JPH0314473A - 有効成分浸出用包装体 - Google Patents

有効成分浸出用包装体

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JPH0314473A
JPH0314473A JP1144495A JP14449589A JPH0314473A JP H0314473 A JPH0314473 A JP H0314473A JP 1144495 A JP1144495 A JP 1144495A JP 14449589 A JP14449589 A JP 14449589A JP H0314473 A JPH0314473 A JP H0314473A
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    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/70Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、有効成分浸出用包装体に関し、詳しくは、
例えば、濾紙状の紙袋に紅茶の葉が収容されてあって、
この紙袋のまま熱い湯に浸して紅茶を浸出させる、いわ
ゆるティーバッグのように、香味成分等の有効成分を含
んだ微細物を収容しておくとともに、この有効成分を浸
出させるフィルターとしての機能をも兼ね備えた包装体
に関するものである。
〔従来の技術〕
紅茶や緑茶あるいはウーロン茶等、乾燥した茶菓を熱い
湯に入れ、茶葉から香味成分等の有効成分を浸出させて
、これを飲むという飲料がある。
近年、これらの飲料を手軽に作れるように、茶菓を濾紙
状の紙袋に収容したティーバッグが開発され、広く利用
されている。
また、最近、コーヒー豆を挽いた粉を、上記ティーバッ
グと同様の濾紙材料を一部に用いた包装体に収容してお
き、この包装体を、コーヒーカソブ等の上に置いた状態
で、包装体の上から熱い湯を注いでコーヒー豆中の香味
成分等を浸出させ、前記濾紙材料部分を通して、コーヒ
ー液をカップに滴下させるというものも開発されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記した紅茶の葉等は何れも、空気に触れるこ
とにより香りの成分が消失(気化)し易く、また、空気
中の酸素や水分の影響により変質し易いので、通気性の
ある濾紙部分を有する包装体のままでは、直ぐに品質が
低下してしまい、長期保存は不可能であった。特に、コ
ーヒー豆粉は、空気に長く触れていると、香味成分がほ
とんど失われて、商品価値が無くなってしまう。
そのため、前記のような濾紙部分を有する包装体を、ア
ルミ箔等、ガスバリャー性や湿気の遮断性等の密封性に
優れた外装袋に収容して、外気と遮断したり湿気の侵入
を防止し、長期保管を可能にすることが行われている。
しかし、ティーハソグ等が、ひとつひとつ外装袋に収容
されているので、いちいち外装袋を破ってティーバッグ
を取り出す手間がかかり、非常に面倒であった。特に、
外装袋は、紅茶の葉等を厳重に密封しておくため、比較
的分厚いものであったり、強度的にも丈夫なものを用い
るので、外装袋を破り難いという欠点があり、通常、外
装袋を破り易くするために、切り欠きゃ摘み部等の構造
が設けられているが、そのために外装袋の構造が複雑に
なり、コスト的にも高くなるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、前記したように、紅茶やコ
ーヒー豆粉等の微細物が、少なくとも一部に濾過材を有
する包装体に収容されているとともに、包装体のままで
熱い湯等を注いで香味或分等の有効成分の浸出を行う、
有効成分浸出用包装体において、前記微細物の酸化や湿
気による品質低下を確実に防止できるとともに、前記し
た外装袋のように破り取る手間がかからず使用し易い包
装体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する、この発明にかかる有効戊分浸出用
包装体は、液体に浸されて有効成分を浸出する微細物と
前記微細物は通過させず肢体および有効成分は通過させ
る濾過材とを備え、前記微細物を前記濾過材に包装収容
