JPH1056509A - 誤動作防止方法 - Google Patents

誤動作防止方法

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JPH1056509A
JPH1056509A JP22929596A JP22929596A JPH1056509A JP H1056509 A JPH1056509 A JP H1056509A JP 22929596 A JP22929596 A JP 22929596A JP 22929596 A JP22929596 A JP 22929596A JP H1056509 A JPH1056509 A JP H1056509A
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信二 村山
Kazuhiro Inamura
和浩 稲村
Yoji Ihara
洋二 井原
Hiroyuki Yasuno
博幸 安野
Toyoji Matsuda
豊治 松田
Mamoru Shimada
衛 島田
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Meisei Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象部の動作を常時監視しながら、必要
なときに制御対象部を制御するシステムにおいて、誤制
御を防止する。 【解決手段】 制御部の回路構成を、駆動系と、監視系
とに分けると共に、この制御部の電源回路を、駆動系に
電源電圧を供給する駆動系電源回路32と、監視系に電
源電圧を供給する監視系電源回路31とに分ける。電源
スイッチが投入されれば、監視系電源は常時オンの状態
とする。駆動系電源は、電源制御部29からの制御信号
により制御して、制御対象部を制御する必要のあるとき
にのみ、オンとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ル交換機の遠隔制御システムに適用して好適な誤動作防
止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔地に設置されているデジタル交換機
の保守を、集中的に中央の保守担当局で行うようにする
遠隔制御システムが提案されている。
【0003】デジタル交換機は、一般に、システムダウ
ンを防止するため、運用系と予備系(2系統のうち、そ
のとき運用されている系が運用系、使用されずに待機し
ている系が予備系で、固定的に割り当てられるものでは
ない)を備え、運用系に故障が生じたとき、予備系を運
用系に切り換える二重化装置の構成をとる。
【0004】そして、遠隔制御システムにおいては、デ
ジタル交換機の動作を常時監視し、運用系に故障が生じ
たとき、予備系を運用系に切り換えると共に、切り換え
られて予備系とされた故障を有する系に対しては、運用
系が正常状態である間に、すみやかに回復作業が行なっ
て、両方の系が故障となってシステムダウンとなってし
まうのを防止するようにしている。
【0005】ここで、故障の回復処理は、デジタル交換
機のようにマイクロプロセッサを用いるシステムで発生
する故障の多くは、その故障が発生した系の電源を一旦
オフにして、すべてをクリアし、所定時限後、電源をオ
ンとすることにより正常動作に回復できるものであるの
で、予備系の電源のオン・オフ制御を、保守担当局が遠
隔制御により実行することによりなされる。
【0006】上述のように、デジタル交換機の遠隔制御
システムにおいては、常時デジタル交換機の動作を監視
する必要があり、このため、遠隔制御部も常時働くよう
に、構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、遠隔制御部に、常時、電源が投入されている場
合には、制御用のマイクロプロセッサが、何等かの原因
で暴走し、制御ポートへの誤った制御データの書き込み
が行われたときに、その誤った制御データがデジタル交
換機に送られて、誤制御となるおそれがある。
【0008】この発明は、以上説明したデジタル交換機
の遠隔制御システムのように、制御対象部(例えばデジ
タル交換機)の動作を常時監視しながら、適宜、必要な
ときに制御対象部を制御するシステムにおいて、上述の
