド収納機構(66)とを備えた請求項1記載の起立姿勢で
    運転可能な電動走行車。
  3. 【請求項3】 アーム(37)の前端がアーム角度調整機構
    (38)を介してフロントフレーム(26)に枢着され、前記ア
    ーム角度調整機構(38)が前記アーム(37)を所定の角度で
    一時的保持することにより脚受け部(39)の高さが調整可
    能に構成された請求項1又は2記載の起立姿勢で運転可
    能な電動走行車。
  4. 【請求項4】 リヤフレーム(80)がベースフレーム(11)
    の後部左右両端から上方に延びる第1及び第2鉛直部(8
    1,82)を有し、 尻受け部(23)が前記第1及び第2鉛直部(81,82)の上端
    又は上端近傍に掛け渡された水平部(24)を有し、 前記第1又は第2鉛直部(81,82)が下側鉛直部(83)と上
    側鉛直部(84)とに2分割され、 前記上側鉛直部(84)が前記下側鉛直部(83)に対して離脱
    可能に係止し、 前記上側鉛直部(84)が前記下側鉛直部(83)から離脱した
    状態で前記水平部(24)とともに前記第2又は第1鉛直部
    (82,81)の軸心を中心に回動可能に構成された請求項1
    ないし3いずれか記載の起立姿勢で運転可能な電動走行
    車。
JP22147396A 1996-08-22 1996-08-22 起立姿勢で運転可能な電動走行車 Expired - Fee Related JP3544071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22147396A JP3544071B2 (ja) 1996-08-22 1996-08-22 起立姿勢で運転可能な電動走行車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22147396A JP3544071B2 (ja) 1996-08-22 1996-08-22 起立姿勢で運転可能な電動走行車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1057425A true JPH1057425A (ja) 1998-03-03
JP3544071B2 JP3544071B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=16767275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22147396A Expired - Fee Related JP3544071B2 (ja) 1996-08-22 1996-08-22 起立姿勢で運転可能な電動走行車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3544071B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1177972A2 (en) * 2000-07-31 2002-02-06 Suzuki Motor Corporation Electric motor vehicle
KR101149604B1 (ko) 2010-10-01 2012-06-12 주식회사 마로로봇 전동식 보행 보조장치
JP2016530013A (ja) * 2013-08-28 2016-09-29 アップンライド ロボティクス リミテッド 起立式車椅子
JP2023065505A (ja) * 2019-02-28 2023-05-12 株式会社幸和製作所 歩行補助車

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1177972A2 (en) * 2000-07-31 2002-02-06 Suzuki Motor Corporation Electric motor vehicle
EP1177972A3 (en) * 2000-07-31 2004-06-09 Suzuki Motor Corporation Electric motor vehicle
KR101149604B1 (ko) 2010-10-01 2012-06-12 주식회사 마로로봇 전동식 보행 보조장치
JP2016530013A (ja) * 2013-08-28 2016-09-29 アップンライド ロボティクス リミテッド 起立式車椅子
US10172752B2 (en) 2013-08-28 2019-01-08 Upnride Robotics Ltd Standing wheelchair
JP2023065505A (ja) * 2019-02-28 2023-05-12 株式会社幸和製作所 歩行補助車

Also Published As

Publication number Publication date
JP3544071B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004074814A (ja) 人用移動機器
JP2016187485A (ja) 電動歩行補助装置、電動歩行補助装置のプログラムおよび電動歩行補助装置の制御方法
WO2022255333A1 (ja) 電動モビリティ
JP2009515644A (ja) 車椅子
JP2001321404A (ja) 歩行器兼用車椅子
JP3544071B2 (ja) 起立姿勢で運転可能な電動走行車
KR101814900B1 (ko) 방향성 캐스터를 이용한 자전거
JPH09226656A (ja) 障害者用自転車
JP3122503U (ja) リハビリテーション用車椅子
JP2003093451A (ja) 歩行補助カート
JP2003199795A (ja) 足踏式車椅子
JP4617718B2 (ja) 電動車椅子
JP5316052B2 (ja) 走行装置
JP2005058672A (ja) 歩行補助器具及び自転車
KR101814901B1 (ko) 방향성 캐스터를 이용한 자전거
JPH09249172A (ja) 障害者などの使用する自転車
JP2001212183A (ja) 電動車椅子
JP3130074U (ja) 簡易移動装置
JP2003010256A (ja) 上下動するサドルを装着した開脚三輪歩行車。
JP2001276143A (ja) 段差乗り越え装置並びにこれを備えた軽移送車両及び車椅子
JP2560174Y2 (ja) 電動三輪車
JP3212975U (ja) 車椅子用足こぎ補助具
KR102159666B1 (ko) 보조 탑승석이 구비된 전동 휠체어
JP2628091B2 (ja) 障害者用移動車
JP2005137467A (ja) 電動歩行補助機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees