JPH1055A - コーヒーパック - Google Patents
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- JPH1055A JPH1055A JP9048730A JP4873097A JPH1055A JP H1055 A JPH1055 A JP H1055A JP 9048730 A JP9048730 A JP 9048730A JP 4873097 A JP4873097 A JP 4873097A JP H1055 A JPH1055 A JP H1055A
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Abstract
供することを目的とする。 【解決手段】 コーヒー成分区画室(14)と、アロマ
成分区画室(16)と、両区画室の間を連通可能とする
開口(26)と、を形成するシェル(12)を備えるコ
ーヒーパック(10)が提供される。上記開口(26)
は、揮発性アロマ成分のみ通過可能であり、コーヒーア
ロマ液体(22)自身は通過不能とし、粉末コーヒー
(20)とコーヒーアロマ液体(22)とが少なくとも
実質的に混合しないように構成されている。
Description
なわちコーヒーの小包に関し、特に、コーヒー生産品と
コーヒーアロマ(芳香)液体との両者を含むコーヒーパ
ックに関する。
ジを初めて開封するときに魅力的な芳香を漂わせる天然
のアロマ成分を含有する。この魅力的な芳香は、インス
タントコーヒー製品のパッケージすなわち容器を開封す
る場合には得られない。これは、インスタントコーヒー
製品は、挽いたコーヒー生産品のような天然のアロマ成
分を有していないからである。インスタントコーヒー製
品のパッケージを開封した場合にも、この魅力的な芳香
を漂わせるために、インスタントコーヒー製品をパーケ
ージする前に又はパッケージする際に、アロマオイル等
の香り付けされたオイルを加えることによって、インス
タントコーヒー製品の香りを濃厚にすることができる。
ップでコーヒーを作るときにコーヒーの外観に有害な影
響を与えるかもしれない。インスタントコーヒーの大き
なパッケージでは、アロマオイルはコーヒー全体に均一
に分散可能であるので、一杯のコーヒーカップに作られ
たコーヒーには、有害な影響を与えるに十分な量のアロ
マオイルは含まれない。
杯分のコーヒーを含むような小さなパッケージでは、該
パッケージの一カ所にアロマオイルを添加することが必
要となることもある。さらに、小さなパッケージでは、
所望の魅力的な芳香を与えるために、コーヒー1グラム
当たり多量のアロマオイルが必要となることもある。上
記いずれかの場合には、一杯のコーヒーカップに作られ
たコーヒーの外観に有害な影響を引き起こすことにな
る。
性粉末コーヒー製品のパッケージを改良することにあ
る。
二、三杯分の量として十分な可溶性コーヒー製品を含有
し、開封した際に魅力的なコーヒーアロマ(芳香)を連
続的に発散させることができ、且つコーヒー製品自身の
品質を維持できる小包を提供することにある。
とも実質的に離隔された状態にコーヒー製品とコーヒー
アロマ液体とを維持しながら、コーヒーアロマ液体をコ
ーヒー製品と一緒にパッケージすることによって、可溶
性コーヒー製品の芳香を強めることにある。
ー成分区画室とアロマ成分区画室とを形成するシェルを
備えるコーヒーパックであって、上記コーヒー成分区画
室には一定量の粉末コーヒーが含有され、上記アロマ成
分区画室には一定量のコーヒーアロマ液体が含有されて
おり、上記コーヒー成分区画室と上記アロマ成分区画室
とは離隔されていて、上記シェルは両区画室の間を連通
させ且つ両区画室の間に延びる開口を形成する連通部分
を含み、上記開口を介して上記アロマ成分区画室から上
記コーヒー成分区画室まで、上記コーヒーアロマ液体の
揮発性成分は通過するが、上記コーヒーアロマ液体自身
は通過しないことを特徴とするコーヒーパックが提供さ
れる。
画室とアロマ成分区画室とを形成する。上記コーヒー成
分区画室とアロマ成分区画室とは、両区画室の間に設け
られた小さな連通孔すなわちチャンネルによって連通可
能である。上記コーヒー成分区画室には、一定量の可溶
性粉末コーヒー製品すなわちローストされ挽かれたコー
ヒー製品が配置され、上記アロマ成分区画室には、一定
量の芳香性の揮発性物質を含有するコーヒーアロマ液体
が配置される。上記両区画室の間の連通孔すなわちチャ
ンネルにより、上記芳香性揮発性物質は、上記アロマ成
分区画室から上記コーヒー成分区画室まで通過可能とな
るが、コーヒー成分区画室において、コーヒー製品とコ
ーヒーアロマ液体とが少なくとも実質的に混合すること
は阻止される。
液体からの揮発性アロマ成分は、アロマ成分区画室から
拡散し、コーヒー成分区画室内のコーヒー製品に浸透す
る。しかし、コーヒー製品とコーヒーアロマ液体自身と
は、少なくとも実質的に離隔された状態に維持される。
コーヒー製品を用いる際などに、コーヒー成分区画室が
開封されると、揮発性アロマ成分はコーヒー成分区画室
から解放されて、挽かれたコーヒー生産品と同様の魅力
的なアロマ(芳香)を発散する。このとき、コーヒーア
ロマ液体自身はコーヒー製品と殆ど混合されていないの
で、コーヒーアロマ液体は、コーヒー粉末から作られた
コーヒーの外観に何ら影響を与えないか若しくは問題と
ならないような非常にわずかの影響しか与えない。
ケージするための方法であって、小包を形成する工程
と、上記小包内にコーヒー製品を配置する工程と、上記
小包内に揮発性アロマ成分を含有するコーヒーアロマ液
体を配置する工程と、上記コーヒー製品と上記コーヒー
アロマ液体とを少なくとも実質的に隔離したまま維持す
るが、上記コーヒー製品全体に上記揮発性アロマ成分を
拡散可能とする工程と、を備えることを特徴とするパッ
ケージ方法が提供される。
ちパックを組み立てるために、プラスチックの型を成形
して、連通孔を有する2個の区画室に形作る。上記2個
の区画室の一方に好ましくは可溶性のコーヒーが充填さ
れ、他方に芳香付けされたコーヒー液体又は他のエッセ
ンスが正確に投与される。コーヒー液体等を他方の区画
室に投与するに際し、液体を吸着する吸水性パッドを用
いてもよいし又は用いなくてもよい。コーヒーアロマ液
体の添加後、プラスチックの型の背面は、アルミニウム
ホイル及びポリエチレンを含むラミネートなどの平坦な
シートで密封される。密封後、気体状のアロマ成分は、
上記連通孔を通して、他の区画室内の可溶性コーヒー製
品と平衡に達する。
画室から離隔したポイントにて、可溶性コーヒー製品を
含有する区画室を横断するようにカットするなどして、
パックは開封可能である。アロマ成分を含む気体は解放
され、パックを解放した人に魅力的な香りを感じさせ
る。本発明のコーヒーパックは、解放される気体の量を
増加させて魅力的な芳香を強めるために、正圧がかけら
れていてもよい。また本発明のコーヒーパックは、コー
ヒーカップ一杯分又は二、三杯分のコーヒーを入れるの
に十分な2〜10グラム程度の比較的少量のコーヒー製
品を保持するサンプルパックとして特によく適している
が、多量のコーヒーを含有するパックとすることもでき
る。
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
の平面図である。図2は、図1のコーヒー小包の側面図
である。図3は、図1のコーヒー小包の断面図である。
図4a〜4cは、コーヒー小包を組み立てる工程を示す
概略図である。図5〜8は、別の実施形態でのコーヒー
小包の平面図、底面図、頂面図及び側面図をそれぞれ示
す。
びアロマ成分区画室16を形成するシェルすなわち本体
12を具備するコーヒー小包10が示されている。一定
量の可溶性粉末コーヒー製品20はコーヒー成分区画室
14に配置され、一定量のコーヒーアロマ液体22はア
ロマ成分区画室16に配置される。上記コーヒーアロマ
液体は、好ましくはアロマオイル22である。シェル1
2はさらに、チャンネル26を形成するチャンネル部分
24を含む。図1から3に示した実施形態において、ア
ロマオイル22はアロマ成分区画室16に配置された吸
水性パッド30に吸収されており、コーヒー区画室14
は噴出部分14aを含む。さらに、シェル12は、第1