ような誤制御が生じないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明においては、制御対象部と、この制御対象
部の動作を監視しながら、必要に応じてこの制御対象部
を制御する制御部とを備えるシステムにおいて、前記制
御対象部の誤制御を防止する誤動作防止方法であって、
前記制御部の回路構成を、駆動系と、監視系とに分ける
と共に、この制御部の電源系統を、前記駆動系に電源電
圧を供給する駆動系電源と、前記監視系に電源電圧を供
給する監視系電源とに分け、前記監視系電源は常時オン
の状態とし、前記駆動系電源は、前記制御対象部を制御
する必要のあるときにのみ、オンとすることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上述の構成のこの発明によれば、制御対象部の
動作を監視しているモードにおいては、駆動系には、電
源が供給されないので、例えばマイクロプロセッサが暴
走して誤った制御データが制御ポートに書き込まれたと
しても、その誤った制御データが制御対象部に送られる
ことはなく、誤制御が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明による誤動作防止
方法の一実施の形態を、図を参照しながら説明する。以
下に説明する実施の形態は、この発明をデジタル交換機
の遠隔制御システムに適用した場合である。
【0012】まず、この発明が適用されるデジタル交換
機の遠隔制御システムについて説明する。
【0013】図1は、このデジタル交換機の遠隔制御シ
ステムの全体のブロック図である。
【0014】図1において、PRCEは、制御部を構成
する集中制御装置であり、1個の制御パッケージCNT
Pと、複数個、例えば最大14個のインタフェースパッ
ケージINFP0〜INFPn(n=0,1,2…)と
からなっている。
【0015】この集中制御装置PRCEは、この例で
は、パソコンなどからなる制御端末により遠隔制御され
る。集中制御装置PRCEと制御端末との接続インタフ
ェースは、RS−232Cにより制御端末3と制御パッ
ケージCNTPとの間を接続するローカル接続(以下、
ローカルTEという)と、遠隔保守局1と制御パッケー
ジCNTPとの間を、それぞれが内蔵するモデムを使用
して電話網2を介して接続するモデム接続(モデムT
E)の2種類がある。遠隔保守局1は、制御端末3と同
様の構成の制御端末11がモデム12を介して電話回線
網に接続されて構成されているものである。
【0016】ローカルTEは、主として設置工事におい
てデジタル交換機と接続を行なう集中制御装置PRCE
の運用データの登録及び工事後の動作確認を目的とす
る。
【0017】また、モデムTEは、主として、運用にお
いて、デジタル交換機の故障発生時の回復処理のための
電源オン/オフ制御を電話網2を介して遠隔より行なう
ことを目的とする。
【0018】集中制御装置PRCEのインタフェースパ
ッケージINFP0〜INFPn(以下の説明におい
て、各インタフェースパッケージを区別する必要のない
ときはサフィックスを省略してインタフェースパッケー
ジINFPと称する)のそれぞれには、この例では最大
4個までの制御信号分配部PRDE(図1でPRDEに
付与されているサフィックス0,1…m(m=0,1,
2…)は、各々の制御信号分配部PRDEを区別するた
めのものであるが、これらを区別する必要がないとき
は、制御信号分配部PRDEと称する)が、接続可能で
ある。
【0019】そして、制御信号分配部PRDEのそれぞ
れには1対1の接続で制御対象装置CS(図示のように
各制御対象装置を区別するときはCSにサフィックス0
〜mを付与するが、これらを区別する必要がないとき
は、制御対象装置CSと称する)が接続される。
【0020】制御対象装置CSは、この例ではデジタル
交換機であって、前述したように、運用系と予備系の2
系統を備える。図2は、この制御対象装置CSの一例の
ブロック図を示すもので、系1と系2とを備える。
【0021】系1及び系2のそれぞれは、電源部POW
と、この電源部POWからの電源の供給を受ける装置部
GENとからなる。電源部POWは、制御信号分配部P
RDEを通じて集中制御装置PRCEより伝送されてく
る制御信号Wを受け取り、電源オン/オフ制御、その他
の制御を行なう。そして、この電源部POWは、装置部
GENの動作状態を示すモニタ信号MONを、制御信号
分配部PRDEを通じて集中制御装置PRCEに送る。
【0022】また、制御対象装置CSには、それぞれ自
己の制御対象装置CS0〜CSnを識別するための識別
信号IDsがIDs送出部100に設定されており、こ
のIDs送出部100から、この識別信号IDsが制御
信号分配部PRDEに送られ、集中制御装置PRCEか
らの要求に応じて制御信号分配部PRDEから集中制御
装置PRCEに送られる。
【0023】集中制御装置PRCEは、各制御対象装置
CSに、制御信号分配部PRDEを介して制御信号Wを
送ることにより、各種制御処理を行なう状態(この状態
を、以下アクト状態という)と、制御処理は実行せず、
各制御対象装置CSから制御信号分配部PRDEを介し
てモニタ信号MONを得て、各制御対象装置CSの動作
を監視する状態(この状態を、以下スタンバイ状態とい
う)の、2つのモード状態を有する。
【0024】そして、集中制御装置PRCEは、スタン
バイ状態において、制御対象装置CSからのモニタ信号
MONにより運用系での不具合の発生を検出すると、そ
れまで予備系だったものを運用系に切り換えて、制御対
象装置CSが正常動作を継続するようにするとともに、
警報を出し、さらに、その不具合の発生した制御対象装
置CSを知らせるためのランプ点灯を行なう。
【0025】なお、集中制御装置PRCEから発生する
警報信号は、警報装置4に送られ、ブザーなどにより異
常発生の警報が発せられる。また、警報装置4は、受信
した警報信号を専用線5を介して遠隔保守局1に送る。
遠隔保守局1では、これにより異常発生を検知する。
【0026】そして、遠隔保守局1は、この異常発生が
生じた制御対象装置CSであるデジタル交換機の故障回
復処理を実行する。すなわち、後述もするように、遠隔
保守局1の操作者は、故障が発生した制御対象装置を指
定して、集中制御装置PRCEに、制御実行要求を出
す。
【0027】集中制御装置PRCEは、この制御実行要
求を受けて、スタンバイ状態からアクト状態に切り換
え、前述したように、故障が発生している制御対象装置
の予備系の電源を一旦オフにした後、所定時間後に再度
電源をオンにすることにより、故障回復制御処理を実行
する。
【0028】この実施の形態の場合、このスタンバイ状
態とアクト状態との切り換えは、以下に説明するよう
に、集中制御装置PRCEにおける電源制御により行わ
れる。
【0029】図3は、集中制御装置PRCEの制御パッ
ケージCNTPの要部の一例のブロック図、図4は、集
中制御装置PRCEのインタフェースパッケージINF
Pの要部の一例のブロック図である。
【0030】集中制御装置PRCEは、前記の故障回復
制御処理を実行するための駆動系回路部と、制御対象装
置CSの動作状態を監視するためのモニタ系(監視系)
回路部と、全体の制御を司る制御部と、電源部とからな
る。この例の場合、図3に示すように、制御部と電源部
の主要部とは、制御パッケージCNTPが備え、また、
図4に示すように、駆動系回路部、モニタ系回路部、電
源部の一部は、インターフェースパッケージINFPが
備える。
【0031】図3に示すように、制御パッケージCNT
Pの制御部において、20はシステムバス、21はCP
U、22はメモリである。ローカルTEのためのRS−
232CケーブルCBは、RS−232Cインタフェー
ス23を介してシステムバス20に接続されている。ま
た、遠隔保守局1との間でモデムTEを行なうために、
電話ケーブルTELに接続されたモデム24が、システ
ムバス20に接続されている。
【0032】25は、インタフェースバッファで、これ
を介してデータDATAがインタフェースパッケージI
NFP0〜INFPnとの間でやり取りされる。データ
DATAには、制御パッケージCNTPからインタフェ
ースパッケージINFPおよび制御信号分配部PRDE
を通じて制御対象装置CSに送られる制御データと、制
御対象装置CSから制御信号分配部PRDEを通じて送
られてくる監視データとを含む。
【0033】また、データDATAがインタフェースパ
ッケージINFP0〜INFPnに送信される場合、そ
の送信データDATAが、いずれのインタフェースパッ
ケージINFPに対するものであるかを指定する指定信
号AD及びSELが、このインタフェースバッファ25