したまま、前記微細物からの有効成分の浸出を行う包装
体であって、前記微細物に対する密封性を有するととも
に、浸出用の液体には可熔な可食材料からなる密封材で
、前記微細物を二重に包装してなるようにしている。
肢体に浸されて有効成分が浸出する微細物には、紅茶や
緑茶、ウーロン茶等の茶菓、あるいはコーヒー豆粉等、
熱い湯に浸けることによって、各種の飲料を得るものが
ある。飲料用の微細物以外にも、酢等の調味料や酒等に
、味や香りをつけたり薬用になる有効戊分を肢体に加え
るためのもの、さらに、スープや出汁をとるためのもの
、料理に調味料となる有効成分を含む液体を加えるため
のもの等、浸出によって何らかの有用な成分を含む肢体
を得ることができるものであればよい。この有効成分浸
出用微細物の性質によって、気化成分や接触を遮断すべ
き有害成分が違い、密封材に要求される、ガスハリャ性
等の密封性能も違ってく る。
微細物から有効成分を浸出させるために用いる液体すな
わち浸出用溶媒としては、前記紅茶埠の飲料では、沸騰
水や熱い湯であるが、微細物から浸出させる有効成分に
よっては、比較的低い温度の水や、酒等の水以外の液体
を用いる場合もある濾過材としては、従来のティーハソ
グ等と同様に、紙や不織布等からなる濾紙状の材料が使
用され、収容した微細物は通過出来ないが、浸出用溶媒
や、微細物から有効成分が浸出した液体成分は通過でき
る程度の細かな孔を有するものを用いる密封材としては
、前記有効或分浸出用微細物の香りやその他の気化成分
を逃がさず、外部がらの酸素や湿気の侵入を防ぐガスハ
リャ性もしくは耐湿性等、微細物を良好な状態で保存し
ておくのに必要な各種の性能を組み合わせた性能、すな
わち密封性を有するとともに、微細物から有効成分を浸
出させるときに、熱湯などの浸出用溶媒に溶けるという
可溶性がなければならない。さらに、浸出用溶媒に熔け
た密封材を有効成分とともに食べたり飲んだりしたとき
に、人体に悪影響を与えない可食材料であることも必要
である。密封性として、どのようなガス戊分に対する遮
断性が必要であるかとか、どのような液体に対する可溶
性が必要であるかは、収容する微細物の種類によって決
まり、それぞれの微細物に適応した性質のものを用いる
密封材の具体例としては、まず、ゼラチンが挙げられる
。ゼラチンもしくはゼラチンフイルムは、湿気の透過を
良好に抑制し、酸素透過性が少なく、かつ、温水等に可
溶であるとともに、自然の動物組織から得られたもので
あるので、そのまま食べても全く問題はない。ゼラチン
としては、酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラチンの何
れも使用可能であり、そのpH値や製造条件は特に限定
されない。但し、例えば、紅茶や緑茶の包装体に通用す
る場合には、各ゼラチンの等電点付近で濁り、沈澱が生
じるので、これらのpH範囲を避けて使用することが望
まれる。コーヒーについては、上記のようなpH範囲の
違いによる問題はないゼラチンをフィルム状の密封材に
形威したり、ゼラチンを濾過材に積層したりするには、
可塑性を持たすことが望ましく、また、微細物の種類に
よって必要な密封性能が違うので、このような目的に応
じて、ゼラチンに、グリセリン、糖、糖アルコール、多
糖等を添加しておくことができる。
糖または糖アルコールの添加は、密封材の酸素および湿
気の遮断性を向上させる。例えば、糖としては、グルコ
ース、マルトース等が挙げられ、糖アルコールとしては
、ソルビトール、マルチトール等が挙げられ、多糖とし
ては、カラギーナン、プルラン、ペクチン等が挙げられ
る。なお、糖アルコールとは、糖のカルボニル基を還元
して得られる多価アルコールの総称を意味している。
密封材の材料としては、前記ゼラチン等の動物性蛋白を
主成分とするもののほか、大豆等の植物性蛋白や、プル
ラン、カラギーナン等の多糖類を主成分とするものや、
上記の植物性蛋白または多糖類のみからなるものでも実
施できる。なお、微細物を収容した密封材を熱接着によ
って封止する場合には、ヒートシール性に優れている点
でゼラチンが好ましい。
前記した濾過材は、微細物を包装収容する濾過体を構威
した状態で用いられる。濾過体は、前記した紙状の濾過
材を折曲組立して袋状に形成した、いわゆるティーバッ