の部分32及び第2の部分34からなる。上記第1の部
分32は、リセスすなわちポケット32a及び32b
と、溝32cと、フランジ部分32dとを含む。また、
シェル12は、コーヒー成分区画室14特に噴出部分1
4aの解放を促進するための裂け目線36等の裂け目手
段を備えていてもよい。
画室16は、シェル12内で互いに離隔して設けられて
いる。チャンネル26は、コーヒー成分区画室14及び
アロマ成分区画室16との間に伸長し、両者を連通させ
る。チャンネル26は、アロマオイル22からの揮発性
アロマ成分をアロマ成分区画室16からチャンネル26
を介してコーヒー成分区画室14内に通過させるが、ア
ロマオイル22自身がチャンネル26を介してコーヒー
成分区画室14内に通過することを阻止し、且つコーヒ
ー製品がコーヒー成分区画室14からアロマ成分区画室
16に通過することを阻止する機能を果たし、該機能を
奏するに適した大きさである。
り、小包の形成後、アロマオイルからの揮発性アロマ成
分は、アロマ成分区画室16から拡散してコーヒー成分
区画室14内のコーヒー製品20に達する。しかし、コ
ーヒー製品20自身とアロマオイル22自身とは少なく
とも実質的に離隔された状態に維持される。次に、コー
ヒー製品20を用いる等のため、コーヒー成分区画室1
4が解放されると、揮発性アロマ成分はコーヒー成分区
画室14から解放されて、挽かれたコーヒー生産品と同
様の魅力的なアロマ(芳香)を発散する。このとき、ア
ロマオイル22はコーヒー製品20と殆ど混合されてい
ないので、粉末コーヒーから作られたコーヒーの外観に
何らの影響も与えず、あるいは問題とならないほどのご
くわずかな影響しか与えない。
は、アロマオイル22がコーヒー成分区画室14に入る
ことを完全に阻止する必要はないことに注意されたい。
仮に少量のアロマオイルがチャンネル26を介してコー
ヒー成分区画室14に入ったとしても、該アロマオイル
はコーヒー製品と混合してチャンネル26の端部内又は
該端部に隣接する位置にプラグ(栓)を形成し、このプ
ラグ(栓)によって、追加のアロマオイルがコーヒー製
品と混合することを防止又は阻止できる。さらに、好ま
しくはチャンネル部分24は、コーヒー粉末がアロマ成
分区画室16に移動することを阻止する。このことはま
た、コーヒー粉末とアロマオイルとを離隔したままに維
持する補助となる。
の全体又は一部を覆う薄膜などを組み込んで構成するこ
ともできる。上記薄膜は、アロマ成分区画室16からア
ロマオイルが拡散することを防止するが、コーヒーアロ
マ(気体)がコーヒー成分区画室14に拡散することを
可能とする機能を果たすであろう。
品をパッケージすることができる。例えば、コーヒー成
分20は、インスタントコーヒーでも挽かれたコーヒー
でもよい。さらに、コーヒー小包10は、広範囲な量の
コーヒー製品を保持するように設計することもできる。
もっともコーヒー小包10は、通常コーヒーカップ3〜
4杯分のコーヒーを入れるに十分な8〜10グラムの比
較的少量の可溶性コーヒー製品を保持するに特に適して
いる。
ーアロマ液体を用いることができる。本発明の目的に適
するコーヒーアロマ液体22は、有益なコーヒーアロマ
を本質的に含有する噴出されたコーヒーオイル若しくは
コーヒーの処理工程のいくつかのポイントのいずれかで
回収されたコーヒーアロマが追加されたコーヒーオイル
であってもよい。コーヒーアロマの例としては、コーヒ
ーのロースト工程において放出されたアロマを回収して
得られたアロマ、ローストされたホール状のコーヒー豆
の挽き工程において放出されたアロマを回収して得られ
たアロマ、ローストされて挽かれたコーヒーの蒸煮、浸
出又は水抽出工程において回収されたアロマ及び/又は
可溶性コーヒーの準備工程におけるコーヒー抽出物の濃
縮又は蒸発工程にて回収されたアロマを挙げることがで
きる。好ましくは、コーヒーアロマ液体は、コーヒーオ
イルである。
は、コーヒーの処理工程にて回収されたコーヒーアロマ
に付加された植物油でもよい。あるいは、アロマオイル
は、天然のコーヒーアロマを複製しようとする人工のす
なわち合成アロマが付加された植物油又はコーヒーオイ