を介してインタフェースパッケージINFP0〜INF
Pnに送出される。
【0034】指定信号SELは、複数個のインターフェ
ースパッケージINFP0〜INFPnのうちのいずれ
かのインタフェースパッケージINFPを指定するもの
であり、また、指定信号ADは、指定信号SELで選択
されたインタフェースパッケージINFPに接続される
複数の制御信号分配部PRDEのうちの一つを指定、つ
まり制御対象装置CSを指定するものである。
【0035】27は識別信号IDの受信部である。前述
した制御対象装置CSの識別信号IDsと、制御信号分
配部PRDEの識別信号IDpを含む識別信号IDが、
制御信号分配部PRDEより送信されてくるので、この
受信部27は、この識別信号IDを受信してI/Oポー
ト26aを介してシステムバス20に送る。
【0036】そして、前述したように接続状態の異常
や、運用系の不具合が生じたときには、I/Oポート2
6bを介して警報信号発生回路28に、それを示す信号
が供給され、この警報信号発生回路28より警報装置4
に警報信号が供給される。
【0037】また、29は、電源制御部であり、後述す
るように、これよりの制御信号PCaおよびPCbによ
り、駆動系回路部の電源がオン・オフ制御される。この
電源制御部29はI/Oポート26cを介してシステム
バス20に接続されている。さらに、30は駆動系電源
監視部で、I/Oポート26dを介してシステムバス2
0に接続されている。この駆動系電源監視部30は、ス
タンバイ状態からアクト状態になるときに、駆動系電源
がオンに立ち上がったことを確認するため等に使用され
る。
【0038】次に、制御パッケージCNTPの電源部に
ついて説明する。この実施の形態においては、駆動系回
路部およびモニタ系回路部の電源電圧として、+5ボル
トと、−48ボルトの2電圧が用いられるが、−48ボ
ルトの電源電圧としては、制御パッケージCNTPの外
部からの−48ボルトの電圧V48が用いられ、また、+
5ボルトの電源電圧は、前記電圧V48から生成される。
【0039】そして、この実施の形態では、集中制御装
置PRCEの電源系がモニタ系(監視系)と、駆動系と
に分離されるものである。すなわち、31は、前記電圧
V48からモニタ系の+5Vの電源電圧VM5 を生成する
ための電源回路であり、また、32は、前記電圧V48か
ら駆動系の+5Vの電源電圧VD5 を生成するための電
源回路である。
【0040】これら電源回路31および32は、DC−
DCコンバータにより構成されるものであるが、それぞ
れ制御端子tcを備え、この例の場合には、この制御端
子tcが接地電位にされると、回路が駆動状態となるよ
うに構成されている。
【0041】この例の場合、モニタ系電源回路31の制
御端子tcは、+5V用の電源スイッチ33を通じて接
地されている。このため、この電源スイッチ33がオン
とされているときには、このモニタ系電源回路31から
は+5Vのモニタ系の電源電圧VM5 が常時得られ、後
述するように、モニタ系回路部に供給される。
【0042】一方、駆動系電源回路32の制御端子tc
は、ダイオード34を通じ、電源スイッチ33を通じて
接地されると共に、電源制御部29からの制御信号PC
bがダイオード35を通じて、この制御端子tcに供給
される構成とされている。ダイオード34、35はオア
回路を構成するもので、いずれか一方のダイオードを通
じて制御端子tcに供給される制御信号がハイレベルで
あるときには、この駆動系電源回路32は、駆動せず、
+5Vの駆動系電源電圧VD5 は発生しない。
【0043】そして、この例においては、制御信号PC
bは、スタンバイ状態ではハイレベルとされるが、遠隔
制御局1から制御実行要求があって集中制御装置PRC
Eがアクト状態になると、ローレベル(接地電位)とな
るようにされる。このため、駆動系電源回路32は、電
源スイッチ33がオンであっても、制御信号PCbがハ
イレベルであるスタンバイ状態においては、非動作状態
で、+5Vの駆動系電源電圧VD5 は発生しない。そし
て、電源スイッチ33がオンであって、制御信号PCb
がローレベルとされるアクト状態になると、動作状態と
なって、+5Vの駆動系電源電圧VD5 を発生する。
【0044】モニタ系電源回路31からの+5Vの電源
電圧VM5 と、駆動系電源回路32からの+5Vの駆動