グ等のように、濾過材のみから構威されたもののほか、
合戒樹脂等がらなり、@細物を収容する容器体の一部に
前記濾過材を設けたもの等がある。何れの場合も、濾過
体としては、微細物が洩れないように封入された状態で
包装収容しておけるとともに、濾過材部分を通して浸出
用溶媒を導入し、微細物から浸出した有効成分を含む液
体を濾過材部分を通して取り出すことができればよく、
従来のティーバッグやコーヒー豆粉のフィルターパック
等の構造を採用することができる。
密封材の具体的構造は、微細物を密封材の内部に封入し
て、微細物から気化成分が逃げ出さず、外部から微細物
に酸素や湿気が侵入しないようにできれば、通常の各種
包装体の構造が採用できる。例えば、前記濾過体、特に
その濾過材の内側もしくは外側にフィルム状の密封材を
積層しておくことができる。この場合、予め、濾過材と
密封材の材料が積層された積層シートを製造しておき、
この積層シートで濾過体の全体もしくは一部を構威する
ことができる。また、フィルム状の密封材を袋状に形成
し、この密封材袋に微細物を収容した後、密封材袋を濾
過体に収容したり、逆に、微細物を収容した濾過体を前
記密封材袋に収容するようにしてもよい。すなわち、微
細物は、濾過材を備えた濾過体で包装されているととも
に、少なくとも濾過材部分では、密封材によって二重に
包装されていれればよいのである。
濾過体の中に密封材袋を収容する場合、種類の異なる有
効或分浸出用微細物を別々に包装した密封材袋を、一つ
の濾過体に収容しておくこともできる。これは、例えば
、銘柄の異なるコーヒー豆粉を別々の密封材袋に包装し
た状態で一つの濾過体に収容しておけば、濾過体に熱湯
を注ぐことによって、いわゆるブレンドコーヒーを簡単
に作ることができ便利であるとともに、それぞれの銘柄
のコーヒー豆の味や香りが充分に生きたコーヒーを得る
ことができる。
さらに、密封材の構成として、密封材の材料に、密封材
としての機能を損なわない範囲で、酸味フレーバー等の
味や香りの成分を添加しておき、浸出用溶媒によってこ
れらの成分を密封材と同時に熔解させて、微細物からの
有効成分とともに取り出すようにすれば、得られた肢体
成分に、微細物からの浸出のみでは得られないような味
や香りのバラエティを持たせることもでき、さらに便利
なものとなる。
(作  用〕 従来の有効或分浸出用包装体は、前記のように、香味成
分等の有効成分の浸出用微細物を、通気性のある濾過材
を含む濾過体のままで保管していたのに対し、この発明
では、濾過材と密封材で二重に包装しているので、微細
物の気化成分等が密封材で確実に閉し込められ、また、
外部からの酸素や湿気の侵入も密封材によって確実に遮
断されることになる。
有効成分を浸出させる際には、包装体のままで、浸出用
溶媒に入れたり、包装体の上から浸出用溶媒を注げば、
密封材は浸出用溶媒で溶かされて無くなるので、浸出用
溶媒が微細物まで到達することができるとともに、微細
物から浸出した有効或分を含む液体成分を取り出し、飲
んだりして利用することができる。
浸出用溶媒に熔けた密封材は、可食材料からなるので、
密封材を含んだ液体戊分を飲んだり食べたりしても、人
体には全く悪影響を与えない。
〔実 施 例〕
ついで、この発明を、実施例を示す図面を参照しながら
、以下に詳しく説明する。
第1図および第2図は、包装体の構造例として、紅茶の
葉等からなる微細物10を、従来の通常のティーバッグ
と同様の形状をなす濾過体20に収容したものを示して
いる。ティーバノグ状濾過体20には、通常のティーバ
ッグと同様に、摘み紐40が取り付けられている。濾過
体20は、通常の濾紙からなる濾過材21の内面側に、
ゼラチンからなる密封材30が積層された積層シートを
用いて、通常のティーバッグと同様に、切断、折り曲げ
、あるいは接着等の手段で、袋状に組み立てられており
、組み立てられた濾過体20の内部に微細物10を収容
している。密封材30は、図示したように、濾過材21
の内面側に積層されるほか、濾過材21の外面側、ある
いは、内外両面に積層されていてもよい。
この実施例の場合、密封材30に必要な性能としては、
紅茶の葉等が酸素の作用で変質しないように、酸素遮断
性があること、湿気を侵入させないように、湿気の遮断