ルであってもよい。さらに、植物油、香り付けされた植
物油、コーヒーオイル、又はコーヒーアロマで強化され
たコーヒーオイルは、1以上のコーヒーではない天然又
は人工の香料を含むものでもよい。かかる香料として
は、例えば、ヘーゼルナッツ、バニラ、ミント、モカ、
アマレット等を挙げることができる。
然又は人工のコーヒーアロマ及び/又は上述のコーヒー
でない香料の組み合わせからなる濃縮されたコーヒー抽
出物等の水溶性液体からなるものでもよい。
アロマオイルの量は、広範囲にわたって変えることがで
きる。重要なことは、コーヒーアロマが、コーヒー製品
の品質、該コーヒー製品から作られたコーヒーの品質又
は該コーヒーの外観を損なわずに、所望の魅力的な芳香
を与えることにある。例えば、8〜10グラムのコーヒ
ー製品を含有するコーヒー小包10では、好ましいコー
ヒーアロマの最大レベルはコーヒー製品の約1重量%で
ある。好ましくは、8〜10グラムのコーヒー製品で
は、アロマオイルのレベルは、コーヒー製品の0.13
〜1.0重量%、より好ましくは0.27〜0.89重
量%である。
アロマオイル22を吸着して保持するための吸水性パッ
ド30を備えていてもよい。この吸水性パッド30を用
いることは、アロマオイルがアロマ成分区画室16から
外に出ていくことを防止し又は阻止する助けとなるので
好ましい。吸水性パッド30は、例えば、慣用の又は標
準的なコーヒーフィルター又はコーヒーフィルターペー
パーから作られたものでもよい。当業者であれば、容易
に理解できるであろうが、吸水性パッド30旗の適当な
材料から作られたものでもよい。
2及び34は、適当な形状及び寸法でよい。図1〜3に
図示した実施形態においては、第1及び第2のシェル部
分32及び34は、フランジ部分32dを有する。該フ
ランジ部分32dは、平面を規定する平坦な薄い形状を
有し、このフランジ部分32dはポケット32a及び3
2bと溝32cとの周囲に延びる。ポケット32a及び
32bと溝32cとは、フランジ部分32dによって規
定された平面から下方に延びる。第2のシェル部分34
はさらに、一対のラミネート層34a及び34bからな
る平坦で薄い形状を有する(詳細は後述する)。第2の
シェル部分34aは、第1のシェル部分32のフランジ
部分32dの外周により形成された形状とほぼ符合す
る。
は、適当な材料から適当な方法により作ることができ
る。例えば、第1のシェル部分32は、APETの外側
層、EVOHの中間層及びポリエチレンの内側層からな
るラミネート構造であってもよい。第1のシェル部分3
2は、熱成形工程にて形成されてもよい。このとき、所
望のラミネートされた材料の平坦なシートは型内で加熱
圧縮されて所望の形状に形成される。
は、好ましくは層34a及び34bを含むラミネート構
造を有する。例えば、層34aはアルミニウムフィルム
であってもよく、層34bはポリエチレンフィルムであ
ってもよい。層34a及び34bは、一緒に押し出し成
形されてもよく、又は別々に形成されて後に結合されて
もよい。
は、一緒に連結されてシェル12を形成する。この形成
は適当な方法でなすことができる。例えば、第2のシェ
ル部分34を第1のシェル部分32のフランジ32dの
上にこれに対するように位置づけ、次いで、第2のシェ
ル部分34とフランジ32dとをその隣接又は当接する
領域全体にわたり一緒に熱シールする。この方法におい
て、第1及び第2のシェル部分32及び34は、コーヒ
ー成分区画室14とアロマ成分区画室16とチャンネル
26と、及びこれらの区画室とチャンネルとの周囲に延
びる水緻密シールを形成する。
の方法を用いることができる。例えば、図4a〜4cを
参照すれば、可溶性コーヒー製品20は、コーヒー分配
機構40を介してコーヒー成分区画室14内に充填され
る。香り付けされたオイルは、オイル分配機構42を介
して、吸水性パッド30を具備しているか又は具備して
いないアロマ成分区画室16内に正確に投与される。コ
ーヒー成分区画室14及びアロマ成分区画室16の充填
後、型部分32の背面はラミネートホイル34により密
封される。そして、例えばラミネートホイル34は型部