系電源電圧VD5 とは、インターフェースパッケージI
NFPに供給される。また、−48ボルトの電圧V48
も、インターフェースパッケージINFPに供給され
る。なお、図3において、Gは地気アースを示し、Eは
シャーシアースを示している。
【0045】次に、図4のインタフェースパッケージI
NFPの構成例を示す。この図4は、1つのインタフェ
ースパッケージINFPの機能をブロック化したもの
で、同一の構成の4個の回路ブロック#0,#1,#
2,#3を有するものである。そして、図4に示すよう
に、回路ブロック#0,#1,#2,#3のそれぞれが
駆動系回路部40とモニタ系回路部50とを備える。な
お、他のインターフェースパッケージもまったく同様の
構成とされるものである。
【0046】そして、この例の場合、4個の回路ブロッ
ク#0〜#3のそれぞれに対して、前記の+5ボルトお
よび−48ボルトの電源電圧が供給されるが、各回路ブ
ロックの駆動系回路部40には、駆動系電源回路32か
らの+5ボルトの電源電圧VD5 と、後述する駆動系の
−48ボルトの電源電圧VD48とが供給される。
【0047】また、各回路ブロックのモニタ系回路部5
0には、モニタ系電源回路31からの+5ボルトの電源
電圧VM5 と、後述するモニタ系の−48ボルトの電源
電圧VM48とが供給される。
【0048】各回路ブロックへの+5ボルトの電源電圧
は、前述した制御パッケージCNTPのモニタ系電源回
路31および駆動系電源回路32のそれぞれから供給さ
れるが、−48ボルトの電源系の制御は、このインター
フェースパッケージINFPで行う。
【0049】すなわち、インターフェースパッケージI
NFPには、制御パッケージCNTPからの−48ボル
トの電圧V48の伝送路に対して、−48ボルト用の電源
系の電源スイッチ36が設けられる。そして、この電源
スイッチ36がオンとされることにより、モニタ系の−
48ボルトの電源電圧VM48が得られる。
【0050】また、電源スイッチ36を介して得られる
−48ボルトの電源電圧は、電圧発生制御回路37に供
給される。この電圧発生制御回路37には、制御パッケ
ージCNTPの電源制御部29からの制御信号PCaが
供給されて、集中制御装置PRCEがスタンバイ状態で
あるときには、この電圧発生制御回路37から駆動系の
電源電圧VD48は発生せず、一方、アクト状態のときに
は、この電圧発生制御回路37から駆動系の電源電圧V
D48が発生するように構成されている。
【0051】そして、この例では、前述したように、駆
動系の電源電圧が、スタンバイ状態では発生しておら
ず、また、アクト状態で正常に発生しているかどうかを
確認するため、電圧モニタ回路38および39が設けら
れている。
【0052】すなわち、駆動系の+5ボルトの電源電圧
VD5 は、電圧モニタ回路38に入力される。この電圧
モニタ回路38は、電源電圧VD5 が発生しているとき
と、電源電圧VD5 が得られていないときとを、識別す
るためのデータPM5 を、制御パッケージCNTPの駆
動系電源監視部30に供給する。また、駆動系の−48
ボルトの電源電圧VD48は、電圧モニタ回路39に入力
される。この電圧モニタ回路39は、電源電圧VD48が
発生しているときと、電源電圧VD48が得られていない
ときとを、識別するためのデータPM48を、制御パッケ
ージCNTPの駆動系電源監視部30に供給する。
【0053】制御パッケージCNTPでは、これらデー
タPM5 およびPM48を、駆動系電源監視部30を通じ
て、制御部が取得することにより、各インターフェース
パッケージINFPの駆動系の電源電圧VD5 およびV
D48のスタンバイ状態およびアクト状態での状況を確認
することができる。
【0054】図4のインターフェースパッケージINF
Pにおいて、デコーダ60は、集中制御装置PRCEが
アクト状態であるときに、遠隔保守局1から指示される
制御対象装置CSを特定するために用いられるもので、
制御パッケージCNTPからの指定信号SELから、自
己が指定されているか否かを判別し、自己のインターフ
ェースパッケージINFPが指定されているときは、指
定信号ADにより回路ブロック#0〜#4の内のどの回
路ブロックであるかを判別する。そして、その判別の結
果、指定された回路ブロックの駆動系回路部40から、
制御パッケージCNTPからのデータDATAに応じた