性があること、紅茶の葉等が有する香りや気化成分が逃
げないようなガスバノヤ性があること、濾過体20を折
曲組立するので柔軟な可塑性があること、濾過体20を
熱封止するためにヒートシール性があること、浸出用熔
媒である熱湯で熔解すること、紅茶に溶けたときに、紅
茶の味を損なわないこと等であり、このような要求を満
たすものとして、前記したゼラチンが好ましい。
ゼラチンの厚みによって、密封性などの性能が変わって
くるので、目的に合わせて、ゼラチンの厚みを設定する
必要がある。具体的には、通常、約10μ1〜約70μ
1程度で実施するのが好ましい。但し、目的によっては
、上記範囲以外でも実施できるし、密封材30の材質が
変われば、厚みの範囲も変わってくる。
第3図は、濾過材21と密封材30からなる積層シ一ト
Sの構造例を示しており、第3図(a)に示すように、
濾過材2lの両面に密封材30を積層したり、第3図(
b)に示すように、濾過材21の片面のみに密封材30
を積層したものが使用できる。さらに、図示しないが、
濾過材2lに密封材30となるゼラチン等の材料を染み
込ませて一体化させたものでも実施可能である。
濾過材21と密封材30を積層する手段としては、例え
ば、密封材30としてゼラチンを用いる場合、濾過材2
lを支持体としてゼラチン溶液をコーティングする方法
が採用できる。また、ゼラチンフィルムを11製した後
、熱や接着剤等の作用で濾過材2lに積層一体化する方
法もある。ゼラチン熔岐を濾過材2lに塗布する方法と
しては、ドクターナイフやエアーナイフ等による流延法
、グラビア法、ディップコート法等、通常の塗布方法が
採用できる。
積層シ一トSを組み立てて濾過体20を構戒する際には
、前記ゼラチンからなる密封体30であればヒートシー
ルが可能なので、濾過体20の形戒に便利であるが、各
種の接着剤を使用して、積層シ一トSを接合することも
できる。
第4図は、別の実施例を示しており、この実施例では、
紅茶の葉等の微細物10を、ゼラチンフィルム等からな
る密封材30の袋31に封入包装しておき、この密封材
袋3lを、濾過材2lのみからなるティーバッグ状の濾
過体20に収容している。したがって、外観的には、従
来のティーバッグとほぼ同様になり、この濾過体20を
、通常のティーバッグと同様にして、熱湯等の浸出用溶
媒を注げば、濾過体20の内部で、浸出用溶媒によって
密封材袋31が溶かされる。
第5図は、さらに別の実施例を示しており、この実施例
では、濾過材2lのみからなる濾過体2Oに有効成分浸
出用微細物10を収容した、通常のティーバッグと同じ
ものを、密封材30からなる外袋32に封入包装してい
る。摘み紐40は、密封外袋32の外部に引き出されて
いる。使用時には、摘み紐40を持って、密封外袋32
のままで熱湯に浸ければ、密封外袋32が溶けて、内部
の濾過体20のみが残り、通常のティーバッグと同様に
なる。図示した密封外袋32は、筒状の密封材フィルム
の両端を、一部に摘み紐40を挟んだままで、ヒートシ
ール33によって封止している。 第6図は、有効成分
浸出用微細物30としてコーヒー豆粉を用いた実施例を
示している。濾過体20は、合戒樹脂の戒形体から形成
された皿状の容器体23−を備え、容器体23の底面に
は、通液部24が貫通形威されている。この通液部24
、および、容器体23の上面開口部に、前記第3図に示
すような、濾過材21と密封材30からなる積層シ一ト
Sを貼着して封止し、容器体23の内部空間に微細物1
0を収容している。図では、密封材30が濾過材21の
外面側に配置されているが、微細物10と接触する内面
側に密封材30が配置されていてもよい。
このような構造の包装体は、コーヒーカップの上に載せ
た状態で上方から熱湯を注ぐと、容器体23の開口部を
覆う密封材30が熔けるので、熱湯はコーヒー豆粉から
なる微細物lOに供給されて、コーヒー液が浸出される
。コーヒー液は、容器体23の通液部24を塞いでいた
密封材30も溶かして、下方のコーヒーカソブに流れ落
ちることになる. 上記実施例では、濾過体20は、大部分が容器体23で
あって、一部のみが濾過材21で構威されているととも
に、密封材30も濾過材2lの部分のみに設けられてい
る。このように、濾過材21および密封材30が部分的
であっても、密封性のある容器体23と組み合わせるこ