分32のフランジ32dに熱シールされてもよい。密封
後、気体状のアロマは、連通孔26を介して可溶性コー
ヒーと平衡に達する。
酸素レベルに維持することが望ましい。これを達成する
ために、コーヒー充填工程及び型の密封工程の間の製造
領域を窒素又は二酸化炭素等のコーヒー粉末22と反応
しない気体を用いてパージしてもよい。さらに、可溶性
コーヒー製品をコーヒー分配機構に送る前に、酸素をパ
ージしておくこともよい。
香を強めるために、小包を加圧してもよい。つまり、小
包内部の圧力を外部の圧力よりも高めてもよい。コーヒ
ー小包10内部に大きな圧力をかけるために適当な方法
を用いることができる。例えば、コーヒー小包10が密
封されているときに、コーヒー粉末20を約−5℃〜−
20℃の間の温度まで冷却することによって達成するこ
とができる。この方法によれば、小包の密封後、コーヒ
ー粉末は外部温度まで暖められ、コーヒー粉末が暖めら
れるにつれて小包内部の圧力は上昇する。あるいは、別
の例としては、コーヒー小包10を外部圧力よりも大き
な圧力を有する閉鎖された製造領域すなわち環境内又は
密封装置内で組み立てることもできる。
を開封しやすくするための手段を備えていてもよい。こ
のために、多くの特別の特徴を用いることができる。例
えば、コーヒー小包10に、切れ目線又は裂け目線を設
けて、ユーザーが小包を開封しやすくする助けとするこ
ともできる。さらに、コーヒー小包10に、単に小さな
ノッチすなわち切れ目を設けて、ユーザーが小包を裂き
始める助けとすることもできる。また別の例としては、
コーヒー小包10に、コーヒー成分区画室14の内部と
連通する開口又はスリットを設けることもできる。そし
て、該開口又はスリットは、通常は、シェル12に接着
剤により取り付けられた剥離可能なストリップ又はカバ
ーにより閉鎖され又はカバーされている。この場合に
は、コーヒー小包10を開封するために、ユーザーは剥
離可能なストリップを単に取り除くだけでよい。
ヒー小包10にユーザーが小包を開封する助けとなる特
定の手段すなわち特徴を備える必要はない。かような場
合において、ユーザーは例えば、噴出部分14aを横切
って小包を裂くか又はカットすることで小包を開封する
ことができる。
は、種々の形状及び寸法とすることができる。例えば、
小包の製造により作られたコーヒーの大きなジャー又は
容器に似せるように設計されてもよく、かような小包は
図5〜8にて概して50で示されている。小包50で
は、コーヒー成分区画室は52で、アロマ成分区画室は
54でそれぞれ示され、これらの区画室の間の連通チャ
ンネルは56で、コーヒー成分区画室の噴出部分は54
aで示されている。さらに、小包50では、アロマ成分
区画室54はジャーの頂部すなわち蓋に似せて設計され
ている。
刷、ラベル及び種々の他の設計的な特徴を有していても
よいことがわかるであろう。例えば、小包の美的外観を
改良する観点から、アロマ液体及び吸水性パッド30を
隠すために、アロマ成分区画室16及び56は着色さ
れ、あるいはラベル又は不透明とされた他のものでカバ
ーされてもよい。
範囲記載の発明の範囲を逸脱しない限り、種々の変更、
変形がなされてもよい。
面図である。
程を示す概略図である。
図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 コーヒー成分区画室とアロマ成分区画室
とを形成するシェルを備えるコーヒーパックであって、 上記コーヒー成分区画室には一定量の粉末コーヒーが含
有され、上記アロマ成分区画室には一定量のコーヒーア
ロマ液体が含有されており、 上記コーヒー成分区画室と上記アロマ成分区画室とは離
隔されていて、上記シェルは両区画室の間を連通させ且
つ両区画室の間に延びる開口を形成する連通部分を含
み、 上記開口を介して上記アロマ成分区画室から上記コーヒ
ー成分区画室まで、上記コーヒーアロマ液体の揮発性成
分は通過するが、上記コーヒーアロマ液体自身は通過し
ないことを特徴とするコーヒーパック。 - 【請求項2】 請求項1のコーヒーパックであって、さ
らに、前記アロマ成分区画室内に吸水性材料を具備し、
該吸水性材料によって前記コーヒーアロマ液体が吸着さ