信号を、指定された制御対象装置CSに対して送出する
ようにする。
【0055】上述したように、回路ブロック#0〜#4
は同一の構成を備えるので、図4では回路ブロック#0
について、構成を図示した。
【0056】駆動系回路部40は、制御信号送出部41
を備える。この制御信号送出部41は、制御パッケージ
CNTPからのデータDATAのうちから、制御対象装
置CSの制御信号Wを生成して対応する制御信号分配部
PRDEに送出する。
【0057】モニタ系回路部50は、電源出力監視部5
1と、ID要求送出部52と、スイッチ53とを備え
る。電源出力監視部51は、制御信号分配部PRDEを
介して制御対象装置CSから送られてくるモニタ信号M
ONを監視して、制御対象装置CSが正常に動作してい
るかをチェックし、不具合が発生したときは、それをデ
ータDATAとして制御パッケージCNTPに送るよう
にする。
【0058】ID要求送出部52は、データDATAに
含まれる制御パッケージCNTPからのID要求指令を
受けたときに、識別信号IDの送出要求REQを制御信
号分配部PRDEに送出するとともに、制御信号分配部
PRDEから送られてくる識別信号IDを制御パッケー
ジCNTPに送るようにスイッチ53を制御する。
【0059】なお、制御信号分配部PRDEは、インタ
フェースパッケージINFPからの制御信号Wを制御対
象装置CSに供給する信号の形式に変換し、制御対象装
置CSからの電源部のモニタ信号MONを、集中制御装
置PRCEに送る信号の形式に変換し、また、インタフ
ェースパッケージINFPからのID要求信号REQを
受けたとき、当該制御信号分配部PRDEの識別信号I
Dpと、制御対象装置CSからの識別信号を含む識別信
号をインタフェースパッケージINFPに送出する。
【0060】以上のように構成されたデジタル交換機の
遠隔制御システムにおいては、端末としての遠隔保守局
1には、制御対象装置として、どのようなものが、どの
ように接続されているかが登録される。これは、端末か
ら集中制御装置PRCEに対してID要求指示を行い、
これに対して制御信号分配部PRDEから各制御対象装
置CSの識別データIDが集中制御装置PRCEを介し
て端末に送信されることにより行われる。
【0061】集中制御装置PRCEは、スタンバイ状態
においては、モニタ系のみに電源電圧が供給され、制御
対象装置CSの動作状態を監視する。すなわち、スタン
バイ状態においては、集中制御装置PRCEは、各制御
対象装置CSからの、例えば電源がオンであることを示
す情報などの状態出力情報を、モニタ系回路部50を介
して取得し、それを遠隔保守局1に送る。各制御対象装
置部CSは、出力状態が変化すると、その出力状態を示
すモニタ情報MONを集中制御装置PRCEに送る。し
たがって、集中制御装置PRCE、延いては遠隔保守局
1の監視データは、最新のデータとなる。
【0062】このスタンバイ状態から、遠隔保守局1よ
り、制御対象装置部CSを指定して、その電源の制御を
行う場合には、遠隔保守局1の操作者がその指示データ
を電話回線を介して集中制御装置PRCEに対して送信
する。これを受けると、集中制御装置PRCEは、接続
されている装置状態がすべて正常であることを確認した
後、装置指定了解情報を遠隔保守局1に返送する。
【0063】次に、遠隔保守局1は、電源制御のための
パスワードを入力して、制御実行を指示する。集中制御
装置PRCEは、この指示データを受けると、前述した
電源制御部29からの制御信号PCaおよびPCbを、
駆動系の電源を投入する状態に変え、スタンバイ状態か
らアクト状態に変わる。
【0064】すなわち、駆動系電源回路32が動作状態
になり、+5ボルトの電源電圧VD5 が発生すると共
に、電圧発生制御回路37より−48ボルトの電源電圧
VD48が発生し、駆動系回路部40に供給される。
【0065】このスタンバイ状態からアクト状態への変
化時、アクト状態への移行に先立ち、集中制御装置PR
CEの制御パッケージCNTPの制御部の、送信制御デ
ータのレジスタの内容はクリアされる。これにより、誤
ったデータがこのレジスタに格納されていても、それが
制御対象装置CSに送られてしまうことはない。
【0066】電源電圧VD5 およびVD48が立上がり、
駆動系回路部40に電源が投入されて、アクト状態に移
行したことは、電圧モニタ部38および39からモニタ