とによって、微細物10を良好に密封包装でき、有効或
分の浸出も可能である。容器体23の形状や、濾過材2
lおよび密封材30の形戒位置や形威面積等は、図示し
た実施例に限らず、自由に変更できる。
第7図は、前記第6図の実施例と同じ容器体23を用い
るとともに、容器体23の上部開口面および通液部24
は濾過材21のみで覆っておき、その内部空間に、微細
物10を封入した密封材袋3lを収容している。さらに
、別の実施例として、図示しないが、濾過材2lと容器
体23の内部に微細物10を封入してなる濾過体20を
、前記第5図の実施例のような密封材30からなる外袋
33に収容しておくようにしたものでも実施できる。
以上に説明した、各実施例の包装体は、そのままで保存
あるいは取り扱いに供することができるが、さらに、簡
単な紙袋等で包装しておけば、外観あるいは衛生上、よ
り好ましいものとなる。但し、従来のアルえ箔袋等のよ
うに、ガスバリャ性や耐湿性を考慮した厳重な包装を行
う必要はないつぎに、この発明にかかる密封材30によ
る、有効成分浸出用微細物lOに対する密封性能を実証
するため、以下のような実験を行った。
密封材30としてゼラチンフィルムを用い、コーヒー豆
粉8gを包んで、端部をヒートシールで封止した。これ
を、数日間放置した後、香りの変化を官能試験によって
測定し、その結果を下表に示している。
ゼラチンフィルムとして、ゼラチン重量あたりソルビト
ール20%を添加したもの(糖アルコール添加フィルム
)と添加しないもの(無添加フイルム)を用いた。
保存環境として、■冷蔵庫、■室内、および、■温度2
0℃,湿度40%の3種類の環境で実施した。
試験は、7名のモニターが次の基準で評価したものを集
計した。
評価:変化無し+l;少し変化±0;悪い−1第1表 :実験を行わず 第2表 :実験を行わず この結果、ゼラチンフィルムで密封包装することによっ
て、コーヒー豆粉の品質を長期間にわたって維持できる
ことが実証された。また、ソルビトールの添加が、品質
維持に有効であることも判る。
〔発明の効果〕
以上に述べた、この発明にかかる有効成分浸出用包装体
によれば、紅茶の葉やコーヒー豆粉などの有効成分浸出
用微細物を、従来と同様の濾過材を備えた濾過体で包装
するとともに、密封材でも包装しているので、保存中に
内部の微細物が変質することがなく、その品質低下が抑
えられ、香味或分等の有劾或分が失なわれることがない
。したがって、包装体のままで長期間保存しておいても
、微細物の味や香りが変わらず、良好な状態に維持して
おくことができる。しかも、密封材で微細物を封入した
ままの状態で、熱湯等の浸出用熔媒を加えれば、密封材
が溶けて、従来の濾過体のみからなる包装体と同様に有
効成分の浸出が良好に行え、溶けた密封材はそのまま食
しても何ら差し支えないので、密封材をいちいち取り除
く手間がかからず、極めて便利である。
したがって、従来のように、ティーバソグを取り出すた
めに、いちいちアルミ箔製の外装袋を破り取るような面
倒がないとともに、外装袋を破り取り易くするための切
り欠きゃ摘み等の構造が不要なので、包装体全体の製造
が容易でコスト的にも安価になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例にかかる包装体の斜視図、第
2図は断面図、第3図は包装体の構戊材料となる積層シ
ートの断面図、第4図および第5図はそれぞれ包装体の
別の実施例を示す一部切欠正面図、第6図および第7図
はさらに別の実施例を示す包装体の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体に浸されて有効成分を浸出する微細物と前記微
    細物は通過させず液体および有効成分は通過させる濾過
    材とを備え、前記微細物を前記濾過材に包装収容したま
    ま、前記微細物からの有効成分の浸出を行う包装体であ
    って、前記微細物に対する密封性を有するとともに、浸
    出用の液体には可溶な可食材料からなる密封材で、前記
    微細物を二重に包装してなることを特徴とする有効成分
    浸出用包装体。
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