れることを特徴とするコーヒーパック。 - 【請求項3】 請求項1のコーヒーパックであって、前
記一定量のコーヒーアロマ液体はコーヒー製品の1重量
%以下であることを特徴とするコーヒーパック。 - 【請求項4】 請求項3のコーヒーパックであって、前
記一定量のコーヒーアロマ液体はコーヒー製品の0.1
3〜1.0重量%の間にあることを特徴とするコーヒー
パック。 - 【請求項5】 請求項1のコーヒーパックであって、前
記コーヒー成分区画室と前記アロマ成分区画室とには大
気圧を超える圧力が負荷されていることを特徴とするコ
ーヒーパック。 - 【請求項6】 請求項1のコーヒーパックであって、前
記コーヒー成分区画室は、噴出部分を形成する下部を有
することを特徴とするコーヒーパック。 - 【請求項7】 請求項6のコーヒーパックであって、前
記シェルは、前記コーヒー成分区画室から前記コーヒー
製品を出すために、前記噴出部分を横切り該シェルを引
き裂きやすくする手段を含むことを特徴とするコーヒー
パック。 - 【請求項8】 請求項1のコーヒーパックであって、前
記開口には、薄膜が組み込まれており、該薄膜は前記ア
ロマ成分区画室から前記コーヒーアロマ液体自身が拡散
することを防止しながら、前記コーヒーアロマ液体の揮
発性成分が前記コーヒー成分区画室に拡散することを許
容することを特徴とするコーヒーパック。 - 【請求項9】 請求項1のコーヒーパックであって、前
記シェルは、第1及び第2のシェル部分を含み、 上記第1のシェル部分は、平面を規定するフランジ部分
を含み、上記第2のシェル部分は第1及び第2のポケッ
トと該ポケットの間に延びる溝とを形成し、 上記第2のシェル部分は上記第1のシェル部分のフラン
ジ部分に密封されており、上記第1及び第2のポケット
と上記溝とをカバーし、上記第1及び第2のポケットと
上記溝とを上記コーヒー成分区画室、上記アロマ成分区
画室及び上記連通部分にそれぞれ形成することを特徴と
するコーヒーパック。 - 【請求項10】 コーヒー製品をパッケージするための
方法であって、 小包を形成する工程と、 上記小包内にコーヒー製品を配置する工程と、 上記小包内に揮発性アロマ成分を含有するコーヒーアロ
マ液体を配置する工程と、 上記コーヒー製品と上記コーヒーアロマ液体とを少なく
とも実質的に隔離したまま維持するが、上記コーヒー製
品全体に上記揮発性アロマ成分を拡散可能とする工程
と、を備えることを特徴とするパッケージ方法。 - 【請求項11】 請求項10のパッケージ方法であっ
て、 前記小包を形成する工程は、第1及び第2の隔離された
区画室と、該第1及び第2の区画室を連通状態にし且つ
該第1及び第2の区画室の間に延びる開口と、を上記小
包に形成する工程を含み、 前記小包内にコーヒー製品を配置する工程は、該コーヒ
ー製品を上記第1の区画室内に配置する工程を含み、 前記小包内に揮発性アロマ成分を含有するコーヒーアロ
マ液体を配置する工程は、該コーヒーアロマ液体を上記
第2の区画室内に配置する工程を含む、ことを特徴とす
るパッケージ方法。 - 【請求項12】 請求項11のパッケージ方法であっ
て、 前記小包に揮発性アロマ成分を含有するコーヒーアロマ
液体を配置する工程は、前記小包内のコーヒー製品に対
して1重量%未満のコーヒーアロマ液体を上記小包内に
配置する工程を含むことを特徴とするパッケージ方法。 - 【請求項13】 請求項10のパッケージ方法であっ
て、前記小包内に揮発性アロマ成分を含有するコーヒー
アロマ液体を配置する工程は、 上記小包内に吸水性パッドを位置づける工程と、 上記吸水性パッドに上記コーヒーアロマ液体を吸着させ
る工程と、を備えることを特徴とするパッケージ方法。 - 【請求項14】 請求項11のパッケージ方法であっ
て、 前記コーヒーアロマ液体の一部が前記第1及び第2の区
画室の間の開口を通過し、前記コーヒー製品と混合し
て、追加の上記コーヒーアロマ液体が上記開口を通過し
ないように実質的に阻止するプラグを形成することを特
徴とするパッケージ方法。
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