信号PM5 およびPM48が駆動系電源監視部30を通じ
て制御部に取り込まれることにより、確認される。集中
制御装置PRCEは、アクト状態になったことを確認す
ると、その確認情報を遠隔保守局1に返送する。
【0067】遠隔保守局1は、この確認情報を受け取る
と、操作者の制御入力を許可する状態になる。そこで、
操作者が制御対象装置CSの電源制御データを入力する
と、それが集中制御装置PRCEの駆動系回路部40の
制御信号送出部41から制御対象装置CSに向けて送信
され、電源制御が実行される。制御が終了した後、集中
制御装置PRCEは、スタンバイ状態に戻る。
【0068】以上のようにして、この実施の形態の遠隔
制御システムによれば、スタンバイ状態では、駆動系に
は電源電圧が投入されないため、制御側のマイクロプロ
セッサが暴走した場合にも、制御対象装置CSに対して
誤制御が行われることはない。
【0069】なお、以上の例は、デジタル交換機の遠隔
制御システムに、この発明による誤動作防止方法を適用
した場合であるが、この発明は、このようなシステムに
限らず、制御部が制御対象装置を、当該制御対象装置の
動作を監視しながら制御するようにするシステムのすべ
てに適用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御部の回路構成を駆動系と、監視系とに分け、監
視系には常時電源を投入するが、駆動系には、制御対象
部を制御するときにのみ、電源を投入するようにしたの
で、制御対象部が誤制御されるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される制御システムの例のブロ
ック図である。
【図2】図1のシステムを構成する一部分のブロック図
である。
【図3】この発明による誤動作防止方法の一例が適用さ
れた場合の、図1のシステムの要部の構成のブロック図
である。
【図4】この発明による誤動作防止方法の一例が適用さ
れた場合の、図1のシステムの要部の構成のブロック図
である。
【符号の説明】
1 遠隔保守局 2 電話網 20 システムバス 29 電源制御部 30 駆動系電源監視部 31 モニタ系電源回路 32 駆動系電源回路 33 +5ボルト用電源スイッチ 36 −48ボルト用電源スイッチ 37 電圧発生制御回路(−48ボルト用) 38 電圧モニタ回路 39 電圧モニタ回路 40 駆動系回路部 41 制御信号送出部 50 モニタ系回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 391010208 富士通アイ・ネットワークシステムズ株式 会社 東京都新宿区西新宿6丁目12番1号 (71)出願人 000244110 明星電気株式会社 東京都文京区小石川2丁目5番7号 (72)発明者 村山 信二 東京都品川区中延6丁目10番13号 株式会 社大興電機製作所内 (72)発明者 稲村 和浩 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 井原 洋二 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 安野 博幸 東京都渋谷区桜丘町24番4号 株式会社ナ カヨ通信機内 (72)発明者 松田 豊治 東京都立川市曙町一丁目21番1号 株式会 社長谷川電機製作所内 (72)発明者 島田 衛 東京都文京区小石川2丁目5番7号 明星 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象部と、この制御対象部の動作を監
    視しながら、必要に応じてこの制御対象部を制御する制
    御部とを備えるシステムにおいて、前記制御対象部の誤
    制御を防止する誤動作防止方法であって、 前記制御部の回路構成を、駆動系と、監視系とに分ける
    と共に、この制御部の電源系統を、前記駆動系に電源電
    圧を供給する駆動系電源と、前記監視系に電源電圧を供
    給する監視系電源とに分け、 前記監視系電源は常時オンの状態とし、前記駆動系電源
    は、前記制御対象部を制御する必要のあるときにのみ、
    オンとすることを特徴とする誤動作防止方法。
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